JPH10237750A - 対人向けワイパー用不織布およびその製造方法 - Google Patents
対人向けワイパー用不織布およびその製造方法Info
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Abstract
兼ね備えた対人向けワイパー用不織布を提供する。 【解決手段】 対人接触面に親水性繊維が40〜60重
量%露出するように配置し、且つ不織布全体にポリエス
テル繊維を50〜20重量%、熱接着性繊維を10〜2
0重量%含有するよう繊維ウェブを構成し、高圧水流処
理を施して繊維同士を三次元的に交絡させることによ
り、柔軟性と表面肌ざわり性とを兼ね備えた対人向けワ
イパー用不織布を得る。
Description
ュや使い捨ておしぼり等のウェットタイプワイプ、ある
いはクレンジング用、汗とり用等のドライタイプワイプ
に適した柔軟性と表面肌ざわり性とを兼ね備えた対人向
けワイパー用不織布およびその製造方法に関するもので
ある。
おしぼりなどにはレーヨン等の親水性繊維または親水性
繊維と熱接着性複合繊維の混綿からなる繊維ウェブに高
圧水流処理を施した不織布、あるいは特開平3−269
199号公報のようにセルロースパルプ、ポリエステル
系潜在捲縮複合繊維及び熱接着性複合繊維からなる嵩高
性シートなどが提案されている。
の不織布には以下の問題点がある。例えば、レーヨン等
の親水性繊維に高圧水流処理を施した不織布であれば、
風合いは柔軟であり、保湿潤性に富むが、不織布の対人
接触面が親水性繊維のみで構成され、構成繊維全てが湿
潤するため、湿潤時の表面の肌ざわりにおいてべたつい
た触感があり、使用者に不快な感触を持たせる。また繊
維同士の交絡のみの構成のため毛羽立ちの問題などが生
じ易く、更に湿潤時における嵩のへたりや不織布強力の
低下が生じる。これら問題を解消するため、親水性繊維
に熱接着性複合繊維を混綿し繊維同士を熱接着させるこ
とにより、毛羽立ちを抑制し湿潤時の不織布強力の低下
を防止できるが、風合いが硬くなって表面にざらついた
触感があり、使用者への不快さを払拭できない。また、
特開平3−269199号公報のようにセルロースパル
プにポリエステル系潜在捲縮複合繊維を混綿したもの
は、潜在捲縮複合繊維の発現により、見掛け密度は小さ
く、不織布表面に凹凸が生じやすくなり、対人接触面積
が小さくなるため、拭きにくくて、拭浄性が悪い。さら
に、セルロースパルプのように繊維長の短い繊維を使用
しているため、柔軟性に劣り、不織布強力が小さいので
破れやすく、使用者に不安感を与える。
ざわりにおいてべたつき感やざらつき感のない対人向け
ワイパー用不織布が未だ得られていないのが実情であ
る。本発明はかかる実情を鑑みてなされたものであり、
適度な柔軟性および良好な表面肌ざわり性を兼ね備えた
対人向けワイパー用不織布およびその製造方法を提供す
ることを目的とする。
ー用不織布は、親水性繊維、ポリエステル繊維、及び熱
接着性繊維からなる繊維ウェブを三次元的に交絡させた
不織布において、該不織布の対人接触面に親水性繊維が
40〜60重量%露出するように配置し、且つ不織布全
体にポリエステル繊維を50〜20重量%、熱接着性繊
維を10〜20重量%含有することを特徴とする。かか
る不織布の構成により、適度な柔軟性および良好な表面
肌ざわり性を兼ね備えた対人向けワイパー用不織布が得
られる。
0以下および/またはウェット状態で0.5以下である
ことが望ましい。かかる初期強伸度比を採用することに
より、ドライ状態および/またはウェット状態いずれで
あっても柔軟性に富む対人向けワイパー用不織布が得ら
れる。
5.7cm以下であることが望ましい。かかる剛軟性を採
用することにより柔軟性に富む対人向けワイパー用不織
布が得られる。
ことが望ましい。かかる目付を採用することにより、柔
軟性と表面肌ざわり性とを兼ね備えた対人向けワイパー
用不織布が得られる。
チレンテレフタレートもしくはポリブチレンテレフタレ
ートからなる繊維であることを特徴とする。かかる繊維
を不織布全体に50〜20重量%含有させることによ
り、湿潤時における嵩のへたりを抑制して柔軟性に富
み、且つ表面の肌ざわり性を良好にする。
であることが望ましい。レーヨン繊維を用いることによ
り保湿潤性に優れた不織布が得られる。
℃)130<T1<300の範囲にある熱可塑性樹脂を
第一成分、該第一成分の融点より20℃以上低く、かつ
ポリエステル繊維の融点より低い熱可塑性樹脂を第二成
分とし、該第一成分を芯、該第二成分を鞘に配置した芯
鞘型複合繊維または偏心芯鞘型複合繊維であることが望
ましい。かかる繊維を用いることにより繊維同士の熱接
着が容易となり、不織布の毛羽立ちを抑制することがで
きる。
(T1℃)130<T1<300の範囲にある熱可塑性樹
脂を第一成分、該第一成分の融点より20℃以上低く、
かつポリエステル繊維の融点より低い熱可塑性樹脂を第
二成分としたとき、両成分は非相溶性であり各成分の一
部が繊維表面に露出している分割型複合繊維であること
が望ましい。かかる繊維を用いることにより、高圧水流
処理時に各成分が容易に分割して極細繊維化され、且つ
繊維同士が熱接着で固定されるので、柔軟性に富み、不
織布の毛羽立ちを抑制することができる。
方法は、親水性繊維40〜60重量%、ポリエステル繊
維50〜20重量%、及び複合繊維10〜20重量%と
からなる繊維ウェブに、高圧水流処理を施し繊維同士を
三次元的に交絡させた後、該熱接着性繊維のみ溶融する
温度で熱処理を施すことにより構成繊維を熱接着させる
ことを特徴とする。かかる製造方法によれば、適度な柔
軟性および良好な肌ざわり性を兼ね備えた不織布を容易
に形成できる。以下、本発明の内容を具体的に説明す
る。
布は、親水性繊維、ポリエステル繊維、及び熱接着性繊
維からなる繊維ウェブを三次元的に交絡させた不織布に
おいて、該不織布の対人接触面に親水性繊維が40〜6
0重量%露出するように配置し、且つ不織布全体にポリ
エステル繊維を50〜20重量%、熱接着性繊維を10
〜20重量%含有する構成のものである。本発明に用い
られる親水性繊維は、綿などの天然繊維、レーヨン、キ
ュプラなどの再生繊維等が挙げられる。その中でもレー
ヨン繊維が取り扱い性、汎用性の観点から好ましく用い
られる。
において40〜60重量%露出するように配置される。
40重量%未満であると不織布の対人接触面における保
湿潤性で劣り、ウェットティッシュ用不織布として用い
た場合本来のウェット性および拭き取り性が損なわれ
る。60重量%より大きいと不織布の対人接触面におけ
る水分付着面積が大きくなり、表面肌ざわりがべたつい
た触感となり好ましくない。
肌ざわり性を向上させる点で疎水性でバルキー感のある
熱可塑性合成繊維を混綿させることが好適であり、その
中でポリエステル繊維が最も好ましい。他の熱可塑性合
成繊維、例えばポリオレフィン系繊維だと高圧水流処理
したときの繊維交絡性が悪く、毛羽立ちや不織布強力で
劣り好ましくない。またポリアミド系、例えばナイロン
繊維だと親水性があり好ましくない。使用できる繊維と
してはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレートからなる繊維が好ましいが、これに限定され
るものではない。
50〜20重量%含有される。ここでいう不織布全体に
含有するとは、不織布の一部を厚み方向が全て入るよう
に取り出した場合、繊維は所定範囲内含有していること
を示す。ポリエステル繊維の含有量が20重量%未満で
あると湿潤時における嵩のへたりが大きく、さらに湿潤
時の表面肌ざわりがべたついた触感となり好ましくな
い。また50重量%より大きいと保湿潤性の面で劣り、
ウェットティッシュ用不織布として用いた場合本来のウ
ェット性が損なわれる。また、ポリエステル繊維は不織
布の対人接触面に少なくとも20重量%露出するのが好
ましい。ポリエステル繊維が露出することにより、部分
的に疎水性成分が露出し、湿潤時においても適度にさら
りとした触感が得られるからである。
表面の少なくとも一部がポリエステル繊維より低融点の
熱可塑性樹脂からなる単一繊維、複合繊維、異形断面繊
維等潜在的に熱接着能を持つ繊維であれば特に限定はさ
れないが、加工性の点で複合繊維が好ましい。
一成分は、融点(T1 ℃)が130<T1 <300の範
囲にある熱可塑性樹脂が好ましく、このような樹脂とし
ては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート等のポリエステル類、ナイロン6、ナイロン
6,6等のポリアミド類、ポリメチルペンテン、ポリプ
ロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレンビ
ニルアルコール共重合体等のポリオレフィン類のホモポ
リマー、コポリマ−、グラフト変性体あるいはこれらの
ポリマーアロイが都合良く用いることができる。
第一成分よりも20℃以上低く、かつポリエステル繊維
の融点より低い熱可塑性樹脂が好ましく、このような樹
脂としては例えば、ポリエチレン、エチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−ブテン−1−プロピレン三元共
重合体等のプロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体を挙げ
ることができる。
組み合わせて、第一成分を芯、第二成分を鞘に配置した
芯鞘型複合繊維または偏心芯鞘型複合繊維、あるいは両
成分が非相溶性であり各成分の一部が繊維表面に露出し
ている分割型複合繊維や一方の成分の熱収縮により分割
する熱分割型複合繊維が用いられ、ポリエチレンテレフ
タレート/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート
/ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート/エチ
レン−プロピレン共重合体、ポリプロピレン/ポリエチ
レン、ポリプロピレン/エチレン−プロピレン共重合体
からなる芯鞘型複合繊維または偏心芯鞘型複合繊維、ポ
リエチレンテレフタレート/ポリプロピレン、ポリエチ
レンテレフタレート/ナイロン、ポリプロピレン/ポリ
エチレンからなる分割型複合繊維、あるいはポリエチレ
ンテレフタレート/エチレン−プロピレン共重合体から
なる熱分割型複合繊維などが好ましく用いられる。例え
ば生産性や不織布の寸法安定性を考慮する場合は芯鞘型
複合繊維が好ましく、不織布のボリューム感を考慮する
場合は偏心芯鞘型複合繊維が好ましい。また柔軟性を考
慮する場合、分割型複合繊維や熱分割型複合繊維を用い
ると高圧水流処理時に各成分が容易に分割して極細繊維
化されるので特に好ましい。
比)は、紡糸性を考慮すると第一成分:第二成分が2
0:80〜80:20となることが好ましい。
20重量%含有することが好ましい。10重量%未満で
あると不織布表面の毛羽立ちを抑制できず、初期モジュ
ラスも低く寸法安定性に劣る。20重量%より大きいと
風合いが硬くなり、表面肌ざわりがざらついた触感とな
り好ましくない。
維、熱接着性繊維の繊度は特に限定されないが、繊度を
細くするとしなやか感が増大し風合いが柔軟になるの
で、繊度は0.7〜3デニールが好ましい。
m2であることが好ましい。特に、ウェットティッシュ用
途に用いる場合は30〜50g/m2がより好ましい。目
付が20g/m2未満であると厚みが薄くなり強力も弱
く、手持ち感が得られないばかりか地合も悪くなり好ま
しくない。また100g/m2より大きいと高圧水流処理
において、三次元交絡を形成するために水圧を大きくす
る必要があり、風合いが硬くなり、使用者が取り扱い難
くなるからである。
ライ状態で1.0以下および/またはウェット状態で
0.5以下であることが好ましい。より好ましくは、ド
ライ状態で0.01〜0.85、ウェット状態で0.0
1〜0.45である。ここでいうドライ状態とは、構成
繊維の公定水分率の範囲内で保水した状態のものをい
う。またウェット状態とは、強制的に不織布全体に水分
を付与し、水分率が不織布重量に対して230〜270
%の状態をいう。
準じ、幅5cm、長さ15cmの試料片をつかみ間隔10cm
で把持し、定速伸長型引張試験機を用いて引張速度20
cm/分で伸長した時に得られる荷重−伸び曲線(図1)
の立ち上がり(初期)のカーブに対して接線を引き、そ
の傾きを求めたものであり、初期強伸度比が大きいと不
織布のコシが強く、初期強伸度比が小さいと不織布のコ
シが弱い。つまり、人が弱い力で握ったりしたときに、
不織布のコシの強いものは硬く感じ、コシの弱いものは
柔らかく感じるものである。初期強伸度比がドライ状態
で1.0、あるいはウェット状態で0.5より大きいと
硬く感じるため好ましくない。
軟性は、5.7cm以下であることが好ましい。より好ま
しくは5.0cm以下である。剛軟性が5.7cmより大き
いと、使用者が手で握った感触が硬く、不快感を与える
からである。一般に、風合いが硬くなると剛軟性は大き
くなり、また繊維が同一方向に多く並ぶとその方向の剛
軟性は大きくなる傾向にある。例えば繊維ウェブをパラ
レルカードで作製した場合、剛軟性はタテ方向が大きく
なる。剛軟性は、親水性繊維、ポリエステル繊維、熱接
着性繊維の配合率や高圧水流処理における水圧、処理速
度あるいは目付大きさによって適宜変更される。例えば
ポリエステル繊維の含有量を多くし、熱接着性繊維の含
有量を少なくすると、剛軟性は小さくなる。また高圧水
流の水圧を小さくすると、剛軟性は小さくなる。
の製造方法について説明する。本発明は親水性繊維40
〜60重量%、ポリエステル繊維50〜20重量%、及
び熱接着性繊維10〜20重量%とからなる繊維ウェブ
に、高圧水流処理を施し繊維同士を三次元的に交絡させ
た後、該熱接着性繊維のみ溶融する温度で熱処理を施
し、構成繊維を熱接着させることによって得られる。前
記繊維ウェブは三種類の繊維を用いた単層体あるいは二
層以上の積層体のいずれであっても良い。例えば、単層
体を作製する場合であれば三種類の繊維を混綿すれば良
い。二層の積層体であれば上層にレーヨン繊維40重量
%、下層にレーヨン繊維60重量%と露出するレーヨン
繊維の割合を変更することもできる。あるいは三層の積
層体であれば中間層にレーヨン繊維を0〜100%まで
ポリエステル繊維及び熱接着性繊維が不織布全体に所定
量含有する範囲で適宜変更することができる。生産性を
考慮すると三種類の繊維を混綿した単層体が特に好まし
い。
で混綿させた後に繊維ウエブを作製する。繊維ウェブの
態様は特には限定されず、パラレルウェブ、クロスウェ
ブ、ランダムウェブ、あるいはエアレイなどいずれであ
っても良い。
って繊維同士の三次元的な交絡が付与される。高圧水流
処理は、従来から良く知られている方法で行えば良く、
その条件は最終的に得ようとする不織布の目付や剛軟性
などに応じて設定すればよい。例えば目付30〜60g
/m2の不織布を得ようとする場合は、孔径0.05〜
0.5mmのオリフィスが0.5〜1.5mmの間隔で設け
られたノズルから、水圧20〜70kg/cm2の柱状水流
を不織布の表裏面側からそれぞれ1〜4回ずつ噴射する
とよい。
除去するために乾燥させる。そして乾燥後または乾燥と
同時に、前記熱接着性繊維によって構成繊維を熱接着さ
せる為に熱接着性繊維のみ溶融する温度で熱処理を行
う。例えば、熱接着性繊維として複合繊維を用いた場
合、複合繊維の第二成分の融点以上、複合繊維の第一成
分及びポリエステル繊維の融点以下の温度で熱処理され
る。そして、熱処理温度を上記の範囲内で変化させるこ
とによって、得られる不織布の柔軟性および肌ざわり性
を調節することは可能である。
る。なお、得られた不織布の厚み、引張強力、破断伸
度、表面肌ざわり性、柔軟性および剛軟性はそれぞれ次
の方法で測定した。
S GAUGE モデル CR-60A 株式会社大栄科学精器製作所
製)を用い、試料1cm2あたり20gの荷重を加えた状
態で測定した。
096に準じ、幅5cm、長さ15cmの試料片をつかみ間
隔10cmで把持し、定速伸長型引張試験機を用いて引張
速度30cm/分で伸長し、切断時の荷重値および伸長率
をそれぞれ引張強力、破断伸度とした。
ェット状態における不織布を机上に設置し、不織布の表
面に手の甲を滑らせてそのときの触感を表1に示す三段
階で評価した。評価はモニター6名によって行われ、各
人がそれぞれ評価した等級の最多数をその等級とした。
手で握り、そのときの触感を表1に示す3段階で評価し
た。評価はモニター6名によって行われ、各人がそれぞ
れ評価した等級の最多数をその等級とした。
性A法(45゜カンチレバー法)に準じ、幅2cm、長さ
15cmの試験片をタテ方向およびヨコ方向にそれぞれ5
枚採取し、カンチレバー型測定機を用いて試験片が移動
した長さを測定し、タテ方向およびヨコ方向それぞれ平
均値を求めた。
デニール、繊維長40mmのレーヨン繊維(ダイワボウレ
ーヨン(株)製)、ポリエステル繊維として繊度1.5
デニール、繊維長51mmのポリエチレンテレフタレート
繊維(帝人(株)製)を使用し、熱接着性繊維として融
点132℃の高密度ポリエチレンを鞘成分、融点260
℃のポリエチレンテレフタレートを芯成分とする繊度2
デニール、繊維長51mmの芯鞘型複合繊維(大和紡績
(株)製)を用意した。
エステル繊維を30重量%、熱接着性繊維を20重量%
混綿し、セミランダムカードで目付40g/m2の繊維ウ
ェブを作製した。
のオリフィスが0.6mm間隔で設けられているノズルを
用いて繊維ウェブの表面側に水圧20kg/cm2、40kg
/cm2、45kg/cm2の柱状水流をそれぞれ1回ずつ、裏
側に水圧35kg/cm2の柱状水流を2回噴射して、ウエ
ブの構成繊維を交絡させ不織布となした。
型乾燥機を用いて140℃で乾燥させながら同一温度
で、不織布中の複合繊維の鞘成分を溶融させることによ
り構成繊維の熱接着加工を行った。得られた不織布は親
水性繊維が不織布の対人接触面に50重量%露出し、且
つポリエステル繊維が不織布全体に30重量%含有する
ものとなった。
して、繊維の配合比をレーヨン繊維を45重量%、ポリ
エステル繊維を45重量%、熱接着性繊維を10重量%
とし、セミランダムカードで目付40g/m2の繊維ウェ
ブを作製した。
と同様のノズルを用いて繊維ウェブの表面側に水圧20
kg/cm2、40kg/cm2、55kg/cm2の柱状水流をそれ
ぞれ一回ずつ、裏面側に水圧40kg/cm2、55kg/cm2
の柱状水流をそれぞれ一回ずつ噴射し、以下実施例1と
同様の熱処理を施して、親水性繊維が不織布の対人接触
面に45重量%露出し、且つポリエステル繊維が不織布
全体に45重量%含有する不織布となした。
繊維を実施例1と同様のものを使用し、複合繊維とし
て、第一成分に融点が260℃のポリエチレンテレフタ
レート、第二成分に融点が140℃のエチレン−プロピ
レンランダム共重合体を使用した繊度2デニール、繊維
長38mmの熱分割型複合繊維を用意した。
エステル繊維を30重量%、複合繊維を20重量%混綿
しセミランダムカードで目付40g/m2の繊維ウェブを
作製した。次いで実施例2と同様の水圧条件で水流交絡
処理を行い、熱処理を施し不織布となした。
能を表2に示す。
デニール、繊維長40mmのレーヨン繊維(ダイワボウレ
ーヨン(株)製)を70重量%、熱接着性繊維として実
施例1と同様の芯鞘型複合繊維を30重量%を混綿し、
セミランダムカードによって目付40g/m2の繊維ウェ
ブを作製した。
1と同様にして親水性繊維が不織布の対人接触面に70
重量%露出し、且つポリエステル繊維が不織布全体に含
有しない不織布となした。比較例1で作製された不織布
の性能を表2に示す。
を不織布の対人接触面において40〜60重量%露出す
るように混綿し、且つポリエステル繊維を不織布全体に
50〜20重量%となるように混綿することにより、表
面肌ざわりにおいてべたつき感がなく適度にさらっとし
た触感であり、しなやか感がある不織布が得られた。ま
た、実施例2のとおりポリエステル繊維の含有量が多く
することにより、実施例3のとおり熱接着性繊維として
分割型複合繊維を用いることにより、剛軟性および初期
強伸度比は小さくなり、柔軟性のある不織布が得られ
た。一方、比較例1においては破断伸度が小さくなり寸
法安定性に優れるものの、本発明の目的である表面肌ざ
わり性や柔軟性について満足いくものが得られなかっ
た。
不織布の対人接触面に親水性繊維を所定の割合露出さ
せ、且つ構成繊維中にポリエステル繊維を所定の割合含
有させることによって保湿潤時における嵩のへたりや、
肌ざわり性、柔軟性などを確保することができる。かか
る不織布をウェットティッシュや使い捨ておしぼり等の
ウェットタイプワイプとして用いた場合、拭き取り性お
よびウェット性を損なうことなく、使用者に心地よい触
感を与える。また、クレンジング用や汗とり用等のドラ
イタイプワイプとして用いた場合、吸液性と表面肌ざわ
り性を兼ね備えているため、使用者に心地よい触感を与
える。
わない程度で、所定の割合含有させることにより初期モ
ジュラスの高い、伸度を低く抑えた寸法安定性の良好な
不織布を得ることができる。また各構成繊維を混綿させ
て用いる場合、その際の繊維の混綿率を変化させること
によって、柔軟性や肌ざわり性等を容易に調節すること
が可能となる。
曲線
Claims (9)
- 【請求項1】 親水性繊維、ポリエステル繊維、及び熱
接着性繊維からなる繊維ウェブを三次元的に交絡させた
不織布において、該不織布の対人接触面に親水性繊維が
40〜60重量%露出するように配置し、且つ不織布全
体にポリエステル繊維を50〜20重量%、熱接着性繊
維を10〜20重量%含有することを特徴とする対人向
けワイパー用不織布。 - 【請求項2】 不織布の初期強伸度比がドライ状態で
1.0以下および/またはウェット状態で0.5以下で
あることを特徴とする請求項1記載の対人向けワイパー
用不織布。 - 【請求項3】 不織布におけるタテおよびヨコ方向の剛
軟性が5.7cm以下であることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の対人向けワイパー用不織布。 - 【請求項4】 不織布の目付が20〜100g/m2であ
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の対
人向けワイパー用不織布 - 【請求項5】 ポリエステル繊維がポリエチレンテレフ
タレートもしくはポリブチレンテレフタレートからなる
繊維であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
記載の対人向けワイパー用不織布。 - 【請求項6】 親水性繊維がレーヨン繊維であることを
特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の対人向けワ
イパー用不織布。 - 【請求項7】 熱接着性繊維が融点(T1℃)130<
T1<300の範囲にある熱可塑性樹脂を第一成分、該
第一成分の融点より20℃以上低く、かつポリエステル
繊維の融点より低い熱可塑性樹脂を第二成分とし、該第
一成分を芯、該第二成分を鞘に配置した芯鞘型複合繊維
または偏心芯鞘型複合繊維であることを特徴とする請求
項1〜6のいずれかに記載の対人向けワイパー用不織
布。 - 【請求項8】 熱接着性繊維が融点(T1℃)130<
T1<300の範囲にある熱可塑性樹脂を第一成分、該
第一成分の融点より20℃以上低く、かつポリエステル
繊維の融点より低い熱可塑性樹脂を第二成分としたと
き、両成分は非相溶性であり各成分の一部が繊維表面に
露出している分割型複合繊維であることを特徴とする請
求項1〜6のいずれかに記載の対人向けワイパー用不織
布。 - 【請求項9】 親水性繊維40〜60重量%、ポリエス
テル繊維50〜20重量%、及び熱接着性繊維10〜2
0重量%とからなる繊維ウェブに、高圧水流処理を施し
繊維同士を三次元的に交絡させた後、該熱接着性繊維の
み溶融する温度で熱処理を施すことにより構成繊維を熱
接着させることを特徴とする対人向けワイパー用不織布
の製造方法。
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|---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (3)
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|---|---|---|---|
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| JP8-359294 | 1996-12-26 | ||
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| JP3256170B2 JP3256170B2 (ja) | 2002-02-12 |
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ID=26556117
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