JPH10229685A - 静電浮上力発生機構及びこれを用いた静電チャック装置 - Google Patents
静電浮上力発生機構及びこれを用いた静電チャック装置Info
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- JPH10229685A JPH10229685A JP2949097A JP2949097A JPH10229685A JP H10229685 A JPH10229685 A JP H10229685A JP 2949097 A JP2949097 A JP 2949097A JP 2949097 A JP2949097 A JP 2949097A JP H10229685 A JPH10229685 A JP H10229685A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 粉体(パーティクル)汚染を防止することが
できる静電圧による浮上力発生機構及びこれを用いた静
電チャック装置を提供する。 【解決手段】 絶縁基体200の一表面に被反発体とし
ての被保持体201に吸引力を作用させる2つの吸引電
極202と、被保持体201へ反発力を作用させる2つ
の反発電極203とを備え、この2つの反発電極203
は2つの吸引電極202間に介在するように配置すると
ともに、反発電極203の面積は吸引電極202より大
きく設定されている。また、吸引電極202上には誘電
体材料からなる突出部材204を形成しており、被保持
体201を突出部材204の頂部上で支持する。
できる静電圧による浮上力発生機構及びこれを用いた静
電チャック装置を提供する。 【解決手段】 絶縁基体200の一表面に被反発体とし
ての被保持体201に吸引力を作用させる2つの吸引電
極202と、被保持体201へ反発力を作用させる2つ
の反発電極203とを備え、この2つの反発電極203
は2つの吸引電極202間に介在するように配置すると
ともに、反発電極203の面積は吸引電極202より大
きく設定されている。また、吸引電極202上には誘電
体材料からなる突出部材204を形成しており、被保持
体201を突出部材204の頂部上で支持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被保持体に作用さ
せる静電吸引力と静電反発力とのバランスをとって浮上
力を発生させることにより、被保持体を静電的に支持す
る静電浮上力発生機構及びこれを用いた静電チャック装
置に関するものである。
せる静電吸引力と静電反発力とのバランスをとって浮上
力を発生させることにより、被保持体を静電的に支持す
る静電浮上力発生機構及びこれを用いた静電チャック装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、以下に示すようなものがあった。図6は従来の
静電チャックを示す断面図であり、具体的には被保持体
の固定に使用されるものである。
例えば、以下に示すようなものがあった。図6は従来の
静電チャックを示す断面図であり、具体的には被保持体
の固定に使用されるものである。
【0003】この静電チャックは、円盤状をした絶縁基
板401の表面に半円状をした2枚の吸引電極402,
403を敷設するとともに、この吸引電極402,40
3を覆うように絶縁基板401の表面を絶縁皮膜404
で被覆し、その表面を吸着面405としたものであり、
この吸着面405に被保持体410を載置し、吸引電極
402,403間に電圧を印加することによって被保持
体410を分極させて帯電せしめ、その電荷と吸引電極
402,403との間に作用する静電吸引力で被保持体
410を吸着面405に保持するようになっていた。
板401の表面に半円状をした2枚の吸引電極402,
403を敷設するとともに、この吸引電極402,40
3を覆うように絶縁基板401の表面を絶縁皮膜404
で被覆し、その表面を吸着面405としたものであり、
この吸着面405に被保持体410を載置し、吸引電極
402,403間に電圧を印加することによって被保持
体410を分極させて帯電せしめ、その電荷と吸引電極
402,403との間に作用する静電吸引力で被保持体
410を吸着面405に保持するようになっていた。
【0004】そして、吸引電極402,403間に印加
する電圧を上げて、静電吸引力を高めることにより、被
保持体410と吸着面405との間の摩擦力を増大さ
せ、搬送時や外部からの振動に対して位置ズレを生じる
ことなく、所定の位置に被保持体410を保持するよう
になっていた。
する電圧を上げて、静電吸引力を高めることにより、被
保持体410と吸着面405との間の摩擦力を増大さ
せ、搬送時や外部からの振動に対して位置ズレを生じる
ことなく、所定の位置に被保持体410を保持するよう
になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6の
ような静電チャックでは、真空中の固定や搬送におい
て、次のような問題点があった。固定又は離脱に際し
て、被保持体410の底面を広域な面積を介して接触さ
せ、更に位置合わせのために摺動させなければならない
ことから、この接触と摺動による摩耗粉によって真空容
器中を汚染することが知られている。
ような静電チャックでは、真空中の固定や搬送におい
て、次のような問題点があった。固定又は離脱に際し
て、被保持体410の底面を広域な面積を介して接触さ
せ、更に位置合わせのために摺動させなければならない
ことから、この接触と摺動による摩耗粉によって真空容
器中を汚染することが知られている。
【0006】一般的な例であるが、被保持体410に8
インチのシリコンウエハを用いた場合、チャック動作の
1アクションで0.02mgの摩耗粉等の粉体(パーテ
ィクル)が平均して飛び散る。そして、この飛び散った
粉体は真空容器中に浮遊して被保持体410の表面に付
着する確率が高く、半導体製造装置における歩留りを大
きく低下させているのが現状であった。
インチのシリコンウエハを用いた場合、チャック動作の
1アクションで0.02mgの摩耗粉等の粉体(パーテ
ィクル)が平均して飛び散る。そして、この飛び散った
粉体は真空容器中に浮遊して被保持体410の表面に付
着する確率が高く、半導体製造装置における歩留りを大
きく低下させているのが現状であった。
【0007】この確率は、製造装置の状態(清掃の有無
等)で異なるが、真空中での処理に関する不良の原因を
挙げると、殆どが真空容器中に浮遊する粉体(パーティ
クル)汚染であった。
等)で異なるが、真空中での処理に関する不良の原因を
挙げると、殆どが真空容器中に浮遊する粉体(パーティ
クル)汚染であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
問題点に鑑み、被保持体に対する一対の吸引電極と反発
電極とを備えてなる絶縁基体と、前記吸引電極上に形成
した誘電体からなる突出部材とから静電浮上力発生機構
を構成し、前記吸引電極への電圧の印加による静電吸引
力と、前記反発電極への電圧の印加による静電反発力と
の均衡により浮上力を発生させ、被保持体を静電的に支
持するようしたものである。
問題点に鑑み、被保持体に対する一対の吸引電極と反発
電極とを備えてなる絶縁基体と、前記吸引電極上に形成
した誘電体からなる突出部材とから静電浮上力発生機構
を構成し、前記吸引電極への電圧の印加による静電吸引
力と、前記反発電極への電圧の印加による静電反発力と
の均衡により浮上力を発生させ、被保持体を静電的に支
持するようしたものである。
【0009】また、本発明は、前記静電浮上力発生機構
を複数整列させて配置することにより、静電チャック装
置を構成したものである。
を複数整列させて配置することにより、静電チャック装
置を構成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
静電浮上力発生機構を示す斜視図、図2は図1の静電浮
上力発生機構の動作説明図、図3は図1の静電浮上力発
生機構の吸引電極及び反発電極にそれぞれ印加するパル
ス波形を示す図である。
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
静電浮上力発生機構を示す斜視図、図2は図1の静電浮
上力発生機構の動作説明図、図3は図1の静電浮上力発
生機構の吸引電極及び反発電極にそれぞれ印加するパル
ス波形を示す図である。
【0011】図1及び図2の静電浮上力発生機構は、絶
縁基体200の一表面に被保持体201に静電吸引力を
作用させるための2つの吸引電極202と、被保持体2
01へ静電反発力を作用させるための2つの反発電極2
03を具備してなり、この2つの反発電極203は2つ
の吸引電極202間に介在するように形成するととも
に、反発電極203の面積を吸引電極202より大きく
してある(例えば、吸引電極202と反発電極203の
面積比を1対10とする)。また、上記吸引電極202
上には誘電体からなる突出部材204を設けてあり、被
保持体201を突出部材204の頂部上で支持するよう
にしている。
縁基体200の一表面に被保持体201に静電吸引力を
作用させるための2つの吸引電極202と、被保持体2
01へ静電反発力を作用させるための2つの反発電極2
03を具備してなり、この2つの反発電極203は2つ
の吸引電極202間に介在するように形成するととも
に、反発電極203の面積を吸引電極202より大きく
してある(例えば、吸引電極202と反発電極203の
面積比を1対10とする)。また、上記吸引電極202
上には誘電体からなる突出部材204を設けてあり、被
保持体201を突出部材204の頂部上で支持するよう
にしている。
【0012】なお、図2において、205は吸引電極2
02に通電するための吸引電源、206は反発電極20
3に通電するための反発電源、207は吸引電極202
側に作用する吸引電気力線、208は反発電極203側
に作用する反発電気力線、301は吸引電極202へ印
加される正のパルス波形、302は反発電極203へ印
加される負のパルス波形である。
02に通電するための吸引電源、206は反発電極20
3に通電するための反発電源、207は吸引電極202
側に作用する吸引電気力線、208は反発電極203側
に作用する反発電気力線、301は吸引電極202へ印
加される正のパルス波形、302は反発電極203へ印
加される負のパルス波形である。
【0013】次に、図2及び図3を用い、動作原理をモ
デルに従って説明する。ただし、図2は図1の左半分の
みを示したものであり、右側の1点鎖線は電界の中性線
を表す。まず、吸引電源205により吸引電極202間
に図3(a)のような正のパルス波形301を持った電
圧を印加し、反発電源206により反発電極203間に
図3(b)のような負のパルス波形302を持った電圧
を印加する。この時、吸引電極202と反発電極203
に印加する電圧は共に同じ周波数を持ったものとし、そ
の時間比(デューティ比)を例えば吸引電極202と反
発電極203の面積比と同じ1対10に設定すると、吸
引電極202による静電吸引力と反発電極203による
静電反発力とが同じ程度となり、被保持体201に浮上
力を作用させた状態で支持することができる。
デルに従って説明する。ただし、図2は図1の左半分の
みを示したものであり、右側の1点鎖線は電界の中性線
を表す。まず、吸引電源205により吸引電極202間
に図3(a)のような正のパルス波形301を持った電
圧を印加し、反発電源206により反発電極203間に
図3(b)のような負のパルス波形302を持った電圧
を印加する。この時、吸引電極202と反発電極203
に印加する電圧は共に同じ周波数を持ったものとし、そ
の時間比(デューティ比)を例えば吸引電極202と反
発電極203の面積比と同じ1対10に設定すると、吸
引電極202による静電吸引力と反発電極203による
静電反発力とが同じ程度となり、被保持体201に浮上
力を作用させた状態で支持することができる。
【0014】すなわち、吸引電源205より供給した電
圧により、吸引電極202側には吸引電気力線207が
発生し、この吸引電気力線207は突出部材204にて
誘導され、被保持体201の内部を通過することにな
る。そのため、電界が被保持体201に集中し、被保持
体201の物性が導体に近いものであれば内部を通過す
る吸引電気力線207は密となり、被保持体201を速
やかに分極せしめて帯電させ、静電吸引力が発生する。
圧により、吸引電極202側には吸引電気力線207が
発生し、この吸引電気力線207は突出部材204にて
誘導され、被保持体201の内部を通過することにな
る。そのため、電界が被保持体201に集中し、被保持
体201の物性が導体に近いものであれば内部を通過す
る吸引電気力線207は密となり、被保持体201を速
やかに分極せしめて帯電させ、静電吸引力が発生する。
【0015】一方、反発電源206より供給した電圧に
より、反発電極203側には反発電気力線208が発生
するが、この時、誘導するものが無いために被保持体2
01を通過する反発電気力線208は少なく、図2の曲
線のような分布となる。そのため、図3(a)に示すよ
うな正のパルス波形301を吸引電極202間へ、図3
(b)に示すような負のパルス波形302を反発電極2
03間へ供給すると、図3(a)に示す正のパルス波形
301に対応して被保持体201に作用していた静電吸
引力が短時間に無くなり、図3(b)に示す負のパルス
波形302に対応して静電反発力が長い時間にわたって
発生することになるため、静電吸引力と静電反発力との
合力である浮上力を発生させ、被保持体201を突出部
材204の頂部上で支持することができる。
より、反発電極203側には反発電気力線208が発生
するが、この時、誘導するものが無いために被保持体2
01を通過する反発電気力線208は少なく、図2の曲
線のような分布となる。そのため、図3(a)に示すよ
うな正のパルス波形301を吸引電極202間へ、図3
(b)に示すような負のパルス波形302を反発電極2
03間へ供給すると、図3(a)に示す正のパルス波形
301に対応して被保持体201に作用していた静電吸
引力が短時間に無くなり、図3(b)に示す負のパルス
波形302に対応して静電反発力が長い時間にわたって
発生することになるため、静電吸引力と静電反発力との
合力である浮上力を発生させ、被保持体201を突出部
材204の頂部上で支持することができる。
【0016】なお、この浮上力の程度は、材質の帯電即
応性と電荷を保持する能力にもよるが、各電源205,
206より印加する電圧のパルス波形301,302の
繰り返し周期を制御することで、調整することができ、
好ましくは、吸引力の80%が浮上力となるようにする
ことが良い。次に、本発明の静電浮上力発生機構を用い
た静電チャック装置を図4及び図5を用いて説明する。
応性と電荷を保持する能力にもよるが、各電源205,
206より印加する電圧のパルス波形301,302の
繰り返し周期を制御することで、調整することができ、
好ましくは、吸引力の80%が浮上力となるようにする
ことが良い。次に、本発明の静電浮上力発生機構を用い
た静電チャック装置を図4及び図5を用いて説明する。
【0017】図4の静電チャック装置は、図1の静電浮
上力発生機構を1セルとし、このセルを絶縁基体100
上に整列させて配置したものであり、例えば、縦横15
個ずつ、合計で225個の静電浮上力発生機構(セル)
を配列させる。具体的には、図5に図4のA部を拡大し
た側面図を示すように、被保持体101の下部には、正
の吸引電極111,121,131と負の吸引電極11
2,122を間隔を設けて交互に配置し、これらの間に
吸引電極111,121,131、112,122より
大きい面積を持った正の反発電極114,124,13
4,144と負の反発電極115,125,135,1
45を配置してある。
上力発生機構を1セルとし、このセルを絶縁基体100
上に整列させて配置したものであり、例えば、縦横15
個ずつ、合計で225個の静電浮上力発生機構(セル)
を配列させる。具体的には、図5に図4のA部を拡大し
た側面図を示すように、被保持体101の下部には、正
の吸引電極111,121,131と負の吸引電極11
2,122を間隔を設けて交互に配置し、これらの間に
吸引電極111,121,131、112,122より
大きい面積を持った正の反発電極114,124,13
4,144と負の反発電極115,125,135,1
45を配置してある。
【0018】また、上記各吸引電極111,121,1
31,112,122上には誘電体からなる突出部材1
13,123,133,143,153をそれぞれ形成
している。なお、図5において、102,103,10
4,105はそれぞれセルを示している。このように構
成すれば、正の吸引電極111,121,131と負の
吸引電極112、122間に図3(a)に示すような正
のパルス波形301をもった電圧を印加し、正の反発電
極114,124,134,144と、負の反発電極1
15,125,135,145間に図3(b)に示すよ
うな負のパルス波形302をもった電圧を印加すること
で、各静電浮上力発生機構(セル)の2箇所に浮上力
(図中の矢印で示す)が発生し、被保持体101を支持
することができる。
31,112,122上には誘電体からなる突出部材1
13,123,133,143,153をそれぞれ形成
している。なお、図5において、102,103,10
4,105はそれぞれセルを示している。このように構
成すれば、正の吸引電極111,121,131と負の
吸引電極112、122間に図3(a)に示すような正
のパルス波形301をもった電圧を印加し、正の反発電
極114,124,134,144と、負の反発電極1
15,125,135,145間に図3(b)に示すよ
うな負のパルス波形302をもった電圧を印加すること
で、各静電浮上力発生機構(セル)の2箇所に浮上力
(図中の矢印で示す)が発生し、被保持体101を支持
することができる。
【0019】そのため、この静電チャック装置により被
保持体101を保持する場合、浮上力を発生させて突出
部材113,123,133,143,153の頂部上
に支持した状態で被保持体101の位置決めを行い、位
置決め完了時には、その静電反発力を解除し、本来の静
電吸着力による静電チャック機能に移行させることで所
定の位置に被保持体101を保持することができる。
保持体101を保持する場合、浮上力を発生させて突出
部材113,123,133,143,153の頂部上
に支持した状態で被保持体101の位置決めを行い、位
置決め完了時には、その静電反発力を解除し、本来の静
電吸着力による静電チャック機能に移行させることで所
定の位置に被保持体101を保持することができる。
【0020】また、被保持体101の離脱時において
は、吸引電極111,121,131,112,122
間への通電を止めても被保持体101の帯電が一定時間
保持されるため、直ぐに離脱させることができないので
あるが、本発明の静電チャック装置では静電反発力を作
用させて浮上力を発生させることにより、静電吸引力の
残留を無くし、被保持体101を低トルクにて直ちに離
脱することができる。
は、吸引電極111,121,131,112,122
間への通電を止めても被保持体101の帯電が一定時間
保持されるため、直ぐに離脱させることができないので
あるが、本発明の静電チャック装置では静電反発力を作
用させて浮上力を発生させることにより、静電吸引力の
残留を無くし、被保持体101を低トルクにて直ちに離
脱することができる。
【0021】さらに、本発明の静電チャック装置では、
突出部材113,123,133,143,153の頂
部のみが被保持体101と当接することから接触面積が
小さく、また、位置決め時には被保持体101との摺動
接触する圧力を飛躍的に小さくできるため、摺動摩擦で
発生する粉体(パーティクル)の総量を激減させること
ができる。
突出部材113,123,133,143,153の頂
部のみが被保持体101と当接することから接触面積が
小さく、また、位置決め時には被保持体101との摺動
接触する圧力を飛躍的に小さくできるため、摺動摩擦で
発生する粉体(パーティクル)の総量を激減させること
ができる。
【0022】例えば、絶縁基体100上に静電浮上力発
生機構(セル)を図4のように15×15個の合計22
5個配置し、パターン面積が200×260mmとなる
ようにするとともに、吸引電極111,121,13
1,112,122と反発電極114,124,13
4,144,115,125,135,145の面積比
を1対10、突出部材113,123,133,14
3,153を比誘電率が2000のチタン酸バリウムで
形成し、その厚みを130μmとした静電チャック装置
を試作し、ピーク電圧1500V、周波数68Hzの正
のパルス波形をもった電圧を正の吸引電極111、12
1、131と負の吸引電極112、122間に印加し、
ピーク電圧1500V、周波数68Hzの負のパルス波
形をもった電圧を、正の反発電極114,124,13
4,144と負の反発電極115,125,135,1
45間に印加すると、厚さ0.7mmの8インチのシリ
コンウエハに0.15g/cm2 の浮上力を発生させる
ことができ、シリコンウエハの自重(0.16g/cm
2 )に対してわずかに小さく、完全な浮上には至らない
ものの、突出部材113,123,133,143,1
53との接触圧を1/16に減少させることができる。
そのため、実際発生した粉体(パーティクル)の総量を
測定したところ、100回の動作アクションでも0.0
06mgと、従来の静電チャックにおける1回の動作ア
クションでの0.02mgに比べて大きく改善すること
ができた。
生機構(セル)を図4のように15×15個の合計22
5個配置し、パターン面積が200×260mmとなる
ようにするとともに、吸引電極111,121,13
1,112,122と反発電極114,124,13
4,144,115,125,135,145の面積比
を1対10、突出部材113,123,133,14
3,153を比誘電率が2000のチタン酸バリウムで
形成し、その厚みを130μmとした静電チャック装置
を試作し、ピーク電圧1500V、周波数68Hzの正
のパルス波形をもった電圧を正の吸引電極111、12
1、131と負の吸引電極112、122間に印加し、
ピーク電圧1500V、周波数68Hzの負のパルス波
形をもった電圧を、正の反発電極114,124,13
4,144と負の反発電極115,125,135,1
45間に印加すると、厚さ0.7mmの8インチのシリ
コンウエハに0.15g/cm2 の浮上力を発生させる
ことができ、シリコンウエハの自重(0.16g/cm
2 )に対してわずかに小さく、完全な浮上には至らない
ものの、突出部材113,123,133,143,1
53との接触圧を1/16に減少させることができる。
そのため、実際発生した粉体(パーティクル)の総量を
測定したところ、100回の動作アクションでも0.0
06mgと、従来の静電チャックにおける1回の動作ア
クションでの0.02mgに比べて大きく改善すること
ができた。
【0023】なお、本発明は上記実施形態のもののみに
限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々
の変形が可能であり、例えば、静電浮上スピンドル、静
電浮上アクチュエータ等々の一般機械装置にも広く応用
できることは言うまでもなく、これらを本発明の範囲か
ら排除するものではない。
限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々
の変形が可能であり、例えば、静電浮上スピンドル、静
電浮上アクチュエータ等々の一般機械装置にも広く応用
できることは言うまでもなく、これらを本発明の範囲か
ら排除するものではない。
【0024】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、静電浮上力発生機構を、被保持体に対する一対
の吸引電極と反発電極とを備えてなる絶縁基体と、前記
吸引電極上に形成した誘電体からなる突出部材とから構
成したことにより、前記吸引電極への電圧の印加による
静電吸引力と、前記反発電極への電圧の印加による静電
反発力との均衡により浮上力を発生させ、被保持体を静
電的に支持することができる。
よれば、静電浮上力発生機構を、被保持体に対する一対
の吸引電極と反発電極とを備えてなる絶縁基体と、前記
吸引電極上に形成した誘電体からなる突出部材とから構
成したことにより、前記吸引電極への電圧の印加による
静電吸引力と、前記反発電極への電圧の印加による静電
反発力との均衡により浮上力を発生させ、被保持体を静
電的に支持することができる。
【0025】また、本発明は上記静電浮上力発生機構を
複数整列させて配置して静電チャック装置を構成したこ
とにより、粉体(パーティクル)汚染を激減させること
ができる。
複数整列させて配置して静電チャック装置を構成したこ
とにより、粉体(パーティクル)汚染を激減させること
ができる。
【図1】本発明の実施形態の一例である静電浮上力発生
機構を示す斜視図である。
機構を示す斜視図である。
【図2】図1の静電浮上力発生機構の動作説明図であ
る。
る。
【図3】図1の静電浮上力発生機構の静電力発生電極に
印加するパルス波形を示す図である。
印加するパルス波形を示す図である。
【図4】図1の静電浮上力発生機構を用いた本発明に係
る静電チャック装置を示す斜視図である。
る静電チャック装置を示す斜視図である。
【図5】図4のA部を拡大した断面図である。
【図6】従来の静電チャックを示す断面図である。
100,200 絶縁基体 101,201 被保持体 102,103,104,105 セル 111,121,131 正の吸引電極 112,122 負の吸引電極 113,123,133,143,153,204
突出部材 114,124,134,144 正の反発電極 115,125,135,145 負の反発電極 202 吸引電極 203 反発電極 205 吸引電源 206 反発電源 207 吸引電気力線 208 反発電気力線 301 吸引電極側へ印加される正のパルス波形 302 反発電極側へ印加される負のパルス波形
突出部材 114,124,134,144 正の反発電極 115,125,135,145 負の反発電極 202 吸引電極 203 反発電極 205 吸引電源 206 反発電源 207 吸引電気力線 208 反発電気力線 301 吸引電極側へ印加される正のパルス波形 302 反発電極側へ印加される負のパルス波形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲靱▼ 巨 神奈川県川崎市高津区坂戸3−2−1 財 団法人 神奈川科学技術アカデミー内
Claims (2)
- 【請求項1】(a)被保持体に対する一対の吸引電極と
反発電極とをそれぞれ備えてなる絶縁基体と、(b)前
記吸引電極上に形成した誘電体からなる突出部材とを備
え、(c)前記吸引電極への電圧の印加による静電吸引
力と、前記反発電極への電圧の印加による静電反発力と
の均衡により浮上力を発生させ、前記突出部材の頂部上
に被保持体を支持するようにしたことを特徴とする静電
浮上力発生機構。 - 【請求項2】 被保持体に対する一対の吸引電極と反発
電極とをそれぞれ備えてなる絶縁基体と、前記吸引電極
上に形成した誘電体からなる突出部材とを備え、前記吸
引電極への電圧の印加による静電吸引力と、前記反発電
極への電圧の印加による静電反発力との均衡により浮上
力を発生させ、前記突出部材の頂部上に被保持体を支持
するようにした静電浮上力発生機構を、複数整列させて
配置し、被保持体を保持するようにしたことを特徴とす
る静電チャック装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02949097A JP3904650B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 静電浮上力発生機構及びこれを用いた静電チャック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02949097A JP3904650B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 静電浮上力発生機構及びこれを用いた静電チャック装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10229685A true JPH10229685A (ja) | 1998-08-25 |
| JP3904650B2 JP3904650B2 (ja) | 2007-04-11 |
Family
ID=12277526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02949097A Expired - Fee Related JP3904650B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 静電浮上力発生機構及びこれを用いた静電チャック装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3904650B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP02949097A patent/JP3904650B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3904650B2 (ja) | 2007-04-11 |
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