JPH10237877A - 基礎受け板及び建築物の基礎部分 - Google Patents

基礎受け板及び建築物の基礎部分

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JPH10237877A
JPH10237877A JP9041012A JP4101297A JPH10237877A JP H10237877 A JPH10237877 A JP H10237877A JP 9041012 A JP9041012 A JP 9041012A JP 4101297 A JP4101297 A JP 4101297A JP H10237877 A JPH10237877 A JP H10237877A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 キソパッキン工法において、床下換気効果、
荷重支持能力及び耐すべり性能を増大させ、施工誤差を
吸収し、生産時の品質劣化を最小限に抑えた基礎受け板
を提供する。 【解決手段】 板状体であって、その略中央に略十字形
のボルト孔14を備え、かつ、このボルト孔を除いた板
状体の上面11が所定の面積を有する基礎受け板1を形
成する。下面12には、その略中央から外縁部にかけて
放射状の溝13を備え、その上面11を摩擦平面15と
して形成するか、または上面11に複数の突起を形成す
る。更に、基礎受け板1の角部に面取部16を設けて、
そこに脱型用つまみ17を設け、またボルト孔14の断
面を鉛直面から傾斜させる。そしてこの基礎受け板1は
正方形の板状体とし、その見附面積が最小となるように
土台と基礎間に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築物、特に住宅に
おける床下換気工法の部材として使用する基礎受け板、
及び、この基礎受け板を使用した建築物の基礎部分に関
する。
【0002】
【従来の技術】布基礎形式の木造住宅における床下換気
の効果に関して、キソパッキン工法は換気口方式に比べ
て木質部の腐朽防止効果が高いことが実証され、キソパ
ッキン工法用の基礎受け板に関する技術開発が行われて
いる。
【0003】キソパッキン工法はコンクリート製の布基
礎とその上に設ける木製土台との間に基礎受け板を配置
する工法であり、基礎受け板に設けられた除湿条溝、及
び左右の基礎受け板同士と下方の布基礎及び上方の木製
土台とで形成される隙間を通して床下換気が行われる。
このキソパッキン工法は、基礎欠き込みの格子状換気口
方式に比べ、基礎立ち上がりの断面欠損が無くなる、土
台と基礎の接触が無くなり防湿シートが不要になる、隅
角部等の狭い箇所の換気ができる、玄関・テラス等の格
子状換気口を設けることができなかった部位にも換気口
を設けることができる、などの利点がある。そして、こ
のようなキソパッキン工法に使用される基礎受け板には
圧縮強度、耐侯性、耐湿性などが要求される。
【0004】特公昭55−40734号には、プラスチ
ック複合材からなる基礎受け板が記載されている。この
基礎受け板は全体として長方形の板状体であって、座り
を良くし、通風及び排水等のための溝を表裏面に有し、
必要に応じて2枚以上の基礎受け板を連結するためのほ
ぞ及び蟻溝を前後に有し、更に直角に連結するためのほ
ぞ及び蟻溝を側面に備えている。そして更に、布基礎に
設立された木製土台の固定用ボルトを通すための長孔も
有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
挙げた従来の基礎受け板は以下に挙げる問題点を有して
いる。 (1)基礎受け板は原則として、図5に示すように在来
軸組工法の場合は柱Cの下に、図6に示すように枠組壁
工法の場合はたて枠Tの下に配置されることが望ましい
が、従来のように全体として長方形の板状体として、基
礎受け板の長辺方向と布基礎K及び木製土台Dの軸方向
を一致させて使用すると、特に枠組壁工法の場合は基礎
受け板の数が多くなるので、左右の基礎受け板と布基礎
K及び木製土台Dとによって形成される隙間、すなわち
床下換気用開口の見附面積が小さくなり、床下換気効果
が小さくなる。そこで、これを克服するためには基礎受
け板の見附面積を小さくすればよいが、あまり小さくす
ると荷重支持能力が減少してしまう。
【0006】(2)従来の基礎受け板は、布基礎Kに木
製土台Dを固定するためのアンカーボルトを通すための
長孔を有しているので、アンカーボルトの位置が多少ず
れても問題なく施工できる。しかし、この長孔は直線形
状であるので、その一方向のずれ以外には対応できない
という問題がある。
【0007】(3)従来の基礎受け板は、その上下両面
に通風、除湿のための溝が設けてあり、その向きは基礎
受け板の長手方向と一致しているので、通風、除湿のた
めの空気の流れが一方向のみであり、効果的な換気が行
えるとは言いがたい。さらにその溝が上下両面に設けて
あることにより、布基礎K及び木製土台Dと基礎受け板
との接触面積が小さく、荷重支持能力及び耐すべり性能
に問題がある。このことは、基礎受け板の全体としての
大きさを小さくする程顕著となる。
【0008】(4)従来の基礎受け板は、その上下両面
に通風、除湿のための溝が設けてあり、かつプラスチッ
ク複合材からなるため、その表面は非常に滑り易く、こ
れを使用した場合、住宅の基礎部分が不安定なものにな
るという問題がある。
【0009】(5)従来の基礎受け板は、その生産過程
において、射出プレス成形の後基礎受け板の端部を掴ん
で脱型するので、基礎受け板自体にひずみを生じ、多少
なりともその品質に悪影響が及ぶという問題点がある。
【0010】そこで本発明は上記(1)乃至(5)の問
題点に鑑みてなされたものであり、キソパッキン工法に
おいて、床下換気効果、荷重支持能力及び耐すべり性能
を増大させ、施工誤差を吸収し、生産時の品質劣化を最
小限に抑えた基礎受け板を提供することによって工期短
縮及び工費削減を図り、またこの基礎受け板を効果的に
使用した住宅の基礎部分を提供することによって、良質
で安価な住宅を公衆に提供することを目的とするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、所定
の外寸法の板状体であって、その略中央に略十字形のボ
ルト孔を備え、かつ、このボルト孔を除いた板状体の上
面が所定の面積を有することを特徴とする基礎受け板、
である。所定の外寸法とは、本発明に係る基礎受け板の
必須要件の一つであり、後述するように、建築物の上部
架構からの荷重を支持するために必要な布基礎及び木製
土台と基礎受け板との接触面積を確保し、かつ、床下換
気効果を最大とするために極力小さくした外寸法、とい
う意味である。そして二番目の必須要件として、板状体
の略中央に略十字形のボルト孔を備える、ということで
ある。これは、布基礎に木製土台を固定するためのアン
カーボルトをこの基礎受け板にも通して固定することも
でき、かつ施工時に生じる固定用ボルトの所定位置から
の二方向のずれに対応できる、というものである。そし
て三番目の必須要件として、ボルト孔を除いた板状体の
上面が所定の面積を有すること、である。すなわち、基
礎受け板と基礎受け板上部の木製土台との接触面積が一
定面積以上確保されていることを必要とする。このよう
に、上記必須要件の一番目と三番目とは相反する性質の
ものであり、この二要件をバランスよく備えることが必
要なのであり、特許請求の範囲中で、所定の外寸法、所
定の面積、という文言を使用したゆえんである。
【0012】更に本発明に係る基礎受け板において、前
記板状体の少なくとも下面には、その略中央から外縁部
にかけて放射状の溝を備えることを特徴とする。放射状
の溝は、この基礎受け板に接する布基礎部分の除湿を主
たる目的とするものであり、放射状とすることにより多
方向の空気流通を可能とする。そしてこの溝は、板状体
の略中央から外縁部にかけて刻まれていなければならな
い。そうでなければ、この基礎受け板に接する布基礎部
分は、外部と基礎内部との空気流通が無く、全く意味を
なさないものとなってしまう。また、少なくとも下面に
とは、下面のみにまたは上下面共にという意味である。
このように本発明に係る基礎受け板は、荷重支持のため
の必要最小限の面積を有する板状体であって、その下面
または上下面には通風・除湿に効果的な形状の溝を刻ん
だ構成となっている。
【0013】一方、前記板状体を長方形の平面形状と
し、少なくともその下面には長方形の長辺に平行に外縁
部まで刻まれた溝を備える基礎受け板、としてもよい。
この場合は特許請求の範囲中の請求項9に記載の通り、
基礎受け板の使用の形態を工夫すれば、床下換気効果が
顕著なものとなる。
【0014】さらに本発明に係る基礎受け板において、
前記板状体の上面を摩擦平面として形成することによ
り、基礎受け板上面の摩擦係数が大きくなり、基礎受け
板と木製土台とがすべりにくくなるので、建築物に外力
が働き、基礎部分にひずみが生じた場合にも基礎受け板
がずれるのを極力抑えることができる。
【0015】あるいは、前記板状体の上面に複数の突起
を形成すれば、木製土台にこの突起が食い込むことによ
り、建築物に外力が働き、基礎部分にひずみが生じた場
合にも基礎受け板がずれるのを殆ど無くすることが可能
になる。
【0016】さらに、前記板状体の角部に面取部を設け
て、かつその面取部には脱型用つまみを設ける場合は、
その生産過程において、射出プレス成形の後基礎受け板
の端部を掴んで脱型する際に、基礎受け板の品質に悪影
響を及ぼすひずみを最小限に抑えることができる。
【0017】また、前記ボルト孔の断面は、鉛直面から
傾斜していることを特徴とし、基礎受け板を介してアン
カーボルトを施工する際に、アンカーボルトが垂直から
多少斜めになってしまっても、その垂直方向の施工誤差
を吸収できる。
【0018】そして、前記板状体を正方形とすれば、以
上述べた作用がバランスのとれたものとなり、また運搬
をはじめとする取り扱いも容易になり、生産コストも低
く抑えることができる。
【0019】一方、布基礎と木製土台の間に、本発明に
係る基礎受け板の見附面積が最小となるようにこれを配
置することによって、布基礎と木製土台との間に基礎受
け板を挿入することによって生じる隙間、すなわち床下
換気有効面積が最大となり、床下換気効果の高い良好な
建築物の基礎部分を形成することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、説明において、
同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略す
る。
【0021】図1は、本発明に係る基礎受け板の一実施
例を示す全体外観斜視図であり、(a)はその上面を、
(b)はその下面を主に表している。同図において、基
礎受け板1は100ミリメートル四方の正方形の板状体
であり、その上面11の面積は、ボルト孔14部分を除
くと80平方センチメートルである。さらに、その下面
12中央には放射状の除湿溝13を有する(図2(b)
参照)。100ミリメートル四方の正方形の上面を、ボ
ルト孔14部分を除いて80平方センチメートルとした
根拠は以下の通りである。すなわち枠組壁工法において
は、建設省告示によって構造部位別に使用できる寸法形
式が定められており、耐力壁たて枠には寸法形式204
(乾燥材で38ミリメートル×89ミリメートル)が通
常用いられる。そして、このたて枠2本分(76ミリメ
ートル×89ミリメートル)の面積、すなわち67.6
4平方センチメートルよりも大きい有効面積を有する基
礎受け板1を使用するならば、基礎受け板1を布基礎と
木製土台との間に挿入した場合でも挿入しない場合と同
様の構造計算で済む。そのため、たて枠2本分の面積を
確保しつつ、生産等に都合のよい寸法ということで10
0ミリメートル四方の正方形にして、かつ木製土台との
有効接触面積を67.64平方センチメートル以上とし
ている。また、たて枠の合計面積や在来軸組工法におい
て柱の断面がこの必要有効接触面積を越える場合につい
ては後述する。
【0022】また基礎受け板1を布基礎と木製土台との
間に挿入した状態で、基礎受け板1の見附面積が大きい
程、布基礎と木製土台との間に基礎受け板1を挿入する
ことによって生じる隙間、すなわち隣り合う基礎受け板
と木製土台及び布基礎とによって形成される床下換気有
効面積が小さくなり、床下換気効果の低い基礎部分を形
成することになるので、基礎受け板1の見附面積が最小
となるように使用することが望ましい。
【0023】すなわち、荷重支持の作用の面からみると
基礎受け板1は大きい方がよく、床下換気効果の面から
みると基礎受け板1は小さい方がよい。この相反する要
請に折り合いを付けた結果が、100ミリメートル四方
の正方形として、かつ木製土台との有効接触面積を6
7.64平方センチメートル以上としたゆえんである。
但し本発明において、必ずしもこの寸法・形状に限定さ
れるものではなく、上述した要求に応えるものであれば
いかなる寸法・形状でもよい。またさらに、この基礎受
け板1には寸法・形状のみならず、材料的な強度も当然
必要であり、ここでは本出願人の先の出願である特願平
7−332319号に記載された材料からなる基礎受け
板1を想定しているが、特にこれに限定されるものでは
ない。例えば、特公昭55−40734号に記載されて
いるポリオレフィン1重量部と石粉1〜10重量部との
プラスチック複合材からなる基礎受け板1としてもよ
い。
【0024】また、基礎受け板1はその中央部に略十字
形のボルト孔14を備えている。このボルト孔14は前
述したように、布基礎に木製土台を固定するためのアン
カーボルトをこの基礎受け板1を介して固定する際に必
要なものであり、施工時に生じるアンカーボルトの所定
位置からの二方向のずれに対応できることになる。ま
た、十字形の先端部を丸くすることによって、先端部が
直線の場合に比べて、ずれ幅を同一にして基礎受け板1
と木製土台との接触面積を大きくするということを可能
ならしめている。
【0025】そして基礎受け板1の下面12には、放射
状の除湿溝13が基礎受け板1の外縁部にかけて刻まれ
ている。この除湿溝13の形状を放射状として、外縁部
にかけて刻むということによって、この基礎受け板1に
接する布基礎部分の除湿を目的とした、外部と基礎内部
との多方向の空気流通を可能ならしめる。
【0026】さらに、基礎受け板1の上面11は摩擦平
面15として形成されており、これによって建築物の上
部架構から木製土台に伝達される荷重を効果的に基礎受
け板1、そして布基礎へと伝達できる。この摩擦平面1
5は基礎受け板1の生産時にプレス成形してもよいし、
後でシール等を上面11に確実に接着したものでもよ
い。
【0027】一方図8のように、上面11に複数の突起
18を形成した基礎受け板3としてもよい。この場合
は、木製土台にこの突起18が食い込むことにより、建
築物に外力が働き、基礎部分にひずみが生じた場合にも
基礎受け板3がずれるのを殆ど無くすることが可能にな
る。
【0028】また図1に示すように、基礎受け板1の四
隅の角部には面取部16が設けられており、かつその面
取部16には脱型用つまみ17が設けてある。この脱型
用つまみ17は、その生産過程において、射出プレス成
形の後基礎受け板1の端部を掴んで脱型する際に、品質
に悪影響を及ぼすひずみを最小限に抑えることができる
という作用を奏する。そして、この脱型用つまみ17を
設けるために面取部16を設け、全体としての平面形状
が100ミリメートル四方の正方形に納まるように形成
している。
【0029】さらに図2(a)に示すように、ボルト孔
14の断面は鉛直面から傾斜しており、ここでは上面1
1から下面12に向かって拡がっている。これにより、
基礎受け板1にアンカーボルトを通す際に、アンカーボ
ルトが垂直から多少斜めになってしまっても、これを許
容できることになる。すなわち、基礎受け板1とアンカ
ーボルトの施工の際に、平面的なずれを吸収するための
手段がボルト孔14の略十字形の形状であり、垂直的な
ずれを吸収するための手段がこのボルト孔14の上面1
1から下面12への拡がりである。但し、少しでも基礎
受け板1上面の木製土台との有効接触面積を大きくした
方が望ましいので、この意味でボルト孔14の断面は上
面11から下面12に向かって拡がることが望ましい。
【0030】また一方、同図に示す基礎受け板1は、全
体として100ミリメートル四方の正方形の板状体とし
ているが、枠組壁工法において耐震壁たて枠の寸法形式
206(38ミリメートル×140ミリメートル)を2
本合わせて使用した場合(面積は106.4平方センチ
メートル)や、在来軸組工法において柱断面が前記した
必要有効接触面積を越えるものを使用した場合は、図3
に示すような基礎受け板2を使用する。この基礎受け板
2は100ミリメートル×150ミリメートルの長方形
の板状体であり、その上面11の面積はボルト孔14部
分を除くと116平方センチメートルであるので、図1
に示す基礎受け板1では必要有効接触面積が不足する場
合に用いる。そして両者の産業上の利用分野及び解決し
ようとする課題は同一であり、相違点はその下面12の
除湿溝13の形状である。すなわち図3に示す基礎受け
板2においては、除湿溝13は基礎受け板2の長手方向
に平行に複数本走る形状となっている。
【0031】ここで注意すべきは、この基礎受け板2を
使用する際には、図9(a)のように短手方向を外部に
見せるように、すなわち基礎受け板2同士の間隔によっ
て形成される床下換気有効面積が最大となるように配置
することである。このように基礎受け板2を配置すれ
ば、荷重支持に必要な面積も確保でき、かつ床下換気有
効面積が最大となるように使用できることになり、また
さらに除湿溝13の向きも、外部と内部を直接結ぶ向き
となり、床下換気にとって有効である。
【0032】ここで本発明に係る基礎受け板1〜3の平
面配置例を図7に示す。但し、同図及び以下の説明にお
いては基礎受け板1を用いる。同図は枠組壁工法による
住宅を想定しており、Kは住宅の布基礎である。また、
基礎受け板1は布基礎K上に配置される。基礎受け板1
の設置は以下の原則に沿って行うことが望ましい。 (1)基礎受け板1は原則として耐力壁線の交点に設置
する。なぜなら耐力壁線の交点は集中荷重を受けやす
く、この部分にすきまを設けておくと基礎部分全体にひ
ずみが生じやすくなるためである。 (2)アンカーボルトを設けた部分には必ず基礎受け板
1を1枚設置する。基礎受け板1は布基礎Kに固定され
ている必要があるので、土台を布基礎Kに固定するアン
カーボルトがある部分には基礎受け板1を配置し、接着
剤等を用いて固定する。そしてアンカーボルトが無い部
分の基礎受け板1についても、接着剤等を用いて布基礎
Kに固定する。
【0033】その他の原則としては、以下に挙げるもの
がある。 (3)まぐさ受け等の集中荷重がかかる部分の下で、荷
重伝達範囲内に1枚以上基礎受け板1を設置する。 (4)布基礎K立ち上がり部分に点検口等を設ける場合
は、開口の両端に1枚づつ基礎受け板1を設置する。 (5)上記以外の部分については、標準50センチメー
トル以内毎に1枚基礎受け板1を設置し、基礎受け板1
相互の間隔は最大75センチメートルとする。但し、耐
力壁・支持壁以外の部分についてはこの限りではない。
【0034】一方、在来軸組工法による住宅の場合は、
上記(3)において柱・筋かい等の集中荷重のかかる部
分にも基礎受け板1を設置すること、(5)において基
礎受け板1相互の間隔は1メートル以内とすること、の
他は上記(1)〜(5)と同じである。
【0035】以上、本発明に係る基礎受け板及びこれを
使用した建築物の基礎部分について詳細に述べたが、本
発明は以上の実施の形態に限定されるものではない。例
えば、上下面の面積が異なるもの、三角形をはじめとす
る多角形やその他の様々な平面形の板状体であるもの、
放射状溝の形状が異なるもの、摩擦平面の形状や模様が
異なるもの、突起の形状や本数・配置が異なるもの、面
取部の形状や脱型用つまみの形状・大きさが異なるも
の、ボルト孔の傾斜が異なるもの、などの全てを含むも
のであり、また本発明に係る基礎受け板は、住宅に限ら
ず布基礎形式の他の用途の建築物にも使用できるもので
ある。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る基礎受
け板は,キソパッキン工法において床下換気効果と荷重
支持能力及び耐すべり性能という相反する要求に折り合
いを付け、それぞれ最大限の性能を引き出し、施工誤差
を吸収し、生産時の品質劣化を最小限に抑えたものであ
る。その結果、工期短縮及び工費削減を図ることがで
き、またこの基礎受け板を効果的に使用し、耐用年数の
長い良好な基礎部分を形成することにより、良質で安価
な住宅を公衆に提供することを可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基礎受け板の一実施例を示す全体
外観斜視図であり、(a)は主にその上面を、(b)は
主にその下面を表す。
【図2】(a)は図1に示す基礎受け板の縦断面図を、
(b)は図1に示す基礎受け板の底面図を表す。
【図3】本発明に係る基礎受け板の他の実施例を示す全
体外観斜視図であり、(a)は主にその上面を、(b)
は主にその下面を表す。
【図4】(a)は図3に示す基礎受け板の縦断面図を、
(b)は図3に示す基礎受け板の底面図を表す。
【図5】本発明に係る基礎受け板の、在来軸組工法の基
礎部分への使用例を示す部分断面斜視図である。
【図6】本発明に係る基礎受け板の、枠組壁工法の基礎
部分への使用例を示す部分断面斜視図である。
【図7】本発明に係る基礎受け板の平面配置例を示す平
面図である。
【図8】本発明に係る基礎受け板の他の実施例を示す全
体外観斜視図であり、主にその上面を表す。
【図9】本発明に係る基礎受け板の使用例を示すもので
あり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【符号の説明】 1 …基礎受け板 2 …基礎受け板 3 …基礎受け板 11 …上面 12 …下面 13 …除湿溝 14 …ボルト孔 15 …摩擦平面 16 …面取部 17 …脱型用つまみ 18 …突起 C …柱 D …木製土台 K …布基礎 G …床合板 N …床根太 S …下枠 T …たて枠

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の外寸法の板状体であって、 その略中央に略十字形のボルト孔を備え、かつ、このボ
    ルト孔を除いた板状体の上面が所定の面積を有すること
    を特徴とする基礎受け板。
  2. 【請求項2】 前記板状体の少なくとも下面には、その
    略中央から外縁部にかけて放射状の溝を備えることを特
    徴とする請求項1記載の基礎受け板。
  3. 【請求項3】 前記板状体は長方形の平面形状であり、
    少なくともその下面には長方形の長辺に平行に外縁部ま
    で刻まれた溝を備えることを特徴とする請求項1記載の
    基礎受け板。
  4. 【請求項4】 前記板状体の上面を摩擦平面として形成
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    一項に記載の基礎受け板。
  5. 【請求項5】 前記板状体の上面に複数の突起を形成し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一
    項に記載の基礎受け板。
  6. 【請求項6】 前記板状体の角部に面取部を設けて、か
    つその面取部には脱型用つまみを設けたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の基礎受
    け板。
  7. 【請求項7】 前記ボルト孔の断面は、鉛直面から傾斜
    していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいず
    れか一項に記載の基礎受け板。
  8. 【請求項8】 前記板状体は正方形であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の基礎
    受け板。
  9. 【請求項9】 布基礎と木製土台の間に、請求項1乃至
    請求項8のいずれか一項に記載の基礎受け板を、その見
    附面積が最小となるように配置したことを特徴とする建
    築物の基礎部分。
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