JPH10230621A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH10230621A
JPH10230621A JP3521697A JP3521697A JPH10230621A JP H10230621 A JPH10230621 A JP H10230621A JP 3521697 A JP3521697 A JP 3521697A JP 3521697 A JP3521697 A JP 3521697A JP H10230621 A JPH10230621 A JP H10230621A
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JP
Japan
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ink
area
ejection
discharge
dots
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JP3521697A
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English (en)
Inventor
Isao Ebisawa
功 海老沢
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のインク吐出口を所定方向に配列された
記録ヘッドを有する画像記録装置に関し、濃度ムラのな
い信頼性の高い印字画像を得ること。 【解決手段】 記録ヘッド100のインク吐出口101
を少なくとも3個以上の領域A,B,C,Dに分割し
て、各領域毎に印字されたドット数をカウントし、その
最大値と各領域毎のドット数を比較する。そして、使わ
れるノズル群と不使用ノズル群との間に境界濃度ムラが
発生しないように、最大値と各領域毎のドット数の差が
所定値を超えた際に該当する領域に予備吐出を実行す
る。 【効果】 ユーザの操作を必要とせず、回復処理にかけ
る時間や無駄なインク消費をなくすことができ、スルー
プットの低下がなく濃度ムラのない信頼性の高い印字画
像を保ちながら記録ヘッドの寿命を伸ばすことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像記録装置に関
し、特に、複数のインク吐出口を所定方向に配列された
記録ヘッドを有する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録装置におい
て、複数のノズルで吐出頻度にばらつきが発生すること
がある。特にノズル内のインクを発泡してインク滴を飛
打させる記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置で
は、吐出頻度が低いかまたは吐出が行われないノズル
は、吐出口外部からの汚染やノズル内でのインクの増粘
等により、吐出頻度が高いノズルに比べてインクを発泡
させるためのヒータ部の効率が低下してしまう。
【0003】この結果、ヒータの熱エネルギによりイン
クを吐出させる場合、ヒータ上で膜沸騰を生じさせるこ
とが好ましいが、ヒータ上では汚染等によって核沸騰が
起き、本来の膜沸騰状態を保つことができなくなるの
で、熱エネルギによる泡の成長が小さく、吐出量が小さ
くなるという現象が発生する。この問題に対して、ヒー
タ上の汚染物を除去する手段を設ける等の提案が過去に
なされている。
【0004】たとえば、特開平5−201029号公報
では、記録ヘッドに通常吐出時よりも過大なエネルギを
与えてキャップ内に吐出させ、吸引動作により汚染物を
回収させる手段が提案されている。また、特開平7−3
14708号公報では、記録ヘッドに対し、記録保証範
囲外や記録保証内の記録と重らない部分で不使用ノズル
に対する強制吐出を実行させるといった提案がなされて
いる。
【0005】これらの提案の他に、ノズル毎に印字した
ドット数をカウントして、吐出ヒータに印加するパルス
数を印字ドット数に応じてノズル毎に変える手段等も提
案されている。
【0006】しかしながら、上記の提案のうちで、記録
ヘッドが完全に問題を起こした後に印字濃度ムラを改善
させるには、回復させるための処理所要時間が必要であ
り、吸引等の回復動作を実施するためにインクの消費量
が増大するという問題があった。また、印字中の濃度ム
ラに関しても、ユーザが意識して管理していなければな
らないという煩わしさがあった。
【0007】さらに、別の提案では、ノズル毎に全ての
ドット数を管理する手段は、ノズル数が少ない場合には
有効な手段であり管理するためのメモリ等が少なくて済
んだが、印字スピードを上げるためにノズル数を多くす
るに従って記録装置自体でのメモリや処理時間等に負荷
が大きくなってきた。また、複数の記録ヘッドを有する
ことでさらに処理時間やメモリ管理が困難となってき
た。
【0008】また、MS−DOS(マイクロソフト社商
標)を中心にエミュレーションを使用する時に、64ノ
ズル記録ヘッドで印字を行う時、フォントとの関係上3
60dpiで上48ノズルが高頻度で使用されるため
に、上48ノズルと下16ノズルとの境界での印字濃度
ムラを低減させるために所定のタイミングで予備吐出さ
せる技術が提案されている。
【0009】しかしながらこの提案では、DOSでのエ
ミュレーションでのフォントを意識した処理が行わてい
るものであるが、現在ではMS−Windows(マイ
クロソフト社商標)等を利用したアプリケーションが多
用されており、ノズルの配置に合わせたフォントを用い
る概念がなく、イメージデータとして自由にノズルが使
用されている。
【0010】さらに、記録装置自体でのドライバでは、
印字スループットを向上させるために、記録ヘッドの使
用ノズルを最大限効率を上げるべく処埋を実施してい
る。すなわち、使用ノズルを多くしたり少なくしたりす
ることで、ノズルを最大限活用する処埋がなされてい
る。このため、従来のような考え方ではノズルからの吐
出状態を適切に回復させることが困難であることが分か
った。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】特に、ブラックの記録
ヘッドとカラー記録ヘッドが同時に搭載された従来のイ
ンクジェット記録装置では、画像によって選択される印
字モードによって各インクのノズル数が決定され、使用
されるノズル群と不使用ノズル群とができて、両ノズル
群の境界に印字濃度ムラが発生してしまう。
【0012】このように、吐出不良または吐出不純が起
こった後に、これを改善させるための回復処理時間が長
くかかること、インク消費量が多いこと等の課題が残さ
れていた。
【0013】また、記録ヘッドのノズル数が多くなり、
さらには装置に装着される記録ヘッドの数も多くなった
場合に、各ノズル毎に印字を行ったドット数を全てカウ
ントしてノズル毎に使用頻度を管理する方法では情報が
不用意に多くなってしまい、この情報を管理するための
処理時間が多くかかることでスループットを低下させて
しまうことがあるという課題を有していた。
【0014】そこで本発明は、ユーザが画像劣化に気付
いた際に回復操作を実施するための処理時間とインクの
消費量を低減し、またユーザにとって操作が煩わしくな
いように、特定ノズルを高頻度で使用する際に発生する
印字濃度ムラを改善することのできる画像記録装置を提
供することを目的とする。
【0015】また本発明は、インクジェット記録装置の
印字濃度ムラ改善に関するもので、印字中の不使用ノズ
ルを吐出状態を安定化させることで、常に安定した良好
な画像を維持できる画像記録装置を提供することを目的
とする。
【0016】特にモノクロ記録ヘッド、カラー記録ヘッ
ドを並列に配置した構成のインクジェット記録装置にお
いて、印字する際の印字モード毎によって設定される使
用頻度が高いノズル群と使用されないかまたは使用頻度
が低いノズル群との境界に発生する渡度ムラを解消する
画像記録装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明の装置では、複数のインク
吐出口を所定方向に配列し、吐出手段により前記吐出口
からインクを吐出する記録ヘッドを備え、記録媒体上に
画像を形成する画像記録装置において、前記記録ヘッド
の複数の吐出口よりインクを吐出させ、前記記録ヘッド
の吐出状態を回復させる回復手段と、前記記録ヘッドの
複数の吐出口を複数の領域に分割し、分割された領域毎
の吐出数をカウントするカウント手段と、前記カウント
手段によるカウント値に基づいて、前記複数の領域の各
領域の吐出頻度を判定する判定手段と、前記判定手段に
よる判定に基づいて、前記回復手段による前記複数の領
域毎の吐出を制御する回復制御手段と、を備え、前記回
復制御手段は、前記複数の領域のうち吐出頻度の低い領
域に対応する吐出口に対して、吐出頻度の高い領域に対
応する吐出口より多く吐出を行わせることを特徴とす
る。
【0018】ここで、請求項2に記載の本発明の装置で
は、前記カウント手段は、それぞれ8の整数倍の数の吐
出口を単位として分割された領域毎に吐出数をカウント
し、前記分割される領域の数を少なくとも3個とするこ
ともできる。
【0019】ここで、請求項3に記載の本発明の装置で
は、前記記録ヘッドの画像形成に用いる吐出口の数を異
ならせる複数の記録モードを備え、前記カウント手段
は、前記複数の領域のうち記録モードに応じた特定の領
域に対応する吐出口の吐出数をカウントすることもでき
る。
【0020】ここで、請求項4に記載の本発明の装置で
は、前記判定手段は、吐出数が最大の領域との吐出数の
差に基づいて吐出頻度の低い領域を判定することもでき
る。
【0021】ここで、請求項5に記載の本発明の装置で
は、前記回復制御手段は、吐出数が最大の領域との吐出
数の差が所定値を超えた領域に対応する吐出口に対し
て、前記回復手段によるインクの吐出を行わせることも
できる。
【0022】ここで、請求項6に記載の本発明の装置で
は、前記回復制御手段は、吐出頻度の高い領域と吐出頻
度の低い領域との吐出頻度の違いに応じて、吐出頻度の
低い領域に対応する吐出口からの吐出条件を変更するこ
ともできる。
【0023】ここで、請求項7に記載の本発明の装置で
は、前記吐出手段はインクに熱エネルギを印加する電気
熱変換体であって、熱エネルギによりインク中に気泡を
生じさせてインクを前記吐出口から吐出させることもで
きる。
【0024】ここで、請求項8に記載の本発明の装置で
は、前記記録ヘッドによる記録動作時に、前記吐出手段
に与える信号の条件を変更する吐出制御手段を有するこ
ともできる。
【0025】ここで、請求項9に記載の本発明の装置で
は、前記回復手段は、前記吐出制御手段によりインクを
吐出させるときに前記吐出手段に供給する信号を、記録
動作時の最大の吐出量を発生させる条件とすることもで
きる。
【0026】ここで、請求項10に記載の本発明の装置
では、前記回復手段は、前記吐出制御手段によりインク
を吐出させるときに前記吐出手段に供給する信号を、イ
ンク中に発泡を生じさせる信号によるエネルギのほぼ
1.44倍ないしほぼ1.65倍のエネルギを発生させ
る条件とすることもできる。
【0027】ここで、請求項11に記載の本発明の装置
では、前記回復手段は、前記記録媒体外の領域に対して
インクの吐出を行わせることもできる。
【0028】ここで、請求項12に記載の本発明の装置
では、前記カウント手段によるカウント値を記憶する記
憶手段を有することもできる。
【0029】ここで、請求項13に記載の本発明の装置
では、前記記憶手段は、電源により記憶内容が保持され
る第1の記憶手段と、電源オフ時においても内容の保持
が可能な第2の記憶手段とからなることもできる。
【0030】ここで、請求項14に記載の本発明の装置
では、電源がオンのときは前記第1の記憶手段により記
憶を行わせるとともに、電源オフ時に前記第2の記憶手
段に記憶を行わせる記憶制御手段を有することもでき
る。
【0031】ここで、請求項15に記載の本発明の装置
では、前記第1の記憶手段は電源オフにより記憶内容が
消えるRAMであり、前記第2の記憶手段は不揮発性メ
モリであってもよい。
【0032】ここで、請求項16に記載の本発明の装置
では、前記不揮発性メモリは持久ランダムアクセス記憶
装置であってもよい。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0034】(第1の実施の形態)図1は、本発明の記
録装置の全体構成の概要を示す斜視図である。
【0035】記録装置1は、給紙部2、プラテン3、排
紙部4、キャリッジ部5、クリーニング部6、フレキシ
ブル基板7、ガイド軸8等から構成されている。
【0036】キャリッジ部5には、ヘッドカートリッジ
が搭載された時にヘッドカートリッジと電気的な接続を
行う電気的コンタクト部(不図示)が設けられている。
この電気的コンタクト部は、フレキシブル基板7の一端
部に電気的に接続され、フレキシブル基板7の他端は図
示しない装置本体内の電気回路基板に取り付けられてい
る。このキャリッジ部5が、記録紙の搬送方向(副走査
方向)に対して垂直方向に往復走査(主走査)させるた
めのガイド軸8に沿って往復運動され、この往復の走査
中に記録ヘッドからインク滴を吐出することで、印字ま
たは画像形成が行われる。
【0037】また、このキャリッジ部5は、記録ヘッド
を記録媒体に対して上下させる機構を有している。すな
わち、記録ヘッドを単体で記録紙に対して接離変化でき
る機構やキャリッジ全体を記録紙に対して接離変化させ
る機構を有しており、これらの機構は、印字情報等によ
り自動的に動作できるようになっている。
【0038】クリーニング部6は、2個の記録ヘッドが
装置本体に搭載された時にクリーニングを行う2個のポ
ンプと、両記録ヘッドのノズルが乾燥しないようにして
外部からのゴミ付着を防止する2個のキャップを有して
いる。
【0039】また、記録ヘッドのノズル部に付着したゴ
ミや吸引動作実施後に付着したインク滴を除去するため
の、弾性体でできたブレードが備えられている。ブレー
ドの材質としては、インクと反応性がなく、さらに記録
ヘッドのフェイス面へのダメージを最小限にするため、
非加水分解性のウレタンゴムやHNBRゴム等が好まし
い。
【0040】図2はキャリッジ部5に搭載されて印字記
録を行う記録ヘッド100を示す斜視図である。
【0041】記録ヘッド100は、ブラック(以下BK
とも記載する)インクを吐出させるための記録ヘッドで
ある。記録ヘッド110は、補色のカラーインクである
シアン、マゼンタ、イエローを吐出させるための記録ヘ
ッドである。このカラーの記録ヘッド110は、3色分
のノズルのインク吐出口を同一基板上に形成されてい
る。両記録ヘッド100,110は、図示のようにイン
ク吐出口を同一方向に並置されている。
【0042】初めに、ブラックの記録ヘッド100につ
いて詳細に説明をする。
【0043】ブラックの記録ヘッド100には、ブラッ
クインクを吐出させるためのノズル群であるインク吐出
口101が複数備えられている。これらのインク吐出口
101は、具体的には304個備えられていて、カラー
の記録ヘッド110の各色の印字幅を1行とすると、約
3行同時に印字が可能なノズル設定となっている。ま
た、ノズルピッチは600dpiで構成されており、最
大駆動周波数は10kHzで印字できるように設計され
ている。
【0044】インク吐出口101は、ポリサルフォン等
の樹脂で成形されたオリフィスプレートにレーザ等で穴
明けされて作られている。これらのインク吐出口101
からは、吐出量が約30ng(1ng=1×10-9g)
程度のインク滴が飛翔できるように設計されている。
【0045】102は、インク供給路である。また、1
03はブラックインク用のインクタンクで、記録ヘッド
100と一体に形成してある。このインクタンク103
は、内部にスポンジ等のインク吸収保持体を備えた構成
のものを用いている。しかし、この構成に限定されるも
のではなく、所定の負圧を有した構造を持った袋状の構
成や、インク吸収保持体を備えた室とインクをそのまま
で保持した室とを持ち合わせた構成でも一向に構わな
い。
【0046】次に、カラーの記録ヘッド110について
説明をする。
【0047】カラーの記録ヘッド110は、カラーヘッ
ドカートリッジで3色分のインク吐出口を同一平面上に
形成されている。111Yは、イエローインク用のノズ
ル群のインク吐出口、111Mはマゼンタ用のノズル群
のインク吐出口、111Cはシアン用のノズル群のイン
ク吐出口である。各色のノズル群毎に、80ノズルが備
えられている。また、各色のノズル群の間には、16ノ
ズル分相当の隙間が空いている。すなわち、図において
縦方向に、3×80+2×16=272ノズル相当の長
さがある。
【0048】インク吐出口111Y,111M,111
Cのノズルは、ポリサルフォン等の樹脂で成形されたオ
リフィスプレートにレーザ等で穴明けされて作られてい
る。これらのインク吐出口111Y,111M,111
Cは、吐出量が約15ng程度のカラーインク適が飛翔
できるように設計されている。インクの吐出量は、イン
ク物性等を考慮して設計することが望ましく、本実施の
形態でのインクは、一般のユーザが容易に入手可能ない
わゆる“普通紙”に対して高品位な文字と画像を提供す
るために開発されたインクの物性に合わせてある。
【0049】また、113はカラーインク3色分が一体
で構成されるインクタンクで、カラーの記録ヘッド11
0と一体に形成してある。このインクタンク113は、
前記したインクタンク103と同様な構成で形成されて
いる。
【0050】なお、両インクタンク103,113の構
成としてそれぞれ記録ヘッド100,110と一体のも
のを例にしたが、記録ヘッドとインクタンクが分離され
ていても一向に構わない。
【0051】図3は図2で説明したブラックの記録ヘッ
ド100のインク吐出部を詳細に示す一部切載斜視図で
ある。カラーの記録ヘッド110もこの図と同様な構成
である。
【0052】図3において、101はインクを吐出する
ためのインク吐出口である。201はヒータであり、図
示しない印字信号発生部からの信号を受けて発熱し、イ
ンクを発泡させてインク吐出口101からインク滴を飛
翔させる。
【0053】202はインク液室であり、各インク吐出
口にインクを分配供給するためのものである。203は
液室内のインク供給口である。インク供給口203は、
インクをインクタンク103もしくは113からインク
供給路102を経て(図2参照)、インク液室202に
インクを供給する。
【0054】また、204は記録ヘッドの温度を検出す
るための温度センサで、ダイオードセンサやサーミスタ
等で構成される。本実施の形態で使用する記録ヘッドで
は、温度センサ204は、ヒータ基板に半導体プロセス
等でヒータ201と同時に形成されている。この温度セ
ンサ204は、図示しない電気回路基板と接続されてい
て、この電気回路により温度センサ204の出力を温度
に換算できるようになっている。またこの電気回路基板
は、CPU等の制御・演算部と、RAM、不揮発性メモ
リ等の記憶部と、カウンタ等を含んで構成されている。
【0055】このような記録ヘッド内に設けてあるダイ
オードセンサやサーミスタ等の温度センサ204を用
い、検出した温度に基づいて印字中の吐出駆動パルスが
制御される。この吐出駆動パルスの制御は、印字中の所
定時間毎に記録ヘッドの温度を随時検出し、インクの吐
出量が一定となるように吐出駆動パルスの幅を変調した
りパルス数を変更することによって行われる。
【0056】また、吐出駆動パルスを予備加熱のための
プレパルスと吐出のためのメインパルスからなる複数の
パルスとする構成においては、プレパルスやメインパル
スの幅や、プレパルスとメインパルスの間のインターバ
ルを制御することによって吐出量の安定化が図られる。
【0057】さらに、環境温度等を装置本体内の基板に
設置されたサーミスタ(図示せず)で検出し、記録ヘッ
ド温度と環境温度によって記録ヘッドを駆動する印加パ
ルス幅の補正処理を行いながら印字を続けていくもので
ある。
【0058】ここで、上記で説明をした記録ヘッドから
吐出させるブラックインクおよびカラーインクの組成の
具体例を挙げると、表1、表2に示すような組成のもの
を用いた。しかしながら、本発明の技術思想を満足させ
るためのインク組成であれば、以下の表1、表2の組成
に限定されるものではない。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】同様にマゼンタ、イエローのカラーインク
に関しても、類似した組成のものを使用した。
【0062】図4はブラックの記録ヘッド100におけ
るノズル分割の一例を示す説明図である。
【0063】このブラックの記録ヘッド100には、前
記したように304個のノズル(インク吐出口101)
が備えられている。これらのノズルを、8ノズルの整数
倍の単位で複数の領域に分割する。この理由は、1バイ
ト単位で処理できることがソフト処理上容易であるため
であるが、分割単位は必ずしも限定される訳ではない。
【0064】ブラックの記録ヘッド100のノズルを8
ノズルの整数倍の単位で複数領域に分割する一例とし
て、図4のように、第A領域=80(=10×8)ノズ
ル、第B領域=80ノズル、第C領域=80ノズル、第
D領域=64(=8×8)ノズルの4分割とすることが
考えられる。このように分割された各領域毎に、印字さ
れたドット数をカウントして使用ドット比率、すなわち
使用頻度を管理できるようになっている。ここで、領域
Dは64ノズルしか無いため、計算上は、(カウント
値)×(80/64)倍で正規化して使用ドット比率を
管理する。
【0065】また、カラーの記録ヘッド110は前記し
たように各80(=10×8)ノズルを備えているの
で、各色のインク毎にまとめて管理する。
【0066】ここで、特にブラックインクでの画像は濃
度差が出た場合に顕著に目立ち易く、また、ブラック用
の記録ヘッドはテキストでのスループットを上げるため
にノズルを他の色より多く備えていることから、ブラッ
クの記録ヘッドのノズルを複数の領域に分割し、各領域
で吐出頻度を管理している。
【0067】図5は記録ヘッドの使用ノズルと不使用ノ
ズルの一例を示す説明図である。
【0068】たとえば、カラー画像を印字する時には、
ブラックの記録ヘッド100は、BKLで示す下側の8
0ノズルを中心に印字が行われる設定がされ、カラーの
記録ヘッド110のY,M,Cで示す各色の領域の各8
0ノズルが使用される。これは、カラーの記録ヘッド1
10のノズルが各々80ノズルであるため、印字を行う
際の記録紙の搬送量が80ノズルピッチ相当とされてい
るからである。BKLで示す下側の80ノズルは使用頻
度が高い領域であり、ここでは便宜上「使用ノズル」と
称する。また、ブラックの記録ヘッド100の領域BK
L以外のノズルは使用頻度が低いため、ここでは便宜上
「不使用ノズル」と称する。なお、記録ヘッド100の
上端のノズル501は、縦方向のレジ合わせ用に設定さ
れるノズルであり、ここでは記録に使用されないノズル
である。
【0069】図6は記録ヘッドが印字濃度ムラが発生し
た際の記録ドットの状態を示す模式図である。
【0070】図6は、カラーの印字を連続して行った後
に、ブラックの記録ヘッド100により前述の「使用ノ
ズル」と「不使用ノズル」とを同時に使用して印字した
記録紙上でのドット状態を示している。領域Aのノズル
は高い頻度で印字に使用されていたため、記録紙上での
ドット602は、吐出量が所定値からやや増大したほぼ
正常な状態となっている。
【0071】一方、使用頻度の低い「不使用ノズル」に
より印字された領域Bは、印字した記録紙上でのドット
601の状態が前記した使用ノズルのドット602に比
べ小さく、吐出量が所定値よりも小さい状態となってい
る。これは、外気に触れて増粘したインクが主に印字動
作の間に行われるワイピングにより、吐出口内部へ押し
込まれることが原因となりヒータ上が汚染されることが
原因の一つである。ヒータが汚染されると発泡部である
ヒータに微細な発泡核が付着するために、電圧を印加し
て所定の発泡体積を得ようとしても、発泡核を中心に初
期発泡(核沸騰)してしまうので、ヒータで加熱しても
インク滴吐出に適した所望の発泡力(膜沸騰)を確保す
ることが困難となる。
【0072】図6は、このような状態で印字をした極端
な例を示している。実際には、前述のような「使用ノズ
ル」と「不使用ノズル」の領域のドットサイズの不揃い
をなくすために、ワイピング後の予備吐出等を行うよう
工夫しているが、長期間使用されずにいたノズルが使用
される場合、直ちに吐出状態を改善することは困難であ
る。
【0073】そこで、本実施の形態では、前記したよう
にノズルの領域を4分割し、各領域単位での印字された
ドット数をカウント(またはカウントして正規化)し
て、カウント値(または正規化した値)に応じて予備吐
出動作を制御することとした。
【0074】例えば、カウント値(または正規化した
値)が予め設定された所定値を超えた後の非印字動作の
タイミングで予備吐出を行うものである。この非印字動
作のタイミングについては、シリアルプリンタにおける
一回の主走査を終えた後や、記録紙への印字を完了した
後の排紙動作時になどが挙げられる。
【0075】予備吐出の動作は、一般に記録動作開始時
や、記録ヘッドの吐出口面を払拭するワイピング動作に
続いて行われるものが知られている。また、記録ヘッド
の吐出状態の劣化状態に応じて、予備吐出における吐出
数や吐出の際の駆動周波数、吐出駆動パルス等を制御す
る技術が知られている。ここで、予備吐出における吐出
数や駆動周波数、吐出駆動パルス等を変えることで記録
ヘッドの吐出状態を回復させる能力を高くした予備吐出
動作をフラッシング予備吐出と称する。
【0076】本実施の形態では、各領域単位での印字ド
ット数に基づいた予備吐出動作を、上述のような記録動
作開始時やワイピング動作に続いて行われる予備吐出動
作とは異ならせ、上述のようなフラッシング予備吐出に
より行うこととしている。
【0077】本実施の形態では、ブラックの記録ヘッド
100のいずれかの領域で所定値を超えた際には、ブラ
ックノズルは該当領域のノズルに対してフラッシング予
備吐出(以下、単に予備吐出と記載することもある。)
を実施する。また、Y、M、Cの各カラーノズルに対し
て全てにフラッシング予備吐出を実施してもよい。
【0078】具体的には、以下のようにしてフラッシン
グ予備吐出を行うようにした。すなわち、80ノズルに
相当する幅で印字する領域を1行とした場合、図4中の
A,B,C,D各領域80ノズル単位で、ベタ印字で約
10行に相当するドット数の差が生じた時点で、差のあ
る領域に対して、フラッシング予備吐出を実施する。本
実施の形態では、A4サイズの記録紙に印字を行うこと
を想定しており、このサイズにおける主走査方向に沿っ
た記録領域を7.9インチとし、主走査方向に沿って6
00dpiのピッチで印字を行う場合、80ノズルによ
り1走査で印字される最大ドット数は80×600×
7.9で算出され約3.8×105 となる。従って、本
実施の形態では各領域のノズルで印字したドット数を、
10行分、つまり3.8×106 (ドット)と比較し、
予備吐出の動作を制御している。予備吐出は、100発
から500発である。このときの吐出させるための駆動
パルスは、通常印字を行う際に設定される駆動パルステ
ーブル内で最大の吐出を発生させる条件で行うことで印
字濃度ムラの発生を減少させることができた。
【0079】印字中は、記録装置自体のRAM内に情報
を管理し、印字後の排紙時に各領域に対してドット数の
差(ΔD)を算出して3.8×106 を超えた際に非印
字領域のタイミングで予備吐出を実行し、終了後には、
カウンタをリセットする。また、情報の管理に関して
は、各領域の中で最大値のものを選出し、これを全ての
領域から減算した絶対値をドット数の差(ΔD)とし、
このΔDを記憶管理することでメモリを節約することが
できる。
【0080】一例として、ある画像を印字した際の、排
紙後の各領域毎にカウントされたドット数の例を示す。
【0081】 領域A:4000000ドット 領域B:1000000ドット 領域C: 100000ドット 領域D: 10000ドット 領域AからDについてカウントされたドット数の差を計
算する際、カウント値が最大値の領域Aのドット数から
各領域毎のドット数の差(ΔD)を求めると、 領域A: 0ドット 領域B:3000000ドット 領域C:3900000ドット 領域D:3990000×80÷64=4987500
ドットとなる。
【0082】領域Dについては前述のように対応するノ
ズルの数が64であるため、80ノズルに相当するドッ
ト数に換算している。
【0083】この際に、計算した各領域毎のドット数の
差を先に設定した所定値3.8×106 パルスと比較す
ると、この所定値を超えている領域は、領域C、Dの2
つである。したがって、これらの領域C,Dについて予
備吐出を実行することで使用頻度の低い領域に対応する
ノズルの吐出状態を回復させることができる。
【0084】予備吐出を実行した後は、領域C、Dのド
ット差(ΔD)を「0」とする。すなわち、以下のよう
にカウント値を変更し、メモリ内に管理される。
【0085】 領域A: 0ドット 領域B:3000000ドット 領域C: 0ドット 領域D: 0ドット 次に、排紙後に全ての領域で所定値を超えない場合に、
各領域毎のドット数の差(ΔD)を管理する例につい
て、別の画像を印字した際の排紙後の各領域毎にカウン
トされたドット数が次のようになったものとして説明す
る。
【0086】 領域A:1400000ドット 領域B:1350000ドット 領域C:1300000ドット 領域D:1200000ドット 領域AからDについてカウントされたドット数の差を計
算する際、カウント値が最大の領域Aのドット数から各
領域毎のドット数の差(ΔD)を求めると、 領域A: 0ドット 領域B: 50000ドット 領域C:100000ドット 領域D:200000×80÷64=250000ドッ
ト となる。領域Dについては前述のように80ノズル分に
相当するドット数に換算している。
【0087】この場合、いずれの領域も先に設定した所
定値3.8×106 パルスを超えていない。そこで、Δ
Dのドット数をRAM内に記憶管理して、次の印字を再
開する。印字中の総ドット数を管理する時、上記ドット
数の差(ΔD)を管理することで、メモリを節約するこ
とができる。仮に、ΔDの総計値が大きくなる場合に
は、カウント値の総計値と比較して少ない方を管理して
も構わない。
【0088】ドット数を記憶する手段は特に限定される
ものでなく、ハードを利用した不揮発性性メモリ(持久
ランダムアクセス記憶装置;NVRAM(nonvolatile
random‐access memory ))を用い、ソフトでの処理で
実施する構成であってもよい。たとえば、記録装置の電
源がオン時は電源によって内容が保持される通常のRA
Mで管理し、電源がオフされる際には、不揮発性メモリ
(NVRAM)に書き込みを行うことによって適切に管
理できる。
【0089】このように、印字を継続していきながら各
領域に対応するノズルにより記録されるドット数を管理
し、記録ドット数が最大の領域とのドット数の差が所定
値を超えた領域のノズル群により、所定のタイミングで
予備吐出を実行する。予備吐出を行うタイミングとして
は、1頁の記録終了後の排紙動作時や、記録走査の間な
どがあるが、予備吐出を排紙動作時に行うようにすれ
ば、記録動作が行われず、ある程度の時間を必要とする
排紙動作と次の給紙動作の間に予備吐出が行われるた
め、スループットを向上させることができる。また、予
備吐出は非印字領域に対して行われるものであり、好ま
しくは、吐出される液滴を受けるキャップ等の部材を記
録ヘッドで記録紙に記録することのできる記録領域外に
設け、また、キャップ等の部材からインクを排出する機
構や、排出されたインクを保持する吸収体や容器等を備
えることにより、装置内部の回路へのインクの溢れ出し
を防ぐことができる。
【0090】このように本実施の形態によれば、記録ヘ
ッドのノズルを少なくとも3個以上の複数の領域に分割
し、各領域毎の印字されるドット数を管理して、各領域
間の使用ドット比率が所定比率を超えた際に、自動的に
不使用ノズル群の予備吐出を実施して吐出不良が起こる
前に定期的に対処することで、印字の際の吐出を安定化
し、処理の時間を短期化できて印字中のスループットを
低下させることがない。また不使用ノズルに対して適宜
必要な領域のみに予備吐出を実行するので、インクの節
約ができ、かつ、使用ノズルと不使用ノズルの境界で印
字濃度ムラのない安定した画像を得られるようになっ
た。
【0091】図7はブラックの記録ヘッドの別の例を示
す斜視図である。
【0092】700はタンク分離型記録ヘッドであり、
タンク分離型記録ヘッド700は、インク吐出口101
とインクタンク703が分離して別体で形成されてい
る。702はホルダであり、インク吐出口101とイン
クタンク703を接合させる。704は、インクタンク
交換時に容易に取り出せるようにするためのタンク部の
取っ手部である。710は、インク吐出口101近傍に
設けてある親水処理部であ。親水処理部710は、イン
ク吐出口101からインクを吐出させる際に自分のノズ
ルから発生する微小なインクミストをキャッチするよう
に親水性を持たせたものである。
【0093】ホルダ702とインクタンク703とが接
合される部分には、外部からゴミ等の侵入が無いように
フィルタ等(図示せず)が設置してある。また、ホルダ
702とインクタンク703の接合部からインクが漏れ
ないように、ゴム等の弾性体を介してホルダ702とイ
ンクタンク703とが圧着される構成となっている。
【0094】このようなタンク分離型の記録ヘッドを、
ブラックの記録ヘッドとして用いても構わない。同様
に、インク吐出口を各色毎に備えたカラーの記録ヘッド
をタンク分離型としてもよい。
【0095】(第2の実施の形態)図8はカラー記録ヘ
ッドの別の例を示す斜視図である。記録装置全体の構成
は図1に示した装置と同様であり、その説明を省略す
る。
【0096】図8に示す記録ヘッド800は、4色のイ
ンクを吐出する記録ヘッドを一体に構成したものであ
る。
【0097】記録ヘッド800は、ブラックとカラー3
色(イエロー、マゼンタ、シアンインク用)の合計4色
に対応したノズル群が同一平面上に形成されたカラーヘ
ッドカートリッジである。このカラーヘッドカートリッ
ジは4色分が同一平面上に形成されているが、ブラック
を除いた3色分のノズル群を同一平面上に形成した構成
であってもよい。
【0098】図8に示す4色一体型記録ヘッド800
は、具体的には、ブラック(BK)用のインク吐出口8
01BKは80個のノズルを備えている。また、イエロ
ー(Y)用、マゼンタ(M)用、シアン(C)用のイン
ク吐出口801Y、801M、801Cは各々48個の
ノズルを備えている。各インクノズル群の間には、16
ノズル分相当の隙間が空いている。
【0099】インク吐出口801Y、M、C、BKまで
のノズルは、ポリサルフォン等の樹脂で成形されたオリ
フィスプレートにレーザ等で穴明けされて作られてい
る。これらのインク吐出口801Y、801M、801
Cからは、吐出量が約15ng程度のカラーインク滴が
飛翔できるように設計されている。またBKノズルから
は、約30ngのインク滴を吐出できるようになってい
る。インクの吐出量は、インク物性等を考慮して設計す
ることが望ましく、本実施の形態でのインクは、一般の
ユーザが容易に入手可能ないわゆる“普通紙”に対して
高品位な文字と画像を提供するために開発されたインク
の物性に合わせてある。
【0100】また、インク吐出口801Y、801M、
801C、801BKの各近傍位置には、親水処理部8
02Y、802M、802C、802BKが設けられて
いる。各親水処理部802Y、802M、802C、8
02BKは、インク吐出口801Y、801M、801
C、801BKからインクを吐出させる際に自分のノズ
ルから発生する微小なインクミストをキャッチするよう
に親水性を持たせたものである。
【0101】また803は、ブラックインクと3色のカ
ラーインクの計4色分が一体で構成されるインクタンク
であり、イエロー用のインクタンク803Y、マゼンタ
用のインクタンク803M、シアン用のインクタンク8
03C、ブラック用のインクタンク803BKが、前述
したインクタンク103と同様な構成でカラー記録ヘッ
ドと一体に形成されている。ここでは4色の記録部(イ
ンク吐出口)がインクタンク803と一体のものを例に
したが、インク吐出口とインクタンク803が図7のよ
うに分離されて別体であっても一向に構わない。
【0102】図9は、図8に示した4色一体型記録ヘッ
ド800のノズル群を複数に分割した際の応用例を示す
説明図である。
【0103】本実施の形態の4色一体型記録ヘッド80
0では、図9に示すようにカラー各色のインク吐出口を
16ノズル単位で分割し、カラーのインク吐出口801
Y,801M,801Cはそれぞれ3個の領域Y−A,
Y−B,Y−CとM−A,M−B,M−CとC−A,C
−B,C−Cに分割できる。また、ブラックのインク吐
出口801BKは5個の領域BK−A,BK−B,BK
−C,BK−D,BK−Eに分割できる。このノズル群
の構成により、カラー単独で処理する方法とブラックノ
ズルとの関連性を考慮して処理する方法を実施できる。
【0104】初めに、カラーノズルに対する説明を行
う。第1の実施の形態で述べたように、分割された各領
域毎に印字されたドット数をカウントして記憶する。ド
ット数を記憶する手段は限定しないが、前述のように電
源オンの間はRAMを利用すると良く、電源オフ時に不
揮発性メモリ(NVRAM)へ書き込むと良い。
【0105】印字中は、記録装置自体のRAM内に情報
を管理し、印字後の排紙時に各領域に対してドット数の
差(ΔD)を算出して、予め設定された2.3×106
パルス(全吐出で10行相当のドット数=230000
0)を超えた際にフラッシング予備吐出(以下、単に予
備吐出とも記載する)を実行し、終了後には、カウンタ
をリセットする。また、情報の管理に関しては、各領域
の中の最大値を選択し、この値を全ての領域から滅算し
た絶対値をドット数の差(ΔD)とし、このΔDを記憶
管理することで、メモリ容量を最小限とすることができ
る。この処理は、電気回路基板に設けられたCPU等の
制御・演算部と、RAM、不揮発性メモリ等の記憶部
と、カウンタ等により行われる。
【0106】例として、ある画像を印字した際の、排紙
後の各領域毎にカウントされたドット数の例を示す。た
とえば、 イエロー(Y)ノズル 領域Y−A:2000000ドット 領域Y−B:1000000ドット 領域Y−C: 100000ドット マゼンタ(M)ノズル 領域M−A: 0ドット 領域M−B: 10000ドット 領域M−C: 20000ドット シアン(C)ノズル 領域C−A:4000000ドット 領域C−B:1000000ドット 領域C−C: 100000ドット ブラック(BK)ノズル 領域BK−A: 10000ドット 領域BK−B: 20000ドット 領域BK−C: 30000ドット 領域BK−D: 400000ドット 領域BK−E:1000000ドット となったとする。
【0107】カラー各色毎の各領域についてカウントさ
れたドット数の差を計算する際、カウント値が最大値の
領域のドット数から各領域毎のドット数の差(ΔD)を
求めると、イエロー(Y)ノズルは、吐出ドット数も最
も多い領域Aに着眼し、領域毎のドット数の差を算出す
る。
【0108】 領域Y−A: 0ドット 領域Y−B:1000000ドット 領域Y−C:1900000ドット マゼンタ(M)ノズルは、吐出ドット数の最も多い領域
Cに着眼し、同様に領域毎のドット数の差を算出する。
【0109】 領域M−A: 20000ドット 領域M−B: 10000ドット 領域M−C: 0ドット また、シアン(C)ノズルは、吐出ドット数の最も多い
領域Aに着眼し、領域毎のドット数の差を算出する。
【0110】 領域C−A: 0ドット 領域C−B:3000000ドット 領域C−C:3900000ドット また、ブラック(BK)ノズルは、吐出ドット数の最も
多い領域Eに着眼し、領域毎のドット数の差を算出す
る。
【0111】 領域BK−A: 990000ドット 領域BK−B: 980000ドット 領域BK−C: 970000ドット 領域BK−D: 600000ドット 領域BK−E: 0ドット 上記結果より、計算した各領域毎のドット数の差を先に
設定した所定値2.3×106 パルスと比較すると、こ
の所定値を超えている領域は、領域C−Bと領域C−C
の両領域であるので、この2つの領域C−B,C−Cに
ついて排紙時の非印字領域のタイミングで予備吐出を実
施する。このように印字を継続していきながら、所定値
を超えた際の排紙時に予備吐出を実行するので、排紙動
作または次の給紙動作の中で予備吐出を実行できるの
で、印字中のスループットを低下させることがない。ま
た不使用ノズルに対して適宜必要な領域のみに予備吐出
を実行するので、インクの節約ができ、かつ、使用ノズ
ルと不使用ノズルの境界で印字濃度ムラのない安定した
画像を得られるようになった。
【0112】実施に際し、16ノズル単位で分割して実
施しているが、分割単位は限定されるものでなく、管理
のしやすさ、メモリの容量を考慮した単位であればよ
い。したがって、記録装置に記録指令するホストコンピ
ュータのCPU、記録装置内のCPU等の性能の向上に
伴い処理能力がアップすれば、より細かい単位で分割し
て実施することも可能となる。
【0113】(第3の実施の形態)第1および第2の実
施の形態では、分割された領域毎にカウントされたドッ
ト数が予め設定された所定値を超えた際に、不使用ノズ
ルの領域に対して予備吐出を実施していた。本実施の形
態では、さらに印字濃度ムラを防止するために、複数の
設定値を用意し、各設定値に対する予備吐出の条件を複
数種類の条件から選択して任意に可変できるように構成
した。装置の構成は第1または第2の実施の形態のもの
と同様であり、その説明を省略する。
【0114】本実施の形態では、ノズル群を3個以上の
領域に分割し、分割された各領域に対して印字されたド
ット数をカウントして、各領域毎カウントされたドット
数を比較し、各領域毎にドット数の差を算出する。そし
て、印字行毎に算出された各領域のドット数の差(Δ
D)が3種類の設定された所定値に対してどの範囲にあ
るかを判断し、この判断結果に従って、設定された3種
類の条件の中から予備吐出の条件を任意選択して予備吐
出を実施する。この処理は、電気回路基板に設けられた
CPU等の制御・演算部と、RAM、不揮発性メモリ等
の記憶部と、カウンタ等により行われる。
【0115】設定された所定値(各領域でのドット数の
差ΔD値)としては、次に示すD−1,D−2,D−3
を用意する。すなわち、 第1の設定値D−1:1×106 パルス 第2の設定値D−2:2×106 パルス 第3の設定値D−3:4×106 パルス の3種類を設定しておく。
【0116】また、予備吐出動作の吐出数、駆動パルス
の駆動条件等の予備吐出条件としては、次に示すJT−
1,JT−2,JT−3を決めておく。
【0117】すなわち、第1の条件「JT−1」は、予
備吐出の吐出数を100とし、駆動パルスを印字中の駆
動条件における最大の吐出を行わせるパルス、または、
発泡を開始する程度のエネルギに対して1.44倍のエ
ネルギを与えるパルスとする。また、第2の条件「JT
−2」は予備吐出の吐出数を500とし、駆動パルスを
印字中の駆動条件における最大の吐出を行わせるパルス
の1.025倍のネエルギを与えるパルス、または、発
泡を開始する程度のエネルギに対して1.48倍のエネ
ルギを与えるパルスとする。また、第3の条件「JT−
3」は予備吐出の吐出数を500とし、駆動パルスを印
字中の駆動条件における最大の吐出を行わせるパルスの
1.1倍のエネルギを与えるパルス、または、発泡を開
始する程度のエネルギに対して1.65倍のエネルギを
与えるパルスとする。上記の各条件での駆動パルスは、
そのパルス幅を広くすることでより大きなエネルギを与
えることができるが、振幅を大きくしてもよい。
【0118】予備吐出の条件は、印字中のスループット
を考慮して、吐出数はなるべく少ない方が良いため、駆
動条件によってその効果が得られるようにすることが好
ましい。
【0119】印字中の使用ノズルと不使用ノズルとのド
ット数の差ΔDが多いか少ないかによって、印字濃度ム
ラの発生状態が異なることから、本実施の形態では予備
吐出の条件を上記JT−1,JT−2,JT−3の中か
ら適宜選択し、各領域に対し適切な条件で予備吐出を実
行する。
【0120】たとえば、ドット数をカウントして求めた
ドット差を比較した結果、第1の設定値D−1を超えて
第2の設定値D−2以下のときは、第1の条件JT−1
で予備吐出を行う。また、ドット差の比較結果が第2の
設定値D−2を超えて第3の設定値D−3以下のとき
は、第2の条件JT−2で予備吐出を行う。そして、ド
ット差の比較結果が第3の設定値D−3を超えていると
きは、第3の条件JT−3で予備吐出を行うようにす
る。
【0121】このようにすることで、領域毎の吐出頻度
に応じた適切な予備吐出が実行され、吐出頻度のばらつ
きに応じた印字濃度ムラの発生が抑えられ、仮に印字濃
度ムラが発生しても最小限にすることができるようにな
った。
【0122】予備吐出は、印字中の1ライン毎にカウン
トされた情報に従って、所定値を超えた際に印字領域と
は関係の無い場所で実施することが良い。また、印字終
了後の排紙動作時に実施する際には、給紙動作を実施す
る中に含まれる時間で実施されるので、印字のスループ
ットが低下しないという利点もある。
【0123】実施に際しては、第1の実施の形態に述べ
たようなドットのカウントを行い、各領域のドットの管
理はRAMで行う。また、印字中に一行印字を終了した
後の行間で実行される前記したフラッシング予備吐出
を、他のタイミングで行われるノズル乾燥防止を目的と
して行う予備吐出の動作と兼用しても一向に構わない。
【0124】このようにすることで、記録ヘッドの印字
濃度ムラの発生を防止でき、使用ノズルと不使用ノズル
の境界で印字濃度ムラのない安定した吐出を保つことが
でき、記録ヘッドの寿命を延ばすことが可能となった。
【0125】(第4の実施の形態)本実施の形態におい
ては、複数の記録モードが設定される場合においても適
切な回復動作を達成し得る構成を説明する。特に、本実
施の形態は、記録ヘッドの画像形成に用いる吐出口の数
が異なる複数の記録モードを備える場合、つまり記録モ
ードによって記録に用いない吐出口が特定される場合に
有効に適用されるものである。
【0126】図10は、第4の実施の形態について説明
するためのブラックの記録ヘッドを示す図である。図1
0はブラックの記録ヘッド100aを示し、101はブ
ラックのインク吐出口である。記録装置全体の構成は図
1に示した装置と同様なので、その説明を省略する。
【0127】ブラックの記録ヘッド100aには、全部
で128ノズルが360dpiのピッチで形成され、通
常のテキストであれば二行相当を同時に印字できるよう
になっている。この記録ヘッド100aに対して、全ノ
ズルを16ノズル単位で領域1から領域8まで計8領域
に分割する。領域1の最上端の第1ノズル〜最下端の第
16ノズルと、領域2の最上端の第17ノズル〜最下端
の第32ノズルと、領域3の最上端の第33ノズル〜最
下端の第48ノズルとがテキストの一行に相当し、一行
目の印字に使用される。
【0128】また、領域5の最上端の第65ノズル〜最
下端の第80ノズルと、領域6の最上端の第81ノズル
〜最下端の第96ノズルと、領域7の最上端の第97ノ
ズル〜最下端の第112ノズルとが別の一行に相当し、
二行目の印字に使用される。領域4と領域8のノズル
は、通常のテキストを印字する際にはほとんど使用され
ることがない。したがって、印字モードが変わってテキ
スト印字から突然イメージデータ等の画像を印字するよ
うになると、使用頻度がほとんど無いこの領域4と8の
ノズルによる印字濃度が他の領域と変わってしまい、バ
ンド状に印字濃度ムラが発生し、画像を見苦しくさせて
しまうことがある。
【0129】そこで本実施の形態は、エミュレーション
モードでプリンタを使用する場合のように、特定の領域
の使用頻度が低い場合に適用されるもので、図中最上端
にある第1ノズルを合む領域1から最下端にある第12
8ノズルを含む領域8までの8個の領域全てに対して、
それぞれの領域のドット数をカウントするのではなく、
使用頻度の低い特定の領域についてのみドット数をカウ
ントして不使用ノズル領域にフラッシング予備吐出を実
施する。ドット数をカウントする領域は、たとえば図1
0に両矢印で示す領域3,4,7,8であり、32ノズ
ル分連続するようにした。
【0130】ところで、イメージデータを印字する際に
も、固定されたサイズのテキストを印字する際には、比
較的多く使用されるノズルとそうでないノズルがある。
一般的には、48ノズル分を印字に使用することが多
い。しかし、上記のようにノズルを分けたことにより、
比較的使用されないノズル(領域3,4,7,8)につ
いてドット数をカウントすることになる。
【0131】このように本実施の形態では、テキストの
印字を主に想定し、図10のように領域を分割して、テ
キストを中心に印字を行うユーザに対して印字中の濃度
ムラを最小限に抑えるようにした。領域3と領域4との
ドット数をカウントし、両領域のドット数の差ΔD1を
算出して比較する。また、ほとんど使用されることとと
のない領域7と領域8とのドット数をカウントし、両領
域のドット数の差ΔD2を算出して比較する。
【0132】印字されるドット数のカウントについて
は、前記第1の実施の形態と同様な構成を用いてカウン
トし、また各領域のドット数の差を管理する。さらに、
回復処理に関しては前記第3の実施の形態にあるような
フラッシング予備吐出を実施すればよい。
【0133】ここで、領域3と4のドット数の差ΔD1
と領域7と8のドット数の差ΔD2をさらに比較するこ
とができ、その差をΔD3(ΔD1−ΔD2の絶対値)
とする。このとき、ΔD3が別の所定値を超えた場合
に、使用頻度が低い領域の領域4もしくは8のノズルに
ついて予備吐出の条件を、回復能力を高めるよう駆動パ
ルスを制御したり、吐出数を多く設定することも可能で
ある。
【0134】このように本実施の形態によれば、使用頻
度が低い2つの領域を比較した結果を基に吐出安定性を
保ち、しかも比較した内容を違った処理によってさらに
比較して予備吐出を実施するため、使用頻度の違いによ
る発生する印字濃度ムラを改善することができる。
【0135】
【発明の効果】以上説明したよう本発明によれば、記録
ヘッドの複数のインク吐出口を複数の領域に分割し、分
割された各領域毎に印字されたドット数をカウントし
て、各領域のカウント値に基づいて予備吐出の制御を行
うようにしたので、使用頻度に応じて吐出状態を回復さ
せることができ、使用頻度の低い領域の吐出口と他の吐
出口との間の境界濃度ムラの発生を最小限に抑えること
ができ、印字された画像を高品質に保つことができる。
また、ユーザの操作を必要とすることなく、回復処理に
かける時間や無駄なインク消費をなくすことができ、ス
ループットの低下を抑えて信頼性の高い印字画像を保
ち、記録ヘッドの寿命を伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の全体構成の概要を示す斜視
図である。
【図2】キャリッジ部5に搭載されて印字記録を行う記
録ヘッドを示す斜視図である。
【図3】ブラックの記録ヘッド100のインク吐出部を
詳細に示す一部切載斜視図である。
【図4】ブラックの記録ヘッド100におけるノズル分
割の一例を示す説明図である。
【図5】記録ヘッドの使用ノズルと不使用ノズルの一例
を示す説明図である。
【図6】記録ヘッドが印字濃度ムラを発生させた際のド
ット状態を示す模式図である。
【図7】ブラックの記録ヘッドの別の例を示す斜視図で
ある。
【図8】カラー記録ヘッドの別の例を示す斜視図であ
る。
【図9】4色一体型記録ヘッド800のノズル群を複数
に分割した際の応用例を示す説明図である。
【図10】第4の実施の形態について説明するためのブ
ラックの記録ヘッドを示す図である。
【符号の説明】
1 記録装置 2 給紙部 3 プラテン 4 排紙部 5 キャリッジ部 6 クリーニング部 7 フレキシブル基板 8 ガイド軸 100,100a,110 記録ヘッド 101,111C,111M,111Y,801Y,8
01M,801C,801BK インク吐出口 102 インク供給路 103,113 インクタンク 201 ヒータ 202 インク液室 203 インク供給口 204 温度センサ 501 レジ合わせ用ノズル 601,602 ドット 700 タンク分離型記録ヘッド 702 ホルダ 703,803Y,803M,803C,803BK
インクタンク 704 取っ手部 710,802Y,802C,802M,802BK
親水処理部 800 4色一体型記録ヘッド

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のインク吐出口を所定方向に配列
    し、吐出手段により前記吐出口からインクを吐出する記
    録ヘッドを備え、記録媒体上に画像を形成する画像記録
    装置において、 前記記録ヘッドの複数の吐出口よりインクを吐出させ、
    前記記録ヘッドの吐出状態を回復させる回復手段と、 前記記録ヘッドの複数の吐出口を複数の領域に分割し、
    分割された領域毎の吐出数をカウントするカウント手段
    と、 前記カウント手段によるカウント値に基づいて、前記複
    数の領域の各領域の吐出頻度を判定する判定手段と、 前記判定手段による判定に基づいて、前記回復手段によ
    る前記複数の領域毎の吐出を制御する回復制御手段と、
    を備え、 前記回復制御手段は、前記複数の領域のうち吐出頻度の
    低い領域に対応する吐出口に対して、吐出頻度の高い領
    域に対応する吐出口より多く吐出を行わせることを特徴
    とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記カウント手段は、それぞれ8の整数
    倍の数の吐出口を単位として分割された領域毎に吐出数
    をカウントし、前記分割される領域の数を少なくとも3
    個とすることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドの画像形成に用いる吐出
    口の数を異ならせる複数の記録モードを備え、 前記カウント手段は、前記複数の領域のうち記録モード
    に応じた特定の領域に対応する吐出口の吐出数をカウン
    トすることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、吐出数が最大の領域と
    の吐出数の差に基づいて吐出頻度の低い領域を判定する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記回復制御手段は、吐出数が最大の領
    域との吐出数の差が所定値を超えた領域に対応する吐出
    口に対して、前記回復手段によるインクの吐出を行わせ
    ることを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記回復制御手段は、吐出頻度の高い領
    域と吐出頻度の低い領域との吐出頻度の違いに応じて、
    吐出頻度の低い領域に対応する吐出口からの吐出条件を
    変更することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    に記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記吐出手段はインクに熱エネルギを印
    加する電気熱変換体であって、熱エネルギによりインク
    中に気泡を生じさせてインクを前記吐出口から吐出させ
    ることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載
    の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドによる記録動作時に、前
    記吐出手段に与える信号の条件を変更する吐出制御手段
    を有することを特徴とする請求項7に記載の画像記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記回復手段は、前記吐出制御手段によ
    りインクを吐出させるときに前記吐出手段に供給する信
    号を、記録動作時の最大の吐出量を発生させる条件とす
    ることを特徴とする請求項8に記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記回復手段は、前記吐出制御手段に
    よりインクを吐出させるときに前記吐出手段に供給する
    信号を、インク中に発泡を生じさせる信号によるエネル
    ギのほぼ1.44倍ないしほぼ1.65倍のエネルギを
    発生させる条件とすることを特徴とする請求項8に記載
    の画像記録装置。
  11. 【請求項11】 前記回復手段は、前記記録媒体外の領
    域に対してインクの吐出を行わせることを特徴とする請
    求項1ないし10のいずれかに記載の画像記録装置。
  12. 【請求項12】 前記カウント手段によるカウント値を
    記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項1な
    いし11のいずれかに記載の画像記録装置。
  13. 【請求項13】 前記記憶手段は、電源により記憶内容
    が保持される第1の記憶手段と、電源オフ時においても
    内容の保持が可能な第2の記憶手段とからなることを特
    徴とする請求項12に記載の画像記録装置。
  14. 【請求項14】 電源がオンのときは前記第1の記憶手
    段により記憶を行わせるとともに、電源オフ時に前記第
    2の記憶手段に記憶を行わせる記憶制御手段を有するこ
    とを特徴とする請求項13に記載の画像記録装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の記憶手段は電源オフにより
    記憶内容が消えるRAMであり、前記第2の記憶手段は
    不揮発性メモリであることを特徴とする請求項13また
    は14に記載の画像記録装置。
  16. 【請求項16】 前記不揮発性メモリは持久ランダムア
    クセス記憶装置であることを特徴とする請求項15に記
    載の画像記録装置。
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