JPH10240650A - 文書認識装置および認識処理方法 - Google Patents

文書認識装置および認識処理方法

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JPH10240650A
JPH10240650A JP9364321A JP36432197A JPH10240650A JP H10240650 A JPH10240650 A JP H10240650A JP 9364321 A JP9364321 A JP 9364321A JP 36432197 A JP36432197 A JP 36432197A JP H10240650 A JPH10240650 A JP H10240650A
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JP
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processing device
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JP9364321A
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English (en)
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Noboru Shimizu
昇 清水
Katsuhiko Itonori
勝彦 糸乗
Norio Yamamoto
紀夫 山本
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書作成用ワークステーションおよび認識用
ワークステーションをネットワークをもって接続して構
成した文書認識装置を用いて、紙のような適当な媒体上
における文字・図形等の画像情報を認識する処理を簡単
な操作により行う。 【解決手段】 文書認識装置は、文書画像を入力する文
書画像入力手段と、前記文書画像入力手段により入力さ
れた文書画像を認識して対応のコード情報に変換する認
識手段と、前記文書画像入力手段により入力された文書
画像に対応する宛先を取り出す宛先取出手段と、前記宛
先取出手段により取り出された宛先に対して、前記認識
手段により変換されたコード情報を電子メイルとして送
信する電子メイル送信手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙の文書に印刷され
ている文字・図形等の画像情報を認識するときの、ネッ
トワーク構成を利用した文書認識装置およびその認識処
理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】適当な紙の上に印刷された文字や図形を
認識して、これらに対応する情報をワープロ等からなる
文書編集装置等に入力するための、様々な文書認識装置
に関する研究や提案が従来からなされている。このよう
な従来装置としては、下記に開示されているようなもの
を例として挙げることができる。即ち、特開昭63−1
55385号公報,特開平1−183795号公報,特
開平1−180081号公報,特願平3−81374
号,特願平2−333170号,特願平3−98014
号等に開示されているものを挙げることができる。これ
らに開示されている文書認識装置は、文書を画像情報と
して入力するスキャナー、前記の画像情報から対応の文
字を認識する文字認識装置、この認識の結果に即して所
要の表示・編集をするための表示・編集装置等が一体と
なって構成されているものである。また、”画像処理ハ
ンドブック:p.482”[編著者:画像処理ハンドブ
ック編集委員会編(編集委員長:尾上 守夫);発行
所:(株)昭晃堂;発行年月日:昭和63年2月28日
(初版2刷)]で開示された文字認識装置は、所要の通
信制御部が付加して設けられた構成のものであるが、文
字認識装置という観点からは、前記された各種の従来例
と基本的には同様な構成のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
種の装置は上記された構成のものであることから、例え
ば、次のような幾つかの問題点が提起されている。即
ち、 (1):スキャナーから入力される文書情報が、対応す
る画像情報として取り込まれることから、このような画
像情報を格納しておくための記憶装置の記憶容量が大き
くなってしまう。即ち、ある1個の従来装置において多
くの文書情報を入力させるためには、記憶容量の大きい
記憶装置を用意せねばならない。 (2):スキャナーをワークステーション毎に対応して
設けなければならず、スキャナーとワークステーション
からなる従来装置が高価になってしまう。 (3):一般的には、文字認識のために要する処理量は
極めて膨大なものであり、このために、文字の認識処理
がソフトウエアで実現されているようなときには、この
文字の認識処理が行われているときに、他の処理の中断
やその優先順位の低下をさせねばならず、このような従
来装置における操作者の業務効率が著しく低下してしま
う。 (4):文字の認識処理がハードウエアで実現されてい
るとしても、そのための装置自体が高価なものであるこ
とから、このような装置を組み込んだ従来装置も極めて
高価なものになる。 (5):また、従来装置の操作者は、上記のような認識
装置を用いるときには、認識処理のための知識を新しく
身につけることが必要であって、いわゆる初心者による
使用は極めて困難である。
【0004】この発明は、前述されたような各種の問題
点を解決するためになされたものである。即ち、複数個
のワークステーションをネットワーク状に接続して構成
した文書認識装置において、これに含まれている大容量
の記憶機能を備えたファイル用ステーションに文書画像
を格納するようにされており、このために、個々のワー
クステーション毎に大容量の記憶装置を備えることが不
要になる。そして、前記複数個のワークステーションの
中のある1個にスキャナーを設けておき、このワークス
テーションを入力専用のもの(即ち、操作者によって実
際に操作されるもの)とすれば、高価なスキャナーをワ
ークステーション毎に備えることが不要になり、個々の
ワークステーションが高価になることを抑制できる。ま
た、前記複数個のワークステーションの中のある1個の
ものに文字認識の処理機能を備えるようにされており、
このために、操作者によって実際に操作されるワークス
テーションへの負荷がそれに応じて軽減されるととも
に、個々のワークステーションに文字認識のための処理
装置を設けることが不要になる。更に、操作者によって
実際に操作されているときにも、文字認識のための処理
装置を用いているという意識が排除されて、初心者であ
っても容易に操作することができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る認識シス
テムは、画像を入力する画像入力手段が接続され、この
画像入力手段によって読み取られた画像を記憶する記憶
手段を具備した少なくとも一つの第1の情報処理機器
(ワークステーション)と、前記記憶手段に記憶されて
いる画像を読み出してコード情報に変換する変換手段を
具備した第2の情報処理機器(ワークステーション)
と、前記第1の情報処理機器と前記第2の情報処理機器
とを相互接続するネットワークと、から構成されること
を特徴とするものである。また、この発明に係る文書認
識装置は、スキャナーを接続している文書作成用ワーク
ステーションと、画像情報を蓄積するファイル用ステー
ションと、文書画像を認識する認識用ワークステーショ
ンとをネットワークをもって接続して構成されているも
のであって:文書作成用ワークステーションにおける、
スキャナーを用いて文書画像情報を読み込むための画像
入力部と;文書作成用ワークステーションにおける、文
書画像情報をファイルとしてファイル用ステーションに
蓄積するための画像転送部と;認識用ワークステーショ
ンにおける、ファイル用ステーションから文書画像情報
を取り出すための画像取り出し部と;認識用ワークステ
ーションにおける、文書画像情報を認識して対応のコー
ド情報に変換するための認識・変換部と;認識用ワーク
ステーションにおける、前記認識・変換の結果に基づく
前記コード情報をファイル用ステーションに転送するた
めの認識結果転送部と;を備えてなることを特徴とする
ものである。更に、この発明に係る文書認識装置のため
の文書認識処理方法は:認識用ワークステーション内の
認識・変換部によって所定の認識処理を開始する際に、
現に処理中の文書画像ファイルの有無を確認し、この確
認の結果に依存して前記認識処理を実行すること;認識
済みの文書画像ファイルの名称およびその作成日時と、
認識対象候補としての文書画像ファイルの名称およびそ
の作成日時とをそれぞれに比較し、これらに相違がある
認識対象候補としての文書画像ファイルを実際の認識対
象文書画像ファイルとして選択すること;および、認識
を所望する文書画像ファイルについては、これををファ
イル用ステーションの適所に転記し、その後に所要の認
識処理を実行すること;を特徴とするものである。この
発明による別の文書認識装置は、電子メイル送信用ワー
クステーションを更に付加して構成されたものである。
【0006】
【作用】の発明によれば、文書作成用ワークステーショ
ンに備えられているスキャナーから入力された文字画像
情報が、当該文書作成用ワークステーションが接続され
ているネットワークを介して、ファイル用ステーション
内に備えられている大容量の記憶装置に転記される。認
識用ワークステーションにおいては、このようにして転
記された文字画像情報の認識がなされ、この認識の結果
が前記ファイル用ステーション側に転送・格納される。
そして、このようにして格納された認識結果が、必要に
応じて、文書作成用ワークステーションによって個々に
取り出される。このために、スキャナー、大容量の記憶
装置、および、認識用のソフトウエア(またはハードウ
エア)を、個々の文書作成用ワークステーションに設け
ることが不要になる。かくして、装置の全体としてのコ
ストが低減されるとともに、操作者が直接使用する文書
作成用ワークステーションに特別なハードウエアやソフ
トウエアを備えることが不要であることから、認識処理
操作に不慣れな者でも容易に操作をすることが可能にさ
れる。また、この発明によれば、認識対象としての文書
情報に対する認識結果が電子メイルとして操作者に送信
するようにされているために、操作者は、前記の認識結
果が送信されるのを待機しながら、別の作業をしている
ことができる。更に、この発明によれば、認識を所望す
る領域の指定が、文書作成用ワークステーションの操作
者によって実行できるようにされているために、例え
ば、表・図形混在の文書や段組のある文書であっても認
識対象として扱うことが可能である。
【0007】
【実施例】図1は、この発明の第1の実施例に係るネッ
トワーク構成の文書認識装置を示す概略的な構成図であ
る。この図1の第1の実施例におけるネットワーク構成
の文書認識装置に含まれるものは、操作者によって直接
的に操作される文書作成用ワークステーション1、この
文書作成用ワークステーション1に専属的に接続されて
いるスキャナー2、大容量の記憶装置(図示されない)
が備えられているファイル用ステーション3、前記ファ
イル用ステーション3内の記憶装置に格納されている文
書画像情報を認識するための認識用ワークステーション
4であり、これらの手段はネットワーク5を介して互い
に接続されている。また、図2は、上記第1の実施例に
おける認識処理を機能的に説明するための、概略的な機
能的構成図である。図3は、上記第1の実施例における
ファイル用ステーション3内の記憶装置の機能的な説明
図である。図4は、上記第1の実施例における認識済み
登録ファイルの例示図である。図5は、上記第1の実施
例における認識処理の態様を示すフローチャートであ
る。以下、図1ないし図5を適宜に参照しながら、この
発明の第1の実施例について説明する。
【0008】操作者は文書作成用ワークステーション1
を操作しており、その画像入力部11の処理を施し、専
属のスキャナー2を働かせ、適当な紙等の媒体に記載さ
れている所要の文書情報を対応の画像情報としてデジタ
ル的に入力させる。このときに、先の文書情報に対応す
る原画像情報が文書作成用ワークステーション1内の所
定の記憶装置(図示されない)に一旦格納されるが、次
のような作業をすることもできる。即ち、文書作成用ワ
ークステーション1内の制御/操作部14により対象の
画像を適当な表示装置141に表示して、この画像が正
規の入力画像であるか否か、適当な画質を有するもので
あるか否か等の確認を操作者にさせてから、これを再入
力させることもできる。
【0009】文書作成用ワークステーション1内の画像
転送部12においては、スキャナー2から入力された認
識対象としての文書画像を、ネットワーク5を介して、
ファイル用ステーション3内の画像蓄積部31に転記す
る。このファイル用ステーション3内の所要の記憶容量
を有する記憶装置は、図3に示されているように、認識
対象としての文書画像を格納するための前記画像蓄積部
31と、認識の結果を格納するための認識結果蓄積部3
2とに分割されており、目的に応じて適宜に使い分けら
れている。ここで、文書作成用ワークステーション1の
操作者によってなされる具体的な操作は、例えば次の通
りである。いま、認識対象としての文書画像に関する情
報が、表示装置141の表示画面に、対応する適当なア
イコンとして表示されているとすると、操作者はキーボ
ードのような適当な入力装置142、または、マウスの
ような適当なポインティング・デバイス143を用いて
その選択を行う。そして、選択されている文書画像のア
イコンを、これも対応のアイコンとして表示装置141
の表示画面に表示されている画像蓄積部31へ転記を行
う。このようにすることで、ある所望の認識対象として
の文書画像を、ファイル用ステーション3における記憶
装置内の画像蓄積部31に転記することができる。な
お、このような操作者による操作指示は、制御/操作部
14を介して画像転送部12に伝えられるものである。
【0010】次に、ファイル用ステーション3における
記憶装置内の画像蓄積部31に転記されて格納されてい
る認識対象としての文書画像は、認識用ワークステーシ
ョン4によって認識される。図5には、ここでの認識処
理の態様がフローチャートとして示されている。なお、
ここで示されている認識処理は、例えば毎時0分に処理
が開始されるような、ある一定の時刻に開始される処理
であるが、いうまでもなく、その開始時刻や処理の操作
回数は任意に選択・設定することができる。いま、ある
所定の認識処理開始の指示が出されたとすると、まず、
認識処理中のファイルとしての認識処理ファイルが存在
するか否かが確認される(ステップ420)。このステ
ップ420が必要な理由は次の通りである。即ち、前述
されたように、ここで例示されている処理は、ある一定
の時刻に開始される(例えば、毎時0分に開始される)
処理であるとされているために、ある1個の対象に対す
る認識処理に多くの時間(例えば、1時間よりも長い時
間)がかかっている場合には、その認識処理の終了に先
だって次回の認識処理が始まってしまうことがある。こ
のような場合には、同じ対象に対する認識処理が平行し
て二重に行われて、それだけ余分の処理がなされること
になる。このような理由のために、前述のようなステッ
プ420の確認ステップを設けておき、認識処理中ファ
イルの存在が確認されたとき(確認の結果がYであった
とき)には、認識処理の終了が指示されて、既に認識処
理が開始されている文書画像に対する二重の認識処理の
開始が防止される。前記のステップ420において、認
識処理中ファイルの不存在が確認されたとき(確認の結
果がNであったとき)には、ステップ421において処
理中ファイルの作成がなされる。これに続けて、認識用
ワークステーション4(図2)における画像取り出し部
41の働きにより、ファイル用ステーション3における
記憶装置内の画像蓄積部31から、ネットワーク5を介
して、全ての認識対象としての文書画像に対応する情報
を取り出し、認識用ワークステーション4内の図示され
ない記憶装置に取り込む(ステップ422)ようにされ
る。
【0011】ここでは、転送される文書画像について、
順次に1枚ずつ認識処理の対象とされるが、まず、転送
される文書画像が存在するか否かの確認がなされる(ス
テップ423)。この転送される文書画像の存在が確認
されたとき(確認の結果がYであったとき)には、次に
続くステップ424において、該当の転送される文書画
像が既に認識済みであるか否かの確認がなされる。ここ
で、認識済みであるか否かの確認は次のようにしてなさ
れる。即ち、後述される登録のステップ427における
ように、ある所定の対象に対する認識処理が終了した時
点においては、対応の認識済み登録ファイル(これは、
図4に例示されている)に対して、転送される文書画像
のファイル名とその作成日時(この作成日時は、スキャ
ナーで読み込まれた日時である)とを登録するようにさ
れている。ここで図4を参照すると、Itonori
(NYamamoto, NShimizu)が文書画
像のファイル名として登録されており、また「Dec
26 19:50(Jan10 19:50, Jan
11 09:36)」が作成日時として対応してい
る。そこで、前回までに前記認識済み登録ファイル内で
登録された認識済みのファイル名とその作成日時とが同
一のものであるときには、これは既に認識済みである
(確認の結果がYであったとき)として、前段のステッ
プ423に戻るようにされている。ここで、登録された
認識済みのファイル名およびその作成日時を比較の対象
にするのは次の理由による。即ち、例えば、2個の互い
に異なる内容の文書画像のファイルがあるときに、両者
に対して全く同じファイル名をつけられることがある
が、登録された認識済みのファイル名だけでこれらを比
較したときには、認識処理の対象から排除されてしまう
ことになる。このような事態が生じることを防止するた
めには、登録された認識済みのファイル名に加えて、そ
の作成日時をも比較の対象にすることにより、両者の同
一性のいかんを確認するようにされている。いま、ステ
ップ424における確認の結果として、該当の転送され
た文書画像が未だ認識されていないものであるとされた
ときには、これに続くステップ425において、認識用
ワークステーション4における認識・変換部42の働き
により所要の認識処理が行われて、その認識の結果に対
応する所定のコード情報の変換・生成がなされる。この
認識のステップ425においては、認識対象の中の文字
領域を抽出して、そこでの文字認識がなされる。ここで
の文字の認識のやり方として特定されるものはないが、
例えば、特願平3−195100号に開示されたやり方
等を用いることができる。これに次いで、前記された文
字認識の結果である所定のコード情報が、認識用ワーク
ステーション4における認識結果転送部43の働きによ
り、ネットワーク5を介して、ファイル用ステーション
3における記憶装置内の認識結果蓄積部32に対して転
送される(ステップ426)。これに続くステップ42
7においては、前述されたように、認識対象としての文
書画像情報ファイルのファイル名およびその作成日時
が、認識済み登録ファイルに登録される。そして、この
ようにして登録がなされた認識対象としての文書画像情
報が消去される(ステップ428)。
【0012】認識対象としての転送画像が存在する限り
は、前記と同じ処理が繰り返される。そして、全ての転
送画像に対する処理が終了したとき(ステップ423に
おける処理の結果がNであったとき)には、処理中ファ
イルの削除を行って(ステップ429)、新しい認識処
理に対処できるようにされる。
【0013】認識対象画像がファイル用ステーション3
における記憶装置に転記されてから適当な時間が経過し
たときに、操作者は、前記ファイル用ステーション3に
おける記憶装置内の認識結果蓄積部32の点検をするこ
とにより、所望の認識結果が格納されているか否かの確
認をする。所望の認識結果の格納が確認されたときに
は、文書作成用ワークステーション1における認識結果
取り出し部13の働きにより、前記所望の認識結果を取
り出して、文書作成のために用いるようにされる。
【0014】この発明の第1の実施例について詳細に説
明してきたけれども、以下のような各種の変更ないし修
正をすることができる。 (1):上記第1の実施例においては、スキャナーを備
えた文書作成用ワークステーション、大容量の記憶装置
を備えたファイル用ステーション、および、認識用ワー
クステーションが1個ずつネットワークに接続して構成
されているけれども、このような構成に限られるもので
はなく、必要であれば複数個のものを接続して構成させ
ることができる。また、複数個の機能をある1個のワー
クステーションに持たせることもできる。 (2):上記第1の実施例においては、画像情報の読み
込みとその認識結果の取り込みとの双方が、1個の文書
作成用ワークステーションだけで行われているけれど
も、これらの作業を別のワークステーションで行うこと
ができる。例えば、画像情報の入力専用のワークステー
ションを1個ネットワークに接続しておいて、この専用
ワークステーションを関係の操作者全員が使用し、認識
結果を各操作者自身のワークステーションにおいて用い
ることができる。 (3):上記第1の実施例においては、ファイル用ステ
ーション3内の記憶装置を画像蓄積部31と認識結果蓄
積部32とに分割するようにされているが、これに限ら
れるものではなく、これを単一にまとめて、画像とその
認識の結果とを同一の蓄積部に蓄積させることができ
る。なお、この場合には、認識処理の終了した画像を消
去させることもできる。 (4):上記第1の実施例においては、認識対象として
の文書画像に関する情報をスキャナーから直接入力する
ようにされているけれども、これに限らず、例えば、光
ディスクファイルのような記録媒体に一旦記録されてい
るものの中から、再利用したい文書画像を検索して認識
させることもできる。 (5):更に、上記第1の実施例においては、文字の認
識をすることを認識処理の例として挙げているけれど
も、これに限られるものではなく、対象としての図形領
域について、対応のベクトル情報に変換するラスター/
ベクトル変換機能、基本的な図形(例えば、三角形、四
角形等の)として認識する図形認識機能、または、文字
/図形が混在する文書を対象とする文書認識機能を持た
せるようにすることもできる。
【0015】図6は、この発明の第2の実施例に係るネ
ットワーク構成の文書認識装置を示す概略的な構成図で
ある。この図6の第2の実施例におけるネットワーク構
成の文書認識装置に含まれるものは、操作者によって直
接的に操作される文書作成用ワークステーション1、こ
の文書作成用ワークステーション1に専属的に接続され
ているスキャナー2、大容量の記憶装置(図示されな
い)が備えられているファイル用ステーション3、前記
ファイル用ステーション3内の記憶装置に格納されてい
る文書画像情報を認識するための認識用ワークステーシ
ョン4、および、ある所定のコマンドに応じて所要の電
子的な情報を指定の受け入れ先に転送するための電子メ
イル送信用ワークステーション6であって、これらの手
段はネットワーク5を介して互いに接続されている。ま
た、図7は、上記第2の実施例における認識処理を機能
的に説明するための、概略的な機能的構成図である。そ
して、図8は、上記第2の実施例における電子メイル送
信用ワークステーション6の動作の態様を例示するため
のフローチャートである。なお、上記第2の実施例にお
けるファイル用ステーション3内の記憶装置は、その機
能的な面からは、前述された第1の実施例のそれと同様
であるから、必要に応じて前記第1の実施例のための説
明図としての図3を参照する。また、上記第2の実施例
における認識済み登録ファイルについても、前述された
第1の実施例のそれと同様であるから、必要に応じて前
記第1の実施例のための例示図としての図4を参照す
る。更に、上記第2の実施例における認識処理の態様に
ついても、前述された第1の実施例のそれと同様である
から、必要に応じて前記第1の実施例のためのフローチ
ャートとしての図5を参照する。以下、図6ないし図8
および前述された第1の実施例に関する図3ないし図5
を適宜に参照しながら、この発明の第2の実施例につい
て説明する。
【0016】操作者は自己の文書作成用ワークステーシ
ョン1を操作しており、その画像入力部11の処理を施
し、専属のスキャナー2を働かせ、適当な紙等の媒体に
記載されている所要の文書情報を対応の画像情報として
デジタル的に入力させる。このときに、先の文書情報に
対応する原画像情報が文書作成用ワークステーション1
内の所定の記憶装置(図示されない)に一旦格納される
が、次のような作業をすることもできる。即ち、文書作
成用ワークステーション1内の制御/操作部14により
対象の画像を適当な表示装置141に表示して、この画
像が正規の入力画像であるか否か、適当な画質を有する
ものであるか否か等の確認を操作者にさせてから、これ
を再入力させることもできる。
【0017】文書作成用ワークステーション1内の画像
転送部12においては、スキャナー2から入力された認
識対象としての文書画像を、ネットワーク5を介して、
ファイル用ステーション3内の画像蓄積部31に転記す
る。このファイル用ステーション3内の所要の記憶容量
を有する記憶装置は、図3に示されているように、認識
対象としての文書画像を格納するための前記画像蓄積部
31と、認識の結果を格納するための認識結果蓄積部3
2とに分割されており、目的に応じて適宜に使い分けら
れている。なお、ここでの認識結果蓄積部32には、転
送処理に失敗したときの認識結果を蓄積しておく作用を
するものである。ここに、文書作成用ワークステーショ
ン1の操作者によってなされる具体的な操作は、例え
ば、次の通りである。いま、認識対象としての文書画像
に関する情報が、表示装置141の表示画面に、対応す
る適当なアイコンとして表示されているとすると、操作
者はキーボードのような入力装置142、または、マウ
スのような適当なポインティング・デバイス143を用
いてその選択を行う。そして、選択されている文書画像
のアイコンを、これも対応のアイコンとして表示装置1
41の表示画面に表示されている画像蓄積部31へ転記
を行う。このようにすることで、ある所望の認識対象と
しての文書画像を、ファイル用ステーション3における
記憶装置内の画像蓄積部31に転記することができる。
なお、このような操作者による操作指示は、制御/操作
部14を介して画像転送部12に伝えられるものであ
る。
【0018】次に、ファイル用ステーション3における
記憶装置内の画像蓄積部31に転記されて格納されてい
る認識対象としての文書画像は、認識用ワークステーシ
ョン4によって認識される。図5には、ここでの認識処
理の態様がフローチャートとして示されている。なお、
ここで示されている処理は、例えば毎時0分に処理が開
始されるような、ある一定の時刻に開始される処理であ
るが、その開始時刻や処理の操作回数を任意に選択・設
定できることは勿論である。いま、ある所定の認識処理
開始の指示が出されたとすると、まず、認識処理中のフ
ァイルとしての認識処理中ファイルの存否のいかんが確
認される(ステップ420)。このステップ420が必
要な理由は次の通りである。即ち、前述されたように、
ここで例示されている処理は、ある一定の時刻に開始さ
れる(例えば、毎時0分に開始される)処理であるとさ
れているために、ある1個の対象に対する認識処理に多
くの時間(例えば、1時間よりも長い時間)がかかって
いる場合には、その認識処理の終了に先だって次回の認
識処理が始まってしまうことがある。このような場合に
は、同じ対象に対する認識処理が平行して二重に行われ
て、それだけ余分の処理がなされることになる。このよ
うな理由のために、前述のステップ420のような確認
ステップを設けておき、認識処理中ファイルの存在が確
認されたとき(確認の結果がYであったとき)には、認
識処理の終了が指示されて、既に認識処理が開始されて
いる文書画像に対する二重の認識処理の開始が防止され
る。前記のステップ420において、認識処理中ファイ
ルの不存在が確認されたとき(確認の結果がNであった
とき)には、ステップ421において処理中ファイルの
作成がなされる。これに続けて、認識用ワークステーシ
ョン4における画像取り出し部41の働きにより、ファ
イル用ステーション3における記憶装置内の画像蓄積部
31から、ネットワーク5を介して、全ての認識対象と
しての文書画像に対応する情報が取り出されて、認識用
ワークステーション4内の図示されない記憶装置に取り
込まれる(ステップ422)。
【0019】ここでは、転送される文書画像について、
順次に1枚ずつ認識処理の対象とされるが、まず、転送
される文書画像が存在するか否かの確認がなされる(ス
テップ423)。この転送される文書画像の存在が確認
されたとき(確認の結果がYであったとき)には、次に
続くステップ424において、該当の転送される文書画
像が既に認識済みであるか否かの確認がなされる。ここ
で、認識済みであるか否かの確認は次のようにしてなさ
れる。、即ち、後述される登録のステップ427におけ
るように、ある所定の対象に対する認識処理が終了した
時点においては、対応の認識済み登録ファイル(これ
は、図4に例示されている)に対して、転送される文書
画像のファイル名とその作成日時(この作成日時は、ス
キャナーで読み込まれた日時である)とを登録するよう
にされている。そこで、前回までに前記認識済み登録フ
ァイル内で登録された認識済みのファイル名とその作成
日時とが同一のものであるときには、これは既に認識済
みである(確認の結果がYであったとき)として、前段
のステップ423に戻るようにされている。ここで、登
録された認識済みのファイル名およびその作成日時を比
較の対象にするのは、前記の第1の実施例において既に
説明された理由によるが、ここで再び説明することは省
略する。いま、ステップ424における確認の結果とし
て、該当の転送された文書画像が未だ認識されていない
ものであるとされたときには、これに続くステップ42
5において、認識用ワークステーション4における認識
・変換部42の働きにより、所要の認識処理が行われ
て、その認識の結果に対応する所定のコード情報の生成
がなされる。この認識のステップ425においては、認
識対象の中の文字領域を抽出して、そこでの文字認識が
なされる。ここでの文字の認識のやり方として特定され
るものはないが、例えば、特願平3−195100号に
開示されたやり方等を用いることができる。これに次い
で、前記された文字認識の結果である所定のコード情報
が、認識用ワークステーション4と電子メイル送信用ワ
ークステーション6との双方に関連する認識結果転送部
43Aの以下の働きにより、ネットワーク5を介して、
所定の操作者に対応する文書作成用ワークステーション
1に対して転送される(ステップ426)。ここで図8
のフローチャートを参照することにより、認識結果転送
の操作について説明しておく。まず、何等かの操作トリ
ガによって認識結果転送の処理が開始されると、認識対
象としてのファイル名に対応する操作者(ユーザ)名が
取り出される(ステップ81)。次のステップ82にお
いては、この操作者(ユーザ)名をあて名として確認す
る。これに次いで、あて名があるか否かの判定がなされ
る(ステップ83)。この判定の結果が肯定(Y)であ
ったときには、該当のあて名先に向けて電子メイルの送
信をする(ステップ84)が、前記の判定の結果が否定
(N)であったときには、例えばファイル用ステーショ
ン3における認識結果蓄積部32に向けて、前記の電子
メイルを転送しておく(ステップ85)。このような処
理が終ってから、認識結果の転送処理は全体として終了
することになる。このような認識結果の転送処理は、次
のようにして説明することもできる。即ち、認識結果転
送部43Aにおいては、認識対象としてのファイル名に
対応する操作者としてのユーザ名を取り出し、このユー
ザ名をあて名として、認識結果のファイルを発信すべき
コマンドを電子メイル送信用ワークステーション6に対
して転送する。電子メイル送信用ワークステーション6
においては、前述のような電子メイル発信のコマンドを
認識用ワークステーション4側から受け取ると、ネット
ワーク5に接続されている文書作成用ワークステーショ
ン1の中の特定のものに対して、前記認識結果のファイ
ルを転送する。このとき、ユーザ名のミス、あて先(転
送すべきユーザやワークステーション)不明等のトラブ
ルが生じたりして、所要の電子メイルの発信に失敗した
ときには、前記された認識結果のファイルの転送先は、
ファイル用ステーション3における記憶装置内の認識結
果蓄積部32にされる。次に、図5の)ステップ427
においては、前述されたように、認識対象としての文書
画像情報ファイルのファイル名およびその作成日時が、
認識済み登録ファイルに登録される。そして、このよう
にして登録がなされた認識対象としての文書画像情報は
消去される(ステップ428)ことになる。
【0020】認識対象としての転送画像が存在する限り
は、前記と同じ処理が繰り返される。そして、全ての転
送画像に対する処理が終了したとき(ステップ423に
おける処理の結果がNであったとき)には、処理中ファ
イルの削除を行って(ステップ429)、新しい認識処
理に対処できるようにされる。
【0021】認識対象画像がファイル用ステーション3
における記憶装置に転記されたときには、操作者は、他
の業務に従事しながら、前記の認識対象画像に関する認
識結果が電子メイルとして送信されてくるのを待機する
ことになる。いま、所望の電子メイルの送信があったと
すると、操作者が使用している文書作成用ワークステー
ション1における表示部の表示画面上に、対応の認識結
果が送信されたことを示す変化が生じる。この表示画面
上での変化としては、例えば、電子メイルに対応するア
イコンの点滅やその形状の変化を挙げることができる。
このようにして、所望の認識結果が送信されたことが視
覚を通して明示的に表示されるために、操作者は、所定
の認識処理が終了したかどうかを気にかける必要がなく
なって、前記所望の認識結果が送信されるまでの時間を
他の業務のために十分に活用することができる。そし
て、所望の認識結果の送信が確認されたときには、文書
作成用ワークステーション1における認識結果取り出し
部13の働きにより、電子メイルを表すアイコンから前
記所望の認識結果を取り出して、文書作成のために用い
るようにされる。
【0022】この発明の第2の実施例について詳細に説
明してきたけれども、また、前述された第1の実施例の
場合に加えて、以下のような変更ないし修正をすること
ができる。 (6):上記第2の実施例においては、認識対象として
の文書情報に対する認識結果が電子メイルとして操作者
に送信されているけれども、これに限らず、ネットワー
ク上に設けられたファイルの転送機能を利用して、ある
特定のワークステーションにおける所定の記憶領域に直
接転送することもできる。
【0023】図9は、この発明の第3の実施例に係るネ
ットワーク構成の文書認識装置を示す概略的な構成図で
ある。この図9の第3の実施例におけるネットワーク構
成の文書認識装置に含まれるものは、操作者によって直
接的に操作される画像入力部を含む文書作成用ワークス
テーション1、この文書作成用ワークステーション1に
専属的に接続されているスキャナー2、前記文書作成用
ワークステーション1からの文書画像情報を認識(して
対応のコード情報に変換)する認識・変換部を含む認識
用ワークステーション4であり、これらの手段はネット
ワーク5を介して互いに接続されている。この第3の実
施例に係る装置は、前述された第1の実施例に係る装置
について、次のような改良が施されたものである。即
ち、文書作成用ワークステーション側には文書画像認識
用の特別な機能・装置を付加して設けることなく、文字
と図形とが混在する文書画像に対する認識対象領域が容
易に指定できるような改良が施されたものである。ま
た、図10は、上記第3の実施例における認識処理を機
能的に説明するための、概略的な機能的構成図である。
以下、図9および図10を適宜参照しながら、この発明
の第3の実施例について説明していく。
【0024】操作者は文書作成用ワークステーション1
を操作しており、スキャナー2を働かせることにより、
その画像入力部11Aによる処理を施して、適当な紙等
の媒体に記載されている文字や図形の混在する所要の文
書情報を、対応の画像情報としてデジタル的に入力させ
る。このようにして入力された画像情報は、文書作成用
ワークステーション1内の制御/操作部14Bにより対
象の画像として適当な表示装置141に表示される。
【0025】文書作成用ワークステーション1内の画像
編集部12Aにおいては、キーボード等の入力装置14
2やマウス等のポインティング・デバイス143を用い
て画像の編集を対話的に実行することにより、対象とし
ての認識領域を指定するようにされる。ここでの認識領
域を指定する方法としては種々考えられるけれども、重
要であることは、該領域を抽出する段階において元から
ある画像要素と、その後から加えられる画像要素との区
別が可能にされることである。ここでは、一例として、
認識を所望する領域を適切な矩形枠をもって囲むように
する方法を示すことにする。一般的に、ある所定の文書
中にしかるべき矩形枠が存在することはよくあることで
あるが、この矩形枠をスキャナー等でデジタル化すると
きには、これにノイズが乗ったり、不所望の傾斜が生成
したり、または、その太さが一定でなくなったりすると
いう、幾つかの不都合が生じることがある。また、画像
編集部12Aにおいて描画される表示画面上の矩形枠に
ついてみると、例えば1ドット幅のような、厳密な線幅
をもつ矩形枠をもって認識対象領域の指定をすることが
できる。また、画像編集部12Aにおいて果たされる矩
形枠の描画機能は、文書作成用ワークステーション1に
おいて一般的に利用できるものであって、文書画像の認
識のために改めて付加されるものではない。ここで図1
1を参照すると、このような文書画像における矩形枠の
指定の態様が例示されている。この図11においては、
これに限定されるものではないが、ある所定の文書画像
表示面110には、#1矩形枠111、#2矩形枠11
2、および、#3矩形枠113が存在するものとして例
示されている。ここでの矩形枠の指定は、文書作成用ワ
ークステーション1において、操作者が、表示装置14
1の表示画面上で対応の文書画像を見ながら、ポインテ
ィング・デバイス143を用いて、所望する矩形枠の対
角(例えば、該当の矩形枠の左上隅と右下隅)の2頂点
を指定することによってなされる。なお、ここでの認識
領域の指定のためには、実際に矩形枠を画定することの
外に、前記の2頂点をカギ型記号(「,」)や十字型記
号(+)をもって指定することもできる。さて、このよ
うにして認識対象領域が指定された画像ファイルは、文
書作成用ワークステーション1における画像出力部13
Aによって、認識用ワークステーション4における画像
入力部4Aに転送される。前述されたように、文書作成
用ワークステーション1と認識用ワークステーション4
とはネットワーク5を介して接続されているために、こ
こでの転送の態様としては、電子メイルの機能を用いて
直接転送すること、または前記第1の実施例で示したよ
うに、ある特定のファイル用ステーション(図示されな
い)を介して転送すること、等を考えることができる。
【0026】前述の画像入力部4Aで受けとられた画像
ファイルは、次段の認識領域抽出部4Bに送られる。そ
して、この認識領域抽出部4Bにおいては、文書作成用
ワークステーション1の画像編集部12Aで明示された
認識対象領域の抽出をする。ここで、図12を参照する
と、これには1ドットの厳密な線幅を有する矩形枠をも
って囲まれた領域を認識する態様が例示されている。こ
の図12においては、前述された図11の場合と同様に
所定の文書画像表示面110が例示されているが、その
中の#1矩形枠111だけが取り上げられている。この
ような文書画像表示面110において、その左上隅から
いわゆるTV式に順次走査がなされていく。そして、矢
印111Aで概略的に示されるように、#1矩形枠11
1の最初の黒画素が発見されたときには、まずこの点で
の座標値を記憶する。これに次いで、図の右方向に(即
ち、#1矩形枠111の上辺に沿って右方向に)黒画素
の追跡をする。次の画素が白画素である点(即ち、矢印
111Bの折曲点)からは、図の下方向に(#1矩形枠
111の右辺に沿って下方向に)黒画素の追跡をする。
このときには、追跡の方向別の黒画素数(ここでは、右
方向での黒画素数および下方向での黒画素数)の記憶を
するとともに、次の画素が白画素である点(矢印111
Cの折曲点)からは、図の左方向に(#1矩形枠111
の下辺に沿って左方向に)黒画素の追跡をしていく。な
お、この左方向に追跡するときには、右方向への先の追
跡で知られている黒画素の個数だけの追跡をすることが
できる。そして、最後の矢印111Dの折曲点からは、
図の上方向に(#1矩形枠111の左辺に沿って上方向
に)黒画素の追跡をする。なお、このときにも、下方向
への先の追跡で知られている黒画素の個数だけの追跡を
することができる。そして、#1矩形枠111の下辺お
よび左辺に沿って、それぞれ既知の個数の黒画素を追跡
していったときに、白画素が発見されたときには、現に
追跡している矩形枠は正規のものではないとみなされる
ことになる。また、前述されたように、矩形枠の線幅は
1ドットとして厳密に規定されていることから、黒画素
の追跡をしているときに、その追跡の方向に対して左右
側に接している1ドット以上の黒画素があるような場合
には、これも正規の矩形ではないものとみなして、追跡
の中止をするとともに次に続く矩形枠の抽出に移行する
ことになる。
【0027】このような黒画素の追跡においては、矩形
枠が元の画像のノイズ成分の部位を、いわばまたいでし
まって、厳密な1ドットの線幅をもたなくなることがあ
る。そこで、このような場合が生起することを考慮し
て、矩形枠を追跡する進行方向の左右側に黒画素が存在
する場合であっても、そのような状態がある一定の長さ
の範囲にあるものであれば、その存在を許容するように
しても良い。また、ここでの矩形枠で囲まれる矩形領域
が極端に小さいことはあり得ないところから矩形枠に対
する最初の追跡としての上辺の追跡において、その長さ
がある一定の値よりも小さいときには、正規の矩形枠で
はないとみなすことにより、以降の追跡を停止すること
もできる。なお、このようなやり方は、線幅が2ドット
以上の矩形枠についても同様に適用することができる。
【0028】ある1個の文書画像表示面内に複数個の矩
形領域が抽出されたときには、認識用ワークステーショ
ン4内の認識・変換部4Cに対して、それらの矩形領域
をどのような順序で転送するかが問題となることがあ
る。ここで図13を参照すると、ある所定の文書画像表
示面110内に3個の矩形領域が含まれたものが例示さ
れている。図13においては、#1矩形枠で囲まれた#
1領域111R、#2矩形枠で囲まれた#2領域112
R、および、#3矩形枠で囲まれた#3領域113Rが
存在するものとして示されている。なお、この図13に
おいては、文書画像表示面110の左肩部の座標(0,
0)点は追跡の出発点、矢印xは図における横の追跡方
向、そして、矢印yは図における縦の追跡方向とされて
いる。この図13において複数個の矩形領域を順次抽出
していくと、#1領域111Rの下辺からみて、#3領
域113Rの上辺の方が#2領域112Rの上辺よりも
近接しているために、#1領域111R,#3領域11
3R,#2領域112Rの順で抽出されることになる。
しかしながら、これらの認識結果を受け入れる操作者と
しての人間からみれば、#1領域111R,#2領域1
12R,#3領域113Rの順で認識結果が返される方
が好適である。そのために、前述された矩形領域抽出の
後処理として、#2領域112Rおよび#3領域113
Rのように、図において左右に並んでいる(即ち、両者
のy座標に重なりがある)ような矩形領域の場合には、
より左側にある(即ち、x座標がより小さい)矩形領域
の方を、認識・変換部4Cに対して先に転送するように
される。この認識・変換部4Cにおいては、認識領域抽
出部4Bで得られた矩形領域から所要の文字領域を抽出
して、文字認識を行い、この認識結果に対応する文字コ
ードに変換する。ここでの文字認識の仕方は特に限定さ
れるものではないが、例えば、前出した特願平3−19
5100号の方法等を適用することができる。そして、
前述された文字認識の結果としての文字コードは、ネッ
トワーク5を介して、文書作成用ワークステーション1
における認識結果入力部14Aに対して転送される。そ
して、この文書作成用ワークステーション1に対する操
作者は、制御/操作部14Bを介して、前記の認識結果
を文書の作成に用いることになる。
【0029】この発明の第3の実施例について詳細に説
明してきたけれども、これに限られるものではなく、こ
の発明の精神を逸脱しない範囲において、任意かつ所望
の変更ないし修正をすることができる。即ち、上記第3
の実施例においては、文書作成用ワークステーション1
と認識用ワークステーション4だけがネットワーク5に
接続されている例を示しているが、これに限らず、第1
の実施例のようにファイル用ステーションを介するよう
にすること、もしくは、第2の実施例のように電子メイ
ル送信用ワークステーションを介するようにすることは
可能である。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明されたように、この発明
に係るネットワーク構成の認識システム(例えば、文書
認識装置)によれば、操作者によってスキャナーから入
力された文書画像情報が、共通のファイル用ステーショ
ンに備えられた大容量の記憶装置に格納されるように動
作しているために、操作者毎に対応して用意された文書
作成用ワークステーションに対して、個々に大容量の記
憶装置を設ける必要がなくなる。また、文書画像情報を
入力させるためのスキャナーについては、この発明のネ
ットワーク構成の文書認識装置において少なくとも1個
設けられていればよく、操作者毎の文書作成用ワークス
テーション全てに対して個別に設ける必要はない。更
に、この発明における文書画像の認識は前記ネットワー
ク構成の文書認識装置における認識用ワークステーショ
ンで行われるために、操作者毎の文書作成用ワークステ
ーションにそのための負荷がかかることはなく、操作者
の業務が認識操作のために中断してしまうことはない。
また、前記文書作成用ワークステーションに対して、認
識用のハードウエアの接続やソフトウエアのインストー
ルをする必要がない。即ち、操作者毎の文書作成用ワー
クステーションに対して、前記のような特別なハードウ
エアやソフトウエアを付加的に設けることを必要とせず
に、既存の手段ないし装置をもって文書画像認識の機能
を十分に活用することができる。そして、操作者自身に
ついてみれば、直接的に操作する手段ないし装置はいず
れも既存のものであることから、格別に新規な操作法を
習得する必要はなく、初心者であっても文書画像認識の
機能を簡単かつ確実に活用することができる。更に、こ
の発明によれば、文書作成用ワークステーションの操作
者により、認識を所望する領域を指定できるようにされ
ているために、例えば、表・図形混在の文書や段組のあ
る文書であっても認識対象として扱うことが可能であ
り、また、認識操作に必要な部分だけを指定することに
より、計算機資源の無駄な使用を回避することができ
る。また、このような場合においては、認識用のハード
ウエアやソフトウエアを文書作成用ワークステーション
に特別に設けることなく、汎用的に備えられた機能を流
用するだけでよいことから、文書認識のための特別な機
能を付加する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例に係るネットワーク
構成の文書認識装置を示す概略的な構成図である。
【図2】 上記第1の実施例における認識処理を機能的
に説明するための概略的な機能的構成図である。
【図3】 上記第1の実施例における記憶装置の機能的
な説明図である。
【図4】 上記第1の実施例における認識済み登録ファ
イルの例示図である。
【図5】 上記第1の実施例における認識処理の態様を
示すフローチャートである。
【図6】 この発明の第2の実施例に係るネットワーク
構成の文書認識装置を示す概略的な構成図である。
【図7】 上記第2の実施例における認識処理を機能的
に説明するための概略的な機能的構成図である。
【図8】 上記第2の実施例における電子メイル送信用
ワークステーション6の動作の態様を例示するためのフ
ローチャートである。
【図9】 この発明の第3の実施例に係るネットワーク
構成の文書認識装置を示す概略的な構成図である。
【図10】 上記第3の実施例における認識処理を機能
的に説明するための概略的な機能的構成図である。
【図11】 上記第3の実施例における文書画像の矩形
枠を指定する態様の例示図である。
【図12】 上記第3の実施例における、ある所定の線
幅を有する矩形枠で囲まれた領域を認識する態様を例示
する図である。
【図13】 上記第3の実施例における、ある所定の文
書画像表示面110内に3個の矩形領域が含まれたもの
を例示する図である。
【符号の説明】
1…文書作成用ワークステーション、11…画像入力
部、12…画像伝送部、13…認識結果取り出し部、1
4…制御/操作部、2…スキャナー、3…ファイル用ス
テーション、31…画像蓄積部、32…認識結果蓄積
部、4…認識用ワークステーション、41…画像取り出
し部、42…認識・変換部、43…認識結果転送部、5
…ネットワーク、6…電子メイル送信用ワークステーシ
ョン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 12/58

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書画像を入力する文書画像入力手段
    と、 前記文書画像入力手段により入力された文書画像を認識
    して対応のコード情報に変換する認識手段と、 前記文書画像入力手段により入力された文書画像に対応
    する宛先を取り出す宛先取出手段と、 前記宛先取出手段により取り出された宛先に対して、前
    記認識手段により変換されたコード情報を電子メイルと
    して送信する電子メイル送信手段を具備することを特徴
    とする文書認識装置。
  2. 【請求項2】 スキャナーを接続している文書作成用情
    報処理機器と、 文書画像を蓄積するファイル用情報処理機器と、 文書画像を認識する認識用情報処理機器とをネットワー
    クをもって接続して構成されている文書認識装置におい
    て、 前記文書作成用情報処理機器は、 スキャナーにより文書画像を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された文書画像をファイル
    として前記ファイル用情報処理機器に転送する文書画像
    転送手段を具備し、 前記ファイル用情報処理機器は、 前記文書作成用情報処理機器内の文書画像転送手段によ
    り転送された文書画像を格納する格納手段を具備し、 前記認識用情報処理機器は、 前記ファイル用情報処理機器内の格納手段に格納されて
    いる文書画像を取り出す文書画像取出手段と、 前記文書画像取出手段により取り出された文書画像を認
    識して対応のコード情報に変換する認識手段と、 前記文書画像取出手段により取り出された文書画像に対
    応する宛先を取り出す宛先取出手段と、 前記宛先取出手段により取り出された宛先に対して、
    前記認識手段により変換されたコード情報を電子メイル
    として送信する電子メイル送信手段を具備することを特
    徴とする文書認識装置。
  3. 【請求項3】 スキャナーを接続している文書作成用情
    報処理機器と、 文書画像を蓄積するファイル用情報処理機器と、 文書画像を認識する認識用情報処理機器とをネットワー
    クをもって接続して構成されている文書認識装置におい
    て、 前記文書作成用情報処理機器は、 スキャナーにより文書画像を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された文書画像をファイル
    として前記ファイル用情報処理機器に転送する文書画像
    転送手段を具備し、 前記ファイル用情報処理機器は、 前記文書作成用情報処理機器内の文書画像転送手段によ
    り転送された文書画像を格納する格納手段を具備し、 前記認識用情報処理機器は、 前記ファイル用情報処理機器内の格納手段に格納されて
    いる文書画像を取り出す文書画像取出手段と、 前記文書画像取出手段により取り出された文書画像を認
    識して対応のコード情報に変換する認識手段と、 前記文書画像取出手段により取り出された文書画像に対
    応する操作者名を取り出す操作者名取出手段と、 前記操作者名取出手段により取り出された操作者名を宛
    先とした場合にその宛先があるか否かを判定する判定手
    段と、 前記判定手段により宛先があると判断された場合は、
    その宛先に対して、前記認識手段により変換されたコー
    ド情報を電子メイルとして送信する電子メイル送信手段
    を具備することを特徴とする文書認識装置。
  4. 【請求項4】 前記認識用情報処理機器は、 前記判定手段により宛先がないと判断された場合は、
    前記ファイル用情報処理機器に対して、 前記認識手段
    により変換されたコード情報を転送する認識結果送信手
    段を更に具備することを特徴とする請求項3記載の文書
    認識装置。
  5. 【請求項5】 スキャナーを接続している文書作成用情
    報処理機器と、 文書画像を蓄積するファイル用情報処理機器と、 文書画像を認識する認識用情報処理機器とをネットワー
    クをもって接続して構成されている文書認識装置におい
    て、 前記文書作成用情報処理機器は、 スキャナーにより文書画像を入力し、 その入力された文書画像をファイルとして前記ファイル
    用情報処理機器に転送し、 前記ファイル用情報処理機器は、 前記文書作成用,情報処理機器により転送された文書画
    像を格納し、 前記認識用情報処理機器は、 前記ファイル用情報処理機器に格納されている文書画像
    を取り出し、 その取り出された文書画像を認識して対応のコード情報
    に変換し、 前記取り出された文書画像に対応する宛先を取り出し、 その取り出された宛先に対して、前記変換されたコード
    情報を電子メイルとして送信することを特徴とする文書
    認識方法。
  6. 【請求項6】 スキャナーを接続している文書作成用情
    報処理機器と、 文書画像を蓄積するファイル用情報処理機器と、 文書画像を認識する認識用情報処理機器とをネットワー
    クをもって接続して構成されている文書認識装置におい
    て、 前記文書作成用情報処理機器は、 スキャナーにより文書画像を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された文書画像をファイル
    として前記ファイル用情報処理機器に転送する文書画像
    転送手段を具備し、 前記ファイル用情報処理機器は、 前記文書作成用情報処理機器内の文書画像転送手段によ
    り転送された文書画像を格納する格納手段を具備し、 前記認識用情報処理機器は、 前記ファイル用情報処理機器内の格納手段に格納されて
    いる文書画像を取り出す文書画像取出手段と、 前記文書画像取出手段により取り出された文書画像を認
    識して対応のコード情報に変換する認識手段と、 前記文書画像取出手段により取り出された文書画像に対
    応する宛先を取り出す宛先取出手段と、 前記宛先取出手段により取り出された宛先に対して、前
    記認識手段により認識が終了したことを電子メイルとし
    て送信する電子メイル送信手段を具備することを特徴と
    する文書認識装置。
  7. 【請求項7】 スキャナーを接続している文書作成用情
    報処理機器と、 文書画像を蓄積するファイル用情報処理機器と、 文書画像を認識する認識用情報処理機器とをネットワー
    クをもって接続して構成されている文書認識装置におい
    て、 前記文書作成用情報処理機器は、 スキャナーにより文書画像を入力し、 その入力された文書画像をファイルとして前記ファイル
    用情報処理機器に転送し、 前記ファイル用情報処理機器は、 前記文書作成用情報処理機器により転送された文書画像
    を格納し、 前記認識用情報処理機器は、 前記ファイル用情報処理機器に格納されている文書画像
    を取り出し、 その取り出された文書画像を認識して対応のコード情報
    に変換し、 前記取り出された文書画像に対応する宛先を取り出し、 その取り出された宛先に対して、認識が終了したことを
    電子メイルとして送信することを特徴とする文書認識方
    法。
JP9364321A 1997-12-19 1997-12-19 文書認識装置および認識処理方法 Pending JPH10240650A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001005753A (ja) * 1999-06-22 2001-01-12 Casio Comput Co Ltd メール送信装置およびそのプログラム記憶媒体

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JP2001005753A (ja) * 1999-06-22 2001-01-12 Casio Comput Co Ltd メール送信装置およびそのプログラム記憶媒体

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