JPH1022988A - 受信制御装置 - Google Patents
受信制御装置Info
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- JPH1022988A JPH1022988A JP8168918A JP16891896A JPH1022988A JP H1022988 A JPH1022988 A JP H1022988A JP 8168918 A JP8168918 A JP 8168918A JP 16891896 A JP16891896 A JP 16891896A JP H1022988 A JPH1022988 A JP H1022988A
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- phase deviation
- preset
- reception
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 系の安定度を高く保持しながら受信性能を向
上できるようにすることを課題とする。 【解決手段】 電圧プリセット回路6は、受信開始後の
初期クロック再生で得られた位相偏差信号をループフィ
ルタ5を介して受け取ると、その位相偏差信号に基づく
制御電圧値(制御量)をVCC(電圧制御クロック)発
振回路7に対してプリセットし、初期クロック再生以降
のクロック再生で得られた位相偏差信号に基づいてVC
C発振回路7を制御する場合には今回の制御電圧値とプ
リセットされた制御電圧値との差分で制御する。
上できるようにすることを課題とする。 【解決手段】 電圧プリセット回路6は、受信開始後の
初期クロック再生で得られた位相偏差信号をループフィ
ルタ5を介して受け取ると、その位相偏差信号に基づく
制御電圧値(制御量)をVCC(電圧制御クロック)発
振回路7に対してプリセットし、初期クロック再生以降
のクロック再生で得られた位相偏差信号に基づいてVC
C発振回路7を制御する場合には今回の制御電圧値とプ
リセットされた制御電圧値との差分で制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、受信制御装置に
関し、特に、無線通信においてフェーディング、受信レ
ベル、マルチパス等の外部環境の変化に対応して受信性
能を最適化する受信制御装置に関する。
関し、特に、無線通信においてフェーディング、受信レ
ベル、マルチパス等の外部環境の変化に対応して受信性
能を最適化する受信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信の分野では、近年、移動体通信
の技術が伸びている。その技術で代表的なものにスペク
トラム拡散を利用したDS(Direct Sequence)システム
とFH(Frequency Hopping)システムとがある。これら
システムは、占有周波数帯を広げることで、耐雑音能力
と耐干渉能力とを高めている。以下にDSシステムの例
を挙げる。
の技術が伸びている。その技術で代表的なものにスペク
トラム拡散を利用したDS(Direct Sequence)システム
とFH(Frequency Hopping)システムとがある。これら
システムは、占有周波数帯を広げることで、耐雑音能力
と耐干渉能力とを高めている。以下にDSシステムの例
を挙げる。
【0003】このDSシステムでは、PN(Pseudorand
om Noise)系列の自己相関関数に存在する拡散符号特有
の鋭いピークを利用して、遅相相関値と進相相関値とに
基づく同期引き込みとその保持とが実施される。
om Noise)系列の自己相関関数に存在する拡散符号特有
の鋭いピークを利用して、遅相相関値と進相相関値とに
基づく同期引き込みとその保持とが実施される。
【0004】このDSシステムには、例えば遅延ロック
ループ(以下にDLLと称する)が使用されており、こ
れは上述した同期引き込みによって同期を一旦確立する
と、その同期確立状態を保持するように動作する。以下
に同期引き込みとその保持とを総称してクロック再生と
称する。
ループ(以下にDLLと称する)が使用されており、こ
れは上述した同期引き込みによって同期を一旦確立する
と、その同期確立状態を保持するように動作する。以下
に同期引き込みとその保持とを総称してクロック再生と
称する。
【0005】ここで上記DLLについて詳述する。図1
0は従来の受信制御装置に適用されるDLLの構成を示
すブロック図であり、同図において、81は受信信号で
ある復調信号を入力する入力端子、82,83は乗算を
行う乗算器、84は加算を行う加算器、85は高周波成
分を除去するループフィルタ、86は電圧制御クロック
(以下にVCCと称する)を発振するVCC発振回路、
87はVCCに基づいて拡散符号を生成してその拡散符
号を不図示のクロックパルスに合わせてシフトするN
(Nは自然数)段帰還シフトレジスタをそれぞれ示して
いる。
0は従来の受信制御装置に適用されるDLLの構成を示
すブロック図であり、同図において、81は受信信号で
ある復調信号を入力する入力端子、82,83は乗算を
行う乗算器、84は加算を行う加算器、85は高周波成
分を除去するループフィルタ、86は電圧制御クロック
(以下にVCCと称する)を発振するVCC発振回路、
87はVCCに基づいて拡散符号を生成してその拡散符
号を不図示のクロックパルスに合わせてシフトするN
(Nは自然数)段帰還シフトレジスタをそれぞれ示して
いる。
【0006】上記N段帰還シフトレジスタ87は、拡散
符号発生回路とN段分のシフトレジスタとを結合して、
そのシフトレジスタの途中の2カ所にそれぞれタップを
設けている。このN段帰還シフトレジスタ87では、各
タップ位置から取り出されたデータが、乗算器82,8
3、ループフィルタ85、及びVCC発振回路86を介
して処理された後に、再び先頭位置に帰還する。
符号発生回路とN段分のシフトレジスタとを結合して、
そのシフトレジスタの途中の2カ所にそれぞれタップを
設けている。このN段帰還シフトレジスタ87では、各
タップ位置から取り出されたデータが、乗算器82,8
3、ループフィルタ85、及びVCC発振回路86を介
して処理された後に、再び先頭位置に帰還する。
【0007】次に、クロック再生について説明する。図
10に示したDLLでは、乗算器82,83に対して、
N段帰還シフトレジスタ87の2つのタップ位置からそ
れぞれ拡散符号が供給される。すなわち、上記2つのタ
ップの内、一方のタップ位置からは、正しい位相よりも
少しだけ位相が遅れた拡散符号すなわち遅相拡散符号L
Cが取り出され、これが乗算器83に出力される。ま
た、他方のタップ位置からは、正しい位相よりも少しだ
け位相が進んだ拡散符号すなわち進相拡散符号ECが取
り出され、これが乗算器82に出力される。
10に示したDLLでは、乗算器82,83に対して、
N段帰還シフトレジスタ87の2つのタップ位置からそ
れぞれ拡散符号が供給される。すなわち、上記2つのタ
ップの内、一方のタップ位置からは、正しい位相よりも
少しだけ位相が遅れた拡散符号すなわち遅相拡散符号L
Cが取り出され、これが乗算器83に出力される。ま
た、他方のタップ位置からは、正しい位相よりも少しだ
け位相が進んだ拡散符号すなわち進相拡散符号ECが取
り出され、これが乗算器82に出力される。
【0008】また、乗算器82,83には、入力端子8
1に入力された復調信号も供給される。このため、乗算
器82,83は、PN系列の共通の復調信号に対してそ
れぞれ位相の異なる進相拡散符号EC、遅相拡散符号L
Cを掛け合わせ、その乗算結果である進相相関値と遅相
相関値とを加算器84に出力する。加算器84は、入力
される進相相関値と遅相相関値とを合成して、その合成
出力をループフィルタ85に供給する。
1に入力された復調信号も供給される。このため、乗算
器82,83は、PN系列の共通の復調信号に対してそ
れぞれ位相の異なる進相拡散符号EC、遅相拡散符号L
Cを掛け合わせ、その乗算結果である進相相関値と遅相
相関値とを加算器84に出力する。加算器84は、入力
される進相相関値と遅相相関値とを合成して、その合成
出力をループフィルタ85に供給する。
【0009】加算器84の合成出力がゼロ値になると、
受信側(DLL)でつくるクロック周波数が図示せぬ送
信側のクロック周波数に同期したことになる。また、合
成出力がゼロ値以外の値をとった場合には、加算器84
は、そのずれ量に比例した直流電圧を発生して、これを
位相偏差信号としてループフィルタ85に出力する。こ
の場合、ループフィルタ85は、入力された位相偏差信
号から高周波成分を除去して、これを後段のVCC発振
回路86に出力する。
受信側(DLL)でつくるクロック周波数が図示せぬ送
信側のクロック周波数に同期したことになる。また、合
成出力がゼロ値以外の値をとった場合には、加算器84
は、そのずれ量に比例した直流電圧を発生して、これを
位相偏差信号としてループフィルタ85に出力する。こ
の場合、ループフィルタ85は、入力された位相偏差信
号から高周波成分を除去して、これを後段のVCC発振
回路86に出力する。
【0010】VCC発振回路86は、高周波成分を除去
した位相偏差信号を入力すると、その位相偏差信号に基
づいて前述の合成出力がゼロ値になるようにVCCの出
力を調整する。N段帰還シフトレジスタ87は、VCC
発振回路86から調整されたVCCの供給を受けると、
そのVCCに基づく進相拡散符号EC、遅相拡散符号L
Cをそれぞれ乗算器82、乗算器83に出力する。
した位相偏差信号を入力すると、その位相偏差信号に基
づいて前述の合成出力がゼロ値になるようにVCCの出
力を調整する。N段帰還シフトレジスタ87は、VCC
発振回路86から調整されたVCCの供給を受けると、
そのVCCに基づく進相拡散符号EC、遅相拡散符号L
Cをそれぞれ乗算器82、乗算器83に出力する。
【0011】このように、従来のDLLは、無線送受信
装置間に生じるクロック周波数誤差や伝送路の位相ジッ
タ量を含む定常位相偏差を取り除くために、PN系列の
位相を調整しながらクロック再生するためのフィードバ
ックループを形成している。
装置間に生じるクロック周波数誤差や伝送路の位相ジッ
タ量を含む定常位相偏差を取り除くために、PN系列の
位相を調整しながらクロック再生するためのフィードバ
ックループを形成している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の受信制御装置は
以上のように構成されているので、クロック再生の度に
無線送受信装置間の定常位相偏差を除去するための制御
を行うが、その定常位相偏差が非常に大きいことからそ
の除去にかかる制御量も大きくなって、結果的に系の安
定度を低下させてしまうという問題点があった。特に、
クロック周波数誤差は位相ジッタ量に比べて非常に大き
い値をとるので、伝送路による位相ジッタの存否に関係
なく、クロック再生の度に、無線送受信装置間の定常位
相偏差を除去する制御が必要であった。
以上のように構成されているので、クロック再生の度に
無線送受信装置間の定常位相偏差を除去するための制御
を行うが、その定常位相偏差が非常に大きいことからそ
の除去にかかる制御量も大きくなって、結果的に系の安
定度を低下させてしまうという問題点があった。特に、
クロック周波数誤差は位相ジッタ量に比べて非常に大き
い値をとるので、伝送路による位相ジッタの存否に関係
なく、クロック再生の度に、無線送受信装置間の定常位
相偏差を除去する制御が必要であった。
【0013】また、クロック周波数誤差に対応できる同
期引き込み幅をもつためには、系の安定度を大きく見積
もる必要がある。このため、定常位相偏差の内の位相ジ
ッタ量についてはある程度の許容が必要となるので、位
相ジッタの追従性が鈍って受信性能を劣化させてしまう
という問題点があった。
期引き込み幅をもつためには、系の安定度を大きく見積
もる必要がある。このため、定常位相偏差の内の位相ジ
ッタ量についてはある程度の許容が必要となるので、位
相ジッタの追従性が鈍って受信性能を劣化させてしまう
という問題点があった。
【0014】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、位相偏差の制御量を抑えて系
の安定度を高めることが可能な受信制御装置を得ること
を第1の目的とする。
るためになされたもので、位相偏差の制御量を抑えて系
の安定度を高めることが可能な受信制御装置を得ること
を第1の目的とする。
【0015】この発明は、系の安定度を高く保持しなが
ら位相ジッタの追従性を高めることで受信性能を向上さ
せることが可能な受信制御装置を得ることを第2の目的
とする。
ら位相ジッタの追従性を高めることで受信性能を向上さ
せることが可能な受信制御装置を得ることを第2の目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明に係る受信制御装置は、
受信開始後の初期クロック再生で生じた位相偏差に基づ
いて内部発振回路の制御量をプリセットし、初期クロッ
ク再生以降のクロック再生で生じた位相偏差に基づいて
内部発振回路を制御する場合には今回の制御量とプリセ
ットされた制御量との差分で制御する。
目的を達成するため、この発明に係る受信制御装置は、
受信開始後の初期クロック再生で生じた位相偏差に基づ
いて内部発振回路の制御量をプリセットし、初期クロッ
ク再生以降のクロック再生で生じた位相偏差に基づいて
内部発振回路を制御する場合には今回の制御量とプリセ
ットされた制御量との差分で制御する。
【0017】従って、初期のクロックの位相偏差分の制
御量をプリセットして、以降はそのプリセットされた制
御量を差し引いた形で内部発振を制御するようにしたの
で、クロック再生の度に位相偏差を除去する動作が不要
となり、クロック再生一回当りの制御量も大幅に削減さ
れることから、系の安定度を高く保持しながら受信性能
を向上させることが可能になる。
御量をプリセットして、以降はそのプリセットされた制
御量を差し引いた形で内部発振を制御するようにしたの
で、クロック再生の度に位相偏差を除去する動作が不要
となり、クロック再生一回当りの制御量も大幅に削減さ
れることから、系の安定度を高く保持しながら受信性能
を向上させることが可能になる。
【0018】つぎの発明に係る受信制御装置は、受信開
始後の初期クロック再生で生じた位相偏差に基づいて内
部発振回路の制御量をプリセットし、初期クロック再生
以降のクロック再生で生じた位相偏差に基づいて内部発
振回路を制御する場合には今回の制御量とプリセットさ
れた制御量との差分で制御し、その制御量に基づいてル
ープフィルタのループゲインを現ループゲインよりも小
さくなるように制御する。
始後の初期クロック再生で生じた位相偏差に基づいて内
部発振回路の制御量をプリセットし、初期クロック再生
以降のクロック再生で生じた位相偏差に基づいて内部発
振回路を制御する場合には今回の制御量とプリセットさ
れた制御量との差分で制御し、その制御量に基づいてル
ープフィルタのループゲインを現ループゲインよりも小
さくなるように制御する。
【0019】従って、初期のクロックの位相偏差分の制
御量をプリセットし、以降はそのプリセットされた制御
量を差し引いた形で内部発振を制御するようにしてお
き、その状態でループゲインをさらに小さく抑えるよう
にループフィルタを制御するようにしたので、クロック
周波数誤差をすでに取り除いた状態でのループフィルタ
の抑制により位相ジッタ量だけを除去するだけで済み、
このため、位相ジッタへの追従性能が向上して、系の安
定度を高く保持しながら受信性能を向上させることが可
能になる。
御量をプリセットし、以降はそのプリセットされた制御
量を差し引いた形で内部発振を制御するようにしてお
き、その状態でループゲインをさらに小さく抑えるよう
にループフィルタを制御するようにしたので、クロック
周波数誤差をすでに取り除いた状態でのループフィルタ
の抑制により位相ジッタ量だけを除去するだけで済み、
このため、位相ジッタへの追従性能が向上して、系の安
定度を高く保持しながら受信性能を向上させることが可
能になる。
【0020】つぎの発明に係る受信制御装置は、受信開
始後の初期クロック再生で生じた位相偏差に基づいて内
部発振回路の制御量をプリセットし、初期クロック再生
以降のクロック再生で生じた位相偏差に基づいて内部発
振回路を制御する場合には今回の制御量とプリセットさ
れた制御量との差分で制御し、その制御量に基づいて遅
延量を現遅延量よりも小さくなるように制御する。
始後の初期クロック再生で生じた位相偏差に基づいて内
部発振回路の制御量をプリセットし、初期クロック再生
以降のクロック再生で生じた位相偏差に基づいて内部発
振回路を制御する場合には今回の制御量とプリセットさ
れた制御量との差分で制御し、その制御量に基づいて遅
延量を現遅延量よりも小さくなるように制御する。
【0021】従って、初期のクロックの位相偏差分の制
御量をプリセットし、以降はそのプリセットされた制御
量を差し引いた形で内部発振を制御するようにしてお
き、その状態でループゲインをさらに小さく抑えるよう
に遅延量を制御するようにしたので、クロック周波数誤
差をすでに取り除いた状態での遅延量の抑制により位相
ジッタ量だけを除去するだけで済み、このため、位相ジ
ッタへの追従性能が向上して、系の安定度を高く保持し
ながら受信性能を向上させることが可能になる。
御量をプリセットし、以降はそのプリセットされた制御
量を差し引いた形で内部発振を制御するようにしてお
き、その状態でループゲインをさらに小さく抑えるよう
に遅延量を制御するようにしたので、クロック周波数誤
差をすでに取り除いた状態での遅延量の抑制により位相
ジッタ量だけを除去するだけで済み、このため、位相ジ
ッタへの追従性能が向上して、系の安定度を高く保持し
ながら受信性能を向上させることが可能になる。
【0022】つぎの発明に係る受信制御装置は、時分割
多重通信において、受信開始後の初期バースト受信で生
じたクロックの位相偏差に基づいて内部発振回路の制御
量をプリセットし、初期クロック再生以降のクロック再
生で生じたクロックの位相偏差に基づいて内部発振回路
を制御する場合には今回の制御量とプリセットされた制
御量との差分で制御する。
多重通信において、受信開始後の初期バースト受信で生
じたクロックの位相偏差に基づいて内部発振回路の制御
量をプリセットし、初期クロック再生以降のクロック再
生で生じたクロックの位相偏差に基づいて内部発振回路
を制御する場合には今回の制御量とプリセットされた制
御量との差分で制御する。
【0023】従って、バースト受信の最初のバースト受
信におけるクロックの位相偏差を除去対象にしても、初
期に定常位相偏差を除去しておくことから、以降はクロ
ック再生一回当りの制御量も大幅に削減されて系の安定
度が増すので、時分割多重通信においても、系の安定度
を高く保持しながら受信性能を向上させることが可能に
なる。
信におけるクロックの位相偏差を除去対象にしても、初
期に定常位相偏差を除去しておくことから、以降はクロ
ック再生一回当りの制御量も大幅に削減されて系の安定
度が増すので、時分割多重通信においても、系の安定度
を高く保持しながら受信性能を向上させることが可能に
なる。
【0024】つぎの発明に係る受信制御装置は、時分割
多重通信において、クロック再生で生じた位相偏差に基
づいて内部発振回路の制御量をプリセットし、続くクロ
ック再生で生じた位相偏差に基づいて内部発振回路を制
御する場合には今回の制御量と前回プリセットされた制
御量との差分で制御する。
多重通信において、クロック再生で生じた位相偏差に基
づいて内部発振回路の制御量をプリセットし、続くクロ
ック再生で生じた位相偏差に基づいて内部発振回路を制
御する場合には今回の制御量と前回プリセットされた制
御量との差分で制御する。
【0025】従って、自機に対するバースト受信の度
に、クロックの位相偏差分の制御量をプリセットするよ
うにしたので、バースト受信の度に逐次位相偏差の除去
を行うことになり、バースト受信の度に徐々にクロック
周波数誤差は小さくなる。その結果、クロック再生一回
当りの制御量を大幅に削減して系の安定度を高めること
になるので、時分割多重通信においても系の安定度を高
く保持しながら受信性能を向上させることが可能にな
る。
に、クロックの位相偏差分の制御量をプリセットするよ
うにしたので、バースト受信の度に逐次位相偏差の除去
を行うことになり、バースト受信の度に徐々にクロック
周波数誤差は小さくなる。その結果、クロック再生一回
当りの制御量を大幅に削減して系の安定度を高めること
になるので、時分割多重通信においても系の安定度を高
く保持しながら受信性能を向上させることが可能にな
る。
【0026】つぎの発明に係る受信制御装置は、受信開
始後の初期搬送波再生で生じた位相偏差に基づいて電圧
制御発振回路の制御量をプリセットし、初期搬送波再生
以降の搬送波再生で生じた位相偏差に基づいて電圧制御
発振回路を制御する場合には今回の制御量とプリセット
された制御量との差分で制御する。
始後の初期搬送波再生で生じた位相偏差に基づいて電圧
制御発振回路の制御量をプリセットし、初期搬送波再生
以降の搬送波再生で生じた位相偏差に基づいて電圧制御
発振回路を制御する場合には今回の制御量とプリセット
された制御量との差分で制御する。
【0027】従って、初期の搬送波の位相偏差分の制御
量をプリセットして、以降はそのプリセットされた制御
量を差し引いた形で内部発振を制御するようにしたの
で、搬送波再生の度に位相偏差を除去する動作が不要と
なり、搬送波再生一回当りの制御量も大幅に削減される
ことから、系の安定度を高く保持しながら受信性能を向
上させることが可能になる。
量をプリセットして、以降はそのプリセットされた制御
量を差し引いた形で内部発振を制御するようにしたの
で、搬送波再生の度に位相偏差を除去する動作が不要と
なり、搬送波再生一回当りの制御量も大幅に削減される
ことから、系の安定度を高く保持しながら受信性能を向
上させることが可能になる。
【0028】つぎの発明に係る受信制御装置は、受信開
始後の初期搬送波再生で生じた位相偏差に基づいて電圧
制御発振回路の制御量をプリセットし、初期搬送波再生
以降の搬送波再生で生じた位相偏差に基づいて電圧制御
発振回路を制御する場合には今回の制御量とプリセット
された制御量との差分で制御し、その制御量に基づいて
ループフィルタのループゲインを現ループゲインよりも
小さくなるように制御する。
始後の初期搬送波再生で生じた位相偏差に基づいて電圧
制御発振回路の制御量をプリセットし、初期搬送波再生
以降の搬送波再生で生じた位相偏差に基づいて電圧制御
発振回路を制御する場合には今回の制御量とプリセット
された制御量との差分で制御し、その制御量に基づいて
ループフィルタのループゲインを現ループゲインよりも
小さくなるように制御する。
【0029】従って、初期の搬送波の位相偏差分の制御
量をプリセットし、以降はそのプリセットされた制御量
を差し引いた形で内部発振を制御するようにしておき、
その状態でループゲインをさらに小さく抑えるようにル
ープフィルタを制御するようにしたので、搬送波の周波
数誤差をすでに取り除いた状態でのループフィルタの抑
制により位相ジッタ量だけを除去するだけで済み、この
ため、位相ジッタへの追従性能が向上して、系の安定度
を高く保持しながら受信性能を向上させることが可能に
なる。
量をプリセットし、以降はそのプリセットされた制御量
を差し引いた形で内部発振を制御するようにしておき、
その状態でループゲインをさらに小さく抑えるようにル
ープフィルタを制御するようにしたので、搬送波の周波
数誤差をすでに取り除いた状態でのループフィルタの抑
制により位相ジッタ量だけを除去するだけで済み、この
ため、位相ジッタへの追従性能が向上して、系の安定度
を高く保持しながら受信性能を向上させることが可能に
なる。
【0030】つぎの発明に係る受信制御装置は、時分割
多重通信において、受信開始後の初期バースト受信で生
じた搬送波の位相偏差に基づいて電圧制御発振回路の制
御量をプリセットし、初期搬送波再生以降の搬送波再生
で生じた搬送波の位相偏差に基づいて電圧制御発振回路
を制御する場合には今回の制御量とプリセットされた制
御量との差分で制御する。
多重通信において、受信開始後の初期バースト受信で生
じた搬送波の位相偏差に基づいて電圧制御発振回路の制
御量をプリセットし、初期搬送波再生以降の搬送波再生
で生じた搬送波の位相偏差に基づいて電圧制御発振回路
を制御する場合には今回の制御量とプリセットされた制
御量との差分で制御する。
【0031】従って、バースト受信の最初のバースト受
信における搬送波の位相偏差を除去対象にしても、初期
に位相偏差を除去しておくことから、以降は搬送波再生
一回当りの制御量も大幅に削減されて系の安定度が増す
ので、時分割多重通信においても、系の安定度を高く保
持しながら受信性能を向上させることが可能になる。
信における搬送波の位相偏差を除去対象にしても、初期
に位相偏差を除去しておくことから、以降は搬送波再生
一回当りの制御量も大幅に削減されて系の安定度が増す
ので、時分割多重通信においても、系の安定度を高く保
持しながら受信性能を向上させることが可能になる。
【0032】つぎの発明に係る受信制御装置は、時分割
多重通信において、搬送波再生で生じた位相偏差に基づ
いて電圧制御発振回路の制御量をプリセットし、続く搬
送波再生で生じた位相偏差に基づいて電圧制御発振回路
を制御する場合には今回の制御量と前回プリセットされ
た制御量との差分で制御する。
多重通信において、搬送波再生で生じた位相偏差に基づ
いて電圧制御発振回路の制御量をプリセットし、続く搬
送波再生で生じた位相偏差に基づいて電圧制御発振回路
を制御する場合には今回の制御量と前回プリセットされ
た制御量との差分で制御する。
【0033】従って、自機に対するバースト受信の度
に、搬送波の位相偏差分の制御量をプリセットするよう
にしたので、バースト受信の度に逐次位相偏差の除去を
行うことになり、バースト受信の度に徐々に搬送波の周
波数誤差は小さくなる。その結果、搬送波再生一回当り
の制御量を大幅に削減して系の安定度を高めることにな
るので、時分割多重通信においても系の安定度を高く保
持しながら受信性能を向上させることが可能になる。
に、搬送波の位相偏差分の制御量をプリセットするよう
にしたので、バースト受信の度に逐次位相偏差の除去を
行うことになり、バースト受信の度に徐々に搬送波の周
波数誤差は小さくなる。その結果、搬送波再生一回当り
の制御量を大幅に削減して系の安定度を高めることにな
るので、時分割多重通信においても系の安定度を高く保
持しながら受信性能を向上させることが可能になる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、こ
の発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。
の発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0035】(実施の形態1)この実施の形態1では、
DSシステムを採用したDLL等の受信制御装置を例に
挙げて説明する。
DSシステムを採用したDLL等の受信制御装置を例に
挙げて説明する。
【0036】図1はこの発明の実施の形態1による受信
制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、1は受信信号である復調信号を入力する入
力端子、2,3は乗算を行う乗算器、4は加算を行う加
算器、5は高周波成分を除去するループフィルタ、6は
後述するVCC発振回路7に対する制御電圧値を変更す
る電圧プリセット回路、7は電圧プリセット回路6の制
御電圧値に従ってVCCを発振するVCC発振回路、8
はVCCに基づいて拡散符号を生成してその拡散符号を
不図示のクロックパルスに合わせてシフトするN段帰還
シフトレジスタをそれぞれ示している。
制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、1は受信信号である復調信号を入力する入
力端子、2,3は乗算を行う乗算器、4は加算を行う加
算器、5は高周波成分を除去するループフィルタ、6は
後述するVCC発振回路7に対する制御電圧値を変更す
る電圧プリセット回路、7は電圧プリセット回路6の制
御電圧値に従ってVCCを発振するVCC発振回路、8
はVCCに基づいて拡散符号を生成してその拡散符号を
不図示のクロックパルスに合わせてシフトするN段帰還
シフトレジスタをそれぞれ示している。
【0037】上記N段帰還シフトレジスタ8は、図示せ
ぬが、VCC発振回路7の制御電圧値に基づいて拡散符
号を発生する拡散符号発生回路と、その拡散符号をビッ
ト単位でシフトさせるN段分のシフトレジスタとを結合
させている。そのシフトレジスタには、その途中の2カ
所にそれぞれタップ8a,8bが設けられている。この
N段帰還シフトレジスタ8では、各タップ8a,8bか
ら取り出されたデータが、乗算器2,3、ループフィル
タ5、電圧プリセット回路6、及びVCC発振回路7を
介して処理された後に、再び先頭位置に帰還する。
ぬが、VCC発振回路7の制御電圧値に基づいて拡散符
号を発生する拡散符号発生回路と、その拡散符号をビッ
ト単位でシフトさせるN段分のシフトレジスタとを結合
させている。そのシフトレジスタには、その途中の2カ
所にそれぞれタップ8a,8bが設けられている。この
N段帰還シフトレジスタ8では、各タップ8a,8bか
ら取り出されたデータが、乗算器2,3、ループフィル
タ5、電圧プリセット回路6、及びVCC発振回路7を
介して処理された後に、再び先頭位置に帰還する。
【0038】次に、クロック再生について説明する。図
1に示した受信制御装置では、乗算器2,3に対して、
N段帰還シフトレジスタ8の2つのタップ8a,8bか
らそれぞれ拡散符号が供給される。すなわち、上記2つ
のタップ8a,8bの内、一方のタップ8bから遅相拡
散符号LCが取り出され、これが乗算器3に出力され
る。また、他方のタップ8aから進相拡散符号ECが取
り出され、これが乗算器2に出力される。
1に示した受信制御装置では、乗算器2,3に対して、
N段帰還シフトレジスタ8の2つのタップ8a,8bか
らそれぞれ拡散符号が供給される。すなわち、上記2つ
のタップ8a,8bの内、一方のタップ8bから遅相拡
散符号LCが取り出され、これが乗算器3に出力され
る。また、他方のタップ8aから進相拡散符号ECが取
り出され、これが乗算器2に出力される。
【0039】また、乗算器2,3には、入力端子1に入
力された復調信号も供給される。このため、乗算器2,
3は、PN系列の共通の復調信号に対してそれぞれ位相
の異なる進相拡散符号EC、遅相拡散符号LCを掛け合
わせ、その乗算結果である進相相関値と遅相相関値とを
加算器4に出力する。そして、加算器4は、入力される
進相相関値と遅相相関値とを合成して、その合成出力を
ループフィルタ5に供給する。
力された復調信号も供給される。このため、乗算器2,
3は、PN系列の共通の復調信号に対してそれぞれ位相
の異なる進相拡散符号EC、遅相拡散符号LCを掛け合
わせ、その乗算結果である進相相関値と遅相相関値とを
加算器4に出力する。そして、加算器4は、入力される
進相相関値と遅相相関値とを合成して、その合成出力を
ループフィルタ5に供給する。
【0040】加算器4の合成出力がゼロ値になると、受
信側(自機)でつくるクロック周波数の位相が図示せぬ
送信側のクロック周波数の位相に同期したことになり、
これは位相偏差が除去されたことに相当する。また、合
成出力がゼロ値以外の値をとった場合には、加算器4
は、電圧プリセット回路6で検出した位相のずれ量に比
例した直流電圧を発生して、これを位相偏差信号として
ループフィルタ5に出力する。この場合、ループフィル
タ5は、入力された位相偏差信号から高周波成分を除去
して、これを後段の電圧プリセット回路6に出力する。
信側(自機)でつくるクロック周波数の位相が図示せぬ
送信側のクロック周波数の位相に同期したことになり、
これは位相偏差が除去されたことに相当する。また、合
成出力がゼロ値以外の値をとった場合には、加算器4
は、電圧プリセット回路6で検出した位相のずれ量に比
例した直流電圧を発生して、これを位相偏差信号として
ループフィルタ5に出力する。この場合、ループフィル
タ5は、入力された位相偏差信号から高周波成分を除去
して、これを後段の電圧プリセット回路6に出力する。
【0041】この電圧プリセット回路6では、次式
(1)〜(3)の手順によりVCC発振回路7の制御電
圧値が求められる。すなわち、 p(1)=p(0)+Δm(0) ・・・(1) p(0)→p(1) ・・・(2) p(t)=p(1)+Δn(t) ・・・(3) となる。
(1)〜(3)の手順によりVCC発振回路7の制御電
圧値が求められる。すなわち、 p(1)=p(0)+Δm(0) ・・・(1) p(0)→p(1) ・・・(2) p(t)=p(1)+Δn(t) ・・・(3) となる。
【0042】上記式(1)〜(3)において、p(0)
はVCC発振回路7の最初の無制御状態における制御電
圧値、p(1)はプリセットする無制御状態の制御電圧
値、Δm(0)は復調信号により最初に発生するループ
フィルタ5からの電圧値とVCC発振回路7の最初の無
制御状態にける制御電圧値との差、p(t)はプリセッ
ト後に発生する制御電圧値、Δn(t)はプリセット後
の復調信号により発生するループフィルタ5からの電圧
値とVCC発振回路7の制御電圧値p(t)との差をそ
れぞれ示している。
はVCC発振回路7の最初の無制御状態における制御電
圧値、p(1)はプリセットする無制御状態の制御電圧
値、Δm(0)は復調信号により最初に発生するループ
フィルタ5からの電圧値とVCC発振回路7の最初の無
制御状態にける制御電圧値との差、p(t)はプリセッ
ト後に発生する制御電圧値、Δn(t)はプリセット後
の復調信号により発生するループフィルタ5からの電圧
値とVCC発振回路7の制御電圧値p(t)との差をそ
れぞれ示している。
【0043】電圧プリセット回路6は、上述した式
(1)〜(3)の手順に従って制御電圧値p(t)を求
め、その制御電圧値p(t)に従ってVCC発振回路7
を駆動制御する。
(1)〜(3)の手順に従って制御電圧値p(t)を求
め、その制御電圧値p(t)に従ってVCC発振回路7
を駆動制御する。
【0044】VCC発振回路7は、電圧プリセット回路
6から受け取った制御電圧値p(t)に基づいて加算器
4の合成出力がゼロ値になるようにVCCの出力を調整
する。N段帰還シフトレジスタ8は、VCC発振回路7
から調整されたVCCの供給を受けると、そのVCCに
基づく進相拡散符号EC、遅相拡散符号LCをそれぞれ
乗算器2、乗算器3に出力する。
6から受け取った制御電圧値p(t)に基づいて加算器
4の合成出力がゼロ値になるようにVCCの出力を調整
する。N段帰還シフトレジスタ8は、VCC発振回路7
から調整されたVCCの供給を受けると、そのVCCに
基づく進相拡散符号EC、遅相拡散符号LCをそれぞれ
乗算器2、乗算器3に出力する。
【0045】このように、実施の形態1によれば、最初
の同期引き込みの際に、電圧プリセット回路6で初期の
定常位相偏差分の制御量をプリセットするようにしたの
で、以降はそのプリセットされた制御量を差し引いた形
でのVCC発振回路7の駆動制御で済む。すなわち、ク
ロック再生の度に無線送受信装置間の定常位相偏差を除
去する動作が不要となり、これはクロック再生における
処理と時間を効率化すると共に、伝送路の位相ジッタに
よる定常位相偏差に対しても、系の安定度を保ちながら
除去することが可能になる。
の同期引き込みの際に、電圧プリセット回路6で初期の
定常位相偏差分の制御量をプリセットするようにしたの
で、以降はそのプリセットされた制御量を差し引いた形
でのVCC発振回路7の駆動制御で済む。すなわち、ク
ロック再生の度に無線送受信装置間の定常位相偏差を除
去する動作が不要となり、これはクロック再生における
処理と時間を効率化すると共に、伝送路の位相ジッタに
よる定常位相偏差に対しても、系の安定度を保ちながら
除去することが可能になる。
【0046】従って、定常位相偏差が小さくなると、ク
ロック再生一回当りの制御量も大幅に削減されて、系の
安定度が増すことから、系の安定度を高く保持しながら
受信性能を向上させることが可能になる。
ロック再生一回当りの制御量も大幅に削減されて、系の
安定度が増すことから、系の安定度を高く保持しながら
受信性能を向上させることが可能になる。
【0047】(実施の形態2)この実施の形態2でも、
前述した実施の形態1と同様に、DSシステムを採用し
たDLL等の受信制御装置を例に挙げて説明する。
前述した実施の形態1と同様に、DSシステムを採用し
たDLL等の受信制御装置を例に挙げて説明する。
【0048】図2はこの発明の実施の形態2による受信
制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、11は受信信号である復調信号を入力する
入力端子、12,13は乗算を行う乗算器、14は加算
を行う加算器、15は後述するループフィルタ設定回路
17の制御に従ってループゲインを変更する高周波成分
除去用の可変ループフィルタ、16はVCC発振回路1
8に対する制御電圧値を変更する電圧プリセット回路、
17は可変ループフィルタ15のループゲインを制御す
るループフィルタ設定回路、18は電圧プリセット回路
16の制御電圧値に従ってVCCを発振するVCC発振
回路、19はVCCに基づいて拡散符号を生成してその
拡散符号を不図示のクロックパルスに合わせてシフトす
るN段帰還シフトレジスタをそれぞれ示している。
制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、11は受信信号である復調信号を入力する
入力端子、12,13は乗算を行う乗算器、14は加算
を行う加算器、15は後述するループフィルタ設定回路
17の制御に従ってループゲインを変更する高周波成分
除去用の可変ループフィルタ、16はVCC発振回路1
8に対する制御電圧値を変更する電圧プリセット回路、
17は可変ループフィルタ15のループゲインを制御す
るループフィルタ設定回路、18は電圧プリセット回路
16の制御電圧値に従ってVCCを発振するVCC発振
回路、19はVCCに基づいて拡散符号を生成してその
拡散符号を不図示のクロックパルスに合わせてシフトす
るN段帰還シフトレジスタをそれぞれ示している。
【0049】N段帰還シフトレジスタ19は、前述した
実施の形態1と同様に図示せぬ拡散符号発生回路とシフ
トレジスタとを有しており、そのシフトレジスタの途中
の2カ所にそれぞれタップ19a,19bを設けてい
る。このN段帰還シフトレジスタ19では、各タップ1
9a,19bから取り出されたデータが、乗算器12,
13、可変ループフィルタ15、電圧プリセット回路1
6、及びVCC発振回路18を介して処理された後に、
再び先頭位置に帰還する。
実施の形態1と同様に図示せぬ拡散符号発生回路とシフ
トレジスタとを有しており、そのシフトレジスタの途中
の2カ所にそれぞれタップ19a,19bを設けてい
る。このN段帰還シフトレジスタ19では、各タップ1
9a,19bから取り出されたデータが、乗算器12,
13、可変ループフィルタ15、電圧プリセット回路1
6、及びVCC発振回路18を介して処理された後に、
再び先頭位置に帰還する。
【0050】次に、クロック再生について説明する。図
2に示した受信制御装置では、乗算器12,13に対し
て、N段帰還シフトレジスタ19の2つのタップ19
a,19bからそれぞれ拡散符号が供給される。すなわ
ち、上記2つのタップ19a,19bの内、一方のタッ
プ19bから遅相拡散符号LCが取り出され、これが乗
算器13に出力される。また、他方のタップ19aから
進相拡散符号ECが取り出され、これが乗算器12に出
力される。
2に示した受信制御装置では、乗算器12,13に対し
て、N段帰還シフトレジスタ19の2つのタップ19
a,19bからそれぞれ拡散符号が供給される。すなわ
ち、上記2つのタップ19a,19bの内、一方のタッ
プ19bから遅相拡散符号LCが取り出され、これが乗
算器13に出力される。また、他方のタップ19aから
進相拡散符号ECが取り出され、これが乗算器12に出
力される。
【0051】また、乗算器12,13には、入力端子1
1に入力された復調信号も供給される。このため、乗算
器12,13は、PN系列の共通の復調信号に対してそ
れぞれ位相の異なる進相拡散符号EC、遅相拡散符号L
Cを掛け合わせ、その乗算結果である進相相関値と遅相
相関値とを加算器14に出力する。そして、加算器14
は、入力される進相相関値と遅相相関値とを合成して、
その合成出力を可変ループフィルタ15に供給する。
1に入力された復調信号も供給される。このため、乗算
器12,13は、PN系列の共通の復調信号に対してそ
れぞれ位相の異なる進相拡散符号EC、遅相拡散符号L
Cを掛け合わせ、その乗算結果である進相相関値と遅相
相関値とを加算器14に出力する。そして、加算器14
は、入力される進相相関値と遅相相関値とを合成して、
その合成出力を可変ループフィルタ15に供給する。
【0052】加算器14の合成出力がゼロ値になると、
受信側(自機)でつくるクロック周波数の位相が図示せ
ぬ送信側のクロック周波数の位相に同期したことにな
る。また、合成出力がゼロ値以外の値をとった場合に
は、加算器14は、電圧プリセット回路16で検出した
ずれ量に比例した直流電圧を発生して、これを位相偏差
信号として可変ループフィルタ15に出力する。この場
合、可変ループフィルタ15は、入力された位相偏差信
号から高周波成分を除去して、これを後段の電圧プリセ
ット回路16に出力する。
受信側(自機)でつくるクロック周波数の位相が図示せ
ぬ送信側のクロック周波数の位相に同期したことにな
る。また、合成出力がゼロ値以外の値をとった場合に
は、加算器14は、電圧プリセット回路16で検出した
ずれ量に比例した直流電圧を発生して、これを位相偏差
信号として可変ループフィルタ15に出力する。この場
合、可変ループフィルタ15は、入力された位相偏差信
号から高周波成分を除去して、これを後段の電圧プリセ
ット回路16に出力する。
【0053】この電圧プリセット回路16は、前述した
実施の形態1と同様に、前述した式(1)〜(3)の手
順によりVCC発振回路18の制御電圧値p(t)を求
め、その制御電圧値p(t)に従ってVCC発振回路1
8を駆動制御する。
実施の形態1と同様に、前述した式(1)〜(3)の手
順によりVCC発振回路18の制御電圧値p(t)を求
め、その制御電圧値p(t)に従ってVCC発振回路1
8を駆動制御する。
【0054】この実施の形態2では、電圧プリセット回
路16の出力にループフィルタ設定回路17が結合され
ている。このループフィルタ設定回路17は、電圧プリ
セット回路16から出力される無制御状態での制御電圧
値p(t)に基づいてループゲインが現ループゲインよ
りも小さくなるようにループゲイン制御信号LGを生成
し、これを可変ループフィルタ15に出力する。
路16の出力にループフィルタ設定回路17が結合され
ている。このループフィルタ設定回路17は、電圧プリ
セット回路16から出力される無制御状態での制御電圧
値p(t)に基づいてループゲインが現ループゲインよ
りも小さくなるようにループゲイン制御信号LGを生成
し、これを可変ループフィルタ15に出力する。
【0055】その際、可変ループフィルタ15は、その
ループゲイン制御信号LGを受け取ると、そのループゲ
イン制御信号LGに基づいて加算器14から出力される
合成出力をさらにループゲインが小さくなるように低域
通過させ、これを電圧プリセット回路16に供給する。
ループゲイン制御信号LGを受け取ると、そのループゲ
イン制御信号LGに基づいて加算器14から出力される
合成出力をさらにループゲインが小さくなるように低域
通過させ、これを電圧プリセット回路16に供給する。
【0056】また、VCC発振回路18は、電圧プリセ
ット回路16から受け取った制御電圧値p(t)に基づ
いて加算器24の合成出力がゼロ値になるようにVCC
の出力を調整する。VCC発振回路18に入力される制
御電圧値p(t)は、無制御状態において、可変ループ
フィルタ15、電圧プリセット回路16、及びループフ
ィルタ設定回路17間の処理で制御電圧値のプリセット
とループゲインの低減とを施した結果となる。
ット回路16から受け取った制御電圧値p(t)に基づ
いて加算器24の合成出力がゼロ値になるようにVCC
の出力を調整する。VCC発振回路18に入力される制
御電圧値p(t)は、無制御状態において、可変ループ
フィルタ15、電圧プリセット回路16、及びループフ
ィルタ設定回路17間の処理で制御電圧値のプリセット
とループゲインの低減とを施した結果となる。
【0057】そして、N段帰還シフトレジスタ19は、
VCC発振回路18から調整されたVCCの供給を受け
ると、そのVCCに基づく進相拡散符号EC、遅相拡散
符号LCをそれぞれ乗算器12、乗算器13に出力す
る。
VCC発振回路18から調整されたVCCの供給を受け
ると、そのVCCに基づく進相拡散符号EC、遅相拡散
符号LCをそれぞれ乗算器12、乗算器13に出力す
る。
【0058】このように、実施の形態2によれば、最初
の同期引き込みの際に、電圧プリセット回路16で初期
の定常位相偏差に対する制御電圧値p(t)を求めた後
に、ループフィルタ設定回路17でその制御電圧値p
(t)に基づいてループゲインをさらに小さく抑えるよ
うに可変ループフィルタ15を制御するようにしたの
で、クロック周波数誤差をすでに取り除いた状態での可
変ループフィルタ15の抑制により位相ジッタ量だけを
除去することが可能になる。従って、位相ジッタへの追
従性能が向上するので、系の安定度を高く保持しながら
受信性能を向上させることが可能になる。
の同期引き込みの際に、電圧プリセット回路16で初期
の定常位相偏差に対する制御電圧値p(t)を求めた後
に、ループフィルタ設定回路17でその制御電圧値p
(t)に基づいてループゲインをさらに小さく抑えるよ
うに可変ループフィルタ15を制御するようにしたの
で、クロック周波数誤差をすでに取り除いた状態での可
変ループフィルタ15の抑制により位相ジッタ量だけを
除去することが可能になる。従って、位相ジッタへの追
従性能が向上するので、系の安定度を高く保持しながら
受信性能を向上させることが可能になる。
【0059】また、この実施の形態2でも、前述した実
施の形態1と同様に、定常位相偏差が小さくなると、ク
ロック再生一回当りの制御量も大幅に削減されて、系の
安定度が増すので、伝送路の位相ジッタによる定常位相
偏差に対しても、系の安定度を保ちながら除去すること
が可能になる。
施の形態1と同様に、定常位相偏差が小さくなると、ク
ロック再生一回当りの制御量も大幅に削減されて、系の
安定度が増すので、伝送路の位相ジッタによる定常位相
偏差に対しても、系の安定度を保ちながら除去すること
が可能になる。
【0060】(実施の形態3)この実施の形態3でも、
前述した実施の形態1と同様に、DSシステムを採用し
たDLL等の受信制御装置を例に挙げて説明する。
前述した実施の形態1と同様に、DSシステムを採用し
たDLL等の受信制御装置を例に挙げて説明する。
【0061】図3はこの発明の実施の形態3による受信
制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、21は受信信号である復調信号を入力する
入力端子、22,23は乗算を行う乗算器、24は加算
を行う加算器、25は高周波成分を除去するループフィ
ルタ、26はVCC発振回路28に対する制御電圧値を
変更する電圧プリセット回路、27は後述するN段帰還
シフトレジスタ29の出力タップ位置を切り換えて位相
の遅延量(進相拡散符号と遅相拡散符号との位相差)を
変更する遅延量設定回路、28は電圧プリセット回路2
6の制御電圧値に従ってVCCを発振するVCC発振回
路、29はVCCに基づいて拡散符号を生成してその拡
散符号を不図示のクロックパルスに合わせてシフトする
N段帰還シフトレジスタをそれぞれ示している。
制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、21は受信信号である復調信号を入力する
入力端子、22,23は乗算を行う乗算器、24は加算
を行う加算器、25は高周波成分を除去するループフィ
ルタ、26はVCC発振回路28に対する制御電圧値を
変更する電圧プリセット回路、27は後述するN段帰還
シフトレジスタ29の出力タップ位置を切り換えて位相
の遅延量(進相拡散符号と遅相拡散符号との位相差)を
変更する遅延量設定回路、28は電圧プリセット回路2
6の制御電圧値に従ってVCCを発振するVCC発振回
路、29はVCCに基づいて拡散符号を生成してその拡
散符号を不図示のクロックパルスに合わせてシフトする
N段帰還シフトレジスタをそれぞれ示している。
【0062】N段帰還シフトレジスタ29は、前述した
実施の形態1と同様に、図示せぬ拡散符号発生回路とN
段分のシフトレジスタとを有している。そのシフトレジ
スタは、N段のレジスタにそれぞれタップ29−1〜2
9−Nを接続させており、タップ29−1〜29−Nの
内で、遅延量設定回路2727から供給されるタップ切
換信号TSに従って進相拡散符号と遅相拡散符号の各出
力タップ位置を切り換える。ここで、進相拡散符号の出
力タップ位置をタップ29a、遅相拡散符号の出力タッ
プ位置をタップ29bとする。
実施の形態1と同様に、図示せぬ拡散符号発生回路とN
段分のシフトレジスタとを有している。そのシフトレジ
スタは、N段のレジスタにそれぞれタップ29−1〜2
9−Nを接続させており、タップ29−1〜29−Nの
内で、遅延量設定回路2727から供給されるタップ切
換信号TSに従って進相拡散符号と遅相拡散符号の各出
力タップ位置を切り換える。ここで、進相拡散符号の出
力タップ位置をタップ29a、遅相拡散符号の出力タッ
プ位置をタップ29bとする。
【0063】N段帰還シフトレジスタ29では、各タッ
プ29a,29bから取り出されたデータが、乗算器2
2,23、ループフィルタ25、電圧プリセット回路2
6、及びVCC発振回路28を介して処理された後に、
再び先頭位置に帰還する。
プ29a,29bから取り出されたデータが、乗算器2
2,23、ループフィルタ25、電圧プリセット回路2
6、及びVCC発振回路28を介して処理された後に、
再び先頭位置に帰還する。
【0064】次に、クロック再生について説明する。図
3に示した受信制御装置では、乗算器22,23に対し
て、N段帰還シフトレジスタ29の2つのタップ29
a,29bからそれぞれ拡散符号が供給される。すなわ
ち、上記2つのタップ29a,29bの内、一方のタッ
プ29bから遅相拡散符号LCが取り出され、これが乗
算器23に出力される。また、他方のタップ29aから
進相拡散符号ECが取り出され、これが乗算器22に出
力される。
3に示した受信制御装置では、乗算器22,23に対し
て、N段帰還シフトレジスタ29の2つのタップ29
a,29bからそれぞれ拡散符号が供給される。すなわ
ち、上記2つのタップ29a,29bの内、一方のタッ
プ29bから遅相拡散符号LCが取り出され、これが乗
算器23に出力される。また、他方のタップ29aから
進相拡散符号ECが取り出され、これが乗算器22に出
力される。
【0065】また、乗算器22,23には、入力端子1
1に入力された復調信号も供給される。このため、乗算
器22,23は、PN系列の共通の復調信号に対してそ
れぞれ位相の異なる進相拡散符号EC、遅相拡散符号L
Cを掛け合わせ、その乗算結果である進相相関値と遅相
相関値とを加算器24に出力する。そして、加算器14
は、入力される進相相関値と遅相相関値とを合成して、
その合成出力を可変ループフィルタ25に供給する。
1に入力された復調信号も供給される。このため、乗算
器22,23は、PN系列の共通の復調信号に対してそ
れぞれ位相の異なる進相拡散符号EC、遅相拡散符号L
Cを掛け合わせ、その乗算結果である進相相関値と遅相
相関値とを加算器24に出力する。そして、加算器14
は、入力される進相相関値と遅相相関値とを合成して、
その合成出力を可変ループフィルタ25に供給する。
【0066】加算器24の合成出力がゼロ値になると、
受信側(自機)でつくるクロック周波数が図示せぬ送信
側のクロック周波数に同期したことになる。また、合成
出力がゼロ値以外の値をとった場合には、加算器24
は、電圧プリセット回路26で検出したずれ量に比例し
た直流電圧を発生して、これを位相偏差信号としてルー
プフィルタ25に出力する。この場合、ループフィルタ
25は、入力された位相偏差信号から高周波成分を除去
して、これを後段の電圧プリセット回路26に出力す
る。
受信側(自機)でつくるクロック周波数が図示せぬ送信
側のクロック周波数に同期したことになる。また、合成
出力がゼロ値以外の値をとった場合には、加算器24
は、電圧プリセット回路26で検出したずれ量に比例し
た直流電圧を発生して、これを位相偏差信号としてルー
プフィルタ25に出力する。この場合、ループフィルタ
25は、入力された位相偏差信号から高周波成分を除去
して、これを後段の電圧プリセット回路26に出力す
る。
【0067】この電圧プリセット回路26では、前述し
た実施の形態1と同様に、式(1)〜(3)の手順によ
りVCC発振回路28の制御電圧値p(t)を求め、そ
の制御電圧値p(t)に従ってVCC発振回路28を駆
動制御する。
た実施の形態1と同様に、式(1)〜(3)の手順によ
りVCC発振回路28の制御電圧値p(t)を求め、そ
の制御電圧値p(t)に従ってVCC発振回路28を駆
動制御する。
【0068】この実施の形態3では、電圧プリセット回
路26の出力に遅延量設定回路27が結合されており、
この遅延量設定回路27は、電圧プリセット回路26か
ら出力される無制御状態での制御電圧値p(t)に基づ
いてループゲインが現ループゲインよりも小さくなるよ
うに遅延量の設定を変更する。具体的には、遅延量設定
回路27は、その変更すべき遅延量に基づいてタップ切
換信号TSを生成し、これをN段帰還シフトレジスタ2
9に出力する。
路26の出力に遅延量設定回路27が結合されており、
この遅延量設定回路27は、電圧プリセット回路26か
ら出力される無制御状態での制御電圧値p(t)に基づ
いてループゲインが現ループゲインよりも小さくなるよ
うに遅延量の設定を変更する。具体的には、遅延量設定
回路27は、その変更すべき遅延量に基づいてタップ切
換信号TSを生成し、これをN段帰還シフトレジスタ2
9に出力する。
【0069】N段帰還シフトレジスタ29は、そのタッ
プ切換信号TSを受け取ると、そのタップ切換信号TG
に基づいて出力タップ位置を切り換える。これにより、
乗算器22,23に出力される進相拡散符号と遅相拡散
符号との位相差が変化するので、加算器24では、遅延
量の設定が変更された形で進相相関値と遅相相関値との
合成が行われる。この加算器24の合成によりループゲ
インは小さく抑えられ、その合成出力は後段のループフ
ィルタ25を介して電圧プリセット回路26に供給され
る。
プ切換信号TSを受け取ると、そのタップ切換信号TG
に基づいて出力タップ位置を切り換える。これにより、
乗算器22,23に出力される進相拡散符号と遅相拡散
符号との位相差が変化するので、加算器24では、遅延
量の設定が変更された形で進相相関値と遅相相関値との
合成が行われる。この加算器24の合成によりループゲ
インは小さく抑えられ、その合成出力は後段のループフ
ィルタ25を介して電圧プリセット回路26に供給され
る。
【0070】また、VCC発振回路28は、電圧プリセ
ット回路26から受け取った制御電圧値p(t)に基づ
いて加算器24の合成出力がゼロ値になるようにVCC
の出力を調整する。VCC発振回路28に入力される制
御電圧値p(t)は、無制御状態において、ループフィ
ルタ25、電圧プリセット回路26、及び遅延量設定回
路27間の処理で制御電圧値のプリセットとループゲイ
ンの低減とを施した結果となる。
ット回路26から受け取った制御電圧値p(t)に基づ
いて加算器24の合成出力がゼロ値になるようにVCC
の出力を調整する。VCC発振回路28に入力される制
御電圧値p(t)は、無制御状態において、ループフィ
ルタ25、電圧プリセット回路26、及び遅延量設定回
路27間の処理で制御電圧値のプリセットとループゲイ
ンの低減とを施した結果となる。
【0071】そして、N段帰還シフトレジスタ29は、
VCC発振回路28から調整されたVCCの供給を受け
ると、そのVCCに基づく拡散符号の進相拡散符号E
C、遅相拡散符号LCをそれぞれ乗算器22、乗算器2
3に出力する。
VCC発振回路28から調整されたVCCの供給を受け
ると、そのVCCに基づく拡散符号の進相拡散符号E
C、遅相拡散符号LCをそれぞれ乗算器22、乗算器2
3に出力する。
【0072】このように、実施の形態3によれば、最初
の同期引き込みの際に、電圧プリセット回路26で初期
の定常位相偏差に対する制御電圧値p(t)を求め、遅
延量設定回路27でその制御電圧値p(t)に基づいて
ループゲインをさらに小さく抑えるようにN段帰還シフ
トレジスタ29の遅延量を制御するようにしたので、そ
のループゲインの抑制で位相ジッタ量に対する制御も機
能して、位相ジッタへの追従性能が向上する。
の同期引き込みの際に、電圧プリセット回路26で初期
の定常位相偏差に対する制御電圧値p(t)を求め、遅
延量設定回路27でその制御電圧値p(t)に基づいて
ループゲインをさらに小さく抑えるようにN段帰還シフ
トレジスタ29の遅延量を制御するようにしたので、そ
のループゲインの抑制で位相ジッタ量に対する制御も機
能して、位相ジッタへの追従性能が向上する。
【0073】また、この実施の形態3でも、前述した実
施の形態1と同様に、定常位相偏差が小さくなると、ク
ロック再生一回当りの制御量も大幅に削減されて、系の
安定度が増すので、伝送路の位相ジッタによる定常位相
偏差に対しても、系の安定度を保ちながら除去すること
が可能になる。その結果、系の安定度を高く保持しなが
ら受信性能を向上させることが可能になる。
施の形態1と同様に、定常位相偏差が小さくなると、ク
ロック再生一回当りの制御量も大幅に削減されて、系の
安定度が増すので、伝送路の位相ジッタによる定常位相
偏差に対しても、系の安定度を保ちながら除去すること
が可能になる。その結果、系の安定度を高く保持しなが
ら受信性能を向上させることが可能になる。
【0074】(実施の形態4)前述した実施の形態1〜
3は、以下に説明する時分割多重通信(以下にTDMA
と称する)にも適用することができる。そこで、この実
施の形態4では、前述の電圧プリセット回路6,16,
26をTDMAに適用した場合の一例を示す。
3は、以下に説明する時分割多重通信(以下にTDMA
と称する)にも適用することができる。そこで、この実
施の形態4では、前述の電圧プリセット回路6,16,
26をTDMAに適用した場合の一例を示す。
【0075】図4はこの発明の実施の形態4による定常
位相偏差の除去方法を説明する図である。TDMAは、
図4に示した如く、複数の受信制御装置に割り当てられ
たスロットch1…に対して無線送信装置のバースト信
号を送信するシステムである。
位相偏差の除去方法を説明する図である。TDMAは、
図4に示した如く、複数の受信制御装置に割り当てられ
たスロットch1…に対して無線送信装置のバースト信
号を送信するシステムである。
【0076】実施の形態4における電圧プリセット回路
では、例えば自機にスロットch1が割り当てられた場
合に、最初のスロットSL1で送信相手(無線送信装
置)と自機(受信制御装置)との間の定常位相偏差(ク
ロック周波数誤差)を読み取り、その定常位相偏差に基
づいて自機のクロック周波数に補正をかけ、定常位相偏
差の除去を実施する。このようにして、次のバースト受
信(スロットSL2)に備えることができる。
では、例えば自機にスロットch1が割り当てられた場
合に、最初のスロットSL1で送信相手(無線送信装
置)と自機(受信制御装置)との間の定常位相偏差(ク
ロック周波数誤差)を読み取り、その定常位相偏差に基
づいて自機のクロック周波数に補正をかけ、定常位相偏
差の除去を実施する。このようにして、次のバースト受
信(スロットSL2)に備えることができる。
【0077】このように、実施の形態4によれば、TD
MAへの適用では、バースト受信の最初のスロットにお
ける定常位相偏差を除去対象にしており、この場合に
も、前述した実施の形態1〜3の各効果に共通して、初
期に定常位相偏差を除去しておくことから、以降はクロ
ック再生一回当りの制御量も大幅に削減されて系の安定
度が増すので、系の安定度を高く保持しながら受信性能
を向上させることが可能になる。
MAへの適用では、バースト受信の最初のスロットにお
ける定常位相偏差を除去対象にしており、この場合に
も、前述した実施の形態1〜3の各効果に共通して、初
期に定常位相偏差を除去しておくことから、以降はクロ
ック再生一回当りの制御量も大幅に削減されて系の安定
度が増すので、系の安定度を高く保持しながら受信性能
を向上させることが可能になる。
【0078】(実施の形態5)この実施の形態5は、実
施の形態1による受信制御装置をTDMAに適用したも
のである。
施の形態1による受信制御装置をTDMAに適用したも
のである。
【0079】図5はこの発明の実施の形態5による受信
制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、31は受信バースト信号を復調した復調信
号を入力する入力端子、32,33は乗算を行う乗算
器、34は加算を行う加算器、35は高周波成分を除去
するループフィルタ、36は後述するVCC発振回路3
7に対する制御電圧値を自機スロットへのバースト受信
の度に変更する逐次電圧プリセット回路、37は逐次電
圧プリセット回路36の制御電圧値に従ってVCCを発
振するVCC発振回路、38はVCCに基づいて拡散符
号を生成してその拡散符号を不図示のクロックパルスに
合わせてシフトするN段帰還シフトレジスタをそれぞれ
示している。
制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、31は受信バースト信号を復調した復調信
号を入力する入力端子、32,33は乗算を行う乗算
器、34は加算を行う加算器、35は高周波成分を除去
するループフィルタ、36は後述するVCC発振回路3
7に対する制御電圧値を自機スロットへのバースト受信
の度に変更する逐次電圧プリセット回路、37は逐次電
圧プリセット回路36の制御電圧値に従ってVCCを発
振するVCC発振回路、38はVCCに基づいて拡散符
号を生成してその拡散符号を不図示のクロックパルスに
合わせてシフトするN段帰還シフトレジスタをそれぞれ
示している。
【0080】上記N段帰還シフトレジスタ38は、図示
せぬが、VCC発振回路37の制御電圧値に基づいて拡
散符号を発生する拡散符号発生回路と、その拡散符号を
ビット単位でシフトさせるN段分のシフトレジスタとを
結合させている。そのシフトレジスタには、その途中の
2カ所にそれぞれタップ38a,38bが設けられてい
る。このN段帰還シフトレジスタ38では、各タップ3
8a,38bから取り出されたデータが、乗算器32,
33、ループフィルタ35、電圧プリセット回路36、
及びVCC発振回路37を介して処理された後に、再び
先頭位置に帰還する。
せぬが、VCC発振回路37の制御電圧値に基づいて拡
散符号を発生する拡散符号発生回路と、その拡散符号を
ビット単位でシフトさせるN段分のシフトレジスタとを
結合させている。そのシフトレジスタには、その途中の
2カ所にそれぞれタップ38a,38bが設けられてい
る。このN段帰還シフトレジスタ38では、各タップ3
8a,38bから取り出されたデータが、乗算器32,
33、ループフィルタ35、電圧プリセット回路36、
及びVCC発振回路37を介して処理された後に、再び
先頭位置に帰還する。
【0081】次に、クロック再生について説明する。図
5に示した受信制御装置では、乗算器32,33に対し
て、N段帰還シフトレジスタ38の2つのタップ38
a,38bからそれぞれ拡散符号が供給される。すなわ
ち、上記2つのタップ38a,38bの内、一方のタッ
プ38bから遅相拡散符号LCが取り出され、これが乗
算器33に出力される。また、他方のタップ38aから
進相拡散符号ECが取り出され、これが乗算器32に出
力される。
5に示した受信制御装置では、乗算器32,33に対し
て、N段帰還シフトレジスタ38の2つのタップ38
a,38bからそれぞれ拡散符号が供給される。すなわ
ち、上記2つのタップ38a,38bの内、一方のタッ
プ38bから遅相拡散符号LCが取り出され、これが乗
算器33に出力される。また、他方のタップ38aから
進相拡散符号ECが取り出され、これが乗算器32に出
力される。
【0082】また、乗算器32,33には、入力端子3
1に入力された復調信号も供給される。このため、乗算
器32,33は、PN系列の共通の復調信号に対してそ
れぞれ位相の異なる進相拡散符号EC、遅相拡散符号L
Cを掛け合わせ、その乗算結果である進相相関値と遅相
相関値とを加算器34に出力する。そして、加算器34
は、入力される進相相関値と遅相相関値とを合成して、
その合成出力をループフィルタ35に供給する。
1に入力された復調信号も供給される。このため、乗算
器32,33は、PN系列の共通の復調信号に対してそ
れぞれ位相の異なる進相拡散符号EC、遅相拡散符号L
Cを掛け合わせ、その乗算結果である進相相関値と遅相
相関値とを加算器34に出力する。そして、加算器34
は、入力される進相相関値と遅相相関値とを合成して、
その合成出力をループフィルタ35に供給する。
【0083】加算器34の合成出力がゼロ値になると、
受信側(自機)でつくるクロック周波数が図示せぬ送信
側のクロック周波数に同期したことになる。また、合成
出力がゼロ値以外の値をとった場合には、加算器34
は、逐次電圧プリセット回路36で検出したずれ量に比
例した直流電圧を発生して、これを位相偏差信号として
ループフィルタ35に出力する。この場合、ループフィ
ルタ35は、入力された位相偏差信号から高周波成分を
除去して、これを後段の逐次電圧プリセット回路36に
出力する。
受信側(自機)でつくるクロック周波数が図示せぬ送信
側のクロック周波数に同期したことになる。また、合成
出力がゼロ値以外の値をとった場合には、加算器34
は、逐次電圧プリセット回路36で検出したずれ量に比
例した直流電圧を発生して、これを位相偏差信号として
ループフィルタ35に出力する。この場合、ループフィ
ルタ35は、入力された位相偏差信号から高周波成分を
除去して、これを後段の逐次電圧プリセット回路36に
出力する。
【0084】この逐次電圧プリセット回路36では、前
述した実施の形態1と同様に、前述の式(1)〜(3)
の手順によりVCC発振回路37の制御電圧値p(t)
が求められる。すなわち、この逐次電圧プリセット回路
36は、自機スロットにおけるバースト受信の際には逐
次制御電圧値をプリセットする。
述した実施の形態1と同様に、前述の式(1)〜(3)
の手順によりVCC発振回路37の制御電圧値p(t)
が求められる。すなわち、この逐次電圧プリセット回路
36は、自機スロットにおけるバースト受信の際には逐
次制御電圧値をプリセットする。
【0085】VCC発振回路37は、逐次電圧プリセッ
ト回路6から受け取った制御電圧値p(t)に基づいて
加算器4の合成出力がゼロ値になるようにVCCの出力
を調整する。N段帰還シフトレジスタ38は、VCC発
振回路7から調整されたVCCの供給を受けると、その
VCCに基づく進相拡散符号EC、遅相拡散符号LCを
それぞれ乗算器32、乗算器33に出力する。
ト回路6から受け取った制御電圧値p(t)に基づいて
加算器4の合成出力がゼロ値になるようにVCCの出力
を調整する。N段帰還シフトレジスタ38は、VCC発
振回路7から調整されたVCCの供給を受けると、その
VCCに基づく進相拡散符号EC、遅相拡散符号LCを
それぞれ乗算器32、乗算器33に出力する。
【0086】このように、実施の形態5によれば、自機
に対するバースト受信の度に、逐次電圧プリセット回路
36で定常位相偏差分の制御量をプリセットするように
したので、TDMAがバースト通信を前提としたシステ
ムであることから、バースト受信の度に逐次定常位相偏
差の除去を行うことになる。その結果、バースト受信の
度に徐々にクロック周波数誤差を小さくしていくことが
可能になる。これは、前述した実施の形態1と共通し
て、クロック再生一回当りの制御量を大幅に削減して系
の安定度を高めることになるので、TDMAに適用して
も、系の安定度を高く保持しながら受信性能を向上させ
ることが可能になる。
に対するバースト受信の度に、逐次電圧プリセット回路
36で定常位相偏差分の制御量をプリセットするように
したので、TDMAがバースト通信を前提としたシステ
ムであることから、バースト受信の度に逐次定常位相偏
差の除去を行うことになる。その結果、バースト受信の
度に徐々にクロック周波数誤差を小さくしていくことが
可能になる。これは、前述した実施の形態1と共通し
て、クロック再生一回当りの制御量を大幅に削減して系
の安定度を高めることになるので、TDMAに適用して
も、系の安定度を高く保持しながら受信性能を向上させ
ることが可能になる。
【0087】(実施の形態6)この実施の形態6は、前
述の実施の形態1による受信制御装置をコスタスループ
型の搬送波再生回路に適用したものである。
述の実施の形態1による受信制御装置をコスタスループ
型の搬送波再生回路に適用したものである。
【0088】図6はこの発明の実施の形態6による受信
制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、41は受信された搬送波信号の中間周波数
帯信号(以下にIF(Intermediate Frequency)信号と
称する)を復調した復調信号を入力するIF入力端子、
42は後述する電圧制御発振回路(以下にVCOと称す
る)48の出力に90゜の位相差を与えて後述のミキサ
43Bに出力する90゜位相器、43A,43BはIF
信号を90゜位相がずれた形で復調するミキサ、44
A,44Bは高周波成分を除去するローパスフィルタ
(以下にLPFと称する)、45は乗算により位相を比
較する位相比較器、46は高周波成分を除去するループ
フィルタ、47は後述するVCO48に対する制御電圧
値を変更する電圧プリセット回路、48は電圧プリセッ
ト回路47の制御電圧値に従って局部発振器信号を発振
するVCOをそれぞれ示している。
制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、41は受信された搬送波信号の中間周波数
帯信号(以下にIF(Intermediate Frequency)信号と
称する)を復調した復調信号を入力するIF入力端子、
42は後述する電圧制御発振回路(以下にVCOと称す
る)48の出力に90゜の位相差を与えて後述のミキサ
43Bに出力する90゜位相器、43A,43BはIF
信号を90゜位相がずれた形で復調するミキサ、44
A,44Bは高周波成分を除去するローパスフィルタ
(以下にLPFと称する)、45は乗算により位相を比
較する位相比較器、46は高周波成分を除去するループ
フィルタ、47は後述するVCO48に対する制御電圧
値を変更する電圧プリセット回路、48は電圧プリセッ
ト回路47の制御電圧値に従って局部発振器信号を発振
するVCOをそれぞれ示している。
【0089】次に、送受信間の搬送波の周波数位相を再
生する搬送波再生について説明する。図6に示したコス
タスループ型の搬送波再生回路では、IF入力端子41
に入力されたIF信号が2系統に分岐され、一方はミキ
サ43Aに出力され、他方はミキサ43Bに出力され
る。これらミキサ43A,43Bでは、VCO48から
局部発信器信号が供給されることで、入力されたIF信
号に基づく復調が行われる。その際、VCO48とミキ
サ43Bとの間には90゜位相器42が結合されている
ので、ミキサ43Bでは、入力されたIF信号がミキサ
43Aとは局部発信器信号に90゜の位相差をもった局
部発信器信号によって復調される。
生する搬送波再生について説明する。図6に示したコス
タスループ型の搬送波再生回路では、IF入力端子41
に入力されたIF信号が2系統に分岐され、一方はミキ
サ43Aに出力され、他方はミキサ43Bに出力され
る。これらミキサ43A,43Bでは、VCO48から
局部発信器信号が供給されることで、入力されたIF信
号に基づく復調が行われる。その際、VCO48とミキ
サ43Bとの間には90゜位相器42が結合されている
ので、ミキサ43Bでは、入力されたIF信号がミキサ
43Aとは局部発信器信号に90゜の位相差をもった局
部発信器信号によって復調される。
【0090】ミキサ43A,43Bで復調された信号は
それぞれLPF44A,44Bに出力され、帯域制限を
与えるためにその入力信号から高周波成分が除去され
る。LPF44A,44Bから出力された信号は位相比
較器45によって乗算され、その乗算結果は位相偏差信
号としてさらにループフィルタ46に出力される。この
ループフィルタ46では、入力された位相偏差信号から
高周波成分が除去される。
それぞれLPF44A,44Bに出力され、帯域制限を
与えるためにその入力信号から高周波成分が除去され
る。LPF44A,44Bから出力された信号は位相比
較器45によって乗算され、その乗算結果は位相偏差信
号としてさらにループフィルタ46に出力される。この
ループフィルタ46では、入力された位相偏差信号から
高周波成分が除去される。
【0091】位相比較器45の出力すなわち位相偏差信
号がゼロ値になると、受信側(自機)でつくる搬送波周
波数が図示せぬ送信側の搬送波周波数に同期したことに
なる。また、位相偏差信号がゼロ値以外の値をとった場
合には、位相比較器45は、電圧プリセット回路47で
検出したずれ量に比例した直流電圧を発生して、これを
位相偏差信号としてループフィルタ46に出力する。こ
の場合、ループフィルタ46は、入力された位相偏差信
号から高周波成分を除去して、これを後段の電圧プリセ
ット回路47に出力する。
号がゼロ値になると、受信側(自機)でつくる搬送波周
波数が図示せぬ送信側の搬送波周波数に同期したことに
なる。また、位相偏差信号がゼロ値以外の値をとった場
合には、位相比較器45は、電圧プリセット回路47で
検出したずれ量に比例した直流電圧を発生して、これを
位相偏差信号としてループフィルタ46に出力する。こ
の場合、ループフィルタ46は、入力された位相偏差信
号から高周波成分を除去して、これを後段の電圧プリセ
ット回路47に出力する。
【0092】この電圧プリセット回路47では、次式
(4)〜(6)の手順によりVCO48の制御電圧値が
求められる。すなわち、 q(1)=q(0)+Δu(0) ・・・(4) q(0)→q(1) ・・・(5) q(t)=q(1)+Δv(t) ・・・(6) となる。
(4)〜(6)の手順によりVCO48の制御電圧値が
求められる。すなわち、 q(1)=q(0)+Δu(0) ・・・(4) q(0)→q(1) ・・・(5) q(t)=q(1)+Δv(t) ・・・(6) となる。
【0093】上記式(1)〜(3)において、q(0)
はVCO48の最初の無制御状態における制御電圧値、
q(1)はプリセットする無制御状態の制御電圧値、Δ
u(0)は復調信号により最初に発生するループフィル
タ46からの電圧値とVCO48の最初の無制御状態に
おける制御電圧値との差、q(t)はプリセット後に発
生する制御電圧値、Δv(t)はプリセット後の復調信
号により発生するループフィルタ46からの電圧値とV
CO48の制御電圧値q(t)との差をそれぞれ示して
いる。
はVCO48の最初の無制御状態における制御電圧値、
q(1)はプリセットする無制御状態の制御電圧値、Δ
u(0)は復調信号により最初に発生するループフィル
タ46からの電圧値とVCO48の最初の無制御状態に
おける制御電圧値との差、q(t)はプリセット後に発
生する制御電圧値、Δv(t)はプリセット後の復調信
号により発生するループフィルタ46からの電圧値とV
CO48の制御電圧値q(t)との差をそれぞれ示して
いる。
【0094】電圧プリセット回路47は、上述した式
(4)〜(6)の手順に従って制御電圧値q(t)を求
め、その制御電圧値q(t)に従ってVCO48を駆動
制御する。
(4)〜(6)の手順に従って制御電圧値q(t)を求
め、その制御電圧値q(t)に従ってVCO48を駆動
制御する。
【0095】VCO48は、電圧プリセット回路47か
ら受け取った制御電圧値q(t)に基づいて位相比較器
45の位相偏差信号がゼロ値になるように局部発信器信
号を調整する。
ら受け取った制御電圧値q(t)に基づいて位相比較器
45の位相偏差信号がゼロ値になるように局部発信器信
号を調整する。
【0096】このように、実施の形態6によれば、最初
の同期引き込みの際に、電圧プリセット回路47で初期
の搬送波の周波数位相偏差分の制御量をプリセットする
ようにしたので、以降はそのプリセットされた制御量を
差し引いた形でのVCO48の駆動制御で済む。すなわ
ち、搬送波再生の度に無線送受信装置間の周波数位相偏
差を除去する動作が不要となり、これは搬送波再生にお
ける処理と時間を効率化すると共に、伝送路の位相ジッ
タによる定常位相偏差に対しても、系の安定度を保ちな
がら除去することが可能になる。
の同期引き込みの際に、電圧プリセット回路47で初期
の搬送波の周波数位相偏差分の制御量をプリセットする
ようにしたので、以降はそのプリセットされた制御量を
差し引いた形でのVCO48の駆動制御で済む。すなわ
ち、搬送波再生の度に無線送受信装置間の周波数位相偏
差を除去する動作が不要となり、これは搬送波再生にお
ける処理と時間を効率化すると共に、伝送路の位相ジッ
タによる定常位相偏差に対しても、系の安定度を保ちな
がら除去することが可能になる。
【0097】従って、搬送波位相偏差が小さくなると、
搬送波再生一回当りの制御量も大幅に削減されて、系の
安定度が増すことから、系の安定度を高く保持しながら
受信性能を向上させることが可能になる。
搬送波再生一回当りの制御量も大幅に削減されて、系の
安定度が増すことから、系の安定度を高く保持しながら
受信性能を向上させることが可能になる。
【0098】(実施の形態7)この実施の形態7は、前
述の実施の形態1による受信制御装置をコスタスループ
型の搬送波再生回路に適用したものである。
述の実施の形態1による受信制御装置をコスタスループ
型の搬送波再生回路に適用したものである。
【0099】図7はこの発明の実施の形態7による受信
制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、51は受信された搬送波信号のIF信号を
復調した復調信号を入力するIF入力端子、52は後述
するVCO59の出力に90゜の位相差を与えて後述の
ミキサ53Bに出力する90゜位相器、53A,53B
はIF信号を90゜位相がずれた形で復調するミキサ、
54A,54Bは高周波成分を除去するLPF、55は
乗算により位相を比較する位相比較器、56は後述する
ループフィルタ58の制御に従ってループゲインを変更
する高周波成分除去用のループフィルタ、57は後述す
るVCO59に対する制御電圧値を変更する電圧プリセ
ット回路、58は可変ループフィルタ56のループゲイ
ンを制御するループフィルタ回路、59は電圧プリセッ
ト回路57の制御電圧値に従って局部発振器信号を発振
するVCOをそれぞれ示している。
制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、51は受信された搬送波信号のIF信号を
復調した復調信号を入力するIF入力端子、52は後述
するVCO59の出力に90゜の位相差を与えて後述の
ミキサ53Bに出力する90゜位相器、53A,53B
はIF信号を90゜位相がずれた形で復調するミキサ、
54A,54Bは高周波成分を除去するLPF、55は
乗算により位相を比較する位相比較器、56は後述する
ループフィルタ58の制御に従ってループゲインを変更
する高周波成分除去用のループフィルタ、57は後述す
るVCO59に対する制御電圧値を変更する電圧プリセ
ット回路、58は可変ループフィルタ56のループゲイ
ンを制御するループフィルタ回路、59は電圧プリセッ
ト回路57の制御電圧値に従って局部発振器信号を発振
するVCOをそれぞれ示している。
【0100】次に、搬送波再生について説明する。図7
に示したコスタスループ型の搬送波再生回路では、IF
入力端子51に入力されたIF信号が2系統に分岐さ
れ、一方はミキサ53Aに出力され、他方はミキサ53
Bに出力される。これらミキサ53A,53Bには、V
CO58から局部発信器信号が出力されることで、IF
信号に基づく復調が行われる。その際、VCO58とミ
キサ53Bとの間には90゜位相器52が結合されてい
るので、ミキサ53Bでは、入力されたIF信号がミキ
サ53Aとは局部発信器信号に90゜の位相差をもった
局部発信器信号によって復調される。
に示したコスタスループ型の搬送波再生回路では、IF
入力端子51に入力されたIF信号が2系統に分岐さ
れ、一方はミキサ53Aに出力され、他方はミキサ53
Bに出力される。これらミキサ53A,53Bには、V
CO58から局部発信器信号が出力されることで、IF
信号に基づく復調が行われる。その際、VCO58とミ
キサ53Bとの間には90゜位相器52が結合されてい
るので、ミキサ53Bでは、入力されたIF信号がミキ
サ53Aとは局部発信器信号に90゜の位相差をもった
局部発信器信号によって復調される。
【0101】ミキサ53A,53Bで復調された信号は
それぞれLPF54A,54Bに出力され、帯域制限を
与えるためにその入力信号から高周波成分が除去され
る。LPF54A,54Bから出力された信号は位相比
較器55によって乗算され、その乗算結果は位相偏差信
号としてさらにループフィルタ56に出力される。この
ループフィルタ56では、入力された位相偏差信号から
高周波成分が除去される。
それぞれLPF54A,54Bに出力され、帯域制限を
与えるためにその入力信号から高周波成分が除去され
る。LPF54A,54Bから出力された信号は位相比
較器55によって乗算され、その乗算結果は位相偏差信
号としてさらにループフィルタ56に出力される。この
ループフィルタ56では、入力された位相偏差信号から
高周波成分が除去される。
【0102】位相比較器55の出力すなわち位相偏差信
号がゼロ値になると、受信側(自機)でつくる搬送波周
波数が図示せぬ送信側の搬送波周波数に同期したことに
なる。また、位相偏差信号がゼロ値以外の値をとった場
合には、位相比較器55は、電圧プリセット回路57で
検出したずれ量に比例した直流電圧を発生して、これを
位相偏差信号としてループフィルタ56に出力する。こ
の場合、ループフィルタ56は、入力された位相偏差信
号から高周波成分を除去して、これを後段の電圧プリセ
ット回路57に出力する。
号がゼロ値になると、受信側(自機)でつくる搬送波周
波数が図示せぬ送信側の搬送波周波数に同期したことに
なる。また、位相偏差信号がゼロ値以外の値をとった場
合には、位相比較器55は、電圧プリセット回路57で
検出したずれ量に比例した直流電圧を発生して、これを
位相偏差信号としてループフィルタ56に出力する。こ
の場合、ループフィルタ56は、入力された位相偏差信
号から高周波成分を除去して、これを後段の電圧プリセ
ット回路57に出力する。
【0103】この電圧プリセット回路57は、前述した
実施の形態6と同様に、前述した式(4)〜(6)の手
順によりVCO59の制御電圧値q(t)を求め、その
制御電圧値q(t)に従ってVCO59を駆動制御す
る。
実施の形態6と同様に、前述した式(4)〜(6)の手
順によりVCO59の制御電圧値q(t)を求め、その
制御電圧値q(t)に従ってVCO59を駆動制御す
る。
【0104】この実施の形態7では、電圧プリセット回
路57の出力にループフィルタ設定回路58が結合され
ている。このループフィルタ設定回路58は、電圧プリ
セット回路57から出力される無制御状態での制御電圧
値q(t)に基づいてループゲインが現ループゲインよ
りも小さくなるようにループゲイン制御信号LGを生成
し、これを可変ループフィルタ56に出力する。
路57の出力にループフィルタ設定回路58が結合され
ている。このループフィルタ設定回路58は、電圧プリ
セット回路57から出力される無制御状態での制御電圧
値q(t)に基づいてループゲインが現ループゲインよ
りも小さくなるようにループゲイン制御信号LGを生成
し、これを可変ループフィルタ56に出力する。
【0105】その際、可変ループフィルタ56は、その
ループゲイン制御信号LGを受け取ると、そのループゲ
イン制御信号LGに基づいて位相比較器55から出力さ
れる位相偏差信号をさらにループゲインが小さくなるよ
うに低域通過させ、これを電圧プリセット回路57に供
給する。
ループゲイン制御信号LGを受け取ると、そのループゲ
イン制御信号LGに基づいて位相比較器55から出力さ
れる位相偏差信号をさらにループゲインが小さくなるよ
うに低域通過させ、これを電圧プリセット回路57に供
給する。
【0106】VCO59は、電圧プリセット回路57か
ら受け取った制御電圧値q(t)に基づいて位相比較器
55の位相偏差信号がゼロ値になるように局部発信器信
号を調整する。
ら受け取った制御電圧値q(t)に基づいて位相比較器
55の位相偏差信号がゼロ値になるように局部発信器信
号を調整する。
【0107】このように、実施の形態7によれば、最初
の同期引き込みの際に、電圧プリセット回路56で初期
の搬送波の周波数位相偏差に対する制御電圧値q(t)
を求めた後に、ループフィルタ設定回路58でその制御
電圧値q(t)に基づいてループゲインをさらに小さく
抑えるように可変ループフィルタ56を制御するように
したので、周波数位相誤差をすでに取り除いた状態での
可変ループフィルタ56の抑制により位相ジッタ量だけ
を除去することが可能になる。従って、位相ジッタへの
追従性能が向上するので、系の安定度を高く保持しなが
ら受信性能を向上させることが可能になる。
の同期引き込みの際に、電圧プリセット回路56で初期
の搬送波の周波数位相偏差に対する制御電圧値q(t)
を求めた後に、ループフィルタ設定回路58でその制御
電圧値q(t)に基づいてループゲインをさらに小さく
抑えるように可変ループフィルタ56を制御するように
したので、周波数位相誤差をすでに取り除いた状態での
可変ループフィルタ56の抑制により位相ジッタ量だけ
を除去することが可能になる。従って、位相ジッタへの
追従性能が向上するので、系の安定度を高く保持しなが
ら受信性能を向上させることが可能になる。
【0108】また、この実施の形態7でも、前述した実
施の形態6と同様に、周波数位相偏差が小さくなると、
搬送波再生一回当りの制御量も大幅に削減されて、系の
安定度が増すので、伝送路の位相ジッタによる周波数位
相偏差に対しても、系の安定度を保ちながら除去するこ
とが可能になる。
施の形態6と同様に、周波数位相偏差が小さくなると、
搬送波再生一回当りの制御量も大幅に削減されて、系の
安定度が増すので、伝送路の位相ジッタによる周波数位
相偏差に対しても、系の安定度を保ちながら除去するこ
とが可能になる。
【0109】(実施の形態8)前述した実施の形態6,
7は、以下に説明するTDMAにも適用することができ
る。そこで、この実施の形態8では、前述の電圧プリセ
ット回路47,57をTDMAに適用した場合の一例を
示す。
7は、以下に説明するTDMAにも適用することができ
る。そこで、この実施の形態8では、前述の電圧プリセ
ット回路47,57をTDMAに適用した場合の一例を
示す。
【0110】実施の形態8における電圧プリセット回路
では、実施の形態4と同様に例えば自機にスロットch
1が割り当てられた場合に(図4参照)、最初のスロッ
トSL1で送信相手(無線送信装置)と自機(受信制御
装置)との間の周波数位相偏差を読み取り、その周波数
位相偏差に基づいて自機の搬送波周波数に補正をかけ、
周波数位相偏差の除去を実施する。このようにして、次
のバースト受信(スロットSL2)に備えることができ
る。
では、実施の形態4と同様に例えば自機にスロットch
1が割り当てられた場合に(図4参照)、最初のスロッ
トSL1で送信相手(無線送信装置)と自機(受信制御
装置)との間の周波数位相偏差を読み取り、その周波数
位相偏差に基づいて自機の搬送波周波数に補正をかけ、
周波数位相偏差の除去を実施する。このようにして、次
のバースト受信(スロットSL2)に備えることができ
る。
【0111】このように、実施の形態8によれば、実施
の形態4と同様に、TDMAへの適用では、バースト受
信の最初のスロットにおける搬送波の周波数位相偏差を
除去対象にしており、この場合にも、前述した実施の形
態6,7の各効果に共通して、初期に周波数位相偏差を
除去しておくことから、以降は搬送波再生一回当りの制
御量も大幅に削減されて系の安定度が増すので、系の安
定度を高く保持しながら受信性能を向上させることが可
能になる。
の形態4と同様に、TDMAへの適用では、バースト受
信の最初のスロットにおける搬送波の周波数位相偏差を
除去対象にしており、この場合にも、前述した実施の形
態6,7の各効果に共通して、初期に周波数位相偏差を
除去しておくことから、以降は搬送波再生一回当りの制
御量も大幅に削減されて系の安定度が増すので、系の安
定度を高く保持しながら受信性能を向上させることが可
能になる。
【0112】(実施の形態9)この実施の形態9は、前
述の実施の形態6による受信制御装置をTDMAに適用
したものである。
述の実施の形態6による受信制御装置をTDMAに適用
したものである。
【0113】図8はこの発明の実施の形態9による受信
制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、61は受信された搬送波信号のIF信号を
復調した復調信号を入力するIF入力端子、62は後述
するVCO68の出力に90゜の位相差を与えて後述の
ミキサ63Bに出力する90゜位相器、63A,64B
はIF信号を90゜位相がずれた形で復調するミキサ、
64A,64Bは高周波成分を除去するLPF、65は
乗算により位相を比較する位相比較器、66は高周波成
分を除去するループフィルタ、67は後述するVCO6
8に対する制御電圧値を自機スロットへのバースト受信
の度に変更する逐次電圧プリセット回路、68は電圧プ
リセット回路67の制御電圧値に従って局部発振器信号
を発振するVCOをそれぞれ示している。
制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、61は受信された搬送波信号のIF信号を
復調した復調信号を入力するIF入力端子、62は後述
するVCO68の出力に90゜の位相差を与えて後述の
ミキサ63Bに出力する90゜位相器、63A,64B
はIF信号を90゜位相がずれた形で復調するミキサ、
64A,64Bは高周波成分を除去するLPF、65は
乗算により位相を比較する位相比較器、66は高周波成
分を除去するループフィルタ、67は後述するVCO6
8に対する制御電圧値を自機スロットへのバースト受信
の度に変更する逐次電圧プリセット回路、68は電圧プ
リセット回路67の制御電圧値に従って局部発振器信号
を発振するVCOをそれぞれ示している。
【0114】次に、クロック再生について説明する。図
8に示した受信制御装置では、IF入力端子61に入力
されたIF信号が2系統に分岐され、一方はミキサ63
Aに出力され、他方はミキサ63Bに出力される。これ
らミキサ63A,63Bには、VCO68から局部発信
器信号が出力され、IF信号に基づく復調が行われる。
その際、VCO68とミキサ63Bとの間には90゜位
相器62が結合されているので、ミキサ63Bでは、入
力されたIF信号が、ミキサ63Aとは局部発信器信号
に90゜の位相差をもった局部発信器信号によって復調
される。
8に示した受信制御装置では、IF入力端子61に入力
されたIF信号が2系統に分岐され、一方はミキサ63
Aに出力され、他方はミキサ63Bに出力される。これ
らミキサ63A,63Bには、VCO68から局部発信
器信号が出力され、IF信号に基づく復調が行われる。
その際、VCO68とミキサ63Bとの間には90゜位
相器62が結合されているので、ミキサ63Bでは、入
力されたIF信号が、ミキサ63Aとは局部発信器信号
に90゜の位相差をもった局部発信器信号によって復調
される。
【0115】ミキサ63A,63Bで復調された信号は
それぞれLPF64A,64Bに出力され、帯域制限を
与えるために高周波成分が除去される。LPF64A,
64Bから出力された信号は位相比較器65によって乗
算され、その乗算結果は位相偏差信号としてさらにルー
プフィルタ66に出力され、そこで高周波成分が除去さ
れる。
それぞれLPF64A,64Bに出力され、帯域制限を
与えるために高周波成分が除去される。LPF64A,
64Bから出力された信号は位相比較器65によって乗
算され、その乗算結果は位相偏差信号としてさらにルー
プフィルタ66に出力され、そこで高周波成分が除去さ
れる。
【0116】位相比較器65の出力すなわち位相偏差信
号がゼロ値になると、受信側(自機)でつくるクロック
周波数が図示せぬ送信側から受信して得た復調信号に同
期したことになる。また、位相偏差信号がゼロ値以外の
値をとった場合には、位相比較器65は、逐次電圧プリ
セット回路67で検出したずれ量に比例した直流電圧を
発生して、これを位相偏差信号としてループフィルタ6
6に出力する。この場合、ループフィルタ66は、入力
された位相偏差信号から高周波成分を除去して、これを
後段の逐次電圧プリセット回路67に出力する。
号がゼロ値になると、受信側(自機)でつくるクロック
周波数が図示せぬ送信側から受信して得た復調信号に同
期したことになる。また、位相偏差信号がゼロ値以外の
値をとった場合には、位相比較器65は、逐次電圧プリ
セット回路67で検出したずれ量に比例した直流電圧を
発生して、これを位相偏差信号としてループフィルタ6
6に出力する。この場合、ループフィルタ66は、入力
された位相偏差信号から高周波成分を除去して、これを
後段の逐次電圧プリセット回路67に出力する。
【0117】この逐次電圧プリセット回路67では、前
述した実施の形態6と同様に、前述の式(4)〜(6)
の手順によりVCO68の制御電圧値が求められる。す
なわち、この逐次電圧プリセット回路67は、自機スロ
ットにおけるバースト受信の際には逐次制御電圧値をプ
リセットする。
述した実施の形態6と同様に、前述の式(4)〜(6)
の手順によりVCO68の制御電圧値が求められる。す
なわち、この逐次電圧プリセット回路67は、自機スロ
ットにおけるバースト受信の際には逐次制御電圧値をプ
リセットする。
【0118】VCO68は、逐次電圧プリセット回路6
7から受け取った制御電圧値q(t)に基づいて位相比
較器65の位相偏差信号がゼロ値になるように局部発信
器信号を調整する。
7から受け取った制御電圧値q(t)に基づいて位相比
較器65の位相偏差信号がゼロ値になるように局部発信
器信号を調整する。
【0119】このように、実施の形態9によれば、バー
スト受信の度に、逐次電圧プリセット回路67で定常位
相偏差分の制御量をプリセットするようにしたので、T
DMAがバースト通信を前提としたシステムであること
から、バースト受信の度に逐次定常位相偏差の除去を行
うことになり、その結果、バースト受信の度に徐々に搬
送波のクロック周波数誤差を小さくしていくことが可能
になる。これは、前述した実施の形態6と共通して、ク
ロック再生一回当りの制御量を大幅に削減して系の安定
度を高めることになるので、TDMAに適用しても、系
の安定度を高く保持しながら受信性能を向上させること
が可能になる。
スト受信の度に、逐次電圧プリセット回路67で定常位
相偏差分の制御量をプリセットするようにしたので、T
DMAがバースト通信を前提としたシステムであること
から、バースト受信の度に逐次定常位相偏差の除去を行
うことになり、その結果、バースト受信の度に徐々に搬
送波のクロック周波数誤差を小さくしていくことが可能
になる。これは、前述した実施の形態6と共通して、ク
ロック再生一回当りの制御量を大幅に削減して系の安定
度を高めることになるので、TDMAに適用しても、系
の安定度を高く保持しながら受信性能を向上させること
が可能になる。
【0120】(実施の形態10)この実施の形態10で
は、FHシステムを採用した受信制御装置を例に挙げて
説明する。
は、FHシステムを採用した受信制御装置を例に挙げて
説明する。
【0121】図9はこの発明の実施の形態10による受
信制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、71はIF信号を入力するIF入力端子、
72A,72Bは乗算を行う乗算器、73A,73Bは
1次変調に対する検波で復調を行う検波器、74は加算
を行う加算器、75は高周波成分を除去するループフィ
ルタ、76は後述するVCC発振回路77に対する制御
電圧値を変更する電圧プリセット回路、77は電圧プリ
セット回路76の制御電圧値に従ってVCCを発振する
VCC発振回路、78はVCCに基づいて拡散符号を生
成してその拡散符号を不図示のクロックパルスに合わせ
てシフトするN段帰還シフトレジスタ、79A,79B
は受信側での周波数変換のための局部発振信号を生成す
る周波数シンセサイザをそれぞれ示している。
信制御装置の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、例えば、71はIF信号を入力するIF入力端子、
72A,72Bは乗算を行う乗算器、73A,73Bは
1次変調に対する検波で復調を行う検波器、74は加算
を行う加算器、75は高周波成分を除去するループフィ
ルタ、76は後述するVCC発振回路77に対する制御
電圧値を変更する電圧プリセット回路、77は電圧プリ
セット回路76の制御電圧値に従ってVCCを発振する
VCC発振回路、78はVCCに基づいて拡散符号を生
成してその拡散符号を不図示のクロックパルスに合わせ
てシフトするN段帰還シフトレジスタ、79A,79B
は受信側での周波数変換のための局部発振信号を生成す
る周波数シンセサイザをそれぞれ示している。
【0122】上記N段帰還シフトレジスタ78は、図示
せぬが、VCC発振回路77の制御電圧値に基づいてホ
ッピング周波数信号を発生するホッピング周波数発生回
路と、そのホッピング周波数信号をビット単位でシフト
させるN段分のシフトレジスタとを結合させている。そ
のシフトレジスタには、その途中の2カ所にそれぞれタ
ップ78a,78bが設けられ、それぞれ周波数シンセ
サイザ79A,79Bに接続されている。
せぬが、VCC発振回路77の制御電圧値に基づいてホ
ッピング周波数信号を発生するホッピング周波数発生回
路と、そのホッピング周波数信号をビット単位でシフト
させるN段分のシフトレジスタとを結合させている。そ
のシフトレジスタには、その途中の2カ所にそれぞれタ
ップ78a,78bが設けられ、それぞれ周波数シンセ
サイザ79A,79Bに接続されている。
【0123】N段帰還シフトレジスタ78では、各タッ
プ78A,78Bから取り出されたデータが、周波数シ
ンセサイザ79A,79B、乗算器72A,72B、検
波器73A,73B、加算器74、ループフィルタ7
5、電圧プリセット回路76、及びVCC発振回路77
を介して処理された後に、再び先頭位置に帰還する。
プ78A,78Bから取り出されたデータが、周波数シ
ンセサイザ79A,79B、乗算器72A,72B、検
波器73A,73B、加算器74、ループフィルタ7
5、電圧プリセット回路76、及びVCC発振回路77
を介して処理された後に、再び先頭位置に帰還する。
【0124】次に、クロック再生について説明する。図
9に示した受信制御装置では、乗算器72A,72Bに
対して、N段帰還シフトレジスタ78の2つのタップ7
8a,78bからそれぞれホッピング周波数信号が供給
されるが、その供給前に、各ホッピング周波数信号は周
波数シンセサイザ79A,79Bにより周波数変換され
る。なお、上記2つのタップ78a,78bの内、一方
のタップ78bから遅相拡散符号LCが取り出され、こ
れが周波数シンセサイザ79Bに出力される。また、他
方のタップ78aから進相拡散符号ECが取り出され、
これが周波数シンセサイザ79Aに出力される。
9に示した受信制御装置では、乗算器72A,72Bに
対して、N段帰還シフトレジスタ78の2つのタップ7
8a,78bからそれぞれホッピング周波数信号が供給
されるが、その供給前に、各ホッピング周波数信号は周
波数シンセサイザ79A,79Bにより周波数変換され
る。なお、上記2つのタップ78a,78bの内、一方
のタップ78bから遅相拡散符号LCが取り出され、こ
れが周波数シンセサイザ79Bに出力される。また、他
方のタップ78aから進相拡散符号ECが取り出され、
これが周波数シンセサイザ79Aに出力される。
【0125】また、乗算器72A,72Bには、IF入
力端子71に入力されたIF信号も供給される。このた
め、乗算器72A,72Bは、共通のIF信号に対して
それぞれ位相の異なる進相拡散符号EC、遅相拡散符号
LCを掛け合わせ、その乗算結果である進相相関値と遅
相相関値とをそれぞれ検波器73A,73Bで復調して
加算器74に出力する。そして、加算器74は、復調さ
れた進相相関値と遅相相関値とを合成して、その合成出
力をループフィルタ75に供給する。
力端子71に入力されたIF信号も供給される。このた
め、乗算器72A,72Bは、共通のIF信号に対して
それぞれ位相の異なる進相拡散符号EC、遅相拡散符号
LCを掛け合わせ、その乗算結果である進相相関値と遅
相相関値とをそれぞれ検波器73A,73Bで復調して
加算器74に出力する。そして、加算器74は、復調さ
れた進相相関値と遅相相関値とを合成して、その合成出
力をループフィルタ75に供給する。
【0126】加算器74の合成出力がゼロ値になると、
受信側(自機)でつくるクロック周波数が図示せぬ送信
側のクロック周波数に同期したことになる。また、合成
出力がゼロ値以外の値をとった場合には、加算器74
は、電圧プリセット回路77で検出したずれ量に比例し
た直流電圧を発生して、これを位相偏差信号としてルー
プフィルタ75に出力する。この場合、ループフィルタ
75は、入力された位相偏差信号から高周波成分を除去
して、これを後段の電圧プリセット回路76に出力す
る。
受信側(自機)でつくるクロック周波数が図示せぬ送信
側のクロック周波数に同期したことになる。また、合成
出力がゼロ値以外の値をとった場合には、加算器74
は、電圧プリセット回路77で検出したずれ量に比例し
た直流電圧を発生して、これを位相偏差信号としてルー
プフィルタ75に出力する。この場合、ループフィルタ
75は、入力された位相偏差信号から高周波成分を除去
して、これを後段の電圧プリセット回路76に出力す
る。
【0127】この電圧プリセット回路76は、前述した
実施の形態1と同様に、前述した式(1)〜(3)の手
順によりVCC発振回路77の制御電圧値p(t)を求
め、その制御電圧値p(t)に従ってVCC発振回路7
7を駆動制御する。
実施の形態1と同様に、前述した式(1)〜(3)の手
順によりVCC発振回路77の制御電圧値p(t)を求
め、その制御電圧値p(t)に従ってVCC発振回路7
7を駆動制御する。
【0128】VCC発振回路77は、電圧プリセット回
路76から受け取った制御電圧値p(t)に基づいて加
算器74の合成出力がゼロ値になるようにVCCの出力
を調整する。N段帰還シフトレジスタ78は、VCC発
振回路77から調整されたVCCの供給を受けると、そ
のVCCに基づく進相拡散符号EC、遅相拡散符号LC
をそれぞれ周波数シンセサイザ79A,79Bに出力す
る。
路76から受け取った制御電圧値p(t)に基づいて加
算器74の合成出力がゼロ値になるようにVCCの出力
を調整する。N段帰還シフトレジスタ78は、VCC発
振回路77から調整されたVCCの供給を受けると、そ
のVCCに基づく進相拡散符号EC、遅相拡散符号LC
をそれぞれ周波数シンセサイザ79A,79Bに出力す
る。
【0129】このように、実施の形態10によれば、最
初の同期引き込みの際に、電圧プリセット回路76で初
期の定常位相偏差分の制御量をプリセットするようにし
たので、以降はそのプリセットされた制御量を差し引い
た形でのVCC発振回路77の駆動制御で済む。すなわ
ち、クロック再生の度に無線送受信装置間の定常位相偏
差を除去する動作が不要となり、これはクロック再生に
おける処理と時間を効率化すると共に、伝送路の位相ジ
ッタによる定常位相偏差に対しても、系の安定度を保ち
ながら除去することが可能になる。
初の同期引き込みの際に、電圧プリセット回路76で初
期の定常位相偏差分の制御量をプリセットするようにし
たので、以降はそのプリセットされた制御量を差し引い
た形でのVCC発振回路77の駆動制御で済む。すなわ
ち、クロック再生の度に無線送受信装置間の定常位相偏
差を除去する動作が不要となり、これはクロック再生に
おける処理と時間を効率化すると共に、伝送路の位相ジ
ッタによる定常位相偏差に対しても、系の安定度を保ち
ながら除去することが可能になる。
【0130】従って、定常位相偏差が小さくなると、ク
ロック再生一回当りの制御量も大幅に削減されて、系の
安定度が増すことから、系の安定度を高く保持しながら
受信性能を向上させることが可能になる。
ロック再生一回当りの制御量も大幅に削減されて、系の
安定度が増すことから、系の安定度を高く保持しながら
受信性能を向上させることが可能になる。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、初期のクロックの位相偏差分の制御量をプリセット
して、以降はそのプリセットされた制御量を差し引いた
形で内部発振を制御するようにしたので、クロック再生
の度に位相偏差を除去する動作が不要となり、クロック
再生一回当りの制御量も大幅に削減されることから、系
の安定度を高く保持しながら受信性能を向上させること
が可能な受信制御装置を得られるという効果を奏する。
ば、初期のクロックの位相偏差分の制御量をプリセット
して、以降はそのプリセットされた制御量を差し引いた
形で内部発振を制御するようにしたので、クロック再生
の度に位相偏差を除去する動作が不要となり、クロック
再生一回当りの制御量も大幅に削減されることから、系
の安定度を高く保持しながら受信性能を向上させること
が可能な受信制御装置を得られるという効果を奏する。
【0132】つぎの発明によれば、初期のクロックの位
相偏差分の制御量をプリセットし、以降はそのプリセッ
トされた制御量を差し引いた形で内部発振を制御するよ
うにしておき、その状態でループゲインをさらに小さく
抑えるようにループフィルタを制御するようにしたの
で、クロック周波数誤差をすでに取り除いた状態でのル
ープフィルタの抑制により位相ジッタ量だけを除去する
だけで済み、このため、位相ジッタへの追従性能が向上
して、系の安定度を高く保持しながら受信性能を向上さ
せることが可能な受信制御装置を得られるという効果を
奏する。
相偏差分の制御量をプリセットし、以降はそのプリセッ
トされた制御量を差し引いた形で内部発振を制御するよ
うにしておき、その状態でループゲインをさらに小さく
抑えるようにループフィルタを制御するようにしたの
で、クロック周波数誤差をすでに取り除いた状態でのル
ープフィルタの抑制により位相ジッタ量だけを除去する
だけで済み、このため、位相ジッタへの追従性能が向上
して、系の安定度を高く保持しながら受信性能を向上さ
せることが可能な受信制御装置を得られるという効果を
奏する。
【0133】つぎの発明によれば、初期のクロックの位
相偏差分の制御量をプリセットし、以降はそのプリセッ
トされた制御量を差し引いた形で内部発振を制御するよ
うにしておき、その状態でループゲインをさらに小さく
抑えるように遅延量を制御するようにしたので、クロッ
ク周波数誤差をすでに取り除いた状態での遅延量の抑制
により位相ジッタ量だけを除去するだけで済み、このた
め、位相ジッタへの追従性能が向上して、系の安定度を
高く保持しながら受信性能を向上させることが可能な受
信制御装置を得られるという効果を奏する。
相偏差分の制御量をプリセットし、以降はそのプリセッ
トされた制御量を差し引いた形で内部発振を制御するよ
うにしておき、その状態でループゲインをさらに小さく
抑えるように遅延量を制御するようにしたので、クロッ
ク周波数誤差をすでに取り除いた状態での遅延量の抑制
により位相ジッタ量だけを除去するだけで済み、このた
め、位相ジッタへの追従性能が向上して、系の安定度を
高く保持しながら受信性能を向上させることが可能な受
信制御装置を得られるという効果を奏する。
【0134】つぎの発明によれば、時分割多重通信にお
いて、バースト受信の最初のバースト受信におけるクロ
ックの位相偏差を除去対象にしても、初期に位相偏差を
除去しておくことから、以降はクロック再生一回当りの
制御量も大幅に削減されて系の安定度が増すので、時分
割多重通信においても、系の安定度を高く保持しながら
受信性能を向上させることが可能な受信制御装置を得ら
れるという効果を奏する。
いて、バースト受信の最初のバースト受信におけるクロ
ックの位相偏差を除去対象にしても、初期に位相偏差を
除去しておくことから、以降はクロック再生一回当りの
制御量も大幅に削減されて系の安定度が増すので、時分
割多重通信においても、系の安定度を高く保持しながら
受信性能を向上させることが可能な受信制御装置を得ら
れるという効果を奏する。
【0135】つぎの発明によれば、時分割多重通信にお
いて、自機に対するバースト受信の度に、クロックの位
相偏差分の制御量をプリセットするようにしたので、バ
ースト受信の度に逐次位相偏差の除去を行うことにな
り、バースト受信の度に徐々にクロック周波数誤差は小
さくなる。その結果、クロック再生一回当りの制御量を
大幅に削減して系の安定度を高めることになるので、時
分割多重通信においても系の安定度を高く保持しながら
受信性能を向上させることが可能な受信制御装置を得ら
れるという効果を奏する。
いて、自機に対するバースト受信の度に、クロックの位
相偏差分の制御量をプリセットするようにしたので、バ
ースト受信の度に逐次位相偏差の除去を行うことにな
り、バースト受信の度に徐々にクロック周波数誤差は小
さくなる。その結果、クロック再生一回当りの制御量を
大幅に削減して系の安定度を高めることになるので、時
分割多重通信においても系の安定度を高く保持しながら
受信性能を向上させることが可能な受信制御装置を得ら
れるという効果を奏する。
【0136】つぎの発明によれば、初期の搬送波の位相
偏差分の制御量をプリセットして、以降はそのプリセッ
トされた制御量を差し引いた形で内部発振を制御するよ
うにしたので、搬送波再生の度に位相偏差を除去する動
作が不要となり、搬送波再生一回当りの制御量も大幅に
削減されることから、系の安定度を高く保持しながら受
信性能を向上させることが可能な受信制御装置を得られ
るという効果を奏する。
偏差分の制御量をプリセットして、以降はそのプリセッ
トされた制御量を差し引いた形で内部発振を制御するよ
うにしたので、搬送波再生の度に位相偏差を除去する動
作が不要となり、搬送波再生一回当りの制御量も大幅に
削減されることから、系の安定度を高く保持しながら受
信性能を向上させることが可能な受信制御装置を得られ
るという効果を奏する。
【0137】つぎの発明によれば、初期の搬送波の位相
偏差分の制御量をプリセットし、以降はそのプリセット
された制御量を差し引いた形で内部発振を制御するよう
にしておき、その状態でループゲインをさらに小さく抑
えるようにループフィルタを制御するようにしたので、
搬送波の周波数誤差をすでに取り除いた状態でのループ
フィルタの抑制により位相ジッタ量だけを除去するだけ
で済み、このため、位相ジッタへの追従性能が向上し
て、系の安定度を高く保持しながら受信性能を向上させ
ることが可能な受信制御装置を得られるという効果を奏
する。
偏差分の制御量をプリセットし、以降はそのプリセット
された制御量を差し引いた形で内部発振を制御するよう
にしておき、その状態でループゲインをさらに小さく抑
えるようにループフィルタを制御するようにしたので、
搬送波の周波数誤差をすでに取り除いた状態でのループ
フィルタの抑制により位相ジッタ量だけを除去するだけ
で済み、このため、位相ジッタへの追従性能が向上し
て、系の安定度を高く保持しながら受信性能を向上させ
ることが可能な受信制御装置を得られるという効果を奏
する。
【0138】つぎの発明によれば、時分割多重通信にお
いて、バースト受信の最初のバースト受信における搬送
波の位相偏差を除去対象にしても、初期に位相偏差を除
去しておくことから、以降は搬送波再生一回当りの制御
量も大幅に削減されて系の安定度が増すので、時分割多
重通信においても、系の安定度を高く保持しながら受信
性能を向上させることが可能な受信制御装置を得られる
という効果を奏する。
いて、バースト受信の最初のバースト受信における搬送
波の位相偏差を除去対象にしても、初期に位相偏差を除
去しておくことから、以降は搬送波再生一回当りの制御
量も大幅に削減されて系の安定度が増すので、時分割多
重通信においても、系の安定度を高く保持しながら受信
性能を向上させることが可能な受信制御装置を得られる
という効果を奏する。
【0139】つぎの発明によれば、時分割多重通信にお
いて、自機に対するバースト受信の度に、搬送波の位相
偏差分の制御量をプリセットするようにしたので、バー
スト受信の度に逐次位相偏差の除去を行うことになり、
バースト受信の度に徐々に搬送波の周波数誤差は小さく
なる。その結果、搬送波再生一回当りの制御量を大幅に
削減して系の安定度を高めることになるので、時分割多
重通信においても系の安定度を高く保持しながら受信性
能を向上させることが可能な受信制御装置を得られると
いう効果を奏する。
いて、自機に対するバースト受信の度に、搬送波の位相
偏差分の制御量をプリセットするようにしたので、バー
スト受信の度に逐次位相偏差の除去を行うことになり、
バースト受信の度に徐々に搬送波の周波数誤差は小さく
なる。その結果、搬送波再生一回当りの制御量を大幅に
削減して系の安定度を高めることになるので、時分割多
重通信においても系の安定度を高く保持しながら受信性
能を向上させることが可能な受信制御装置を得られると
いう効果を奏する。
【図1】 この発明の実施の形態1による受信制御装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による受信制御装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による受信制御装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による定常位相偏差
の除去方法を説明する図である。
の除去方法を説明する図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による受信制御装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態6による受信制御装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態7による受信制御装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態9による受信制御装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態10による受信制御装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図10】 従来における受信制御装置に適用されるD
LLの構成を示すブロック図である。
LLの構成を示すブロック図である。
2,3,12,13,22,23,32,33,72
A,72B 乗算器、4,14,24,34,74 加
算器、5,25,35,46,66,75 ループフィ
ルタ、6,16,26,47,57,76 電圧プリセ
ット回路、7,18,28,37,77 VCC発振回
路、8,19,29,38,78 N段帰還シフトレジ
スタ、15,56 可変ループフィルタ、17,58
ループフィルタ設定回路、27 遅延量設定回路、3
6,67 逐次電圧プリセット回路、45,55,65
位相比較器、48,59,68 VCO
A,72B 乗算器、4,14,24,34,74 加
算器、5,25,35,46,66,75 ループフィ
ルタ、6,16,26,47,57,76 電圧プリセ
ット回路、7,18,28,37,77 VCC発振回
路、8,19,29,38,78 N段帰還シフトレジ
スタ、15,56 可変ループフィルタ、17,58
ループフィルタ設定回路、27 遅延量設定回路、3
6,67 逐次電圧プリセット回路、45,55,65
位相比較器、48,59,68 VCO
Claims (9)
- 【請求項1】 受信信号に含まれる外部クロックと内部
発振回路により発振される内部クロックとの間の位相偏
差に応じて前記内部発振回路を制御することでクロック
再生を行う受信制御装置において、 受信開始後の初期クロック再生で生じた位相偏差に基づ
いて前記内部発振回路の制御量をプリセットし、前記初
期クロック再生以降のクロック再生で生じた位相偏差に
基づいて前記内部発振回路を制御する場合には今回の制
御量と前記プリセットされた制御量との差分で制御する
プリセット制御手段を備えたことを特徴とする受信制御
装置。 - 【請求項2】 ループフィルタを介して高周波成分を除
去した受信信号に含まれる外部クロックと内部発振回路
により発振される内部クロックとの間の位相偏差に応じ
て前記内部発振回路を制御することでクロック再生を行
う受信制御装置において、 受信開始後の初期クロック再生で生じた位相偏差に基づ
いて前記内部発振回路の制御量をプリセットし、前記初
期クロック再生以降のクロック再生で生じた位相偏差に
基づいて前記内部発振回路を制御する場合には今回の制
御量と前記プリセットされた制御量との差分で制御する
プリセット制御手段と、 前記プリセット制御手段の制御量に基づいて前記ループ
フィルタのループゲインを現ループゲインよりも小さく
なるように制御するループゲイン制御手段と、 を備えたことを特徴とする受信制御装置。 - 【請求項3】 受信信号に含まれる外部クロックと内部
発振回路により発振される内部クロックとの間の位相偏
差に応じて前記内部発振回路を制御する場合に進相相関
値と遅相相関値とをとるための遅延量を一定にしてクロ
ック再生を行う受信制御装置において、 受信開始後の
初期クロック再生で生じた位相偏差に基づいて前記内部
発振回路の制御量をプリセットし、前記初期クロック再
生以降のクロック再生で生じた位相偏差に基づいて前記
内部発振回路を制御する場合には今回の制御量と前記プ
リセットされた制御量との差分で制御するプリセット制
御手段と、 前記プリセット制御手段により制御される制御量に基づ
いて前記遅延量を現遅延量よりも小さくなるように制御
する遅延量制御手段と、 を備えたことを特徴とする受信制御装置。 - 【請求項4】 時分割多重通信による受信バースト信号
に含まれる外部クロックと内部発振回路により発振され
る内部クロックとの間の位相偏差に応じて前記内部発振
回路を制御することでクロック再生を行う受信制御装置
において、 受信開始後の初期バースト受信で生じたクロックの位相
偏差に基づいて前記内部発振回路の制御量をプリセット
し、前記初期クロック再生以降のクロック再生で生じた
クロックの位相偏差に基づいて前記内部発振回路を制御
する場合には今回の制御量と前記プリセットされた制御
量との差分で制御するプリセット制御手段を備えたこと
を特徴とする受信制御装置。 - 【請求項5】 時分割多重通信による受信バースト信号
に含まれる外部クロックと内部発振回路により発振され
る内部クロックとの間の位相偏差に応じて前記内部発振
回路を制御することでクロック再生を行う受信制御装置
において、 クロック再生で生じた位相偏差に基づいて前記内部発振
回路の制御量をプリセットし、続くクロック再生で生じ
た位相偏差に基づいて前記内部発振回路を制御する場合
には今回の制御量と前回プリセットされた制御量との差
分で制御する逐次プリセット制御手段を備えたことを特
徴とする受信制御装置。 - 【請求項6】 受信信号に含まれる外部搬送波と電圧制
御発振回路により制御される内部搬送波との間の位相偏
差に応じて前記電圧制御発振回路を制御することで搬送
波再生を行う受信制御装置において、 受信開始後の初期搬送波再生で生じた位相偏差に基づい
て前記電圧制御発振回路の制御量をプリセットし、前記
初期搬送波再生以降の搬送波再生で生じた位相偏差に基
づいて前記電圧制御発振回路を制御する場合には今回の
制御量と前記プリセットされた制御量との差分で制御す
るプリセット制御手段を備えたことを特徴とする受信制
御装置。 - 【請求項7】 ループフィルタを介して高周波成分を除
去した受信信号に含まれる外部搬送波と電圧制御発振回
路により制御される内部搬送波との間の位相偏差に応じ
て前記電圧制御発振回路を制御することで搬送波再生を
行う受信制御装置において、 受信開始後の初期搬送波再生で生じた位相偏差に基づい
て前記電圧制御発振回路の制御量をプリセットし、前記
初期搬送波再生以降の搬送波再生で生じた位相偏差に基
づいて前記電圧制御発振回路を制御する場合には今回の
制御量と前記プリセットされた制御量との差分で制御す
るプリセット制御手段と、 前記プリセット制御手段の制御量に基づいて前記ループ
フィルタのループゲインを現ループゲインよりも小さく
なるように制御するループゲイン制御手段と、 を備えたことを特徴とする受信制御装置。 - 【請求項8】 時分割多重通信による受信バースト信号
に含まれる外部搬送波と電圧制御発振回路により制御さ
れる内部搬送波との間の位相偏差に応じて前記電圧制御
発振回路を制御することで搬送波再生を行う受信制御装
置において、 受信開始後の初期バースト受信で生じた搬送波の位相偏
差に基づいて前記電圧制御発振回路の制御量をプリセッ
トし、前記初期搬送波再生以降の搬送波再生で生じた搬
送波の位相偏差に基づいて前記電圧制御発振回路を制御
する場合には今回の制御量と前記プリセットされた制御
量との差分で制御するプリセット制御手段を備えたこと
を特徴とする受信制御装置。 - 【請求項9】 時分割多重通信による受信バースト信号
に含まれる外部搬送波と電圧制御発振回路により制御さ
れる内部搬送波との間の位相偏差に応じて前記電圧制御
発振回路を制御することで搬送波再生を行う受信制御装
置において、 搬送波再生で生じた位相偏差に基づいて前記電圧制御発
振回路の制御量をプリセットし、続く搬送波再生で生じ
た位相偏差に基づいて前記電圧制御発振回路を制御する
場合には今回の制御量と前回プリセットされた制御量と
の差分で制御する逐次プリセット制御手段を備えたこと
を特徴とする受信制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16891896A JP3229207B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 受信制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16891896A JP3229207B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 受信制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1022988A true JPH1022988A (ja) | 1998-01-23 |
| JP3229207B2 JP3229207B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=15876978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16891896A Expired - Fee Related JP3229207B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 受信制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3229207B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006303663A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Nec Electronics Corp | 光結合型絶縁回路 |
| JP2010278966A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Sony Corp | 同期回路、同期方法、および受信システム |
| JP2011259423A (ja) * | 2010-06-08 | 2011-12-22 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 無線通信のエミッション抑制のための送信元、方法及び位相同期回路 |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP16891896A patent/JP3229207B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006303663A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Nec Electronics Corp | 光結合型絶縁回路 |
| JP2010278966A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Sony Corp | 同期回路、同期方法、および受信システム |
| JP2011259423A (ja) * | 2010-06-08 | 2011-12-22 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 無線通信のエミッション抑制のための送信元、方法及び位相同期回路 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3229207B2 (ja) | 2001-11-19 |
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|---|---|---|---|
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