JPH1023011A - 通信システムおよび障害情報処理方法 - Google Patents

通信システムおよび障害情報処理方法

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JPH1023011A
JPH1023011A JP17620696A JP17620696A JPH1023011A JP H1023011 A JPH1023011 A JP H1023011A JP 17620696 A JP17620696 A JP 17620696A JP 17620696 A JP17620696 A JP 17620696A JP H1023011 A JPH1023011 A JP H1023011A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信回線で発生した障害の検出情報を限られ
た転送条件のもとで制御部に効果的に転送すること。 【解決手段】 障害情報源となる回路ボード側で障害情
報を処理し、制御部からの要求に応答して、障害の状態
をマクロに示す統計情報を定期的に転送し、その後で、
転送可能な量の障害詳細情報を転送する。 【効果】 制御部で障害切り分けを迅速に判断し、障害
復旧を効果的に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は伝送路障害検出をレ
イヤ毎に行う交換機、クロスコネクト等の通信システム
および障害情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通信ネットワークシステムにおいては、
障害発生時に、各通信装置で障害検出、障害切り分け、
障害復旧等の動作を行う必要がある。通信障害を検出し
て終端点に障害通知を行う方式として、AIS(Alarm Indi
cation Signal)/RDI(Remote Defect Indication)方式が
知られている。図2は、AIS/RDIによる障害通知の手順を
示す。59(59-a、59-b)は、終端点(a)50-aと終端点(b)5
0-bの間に、接続点(a)51-a、接続点(b)51-bを介して張
られた双方向のコネクションである。今、下り方向のコ
ネクション59-a上で、 X印で示した点52において伝送
障害が発生したと仮定すると、障害発生点52の下流側に
隣接する接続点(a)51-aで上記障害が検出される(障害
検出53)。接続点(a)51-aは、障害発生を通知するため
の制御信号AISを生成し、これをコネクション59-aの下
流方向に送出する(AIS発生54)。上記AISは、コネクシ
ョン59-aに沿って転送され、終端点(b)50-bに通知され
る。途中にある接続点(b)51-bは、上記AISをモニタする
(55)。
【0003】終端点(b)50-bは、上記AISの受信(AIS検
出56)によってコネクション(a)59-aに障害が発生した
ことを認識すると、対をなす他方の終端点(a)50-aに障
害発生を通知するために、制御信号RDIを生成して、こ
れを上り方向のコネクション59-bに送出する(RDI発生5
7) 。上記RDIは、コネクション59-bに沿って終端点(a)5
0-aに転送され、終端点(a)50-aは、上記RDIを受信する
ことによって、コネクション59-aに障害が発生したこと
を認識する。コネクション上の各接続点51-b、51-aは、
上記RDIをモニタしている(55-b、55-c)。なお、終端点
(b)50-bの直前に位置したリンクで障害が発生した場合
は、終端点(b)50-bがこれを検出し、この障害検出を契
機としてRDIを生成する。
【0004】図3は、ITU-Tで勧告されているATM(Asynch
ronous Transfer Mode)網上のAIS/RDIとして用いられる
OAM(Operation Maintenance Administration)セルのフ
ォーマットを示す。60は、VPI/VCI等のルーティング情
報やこのセルがOAMであることを示す情報を含むセルヘ
ッダ、61はOAMセルの種別、62はOAMセルの機能種別、63
は障害の種別、64は障害発生箇所を示す位置表示情報、
65は未使用フィールド、66は現時点では未定義で将来予
備用となっている領域、67はエラー訂正符号(CRC-10
)を示す。
【0005】ATMでは、1つの物理コネクション上に複
数の論理パスVP(Virtual Path)を多重化し、更に各VP上
に複数の論理チャネルVC(Virtual Channel)を多重化し
ており、VC障害が発生すると、図2で示したOAMフローメ
カニズムに従ってVCレベルの各終端点50にAIS/RDIセル
による障害通知がなされる。また、ATM網を介して通信
を行う場合、障害の切り分けを網側で行うために、網と
ユーザのインターフェース(UNI:User Network Interfa
ce)、または網間のインターフェース(ICI:Inter Networ
k Interface)に面した通信装置においてAIS/RDIのモニ
タ又は折り返しが行われ、網側ノード装置の制御部に障
害通知が行われる。以下このような点を含め、広義の終
端点と呼ぶことにする。
【0006】図4は、複数のVCに同時に障害が発生する
多重障害の1例を示す。70(70-a〜70-d)は、VPコネクシ
ョン71を終端し、VCコネクション72を交換するVCH(Virt
ual Channel Handler:VC交換機)であり、例えば、VCH3
70-cにおいて、 VCヘッダ付け替え、VC変換テーブル、
VC交換部等を行うVC-XC(VC Exchange)部で障害76が発生
すると、ここで交換されるVCの全てが障害となり、障害
VC(72-a、72-b、72-c)の各終端点でAIS75を検出するこ
とになる。
【0007】図5は、ネットワークで発生する多重障害
の他の例を示す。この例では、VP4のリンク71-dで障害7
3が発生した場合であり、下流側に隣接するVCH3 70-cが
VPレベルの障害を検出してVP AIS状態74となり、障害VP
4 71-dに多重された各VC(72-a、72-b、72-c)毎に下流側
にVC AISセルを送出し、VC1 72-a、VC2 72-b、VC3 72-c
の終端点となるVCH4 70-dで、これらのVC対応のAISセル
(VC1 AIS、VC2 AIS、VC3 AIS)75を受信している。ここ
に示した多重障害例では、1つのVP上の多重化されるVC
が数個程度となっているが、実際のネットワークでは、
1VP当たり数10個のVCが多重されるため、図5のような障
害が複数ヶ所で同時に発生した場合は、終端点となる1
つの交換機に数10個〜数千個のAISセルが到着すること
になる。
【0008】図6は、ATM交換機の1例を示す。1は複数
の入出力ポート(SW伝送路)を備えたスイッチ部であ
り、各入力ポートから入力されたセルをセルヘッダに含
まれるルーティング情報によって決まる何れかの出力ポ
ートに出力する。2(2-a〜2-n)は、後述する回線インタ
ーフェース回路を搭載した回路ボード(以下、本明細書
ではラインカードという)であり、スイッチ部の各入出
力ポートと各主信号伝送路5との間に設けられ、入力セ
ルのヘッダ変換、出力セルからの内部ルーティング情報
の除去等の機能を備える。3は、上記スイッチ部および
各ラインカードに制御系転送路で接続された制御部、4
は、スイッチ部1を介して入力された制御用セルを終端
し、制御メッセージに組み立てて上記制御部3に渡すと
共に、制御部3から与えられた制御メッセージをセルに
分割して上記スイッチ部1に送り込む信号処理回路(SI
G終端部)である。ユーザセル(ユーザ情報)は、主信
号伝送路5を介してラインカード2に入力され、ヘッダ変
換された後、SW伝送路7-aを介してSW部1に入力され、こ
こで交換されて所望のラインカード2から主信号伝送路
に送出される。主信号伝送路でVC障害が発生し、何れか
のラインカード2-iがAISセル又はRDIセルを受信する
と、障害VCのVCI(Virtual Connection Identifier)や障
害要因、障害箇所が、制御系転送路6を介して制御部3に
通知される。
【0009】図7は、障害発生時にラインカード2上の回
線インターフェース10と制御部3の間で行われる従来の
障害通知シーケンスの1例を示す。回線インターフェー
ス10は、AISを検出(80)すると、VPI値、VCI値、障害
種別、障害点等の障害情報をメモリに蓄積しておき、制
御部3から障害収集指示を受けると(81)、それまでに
蓄積されていた障害情報を制御部3に転送(82)する。
制御部3は、上記障害情報転送82において、AIS情報の詳
細通知83を受け取り、これに基づいて障害に対処する。
制御部3が行う障害情報収集の周期は、AIS/RDIセルの送
出間隔である1秒又はそれ以上(〜数十秒)程度である。
【0010】上記制御部3には、図6に示すように、ネッ
トワークマネージメントLANを介して、ネットワーク全
体を管理するためのネットワーク制御装置が接続してあ
り、或るノード装置で障害が発生すると、制御部3から
の通知に基づいて、ネットワーク制御装置が、例えばリ
ルーティング等のネットワークレベルでの障害復旧動作
を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】然るに、制御部3は、
回線インターフェースからの障害情報の収集の他に、呼
設定等のコネクション制御あるいはノード装置全体の監
視等を行っており、これら複数の動作を滞りなく行う必
要がある。しかしながら、上述した多重障害が発生する
と、各回線インターフェースから制御部に送出すべき障
害情報の量が、制御系転送路6の転送帯域あるいは制御
部3のMPU処理能力を占有したり、それらの能力を超えて
しまうおそれがある。
【0012】例えば、128kのコネクションを扱うVC交換
機で全コネクションが障害となった場合を仮定すると、
128kのAIS、128kのRDIを制御部3で処理する必要があ
る。回線インターフェース10から制御部3に転送される1
障害あたりの情報量を20バイトとすると、トータルの情
報転送容量は5.12MBとなるため、これらの情報を制御系
転送路6で短時間(例えば、1秒間)で送信することは
困難である。
【0013】このため、従来の交換機では、同時に対処
できる障害数が限られており、例えば障害監視周期を長
くしたり、規定数以上の障害情報は通知しないようにし
ているため、制御部3で全ての障害情報を即時に収集し
た上で障害の切り分けを行い、障害復旧をすることはで
きなかった。 また、 ネットワーク制御装置は、制御部
3で一次処理した情報を受け取るようになっているた
め、制御部で障害処理が滞ると、ネットワーク制御装置
への障害情報の通知も必然的に遅れることになる。
【0014】本発明の目的は、VCコネクションの多重障
害のように多量の障害情報が発生した場合でも、障害を
迅速に切り分けることができる障害情報処理方法および
通信システムを提供することにある。本発明の他の目的
は、情報源から制御部に多量の障害情報を効率的に転送
できる障害情報処理方法および通信システムを提供する
ことにある。本発明の他の目的は、多重障害時に障害復
旧を迅速に開始できるように工夫されたインターフェー
スを持つ通信システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、 回線の障害検出機能を有する少なくと
も1つの回線インターフェースを搭載した回路ボードと
制御部との間で行う障害情報の処理方法において、上記
回路ボードに設けたメモリに上記回線インターフェース
で検出した障害情報を一時的に記憶しておき、制御部か
らの第1の転送指示に応答して、上記回路ボードから制
御部に障害情報の統計値を通知し、制御部からの第2の
転送指示に応答して、上記回路ボードから制御部に上記
障害情報の詳細を通知することを特徴とする。
【0016】上記制御部は、上記第1の転送指示を定期
的に発行することによって、上記統計値が示す、例え
ば、一定期間毎の障害発生件数から緊急度の高い障害情
報処理あるいは障害対策を行い、その後、第2の転送指
示を発行することによって障害情報の詳細を受信し、緊
急度の低い障害情報処理あるいは障害対策を行うことが
できる。この場合、第2の転送指示によって送信すべき
障害情報の範囲を指定し、上記回路ボードが、上記指定
された範囲の障害情報をメモリから読み出し、制御部に
転送するようにすれば、限られた転送時間および伝送容
量の中で、所望の障害情報を選択的に受信することがで
きる。上記第1の転送指示の発行サイクルで決まる所定
の処理期間内に転送できなかった障害情報の詳細は、次
のサイクル以降で転送すればよい。
【0017】本発明の実施例によれば、各回路ボード
は、非同期転送モード(ATM)通信ネットワークの伝送
路に接続された回線インターフェースを収容しており、
上記第1の集計指示に応答して、仮想パス(VP)毎に集
計した仮想チャネル(VC)レベルでの障害件数を制御部に
通知する。この場合、第1の転送指示に応答して、上記
仮想パス(VP)毎に集計した障害件数が所定の閾値を超
えたか否かを判定し、上記閾値以下の場合は障害情報の
詳細を、そうでない場合は上記障害件数を前記制御部に
通知するようにしてもよい。上記回路ボードは、上記第
1の集計指示に応答して、回線インターフェース毎に集
計した仮想パス(VP) レベルでの障害件数を上記制御部
に通知するようにしてもよい。また、上記第1の転送指
示に応答して、統計情報と共に、障害情報のサンプルを
制御部に転送するようにしてもよい。
【0018】本発明による通信システムは、 少なくと
も1つの通信回線を収容し、上記回線上に多重化して形
成される論理的なコネクションの各レイヤ毎の障害検出
機能を有する少なくとも1つの回路ボードと、上記回路
ボードに制御用の伝送路を介して接続された制御装置と
からなり、上記回路ボードが、通信回線に生じた障害の
状態を示す障害情報をコネクション識別子対応に一時的
に蓄積するためのメモリと、プロセッサと、上記制御装
置と交信するための通信インターフェースとを有し、上
記プロセッサが、上記通信インターフェースを介して受
信した上記制御装置からの第1の転送指示に応答して、
上記メモリに蓄積されている障害情報に基づいて統計値
を算出し、これを上記通信インターフェースを介して上
記制御装置に通知する機能と、上記制御部からの第2の
転送指示に応答して、上記メモリから障害情報を読み出
し、上記通信インターフェースを介して上記制御装置に
転送するための機能とを備えたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して詳細に説明する。図1は、例えばATM交換装置(VC
ハンドラ-)の構成要素となる本発明によるラインカード
2のブロック図である。主信号伝送路5と主信号SW転送路
7は、図6に示した符号5、7に対応しており、主信号伝送
路5から回線インターフェース10に到来した入力セル
は、物理レイヤ終端部11で物理レイヤの終端処理が行わ
れた後、ATMレイヤヘッダ変換部12に入力される。 ATM
レイヤヘッダ変換部12では、SW部1おいてセルの交換動
作に必要な内部ルーティング情報(内部タグ)の付与
と、ATMヘッダの書き換えが行われる。ヘッダ変換され
た入力セルは、AIS/RDI挿入抜去部14に入力され、入力
セルがAISセルまたはRDIセルか否かの判別が行われる。
入力セルが主信号(ユーザセル)の場合は、主信号SW転
送路7からSW部1に転送される。入力セルがAIS/RDIセル
の場合は、 AIS/RDIセル挿入抜去部14で抜去され、メモ
リ13に蓄積される。
【0020】16は、回線インターフェース10の制御、監
視、障害情報の解析と転送、などを行うためのマイクロ
プロセッサ(MPU)、17はメモリ(RAM)、18はどのVPIに
対する情報がRAM 17のどこに格納されているかを示すポ
インタを保持すためのVPI管理用CAM、 19は制御系転送
路6を介して制御部3と通信するための制御系通信用LSI
(インターフェースLSI)である。
【0021】図8は、VPI管理用CAM 18とRAM 17内のVC A
IS/RDIヘッダ情報格納エリアとの関係を示すメモリマッ
プである。RAM17には、それぞれAIS 障害時にVP毎のVC
AIS数を数えるためのカウンタ42とヘッダ情報(VPI/VCI
値)43とからなる複数のレコードが設けられており、各
レコードは、CAM 18のアドレス41と対応付けられてい
る。VPI値が与えられると、CAM 18から上記VPI値40と対
応するRAMアドレス41を読み出し、このアドレスによっ
てRAM17をアクセスすることによって、上記VPI値と対応
した特定のカウンタをアクセスできるようになってい
る。ここでは、VPI値に基づいてCAM18を検索することに
より、メモリ17のカウンタアドレスを得るようにしてい
るが、AIS/RDIのヘッダ情報を圧縮して得られるヘッダ
番号によって各カウンタエリアを管理するようにしても
よい。
【0022】図9は、AIS/RDI挿入抜去部14の詳細を示す
ブロック図である。入力セルが到着すると、このセルが
AISセルか否かを見分けるために、セルヘッダ解析部30
で入力セルヘッダのPTフィールドが解析される。ヘッダ
解析の結果、入力セルがAIS(またはRDI)セルの場合
は、セレクタにより、上記入力セルがAIS/RDI受信処理
部31に振り分けられ、入力セルがユーザセルの場合は、
入力セルがSW転送路7側に振り分けられる。
【0023】AIS/RDI受信処理部31は、入力されたAISセ
ルを分解し、セル情報、タイムスタンプ等の詳細情報を
RAMアクセス制御部35を介してAIS/RDI格納用RAM 13に格
納する。これと同時に、RDIセル送出処理部32に対してR
DIセルの送出を指示し、AISセルのヘッダ部の情報をAIS
/RDIヘッダ情報FIFO 34に格納する。この場合、AIS/RDI
ヘッダ情報FIFO 34は、AISセル用とRDIセル用に別々のF
IFOを用意してもよいし、同一のFIFOを用いてAIS/RDIを
識別ビットによって区別する方式としてもよい。
【0024】上記AIS/RDI挿入抜出部14は、障害検出機
能を備えており、例えば、この通信装置の前段リンクで
障害が起こった場合、次のように動作する。AIS検出挿
入部33は、主信号を監視し、主信号が途絶えてAIS状態
となったことを検出すると、障害チャネルの下流に障害
発生を伝えるためにAISセルを生成してSW部転送路7に送
出すると共に、AIS/RDI受信処理部31に障害発生を通知
する。AIS検出挿入部33から障害発生を通知されたAIS/R
DI受信処理部31は、詳細情報(障害情報とタイムスタン
プ)をRAMアクセス制御部35を介してAIS/RDI格納用RAM
13に格納する。これと同時に、RDIセル送出処理部32に
対してRDIセルの返送を指示し、上記AISセルのヘッダ部
の情報をAIS/RDIヘッダ情報FIFO 34に格納する。
【0025】図10は、 AIS/RDI格納用RAM13内に形成さ
れる障害詳細情報格納テーブルの構成を示す。RAM13に
は、回線インターフェース10が収容する各VP/VC対応
に、AIS用とRDI用の障害情報記憶領域をもつテーブルレ
コードが用意される。例えば、回線インターフェース10
の収容チャネル数が1024チャネルの場合、RAM13に1024
のレコードが用意され、各レコードで、AIS/RDIそれぞ
れに対して、障害発生時刻121、障害種別122、障害位置
表示123、障害回復時刻124、障害時間125を記憶する。
【0026】上記各項目の値は、初期状態においてオー
ルゼロとなっており、 AISセル受信時(AIS状態の検出
時)には、AISセルの障害種別63の値が障害種別122に、
障害位置表示64の値が障害位置表示123にそれぞれ記録
される。また、上記AISセルによってVPまたはVC障害が
開始された場合は、セルの受信時刻を障害発生時刻121
として記録し、障害中に更に後続のAISセルが受信され
ると、障害種別122、障害位置123を上書きし、障害時間
125の値を更新する。障害が一旦発生すると、障害要因
と障害種別途中で変化することは稀であり、上述したよ
うにAISセルの受信の都度、新たな情報を上書きしても
実用上の問題はない。障害が回復すると、その時刻を障
害回復時刻124として記録する。
【0027】図11は、回線インターフェース10におい
て、上記AIS/RDI挿入抜去部14が、RAM13に蓄積された障
害情報(AISセル情報)を制御部3に転送する場合の制御
シーケンスを示す。回線インターフェース10では、AIS
セル80を検出する、これをRAM13に記憶しており、制御
部3から周期的、例えばATM AIS/RDI送出周期である1秒
毎に発行される障害収集指示81を受信すると、VP別にVC
障害数を集計し(84)、VP毎の障害数Mを制御部3に通知
する(85)。制御部3は、制御系転送路6の転送能力およ
び制御部MPUの能力の範囲内で、回線インターフェース1
0に障害詳細情報の収集指示86を出す。回線インターフ
ェース10は、上記収集指示86に応答して、障害情報を転
送(詳細通知)する(83)。
【0028】図12は、障害収集指示81に応答して回線イ
ンターフェース10のMPU 16 が行う動作フローチャート
を示す。障害収集指示81を受けると、その時点で保持し
ているRAM17内のVPI別VC AISカウンタ42をすべてリセッ
トし(ステップ100)、障害報告があるか否かを調べる(10
1)。このチェックは、例えば障害があれば割り込みをか
けさせるようにしても良いし、AIS/RDIヘッダ情報FIFO
34のエンプティフラグを参照するようにしても良い。も
し、障害情報があれば、AIS/RDIヘッダ情報FIFO 34 か
らAISが検出されたVCのVPI/VCI値の1つを読み出し(10
2)、CAM 18から該当するVPI用のVC AISカウンタ42のア
ドレス41を読み出し(103)、VC AISカウンタ42を1だけカ
ウントアップし(104)、障害となったVCI値をテーブルに
格納した後、ステップ101に戻り、AIS/RDIヘッダ情報FI
FO 34が空になるまで、上述した動作を繰り返す。AIS/R
DIヘッダ情報FIFO34が空(障害報告なし)になった場合
は、各VC AISカウンタ42の値を読み出し(106)、送信フ
レームを作成して制御部3に報告する(107)。障害詳細情
報収集指示86を受けると、回線インターフェース10のMP
U16は、AIS/RDI LSI用RAM 13から該当する障害情報を読
みだ出し、詳細通知フレームを作成して制御部 3に転送
する。
【0029】図13は、ステップ107で制御部3に通知され
るVC 障害数の通知フレームのフォーマットの1例を示
す。110はフレームの送信元となる回線インターフェー
スの識別番号(回線インターフェース番号)、111は障
害が検出されたVPの数111であり、その後に、障害検出V
PI112とこれに対応するVC 障害件数113とからなるレコ
ードが上記VP数111で示した個数分連続する。制御部3
は、上記VC 障害数通知フレームを受信することによっ
て、VC障害をVPレベルでマクロに把握できる。
【0030】なお、RDIについても、AISの場合と同様の
処理シーケンスで管理できる。
【0031】障害時に、制御部3には次の2つの処理が
必要となる。第1の処理は、障害復旧のために、障害情
報から障害要因を切り分けて障害箇所を特定するもので
あり、これには1秒単位の即時性が求められる。第2の
処理は、お客様への対応、事故原因解析など、事後の対
策を打つために障害の詳細を把握するものであり、この
処理では即時性は必要なく、数十秒〜で情報収集を出来
れば良い。
【0032】VCレベルでの多重障害では、図4、図5で説
明したように、1箇所に発生した1つの障害原因で多重
障害が起きている。同一箇所、同一原因で発生する制御
セルのペイロード部は、図3のセルフォーマットから分
かる通り、同一内容となる。従って、障害箇所を特定し
て復旧する上記第1の処理を目的とした場合、詳細情報
は必要ではなく、VPレベルでのマクロな障害状態さえ把
握できれば十分である。一方、第2の処理を目的とした
場合、詳細情報の収集が必要となるが、障害が一旦復旧
し、秒単位で再び障害になることはまれであり、制御系
転送路6と制御部3が空いている時間をかけて(十秒〜)
詳細情報を収集しても特に問題にはならない。
【0033】そこで、本実施例では、VCレベルの多重障
害が起きた時に、御系転送路6を通じて、Pレベルでまと
めた障害数のみを制御部3に通知する。このようにすれ
ば、従来方式に比較して転送情報量が少なくて済み、制
御系転送路6を占有することなく、制御部3で短時間(例
えば、1秒以内)で処理出来る情報量とすることができ
る。また、制御部3は、他のタスクを妨げることなく、
制御系転送路6や制御部3の能力の範囲内で、詳細情報を
収集できる。
【0034】VCレベルの障害をVP毎にまとめて報告する
ために、閾値を設けるようにしてもよい。例えば、VP毎
に設けたいき閾値αを超えた場合にVP毎にまとめて報告
し、それ以外は、詳細情報をそのまま制御部3に通知す
るようにすれば、障害VC数が少ない時、制御部3が詳細
情報まで即時に知ることが可能となる。
【0035】図14は、本発明の他の実施例として、図11
で示したVC障害のVP毎の障害通知85と同時に、VP毎にVC
障害の詳細情報を1つだけ、サンプル87として制御部3に
通知するようにした例を示す。同一箇所に発生した障害
に基づくAISセルは同一の内容を持つという事から、こ
のようにサンプル情報を送ることによって、すべての障
害VCに対して、かなり高い確率で障害要因を特定するこ
とができる。
【0036】交換機等を制御するネットワーク制御装置
は、MIB(Management Information Base)を介して、交換
機内の制御部3を制御するようになっており、障害が発
生した時、MIBを通じて、所定の情報転送プロトコルで
障害情報を取得する。上述したように、VCレベルの障害
情報をVP毎にまとめて収集するネットワーク装置(例え
ば、制御部3)を制御対象とした場合、ネットワーク制
御装置も、VCレベルの障害をVP毎にマクロに把握して障
害復旧するようにすればよい。
【0037】図15は、本発明の更に他の実施例として、
VPレベルの障害が起きた時、回線インターフェース別の
障害数集計値を通知する例を示す。回線インターフェー
ス10は、制御部3から障害収集指示91を受けると、それ
までに検出されていた障害90について、回線インターフ
ェース単位の障害VP数Mを集計94し、これを制御部3に通
知する(95)。回線インターフェースは、詳細情報収集
指示96に従って、障害詳細情報の転送92を開始する。こ
れによって、制御部3は、VPレベルの障害情報を回線イ
ンターフェース単位で収集し、ネットワークの障害状況
をマクロに把握できる。
【0038】以上の実施例では、各ラインカード2に回
線インターフェース10が1つずつ搭載された例について
説明したが、各ラインカード2に複数の回線インターフ
ェース10を搭載し、1つのMPU16が、複数の回線インタ
ーフェースの障害情報を制御部3に転送するようにして
もよい。図16は、各ラインカード2に複数の回線インタ
ーフェースを搭載した場合の交換機の構成を示す。この
場合、図1に示したAIS/RDI格納用RAM13を各ラインカー
ドに1つずつ設けて複数の回線インターフェースで共用
してもよいし、 各回線インターフェース対応に1つず
つ設けてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上に述べたとおり、本発明によれば、
緊急度の高い障害統計情報を定期的に制御部に転送し、
空き時間を利用して障害の詳細情報を選択的に転送でき
るため、限られた転送リソースを利用して制御部に効果
的に障害情報を収集できる。また、本発明によれば、障
害情報源となる回路ボード側で、障害情報についてフィ
ルタリング処理し、制御部で扱いやすい情報に加工して
転送できるため、制御部側で障害対策を迅速に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回線ボードの1実施例を示す図。
【図2】OAMのフローメカニズムを説明するための図。
【図3】ATMレイヤのOAMセルであるAIS/RDIセルのフォ
ーマットを示す図。
【図4】VC多重障害のモデルの1例を示す図。
【図5】VC多重障害のモデルの他の例を示す図。
【図6】ATM交換機の構成の1例を示すブロック図。
【図7】AIS状態を制御部に報告する従来の転送シーケ
ンスを示す図。
【図8】本発明によるVPI毎の障害カウント方式の1例
を示す図。
【図9】図1におけるAIS/RDI挿入抜去部の1実施例を
示す図。
【図10】図1におけるAIS/RDI格納用RAM13に形成さ
れるテーブル構成の1例を示す図。
【図11】本発明による障害情報の転送シーケンスの1
実施例を示す図。
【図12】回路ボード側のプロセッサが行う障害統計情
報の転送制御の1例を示すフローチャート。
【図13】障害統計情報の通知フレームの1実施例を示
す図。
【図14】本発明による障害情報転送のための他の実施
例を示すシーケンス図。
【図15】本発明による障害情報転送のための更に他の
実施例を示すシーケンス図。
【図16】本発明のよるATM交換機の他の構成例を示す
ブロック図。
【符号の説明】
3:制御部、6:制御系転送路、10:回線インターフェース
回路、14:AIS/RDI挿入抜去部、16:MPU、17:RAM、18:VPI
管理用CAM、34:AIS/RDIヘッダ情報FIFO。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回線の障害検出機能を有する少なくとも1
    つの回線インターフェースを搭載した回路ボードと制御
    部との間で行う障害情報の処理方法であって、 上記回路ボードに設けたメモリに上記回線インターフェ
    ースで検出した障害情報を一時的に記憶しておき、 上記制御部からの第1の転送指示に応答して、上記回路
    ボードから上記制御部に、上記障害情報から得られる障
    害の統計値を通知し、 上記制御部からの第2の転送指示に応答して、上記回路
    ボードから上記制御部に上記障害情報の詳細を通知する
    ことを特徴とする障害情報の処理方法。
  2. 【請求項2】前記制御部が、前記第1の転送指示を定期
    的に発行し、前記統計値を受信して緊急度の高い障害情
    報処理を行い、前記障害情報の詳細を受信して緊急度の
    低い障害情報処理を行うことを特徴とする請求項1に記
    載の障害情報の処理方法。
  3. 【請求項3】前記制御部が、前記第2の転送指示によっ
    て、送信すべき障害情報の範囲を指定し、前記回路ボー
    ドが、上記第2の転送指示で指定された範囲の障害情報
    を前記メモリから読み出して上記制御部に転送すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の障害情報
    の処理方法。
  4. 【請求項4】前記回路ボードが、非同期転送モード(AT
    M)通信ネットワークの伝送路に接続された回線インタ
    ーフェースを収容しており、前記第1の集計指示に応答
    して、仮想パス(VP)毎に集計した仮想チャネル(VC)レ
    ベルでの障害件数を前記統計値として前記制御部に通知
    することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記
    載の障害情報の処理方法。
  5. 【請求項5】前記回路ボードが、前記第1の転送指示に
    応答して、前記仮想パス(VP)毎に集計した仮想チャネ
    ル(VC)レベルでの障害件数が所定の閾値を超えたか否か
    を判定し、上記閾値以下の場合は障害情報の詳細を、そ
    うでない場合は上記障害件数を前記制御部に通知するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の障害情報の処理方法。
  6. 【請求項6】前記回路ボードが、非同期転送モード(AT
    M)通信ネットワークの伝送路に接続された回線インタ
    ーフェースを収容しており、前記第1の集計指示に応答
    して、回線インターフェース毎に集計した仮想パス(V
    P) レベルでの障害件数を前記統計情報として前記制御
    部に通知することを特徴とする請求項1〜請求項3の何
    れかに記載の障害情報の処理方法。
  7. 【請求項7】前記回路ボードが、前記第1の転送指示に
    応答して、前記回線インターフェース毎に集計した仮想
    パス(VP) レベルでの障害件数が所定の閾値を超えたか
    否かを判定し、上記閾値以下の場合は障害情報の詳細
    を、そうでない場合は上記障害件数を前記制御部に通知
    することを特徴とする請求項6に記載の障害情報の処理
    方法。
  8. 【請求項8】前記回路ボードが、前記第1の転送指示に
    応答して、前記統計値と前記障害情報のサンプルとを前
    記制御部に転送することを特徴とする請求項1〜請求項
    7の何れかに記載の障害情報の処理方法。
  9. 【請求項9】回線障害をレイヤ別に検出する機能を有す
    る少なくとも1つの回線インターフェースを搭載した通
    信回路ボードと上位制御装置との間で行う障害情報の処
    理方法であって、 上記回路ボードに設けたメモリに上記回線インターフェ
    ースで検出した障害情報をレイヤ識別子対応に一時的に
    記憶しておき、 上記制御部からの第1の転送指示に応答して、上記回路
    ボードから上記制御部に、上位レイヤの障害件数を下位
    レイヤ毎に集計して得られた統計情報として通知し、 上記制御部からの第2の転送指示に応答して、上記回路
    ボードから上記制御部に、上記障害情報の詳細を通知す
    ることを特徴とする障害情報の処理方法。
  10. 【請求項10】前記制御部が、前記第1の転送指示を定
    期的に発行し、前記統計情報を受信した後、前記第2の
    転送指示によって、送信すべき障害情報の範囲を前記回
    路ボードに指定し、前記回路ボードが、上記第2の転送
    指示で指定された範囲の障害情報を前記メモリから読み
    出して上記制御部に転送することを特徴とする請求項9
    に記載の障害情報の処理方法。
  11. 【請求項11】回線の障害検出機能を有する少なくとも
    1つの回線インターフェースを搭載した回路ボードと制
    御部との間で行う障害情報の処理方法であって、 上記回路ボードに設けたメモリに上記回線インターフェ
    ースで検出した障害情報を一時的に記憶しておき、 上記制御部からの第1の転送指示に応答して、上記回路
    ボードから上記制御部に、障害の状態をマクロに示す情
    報を通知し、 上記制御部からの第2の転送指示に応答して、上記回路
    ボードから上記制御部に障害の詳細情報を通知すること
    を特徴とする障害情報の処理方法。
  12. 【請求項12】前記制御部が、前記第1の転送指示を定
    期的に発行し、前記マクロ情報を受信して緊急度の高い
    障害情報処理を行い、前記障害詳細情報を受信して緊急
    度の低い障害情報処理を行うことを特徴とする請求項1
    1に記載の障害情報の処理方法。
  13. 【請求項13】少なくとも1つの通信回線を収容し、上
    記回線上に多重化して形成される論理的なコネクション
    の各レイヤ毎の障害検出機能を有する少なくとも1つの
    回路ボードと、上記回路ボードに制御用の伝送路を介し
    て接続された制御装置とからなり、 上記回路ボードが、上記通信回線に生じた障害の状態を
    示す障害情報をコネクション識別子対応に一時的に蓄積
    するためのメモリと、プロセッサと、上記制御装置と交
    信するための通信インターフェースとを有し、 上記プロセッサが、上記通信インターフェースを介して
    受信した上記制御装置からの第1の転送指示に応答し
    て、上記メモリに蓄積されている障害情報に基づいて統
    計値を算出し、これを上記通信インターフェースを介し
    て上記制御装置に通知する機能と、上記制御部からの第
    2の転送指示に応答して、上記メモリから障害情報を読
    み出し、上記通信インターフェースを介して上記制御装
    置に転送するための機能とを備えたことを特徴とする通
    信システム。
  14. 【請求項14】前記プロセッサが、前記第1の転送指示
    に応答して、前記統計値と共に、前記メモリから読み出
    した障害情報のサンプルを前記制御装置に通知する機能
    を備えたことを特徴とする請求項13に記載の通信シス
    テム。
  15. 【請求項15】非同期転送モード(ATM)の通信回線を収
    容し、上記回線上に多重化された各レイヤ毎の障害検出
    機能を有する少なくとも1つの回線インターフェースが
    搭載された複数の回路ボードと、制御用のATMセルを終
    端するための信号用インターフェースと、上記各回線イ
    ンターフェースから入力されたATMセルを上記信号用イ
    ンターフェースまたは他の何れかの回線インターフェー
    スに振り分けるスイッチ手段と、上記各回路ボード、信
    号用インターフェースおよびスイッチ手段に接続された
    制御装置とからなり、 上記各回路ボードが、上記回線インターフェースで検出
    された障害情報を一時的に蓄積するためのメモリと、プ
    ロセッサと、上記制御装置と交信するための通信インタ
    ーフェースとを有し、 上記プロセッサが、上記通信インターフェースを介して
    受信した上記制御装置からの第1の転送指示に応答し
    て、上記メモリに蓄積されている障害情報に基づいて統
    計値を算出し、これを上記通信インターフェースを介し
    て上記制御装置に通知する機能と、上記制御部からの第
    2の転送指示に応答して、上記メモリから障害情報を読
    み出し、上記通信インターフェースを介して上記制御装
    置に転送するための機能とを備えたことを特徴とする通
    信システム。
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