JPH10340873A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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Publication number
JPH10340873A
JPH10340873A JP9152406A JP15240697A JPH10340873A JP H10340873 A JPH10340873 A JP H10340873A JP 9152406 A JP9152406 A JP 9152406A JP 15240697 A JP15240697 A JP 15240697A JP H10340873 A JPH10340873 A JP H10340873A
Authority
JP
Japan
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substrate
wafer
cleaning
rotation
scrub
Prior art date
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Pending
Application number
JP9152406A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Okamoto
伊雄 岡本
Takashi Hara
孝志 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP9152406A priority Critical patent/JPH10340873A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板の周縁部にノッチやオリフラなどの切欠部
が形成されていても、その切欠部分における基板端面ま
で良好に洗浄することのできる基板処理装置および基板
処理方法を提供すること。 【解決手段】主洗浄装置2の洗浄ブラシ11,12と副
洗浄装置3の洗浄ブラシ21,22とが、ウエハ保持装
置1に保持されたウエハWの表面の互いに異なる位置に
接触して、ウエハWの表面および端面をスクラブ洗浄す
るようにされている。また、洗浄ブラシ11,12の回
転中心O1および洗浄ブラシ21,22の回転中心O2
が、いずれもウエハWの端面の軌跡が描く円で囲まれた
領域の内部に位置しており、洗浄ブラシ11,12と洗
浄ブラシ21,22とが互いに逆方向に回転駆動され
る。これにより、ウエハWの周縁付近に対する洗浄ブラ
シ11,12の見かけ上の移動方向と、ウエハWの周縁
付近に対する洗浄ブラシ21,22の見かけ上の移動方
向とが互いに逆方向となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマディス
プレイパネル)用ガラス基板などの各被処理基板に対し
て処理を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【背景技術】半導体装置の製造工程には、半導体ウエハ
(以下、単に「ウエハ」という。)の表面に成膜やエッ
チングなどの処理を繰り返し施して微細パターンを形成
していく工程が含まれる。微細加工のためにはウエハ自
体の表面およびウエハ表面に形成された薄膜の表面を清
浄に保つ必要があるから、必要に応じてウエハの洗浄が
行われる。たとえば、ウエハの表面上に形成された薄膜
を研磨剤(スラリー)を用いて研磨した後には、スラリ
ーなどの異物がウエハ表面に残留しているから、この異
物を除去する必要がある。
【0003】図11は、ウエハ表面を洗浄するための洗
浄装置の構成例を示す平面図であり、図12は、図11
に示された構成をZ方向から見た側面図である。図11
および図12を参照して、このウエハ洗浄装置には、ウ
エハWの端面に当接してウエハWを水平に保持しつつ回
転させる3つの保持ローラ251,252および253
と、これら保持ローラ251,252および253によ
って保持されたウエハWの上面を洗浄するための洗浄部
210とを備えている。
【0004】3つの保持ローラ251,252および2
53のうち、保持ローラ251は、モータMで発生され
た駆動力が駆動ベルトVを介して伝達される駆動ローラ
である。また、残りの保持ローラ252および253
は、ウエハWの回転に伴って回転する従動ローラであ
る。洗浄部210は、保持ローラ251,252および
253に干渉しない位置に、ウエハWの中心部から周縁
部までの領域を覆うように配置されている。洗浄部21
0は、ほぼ円形のベース板212の下面に、洗浄ブラシ
213が固設されて構成されている。この洗浄ブラシ2
13のほぼ中央には、洗浄液を吐出するノズル220が
配設されている。
【0005】ウエハWを洗浄する際には、保持ローラ2
51,252および253にウエハWが保持された状態
で駆動ローラ251に駆動力が与えられて、ウエハWが
図11における反時計回りに回転される。そして、この
状態のウエハWの上面に洗浄ブラシ213が接触した状
態で、図示しない回転駆動機構によって洗浄部210が
図11における反時計回りに高速回転され、さらにノズ
ル220から洗浄液が吐出される。このようにして、ウ
エハWの上面がスクラブ洗浄される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の装置
では、洗浄されるウエハWの周縁部にノッチやオリフラ
(オリエンテーションフラット)などの切欠部が形成さ
れている場合に、その切欠部におけるウエハWの端面に
洗浄むらを生じることがあった。たとえば、洗浄ブラシ
213がウエハWよりも高速で回転駆動され、かつ、洗
浄ブラシ213の回転方向およびウエハWの回転方向が
いずれも反時計回りである場合、洗浄ブラシ213の接
触面は、見かけ上、ウエハWの表面に対して反時計回り
に移動する。したがって、図13に示すように、ウエハ
Wの周縁部にノッチ260が形成されている場合、洗浄
ブラシ213は、ノッチ260内に入り込んでノッチ2
60の右側端面261に接触し、この右側端面261を
主にスクラブ洗浄する。ゆえに、ノッチ260の左側端
面262には、スラリーなどの異物が除去されずに残っ
てしまうおそれがある。
【0007】また、図14に示すように、ウエハWの周
縁部にオリフラ270が形成されている場合、洗浄ブラ
シ213の回転中心からオリフラ端面271に下ろした
垂線とオリフラ端面271との交点272よりも図14
における右側のオリフラ端面領域Gにおいては、洗浄ブ
ラシ213の接触面がウエハWの外側から内側に向けて
移動するので、この端面領域Gに付着した異物は洗浄ブ
ラシ213によって積極的に除去される。これに対し、
交点272よりも図14における左側のオリフラ端面領
域Nにおいては、洗浄ブラシ213の接触面がウエハW
の内側から外側に向けて移動するので、この端面領域N
に付着した異物は洗浄ブラシ213によって除去される
ことなく残ってしまうおそれがある。
【0008】オリフラ270の端面271は、図14
(a)〜(c)に示すように、ウエハWの回転に伴って
右側端部から順にスクラブ洗浄されるが、オリフラ端面
271の左側端部付近は他の部分に比べて洗浄ブラシ2
13による洗浄時間が相対的に短くなる。ゆえに、オリ
フラ端面271の左側端部付近に、スラリーなどの異物
が残留することがあった。
【0009】そこで、本発明の目的は、基板の周縁部に
ノッチやオリフラなどの切欠部が形成されていても、そ
の切欠部分における基板端面まで良好に洗浄することの
できる基板処理装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、周縁部に
切欠部を有する基板を保持する基板保持手段と、この基
板保持手段に保持された基板を回転させるための基板回
転駆動源と、上記基板保持手段に保持された基板の表面
に対してほぼ垂直な方向に沿った異なる回転軸線を中心
に回転可能に設けられて、基板の表面をスクラブ洗浄す
る第1スクラブ部材および第2スクラブ部材と、上記第
1スクラブ部材および上記第2スクラブ部材を回転させ
るためのスクラブ部材回転駆動手段と、上記基板保持手
段に保持された基板に対して洗浄液を供給する洗浄液供
給手段とを含むことを特徴とする基板処理装置である。
【0011】請求項1記載の構成によれば、第1スクラ
ブ部材の回転軸線と第2スクラブ部材の回転軸線とを適
当な位置に設けることにより、第1スクラブ部材が基板
の周縁部に形成された切欠部の端面をスクラブする方向
と、第2スクラブ部材が上記切欠部の端面をスクラブす
る方向とを異ならせることができる。すなわち、基板の
周縁部に形成された切欠部の端面を、異なる2つの方向
からスクラブすることができるので、切欠部端面に対す
るスクラブ方向が一定方向である上述の図11および図
12に示す装置では洗浄できなかった部分を、良好にス
クラブ洗浄することができる。ゆえに、基板の表面領域
だけではなく、基板の端面全域まで清浄にすることがで
きる。
【0012】なお、第1スクラブ部材によるスクラブ方
向と第2スクラブ部材によるスクラブ方向とを異ならせ
るには、たとえば、基板の回転半径方向に対する第1ス
クラブ部材の回転軸線の位置と第2スクラブ部材の回転
軸線の位置とが、互いに異なるように設ければよい。す
なわち、基板の回転中心と第1スクラブ部材の回転軸線
および第2スクラブ部材の回転軸線との距離が、互いに
異なるように設けられるとよい。さらに換言すれば、基
板が回転された時に基板端部の軌跡が描く円周から第1
スクラブ部材の回転軸線までの距離と、上記円周から第
2スクラブ部材の回転軸線までの距離とが、互いに異な
るように設けられるとよい。ただし、第1スクラブ部材
の回転軸線および第2スクラブ部材の回転軸線の一方
が、基板が回転された時に基板端部の軌跡が描く円で囲
まれた領域の内側に設けられ、他方が当該領域の外側に
設けられているときには、基板端部の軌跡が描く円周か
ら第1スクラブ部材の回転軸線までの距離と上記円周か
ら第2スクラブ部材の回転軸線までの距離とが同じであ
っても、第1スクラブ部材のスクラブ方向と第2スクラ
ブ部材のスクラブ方向とを異ならせることができる。
【0013】また、基板の端面を良好に洗浄するには、
第1スクラブ部材および第2スクラブ部材は、それぞれ
基板の周縁部を跨ぐように設けられているのが好まし
い。請求項2記載の発明は、上記第1スクラブ部材の回
転軸線および上記第2スクラブ部材の回転軸線は、とも
に基板の回転半径の円の内方または外方に設けられてお
り、上記スクラブ部材回転駆動手段は、上記基板保持手
段に保持された基板の同一面に接触する第1スクラブ部
材および第2スクラブ部材を互いに逆方向に回転させる
手段を含むことを特徴とする請求項1記載の基板処理装
置である。
【0014】請求項2記載の構成によれば、第1スクラ
ブ部材と第2スクラブ部材とは、基板の同一面に接触し
ている。また、第1スクラブ部材の回転軸線および第2
スクラブ部材の回転軸線が、いずれも基板の回転半径の
円の内方または外方に位置しており、第1スクラブ部材
と第2スクラブ部材とは、互いに逆方向に回転駆動され
る。
【0015】これにより、ウエハWの周縁部付近に対す
る第1スクラブ部材の見かけ上の移動方向と、ウエハW
の周縁部付近に対する第2スクラブ部材の見かけ上の移
動方向とが互いに逆方向となるので、基板の周縁部にノ
ッチやオリフラなどの切欠部が形成されていても、その
切欠部の端面まで良好に洗浄することができる。この場
合には、第1スクラブ部材の回転軸線と第2スクラブ部
材の回転軸線とが、基板の回転半径方向に対して同じ位
置に設けられていても、切欠部の端面に対する第1スク
ラブ部材のスクラブ方向と第2スクラブ部材のスクラブ
方向とを異ならせることができる。
【0016】なお、基板の回転半径とは、基板が回転す
ることによって基板端部の軌跡が描く円の最大半径のこ
とである。また、基板の回転半径の円の内方とは、基板
の回転中心を中心として基板の回転半径が描く円の内側
の領域のことであり、基板の回転半径の円の外方とは、
基板の回転中心を中心として基板の回転半径が描く円の
外側の領域のことである。
【0017】また、第1スクラブ部材と第2スクラブ部
材とが同方向に回転駆動された場合であっても、基板の
回転半径方向に対する第1スクラブ部材の回転軸線の位
置と第2スクラブ部材の回転軸線の位置とが互いに異な
るように設けられていれば、切欠部の端面が2つの異な
る方向からスクラブされるので、切欠部の端面をスクラ
ブすることができる。
【0018】請求項3記載の発明は、上記第1スクラブ
部材の回転軸線は、基板の回転半径の円の内方に設けら
れ、上記第2スクラブ部材の回転軸線は、基板の回転半
径の円の外方に設けられており、上記スクラブ部材回転
駆動手段は、上記基板保持手段に保持された基板の同一
面に接触する第1スクラブ部材および第2スクラブ部材
を同方向に回転させる手段を含むことを特徴とする請求
項1記載の基板処理装置である。
【0019】請求項3記載の構成によれば、第1スクラ
ブ部材の回転軸線が基板の回転半径の円の内方に位置し
ており、第2スクラブ部材の回転軸線が基板の回転半径
の円の外方に位置しているので、第1スクラブ部材およ
び第2スクラブ部材が同方向に回転駆動されると、ウエ
ハWの周縁部付近に対する第1スクラブ部材の見かけ上
の移動方向とウエハWの周縁部付近に対する第2スクラ
ブ部材の見かけ上の移動方向とが互いに逆方向となる。
よって、請求項2記載の構成と同様に、ウエハの周縁部
にノッチやオリフラのような切欠部が形成されていて
も、切欠部の端面まで良好に洗浄することができる。
【0020】なお、第1スクラブ部材と第2スクラブ部
材とが互いに逆方向に回転駆動された場合であっても、
基板の回転半径方向に対する第1スクラブ部材の回転軸
線の位置と第2スクラブ部材の回転軸線の位置とが互い
に異なるように設けられていれば、切欠部の端面が2つ
の異なる方向からスクラブされるので、切欠部の端面を
スクラブすることができる。
【0021】請求項4記載の発明は、上記第1スクラブ
部材の回転軸線は、基板の回転半径の円の内方に設けら
れ、上記第2スクラブ部材の回転軸線は、基板の回転半
径の円の外方に設けられており、上記スクラブ部材回転
駆動手段は、上記基板保持手段に保持された基板の異な
る面にそれぞれ接触する第1スクラブ部材および第2ス
クラブ部材を同方向に回転させる手段を含むことを特徴
とする請求項1記載の基板処理装置である。
【0022】請求項4記載の構成によれば、第1スクラ
ブ部材と第2スクラブ部材とが、基板の異なる面に接触
している場合であっても、互いに同方向に回転駆動され
れば、基板の周縁部付近に対する第1スクラブ部材の見
かけ上の移動方向と、基板の周縁部付近に対する第2ス
クラブ部材の見かけ上の移動方向とが互いに逆方向とな
る。よって、基板の周縁部にノッチやオリフラのような
切欠部が形成されていても、切欠部の端面まで良好に洗
浄することができる。
【0023】しかも、第1スクラブ部材および第2スク
ラブ部材が、基板の異なる面に接触されるので、基板の
両面を一度にスクラブ洗浄することができる。なお、第
1スクラブ部材と第2スクラブ部材とが互いに逆方向に
回転駆動された場合であっても、基板の回転半径方向に
対する第1スクラブ部材の回転軸線の位置と第2スクラ
ブ部材の回転軸線の位置とが互いに異なるように設けら
れていれば、切欠部の端面が2つの異なる方向からスク
ラブされるので、切欠部の端面をスクラブすることがで
きる。
【0024】請求項5記載の発明は、周縁部に切欠部を
有する基板を保持する基板保持手段と、この基板保持手
段に保持された基板を回転させるための基板回転駆動源
と、上記基板保持手段に保持された基板の表面に対して
ほぼ垂直な方向に沿う回転軸線を中心に回転可能に設け
られて、上記基板の異なる面にそれぞれ接触して各面を
スクラブ洗浄する第1スクラブ部材および第2スクラブ
部材と、上記第1スクラブ部材および上記第2スクラブ
部材を互いに逆方向に回転させるためのスクラブ部材回
転駆動手段と、上記基板保持手段に保持された基板に対
して洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを含むことを特
徴とする基板処理装置である。
【0025】請求項5記載の構成によれば、第1スクラ
ブ部材と第2スクラブ部材とが、基板の異なる面に接触
して、互いに逆方向に回転駆動されるので、基板の周縁
部付近に対する第1スクラブ部材の見かけ上の移動方向
と、基板の周縁部付近に対する第2スクラブ部材の見か
け上の移動方向とが互いに逆方向となる。ゆえに、請求
項4記載の構成と同様の効果を奏することができる。
【0026】請求項6記載の発明は、上記第1スクラブ
部材は、基板の回転半径以上の回転直径を有するもので
あることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
載の基板処理装置である。請求項6記載の構成によれ
ば、第1スクラブ部材が基板の回転半径以上の回転直径
を有しているので、第1スクラブ部材が固定配置されて
いても、第1スクラブ部材が基板の回転中心から基板の
周縁部までを覆うように配置されていれば、基板を回転
させることによって、スクラブ部材を基板の表面全域に
接触させることができる。ゆえに、簡単な構成で、基板
の表面領域を良好にスクラブ洗浄することができる。
【0027】なお、第1スクラブ部材の回転直径とは、
第1スクラブ部材が回転することによって第1スクラブ
部材の端部の軌跡が描く円の最大直径のことである。請
求項7記載の発明は、上記第1スクラブ部材および上記
第2スクラブ部材は、基板と接触する側に凸部を有する
ものであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれ
かに記載の基板処理装置である。
【0028】請求項7記載の構成によれば、基板に形成
された切欠部に凸部が入り込むので、切欠部の端面をよ
り良好に洗浄することができる。請求項8記載の発明
は、周縁部に切欠部を有する基板を保持する基板保持手
段と、この基板保持手段に保持された基板を回転させる
ための基板回転駆動源と、上記基板保持手段に保持され
た基板に対して洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、上
記基板保持手段に保持された基板の表面に対してほぼ垂
直な方向に沿う回転軸線を中心に回転可能に設けられ、
基板の表面をスクラブ洗浄するスクラブ部材と、上記ス
クラブ部材を回転させるためのスクラブ部材回転駆動手
段と、上記回転軸線が基板の回転半径の円の内方に位置
する第1の位置と、上記回転軸線が基板の回転半径の円
の外方に位置する第2の位置とに変位されるように、基
板とスクラブ部材とを相対的に移動させる移動手段とを
備えたことを特徴とする基板処理装置である。
【0029】請求項8記載の構成によれば、スクラブ部
材が、その回転軸線が基板の回転半径の円の内方に位置
する第1の位置と、回転軸線が基板の回転半径の円の外
方に位置する第2の位置とに変位される。これにより、
スクラブ部材が第1の位置に変位されている状態と、ス
クラブ部材が第2の位置に変位されている状態とでは、
基板の周縁部付近に対するスクラブ部材の移動方向が互
いに逆方向となる。よって、基板の周縁部に形成された
切欠部の端面まで良好に洗浄することができる。
【0030】また、請求項8記載の構成では、複数個の
スクラブ部材を設けなくても、基板の周縁部に形成され
た切欠部の端面を良好に洗浄することができる。請求項
9記載の発明は、上記スクラブ部材は、基板と接触する
側に凸部を有するものであることを特徴とする請求項8
記載の基板処理装置である。請求項9記載の構成によれ
ば、基板に形成された切欠部に凸部が入り込むので、切
欠部の端面をより良好に洗浄することができる。
【0031】請求項10記載の発明は、上記基板保持手
段は、基板の端面に当接しつつ回転し、基板回転駆動源
の駆動力が伝達されて回転駆動される駆動ローラを含む
少なくとも3つの保持ローラを有するものであることを
特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の基板処
理装置である。請求項10記載の構成によれば、処理さ
れるべき基板は、保持ローラによってその端面が保持さ
れつつ回転されるので、保持ローラと基板端面との当接
位置は常に変化する。よって、基板端面の全域を良好に
スクラブ洗浄することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の第1実施形態にかかる基板処理装置としてのウエハ
洗浄装置の概略構成を示す平面図である。また、図2
は、図1に示すウエハ洗浄装置を図1のA方向から見た
側面図であり、簡便のために一部を省略して示してい
る。
【0033】このウエハ洗浄装置は、ウエハWの表面に
形成された薄膜を研磨するCMP(Chemical Mechanical
Polishing) 処理が行われた後にウエハWの表面に残っ
ているスラリーおよび不要な薄膜を除去するためのもの
である。この装置には、ウエハWを水平に保持し、か
つ、水平面内で回転させるためのウエハ保持装置1と、
ウエハ保持装置1に保持されたウエハWの上面および下
面をスクラブ洗浄するための主洗浄装置2が備えられて
いる。また、この第1実施形態にかかるウエハ洗浄装置
には、ウエハ保持装置1に保持されたウエハWの周縁部
付近をスクラブ洗浄するための副洗浄装置3が備えられ
ている。
【0034】ウエハ保持装置1は、対向配置された一対
の保持ハンド4,5を有している。保持ハンド4,5に
は、ウエハWを保持するための各々3つの保持ローラ
6,7が立設されている。保持ローラ6,7は、ウエハ
Wの端面形状に対応した円周上に配置されており、ウエ
ハWは、保持ローラ6,7の側面にその端面が当接した
状態で水平に保持される。
【0035】保持ハンド5側の3つの保持ローラ7のう
ち、中央の1つの保持ローラ7bには、モータMの駆動
力がベルト8を介して伝達されるようになっている。ま
た、中央の保持ローラ7bに与えられた駆動力が、ベル
ト9,10を介して、保持ローラ7a,7cにそれぞれ
伝達されるようになっている。これにより、モータMに
よって中央の保持ローラ7bが駆動されると、これに伴
って他の2つの保持ローラ7a,7cも回転する。その
結果、保持ローラ6,7に保持されているウエハWが回
転する。このとき、保持ローラ6は、ウエハWの回転に
従動して回転する。
【0036】また、保持ハンド4,5は、互いに近接し
たり離反したりすることができるようになっている。こ
れにより、保持ハンド4,5は、ウエハWを保持ローラ
6,7の間で保持したり、この保持を解放したりするこ
とができる。主洗浄装置2は、ウエハ保持装置1に保持
されたウエハWの上方および下方に上洗浄ブラシ11お
よび下洗浄ブラシ12を備えている。上洗浄ブラシ11
および下洗浄ブラシ12は、上洗浄ブラシ11および下
洗浄ブラシ12の直径は、ウエハ保持装置1によって回
転されるウエハWの回転半径よりも大きい直径を有する
円板状に形成されており、ウエハWの中心から周縁部ま
での領域を覆うように配置されている。上洗浄ブラシ1
1は、円板状のブラシ基部13の下面に取り付けられ
て、鉛直方向に沿って配設された回転軸14の下端に固
定されている。同様に、下洗浄ブラシ12は、円板状の
ブラシ基部15の上面に取り付けられて、鉛直方向に沿
って配設された回転軸16の上端に固定されている。
【0037】回転軸14,16は、ウエハ保持装置1に
保持されたウエハWの端面の軌跡が描く円で囲まれた領
域を貫通する回転軸線O1上に設けられている。回転軸
14,16には、それぞれ回転駆動機構17,18が結
合されており、回転駆動機構17,18から回転軸1
4,16に駆動力が与えられると、上洗浄ブラシ11お
よび下洗浄ブラシ12が鉛直方向に沿う回転軸線O1を
中心に反時計回りに回転される。これにより、ウエハW
の上面および下面が、上洗浄ブラシ11および下洗浄ブ
ラシ12によってスクラブ洗浄される。その際、保持ロ
ーラ7によりウエハWが回転されるため、保持ローラ
6,7とウエハWの端面とが当接する位置が変化し、ま
た、スクラブされる位置も変化する。ゆえに、ウエハW
の中心から周縁部までの領域を覆うように設けられた洗
浄ブラシ11,12は、ウエハWに対して移動させなく
ても、ウエハWの上面および下面の全域を隈無くスクラ
ブ洗浄することができる。
【0038】また、回転軸14,16には、それぞれ昇
降駆動機構19,20が結合されている。ウエハ洗浄時
には、昇降駆動機構19,20によって上洗浄ブラシ1
1および下洗浄ブラシ12が互いに近接する方向に移動
されて、洗浄ブラシ11,12によってウエハWが挟み
込まれる。また、ウエハWの洗浄終了後には、昇降駆動
機構19,20によって上洗浄ブラシ11および下洗浄
ブラシ12が互いに離間する方向に移動されて、洗浄ブ
ラシ11,12がウエハWから離される。
【0039】副洗浄装置3は、ウエハ保持装置1に保持
されたウエハWの上方および下方に、上洗浄ブラシ21
および下洗浄ブラシ22を備えている。上洗浄ブラシ2
1および下洗浄ブラシ22は、それぞれ主洗浄装置2に
備えられた洗浄ブラシ11,12よりも小径に形成され
ており、ウエハ保持装置1に保持されたウエハWの周縁
部付近を覆うように配置されている。副洗浄装置3は、
洗浄ブラシ21,22が洗浄ブラシ11,12よりも小
径に形成されている以外は、主洗浄装置2とほぼ同様に
構成されている。上洗浄ブラシ21および下洗浄ブラシ
22は、それぞれ、円板状のブラシ基部23,24に取
り付けられて、鉛直方向に沿って配設された回転軸2
5,26の端部に固定されている。
【0040】回転軸25,26は、ウエハ保持装置1に
保持されたウエハWの端面の軌跡が描く円で囲まれた領
域を貫通する回転軸線O2上に設けられている。この回
転軸線O2は、ウエハWの回転半径方向に対する位置が
上記回転軸線O1と異なるように設けられている。言い
換えれば、ウエハWの回転中心から回転軸線O2までの
距離とウエハWの回転中心から回転軸線O2までの距離
とが互いに異なるように、回転軸線O1および回転軸線
O2が設けられている。
【0041】回転軸25,26には、それぞれ回転駆動
機構27,28が結合されており、回転駆動機構27,
28からそれぞれ回転軸25,26に駆動力が与えられ
ると、上洗浄ブラシ21および下洗浄ブラシ22が鉛直
方向に沿う回転軸線O2を中心に時計回りに回転され
る。つまり、副洗浄装置3の上洗浄ブラシ21および下
洗浄ブラシ22は、主洗浄装置2の上洗浄ブラシ11お
よび下洗浄ブラシ12と逆方向に回転される。また、回
転軸25,26には、上洗浄ブラシ21および下洗浄ブ
ラシ22をウエハWの上面および下面に対して近接させ
たり離反させたりできるように、上洗浄ブラシ21およ
び下洗浄ブラシ22をそれぞれ昇降させるための昇降駆
動機構29,30が結合されている。
【0042】主洗浄装置2に備えられた洗浄ブラシ1
1,12の中央付近には、ウエハWに洗浄液を供給する
ための洗浄液供給ノズル31,32がそれぞれ配置され
ている。洗浄液供給ノズル31,32には、それぞれ洗
浄液供給路33,34の一端が接続されている。洗浄液
供給路33,34の他端は、洗浄液が貯留されている洗
浄液供給源35,36にそれぞれ接続されている。洗浄
液としては、たとえば、フッ酸、硝酸、塩酸、リン酸、
酢酸およびアンモニアなどの薬液、ならびに純水が用い
られる。
【0043】また、副洗浄装置3に備えられた洗浄ブラ
シ21,22の中央付近にも、ウエハWに洗浄液を供給
するための洗浄液供給ノズル37,38がそれぞれ配置
されている。洗浄液供給ノズル37,38には、洗浄液
供給路33,34の途中部から分岐して形成された分岐
路39,40がそれぞれ接続されており、洗浄液供給路
33,34を流れる洗浄液の一部が供給される。
【0044】洗浄液供給路33,34には、それぞれ分
岐路39,40の上流側に洗浄液供給弁41,42が介
装されており、この洗浄液供給弁41,42の開閉を制
御することによって、洗浄液供給ノズル31,32,3
7,38から洗浄液を吐出させたり、その吐出を停止さ
せたりすることができる。図3は、主洗浄装置2に備え
られた下洗浄ブラシ12の構成を示す平面図である。ま
た、図4は、図3の切断線IV-IV から見た断面図であ
る。
【0045】洗浄ブラシ12は、たとえばPVA(Poly
-Vinyl Alcohol)などのスポンジ材で構成されており、
平面十字状に一体成形されている。具体的に説明する
と、洗浄ブラシ12は、円板状のブラシ基部15の半径
にほぼ等しい長さに形成され、かつ、ほぼ90度ずつの
角度間隔でブラシ基部15の半径方向に沿ってそれぞれ
配置された4つの接触部43,44,45,46を有し
ている。4つの接触部43,44,45,46は、ブラ
シ基部15の中心で互いに結合されており、その結合部
分には、平面視においてほぼ円形の凹部47が形成され
ている。ウエハWに洗浄液を供給するための洗浄液供給
ノズル32は、上記凹部47から外部空間に臨んでい
る。
【0046】接触部43,44,45,46は、図4に
示すように、断面矩形状の本体部48と、本体部48の
上面に並設された2つの突条部49,50とを有してい
る。突条部49,50は、断面三角形状に形成されてお
り、2つの突条部49,50の間には、断面V字状の谷
部51が形成されている。この構成により、洗浄ブラシ
12が回転させられている場合に、洗浄液供給ノズル3
2から洗浄液が吐出されると、その洗浄液の一部は谷部
51を通って洗浄ブラシ12の外方へ導かれる。
【0047】また、洗浄ブラシ12は、突条部49,5
0の稜線部付近でウエハWの下面に接触される。したが
って、ウエハWの周縁部にオリフラやノッチなどの切欠
部が形成されている場合に、洗浄ブラシ12がウエハW
に対して所定の圧力で押し付けられていると、突条部4
9,50の稜線部付近が切欠部に入り込んで、切欠部の
端面を洗浄することができる。
【0048】本体部48の長手方向に沿った下端縁から
は、本体部48と一体に成形されたフランジ部52が水
平方向に突出している。洗浄ブラシ12は、上記フラン
ジ部52が4枚の取付板53とベース基部15とによっ
て挟まれた状態で、ベース基部15の上面に取り付けら
れている。4枚の取付板53は、それぞれ、中心角がほ
ぼ90度である扇形状の板状体であり、下面にはフラン
ジ部52が嵌まり込む段差部54が形成されている。洗
浄ブラシ12のベース基部15への取付けは、ベース基
部15の上面に洗浄ブラシ12が載置された状態で、フ
ランジ部52が段差部54に嵌まり込むように、4枚の
取付板53が洗浄ブラシ12の上方から覆い被せられ、
これらの取付板53が複数本のボルト55によってベー
ス基部15に固定されることによって達成される。
【0049】このとき、洗浄ブラシ12の4つの端面5
6は、ベース基部15の端面とほぼ同位置にある。した
がって、下洗浄ブラシ12の洗浄領域は、下洗浄ブラシ
12が回転駆動機構18によって回転させられる場合
に、洗浄ブラシ12の端面56の軌跡が描く円で囲まれ
た範囲となる。なお、主洗浄装置2に備えられた上洗浄
ブラシ11の構成は、上述の下洗浄ブラシ12の天地を
反転した構成と同様であるから、その詳細な説明を省略
する。また、副洗浄装置3に備えられた上洗浄ブラシ2
1および下洗浄ブラシ22は、主洗浄装置2に備えられ
た上洗浄ブラシ11および下洗浄ブラシ12をそれぞれ
小径化したものと同様であるから、これらについての詳
細な説明も省略する。
【0050】図5は、上述の第1実施形態にかかるウエ
ハ洗浄装置によるスクラブ洗浄処理の様子を説明するた
めの図解図である。なお、図5には、周縁部にノッチ6
0が形成されたウエハWが示されている。まず、このウ
エハ洗浄装置に、図示しない搬送アームによってウエハ
Wが搬入されると、ウエハWは、ウエハ保持装置1(図
1参照)によって保持される。このとき、主洗浄装置2
に備えられた洗浄ブラシ11,12および副洗浄装置3
に備えられた洗浄ブラシ21,22は、ウエハWを避け
た上方または下方位置で待機している。
【0051】次に、モータM(図1参照)が駆動され
て、ウエハ保持装置1に備えられた保持ローラ7が回転
駆動されることにより、ウエハ保持装置1に保持された
ウエハWが、図5における反時計回りに回転される。ま
た、洗浄液供給弁41,42が開成されて、洗浄液供給
ノズル31,32,37,38から洗浄液がウエハWに
供給される。さらに、回転駆動機構17,18が駆動さ
れて、主洗浄装置2の洗浄ブラシ11,12が、回転軸
線O1を中心として図5における時計回りに、ウエハW
の回転速度よりも高速で回転駆動されるとともに、回転
駆動機構27,28が駆動されて、副洗浄装置3の洗浄
ブラシ21,22が、回転軸線O2を中心に図5におけ
る反時計回りに回転駆動される。
【0052】その後、昇降駆動機構19,20が駆動さ
れて、主洗浄装置2の洗浄ブラシ11,12がウエハ保
持装置1に保持されたウエハWの上面および下面にそれ
ぞれ接触される。その結果、ウエハWの上面および下面
の全域が、洗浄ブラシ11,12によってスクラブ洗浄
される。また、昇降駆動機構29,30が駆動されて、
副洗浄装置3の洗浄ブラシ21,22がウエハWの上面
および下面に接触されることにより、ウエハWの周縁部
付近がスクラブ洗浄される。
【0053】図5(a)に示すように、主洗浄装置2の
洗浄ブラシ11,12の回転中心O1が、ウエハWの端
面の軌跡が描く円で囲まれた領域の内側に位置している
場合に、洗浄ブラシ11,12およびウエハWがいずれ
も反時計回りに回転され、かつ、洗浄ブラシ11,12
がウエハWよりも高速で回転されると、洗浄ブラシ1
1,12の接触面は、見かけ上、ウエハWの周縁部付近
に対して反時計回りに移動する。したがって、ウエハW
の周縁部に形成されたノッチ60が洗浄ブラシ11,1
2の位置に到達すると、洗浄ブラシ11,12は、ノッ
チ60内に入り込んでノッチ60の一方端面61に接触
し、この一方端面61に付着した異物を積極的に取り除
く。
【0054】また、図5(b)に示すように、副洗浄装
置3の洗浄ブラシ21,22の回転中心O2が、ウエハ
Wの端面の軌跡が描く円で囲まれた領域の内側に位置し
ている場合に、ウエハWが反時計回りに回転され、副洗
浄装置3の洗浄ブラシ21,22が時計回りに回転され
ると、ウエハWの周縁部付近に対する洗浄ブラシ21,
22の見かけ上の移動方向は時計回りとなる。ゆえに、
図5(a)に示す状態からウエハWが反時計回りにさら
に回転されて、ノッチ60が副洗浄装置3の洗浄ブラシ
21,22の位置に到達すると、洗浄ブラシ21,22
は、主にノッチ60の他方端面62に接触して、他方端
面62から異物を積極的に取り除く。
【0055】よって、スクラブ洗浄処理が終了した時に
は、ノッチ60の一方端面61および他方端面62に異
物が残留していることはない。こうして、主洗浄装置2
および副洗浄装置3によるウエハWの洗浄が所定時間行
われると、主洗浄装置2の洗浄ブラシ11,12および
副洗浄装置3の洗浄ブラシ21,22がウエハWから離
間されるともに、洗浄液供給弁41,42が閉成され
て、洗浄液供給ノズル31,32,37,38からの洗
浄液の吐出が停止される。また、モータMおよび回転駆
動機構17,18,27,28の駆動が停止されて、ウ
エハWならびに洗浄ブラシ11,12および洗浄ブラシ
21,22の回転が停止されて、スクラブ洗浄処理が終
了される。
【0056】以上のようにこの第1実施形態によれば、
主洗浄装置2の洗浄ブラシ11,12(第1スクラブ部
材に相当)と副洗浄装置3の洗浄ブラシ21,22(第
2スクラブ部材に相当)とが、ウエハ保持装置1に保持
されたウエハWの表面の互いに異なる位置に接触して、
ウエハWの表面および端面をスクラブ洗浄するようにし
ている。そして、洗浄ブラシ11,12の回転中心O1
および洗浄ブラシ21,22の回転中心O2が、いずれ
もウエハWの端面の軌跡が描く円で囲まれた領域の内側
に位置しており、洗浄ブラシ11,12と洗浄ブラシ2
1,22とが互いに逆方向に回転駆動される。これによ
り、ウエハWの周縁部付近に対する洗浄ブラシ11,1
2の見かけ上の移動方向と、ウエハWの周縁部付近に対
する洗浄ブラシ21,22の見かけ上の移動方向とが互
いに逆方向となるので、洗浄すべきウエハWの周縁部に
ノッチ60が形成されていても、ノッチ60の端面まで
良好に洗浄することができる。また、上述の第1実施形
態によれば、洗浄すべきウエハWの周縁部に、オリフラ
のようなノッチ60以外の切欠部が形成されている場合
であっても、その切欠部の端面まで良好に洗浄すること
ができる。
【0057】図6(a)に示すように、ウエハWの周縁
部にオリフラ70が形成されている場合、このオリフラ
70が主洗浄装置2の洗浄ブラシ11,12の位置に到
達すると、洗浄ブラシ11,12の回転中心からオリフ
ラ端面71に下ろした垂線とオリフラ端面71との交点
72よりも右側の第1領域73では、洗浄ブラシ11,
12がウエハWの外側から内側に向けて移動し、交点7
2よりも左側の第2領域74では、洗浄ブラシ11,1
2の接触面がウエハWの内側から外側に向けて移動す
る。ゆえに、オリフラ端面71上の第1領域73に付着
した異物が、洗浄ブラシ11,12によって積極的に除
去される。このとき、第1領域73の端部付近に近づく
に従って、付着している異物が良好に除去される。
【0058】その後、ウエハWが反時計回りにさらに回
転されて、図6(b)に示すように、オリフラ70が副
洗浄装置3の洗浄ブラシ21,22の位置に到達する
と、洗浄ブラシ21,22の回転中心からオリフラ端面
71に下ろした垂線とオリフラ端面71との交点75よ
りも右側の第2領域74において、洗浄ブラシ21,2
2の接触面がウエハWの外側から内側に向けて移動する
から、オリフラ端面71上の第2領域74に付着した異
物が、洗浄ブラシ21,22によって積極的に除去され
る。このとき、第2領域74の端部付近へ近づくに従っ
て、付着している異物が良好に除去される。ゆえに、ス
クラブ洗浄処理が終了した時には、オリフラ端面71は
隈無く洗浄されており、オリフラ端面71に異物が残留
しているようなことはない。
【0059】図7は、第2実施形態にかかるウエハ洗浄
装置によるスクラブ洗浄処理の様子を説明するための図
解図である。上述の第1実施形態の装置は、主洗浄装置
2に備えられた洗浄ブラシ11,12の回転中心O1お
よび副洗浄装置3に備えられた洗浄ブラシ21,22の
回転中心O2が、いずれもウエハWの端面の軌跡が描く
円で囲まれた領域の内側に位置している構成であるのに
対して、この第2実施形態の装置では、洗浄ブラシ1
1,12の回転中心O1が当該領域の内側に位置してお
り、洗浄ブラシ21,22の回転中心O2が当該領域の
外側に位置している。
【0060】また、上述の第1実施形態の装置では、ウ
エハWおよび主洗浄装置2の洗浄ブラシ11,12の回
転方向と副洗浄装置3の洗浄ブラシ21,22の回転方
向とが、互いに逆方向であるのに対し、この第2実施形
態の装置では、主洗浄装置2の洗浄ブラシ11,12、
副洗浄装置3の洗浄ブラシ21,22およびウエハWが
いずれも反時計回りに回転され、かつ、洗浄ブラシ1
1,12がウエハWよりも高速で回転される。
【0061】これにより、ウエハWの周縁部付近に対す
る主洗浄装置2の洗浄ブラシ11,12(第1スクラブ
部材に相当)の見かけ上の移動方向は、図7における反
時計回りとなり、ウエハWの周縁部付近に対する副洗浄
装置3の洗浄ブラシ21,22(第2スクラブ部材に相
当)の見かけ上の移動方向は、図7における時計回りに
なる。したがって、この第2実施形態の装置によって
も、上述の第1実施形態の装置と同様に、洗浄すべきウ
エハWの周縁部にノッチやオリフラのような切欠部が形
成されていても、切欠部の端面まで良好に洗浄すること
ができる。
【0062】図8は、第3実施形態にかかるウエハ洗浄
装置の構成を簡略化して示す側面図である。なお、図8
において、図2に示す各部と同等の部分には、同一の参
照符号を付して示す。上述の第1および第2実施形態の
装置には、ウエハ保持装置1に保持されたウエハWの表
面の互いに異なる位置に接触する主洗浄装置2および副
洗浄装置3が備えられているのに対し、この第3実施形
態の装置には、ウエハWの中心から周縁部までの領域を
スクラブ洗浄することのできる主洗浄装置2のみが備え
られている。
【0063】具体的に説明すると、この第3実施形態の
装置には、上洗浄ブラシ11および下洗浄ブラシ12を
含む主洗浄装置2が備えられている。上洗浄ブラシ11
および下洗浄ブラシ12は、ウエハWの中心から周縁部
までの領域をスクラブできるように円板状に形成されて
おり、それぞれ円板状のブラシ基部13,15に取り付
けられて、鉛直方向に沿って配設された回転軸14,1
6の端部に固定されている。
【0064】回転軸14,16は、ウエハ保持装置1に
保持されたウエハWの端面の軌跡が描く円で囲まれた領
域を貫通する回転軸線O1を中心として回転する。上洗
浄ブラシ11が固定された回転軸14には、回転駆動機
構17が結合されており、回転駆動機構17から回転軸
14に駆動力が与えられると、上洗浄ブラシ11が、回
転軸線O1を中心として反時計回りに回転される。ま
た、下洗浄ブラシ12が固定された回転軸16にも、回
転駆動機構18が結合されており、回転駆動機構18か
ら回転軸16に駆動力が与えられると、下洗浄ブラシ1
2が、回転軸線O1を中心として時計回りに回転され
る。
【0065】また、洗浄ブラシ11,12の中央付近に
は、ウエハWに洗浄液を供給するための洗浄液供給ノズ
ル31,32がそれぞれ配置されている。洗浄液供給ノ
ズル31,32には、一端が洗浄液供給源35,36に
接続された洗浄液供給路33,34の他端がそれぞれ接
続されている。ウエハWの洗浄時には、洗浄液供給路3
3,34にそれぞれ介装された洗浄液供給弁41,42
が開成されて、ウエハWの上面および下面に洗浄液が供
給されつつ、上洗浄ブラシ11および下洗浄ブラシ12
によってウエハWの表面がスクラブ洗浄される。
【0066】以上のように第3実施形態によれば、第1
スクラブ部材としての上洗浄ブラシ11および第2スク
ラブ部材としての下洗浄ブラシ12が、それぞれウエハ
Wの異なる面に接触して、互いに逆方向に回転駆動され
るので、ウエハWの周縁部付近に対する上洗浄ブラシ1
1の見かけ上の移動方向と、ウエハWの周縁部付近に対
する下洗浄ブラシ12の見かけ上の移動方向とが互いに
逆方向となる。よって、上述の第1および第2実施形態
の装置と同様に、洗浄すべきウエハWの周縁部にノッチ
やオリフラのような切欠部が形成されていても、切欠部
の端面まで良好に洗浄することができる。
【0067】また、第3実施形態の構成では、第1およ
び第2実施形態の装置に備えられている副洗浄装置3が
省略されているので、第1および第2実施形態の構成よ
りも簡素化することができる。図9は、第4実施形態に
かかるウエハ洗浄装置の構成を簡略化して示す側面図で
ある。また、図10は、第4実施形態のウエハ洗浄装置
によるスクラブ洗浄処理の様子を説明するための図解図
である。なお、図9において、図8に示す各部と同等の
部分には、同一の参照符号を付して示す。
【0068】上述の第3実施形態の装置と第4実施形態
の装置との相違点は、第3実施形態の装置では、主洗浄
装置2が水平方向に関して位置固定されているのに対
し、第4実施形態の装置では、主洗浄装置2が水平方向
に変位可能に構成されている点にある。図9を参照し
て、上洗浄ブラシ11の回転軸14には、回転駆動機構
17および昇降駆動機構19の他に、上洗浄ブラシ11
を水平方向にスライドさせるための平行移動機構80が
結合されている。また、上洗浄ブラシ11の回転軸16
にも、回転駆動機構18および昇降駆動機構20の他
に、下洗浄ブラシ12を水平方向にスライドさせるため
の平行移動機構81が結合されている。
【0069】図9および図10を参照して、ウエハWを
スクラブ洗浄するときの処理の流れについて説明する。
洗浄すべきウエハWは、図9および図10には図示しな
いウエハ保持装置1によって保持される。このとき、主
洗浄装置2に備えられた洗浄ブラシ11,12は、それ
ぞれウエハWを避けた位置(図9に二点鎖線で示す位
置)P1,P2で待機している。
【0070】次に、モータM(図1参照)が駆動され
て、ウエハ保持装置1に保持されたウエハWが、図10
における反時計回りに回転される。また、洗浄液供給弁
41,42が開成されて、洗浄ブラシ11,12にそれ
ぞれ配置された洗浄液供給ノズル31,32から洗浄液
がウエハWに供給される。さらに、回転駆動機構17,
18が駆動されて、洗浄ブラシ11,12が、回転軸線
O1を中心として図10における反時計回りに、ウエハ
Wの回転速度よりも高速で回転駆動される。
【0071】その後、昇降駆動機構19,20が駆動さ
れて、上洗浄ブラシ11および下洗浄ブラシ12が、図
9に実線で示す第1スクラブ位置(第1の位置に相当)
Q1,Q2にそれぞれ変位される。その結果、上洗浄ブ
ラシ11および下洗浄ブラシ12が、ウエハ保持装置1
に保持されたウエハWの上面および下面にそれぞれ接触
されて、ウエハWの上面および下面をスクラブ洗浄す
る。この状態が、図10(a)に示されている。
【0072】洗浄ブラシ11,12が第1スクラブ位置
Q1,Q2に変位された状態では、洗浄ブラシ11,1
2の回転中心O1が、ウエハWの端面の軌跡が描く円で
囲まれた領域の内側に位置している。また、洗浄ブラシ
11,12およびウエハWがいずれも反時計回りに回転
され、かつ、洗浄ブラシ11,12がウエハWよりも高
速で回転されている。したがって、このとき、洗浄ブラ
シ11,12の接触面は、見かけ上、ウエハWの周縁部
付近に対して反時計回りに移動する。
【0073】洗浄ブラシ11,12が第1スクラブ位置
Q1,Q2にそれぞれ変位されてから所定時間が経過す
ると、平行移動機構80,81が駆動されて、洗浄ブラ
シ11,12が、ウエハWの上面および下面をスクラブ
しながら、ウエハWの外方へ向けて移動される。すなわ
ち、洗浄ブラシ11,12は、第1スクラブ位置Q1,
Q2から、図9に二点鎖線で示す第2スクラブ位置(第
2の位置に相当)R1,R2に変位される。そして、洗
浄ブラシ11,12は、この第2スクラブ位置R1,R
2の位置において、ウエハWの周縁部付近を主にスクラ
ブ洗浄する。この状態が、図10(b)に示されてい
る。
【0074】洗浄ブラシ11,12が第2スクラブ位置
R1,R2に変位された状態では、洗浄ブラシ11,1
2の回転中心O1が、ウエハWの端面の軌跡が描く円で
囲まれた領域の外側に位置している。また、洗浄ブラシ
11,12およびウエハWがいずれも反時計回りに回転
されている。したがって、このとき、ウエハWの周縁部
付近に対する見かけ上の洗浄ブラシ11,12の移動方
向は、図10(a)に示す状態における移動方向とは逆
方向である時計回りとなる。
【0075】そして、洗浄ブラシ11,12が第2スク
ラブ位置R1,R2にそれぞれ変位されてから所定時間
が経過すると、平行移動機構80,81が駆動されて、
洗浄ブラシ11,12は、それぞれ位置R1,R2から
位置Q1,Q2に移動される。その後、洗浄ブラシ1
1,12が第1スクラブ位置Q1,Q2にそれぞれ変位
されてから所定時間が経過すると、平行移動機構80,
81が再駆動され、洗浄ブラシ11,12が第2スクラ
ブ位置R1,R2に移動されて、上述の動作が繰り返さ
れる。すなわち、平行移動機構80,81により、洗浄
ブラシ11,12が、ウエハWの上面および下面をスク
ラブしながら、第1スクラブ位置Q1,Q2と第2スク
ラブ位置R1,R2との間を繰り返し往復移動する。こ
の往復動作が所定回数だけ繰り返された後、最終的に、
第2スクラブ位置R1,R2に位置した洗浄ブラシ1
1,12は、昇降駆動機構19,20が駆動されること
により、図9に二点鎖線で示す位置S1,S2にそれぞ
れ変位され、さらに、平行移動機構80,81が駆動さ
れることにより、洗浄ブラシ11,12は、それぞれ位
置S1,S2から位置P1,P2に移動されて、一連の
洗浄処理が終了される。
【0076】以上のように第4実施形態によれば、スク
ラブ洗浄時において、洗浄ブラシ11,12が、回転中
心O1がウエハWの端面の軌跡が描く円で囲まれた領域
の内側に位置する第1スクラブ位置Q1,Q2と、回転
中心O1がウエハWの端面の軌跡が描く円で囲まれた領
域の外側に位置する第2スクラブ位置R1,R2とに変
位される。また、洗浄ブラシ11,12は、ウエハWと
同方向に、ウエハWよりも高速で回転されている。これ
により、洗浄ブラシ11,12が第1スクラブ位置Q
1,Q2に変位されている状態と、洗浄ブラシ11,1
2が第2スクラブ位置R1,R2に変位されている状態
とでは、ウエハWの周縁部付近に対する洗浄ブラシ1
1,12の移動方向が互いに逆方向となる。ゆえに、上
述の第1ないし第3実施形態の装置と同様に、洗浄すべ
きウエハWの周縁部にノッチやオリフラのような切欠部
が形成されていても、切欠部の端面まで良好に洗浄する
ことができる。
【0077】なお、この第4実施形態では、洗浄ブラシ
11,12が、第1スクラブ位置Q1,Q2と第2スク
ラブ位置R1,R2との間で変位される際に、洗浄ブラ
シ11,12がウエハWの上面および下面に接触された
状態で、ウエハWの上面および下面をスクラブ洗浄しな
がら移動されているが、たとえば、洗浄ブラシ11,1
2がウエハWの上面および下面から離間された状態で移
動されてもよい。
【0078】本発明の4つの実施形態の説明は以上のと
おりであるが、本発明は上述の各実施形態に限定される
ものではない。たとえば、上述の第1実施形態では、主
洗浄装置2に備えられた洗浄ブラシ11,12の回転中
心O1と副洗浄装置3に備えられた洗浄ブラシ21,2
2の回転中心O2とが、いずれもウエハWの端面の軌跡
が描く円で囲まれた領域の内側に位置している。しかし
ながら、主洗浄装置2の洗浄ブラシの端面の軌跡が描く
円の半径が、ウエハWの端面の軌跡が描く円の半径より
も大きい場合には、洗浄ブラシ11,12の回転中心O
1および洗浄ブラシ21,22の回転中心O2のいずれ
もが、ウエハWの端面の軌跡が描く円で囲まれた領域の
外側に位置されて、洗浄ブラシ11,12と洗浄ブラシ
21,22とが互いに逆方向に回転駆動されてもよい。
【0079】また、上述の第2実施形態において、主洗
浄装置2の洗浄ブラシ11,12の端面の軌跡が描く円
の半径が、ウエハWの端面の軌跡が描く円の半径よりも
大きい場合には、洗浄ブラシ11,12の回転中心O1
がウエハWの端面の軌跡が描く円で囲まれた領域の外側
に位置され、洗浄ブラシ21,22の回転中心O2が、
ウエハWの端面の軌跡が描く円で囲まれた領域の内側に
位置されて、洗浄ブラシ11,12および洗浄ブラシ2
1,22が同方向に回転駆動されてもよい。
【0080】さらに、上述の第1および第2実施形態で
は、ウエハWの周縁部に対する洗浄ブラシ11,12の
移動方向と、ウエハWの周縁部に対する洗浄ブラシ2
1,22の移動方向とが互いに逆方向になる場合の構成
について説明した。しかしながら、ウエハWの周縁部に
形成されたノッチやオリフラなどの切欠部の端面を洗浄
するには、洗浄ブラシ11,12が切欠部の端面をスク
ラブする方向と洗浄ブラシ21,22が切欠部の端面を
スクラブする方向とが異なればよく、必ずしも逆方向に
なる必要はない。
【0081】したがって、たとえば、洗浄ブラシ11,
12の回転中心O1および洗浄ブラシ21,22の回転
中心O2が、いずれもウエハWの端面の軌跡が描く円で
囲まれた領域の内側または外側に設けられている構成に
おいて、洗浄ブラシ11,12と洗浄ブラシ21,22
とが同方向に回転された場合であっても、ウエハWの回
転半径方向に対する回転中心O1の位置と回転中心O2
の位置とが互いに異なるように設けられていれば、切欠
部の端面が2つの異なる方向からスクラブされるのでよ
い。
【0082】これと同様に、洗浄ブラシ11,12の回
転中心O1および洗浄ブラシ21,22の回転中心O2
の一方が、ウエハWの端面の軌跡が描く円で囲まれた領
域の内側に配置され、他方が当該領域の外側に配置され
ている構成において、洗浄ブラシ11,12と洗浄ブラ
シ21,22とが互いに逆方向に回転された場合であっ
ても、切欠部の端面を2つの異なる方向からスクラブす
ることができる。
【0083】さらに、上述の第1、第2および第4実施
形態では、ウエハWの上面および下面の両面を洗浄する
ことのできるウエハ洗浄装置を例にとって説明している
が、第1、第2および第4実施形態の構成を、たとえば
ウエハWの上面および下面のうちいずれか一方の面を洗
浄するウエハ洗浄装置に適用することもできる。具体的
には、第1実施形態の場合、ウエハWの上側に設けられ
た洗浄ブラシ11,21または下側に設けられた洗浄ブ
ラシ12,22のどちらかが省略されてもよい。また、
第2実施形態の場合には、洗浄ブラシ11,12のどち
らか一方が省略されてもよい。さらに、第4実施形態の
場合には、洗浄ブラシ11,12のどちらか一方が省略
されてもよい。
【0084】また、上述の第1および第2実施形態で
は、副洗浄装置3の洗浄ブラシ21,22がウエハWの
上方および下方に設けられているが、いずれか一方の洗
浄ブラシ21,22が省略されても構わない。また、上
述の各実施形態では、ウエハWとの接触部が十字状とな
る洗浄ブラシ11,12,21,22を例にとって説明
しているが、たとえば、ウエハWとの接触部がほぼ平坦
面となる洗浄ブラシを用いるようにしてもよい。ただ
し、上述の洗浄ブラシ11,12,21,22のよう
に、ウエハWとの接触面に突条部49,50のような凸
部が設けられていれば、ウエハWの周縁部にオリフラや
ノッチなどの切欠部が形成されている場合に、突条部4
9,50の稜線部付近が切欠部に入り込みやすく、切欠
部の端面をより良好に洗浄することができるので好まし
い。
【0085】さらに、上述の各実施形態では、洗浄ブラ
シ11,12(洗浄ブラシ21,22)を移動させるこ
とによって、洗浄ブラシ11,12(洗浄ブラシ21,
22)をウエハWの上面および下面に接触させている。
しかし、たとえば、洗浄ブラシ11,12(洗浄ブラシ
21,22)およびウエハWを保持するウエハ保持装置
1の両方を移動させることによって、洗浄ブラシ11,
12(洗浄ブラシ21,22)をウエハWの上面および
下面に接触させてもよい。また、この発明が片面洗浄装
置に適用されて、洗浄ブラシがウエハWの上側または下
側にのみ設けられる場合には、洗浄ブラシを固定したま
まウエハWを保持する保持ハンド4,5を移動させるこ
とにより、洗浄ブラシをウエハWの表面に接触させるよ
うにしてもよい。
【0086】また、ウエハWに洗浄液を供給するための
ノズル31,32を、洗浄ブラシ11,12の中央部分
に設けるのではなく、洗浄ブラシ11,12から離れた
位置に設けるようにしてもよい。もちろん、洗浄ブラシ
21,22に配置されたノズル37,38を、洗浄ブラ
シ21,22から離れた位置に設けてもよい。さらに、
上述の各実施形態では、ウエハWを保持し回転させるた
めの構成としてウエハWを端面にて保持しつつ回転させ
ることのできる保持ローラ6,7を用いる場合について
説明しているが、ウエハWの一方面のみを洗浄する装置
においては、たとえば、ウエハWの上面または下面を真
空吸着してウエハWを保持しつつ回転させることのでき
るバキュームチャックを用いてもよい。
【0087】また、本発明がウエハWを洗浄する装置に
適用される場合を例にとって説明しているが、本発明
は、たとえばウエハWの表面に対して洗浄以外の処理を
施すウエハ処理装置に対しても適用することができる。
さらに、ウエハWのような円形基板だけでなく、液晶表
示装置用ガラス基板やPDP用ガラス基板などの角形基
板を処理する装置に対しても適用することができる。こ
の場合、角形基板の表面を洗浄する洗浄部材として、上
述の洗浄ブラシ11,12を用いるとき、洗浄ブラシ1
1,12の直径を、角形基板が回転する際の軌跡が描く
円の最大半径(回転半径)以上に設定する方が好まし
い。このようにすれば、洗浄ブラシ11,12と角形基
板とを相対的に移動させなくても、角形基板の上面全域
および下面全域を洗浄することができる。なお、角形基
板においては、角形基板の各辺が、上述の円形基板に形
成されたオリフラやノッチなどの切欠部の縁部に相当す
ると言える。
【0088】その他、特許請求の範囲に記載された範囲
で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るウエハ洗浄装置の
概略構成を示す平面図である。
【図2】図1に示すウエハ洗浄装置を図1のA方向から
見た側面図である。
【図3】主洗浄装置に備えられた下洗浄ブラシの構成を
示す平面図である。
【図4】図3の切断線IV-IV から見た断面図である。
【図5】ウエハの周縁部にノッチが形成されている場合
におけるウエハ端面の洗浄の様子について説明するため
の図解図である。
【図6】ウエハの周縁部にオリフラが形成されている場
合におけるウエハ端面の洗浄の様子について説明するた
めの図解図である。
【図7】第2実施形態に係るウエハ洗浄装置によるスク
ラブ洗浄処理の様子を説明するための図解図である。
【図8】第3実施形態に係るウエハ洗浄装置の構成を簡
略化して示す側面図である。
【図9】第4実施形態に係るウエハ洗浄装置の構成を簡
略化して示す側面図である。
【図10】第4実施形態に係るウエハ洗浄装置によるス
クラブ洗浄処理の流れを説明するための図解図である。
【図11】従来のウエハ洗浄装置の構成を示す平面図で
ある。
【図12】図11に示される構成を図11のZ方向から
見た側面図である。
【図13】ウエハの周縁部にノッチが形成されている場
合のウエハ端面の洗浄むらについて説明するための図解
図である。
【図14】ウエハの周縁部にオリフラが形成されている
場合のウエハ端面の洗浄むらについて説明するための図
解図である。
【符号の説明】
1 基板保持装置(基板保持手段) 2 主洗浄装置 3 副洗浄装置 6 保持ローラ(基板保持手段) 7 保持ローラ(基板保持手段、駆動ローラ) 11,12,21,22 洗浄ブラシ 17,18,27,28 回転駆動機構(スクラブ部
材回転駆動手段) 31,32,37,38 洗浄液供給ノズル(洗浄液供
給手段) 33,34 洗浄液供給路(洗浄液供給手段) 41,42 洗浄液供給弁(洗浄液供給手段) 49,50 突条部(凸部) 80.81 平行移動機構(移動手段) O1,O2 回転軸線 M モータ(基板回転駆動源) W ウエハ(基板)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周縁部に切欠部を有する基板を保持する基
    板保持手段と、 この基板保持手段に保持された基板を回転させるための
    基板回転駆動源と、 上記基板保持手段に保持された基板の表面に対してほぼ
    垂直な方向に沿った異なる回転軸線を中心に回転可能に
    設けられて、基板の表面をスクラブ洗浄する第1スクラ
    ブ部材および第2スクラブ部材と、 上記第1スクラブ部材および上記第2スクラブ部材を回
    転させるためのスクラブ部材回転駆動手段と、 上記基板保持手段に保持された基板に対して洗浄液を供
    給する洗浄液供給手段とを含むことを特徴とする基板処
    理装置。
  2. 【請求項2】上記第1スクラブ部材の回転軸線および上
    記第2スクラブ部材の回転軸線は、ともに基板の回転半
    径の円の内方または外方に設けられており、 上記スクラブ部材回転駆動手段は、上記基板保持手段に
    保持された基板の同一面に接触する第1スクラブ部材お
    よび第2スクラブ部材を互いに逆方向に回転させる手段
    を含むことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】上記第1スクラブ部材の回転軸線は、基板
    の回転半径の円の内方に設けられ、上記第2スクラブ部
    材の回転軸線は、基板の回転半径の円の外方に設けられ
    ており、 上記スクラブ部材回転駆動手段は、上記基板保持手段に
    保持された基板の同一面に接触する第1スクラブ部材お
    よび第2スクラブ部材を同方向に回転させる手段を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】上記第1スクラブ部材の回転軸線は、基板
    の回転半径の円の内方に設けられ、上記第2スクラブ部
    材の回転軸線は、基板の回転半径の円の外方に設けられ
    ており、 上記スクラブ部材回転駆動手段は、上記基板保持手段に
    保持された基板の異なる面にそれぞれ接触する第1スク
    ラブ部材および第2スクラブ部材を同方向に回転させる
    手段を含むことを特徴とする請求項1記載の基板処理装
    置。
  5. 【請求項5】周縁部に切欠部を有する基板を保持する基
    板保持手段と、 この基板保持手段に保持された基板を回転させるための
    基板回転駆動源と、 上記基板保持手段に保持された基板の表面に対してほぼ
    垂直な方向に沿う回転軸線を中心に回転可能に設けられ
    て、上記基板の異なる面にそれぞれ接触して各面をスク
    ラブ洗浄する第1スクラブ部材および第2スクラブ部材
    と、 上記第1スクラブ部材および上記第2スクラブ部材を互
    いに逆方向に回転させるためのスクラブ部材回転駆動手
    段と、 上記基板保持手段に保持された基板に対して洗浄液を供
    給する洗浄液供給手段とを含むことを特徴とする基板処
    理装置。
  6. 【請求項6】上記第1スクラブ部材は、基板の回転半径
    以上の回転直径を有するものであることを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】上記第1スクラブ部材および上記第2スク
    ラブ部材は、基板と接触する側に凸部を有するものであ
    ることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載
    の基板処理装置。
  8. 【請求項8】周縁部に切欠部を有する基板を保持する基
    板保持手段と、 この基板保持手段に保持された基板を回転させるための
    基板回転駆動源と、 上記基板保持手段に保持された基板に対して洗浄液を供
    給する洗浄液供給手段と、 上記基板保持手段に保持された基板の表面に対してほぼ
    垂直な方向に沿う回転軸線を中心に回転可能に設けら
    れ、基板の表面をスクラブ洗浄するスクラブ部材と、 上記スクラブ部材を回転させるためのスクラブ部材回転
    駆動手段と、 上記回転軸線が基板の回転半径の円の内方に位置する第
    1の位置と、上記回転軸線が基板の回転半径の円の外方
    に位置する第2の位置とに変位されるように、基板とス
    クラブ部材とを相対的に移動させる移動手段とを備えた
    ことを特徴とする基板処理装置。
  9. 【請求項9】上記スクラブ部材は、基板と接触する側に
    凸部を有するものであることを特徴とする請求項8記載
    の基板処理装置。
  10. 【請求項10】上記基板保持手段は、基板の端面に当接
    しつつ回転し、基板回転駆動源の駆動力が伝達されて回
    転駆動される駆動ローラを含む少なくとも3つの保持ロ
    ーラを有するものであることを特徴とする請求項1ない
    し9のいずれかに記載の基板処理装置。
JP9152406A 1997-06-10 1997-06-10 基板処理装置 Pending JPH10340873A (ja)

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