JPH10232020A - 液体燃料用燃焼器具における燃焼芯 - Google Patents

液体燃料用燃焼器具における燃焼芯

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JPH10232020A
JPH10232020A JP3606497A JP3606497A JPH10232020A JP H10232020 A JPH10232020 A JP H10232020A JP 3606497 A JP3606497 A JP 3606497A JP 3606497 A JP3606497 A JP 3606497A JP H10232020 A JPH10232020 A JP H10232020A
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JP
Japan
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combustion
wick
tip
closing cap
liquid fuel
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JP3606497A
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Hideo Mifune
英雄 三舩
Yasuaki Nakamura
保昭 中村
Takashi Tsukamoto
貴史 塚本
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Tokai Corp
Original Assignee
Tokai Corp
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Priority to KR1019980708411A priority patent/KR20000064962A/ko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体燃料を毛管現象を利用して吸い上げて燃
焼する燃焼芯を構成するについて、燃焼芯の形態変化に
伴う炎の変形拡大により近接部材に炎が触れるのを防止
する。 【解決手段】 燃焼芯6のガラス繊維よりなる燃焼部61
の先端部61a を熔融結束してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルコール燃料等
を使用するライター等の液体燃料用燃焼器具における液
体燃料を吸い上げて燃焼させる燃焼芯に関するものであ
る。
【0002】特に、本発明は、喫煙具用ライター、トー
チ、ランタン等の点火器、照明具などの燃焼器具におい
て、アルコール類、ベンジン系炭化水素、石油系炭化水
素等の液体燃料を使用するもので、所望の燃焼状態を得
るための燃焼芯部分の構成に関するものである。
【0003】
【従来の技術】一般に、喫煙具用ライター、点火器、ト
ーチ、照明具等の燃焼器具における燃料としては、エチ
ルアルコール等のアルコール燃料、石油ベンジン系のベ
ンジン燃料、ブタンガス、プロパンガス等の液化ガス燃
料が利用されている。
【0004】そして、使用燃料の種類に応じてそれぞれ
の燃焼器具の性能、使い勝手、設計構造が異なり、それ
ぞれの特徴を有する。例えば、液化ガス燃料の場合に
は、燃焼器具の使用温度範囲でガス圧が高く、燃料を貯
蔵する容器は耐圧構造が必要とされる。また、上記ガス
圧の変動に応じて炎長が変化し、特にそのガス圧は温度
に対し対数的に大きく変動する特性があり、温度に対す
る炎長の変化が大きい問題を有する。この炎長変化を少
なくするためには燃焼器具の燃料供給機構に温度補正を
行う特別の設計対策を要し、構造が複雑になると共にコ
スト面で不利となる。
【0005】これに対し、アルコール燃料等の液体燃料
は常温で液体であり、蒸気圧も比較的低く、燃料貯蔵部
の耐圧容器が不要で、燃焼器具の構造の簡素化、コスト
面で有利となる。また、この液体燃料用燃焼器具では、
液体燃料を燃料貯蔵部から燃焼部への燃料供給を行う手
段として、一般には、液体燃料の表面張力を利用して、
連続細孔または細い繊維を束ねた細隙を毛管現象により
吸い上げ、先端部で燃焼させる燃焼芯を使用している。
【0006】具体的には、上記燃焼芯は、燃料の吸い上
げには繊維を撚った紐状のもの、ガラス繊維を束ねたも
の、或いはこの両者を使用しガラス繊維を綿糸で包み込
み、これが解けないよう金属細線を織り込んだものなど
を利用し、下端部分が燃料吸い上げに機能し、上端先端
部で燃焼を行うようにしている。
【0007】また、上記燃焼芯の燃焼部分は、不使用時
には液体燃料の揮発を防止するために、開閉作動する閉
塞キャップによって密閉する必要がある。さらに、燃焼
芯に対する着火を行うために、燃焼芯に隣接して火花を
飛ばすヤスリ車等の着火部材の設置も必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記のよう
なライター等の燃焼器具のコンパクト化を図ろうとする
際に、前述の閉塞キャップは一端部を支点として開閉作
動するように設けられるのが一般的であり、燃焼芯の燃
焼部分を密閉する密閉部分は円弧状の軌跡を通ることに
なり、その軌跡が燃焼芯先端部、芯ホルダーおよびヤス
リ車等と干渉しないようにすることがコンパクト化の障
害となっている。
【0009】特に、燃焼芯の芯ホルダー部分を密閉する
については、その外周部に閉塞キャップの密閉端部が被
さるように、ヤスリ車等の着火部材との間に介在するこ
とになり、着火部材との干渉を避けるようにこの着火部
材を燃焼芯から離して配置すると、例えば火花の到達距
離が長くなって着火性の低下を招く問題を有する。この
ことから、着火部材は燃焼芯に対して接近して配設し、
着火性を確保することが望まれる。
【0010】一方、燃焼芯に対して着火部材を接近させ
ると、燃焼炎周辺の空気の流れが変化して、この着火部
材が燃焼炎に接近するほど燃焼炎に対する2次空気の流
入が妨げられ、炎が着火部材側に膨らんで炎の縁部が接
近または接触する傾向にあり、このヤスリ車等の着火部
材の温度上昇を招く恐れがある。例えばヤスリ車が加熱
されると、そのプラスチックで形成されている支持部に
伝熱して、この支持部が溶融し、ヤスリ車に対して押し
付けられている発火石の押し付け力によりヤスリ車が脱
落して使用不能となる恐れがある。
【0011】さらに、燃焼芯としてガラス繊維等の繊維
材を束ねただけのものを用いた場合には、前記閉塞キャ
ップの端部が芯先端に接触して、または煙草等の被点火
物が芯先端に触れて、燃焼芯の先端部のガラス繊維束が
乱れて拡がると、後述の図7に示すように燃焼炎が太く
なり、前述のヤスリ車等の着火部材に接近する可能性が
あると同時に、散開した芯先端の一部が閉塞キャップの
密閉部分に挟まって揮発防止機能が低下する恐れもあ
る。
【0012】本発明は上記事情に鑑み、燃焼部分の形状
変更によって閉塞キャップとの干渉を避けつつ着火部材
を燃焼芯に対して接近可能とした液体燃料用燃焼器具に
おける燃焼芯を提供せんとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の液体燃料用燃焼器具における燃焼芯は、液体燃料を
吸上部分によって毛管現象により吸い上げ燃焼部分で燃
焼するについて、上記燃焼部分を先端部が細くなる形状
に設けたことを特徴とするものである。
【0014】また、前記閉塞キャップを一端部の支点に
よって開閉作動するように設けたものに対して、この閉
塞キャップの支点と反対側の燃焼部分の先端部を除去し
て先端部が細くなるように設けるものである。
【0015】さらに、前記燃焼部分をガラス繊維で構成
したものでは、その先端部を筆の穂先状に尖った形状に
熔融結束したものが好適である。この燃焼芯は、ガラス
繊維を束ね、その一部を高温バーナーで加熱熔融すると
共に熔融部分を引き延ばして分離することで形成可能で
ある。
【0016】一方、前記燃焼芯は、連続気泡を有する多
孔質ガラス材または焼結多孔質セラミックス材よりなる
燃焼部分を先細形状に構成したものでもよい。
【0017】液体燃料としては、アルコール系燃料、例
えば、メチルアルコール、エチルアルコールまたはプロ
ピルアルコールによる低級1価アルコールを主成分と
し、これに炎に着色するためのヘキサンまたはヘプタン
等の飽和炭化水素を混合したもの、その他、ベンジン系
炭化水素、石油系炭化水素等が使用される。
【0018】また、前記燃焼芯としては、後述の実施の
形態のように燃焼部分と吸上部分とで異なる素材で形成
したものの他、燃焼部分と吸上部分とを同一の素材で一
体に形成したものでもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明の燃焼芯によれば、燃焼部分を先
端部が細くなる形状に設けたことにより、閉塞キャップ
との干渉を避けることで、閉塞キャップと燃焼芯との設
置距離の短縮化を図れると共に、燃焼芯と着火部材との
設置距離の短縮化も図ることができて、しかも、閉塞キ
ャップを小さく形成することが可能となって、さらに設
計自由度が増し、燃焼器具のコンパクト化、低コスト化
等が実現できるものである。
【0020】また、ガラス繊維よりなる燃焼部分の先端
部を熔融結束したもの、或いは多孔質ガラス材または多
孔質セラミックス材よりなる燃焼部分を先細形状とした
ものでは、燃焼芯に対して揮発防止用の閉塞キャップを
被せ、蓋部が燃焼芯先端部に接触しても、または、煙草
等の被点火物が接触しても、燃焼芯の先端部が散開する
などの変形を生じることがない。従って、長時間の繰り
返し使用によっても、燃焼芯の形態が変化せず、燃焼炎
についても安定した形状が維持でき、燃焼炎が近接部品
に接近若しくは触れることがなくその昇温を未然に防止
することができ、さらに、閉塞キャップの開閉に対して
その隙間に挟まれることなく良好な密閉状態が確保でき
る。特に、束ねたガラス繊維を加熱熔融し、熔融部分を
引き延ばして燃焼芯の燃焼部を形成したものでは、その
熔融結束が簡便であると共に良好な形状に設けることが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液体燃料用燃焼器
具における燃焼芯の実施の形態を図面に沿って説明す
る。
【0022】<第1の実施の形態>図1に本例の燃焼芯
を組み込んだ液体燃料用燃焼器具の一例としてのライタ
ーの概略断面構造を示す。
【0023】燃焼芯6は、上部の燃焼部61と下方の吸
上部62とで異なる素材で分離形成され、燃焼部61の
下端部と吸上部62の上端部とが接触された状態で両者
が芯ホルダー7によって結合されている。
【0024】前記燃焼部61はガラス繊維で構成され、
例えばガラス繊維糸を束ね、その先端部61aが熔融結
束されて筆の穂先状に尖って形成されている。
【0025】その形成は、図6に例示するように、
(A)のようにガラス繊維糸Fを円柱状に必要径になる
ように束ね紐状とし、この繊維束の中間部を高温バーナ
ー炎Gで加熱する。そして、(B)のように、加熱部分
のガラス繊維糸Fを熔融すると共に、ガラス繊維束の両
側を外側に引っ張る。これにより熔融部分のガラス繊維
は相互に熔融接合して結束されると共に、引き延ばされ
て先端部が筆の穂先状に尖る。さらに、(C)に示すよ
うに、根元部61bを所定寸法に例えば斜めに切断し
て、先端部61aが結束された燃焼芯6の燃焼部61を
作製してなる。
【0026】上記のような燃焼部61の根元部分を金属
による円筒状の芯ホルダー7に挿入し、固定している。
また、前記吸上部62は、ポリエチレン粉体を成型焼結
して、径の大きい頭部62aを有する棒状に形成してな
り、脚部から燃料タンク2の上蓋4の装着孔に挿入し
て、吸上部62の頭部62a下端を上蓋4の孔下端の係
止部で保持し、上方から芯ホルダー7の外周部の接合ネ
ジ7aをOリング31を介してネジ孔4aに締め付ける
ことで燃焼部63を吸上部62に接合しつつ上蓋4に取
り付けている。
【0027】上記燃焼芯6は、燃焼部61のガラス繊維
の太さ、本数、長さにより、着火した場合の燃料消費
量、炎の形状、炎の長さが設定される。これに対し、前
記吸上部62は、その太さ、焼結ポリエチレン粉体の粒
径、焼結密度等により、内部の空隙の形成態様が異な
り、燃料の吸い上げ、供給特性が設定される。また、吸
上部62の頭部62aは径が大きく形成されて容積が大
きく、液体燃料を保持する燃料溜を構成するもので、こ
の燃料溜により燃焼の安定化が得られる。
【0028】例えば、喫煙具用ライターに組み込む燃焼
芯6の場合には、前記燃焼部61のガラス繊維は、太さ
が6μm、繊維密度(目付量)が150mg/cm3 、外径
が3mm、長さが10mmとなったものを芯ホルダー7に挿
入して、芯ホルダー7の先端部から3mmの長さ突出する
ように設けている。一方、吸上部62は、平均粒子サイ
ズが140メッシュで、70〜200メッシュの粒子の
混合物であるポリエチレンの粉体を成形型に入れ、17
0℃で10分間焼結してなり、頭部62aの外径が4.
2mmで長さが3mm、下方の脚部は外径4mm、長さが37
mmに形成している。
【0029】上記のような燃焼芯6は、燃焼器具として
のライター1に組み込んで、吸上部62を燃料貯蔵部5
に挿入して液体燃料を吸い上げて燃焼部61に供給し
て、この燃焼部61の先端部61aに着火部材10によ
って着火されて燃焼が行われるもので、連続燃焼を継続
して行う場合には、燃焼部61の燃料消費量に対し、吸
上部62による燃料供給量がそれ以上となる特性に設定
することで、燃焼部61での燃焼は炎の形状、長さを変
えずに継続される。
【0030】次に、前記ライター1の構造を説明する。
ライター1は、有底筒状のタンク2を有し、このタンク
2の内部には繊維材3(中綿)が挿入され、タンク2の
上部には上蓋4が固着されて、液体燃料を貯蔵する燃料
貯蔵部5が構成されている。
【0031】例えば、上記タンク2は、ポリプロピレン
による成形品で、内容積が5cm3 に設けられている。繊
維材3は、太さが1〜2デニールのポリプロピレン繊維
を、タンク2内に密度0.1g/cm3 で押し込んでな
り、この繊維材3にエチルアルコール95wt%、n−
ヘキサン5wt%を混合した液体燃料が4g注入含浸さ
れて貯蔵される。
【0032】さらに、前記上蓋4の中央をタンク2内に
垂直に貫通して前記燃焼芯6が嵌挿され、芯ホルダー7
の部分が上蓋4に固定されている。この燃焼芯6の吸上
部62の下端部は前記タンク2内の繊維材3に接触し、
該繊維材3に含浸された液体燃料を毛管現象を用いて吸
い上げる。そして、この燃焼芯6の燃焼部61には着火
され炎を生じて燃焼するものであり、前述のように、炎
長が30mmとなるように芯ホルダー7からの燃焼部61
の突出量を約3mmに調整している。
【0033】前記上蓋4には燃焼芯6の燃焼部61の先
端と対向して着火部材10が配設され、この着火部材1
0は上蓋4に固定されるブラケット11内に上下方向に
移動可能に発火石12が挿入され、ブラケット11の上
端には燃焼炎Hに最も近接した近接部材としての回転ヤ
スリ13が設けられ、該回転ヤスリ13の周面に発火石
12の先端が石押しスプリング14の付勢力によって押
圧される構造に設けられ、回転ヤスリ13の回転操作に
よって燃焼芯6に向けて火花が飛ぶように設けられてい
る。
【0034】前記燃焼芯6の燃焼部61を芯ホルダー7
の突出部と共に、開閉可能に覆う揮発防止用の閉塞キャ
ップ16が設けられ、この閉塞キャップ16は前記燃料
タンク2における上蓋4の上面の一端部にピン17によ
って回動可能に枢支されている。また、前記芯ホルダー
7の外周根元部分にOリング19が取り付けられ、閉塞
キャップ16の密閉部の内周面が圧接して密閉性を高め
ている。
【0035】上記ライター1は、組付け状態において燃
焼芯6の燃焼部61の上端は、回転ヤスリ13と発火石
12の接点の高さより2.5mm高く、また、燃焼芯6の
中心と回転ヤスリ13の中心との間隔が10mmとなる位
置関係に設定されている。
【0036】燃焼状態における炎Hの形状は、炎長が3
0mmとなるように設定した状態において、炎幅が9mm、
最も炎幅が太い位置が炎下端より3mmとなる形状であ
り、この燃焼炎Hは着火部材10である回転ヤスリ13
に触れることなく燃焼している。
【0037】そして、上記実施の形態のライター1で
は、燃焼芯6の燃焼部61の先端部61aを細く形成し
たことで、閉塞キャップ16の支点17(ピン)に対す
る上記燃焼芯6の先端と芯ホルダー7とに接触しない円
弧の回転半径が小さくなり、これに伴い閉塞キャップ1
6の支点と燃焼芯6との距離が短縮でき、しかも閉塞キ
ャップ16の密閉部の内径を芯ホルダー7の外径に対し
て大きく拡げる必要はなく、閉塞キャップ16およびラ
イター1を小型に構成することが可能になった。
【0038】つまり、前記閉塞キャップ16の支点位置
は、その開閉動作の際、閉塞キャップ16内面が燃焼芯
6先端および芯ホルダー7の先端に掛からないように設
定する必要があり、燃焼芯先端部61aを細くせず、例
えば無結束状態のガラス繊維による燃焼芯を使用したラ
イターにおいては、閉塞キャップ16の支点と燃焼芯6
の中心との距離を比較的長くして回動円弧を大きく設定
することになって、閉塞キャップ16およびライターの
全体構造が大きくなる(図7参照)。また、単に上記支
点と燃焼芯6との距離を短くしたい場合は、閉塞キャッ
プ16の密閉部の内径を大きくすれば可能であるが、芯
ホルダー7の外径から離れた位置に閉塞キャップ16が
回動することになり、ヤスリ車13との干渉を避けるた
めには燃焼芯6とヤスリ車13との距離が長くなってし
まうが、この点本発明では上記のようにコンパクト化が
可能である。
【0039】<第2の実施の形態>この例のライター1
は、図2に示すように、燃焼芯6が第1の実施の形態と
は異なる材料によって形成されている。
【0040】この例の燃焼芯6の燃焼部63は、多孔質
セラミック焼結体によって丸棒状に成形されて、内部に
は連続気泡(毛管通路)を含み、先端部は細く形成され
ている。この燃焼部63の上端部が芯ホルダー7の先端
より所定量(3mm)突出して装着され、この突出量、径
等の設定により燃焼炎Hの大きさが決定される。例え
ば、外径3.0mm、長さ10mmに設けられる。
【0041】一方、前記燃焼部63の下端部に先端部が
接触する吸上部62は、前記と同様にポリエチレン粉体
の焼結体による多孔質材で丸棒状に形成されている。そ
して、前記燃焼部63の上部外周には係合溝63cが設
けられ、この係合溝63cに芯ホルダー7の上端部の中
心方向に向かう突起7bが係合されて保持され、この燃
焼部63と共に芯ホルダー7を上蓋4に螺合することに
よって、燃焼部63の下端部が吸上部62の上端部と接
合一体化される。
【0042】また、上記燃焼芯6および芯ホルダー7の
突出部を密閉する閉塞キャップ16は、その密閉部の先
端部にシール部材20が取り付けられ、閉塞キャップ1
6の閉塞作動時にこのシール部材20が芯ホルダー7外
周の上蓋4に圧接してシールするように設けられてい
る。その他は第1の実施の形態と同様に形成され、同一
構成部品には同一符号を付してその説明を省略する。
【0043】<第3の実施の形態>この例のライター1
は、図3に示すように、燃焼芯6の先端部形状のみが第
2の実施の形態と異なり、その他は同一に設けられてい
る。
【0044】つまり、燃焼芯6の燃焼部63は、多孔質
セラミック焼結体によって丸棒状に成形され、先端部は
閉塞キャップ16の支点ピン17と反対側部分が傾斜状
態に除去されている。これにより、閉塞キャップ16の
開閉回動に対する燃焼部63の干渉を避けて両者の近接
配置が行えるようにしている。
【0045】<第4の実施の形態>図4(A)から
(E)に閉塞キャップ16による燃焼芯6の燃焼部分の
シール構造を各種例示している。
【0046】(A)は、上蓋4の上面に、芯ホルダー7
の外周にシール部材25を配置し、このシール部材25
に閉塞キャップ16の先端部16bが圧接することで密
閉する構造である。
【0047】(B)は、上蓋4の上面における芯ホルダ
ー7の外周に環状突起4bを設け、一方、閉塞キャップ
16の密閉端部16bにリング状のシール部材26を取
り付け、上記環状突起4bに圧接してシール性を得る構
造である。
【0048】(C)は、前記図1と同様のシール構造で
あり、芯ホルダー7の外周に水平にOリング27を装着
し、これに閉塞キャップ16の内周面が当接してシール
性を得る構造である。
【0049】(D)は、芯ホルダー7の先端外周に、環
状にシール部材28を設け、閉塞キャップ16の密閉端
部16bを押圧してシール性を得る構造である。
【0050】(E)は、芯ホルダー7の先端面に環状突
起7cを設け、閉塞キャップ16の密閉端部16bにシ
ール部材29を取り付け、これを上記環状突起7cに押
圧してシール性を得る構造である。
【0051】<第5の実施の形態>図5(A)〜(F)
に燃焼芯6の燃焼部と吸上部との接合または係止構造お
よび燃焼芯6を芯ホルダー7と共に燃料タンクの上蓋4
に取り付ける構造を各種例示している。
【0052】(A)は、芯ホルダー7内に燃焼芯6の燃
焼部63と吸上部62の頭部を挿入してから、芯ホルダ
ー7の下端部をカシメて結合し、この芯ホルダー7の外
周部の接合ネジ7aを、上蓋4に設けたネジ孔4aに底
部にOリング18を介して螺合して取り付けた構造であ
る。
【0053】(B)は、第2の実施の形態に示したもの
と同等であり、芯ホルダー7の下端部はカシメなくて、
吸上部62の頭部下端は上蓋4のネジ孔4aの底部で係
止保持し、上方から芯ホルダー7をOリング18を介し
て締め付けることで燃焼部63を吸上部62に接合しつ
つ上蓋4に取り付ける構造である。
【0054】(C)は、芯ホルダー7に接合ネジを形成
せず、締結リング33を介して取り付けるもので、この
締結リング33の上係止部33aを芯ホルダー7の段部
7dに係止して締結リング33外周の接合ネジ33bを
上蓋4のネジ孔4aに螺合して取り付ける構造であり、
芯ホルダー7に対する燃焼芯6の固定は(A)と同様で
ある。
【0055】(D)は、芯ホルダー7の上蓋4への取付
けは(C)と同様の構造であり、燃焼芯6の固定構造は
(B)と同様の構造であり、これらを組み合わせてい
る。
【0056】(E)は、芯ホルダー7の外周部に凹溝7
eを形成する一方、上蓋4には弾性が付与された係止突
起4eを設け、芯ホルダー7の底部を上蓋4に圧入して
係止突起4eの先端を凹溝7eに係止して取り付ける構
造であり、燃焼芯6の保持は前記(A)と同様である。
【0057】(F)は、芯ホルダー7の上蓋4に対する
取付けは(E)と同様の構造で、燃焼芯6の固定は
(B)と同様の構造で両者を組み合わせている。
【0058】なお、前述のライター1その他の燃焼器具
における前記燃料貯蔵部5に注入する液体燃料として
は、アルコール燃料の場合は、メチルアルコール、エチ
ルアルコールまたはプロピルアルコールによる低級1価
アルコールのアルコール類を主成分とし、この主成分と
ほぼ同じ沸点を有するヘキサン、ヘプタン、オクタン、
ノナン、シクロヘキサジエン、シクロヘプテン等の飽和
炭化水素による炭化水素化合物を1種類以上添加したも
のが好ましい。これは、アルコール燃料のみでは燃焼炎
が無色となるが、上記飽和炭化水素の添加により遊離炭
素の赤熱で燃焼炎の先端部が黄橙色に着色するようにな
る。また、ヘプタン、オクタン、ノナンの少なくとも1
種を組成とした液体燃料を使用してもよい。さらに、ベ
ンジン系炭化水素による液体燃料でもよい。
【0059】一方、液体燃料用燃焼器具としては喫煙具
用ライターのほか、トーチ、ランタン等の点火器、照明
器具などがある。
【0060】次に、前述のような燃焼芯6を組み込んだ
ライター1を使用して、その繰り返し着火使用における
燃焼炎の形態変化を測定した実験例を示す。
【0061】この実験は、本発明品として第1の実施の
形態の燃焼部61の先端部61aを熔融結束した燃焼芯
6を、先端部が平坦な芯ホルダー7に保持させたライタ
ー1を使用する。また、比較例として図7に示すような
燃焼部60の先端を熔融結束していない燃焼芯6を、第
1の実施の形態における先端部が平坦な芯ホルダー7に
保持させたライターを使用している。
【0062】そして、両ライターの閉塞キャップ16を
開いて回転ヤスリ13を操作して燃焼芯6への着火を行
い所定時間燃焼させた後、閉塞キャップ16を閉じて燃
焼芯6を密閉して消火する動作を繰り返し、燃焼炎Hの
形態変化を観察したものである。
【0063】比較例のライターにおいては、使用を重ね
ると、図7に示すように燃焼芯6の燃焼部60の先端が
散開し、燃焼部60先端のガラス繊維が直径6mm(初期
直径3mm)にまで広がり、これに応じて、燃焼炎Hの形
状は炎長が30mmであるのに対して、炎幅が12mm(炎
下端より3mmの位置)に広がり、炎Hの一部が回転ヤス
リ13に触れ、この回転ヤスリ13の部分が加熱され昇
温した。
【0064】一方、本発明によるライターにおいては、
使用を重ねても図1に示すように、燃焼芯6の燃焼部6
1の先端形状、および燃焼炎Hの形状に変化は認められ
ず、回転ヤスリ13に炎が触れることもなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る燃焼芯を組み
込んだ液体燃料用燃焼器具の一例としてのライターの概
略断面図
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る燃焼芯を組み
込んだ液体燃料用燃焼器具の一例としてのライターの概
略断面図
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る燃焼芯を組み
込んだライターの概略断面図
【図4】閉塞キャップによる燃焼芯のシール構造例を示
す要部断面図
【図5】燃焼芯の保持構造および上蓋への取付構造例を
示す要部断面図
【図6】ガラス繊維による燃焼芯の先端部の熔融結束処
理行程を示す説明図
【図7】実験例における比較例としてのライターにおけ
る燃焼炎の形態変化状態を示す概略断面図
【符号の説明】
1 ライター(液体燃焼用燃焼器具) 5 燃料貯蔵部 6 燃焼芯 61 燃焼部 61a 先端部 62,63 吸上部 7 芯ホルダー 10 着火部材 13 回転ヤスリ 16 閉塞キャップ F ガラス繊維 G バーナー炎 H 燃焼炎

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体燃料を吸上部分によって毛管現象に
    より吸い上げ燃焼部分で燃焼する燃焼芯と、該燃焼芯の
    燃焼部分に着火する着火部材と、前記燃焼芯の燃焼部分
    を開閉可能に密閉する揮発防止用の閉塞キャップとを備
    えた液体燃料用燃焼器具において、 前記燃焼芯の燃焼部分を先端部が細くなる形状に設けた
    ことを特徴とする液体燃料用燃焼器具における燃焼芯。
  2. 【請求項2】 前記閉塞キャップを一端部の支点によっ
    て開閉作動するように設け、この閉塞キャップの支点と
    反対側の燃焼部分の先端部が除去されていることを特徴
    とする請求項1に記載の液体燃料用燃焼器具における燃
    焼芯。
  3. 【請求項3】 前記燃焼芯は、ガラス繊維よりなる燃焼
    部分の先端部が筆の穂先状に尖った形状に熔融結束され
    ていることを特徴とする液体燃料用燃焼器具における燃
    焼芯。
  4. 【請求項4】 前記燃焼芯は、ガラス繊維を束ね、その
    一部を高温バーナーで加熱熔融すると共に熔融部分を引
    き延ばして分離形成してなることを特徴とする請求項3
    に記載の液体燃料用燃焼器具における燃焼芯。
  5. 【請求項5】 前記燃焼芯は、連続気泡を有する多孔質
    ガラス材または焼結多孔質セラミックス材よりなる燃焼
    部分を先細形状に構成してなることを特徴とする請求項
    1に記載の液体燃料用燃焼器具における燃焼芯。
JP3606497A 1997-02-20 1997-02-20 液体燃料用燃焼器具における燃焼芯 Withdrawn JPH10232020A (ja)

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