JPH10233400A - 被メッキ部品固定治具およびそれを用いたメッキ方法 - Google Patents

被メッキ部品固定治具およびそれを用いたメッキ方法

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JPH10233400A
JPH10233400A JP9048571A JP4857197A JPH10233400A JP H10233400 A JPH10233400 A JP H10233400A JP 9048571 A JP9048571 A JP 9048571A JP 4857197 A JP4857197 A JP 4857197A JP H10233400 A JPH10233400 A JP H10233400A
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wafer
plated
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Shoichi Kotani
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハ固定治具を用いてディップ方法により
ウエハにメッキを施す際、ウエハ固定治具にウエハを破
損させずに簡単に固定できるようにする。 【解決手段】 ウエハ固定治具は、ウエハ13を表裏両
面から挾持してウエハ13の表面中央部を露出させると
共にウエハ13の裏面を覆う治具本体1および治具カバ
ー6を具備している。そして、ネジ23を緩めた状態に
おいて、真空槽内で治具本体1と治具カバー6との間の
空間25を真空状態とし、次いでネジ23を締め付け、
この後真空槽内を大気圧状態に戻す。これにより、治具
本体1と治具カバー6とは一体化され、その間にウエハ
13が挾持されて固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は被メッキ部品固定
治具及びそれを用いたメッキ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体技術においてウエハ(被
メッキ部品)にバンプ電極を形成する場合、ウエハのバ
ンプ電極形成面(表面)にメッキレジスト層を形成し、
このメッキレジスト層をエッチングして開口を形成する
ことにより、この開口を介してウエハのバンプ電極形成
面に設けられたパッド部を露出させ、この露出したパッ
ド部に電解法を用いて金等のメッキを施し、この施した
メッキによってバンプ電極を形成している。
【0003】ところで、このような場合のメッキ方法の
1つとしてディップ方法と呼ばれるものがある。このデ
ィップ方法では、ウエハを全体的にメッキ液中に浸漬す
る方法であるので、ウエハの裏面、つまりバンプ電極形
成面とは反対側の面にメッキ液が付着することによるバ
ンプ電極の品質低下を防止するために、ウエハ固定治具
(被メッキ部品固定治具)を用いている。
【0004】図4及び図5はこのような場合に用いられ
ている従来のウエハ固定治具を示したものである。この
ウエハ固定治具は、治具本体1と、パッキン2と、ガイ
ドリング3と、クッション材4と、Oリング5と、治具
カバー6とを備えている。このうち、治具本体1は、長
方形の板材からなり、上端部に取手7が設けられ、中央
部左面側にリング状のフランジ部8が設けられていると
ともに、フランジ部8内に開口部9が設けられ、開口部
9の周辺部に複数のネジ孔10が設けられた構造となっ
ている。パッキン2はゴム等によってリング状に形成さ
れている。ガイドリング3は樹脂等によってリング状に
形成されているとともに断面台形状に形成されている。
クッション材4はゴム等によって円板状に形成されてい
る。治具カバー6は、八角形の板材からなり、周縁部に
複数のネジ挿通孔11が設けられ、治具本体1と対向す
る面の所定の箇所にリング状の溝12が設けられた構造
となっている。Oリング5は治具カバー6の溝12内に
嵌め込まれている。
【0005】次に、このように構成されたウエハ固定治
具にウエハ13を固定する場合について説明する。この
場合には、まず、治具本体1のフランジ部8の右面にパ
ッキン2を配置し、パッキン2の右面にガイドリング3
を配置し、ガイドリング3の内側であってパッキン2の
右面にウエハ13を配置し、ウエハ13の右面にクッシ
ョン材4を配置し、クッション材4及び治具本体1の右
面に治具カバー6を配置する。次に、治具カバー6のネ
ジ挿通孔11に挿通したネジ14を治具本体1のネジ孔
10にねじ込む。すると、治具本体1と治具カバー6と
が一体化され、この一体化されたものによってウエハ1
3は表裏両面から挾持されて固定される。この状態で
は、ウエハ13の表面(図5では左面)周辺部はパッキ
ン2の右面に密接され、ウエハ13の表面中央部は治具
本体1の開口部9を介して露出される。ウエハ13の裏
面は、クッション材4を介して治具カバー6の左面に当
接される。この場合、パッキン2とOリング5のシール
作用により、ウエハ13の周囲における治具本体1と治
具カバー6との間が密閉される。このため、ウエハ13
の裏面は治具カバー6によって密閉された状態で覆われ
ることになる。また、この場合、クッション材4はネジ
14による締め付け力を緩和してウエハ13の破損を防
止している。
【0006】次に、このようにウエハ固定治具に固定さ
れたウエハ13にメッキを施す場合について説明する。
この場合には、まず、図4及び図5において一点鎖線で
示すメッキ液15中にウエハ13をウエハ固定治具とと
もに取手7の下側まで浸漬する。すると、ウエハ13の
表面にメッキが施され、この施されたメッキによってバ
ンプ電極が形成される。一方、ウエハ13の裏面はパッ
キン2とOリング5のシール作用により治具カバー6に
よって密閉された状態で覆われているので、このウエハ
13の裏面へのメッキ液15の付着が防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このようなウエハ固定治具では、治具本体1と治具カバ
ー6とでウエハ13を挾持して固定する場合、ネジ14
の締め付け具合を把握しにくく、このためネジ14を締
め付け過ぎる場合がある。このような場合、クッション
材4によってネジ14の締め付け力を緩和しきれず、ウ
エハ13に過大な力がかかり、ウエハ13が破損してし
まうことがある。これを回避するにはネジ14の締め付
け具合にかなりの注意を払う必要があり、しかも複数本
のネジ14を用いているので、ネジ14の締め付け作業
にかなりの手間がかかり作業性が極めて悪いという問題
があった。また、パッキン2あるいはOリング5が損傷
している場合、メッキ処理前にそれを見付けることは困
難であり、メッキ処理後にウエハ13の裏面にメッキ液
が付着していることを見付けて、始めてパッキン2ある
いはOリング5が損傷していることに気が付くという問
題があった。この発明の課題は、作業性を向上させるこ
とができるようにすることであり、またメッキ処理前に
パッキンやOリング等のシール部材の損傷を容易に見付
けることができるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る被メッキ部品固定治具は、被メッキ部品を表裏両面か
ら挾持して、前記被メッキ部品の表面中央部を露出させ
るとともに、前記被メッキ部品の裏面を覆う被メッキ部
品固定治具において、前記被メッキ部品固定治具に形成
される空間を負圧にして、前記被メッキ部品を固定する
ものである。請求項2記載の発明に係るメッキ方法は、
被メッキ部品固定治具により、被メッキ部品を少なくと
も一部に空間を有するように表裏両面から挾持して、前
記被メッキ部品の表面中央部を露出させるとともに、前
記被メッキ部品の裏面を覆い、前記空間を減圧手段によ
り負圧にし、前記被メッキ部品固定治具を一体化し、前
記被メッキ部品固定治具のうち少なくとも前記被メッキ
部品を電解液中に浸し、前記被メッキ部品の露出部にメ
ッキをするようにしたものである。
【0009】この発明によれば、被メッキ部品固定治具
に形成された空間を減圧手段により負圧とすることによ
り被メッキ部品固定治具を一体化しているので、被メッ
キ部品固定治具を確実に一体化するとともに被メッキ部
品が破損しない程度の負圧に設定することが容易であ
り、しかも一度設定するとそれ以後の負圧の程度に注意
を払う必要がなく、作業性を向上させることができる。
また、シール部材が損傷している場合、被メッキ部品固
定治具に形成された空間を所定の負圧とすることができ
ず、ひいては被メッキ部品固定治具を一体化することが
できず、この結果メッキ処理前にシール部材の損傷を容
易に見付けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1はこの発明の第1実施形態におけ
るウエハ固定治具の要部を示したものである。この図に
おいて、図5と同一名称部分には同一の符号を付し、そ
の説明を適宜省略する。このウエハ固定治具では、治具
カバー6の治具本体1と対向する面であってウエハ13
の外周部に対応する部分に凹部21が設けられている。
治具カバー6の所定の箇所には開口部22が凹部21と
連通して設けられている。開口部22は、右面側の大径
部22aと左面側の小径のネジ溝部22bとその間の段
部22cとを有する構造となっている。開口部22のネ
ジ溝部22bにはネジ23がねじ込まれている。この場
合、ネジ23の頭部と開口部22の段部22cとの間に
はOリング24が設けられている。
【0011】次に、このように構成されたウエハ固定治
具にウエハ13を固定する場合について説明する。この
場合には、まず、治具本体1のフランジ部8の右面にパ
ッキン2及びガイドリング3をこの順に配置するととも
に、ガイドリング3の外周面を治具本体1に嵌め込んで
おく。また、治具カバー6の溝12内にOリング5を嵌
め込んでおく。さらに、ネジ23を緩めておく。
【0012】そして、治具本体1に嵌め込まれたガイド
リング3の内側であってパッキン2の右面にウエハ13
を配置し、ウエハ13の右面にクッション材4を配置
し、クッション材4及び治具本体1の右面に治具カバー
6を配置する。実際には、治具本体1、ウエハ13、ク
ッション材4及び治具カバー6をこの順でテーブル(図
示しない)上において位置合わせしながら重ね合わせ
る。次に、このように重ね合わせたものを図示しない真
空槽内に入れ、真空槽内を真空状態にする。すると、ネ
ジ23が緩められていることにより、Oリング24によ
るシール作用が働かず、開口部22を介して治具本体1
と治具カバー6との間に形成された凹部21を含む空間
25が真空状態となる。次に、ネジ23を締め付けて開
口部22をOリング24によって密閉する。次に、真空
槽内を大気圧状態に戻す。すると、パッキン2及び2つ
のOリング5、24のシール作用により治具本体1と治
具カバー6との間に形成された空間25が真空(負圧)
状態となり、これによって治具本体1と治具カバー6と
が一体化される。そして、この一体化されたものによっ
てウエハ13は表裏両面から挾持されて固定される。
【0013】次に、このようにウエハ固定治具に固定さ
れたウエハ13にメッキを施す場合について説明する。
この場合には、従来の場合と同様に、図1において一点
鎖線で示すメッキ液15中にウエハ13をウエハ固定治
具とともに浸漬して、ウエハ13の表面にメッキを施
す。この施したメッキによってバンプ電極が形成され
る。一方、ウエハ13の裏面はパッキン2と2つのOリ
ング5、24のシール作用により治具カバー6によって
密閉された状態で覆われているので、このウエハ13の
裏面へのメッキ液15の付着が防止される。
【0014】次に、メッキ処理後にウエハ13をウエハ
固定治具から取り出す場合について説明する。この場合
には、ネジ23を緩めると、Oリング24によるシール
作用が働かなくなる。この結果、開口部22を介して治
具本体1と治具カバー6との間に形成された空間25が
大気圧状態となり、治具本体1と治具カバー6との一体
化が解除され、ウエハ13を取り出すことができる。
【0015】ところで、上述したように、治具本体1と
治具カバー6との間を真空状態とすることにより治具本
体1と治具カバー6とを一体化しているので、治具本体
1と治具カバー6とを確実に一体化するとともにウエハ
13が破損しない程度の真空度に設定することが容易で
あり、しかも一度設定するとそれ以後の真空度に注意を
払う必要がなく、作業性を向上させることができる。ま
た、パッキン2や2つのOリング5、24のいずれかが
損傷している場合、治具本体1と治具カバー6との間に
形成された空間25を所定の真空度とすることができ
ず、ひいては治具本体1と治具カバー6とを一体化する
ことができず、この結果メッキ処理前にパッキン2や2
つのOリング5、24のいずれかの損傷を容易に見付け
ることができる。
【0016】なお、上記説明では、大気中で治具本体1
とネジ23を緩めた状態の治具カバー6とを重ね合わせ
てから真空槽内に入れ、真空槽内を真空状態にすること
により開口部22を介して治具本体1と治具カバー6と
の間に形成された空間25を真空状態とし、この後ネジ
23を締め付けて開口部22をOリング24によって密
閉するようにしたが、これに限定されるものではない。
例えば真空状態の真空槽内で治具本体1とネジ23を締
め付けた状態の治具カバー6とを重ね合わせ、治具本体
1と治具カバー6との間に形成された空間25を真空状
態とした状態において真空槽内を大気圧状態に戻すよう
にしてもよい。
【0017】(第2実施形態)次に、図2はこの発明の
第2実施形態におけるウエハ固定治具の要部を示したも
のである。この図において、図1と同一名称部分には同
一の符号を付し、その説明を適宜省略する。このウエハ
固定治具では、開口部22にチューブ31の一端部が接
続されている。チューブ31の他端部にはT字状のチュ
ーブ32の第1の分岐管が接続されている。T字状のチ
ューブ32の第2の分岐管には第1のバルブ33が介在
され、同第2の分岐管の先端部には真空ポンプ34が接
続されている。T字状のチューブ32の第3の分岐管に
は第2のバルブ35が介在され、同第3の分岐管の先端
部は大気中に開放されている。
【0018】次に、このように構成されたウエハ固定治
具にウエハ13を固定する場合について説明する。この
場合には、まず、上記第1実施形態の場合と同様に、治
具本体1、ウエハ13、クッション材4及び治具カバー
6をこの順でテーブル(図示せず)上において位置合わ
せしながら重ね合わせる。この場合、治具カバー6の開
口部22にはチューブ31の一端部が接続されている。
次に、第1のバルブ33を開けるとともに第2のバルブ
35を閉じた状態で真空ポンプ34を駆動させる。する
と、治具本体1と治具カバー6との間に形成された空間
25が真空(負圧)状態となり、これによって治具本体
1と治具カバー6とが一体化され、この一体化されたも
のによってウエハ13は表裏両面から挾持されて固定さ
れる。そして、メッキを施す場合には、図2において一
点鎖線で示すメッキ液中にウエハ固定治具とともにチュ
ーブ31の所定の一部を浸漬することになる。一方、メ
ッキ処理後にウエハ13をウエハ固定治具から取り出す
場合には、真空ポンプ34を停止させた状態で第2のバ
ルブ35を開ければよい。
【0019】ところで、この第2実施形態では、上述し
たように、治具本体1、ウエハ13、クッション材4及
び治具カバー6をこの順でテーブル上において位置合わ
せしながら重ね合わせているが、このような作業を吸着
ヘッドや位置合わせ用のカメラ等を用いて自動的に行う
ことが容易に可能である。また、第1、第2のバルブ3
3、35の開閉制御及び真空ポンプ34の駆動制御も自
動的に行うことが容易に可能である。さらに、ウエハ1
3を挾持して固定したウエハ固定治具をチューブ31の
一部とともにメッキ液15中に浸漬させることも、吸着
ヘッド等を用いて自動的に行うことも容易に可能であ
る。したがって、この第2実施形態の場合には、全自動
化することも可能である。これに対して、上記第1実施
形態の場合には、テーブルとして大気中と真空槽内との
間を移動可能なものを用いれば、半自動化することも可
能である。
【0020】(変形例)なお、上記第1及び第2実施形
態では、治具本体1と治具カバー6との間をOリング5
によってシールしたが、これに限定されるものではな
い。例えば、図3に示すように、治具本体1と治具カバ
ー6との間にパッキン41を介在させるようにしてもよ
い。この場合、パッキン41は治具本体1及び治具カバ
ー6と密着性の良い材料からなっている。また、パッキ
ン41は治具カバー6に接着されている。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、被メッキ部品固定治具に形成された空間を減圧手段
により負圧とすることにより被メッキ部品固定治具を一
体化しているので、被メッキ部品固定治具を確実に一体
化するとともに被メッキ部品が破損しない程度の負圧に
設定することが容易であり、しかも一度設定するとそれ
以後の負圧の程度に注意を払う必要がなく、作業性を向
上させることができる。また、シール部材が損傷してい
る場合、被メッキ部品固定治具に形成された空間を所定
の負圧とすることができず、ひいては被メッキ部品固定
治具を一体化することができず、この結果メッキ処理前
にシール部材の損傷を容易に見付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態におけるウエハ固定治
具の要部を示す断面図。
【図2】この発明の第2実施形態におけるウエハ固定治
具の要部を示す断面図。
【図3】第1及び第2実施形態の変形例を示す断面図。
【図4】従来のウエハ固定治具を示す分解斜視図。
【図5】従来のウエハ固定治具の要部を示す断面図。
【符号の説明】
1 治具本体 6 治具カバー 13 ウエハ 22 開口部 23 ネジ 24 Oリング 34 真空ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被メッキ部品を表裏両面から挾持して、
    前記被メッキ部品の表面中央部を露出させるとともに、
    前記被メッキ部品の裏面を覆う被メッキ部品固定治具に
    おいて、前記被メッキ部品固定治具に形成される空間を
    負圧にして、前記被メッキ部品を固定することを特徴と
    する被メッキ部品固定治具。
  2. 【請求項2】 被メッキ部品固定治具により、被メッキ
    部品を少なくとも一部に空間を有するように表裏両面か
    ら挾持して、前記被メッキ部品の表面中央部を露出させ
    るとともに、前記被メッキ部品の裏面を覆い、前記空間
    を減圧手段により負圧にし、前記被メッキ部品固定治具
    を一体化し、前記被メッキ部品固定治具のうち少なくと
    も前記被メッキ部品を電解液中に浸し、前記被メッキ部
    品の露出部にメッキをすることを特徴とするメッキ方
    法。
JP9048571A 1997-02-18 1997-02-18 被メッキ部品固定治具およびそれを用いたメッキ方法 Abandoned JPH10233400A (ja)

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