JPH10229062A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH10229062A
JPH10229062A JP9030511A JP3051197A JPH10229062A JP H10229062 A JPH10229062 A JP H10229062A JP 9030511 A JP9030511 A JP 9030511A JP 3051197 A JP3051197 A JP 3051197A JP H10229062 A JPH10229062 A JP H10229062A
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substrate
cleaning
wafer
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cleaning liquid
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Tadao Okamoto
伊雄 岡本
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウエハの中央部はもちろん、ウエハの周縁部を
も良好に洗浄できる基板処理装置を提供する。 【解決手段】ウエハWの中央部を洗浄するための両面洗
浄装置9、およびウエハWの周縁部のみを選択的に洗浄
するための周縁部洗浄ボックス300 を備えるようにし
た。 【効果】ウエハの中央部とウエハの周縁部とを選択的に
洗浄できるから、ウエハの周縁部の膜残りやスラリー残
りなどの発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマ・ディ
スプレイ・パネル)基板のような各種の基板に処理を施
すための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程には、半導体ウエ
ハ(以下、単に「ウエハ」という。)の表面に成膜やエ
ッチングなどの処理を繰り返し施して微細パターンを形
成していく工程が含まれる。微細加工のためにはウエハ
自体の表面およびウエハ表面に形成された薄膜の表面を
清浄に保つ必要があるから、必要に応じてウエハの洗浄
が行われる。たとえば、ウエハの表面上に形成された薄
膜を研磨剤を用いて研磨した後には、研磨剤(スラリ
ー)がウエハ表面に残留しているから、このスラリーを
除去する必要がある。
【0003】上述のようなウエハの洗浄を行うための従
来技術の概念的な構成は、図11および図12に示され
ている。すなわち、ウエハWの端面が一対の端面支持ハ
ンド210,211によって挟持されることにより、ウ
エハWの支持が達成されている。そして、ウエハWの上
面は、円板状のベース部212とその下面に固設された
洗浄用ブラシ213とからなるスクラブ洗浄部材214
によってスクラブ洗浄される。すなわち、洗浄用ブラシ
213の接触面218がウエハWの上面に接触した状態
で、スクラブ洗浄部材214が図示しない回転駆動機構
によって回転され、かつ洗浄用ブラシ213のほぼ中心
に配置されたノズル220から洗浄液が吐出されて、ウ
エハWの上面がスクラブ洗浄される。また、ウエハWの
下面も同様に、円板状のベース部215とその上面に固
設された洗浄用ブラシ216とからなるスクラブ洗浄部
材217が、洗浄用ブラシ216の接触面219がウエ
ハWの下面に接触した状態で、図示しない回転駆動機構
によって回転され、かつ洗浄用ブラシ216のほぼ中心
に配置されたノズル221から洗浄液が吐出されて、ウ
エハWの下面がスクラブ洗浄される。
【0004】なお、この構成において、端面支持ハンド
210,211は、ウエハWを保持しつつ、図11に示
すようにウエハWの中心OWが円軌道を描くように、ウ
エハWを円運動させる。この結果、接触面218,21
9は、ウエハWのほぼ全面に接触することとなるから、
ウエハWのほぼ全面をスクラブ洗浄できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウエハW
は、一般に、その表面全体が半導体装置の形成に用いら
れるわけではなく、図13に示すように、周縁付近の上
下面230および端面231を含む周縁部232を除く
中央部233だけが半導体装置の形成に用いられる有効
エリアである。したがって、ウエハの表面上に薄膜をパ
ターン形成していくと、ウエハWの中央部233と周縁
部232とでは膜厚や膜硬などの膜質が異なってくる。
そのため、本来なら、ウエハWの中央部233の洗浄の
仕方と周縁部232の洗浄の仕方とを変える必要があ
る。たとえば、用いられる洗浄液の種類や濃度を変える
ことにより、中央部233に残留しているスラリーを除
去し、また、周縁部232に残留しているスラリーや不
要な薄膜を除去する必要がある。
【0006】しかし、上記従来技術の構成では、エッチ
ング処理によるウエハWの薄膜に対するパターン形成に
おいて、ウエハWの中央部の有効エリア内にのみ注意が
払われているから、ウエハWの周縁部232にエッチン
グ不足領域が残ったままとなり、これが、不要な薄膜と
なる場合がある。また、ウエハWは一対の端面支持ハン
ド210,211によって挟持されるから、ウエハW
は、常時一定位置で保持される。このため、この保持位
置周辺には、洗浄用ブラシ213,216が侵入するこ
とができないので、ウエハWの周縁部232の全域を洗
浄することが不可能となり、スラリーがウエハWの周縁
部232に残ってしまうことがある。
【0007】もしも、ウエハWの周縁部232に不要な
薄膜およびスラリーが残っていると、当該薄膜とスラリ
ーとが反応し、その結果生成された物質がウエハWの周
縁部232に残る場合もある。このように、上記従来技
術の構成においては、ウエハWの周縁部232に、不要
な薄膜やスラリー、薄膜とスラリーとの反応生成物が残
るという不具合がある。この場合、これらの物質はパー
ティクルとなるから、半導体装置の製造工程において歩
留りの低下につながり、大きな問題となっていた。
【0008】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、基板の周縁部を良好に洗浄できる基板処理
装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するための請求項1記載の基板処理装置は、基
板を保持する基板保持手段と、この基板保持手段に保持
された基板の中央部に第1の洗浄液を供給する第1洗浄
液供給手段を有し、上記基板の中央部を洗浄する中央部
洗浄手段と、上記基板保持手段に保持された基板の周縁
部に第2の洗浄液を供給する第2洗浄液供給手段を有
し、上記基板の周縁部に沿って上記基板に対して相対的
に移動し、上記基板の周縁部を洗浄する周縁部洗浄手段
とを備えたことを特徴とする基板処理装置である。
【0010】本発明によれば、中央部洗浄手段および周
縁部洗浄手段によって基板の中央部と周縁部とを選択的
に洗浄できるから、たとえば基板の中央部および周縁部
に形成されている薄膜の膜質に応じた洗浄の仕方で各部
を洗浄すれば、基板の中央部はもちろん、基板の周縁部
をも良好に洗浄することができる。なお、上記中央部洗
浄手段は、基板の周縁部をも洗浄するものであってもよ
い。要は、周縁部洗浄手段によって基板の周縁部のみを
選択的に洗浄できればよい。
【0011】請求項2記載の発明は、上記基板保持手段
は、基板の端面に当接して基板を保持するための少なく
とも3本の基板保持ピンと、これらの基板保持ピンのう
ち少なくとも1本の基板保持ピンを回転させるためのピ
ン回転駆動部とを含むものであることを特徴とする請求
項1に記載の基板処理装置である。本発明によれば、基
板は、その端面にて保持され、かつその状態で回転させ
られる。したがって、たとえば周縁部洗浄手段を基板保
持ピンに干渉しない位置に固定しておけば、回転してい
る基板の周縁部のすべてを確実に洗浄することができ
る。すなわち、未洗浄領域をなくすことができる。その
ため、基板を一層良好に洗浄することができる。
【0012】請求項3記載の発明は、上記基板の両面を
スクラブして洗浄するための両面スクラブ手段を含むも
のであることを特徴とする請求項1または請求項2に記
載の基板処理装置である。本発明によれば、基板の両面
の各中央部を1工程で洗浄できるから、基板の両面を別
工程でスクラブ洗浄する場合よりも工程数を削減でき
る。よって、処理タクトの短縮を図ることができる。
【0013】請求項4記載の発明は、上記周縁部洗浄手
段を、上記基板保持手段に保持された基板の中心に対し
て接近または離隔するように移動させるための周縁洗浄
移動手段をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の基板処理装置である。本発
明によれば、周縁部洗浄手段を基板に対して接近または
離隔するように移動させることができるから、基板の周
縁部の洗浄領域を容易に調節することができる。よっ
て、第2の洗浄液を用いて洗浄すべき領域が基板ごとに
異なる場合でも、基板の周縁部の洗浄を良好に行うこと
ができる。また、基板を基板保持手段に対して受渡しす
る場合において、基板と周縁部洗浄手段との干渉を避け
るためには、周縁部洗浄手段が基板に対して退避するこ
とが有効となる。
【0014】請求項5記載の発明は、上記周縁部洗浄手
段は、上記基板保持手段に保持された基板の周縁部に向
けて気体を供給する気体供給手段をさらに含み、上記周
縁部洗浄手段の第2洗浄液供給手段は、この気体供給手
段によって気体が供給される位置よりも基板の中心に対
してさらに外側の基板の周縁部に、上記第2の洗浄液を
供給するものであることを特徴とする請求項1ないし請
求項4のいずれかに記載の基板処理装置である。
【0015】本発明によれば、基板の周縁部に供給され
て処理に供された後の第2の洗浄液を気体の供給圧によ
って基板の外側に吐き出すことができる。したがって、
第2の洗浄液を基板の中央部に誤って飛び散ることを防
止できる。そのため、基板の周縁部のみを効率的に洗浄
することができる。よって、基板の周縁部をより一層良
好に洗浄することができる。
【0016】なお、この場合、上記基板の周縁部付近の
雰囲気を排気するための排気手段をさらに含むようにす
れば、気体の供給圧によって基板の外側に吐き出される
第2の洗浄液を吸引できるから、基板の周縁部をさらに
効率的に洗浄することができる。請求項6記載の発明
は、上記中央部洗浄手段による洗浄が終了した後に、上
記周縁部洗浄手段による洗浄を行わせる制御手段をさら
に含むことを特徴とする請求項1 ないし請求項5のいず
れかに記載の基板処理装置である。
【0017】本発明によれば、基板の中央部と周縁部と
を別のタイミングで洗浄するようにしているから、各洗
浄時に用いられる第1の洗浄液と第2の洗浄液とが互い
に混ざり合って影響しあうことはない。したがって、所
期の目的に応じた液質の洗浄液によって各部を洗浄でき
る。しかも、基板の中央部が洗浄された後、基板の周縁
部が洗浄され、また、周縁部に供給され処理に供された
第2の洗浄液や周縁部から除去された異物は気体の供給
圧によって基板の外側に吐き出されるから、洗浄後の基
板の中央部に、処理に供された第2の洗浄液や周縁部か
ら除去された異物の影響が及ぶのを防止できる。そのた
め、基板をより一層良好に洗浄することができる。
【0018】請求項7記載の発明は、上記第2の洗浄液
は、エッチング液を含むことを特徴とする請求項1ない
し請求項6のいずれかに記載の基板処理装置である。本
発明によれば、周縁部洗浄手段において用いられる第2
の洗浄液として、エッチング液を用るので、基板の周縁
部の不要な薄膜(エッチング不足領域)を確実にエッチ
ングすることができる。よって、基板全体を良好に洗浄
することができるから、高品質な基板を提供できる。
【0019】請求項8記載の発明は、上記第2の洗浄液
は、純水を含むことを特徴とする請求項7に記載の基板
処理装置である。本発明によれば、基板の周縁部に純水
を供給することができるから、たとえば基板の周縁部に
エッチング液を供給して洗浄した後、純水を供給すれ
ば、基板の周縁部に残っているエッチング液を洗い流す
ことができる。したがって、清浄な基板を提供すること
ができる。
【0020】請求項9記載の発明は、上記第2洗浄液供
給手段は、エッチング液が供給されるエッチング液供給
路と、純水が供給される純水供給路と、上記エッチング
液供給路と上記純水供給路とが選択的に接続され、上記
基板の周縁部に向けてエッチング液および純水を吐出す
るための液吐出路とを含むものであることを特徴とする
請求項7に記載の基板処理装置である。
【0021】本発明によれば、エッチング液と同じ経路
を通って純水が基板の周縁部の同じ箇所に供給されるか
ら、液吐出路内のエッチング液や基板の周縁部に付着し
たエッチング液をさらに効率良く洗い流すことができ
る。よって、一層清浄な基板を提供できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施形態の基板処理装置であるウエハ洗浄装置の
構成を示す平面図である。また、図2は、図1のII-II
断面図であり、一部を省略し、かつ一部を概念的に示し
ている。
【0023】この装置は、ウエハWの表面に形成された
薄膜を研磨するCMP(Chemical Mechanical Polishin
g) 処理が行われた後にウエハWの表面に残っているス
ラリーおよび不要な薄膜を除去するためのもので、側壁
1,2,3,4によって囲まれた平面視においてほぼ矩
形の処理室5、および処理室5内においてウエハWを水
平に保持し、かつこの状態でウエハWを回転させること
ができるウエハ保持装置(基板保持手段)6を備えてい
る。
【0024】さらに、この装置は、ウエハ保持装置6に
より保持されたウエハWの上面および下面の各中央部に
残っているスラリーをスクラブして除去するための両面
洗浄装置(中央部洗浄手段)9、およびウエハ保持装置
6により保持されたウエハWの周縁付近の上下面および
端面を含む周縁部のみを選択的に洗浄するための周縁部
洗浄ボックス(周縁部洗浄手段)300を備えている。
すなわち、周縁部洗浄ボックス300によってウエハW
の周縁部に残っているスラリーや不要な薄膜を除去する
ようになっている。
【0025】ウエハ保持装置6は、処理室5の側壁2ま
たは4に対して直交する方向(以下「保持方向」とい
う。)Aに関して対向配置された一対の保持ハンド1
0,30を有している。保持ハンド10,30は、保持
方向Aに沿って移動可能なもので、ベース取付部11,
31に取り付けられたベース部12,32と、ベース部
12,32の上方に配置され、ウエハWを保持するため
の各々3つの保持用ローラ(基板保持ピン)13,33
とをそれぞれ有している。これらの保持用ローラ13,
33は、ウエハWの端面形状に対応した円周上に配置さ
れている。ウエハWは、保持用ローラ13,33の側面
にその端面が当接した状態で保持される。
【0026】ベース取付部11,31には、保持方向A
に沿って長く形成され、側壁2,4に形成された穴1
4,34を介して側壁2,4の外側まで延びたハンド軸
15,35の一端が連結されている。ハンド軸15,3
5の他端には、側壁2,4の外側の取付板16,36上
に固定されたシリンダ17,37のロッド18,38が
連結板19,39を介して取り付けられている。ロッド
18,38は、保持方向Aに沿って突出したり引っ込ん
だりできるようになっている。この構成により、シリン
ダ17,37を駆動することによって、保持ハンド1
0,30を保持方向Aに沿って互いに反対方向に進退さ
せることができ、ウエハWを保持用ローラ13,33の
間で挾持したり、この挾持を解放したりすることができ
る。
【0027】なお、参照符号20,40は、保持ハンド
10,30の移動とともに伸縮自在なベローズであり、
両面洗浄装置9および周縁部洗浄ボックス300におい
て使用される第1の洗浄液および第2の洗浄液、ならび
にその雰囲気が、ハンド軸15,35に影響を与えない
ようにするため、あるいは処理室5の外部に漏れるのを
防ぐためのものである。また、シリンダ17,37のロ
ッド18,38やハンド軸15,35から発生するパー
ティクルが処理室5の内部に侵入するのを防止するため
のものでもある。
【0028】保持用ローラ13,33は、ウエハWを保
持した状態でウエハWを回転させるべく、ベース部1
2,32に回転可能に設けられている。すなわち、保持
用ローラ13,33は、ベース部12,32に鉛直軸ま
わりの回転が自在であるように支持されたローラ軸2
1,41に固定されている。ウエハWを回転させるため
に必要な駆動力は、保持用ローラ33にのみ与えられる
ようになっている。すなわち、保持用ローラ33のうち
中央の保持用ローラ33bには、側壁4の外側に設けら
れたモータ取付板42に取り付けられたモータM1 の駆
動力がベルト43を介して伝達されるようになってい
る。さらに、中央の保持ローラ33bに伝達されてきた
駆動力は、ベルト44,45を介して他の2つの保持用
ローラ33a,33cにも伝達されるようになってい
る。このように、この実施形態では、モータM1および
ベルト43がピン回転駆動部に対応している。
【0029】さらに詳述する。保持用ローラ33aのロ
ーラ軸41aは、図3に示すように、ベース部32に形
成された挿通穴46aを通ってベース部32の下端部付
近に形成された空間47まで延ばされており、挿通穴4
6aに配置された2つの軸受47a,48aを介してベ
ース部32に回転自在に支持されている。他の2つの保
持用ローラ33b,33cのローラ軸41b,41cも
同様に、挿通穴46b,46cを通って空間47まで延
ばされ、かつ挿通穴46b,46cに配置された2つの
軸受47b,48b:47c,48cを介してベース部
32に回転自在に支持されている。
【0030】中央のローラ軸41bには、3つのプーリ
49b,50b,51bが取り付けられている。このう
ち、最上段のプーリ49bとモータM1の駆動軸52に
取り付けられたプーリ53(図2参照)との間に、ベル
ト43が巻き掛けられている。そして、残りの2つのプ
ーリ50b,51bと他の2つのローラ軸41c,41
aにそれぞれ取り付けられたプーリ51c,51aとの
間に、ベルト45,44がそれぞれ巻き掛けられてい
る。
【0031】以上の構成により、モータM1によって中
央の保持用ローラ33bが駆動されると、これに伴って
他の2つの保持用ローラ33a,33cが駆動される。
その結果、保持用ローラ13,33に保持されているウ
エハWは回転を始める。このとき、保持用ローラ13
は、ウエハWの回転につられて回転する。このようにし
て、ウエハWは保持用ローラ13,33に保持された状
態で回転方向Bに沿って回転する。この場合におけるウ
エハWの回転速度は、たとえば約10〜20(回転/
分)である。
【0032】図2に戻って、両面洗浄装置9は、ウエハ
保持装置6により保持されたウエハWの上方および下方
に配置された上面洗浄部60および下面洗浄部80を備
えている。上面洗浄部60および下面洗浄部80は、そ
れぞれ、保持ハンド10,30に干渉しない位置に、ウ
エハWの中心部から周縁部に至るウエハWの表面領域を
覆うように配置されている。
【0033】上面洗浄部60および下面洗浄部80は、
ウエハWに対向する側に取付面61,81を有するベー
ス部62,82と、ベース部62,82に取り付けられ
た回転軸63,83とを有し、回転駆動部64,84に
より鉛直軸方向に沿う回転軸Oを中心に回転方向Cに沿
って回転できるようにされている。さらに、上面洗浄部
60および下面洗浄部80は、それぞれ、昇降駆動部6
5,85によって上下方向に移動できるようになってい
る。これにより、ウエハ洗浄時においてはウエハWを上
面洗浄部60および下面洗浄部80で挟み込むことがで
き、また、ウエハ洗浄後においては、ウエハWから上面
洗浄部60および下面洗浄部80を離すことができるよ
うになっている。
【0034】上面ベース部62および下面ベース部82
の各取付面61,81には、洗浄用ブラシ(両面スクラ
ブ手段)66,86が設けられている。洗浄用ブラシ6
6,86の中央付近には、ウエハWに第1の洗浄液を供
給するための第1洗浄液供給ノズル7,8がそれぞれ配
置されている。第1の洗浄液は、フッ酸、硝酸、塩酸、
リン酸、酢酸、アンモニアなどの薬液、および純水を含
む。
【0035】第1洗浄液供給ノズル7,8には、洗浄用
パイプ67,87が連結されている。洗浄用パイプ6
7,87は、回転軸63,83内に回転しないように挿
通されており、その他端には、第1三方弁68,88を
介して、図示しない薬液用タンクから薬液が導かれる薬
液供給路69,89、および図示しない純水用タンクか
ら純水が導かれる純水供給路70,90が接続されてい
る。この構成により、第1三方弁68,88の切換えを
制御することによって、洗浄用パイプ67,87に薬液
および純水を選択的に供給でき、したがって第1洗浄液
供給ノズル7,8から薬液および純水を選択的に吐出さ
せることができる。
【0036】なお、この実施形態では、第1洗浄液供給
ノズル7,8、洗浄用パイプ67,87、第1三方弁6
8,88、薬液供給路69,89、純水供給路70,9
0が、第1洗浄液供給手段に対応している。図4は、周
縁部洗浄ボックス300の構成およびこの周縁部洗浄ボ
ックス300に関連する構成を示す側面図である。周縁
部洗浄ボックス300は、昇降/水平移動機構(周縁洗
浄移動手段)301によって上下方向に移動でき、ま
た、ウエハWに対して近接する方向と離反する方向とに
移動できるようになっている。より具体的には、周縁部
洗浄ボックス300は、昇降/水平移動機構301に含
まれる可動板302の上面に固定されたボックス支持板
303によって支持されている。昇降/水平移動機構3
01は、基台304を備えている。基台304には、上
方向に向けて延びた2本のガイド軸305の下端部が固
定されている。
【0037】ガイド軸305は、可動板302の下面に
固定されたボールブッシュ306をスライド自在に挿通
し、かつ可動板302およびボックス支持板303にそ
れぞれ形成された穴(図示せず)を通ってボックス支持
板303の上方まで延び、その上端部において連結板3
07によって連結されている。基台304には、ロッド
308の先端を上向きにした状態のシリンダ309が設
けられている。可動板302は、このシリンダ309の
ロッド308によって支持されている。この構成によ
り、シリンダ309のロッド308が上下方向に進退す
れば、周縁部洗浄ボックス300が上下方向に移動する
ことになる。
【0038】基台304には、ウエハWに近接する方向
およびウエハWから離反する方向に沿って延びたボール
ねじ軸310が螺合している。ボールねじ軸310には
プーリ311が取り付けられており、このプーリ311
とモータM2の駆動軸312に取り付けられたプーリ3
13との間にはベルト314が巻き掛けられている。こ
の構成により、モータM2の駆動力がベルト314を介
してボールねじ軸310に伝達されると、基台304は
ウエハWに近接する方向およびウエハWから離反する方
向に移動し、これに伴って、周縁部洗浄ボックス300
は、ウエハWに近接する方向とウエハWから離反する方
向とに移動する。このとき、連結板307は、図外のレ
ールによってウエハWに近接する方向およびウエハWか
ら離反する方向に沿って案内される。
【0039】周縁部洗浄ボックス300のウエハWに対
向する対向面300aには、当該周縁部洗浄ボックス3
00の長手方向に沿って凹部320が形成されており、
この凹部320の上壁面330および下壁面350の間
に、ウエハWの周縁部を受け入れることができるように
なっている。凹部320の上壁面330および下壁面3
50には、ウエハWの上面および下面の周縁部に第2の
洗浄液を供給するための第2洗浄液供給ノズル331,
351が配設されている。第2洗浄液供給ノズル33
1,351は、PVC、PVDFなどの樹脂で構成され
る。第2の洗浄液は、ウエハWの周縁部に残っているス
ラリーを除去したり、不要な薄膜をエッチングするため
のエッチング液、および純水を含む。エッチング液は、
ウエハWの周縁部に形成される薄膜の種類によって異な
る種類のものが用いられる。具体的には、酸化膜(SiO
2)、アルミニウム膜(Al)、銅膜(Cu)およびタングステン
膜(W) に対して、それぞれ、下記(1) 〜(4)式の化学式
で表したエッチング液が用いられる。
【0040】 HF ‥‥(1) H3PO4 +CH3COOH +HNO3 ‥‥(2) HNO3+HCl または HNO3 +HF ‥‥(3) CH3COOH +HNO3+HF または HNO3 +HF ‥‥(4) 第2洗浄液供給ノズル331,351には、液吐出路3
32,352の一端が接続されている。液吐出路33
2,352の他端には、それぞれ、第2三方弁333,
353を介して、図示しないエッチング液用タンクから
エッチング液が供給されるエッチング液供給路334,
354、および図示しない純水用タンクから純水が供給
される純水供給路335,355が接続されている。こ
の構成により、第2三方弁333,353の切換えを制
御することにより、液吐出路332,352にエッチン
グ液および純水を選択的に供給でき、したがって第2洗
浄液供給ノズル331,351からエッチング液および
純水を選択的に吐出することができる。
【0041】また、凹部320の上壁面330および下
壁面350には、ウエハWの上面および下面の周縁部に
窒素(N2)などの不活性ガスまたはエア(以下総称して
「ガス」という。)を供給するためのPVCやPVDF
などの樹脂で構成されたガス供給ノズル336,356
が配設されている。ガス供給ノズル336,356に
は、図示しないガス用タンクにその一端が接続されたガ
ス供給路337,357の他端が接続されている。ガス
供給路337,357の途中部にはガス用弁338,3
58が介装されている。この構成により、ガス用弁33
8,358の開閉を制御することにより、ガスを必要に
応じてガス供給ノズル336,356から吐出させるこ
とができる。
【0042】ガス供給ノズル336,356は、第2洗
浄液供給ノズル331,351に対してウエハWの中心
に近い側に、ガスがウエハWの周縁部に向かって吐出さ
れるような角度で、配置されている。この構成により、
第2洗浄液供給ノズル331,351からウエハWの上
面および下面の周縁部にそれぞれ供給された薬液および
純水をガスの吐出圧によってウエハWの外側に向けて吐
き出すことができる。そのため、第2洗浄液供給ノズル
331,351から供給されたエッチング液がウエハW
の中心部に達することはない。これにより、半導体装置
を作成するのに必要な薄膜が形成されたウエハWの中央
部(有効エリア)の当該薄膜がエッチングされるという
不具合の発生が防止される。
【0043】なお、この実施形態では、ガス供給ノズル
336,356、ガス供給路337,357、およびガ
ス用弁338,358が、気体供給手段に対応してい
る。凹部320の奥には、排気口360が形成され、こ
の排気口360にはPVCやPVDFなどの樹脂で構成
された排気管361が接続されている。排気管361に
は負圧源362が接続されており、この負圧源362に
よってウエハWの周縁部の雰囲気が排気管361に吸引
されるようになっている。すなわち、排気管361およ
び負圧源362により排気手段が構成される。これによ
り、ガスの吐出圧によってウエハWの外側に吐き出され
る薬液および純水は、排気口360を介して排気管36
1内に吸引される。
【0044】排気管361の途中部には、液溜まり部3
63が設けられている。液溜まり部363からは、ドレ
ン排出路364が下方に向けて延びている。この構成に
より、排気管361に導かれてきた薬液および純水は液
溜まり部363に溜まってドレン排出路364から排出
され、気液分離が行われる。図5は、このウエハ洗浄装
置の主要な電気的構成を示すブロック図である。このウ
エハ洗浄装置には、当該装置の制御中枢として機能する
マイクロコンピュータなどで構成された制御部100が
備えられている。制御部100は、ROM101に格納
された制御プログラムに従って、シリンダ17,37、
モータM1、回転駆動部64,84、昇降駆動部65,
85、および第1三方弁68,88を制御する。また、
制御部100は、シリンダ309、モータM2、第2三
方弁333,353およびガス用弁338,358を制
御する。
【0045】次に、このウエハ洗浄装置の洗浄動作につ
いて説明する。洗浄前においては、保持ハンド10,3
0はウエハWを保持する保持位置から退避した待機位置
で待機し、かつ上面洗浄部60および下面洗浄部80も
互いにウエハWから離れた状態で待機している。前工程
であるCMP処理が終了し図示しない搬送アームによっ
てウエハWが搬送されてくると、制御部100は、シリ
ンダ17,37のロッド18,38を引っ込ませる。そ
の結果、保持ハンド10,30は互いに近づく。これに
より、ウエハWがその端面において保持用ローラ13,
33に保持される。その後、制御部100は、回転駆動
部64,84を駆動し、上面洗浄部60および下面洗浄
部80を回転させる。これと同時に、制御部100は、
第1三方弁68,88を制御し、薬液供給路69,89
と洗浄用パイプ67,87とを接続させる。その結果、
第1洗浄液供給ノズル7,8から薬液がそれぞれウエハ
Wの上面および下面に供給される。
【0046】その後、制御部100は、モータM1を駆
動する。その結果、保持用ローラ33が回転駆動され
る。これに伴って、ウエハWが低速回転する。さらに、
制御部100は、昇降駆動部65,85を制御し、上面
洗浄部60および下面洗浄部80を互いに近づく方向に
移動させる。その結果、保持用ローラ13,33に保持
されているウエハWは、洗浄用ブラシ66,86によっ
て挟み込まれ、洗浄用ブラシ66,86によりウエハW
の上面および下面が擦られる。これにより、ウエハWの
上面および下面が薬液が供給されつつ洗浄用ブラシ6
6,86によってスクラブ洗浄される。その結果、ウエ
ハWの上面および下面に残っていたスラリーが除去され
る。
【0047】所定の時間経過後、制御部100は、昇降
駆動部65,85を制御し、上面洗浄部60および下面
洗浄部80を互いにウエハWから離れる方向に移動さ
せ、ウエハWから洗浄用ブラシ66,86を離れさせ
る。その後、第1三方弁68,88を制御し、洗浄用パ
イプ67,87と純水供給路70,90とを接続させ
る。その結果、第1洗浄液供給ノズル7,8から純水が
ウエハWの上面および下面に供給され、ウエハWの上面
および下面に残っている薬液等が洗い流される。
【0048】その後、制御部100は、第1三方弁6
8,88を制御し、第1洗浄液供給ノズル7,8からの
純水の吐出を停止させ、また、回転駆動部64,84の
駆動を停止して上面洗浄部60および下面洗浄部80の
回転を停止させる。さらに、モータM1の駆動を停止さ
せ、ウエハWの回転を停止させる。これにより、両面洗
浄装置9におけるスクラブ洗浄処理が終了する。
【0049】スクラブ洗浄処理終了後、制御部100
は、周縁部洗浄ボックス300によるウエハWの周縁部
の洗浄処理を実行する。図6および図7は、この周縁部
洗浄処理を説明するための図解図である。図6および図
7において、上段側はウエハWを側方から見たときの構
成を示し、下段側はウエハWを上方から見たときの構成
を示している。
【0050】周縁部洗浄ボックス300は、両面洗浄装
置9によるスクラブ洗浄が行われている間、図6(a) に
示すように、ウエハWから水平方向に離れた位置であっ
て、かつウエハWの下方の待機位置で待機している。両
面洗浄装置9によるスクラブ洗浄処理が終了すると、制
御部100は、ロッド308が上方向に延びるように、
シリンダ309を駆動する。その結果、周縁部洗浄ボッ
クス300は、上方向に移動する。シリンダ309の駆
動は、周縁部洗浄ボックス300の凹部320がウエハ
Wとほぼ同じ高さになるタイミングで停止される(図6
(b) )。その後、制御部100は、モータM2を駆動
し、周縁部洗浄ボックス300をウエハWに近接する方
向に向けて移動させる。このモータM2の駆動は、周縁
部洗浄ボックス300の凹部320にウエハWの周縁部
が所定の距離だけ入り込んだタイミングで停止される
(図6(c) )。この場合、たとえば、ウエハWのロット
によって洗浄すべき周縁部の領域が異なる場合には、周
縁部洗浄ボックス300の移動量が各ウエハWのロット
に応じて調整される。これにより、周縁部洗浄前の準備
が完了する。
【0051】その後、制御部100は、モータM1を駆
動し、ウエハWの回転を開始させる(図7(a) )。ま
た、第2三方弁333,353を制御し、エッチング液
供給路334,354を液吐出路332,352に接続
させる。その結果、第2洗浄液供給ノズル331,35
1からエッチング液が吐出される。その結果、ウエハW
の周縁部に残っていたスラリーが除去されたり、不要な
薄膜がエッチングされる。
【0052】さらに、制御部100は、エッチング液の
吐出と同時に、ガス用弁338,358を開成させ、ガ
ス供給ノズル336,356からガスを吐出させる。こ
のガスの吐出圧によって、第2洗浄液供給ノズル33
1,351から吐出されたエッチング液がウエハWの中
心部に飛び散るのが防止されるとともに、吐出後のエッ
チング液がウエハWの外側に吐き出される。一方、ウエ
ハWの周縁部付近の雰囲気は排気管361によって吸引
されている。したがって、ウエハWの外側に吐き出され
たエッチング液は、排気管361に吸引され、液溜まり
部363にいったん溜まった後、ドレン排出路364を
介して排出される。また、エッチング液雰囲気は負圧源
362側へ排出される。
【0053】このエッチング処理が、所定のエッチング
処理時間だけ、ウエハWの全周域にわたって行われた
後、制御部100は、第2三方弁333,353を制御
し、純水供給路335,355を液吐出路332,35
2に接続させる。その結果、第2洗浄液供給ノズル33
1,351から純水が吐出され、ウエハWの周縁部の表
面上に残っているエッチング液が洗い流される。また、
液吐出路332,352に残っているエッチング液も同
時に洗い流される。
【0054】この純水洗浄処理が、所定の純水洗浄処理
時間だけ、ウエハWの全周域にわたって行われると、制
御部100は、モータM1を停止させてウエハWの回転
を停止させ、また、第2三方弁333,353を制御し
て第2洗浄液供給ノズル331,351からの純水の吐
出を停止させ、さらに、ガス用弁338,358を閉成
させてガス供給ノズル336,356からのガスの吐出
を停止させる(図7(b) )。これにより、周縁部洗浄ボ
ックス300による周縁部洗浄処理が終了する。
【0055】周縁部洗浄処理終了後、制御部100は、
モータM2を駆動し、周縁部洗浄ボックス300をウエ
ハWから離隔する方向に向けて移動させる(図7(c)
)。また、ロッド308が引っ込むようにシリンダ3
09を駆動し、周縁部洗浄ボックス300を下降させる
(図7(d) )。これにより、周縁部洗浄ボックス300
は元の待機位置に戻される。
【0056】以上のように本実施形態によれば、ウエハ
Wの周縁部のみを選択的に洗浄できるようにしているか
ら、ウエハWの周縁部の膜質に応じた洗浄を行うことが
できる。したがって、ウエハWの周縁部の不要な薄膜が
残っている場合であっても、当該薄膜を確実に除去でき
る。また、ウエハWの周縁部にスラリーが残っている場
合であっても、当該スラリーを確実に除去できる。その
結果、スラリーと薄膜との反応生成物が発生することも
なくなる。そのため、CMP処理後のウエハWの全体を
良好に洗浄できる。よって、高品質な半導体装置を提供
できる。
【0057】しかも、ウエハWの中央部を洗浄した後に
ウエハWの周縁部を洗浄するようにし、かつウエハWの
周縁部に供給され処理に供されたエッチング液等をガス
の吐出圧によってウエハWの外側に吐き出すようにして
いるから、ウエハWの周縁部に供給されたエッチング液
等が洗浄済のウエハWの中央部に飛び散ることはない。
したがって、ウエハWの表面の全体を良好に洗浄するこ
とができる。
【0058】本発明の実施の一形態の説明は以上のとお
りであるが、本発明は上述の実施形態に限定されるもの
ではない。たとえば上記実施形態では、ウエハWの中央
部と周縁部とを1つの処理室5にて洗浄する場合を例に
とって説明しているが、たとえばウエハWの中央部を第
1の処理室にて洗浄した後、別の第2の処理室にてウエ
ハWの周縁部を洗浄するようにしてもよい。この場合、
ウエハWの周縁部を洗浄するために、たとえば図8ない
し図10に示すようなカーテン式周縁部洗浄装置を採用
してもよい。
【0059】図8は、カーテン式周縁部洗浄装置を側方
から見た概念図であり、図9は、カーテン式周縁部洗浄
装置を上方から見た概念図である。このカーテン式周縁
部洗浄装置は、ウエハWの下面の中央部を真空吸着して
ウエハWを保持し、かつ回転させるバキュームチャック
400と、このバキュームチャック400に保持された
ウエハWの上方および下方に配置された一対のマニホー
ルド401と、排気口402を有し、バキュームチャッ
ク400に保持されたウエハWの端面に対向して排気口
402が位置するように配置された排気管403とを備
えている。
【0060】マニホールド401は、図10に示すよう
に、ウエハWの端面の形状に対応した円環状のもので、
ウエハWに対向する一対の面401aには、ともに複数
の洗浄液供給ノズル404およびガス供給ノズル405
が設けられている。洗浄液供給ノズル404からは、洗
浄液供給路406を介して供給されるエッチング液およ
び純水を選択的に吐出することができるようになってい
る。すなわち、ウエハWの周縁部に上下方向からカーテ
ン状にエッチング液および純水を選択的に供給すること
ができるようになっている。また、ガス供給ノズル40
5からは、ガス供給路407を介して供給されるガスを
吐出することができるようになっている。ガス供給ノズ
ル405におけるガス吐出方向は、図8に示すように、
ウエハWの周縁部に向く方向とされている。これによ
り、洗浄液供給ノズル404からウエハWの周縁部に供
給されたエッチング液および純水をガスの吐出圧によっ
てウエハWの外側に向けて吐き出すことができるように
なっている。
【0061】排気管403は、図9に示すように、ウエ
ハWの周囲に3つ備えられ、平面視においてウエハWの
端面形状に対応した円弧状のものである。各排気管40
3は、水平駆動部408によってウエハWに近接する方
向とウエハWから離反する方向とに移動できるようにな
っている。この構成により、ウエハWが搬送されてくる
際に当該ウエハWの邪魔にならないように排気管403
を処理位置から退避させておくことができ、また処理時
には排気管403をウエハW近傍の処理位置に配置させ
ることができる。また、排気管403は図示しない負圧
源に接続されており、ウエハWの周縁部周辺の雰囲気を
吸引するようになっている。
【0062】処理時には、ウエハWはバキュームチャッ
ク400に保持された状態で回転させられる。また、洗
浄液供給ノズル404からエッチング液が吐出され、か
つガス供給ノズル405からガスが吐出される。その結
果、洗浄液供給ノズル404から吐出されるエッチング
液によってウエハWの周縁部に残っているスラリーや不
要な薄膜が除去され、このときにウエハWに供給された
エッチング液はガスの吐出圧によってウエハWの外側に
向けて吐き出される。この吐き出されたエッチング液は
排気口402を介して排気管403に吸引され、機外に
排出される。その後、洗浄液供給ノズル404から純水
が吐出され、ウエハW表面上に残っているエッチング液
が洗い流される。
【0063】このように、この構成によっても、ウエハ
Wの中央部と周縁部とを選択的に洗浄することができる
から、上記実施形態と同様に、膜残り等の不具合を解消
でき、ウエハWの表面の全体を良好に洗浄できる。ま
た、上記実施形態では、図1から図7までに示すよう
に、ウエハWを6つの保持用ローラ13,33によって
保持する構成を例にとって説明しているが、ウエハWを
保持すべき保持用ローラは少なくとも3つ以上あればよ
い。この場合、3つ以上の保持用ローラのうちいずれか
1つに対してだけ駆動力を伝達するようにしてもよい。
この構成によっても、ウエハWを端面にて保持しつつ回
転させることができる。
【0064】さらに、上記実施形態では、ウエハWの中
央部と周縁部との洗浄を別タイミングで行うようにして
いるが、たとえばウエハWの中央部および周縁部を同じ
種類の液を用いてそれぞれ物理的および化学的に洗浄す
るというような場合には、上記洗浄を同時に行うように
してもよい。さらにまた、上記実施形態では、CMP処
理後のウエハWの洗浄を行う場合を例にとって説明して
いるが、本発明は、CMP処理後に限らずに、ウエハW
の中央部と周縁部とを選択的に洗浄する必要のある場合
に広く適用することができる。
【0065】さらに、上記実施形態では、ウエハWの洗
浄が行われる場合について説明しているが、本発明は、
液晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマ・デ
ィスプレイ・パネル)基板など他の各種の基板の洗浄に
対して広く適用することができる。その他、特許請求の
範囲に記載された範囲で種々の設計変更を施すことが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の基板処理装置であるウエ
ハ洗浄装置の構成を示す平面図である。
【図2】図1のII-II 断面図であり、一部を省略し、か
つ一部を概念的に示している。
【図3】保持用ローラの駆動機構を説明するための図で
ある。
【図4】周縁部洗浄ボックスの構成を示す側面図であ
る。
【図5】ウエハ洗浄装置の主要な電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図6】ウエハ周縁部洗浄処理を説明するための図解図
である。
【図7】同じく、ウエハ周縁部洗浄処理を説明するため
の図解図である。
【図8】本発明の他の実施形態の基板処理装置であるウ
エハ洗浄装置の側方から見た構成を示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態の基板処理装置であるウ
エハ洗浄装置の上方から見た構成を示す図である。
【図10】マニホールドの構成を説明するための斜視図
である。
【図11】従来の装置の構成を上方から見た図である。
【図12】従来の装置の構成を側方から見た図である。
【図13】ウエハの中央部および周縁部を説明するため
の図である。
【符号の説明】
6 ウエハ保持装置(基板保持手段) 7,8 第1ノズル 9 両面洗浄装置(中央部洗浄手段) 13,33 保持用ローラ(基板保持ピン) 43,44,45 ベルト 60 上面洗浄部 80 下面洗浄部 66,86 洗浄用ブラシ 100 制御部 300 周縁部洗浄ボックス(周縁部洗浄手段) 301 昇降/水平移動機構(周縁洗浄移動手段) 331,351 第2洗浄液供給ノズル 332,352 液吐出路 333,353 第2三方弁 334,354 エッチング液供給路 335,355 純水供給路 336,356 ガス供給ノズル 361 排気管 362 負圧源 M1,M2 モータ W ウエハ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を保持する基板保持手段と、 この基板保持手段に保持された基板の中央部に第1の洗
    浄液を供給する第1洗浄液供給手段を有し、上記基板の
    中央部を洗浄する中央部洗浄手段と、 上記基板保持手段に保持された基板の周縁部に第2の洗
    浄液を供給する第2洗浄液供給手段を有し、上記基板の
    周縁部に沿って上記基板に対して相対的に移動し、上記
    基板の周縁部を洗浄する周縁部洗浄手段とを備えたこと
    を特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】上記基板保持手段は、基板の端面に当接し
    て基板を保持するための少なくとも3本の基板保持ピン
    と、これらの基板保持ピンのうち少なくとも1本の基板
    保持ピンを回転させるためのピン回転駆動部とを含むも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装
    置。
  3. 【請求項3】上記中央部洗浄手段は、上記基板の両面を
    スクラブして洗浄するための両面スクラブ手段をさらに
    含むものであることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】上記周縁部洗浄手段を、上記基板保持手段
    に保持された基板の中心に対して接近または離隔するよ
    うに移動させるための周縁洗浄移動手段をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】上記周縁部洗浄手段は、 上記基板保持手段に保持された基板の周縁部に向けて気
    体を供給する気体供給手段をさらに含み、 上記周縁部洗浄手段の第2洗浄液供給手段は、この気体
    供給手段によって気体が供給される位置よりも基板の中
    心に対してさらに外側の基板の周縁部に、上記第2の洗
    浄液を供給するものであることを特徴とする請求項1な
    いし請求項4のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】上記中央部洗浄手段による洗浄が終了した
    後に、上記周縁部洗浄手段による洗浄を行わせる制御手
    段をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし請求項
    5のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】上記第2の洗浄液は、エッチング液を含む
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに
    記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】上記第2の洗浄液は、純水を含むことを特
    徴とする請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】上記第2洗浄液供給手段は、エッチング液
    が供給されるエッチング液供給路と、純水が供給される
    純水供給路と、上記エッチング液供給路と上記純水供給
    路とが選択的に接続され、上記基板の周縁部に向けてエ
    ッチング液および純水を吐出するための液吐出路とを含
    むものであることを特徴とする請求項8に記載の基板処
    理装置。
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