JPH10234874A - 粒子線治療システム - Google Patents

粒子線治療システム

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JPH10234874A
JPH10234874A JP4580297A JP4580297A JPH10234874A JP H10234874 A JPH10234874 A JP H10234874A JP 4580297 A JP4580297 A JP 4580297A JP 4580297 A JP4580297 A JP 4580297A JP H10234874 A JPH10234874 A JP H10234874A
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豊 千田
Junichi Hirota
淳一 廣田
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俊二 垣内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高エネルギーに加速された粒子を用いた粒子
線治療システムにおいて、患者ボーラス・患者コリメー
タの装着ミスが発生した場合に患者への誤照射を防ぐ。 【解決手段】 加速器1で高エネルギーに加速した粒子
線を粒子線照射装置4に取り込み、患者3固有に形成さ
れ透過する粒子線のエネルギー分布および照射範囲を調
整する患者ボーラス4j,患者コリメータ4kを通して
照射装置4から患者3に粒子線を照射する場合、ボーラ
ス4jおよびコリメータ4kに当該治療固有の識別標識
を付加しておくと共に、照射装置4に装着したボーラス
4j,コリメータ4kの識別標識を読み取り、該識別標
識が正しいと判断したとき加速器1から照射装置4への
粒子線の入射を許可する。これにより、間違ったボーラ
ス・コリメータが装着されたとき、粒子線の患者への照
射が不可能となり、誤照射が回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高エネルギーに加速
した粒子線を用いて患者の患部を治療する粒子線治療シ
ステムに係り、特に、適切でない粒子線を用いた患者へ
の誤照射を防ぐのに好適な安全装置を備えた粒子線治療
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】高エネルギーに加速した粒子線を用いて
患者の患部を治療するシステムとして、例えば、原子力
工業第40巻第11号第26頁「重粒子線治療装置HI
MACと臨床試行」に記載されているシステムがある。
このような治療システムで患者患部を治療する場合、次
の様な手順で粒子線の照射が行われる。
【0003】(1)診断装置により、患者の体の中にお
ける患部の位置,大きさ等が同定される。
【0004】(2)その診断結果は、情報ネットワーク
や画像ネットワークにより、治療計画装置に送られ、そ
こで患部に対する粒子線の照射方向,照射野,線量分布
等の治療計画と、患者固有の患部形状に合わせた患者ボ
ーラス・患者コリメータの加工データが決められる。
【0005】(3)決定された加工データは、ネットワ
ークを介して患者ボーラス・患者コリメータ作成装置に
送られ、機械加工により作成される。患者ボーラス・患
者コリメータは、患者毎に固有であるため(更には、患
者の治療が進むと患部が縮小して患部形状が異なってく
るため治療毎に固有であるともいえる。また、患者に対
して正面から照射するか側面から照射するかの照射態様
により患部の形状が異なるため、照射態様毎に固有であ
るともいえる。)、他の患者の患者ボーラス・患者コリ
メータと混同されないように、作成時に固有の刻印がな
される。
【0006】(4)治療対象となる患者用の患者ボーラ
ス・患者コリメータを、治療補助員が作成時の刻印を目
視により確認した後、これらを照射野形成装置の先端に
設置されたスノートへ装着する。
【0007】(5)患者ボーラス・患者コリメータのス
ノートへの装着後、医師の指示で照射制御装置から粒子
線加速制御装置に照射開始信号が送られ、高エネルギー
粒子線が患者ボーラス・患者コリメータを通して患者へ
照射される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の粒子線治療シス
テムの場合、治療対象の患者に対し今回の治療で用いる
べき正しいボーラス・コリメータであるかの確認は、治
療補助員の目視による刻印の確認しかなく、治療補助員
の見間違い等によるミスが発生した場合、別の患者等に
対するボーラス・コリメータがスノートに装着されてし
まう。この場合、治療対象の患者に対し、間違ったボー
ラス・コリメータを通して不適切な照射範囲に不適切な
エネルギー分布をもった粒子線が照射されてしまうとい
う誤照射の問題が発生する。
【0009】本発明の目的は、間違ったボーラス・コリ
メータのスノートへの装着による患者への誤照射を防ぐ
安全装置を備えた粒子線治療システムを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、加速器で高
エネルギーに加速した粒子線を粒子線照射装置に取り込
み、治療対象固有に形成され透過する粒子線のエネルギ
ー分布および照射範囲を調整する患者ボーラス・患者コ
リメータを通して前記粒子線照射装置から治療対象に粒
子線を照射する粒子線治療システムにおいて、前記患者
ボーラスおよび前記患者コリメータに当該治療固有の識
別標識を付加しておくと共に、粒子線照射装置に装着し
た患者ボーラス・患者コリメータの前記識別標識を読み
取り該識別標識が正しいと判断したとき前記加速器から
前記粒子線照射装置への粒子線の入射を許可する安全手
段を設けることで、達成される。
【0011】装着された患者ボーラス・患者コリメータ
が正しいときのみその治療対象に粒子線の照射が可能と
なり、間違った患者ボーラス・患者コリメータが装着さ
れたときは照射が不可能となるため、不適切な粒子線の
患者への照射が防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
る粒子線治療システムの構成図である。この粒子線治療
システムは、加速器1と、この加速器1から出射された
高エネルギー粒子線を治療台2の上に載置された患者3
の患部に照射する粒子線照射装置4と、加速器1を制御
する加速器制御装置5と、粒子線照射装置4を制御する
照射制御装置6と、治療計画を格納したデータベース7
と、医師からの指令を入力する入力装置8と、装置5,
6,7,8間を相互に接続するネットワーク9とで構成
される。
【0013】加速器1は、イオン源1aと、該イオン源
1aから発生した荷電粒子を所要エネルギーまで加速す
る前段加速器1bと、複数の偏向電磁石1cや多重極電
磁石1d,高周波加速空胴1eを円形に並べて構成され
前記前段加速器1bから出射された荷電粒子ビームを取
り込み更に加速して出射する円形加速器1fとを備え、
イオン源1a,前段加速器1b,各種電磁石1c,1
d、高周波加速空胴1e等は、照射制御装置6からの指
令を受けて動作する。本実施形態の場合は、更に、前段
加速器1bから出射され円形加速器1fに粒子線ビーム
を輸送する系の途中に安全手段としてのストッパ1gが
設けられ、照射制御装置6からの指令によりこのストッ
パ1gを駆動して輸送系中に流れる粒子線ビームをスト
ップさせたり通過させたりするようになっている。
【0014】粒子線照射装置4は、本実施形態では、加
速器1から入力してくる粒子線を照射制御装置6からの
指令を受けて偏向制御される電磁石4a,4bと、これ
らの電磁石4a,4bを通った粒子線を拡散する散乱板
4cと、散乱板4cを通った粒子線のエネルギー分布を
調節するリッジフィルタ4d及びレンジシフタ4eとを
備える。レンジシフタ4eを通過した粒子線は、ファイ
ンデグレーダ4f,ブロックコリメータ4gを通過して
から、線量モニタ4hで線量が計測され、その後に、ス
ノート4iに装着された患者ボーラス4jおよび患者コ
リメータ4kを通って、患者3の患部に照射される。ス
ノート4iには、詳細は後述するようにして患者ボーラ
ス4j,患者コリメータ4kに付けられている識別標識
を読み取り照射制御装置6に読み取り結果を送出する識
別手段4mが設けられている。
【0015】データベース7には、患者毎および治療毎
の治療計画データが格納されている。例えば、ある患者
Aの2回目の照射データとして、患者に対して正面から
照射するときの患部を正面から見た形状に合わせて患者
コリメータを孔開け加工する加工データと、患部の深さ
方向の形状に合わせて患者ボーラスの穴を彫り透過する
粒子線のエネルギー分布を患部の深さに調節する加工デ
ータと、患部に対する粒子線の照射方向,照射野,線量
分布等のデータ等が格納されている。患者コリメータと
患者ボーラスの加工データには、その加工データに識別
標識(例えば、2進符号として“01101001”)
が対応して付けられ、この加工データが図示しないNC
加工装置等に送られ、加工された患者ボーラスおよび患
者コリメータに対応する識別標識が付けられる。
【0016】図2は、患者ボーラスの説明図である。図
2(a)に示す患者ボーラス4jは、粒子線を透過する
物質を立体状に成形して成り、粒子線照射側から穴20
が穿設されている。この加工穴20の底面は、患部の底
面の形状となるように形成されており、この患者ボーラ
ス4jを透過した粒子線のエネルギーは、患部の深さ方
向の形状に対応して調整される。この患者ボーラス4j
を、前述した例の患者Aの第2回目の治療に用いるもの
である仮定すると、患者Aに対して他の患者B用のボー
ラスを用いると、また患者A用のボーラスであっても第
1回目の治療用のボーラスを用いてしまうと、適切でな
い粒子線がボーラスを通って患者に照射されてしまう。
【0017】そこで、この患者A用の第2回目の治療用
として治療計画で決められた識別標識すなわち前述した
加工データに付けられた識別標識“01101001”
を、患者ボーラス4jに付けておく。この実施形態で
は、識別標識21を、ボーラス4j自体に刻設してあ
る。即ち、ボーラス4jの前記識別手段4mに対向する
下陵部の一側から他側までを八等分して前記一側から前
記“01101001”の“0”に該当する部分を削成
してある。また、このボーラス4jの上縁の両側部は凸
条22とこの凸条22より幅広の凸条23が形成されて
おり、ボーラス4jのボーラス用スノート4i’への逆
差しを不能としてある。
【0018】スノート4i(図1)のボーラス用スノー
ト4i’には、前記凸条22,23に整合する案内レー
ル24,25が形成され、更に、ボーラス4jが正しく
スノート4i’に装着されたとき、識別標識21を読み
取る識別手段4mが設けられている。本実施形態の場
合、識別標識21は8ビットの符号として識別できる形
状がボーラス4jに刻設されているため、識別手段21
は、8ビットの標識を読み取れる構成となっている。図
2(b)はそのうちの1ビットを読み取る構成(図2
(a)の符号bで示す部分)を拡大した図である。
【0019】図2(b)において、絶縁材でなる固定板
30には導体板31が固定されており、この導体板31
から若干離れた位置に導体板32が移動可能に取り付け
られている(導体板32の取付構造は図示省略)。この
導体板32には図示しない電極から所定電圧が印加され
ており、導体板32が導体板31に接触したとき導体板
31が所定電位となる。固定板30にはコイルバネ33
の一端が取り付けられ、コイルバネ33の他端には押し
ボタン34が取り付けられ、この押しボタン34の前記
導体板31側にコイルバネ33の中央を通ってその端部
が導体板32に対面するピン35が突設されている。斯
かる構成のものが8個並列に設けられて識別手段4mが
構成される。この8個の導体板31の各々には、図示し
ない信号線が接続されており、これらの信号線が図1の
照射制御装置6に接続されている。
【0020】患者ボーラス4jをスノート4i’に装着
(図2(a)の矢印方向に装着)した図を図3に示す。
ボーラス4jがスノート4i’に装着されると、識別標
識21のうち削成された部分に、識別手段4mの対応す
る押しボタン34が入り込んでその押しボタン34が押
されることはなく、削成されていない部分に対応する押
しボタン34はコイルバネ33の弾発力に抗して押し込
まれ、ピン35の先端部が導体板32を導体板31に押
し付ける。この結果、該当する導体板31の電位が所定
電位となり、その他の導体板31の電位はアース電位と
なる。即ち、識別手段4mは、“01101001”と
いう識別標識を読み取り、この読み取り結果を照射制御
装置6に送る。
【0021】患者コリメータについても、図2(a)に
示す患者ボーラス4jと同様の識別標識が刻設され、コ
リメータ用のスノートに付けられた識別手段でこの識別
標識が読み取られ、読み取り結果が照射制御装置に送ら
れるが、その構成は患者ボーラスと同様であるため、図
示およびその説明は省略する。
【0022】図4は、上述した構成の粒子線治療システ
ムにおける動作手順を示すフローチャートである。上述
した例における患者Aに対する第2回目の粒子線治療を
行う場合、まず、治療補助を行う技術者が治療対象とな
る患者用のボーラス,コリメータをスノートに装着する
(ステップ1)。次に、医師が、入力装置8(図1)か
ら患者Aを示す患者標識番号と照射標識番号(例えば、
2回目の治療であることを示す標識番号)を入力する
(ステップ2)。入力された患者標識番号40,照射標
識番号41は照射制御装置6に取り込まれ、照射制御装
置6はこれらの番号40,41から該当する照射パラメ
ータ情報をデータベース7に要求する(ステップ3)。
この照射パラメータ情報は、治療計画で決定された患者
Aの2回目の治療における照射条件すなわち粒子線照射
装置4における照射野形成に使用される各種機器の動作
パラメータ群や、加速器1の各機器の動作パラメータ群
や、この治療で使用する患者ボーラス4j,患者コリメ
ータ4kの識別標識を含んでいる。
【0023】データベース7は、この要求を受けて、該
当する照射パラメータ情報42を取り出し、この情報4
2を、粒子線加速制御装置5と照射制御装置6に送る
(ステップ4)。粒子線加速制御装置5は、この情報4
2を受け取っても、すぐには加速器1の制御は行わず、
照射制御装置6からの指令を受けるまで待機する。
【0024】照射制御装置6は、この情報42を受け取
ると、次に、スノートに取り付けられている識別手段4
mが読み取った識別標識を取り込み(ステップ5)、ス
ノートに装着されている患者ボーラスの識別標識および
患者コリメータの識別標識と、情報42に含まれる患者
ボーラスの識別標識および患者コリメータの識別標識と
を比較し、両者共に一致しているか否かを判定する(ス
テップ6) ステップ6での判定結果が肯定(一致している)の場合
には、ステップ7に進み、照射制御装置6は粒子線加速
器制御装置5に照射許可信号43を発行する。これによ
り、ストッパ1gは「開」にされて粒子線が前段加速器
1bから円形加速器1fに入射され、円形加速器1fで
高エネルギーに加速された粒子線が粒子線照射装置4に
入力され、照射制御装置6からの制御信号により粒子線
照射装置4が動作して、治療に適切な粒子線が患者に照
射される(ステップ8)。
【0025】ステップ6での判定結果が否定(一致して
いない)の場合には、ステップ9に進み、照射制御装置
6から粒子線加速器制御装置5に照射禁止信号44を発
行すると共に、警報を発して医者や治療補助員に警告す
る。この照射禁止信号44を受けた粒子線加速器制御装
置5は、ストッパ1gを「閉」として、粒子線が前段加
速器1bから円形加速器1f内に入射されないようにす
る(ステップ10)。
【0026】このように、患者ボーラス,患者コリメー
タに付けられた識別標識がそのときの治療に用いるべき
ものであるか否かを判定して正しい場合にのみ粒子線の
照射が許可される構成としたため、適切でない粒子線の
患者への誤照射が防止される。尚、この実施形態では、
前段加速器から円形加速器への粒子線をストップさせる
ストッパを用いているが、このストッパを用いずに、安
全手段として、粒子線加速器制御装置5が前段加速器を
停止させるようにしたり、また、円形加速器から粒子線
照射装置への粒子線の入射を阻止するストッパを設けた
り、また、円形加速器からの粒子線の出射を制御するな
ど、他の構成を採用しても同様の効果が得られることは
いうまでもない。また、ボーラス,コリメータに識別標
識を物理的に切り欠いて付けた例について説明したが、
例えばバーコードのような標識を張り付け、識別手段に
よりこれを光学的に読み取って制御装置6に送信する構
成にすることも可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、誤った患者ボーラス,
患者コリメータを装着したことによる不適切な粒子線の
患者への照射を防止でき、安全性の高い粒子線治療シス
テムを構成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る粒子線治療システム
の全体構成図である。
【図2】図1に示す患者ボーラスの説明図である。
【図3】図2に示す患者ボーラスをスノートに装着した
図である。
【図4】図1に示す粒子線治療システムにおける粒子線
照射までの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…加速器、1b…前段加速器、1f…円形加速器、1
g…ストッパ、2…治療台、3…患者、4…粒子線照射
装置、4i…スノート、4i’…ボーラス用スノート、
4j…患者ボーラス、4k…患者コリメータ、4m…識
別手段、5…粒子線加速器制御装置、6…照射制御装
置、7…データベース、8…入力装置、9…ネットワー
ク、20…穴、21…識別標識、22,23…凸条、2
4,25…案内レール、31,32…導体板、33…コ
イルバネ、34…押しボタン、35…ピン、43…許可
信号、44…禁止信号。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速器で高エネルギーに加速した粒子線
    を粒子線照射装置に取り込み、治療対象固有に形成され
    透過する粒子線のエネルギー分布および照射範囲を調整
    する患者ボーラス・患者コリメータを通して前記粒子線
    照射装置から治療対象に粒子線を照射する粒子線治療シ
    ステムにおいて、前記患者ボーラスおよび前記患者コリ
    メータに当該治療固有の識別標識を付加しておくと共
    に、粒子線照射装置に装着した患者ボーラス・患者コリ
    メータの前記識別標識を読み取り該識別標識が正しいと
    判断したとき前記加速器から前記粒子線照射装置への粒
    子線の入射を許可する安全手段を設けたことを特徴とす
    る粒子線治療システム。
  2. 【請求項2】 加速器で高エネルギーに加速した粒子線
    を粒子線照射装置に取り込み、治療対象固有に形成され
    透過する粒子線のエネルギー分布および照射範囲を調整
    する患者ボーラス・患者コリメータを通して前記粒子線
    照射装置から治療対象に粒子線を照射する粒子線治療シ
    ステムにおいて、前記患者ボーラスおよび前記患者コリ
    メータに当該治療固有の識別標識を付加しておくと共
    に、粒子線照射装置に装着した患者ボーラス・患者コリ
    メータの前記識別標識を読み取り該識別標識が間違って
    いると判断したとき前記加速器から前記粒子線照射装置
    への粒子線の入射を禁止する安全手段を設けたことを特
    徴とする粒子線治療システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、加速
    器は、前段加速器と該前段加速器から入射してくる粒子
    線を高エネルギーに加速する円形加速器から構成される
    ことを特徴とする粒子線治療システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記安全手段は、前
    段加速器から円形加速器への粒子線の輸送系、または円
    形加速器から粒子線照射装置への粒子線の輸送系の途中
    に設けられ該輸送系を開閉するストッパであることを特
    徴とする粒子線治療システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかにおい
    て、患者ボーラス・患者コリメータに付けられている識
    別標識は、該患者ボーラス・患者コリメータ自体に刻設
    された凹凸で構成され、該識別標識の読み取りは該凹凸
    状態を読み取って行うことを特徴とする粒子線治療シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかにおい
    て、前記識別標識の正誤の判断は、当該治療対象の治療
    計画で定められた患者ボーラス・患者コリメータの加工
    データに付された識別標識と一致するか否かで行うこと
    を特徴とする粒子線治療システム。
  7. 【請求項7】 治療用の粒子線を発生した後に高エネル
    ギーに加速する加速器と、該加速器から出射する粒子線
    を取り込み所要範囲,所要エネルギーに調整したあと患
    者ボーラス・患者コリメータを通して治療対象に照射す
    る粒子線照射装置と、前記加速器を制御する加速器制御
    装置と、前記粒子線照射装置を制御する照射制御装置
    と、治療対象の治療計画のデータおよび各治療で用いる
    患者ボーラス・患者コリメータの識別標識のデータを格
    納したデータベースと、照射指令を入力する入力装置
    と、前記加速器制御装置および前記照射制御装置および
    前記データベースおよび前記入力装置を相互に接続する
    ネットワークとを備える粒子線治療システムにおいて、
    前記粒子線照射装置は前記患者ボーラス・患者コリメー
    タに付けられた識別標識を読み取る識別手段を備え、前
    記照射制御装置は該識別手段の読み取った識別標識と前
    記データベースから取り込んだ当該治療対象に使用する
    患者ボーラス・患者コリメータの識別標識とを比較して
    一致したとき前記粒子線加速器制御装置に照射許可信号
    を発行し不一致のとき照射禁止信号を発行する手段を設
    けたことを特徴とする粒子線治療システム。
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