JPH10232336A - ズームレンズ機構 - Google Patents

ズームレンズ機構

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Publication number
JPH10232336A
JPH10232336A JP9037492A JP3749297A JPH10232336A JP H10232336 A JPH10232336 A JP H10232336A JP 9037492 A JP9037492 A JP 9037492A JP 3749297 A JP3749297 A JP 3749297A JP H10232336 A JPH10232336 A JP H10232336A
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JP
Japan
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moving
optical axis
axis direction
lens
piezoelectric element
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Application number
JP9037492A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kamiyama
雅之 上山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一方向の径方向寸法をできるだけ小さくして薄
くすることができる新規な構成のズームレンズ機構を提
供する。 【解決手段】 一端にレンズ群12,22,32,42を
それぞれ支持する平板状の移動板16,26,36,46
を、固定板56上に順に摺動可能に積層し、固定板56
に突設した直進案内ピン58,59によって光軸方向に
直進案内する。第1移動板16には連動バー60の一端
61が回転自在に固定され、連動レバー60の他端に突
設された連動ピン62が、他の移動板26,36,46お
よび固定板56のカム穴に係合している。第1移動板1
2が圧電リニアアクチュエータ70によって光軸方向に
移動されると、他の移動板26,36,46は連動して移
動し、各レンズ群12,22,32,42がズーム駆動さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズームレンズ機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般のズームレンズ機構は、レン
ズ群の外周にカム筒等の複数の円筒状部材を何重にも配
置するように構成されている。また、いわゆるつり鏡胴
タイプのものでは、レンズ群を保持するホルダーを直進
案内する案内バーや、そのホルダーを移動させるカム板
等を、レンズ群の周囲に備えた構成となっている。この
ように、従来のズームレンズ機構は、レンズ群の周囲に
種々の構成部材が配置されているので、レンズ群の全周
に渡って径方向寸法が大きくなっていた。
【0003】ところで、近年ビデオカメラやデジタルカ
メラなどの分野では、撮像素子の小型化に伴いズームレ
ンズ機構自体を小型化して薄型のビデオカメラやデジタ
ルカメラを提供することが要望されている。しかし、従
来のズームレンズ機構では、上記のようにレンズ群の全
周に渡って径寸法が大きくなるため、ズームレンズ機構
自体を薄型化することが困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき技術的課題は、一方向の径方向寸法をできる
だけ小さくして薄くすることができるズームレンズ機構
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
技術的課題を解決するための本発明に係るズームレンズ
機構の基本的特徴は、複数のレンズ群を、固定板上に摺
動可能に積層した複数の移動板によってそれぞれ支持
し、これらの複数の移動板を連動して光軸方向に移動す
ることである。本発明は、以下のように、種々の態様で
具体化される。
【0006】ズームレンズ機構は、固定板と、複数の移
動板と、駆動手段と、複数のレンズ支持部と、複数のレ
ンズ群とを備える。上記固定板は、光軸方向に延在す
る。上記複数の移動板は、上記固定板上に、すなわち上
記固定板の片面または両面に積層され、光軸方向に摺動
可能である。上記駆動手段は、上記複数の移動板を光軸
方向にそれぞれ所定距離移動させる。上記複数のレンズ
支持部は、上記各移動板にそれぞれ設けられ、上記各移
動板の側方に、すなわち、積層方向に直角な面方向のう
ち光軸方向に直角な方向に、突出する。上記複数のレン
ズ群は、上記各レンズ支持部にそれぞれ支持される。
【0007】上記構成において、複数の移動板は、固定
板上に積層され、駆動手段によって光軸方向に摺動しな
がらそれぞれ移動される。各レンズ支持部は、光軸に沿
って配置される。各レンズ群は、レンズ支持部によって
移動板の側方に、光軸に沿って、それぞれ支持される。
そして、駆動手段が各移動板を光軸方向に移動させる
と、レンズ群はズーム移動する。固定板および各移動板
の厚さをそれぞれレンズ群の直径よりも十分に小さくし
て、固定板および複数の移動板の積層厚さの合計をレン
ズ群の直径と同程度あるいはそれ以下に小さくすること
が容易に可能である。
【0008】したがって、上記構成のズームレンズ機構
は、一方向の径方向寸法をできるだけ小さくして薄くす
ることができる。
【0009】上記構成において、レンズ支持部は、通常
は、移動板の光軸沿いのエッジから立ち上げるようにし
て設けられるが、移動板の他のエッジから、あるいは移
動板の面から立ち上げるように設けられることも可能で
ある。また、各移動板の片側だけにレンズ群を配置して
1組のズームレンズ光学系を備えるようにしても、ま
た、各移動板の両側にレンズ群を配置して2組のズーム
レンズ光学系を備えるようにしても、あるいは、同じ側
に2組以上のズームレンズ光学系を備えるようにしても
よい。また、各移動板を個別に駆動して各移動板の位置
をそれぞれ個別に制御してもよい。
【0010】好ましくは、上記駆動手段は、上記複数の
移動板の一つを上記固定板に対して光軸方向に所定距離
移動させる第1駆動手段と、この第1駆動手段によって
移動された上記移動板の光軸方向移動に連動して、他の
上記移動板を上記固定板に対して光軸方向にそれぞれ所
定距離移動させる第2駆動手段とを備える。
【0011】上記構成において、第2駆動手段は、第1
駆動手段によって移動された移動板の移動に連動して他
の移動板を移動させるので、第1駆動手段のみを制御す
れば、所望のズーム駆動を達成できる。つまり、各移動
板の位置をそれぞれ個別に制御する必要がない。したが
って、簡単な構成のズームレンズ機構とすることができ
る。
【0012】好ましくは、上記第1駆動手段は、圧電リ
ニアアクチュエータと、圧電リニアアクチュエータ駆動
手段とによって構成される。上記圧電リニアアクチュエ
ータは、複数の圧電素子要素が積層されてなる積層型圧
電素子と、この積層型圧電素子の積層方向の一端面に固
定された係合部材とを有する。圧電リニアアクチュエー
タは、光軸方向に配置される。すなわち、積層型圧電素
子の積層方向は、光軸方向に一致する。上記係合部材が
上記複数の移動板の一つに摩擦係合する一方、上記積層
型圧電素子の積層方向の他の端面が上記固定板に支持さ
れる。上記圧電リニアアクチュエータ駆動手段は、上記
圧電リニアアクチュエータの上記積層型圧電素子に周期
的に電圧を印加して上記積層型圧電素子を伸縮させ、上
記係合部材と上記複数の移動板の一つとの間の摩擦係合
部における滑りと送りとによって上記複数の移動板の一
つを間欠的に移動させる。
【0013】上記構成において、圧電リニアアクチュエ
ータ駆動手段による電圧印加によって積層型圧電素子が
積層方向すなわち光軸方向に伸縮して、係合部材が光軸
方向に微少振動し、係合部材との摩擦係合によって複数
の移動板の一つが光軸方向に移動される。圧電リニアア
クチュエータは、移動板を微少距離単位で精度よくかつ
高速に移動させることができ、また、小型化が容易であ
る。したがって、ズームレンズ機構を薄くするのに好適
な構成である。
【0014】好ましくは、上記第2駆動手段は、連動バ
ーと、カム穴とによって構成される。連動バーは、上記
第1駆動手段によって駆動される上記一つの移動板に沿
って配置され、その一端がこの移動板に回転自在に支持
される一方、その他端には他の上記移動板の積層方向に
突出する連動ピンを有する。カム穴は、上記連動バーの
上記連動ピンに摺接するように、他の上記移動板および
上記固定板にそれぞれ形成される。
【0015】上記構成によれば、第2駆動手段は、大
略、固定板と複数の移動板との積層厚さの合計の範囲内
で、簡単に構成される。したがって、ズームレンズ機構
を薄くするのに好適な構成である。
【0016】好ましくは、上記固定板は、上記複数の移
動板の積層方向に突出する一対の直進案内ピンを有す
る。上記複数の移動板は、光軸方向に延在する一対の直
進案内穴をそれぞれ有する。上記一対の直進案内ピン
は、上記各移動板の上記一対の直進案内穴にそれぞれ挿
入されて摺接し、上記各移動板を光軸方向に直進案内す
る。
【0017】上記構成によれば、大略、固定板と複数の
移動板との積層厚さの合計の範囲内で、移動板を光軸方
向に直進案内する機構が簡単に構成される。したがっ
て、ズームレンズ機構を薄くするのに好適な構成であ
る。
【0018】好ましくは、上記複数の移動板は、上記固
定板の片面側に積層される。上記複数のレンズ支持部
は、上記複数の移動板の光軸沿いの同一片側のエッジか
らそれぞれ立設される。上記圧電リニアアクチュエータ
は、上記複数の移動板の上記複数のレンズ支持部とは反
対側に配置される。上記圧電リニアアクチュエータは、
上記複数の移動板の一つの移動板に摩擦係合する。詳し
くは、上記一つの移動板の光軸沿いのエッジのうちレン
ズ支持部とは反対側のエッジの周辺部分に摩擦係合す
る。
【0019】上記構成によれば、移動板とレンズ支持部
を一体的に構成することが、容易である。また、移動板
およびレンズ支持部と圧電リニアアクチュエータとを、
固定板を反転することなく、固定板上に順に組み付ける
ようにすることが、容易である。
【0020】したがって、構成が簡単で、組み立てが容
易なズームレンズ機構となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1の外観図に示
したデジタルカメラ1に適用した各実施形態について、
図1〜図10を参照しながら詳細に説明する。
【0022】まず、第1実施形態について説明する。本
発明を適用したデジタルカメラ1は、薄い直方体形状の
ハウジング2を有する。ハウジング2の細長い一方の側
面2aには、撮影窓3と、露光調整レバー5と、シャッ
タ釦82とが配置され、他方の側面2bには、外部電源
端子88と、シリアル出力端子89とが配置され、上面
2cには、撮影映像が表示される液晶モニタ6と、メイ
ンスイッチ80と、ズームスイッチ81とが配置されて
いる。ハウジング2の内部には、撮影窓3に対向して反
対側にCCD素子90を有する光学ユニット4と、演算
制御回路やフラッシュメモリ等を含む回路基板8と、充
電電池9とが収納されている。CCD素子90の受光量
は、露光調整レバー5を撮影窓3側にスライドし、光学
ユニット4の前に不図示の露光調整用NDフィルタを挿
入することによって、調整できるようになっている。
【0023】光学ユニット4は、4群のズームレンズ機
構を含み、それぞれ1枚または2枚以上のレンズからな
る第1〜第4レンズ群12,22,32,42が、図3に
模式的に示したズーム曲線11,21,31,41を有す
るようになっている。光学ユニット4は、図2の斜視図
に示すように、第1レンズ群12を含む第1ユニット1
0と、第2レンズ群22を含む第2ユニット20と、第
3レンズ群32を含む第3ユニット30と、第4レンズ
群42を含む第4ユニット40と、ローパスフィルタ5
2およびCCD素子90を含むベースユニット50とを
備える。第1〜第4ユニット10,20,30,40は、
平板状の移動板16,26,36,46の上端にレンズ支
持部15,25,35,45が突設されてなる第1〜第4
レンズ支持部材14,24,34,44をそれぞれ含む。
各レンズ支持部15,25,35,45は、第1〜第4レ
ンズ群12,22,32,42をそれぞれ支持する。ベー
スユニット50は、平板状の固定板56の上端にローパ
スフィルタ支持部55およびCCD素子支持部92が突
設されてなるベース部材54を含む。ローパスフィルタ
支持部55は、ローパスフィルタ52を支持し、CCD
素子支持部92は、CCD素子90を支持する。ベース
部材54の固定板56には、図2に示すように、積層さ
れた第1〜第4レンズ支持部材14,24,34,44の
移動板16,26,36,46が載せられ、押さえバネ6
4で付勢されるようになっている。
【0024】ベース部材54の固定板56は、図4(a)
に示すように、カム穴57と、板面に垂直に突設された
一対の直進案内ピン58,59とを有する。第1〜第4
レンズ支持部材14,24,34,44の移動板16,2
6,36,46は、図4(e),(d),(c),(b)に示すように貫
通する3つの穴、すなわち、逃げ穴17およびカム穴2
7,37,47と、光軸方向に延在する長穴である一対の
直進案内穴18,19;28,29;38,29;48,49
とをそれぞれ有する。各移動板16,26,36,46の
一対の直進案内穴18,19;28,29;38,39;4
8,49には、ベース部材54の固定板56の一対の直
進案内ピン58,59がそれぞれ挿通されて摺接し、第
1〜第4レンズ支持部材14,24,34,44の移動板
16,236,36,46が、光軸方向に直進案内されな
がらベース部材54の固定板56に支持されている。ま
た、第1レンズ支持部材14の移動板16は、図2およ
び図5(e)に示すように、その一端61が移動板16に
回転自在に固定された連動バー60を有する。この連動
バー60の他端には、連動ピン62が突設されている。
この連動ピン62は、第1レンズ支持部材14の移動板
16の逃げ穴17を貫通し、第2〜第4レンズ支持部材
24,34,44の移動板26,36,46のカム穴27,
37,47およびベース部材54の固定板56のカム穴
57に挿通されて摺接している。そして、第1レンズ支
持部材14の移動板16の光軸方向移動に伴って、第2
〜第4レンズ支持部材24,34,44の移動板26,3
6,46は、重なり合った状態のまま光軸方向に移動
し、第1〜第4レンズ群12,22,32,42は、図3
に示した所定のズーム移動を行うようになっている。
【0025】第1レンズ支持部材14の移動板16は、
ベース部材54の固定板56に固定された駆動部材70
によって、光軸方向に移動させられるようになってい
る。
【0026】駆動部材70は、図2および図5の斜視図
に示すように、積層型圧電素子74の積層方向の一方の
端面に係合部材76が固定されてなるリニアアクチュエ
ータである。積層型圧電素子72の他方の端面は、固定
部72に固定される。固定部72は、ベース部材54の
固定板56に固定されている。駆動部材70、すなわち
積層型圧電素子74および係合部材76は、固定部72
に片持ち支持され、固定板56から離れた状態で光軸方
向に延在している。積層型圧電素子74は、複数の圧電
素子要素が積層されたものであり、積層方向は光軸方向
に一致している。積層型圧電素子74は、電気機械変換
素子であって、電圧印加により積層方向に伸縮するよう
になっている。係合部材76は、積層型圧電素子74の
端面に固定された固定壁部77と、この固定壁部77か
ら積層型圧電素子74の側面を包むように延在する支持
壁部78とを有する。支持壁部78は、図5および図6
の光軸直角断面図に示すように、固定壁部77の一辺か
ら積層型圧電素子74側に略直角に折り曲げられて積層
型圧電素子74の底面74aを覆う底片78aと、底片7
8aの両側辺から略直角に折り曲げられて積層型圧電素
子74の両側面74bを覆う一対の側片78bと、側片7
8bの上辺から内側に略直角に折り曲げられて積層型圧
電素子74の上面74cを覆う2つの上片78cと、積層
型圧電素子74の上面74cの略中央部分から上向きに
両上片78cから折り曲げられた2つの立片78dとから
なる。2つ立片78dは、互いに略平行に延在し、各先
端部分には、互いに内側に突出した突出部78eをそれ
ぞれ有する。両突出部78eの間には、図2および図6
に示すように、第1レンズ支持部材14の移動部16の
下縁部16aが弾力的に圧接され、下縁部16aと突出部
78eとが摩擦係合するようになっている。つまり、こ
の突出部78eは、摩擦係合部である。
【0027】突出部78eにおける移動板16との摩擦
係合によって、駆動部材70は、第1レンズ支持部材1
4を移動させることができる。すなわち、駆動部材70
の係合部材76の突出部78eがゆっくり移動するとき
には、第1レンズ支持部材14の移動板16の下縁部1
6aは、突出部78eと下縁部16aとの間の摩擦力によ
って突出部78eとともに一体的に移動する。一方、突
出部78eが急激に速度を変化しながら移動すると、慣
性力が突出部78eと下縁部16aとの間の摩擦力より大
きくなって両者の間で滑りが起こり、突出部78eは、
下縁部16aに対して相対的に移動する。したがって、
不図示の圧電アクチュエータ駆動手段である電圧発生装
置によって、突出部78eの速度が急激に変化するよう
に急激な電圧変化を含む周期的な電圧、たとえば鋸歯状
や全波整流状に変化する電圧を積層型圧電素子74に印
加して、積層型圧電素子74を伸縮させ、突出部78e
を光軸方向に往復移動させ、たとえば、突出部78eの
往から復への反転時、または、復から往への反転時のい
ずれか一方において、突出部78eと下縁部16aとの間
に滑りが起こって両者の間に相対移動が生じ、それ以外
のときには、両者の間に相対移動が生じないようにし
て、第1レンズ支持部材14を、往方向または復方向の
いずれか一方に間欠的に微少送りすることができる。あ
るいは、突出部78eの往復移動の往と復との両方にお
いて、突出部78eと下縁部16aとの間で滑りが生じる
が、往と復とで相対滑りの向きと長さとが異なるように
して、第1レンズ支持部材14を振動させつついずれか
一方向に移動させることも可能である。積層型圧電素子
74に印加する電圧パターンを変えることによって、第
1レンズ支持部材14の移動方向を変えることができ
る。
【0028】また、支持壁部78は、積層型圧電素子7
4のまわりを包むように延在するので、固定壁部77か
ら突出部78eまでの距離をある程度長くして、所望の
ばね定数を得るとともに、摩擦係合部を積層型圧電素子
74に接近して配置して、摩擦係合部から積層型圧電素
子74に作用するモーメントをできるだけ小さくするこ
とができる。
【0029】上記のように、駆動部材70によって第1
レンズ支持部材14が光軸方向に移動されると、デジタ
ルカメラ1の光学ユニット4は、連動バー60の連動ピ
ン62と各カム穴27,37,47,57との係合によっ
て、その第2〜第4レンズ支持部材24,34,44が連
動して移動される。このとき、第1〜第4レンズ支持部
材14,24,34,44は、押さえバネ64によって固
定板56に付勢されているので、固定板56に沿って移
動し、また、固定板56に突設された一対の直進案内ピ
ン58,59と各一対の直進案内穴18,19;28,2
9;38,39;48,49との係合によって、光軸方向に
直進案内される。したがって、各レンズ支持部15,2
5,35,45に固定された各レンズ群12,22,32,
42は、傾くことなく光軸に沿って精度良くズーム移動
する。
【0030】上記構成において、各レンズ群12,22,
32,42を駆動する各レンズ支持部材14,24,34,
44およびべース部材54等は、各レンズ群12,22,
32,42の径方向一側に積層されてまとめて配置され
るので、その積層厚さを各レンズ群12,22,32,4
2の直径と同程度の寸法、またはそれより小さい寸法と
することができる。したがって、一方向の径寸法をでき
るだけ小さくして薄くしたズームレンズ機構を含む光学
ユニット4を構成することができる。
【0031】このデジタルカメラ1では、CCD素子9
0の受光面が小さいため、各レンズ群12,22,32,
42の偏心誤差の許容値が小さい。そのため、各レンズ
群12,22,32,42は、各レンズ支持部材14,2
4,34,44およびベース部材54等の部品精度だけで
光軸に対する所定の位置精度を達成するのが困難であ
る。そこで、各レンズ群12,22,32,42は、各レ
ンズ群12,22,32,42の取り付けを除いてレンズ
支持機構を組み立てた後に、以下のようにして各レンズ
支持部材14,24,34,44のレンズ支持部15,2
5,35,45に一つずつ順に調芯しながら固定する。
【0032】すなわち、図7の斜視図に示すように、各
レンズ群12,22,32,42の取り付けを除いて組み
立てが完了したレンズ支持機構の光軸106に沿って前
後の所定位置に、投光器102と受光器103とを固定
する。このとき、各レンズ支持部15,25,35,45
は、光軸に沿って配置されている。
【0033】次に、適宜に選択したひとつのレンズ群、
たとえば第2レンズ群22の外周面をレンズ把持具10
0を用いて把持し、光軸106の側方から所定のレンズ
支持部25、すなわちレンズ枠25に載せ、受光器10
3からの出力を観察しながら、レンズ群22の中心が光
軸106に一致するように位置決めする。具体的には、
たとえば投光器102から光軸に平行な平行光を照射
し、焦点距離に応じた位置に受光器103を配置し、レ
ンズ群22を径方向移動して、受光器103から観察さ
れる結像位置を見ながら、レンズ群22を位置決めす
る。そして、レンズ群22を位置決めした状態で保持し
たまま、レンズ群22の周囲に接着剤注入器104を用
いて接着剤を塗布して、レンズ群22をレンズ支持部2
5に接着する。このとき、接着剤が硬化するまでレンズ
群22を保持することによって、接着中にレンズ群22
の位置ずれを防止できる。なお、レンズ群22を載せる
前にレンズ支持部25に予め接着剤を塗布しておいても
よい。
【0034】以上の作業を、各レンズ群12,22,3
2,42について適宜の順序で繰り返すことによって、
各レンズ群12,22,32,42を光軸106に沿って
高精度に取り付けることができる。
【0035】したがって、ズームレンズ機構の前後端に
配置されたレンズ群12,42のみならず、中間位置に
配置されたレンズ群22,32についても、調芯を行う
ことができる。
【0036】上記構成において、光学ユニット4は、各
レンズ支持部15,25,35,45の略全周に渡って開
放されているので、各レンズ群12,22,32,42を
各レンズ支持部15,25,35,45まで持って来るこ
とが容易である。もっとも、少なくとも各レンズ群1
2,22,32,42の直径に等しい寸法の開口があれ
ば、各レンズ群12,22,32,42を各レンズ支持部
15,25,35,45まで持って来ることが可能であ
る。
【0037】以上説明した第1実施形態では、駆動部材
70の突出部78eが第1レンズ支持部材16の下縁部
16aを挾持していたが、逆に、図8および図9の要部
斜視図に示した第2および第3実施形態のように、駆動
部材70x,70yが挾持されるように構成することもで
きる。以下、第2および第3実施形態について、第1実
施形態との相違点を中心に説明する。
【0038】すなわち、図8に示した第2実施形態で
は、駆動部材70xの係合部材76xは、積層型圧電素子
74の端部に固定された固定壁部77と、この固定壁部
77から積層型圧電素子74の片側に延在する支持壁部
78xとを有する。支持壁部78xは、固定壁部77の一
辺から積層型圧電素子74側に略直角に折り曲げられて
積層型圧電素子74の一側面を覆う第1片、すなわち側
片78sと、側片78sの上辺から積層型圧電素子74と
は反対側に略直角に折り曲げられた第2片、すなわち翼
片78tとからなる。翼片78tは、光軸方向移動自在に
固定された移動板16xと、移動板16xに固定された押
さえ板16sとの間に挾持され、摩擦係合されるように
なっている。したがって、第1実施形態と同様に積層型
圧電素子74を所定のパターンで伸縮させ、移動板16
xおよび押さえ板16sと駆動部材70xの翼片78tとの
間における滑りと送りとによって、移動板16xおよび
押さえ板16sと駆動部材70xの翼片78tとの相対移
動を間欠的に生じさせて、移動板16xを移動させるこ
とができる。翼片78tは積層型圧電素子74に接近し
て配置されてているので、簡単な構成で、摩擦係合部か
ら積層型圧電素子74に作用するモーメントをできるだ
け小さくなるようにすることができる。
【0039】また、図9に示した第3実施形態では、駆
動部材70yの係合部材76yは、積層型圧電素子74の
端部に固定された固定壁部77と、この固定壁部77の
上辺および下辺から略直角に折り曲げられて積層型圧電
素子74の上下両側に沿って延在する一対の支持壁部7
8yとを有する。一対の支持壁部78y、すなわち係合片
は、光軸方向移動自在に固定された移動板16yと、移
動板16yに固定された押さえ板16tとの間に挾持さ
れ、積層型圧電素子74を挟んで両側で摩擦係合するよ
うになっている。したがって、摩擦係合部から積層型圧
電素子74に作用するモーメントが打ち消し合うように
すれば、簡単な構成で、積層型圧電素子74に全体とし
てモーメントが作用しないようにすることができる。
【0040】なお、上記第2および第3実施形態におい
て、移動板16x,16yの一端の突起16bは、第1実施
形態の第1レンズ支持部材14と略同様に構成された不
図示の第1レンズ支持部材に固定または係合され、移動
板16xと一体的に、不図示の第1レンズ支持部材が光
軸方向両方向に移動されるようになっている。
【0041】次に、第3実施形態と同様に、駆動部材7
0zが積層型圧電素子74の両側に摩擦係合部を有する
第4実施形態について、図10の要部斜視図を参照しな
がら説明する。
【0042】すなわち、移動板16zには、光軸方向に
延在する切欠き16cが形成され、この切欠き16c内に
駆動部材70zが配置される。駆動部材70zの係合部材
76zは、積層型圧電素子74の端面に固定された固定
壁部77と、この固定壁部77の上辺および下辺から略
直角に折り曲げられて積層型圧電素子74の上下両側に
沿って延在する一対の支持壁部78zとを有する。一対
の支持壁部78zは、積層型圧電素子74の上面および
下面から左右両側にそれぞれ突出する。この支持壁部7
8Zの左右両端部には、互いに内側に向いて突出する突
出部78vがそれぞれ形成されている。この対向する突
出部78v間の間隔が狭くなっている部分78wは、移動
板16zの切欠き16cの両側の周囲16dを挟持して摩
擦係合するようになっている。この駆動部材70は、摩
擦係合部が積層型圧電素子74を挟んで両側に配置され
ているため、左右の各摩擦係合部から積層型圧電素子7
4に作用するモーメントが打ち消し合って、積層型圧電
素子74にはモーメントが作用しないようにすることが
できる。
【0043】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
たとえば、移動板16,26,36,46の両側に2組の
ズームレンズ光学系を配置する構成としてもよい。ま
た、開示されたリニアアクチュエータ、すなわち駆動部
材70,70x,70y,70zは、所定の電気信号を与
えることによってその電気信号に応じた変位を発生する
電気機械変換素子として積層型圧電素子74を用いてい
るが、他の電気機械変換素子、たとえば、静電アクチュ
エータや電歪素子等を用いてもよい。また、開示された
リニアアクチュエータ70,70x,70y,70zは、
ズームレンズ機構以外の種々の分野で利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のデジタルカメラの外
観図である。
【図2】 図1のデジタルカメラの光学ユニットの斜視
図である。
【図3】 図2のズームレンズの説明図である。
【図4】 図2の各レンズ支持部材の移動板およびベー
ス部材の固定板の平面図である。
【図5】 図2の駆動部材の斜視図である。
【図6】 図5の線VI-VIに沿って切断した断面図であ
る。
【図7】 図2の光学ユニットのレンズ群の取り付け方
法の説明図である。
【図8】 本発明の第2実施形態の駆動部材の要部斜視
図である。
【図9】 本発明の第3実施形態の駆動部材の要部斜視
図である。
【図10】 本発明の第4実施形態の駆動部材の要部斜
視図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 2 ハウジング 2a,2b 側面 2c 上面 3 撮影窓 4 光学ユニット 5 露光調整レバー 6 液晶モニタ 8 回路基板 9 充電電池 10 第1ユニット 11 ズーム曲線 12 第1レンズ群 14 第1レンズ支持部材 15 レンズ支持部(レンズ枠) 16 移動板 16a 下縁部 16b 突出部 16c 切欠き 16d 周囲 16s,16t 押さえ板 16x,16y,16z 移動板 17 逃げ穴 18 直進案内穴 19 直進案内穴 20 第2ユニット 21 ズーム曲線 22 第2レンズ群 24 第2レンズ支持部材 25 レンズ支持部(レンズ枠) 26 移動板 27 カム穴(第2駆動手段) 28 直進案内穴 29 直進案内穴 30 第3ユニット 31 ズーム曲線 32 第3レンズ群 34 第3レンズ支持部材 35 レンズ支持部(レンズ枠) 36 移動板 37 カム穴(第2駆動手段) 38 直進案内穴 39 直進案内穴 40 第4ユニット 41 ズーム曲線 42 第4レンズ群 44 第4レンズ支持部材 45 レンズ支持部(レンズ枠) 46 移動板 47 カム穴(第2駆動手段) 48 直進案内穴 49 直進案内穴 50 ベースユニット 52 ローパスフィルタ 54 ベース部材 55 ローパスフィルタ支持部 56 固定板 57 カム穴(第2駆動手段) 58 直進案内ピン 59 直進案内ピン 60 連動バー(第2駆動手段) 61 一端 62 連動ピン 64 押さえバネ 70,70x,70y,70z 駆動部材(駆動手段、第1駆
動手段、リニアアクチュエータ) 72 固定部 74 積層型圧電素子(電気機械変換素子) 74a 底面 74b 側面 74c 上面 76,76x,76y,76z 係合部材 77 固定壁部 78 支持壁部 78a 底片(第1片) 78b 側片(第2片) 78c 上片(第2片) 78d 立片(第3片) 78e 突出部(摩擦係合部) 78s 側片(第1片) 78t 翼片(第2片) 78v 突出部(摩擦係合部) 78w 間隔の狭い部分 78x 支持壁部 78y,78z 支持壁部(係合片) 80 メインスイッチ 81 ズームスイッチ 82 シャッタ釦 88 外部電源端子 89 シリアル出力端子 90 CCD素子 92 CCD支持部 100 レンズ把持具 102 投光器 103 受光器 104 接着剤注入器 106 光軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸方向に延在する固定板と、 該固定板上に光軸方向に摺動可能に積層された複数の移
    動板と、 上記複数の移動板を光軸方向にそれぞれ所定距離移動さ
    せる駆動手段と、 上記各移動板にその側方に突出するようにそれぞれ設け
    られた複数のレンズ支持部と、 該各レンズ支持部にそれぞれ支持された複数のレンズ群
    とを備えたことを特徴とする、ズームレンズ機構。
  2. 【請求項2】 上記駆動手段は、 上記複数の移動板の一つを上記固定板に対して光軸方向
    に所定距離移動させる第1駆動手段と、 該第1駆動手段によって移動された上記移動板の光軸方
    向移動に連動して、他の上記移動板を上記固定板に対し
    て光軸方向にそれぞれ所定距離移動させる第2駆動手段
    とを備えたことを特徴とする、請求項1記載のズームレ
    ンズ機構。
  3. 【請求項3】 上記第1駆動手段は、 複数の圧電素子要素が積層されてなる積層型圧電素子と
    該積層型圧電素子の積層方向の一端面に固定された係合
    部材とを有する圧電リニアアクチュエータであって、光
    軸方向に配置され、上記係合部材が上記複数の移動板の
    一つに摩擦係合する一方、上記積層型圧電素子の積層方
    向の他の端面が上記固定板に支持された圧電リニアアク
    チュエータと、 該圧電リニアアクチュエータの上記積層型圧電素子に周
    期的に電圧を印加して上記積層型圧電素子を伸縮させ、
    上記係合部材と上記複数の移動板の一つとの間の摩擦係
    合部における滑りと送りとによって上記複数の移動板の
    一つを間欠的に移動させる圧電リニアアクチュエータ駆
    動手段とによって構成されたことを特徴とする、請求項
    2記載のズームレンズ機構。
  4. 【請求項4】 上記第2駆動手段は、 上記第1駆動手段によって駆動される上記一つの移動板
    に沿って配置され、その一端が該移動板に回転自在に支
    持される一方、その他端には他の上記移動板の積層方向
    に突出する連動ピンを有する連動バーと、 該連動バーの上記連動ピンに摺接するように他の上記移
    動板および上記固定板にそれぞれ形成されたカム穴とに
    よって構成されたことを特徴とする、請求項2又は3記
    載のズームレンズ機構。
  5. 【請求項5】 上記固定板は、上記複数の移動板の積層
    方向に突出する一対の直進案内ピンを有し、 上記複数の移動板は、光軸方向に延在する一対の直進案
    内穴をそれぞれ有し、 上記一対の直進案内ピンは、上記各移動板の上記一対の
    直進案内穴にそれぞれ挿入されて摺接し、上記各移動板
    を光軸方向に直進案内することを特徴とする、請求項1
    又は4記載のズームレンズ機構。
  6. 【請求項6】 上記複数の移動板は、上記固定板の片面
    側に積層され、 上記複数のレンズ支持部は、上記複数の移動板の光軸沿
    いの同一片側のエッジからそれぞれ立設され、 上記圧電リニアアクチュエータは、上記複数の移動板の
    上記複数のレンズ支持部とは反対側に配置され、上記複
    数の移動板の一つの、上記レンズ支持部とは反対側の光
    軸沿いのエッジの周辺部分に摩擦係合することを特徴と
    する、請求項5記載のズームレンズ機構。
  7. 【請求項7】 複数のレンズ群を、固定板上に摺動可能
    に積層した複数の移動板によってそれぞれ支持し、該複
    数の移動板を連動して光軸方向に移動することによって
    ズーム駆動することを特徴とする、ズームレンズ機構。
JP9037492A 1997-02-21 1997-02-21 ズームレンズ機構 Pending JPH10232336A (ja)

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US09/026,675 US6091552A (en) 1997-02-21 1998-02-20 Zoom lens mechanism and its assembling method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114915707A (zh) * 2021-02-10 2022-08-16 宁波舜宇光电信息有限公司 套筒式光学致动器及相应的摄像模组和终端设备

Cited By (2)

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CN114915707B (zh) * 2021-02-10 2023-08-15 宁波舜宇光电信息有限公司 套筒式光学致动器及相应的摄像模组和终端设备

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