JPH10233779A - パケット交換装置 - Google Patents

パケット交換装置

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JPH10233779A
JPH10233779A JP3469697A JP3469697A JPH10233779A JP H10233779 A JPH10233779 A JP H10233779A JP 3469697 A JP3469697 A JP 3469697A JP 3469697 A JP3469697 A JP 3469697A JP H10233779 A JPH10233779 A JP H10233779A
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congestion
frame
network
unit
atm
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JP3469697A
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Satoko Nakasaki
聡子 中崎
Kiyoto Fujita
清人 藤田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • H04L12/00Data switching networks
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケット交換装置におけるCPU輻輳を有効
に回避する。 【解決手段】 パケット網と他のネットワークとを接続
した融合ネットワークであって、パケット網と他のネッ
トワークとの間では、パケット網での転送単位であるパ
ケットの複数個分の大きさでなるフレームで意味のある
データを授受するた融合ネットワークにおけるパケット
網の要素であるパケット交換装置に関する。自己内の中
央処理装置の使用率が所定値以上に高い輻輳状態の発生
を監視する輻輳監視手段と、この輻輳監視手段が輻輳を
検出したときに、受信した少なくとも一部のフレームを
廃棄するフレーム廃棄手段とを有すること特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、他の網とも接続可
能なパケット網の要素であるパケット交換装置に関し、
例えば、ATM(Asynchronous Transfer Mode)交換機
に適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】既存LAN(Local Area Network)イン
タフェースを収容可能なATM交換機が既に提案されて
いる。図2に示すように、既存LAN側の構成要素であ
るLAN端末1は、複数のATM交換機2〜4がリング
状、メッシュ状等に相互に接続されてなるATM網に対
して、いずれかのATM交換機2を介して接続可能であ
る。
【0003】図3は、LAN端末1を収容可能なATM
交換機2のハードウェア構成の概略を示すブロック図で
ある。
【0004】ATM交換機2は、当然に、1又は複数の
ATM端末(図示せず)を収容可能なものであり、ま
た、他のATM交換機3とATM回線を介して接続され
ているものである。ATM交換機2は、回線収容回路
(LC)101、ATMスイッチ(ATM−SW)10
0、セル分解組立回路(SAR)104、プロセッサバ
ス(PBUS)105及び中央処理装置(CPU)10
6に加えて、信号制御用バス(CBUS)107及びL
AN制御回路(LANC)108を備えている。
【0005】回線収容回路(LC)101は、他のAT
M交換機又はATM端末に接続されている複数のATM
回線102をそれぞれ収容してATM回線102との間
でATMセルの授受を実行する複数のATM回線処理回
路(ALP)103を備えているものであり、各ATM
回線処理回路103は、ATMスイッチ100に接続さ
れている。
【0006】ATMスイッチ100は、中央処理装置1
06の制御下で、あるATM回線処理回路103を他の
ATM回線処理回路103やセル分解組立回路104に
接続させるものである。
【0007】セル分解組立回路104は、ATMアダプ
テーションレイヤ(AAL)を終端してATMセルの分
解・組立を行なうものであり、分解によって得られた所
定情報を中央処理装置106に与えたり、中央処理装置
106の制御下でATMセルを組み立てたりするもので
ある。セル分解組立回路104は、内部にメッセージバ
ッファや制御情報バッファを備えている。
【0008】中央処理装置106は、当該装置内の各部
の初期設定や状態管理を行なうと共に、ATMスイッチ
100のコネクションの設定やAAL制御等を行なうも
のである。また、中央処理装置106は、信号制御用バ
ス(CBUS)107を介して、LAN制御回路108
を制御するものである。
【0009】LAN制御回路108は、既存LANイン
タフェース(例えばイーサネットインタフェース;イー
サネット(Ethernet)は登録商標)を持つポート109
を介して、LAN端末1に接続され得るものであり、L
AN端末1との間での情報授受を制御するものである。
【0010】図4は、ATM交換機2のIPフレームの
通信機能からみた機能ブロック図であり、各機能は、主
として中央処理装置106が実行するソフトウェアによ
って実現されている。なお、図4は既存LANのプロト
コルがTCP(TransmissionControl Protocol )/I
Pプロトコルの場合を示している。
【0011】図4において、LAN端末1等とのIPフ
レームの通信を実現するためのレイヤ2以上の機能部と
して、LAN制御部200、IPルーチング部201を
含むIP部202、AAL部203及びTCP部203
が設けられている。
【0012】LAN制御部201は、LAN制御回路1
08を介してLAN端末1との間でIPフレームの送受
信を行なう機能部である。LAN制御部201は、LA
N端末1からのIPフレームを受信したときにはIPフ
レームをIPルーチング部201に引渡し、IPルーチ
ング部201からLAN端末1へのIPフレームの送信
起動があったときにはLAN制御回路108に対して送
信制御を実行する。
【0013】IPルーチング部201は、当該ATM交
換機2が中継する場合を含め、LAN端末1と各ATM
交換機2、3、4との間で授受するIPフレームの着I
Pアドレスを認識し、それに応じたルーチング制御を実
行する機能部である。着IPアドレスが当該ATM交換
機2向けのIPフレームであることを表している場合に
はIP部202を介してTCP部204にIPフレーム
を与え、他のATM交換機3、4向けであればAAL部
203を介してIPフレームを転送し、LAN端末1向
けであればLAN制御部200を介してIPフレームを
転送する。
【0014】AAL部203は、ATM網に関するAT
Mアダプテーションレイヤ処理を制御する機能部であ
る。例えば、セル分解組立回路104を制御して、AT
Mセル化されて到着したIPフレームを再組立てした
り、IPフレームをATMセルに変換させたりすること
を制御するものである。AAL部203は、ATMセル
の形で与えられ再構成されたIPフレームを受信したと
きには、IPルーチング部201に与え、IPルーチン
グ部201から他のATM交換機3、4や図示しないA
TM端末へのIPフレームの送信起動があったときには
セル分解組立回路104やATMスイッチ100に対し
てその宛先へのATMセル送信を実行させるように制御
を実行する。
【0015】IP部202は、TCP部204をクライ
アントとし、複雑に組み合わさったネットワーク上にお
けるデータの伝送サービスを提供するネットワーク層の
処理を行なうものである。TCP部204は、上位層に
対して、コネクション型の信頼性の高い通信手段を提供
するトランスポート層の処理を行なうものである。
【0016】図5は、IPルーチング部201によるル
ーチング制御処理を示すフローチャートである。
【0017】ATM交換機2においては、リセット時や
電源オン時に、IPルーチング部201からの命令によ
り、ARP(Address Resolution Protocol )テーブル
に、当該ATM交換機2及び他のATM交換機3、4の
IPアドレスを登録し、LAN回線等から、当該ATM
交換機2や他のATM交換機3、4やLAN端末1宛て
のIPフレームを取り込む。さらに、IPルーチング部
201では、IP部202に命令を出して、IP部20
2が受けとったIPフレームを取り込む。
【0018】IPルーチング部201は、LAN制御部
200、AAL部203又はTCP部204からのIP
フレームをIP部202から受け付けると、その着IP
アドレスが当該ATM交換機2のIPアドレスか否かを
判定する(ステップ300)。一致したならば、IPル
ーチング部201は、当該ATM交換機2向けのIPフ
レームと認識し、IP部202を介してTCP部204
に与える(ステップ301)。着IPアドレスが当該A
TM交換機2のIPアドレスでなければ、着IPアドレ
スがLAN回線(従ってLAN端末1)のIPアドレス
か否かを判定する(ステップ302)。一致したなら
ば、IPルーチング部201は、当該IPフレームをL
AN制御部200へ転送して制御を移行する。
【0019】また、受け付けたIPフレームの着IPア
ドレスがLAN回線のIPアドレスでなければ、IPル
ーチング部201は、IPフレームを他のATM交換機
3、4に転送するためのルート選択を行なう(ステップ
304)。そして、IPルーチング部201は、選択し
たルートに該当するATM回線番号を選択し、予め定め
られたコネクションを選択し、AAL部203に制御を
移行する(ステップ305、306)。
【0020】上述した図2の下側には、LAN端末1が
送信元になったIPフレームの流れを示しており、AT
M交換機2のIPルーチング部201は、上述した処理
によって、他のATM交換機3、4へのIPフレームの
転送を中継したり、当該ATM交換機2のアプリケーシ
ョンにIPフレームを引き渡したりする。なお、図2に
おけるMACは、媒体アクセス制御を行なうLANイン
タフェースでの物理層の機能部であり、ATMは、AT
MインタフェースでのATM層の処理を行なうATM層
の機能部である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、LAN
端末1が複数のATM交換機2〜4と同時に通信を行な
うような場合、LAN端末1を直接収容しているような
ATM交換機2のIPルーチング部201では、図5に
示した処理が多数行なわれる。上述したように、IPル
ーチング部201は、実際上、中央処理装置(CPU)
106のソフトウェアとして実現されているものであ
り、図5に示した処理が多数行なわれるときには、CP
U使用率が高くなる。その結果、IPフレームの処理遅
延等によって、今後のIPフレームの転送処理等を正確
に実行できることを保証できない、CPU使用率が10
0%に近いCPU輻輳(例えば90%以上)が生じると
いう課題があった。
【0022】ここで、CPU使用率とは、一定周期(例
えば1ms)で動くプログラムが無負荷時にある時間に
動く回数xで、そのある時間にそのプログラムが動いた
回数yを割って、100を掛けたものをさらに100か
ら引いたものA=100−(100y/x)をいう。
【0023】従来においては、CPU輻輳に対して、受
信したATMセルを廃棄してCPU使用率を下げてCP
U輻輳を回避しようとしていた。しかしながら、ATM
側ではなく、LAN回線からの受信がCPU使用率を上
げている場合には、ATMセルの廃棄によってもCPU
使用率の低下はごく僅かであって、CPU輻輳を回避し
得ないことも生じていた。
【0024】そのため、CPU輻輳を確実に回避するこ
とができるパケット交換装置が求められている。
【0025】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明は、パケット網と他のネットワークと
を接続した融合ネットワークであって、パケット網と他
のネットワークとの間では、パケット網での転送単位で
あるパケットの複数個分の大きさでなるフレームで意味
のあるデータを授受する融合ネットワークにおけるパケ
ット網の要素であるパケット交換装置において、(1) 自
己内の中央処理装置の使用率が所定値以上に高い輻輳状
態の発生を監視する輻輳監視手段と、(2) この輻輳監視
手段が輻輳を検出したときに、受信した少なくとも一部
のフレームを廃棄するフレーム廃棄手段とを有すること
を特徴とする。
【0026】また、第2の本発明は、パケット網と他の
ネットワークとを接続した融合ネットワークであって、
パケット網と他のネットワークとの間では、パケット網
での転送単位であるパケットの複数個分の大きさでなる
フレームで意味のあるデータを授受する融合ネットワー
クにおけるパケット網の要素であるパケット交換装置に
おいて、(1) 自己内の中央処理装置の使用率が所定値以
上に高い輻輳状態の発生を監視する輻輳監視手段と、
(2) この輻輳監視手段による輻輳検出情報を、他のパケ
ット交換装置へ転送するフレームに挿入する輻輳検出情
報挿入手段と、(3) 他のパケット交換装置からの自己宛
てのフレームに挿入されている輻輳検出情報に応じて、
送信データの送信停止又は送信再開を制御するデータ送
信制御手段とを有することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態 以下、本発明のパケット交換装置をATM交換機に適用
した第1の実施形態を図面を参照しながら詳述する。
【0028】この第1の実施形態のATM交換機も、ハ
ードウェア構成の概略は、従来に係る図3と同様であ
る。しかしながら、中央処理装置(CPU)106が実
行するIPフレームの転送機能が従来とは異なってい
る。
【0029】図1は、この第1の実施形態のATM交換
機についてのIPフレームの通信機能からみた機能ブロ
ック図であり、上述した図4との同一、対応部分には同
一符号を付して示している。図1に示す各機能は、主と
して中央処理装置106が実行するソフトウェアによっ
て実現されている。なお、図1も、既存LANのプロト
コルがTCP/IPプロトコルの場合を示している。
【0030】第1の実施形態のATM交換機は、LAN
端末1等とのIPフレームの通信を実現するためのレイ
ヤ2以上の機能部として、従来と同様に、LAN制御部
200、IPルーチング部201を含むIP部202、
AAL部203及びTCP部203を備えると共に、さ
らに、輻輳監視部205を備えている。
【0031】輻輳監視部205は、CPU使用率Aを常
時監視し、CPU使用率Aが輻輳判定用閾値THを越え
たらCPU輻輳通知をIPルーチング部201に発行す
ると共に、CPU使用率Aが輻輳判定用閾値TH以下に
戻るとCPU輻輳解除通知をIPルーチング部201に
発行するものである。なお、輻輳監視部205は、CP
U使用率Aの演算部を内蔵している。
【0032】例えば、輻輳監視部205は、図6に示す
ような処理により、上述した機能を実現する。
【0033】ATM交換機2のリセット時や電源オン時
に、輻輳監視部205が処理を開始して、まず、CPU
輻輳フラグをオフに初期化する(ステップ400)。そ
の後は、以下の処理を繰返す。CPU使用率Aを認識し
ては閾値THとの大小比較を行なう(ステップ401、
402)。そして、CPU使用率Aが閾値THを越えて
いれば、CPU輻輳フラグの状態を参照して、越えてい
る状態が継続しているのか越えるようになった直後かを
判定し(ステップ403)、越えるようになった直後で
あればCPU輻輳通知をIPルーチング部201に与え
ると共にフラグをオンに変化させる(ステップ40
4)。また、CPU使用率Aが閾値TH以下であれば、
CPU輻輳フラグの状態を参照して、閾値TH以下であ
る状態が継続しているのか閾値TH以下になった直後か
を判定し(ステップ405)、閾値TH以下になった直
後であればCPU輻輳解除通知をIPルーチング部20
1に与えると共にフラグをオフに変化させる(ステップ
406)。
【0034】第1の実施形態のIPルーチング部201
は、上述した図5に示す処理を実行するだけでなく、輻
輳監視部205からのCPU輻輳通知やCPU輻輳解除
通知が与えられたときには、図7に示すように、割り込
みによって、IPフレーム送信停止命令やIPフレーム
送信再開命令をIP部202に与える処理を行なうもの
である。なおここで、IP部202は、IPフレーム送
信停止命令を受領したときには送信停止フラグをオンと
し、IPフレーム送信再開命令を受領したときには送信
停止フラグをオフとするものとする。
【0035】この第1の実施形態のIP部202は、I
Pフレームを受信したときに、単にIPルーチング部2
01に引き渡すのではなく、図8に示すような処理を行
なうようになされている。
【0036】すなわち、IPフレームを受信すると、送
信停止フラグの内容を確認し(ステップ420)、送信
停止フラグがオンであれば、そのIPフレームを廃棄し
(ステップ422)、これ以外の場合には、受信IPフ
レームをIPルーチング部201に引き渡す(ステップ
423)。なお、IPフレームが引き渡されたIPルー
チング部201においては、上述した図5の処理が実行
される。
【0037】以上のような輻輳監視部205、IPルー
チング部201及びIP部202の機能により、この第
1の実施形態のATM交換機においては、CPU輻輳状
態になると、LAN回線側からのIPフレームが廃棄さ
れる。
【0038】上述したIPフレームの廃棄によっては、
中央処理装置(CPU)106の負荷が軽減され、CP
U使用率が低下する。そして、これによりCPU輻輳状
態が解除されると、全てのIPフレームが転送されるよ
うになる。
【0039】上記第1の実施形態のATM交換機によれ
ば、CPU使用率を監視し、CPU輻輳状態ではIPフ
レームを廃棄するようにしたので、CPU輻輳状態をほ
ぼ確実に回避できるようになる。特に、ATMセルの廃
棄によってはCPU使用率を低下させにくい、LAN回
線側からのIPフレームに基づくCPU輻輳をもほぼ確
実に回避できるようになる。
【0040】なお、この第1の実施形態の変形例として
は、LAN回線側からのIPフレームだけを、CPU輻
輳状態では廃棄させるものを挙げることができる。
【0041】(B)第2の実施形態 次に、本発明のパケット交換装置をATM交換機に適用
した第2の実施形態を図面を参照しながら詳述する。
【0042】この第2の実施形態のATM交換機は、C
PU輻輳状態を複数の段階に分け、そのCPU輻輳状態
の段階に応じて、廃棄するIPフレームの種類(宛先A
TM交換機)を変えるようにしたものである。また、第
2の実施形態のATM交換機は、IPフレームの廃棄
を、ARPテーブルにおけるIPアドレスの削除を通じ
て、言い換えると、ATM交換機のIPフレームの入口
で削除するようにしたものである。
【0043】さらに、第2の実施形態のATM交換機
は、図9に示すようなLAN回線を収容しているATM
交換機10Aを対象としており、LAN回線を収容して
いないATM交換機10B、10C、10DへのLAN
回線からのIPフレームは、LAN回線を収容している
第2の実施形態のATM交換機10Aを介して配送され
ることを前提としている。
【0044】第2の実施形態のATM交換機(10A)
も、ハードウェア構成の概略は、従来に係る図3と同様
である。しかしながら、中央処理装置(CPU)106
が実行するIPフレームの転送機能が従来とは異なって
いる。IPフレームの転送機能をブロック図で示した場
合には、図1と同様に表すことができるが、輻輳監視部
205及びIPルーチング部201の処理は、第1の実
施形態のものと異なっている。
【0045】第2の実施形態の輻輳監視部205は、C
PU輻輳を判定するための閾値として複数の値(例え
ば、TH1、TH2、TH3)を備え、IPルーチング
部201に対して、CPU輻輳の通知をその輻輳レベル
と共に通知するものである。また、CPU輻輳が解除さ
れた場合にはそのことをIPルーチング部201に通知
するものである。なお、CPU輻輳解除通知も、解除さ
れた輻輳レベルを伴って行なうようなものであっても良
い。
【0046】例えば、第2の実施形態の輻輳監視部20
5は、図10に示すような処理により、上述した機能を
実現する。
【0047】ATM交換機10Aのリセット時や電源オ
ン時に、輻輳監視部205が処理を開始して、まず、C
PU輻輳レベルを0(輻輳なしを表す)に初期化する
(ステップ500)。その後は、以下の処理を繰返す。
【0048】CPU使用率Aを認識しては閾値TH3
(例えば90%)、TH2(例えば80%)、TH1
(例えば70%)との大小比較を行なう(ステップ50
1、502、505、508)。
【0049】そして、CPU使用率Aが最大閾値TH3
を越えていれば(ステップ502で肯定結果)、CPU
輻輳レベルの値を参照して、今まで輻輳レベルが3の状
態か新たに輻輳レベルが3になったのかを判定し(ステ
ップ503)、新たに輻輳レベルが3になったのであれ
ば、レベル3のCPU輻輳通知をIPルーチング部20
1に与え、CPU輻輳レベルの値を3に変化させる(ス
テップ504)。
【0050】また、CPU使用率Aが最大閾値TH3以
下で中間閾値TH2を越えていれば(ステップ505で
肯定結果)、CPU輻輳レベルの値を参照して、今まで
輻輳レベルが2の状態か新たに輻輳レベルが2になった
のかを判定し(ステップ506)、新たに輻輳レベルが
2になったのであればレベル2のCPU輻輳通知をIP
ルーチング部201に与え、CPU輻輳レベルの値を2
に変化させる(ステップ507)。
【0051】さらに、CPU使用率Aが中間閾値TH2
以下で最小閾値TH1を越えていれば(ステップ508
で肯定結果)、CPU輻輳レベルの値を参照して、今ま
で輻輳レベルが1の状態か新たに輻輳レベルが1になっ
たのかを判定し(ステップ509)、新たに輻輳レベル
が1になったのであればレベル1のCPU輻輳通知をI
Pルーチング部201に与え、CPU輻輳レベルの値を
1に変化させる(ステップ510)。
【0052】さらにまた、CPU使用率Aが最小閾値T
H1以下であれば(ステップ508で否定結果)、CP
U輻輳レベルの値を参照して、今まで輻輳レベルが0の
状態か新たに輻輳レベルが0になったのかを判定し(ス
テップ511)、新たに輻輳レベルが0になったのであ
れば、CPU輻輳解除通知をIPルーチング部201に
与え、CPU輻輳レベルの値を0に変化させる(ステッ
プ504)。
【0053】第2の実施形態のIPルーチング部201
は、上述した図5に示す処理を実行するだけでなく、輻
輳監視部205からの輻輳通知のレベルに応じたIPフ
レームの廃棄制御を行なうものである。IPルーチング
部201は、図11に示すIPアドレステーブルを内蔵
し、この格納内容を参照してIPフレームの廃棄制御を
行なう。
【0054】図11に示すIPアドレステーブルにおい
て、IPアドレスは、当該ATM交換機10AのARP
テーブルのものと同様である。この第2の実施形態の場
合、後述するように、ARPテーブルにおけるIPアド
レスは、IPフレームの廃棄制御によって削除されたり
再登録されたりするものであるが、IPアドレステーブ
ルにおいて、IPアドレス及びATMアドレスは、一旦
登録された後は削除されたり再登録されたりすることが
ないものである。
【0055】IPアドレステーブルにおける優先順位
は、IPフレームの転送の優先順位を表しているもので
ある。優先順位Aは、そのATM交換機(10A)を宛
先とするIPフレームはCPU輻輳レベルの値が3のと
き(上述した閾値の例であればCPU使用率が90%を
越えているとき)にだけ廃棄されるものであることを示
し、優先順位Bは、そのATM交換機(10B、10
C)を宛先とするIPフレームはCPU輻輳レベルの値
が3及び2のとき(上述した閾値の例であればCPU使
用率が80%を越えているとき)に廃棄されるものであ
ることを示し、優先順位Cは、そのATM交換機(10
D)を宛先とするIPフレームはCPU輻輳レベルの値
が3、2及び1のとき(上述した閾値の例であればCP
U使用率が70%を越えているとき)に廃棄されるもの
であることを示している。
【0056】ここで、優先順位は、例えば、ATM交換
機に収容されているATM端末の多少や、ATM交換機
に収容されている通信頻度が高いATM端末の通信デー
タの種類(音声、映像、データ)等に基づいて定めれば
良い。
【0057】IPアドレステーブルにおける制御状態
は、IPアドレステーブルに記述されているIPアドレ
スが、ARPテーブルに記述されているか(値1)否か
(値0)を表すものである。
【0058】第2の実施形態のIPルーチング部201
は、より具体的には、輻輳監視部205から輻輳通知や
輻輳解除通知が与えられたときに、例えば、図12及び
図13に示すような処理を行なうことにより、IPアド
レステーブルの内容に基づいたARPテーブルの内容操
作を行なってIPフレームの廃棄制御を行なうものであ
る。周知のように、ARPテーブルにIPアドレスが登
録されていないIPフレームが当該ATM交換機10A
に到着しても、MAC層の処理によってそのIPフレー
ムは受領されない。
【0059】第2の実施形態のIPルーチング部201
は、輻輳通知や輻輳解除通知が与えられたときに図12
及び図13に示す処理を開始し、受領した通知が、レベ
ル3の輻輳通知か、レベル2の輻輳通知か、レベル1の
輻輳通知か、輻輳解除通知かを判別する(ステップ52
0、526、536)。
【0060】レベル3の輻輳通知であれば(ステップ5
20で肯定結果)、図11に示すIPアドレステーブル
から1個のATM交換機についての情報を取り出し(ス
テップ521)、その制御状態が1か否かを判定する
(ステップ522)。制御状態が0であれば、情報を取
り出したATM交換機向けのIPフレームを既に廃棄で
きる状態になっているので、後述するステップ525に
直ちに進み、これに対して、制御状態が1であれば、レ
ベル3が全ての優先順位のIPフレームの廃棄を指示す
るものであるのに対して廃棄できる状態になっていない
ので、制御状態を0に変更し(ステップ523)、ま
た、取り出した情報のIPアドレス(及びATMアドレ
ス)と同じ内容をARPテーブルから削除し(ステップ
524)、その後、ステップ525に進む。ステップ5
25においては、ステップ521でのIPアドレステー
ブルから1個のATM交換機についての情報の取り出し
が、全てのATM交換機について実行されたか否かを判
定し、実行されていなければ上述したステップ521に
戻り、実行されていれば一連の処理を終了する。
【0061】このようなステップ521〜525でなる
処理を繰り返すことにより、全てのIPフレームを廃棄
できる状態になる。
【0062】輻輳監視部205からの通知がレベル2の
輻輳通知であれば(ステップ526で肯定結果)、IP
アドレステーブルから1個のATM交換機についての情
報を取り出し(ステップ527)、その優先順位を判定
する(ステップ528)。
【0063】優先順位がAであれば、制御状態が0か否
かを判定する(ステップ529)。制御状態が1であれ
ば、レベル2では廃棄対象でない優先順位AのATM交
換機向けのIPフレームを廃棄しない状態に既になって
いるので、後述するステップ535に直ちに進み、これ
に対して、制御状態が0であれば、レベル2では廃棄対
象でない優先順位AのATM交換機向けのIPフレーム
を廃棄する状態になっているので、制御状態を1に変更
し(ステップ530)、また、取り出した情報のIPア
ドレスと同じ内容をARPテーブルに再登録し(ステッ
プ531)、その後、ステップ535に進む。
【0064】これに対して、ステップ528での判定の
結果が、優先順位がB又はCであるという結果であれ
ば、制御状態が1か否かを判定する(ステップ53
2)。制御状態が0であれば、レベル2では廃棄対象の
優先順位B又はCのATM交換機向けのIPフレームを
廃棄する状態に既になっているので、ステップ535に
直ちに進み、これに対して、制御状態が1であれば、レ
ベル2では廃棄対象の優先順位B又はCのATM交換機
向けのIPフレームを廃棄しない状態になっているの
で、制御状態を0に変更し(ステップ533)、また、
取り出した情報のIPアドレスと同じ内容をARPテー
ブルから削除し(ステップ534)、その後、ステップ
535に進む。
【0065】ステップ535においては、ステップ52
7でのIPアドレステーブルから1個のATM交換機に
ついての情報の取り出しが、全てのATM交換機につい
て実行されたか否かを判定し、実行されていなければ上
述したステップ527に戻り、実行されていれば一連の
処理を終了する。
【0066】このようなステップ527〜535でなる
処理を繰り返すことにより、優先順位B及びCのIPフ
レームを廃棄できる状態になる。
【0067】輻輳監視部205からの通知がレベル1の
輻輳通知であれば(ステップ536で肯定結果)、IP
アドレステーブルから1個のATM交換機についての情
報を取り出し(ステップ537)、その優先順位を判定
する(ステップ538)。
【0068】優先順位がA又はBであれば、制御状態が
0か否かを判定する(ステップ539)。制御状態が1
であれば、レベル1では廃棄対象でない優先順位A及び
BのATM交換機向けのIPフレームを廃棄しない状態
に既になっているので、後述するステップ545に直ち
に進み、これに対して、制御状態が0であれば、レベル
1では廃棄対象でない優先順位A及びBのATM交換機
向けのIPフレームを廃棄する状態になっているので、
制御状態を1に変更し(ステップ540)、また、取り
出した情報のIPアドレス(及びATMアドレス)と同
じ内容をARPテーブルに再登録し(ステップ54
1)、その後、ステップ545に進む。
【0069】これに対して、ステップ536での判定の
結果が、優先順位がCであるという結果であれば、制御
状態が1か否かを判定する(ステップ542)。制御状
態が0であれば、レベル1では廃棄対象の優先順位Cの
ATM交換機向けのIPフレームを廃棄する状態に既に
なっているので、ステップ545に直ちに進み、これに
対して、制御状態が1であれば、レベル1では廃棄対象
の優先順位CのATM交換機向けのIPフレームを廃棄
しない状態になっているので、制御状態を0に変更し
(ステップ543)、また、取り出した情報のIPアド
レスと同じ内容をARPテーブルから削除し(ステップ
544)、その後、ステップ545に進む。
【0070】ステップ545においては、ステップ53
7でのIPアドレステーブルから1個のATM交換機に
ついての情報の取り出しが、全てのATM交換機につい
て実行されたか否かを判定し、実行されていなければ上
述したステップ537に戻り、実行されていれば一連の
処理を終了する。
【0071】このようなステップ537〜545でなる
処理を繰り返すことにより、優先順位CのIPフレーム
を廃棄できる状態になる。
【0072】輻輳監視部205からの通知が輻輳解除通
知であれば(ステップ536で否定結果)、IPアドレ
ステーブルから1個のATM交換機についての情報を取
り出し(ステップ546)、その制御状態が0か否かを
判定する(ステップ547)。制御状態が1であれば、
情報を取り出したATM交換機向けのIPフレームを廃
棄しない状態になっているので、後述するステップ55
0に直ちに進み、これに対して、制御状態が0であれ
ば、IPフレームを廃棄する状態になっているので、制
御状態を1に変更し(ステップ548)、また、取り出
した情報のIPアドレスと同じ内容をARPテーブルに
再登録し(ステップ549)、その後、ステップ550
に進む。ステップ550においては、ステップ546で
のIPアドレステーブルから1個のATM交換機につい
ての情報の取り出しが、全てのATM交換機について実
行されたか否かを判定し、実行されていなければ上述し
たステップ546に戻り、実行されていれば一連の処理
を終了する。
【0073】このようなステップ546〜550でなる
処理を繰り返すことにより、全てのIPフレームを転送
できる状態になる。
【0074】例えば、CPU輻輳が生じていない状態か
ら、レベル2のCPU輻輳状態になると、輻輳監視部2
05からIPルーチング部201にレベル2の輻輳通知
が発行され、これにより、ARPテーブルから優先順位
B及びCのIPアドレスが削除され、ATM交換機10
B、10C、10D向けのIPフレームがIPルーチン
グ部201に流入し得ない状態となる。
【0075】このような状態変化によって、CPU輻輳
が解除されると、輻輳監視部205からIPルーチング
部201に輻輳解除通知が発行され、これにより、AR
Pテーブルに優先順位B及びCのIPアドレスが再登録
され、ATM交換機10B、10C、10D向けのIP
フレームもIPルーチング部201に流入する状態に戻
る。
【0076】第2の実施形態のATM交換機によって
も、CPU使用率を監視し、CPU輻輳状態ではIPフ
レームを廃棄するようにしたので、CPU輻輳状態をほ
ぼ確実に回避できるようになる。
【0077】これに加えて、第2の実施形態のATM交
換機によれば、廃棄するIPフレームに優先順位を設け
ているので、IPフレームの重要度に応じたIPフレー
ムの廃棄制御を行なうことができ、重要なIPフレーム
の廃棄を必要最小限に止めることができる。
【0078】なお、この第2の実施形態の変形例として
は、輻輳解除通知も解除した輻輳レベルを明らかにして
行なうようにしたものを挙げることができる。
【0079】(C)第3の実施形態 次に、本発明のパケット交換装置をATM交換機に適用
した第3の実施形態を図面を参照しながら詳述する。
【0080】この第3の実施形態のATM交換機は、他
のATM交換機に自己がCPU輻輳状態にあるか否かを
通知する機能をも有するものであり、また、他のATM
交換機からCPU輻輳状態にある旨の通知を受けた場合
にIPフレームの送信を停止させようとしたものであ
る。
【0081】第3の実施形態のATM交換機も、ハード
ウェア構成の概略は、従来に係る図2と同様である。
【0082】しかし、第3の実施形態において、IPフ
レームの転送機能をブロック図で示した場合には、図1
4に示すようになり、第1及び第2の実施形態に係る図
1に比較して、TCP部輻輳制御部206が追加されて
いる。
【0083】図14において、LAN制御部200、I
P部202、AAL部203及び輻輳監視部205は、
第1又は第2の実施形態と同様なものであり、その説明
は省略する。
【0084】この第3の実施形態のIPルーチング部2
01における、CPU使用率に応じたIPフレームの廃
棄制御の機能自体は、第1又は第2の実施形態と同様で
ある(図7、又は、図12及び図13参照)。
【0085】しかし、第3の実施形態のIPルーチング
部201におけるIPフレームのルーチング処理機能
は、第1及び第2の実施形態のものと異なっている。す
なわち、第1及び第2の実施形態のIPルーチング部2
01は、入力されたIPフレームに対して、上述した図
5に示すルーチング処理を行なうものであったが、この
第3の実施形態のIPルーチング部201は、図5に示
す処理に代えて、図14に示すルーチング処理を行なう
ものである。なお、図14において、図5との同一、対
応処理ステップには同一符号を付して示している。
【0086】第3の実施形態のIPルーチング部201
は、受信したIPフレームの宛先の判別結果がLAN回
線であるときは(ステップ302で肯定結果)、第1及
び第2の実施形態と同様に処理する(ステップ30
3)。
【0087】IPルーチング部201は、受信したIP
フレームの宛先の判別結果が他のATM交換機である場
合には(ステップ302で否定結果)、当該ATM交換
機がCPU輻輳状態にあるか否かを判定し(ステップ3
07)、CPU輻輳状態にあれば受信IPフレームに輻
輳表示を盛り込んだ後(ステップ308)、CPU輻輳
状態になければ直ちに、第1及び第2の実施形態と同様
に、宛先とする他のATM交換機への転送処理を実行す
る(ステップ304〜306)。
【0088】ここで、輻輳表示は、例えば図15に示す
ように、IPフレームのヘッダにそのためのエリア60
0を確保して行なうようにすれば良い。なお、データフ
ィールドの所定位置に盛り込むようにしたものであって
も良い。
【0089】IPルーチング部201は、受信したIP
フレームの宛先の判別結果が他のATM交換機である場
合には(ステップ300で肯定結果)、受信IPフレー
ムに輻輳表示が盛り込まれているか否かや、輻輳表示が
盛り込まれていた状態から今回が盛り込まれないように
変化したか否かを判定する(ステップ309、31
1)。輻輳表示が盛り込まれている場合には、TCP部
204が送信を停止するようなデータフロー制御状態に
移行させるような処理依頼をTCP部輻輳制御部206
に行なった後(ステップ310)、また、輻輳表示が盛
り込まれていない状態に変化した場合には、TCP部2
04が送信を再開するようなデータフロー制御状態に移
行させるような処理依頼をTCP部輻輳制御部206に
行なった後(ステップ312)、IPフレームの送信元
(中継元)のATM交換機でのCPU輻輳が継続してい
なければ直ちに、受信IPフレームをTCP部204に
引き渡す(ステップ301)。
【0090】以上のように、この第3の実施形態のIP
ルーチング部201は、自ATM交換機が中継して他の
ATM交換機にIPフレームを転送する場合には、自A
TM交換機がCPU輻輳状態にあるか否かの情報を盛り
込む処理を行なうと共に、自己宛てのIPフレームを受
信したときには、その受信IPフレームに盛り込まれて
いる送信元の他のATM交換機のCPU輻輳状態情報に
基づいて、TCP部輻輳制御部206にTCP部204
の制御を依頼するものである。
【0091】この第3の実施形態のTCP部輻輳制御部
206は、TCP部204の制御を依頼された場合、図
17に示すデータフロー制御テーブルを参照して、TC
P部204のデータフローを可変させる制御を行なうも
のである。
【0092】図17において、データフロー制御テーブ
ルは、IPフレームヘッダに含まれる発信元アドレスと
TCPヘッダに含まれる発信元ポート番号の論理番号で
あるIPアドレス+TCPポート番号701と、データ
フロー制御を実行しているか否かを示すデータフロー制
御状態702とからなる。
【0093】TCP部輻輳制御部206は、フローチャ
ートの図示は省略するが、具体的には、以下のような処
理を行なう。
【0094】TCP部輻輳制御部206は、IPルーチ
ング部201から上述したステップ310で処理が依頼
された場合(受信IPフレームに輻輳表示があった場
合)には、受信IPフレームヘッダに含まれている発信
元アドレスと、受信IPフレームに係るTCPヘッダに
含まれている発信元ポート番号から、IPアドレス+T
CPポート番号701を求め、そのデータフロー制御情
報702を制御実施中とする。
【0095】また、TCP部輻輳制御部206は、IP
ルーチング部201から上述したステップ312で処理
が依頼された場合(TCP部204がデータフロー制御
を実施中に輻輳表示がないIPフレームを受信した場
合)には、受信IPフレームヘッダに含まれている発信
元アドレスと、受信IPフレームに係るTCPヘッダに
含まれている発信元ポート番号から、IPアドレス+T
CPポート番号701を求め、そのデータフロー制御情
報702を制御未実施とする。
【0096】この第3の実施形態のTCP部204は、
データフロー制御を実行するものである(なお、第1及
び第2の実施形態の説明では省略していたが、一般に、
TCP部204はデータフロー制御機能を有する)。す
なわち、TCP部204は、IPアドレス+TCPポー
ト番号701に対するデータフロー制御情報702が制
御実施中の場合には、データフロー制御を行なって一時
的にデータ通信を中止する。これにより、エンド−エン
ドのデータフローで中継しているATM交換機の負担を
軽減することができる。
【0097】第3の実施形態のATM交換機によって
も、第1又は第2の実施形態と同様な効果を奏すること
ができる。
【0098】これに加えて、第3の実施形態のATM交
換機によれば、中継ATM交換機でのCPU輻輳を他の
ATM交換機に通知し、通知を受けたATM交換機がエ
ンド−エンドのTCPによるデータフロー制御でIPフ
レームの送信を停止するようにしたので、IPフレーム
の廃棄を伴うことなく、この点からもCPU輻輳を回避
できる。
【0099】(D)他の実施形態 なお、上記各実施形態においては、IPフレームの廃棄
によってCPU輻輳を回避するものを示したが、これに
加えて、ATMセル単位の廃棄でCPU輻輳の回避を計
るようにしても良い。この場合において、例えば、CP
U輻輳度合いが小さいときはATMセル単位での廃棄を
行ない、CPU輻輳度合いが大きいときはIPフレーム
単位での廃棄を行なうような相互の廃棄に関連を持たせ
るようにしても良い。
【0100】また、上記各実施形態においては、ATM
網とLANとを接続したネットワークでのATM交換機
を対象としたものを示したが、ネットワークの種類はこ
れに限定されるものではない。例えば、ATM網以外の
パケット網とLANとを接続したネットワークでのパケ
ット交換装置に本発明を適用することができ、また、A
TM網とWANとを接続したネットワークでのATM交
換機に本発明を適用することができる。
【0101】上記第3の実施形態においては、CPU輻
輳が発生したATM交換機でのIPフレームを廃棄した
ものを示したが、他のATM交換機におけるエンド−エ
ンドのTCPによるデータフロー制御のみを行なうよう
にしても良い。
【0102】
【発明の効果】以上のように、第1の本発明のパケット
交換装置によれば、自己内の中央処理装置の使用率が所
定値以上に高い輻輳状態の発生を監視する輻輳監視手段
と、この輻輳監視手段が輻輳を検出したときに、受信し
た少なくとも一部のフレームを廃棄するフレーム廃棄手
段とを有するので、中央処理装置の輻輳を有効に回避す
ることができる。
【0103】また、第2の本発明のパケット交換装置に
よれば、自己内の中央処理装置の使用率が所定値以上に
高い輻輳状態の発生を監視する輻輳監視手段と、この輻
輳監視手段による輻輳検出情報を、他のパケット交換装
置へ転送するフレームに挿入する輻輳検出情報挿入手段
と、他のパケット交換装置からの自己宛てのフレームに
挿入されている輻輳検出情報に応じて、送信データの送
信停止又は送信再開を制御するデータ送信制御手段とを
有するので、中央処理装置の輻輳を有効に回避すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のIPフレームの転送に係る機
能ブロック図である。
【図2】IPフレームの流れの説明図である。
【図3】ATM交換機のハードウェア構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】従来のIPフレームの転送に係る機能ブロック
図である。
【図5】従来のIPルーチング部の処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】第1の実施形態の輻輳監視部の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】第1の実施形態のIPルーチング部の処理を示
すフローチャートである。
【図8】第1の実施形態のIP部の処理を示すフローチ
ャートである。
【図9】第2の実施形態に係るネットワーク例を示すブ
ロック図である。
【図10】第2の実施形態の輻輳監視部の処理を示すフ
ローチャートである。
【図11】第2の実施形態のIPアドレステーブルを示
す説明図である。
【図12】第2の実施形態のIPルーチング部の処理を
示すフローチャートである。
【図13】第2の実施形態のIPルーチング部の処理を
示すフローチャートである。
【図14】第3の実施形態のIPフレームの転送に係る
機能ブロック図である。
【図15】第3の実施形態のIPフレームのヘッダを示
す説明図である。
【図16】第3の実施形態のIPルーチング部の処理を
示すフローチャートである。
【図17】第3の実施形態のデータフロー制御テーブル
を示す説明図である。
【符号の説明】
106…中央処理装置(CPU)、200…LAN制御
部、201…IPルーチング部、202…IP部、20
3…AAL部、204…TCP部、205…輻輳監視
部、206…TCP部輻輳制御部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット網と他のネットワークとを接続
    した融合ネットワークであって、上記パケット網と上記
    他のネットワークとの間では、上記パケット網での転送
    単位であるパケットの複数個分の大きさでなるフレーム
    で意味のあるデータを授受する融合ネットワークにおけ
    る上記パケット網の要素であるパケット交換装置におい
    て、 自己内の中央処理装置の使用率が所定値以上に高い輻輳
    状態の発生を監視する輻輳監視手段と、 この輻輳監視手段が輻輳を検出したときに、受信した少
    なくとも一部のフレームを廃棄するフレーム廃棄手段と
    を有することを特徴とするパケット交換装置。
  2. 【請求項2】 パケット網と他のネットワークとを接続
    した融合ネットワークであって、上記パケット網と上記
    他のネットワークとの間では、上記パケット網での転送
    単位であるパケットの複数個分の大きさでなるフレーム
    で意味のあるデータを授受する融合ネットワークにおけ
    る上記パケット網の要素であるパケット交換装置におい
    て、 自己内の中央処理装置の使用率が所定値以上に高い輻輳
    状態の発生を監視する輻輳監視手段と、 この輻輳監視手段による輻輳検出情報を、他のパケット
    交換装置へ転送するフレームに挿入する輻輳検出情報挿
    入手段と、 他のパケット交換装置からの自己宛てのフレームに挿入
    されている輻輳検出情報に応じて、送信データの送信停
    止又は送信再開を制御するデータ送信制御手段とを有す
    ることを特徴とするパケット交換装置。
  3. 【請求項3】 上記輻輳監視手段が輻輳を検出したとき
    に、受信した少なくとも一部のフレームを廃棄するフレ
    ーム廃棄手段をさらに有することを特徴とする請求項2
    に記載のパケット交換装置。
  4. 【請求項4】 上記輻輳監視手段は、輻輳状態を複数の
    段階で検出するものであり、 上記フレーム廃棄手段は、受信フレームの宛先毎で定ま
    る廃棄の優先順位の情報を内部記憶しており、上記輻輳
    監視手段から段階が指定された輻輳状態の発生が与えら
    れたときに、その段階で定まる優先順位の受信フレーム
    を廃棄することを特徴とする請求項1又は3に記載のパ
    ケット交換装置。
  5. 【請求項5】 上記フレーム廃棄手段は、フレーム単位
    のルーチングを行なうルーチング部への受信フレームの
    引き渡しを行なわないことで受信フレームを廃棄するこ
    とを特徴とする請求項1、3又は4に記載のパケット交
    換装置。
  6. 【請求項6】 上記フレーム廃棄手段は、上記パケット
    網のアドレスと上記他のネットワークとアドレスとを対
    応付けた廃棄制御用アドレステーブルを内蔵し、 上記フレーム廃棄手段は、当該パケット交換装置の受信
    端に位置する、上記パケット網のアドレスと上記他のネ
    ットワークとアドレスとを対応付けた受信可否判断用ア
    ドレステーブルから、対応情報を消去することで所定の
    受信フレームを廃棄させると共に、輻輳解除時には、上
    記廃棄制御用アドレステーブルを参照して、上記受信可
    否判断用アドレステーブルに対応情報を復帰させること
    で廃棄対象であったフレームを受信可能にすることを特
    徴とする請求項1、3又は4に記載のパケット交換装
    置。
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