JPH10239332A - 回転ケーブルの結合構造 - Google Patents

回転ケーブルの結合構造

Info

Publication number
JPH10239332A
JPH10239332A JP4263097A JP4263097A JPH10239332A JP H10239332 A JPH10239332 A JP H10239332A JP 4263097 A JP4263097 A JP 4263097A JP 4263097 A JP4263097 A JP 4263097A JP H10239332 A JPH10239332 A JP H10239332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
cable
peripheral surface
outer peripheral
clip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4263097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3677925B2 (ja
Inventor
Akira Washimi
晃 鷲見
Hideyuki Nakane
秀行 中根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP04263097A priority Critical patent/JP3677925B2/ja
Publication of JPH10239332A publication Critical patent/JPH10239332A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3677925B2 publication Critical patent/JP3677925B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Flexible Shafts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピードメータケーブル1の結合構造におい
て、締付け工具を用いないで簡単に結合および分割ので
きる結合構造を提供する。 【解決手段】 トランスミッション側ケーシングアウタ
31はスピードメータ側ケーシングアウタ21に挿入さ
れている。ピアノ線からなる略U字形状のクリップ40
が、スピードメータ側ケーシングアウタ21の開口孔2
1aからトランスミッション側ケーシングアウタ31外
周面の溝31aに嵌合して、両ケーシングアウタを弾性
的に狭着している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルが軸周り
回転する回転ケーブルの結合構造に関するものであり、
特に、スピードメータやタコメータ等の車両計器と車両
トランスミッションとを接続する車両用メータ駆動ケー
ブルに用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、回転ケーブルとしては、例えば、
スピードメータやタコメータ等の計器に用いられる車両
用メータ駆動ケーブルがある。これは、エンジンルーム
内の車両トランスミッションと車室内の計器とを接続す
るケーブルであり、エンジンルーム内に位置するケーブ
ル途中部でトランスミッション側と計器側とに分割され
ている。
【0003】この2分割された1対のケーブルは分割部
位にて脱着可能に結合されているが、その結合構造は、
締付け工具によってねじなどを締付ける方式のものであ
る。すなわち、一対のケーブルのうち、一側の分割端部
に男ねじを有するコネクタケーシングが、他側の分割端
部に女ねじを有するコネクタケーシングが取付けられて
いる。そして、互いのケーシングをねじ嵌合して、プラ
イヤ等の締付け工具によってねじ締めすることにより結
合したものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のケーブル結合構造では、例えば、高密度化及び省スペ
ース化されたエンジンルーム等、締付け工具を用いて締
め付けするだけのスペースすなわち工具を回動させるだ
けの作業スペースが取れないような場所にて結合を行う
場合、ケーブルを結合することが出来ないという問題が
生じる。
【0005】また、従来のケーブル結合構造では、結合
が完成するまで、及びメインテナンス時における分割に
時間がかかるという欠点がある。本発明は上記点に鑑み
て、回転ケーブルの結合構造において、締付け工具を用
いないで簡単に結合および分割のできる結合構造を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。すなわち、請
求項1の発明によれば、途中部で第1ケーブル(20)
と第2ケーブル(30)とに2分割された回転ケーブル
(1)の脱着可能な結合構造であって、第1ケーブル
(20)の分割端部外周面を被覆する第1ケーシング
(21)と、第1ケーシング(21)の内周面から外周
面に貫通する開口孔(21a)と、第2ケーブル(3
0)の分割端部外周面を被覆するとともに前記第1ケー
シング(21)の内径よりも所定の大きさだけ小さい外
径を有する第2ケーシング(31)と、第2ケーシング
(31)の外周面に形成された凹部(31a)と、第1
ケーシング(21)の外周面に配設され、凹部(31
a)に嵌合される嵌合部(40a)を有するクリップ
(40)とを備えていることを特徴とする。
【0007】それによって、ケーブル結合時には、第2
ケーシング(31)を第1ケーシング(21)に挿入し
て凹部(31a)と開口孔(21a)とを一致させ、ク
リップ(40)によって第1ケーシング(21)の外周
面を弾性的に狭着しつつ、開口孔(21a)から嵌合部
(40a)を凹部(31a)に弾性的に嵌合させること
によりこれら両ケーシング(20、30)を結合し、一
方、ケーブル分割時には、嵌合部(40a)を凹部(3
1a)から離脱させることにより、これら両ケーシング
(20、30)を分割することができる。
【0008】このため、クリップ(40)の嵌合部(4
0a)を凹部(31a)に対して嵌合、離脱するだけ
で、両ケーブル(20、30)を簡単に結合、分割する
ことができ、締付け工具不要で短時間に脱着可能な結合
構造が実現できる。そして、締付け工具を回動させる作
業スペースが取れないような場所にて結合を行う場合で
も、ケーブルの結合が可能となる。
【0009】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の構成に加えて、第1ケーシング(21)と第2ケーシ
ング(31)との間には、これら両ケーシング(21、
31)をケーブル軸方向に離間させるように弾性力を印
加する弾性部材(50)が設けられ、弾性部材(50)
の弾性力によって、嵌合部(40a)が開口孔(21
a)と凹部(31a)とに圧着されていることを特徴と
する。
【0010】それによって、弾性部材(50)の弾性力
によって開口孔(21a)と凹部(31a)との位置が
ずれて、クリップ(40)の嵌合部(40a)が開口孔
(21a)と凹部(31a)とに圧着されるため、嵌合
部分における嵌合隙間が無くなり、嵌合部分のがたつき
が防止でき、結合がしっかりする。ここで、具体的にク
リップ(40)としては、請求項3のように、略U字形
状をなし、このU字の両端側部位およびターン側部位に
て前記第1ケーシング(21)の外周面を弾性的に狭着
しつつ、このU字の両端側部位とターン側部位との間の
部位に嵌合部(40a)が形成されているものにするこ
とができる。
【0011】さらに、請求項4の発明によれば、請求項
3のクリップ構成において、クリップ(40)のU字の
両端部には曲がり部(40c)が設けられ、第1ケーシ
ング(21)の外周面には、この外周面から突出した突
起部(21c)が設けられ、嵌合部(40a)が凹部
(31a)から離脱した際に、曲がり部(40c)が突
起部(21c)に係止され、外れないようにしたことを
特徴とする。
【0012】それによって、ケーブル分割時に、クリッ
プ(40)の嵌合部(40a)が凹部(31a)から離
脱した際に、クリップ(40)が第1ケーシング(2
1)から離れないようにできるため、ケーブル分割作業
時に、例えば、クリップ(40)が第1ケーシング(2
1)から落ちて無くなってしまうというような不具合を
防止できる。
【0013】さらに、請求項5の発明のように、第1ケ
ーシング(21)の内周面と第2ケーシング(31)の
外周面との間には、これら両周面に密着して、これら両
ケーシング(21、31)の内部を防水する防水リング
(35)が配設されているような構成にすれば、上記請
求項1ないし4に記載の効果に加えて、回転ケーブル
(1)内部に対する防水、防錆等の機能を付加すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
形態について説明する。本実施形態に係る回転ケーブル
の結合構造は、例えば、車両トランスミッションとスピ
ードメータやエンジン回転数メータ(タコメータ)等の
車両計器を接続する車両用メータ駆動ケーブルに適用で
きる。ここでは、回転ケーブルがスピードメータケーブ
ルである場合について述べる。結合構造の具体的構成を
図1および図2に示す。
【0015】スピードメータケーブル(以下、ケーブル
と略す)1は、エンジンルーム内の車両トランスミッシ
ョンと車室内のスピードメータとを接続し、回転伝達す
るものである。ケーブル1は、その途中部のエンジンル
ーム内に配置される部位にて2分割されてスピードメー
タ側とトランスミッション側とに分かれている。図1
は、2分割された一対のケーブルの結合状態を示してい
る。
【0016】2分割された一対の分割ケーブルのうち、
車両のスピードメータに接続される側のケーブルは、本
発明の第1ケーブルに相当するスピードメータ側ケーブ
ル(以下、S側ケーブルと略す)20であり、車両のト
ランスミッションのギヤに接続される側のケーブルは、
本発明の第2ケーブルに相当するトランスミッション側
ケーブル(以下、T側ケーブルと略す)30である。
【0017】これら両ケーブル20、30は、各々、分
割端部外周面をケーシングアウタによって被覆されてい
る。S側ケーブル20を被覆する方は、本発明の第1ケ
ーシングに相当するスピードメータ側ケーシングアウタ
(以下、S側ケーシングアウタと略す)21であり、T
側ケーブル30を被覆する方は、本発明の第2ケーシン
グに相当するトランスミッション側ケーシングアウタ
(以下、T側ケーシングアウタと略す)31である。
【0018】そして、両ケーブル20、30は、これら
両ケーシングアウタ21、31およびS側ケーシングア
ウタ21の外周面に配設されたクリップ40(クリップ
部)の作用によって脱着可能に結合されている。この脱
着可能な結合構造の詳細については後述することとし、
まず、両ケーシングアウタ21、31内部の両ケーブル
20、30構造について述べる。
【0019】図2は、図1において、ケーブル1の軸平
行方向の断面構造を示すものである。S側ケーブル20
およびT側ケーブル30は、共に、多数本の金属線を束
ねて縒り線とした金属製ケーブル(図示しない)を金属
製のケーブルアウタ22、32で被覆し、さらに合成ゴ
ム製の防水チュ−ブ23、33で被覆したものとなって
おり、自在に曲がることができる。
【0020】スピードメータ側の金属製ケーブル(図示
しない)は、スピードメータと接続され、トランスミッ
ション側の金属製ケーブル(図示しない)は、トランス
ミッションと接続されている。そして、これら両金属製
ケーブルは、各々ケーブルアウタ22、32に対してケ
ーブル軸周りに回転摺動可能となっている。S側ケーブ
ル20およびT側ケーブル30の分割端部には、それぞ
れ金属製の円筒形状の回転キー24、34が取り付けら
れている。これら回転キー24、34は、それぞれの側
の金属製ケーブル(図示しない)とかしめ固定され、一
体に回転するようになっている。
【0021】S側ケーブル20側の回転キー24の先端
には、略角柱状の金属製の回転インナー25が突出成形
等によって設けられている。一方、T側ケーブル30側
の回転キー34には、回転インナー25が挿入される略
角柱状の穴が、回転インナー25と対向して備えられて
いる。S側ケーブル20の回転キー24および回転イン
ナー25は、例えば、鍛造鉄等から作られ、T側ケーブ
ル30の回転キー34は例えば、快削鋼等から作られて
いる。
【0022】そして、回転インナー25はT側ケーブル
30側の回転キー34に挿入されて一体に回転するよう
になっている。なお、S側ケーブル20側の回転キー2
4の外周は樹脂ケーシング26で被覆されており、この
回転キー24は樹脂ケーシング26に対して回転摺動可
能となっている。樹脂ケーシング26は、S側ケーブル
20のケーブルアウタ22の分割端部外周面を被覆する
S側ケーシングアウタ21に圧入固定されて被覆されて
いる。
【0023】一方、T側ケーブル30側回転キー34の
外周は、T側ケーブル30のケーブルアウタ32の分割
端部外周面を被覆するT側ケーシングアウタ31に被覆
されている。そして、回転キー34はT側ケーシングア
ウタ31に対して回転摺動可能となっている。以上のよ
うな両ケーブル20、30の構成において、トランスミ
ッションギヤの回転は、T側ケーブル30の金属製ケー
ブル(図示しない)、回転キー34、回転インナー2
5、回転キー24およびS側ケーブル20の金属製ケー
ブル(図示しない)が一体となって回転することによ
り、車室内のスピードメータへと伝えられる。そして、
スピードメータにおいて、この回転の度合いが速度値に
変換されて乗員等に表示されるようになっている。
【0024】次に、本発明の要部であるクリップ40を
用いた両ケーブルの結合構造について、図1および図2
に加えて、図3および図4も参照して説明する。図3
(a)は、両ケーブル20、30およびクリップ40の
各々分離した状態を示すものであり、図3(b)はクリ
ップ40単体の平面図、図3(c)は図3(b)のB方
向からみたものである。
【0025】上述した回転インナー25と回転キー34
との嵌合は、S側ケーブル20とT側ケーブル30とを
結合する力はない。両ケーブル20、30は、上述した
S側ケーシングアウタ21、T側ケーシングアウタ31
およびクリップ40の作用によって結合されている。略
円筒形状のT側ケーシングアウタ31は、その外径が略
円筒形状のS側ケーシングアウタ21の内径よりも所定
の大きさだけ小さくなっており、S側ケーシングアウタ
21に挿入されている。なお、両ケーシングアウタ2
1、31は亜鉛ダイカスト等の金属製である。
【0026】図2および図3(a)に示すように、S側
ケーシングアウタ21には、このS側ケーシングアウタ
21の内周面から外周面に貫通する開口孔21aが2か
所形成されている。また、開口孔21aの両側には、環
状の壁部21bがS側ケーシングアウタ21外周面から
突出して成形されている。さらに開口孔21aと片側の
壁部21bとの間には、S側ケーシングアウタ21の外
周面から突出した突起部21cが設けられている。
【0027】一方、T側ケーシングアウタ31は、その
接続側端部の外周面には、クリップ40が嵌合される凹
部として環状の溝31aが形成されている。この溝31
aと接続側端部との間の外周面には、防水リングとして
ゴム等弾性部材からなるOリング35が取り付けられて
いる。両ケーシングアウタ21、31の結合状態(図2
参照)においては、このOリング35は、対向するT側
ケーシングアウタ31外周面とS側ケーシングアウタ2
1との間において、これら両周面に密着して両ケーシン
グ内部を防水するようになっている。
【0028】また、溝31aとOリング35と間のT側
ケーシングアウタ31外周は、Oリング35側から溝3
1a側に向けて拡径しており、テーパが形成されてい
る。クリップ(クリップ部)40は、強い弾性を有する
弾性部材としての亜鉛めっきされたピアノ線から作られ
ている。そして、図3(b)および(c)に示すように
略U字形状をなし、このU字の内側部位にてS側ケーシ
ングアウタ21の外周面を弾性的に狭着するようになっ
ている。そして、U字の外側に膨らんだ3つの湾曲部4
0a、40bおよびU字の両端に曲がり部40cを有し
ている。
【0029】上記3つの湾曲部のうち、U字の両端側部
位とターン側部位との間の部位に形成された2つの湾曲
部は、T側ケーシングアウタ31の溝(凹部)31aと
嵌合、離脱を行う嵌合部40aである。そして嵌合部4
0aは、溝31aの底曲面の曲率に対応した形状を有し
ている。一方、U字のターン部位に位置する残りの1か
所の湾曲部は、後述するように、クリップ40を溝31
aから離脱させる時に工具(例えばマイナスドライバ)
等を引っ掛けるための引掛け部40bである。
【0030】そして図1および図2に示すように、T側
ケーシングアウタ31は、S側ケーシングアウタ21に
挿入されており、溝31aは開口孔21aから外部と連
通している。そして、クリップ40の嵌合部40aが、
開口孔21aから溝31aに嵌合されて、両ケーシング
アウタ21、31を結合している。さらに、結合状態に
ついて図4を参照して述べる。
【0031】図4は、図2のA−A矢視断面図である。
なお、図4では、S側ケーシングアウタ21、クリップ
40および溝31aの外周(2点鎖線)のみを示し、他
の部分は省略した。この結合状態では、クリップ40
は、U字の内側部位のうち上記3つの湾曲部以外の部
位、すなわちU字の両端側部位およびターン側部位に
て、S側ケーシングアウタ21の外周面を弾性的に狭着
している。
【0032】さらに、クリップ40は、嵌合部40aに
おいてS側ケーシングアウタ21の開口孔21aに係止
されており、この嵌合部40aは、開口孔21aからT
側ケーシングアウタ31の溝31aに嵌合されて、T側
ケーシングアウタ31外周面を弾性的に狭着している。
なお、引掛け部40bとS側ケーシングアウタ21の外
周面との間には、工具等を引っ掛けるための隙間が存在
している。
【0033】このようにクリップ40は、開口孔21a
および溝31aに嵌合されて係止されており、両ケーシ
ング21、31は結合されている。そして、図2に示す
ように、S側ケーシングアウタ21内面には弾性部材と
してのコイルスプリング50(例えばピアノ線製)が、
T側ケーシングアウタ31の接続側端部と対向するよう
に取り付けられている。このコイルスプリング50は、
T側ケーシングアウタ31の端部とS側ケーシングアウ
タ21内面との間に介在して、これら両ケーシングをケ
ーブル軸方向に離間させるように弾性力を印加するよう
になっている。
【0034】このため、この弾性力によって、開口孔2
1aと溝31aとの位置がずれて、クリップ40の嵌合
部40aが開口孔21aおよび溝31aによってしっか
りと圧着されるので、嵌合隙間が無くなっている。次
に、上記構成に基づき、図5および図6をも参照して、
ケーブルの結合および分割方法を説明する。
【0035】まず、ケーブル結合時について述べる。図
5(a)は、ケーブルの結合前の状態を示す図であり、
図5(b)は、図5(a)におけるクリップ40の嵌合
部分におけるケーブル軸直交断面図である。なお、図5
(b)では、S側ケーシングアウタ21およびクリップ
40のみを示し、他の部分は省略した。ケーブル結合時
には、予めクリップ40をS側ケーシングアウタ21の
外周面を狭着させる。このとき、クリップ40の嵌合部
40aを開口孔21a内に位置させ係止する。
【0036】続いて、S側ケーブル20とT側ケーブル
30とを対向させ、T側ケーシングアウタ31をS側ケ
ーシングアウタ21内へ挿入する。挿入していくと、T
側ケーシングアウタ31の外周面のOリング35が、S
側ケーシングアウタ21の内周面に密着して両周面によ
って圧縮される。そして、回転インナー25がT側ケー
ブル30の回転キー34に挿入(図2参照)される。
【0037】そして、開口孔21a内のクリップ40の
嵌合部40aは、T側ケーシングアウタ31外周のテー
パ部分に接触する。T側ケーシングアウタ31をS側ケ
ーシングアウタ21への挿入を続けていくと、クリップ
40はテーパ部分を摺動しつつU字の外側に向かって広
がる。さらに、挿入を続け、溝31aと開口孔21aを
一致させると、クリップ40の弾性狭着力によって、嵌
合部40aが溝31aに嵌合する。
【0038】この時、コイルスプリング50の弾性力に
よってS側ケーシングアウタ21とT側ケーシングアウ
タ31とが離間するように反発し合って、図2に示すよ
うに、開口孔21aと溝31aは離間する方向に少しず
れる。このため、溝嵌合部40aは開口孔21aの孔内
周部と溝31aの内周部とによって挟まれるように圧着
され、クリップ40にはせん断力が付与される。このせ
ん断力によって、クリップ40は開口孔21aおよび溝
31aにしっかりと係止され、ケーブル1の結合が完了
する。
【0039】なお、回転キー34と回転インナー25
は、略角柱状であり、断面は四角形状を有するので、そ
の四角形状の位相が合ったときに嵌合し、位相が合わな
いと基本的に嵌合は不可である。本形状は、図6に示す
ように、T側ケーシングアウタ31のテーパ位置と回転
インナー25の先端とS側ケーシングアウタ21端面ま
でに寸法Bを考慮し、嵌合出来ない時、図のようにT側
ケーシングアウタ31自体を回転させ、徐々に回転キー
34と回転インナー25との位相を合わせながら、嵌合
させられる様な形状としている。
【0040】次に、ケーブル分割時について述べる。図
7(a)は、ケーブルの分割時の状態を示す図であり、
図7(b)は図7(a)におけるクリップ40の嵌合部
分におけるケーブル軸直交断面図である。なお、図7
(b)では、S側ケーシングアウタ21およびクリップ
40のみを示し、他の部分は省略した。また、図7
(b)中、結合状態における溝31aの外周およびクリ
ップ40の位置は2点鎖線で示してある。
【0041】ケーブル分割時には、クリップ40の引掛
け部40bとS側ケーシングアウタ21の外周面との間
の隙間に、例えばマイナスドライバー等の工具の先端を
引っ掛けて、クリップ40をS側ケーシングアウタ21
からケーブルの径方向に離すように引っ張る(図7
(b)のC方向)。すると、クリップ40の曲がり部4
0cがS側ケーシングアウタ21外周上との接触部21
dに沿って摺動して、U字が広がるように弾性変形す
る。そして、クリップ40は溝部31aから離脱すると
共に、クリップ40の曲がり部40cが、S側ケーシン
グアウタ21の外周面を摺動して突起部21cに係止さ
れる。このため、クリップ40はS側ケーシングアウタ
21から離れない。
【0042】続いて、S側ケーシングアウタ21からT
側ケーシングアウタ31を抜くと、回転インナー25も
T側ケーブル30の回転キー34から抜かれてケーブル
1の分割が完了する。ところで、本実施形態によれば、
クリップ40を溝31aに対して嵌合、離脱するだけ
で、両ケーブル20、30を簡単に結合、分割すること
ができ、締付け工具不要で短時間に脱着可能な結合構造
が実現できる。分割時にはクリップ40を引っ掛けるた
めマイナスドライバー等の工具が必要ではあるが、作業
ストロークは僅かであり、また、締付け工具のように回
動ストロークは不要とできる。
【0043】このため、例えば、高密度化及び省スペー
ス化されたエンジンルーム等、締付け工具を用いて締め
付けするだけの作業スペースすなわち工具を回動させる
だけのスペースが取れないような場所にて結合を行う場
合であっても、ケーブル1を結合することが出来る。ま
た、本実施形態によれば、コイルスプリング50の反発
力によって、嵌合部分の嵌合隙間が無くなり、クリップ
40が開口孔21aおよび溝部31aにしっかりと圧着
されるので、嵌合部分のがたつきが防止でき、結合がし
っかりする。
【0044】また、本実施形態によれば、クリップ40
が溝部21aから離脱した際に、曲がり部40cが突起
部21cに係止されるため、クリップ40がS側ケーシ
ングアウタ21から離れないようにできる。そのため、
ケーブル分割作業時に、例えば、クリップ40がS側ケ
ーシングアウタ21から落ちて無くなってしまうという
ような不具合を防止できる。
【0045】さらに、本実施形態によれば、Oリング3
5によって、ケーブル1内部に対する防水、防錆等の機
能を付加することができる。また、本実施形態によれ
ば、クリップ40は自己の弾性力により溝31aに嵌合
するが、この時クリップ40と溝31aの底面とが衝突
して金属音が発生する。この音により作業者は、結合の
完了を知ることができる。 (他の実施形態)なお、クリップの形状は、上記実施形
態の略U字状に限定されるものではなく、例えば、略円
形状、楕円形状、角環形状等であってもよい。また、ケ
ーシングアウタの外周形状に応じ種々設計変更してもよ
いことは勿論である。またクリップの嵌合部は、上記実
施形態のように、湾曲していなくともよく同機能ならば
ストレートなものであってもよい。
【0046】また、上記実施形態においては、クリップ
の断面は円形となっているが、四角状であっても、略半
円形状であってもよく、同一機能ならば形状はどのよう
な形状であってもよい。また、T側ケーシングアウタの
外周面の凹部の形状は、上記実施形態の環状溝に限定さ
れるものではない。例えば、T側ケーシングアウタの外
周面に円形状あるいは偏平形状等の凹部を形成した場
合、クリップにこの凹部に対応した形状を有する凸部を
設けたものとして、S側ケーシングアウタの開口孔か
ら、クリップの凸部とT側ケーシングアウタの外周面の
凹部とを嵌合させるようにすることも可能である。ま
た、凹部は穴であってもよい。
【0047】なお、上記各実施形態では、T側ケーシン
グアウタをS側ケーシングアウタに挿入しているが、各
ケーシングアウタの構成を上記実施形態とは逆にして、
S側ケーシングアウタをT側ケーシングアウタに挿入す
るものとしてもよい。なお、上記各実施形態において、
S側ケーブル、T側ケーブルのうちどちらか一方の側の
金属製ケーブルは、金属製のシャフトであってもよい。
ただし、シャフトを用いた側のケーブルは、自在に曲が
ることはできない。
【0048】なお、上記各実施形態に係る回転ケーブル
の結合構造の用途は、スピードメータケーブルに限定さ
れるものではなく、例えば、タコメータの駆動用ケーブ
ルにも用いることができ、さらに、回転体の回転を検出
するセンサ等の回転ケーブルにも用いることができる。
また、上記実施形態中のコイルスプリング50は、ばね
特性を有するものであれば何でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る回転ケーブルの結合構
造を示す斜視図である。
【図2】図1のケーブル軸平行方向の断面図である。
【図3】(a)は図1の結合構造における各結合要素の
分離状態を示す斜視図、(b)は(a)における結合要
素であるクリップ単体構造を示す平面図、(c)は
(b)のB矢視図である。
【図4】図2のA−A矢視断面図である。
【図5】(a)は図1の結合構造におけるケーブルの結
合前の状態を示す斜視図、(b)は(a)のクリップ4
0の嵌合部分におけるケーブル軸直交断面図である。
【図6】図1の結合構造におけるケーブルの結合方法を
示す断面図である。
【図7】(a)は図1の結合構造におけるケーブルの分
割時の状態を示す斜視図、(b)は(a)のクリップ4
0の嵌合部分におけるケーブル軸直交断面図である。
【符号の説明】
1…スピードメータケーブル、20…スピードメータ側
ケーブル、21…スピードメータ側ケーシングアウタ、
21a…開口孔、21c…突起部、30…トランスミッ
ション側ケーブル、31…トランスミッション側ケーシ
ングアウタ、31a…溝、35…Oリング、40…クリ
ップ、40a…嵌合部、40c…曲がり部、50…コイ
ルスプリング。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ケーブル(1)が途中部で2分割さ
    れており、この2分割された第1ケーブル(20)と第
    2ケーブル(30)とが分割部位にて脱着可能に結合さ
    れるケーブルの結合構造であって、 前記第1ケーブル(20)の分割端部外周面を被覆する
    第1ケーシング(21)と、 前記第1ケーシング(21)の内周面から外周面に貫通
    する開口孔(21a)と、 前記第2ケーブル(30)の分割端部外周面を被覆する
    とともに前記第1ケーシング(21)の内径よりも所定
    の大きさだけ小さい外径を有する第2ケーシング(3
    1)と、 前記第2ケーシング(31)の外周面に形成された凹部
    (31a)と、 前記第1ケーシング(21)の外周面に配設され、前記
    凹部(31a)に嵌合される嵌合部(40a)を有する
    クリップ(40)とを備え、 ケーブル結合時には、前記第2ケーシング(31)を前
    記第1ケーシング(21)に挿入して前記凹部(31
    a)と前記開口孔(21a)とを一致させ、前記クリッ
    プ(40)によって前記第1ケーシング(21)の外周
    面を弾性的に狭着しつつ、前記開口孔(21a)から前
    記嵌合部(40a)を前記凹部(31a)に弾性的に嵌
    合させることによりこれら両ケーシング(20、30)
    を結合することを特徴とする回転ケーブルの結合構造。
  2. 【請求項2】 前記第1ケーシング(21)と前記第2
    ケーシング(31)との間には、これら両ケーシング
    (21、31)をケーブル軸方向に離間させるように弾
    性力を印加する弾性部材(50)が設けられ、 前記弾性部材(50)の弾性力によって、前記嵌合部
    (40a)が前記開口孔(21a)と前記凹部(31
    a)とに圧着されていることを特徴とする請求項1に記
    載の回転ケーブルの結合構造。
  3. 【請求項3】 前記クリップ(40)は略U字形状をな
    し、このU字の両端側部位およびターン側部位にて前記
    第1ケーシング(21)の外周面を弾性的に狭着しつ
    つ、このU字の両端側部位とターン側部位との間の部位
    に前記嵌合部(40a)が形成されていることを特徴と
    する請求項1または2に記載の回転ケーブルの結合構
    造。
  4. 【請求項4】 前記クリップ(40)のU字の両端部に
    は曲がり部(40c)が設けられ、前記第1ケーシング
    (21)の外周面には、この外周面から突出した突起部
    (21c)が設けられ、 前記嵌合部(40a)が前記凹部(31a)から離脱し
    た際に、前記曲がり部(40c)が前記突起部(21
    c)に係止されることを特徴とする請求項3に記載の回
    転ケーブルの結合構造。
  5. 【請求項5】 前記第1ケーシング(21)の内周面と
    前記第2ケーシング(31)の外周面との間には、これ
    ら両周面に密着して、これら両ケーシング(21、3
    1)の内部を防水する防水リング(35)が配設されて
    いることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つ
    に記載の車両用メータ駆動ケーブルの結合構造。
  6. 【請求項6】 前記回転ケーブル(1)は、車両トラン
    スミッションと車両計器とを接続する車両用メータ駆動
    ケーブルであることを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれか1つに記載の回転ケーブルの結合構造。
JP04263097A 1997-02-26 1997-02-26 回転ケーブルの結合構造 Expired - Fee Related JP3677925B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04263097A JP3677925B2 (ja) 1997-02-26 1997-02-26 回転ケーブルの結合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04263097A JP3677925B2 (ja) 1997-02-26 1997-02-26 回転ケーブルの結合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10239332A true JPH10239332A (ja) 1998-09-11
JP3677925B2 JP3677925B2 (ja) 2005-08-03

Family

ID=12641346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04263097A Expired - Fee Related JP3677925B2 (ja) 1997-02-26 1997-02-26 回転ケーブルの結合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3677925B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006038217A (ja) * 2004-06-23 2006-02-09 Nippon Cable Syst Inc コントロールケーブルの中継接続装置
KR101325495B1 (ko) * 2011-12-05 2013-11-07 주식회사 대동시스템 자동차 케이블용 소켓 유니트
EP2971812A4 (en) * 2013-03-14 2017-01-25 Bettcher Industries, Inc. Flex shaft with crimped lock sleeve for power operated rotary knife
JP2021071134A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 株式会社ハイレックスコーポレーション コントロールケーブル装置
WO2022239592A1 (ja) * 2021-05-14 2022-11-17 日本サーモスタット株式会社 温調装置
WO2024090183A1 (ja) * 2022-10-25 2024-05-02 日本サーモスタット株式会社 温調装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006038217A (ja) * 2004-06-23 2006-02-09 Nippon Cable Syst Inc コントロールケーブルの中継接続装置
KR101325495B1 (ko) * 2011-12-05 2013-11-07 주식회사 대동시스템 자동차 케이블용 소켓 유니트
EP2971812A4 (en) * 2013-03-14 2017-01-25 Bettcher Industries, Inc. Flex shaft with crimped lock sleeve for power operated rotary knife
JP2021071134A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 株式会社ハイレックスコーポレーション コントロールケーブル装置
WO2022239592A1 (ja) * 2021-05-14 2022-11-17 日本サーモスタット株式会社 温調装置
JPWO2022239592A1 (ja) * 2021-05-14 2022-11-17
US12276990B2 (en) 2021-05-14 2025-04-15 Nippon Thermostat Co., Ltd. Temperature adjustment device
WO2024090183A1 (ja) * 2022-10-25 2024-05-02 日本サーモスタット株式会社 温調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3677925B2 (ja) 2005-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6043432A (en) Snap in cable connector
JP2785714B2 (ja) シール用ゴム栓の固定構造
US8336834B2 (en) Electrical wire fixing member
CN102823094A (zh) 线缆密封设备、线缆终端以及附连设备
US4046054A (en) Flarable threaded fastener
JP3677925B2 (ja) 回転ケーブルの結合構造
JPH11122748A (ja) 配線用ボックス
US4750600A (en) Clutch cover
JP2006275206A (ja) 挿し口端面の防食構造及びその防食方法
JP3710667B2 (ja) 回転電機のマグネットカバー固定構造
JP4804934B2 (ja) ケーブル保護キャップ
KR200200920Y1 (ko) 자동차 및 기계용 콜게이트 튜브 클립
JP2011113669A (ja) バッテリーターミナル
JP4690933B2 (ja) 同軸ケーブル用コネクタ及び電子機器用箱体
JP2015076381A (ja) シールド構造
JPH028095Y2 (ja)
JPH0534210Y2 (ja)
JP2006164916A (ja) 同軸ケーブル用コネクタ及び電子機器用箱体
JPH11210738A (ja) メータケーブルの接続構造
JP3100379B1 (ja) 同軸ケーブル用コネクター
JPH117991A (ja) 圧着端子の接続固定構造
JPH11144839A (ja) プラグキャップ着脱用ホルダ
JPH08277828A (ja) シート状部材取付具
JPH08270633A (ja) スピードメータケーブルの取付構造
JPH0548245U (ja) ケーブルクランプ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050118

A521 Written amendment

Effective date: 20050318

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050419

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050502

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees