JPH10237970A - 高気密性建物 - Google Patents

高気密性建物

Info

Publication number
JPH10237970A
JPH10237970A JP5838197A JP5838197A JPH10237970A JP H10237970 A JPH10237970 A JP H10237970A JP 5838197 A JP5838197 A JP 5838197A JP 5838197 A JP5838197 A JP 5838197A JP H10237970 A JPH10237970 A JP H10237970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
room
air
wall
building
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5838197A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohito Suzuki
直仁 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIHOU JUTAKU KK
Original Assignee
AIHOU JUTAKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AIHOU JUTAKU KK filed Critical AIHOU JUTAKU KK
Priority to JP5838197A priority Critical patent/JPH10237970A/ja
Publication of JPH10237970A publication Critical patent/JPH10237970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重壁構造の高気密性建物において、各室内
に外部からのフレッシュエアが常時導入されるようにす
る。 【解決手段】 四方に設けられた外壁1、床2、屋根3
の、それぞれの内面側に、発泡ウレタン樹脂材の吹付け
によって形成される断熱材4を設ける。これによって気
密性の高い3次元空間を形成し、この中に、所定の隙間
7、7’及び空間35等を有した状態で各部屋(室)5
を設ける。隙間7、7’等をもって、本建物におけるベ
ンチレーション用ダクトとする。各室5の一部に外気導
入用の吸気口6を設けるとともに、使用済み空気を上記
ベンチレーション用ダクト7に排出させる排気口65を
設ける。各ベンチレーション用ダクト7等からの空気を
集める集合空間を屋根裏35に設けるとともに、ここに
集められた使用済み空気を外部に排出させる排出装置8
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱性を高めるよ
うにした高気密性建物に関するものであり、特に、この
ような高気密性建物において、各部屋の周りに設けられ
た二重壁空間(隙間)を利用して換気用の空気流通路を
形成させるようにした高気密性建物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近の建物、特に住宅等においては、冷
暖房時における熱効率を向上させる目的から、一般に、
外壁等を二重構造とするとともに、この間に各種断熱材
を設けるようにしているものがある。そして、この断熱
材の取付け方法の一例としては、例えば図4に示すよう
な、所定の厚さの断熱材10を有するパネル等を屋根用
外装材30の内側、あるいは外壁の内側等に設けるよう
にしているものがある。ところで、このものは、図4に
示す如く、屋根裏のタルキ20間等に設けられるように
なっているものであり、このタルキ20間の寸法差等を
吸収する都合上、断熱材10と各タルキ20との間に
は、わずかな隙間(S)が生ずることとなる。この隙間
(S)を介して空気中の水蒸気(湿気)等が浸入し、冬
場等には結露を生じさせるという問題点がある。このよ
うな問題点を解決するために、上記隙間(S)を無くす
るための種々の工夫がなされており、その一例として、
外壁の内側に発泡プラスチック材を吹き付け、建物全体
を密閉させるようにしたもの(発泡材吹付け工法)が挙
げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
発泡プラスチック材を吹き付けること等によって断熱性
能を高めるようにしたもの(建物)においては、熱効率
を考慮して、冷暖房装置等を床下に配置するとともに、
これらによって生成された冷気あるいは暖気等を各ダク
トを介して各部屋(室)に配送するようにしている。そ
の結果、床下における有害物質(例えば白アリ駆除剤
等)を含んだ空気が各部屋(室)に供給されるという問
題点が生ずる。また、各部屋(室)に冷気・暖気を配送
するためのダクト(ベンチレーション用ダクト)等が別
途必要となり、大掛りな構造のものとならざるを得ない
という問題点がある。このような問題点を解決するため
に、二重構造壁の間に形成される隙間をもって空気の流
通路(ベンチレーション用ダクト)を形成させるように
するとともに、各部屋(室)内へは、常に外側から、外
気であるフレッシュエアが導入されるようにし、一方、
屋根裏には排出装置を設けて、常に各部屋からの汚れた
空気を屋根裏に集めるようにするとともに、当該汚れた
空気を外へ排出させるようにしたベンチレーションシス
テムを有する高気密性建物を提供しようとするのが、本
発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、断熱性を高めるようにした高気密性建物
に関して、屋根、床、及び外壁の内側に発泡プラスチッ
ク材からなる断熱材を万遍なく吹付けることによって高
気密性3次元空間を形成し、このように形成された高気
密性3次元空間内であって、上記屋根、床、及び外壁の
それぞれに対して所定の隙間あるいは空間を有した状態
で内壁を設けるとともに、これによって個別の各部屋
(室)を形成させ、更に、このようにして形成された上
記外壁と各部屋(室)の内壁との間に形成される隙間あ
るいは空間をもって空気の流通路(ベンチレーション用
ダクト)を形成させ、一方、上記各部屋(室)の一部に
は外気導入用の吸気口を設けるとともに、他のところに
は当該部屋(室)内の空気を上記流通路(ベンチレーシ
ョン用ダクト)へ排出させるための排気口を設け、更
に、上記屋根と内壁(天井)との間に形成される空間
(屋根裏)のところには本建物内の空気を外部へ排出さ
せる排出装置を設け、これによって上記各部屋(室)か
らの空気を上記流通路を介して上記屋根裏に集めるとと
もに、当該屋根裏に集められた空気を上記排出装置を介
して外部へ排出させるようにした構成を採ることとし
た。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては次のような作用を呈することとなる。
すなわち、各部屋(室)は、すべて、間に空気層を介し
て存在するようになるとともに、当該空気層は、外部と
は気密性の高い状態で遮断されるようになっているの
で、各部屋(室)内の断熱性能は非常に高められること
となる。従って、室内結露の発生等を防止することがで
きるようになる。また、遮音性も高められることとな
る。また、このような状態において、各部屋(室)の周
りに設けられる空気の流通路内には、各室内に存在した
空気が流通(循環)することとなるので、各室内の保温
状態は良好に保たれ、各室内(部屋内)の温度調整のた
めに要するエネルギーが少なくてすむようになる。ま
た、各部屋(室)からの使用済みの空気を屋根裏に集め
て、ここからファン等からなる排出装置を介して常時外
部に排出させるようにしているので、小さな出力の排出
装置を作動させることによって、各室内は、外部に対し
て常にわずかにではあるが低圧状態に保たれることとな
る。その結果、各室内(部屋内)へは、外部からのフレ
ッシュエアが自然に導入(吸引)されることとなる。
【0006】また、上記空気流通のための流通路(ベン
チレーション用ダクト)が外壁と内壁との間に設けられ
た隙間にて形成されるようになっており、従来の高気密
性建物において採用されているようなベンチレーション
用ダクト等を別途設ける必要がない。従って、従来のも
のに較べて、ベンチレーション用ダクトの設置等に関す
る費用が削減化されることとなる。すなわち、コストの
低減化及び工期の短縮化を図ることができるようにな
る。
【0007】また、本発明においては、各部屋(室)内
へ導入される空気は、常に外部からのフレッシュエアと
なっており、このようなフレッシュエアが各室内におい
て人間の呼吸あるいは熱交換等に供せられ、そして、こ
のような使用済みの空気は、各部屋の別のところに設け
られた排気口から、各部屋の外側に形成された流通路を
介して屋根裏へと集められ、ここから建物の外側へと排
出されるようになっているものである。従って、室内に
は、常にきれいなフレッシュエアが存在するようにな
り、従来のものにおけるような、床下で暖められた空
気、あるいは二重壁間を循環した空気等は導入されない
ようになっている。その結果、床下に散布された有害物
質、あるいは、建材から発せられる化学物質等とふれ合
った有害な成分を含む空気が、各部屋等には持ち込まれ
ないようになる。
【0008】また、本発明においては、床面をも含めて
すべての面が、気密性に優れた二重壁構造にて形成され
ていることより、床下からの冷気の浸入等を心配する必
要が無い。すなわち、各室内(部屋内)の断熱性(保温
効果)が高められるようになっている。その結果、床下
は、上記各部屋等とは全く分離させた状態にて形成させ
ることができるようになり、床下の通気性を大きく向上
させることができるようになる(図1参照)。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図3を基に説明する。本発明の実施の形態にか
かるものの、その構成は、図1に示す如く、建物の四方
に巡らされた外壁1と、これら外壁1の下方部と連結さ
れる床2と、上記外壁1の上方部と連結される屋根3
と、これら各部材1、2、3の内側に、気密性を有する
ように万遍なく吹き付けられるものであって発泡ウレタ
ン等のプラスチック材にて形成される断熱材4と、から
なるとともに、このようにして形成された気密性の高い
3次元空間内に、上記外壁1、床2、及び屋根3のそれ
ぞれの断熱材4の設けられた面との間に所定の隙間7あ
るいは空間35等を有するように設けられる各部屋
(室)5と、からなることを基本とするものである。そ
して、このような構成からなる二重壁構造の建物(住
宅)が、通気性の良い土台9上に設置されるようになっ
ているものである。
【0010】このような基本構成において、上記断熱材
4は、ポリウレタン系のプラスチック材を基礎として、
これらが、現場にて、発泡吹付け施工されることによっ
て形成されるようになっているものである。なお、この
場合における発泡の形態としては、断熱性を高めるよう
にするために、独立気泡群からなる単独泡仕様が採られ
るようになっている。このような構成からなる発泡性プ
ラスチック材が、図1に示す如く、外壁1、床2、及び
屋根3の、それぞれの内側に万遍なく吹き付けられ、高
気密性の断熱材4が形成されるようになっているもので
ある。特に、この断熱材4は、発泡吹付け施工により設
けられるものであるので、屋根3と外壁1とのつなぎ
目、及び床2と外壁1とのつなぎ目等においても、図2
及び図3に示すように万遍なく設けられ、外部との間に
おいて高気密性が確保されるようになっている。なお、
このような断熱材4の設置に関しては、外壁部等大きな
面を形成するところには所定の断熱パネルを設置するよ
うにし、これら各断熱パネルの接合部分、あるいは外壁
1と屋根3との接合部、または外壁1と床2との接合部
等にのみ、これらの接合部のシール性を向上させるため
に、上記発泡プラスチック材を吹き付けるようにするこ
とも考えられる。このような工法を採ることによって、
工期の短縮化等を図ることができるようになる。
【0011】このようにして形成された3次元空間内の
上記外壁1、床2、及び屋根3の、それぞれの内面側に
対して、所定の隙間7を有した状態で各部屋(室)5が
設けられることによって、二重壁構造の本建物(住宅)
が形成されることとなる。具体的には、図1に示す如
く、外壁1の内面側に吹付けられた上記断熱材4との間
に所定の隙間7を有した状態で内壁51が設けられると
ともに、床2の内面側に吹付けられた断熱材4との間に
所定の隙間7’を有するように床内装材52が設けられ
ることによって、更には、屋根3の内面側に吹付けられ
た断熱材4との間に屋根裏空間35を介して天井53が
設けられることによって、各部屋(室)5が形成される
ようになっているものである。そして、この各部屋
(室)5の外側と上記外壁1等との間に設けられる所定
の隙間7あるいは空間35等によって、上記各部屋
(室)5周りのベンチレーション機構が形成されるよう
になっているものである。すなわち、隙間7等は空気流
通用の流通路(ベンチレーション用ダクト)を形成する
ようになっているものである。
【0012】次に、このような構成からなる本建物にお
けるベンチレーション機構について、図1を基に説明す
る。まず、各部屋5の一部には、直接外気の導入される
吸気口6が設けられるようになっている。この吸気口6
は、各部屋(室)5が外部よりも常に低圧側に設定され
るようになっていることより、特に吸入ファン等を設け
る必要の無い、単純な構成(構造)とすることができ
る。また、このような吸気口6の設けられるところとは
異なる別の場所には、本各部屋(室)5内にて人間の呼
吸等に使用された使用済みの空気を、本部屋(室)5の
外に排出させるための排気口65が設けられるようにな
っている。そして、この排気口65は、上記ベンチレー
ション用ダクトを形成する流通路7につながるようにな
っているものである。
【0013】このような流通路(ベンチレーション用ダ
クト)7、7’は、各部屋(室)5の内壁51周りに、
あるいは床内装材52と床2との間等に、隈無く設けら
れるようになっており、これらの各流通路(ベンチレー
ション用ダクト)7、7’は、最終的には屋根3と天井
53との間に設けられた屋根裏(屋根裏空間)35に集
結されるようになっているものである。そして、当該屋
根裏空間35のところには、当該屋根裏空間35内の空
気を外部へ排出させるための排出装置8が設けられるよ
うになっている。この排出装置8としては、単純なファ
ン装置等からなるものであって、常時作動させることに
よって上記各部屋(室)5内を外部よりも低圧状態に維
持するようになっているものである。また、本排出装置
8は、大容量のものでは無く、消費電力の少なくてすむ
小形のものが採用されるようになっている。
【0014】このような構成からなる本ベンチレーショ
ン機構の一部を形成する四方に巡らされた縦壁部と床部
との間の接合構造、及び四方に巡らされた縦壁部と天井
部(屋根裏空間)との間の接合構造等について説明す
る。まず、図2に示す如く、外壁1等にて形成される縦
壁と内壁51とによって形成される隙間内であって、横
方向に並列に設けられた複数本の柱11にて区画形成さ
れる空間によって、上下方向に延びる複数本の流通路
(ベンチレーション用ダクト)7が形成される。また、
床周りに関しては、床2と床内装材52とによって形成
される隙間内であって、平行に設けられた複数本の根太
25にて区画形成される空間によって、水平方向に延び
る複数本の流通路(ベンチレーション用ダクト)7’が
形成される。これら構成からなる各ベンチレーション用
ダクト7、7’が、図2に示す如く、縦壁部と床部との
間の接合部において連結され、各部屋(室)5の周りを
囲むようになっているものである。なお、このような構
成において、上記縦壁部を形成する柱11と内壁51と
の間には、上記柱11と直交するように複数本の下地材
(胴縁)511が設けられるようになっている。これに
よって、外壁1と内壁51との間には、微小隙間(t)
が縦壁部全面にわたって形成されることとなり、この微
小隙間(t)を介して電気配線(室内配線)等を行なう
ことができるようになっている。その結果、外壁1に穴
等を空けずに電気配線(室内配線)等をすることができ
るようになり、本建物の気密性を保つことができるよう
になる。
【0015】一方、屋根裏周りについては、図3に示す
如く、屋根3の内面側に設けられた断熱材4と各部屋
(室)5の天井53との間にて屋根裏空間35が形成さ
れる。そして、この屋根裏空間35には、図3に示す如
く、外壁1と内壁51との間に形成された複数本のベン
チレーション用ダクト7が連結されるようになってい
る。また、これらベンチレーション用ダクト7等を形成
する隙間及び空間の、その外側部分には、上記発泡ウレ
タン製の断熱材4が設けられるようになっており、これ
ら隙間及び空間は気密性の高い状態に保持されている。
従って、各ベンチレーション用ダクト7、7’内に収容
された空気は、外部へ洩れ出ることなく、効率良く、本
屋根裏空間35へと集められることとなる。
【0016】このような構成からなる二重壁構造の建物
が、図1に示す如く、コンクリート材等からなる土台9
上に設置されるようになっているものである。そして、
上記建物は、二重壁構造となっているとともに、その床
面の断熱性も優れたものとなっていることより、このよ
うな二重壁構造物の設置される本土台9の、その床下構
造は、通気性の良い状態に形成させることができる。す
なわち、本床下空間99は、図1に示す如く、上記建物
とは分離させた状態にて、通気性の良い状態に形成させ
ることができる。
【0017】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、その作用等について説明する。ま
ず、各部屋(室)5は、すべて、間に空気層を介して存
在するようになるとともに、当該空気層は、外部とは気
密性の高い状態で遮断されるようになっているので、各
部屋(室)5内の断熱性能は非常に高められることとな
る。従って、室内結露の発生等を防止することができる
ようになる。また、このような状態において、各部屋
(室)5の周りに設けられる空気の流通路7内には、各
室5内に存在した空気が流通(循環)することとなるの
で、各部屋(室)5内は保温性に優れた状態に保たれる
こととなり、各室5内(部屋内)の温度調整のためのエ
ネルギーが少なくてすむようになる。また、各部屋
(室)5からの使用済みの空気を屋根裏空間35に集め
て、ここからファン等からなる排出装置8を介して常時
外部に排出させるようにしているので、小さな出力の排
出装置8を作動させることによって、各室5内は外部に
対して常にわずかにではあるが低圧状態に保たれること
となる。その結果、各室5内(部屋内)へは、外部から
のフレッシュエアが自然に導入(吸引)されることとな
る。また、本実施の形態においては、外壁1と内壁51
との間に設けられる隙間をもって空気の流通路(ベンチ
レーション用ダクト)7が形成されるようになってお
り、ベンチレーション用のダクトを別途設ける必要が無
い。従って、ベンチレーション用ダクト設置のための費
用が削減化されることとなる。すなわち、コストの低減
化及び工期の短縮化を図ることができるようになる。
【0018】また、本実施の形態のものにおいては、各
部屋(室)5内へ導入される空気は、吸気口6を介し
て、常に外部からのフレッシュエアとなっており、この
ようなフレッシュエアが各室5内において人間の呼吸等
に供せられ、この使用済みの空気が、各部屋(室)5の
別のところに設けられた排気口65から、各部屋(室)
5の外側に形成された流通路7へと排出され、更にここ
から屋根裏空間35に集められる。そして、この屋根裏
空間35に集められた使用済みの空気は、ここから建物
(住宅)の外側へ、排出装置8を介して排出されること
となる。従って、室内には、常にきれいなフレッシュエ
アが存在するようになり、従来のものにおけるような、
床下で暖められた空気、あるいは二重壁間を循環した空
気等は導入されないようになる。その結果、床下に散布
された有害物質、あるいは、建材から発生する化学物質
等のふん囲気を含む空気は各部屋(室)5内に持ち込ま
れるようなことが無い。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、断熱性を高めるように
した高気密性建物に関して、屋根、床、及び外壁の内側
に発泡プラスチック材からなる断熱材を万遍なく吹付け
ることによって高気密性3次元空間を形成し、このよう
に形成された高気密性3次元空間内であって、上記屋
根、床、及び外壁のそれぞれに対して所定の隙間あるい
は空間を有した状態で内壁を設けるとともに、これによ
って個別の各部屋(室)を形成させ、更に、このように
して形成された上記外壁と各部屋(室)の内壁との間に
形成される隙間あるいは空間をもって空気の流通路(ベ
ンチレーション用ダクト)を形成させ、一方、上記各部
屋(室)の一部には外気導入用の吸気口を設けるととも
に、他のところには当該部屋(室)内の空気を上記流通
路(ベンチレーション用ダクト)へ排出させるための排
気口を設け、更に、上記屋根と内壁(天井)との間に形
成される空間(屋根裏)のところには本建物内の空気を
外部へ排出させる排出装置を設け、これによって上記各
部屋からの空気を上記流通路を介して上記屋根裏に集め
るとともに、当該屋根裏に集められた空気を上記排出装
置を介して外部へ排出させるようにした構成を採ること
としたので、各部屋(室)は、すべて、間に空気層を介
して存在するようになるとともに、当該空気層は、外部
とは気密性の高い状態で遮断されるようになっており、
各部屋(室)内の断熱性能は非常に高められるようにな
った。その結果、室内結露の発生等を防止することがで
きるようになるとともに、遮音性も高められるようにな
った。
【0020】また、各部屋(室)の周りに設けられる空
気の流通路内には各室内に存在した空気が流通(循環)
することとなるので、各室内の保温状態は良好に保持さ
れることとなり、各室内(部屋内)の温度調整のために
要するエネルギーが少なくてすむようになった。また、
各部屋(室)からの使用済みの空気を屋根裏に集めて、
ここからファン等からなる排出装置を介して常時外部に
排出させるようにしたので、小さな出力の排出装置を作
動させることによって、各室内は、外部に対して常にわ
ずかにではあるが低圧状態に保たれることとなり、その
結果、各室内(部屋内)へは、外部からのフレッシュエ
アが自然に導入(吸引)されるようになった。
【0021】また、空気流通のための流通路(ベンチレ
ーション用ダクト)が外壁と内壁との間に設けられた隙
間にて形成されるようになっており、従来の高気密性建
物において採用されているようなベンチレーション用ダ
クト等を別途設ける必要がなくなり、従って、従来のも
のに較べて、ベンチレーション用ダクトの設置等に関す
る費用が削減化されるようになった。すなわち、コスト
の低減化及び工期の短縮化を図ることができるようにな
った。
【0022】また、本発明においては、各部屋(室)内
へ導入される空気は、常に外部からのフレッシュエアと
なり、このようなフレッシュエアが各室内において人間
の呼吸あるいは熱交換等に供せられ、そして、このよう
な使用済みの空気は、各部屋の別のところに設けられた
排気口から各部屋の外側に形成された流通路を介して屋
根裏へと集められ、ここから建物(住宅)の外側へと排
出されることとなるので、室内には、常にきれいなフレ
ッシュエアが存在するようになり、従来のものにおける
ような、床下に散布された有害物質、あるいは、建材か
ら発せられる化学物質等とふれ合った有害な成分を含む
空気等が、各部屋に持ち込まれるようなことが無くなっ
た。
【0023】また、本発明においては、床面をも含めて
すべての面が、気密性に優れた二重壁構造にて形成され
ていることより、床下からの冷気の浸入等を心配する必
要が無くなり、床下は、上記各部屋等とは全く分離させ
た状態で形成することができるようになり、床下の通気
性を大きく向上させることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明にかかる縦壁部及び床周りの構成を示す
部分断面図である。
【図3】本発明にかかる縦壁部及び屋根裏空間周りの構
成を示す部分断面図である。
【図4】従来の断熱パネルの構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 外壁 11 柱 2 床 25 根太 3 屋根 35 屋根裏(屋根裏空間) 4 断熱材 5 部屋(室) 51 内壁 511 下地材(胴縁) 52 床内装材 53 天井 6 吸気口 65 排気口 7 隙間(流通路) 7’ 隙間(流通路) 8 排出装置 9 土台 99 床下空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱性能を高めるようにした高気密性建
    物において、屋根、床、及び外壁の内側に発泡プラスチ
    ック材からなる断熱材を万遍なく吹き付けることによっ
    て高気密性3次元空間を形成し、このように形成された
    高気密性3次元空間内であって、上記屋根、床、及び外
    壁のそれぞれに対して所定の隙間あるいは空間を有した
    状態で内壁を設けるとともに、これによって個別の各部
    屋(室)を形成させ、更に、このようにして形成された
    上記外壁と各部屋(室)の内壁との間に形成される隙間
    あるいは空間をもって空気の流通路(ベンチレーション
    用ダクト)を形成させ、一方、上記各部屋(室)の一部
    には外気導入用の吸気口を設けるとともに、他のところ
    には当該部屋(室)内の空気を上記流通路(ベンチレー
    ション用ダクト)へ排出させるための排気口を設け、更
    に、上記屋根と内壁との間に形成される空間(屋根裏)
    のところには本建物内の空気を外部へ排出させる排出装
    置を設け、これによって、各部屋(室)からの空気を上
    記流通路を介して上記屋根裏に集めるとともに、当該屋
    根裏に集められた空気を上記排出装置を介して外部へ排
    出させるようにした構成からなることを特徴とする高気
    密性建物。
  2. 【請求項2】 断熱性能を高めるようにした高気密性建
    物において、屋根、床、及び外壁の内側であって大きな
    面を形成するところに、所定の形態からなる断熱パネル
    を設置し、このように形成された各断熱パネルの接合
    部、及び外壁と屋根との接合部、更には外壁と床との接
    合部のところに発泡プラスチック材からなる断熱材を吹
    き付けることによって高気密性3次元空間を形成し、こ
    のように形成された高気密性3次元空間内であって、上
    記屋根、床、及び外壁のそれぞれに対して所定の隙間あ
    るいは空間を有した状態で内壁を設けるとともに、これ
    によって個別の各部屋(室)を形成させ、更に、このよ
    うにして形成された上記外壁と各部屋(室)の内壁との
    間に形成される隙間あるいは空間をもって空気の流通路
    (ベンチレーション用ダクト)を形成させ、一方、上記
    各部屋(室)の一部には外気導入用の吸気口を設けると
    ともに、他のところには当該部屋(室)内の空気を上記
    流通路(ベンチレーション用ダクト)へ排出させるため
    の排気口を設け、更に、上記屋根と内壁との間に形成さ
    れる空間(屋根裏)のところには本建物内の空気を外部
    へ排出させる排出装置を設け、これによって、各部屋
    (室)からの空気を上記流通路を介して上記屋根裏に集
    めるとともに、当該屋根裏に集められた空気を上記排出
    装置を介して外部へ排出させるようにした構成からなる
    ことを特徴とする高気密性建物。
JP5838197A 1997-02-25 1997-02-25 高気密性建物 Pending JPH10237970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5838197A JPH10237970A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 高気密性建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5838197A JPH10237970A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 高気密性建物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10237970A true JPH10237970A (ja) 1998-09-08

Family

ID=13082762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5838197A Pending JPH10237970A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 高気密性建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10237970A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001040787A (ja) * 1999-07-30 2001-02-13 Kanto Auto Works Ltd ユニット住宅構造
JP2004211459A (ja) * 2003-01-07 2004-07-29 Takenaka Komuten Co Ltd 土留め構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001040787A (ja) * 1999-07-30 2001-02-13 Kanto Auto Works Ltd ユニット住宅構造
JP2004211459A (ja) * 2003-01-07 2004-07-29 Takenaka Komuten Co Ltd 土留め構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10237970A (ja) 高気密性建物
JP3187707B2 (ja) 構築物の冷暖房・換気システム
KR101251221B1 (ko) 창호 환기시스템
JP4026961B2 (ja) 住宅の換気構造
JPH1151440A (ja) 防湿機能を備えた建築物
JP3338412B2 (ja) 家屋の換気システム
JP3122022B2 (ja) 空気循環建物
JP3026771B2 (ja) 建 物
JPH1144435A (ja) 空気循環式空調型床暖房システムハウス
JP2001152568A (ja) 住宅構造
JP2004108097A (ja) 戸建て健康住宅
JP2003185215A (ja) 換気システム
JPH11218342A (ja) 家屋の空調システム及び空調方法
JP2795895B2 (ja) 家 屋
JPH1061044A (ja) 木造家屋の空調装置
JP2002206772A (ja) 逆梁構造における床下空間を利用した空調装置
JPH10140684A (ja) 空調用通路付き建材及びその接続用建材
JPH06300350A (ja) 床構造および空調装置および床暖房装置
JPH0399147A (ja) 強制換気式家屋
JPH09328828A (ja) 断熱気密パネルおよびそれを用いた断熱気密壁の施工方法
JP2002167876A (ja) 建物の防腐防蟻構造及びその建物
JPH0874342A (ja) 戸建住宅
JP2959965B2 (ja) 建築物における空調システム
JP3084313B2 (ja) 家 屋
JP3084312B2 (ja) 家 屋