JPH10231120A - アルミナゾル、アルミナ水和物粉末及び記録媒体 - Google Patents

アルミナゾル、アルミナ水和物粉末及び記録媒体

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JPH10231120A
JPH10231120A JP9351510A JP35151097A JPH10231120A JP H10231120 A JPH10231120 A JP H10231120A JP 9351510 A JP9351510 A JP 9351510A JP 35151097 A JP35151097 A JP 35151097A JP H10231120 A JPH10231120 A JP H10231120A
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alumina
sol
alumina hydrate
acid
hydrate powder
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JP9351510A
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English (en)
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Katsumasa Nakahara
勝正 中原
Kenji Yamada
兼士 山田
Toshiya Matsubara
俊哉 松原
Hachiro Hirano
八朗 平野
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Asahi Glass Co Ltd
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  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高品質な記録が可能なインク吸収性と透明性に
優れた記録媒体を得るための、アルミナゾル及びアルミ
ナ水和物粉末を提供する。 【解決手段】酸を含有し、粒子の平均細孔半径が7nm
以上で細孔半径1〜100nmの全細孔容積が0.80
〜2.00cc/gであり、かつゾル濃度を0.5重量
%とした場合、波長530nmの光の透過率が光路長1
0mmで測定したときに5〜70%であるアルミナゾル
及びアルミナ水和物粉末。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミナゾル及び
アルミナ水和物粉末、特には記録媒体用アルミナゾル及
びアルミナ水和物粉末に関する。
【0002】
【従来の技術】基材上に擬ベーマイトを含有するインク
受容層を形成した記録媒体が知られている(特開平2−
276670、特開平4−37576等)。このインク
受容層は、アルミナゾルを基材上に塗布し、ゲル化する
ことにより形成される多孔質層である。このような記録
媒体において品質の高い記録をするためには、インク受
容層の多孔質粒子の細孔径と細孔容積が大きく、かつ透
明性が高いことが要求される。
【0003】印字後のインクの色濃度を高めるには印字
するインク量を多くするが、インク受容層の細孔径と細
孔容積が充分に大きくないとインク吸収時間が長く、イ
ンクのあふれやにじみ等の問題を生じ、さらには印字ド
ットの真円度も悪くなり、高品質の記録ができない。
【0004】また、インク受容層の透明性が低いと、透
明な基材を使用してもオーバーヘッドプロジェクタ(以
下OHPという)用のフィルムに使用できる透明性の良
好な記録媒体は得られない。さらに、不透明な基材であ
ってもインク受容層の透明性が低いと印字後のインクの
色濃度が低下する。
【0005】アルミナゾルの製造方法としては、アルミ
ニウムイソプロポキシドを加水分解した後、酸を添加し
て解膠する方法が知られている(B.E.Yolda
s,Amer.Ceram.Soc.Bull.,5
4,289(1975)等)。この方法により得られる
アルミナゾルは透明なゾルであって、種々の用途に好ま
しく使用できる。
【0006】また、アルミン酸アルカリ金属塩に必要に
応じてアルカリ金属水酸化物を添加し、酸又は塩化アル
ミニウム、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム等と混
合したり、アルミン酸アルカリ金属塩又はアルミニウム
塩を、イオン交換樹脂でイオン交換して得られるアルミ
ナの水和ゲルを熟成した後、解膠して製造する方法も知
られている。
【0007】また、アルミニウムドデキシドを加水分解
して得たアルミナスラリーを熟成してゾル化する方法も
知られている(特開平7−232473等)。
【0008】しかし、前記の3つの方法で得られるアル
ミナゾルを乾燥した固形物は、平均細孔半径や細孔容積
が小さく、インク吸収性が不充分であった。
【0009】細孔容積の大きいアルミナの製造方法とし
ては、水酸化アルミニウムのスラリーにアルミニウム塩
とpH制御剤とを連続的に添加してpH6〜11に保ち
つつ得たアルミナゲルを焼成したり(特開昭58−19
0823)、水酸化アルミニウムのスラリーにアルミニ
ウムを含有する中和剤を加えてpH6〜11に調節する
操作を複数回繰り返して得たアルミナゲルを焼成する方
法(特開昭58−213632)が知られている。しか
し、いずれも500℃で焼成した無水アルミナ粒子であ
り、これらのアルミナ粒子で形成したインク受容層は透
明性が悪かった。
【0010】アルミニウム塩、アルミン酸アルカリ金属
塩の中和又はイオン交換で得たアルミナゲルを乾燥、粉
砕して細孔容積の大きいキセロゲルとし、適宜バインダ
ーと混合してインク受容層を形成する方法(特公平3−
24906)も知られているが、前記キセロゲルはアル
ミナ水和物の二次粒子径が大きく、バインダーと混合し
た分散液においてもキセロゲルが解膠されず、インク受
容層を形成しても透明性が悪いという欠点があった。
【0011】すなわち、細孔径と細孔容積が大きく、か
つ透明性の高いアルミナ水和物粉末、及びそのようなア
ルミナ水和物粉末が得られるアルミナゾルは得られてい
なかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクの吸
収性が良好であり、かつ透明性が良好である記録媒体を
得るために、記録媒体のインク受容層を形成するアルミ
ナゾル及びアルミナ水和物粉末として、透明性が高く、
かつ細孔径と細孔容積の大きいアルミナ水和物粉末、及
びそのようなアルミナ水和物粉末が得られるアルミナゾ
ルを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルミナ水和
物をゾル粒子とし、酸を含有する水を媒体とするアルミ
ナゾルであって、アルミナゾルから水を除去して得られ
るアルミナ水和物粉末の平均細孔半径が7nm以上、細
孔半径1〜100nmの全細孔容積が0.80〜2.0
0cc/gであり、かつアルミナゾルのゾル濃度を0.
5重量%とした場合の波長530nmの光の透過率が光
路長10nmで測定したときに5〜70%であることを
特徴とするアルミナゾルを提供する。
【0014】また、酸を含有するアルミナ水和物からな
り、平均細孔半径が7nm以上、細孔半径1〜100n
mの全細孔容積が0.80〜2.00cc/gであるア
ルミナ水和物粉末であって、水に分散させてゾル化した
ときのゾル濃度を0.5重量%とした場合に波長530
nmの光の透過率が光路長10nmで測定したときに5
〜70%であることを特徴とするアルミナ水和物粉末を
提供する。
【0015】本発明において、アルミナ水和物粉末と
は、アルミナ水和物のキセロゲルをいう。平均細孔半径
と細孔容積は、アルミナゾルについては140℃で乾燥
して恒量となったキセロゲルを、アルミナ水和物粉末に
ついてはそのまま、120℃で2時間、1×10-2To
rrにて真空脱気し、窒素吸脱着装置を用いて測定した
数値をいう。
【0016】また、本発明においてアルミナゾルの光の
透過率は、ゾル濃度が0.5重量%となるように濃度調
整したアルミナゾルの波長530nmの光の光路長10
mmでの透過率(以下0.5重量%の光透過率という)
を分光光度計によって測定した数値をいう。ここでゾル
濃度は、アルミナゾルを140℃で乾燥して恒量となっ
たキセロゲルの重量を基に算出した固形分濃度をいう。
【0017】本発明において、アルミナゾル及びアルミ
ナ水和物粉末が含有する酸は特に限定されず、塩酸、硝
酸、硫酸、アミド硫酸等の無機酸、又は酢酸等の有機酸
が好ましく使用できる。このうち、特に酢酸、アミド硫
酸が好ましい。本発明では、これらの酸が、ゾルを安定
化させるための解膠剤として作用する。
【0018】酸の含有量としては、アルミニウム原子1
モルに対して、0.005〜0.2当量が好ましい。酸
の量が0.005当量未満であると充分に解膠できず、
アルミナ水和物粉末を分散させた液やアルミナゾルが不
安定だったり透明性が損なわれるので好ましくない。ま
た、0.2当量超であると、アルミナ水和物粉末が溶解
する可能性があるので好ましくない。より好ましくは
0.01〜0.1当量である。
【0019】本発明のアルミナゾル及びアルミナ水和物
粉末は解膠剤として作用する酸を含有しているので、バ
インダー等と混合してアルミナ水和物の分散液としたと
きに、容易にゾル状態にすることができる。また、それ
らを使用すると透明性が高くインク吸収性が優れたイン
ク受容層を形成できる。すなわち、本発明のアルミナゾ
ル及びアルミナ水和物粉末は、記録媒体用として好まし
い。
【0020】インク受容層を形成するためのバインダー
としては、でんぷんやその変性物、ポリビニルアルコー
ル及びその変性物、SBRラテックス、NBRラテック
ス、ヒドロキシセルロース、ポリビニルピロリドン等の
有機物を使用できる。バインダーの使用量は、少なすぎ
ると多孔質インク受容層の強度が不充分になり、逆に多
すぎるとインクの吸収量が少なくなるので、アルミナ水
和物粒子の3〜50重量%が好ましい。
【0021】本発明のアルミナゾル及びアルミナ水和物
粉末を水に分散させて得たゾルは、0.5重量%の光透
過率が5〜70%であり、きわめて透明性に優れてい
る。0.5重量%の光透過率が10%以上であるとさら
に好ましい。
【0022】本発明のアルミナゾルのレーザー散乱粒子
径測定装置を用いて測定した平均二次粒子径は、50〜
1000nmであることが好ましい。平均二次粒子径が
50nm未満であると、アルミナゾルの透明性は高くな
るが、ゾルを乾燥して得られるアルミナ水和物粉末の平
均細孔半径、細孔容積はともに小さくなるので好ましく
ない。1000nm超であると、アルミナゾルの透明性
が低下するので好ましくない。より好ましくは、400
nm以下である。
【0023】アルミナゾルの平均二次粒子径を50〜1
000nmに調節する方法は特に限定されないが、アル
ミナ水和物のスラリーに解膠剤として酸を添加した後、
加熱撹拌及び/又は超音波振動の付与を行うことが好ま
しい。
【0024】本発明でアルミナ水和物粉末の細孔構造と
しては、平均細孔半径が7nm以上であり、かつ細孔半
径1〜100nmの全細孔容積が0.80〜2.00c
c/gである。そのため、本発明のアルミナゾルやアル
ミナ水和物粉末を主体とする塗工液によって形成される
インク受容層は、きわめてインク吸収性に優れる。
【0025】平均細孔半径が7nm未満であるか、又は
全細孔容積が0.80cc/g未満であると、インク受
容層のインク吸収性が悪くなるので好ましくない。ま
た、全細孔容積が2.00cc/g超であるとインク受
容層がきわめて多孔質となり、機械的強度が弱くなって
実用に耐えないので好ましくない。より好ましくは0.
90〜1.60cc/gである。
【0026】本発明のアルミナゾルの固形分濃度は特に
限定されないが、5〜40重量%であることが好まし
い。40重量%超であるときわめて高粘度となり扱いに
くい。また、5重量%未満であると、乾燥してインク受
容層を形成するとき、多量の水分を蒸発させなければな
らず、生産上不利である。より好ましくは、10〜30
重量%である。
【0027】本発明のアルミナゾルの製造方法として
は、例えばポリ塩化アルミニウムとアルカリとを反応さ
せる方法が挙げられる。この反応によってアルミナ水和
物を析出させ、適宜熟成した後濾過、洗浄し、解膠する
ことによって二次粒子径を調節したアルミナゾルを製造
できる。
【0028】前記の製造方法に使用するポリ塩化アルミ
ニウムとしては、JIS−K1475で規定される塩基
度が、好ましくは5〜98%である。塩基度は小さすぎ
ても大きすぎても細孔容積と細孔径の大きいアルミナ水
和物粉末は得られない。
【0029】アルカリとしてはアルカリ金属水酸化物、
アルカリ土類金属水酸化物、アンモニア、アミン、第4
級アンモニウムヒドロキシド等が好適に使用できる。ま
た、アルミン酸アルカリ金属塩のようにアルミニウムを
含有するアルカリでもよい。これらのアルカリは単独で
使用しても適宜混合して使用してもよい。
【0030】ポリ塩化アルミニウムとアルカリとの反応
温度は特に限定されないが、高温であるほどより短時間
で細孔径と細孔容積の大きいアルミナ水和物粉末が得ら
れる。しかし、温度が高すぎると操作が困難となるの
で、好ましくは50〜150℃である。
【0031】ポリ塩化アルミニウムとアルカリとの混合
後のpHは、5〜12であると短時間で細孔径と細孔容
積の大きいアルミナ水和物粉末が得られるので好まし
い。また、ポリ塩化アルミニウムとアルカリとの混合後
の反応スラリー中のAl23濃度は特に限定されない
が、濃度が高すぎると混合が不均一になるので、40%
以下であることが好ましい。
【0032】上記の反応条件で得られたアルミナ水和物
スラリーは、そのまま濾過、洗浄してもよいが、濾過の
前にさらに熟成すると細孔径と細孔容積の大きいアルミ
ナ水和物粉末が得られるので好ましい。そして、洗浄後
のスラリーに酸を加えて加熱撹拌及び/又は超音波処理
により解膠し、平均二次粒子径が50〜1000nmの
アルミナゾルとすることにより、透明性が高く、かつ細
孔径と細孔容積の大きいアルミナゾルが得られる。ま
た、このアルミナゾルから溶媒を除去することにより透
明性が高く細孔径と細孔容積の大きいアルミナ水和物粉
末が得られる。
【0033】本発明のアルミナゾル中のゾル粒子及びア
ルミナ水和物粉末は、組成式AlOOH・xH2 O(0
≦x<2)で表されるベーマイト構造を有するアルミナ
水和物であることが好ましい。本発明のアルミナゾル及
びアルミナ水和物粉末中のベーマイト構造を有する結晶
は、(010)面に垂直な方向の結晶の厚さ(以下、結
晶サイズという)が6nm以上であることが好ましい。
結晶サイズが6nm未満であると、吸収性に優れるイン
ク受容層を形成できない。
【0034】この結晶サイズは、アルミナ水和物粉末の
X線回折分析から、(020)面のピークの回折角度2
θ(°)と半値幅B(rad)から、シェラーの式(t
=0.9λ/Bcosθ)を使って求めた値をいう。こ
の式において、tは結晶サイズ、λはX線の波長であ
る。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例(例1、2)及び比較
例(例3〜5)を説明する。なお、細孔半径及び細孔容
積はコールター製の窒素吸脱着装置OMNISORP1
00型を用いて測定した。また、0.5重量%の光透過
率は、(株)島津製作所製分光光度計UV−1200型
によって測定した。
【0036】[例1]容量2000ccのセパラブルフ
ラスコに、Al23 に換算した濃度24重量%、塩基
度84%のポリ塩化アルミニウム(商品名:タキバイン
#1500、多木化学(株)製)327gと水1548
gを仕込み、マントルヒータにより液温を95℃に加熱
した。次いで市販のアルミン酸ナトリウム溶液(Al2
3 :20重量%、Na2 O:19重量%)125gを
添加し、液温を93〜97℃に保持して18時間熟成し
てスラリーを得た。アルミン酸ナトリウム溶液添加直後
の液のpHは、95℃において8.7であった。
【0037】熟成後のスラリーをイオン交換水で洗浄し
た後、再び95℃に昇温して酢酸3.0gを添加し、4
8時間、75〜78℃に保持して解膠した。この液を7
00gになるまで濃縮し、さらに超音波振動を付与して
透明なアルミナゾルを得た。
【0038】ゾル粒子の平均二次粒子径は195nm、
アルミナゾルの0.5重量%の光透過率は15.5%で
あった。このアルミナゾルを乾燥して得たアルミナ水和
物粉末の平均細孔半径は9.5nm、細孔半径1〜10
0nmの全細孔容積は1.04cc/gであった。ま
た、X線回折より求めた結晶サイズは9.8nmであっ
た。
【0039】[例2]例1のアルミナゾルに、平均二次
粒子径が150nmになるまで再度超音波振動を付与
し、透明なアルミナゾルを得た。このアルミナゾルの
0.5重量%の光透過率は29.9%であった。このア
ルミナゾルを乾燥して得たアルミナ水和物粉末の平均細
孔半径は8.0nm、細孔半径1〜100nmの全細孔
容積は0.94cc/gであった。
【0040】[例3]ポリ塩化アルミニウムの代わりに
塩化アルミニウム(商品名:タキバイン#100、多木
化学(株)製)306gを使用し、イオン交換水を13
60gとし、アルミン酸ナトリウム溶液の量を334g
としてスラリー中のAl23 換算濃度とアルミン酸ナ
トリウム溶液添加直後の95℃における液のpHが例1
と同じになるように調製した後、例1と同様にして透明
なアルミナゾルを得た。
【0041】ゾル粒子の平均二次粒子径は195nm、
アルミナゾルの0.5重量%の光透過率は18.5%で
あった。このアルミナゾルを乾燥して得たアルミナ水和
物粉末の平均細孔半径は6.3nm、細孔半径1〜10
0nmの全細孔容積は0.68cc/gであった。ま
た、X線回折より求めた結晶サイズは7.8nmであっ
た。
【0042】[例4]市販のアルミナゾル(商品名:カ
タロイドAS−2、触媒化成工業(株)製)の特性評価
を行った。ゾル粒子の平均二次粒子径は156nm、
0.5重量%の光透過率は43.0%であったが、この
アルミナゾルを乾燥して得たアルミナ水和物粉末の平均
細孔半径は2.9nm、細孔半径1〜100nmの全細
孔容積は0.37cc/gであった。
【0043】[例5]市販のアルミナゾル(商品名:カ
タロイドAS−3、触媒化成工業(株)製)の特性評価
を行った。ゾル粒子の平均二次粒子径は562nm、
0.5重量%の光透過率は0.5%であり、このアルミ
ナゾルを乾燥して得たアルミナ水和物粉末の平均細孔半
径は5.1nm、細孔半径1〜100nmの全細孔容積
は0.77cc/gであった。
【0044】
【発明の効果】本発明のアルミナゾル及びアルミナ水和
物粉末の分散液は透明性が高く、かつ粒子の細孔径と細
孔容積が大きいので、このアルミナゾルを適宜バインダ
ーと混合して塗工液とし、又は、このアルミナ水和物粉
末を適宜バインダーと混合し、さらに分散媒を加えて塗
工液とし、これを基材上に塗布して乾燥させると、イン
クの吸収性が良好でかつ透明性が良好なインク受容層を
形成できる。このインク受容層を透明な基材上に設けた
場合は、OHPシートとして好適であり、また基材が不
透明であっても、鮮明な記録ができる。また、このアル
ミナゾル又はアルミナ水和物粉末を基材中に分散させて
使用することもできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 八朗 千葉県市原市五井海岸10番地 旭硝子株式 会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミナ水和物をゾル粒子とし、酸を含有
    する水を媒体とするアルミナゾルであって、アルミナゾ
    ルから水を除去して得られるアルミナ水和物粉末の平均
    細孔半径が7nm以上、細孔半径1〜100nmの全細
    孔容積が0.80〜2.00cc/gであり、かつアル
    ミナゾルのゾル濃度を0.5重量%とした場合の波長5
    30nmの光の透過率が光路長10mmで測定したとき
    に5〜70%であることを特徴とするアルミナゾル。
  2. 【請求項2】アルミナ水和物の平均二次粒子径が50〜
    1000nmである請求項1記載のアルミナゾル。
  3. 【請求項3】含有する酸が、酢酸又はアミド硫酸である
    請求項1又は2記載のアルミナゾル。
  4. 【請求項4】酸の量が、アルミニウム原子1モルに対し
    て0.005〜0.2当量である請求項1、2又は3記
    載のアルミナゾル。
  5. 【請求項5】酸を含有するアルミナ水和物からなり、平
    均細孔半径が7nm以上、細孔半径1〜100nmの全
    細孔容積が0.80〜2.00cc/gであるアルミナ
    水和物粉末であって、水に分散させてゾル化したときの
    ゾル濃度を0.5重量%とした場合に波長530nmの
    光の透過率が光路長10mmで測定したときに5〜70
    %であることを特徴とするアルミナ水和物粉末。
  6. 【請求項6】含有する酸が酢酸又はアミド硫酸であり、
    かつ酸の量がアルミニウム原子1モルに対して0.00
    5〜0.2当量である請求項5記載のアルミナ水和物粉
    末。
  7. 【請求項7】アルミナ水和物がベーマイト結晶であり、
    その(010)面に垂直な方向の結晶の厚さが6nm以
    上である請求項5又は6記載のアルミナ水和物粉末。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3又は4記載のアルミナゾ
    ルをバインダーと混合して塗工液とし、基材上に塗布、
    乾燥して形成された多孔質層を有する記録媒体。
  9. 【請求項9】請求項5、6又は7記載のアルミナ水和物
    粉末を、バインダーおよび分散媒と混合して塗工液と
    し、基材上に塗布、乾燥して形成された多孔質層を有す
    る記録媒体。
JP9351510A 1996-12-20 1997-12-19 アルミナゾル、アルミナ水和物粉末及び記録媒体 Pending JPH10231120A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1266765A1 (en) 2001-06-15 2002-12-18 Asahi Glass Company Ltd. Ink jet recording medium and method for its production
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