JPH10240113A - 電力系統運用訓練シミュレータ - Google Patents

電力系統運用訓練シミュレータ

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JPH10240113A
JPH10240113A JP4105197A JP4105197A JPH10240113A JP H10240113 A JPH10240113 A JP H10240113A JP 4105197 A JP4105197 A JP 4105197A JP 4105197 A JP4105197 A JP 4105197A JP H10240113 A JPH10240113 A JP H10240113A
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JP
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power system
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accident
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JP4105197A
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Hidenori Yamashita
秀徳 山下
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】模範操作手順をトレーナ不在時においてもトレ
ーニに対して指示してトレーニを訓練することを可能に
する。 【解決手段】事故復旧操作の模範となる操作機器及びそ
の操作内容を含む模範操作データを操作の順番毎に保存
する正解設定手段33及び正解保存ファイル25a2
と、入力部22cから入力された所定の順番における事
故復旧操作データの操作機器と正解保存ファイル25a
2 に保存された所定の順番に対応する模範操作データに
おける操作機器とが実質的に一致しているか否かを判断
する模範操作判定手段34及び操作機器ファイル25a
3 と、この模範操作判定手段34により一致していない
と判断されたときに模範操作データにおける操作機器に
該当するシンボルをCRT22bに強調して表示する正
解表示手段35及び表示機器ファイル25a4 とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め設定された事
故情報や系統データに対応した電力系統の応動を模擬す
ることにより、電力系統運用者の応動調整訓練や事故復
旧操作訓練を行なう電力系統運用訓練シミュレータに関
する。
【0002】
【従来の技術】電力系統を安定的且つ経済的に運用する
ための系統運用業務がますます高度化し、その設備・機
器信頼度も向上しているため、実際に発生する事故頻度
は極めて減少している。したがって、実務経験の積み重
ねでは、事故対応技術を取得することは困難であり、こ
のような状況から、万が一電力系統に事故が発生した場
合でも、迅速且つ的確に対応できるように電力系統運用
者を訓練することが重要になっている。
【0003】そこで、上述した背景から、電力会社の中
央給電指令所や総合訓練所において、電力系統運用訓練
者の訓練を行なうための電力系統運用訓練シミュレータ
が用いられている。この電力系統運用訓練シミュレータ
は、訓練指導者(以下、トレーナと称する)によるデー
タ設定及び操作や被訓練者(以下、トレーニと称する)
によるデータ設定及び操作に対応した電力系統の応動を
模擬して、トレーニがあたかも実際の電力系統を対象に
して運用しているような状況を作り出すことにより、ト
レーニの操作訓練を行なうものである。
【0004】上述したトレーニの操作訓練には、例え
ば、予め設定した系統データに応じて模擬された設定電
力系統応動状変データを調整制御する操作に対する訓練
や、予め設定した事故情報データ(事故シナリオ)に応
じて模擬された事故に対する事故復旧操作訓練等があ
る。
【0005】事故復旧操作とは、一般的には、電力系統
事故により生じた停電区間に対して事故除去後に系統全
体への影響を最小限に抑制しながら速やかに充電し、当
該停電区間を事故発生前の電力系統状態に戻すため電力
機器の操作や発電機出力等の調整を行なうことである。
【0006】例えば、送電線事故により送電線の先にあ
る負荷が停電した場合、復旧操作者は、事故が解消され
たことを確認した後、送電線事故により動作した保護リ
レーに応じて開放された送電線両端の遮断器/断路器
(以下、単に遮断器とする)を電源側→負荷端側の順で
投入操作して負荷への再送電を行なう。また、この再送
電開始前後において、電力系統の周波数動揺を最小限に
抑制するための発電機の出力調整操作を必要に応じて行
なう。このような遮断器操作及び発電機の出力調整操作
により、電力系統を事故発生前の状態に復元する。
【0007】ここで、上述した電力系統応動制御訓練や
事故復旧操作訓練を行なう従来の電力系統運用訓練シミ
ュレータを図32を用いて説明する。
【0008】電力系統運用訓練シミュレータ1は、トレ
ーナの操作に基づく系統訓練用の系統データ(電力系統
の模擬に必要な負荷電力、発電機出力、遮断器の開閉状
態等を含む)や事故情報データ(事故シナリオ;事故発
生時刻、継続時間、事故様相等を含む)等を入力すると
ともに、当該入力データに応じた電力系統の応動データ
を監視(確認)するためのモニタ(CRT)等を備えた
コンソールシステムであるトレーナ用マンマシーン装置
(以下、MMI装置と称し、図面では、MMIと略記す
る)2と、トレーニの操作に基づく調整データや事故復
旧操作データ等を入力するとともに、当該入力データに
応じた電力系統の応動データを監視するためのモニタ
(CRT)等を備えたコンソールシステムであるトレー
ニ用MMI装置3と、トレーナ用MMI装置2から入力
された系統データや事故シナリオを設定・保存する訓練
支援手段4と、この訓練支援手段4により保存された系
統データに応じて、電力系統の有効電力、無効電力、電
圧、周波数、及び位相角等の電力系統に関する諸量の変
動データを模擬モデルに基づく演算により算出して電力
系統応動を模擬するとともに、当該訓練支援手段4によ
り保存された事故シナリオに応じた内容の事故を当該シ
ナリオに応じた時刻に模擬モデルに基づいて発生させ、
送電線保護リレーや遮断器の動作等を模擬する系統模擬
手段5とを備えている。
【0009】例えば、事故復旧操作訓練を実行する場合
においては、訓練の開始前にトレーナがMMI装置2を
操作して事故情報データ(事故シナリオ)を入力し、こ
の入力データは、訓練支援手段4の事故シナリオ格納手
段10に送られる。事故シナリオ格納手段10は、送ら
れた事故シナリオを事故シナリオ保存ファイル11に格
納する。
【0010】続いて、事故起動手段12は一定の周期で
タイマ起動し、事故シナリオ保存ファイル11に格納さ
れた事故シナリオの内容を参照して事故発生時刻を読み
込む。そして、事故発生時刻になったとき、事故の発生
を系統模擬手段5へ通知する。
【0011】系統模擬手段5は、事故発生の通知に応じ
て事故シナリオ保存ファイル11に格納された事故シナ
リオにより事故の様相(内容)と事故発生時に動作する
機器(保護リレー及び遮断器等)の動作状態信号とを読
み込む。次に、読み込んだデータ及び系統模擬モデルに
基づいて保護リレー、遮断器等の機器の動作を模擬し、
この模擬データを例えばトレーナ側のMMI装置2のモ
ニタを介して表示する。
【0012】すなわち、トレーニは、トレーナにより設
定された事故情報データに応じて事故が発生した後にそ
の事故により停電した箇所の復旧操作(遮断器の動作
等)をトレーニ用MMI装置3を介して行なう。系統模
擬手段5は、トレーニの事故復旧操作に応じて、保護リ
レー及び遮断器等の機器の動作を含む電力系統の応動の
模擬を行なう。
【0013】このとき、トレーナは、トレーナ用MMI
装置2を介してトレーニの事故復旧操作内容を確認する
とともに、その事故復旧操作指令に対する上位階層ある
いは下位階層への代行操作指令や、トレーニに対する模
範操作指令の指導及びトレーニの操作指令に対する評価
等をトレーナ用MMI装置2からトレーニ用MMI装置
3を介して行なうようになっている。
【0014】なお、図中符号13は、トレーナ用MMI
装置2から送られた系統データを保存して系統模擬手段
5を起動させて電力系統応動を模擬するとともに、トレ
ーニ用MMI装置3から入力された応動調整操作データ
に基づいて電力系統の応動状態を模擬するデータ設定手
段である。すなわち、事故復旧操作訓練の事故シナリオ
に対応する系統データに基づいて発生した電力系統応動
を監視して、事故復旧操作訓練の事故復旧操作データに
対応する応動調整データをトレーニ用MMI装置3から
入力することにより、トレーニの応動調整操作訓練を行
なっている。そして、この応動調整訓練においても、ト
レーナは、トレーナ用MMI装置2を介してトレーニの
応動調整訓練内容を確認し、事故復旧操作訓練と略同様
の模範操作指令の指導や評価等を行なっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の電力系統運用訓練シミュレータにおいて、任意に設定
された事故シナリオに応じた事故復旧操作訓練や系統デ
ータに応じた応動調整訓練をトレーニに対して実施する
場合、トレーナによるMMI装置を介した模範操作指
導、又は口頭等による操作指導を得ること及びトレーニ
が実施した復旧操作や調整操作に対するトレーナの評価
を行なうことが前提である。すなわち、トレーナがいな
ければ、トレーニは、自分の行なった操作の正誤等を客
観的に判断できず、また、正しい操作手順等を学習する
こともできないため、訓練中においては、常にトレーナ
がトレーニに付き添っていることが必要不可欠であっ
た。
【0016】しかしながら、トレーニに対する訓練にお
いて常にトレーナが必要であることは、人的コスト増に
つなげる原因となっていた。また、トレーナが不在時等
はトレーニを訓練することができず、トレーニに対する
訓練スケジュールをトレーナのスケジュールに合わせて
組まなければならないため、当該訓練スケジュールを効
率的に組むことが難しかった。
【0017】そこで、トレーニがトレーナのスケジュー
ルによらずに自由に且つ独学でも事故復旧操作や応動調
整操作を訓練することが可能な電力系統運用訓練シミュ
レータの開発が望まれていた。
【0018】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、事故復旧操作訓練や応動調整訓練等において、模
範操作手順をトレーナ不在時においてもトレーニに対し
て指示してトレーニを訓練することを可能にした電力系
統運用訓練シミュレータを提供することにある。
【0019】また、本発明の他の目的は、トレーナ不在
時においても操作訓練内容に対する評価を自動的に行な
うことが可能な訓練シミュレータを提供することにあ
る。
【0020】さらに、本発明の他の目的は、模範操作手
順に応じてトレーニが操作手順を繰り返し訓練すること
が可能な電力系統運用訓練シミュレータを提供すること
にある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための第1の発明に係わる電力系統運用訓練シミュレー
タによれば、各種の電力機器を有する電力系統を模擬し
てその応動状態を得ることにより、当該電力系統を運用
する運用者の訓練を行なう電力系統運用訓練シミュレー
タにおいて、予め設定された前記電力系統に対する応動
模擬用データに基づいて当該電力系統を模擬してその応
動状態を得る模擬手段と、この模擬手段により模擬され
た前記電力系統の各種機器の応動状態を前記運用者に対
して表示する表示手段と、前記表示手段により表示され
た応動状態に応じて前記応動状態制御用の操作機器及び
その操作内容を含む操作データを操作の順番毎に入力す
る入力手段と、前記応動状態を制御するための模範とな
る操作機器及びその操作内容を含む模範操作データを操
作の順番毎に保存する保存手段と、保存された模範操作
データの内の少なくとも一部を所定のタイミングで前記
運用者に対して表示する模範操作データ表示手段とを備
えている。
【0022】特に、本発明では、前記応動模擬用データ
は、前記電力系統に対して事故を発生させてその事故に
対する応動状態を得るための事故情報データであり、前
記操作データは、前記事故を復旧させるための操作機器
及びその操作内容を含む事故復旧操作データであるとと
もに、前記模範操作データは、前記事故を模範的に復旧
させるための操作機器及びその操作内容を含むデータで
ある。また、前記表示手段は、前記電力系統の各種機器
をシンボルとして表示器の画面に表示するように構成さ
れ、前記模範操作データ表示手段は、前記模範操作デー
タにおける操作機器の内の少なくとも一部に対応するシ
ンボルを前記表示器の画面上で強調して表示する。
【0023】さらに、本発明では、前記模範操作データ
表示手段は、前記入力手段から入力された所定の順番に
おける操作データの操作機器及びその操作内容の内の少
なくも一方と前記保存手段に保存された前記所定の順番
に対応する模範操作データにおける操作機器及びその操
作内容の内の少なくとも一方とが実質的に一致している
か否かを判断する判断手段を備え、この判断手段により
一致していないと判断されたときに前記模範操作データ
における操作機器に該当するシンボルを前記表示器に強
調して表示するようにしている。
【0024】上述した目的を達成するための第2の発明
に係わる電力系統運用訓練シミュレータによれば、各種
の電力機器を有する電力系統を模擬してその応動状態を
得ることにより、当該電力系統を運用する運用者の訓練
を行なう電力系統運用訓練シミュレータにおいて、予め
設定された前記電力系統に対する応動模擬用データに基
づいて当該電力系統を模擬してその応動状態を得る第1
の模擬手段と、この第1の系統模擬手段により模擬され
た前記電力系統の各種機器の応動状態を前記運用者に対
して表示する表示手段と、前記表示手段により表示され
た応動状態に応じて前記応動状態制御用の操作機器及び
その操作内容を含む操作データを操作の順番毎に入力す
る入力手段と、前記応動状態を制御するための模範とな
る操作機器及びその操作内容を含む模範操作データを操
作の順番毎に保存する保存手段と、前記操作データ及び
前記模範操作データに基づいて前記電力系統を模擬し
て、当該操作データによる電力諸量の応動データ及び前
記模範操作データによる電力諸量の応動データを所定の
タイミング毎にそれぞれ得る第2の模擬手段と、前記操
作データによる電力諸量の応動データの内の少なくとも
1つの応動データD1,及び前記模範操作データによる
電力諸量の応動データにおける前記少なくとも1つの応
動データD1に対応する応動データD2に基づいて前記
操作データ評価用のデータを作成して前記表示器に表示
する評価用データ作成表示手段とを備えている。
【0025】特に本発明では、前記評価用データ作成表
示手段は、前記少なくとも1つの応動データD1及びそ
の応動データD1に対応する応動データD2を共通のパ
ラメータに基づくグラフデータとして表示する手段であ
る。また、前記評価用データ作成表示手段は、前記少な
くとも1つの応動データD1及び前記その応動データD
1に対応する応動データD2とが一致しているか否かを
前記所定のタイミング毎に比較判断し、その比較判断結
果一致していないデータの数に応じて前記操作データの
採点ポイントを作成して表示する手段である。
【0026】上述した目的を達成するための第3の発明
に係わる電力系統運用訓練シミュレータによれば、各種
の電力機器を有する電力系統を模擬してその応動状態を
得ることにより、当該電力系統を運用する運用者の訓練
を行なう電力系統運用訓練シミュレータにおいて、予め
設定された前記電力系統に対する応動模擬用データに基
づいて当該電力系統を模擬してその応動状態を得る模擬
手段と、この模擬手段により模擬された前記電力系統の
各種機器の応動状態を前記運用者に対して表示する表示
手段と、前記表示手段により表示された応動状態に応じ
て前記応動状態制御用の操作機器及びその操作内容を含
む操作データを操作の順番毎に入力する入力手段と、前
記応動状態を制御するための模範となる操作機器を所定
の操作内容で操作する際に許容される隣接する操作間の
時間を操作の順番毎に求める手段と、前記入力手段から
所定の順番において入力された操作データにおける操作
間時間が求められた前記所定の順番に対応する許容操作
間時間よりも大きいか否かを判断する判断手段と、この
判断の結果大きいと判断された場合に、当該所定の操作
データ入力操作が前記許容操作間時間よりも大きいこと
を表すデータを含むメッセージデータを作成して表示す
るメッセージデータ作成表示手段とを備えている。
【0027】上述した目的を達成するための第4の発明
に係わる電力系統運用訓練シミュレータによれば、各種
の電力機器を有する電力系統を模擬してその応動状態を
得ることにより、当該電力系統を運用する運用者の訓練
を行なう電力系統運用訓練シミュレータにおいて、模擬
前の電力系統の状態を系統状態データとして保存する保
存手段と、予め設定された前記電力系統に対する応動模
擬用データに基づいて当該電力系統を模擬してその応動
状態を得る模擬手段と、この模擬手段により模擬された
前記電力系統の各種機器の応動状態を前記運用者に対し
て表示する表示手段と、前記表示手段により表示された
応動状態に応じて前記応動状態制御用の操作機器及びそ
の操作内容を含む操作データを操作の順番毎に入力する
入力手段と、前記応動状態を制御するための模範となる
操作機器及びその操作内容を含む模範操作データを操作
の順番毎に保存する模範操作データ保存手段と、前記入
力手段から入力された所定の操作の順番における操作デ
ータの操作機器及びその操作内容の内の少なくも一方と
前記模範操作データ保存手段に保存された前記所定の順
番に対応する模範操作データにおける操作機器及びその
操作内容の内の少なくとも一方とが略一致しているか否
かを判断する判断手段と、この判断の結果一致していな
いと判断されたときに前記保存手段から前記系統状態デ
ータを読み込んで前記電力系統を模擬前の状態に再設定
する再設定手段とを備えている。
【0028】上述した目的を達成するための第5の発明
に係わる電力系統運用訓練シミュレータによれば、各種
の電力機器を有する電力系統を模擬してその応動状態を
得ることにより、当該電力系統を運用する運用者の訓練
を行なう電力系統運用訓練シミュレータにおいて、模擬
前の電力系統の状態を系統状態データとして保存する保
存手段と、予め設定された前記電力系統に対する応動模
擬用データに基づいて当該電力系統を模擬してその応動
状態を得る模擬手段と、この模擬手段により模擬された
前記電力系統の各種機器の応動状態を前記運用者に対し
て表示する表示手段と、前記表示手段により表示された
応動状態に応じて前記応動状態制御用の操作機器及びそ
の操作内容を含む操作データを操作の順番毎に入力する
入力手段と、前記応動状態を制御するための模範となる
操作機器を所定の操作内容で操作する際に許容される隣
接する操作間の時間を操作の順番毎に求める手段と、前
記入力手段から入力された所定の順番の操作データにお
ける操作間時間が求められた前記所定の順番に対応する
許容操作間時間よりも大きいか否かを判断する判断手段
と、この判断の結果前記操作データの操作間時間が前記
許容操作時間より大きいと判断された場合に、前記保存
手段から前記系統状態データを読み込んで前記電力系統
を模擬前の状態に再設定する再設定手段とを備えてい
る。
【0029】第1の発明によれば、例えば訓練指導者に
より予め設定された電力系統に対する事故情報データ等
の応動模擬用データに基づいて模擬手段により電力系統
が模擬されてその応動状態が得られると、この模擬手段
により模擬された前記電力系統の各種機器の応動状態が
表示手段により例えば表示器を介して運用者に対して表
示される。そして、表示器により表示された応動状態に
応じて事故復旧操作データ等の応動状態制御用の操作機
器及びその操作内容を含む操作データが操作の順番毎に
運用者を介して入力手段から入力され、事故復旧操作訓
練等の応動状態制御訓練が実行される。
【0030】このとき、電力系統の応動状態を制御する
ための模範となる操作機器及びその操作内容を含む模範
操作データが操作の順番毎に保存手段により保存されて
おり、所定のタイミングにおいて、模範操作データ表示
手段により保存された模範操作データの内の少なくとも
一部が例えば前記表示器を介して運用者に対して表示さ
れる。
【0031】模範操作データ表示手段として、例えば入
力手段から入力された所定の順番における操作データの
操作機器及びその操作内容の内の少なくも一方と前記保
存手段に保存された前記所定の順番に対応する模範操作
データにおける操作機器及びその操作内容の内の少なく
とも一方とが実質的に一致しているか否かが判断手段に
より判断され、その判断の結果一致していないと判断さ
れたとき、すなわち、運用者を介して入力手段から入力
された所定の順番における操作データの操作機器及びそ
の操作内容の内の少なくも一方が誤操作であったときを
前記所定のタイミングとして、模範操作データにおける
操作機器に該当するシンボルが模範操作データ表示手段
により表示器を介して運用者に対して強調して表示され
る。
【0032】したがって、運用者は、強調表示されたシ
ンボルを見ることにより、自身が誤操作を行なったこと
を認識し、且つ模範操作における操作すべき機器を前記
シンボルにより容易に認識することができる。
【0033】第2の発明によれば、例えば訓練指導者に
より予め設定された電力系統に対する事故情報データ等
の応動模擬用データに基づいて第1の模擬手段により電
力系統が模擬されてその応動状態が得られると、その電
力系統の各種機器の応動状態が表示手段により運用者に
対して表示される。そして、表示された応動状態に応じ
て事故復旧操作データ等の応動状態制御用の操作機器及
びその操作内容を含む操作データが操作の順番毎に運用
者を介して入力手段から入力され、事故復旧操作訓練等
の応動状態制御訓練が実行される。
【0034】また、電力系統の応動状態を制御するため
の模範となる操作機器及びその操作内容を含む模範操作
データが操作の順番毎に保存手段に保存されており、第
2の模擬手段により操作データ及び模範操作データに基
づいて電力系統が模擬されて、操作データによる電力諸
量の応動データ及び模範操作データによる電力諸量の応
動データが所定のタイミング毎にそれぞれ得られる。
【0035】このとき、評価用データ作成表示手段によ
り、操作データによる電力諸量の応動データの内の少な
くとも1つの応動データD1,及び前記模範操作データ
による電力諸量の応動データにおける少なくとも1つの
応動データD1に対応する応動データD2に基づいて、
例えば、共通のパラメータに基づく応動データD1及び
応動データD2のグラフデータ、応動データD1と応動
データD2との間において一致しないデータの数に基づ
く操作データの採点ポイントデータ等の評価用データが
作成され運用車に対して表示される。
【0036】この結果、運用者は、自身が入力した応動
制御用の操作データの評価を、グラフデータや採点ポイ
ントデータ等の評価データを見ることにより容易に認識
することができる。
【0037】第3の発明によれば、例えば訓練指導者に
より予め設定された電力系統に対する事故情報データ等
の応動模擬用データに基づいて模擬手段により電力系統
が模擬されてその応動状態が得られると、この模擬手段
により模擬された前記電力系統の各種機器の応動状態が
表示手段により運用者に対して表示される。そして、表
示された応動状態に応じて事故復旧操作データ等の応動
状態制御用の操作機器及びその操作内容を含む操作デー
タが操作の順番毎に運用者を介して入力手段から入力さ
れ、事故復旧操作訓練等の応動状態制御訓練が実行され
る。
【0038】一方、電力系統の応動状態を制御するため
の模範となる操作機器を所定の操作内容で操作する際に
許容される隣接する操作間の時間が操作の順番毎に求め
られており、判断手段により、所定の順番において入力
手段から入力された操作データにおける操作間時間が求
められた所定の順番に対応する許容操作間時間よりも大
きいか否かが判断される。そして、この判断の結果大き
いと判断された場合に、メッセージデータ作成手段によ
り、その所定の操作データの入力操作が許容操作間時間
よりも大きいことを表すデータを含むメッセージデータ
が作成され運用者に対して表示される。
【0039】したがって、運用者は、表示されたメッセ
ージデータを見ることにより、自分が所定の順番におい
て行なった操作データの入力操作が許容操作間時間より
も大きいことを容易に認識することができる。
【0040】第4の発明によれば、模擬前の電力系統の
状態が系統状態データとして保存手段により保存されて
おり、例えば訓練指導者により予め設定された電力系統
に対する事故情報データ等の応動模擬用データに基づい
て第1の模擬手段により電力系統が模擬されてその応動
状態が得られる。そして、その電力系統の各種機器の応
動状態が表示手段により運用者に表示され、表示された
応動状態に応じて事故復旧操作データ等の応動状態制御
用の操作機器及びその操作内容を含む操作データが操作
の順番毎に運用者を介して入力手段から入力され、事故
復旧操作訓練等の応動状態制御訓練が実行される。
【0041】一方、応動状態を制御するための模範とな
る操作機器及びその操作内容を含む模範操作データが操
作の順番毎に模範操作データ保存手段により保存されて
いる。
【0042】このとき、入力手段から入力された所定の
操作の順番における操作データの操作機器及びその操作
内容の内の少なくも一方と模範操作データ保存手段に保
存された所定の順番に対応する模範操作データにおける
操作機器及びその操作内容の内の少なくとも一方とが略
一致しているか否かが判断手段により判断され、この判
断の結果一致していないと判断されたとき、すなわち、
運用者を介して入力手段から入力された所定の順番にお
ける操作データの操作機器及びその操作内容の内の少な
くも一方が誤操作であったときに、再設定手段により保
存手段から系統状態データが読み込まれて、電力系統が
模擬前の状態に再設定される。
【0043】すなわち、本発明では、運用者が入力手段
を介して誤操作をした場合には、電力系統の状態が模擬
前の状態に再設定されるため、当該運用者は、再設定さ
れた電力系統に対して入力手段を介して再度事故復旧操
作データ等の応動状態制御用の操作データを入力するこ
とにより、事故復旧操作訓練等の応動状態制御訓練を繰
り返し実行することができる。
【0044】第5の発明によれば、模擬前の電力系統の
状態が系統状態データとして保存手段により保存されて
おり、例えば訓練指導者により予め設定された電力系統
に対する事故情報データ等の応動模擬用データに基づい
て模擬手段により電力系統が模擬される。そして、その
電力系統の各種機器の応動状態が表示手段により運用者
に対して表示され、表示された応動状態に応じて事故復
旧操作データ等の応動状態制御用の操作機器及びその操
作内容を含む操作データが操作の順番毎に運用者を介し
て入力手段から入力され、事故復旧操作訓練等の応動状
態制御訓練が実行される。一方、応動状態を制御するた
めの模範となる操作機器を所定の操作内容で操作する際
に許容される隣接する操作間の時間が操作の順番毎に求
められている。
【0045】このとき、判断手段により、所定の順番に
おいて入力手段から入力された操作データにおける操作
間時間が、求められた所定の順番に対応する許容操作間
時間よりも大きいか否かが判断される。そして、この判
断の結果大きいと判断された場合、すなわち、所定の操
作データの入力操作が許容操作間時間よりも大きい場合
に、再設定手段により保存手段から系統状態データが読
み込まれて、電力系統が模擬前の状態に再設定される。
【0046】したがって、運用者が入力手段を介して許
容操作間時間を越えた操作データ入力操作を行なった場
合には、電力系統の状態が模擬前の状態に再設定される
ため、当該運用者は、再設定された電力系統に対して入
力手段を介して再度事故復旧操作データ等の応動状態制
御用の操作データを入力することにより、事故復旧操作
訓練等の応動状態制御訓練を繰り返し実行することがで
きる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、添付図面を参照して説明する。
【0048】(第1実施形態)図1は、本実施形態にお
ける電力系統運用訓練シミュレータ20の構成を示す図
である。
【0049】図1によれば、電力系統運用訓練シミュレ
ータ20は、次のような装置から構成されている。すな
わち、トレーナの操作に基づいて系統訓練用の系統デー
タ(電力系統を模擬するために必要な負荷電力、発電機
出力、遮断器の開閉状態等を含む)や事故情報データ
(事故シナリオ;事故発生時刻、継続時間、事故様相等
を含む)等を入力するとともに、当該入力データに応じ
た電力系統の応動データを監視するためのモニタを有す
るトレーナ用MMI装置21と、トレーニの操作に基づ
く応動調整データや事故復旧操作データ等を入力すると
ともに、当該入力データに応じた電力系統の応動データ
を監視するためのモニタを有するトレーニ用MMI装置
22と、トレーナ用MMI装置21及びトレーニ用MM
I22から入力された系統データ、応動調整データ、事
故シナリオ、事故復旧操作データ等の模擬用データを保
存し、この模擬用データ及び模擬モデルに基づく演算処
理により電力系統を模擬してその応動状態を出力する系
統模擬用計算機システム23とを備えている。
【0050】前記トレーナ用MMI装置21は、モニタ
としてのCRT21bに接続されたCPU21aと、こ
のCPU21aに接続され、トレーナの操作に基づいて
CPU21aに対して系統データや事故情報データ等を
入力するための入力部21cとを備えている。同様に、
トレーニ用MMI装置22は、モニタとしてのCRT2
2bに接続されたCPU22aと、このCPU22aに
接続され、トレーニの操作に基づいてCPU22aに対
して事故復旧操作データ等を入力するための入力部22
cとを備えている。入力部21c,22cは、CRT2
1b,22bの画面上のカーソルを移動させて当該画面
上に表示されたメニューやアイコン等の要素を指示・選
択するポインティングデバイスであるマウスと、カーソ
ルの指示位置等に数字や文字等を入力するキーボードと
をそれぞれ備えている。なお、モニタとしては、上述の
CRTに限定されるものではなく、液晶表示装置等のビ
ジュアル・ディスプレイ装置であってもよい。
【0051】トレーニ用MMI装置22のCPU22a
の内部メモリ、あるいは図示しない外部記憶装置内に
は、応動対象となる電力系統(例えば、事故を発生させ
る送電線付近の系統であり、送電線、その送電線に電力
を供給する母線、この母線と送電線との間の接続/非接
続を切り換える遮断器等)を○や□等のシンボル及び線
分として表すスケルトン表示画面や応動データをグラフ
として表すグラフ表示画面を作成してCRT22bに表
示するための模擬動作用画面設計プログラムが内蔵され
ている。
【0052】そして、トレーニ用MMI装置22におい
ては、トレーニがCRT22aの例えばスケルトン表示
画面上で入力部22cのマウスを操作して当該スケルト
ン表示画面上のシンボルをクリックしたり、また、シン
ボルをクリックした状態でキーボードを介して数値を入
力することにより、そのシンボルに該当する電力系統要
素を指定し、且つ当該要素の状態設定行なうことができ
る。このようにして指定された指定データ及び設定され
た状態設定データは、CPU22aを介して系統模擬用
計算機システム23に送られるようになっている。
【0053】系統模擬用計算機システム23は、電力系
統を模擬するための数学的な模擬モデルを有し、トレー
ナ用MMI装置21及びトレーニ用MMI装置22から
入力された系統模擬用データ及び当該模擬モデルに基づ
いてリアルタイム演算処理を行なう系統模擬用計算機2
4と、この系統模擬用計算機24に接続され、その系統
模擬用計算機24の演算処理の実行に必要なプログラム
を予め記憶するとともに、当該系統模擬用計算機24の
演算処理により生成されたデータを所定の演算処理毎に
格納するデータファイル25a1 〜25a4 を有するメ
モリ25とを備えている。
【0054】ここで、系統模擬用計算機システム23に
おいて、メモリ25に記憶されたプログラムに基づいて
系統模擬用計算機24で具体的に実行される演算処理を
機能的にまとめた機能ブロック構成を図2に示す。
【0055】図2によれば、系統模擬用計算機システム
23は、トレーナからトレーナ用MMI装置21を介し
て入力された事故発生時刻、継続時間、事故様相等を含
む事故シナリオを読み込んでメモリ25内の事故シナリ
オ保存ファイル25a1 に格納する事故シナリオ格納手
段30と、一定の周期でタイマ起動するように構成さ
れ、事故シナリオ保存ファイル25a1 に格納された事
故シナリオにおける事故発生時刻を読み込み、現在時刻
がその事故発生時刻に到達したときに事故の発生を後述
する系統模擬手段へ通知する事故起動手段31と、事故
起動手段31から送られた通知信号に応じて事故シナリ
オ保存ファイル25a1 に格納された事故シナリオの事
故継続時間及び事故様相を読み込み、模擬モデルに基づ
く演算処理を行なって送電線保護用のリレーや遮断器等
の機器の動作を模擬するとともに、トレーニからトレー
ニ用MMI装置22を介して入力された事故復旧操作デ
ータ(操作機器、操作内容を含む)及び模擬モデルに基
づいて保護リレー及び遮断器等の機器の動作を模擬する
系統模擬手段32とを備えている。
【0056】また、系統模擬用計算機システム23は、
トレーナからトレーナ用MMI装置21を介して入力さ
れた事故シナリオに対応する復旧操作の正解手順(模範
操作手順)を設定し、その模範操作手順を正解保存ファ
イル25a2 に格納する正解設定手段33を備えてい
る。ここで、図3に正解保存ファイル25a2 における
記憶領域の割り当て構成を示す。図3によれば、正解保
存ファイル25a2 には、模範操作において操作される
順番(操作1、操作2、…、操作n)毎に、それぞれ操
作機器名称{遮断器の名称データ、発電機の名称データ
等)}及びその操作機器の操作内容{(遮断器の入/切
操作データ(SVデータ)、発電機の出力調整量データ
(TMデータ)等}が1レコードとして階層的に記憶さ
れている。
【0057】正解設定手段33は、トレーナからトレー
ナ用MMI装置21を介して入力された模範操作手順デ
ータに基づいて模範操作手順を設定して正解保存ファイ
ル25a2 に格納してもよく、また、例えばメモリ25
に予め記憶された事故復旧操作知識データベースに基づ
いて模範操作手順を自動的に生成することもできる(特
開平7−15861号公報参照)。
【0058】一方、トレーニ用MMI装置22から入力
された事故復旧操作データに応じて系統模擬手段32に
より操作された機器の名称及びその操作内容は、図4に
示すように、操作機器名称及び操作内容が1レコードと
なるように操作機器ファイル25a3 に格納される。
【0059】さらに、系統模擬用計算機システム23
は、事故発生後、トレーニ用MMI装置22から事故復
旧操作データが系統模擬手段32に入力される毎に起動
してその起動回数(操作回数に対応する)を保持すると
ともに、当該起動回数(操作回数)番目の模範操作とト
レーニより入力された事故復旧操作データに対応する操
作とを比較して両者が一致しているか否か、すなわち、
トレーニにより入力された事故復旧操作データに対応し
て系統模擬手段32を介して行なわれた復旧操作(操作
機器、操作内容)が模範操作(操作機器、操作内容)と
一致しているか否かを判定する模範操作判定手段34を
備えており、この模範操作判定手段34は、その判定に
より復旧操作の操作機器、操作内容の内の少なくとも一
方が対応する模範操作の操作機器、操作内容と一致して
いないと判定した場合に、模範操作の操作機器名称を表
示機器ファイル25a4 に格納するようになっている。
【0060】そして、系統模擬用計算機システム23
は、表示機器ファイル25a4 に操作機器名称が格納さ
れた時に起動して当該表示機器ファイル25a4 から操
作機器名称を読み込み、トレーニ用MMI装置22のC
PU22aを介してCRT22bのスケルトン表示制御
を行なう正解表示手段35を有している。
【0061】次に本構成の電力系統運用訓練シミュレー
タ20の全体動作について説明する。
【0062】訓練開始前において、トレーナは、トレー
ナ用MMI装置21を介して、事故発生時刻、継続時
間、事故様相等を含む事故シナリオを入力する。入力さ
れた事故シナリオは、系統模擬用計算機24の事故シナ
リオ格納手段30の処理により事故シナリオ保存ファイ
ル25a1 に保存される。また、トレーニ用MMI装置
22のCRT22bには、事故シナリオに対応した電力
系統のスケルトン図が表示される。
【0063】このとき、正解設定手段33の処理によ
り、入力された事故シナリオに対応する模範操作手順
が、トレーナ用MMI装置21から入力された模範操作
手順データに応じて設定される(あるいはメモリ25に
記憶された事故復旧知識データベースに基づいて自動的
に設定される)。
【0064】ここで、上述した事故シナリオ入力動作、
及びこの入力動作に基づく事故シナリオ格納手段30の
処理及び正解設定手順33の処理を具体的に説明する。
【0065】図5(a)は、平常時におけるトレーニ用
MMI装置22のCRT22cに表示されたスケルトン
図を示す図である。ここで、B1,B2は母線、L1,
L2は送電線、CB1,CB2,CB3,CB4は遮断
器(シンボル■、なお、■が閉(入り)状態、□が開放
(切り)状態を示す)でそれぞれ表されており、また、
電気所Aを電源側、電気所Bを負荷側とする。
【0066】スケルトン表示された電力系統において、
トレーナから、所定時刻に送電線L2に故障(故障点
F)を発生させるとともに、当該事故に対応して送電線
保護リレー動作を模擬してCB1,CB4を開放(切り
操作)する事故シナリオが入力されると、入力された事
故シナリオは、事故シナリオ保存ファイル25a1 に保
存される。一般に、送電線に対する事故復旧操作では、
電源側から負荷側へ順に遮断器の閉操作(入り操作)を
行なうようになっている。したがって、例えばトレーナ
からトレーナ用MMI装置21を介して入力された当該
事故シナリオに対応する模範操作手順(第1の操作→電
源側のCB1を入り操作、第2の操作→負荷側のCB4
を入り操作)に基づいて、正解設定手段33により、
「操作1(第1の操作)→操作機器名称:CB1,操作
内容:入り操作」が第1レコード、及び「操作2(第2
の操作)→操作機器名称:CB4,操作内容:入り操
作」が第2レコードとなるように正解保存ファイル25
a2 に保存される。
【0067】このように正解保存ファイル33に模範操
作手順が保存された状態で訓練を開始する。すなわち、
事故シナリオにおいて設定された時刻発生時刻(例えば
トレーナ不在時)に現在時刻が達した時に事故起動手段
31の処理により系統模擬手段32へ事故通知信号が入
力される。事故通知信号に応じて系統模擬手段32は、
事故シナリオ保存ファイル25a1 から事故シナリオ
(送電線L2故障、送電線保護リレー動作模擬、及びC
B1,CB4の切り操作等)を読み込み、模擬モデルに
基づく演算処理を行なって送電線保護リレー及び遮断器
CB1,CB4の切り操作を模擬する。そして、その模
擬結果に基づいてトレーニ用MMI装置22のCPU2
2aを介してCRT22bの表示制御を行なう。この結
果、図5(b)に示すように、CRT22bには、送電
線L2上に故障点Fが表示され、CB1,CB2がそれ
ぞれ■→□(切り状態)に切り換え表示される。
【0068】一方、トレーニは、事故発生後、事故消去
を認識してから、トレーニ用MMI装置22においてC
RT22bを参照しながら入力部22cを操作して事故
復旧操作を開始する。
【0069】例えば、図5(c)に示すように、トレー
ニは、トレーニ用MMI装置22の入力部22cを操作
してCB4(□)を指定し、当該CB4(□)を例えば
クリックすることによりCB4(□)を入り状態{CB
4(■)}に設定して、この指定データ及び状態データ
を事故復旧操作データとしてCPU22aを介して系統
模擬用計算機システム23に送る。系統模擬用計算機シ
ステム23では、送られた事故復旧操作データに応じ
て、系統模擬手段32の模擬モデルに基づく演算処理に
より、遮断器CB4の入り操作が模擬され、この模擬結
果に基づいてトレーニ用MMI装置22のCPU22a
を介してCRT22bの表示制御が行なわれる(図5
(c)参照)。また、操作機器名称(CB4)及び操作
内容(入り操作)が操作機器ファイル25a3 に保存さ
れる。
【0070】続いて系統模擬用計算機システム23の模
範操作判定手段34により、図6に示す処理が行なわれ
る。すなわち、模範操作判定手段34は、トレーニ用M
MI装置22から系統模擬手段32に入力されて当該系
統模擬手段32が起動して模擬動作を実行すると、起動
回数(初期値:0)を「+1」し(ステップS10)、
系統模擬手段32の模擬動作により操作機器ファイル2
5a3 に保存された操作機器名称(CB4)及び操作内
容(入り操作)を読み込む(ステップS11)。
【0071】次いで、模範操作判定手段34は、正解保
存ファイル25a2 から現在の起動回数(1回)に対応
する順番のレコード(第1レコード)の操作機器名称
(CB1)及び操作内容(入り操作)を読み込む(ステ
ップS12)。そして、操作機器ファイル25a3 から
読み込んだ操作機器名称(CB4)と、正解保存ファイ
ル25a2 から読み込んだ操作機器名称(CB1)とが
同一か否かを比較判断する(ステップS13)。
【0072】本構成においては、ステップS13の判断
の結果NO、すなわち、操作機器ファイル25a3 から
読み込んだ操作機器名称(CB4)と正解保存ファイル
25a2 から読み込んだ操作機器名称(CB1)とが一
致していないと判断されるため、模範操作判定手段34
は、正解保存ファイル25a2 から読み込んだ機器名称
(CB1)を表示機器ファイル25a4 に格納し(ステ
ップS14)、続いて正解表示手段35の処理を起動さ
せて(ステップS15)、後述するステップS17の処
理へ移行する。
【0073】正解表示手段35は、表示機器ファイル2
5a4 に格納された操作機器名称(CB1)を読み込
み、トレーニ用MMI装置22のCPU22aを介して
CRT22bのスケルトン表示制御を行なう。すなわ
ち、正解表示手段35は、CPU22aを介してCRT
22aの表示画面(現在図5(c))において、CB1
のシンボル(□)を模範操作を表示するシンボル(■)
に変更するとともに、当該CB1のシンボル(■)をフ
リッカ(点滅)させてCRT22b画面上において強調
表示する(図5(d)参照)。
【0074】この結果、トレーニは、CRT22bの表
示画面において強調表示された操作機器シンボルを見る
ことにより、トレーナが付き添っていなくても、自分が
操作した機器(CB4)が間違っていること及び実際に
操作しなければならない機器(CB1)を自分自身で容
易に認識することができる。
【0075】一方、ステップS13の判断の結果YE
S、すなわち、操作機器ファイル25a3 から読み込ん
だ操作機器名称と正解保存ファイル25a2 から読み込
んだ操作機器名称とが一致していると判断された場合
(例えばトレーニ用MMI装置22及び系統模擬手段3
2を介して正しい操作機器名称(CB1)が操作機器フ
ァイル25a3 に保存されている場合)、模範操作判定
手段34は、操作機器ファイル25a3 から読み込んだ
操作内容と、正解保存ファイル25a2 から読み込んだ
操作内容とが同一か否かを比較判断する(ステップS1
6)。もし、操作内容が異なっていた場合(例えば間違
った操作内容(切り操作)が操作機器ファイル25a3
に保存されている場合)、ステップS16の判断の結果
はNOとなり、模範操作判定手段34は、上述したステ
ップS14〜ステップS15の処理を行なう。この結
果、正解表示手段35の処理により間違った操作が行な
われた機器のシンボルがフリッカ表示するため、トレー
ニは、トレーナが付き添っていなくても、操作内容が間
違っていたことを自分自身で容易に認識することができ
る。
【0076】また、ステップS16の判断結果がYES
の場合、すなわち、トレーニの事故復旧操作に基づいて
操作機器ファイル25a3 から読み込んだ操作機器名称
及び操作内容が全て正解保存ファイル25a2 から読み
込んだ操作名称及び操作内容と一致している場合には、
模範操作判定手段34は、系統模擬手段32が起動した
か否かを判断し(ステップS17)、この判断の結果Y
ES、すなわち、トレーニから次の事故復旧操作指令が
入力されて系統模擬手段32が起動した場合、上述した
ステップS10以降の処理を行なうことにより、次の操
作(2回目以降)に基づく模範操作判定処理を行なう。
そして、ステップS17の判断の結果NO、すなわち、
トレーニから次の事故復旧操作指令が入力されない(系
統模擬手段32が起動しない)場合(事故復旧操作が終
了した場合)、模範操作判定手段34は処理を終了す
る。
【0077】以上述べたように、本実施形態によれば、
トレーニは、トレーナ不在時においても、トレーニ用M
MI装置22のCRT22bを見ながら事故復旧操作に
係わる模範操作手順を学習することができるため、トレ
ーナを他の仕事に従事させることができ、人的コストを
低減させることができる。また、トレーナのスケジュー
ルに関係なくトレーニの事故復旧操作に係わる訓練スケ
ジュールを組むことができるため、当該訓練スケジュー
ルを効率良く組むことができる。
【0078】なお、本実施形態では、模範操作判定手段
34のステップS16の処理において、操作内容が同一
か否かを判断したが、この”同一”とは、操作内容によ
っては、完全に同一でなくてもよく、実質的に同一とみ
なされる範囲であればよい。例えば、発電機の出力量を
調整する操作内容であるばあいには、操作機器ファイル
25a3 から読み込んだ操作内容(調整量)が、正解保
存ファイル25a2 に保存された調整量を中心として所
定の幅の範囲内にあれば一致していると判断するように
プログラム設定しておけば、操作内容が発電機出力の調
整等のTM値調整の場合であっても、本構成により模範
操作判定処理を行なうことができる。
【0079】(第2実施形態)図7は、本実施形態にお
ける電力系統運用訓練シミュレータ40の系統模擬用計
算機システム41の機能ブロック構成を示す図である。
なお、この電力系統運用訓練シミュレータ40は、図1
に示した電力系統運用訓練シミュレータ1と比べて系統
模擬用計算機システム41の機能ブロック構成と当該シ
ステム41のメモリに格納されるファイルが異なるのみ
であり、それ以外の構成は第1実施形態と略同等である
ため、同一の符号を付してその説明は省略する。
【0080】図7によれば、系統模擬用計算機システム
41は、トレーニ用MMI装置22から入力された表示
要求指令に応じて正解表示手段35Aを起動するととも
に、系統模擬手段32Aから送られた起動指令に応じて
当該系統模擬手段32Aの起動回数を起動回数保存ファ
イル42に保存する表示要求手段43と、この表示要求
手段43から送られた表示要求指令に応じて起動回数保
存ファイル42から起動回数を読み込み、読み込んだ起
動回数に対応する順番のレコードの操作機器名称及び操
作内容を読み込むとともに、読み込んだ操作機器名称及
び操作内容に基づいてトレーニ用MMI装置22のCP
U22aを介してCRT22bのスケルトン表示制御を
行なう正解表示手段35Aを有している。なお、その他
の機能ブロックにおいて、第1実施形態と同一のブロッ
クについては、同一の符号を付してその説明は省略す
る。
【0081】メモリには、第1実施形態で述べた事故シ
ナリオファイル25a1 ,正解保存ファイル25a2 の
他に上述した起動回数保存ファイル42が格納されてい
る。
【0082】次に本構成の電力系統運用訓練シミュレー
タ40の全体動作について説明する。
【0083】本実施形態において、事故シナリオ保存フ
ァイル25a1 に事故シナリオが保存される動作手順及
び正解保存ファイル25a2 に模範操作手順が保存され
る動作手順は、第1実施形態と略同様であるため、その
説明は省略する。
【0084】訓練を開始すると、系統模擬手段32Aに
より事故シナリオ保存ファイル25a1 に保存された事
故シナリオに基づいて、第1実施形態で述べた送電線保
護リレー及び遮断器等の機器の動作が模擬され、この模
擬結果に基づいてトレーニ用MMI装置22のCPU2
2aを介してCRT22bの表示制御が行なわれる(図
5(b)参照)。
【0085】一方、トレーニは、事故発生後、事故消去
を認識してから、トレーニ用コンソール22においてC
RT22bを参照しながら入力部22cを操作して事故
復旧操作を開始する。
【0086】すなわち、トレーニは、第1実施形態と同
様に、トレーニ用MMI装置22からCB1の指定及び
入り状態{CB1(■)}を設定し、この指定データ及
び状態データを第1番目の事故復旧操作データとしてC
PU22aを介して系統模擬用計算機システム41に送
る。系統模擬用計算機システム41では、送られた事故
復旧操作データに応じて、系統模擬手段32Aの模擬モ
デルに基づく演算処理により、遮断器CB1の入り操作
が模擬され、この模擬結果に基づいてトレーニ用MMI
装置22のCPU22aを介してCRT22bの表示制
御が行なわれる(図10(a)参照)。
【0087】このとき、系統模擬手段32Aは、トレー
ニ用MMI装置22から事故復旧操作データが送られる
毎に上述した模擬動作を行なうとともに、表示要求手段
43を起動させる。表示要求手段43は、図8に示す処
理を行なう。
【0088】すなわち、表示要求手段43は、起動信号
が入力されると、その起動元がトレーニ用MMI装置2
2か否かを判断する(ステップS20)。本構成におい
ては、ステップS20の判断の結果NO、すなわち、起
動元は、系統模擬手段32Aであるため、当該系統模擬
手段32Aの起動回数(初期値:0)を「+1」し(ス
テップS21)、その起動回数を起動回数保存ファイル
42に保存して(ステップS22)、ステップS20の
処理実行前に移行して待機する。
【0089】一方、トレーニは、次の(第2番目)の事
故復旧操作データを行なうにあたり、どの機器を操作す
ればよいか知りたいとき、トレーニ用MMI装置22の
入力部22cを操作して表示要求指令をCPU22aを
介して系統模擬用計算機システム41に送る。系統模擬
用計算機システム41では、送られた表示要求指令に応
じて表示要求手段43が起動される。
【0090】すなわち、表示要求手段43は、ステップ
S20の処理により、起動元がトレーニ用MMI装置2
2か否かを判断しているが、今度はトレーニ用MMI装
置22が起動元であるため、当該ステップS20の判断
はYESとなり、次ステップS23へ移行する。ステッ
プS23において表示要求手段43は、正解表示手段3
5Aを起動させて処理を終了する。
【0091】正解表示手段35Aは、図9に示す処理を
行なう。すなわち、正解表示手段35Aは、起動回数保
存ファイル42から現在の起動回数(1回)を読み込み
(ステップS30)、次いで、正解保存ファイル25a
2 から「現在の起動回数+1」(2回)に対応する順番
(第2番目)のレコード(第2レコード)の操作機器名
称(CB4)を読み込む(ステップS31)。
【0092】続いて正解表示手段35Aは、トレーニ用
MMI装置22のCPU22aを介してCRT22bの
スケルトン表示制御を行なう。すなわち、正解表示手段
35Aは、CPU22aを介してCRT22bの表示画
面(現在図10(a))において、CB4のシンボル
(□)をフリッカ(点滅)させてCRT22b画面上に
おいて強調表示して(図10(b)参照)処理を終了す
る(ステップS32)。
【0093】この結果、トレーニは、CRT22bの表
示画面において強調表示された操作機器シンボルを見る
ことにより、トレーナが付き添っていなくても、次に操
作する機器(CB1)を自分自身で容易に認識すること
ができる。
【0094】すなわち、本実施形態によれば、トレーニ
は、トレーナ不在時において次の事故復旧操作手順が分
からなくなった場合であっても、トレーニ用MMI装置
22のCRT22bを見ながら次の操作手順を学習する
ことができる。このため、トレーナに関係無く計画され
た訓練スケジュールにしたがってトレーニに対して事故
復旧操作訓練を行なうことができるとともに、その訓練
中においてトレーナを他の仕事に従事させることができ
るため、事故復旧操作訓練に係わる人的コストを低減さ
せるとともに、訓練スケジュールを効率良く組むことが
できる。
【0095】なお、第1及び第2実施形態では、シンボ
ルの強調表示として、フリッカ表示を用いたが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えば該当するシン
ボルを他のシンボルよりも高輝度で表示する高輝度表示
や、当該該当シンボルの色を替える色替え表示等、トレ
ーニに対して強調して表示できる方式であれば、いかな
る表示方式であってもよい。
【0096】(第3実施形態)図11は、本実施形態に
おける電力系統運用訓練シミュレータ50の系統模擬用
計算機システム51の機能ブロック構成を示す図であ
る。なお、この電力系統運用訓練シミュレータ50は、
図1に示した電力系統運用訓練シミュレータ1と比べて
系統模擬用計算機システム51の機能ブロック構成と当
該システム51のメモリに格納されるファイルが異なる
のみであり、それ以外の構成は第1及び第2実施形態と
略同等であるため、同一の符号を付してその説明は省略
する。
【0097】図11によれば、系統模擬用計算機システ
ム51は、事故シナリオファイル25a1 に格納された
事故シナリオに対応する復旧操作の正解手順(模範操作
手順)を設定する正解設定手段52と、この正解設定手
段52により設定された模範操作手順に基づいて及び模
擬モデルに基づいて保護リレー及び遮断器等の機器の動
作を模擬するとともに、その動作模擬により得られた電
力諸量(電力系統の有効電力値、電圧値、周波数、位相
差等)の応動データ内の少なくともを1つ(例えば有効
電力値の応動データ)を復旧操作開始時から一定の周期
で正解保存ファイル53に保存する系統模擬手段54と
を備えている。
【0098】さらに、系統模擬手段54は、トレーニか
らトレーニ用MMI装置22を介して入力された事故復
旧操作データ及び模擬モデルに基づいて保護リレー及び
遮断器等の機器の動作を模擬するとともに、その動作模
擬により得られた電力諸量の内、正解保存ファイル53
に保存された応動データ(本実施形態では有効電力値の
応動データ)に対応する電力諸量(有効電力値)を同一
の周期で結果保存ファイル55に保存するように構成さ
れている。
【0099】さらに、系統模擬用計算機システム51
は、正解保存ファイル53に保存された有効電力値の応
動データA(t;tは、復旧操作開始からの時間を表
す)と結果保存ファイル55に保存された有効電力値の
応動データB(t)とをそれぞれ読み込んでトレーニ用
MMI装置22のCRT22b上に重畳させてグラフ表
示する結果表示手段56とを備えている。なお、その他
の機能ブロックにおいて、第1又は第2実施形態と同一
のブロックについては、同一の符号を付してその説明は
省略する。
【0100】メモリには、第1実施形態で述べた事故シ
ナリオファイル25a1 の他に、上述した正解保存ファ
イル53及び結果保存ファイル55がそれぞれ格納され
ている。
【0101】次に本構成の電力系統運用訓練シミュレー
タ50の全体動作について説明する。
【0102】本実施形態において、訓練開始前に事故シ
ナリオ保存ファイル25a1 に事故シナリオが保存され
る動作手順は、第1実施形態と略同様であるため、その
説明は省略する。
【0103】訓練開始前において事故シナリオ保存ファ
イル25a1 に事故シナリオが保存された状態で、系統
模擬用計算機システム51の正解設定手段52は、トレ
ーナからトレーナ用MMI装置21を介して入力された
模範操作手順データに基づいて、あるいは事故復旧操作
知識データベースに基づいて模範操作手順を設定し、設
定した模範操作手順を系統模擬手段54に送る。系統模
擬手段54は、送られた模範操作手順及び模擬モデルに
基づいて保護リレー及び遮断器等の機器の動作を模擬す
るとともに、その動作模擬により得られた電力諸量の応
動データ内の有効電力値の応動データA(t)を復旧操
作開始時から一定の周期で正解保存ファイル53に保存
する。
【0104】上述した模範操作手順に基づく事故復旧操
作が終了した状態でトレーニの訓練を開始する。すなわ
ち、トレーニは、事故発生後、事故消去を認識してか
ら、トレーニ用コンソール22を操作して第1及び第2
実施形態で述べた事故復旧操作を実行する。トレーニ用
コンソール22を介した操作実行により入力された事故
復旧操作データは系統模擬手段54に送られる。系統模
擬手段54は、送られた事故復旧操作手順及び模擬モデ
ルに基づいて保護リレー及び遮断器等の機器の動作を模
擬するとともに、その動作模擬により得られた電力諸量
の応動データ内の有効電力値の応動データB(t)を復
旧操作開始時から一定の周期で結果保存ファイル55に
保存する。
【0105】全ての事故復旧操作が終了した状態で、ト
レーニは、トレーニ用コンソール22の入力部22cを
操作して結果表示指令を入力する。入力された結果表示
指令は、系統模擬用計算機システム51に送られて当該
システム51の結果表示手段56を起動させる。
【0106】結果表示手段56は、図12に示す処理を
行なう。すなわち、結果表示手段56は、正解保存ファ
イル53から応動データA(t)を読み込み(ステップ
S40)、次いで、結果保存ファイル55から応動デー
タB(t)を読み込む(ステップS41)。そして結果
表示手段56は、読み込んだデータを公知のデータ加工
法によりグラフ表示用データA(t),B(t)に加工
する。例えば、本実施形態では、グラフ表示用データA
(t)は、縦軸を応動データA(t),横軸を復旧操作
開始からの時間とした際に黒色の実線により折れ線グラ
フで表されるデータとして加工され、グラフ表示用デー
タB(t)は、縦軸を応動データB(t),横軸を復旧
操作開始からの時間とした際に黒色の破線におり折れ線
グラフで表されるデータとして加工される。(ステップ
S42)。
【0107】続いて結果表示手段56は、同一時刻t1
で得られたデータA(t1 )及びデータB(t1 )を比
較する。すなわち、そのグラフ表示用データA(t1 )
とグラフ表示用データB(t1 )とが異なるか否かを比
較判断する(ステップS43)。
【0108】ステップS43の判断の結果YES、つま
り、同一時刻t1 のグラフ表示用データA(t1 )とグ
ラフ表示用データB(t1 )とが異なる場合には、グラ
フ表示用データB(t1 )がグラフ表示用データA(t
1 )とは異なる色(例えば赤色)で表示されるように当
該データB(t1 )を修正加工して(ステップS4
4)、ステップS45の処理に移行する。
【0109】一方、ステップS43の判断の結果NO、
つまり、同一時刻のグラフ表示用データA(t1 )とグ
ラフ表示用データB(t1 )とが一致する場合には、直
接ステップS45の処理に移行する。
【0110】ステップS45の処理において、結果表示
手段56は、得られた全て(得られた全時刻)の表示用
データA(t)及び表示用データB(t)に対して上述
したステップS43〜ステップS44の処理が行なわれ
たか否かを判断する。この判断の結果NO(全てのデー
タに対して行なわれていない)であれば、ステップS4
3の処理に戻って、他の表示用データA(t2 )〜A
(tn )及び表示用データB(t2 )〜B(tn )に対
して当該ステップS43〜ステップS44の処理を行な
う。
【0111】一方、ステップS45の判断の結果YES
(全てのデータに対して終了)であれば、結果表示手段
56は、トレーニ用MMI装置22のCPU22aに表
示用データA(t){A(t1 )〜A(tn )}及び表
示用データB(t){B(t1 )〜B(tn )}を送
り、CPU22aは、表示用データA(t)及び表示用
データB(t)に基づいてCRT22b画面上に図13
に示すグラフ表示を行ない処理を終了する(ステップS
46)。
【0112】この結果、トレーニは、トレーナによる操
作無しに、CRT22bの表示画面においてグラフ表示
された模範復旧操作による有効電力値の応動状態及び自
身の復旧操作による有効電力値の応動状態を視認するこ
とができ、且つ模範操作と異なる操作に基づく応動状態
の違いを表示色の差異により容易に把握することができ
る。
【0113】すなわち、本実施形態によれば、トレーニ
は、トレーナ不在時においても、模範復旧操作に基づく
応動状態と自身の復旧操作に基づく応動状態との差異を
認識することにより自身の事故復旧操作に対する評価を
単独で行なうことができ、事故復旧操作の評価に係わる
人的コストを低減させることができる。
【0114】(第4実施形態)図14は、本実施形態に
おける電力系統運用訓練シミュレータ60の系統模擬用
計算機システム61の機能ブロック構成を示す図であ
る。なお、この電力系統運用訓練シミュレータ60は、
図1に示した電力系統運用訓練シミュレータ1と比べて
系統模擬用計算機システム61の機能ブロック構成と当
該システム61のメモリに格納されるファイルが異なる
のみであり、それ以外の構成は第1実施形態と略同等で
あるため、同一の符号を付してその説明は省略する。
【0115】系統模擬用計算機システム61は、事故シ
ナリオファイル25a1 に格納された事故シナリオに対
応する復旧操作の正解手順(模範操作手順)を設定する
正解設定手段52と、この正解設定手段52により設定
された模範操作手順を保存する操作保存ファイル62
と、この操作保存ファイル62に保存された模範操作手
順及び模擬モデルに基づいて保護リレー及び遮断器等の
機器の動作を模擬するとともに、その動作模擬により得
られた電力諸量の応動データ内の少なくともを1つ(例
えば有効電力値の応動データ)を復旧操作開始時から一
定の周期で正解保存ファイル53に保存する系統模擬手
段63とを備えている。
【0116】さらに、系統模擬手段63は、トレーニか
らトレーニ用MMI装置22を介して入力された事故復
旧操作データ及び模擬モデルに基づいて保護リレー及び
遮断器等の機器の動作を模擬するとともに、その動作模
擬により得られた電力量諸量の内、正解保存ファイル5
3に保存された応動データ(本実施形態では有効電力値
の応動データ)に対応する応動データを同一周期で結果
保存ファイル55に保存するように構成されている。
【0117】また、系統模擬用計算機システム61は、
トレーニ用MMI装置22から入力された採点指令に応
じて正解保存ファイル53に保存された有効電力値の応
動データC(t)と結果保存ファイル55に保存された
有効電力値の応動データD(t)とをそれぞれ読み込
み、その応動データC(t)及び応動データD(t)に
基づいてトレーニの行なった復旧操作を採点する採点手
段64と、トレーナによりトレーナ用MMI装置21を
操作して入力された採点手段64における採点の基準と
なる採点基準データを保存する採点基準保存ファイル6
5とを備えている。
【0118】採点基準保存ファイル65に保存される採
点基準データは、採点対象となる電力諸量によって個々
に設定される。例えば、有効電力値であれば所定の基準
電力閾値(例えば10MW)、電圧値であれば、所定の
基準電圧閾値(例えば3kV)、また、周波数であれ
ば、所定の基準周波数閾値(例えば0.1Hz)が採点
基準データとして設定される。なお、その他の機能ブロ
ックにおいて、第1乃至第3実施形態と同一のブロック
については、同一の符号を付してその説明は省略する。
【0119】メモリには、第1実施形態で述べた事故シ
ナリオファイル25a1 、上述した正解保存ファイル5
3、結果保存ファイル55、操作保存ファイル62及び
採点基準保存ファイル65がそれぞれ格納されている。
【0120】次に本構成の電力系統運用訓練シミュレー
タ60の全体動作について説明する。
【0121】本実施形態において、訓練開始前に事故シ
ナリオ保存ファイル25a1 に事故シナリオが保存され
る動作手順は、第1実施形態と略同様であるため、その
説明は省略する。
【0122】訓練開始前において事故シナリオ保存ファ
イル25a1 に事故シナリオが保存された状態で、系統
模擬用計算機システム61の正解設定手段52は、トレ
ーナからトレーナ用MMI装置21を介して入力された
模範操作手順データに基づいて、あるいは事故復旧操作
知識データベースに基づいて模範操作手順を設定し、設
定した模範操作手順を操作保存ファイル62に保存す
る。
【0123】系統模擬手段63は、操作保存ファイル6
2に保存された模範操作手順を読み出し、当該模範操作
手順及び模擬モデルに基づいて保護リレー及び遮断器等
の機器の動作を模擬するとともに、その動作模擬により
得られた電力諸量の応動データ内、有効電力値の応動デ
ータC(t)を復旧操作開始時から一定の周期で正解保
存ファイル53に保存する。
【0124】模範操作手順に基づく事故復旧操作が終了
した状態でトレーニの訓練を開始する。すなわち、トレ
ーニは、事故発生後、事故消去を認識してから、トレー
ニ用コンソール22を操作して第1及び第2実施形態で
述べた事故復旧操作を実行する。トレーニ用コンソール
22を介した操作実行により入力された事故復旧操作デ
ータは系統模擬手段63に送られる。系統模擬手段63
は、送られた事故復旧操作手順及び模擬モデルに基づい
て保護リレー及び遮断器等の機器の動作を模擬するとと
もに、その動作模擬により得られた電力諸量の応動デー
タ内、有効電力値の応動データD(t)を復旧操作開始
時から一定の周期で結果保存ファイル55に保存する。
【0125】全ての事故復旧操作が終了した状態で、ト
レーニは、トレーニ用コンソール22の入力部22cを
操作して採点指令を入力する。入力された採点指令は、
系統模擬用計算機システム61に送られて当該システム
61の採点手段64を起動させる。
【0126】採点手段64は、図15に示す処理を行な
う。すなわち、採点手段64は、正解保存ファイル53
から応動データC(t)を読み込み(ステップS5
0)、次いで、結果保存ファイル55から応動データD
(t)を読み込む(ステップS51)。
【0127】続いて採点手段64は、採点基準ファイル
65から基準電力閾値Pを読み込み、同一時刻(t1 )
で得られた応動データC(t1 )と応動データD(t1
)との差(絶対値;|C(t1 )−D(t1 )|)が
基準閾値Pより大きい否かを比較判断する(ステップS
52)。
【0128】ステップS52の判断の結果YES、つま
り、「差データ|C(t1 )−D(t1 )|>P」であ
れば、採点手段64は、トレーニが誤った復旧操作を行
なったことにより応動データD(t1 )が大きく変動し
たものと判断し、当該応動データC(t1 )と応動デー
タD(t1 )において減点ポイント(初期値:0)を
「+1」加点して(ステップS53)、ステップS54
の処理に移行する。一方、ステップS52の判断の結果
NO、つまり、「差データ|C(t1 )−D(t1 )|
≦P」であれば、採点手段64は、直接ステップS54
の処理に移行する。
【0129】ステップS54の処理において、採点手段
64は、得られた全ての応動データC(t)及び応動デ
ータD(t)に対して上述したステップS52〜ステッ
プS53の処理が行なわれたか否かを判断する。この判
断の結果NO(全てのデータに対して行なわれていな
い)であれば、ステップS52の処理に戻って、他の応
動データC(t2 )〜C(tn )及び応動データD(t
2 )〜D(tn )に対して当該ステップS52〜ステッ
プS53の処理を行なう。
【0130】一方、ステップS54の判断の結果YES
(全てのデータに対して終了)であれば、採点手段64
は、全ての応動データC(t)及びD(t)に対するス
テップS52〜S53の処理により累積された減点ポイ
ント(減点ポイント累積値)を予め設定された満点ポイ
ント(例えば10ポイント)から減算(満点ポイント−
減点ポイント累積値)して採点ポイントを求める(ステ
ップS55)。
【0131】そして、採点手段64は、トレーニ用MM
I装置22のCPU22aを介して採点ポイントをCR
T22bの画面上に表示させて処理を終了する(ステッ
プS56)。
【0132】この結果、トレーニは、CRT22bの表
示画面において採点ポイントを認識することにより、自
身の事故復旧操作に対する評価をトレーナによる操作無
しに単独で行なうことができるため、事故復旧操作の評
価に係わる人的コストを低減させることができる。
【0133】なお、他の電力諸量に対する処理も、上述
した有効電力値の場合と同様である。また、本実施形態
では、採点対象を有効電力値の応動データとしたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、事故中の停電時
間や停電量、復旧操作時間等に対しても、同様の処理に
より単独で評価を行なうことができる。
【0134】(第5実施形態)図16は、本実施形態に
おける電力系統運用訓練シミュレータ70の系統模擬用
計算機システム71の機能ブロック構成を示す図であ
る。なお、この電力系統運用訓練シミュレータ70は、
図1に示した電力系統運用訓練シミュレータ1と比べて
系統模擬用計算機システム71の機能ブロック構成と当
該システム71のメモリに格納されるファイルが異なる
のみであり、それ以外の構成は第1実施形態と略同等で
あるため、同一の符号を付してその説明は省略する。
【0135】図16によれば、系統模擬用計算機システ
ム71は、トレーナからトレーナ用MMI装置21を介
して入力された事故シナリオに対応する復旧操作の正解
手順(模範操作手順)を設定する正解設定手段73と、
この正解設定手段73により設定された模範操作手順及
び模擬モデルに基づいて保護リレー及び遮断器等の機器
の動作を模擬し、この動作模擬の結果に基づいて事故復
旧操作の操作機器名称、操作内容、及び模範操作時間
(模範操作手順において、操作機器をその操作内容に応
じて操作する際に最大限許容される復旧操作開始からの
時間)等を正解保存ファイル74に格納する系統模擬手
段75とを備えている。
【0136】ここで、図17に正解保存ファイル74に
おける記憶領域の割り当て構成を示す。図17によれ
ば、正解保存ファイル74には、模範復旧操作に基づく
順番(操作1、操作2、…、操作n)毎に、それぞれ操
作機器名称{遮断器(断路機)の名称データ、発電機の
名称データ等)}、操作機器の操作内容{遮断器の入/
切操作データ(SVデータ)、発電機の出力調整量デー
タ(TMデータ)等}、及び模範操作時間(操作1→t
1 、操作2→t2 、…、操作n→tn )が1レコードと
して階層的に記憶されている。
【0137】この系統模擬手段75は、トレーニからト
レーニ用MMI装置22を介して入力された事故復旧操
作データ及び模擬モデルに基づいて保護リレー及び遮断
器等の機器の動作を模擬するとともに、その事故復旧操
作の順番(操作1、操作2、…、操作n)毎に、操作機
器名称、操作内容、及び操作時間を、図18に示すよう
に、操作機器名称、操作内容、及び操作時間(操作1→
t1'、操作2→t2'、…、操作n→tn')が1レコード
となるように結果保存ファイル76に格納するようにな
っている。なお、操作時間tk'(1≦k≦nの整数)と
は、k番目の操作(操作k)の操作機器をその操作内容
に応じて操作した際に経過した復旧操作開始からの時間
をいう。
【0138】さらに、系統模擬用計算機システム71
は、トレーニ用MMI装置22から入力されたメッセー
ジ指令に応じて正解保存ファイル74に保存された各操
作毎の模範操作時間に基づいて、隣接する操作間の時間
(復旧操作開始から第1番目の操作(操作1)終了まで
の間T1 、操作1終了時から第2番目の操作(操作2)
終了時までの間T2-1 、…、操作n−1終了時から操作
n終了時までの間Tn-(n-1) )をそれぞれ求めるととも
に、結果保存ファイル76に保存された各操作毎の操作
時間(t1'、2'、…、tk'、…、tn')に基づいて、隣
接する操作間時間(復旧操作開始から操作1終了までの
間T1'、操作1終了時から操作2終了時までの間T2-
1'、…、操作n−1終了時から操作n終了時までの間T
n-(n-1)')をそれぞれ求めるメッセージデータ作成手段
77を備えている。
【0139】また、このメッセージデータ作成手段77
は、求めた模範操作に基づく操作間時間(T1 、T2-1
、…、Tn-(n-1) )とトレーニの操作に基づく操作間
時間(T1'、T2-1'、…、Tn-(n-1)')とを対応する操
作間毎に比較処理し、その比較結果に基づいてトレーニ
用MMI装置22のCPU22aを介してそのCRT2
2b画面にメッセージデータを表示するようになってい
る。
【0140】メモリには、第1実施形態で述べた事故シ
ナリオファイル25a1 、上述した正解保存ファイル7
4、及び結果保存ファイル76がそれぞれ格納されてい
る。次に本構成の電力系統運用訓練シミュレータ70の
全体動作について説明する。
【0141】本実施形態において、訓練開始前に事故シ
ナリオ保存ファイル25a1 に事故シナリオが保存され
る動作手順は、第1実施形態と略同様であるため、その
説明は省略する。
【0142】訓練開始前において事故シナリオ保存ファ
イル25a1 に事故シナリオが保存された状態で、系統
模擬用計算機システム71の正解設定手段52は、トレ
ーナからトレーナ用MMI装置21を介して入力された
模範操作手順データに基づいて、あるいは事故復旧操作
知識データベースに基づいて模範操作手順を設定する。
【0143】系統模擬手段75は、正解設定手段52に
より設定された模範操作手順及び模擬モデルに基づいて
保護リレー及び遮断器等の機器の動作を模擬するととも
に、その動作模擬により得られた模範操作手順に基づく
操作機器名称、操作内容、及び模範操作時間(操作1→
t1 、操作2→t2 、…、操作n→tn )を正解保存フ
ァイル74に格納する。
【0144】模範操作手順に基づく事故復旧操作が終了
した状態でトレーニの訓練を開始する。すなわち、トレ
ーニは、事故発生後、事故消去を認識してから、トレー
ニ用コンソール22を操作して第1及び第2実施形態で
述べた事故復旧操作を実行する。トレーニ用コンソール
22を介した操作実行により入力された事故復旧操作デ
ータは系統模擬手段75に送られる。系統模擬手段75
は、送られた事故復旧操作手順及び模擬モデルに基づい
て保護リレー及び遮断器等の機器の動作を模擬するとと
もに、その模擬動作に対応するトレーニの事故復旧操作
の順番毎に、操作機器名称、操作内容、及び操作時間
(操作1→t1'、操作2→t2'、…、操作n→tn')を
結果保存ファイル76に保存する。
【0145】全ての事故復旧操作が終了した状態で、ト
レーニは、トレーニ用コンソール22の入力部22cを
操作してメッセージ指令を入力する。入力されたメッセ
ージ指令は、系統模擬用計算機システム71に送られて
当該システム71のメッセージデータ作成手段77を起
動させる。
【0146】メッセージデータ作成手段77は、図19
に示す処理を行なう。すなわち、メッセージデータ作成
手段77は、正解保存ファイル74から模範操作時間
(t1、t2 、…、tn )を読み込み(ステップS6
0)、次いで、結果保存ファイル76から操作時間(t
1'、t2'、…、tn')を読み込む(ステップS61)。
【0147】続いてメッセージデータ作成手段77は、
読み込んだ模範操作時間(t1 、t2 、…、tn )を用
いて模範操作間の操作間時間(T1 、T2-1 、…、Tn-
(n-1) )を求めるとともに、読み込んだ操作時間(t
1'、t2'、…、tn')を用いてトレーニ操作間の操作間
時間(T1'、T2-1'、…、Tn-(n-1)')を求める(ステ
ップS62)。
【0148】そして、メッセージデータ作成手段77
は、トレーニ操作に関する第1の操作間時間T1'が対応
する模範操作に関する第1の操作間時間T1 よりも大き
いか否かを比較判断する(ステップS63)。
【0149】ステップS63の判断の結果YES、つま
り、トレーニ操作に関する第1の操作間時間T1'が模範
操作に関する第1の操作間時間T1 よりも大きければ、
メッセージデータ作成手段77は、第1の操作間時間T
1'を構成する操作1の操作機器名称、操作内容及び操作
時間を結果保存ファイル76から読み込み、「当該操作
機器の操作内容のオペレーション時間が(T1'−T1 )
長い」等、どの操作機器の操作内容を行なった際のオペ
レーション時間がどの程度長いかを表す文字データ(メ
ッセージデータ)を作成してメモリに保存し(ステップ
S64)、ステップS65の処理に移行する。一方、ス
テップS63の判断の結果NO、つまりトレーニ操作に
関する第1の操作間時間T1'が模範操作に関する第1の
操作間時間T1 に一致しているか、あるいはそれ以下の
長さであれば、直接ステップS65の処理に移行する。
【0150】ステップS65の処理において、メッセー
ジデータ作成手段77は、全ての操作間時間に対して上
述したステップS63〜ステップS64の処理が行なわ
れたか否かを判断する。この判断の結果NO(全ての操
作間時間に対して行なわれていない)であれば、ステッ
プS63の処理に戻って、他の操作間時間{第2の操作
間時間(T2-1 ,T2-1')、第3の操作間時間(T3-1
,T3-1')、…、第nの操作間時間(Tn-(n-1) ,Tn
-(n-1)')}に対してステップS63〜ステップS64
の処理を行なう。
【0151】一方、ステップS65の判断の結果YES
(全ての操作間時間に対して終了)であれば、メッセー
ジデータ作成手段77は、メモリに保存された全てのメ
ッセージデータを読み込み、トレーニ用MMI装置22
のCPU22aを介して当該メッセージデータをCRT
22bの画面上に表示させて処理を終了する(ステップ
S66)。
【0152】例えば、図20(a)及び(b)に示すよ
うに、トレーニによる操作1(操作機器1Aを操作内容
1Bに基づいて操作したとする)と操作2(操作機器2
Aを操作内容2Bに基づいて操作したとする)間の操作
間時間T2-1'が模範操作による操作間時間T2-1 より長
くかかってしまった場合には、上述したステップS63
〜ステップS64の処理により、「操作機器1A,操作
内容1B→操作機器2Aを操作内容2Bのオペレーショ
ン時間が(T2-1'−T2-1 )長いです」というメッセー
ジデータが作成され、ステップS66の処理により、作
成されたメッセージデータがトレーニ用MMI装置22
のCPU22aを介してCRT22bの画面上に表示さ
れる。
【0153】この結果、トレーニは、CRT22bの表
示画面においてメッセージを認識することにより、自身
の事故復旧操作(特に、操作時間)に対する評価をトレ
ーナによる操作無しに単独で行なうことができるため、
事故復旧操作の評価に係わる人的コストを低減させるこ
とができる。
【0154】(第6実施形態)図21は、本実施形態に
おける電力系統運用訓練シミュレータ80の系統模擬用
計算機システム81の機能ブロック構成を示す図であ
る。なお、この電力系統運用訓練シミュレータ80は、
図1に示した電力系統運用訓練シミュレータ1と比べて
系統模擬用計算機システム81の機能ブロック構成と当
該システム81のメモリに格納されるファイルが異なる
のみであり、それ以外の構成は第1実施形態と略同等で
あるため、同一の符号を付してその説明は省略する。
【0155】図21によれば、系統模擬用計算機システ
ム81は、トレーナからトレーナ用MMI装置21を介
して入力された事故シナリオに対応する復旧操作の正解
手順(模範操作手順)を設定し、設定した模範操作手順
を正解保存ファイル25a2(前掲図3参照)に格納す
る正解設定手段33と、事故起動手段31から送られた
通知信号に応じて、現在の系統状態(遮断器の開閉状態
等のSVデータ)及び電力諸量(有効電力値、電圧値、
周波数、位相差等のTMデータ)を事故前状態保存ファ
イル82に保存し、且つ事故シナリオ保存ファイル25
a1 に格納された事故シナリオの事故継続時間及び事故
様相を読み込み、模擬モデルに基づく演算処理を行なっ
て送電線保護用のリレーや遮断器の動作等を模擬する系
統模擬手段83とを備えている。ここで、図22に事故
前状態保存ファイル82における記憶領域の割り当て構
成を示す。図22によれば、事故前状態保存ファイル8
2には、電力系統における遮断器(1〜n)の開閉状態
を表すSVデータ(SV1〜SVn)及びその電力系統
における有効電力値、電圧値、周波数、位相差等のTM
データ(TM1〜TMn)が階層的に記憶されている。
【0156】また、系統模擬手段83は、事故発生後に
トレーニからトレーニ用MMI装置22を介して入力さ
れた事故復旧操作データ(操作機器、操作内容を含む)
及び模擬モデルに基づいて保護リレー及び遮断器等の機
器の動作を模擬するとともに、その操作された操作機器
名称及び操作内容を1レコードとして操作機器ファイル
25a3 に格納するようになっている。
【0157】さらに、系統模擬用計算機システム81
は、系統模擬手段83から操作機器名称及び操作内容が
操作機器ファイル25a3 に記憶される毎に起動してそ
の起動回数を保持するとともに、当該起動回数番目の模
範操作とトレーニによる事故復旧操作とを比較して両者
が一致しているか否か、すなわち、トレーニにより入力
された事故復旧操作データに対応して系統模擬手段83
を介して行なわれた復旧操作(操作機器、操作内容)が
模範操作(操作機器、操作内容)と一致しているか否か
を比較判断し、その結果、復旧操作の操作機器、操作内
容の内の少なくとも一方が対応する模範操作の操作機
器、操作内容と一致していないと判断した場合に、系統
模擬手段83及び事故決定手段31に事故を再要求する
指令を送信する事故再要求手段85を備えている。な
お、その他の機能ブロックにおいて、第1乃至第5実施
形態と同一のブロックについては、同一の符号を付して
その説明は省略する。
【0158】メモリには、第1実施形態で述べた事故シ
ナリオファイル25a1 、正解保存ファイル25a2 、
及び操作機器ファイル25a3 の他に、上述した事故前
状態保存ファイル82がそれぞれ格納されている。
【0159】次に本構成の電力系統運用訓練シミュレー
タ80の全体動作について説明する。
【0160】本実施形態において、事故シナリオ保存フ
ァイル25a1 に事故シナリオが保存される動作手順及
び正解保存ファイル25a2 に模範操作手順が保存され
る動作手順は、第1実施形態と略同様であるため、その
説明は省略する。
【0161】訓練を開始すると、事故起動手段31から
系統模擬手段83へ事故シナリオに基づく事故通知信号
が入力され、その通知信号に応じて系統模擬手段83
は、事故シナリオ保存ファイル25a1 から事故シナリ
オを読み込み、模擬モデルに基づく演算処理を行なって
送電線保護リレーや遮断器の機器の動作を模擬する。そ
して、この模擬結果に基づいてトレーニ用MMI装置2
2のCPU22aを介してCRT22bの表示制御を行
なうことにより、CRT22bに表示された事故前の電
力系統を表すスケルトン図を、事故後の電力系統を表す
スケルトン図に変更する。
【0162】一方、トレーニは、事故発生後、事故消去
を認識してから、トレーニ用コンソール22においてC
RT22bの表示画面に表示された事故後の電力系統を
表すスケルトン図を参照しながら入力部22cを操作し
て事故復旧操作を開始し、その事故復旧操作データをC
PU22aを介して系統模擬用計算機システム81に送
る。系統模擬用計算機システム81では、送られた事故
復旧操作データに応じて系統模擬手段83の模擬モデル
に基づく演算処理により、送電線保護リレーや遮断器等
の機器の動作が模擬される。また、操作機器名称L1及
び操作内容M1が操作機器ファイル25a3 に保存され
る。
【0163】続いて系統模擬用計算機システム81の事
故再要求手段85により、図23に示す処理が行なわれ
る。すなわち、事故再要求手段85は、トレーニ用MM
I装置22から系統模擬手段83に入力されて当該系統
模擬手段83が起動して模擬動作を実行すると、起動回
数(初期値:0)を「+1」し(ステップS70)、系
統模擬手段83の模擬動作により操作機器ファイル25
a3 に保存された操作機器名称L1及び操作内容M1を
読み込む(ステップS71)。
【0164】次いで、模範操作判定手段34は、正解保
存ファイル25a2 から現在の起動回数(1回)に対応
する順番のレコード(第1レコード)の操作機器名称L
2及び操作内容M2を読み込む(ステップS72)。そ
して、操作機器ファイル25a3 から読み込んだ操作機
器名称L1と、正解保存ファイル25a2 から読み込ん
だ操作機器名称L2とが同一か否かを比較判断する(ス
テップS73)。
【0165】ステップS73の判断の結果NO、すなわ
ち、操作機器ファイル25a3 から読み込んだ操作機器
名称L1と正解保存ファイル25a2 から読み込んだ操
作機器名称L2とが一致していないと判断した場合、言
い換えれば、トレーニの行なった操作機器L1が模範操
作の操作機器L2と異なっていた場合、模範操作判定手
段34は、後述するステップS76の処理に移行する。
【0166】一方、ステップS73の判断の結果YE
S、すなわち、操作機器ファイル25a3 から読み込ん
だ操作機器名称L1と正解保存ファイル25a2 から読
み込んだ操作機器名称L2とが一致していると判断した
場合、事故再要求手段85は、操作機器ファイル25a
3 から読み込んだ操作内容M1と、正解保存ファイル2
5a2 から読み込んだ操作内容M2とが同一か否かを比
較判断する(ステップS74)。
【0167】ステップS74の判断の結果YES、すな
わち、トレーニの事故復旧操作に基づいて操作機器ファ
イル25a3 から読み込んだ操作機器名称L1及び操作
内容M1が正解保存ファイル25a2 から読み込んだ操
作名称L2及び操作内容M2と一致している場合には、
事故再要求手段85は、系統模擬手段83が起動したか
否かを判断し(ステップS75)、この判断の結果YE
S、すなわち、トレーニから次の事故復旧操作指令が入
力されて系統模擬手段75が起動した場合、上述したス
テップS70以降の処理を行なうことにより、次の操作
(2回目以降)に基づく上述した事故再要求処理を行な
う。そして、ステップS75の判断の結果NO、すなわ
ち、トレーニから次の事故復旧操作指令が入力されない
(系統模擬手段83が起動しない)場合(事故復旧操作
が終了した場合)、事故再要求手段85は処理を終了す
る。
【0168】一方、ステップS74の判断の結果NO、
すなわち、操作機器ファイル25a3 から読み込んだ操
作内容M1が正解保存ファイル25a2 から読み込んだ
操作内容M2と異なっている場合、言い換えれば、トレ
ーニが行なった操作内容M1が模範操作内容M2と異な
っている場合、模範操作判定手段34は、後述するステ
ップS76の処理に移行する。
【0169】ステップS73の判断の結果NO、あるい
はステップS74の判断の結果NOと判断された場合に
おいて、事故再要求手段85は事故再要求処理を行な
う。
【0170】すなわち、事故再要求手段85は、系統模
擬手段83に対して事故前状態保存ファイル82からの
データ読み込み指令を送る。系統模擬手段83は、送ら
れた読み込み指令に応じて事故前状態保存ファイル82
から事故前の電力系統の状態を表すSVデータ(SV1
〜SVn)及びその電力系統における電力諸量を表すT
Mデータ(TM1〜TMn)をそれぞれ読み込み、その
SVデータ(SV1〜SVn)及びTMデータ(TM1
〜TMn)に基づいて電力系統を事故前の状態に復元す
る。また、トレーニ用MMI装置22のCPU22aを
介してCRT22bの表示制御を行なうことにより、事
故前の電力系統の状態を表すスケルトン図を当該CRT
22bに表示させる(ステップS76)。
【0171】続いて事故再要求手段85は、事故起動手
段31に対して事故通知信号送信指令を送る。この結
果、事故通知手段31から系統模擬手段83へ事故通知
信号が入力される。事故通知信号が入力された系統模擬
手段83は、事故シナリオ保存ファイル25a1 から事
故シナリオを読み込み、上述した動作模擬処理及びCR
T22bの表示制御処理を行なって事故後の電力系統を
表すスケルトン図をCRT22bに表示する(ステップ
S77)。
【0172】この結果、トレーニは、操作機器、あるい
は操作内容に関して誤操作をした場合、CRT22bを
介して再度事故復旧操作を行なうことが可能になる。ま
た、ステップS75の処理により、系統模擬手段83が
起動する毎、言い換えれば、トレーニ用MMI装置22
から事故復旧操作データが入力される毎に上述したステ
ップS70〜ステップS77の処理が行なわれるため、
トレーニがどの操作において誤操作をしても、常に最初
から事故復旧操作を繰り返し行なうことができる。すな
わち、トレーニは模範操作と同一の操作を行なうまで繰
り返し事故復旧操作を行なうことができる。
【0173】以上述べたように、本実施形態によれば、
トレーニは、トレーナが付き添っていなくても、自分の
事故復旧操作が模範操作と一致するまで繰り返し訓練を
単独で行なうことができるため、人的コスト低減及び訓
練スケジュールの効率化が図れる。
【0174】なお、本実施形態では、事故前の電力系統
状態及び電力諸量を事故前状態保存ファイル82に保存
しておき、トレーニの事故復旧操作が模範操作と異なっ
た場合は、事故前状態保存ファイル82から事故前の電
力系統状態及び電力諸量を読み込んで電力系統を常に事
故前の状態に戻していたが、本発明はこれに限定される
ものではない。
【0175】例えば、本実施形態の変形例を図24に示
す。図24によれば、電力系統運用訓練シミュレータ9
0の系統模擬用計算機システム91は、図21に示した
ブロック構成に加えて、模範操作手順における最終操作
以外の各操作(操作1、操作2、…、操作n−1)後の
電力系統の状態(SVデータ)及び電力諸量(TMデー
タ)を保存する操作後状態保存ファイル92を備えてい
る。
【0176】すなわち、本変形例によれば、図23のス
テップS73、あるいはステップS74の結果NOと判
断された場合において、事故再要求手段85Aは、現在
ステップS73〜ステップS74で比較判断した操作が
第1番目の操作か否かを判断する(図25;ステップS
90)。この判断の結果YES、すなわち、第1番目の
操作であれば、図23のステップS76の処理に移行す
る。
【0177】一方、ステップS90の判断の結果NO、
すなわち、最初の操作でなければ(第k番目の操作;1
<k(整数)≦n)、事故再要求手段85Aは、系統模
擬手段83Aに対して操作後状態保存ファイル92から
のデータ読み込み指令を送る。系統模擬手段83Aは、
送られた読み込み指令に応じて操作後状態保存ファイル
92から現在の操作の順番よりも1回少ない操作(第
(k−1)番目の操作)後のSVデータ及びTMデータ
をそれぞれ読み込み、そのSVデータ及びTMデータに
基づいて電力系統を第(k−1)番目の操作終了後の状
態に復元する。また、トレーニ用MMI装置22のCP
U22aを介してCRT22bの表示制御を行なうこと
により、第(k−1)番目の操作終了後の電力系統の状
態を表すスケルトン図を当該CRT22bに表示させる
(ステップS91)。
【0178】すなわち、本変形例によれば、トレーニが
最初(第1番目)の事故復旧操作を間違えた場合には、
事故前状態保存ファイル82から事故前の電力系統状態
が読み出されて最初から事故復旧操作が繰り返し行なわ
れるが、第2番目以降(第k番目)の事故復旧操作を間
違えた場合には、操作後状態保存ファイル92から、そ
の1回前の第(k−1)番目の事故復旧操作終了後の電
力系統状態が読み出されてk番目から繰り返し事故復旧
操作を訓練することができる。
【0179】したがって、本変形例では、正しい(模範
操作と一致した)事故復旧操作を行なった場合の操作を
繰り返し行なうことなく、間違えた操作から繰り返し事
故復旧操作を訓練することができるため、第6実施形態
の効果に加えて、訓練時間の短縮等、繰り返し訓練をよ
り効率良く行なうことができる。
【0180】(第7実施形態)図26は、本実施形態に
おける電力系統運用訓練シミュレータ100の系統模擬
用計算機システム101の機能ブロック構成を示す図で
ある。なお、この電力系統運用訓練シミュレータ100
は、図1に示した電力系統運用訓練シミュレータ1と比
べて系統模擬用計算機システム101の機能ブロック構
成と当該システム101のメモリに格納されるファイル
が異なるのみであり、それ以外の構成は第1実施形態と
略同等であるため、同一の符号を付してその説明は省略
する。
【0181】図26によれば、系統模擬用計算機システ
ム101は、トレーナからトレーナ用MMI装置21を
介して入力された許容時間を保存する模擬時間設定ファ
イル102を備えている。許容時間とは、事故復旧操作
を行なうにあたり、隣接する順番の操作間において、許
容できる最大限の時間を意味している。
【0182】ここで、図27に模擬時間設定ファイル1
02における記憶領域の割り当て構成を示す。図27に
よれば、模擬時間設定ファイル102には、模範復旧操
作に基づく順番(操作1、操作2、…、操作n)応じ
て、模範復旧操作開始から第1番目の操作(操作1)終
了までの許容時間TA (t1 )、操作1終了時から第2
番目の操作(操作2)終了時までの許容時間TA (t2
−t1 )、…、操作n−1終了時から操作n終了時まで
の間TA (tn −tn-1 )がそれぞれ階層的に記憶され
ている。
【0183】また、系統模擬用計算機システム101
は、事故発生後にトレーニからトレーニ用MMI装置2
2を介して入力された事故復旧操作データ及び模擬モデ
ルに基づいて保護リレー及び遮断器等の機器の動作を模
擬し、その模擬と同時に後述する事故再要求手段105
を起動させる系統模擬手段104を備えている。また、
この系統模擬手段104は、トレーニの事故復旧操作に
応じた保護リレー及び遮断器等の機器の模擬操作時刻
(操作1→t1'、操作2→t2'、…、操作n→tn')、
言い換えれば、事故再要求手段105の起動時刻を操作
時刻ファイル103に格納する系統模擬手段104を備
えている。
【0184】さらに、系統模擬用計算機システム101
は、系統模擬手段104により起動(例えば、系統模擬
手段104のk番目の操作に対応するk番目の起動;1
≦k(整数)≦n)して、その起動時刻(系統模擬手段
104の操作時刻)tk'とk番目から1回前の起動時
(動作模擬操作時)に操作時刻ファイル103に格納さ
れた操作時刻tk-1'との差、すなわち、系統模擬手段1
04のk番目の模擬操作とk−1番目の模擬操作との間
の操作間時間T(tk'−tk-1';なお、k=1(第1番
目の操作)の場合、T(tk'−tk-1')=T(tk'))
を求めるとともに、模擬時間設定ファイル102から操
作k−1終了から操作k終了時までの許容時間TA (t
k −tk-1 )を読み込む事故再要求手段105を備えて
おり、この事故再要求手段105は、読み込んだTA
(tk −tk-1 )と操作間時間T(tk −tk-1 )とを
比較判断し、操作間時間T(tk −tk-1 )がTA (t
k −tk-1 )より長い場合に、系統模擬手段104及び
事故決定手段31に事故を再要求する指令を送信するよ
うになっている。なお、その他の機能ブロックにおい
て、第1乃至第6実施形態と同一のブロックについて
は、同一の符号を付してその説明は省略する。
【0185】メモリには、事故シナリオファイル25a
1 、事故前状態保存ファイル82に加えて、上述した模
擬時間設定ファイル102、及び操作時刻ファイル10
3がそれぞれ格納されている。
【0186】次に本構成の電力系統運用訓練シミュレー
タ100の全体動作について説明する。
【0187】本実施形態において、訓練開始前に事故シ
ナリオ保存ファイル25a1 に事故シナリオが保存され
る動作手順は、第1実施形態と略同様であるため、その
説明は省略する。
【0188】訓練を開始すると、事故起動手段31から
系統模擬手段104へ事故シナリオに基づく事故通知信
号が入力され、その通知信号に応じて系統模擬手段10
4は、事故シナリオ保存ファイル25a1 から事故シナ
リオを読み込み、模擬モデルに基づく演算処理を行なっ
て送電線保護リレーや遮断器の機器の動作を模擬する。
そして、この模擬結果に基づいてトレーニ用MMI装置
22のCPU22aを介してCRT22bの表示制御を
行なうことにより、CRT22bに表示された事故前の
電力系統を表すスケルトン図を、事故後の電力系統を表
すスケルトン図に変更する。
【0189】一方、トレーニは、事故発生後、事故消去
を認識してから、トレーニ用コンソール22においてC
RT22bの表示画面に表示された事故後の電力系統を
表すスケルトン図を参照しながら入力部22cを操作し
て事故復旧操作を開始し、その事故復旧操作データをC
PU22aを介して系統模擬用計算機システム101に
送る。
【0190】系統模擬用計算機システム101では、送
られた事故復旧操作データに応じて、系統模擬手段10
4の模擬モデルに基づく演算処理により、送電線保護リ
レーや遮断器等の機器の動作が模擬される。
【0191】このとき、系統模擬手段104は、事故復
旧操作データに応じた動作模擬操作を実行(例えばk番
目の模擬操作を実行)すると同時に、事故再要求手段1
05を起動させる。
【0192】事故再要求手段105は、図28に示す処
理を行なっている。すなわち、事故再要求手段105
は、当該事故再要求手段105の起動時刻tk'を保持
し、操作時刻ファイル103からk−1番目の起動時刻
tk-1'を読み込む(ステップS100)。
【0193】次いで、事故再要求手段105は、保持し
た起動時刻tk'と読み込んだ起動時刻tk-1'とから、系
統模擬手段104のk番目の模擬操作とk−1番目の模
擬操作との間の操作間時間T(tk'−tk-1')を求める
(ステップS101)。そして、事故再要求手段105
は、模擬時間設定ファイル102から操作k−1終了か
ら操作k終了時までの許容時間TA (tk −tk-1 )を
読み込む(ステップS102)。
【0194】続いて、事故再要求手段105は、操作間
時間T(tk'−tk-1')が許容時間TA (tk −tk-1
)よりも大きいか否かを比較判断する(ステップS1
03)。
【0195】このステップS103の判断の結果NO、
すなわち、操作間時間T(tk'−tk-1')≦許容時間T
A (tk −tk-1 )であれば、事故再要求手段105
は、起動時刻tk'を操作時刻ファイル103に保存して
処理を終了する(ステップS104)。
【0196】一方、ステップS103の判断の結果YE
S、すなわち、操作間時間T(tk'−tk-1')>許容時
間TA (tk −tk-1 )と判断された場合、言い換えれ
ば、トレーニの行なったk番目の操作における操作間時
間T(tk'−tk-1')が許容時間TA (tk −tk-1 )
を越えてしまった場合、事故再要求手段105は、系統
模擬手段104に対して事故前状態保存ファイル82か
らのデータ読み込み指令を送る。系統模擬手段104
は、送られた読み込み指令に応じて事故前状態保存ファ
イル82から事故前の電力系統の状態を表すSVデータ
(SV1〜SVn)及びその電力系統における電力諸量
を表すTMデータ(TM1〜TMn)をそれぞれ読み込
み、そのSVデータ(SV1〜SVn)及びTMデータ
(TM1〜TMn)に基づいて電力系統を事故前の状態
に復元する。また、トレーニ用MMI装置22のCPU
22aを介してCRT22bの表示制御を行なうことに
より、事故前の電力系統の状態を表すスケルトン図を当
該CRT22bに表示させる(ステップS105)。
【0197】続いて事故再要求手段105は、事故起動
手段31に対して事故通知信号送信指令を送る。この結
果、事故通知手段31から系統模擬手段104へ事故通
知信号が入力される。事故通知信号が入力された系統模
擬手段104は、事故シナリオ保存ファイル25a1 か
ら事故シナリオを読み込み、上述した動作模擬処理及び
CRT22bの表示制御処理を行なって事故後の電力系
統を表すスケルトン図をCRT22bに表示する(ステ
ップS106)。
【0198】この結果、トレーニは、k番目の操作に時
間がかかり操作間時間T(tk'−tk-1')が許容時間T
A (tk −tk-1 )を越えてしまった場合でも、CRT
22bを介して再度事故復旧操作を行なうことが可能に
なる。また、kは、1≦k≦nの整数であるため、トレ
ーニは、1〜nの操作の内のどの操作において許容時間
を越えた操作を行なっても、常に最初から事故復旧操作
を繰り返し行なうことができる。すなわち、トレーニは
全ての操作において許容時間範囲内の操作を行なうこと
ができるまで、繰り返し事故復旧操作を行なうことがで
きる。
【0199】以上述べたように、本実施形態によれば、
トレーニは、トレーナが付き添っていなくても、自分の
事故復旧操作それぞれが許容時間内に収まるまで繰り返
し訓練を単独で行なうことができるため、人的コスト低
減及び訓練スケジュールの効率化を実現することができ
る。
【0200】なお、本実施形態では、事故前の電力系統
状態及び電力諸量を事故前状態保存ファイル82に保存
しておき、トレーニの事故復旧操作が許容時間を越えた
場合には、事故前状態保存ファイル82から事故前の電
力系統状態及び電力諸量を読み込んで電力系統を常に事
故前の状態に戻していたが、本発明はこれに限定される
ものではない。
【0201】例えば、本実施形態の変形例を図29に示
す。図29によれば、電力系統運用訓練シミュレータ1
10の系統模擬用計算機システム111は、図26に示
したブロック構成に加えて、模範操作手順における最終
操作以外の各操作(操作1、操作2、…、操作n−1)
後の電力系統の状態(SVデータ)及び電力諸量(TM
データ)を保存する操作後状態保存ファイル112を備
えている。
【0202】すなわち、本変形例によれば、図28のス
テップS103の結果NOと判断された場合において、
事故再要求手段105Aは、現在ステップS103の比
較判断した操作(k番目)が第1番目の操作か否か(k
=1)を判断する(図30;ステップS110)。この
判断の結果YES、すなわち、第1番目の操作(k=
1)であれば、図28のステップS105の処理に移行
する。
【0203】一方、ステップS110の判断の結果N
O、すなわち、最初の操作でなければ(第k番目の操
作、1<k(整数)≦n)、事故再要求手段105A
は、系統模擬手段103Aに対して操作後状態保存ファ
イル112からのデータ読み込み指令を送る。系統模擬
手段103Aは、送られた読み込み指令に応じて操作後
状態保存ファイル112から現在の操作の順番よりも1
回少ない操作(第(k−1)番目の操作)後のSVデー
タ及びTMデータをそれぞれ読み込み、そのSVデータ
及びTMデータに基づいて電力系統を第(k−1)番目
の操作終了後の状態に復元する。また、トレーニ用MM
I装置22のCPU22aを介してCRT22bの表示
制御を行なうことにより、第(k−1)番目の操作終了
後の電力系統の状態を表すスケルトン図を当該CRT2
2bに表示させる(ステップS111)。
【0204】すなわち、本変形例によれば、トレーニが
最初(第1番目)の事故復旧操作を間違えた場合には、
事故前状態保存ファイル82から事故前の電力系統状態
が読み出されて最初から事故復旧操作が繰り返し行なわ
れるが、第2番目以降(第k番目)の事故復旧操作を間
違えた場合には、操作後状態保存ファイル112からそ
の1回前の第(k−1)番目の操作終了後の電力系統状
態が読み出されて、k番目の事故復旧操作から繰り返し
事故復旧操作を訓練することができる。
【0205】したがって、本変形例では、許容時間範囲
内において事故復旧操作を行なった場合の操作を繰り返
し行なうことなく、許容範囲を越えた操作から繰り返し
事故復旧操作を訓練することができるため、第7実施形
態の効果に加えて、訓練時間の短縮等、繰り返し訓練を
より効率良く行なうことができる。
【0206】(第8実施形態)図31は、本実施形態に
おける電力系統運用訓練シミュレータ120の系統模擬
用計算機システム121の機能ブロック構成を示す図で
ある。なお、この電力系統運用訓練シミュレータ120
は、図1に示した電力系統運用訓練シミュレータ1と比
べて系統模擬用計算機システム121の機能ブロック構
成と当該システム121のメモリに格納されるファイル
が異なるのみであり、それ以外の構成は第1実施形態と
略同等であるため、同一の符号を付してその説明は省略
する。
【0207】図31によれば、系統模擬用計算機システ
ム121は、訓練開始前にトレーニからトレーニ用MM
I装置22を介して入力された模範操作手順表示指令に
応じて正解保存ファイル25a2 に格納された模範操作
手順に基づく操作順(操作1、操作2、…、操作n)毎
にそれぞれ操作機器名称を読み込むとともに、その操作
順毎にトレーニ用MMI装置22のCPU22aを介し
てCRT22bの表示制御を行なって各機器に対応する
シンボルを強調表示する操作表示手段122を有してい
る。
【0208】すなわち、本構成によれば、訓練開始前、
すなわち事故復旧操作実行前において、トレーニからト
レーニ用MMI装置22を介して模範操作手順表示指令
が系統模擬用計算機システム121に送られると、この
指令に応じて操作表示手段122が起動する。
【0209】この操作表示手段122の動作により、正
解保存ファイル25a2 に格納された模範操作手順(操
作1、操作2、…、操作n)毎にそれぞれ操作機器名称
が読み出される。そして、このは、操作順(操作1、操
作2、…、操作n)毎の操作機器名称データは、それぞ
れトレーニ用MMI装置22のCPU22aに送られ
る。
【0210】CPU22aは、操作表示手段122から
送られた操作順毎の操作機器名称データに基づいて、C
RT22bの表示画面上における該当する機器のシンボ
ルを所定時間ずつ順次強調表示(例えば、フリッカ表示
や高輝度表示、色替え表示等)を行なう。
【0211】この結果、トレーニは、トレーナ不在時に
おいても、実際の事故復旧操作を行なう前に模範操作手
順をCRT22bを見ながら容易に確認することができ
る。すなわち、トレーナに模範操作手順を教えてもらう
ことなく、その模範操作手順を独習しながら事故復旧操
作訓練を行なうことができるため、事故復旧操作訓練に
係わる人的コストを低減させるとともに、訓練スケジュ
ールを効率良く組むことができる。
【0212】ところで、上述した第1〜第8実施形態に
おいては、それぞれ事故復旧操作訓練をトレーナ不在時
でも単独で実行するための特徴を有する構成・機能を示
しているが、本発明は、各実施形態の特徴を組み合わせ
て用いることも当然可能である。
【0213】例えば、第1、第2、第6乃至第8実施形
態の内の少なくとも1つの構成・機能と第3乃至第5実
施形態の内の少なくとも1つの構成・機能を組み合わせ
ることにより、最初の事故復旧操作訓練では、第3乃至
第5実施形態の内の少なくとも1つの構成・機能により
その事故復旧操作に関する評価を受け、2回目の事故復
旧操作訓練では、第1、第2、第6乃至第8実施形態の
内の少なくとも1つの構成・機能により模範操作手順を
独習することも可能である。
【0214】この他にも種々の組み合わせが可能であ
り、トレーニ単独の事故復旧操作訓練をさらに効率良く
行なうことができる。
【0215】そして、上述した第1〜第8実施形態にお
いては、それぞれ事故復旧操作訓練をトレーナ不在時で
も単独で実行するための特徴ある構成・機能を示した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、電力系統
の応動状態を監視して当該応動状態の調整制御操作を訓
練する場合に対しても適用することができる。
【0216】例えば第1実施形態において、事故シナリ
オを系統データ(電力系統の応動を模擬するために必要
な負荷電力、発電機出力、遮断器の開閉状態等)とし、
事故起動手段31' は、この系統データに基づいて系統
模擬手段32' に系統模擬通知を送信して電力系統内の
有効電力値、電圧値、周波数値、位相角等の応動状態を
模擬させる。また、正解設定手段33' は、上記応動に
基づく動揺等を抑制するための発電機出力調整や電圧調
整等の手順(操作機器、操作内容)を設定し、この正解
手順(模範操作手順)が正解保存ファイル25a2'に保
存されている。
【0217】そして、訓練を開始すると、トレーニは、
CRT22bを見ながらトレーニ用MMI装置22を介
して、事故復旧操作に対応する応動調整操作を実行し、
この応動調整操作と模範操作とが異なっている場合に、
模範操作機器をCRT22bに強調表示するように構成
されている。
【0218】すなわち、上述した応動調整操作訓練にお
いても、トレーニは、トレーナ不在時であっても、トレ
ーニ用MMI装置22のCRT22bを見ながら応動調
整操作に係わる模範操作手順を学習することができるた
め、第1実施形態で説明した事故復旧操作訓練と略同等
の効果を得ることができる。なお、第2〜第8実施形態
においても、第1実施形態の場合と略同様に考えること
により、その第2〜第8実施形態において説明した効果
が応動調整訓練の場合においても得られる。
【0219】
【発明の効果】以上述べたように第1の発明に係る電力
系統運用訓練シミュレータによれば、例えば入力手段か
ら入力された所定の順番における操作データと保存手段
に保存された模範操作データとが実質的に一致していな
いとい判断された場合や当該入力手段から模範となる操
作データの表示を要求する指令が入力された場合等を所
定のタイミングとして、模範操作データ表示手段により
保存された模範操作データの内の少なくとも一部が運用
者(トレーニ)に対して表示されるため、運用者(トレ
ーニ)は、訓練指導者(トレーナ)が不在であっても、
表示された模範操作データを独習することができる。し
たがって、トレーニ訓練中であってもトレーナを他の仕
事に従事させることができ、人的コストを低減させるこ
とができる。また、トレーナのスケジュールに関係なく
トレーニの訓練スケジュールを組むことができるため、
当該訓練スケジュールを効率良く組むことができる。
【0220】第2の発明に係わる電力系統運用訓練シミ
ュレータによれば、評価用データ作成表示手段により、
トレーニ操作に係わる操作データによる電力諸量の応動
データと模範操作データによる電力諸量の応動データと
に基づくグラフデータや採点ポイントデータ等の評価用
データが作成されトレーニに対して表示されるため、ト
レーニは、トレーナ不在時であっても、自身が入力した
応動制御用の操作データの評価をグラフデータや採点ポ
イントデータ等の評価データを見ることにより単独且つ
容易に行なうことができる。したがって、トレーニの応
動制御操作の評価に係わる人的コストを低減させること
ができる。
【0221】第3の発明に係わる電力系統運用訓練シミ
ュレータによれば、トレーニにより入力手段から入力さ
れた操作データにおける操作間時間が許容操作間時間よ
りも大きい場合にメッセージデータ作成手段により、そ
の操作データの入力操作が許容操作間時間よりも大きい
ことを表すデータを含むメッセージデータが作成されト
レーニに対して表示されるため、トレーニは、表示され
たメッセージデータを見ることにより、自分が所定の順
番において行なった操作データの入力操作の操作時間に
関する評価を容易且つ単独で行なうことができる。した
がって、トレーニの応動制御の操作時間の評価に係わる
人的コストを低減させることができる。
【0222】第4の発明に係わる電力系統運用訓練シミ
ュレータによれば、トレーニにより入力手段から入力さ
れた所定の順番における操作データと保存手段に保存さ
れた模範操作データとが実質的に一致していないとい判
断された場合に、再設定手段により保存手段から系統状
態データが読み込まれて電力系統が模擬前の状態に再設
定されるため、トレーニは、トレーナ不在時であって
も、自分の応動制御操作が全て模範操作と一致するまで
繰り返し訓練を単独で行なうことができる。この結果、
繰り返し訓練に関する人的コストの低減及び訓練スケジ
ュールの効率化を共に実現することができる。
【0223】第5の発明に係わる電力系統運用訓練シミ
ュレータによれば、トレーニにより入力手段から入力さ
れた操作データにおける操作間時間が許容操作間時間よ
りも大きい場合に、再設定手段により保存手段から系統
状態データが読み込まれて電力系統が模擬前の状態に再
設定されるため、トレーニは、トレーナが不在時であっ
ても、自分の応動制御操作が全て許容時間内に収まるま
で繰り返し訓練を単独で行なうことができる。この結
果、人的コストの低減及び訓練スケジュールの効率化を
共に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる電力系統運用訓
練シミュレータの概略構成を示す図。
【図2】図1に示した電力系統運用訓練シミュレータに
おける系統模擬用計算機システムの機能ブロック構成を
示す図。
【図3】第1実施形態に係わる正解保存ファイルにおけ
る記憶領域の割り当て構成を示す図。
【図4】第1実施形態に係わる操作機器ファイルにおけ
る記憶領域の割り当て構成を示す図。
【図5】トレーニ用MMI装置のCRTに表示されたス
ケルトン図を示す図であり、(a)は平常時のスケルト
ン図、(b)は事故発生後のスケルトン図、(c)は、
トレーニ操作後のスケルトン図、及び(d)は、模範操
作表示されたスケルトン図をそれぞれ示す図。
【図6】系統模擬用計算機システムの模範操作判定手段
の処理の一例を示す概略フローチャート。
【図7】第2実施形態の電力系統運用訓練シミュレータ
における系統模擬用計算機システムの機能ブロック構成
を示す図。
【図8】系統模擬用計算機システムの表示要求手段の処
理の一例を示す概略フローチャート。
【図9】系統模擬用計算機システムの正解表示手段の処
理の一例を示す概略フローチャート。
【図10】トレーニ用MMI装置のCRTに表示された
スケルトン図を示す図であり、(a)は第1番目の操作
終了時のスケルトン図、(b)は次の操作機器をフリッ
カ表示した際のスケルトン図をそれぞれ示す図。
【図11】第3実施形態の電力系統運用訓練シミュレー
タにおける系統模擬用計算機システムの機能ブロック構
成を示す図。
【図12】系統模擬用計算機システムの結果表示手段の
処理の一例を示す概略フローチャート。
【図13】トレーニ用MMI装置のCRTに表示された
模範操作及びトレーニ操作による応動状態をそれぞれグ
ラフ表示した図。
【図14】第4実施形態の電力系統運用訓練シミュレー
タにおける系統模擬用計算機システムの機能ブロック構
成を示す図。
【図15】系統模擬用計算機システムの採点手段の処理
の一例を示す概略フローチャート。
【図16】第5実施形態の電力系統運用訓練シミュレー
タにおける系統模擬用計算機システムの機能ブロック構
成を示す図。
【図17】第5実施形態に係わる正解保存ファイルにお
ける記憶領域の割り当て構成を示す図。
【図18】第5実施形態に係わる結果保存ファイルにお
ける記憶領域の割り当て構成を示す図。
【図19】系統模擬用計算機システムのメッセージデー
タ作成の処理の一例を示す概略フローチャート。
【図20】(a)は模範操作の操作間時間を説明する
図、(b)はトレーニ操作の操作間時間を説明する図。
【図21】第6実施形態の電力系統運用訓練シミュレー
タにおける系統模擬用計算機システムの機能ブロック構
成を示す図。
【図22】第6実施形態に係わる事故前状態保存ファイ
ルにおける記憶領域の割り当て構成を示す図。
【図23】系統模擬用計算機システムの事故再要求手段
の処理の一例を示す概略フローチャート。
【図24】第6実施形態の変形例に係わる電力系統運用
訓練シミュレータにおける系統模擬用計算機システムの
機能ブロック構成を示す図。
【図25】変形例に係わる系統模擬用計算機システムの
事故再要求手段の処理の一例を示す概略フローチャー
ト。
【図26】第7実施形態の電力系統運用訓練シミュレー
タにおける系統模擬用計算機システムの機能ブロック構
成を示す図。
【図27】第6実施形態に係わる模擬時間設定ファイル
における記憶領域の割り当て構成を示す図。
【図28】系統模擬用計算機システムの事故再要求手段
の処理の一例を示す概略フローチャート。
【図29】第7実施形態の変形例に係わる電力系統運用
訓練シミュレータにおける系統模擬用計算機システムの
機能ブロック構成を示す図。
【図30】変形例に係わる系統模擬用計算機システムの
事故再要求手段の処理の一例を示す概略フローチャー
ト。
【図31】第8実施形態の電力系統運用訓練シミュレー
タにおける系統模擬用計算機システムの機能ブロック構
成を示す図。
【図32】従来の電力系統運用訓練シミュレータの概略
構成を示す図。
【符号の説明】
20、40、50、60、70、80、90、100、
110、120 電力系統運用訓練シミュレータ 21 トレーナ用MMI装置 22 トレーニ用MMI装置 22a CPU 22b CRT 22c 入力部 23、41、51、61、71、81、91、101、
111、121 系統模擬用計算機システム 24 系統模擬用計算機 25 メモリ 25a1 事故シナリオ保存ファイル 25a2 、53、74 正解保存ファイル 25a3 操作機器ファイル 25a4 表示機器ファイル 30 事故シナリオ格納手段 31 事故起動手段 32、32A、54、63、75、83、83A、10
4、104A 系統模擬手段 33、52 正解設定手段 34 模範操作判定手段 35 正解表示手段 42 起動回数保存ファイル 43 表示要求手段 55、76 結果保存ファイル 56 結果表示手段 62 操作保存ファイル 64 採点手段 65 採点基準保存ファイル 77 メッセージデータ作成手段 82、 事故前状態保存ファイル 85、85A、105、105A 事故再要求手段 92、112 操作後状態保存ファイル 102 模擬時間設定ファイル 103 操作時刻ファイル 122 操作表示手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の電力機器を有する電力系統を模擬
    してその応動状態を得ることにより、当該電力系統を運
    用する運用者の訓練を行なう電力系統運用訓練シミュレ
    ータにおいて、 予め設定された前記電力系統に対する応動模擬用データ
    に基づいて当該電力系統を模擬してその応動状態を得る
    模擬手段と、この模擬手段により模擬された前記電力系
    統の各種機器の応動状態を前記運用者に対して表示する
    表示手段と、前記表示手段により表示された応動状態に
    応じて前記応動状態制御用の操作機器及びその操作内容
    を含む操作データを操作の順番毎に入力する入力手段
    と、前記応動状態を制御するための模範となる操作機器
    及びその操作内容を含む模範操作データを操作の順番毎
    に保存する保存手段と、保存された模範操作データの内
    の少なくとも一部を所定のタイミングで前記運用者に対
    して表示する模範操作データ表示手段とを備えたことを
    特徴とする電力系統運用訓練シミュレータ。
  2. 【請求項2】 前記応動模擬用データは、前記電力系統
    に対して事故を発生させてその事故に対する応動状態を
    得るための事故情報データであり、前記操作データは、
    前記事故を復旧させるための操作機器及びその操作内容
    を含む事故復旧操作データであるとともに、前記模範操
    作データは、前記事故を模範的に復旧させるための操作
    機器及びその操作内容を含むデータである請求項1記載
    の電力系統運用訓練シミュレータ。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記電力系統の各種機
    器をシンボルとして表示器の画面に表示するように構成
    され、前記模範操作データ表示手段は、前記模範操作デ
    ータにおける操作機器の内の少なくとも一部に対応する
    シンボルを前記表示器の画面上で強調して表示するよう
    にした請求項1又は2記載の電力系統運用訓練シミュレ
    ータ。
  4. 【請求項4】 前記模範操作データ表示手段は、前記入
    力手段から入力された所定の順番における操作データの
    操作機器及びその操作内容の内の少なくも一方と前記保
    存手段に保存された前記所定の順番に対応する模範操作
    データにおける操作機器及びその操作内容の内の少なく
    とも一方とが実質的に一致しているか否かを判断する判
    断手段を備え、この判断手段により一致していないと判
    断されたときに前記模範操作データにおける操作機器に
    該当するシンボルを前記表示器の画面上で強調して表示
    するようにした請求項3記載の電力系統運用訓練シミュ
    レータ。
  5. 【請求項5】 前記入力手段は、所定の順番の操作デー
    タ入力前において模範となる操作データの表示を要求す
    る指令を入力する手段を有し、前記模範操作データ表示
    手段は、前記表示要求指令が入力されたときに、前記所
    定の順番に対応する模範操作データにおける操作機器に
    該当するシンボルを前記表示器の画面上で強調して表示
    するようにした請求項3記載の電力系統運用訓練シミュ
    レータ。
  6. 【請求項6】 前記入力手段は、前記操作データ入力前
    に全ての順番における模範操作手順データの表示を要求
    する指令を入力する手段を有し、前記模範操作データ表
    示手段は、前記表示要求指令が入力されたときに、前記
    全ての順番における模範操作データの各操作機器に該当
    する各シンボルを前記表示器の画面上でその順番毎に順
    次強調して表示するようにした請求項3記載の電力系統
    運用訓練シミュレータ。
  7. 【請求項7】 各種の電力機器を有する電力系統を模擬
    してその応動状態を得ることにより、当該電力系統を運
    用する運用者の訓練を行なう電力系統運用訓練シミュレ
    ータにおいて、 予め設定された前記電力系統に対する応動模擬用データ
    に基づいて当該電力系統を模擬してその応動状態を得る
    第1の模擬手段と、この第1の系統模擬手段により模擬
    された前記電力系統の各種機器の応動状態を前記運用者
    に対して表示する表示手段と、前記表示手段により表示
    された応動状態に応じて前記応動状態制御用の操作機器
    及びその操作内容を含む操作データを操作の順番毎に入
    力する入力手段と、前記応動状態を制御するための模範
    となる操作機器及びその操作内容を含む模範操作データ
    を操作の順番毎に保存する保存手段と、前記操作データ
    及び前記模範操作データに基づいて前記電力系統を模擬
    して、当該操作データによる電力諸量の応動データ及び
    前記模範操作データによる電力諸量の応動データを所定
    のタイミング毎にそれぞれ得る第2の模擬手段と、前記
    操作データによる電力諸量の応動データの内の少なくと
    も1つの応動データD1,及び前記模範操作データによ
    る電力諸量の応動データにおける前記少なくとも1つの
    応動データD1に対応する応動データD2に基づいて前
    記操作データ評価用のデータを作成して前記運用者に対
    して表示する評価用データ作成表示手段とを備えたこと
    を特徴とする電力系統運用訓練シミュレータ。
  8. 【請求項8】 前記評価用データ作成表示手段は、前記
    少なくとも1つの応動データD1及びその応動データD
    1に対応する応動データD2を共通のパラメータに基づ
    くグラフデータとして表示する手段である請求項7記載
    の電力系統運用訓練シミュレータ。
  9. 【請求項9】 前記評価用データ作成表示手段は、前記
    少なくとも1つの応動データD1及び前記その応動デー
    タD1に対応する応動データD2とが一致しているか否
    かを前記所定のタイミング毎に比較判断し、その比較判
    断結果一致していないデータの数に応じて前記操作デー
    タの採点ポイントデータを作成して表示する手段である
    請求項7記載の電力系統運用訓練シミュレータ。
  10. 【請求項10】 各種の電力機器を有する電力系統を模
    擬してその応動状態を得ることにより、当該電力系統を
    運用する運用者の訓練を行なう電力系統運用訓練シミュ
    レータにおいて、 予め設定された前記電力系統に対する応動模擬用データ
    に基づいて当該電力系統を模擬してその応動状態を得る
    模擬手段と、この模擬手段により模擬された前記電力系
    統の各種機器の応動状態を前記運用者に対して表示する
    表示手段と、前記表示手段により表示された応動状態に
    応じて前記応動状態制御用の操作機器及びその操作内容
    を含む操作データを操作の順番毎に入力する入力手段
    と、前記応動状態を制御するための模範となる操作機器
    を所定の操作内容で操作する際に許容される隣接する操
    作間の時間を操作の順番毎に求める手段と、前記入力手
    段から所定の順番において入力された操作データにおけ
    る操作間時間が求められた前記所定の順番に対応する許
    容操作間時間よりも大きいか否かを判断する判断手段
    と、この判断の結果大きいと判断された場合に、当該所
    定の操作データ入力操作が前記許容操作間時間よりも大
    きいことを表すデータを含むメッセージデータを作成し
    て表示するメッセージデータ作成表示手段とを備えたこ
    とを特徴とする電力系統運用訓練シミュレータ。
  11. 【請求項11】 各種の電力機器を有する電力系統を模
    擬してその応動状態を得ることにより、当該電力系統を
    運用する運用者の訓練を行なう電力系統運用訓練シミュ
    レータにおいて、 模擬前の電力系統の状態を系統状態データとして保存す
    る保存手段と、予め設定された前記電力系統に対する応
    動模擬用データに基づいて当該電力系統を模擬してその
    応動状態を得る模擬手段と、この模擬手段により模擬さ
    れた前記電力系統の各種機器の応動状態を前記運用者に
    対して表示する表示手段と、前記表示手段により表示さ
    れた応動状態に応じて前記応動状態制御用の操作機器及
    びその操作内容を含む操作データを操作の順番毎に入力
    する入力手段と、前記応動状態を制御するための模範と
    なる操作機器及びその操作内容を含む模範操作データを
    操作の順番毎に保存する模範操作データ保存手段と、前
    記入力手段から入力された所定の操作の順番における操
    作データの操作機器及びその操作内容の内の少なくも一
    方と前記模範操作データ保存手段に保存された前記所定
    の順番に対応する模範操作データにおける操作機器及び
    その操作内容の内の少なくとも一方とが略一致している
    か否かを判断する判断手段と、この判断の結果一致して
    いないと判断されたときに前記保存手段から前記系統状
    態データを読み込んで前記電力系統を模擬前の状態に再
    設定する再設定手段とを備えたことを特徴とする電力系
    統運用訓練シミュレータ。
  12. 【請求項12】 各種の電力機器を有する電力系統を模
    擬してその応動状態を得ることにより、当該電力系統を
    運用する運用者の訓練を行なう電力系統運用訓練シミュ
    レータにおいて、 模擬前の電力系統の状態を系統状態データとして保存す
    る保存手段と、予め設定された前記電力系統に対する応
    動模擬用データに基づいて当該電力系統を模擬してその
    応動状態を得る模擬手段と、この模擬手段により模擬さ
    れた前記電力系統の各種機器の応動状態を表示器を介し
    て前記運用者に表示する表示手段と、前記表示器により
    表示された応動状態に応じて前記応動状態制御用の操作
    機器及びその操作内容を含む操作データを操作の順番毎
    に入力する入力手段と、前記応動状態を制御するための
    模範となる操作機器を所定の操作内容で操作する際に許
    容される隣接する操作間の時間を操作の順番毎に求める
    手段と、前記入力手段から入力された所定の順番の操作
    データにおける操作間時間が求められた前記所定の順番
    に対応する許容操作間時間よりも大きいか否かを判断す
    る判断手段と、この判断の結果前記操作データの操作間
    時間が前記許容操作時間より大きいと判断された場合
    に、前記保存手段から前記系統状態データを読み込んで
    前記電力系統を模擬前の状態に再設定する再設定手段と
    を備えたことを特徴とする電力系統運用訓練シミュレー
    タ。
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