JPH10236767A - 自動調芯吊具と該吊具を用いた吊り揚げ方法 - Google Patents
自動調芯吊具と該吊具を用いた吊り揚げ方法Info
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- JPH10236767A JPH10236767A JP4534297A JP4534297A JPH10236767A JP H10236767 A JPH10236767 A JP H10236767A JP 4534297 A JP4534297 A JP 4534297A JP 4534297 A JP4534297 A JP 4534297A JP H10236767 A JPH10236767 A JP H10236767A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外観からは重心を特定できない吊荷を吊り揚
げる場合において、吊荷の試し吊りを何度も繰り返す必
要がなく、最初の吊り揚げで吊荷が振れている状態であ
っても、移動中であっても自動的に重心位置の調節を効
率的に行うことができ、揺れが静定したときに所定の組
付け姿勢が得られる自動調芯吊具を提供すること。 【解決手段】 吊り揚げた吊荷6の水平方向に対する傾
きをセンサ12により検出し、時間と共に変化する傾斜
角度の検出値を検出波形として求め、該検出波形の傾き
の最大値と最小値から算出した平均偏差角度と、予め設
定して吊荷6に取り付けた吊索の取付け寸法の設定値と
から、吊り揚げた吊荷6を水平位置に復元するために要
する吊索長さの調節量を算出して、吊荷6を所定の位置
に吊り揚げ移動しながら、前記調節量に基づいて吊荷6
の水平方向に対する傾きがゼロとなるように吊荷を復元
する。
げる場合において、吊荷の試し吊りを何度も繰り返す必
要がなく、最初の吊り揚げで吊荷が振れている状態であ
っても、移動中であっても自動的に重心位置の調節を効
率的に行うことができ、揺れが静定したときに所定の組
付け姿勢が得られる自動調芯吊具を提供すること。 【解決手段】 吊り揚げた吊荷6の水平方向に対する傾
きをセンサ12により検出し、時間と共に変化する傾斜
角度の検出値を検出波形として求め、該検出波形の傾き
の最大値と最小値から算出した平均偏差角度と、予め設
定して吊荷6に取り付けた吊索の取付け寸法の設定値と
から、吊り揚げた吊荷6を水平位置に復元するために要
する吊索長さの調節量を算出して、吊荷6を所定の位置
に吊り揚げ移動しながら、前記調節量に基づいて吊荷6
の水平方向に対する傾きがゼロとなるように吊荷を復元
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事業用火力発電用
ボイラや化学プラントなどの大型構造物の製造、建設ま
たは補修作業における構造物構成部品の吊り揚げ用の吊
具と該吊具を用いた吊荷の吊り揚げ方法に関する。
ボイラや化学プラントなどの大型構造物の製造、建設ま
たは補修作業における構造物構成部品の吊り揚げ用の吊
具と該吊具を用いた吊荷の吊り揚げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】事業用火力発電用ボイラや化学プラント
などの大型構造物の製造、建設または補修作業におい
て、構造物構成部品の吊り揚げ用の重機としては、クレ
ーンが使用されている。
などの大型構造物の製造、建設または補修作業におい
て、構造物構成部品の吊り揚げ用の重機としては、クレ
ーンが使用されている。
【0003】前記クレーンによる吊り揚げにおいて、吊
荷となる構造物構成部品が重量物であって形状が複雑な
場合には、吊荷にクレーンからのワイヤ(以下、吊索と
称する)を直接取り付けることによって、吊荷が自重に
よって塑性変形して破損したり、弾性変形して吊荷とク
レーンとの間で大きく振幅する危険性があることから、
吊り天秤などの吊治具が使用され、該吊治具を介して吊
荷をクレーンによって吊り揚げることが多い。
荷となる構造物構成部品が重量物であって形状が複雑な
場合には、吊荷にクレーンからのワイヤ(以下、吊索と
称する)を直接取り付けることによって、吊荷が自重に
よって塑性変形して破損したり、弾性変形して吊荷とク
レーンとの間で大きく振幅する危険性があることから、
吊り天秤などの吊治具が使用され、該吊治具を介して吊
荷をクレーンによって吊り揚げることが多い。
【0004】該吊治具には鉛直方向に吊るした複数本の
短いワイヤやチェーンブロックが設けられており、これ
らによって吊荷の重量を分散して吊ることで吊荷の変形
を防止している。
短いワイヤやチェーンブロックが設けられており、これ
らによって吊荷の重量を分散して吊ることで吊荷の変形
を防止している。
【0005】また、吊治具は、吊荷の重量および吊治具
の自重に対して充分な剛性を有するように設計されてお
り、吊治具を使用することで、前記吊荷の塑性変形の防
止のみならず、弾性変形による吊荷の振れが直接クレー
ンに影響しないようにしている。
の自重に対して充分な剛性を有するように設計されてお
り、吊治具を使用することで、前記吊荷の塑性変形の防
止のみならず、弾性変形による吊荷の振れが直接クレー
ンに影響しないようにしている。
【0006】図7(a)〜(e)に、従来における吊荷
の吊り揚げの説明図を示す。このうち、図7(a)は吊
り揚げの第1段階として、吊り揚げ開始の状況を説明し
ている。クレーン41からのフック42には複数本の吊
索43が掛けられており、吊索43には吊り天秤44が
吊り下げられている。各吊索43の長さは均等な長さL
であり、吊り天秤44には複数のチェーンブロック45
が取り付けられている。吊り天秤44側の各チェーンブ
ロック45の取り付け位置は移動可能である。また、吊
荷6は地面上に置かれた架台7上に仮置きされており、
吊荷6側へのチェーンブロック45の取り付け位置(吊
点)は移動可能である。
の吊り揚げの説明図を示す。このうち、図7(a)は吊
り揚げの第1段階として、吊り揚げ開始の状況を説明し
ている。クレーン41からのフック42には複数本の吊
索43が掛けられており、吊索43には吊り天秤44が
吊り下げられている。各吊索43の長さは均等な長さL
であり、吊り天秤44には複数のチェーンブロック45
が取り付けられている。吊り天秤44側の各チェーンブ
ロック45の取り付け位置は移動可能である。また、吊
荷6は地面上に置かれた架台7上に仮置きされており、
吊荷6側へのチェーンブロック45の取り付け位置(吊
点)は移動可能である。
【0007】次に、吊り揚げ作業を開始するにあたり、
前記クレーン41を吊荷6の任意位置の上方に移動し、
吊り天秤44の複数のチェーンブロック45を吊荷6が
安定すると予想される位置に取り付ける。ここで、例え
ば吊り天秤44と吊荷6の全体の重心位置がクレーン4
1から鉛直方向に降ろした垂線(以下、吊り中心と称す
る)上にあったとすれば、吊荷6をそのまま安定して吊
り揚げることができる。しかしながら、実際には重心位
置を事前に確実に選択することは困難であり、ここで
は、仮に重心位置が吊り中心から左側にずれた位置にあ
るとして説明する。
前記クレーン41を吊荷6の任意位置の上方に移動し、
吊り天秤44の複数のチェーンブロック45を吊荷6が
安定すると予想される位置に取り付ける。ここで、例え
ば吊り天秤44と吊荷6の全体の重心位置がクレーン4
1から鉛直方向に降ろした垂線(以下、吊り中心と称す
る)上にあったとすれば、吊荷6をそのまま安定して吊
り揚げることができる。しかしながら、実際には重心位
置を事前に確実に選択することは困難であり、ここで
は、仮に重心位置が吊り中心から左側にずれた位置にあ
るとして説明する。
【0008】次に、図7(b)〜(e)は第2〜5段階
として、それぞれ吊り揚げに際して行なわれる試し吊り
(または、地切りと称する)以降の状況を説明してい
る。まず、図7(b)に示すように、吊荷6を架台7上
から数10cmから1m程度吊り揚げて、吊荷6の水平
度が確認される。
として、それぞれ吊り揚げに際して行なわれる試し吊り
(または、地切りと称する)以降の状況を説明してい
る。まず、図7(b)に示すように、吊荷6を架台7上
から数10cmから1m程度吊り揚げて、吊荷6の水平
度が確認される。
【0009】ここで、クレーン41からの吊索を直接吊
荷6に取り付けている場合には、吊荷6の水平度を目視
によって確認する必要がある。従って、吊荷6の形状が
枠体などであって、水平の状態でクレーン41に組付け
られるものであれば確認を容易に行えるが、吊荷6の形
状が複雑で、組付けるときの姿勢が水平面を有していな
いものでは、確認は困難である。この点でも、水平面を
有する吊り天秤44を介して吊り揚げることは有効であ
る。
荷6に取り付けている場合には、吊荷6の水平度を目視
によって確認する必要がある。従って、吊荷6の形状が
枠体などであって、水平の状態でクレーン41に組付け
られるものであれば確認を容易に行えるが、吊荷6の形
状が複雑で、組付けるときの姿勢が水平面を有していな
いものでは、確認は困難である。この点でも、水平面を
有する吊り天秤44を介して吊り揚げることは有効であ
る。
【0010】ここでは、重心位置が吊り中心から左側に
ずれている場合を仮定しているので、試し吊りによっ
て、吊荷6および吊り天秤44がフック42を中心点と
した反時計周りに振れることになる。最初の振れは左か
ら右方向への振れが減衰した後は、全体は重心位置と吊
り中心が一致する位置に止まり、前記吊り天秤44は左
下向きに傾斜することになる。
ずれている場合を仮定しているので、試し吊りによっ
て、吊荷6および吊り天秤44がフック42を中心点と
した反時計周りに振れることになる。最初の振れは左か
ら右方向への振れが減衰した後は、全体は重心位置と吊
り中心が一致する位置に止まり、前記吊り天秤44は左
下向きに傾斜することになる。
【0011】前記によって、重心位置が吊り中心から左
側にずれていることが確認された後、振れが自然に止ま
るのを待って、図7(c)に示すように、吊荷6は再び
架台7上に降ろされ、さらに、図7(d)に示すよう
に、吊り天秤44へのチェーンブロック45の取り付け
位置を移動することで、図7(e)に示すように、吊り
揚げたときの重心位置が吊り中心と一致するように調節
された後、再度吊り揚げが行われる。
側にずれていることが確認された後、振れが自然に止ま
るのを待って、図7(c)に示すように、吊荷6は再び
架台7上に降ろされ、さらに、図7(d)に示すよう
に、吊り天秤44へのチェーンブロック45の取り付け
位置を移動することで、図7(e)に示すように、吊り
揚げたときの重心位置が吊り中心と一致するように調節
された後、再度吊り揚げが行われる。
【0012】前記操作は、全体が水平になるまで繰り返
して行われるが、調節作業には長時間を要すること、ま
た、長年の熟練を要することが作業効率を向上させる上
での問題となっていた。
して行われるが、調節作業には長時間を要すること、ま
た、長年の熟練を要することが作業効率を向上させる上
での問題となっていた。
【0013】また、前述のように手作業で行っていた吊
荷の水平調節作業を自動化する吊治具としては、特開平
5−147883号、特開平5−180997号および
実開平6−27868号に開示された技術がある。この
うち、特開平5−147883号には、図8に示すよう
に、クレーンのフック51と吊治具52とは、吊索によ
らずに、平行リンク機構53、54で接続されており、
該平行リンク機構53、54の平行四辺形を変形させる
ことで吊荷6と吊治具52とからなる全体の重心位置を
移動させている。また、ここでは、吊治具52上に傾斜
計56をおくことで傾斜の有無を確認している。
荷の水平調節作業を自動化する吊治具としては、特開平
5−147883号、特開平5−180997号および
実開平6−27868号に開示された技術がある。この
うち、特開平5−147883号には、図8に示すよう
に、クレーンのフック51と吊治具52とは、吊索によ
らずに、平行リンク機構53、54で接続されており、
該平行リンク機構53、54の平行四辺形を変形させる
ことで吊荷6と吊治具52とからなる全体の重心位置を
移動させている。また、ここでは、吊治具52上に傾斜
計56をおくことで傾斜の有無を確認している。
【0014】また、特開平5−180997号記載の吊
治具には、図9に示すように、クレーンのフック56か
ら等長な吊索57によって吊るされた吊り天秤58上に
移動可能なウエイト60が搭載されており、ウエイト駆
動用モータ61によってウエイト60を移動させること
で図示しない吊荷と天秤58とからなる全体の重心位置
を移動している。
治具には、図9に示すように、クレーンのフック56か
ら等長な吊索57によって吊るされた吊り天秤58上に
移動可能なウエイト60が搭載されており、ウエイト駆
動用モータ61によってウエイト60を移動させること
で図示しない吊荷と天秤58とからなる全体の重心位置
を移動している。
【0015】また、図10の吊治具の下面の平面図に示
すように、実開平6−27868号には、上下面を有す
る長方形の枠体である吊治具63の図示しない上面の中
心部をクレーンのフック(図示せず)に接続すると共
に、図示した吊治具63の下面には直交する2方向にス
ライド自在な基台64が設けてあり、該基台64には4
本の等長な吊索66がそれぞれ吊治具63の四隅の支点
67を経由して吊荷(図示せず)に接続されており、基
台64を吊治具63の枠体上を移動させることで、前記
支点67からのそれぞれの吊索66の長さを変え、吊荷
を任意の姿勢で安定するように調節している。
すように、実開平6−27868号には、上下面を有す
る長方形の枠体である吊治具63の図示しない上面の中
心部をクレーンのフック(図示せず)に接続すると共
に、図示した吊治具63の下面には直交する2方向にス
ライド自在な基台64が設けてあり、該基台64には4
本の等長な吊索66がそれぞれ吊治具63の四隅の支点
67を経由して吊荷(図示せず)に接続されており、基
台64を吊治具63の枠体上を移動させることで、前記
支点67からのそれぞれの吊索66の長さを変え、吊荷
を任意の姿勢で安定するように調節している。
【0016】しかしながら、前記従来のいずれの技術
も、吊り天秤などの吊治具と吊荷との吊点の掛け変え作
業を不要とすることはできるが、次に述べる問題点があ
った。
も、吊り天秤などの吊治具と吊荷との吊点の掛け変え作
業を不要とすることはできるが、次に述べる問題点があ
った。
【0017】図8に示されたものでは、吊荷6の試し吊
りで傾いた場合には、平行リンク機構53、54を重心
側へ倒して調節することになるので、振れの最中に行っ
た場合には振れを増幅することになる。また、吊荷6が
重量物の場合には、平行リンク機構53、54の大型化
が必要となり経済性での問題があった。また、傾斜計5
6は振れが静定した後の傾斜を検出するのに使用されて
いるので吊荷6の水平位置への安定までに時間がかかる
ことがあった。
りで傾いた場合には、平行リンク機構53、54を重心
側へ倒して調節することになるので、振れの最中に行っ
た場合には振れを増幅することになる。また、吊荷6が
重量物の場合には、平行リンク機構53、54の大型化
が必要となり経済性での問題があった。また、傾斜計5
6は振れが静定した後の傾斜を検出するのに使用されて
いるので吊荷6の水平位置への安定までに時間がかかる
ことがあった。
【0018】図9に示された吊り治具では、試し吊り前
には吊り天秤58上の一方にバランサ(移動可能なウエ
イト)60を置き、試し吊りで傾いた場合には、その上
向き側へのバランサ60の移動により調節することにな
るので、振れの最中に、この移動調節を行った場合には
振れを増幅することになる。また、吊荷の重心位置を特
定できない場合には、始めから偏らせた位置に吊荷を吊
り天秤58に取り付けておく必要があり、吊り中心から
の吊荷が張り出す形となり、吊り揚げ後の組み付け作業
において既に組み立てた構造物と干渉するなど支障があ
った。また、図9に示す装置は全体の重心位置を移動す
るものであり、重量物にも見合っただけのバランサ60
が必要となり、吊り天秤58自体の大型化、大重量化が
必要となり、経済性での問題があった。
には吊り天秤58上の一方にバランサ(移動可能なウエ
イト)60を置き、試し吊りで傾いた場合には、その上
向き側へのバランサ60の移動により調節することにな
るので、振れの最中に、この移動調節を行った場合には
振れを増幅することになる。また、吊荷の重心位置を特
定できない場合には、始めから偏らせた位置に吊荷を吊
り天秤58に取り付けておく必要があり、吊り中心から
の吊荷が張り出す形となり、吊り揚げ後の組み付け作業
において既に組み立てた構造物と干渉するなど支障があ
った。また、図9に示す装置は全体の重心位置を移動す
るものであり、重量物にも見合っただけのバランサ60
が必要となり、吊り天秤58自体の大型化、大重量化が
必要となり、経済性での問題があった。
【0019】図10に示されたものでは、試し吊りで吊
治具63の枠体が傾いた場合に、基台64をスライドさ
せて枠体の姿勢を水平とするが、枠体のそれぞれの支点
67からの吊索66の長さが変わることで、吊荷の姿勢
が変わるため、所定の組み付け姿勢が得られなく、ま
た、振れの最中に調整作業を行った場合には振れを増幅
することになる。
治具63の枠体が傾いた場合に、基台64をスライドさ
せて枠体の姿勢を水平とするが、枠体のそれぞれの支点
67からの吊索66の長さが変わることで、吊荷の姿勢
が変わるため、所定の組み付け姿勢が得られなく、ま
た、振れの最中に調整作業を行った場合には振れを増幅
することになる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上、述べた従来技術
には次のような問題点があった。すなわち、従来の図7
の吊り天秤44の例のように、外観からは重心を特定で
きない吊荷6を吊り揚げる場合には、吊荷6または吊り
天秤44の吊点の調節や水平度の判断を全て人が行って
いることから、熟練を要するものであり、熟練者におい
ても試し吊りを何度も繰り返す必要があった。
には次のような問題点があった。すなわち、従来の図7
の吊り天秤44の例のように、外観からは重心を特定で
きない吊荷6を吊り揚げる場合には、吊荷6または吊り
天秤44の吊点の調節や水平度の判断を全て人が行って
いることから、熟練を要するものであり、熟練者におい
ても試し吊りを何度も繰り返す必要があった。
【0021】また、図8〜図10の例では、試し吊りに
おける吊荷の水平調節作業の自動化は行えるが、いずれ
も振れが収まるのを待って、調節作業を行う必要がある
ことから、調節には長時間を要すること、また、長年の
熟練を要することから、作業効率を向上させる上での問
題は解消できなかった。
おける吊荷の水平調節作業の自動化は行えるが、いずれ
も振れが収まるのを待って、調節作業を行う必要がある
ことから、調節には長時間を要すること、また、長年の
熟練を要することから、作業効率を向上させる上での問
題は解消できなかった。
【0022】本発明の課題は、このような従来技術の問
題点を解決するためのもので、外観からは重心を特定で
きない吊荷を吊り揚げる場合において、吊荷の試し吊り
を何度も繰り返す必要がなく、最初の吊り揚げで吊荷が
振れている状態であっても、移動中であっても自動的に
吊荷の水平調節を効率的に行うことができ、揺れが静定
したときに所定の組付け姿勢が得られる自動調芯吊具を
提供することにある。
題点を解決するためのもので、外観からは重心を特定で
きない吊荷を吊り揚げる場合において、吊荷の試し吊り
を何度も繰り返す必要がなく、最初の吊り揚げで吊荷が
振れている状態であっても、移動中であっても自動的に
吊荷の水平調節を効率的に行うことができ、揺れが静定
したときに所定の組付け姿勢が得られる自動調芯吊具を
提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の前記課題は、次
の構成によって達成される。すなわち、吊荷を吊り揚げ
るための吊索と、該吊索の長さを調節する吊索長さ調節
手段と、吊り揚げた吊荷の水平方向に対する傾斜角度の
最大値と最小値を検出する傾斜角度検出手段と、該傾斜
角度検出手段からの検出値および予め設定された吊索の
取付け寸法の設定値に基づいて、吊荷を水平位置に復元
するために要する吊索長さの調節量を算出し、該算出値
に基づいて、吊索長さの調節手段を制御する制御装置か
らなることを特徴とする自動調芯吊具、または、吊り揚
げた吊荷の水平方向に対する傾きを検出し、時間と共に
変化する傾斜角度の検出値を検出波形として求め、該検
出波形の傾きの最大値と最小値から算出した平均偏差角
度と、予め設定して吊荷に取り付けた吊索の取付け寸法
の設定値とから、吊り揚げた吊荷を水平位置に復元する
ために要する吊索長さの調節量(ここで調整量とは±を
含めた調整量である)を算出して、吊荷を所定の位置に
吊り揚げ移動しながら、前記調節量に基づいて吊荷の水
平方向に対する傾きがゼロとなるように吊荷を復元する
ことを特徴とする自動調芯吊具を用いた吊り揚げ方法で
ある。
の構成によって達成される。すなわち、吊荷を吊り揚げ
るための吊索と、該吊索の長さを調節する吊索長さ調節
手段と、吊り揚げた吊荷の水平方向に対する傾斜角度の
最大値と最小値を検出する傾斜角度検出手段と、該傾斜
角度検出手段からの検出値および予め設定された吊索の
取付け寸法の設定値に基づいて、吊荷を水平位置に復元
するために要する吊索長さの調節量を算出し、該算出値
に基づいて、吊索長さの調節手段を制御する制御装置か
らなることを特徴とする自動調芯吊具、または、吊り揚
げた吊荷の水平方向に対する傾きを検出し、時間と共に
変化する傾斜角度の検出値を検出波形として求め、該検
出波形の傾きの最大値と最小値から算出した平均偏差角
度と、予め設定して吊荷に取り付けた吊索の取付け寸法
の設定値とから、吊り揚げた吊荷を水平位置に復元する
ために要する吊索長さの調節量(ここで調整量とは±を
含めた調整量である)を算出して、吊荷を所定の位置に
吊り揚げ移動しながら、前記調節量に基づいて吊荷の水
平方向に対する傾きがゼロとなるように吊荷を復元する
ことを特徴とする自動調芯吊具を用いた吊り揚げ方法で
ある。
【0024】本発明によれば、吊荷または吊り天秤など
の吊治具に自動調芯装置を取り付ける際には、吊索の長
さをクレーンのフックから垂直方向に降ろした吊り中心
から等分した長さとしておくと共に、吊索の長さを調節
する手段を吊り中心に設けているので、吊り揚げた際に
吊荷または吊治具が傾斜した場合には、吊索の長さを下
向きに傾斜している側の吊索を短くすると共に、逆側の
上向きに傾斜している側の吊索を長くすれば、吊索の吊
荷または吊り天秤への取り付け位置を変更することな
く、吊荷または吊治具を水平に復元することができる。
の吊治具に自動調芯装置を取り付ける際には、吊索の長
さをクレーンのフックから垂直方向に降ろした吊り中心
から等分した長さとしておくと共に、吊索の長さを調節
する手段を吊り中心に設けているので、吊り揚げた際に
吊荷または吊治具が傾斜した場合には、吊索の長さを下
向きに傾斜している側の吊索を短くすると共に、逆側の
上向きに傾斜している側の吊索を長くすれば、吊索の吊
荷または吊り天秤への取り付け位置を変更することな
く、吊荷または吊治具を水平に復元することができる。
【0025】特に、本発明によれば、吊荷または吊り天
秤には傾斜角度の検出手段の検出値を記憶させ、同時に
この検出値に基づき吊索の長さを調節する手段の調整量
を制御する制御装置を設けているので、前記傾斜角度の
検出手段からの検出信号を制御装置へ入力して直ちに吊
索の長さを調節することができる。
秤には傾斜角度の検出手段の検出値を記憶させ、同時に
この検出値に基づき吊索の長さを調節する手段の調整量
を制御する制御装置を設けているので、前記傾斜角度の
検出手段からの検出信号を制御装置へ入力して直ちに吊
索の長さを調節することができる。
【0026】前記検出値は、連続的に検出しても良い
し、断続的に検出しても良く、前記制御装置内では、前
記検出値から1回の振幅による傾斜角度の最大値と最小
値から平均の偏差角度を算出すると共に、該算出値と予
め取り付ける際に設定される吊索の吊索長さおよび取り
付け間隔など取り付け寸法の情報により、吊荷を水平位
置に復元するために要する吊索長さの調節量を算出する
ことができる。
し、断続的に検出しても良く、前記制御装置内では、前
記検出値から1回の振幅による傾斜角度の最大値と最小
値から平均の偏差角度を算出すると共に、該算出値と予
め取り付ける際に設定される吊索の吊索長さおよび取り
付け間隔など取り付け寸法の情報により、吊荷を水平位
置に復元するために要する吊索長さの調節量を算出する
ことができる。
【0027】さらに、該算出値を記憶するようにしてい
るので、いつでも前記吊索の長さを調節する手段を制御
して復元動作を行うことができる。
るので、いつでも前記吊索の長さを調節する手段を制御
して復元動作を行うことができる。
【0028】したがって、本発明によれば、吊荷を所定
の高さまで吊り揚げる前の水平度の確認段階である地切
りの段階で、吊荷が連続して振れている場合であって
も、吊荷の静定を待つ事なく、吊り揚げまたは移動させ
ながら水平にするための復元作業を行うことができる。
の高さまで吊り揚げる前の水平度の確認段階である地切
りの段階で、吊荷が連続して振れている場合であって
も、吊荷の静定を待つ事なく、吊り揚げまたは移動させ
ながら水平にするための復元作業を行うことができる。
【0029】
【実施の形態】本発明の実施の形態について以下説明す
る。以下、図1〜図6を参照して、本発明の一実施例に
ついて説明する。図1は構造、形状が複雑で、重心位置
の特定が困難な吊荷6を本実施例の自動調芯吊具8、す
なわち、駆動装置9、吊索11、傾斜角度検出センサ1
2及び制御装置13の組み合わせ体で吊り揚げ、前記制
御装置13により水平に復元する要領を図1(a)、
(b)、(c)の手順を追って示す外観図である。
る。以下、図1〜図6を参照して、本発明の一実施例に
ついて説明する。図1は構造、形状が複雑で、重心位置
の特定が困難な吊荷6を本実施例の自動調芯吊具8、す
なわち、駆動装置9、吊索11、傾斜角度検出センサ1
2及び制御装置13の組み合わせ体で吊り揚げ、前記制
御装置13により水平に復元する要領を図1(a)、
(b)、(c)の手順を追って示す外観図である。
【0030】本実施例では、一軸吊索型の例を示し、図
1(a)に示すようにクレーン1の吊索3に前記駆動装
置9などからなる自動調芯吊具8の主要部を取り付けて
いる。駆動装置9からは吊具8の1本の吊索11が中央
で等分に振り分けられた等長Lで、それぞれの先端で吊
り天秤4上に取り付けられて該吊り天秤4を支持してい
る。また、駆動装置9からは傾斜角度検出センサ12が
吊り天秤4上に設置されている。さらに、吊り天秤4に
は複数のチェーンブロック5が設置されており、該チェ
ーンブロック5によって吊荷6を吊る構成になってい
る。吊荷6の重心位置は、図示のように、クレーン1の
フック2から鉛直方向に降ろした線である吊り中心から
左側にあるとする。
1(a)に示すようにクレーン1の吊索3に前記駆動装
置9などからなる自動調芯吊具8の主要部を取り付けて
いる。駆動装置9からは吊具8の1本の吊索11が中央
で等分に振り分けられた等長Lで、それぞれの先端で吊
り天秤4上に取り付けられて該吊り天秤4を支持してい
る。また、駆動装置9からは傾斜角度検出センサ12が
吊り天秤4上に設置されている。さらに、吊り天秤4に
は複数のチェーンブロック5が設置されており、該チェ
ーンブロック5によって吊荷6を吊る構成になってい
る。吊荷6の重心位置は、図示のように、クレーン1の
フック2から鉛直方向に降ろした線である吊り中心から
左側にあるとする。
【0031】次に、前記の実施例の構成で吊り揚げた場
合には、図1(b)に示すように、駆動装置9を回転の
中心とした反時計周りの振れが起こり、このまま放置し
ておけば、最終的には吊荷6の重心位置が前記吊り中心
線上に一致するまでの振り子運動を繰り返す。吊り天秤
4も同様に、図示の左下および右下に傾きを持った振幅
を繰り返す。
合には、図1(b)に示すように、駆動装置9を回転の
中心とした反時計周りの振れが起こり、このまま放置し
ておけば、最終的には吊荷6の重心位置が前記吊り中心
線上に一致するまでの振り子運動を繰り返す。吊り天秤
4も同様に、図示の左下および右下に傾きを持った振幅
を繰り返す。
【0032】しかしながら、本実施例では、吊り天秤4
に設置した傾斜角度検出センサ12が振れの開始段階か
ら傾斜の方向と角度とを検出することができるので、該
検出値は制御装置13に送られ、該制御装置13に内蔵
された演算器によって、吊索11の必要送り量を計算
し、傾斜が下がっている側の吊索11の長さLを図1
(c)に示すように、吊り天秤4の傾斜が水平になるま
で短縮した長さL1に調節する。また、前記と同時に傾
斜が上がっている側の吊索11の長さLについても、吊
り天秤4の傾斜が水平になるまでの伸長した長さL2に
調節する。
に設置した傾斜角度検出センサ12が振れの開始段階か
ら傾斜の方向と角度とを検出することができるので、該
検出値は制御装置13に送られ、該制御装置13に内蔵
された演算器によって、吊索11の必要送り量を計算
し、傾斜が下がっている側の吊索11の長さLを図1
(c)に示すように、吊り天秤4の傾斜が水平になるま
で短縮した長さL1に調節する。また、前記と同時に傾
斜が上がっている側の吊索11の長さLについても、吊
り天秤4の傾斜が水平になるまでの伸長した長さL2に
調節する。
【0033】図2により天秤4の傾斜角度から吊索11
の所要送り量の算出方法を説明する。吊索11の長さを
L、支点間の距離をSとすると、制御装置13では、
(1)式で角度Qが求められる。 Q=sin-1(S/L) (1) 次に、天秤4が図2の(a)の状態から、図2の(b)
の状態に吊り揚げられてその傾斜角度θが求められる
と、制御装置13は、(2)式に従い、重心位置Xを計
算する。 X=Lsin(Q−θ)/cosθ (2) 図2の(c)の状態で天秤4を水平に調芯した時の左右
の吊索11の長さL1、L2の間には、 L1+L2=2L (3) L1 2−X2=L2 2−(S−X)2 (4) の関係が成立することから、所要送り量T(L−L1ま
たはL2−L)は、次の(5)式のようになる。 T=S(S−2X)/4L (5)
の所要送り量の算出方法を説明する。吊索11の長さを
L、支点間の距離をSとすると、制御装置13では、
(1)式で角度Qが求められる。 Q=sin-1(S/L) (1) 次に、天秤4が図2の(a)の状態から、図2の(b)
の状態に吊り揚げられてその傾斜角度θが求められる
と、制御装置13は、(2)式に従い、重心位置Xを計
算する。 X=Lsin(Q−θ)/cosθ (2) 図2の(c)の状態で天秤4を水平に調芯した時の左右
の吊索11の長さL1、L2の間には、 L1+L2=2L (3) L1 2−X2=L2 2−(S−X)2 (4) の関係が成立することから、所要送り量T(L−L1ま
たはL2−L)は、次の(5)式のようになる。 T=S(S−2X)/4L (5)
【0034】本実施例では、特に図1(b)の段階で、
吊荷6や吊り天秤4が振れている状態でも、傾斜角度検
出センサ12が時間と共に変化する傾斜角度を検出して
制御装置13に送り、該制御装置13では変化する傾斜
角度の最大値と最小値を分析することで、静止時におい
て水平に復元させるのに必要な各吊索11の巻取り量を
演算して、駆動装置9を必要量だけ駆動させて調節す
る。
吊荷6や吊り天秤4が振れている状態でも、傾斜角度検
出センサ12が時間と共に変化する傾斜角度を検出して
制御装置13に送り、該制御装置13では変化する傾斜
角度の最大値と最小値を分析することで、静止時におい
て水平に復元させるのに必要な各吊索11の巻取り量を
演算して、駆動装置9を必要量だけ駆動させて調節す
る。
【0035】図3は本発明の実施例となる自動調芯装置
の制御系統を説明する図である。本実施例における制御
装置13では、傾斜角度検出センサ12からの角度信号
112を受けて演算する演算器15と、傾斜角度の変化
を記憶する記憶装置16と、駆動装置9を駆動させると
ともに駆動装置9の回転数を制御する系統と、無線機1
4からの吊点位置の情報を演算器15に伝える系統と、
同じく無線機14からの調芯開始及び停止指令を伝える
系統と、電源系統及びこれらを結合するケーブルやリレ
ーなどから構成されている。
の制御系統を説明する図である。本実施例における制御
装置13では、傾斜角度検出センサ12からの角度信号
112を受けて演算する演算器15と、傾斜角度の変化
を記憶する記憶装置16と、駆動装置9を駆動させると
ともに駆動装置9の回転数を制御する系統と、無線機1
4からの吊点位置の情報を演算器15に伝える系統と、
同じく無線機14からの調芯開始及び停止指令を伝える
系統と、電源系統及びこれらを結合するケーブルやリレ
ーなどから構成されている。
【0036】前記構成において、地上において無線機1
4から自動調芯開始の指令が出されると、制御装置13
内のリレー100、101がONとなり、吊り天秤4ま
たは吊荷6に設けた傾斜角度検出センサ12からの角度
信号112が制御装置13内の記憶装置16に入力され
る。吊り天秤4または吊荷6が振れている場合には、前
記角度信号112の値は時間と共に変化する波形情報と
して記憶装置16に記憶される。
4から自動調芯開始の指令が出されると、制御装置13
内のリレー100、101がONとなり、吊り天秤4ま
たは吊荷6に設けた傾斜角度検出センサ12からの角度
信号112が制御装置13内の記憶装置16に入力され
る。吊り天秤4または吊荷6が振れている場合には、前
記角度信号112の値は時間と共に変化する波形情報と
して記憶装置16に記憶される。
【0037】次に、演算器15は記憶装置16で記憶し
た波形情報から振れの最大値と最小値を演算して求める
と共に、水平からの平均偏差角度を演算して求め、記憶
装置16に記憶する。
た波形情報から振れの最大値と最小値を演算して求める
と共に、水平からの平均偏差角度を演算して求め、記憶
装置16に記憶する。
【0038】次に、演算器15は前記した方法で求めた
平均偏差角度と、前記無線機14からの自動調芯開始の
指令時に予め入力して、記憶装置16に記憶していた無
線機14からの吊点情報、すなわち吊索11の長さLお
よび吊点間隔Sに基づき、吊索11の所要巻取り量(巻
取り方向を含めた値)を算出して記憶装置16に記憶す
る。さらに演算器15は、前記所要取り巻き量とスプロ
ケット10の回転径を基に、吊索長さの変更手段である
駆動装置9の回転方向と所要回転数を算出して、記憶装
置16に記憶すると共にリレー102を操作して駆動装
置9を作動させる。
平均偏差角度と、前記無線機14からの自動調芯開始の
指令時に予め入力して、記憶装置16に記憶していた無
線機14からの吊点情報、すなわち吊索11の長さLお
よび吊点間隔Sに基づき、吊索11の所要巻取り量(巻
取り方向を含めた値)を算出して記憶装置16に記憶す
る。さらに演算器15は、前記所要取り巻き量とスプロ
ケット10の回転径を基に、吊索長さの変更手段である
駆動装置9の回転方向と所要回転数を算出して、記憶装
置16に記憶すると共にリレー102を操作して駆動装
置9を作動させる。
【0039】また、前記制御装置13においては、詳細
は図示していないが、駆動装置9の実際の回転数を計測
して、これと前記算出した所要回転数と比較して、実際
の回転数が所要回転数に達した時点で、駆動装置9を自
動的に停止させると共に、リレー100、101をOF
Fとして、回転を自動的にロックさせることで、自動調
芯を終了する。
は図示していないが、駆動装置9の実際の回転数を計測
して、これと前記算出した所要回転数と比較して、実際
の回転数が所要回転数に達した時点で、駆動装置9を自
動的に停止させると共に、リレー100、101をOF
Fとして、回転を自動的にロックさせることで、自動調
芯を終了する。
【0040】本実施例における制御装置13では、吊索
11が一軸の場合を代表して説明したが、吊索11が平
面図上で交差する二軸型である場合についても、それぞ
れの構成を備えたものとすればよい。
11が一軸の場合を代表して説明したが、吊索11が平
面図上で交差する二軸型である場合についても、それぞ
れの構成を備えたものとすればよい。
【0041】図6は本発明の実施例となる一軸型の自動
調芯装置の傾斜図である。本実施例では、自動調芯具8
が図示されていないクレーン1のフック2に接続されて
おり、吊荷6は2点吊りでありクレーン1による吊り揚
げ操作により、高所の所定の組み付け場所に移動され
る。図示の例では、吊り天秤を使用していないが、使用
することもできる。自動調芯具8は、駆動装置9とそれ
に連結されたスプロケット10および制御装置13が内
蔵されており、このうちスプロケット10には1本の吊
索11が、吊索11の全長の中央付近で巻かれており、
先端は直接吊荷6に取り付けられている。また、傾斜角
度検出センサ12が吊荷6上に設置されており、該傾斜
角度検出センサ12の信号線が制御装置13に接続され
ている。
調芯装置の傾斜図である。本実施例では、自動調芯具8
が図示されていないクレーン1のフック2に接続されて
おり、吊荷6は2点吊りでありクレーン1による吊り揚
げ操作により、高所の所定の組み付け場所に移動され
る。図示の例では、吊り天秤を使用していないが、使用
することもできる。自動調芯具8は、駆動装置9とそれ
に連結されたスプロケット10および制御装置13が内
蔵されており、このうちスプロケット10には1本の吊
索11が、吊索11の全長の中央付近で巻かれており、
先端は直接吊荷6に取り付けられている。また、傾斜角
度検出センサ12が吊荷6上に設置されており、該傾斜
角度検出センサ12の信号線が制御装置13に接続され
ている。
【0042】本実施例によれば、吊荷6が振れている場
合でも、無線機14からの吊点情報と自動調芯開始指令
を得た後、図示の左右への傾斜角度を順次、傾斜角度検
出センサ12で検出して、制御装置13へ出力する。該
制御装置13では前記検出値から傾斜角度の最大値と最
小値、さらには駆動装置9に連結されたスプロケット1
0による吊索11の巻取り量(巻取り方向がプラスであ
るかマイナスであるか含めた値)を演算して求めること
ができるので、吊荷6の振れが静定するのを待たず、ク
レーン1による吊り揚げ移動中でも、傾斜量に応じて吊
索11の一方を巻取り、他方を送り出すことによって、
吊索11の長さL1とL2を加減して吊荷6を復元する
ことができる。
合でも、無線機14からの吊点情報と自動調芯開始指令
を得た後、図示の左右への傾斜角度を順次、傾斜角度検
出センサ12で検出して、制御装置13へ出力する。該
制御装置13では前記検出値から傾斜角度の最大値と最
小値、さらには駆動装置9に連結されたスプロケット1
0による吊索11の巻取り量(巻取り方向がプラスであ
るかマイナスであるか含めた値)を演算して求めること
ができるので、吊荷6の振れが静定するのを待たず、ク
レーン1による吊り揚げ移動中でも、傾斜量に応じて吊
索11の一方を巻取り、他方を送り出すことによって、
吊索11の長さL1とL2を加減して吊荷6を復元する
ことができる。
【0043】また、図4および図5は本発明の実施例と
なる二軸型の自動調芯装置の斜視図である。本実施例
は、吊荷6が平面的に広いものに適用される。ここでは
自動調芯具8の吊索11が平面上で2軸交差する形で構
成されており、それぞれの軸には、駆動装置9X、9Y
とそれに連結されたスプロケット10X、10Yが内蔵
され、各スプロケット10X、10Yにはそれぞれ1本
の吊索11X、11Yが、吊索の全長の中央付近で巻か
れており、先端は吊り天秤4を介して吊荷6に4点吊り
されている。ここでは、制御装置13は、筺体の形状を
小さくするために自動調芯具8の下部に設けられている
が、各軸の吊索11X、11Yの制御系統は独立してお
り、各軸の吊索11X、11Yの制御は別々に行われ
る。
なる二軸型の自動調芯装置の斜視図である。本実施例
は、吊荷6が平面的に広いものに適用される。ここでは
自動調芯具8の吊索11が平面上で2軸交差する形で構
成されており、それぞれの軸には、駆動装置9X、9Y
とそれに連結されたスプロケット10X、10Yが内蔵
され、各スプロケット10X、10Yにはそれぞれ1本
の吊索11X、11Yが、吊索の全長の中央付近で巻か
れており、先端は吊り天秤4を介して吊荷6に4点吊り
されている。ここでは、制御装置13は、筺体の形状を
小さくするために自動調芯具8の下部に設けられている
が、各軸の吊索11X、11Yの制御系統は独立してお
り、各軸の吊索11X、11Yの制御は別々に行われ
る。
【0044】また、傾斜角度検出センサ12は吊荷6に
設置されており、該傾斜角度検出センサ12として、X
−Y方向の検出が行えるものを使用しているため2軸に
対応できる。
設置されており、該傾斜角度検出センサ12として、X
−Y方向の検出が行えるものを使用しているため2軸に
対応できる。
【0045】本実施例によれば、吊り天秤4が振れてい
る場合でも、無線機14からの吊点情報と自動調芯開始
指令を得た後、図示の前後左右の傾斜角度を順次、傾斜
角度検出センサ12で検出して、制御装置13へ出力す
る。該制御装置13では前記検出値から各軸の傾斜角度
の最大値と最小値、さらには駆動装置9X、9Yに連結
されたスプロケット10X、10Yによる吊索11X、
11Yの巻取り量(巻取り方向も含めた値)をそれぞれ
演算して求めることができるので、吊り天秤4の振れが
静定するのを待たず、クレーン1による吊り揚げ移動中
でも、傾斜の量に応じて吊索11X、11Yの一方を巻
取り、他方を送り出すことによって、吊索11X、11
Yの長さを加減して吊り天秤4および吊荷6を復元する
ことができる。
る場合でも、無線機14からの吊点情報と自動調芯開始
指令を得た後、図示の前後左右の傾斜角度を順次、傾斜
角度検出センサ12で検出して、制御装置13へ出力す
る。該制御装置13では前記検出値から各軸の傾斜角度
の最大値と最小値、さらには駆動装置9X、9Yに連結
されたスプロケット10X、10Yによる吊索11X、
11Yの巻取り量(巻取り方向も含めた値)をそれぞれ
演算して求めることができるので、吊り天秤4の振れが
静定するのを待たず、クレーン1による吊り揚げ移動中
でも、傾斜の量に応じて吊索11X、11Yの一方を巻
取り、他方を送り出すことによって、吊索11X、11
Yの長さを加減して吊り天秤4および吊荷6を復元する
ことができる。
【0046】また、図6に示す実施例では、吊索11を
スプロケット10を介して1本としたが、たとえば、図
5に示す実施例の2点吊りの場合は2本の吊索11X、
11Y、図示しない4点吊りでは4本の吊索として、そ
れぞれの吊索11の一端を各スプロケット10部分に収
納する構成として、各駆動装置9および制御装置13毎
に吊索11を巻取る構成も本発明の実施例の範囲内のも
のである。
スプロケット10を介して1本としたが、たとえば、図
5に示す実施例の2点吊りの場合は2本の吊索11X、
11Y、図示しない4点吊りでは4本の吊索として、そ
れぞれの吊索11の一端を各スプロケット10部分に収
納する構成として、各駆動装置9および制御装置13毎
に吊索11を巻取る構成も本発明の実施例の範囲内のも
のである。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、吊り中心と吊荷の重心
位置のずれによる吊荷の傾斜角度を、振れによる吊荷の
傾斜角度の最大値、最小値から求め、水平位置に復元す
るための吊索の調節量、すなわち、調芯量を記憶してお
くことができるので、吊荷の振れの静定を待つことなく
所定の高さの位置に移動しながらの復元作業が行える。
また、時間経過や地上と高所での風力の変化、移動中の
振動による新たな吊荷の揺れが生じても正確な調芯が行
える。
位置のずれによる吊荷の傾斜角度を、振れによる吊荷の
傾斜角度の最大値、最小値から求め、水平位置に復元す
るための吊索の調節量、すなわち、調芯量を記憶してお
くことができるので、吊荷の振れの静定を待つことなく
所定の高さの位置に移動しながらの復元作業が行える。
また、時間経過や地上と高所での風力の変化、移動中の
振動による新たな吊荷の揺れが生じても正確な調芯が行
える。
【図1】 本発明の自動調芯装置の吊荷の吊り揚げ機構
の説明図。
の説明図。
【図2】 本発明の自動調芯装置の吊治具の傾斜角度か
ら吊索の送り量を算出する計算方法を説明する図。
ら吊索の送り量を算出する計算方法を説明する図。
【図3】 本発明の実施例となる自動調芯装置の制御系
統の説明図。
統の説明図。
【図4】 本発明の実施例となる2軸型の自動調芯装置
の斜視図。
の斜視図。
【図5】 本発明の実施例となる2軸型の自動調芯装置
の部分斜視図。
の部分斜視図。
【図6】 本発明の実施例となる1軸型の自動調芯装置
の斜視図。
の斜視図。
【図7】 従来例による吊荷の吊り揚げの説明図。
【図8】 従来例による自動調芯装置の説明図。
【図9】 従来例による自動調芯装置の説明図。
【図10】 従来例による自動調芯装置の説明図。
1 クレーン 2 フック 4 吊り天秤 5 チェーンブ
ロック 6 吊荷 8 自動調芯吊
具 9 駆動装置 10 スプロケ
ット 11 吊索 12 傾斜角度
検出センサ 13 制御装置 15 演算器 16 記憶装置
ロック 6 吊荷 8 自動調芯吊
具 9 駆動装置 10 スプロケ
ット 11 吊索 12 傾斜角度
検出センサ 13 制御装置 15 演算器 16 記憶装置
Claims (2)
- 【請求項1】 吊荷を吊り揚げるための吊索と、該吊索
の長さを調節する吊索長さ調節手段と、 吊り揚げた吊荷の水平方向に対する傾斜角度の最大値と
最小値を検出する傾斜角度検出手段と、 該傾斜角度検出手段からの検出値および予め設定された
吊索の取付け寸法の設定値に基づいて、吊荷を水平位置
に復元するために要する吊索長さの調節量を算出し、該
算出値に基づいて、吊索長さの調節手段を制御する制御
装置からなることを特徴とする自動調芯吊具。 - 【請求項2】 吊り揚げた吊荷の水平方向に対する傾き
を検出し、時間と共に変化する傾斜角度の検出値を検出
波形として求め、該検出波形の傾きの最大値と最小値か
ら算出した平均偏差角度と、予め設定して吊荷に取り付
けた吊索の取付け寸法の設定値とから、吊り揚げた吊荷
を水平位置に復元するために要する吊索長さの調節量を
算出して、吊荷を所定の位置に吊り揚げ移動しながら、
前記調節量に基づいて吊荷の水平方向に対する傾きがゼ
ロとなるように吊荷を復元することを特徴とする自動調
芯吊具を用いた吊り揚げ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4534297A JPH10236767A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 自動調芯吊具と該吊具を用いた吊り揚げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4534297A JPH10236767A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 自動調芯吊具と該吊具を用いた吊り揚げ方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10236767A true JPH10236767A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12716623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4534297A Pending JPH10236767A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 自動調芯吊具と該吊具を用いた吊り揚げ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10236767A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US7845087B2 (en) | 1999-12-14 | 2010-12-07 | Voecks Larry A | Apparatus and method for measuring and controlling pendulum motion |
| CN102785821A (zh) * | 2012-08-24 | 2012-11-21 | 深圳市怡美工业设计有限公司 | 用于自动存取系统中的悬挂式物品容器 |
| US10172756B2 (en) | 2011-04-04 | 2019-01-08 | Arjo Ip Holding Ab | Hoist apparatus |
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| CN115374618A (zh) * | 2022-08-10 | 2022-11-22 | 广汽本田汽车有限公司 | 基于起吊平衡的模具设计方法、装置、设备及存储介质 |
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| KR102753190B1 (ko) * | 2024-06-03 | 2025-01-14 | 주식회사 알에스이엔지 | 리프팅 프레임 |
| CN121158644A (zh) * | 2025-11-20 | 2025-12-19 | 中国水利水电第九工程局有限公司 | 一种机器视觉空腹夹层板自动吊装对位装备及方法 |
-
1997
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