JPH10242861A - アナログ/ディジタル変換器制御方法 - Google Patents

アナログ/ディジタル変換器制御方法

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JPH10242861A
JPH10242861A JP9039316A JP3931697A JPH10242861A JP H10242861 A JPH10242861 A JP H10242861A JP 9039316 A JP9039316 A JP 9039316A JP 3931697 A JP3931697 A JP 3931697A JP H10242861 A JPH10242861 A JP H10242861A
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秀夫 松井
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泰樹 西内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラダー抵抗スイッチング時の過渡状態の誤差
電位出力の影響により、A/D変換器の変換精度の向上
がはかれなかった。 【解決手段】 キャパシタ8の充電完了後に、第1のス
イッチ10を第2のスイッチ11および第3のスイッチ
12とは独立に動作させることにより、A/D変換に際
して、まず第1のスイッチをオフさせ、第2のスイッチ
と第3のスイッチをオンさせてキャパシタを充電し、そ
の後、第2のスイッチと第3のスイッチとをオフさせて
第1のスイッチをオンさせ、以後、スイッチ群6から出
力される参照電圧を順次変化させながら、第1のスイッ
チのみをその参照電圧が安定するまでの期間はオフとし
てその後オンにするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アナログ/ディ
ジタル変換器(以下、A/D変換器という)を制御する
A/D変換器制御方法に関し、特に半導体基板上に構成
され、半導体集積回路に構成されるA/D変換器の制御
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18は、たとえば特開平1−3217
28号公報に示された従来のA/D変換器制御方法、お
よびこの発明によるA/D変換器制御方法が適用され
る、サンプルホールド機能(以下、S&H機能という)
を有する逐次変換方式のA/D変換器の構成を示すブロ
ック図であり、ここでは変換ビット数が4ビットのもの
について示している。図において、1は制御回路、2は
制御回路1の出力するディジタルデータを保持する逐次
近似レジスタであり、3はラダー抵抗、4,5はこのラ
ダー抵抗3に当該A/D変換器で変換可能な最大電圧に
等しい基準電圧Vを印加するための電源端子、6は逐次
近似レジスタ2の出力データに応じた参照電圧VREF
ラダー抵抗3より選択するスイッチ群である。なお、こ
のラダー抵抗3とスイッチ群6とは、制御回路1の出力
するディジタルデータをディジタル/アナログ変換(以
下、D/A変換という)するD/A変換部として機能し
ている。また、7は入力電圧VINが入力される入力端子
である。
【0003】8はキャパシタ、9はインバータであり、
このキャパシタ8とインバータ9とは入力電圧VINと参
照電圧VREF との比較を行なうチョッパ形コンパレータ
を形成している。10は第1のスイッチ、11は第2の
スイッチ、12は第3のスイッチであり、13はこれら
各スイッチ10から12のオン/オフのタイミング信
号、および逐次近似レジスタ2からスイッチ群6へのデ
ータ送出のタイミング信号を発生させるタイミングジェ
ネレータである。
【0004】次に動作について説明する。図20は上記
図18に示されたA/D変換器の、従来のA/D変換器
制御方法による動作を説明するためのタイミングチャー
トである。ここで、この図20は入力電圧VINとして、
基準電圧Vの0.63倍の電圧0.63Vが入力端子7
より印加されている場合について例示したものである。
タイミングジェネレータ13の発生するタイミング信号
により、まず第1のスイッチ10をオフにし、その後、
逐次近似レジスタ2の保持している値をスイッチ群6に
送出させる。逐次近似レジスタ2からは最初にたとえば
16進の「8h 」が出力されるようになっており、その
値によって制御されたスイッチ群6からは、ラダー抵抗
3が基準電圧Vを分圧した電圧値(1/2)Vが参照電
圧VREF として出力される。
【0005】タイミングジェネレータ13は次に、第3
のスイッチ12をオンにしてキャパシタ8の充電を可能
とし、さらに第2のスイッチ11をオンにして、入力端
子7に入力された入力電圧VINにてキャパシタ8を充電
する。キャパシタ8が充電されると第2のスイッチ11
と第3のスイッチ12を順次オフさせ、さらに第1のス
イッチ10をオンにする。第1のスイッチ10のオンに
よりスイッチ群6の出力する参照電圧VREF がキャパシ
タ8に与えられ、入力電圧VINと比較される。この場
合、入力電圧VINが0.63Vで参照電圧VREF が(1
/2)Vであるためインバータ9の出力値は「0」とな
る。
【0006】制御回路1はこのインバータ9の出力値
「0」を受けると、出力しているディジタルデータを1
6進の「Ch 」に変化させる。このディジタルデータは
逐次近似レジスタ2を介してスイッチ群6に送られ、そ
れに対応した電圧値(3/4)Vが参照電圧VREF とし
てスイッチ群6より出力される。なお、第1のスイッチ
10、第2のスイッチ11および第3のスイッチ12は
ともに、キャパシタ8の充電時に上記タイミングで一斉
にオン/オフ動作をしており、図20に示すように、そ
の後はオン/オフ動作を繰り返さない。したがって、第
1のスイッチ10はオン、第2のスイッチ11および第
3のスイッチ12はオフの状態に保持されているため、
この(3/4)Vの参照電圧VREF が第1のスイッチ1
0を介してキャパシタ8に与えられ、0.63Vの入力
電圧VINと比較される。その結果、インバータ9の出力
値は「1」となり、以下、同様の制御動作が繰り返さ
れ、16進の「Ah 」が変換結果として出力される。
【0007】ここで、制御回路1より逐次変換レジスタ
2を介してスイッチ群6に送られるディジタルデータが
変化すると、スイッチ群6によるラダー抵抗3の各抵抗
の切り替え時には、参照電圧VREF が図20に示すよう
に、制御途中の過渡状態にあって不安定な状態にある。
2ビット目以降では、第1のスイッチ10がオン、第2
のスイッチ11および第3のスイッチ12がオフに保持
されている間に、逐次近似レジスタ2の出力が変化する
ため、入力電圧VINとの比較をまだ安定していない参照
電圧VREF との間で行なうこととなり、ラダー抵抗3の
切り替えによる制御途中の過渡状態による誤差電位出力
の影響を受けていることになる。
【0008】また、容量結合方式のA/D変換器につい
ても、上記S&H機能を有した逐次変換方式のA/D変
換器のA/D変換器制御方法と同等の制御方法で制御さ
れていた。次にこの容量結合方式のA/D変換器のA/
D変換器制御方法について説明する。
【0009】図19は従来のA/D変換器制御方法、お
よびこの発明によるA/D変換器制御方法が適用され
る、容量結合方式のA/D変換器の構成を示すブロック
図であり、図18の各部に相当する部分には同一符号を
付してその説明を省略する。図において、14は第2の
キャパシタであり、15はたとえばアナログ基準電位A
VSSなどの基準となる電位が印加されている基準端
子、16は上位ビットの比較と下位ビットの比較に用い
られる参照電圧VREF を別々に出力する点で、図18に
符号6を付して示したものとは異なるスイッチ群であ
る。17は第4のスイッチ、18は第5のスイッチであ
り、これらには、たとえば電界効果トランジスタアナロ
グスイッチのような半導体スイッチが用いられ、タイミ
ングジェネレータ13の発生するタイミング信号にした
がってオン/オフ動作している。
【0010】次に動作について説明する。図21は従来
のA/D変換器制御方法による、図19に示した容量結
合方式のA/D変換器の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。なお、この容量結合方式のA/D変
換器は変換ビット数が多い場合に用いて変換精度を向上
させるための一つの手法であり、ここでは変換ビット数
が8ビットのA/D変換器を例に示しており、上位の5
ビットと下位の3ビットのA/D変換を別々に実行して
いる。この場合にも、第1のスイッチ10、第2のスイ
ッチ11、第3のスイッチ12、および第4のスイッチ
17、第5のスイッチ18はともに、第1のキャパシタ
8および第2のキャパシタ14の充電時に、以下に述べ
るタイミングで一斉にオン/オフ動作して、その後はオ
ン/オフ動作を繰り返さない。すなわち、入力電圧VIN
のA/D変換に際しては、まず第1のスイッチ10と第
4のスイッチ17をオフ、第3のスイッチ12と第2の
スイッチ11、および第5のスイッチ18をオンさせ
て、第1のキャパシタ8と第2のキャパシタ14を充電
する。充電が終わると、第2のスイッチ11と第3のス
イッチ12、および第5のスイッチ18をオフさせ、そ
の後、第1のスイッチ10と第4のスイッチ17とをオ
ンさせてA/D変換を開始する。
【0011】上位ビットの比較が開始されると、まずス
イッチ群16より出力された参照電圧VREF が、オンし
ている第1のスイッチ10を経由して第1のキャパシタ
8に与えられる。なお、この上位ビットの比較時には、
第2のキャパシタ14にオンしている第4のスイッチ1
7を経由して、常時一定電圧(0V)がスイッチ群16
より固定的に与えられている。インバータ9はその参照
電圧VREF と、第1のキャパシタ8と第2のキャパシタ
14の充電電圧の和との比較を行ない、その比較結果に
基づく出力を制御回路1に送る。制御回路1はそれに基
づいて出力するディジタルデータを変化させ、それに応
じてスイッチ群16より第1のスイッチ10に送られる
参照電圧VREF が変化する。そのとき、第1のスイッチ
10はオン状態に保持されているため、その参照電圧V
REF が第1のキャパシタ8に与えられて、インバータ9
よりその比較結果に基づく出力が制御回路1に送出され
る。以下同様にして、上位5ビットのA/D変換が行な
われる。
【0012】上位ビットの比較が終了すると下位ビット
の比較に移る。この下位ビットの比較が開始されると、
スイッチ群16より出力された参照電圧VREF が、オン
している第4のスイッチ17を経由して第2のキャパシ
タ14に与えられる。なお、この下位ビットの比較時に
は、第1のキャパシタ8にオンしている第1のスイッチ
10を経由して、確定された上位5ビットに対応する電
圧値(以下、最終電圧値という)が常時スイッチ群16
より固定的に与えられている。インバータ9はその最終
電圧値と参照電圧VREF の和と、第1のキャパシタ8と
第2のキャパシタ14の充電電圧の和との比較を行な
い、その比較結果に基づく出力を制御回路1に送る。制
御回路1はそれに基づいて出力するディジタルデータを
変化させ、それに応じてスイッチ群16より第4のスイ
ッチ17に送られる参照電圧VREFが変化する。そのと
き、第4のスイッチ17はオン状態に保持されているた
め、その参照電圧VREF が第2のキャパシタ14に与え
られて、インバータ9による比較結果に基づいた出力が
制御回路1に送出される。以下同様にして、下位3ビッ
トのA/D変換が行なわれる。
【0013】このように、インバータ9には、第1のキ
ャパシタ8あるいは第2のキャパシタ14を介して、ラ
ダー抵抗3にて分圧され、スイッチ群6で選択された参
照電圧VREF が入力されていることになり、上位ビット
の比較の際においても、下位ビットの比較の際において
も、第1のスイッチ10および第4のスイッチ17がと
もにオン状態に保持されているため、スイッチ群6の制
御途中の過渡状態による誤差電位出力が、そのオン状態
にある第1のスイッチ10、第4のスイッチ17を経由
して、第1のキャパシタ8または第2のキャパシタ14
よりインバータ9の入力側に印加されることになる。そ
のため、A/D変換の変換精度がこの制御途中の過渡状
態による誤差電位出力の影響を受けることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のA/D変換器制
御方法は以上のように構成されているので、S&H機能
を有した逐次変換方式のA/D変換器を制御するものに
あっては、ラダー抵抗3の分圧した電圧値を参照電圧V
REF として選択しているスイッチ群6を、第1のスイッ
チ10が閉じっぱなしの状態で制御しているため、制御
途中の過渡状態による誤差電位出力の影響によってA/
D変換の変換精度が低下するという課題があり、また、
第1のスイッチ10から第3のスイッチ12は、互いに
所定のタイミングでキャパシタ8の充電時に一斉に作動
して、それ以降はオン/オフを繰り返さないようになっ
ていたため、このような課題があるにも関わらずそれを
回避していなかった。
【0015】一方、容量結合方式のA/D変換器を制御
するものにあっても、A/D変換の際には、第1のスイ
ッチ10と第4のスイッチ17がともに閉じっぱなしで
あるため、上位ビットの比較および下位ビットの比較に
関わらず、スイッチ群6の制御途中の過渡状態による誤
差電位出力の影響により、A/D変換の変換精度の低下
を招くという課題があった。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ともにキャパシタの充電時に所定
のタイミングで一斉に動作していた各スイッチを、第1
のスイッチ、あるいは第1のスイッチと第4のスイッチ
に関しては、キャパシタ充電完了後もそれらを他のスイ
ッチとは独立に動作させることにより、スイッチ群の制
御途中における参照電圧の過渡状態による誤差電位出力
の影響を受けないように制御し、A/D変換の変換精度
の向上をはかることができるA/D変換器制御方法を得
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るA/D変換器制御方法は、D/A変換部より出力され
る参照電圧をオン/オフする第1のスイッチをオフに
し、第2のスイッチと第3のスイッチをオンにして、キ
ャパシタをディジタルデータに変換すべき入力電圧で充
電し、充電が完了すると第2のスイッチと第3のスイッ
チとをオフさせて第1のスイッチをオンさせ、以後、D
/A変換部の出力する参照電圧を順次変化させながら、
第1のスイッチのみを、参照電圧が安定するまでの期間
はオフとしてその後オンとなるように制御するようにし
たものである。
【0018】請求項2記載の発明に係るA/D変換器制
御方法は、第1のスイッチを参照電圧が安定するまでの
期間はオフとしてその後オンさせる制御を、D/A変換
部の出力する参照電圧が変化する都度実行するようにし
たものである。
【0019】請求項3記載の発明に係るA/D変換器制
御方法は、第1のスイッチを参照電圧が安定するまでの
期間はオフとしてその後オンさせる制御を、D/A変換
の出力する参照電圧の指定された変化部分についてのみ
実行するようにしたものである。
【0020】請求項4記載の発明に係るA/D変換器制
御方法は、第1のスイッチを参照電圧が安定するまでの
期間はオフとしてその後オンさせる制御を、D/A変換
部の出力する参照電圧の変化が大きい場合についてのみ
実行するようにしたものである。
【0021】請求項5記載の発明に係るA/D変換器制
御方法は、第1のスイッチを参照電圧が安定するまでの
期間はオフとしてその後オンさせる制御を、あらかじめ
設定されている、第1のスイッチをオフさせる回数に達
するまで実行するようにしたものである。
【0022】請求項6記載の発明に係るA/D変換器制
御方法は、あらかじめ設定されている第1のスイッチの
動作モードにしたがって、第1のスイッチを参照電圧が
安定するまでの期間はオフとしてその後オンさせる制御
を行なうか否かを決定するようにしたものである。
【0023】請求項7記載の発明に係るA/D変換器制
御方法は、参照電圧が変化する度に第1のスイッチをそ
の参照電圧が安定するまでの期間はオフとしてその後オ
ンにする制御と、第2のスイッチと第3のスイッチがオ
フした後に第1のスイッチをオンさせたままの状態を保
持する制御との切り替えを、設定された動作モードにし
たがって行なうようにしたものである。
【0024】請求項8記載の発明に係るA/D変換器制
御方法は、参照電圧の変化が大きい場合にのみ、第1の
スイッチをその参照電圧が安定するまでの期間はオフと
してその後オンにする制御と、第2のスイッチと第3の
スイッチがオフした後に第1のスイッチをオンさせたま
まの状態を保持する制御との切り替えを、設定された動
作モードにしたがって行なうようにしたものである。
【0025】請求項9記載の発明に係るA/D変換器制
御方法は、あらかじめ設定された回数だけ、第1のスイ
ッチを参照電圧が安定するまでの期間はオフとしてその
後オンにする制御と、第2のスイッチと第3のスイッチ
がオフした後に第1のスイッチをオンさせたままの状態
を保持する制御との切り替えを、設定された動作モード
にしたがって行なうようにしたものである。
【0026】請求項10記載の発明に係るA/D変換器
制御方法は、参照電圧が変化する度に第1のスイッチを
その参照電圧が安定するまでの期間はオフとしてその後
オンにする制御と、参照電圧の変化が大きい場合にの
み、第1のスイッチを参照電圧が安定するまでの期間は
オフとしてその後オンにする制御と、第2のスイッチと
第3のスイッチがオフした後に第1のスイッチをオンさ
せたままの状態を保持する制御の切り替えを、設定され
た動作モードにしたがって行なうようにしたものであ
る。
【0027】請求項11記載の発明に係るA/D変換器
制御方法は、参照電圧が変化する度に第1のスイッチを
その参照電圧が安定するまでの期間はオフとしてその後
オンにする制御と、参照電圧の変化が大きい場合にの
み、第1のスイッチを参照電圧が安定するまでの期間は
オフとしてその後オンにする制御と、あらかじめ設定さ
れた回数だけ、第1のスイッチを参照電圧が安定するま
での期間はオフとしてその後オンにする制御と、第2の
スイッチと第3のスイッチがオフした後に第1のスイッ
チをオンさせたままの状態を保持する制御の切り替え
を、設定された動作モードにしたがって行なうようにし
たものである。
【0028】請求項12記載の発明に係るA/D変換器
制御方法は、第1のスイッチを参照電圧が安定するまで
の期間はオフとしてその後オンさせる制御を、参照電圧
の変化部分のうちの、あらかじめ設定されている部分に
おいてのみ実行するようにしたものである。
【0029】請求項13記載の発明に係るA/D変換器
制御方法は、第1のスイッチと第4のスイッチをオフさ
せ、第2のスイッチ、第5のスイッチおよび第3のスイ
ッチをオンさせることによって、第1のキャパシタおよ
び第2のキャパシタを入力電圧と基準となる電位で充電
し、その後、第2のスイッチ、第3のスイッチ、および
第5のスイッチをオフさせるとともに、第1のスイッチ
と第4のスイッチをオンさせ、上位ビットを変換する場
合には、D/A変換部から出力される参照電圧を第1の
スイッチを介して第1のキャパシタに、一定電圧を第4
のスイッチを介して第2のキャパシタにそれぞれ印加し
て、第1のキャパシタと第2のキャパシタの充電電圧に
基づいて制御回路の出力するディジタルデータを決定
し、下位ビットを変換する場合には、D/A変換部より
出力される下位ビット変換用の参照電圧を第4のスイッ
チを介して第2のキャパシタに、決定された上位ビット
に対応する電圧値を第1のスイッチを介して第1のキャ
パシタにそれぞれ印加して、第1のキャパシタと第2の
キャパシタの充電電圧に基づいて制御回路の出力するデ
ィジタルデータを決定することにより、上位ビットと下
位ビットとを別々にA/D変換する際に、第1のスイッ
チおよび第4のスイッチを、第1のキャパシタと第2の
キャパシタの充電完了後においても、D/A変換部の出
力する参照電圧が安定するまでの期間はオフとして、そ
の後にオンさせる制御を実行するようにしたものであ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図18はこの発明によるA/D変換器制
御方法が適用される、S&H機能を有した逐次変換方式
によるA/D変換器の構成を示すブロック図であり、こ
こでは変換ビット数が4ビットのものを例示している。
図において、1は入力される信号に応じて出力するディ
ジタルデータを変化させる制御回路であり、2はこの制
御回路1の出力するディジタルデータによってセット/
リセットされる、4ビット構成の逐次近似レジスタであ
る。3は同一の抵抗値を持つ複数(16個)の抵抗が直
列に接続されたラダー抵抗であり、4および5はこのラ
ダー抵抗3に印加される、当該A/D変換器によって変
換可能な最大電圧Vが与えられる電源端子である。6は
ラダー抵抗3を構成している各抵抗の接続点に接続され
て、逐次近似レジスタ2の出力するデータにて制御され
る複数(15個)のスイッチよりなり、ラダー抵抗3の
各抵抗によって分圧された電圧値を選択して、それを参
照電圧VREF として出力するスイッチ群である。なお、
このラダー抵抗3とスイッチ群6とは、制御回路1の出
力するディジタルデータをD/A変換して参照電圧V
REF を出力するD/A変換部として機能している。
【0031】また、7は当該A/D変換器によってディ
ジタルデータに変換されるアナログの入力電圧VINが入
力される入力端子である。8はスイッチ群6から出力さ
れる参照電圧VREF とこの入力端子7から入力された入
力電圧VINとの比較を行なうチョッパ形コンパレータを
形成するキャパシタ(第1のキャパシタ)であり、9は
このキャパシタ8の一端がその入力側に接続されて、当
該キャパシタ8とともに前記チョッパ形コンパレータを
形成するインバータである。10はスイッチ群6から出
力される参照電圧VREF をキャパシタ8の他端に印加す
るための第1のスイッチ、11は入力端子7より入力さ
れた入力電圧VINをキャパシタ8の他端に印加するため
の第2のスイッチであり、12はインバータ9の入力側
と出力側とを短絡して、キャパシタ8の充電を可能にす
るための第3のスイッチである。なお、これらの各スイ
ッチ10から12には、たとえば電界効果トランジスタ
アナログスイッチのような半導体スイッチが用いられて
いる。13はこれら第1のスイッチ10、第2のスイッ
チ11および第3のスイッチ12をオン/オフさせるタ
イミング信号を発生させるとともに、逐次近似レジスタ
2に格納されたデータのスイッチ群6への送出のタイミ
ング信号を発生させるタイミングジェネレータである。
【0032】次に動作について説明する。図1はこの実
施の形態1のA/D変換器制御方法による、図18に示
したA/D変換器の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。なお、この図1は入力端子7に基準電圧
Vの0.63倍の電圧0.63Vを入力電圧VINとして
印加し、それをA/D変換する場合について例示したも
のである。なお、この場合、キャパシタ8の充電時に互
いに所定のタイミングで一斉に動作した第1のスイッチ
10から第3のスイッチ12のうち、第1のスイッチ1
0についてはキャパシタ8の充電完了後にも第2のスイ
ッチ11および第3のスイッチ12とは独立に動作させ
ている。
【0033】A/D変換を開始するにあたって、従来の
A/D変換器制御方法の場合と同様に、タイミングジェ
ネレータ13はタイミング信号を発生させ、まず第1の
スイッチ10をオフにする。その後、逐次近似レジスタ
2に対しても、それが保持しているディジタルデータを
スイッチ群6に送出させるためのタイミング信号を与え
る。第1ビットの変換時には、逐次近似レジスタ2には
ディジタルデータとしてたとえば16進の「8h 」が制
御回路1によって与えられている。ここで、ラダー抵抗
3に印加された基準電圧Vはその16個の抵抗によって
16等分されており、スイッチ群6は逐次近似レジスタ
2から送られてきたこの「8h 」のデータにて制御され
て、その15個のスイッチ中の8番目のスイッチを閉
じ、ラダー抵抗3の分圧した電圧値(1/2)Vを参照
電圧VREF として出力する。
【0034】タイミングジェネレータ13は次に発生す
るタイミング信号によって、第3のスイッチ12をオン
にし、さらに第2のスイッチ11をオンにする。第3の
スイッチ12がオンになるとインバータ9の入力側と出
力側が短絡されて、当該インバータ9の入出力特性によ
って定まる同一の電位V0 となり、それがキャパシタ8
の一端に印加される。その後、第2のスイッチ11がオ
ンすることで、キャパシタ8の他端には入力端子7に入
力された入力電圧VINが印加され、キャパシタ8はこの
入力電圧VINと前記電位V0 との電位差によって充電さ
れる。キャパシタ8が充電されると、タイミングジェネ
レータ13は次のタイミング信号を発生させて、第2の
スイッチ11をオフさせ、引き続いて第3のスイッチ1
2をオフさせる。
【0035】その後、タイミングジェネレータ13は次
のタイミング信号を発生させて第1のスイッチ10をオ
ンにし、そのときスイッチ群6より出力されている参照
電圧VREF をこの第1のスイッチ10を介してキャパシ
タ8に印加する。これによって、この参照電圧VREF
入力電圧VINとの比較が行なわれ、この場合、参照電圧
REF が(1/2)V、入力電圧VINが0.63Vで、
IN>VREF であるためインバータ9の出力値は「0」
となる。このインバータ9の出力値「0」は制御回路1
に入力され、制御回路1はそれに基づいて、出力してい
るディジタルデータの値を16進の「8h 」から「C
h 」に変化させ、それを逐次近似レジスタ2にセットす
る。
【0036】ここで、タイミングジェネレータ13は次
のタイミング信号を発生させて、第1のスイッチ10を
オフさせた後、逐次近似レジスタ2に対して保持してい
るディジタルデータをスイッチ群6に転送させる。スイ
ッチ群6は逐次近似レジスタ2から送られてきたディジ
タルデータによって制御され、その値「Ch 」に対応し
た電圧値(3/4)Vを参照電圧VREF として出力す
る。なお、このとき、第2のスイッチ11および第3の
スイッチ12はともにそのままオフの状態に保持されて
いるが、前述のように、第1のスイッチ10もオンから
オフに切り替えられているため、スイッチ群6から出力
される、電圧値が(1/2)Vから(3/4)Vへの変
化の過渡状態にある参照電圧VREF が、この第1のスイ
ッチ10を介してキャパシタ8に与えられることはな
い。
【0037】(1/2)Vから(3/4)Vに変化した
参照電圧VREF の値が安定するまでの期間、第1のスイ
ッチ10をオフさせた後、タイミングジェネレータ13
は次のタイミング信号を発生させて第1のスイッチ10
をオンさせる。なお、ここでいう参照電圧VREF の値が
安定するまでの期間とは、参照電圧VREF の値が完全に
安定することは実際上ありえないし、生産上のバラツキ
により安定するまでの時間は一定ではないため、インバ
ータ9の応答特性より、参照電圧VREF の変化にインバ
ータ9が追随しない程度の安定度が得られるまでの期間
ということであり、この明細書では一貫してその意味で
使用している。また、第1のスイッチ10を意図的にオ
フさせることがこの本発明の特徴であり、オフしている
時間を規定するものではない。
【0038】スイッチ群6より出力されている参照電圧
REF が(3/4)Vに安定して、タイミングジェネレ
ータ13の発生したタイミング信号によって第1のスイ
ッチ10がオンすると、その参照電圧VREF がこの第1
のスイッチ10を介してキャパシタ8に印加される。そ
のとき、キャパシタ8は最初に充電した入力電圧VIN
保持されているので、それと新たな参照電圧VREF との
比較が行なわれる。この場合は、新たな参照電圧VREF
が(3/4)V、入力電圧VINが0.63Vであるの
で、VIN<VREF となって、インバータ9の出力値は
「1」となる。
【0039】以下、スイッチ群6より出力される(5/
8)Vの参照電圧VREF との比較以降の比較について
も、上記と同様の制御動作が繰り返され、最終的には第
2のスイッチ11がオフする直前の入力電圧VINの値
0.63VのA/D変換値が、逐次近似レジスタ2より
16進の「Ah 」として得られる。
【0040】このように、この実施の形態1によれば、
制御回路1より逐次変換レジスタ2を介してスイッチ群
6に送られるディジタルデータが変化し、スイッチ群6
によるラダー抵抗3の切り替え制御途中の過渡状態にあ
って、参照電圧VREF が不安定な状態にある場合に、第
1のスイッチ10がオフして参照電圧VREF をキャパシ
タ8に印加しないようにしているため、入力電圧VIN
まだ安定していない参照電圧VREF と比較することがな
くなり、ラダー抵抗3の切り替えによる制御途中の過渡
状態による誤差電位出力の影響を受けることのないA/
D変換器制御方法が得られる効果がある。
【0041】実施の形態2.上記実施の形態1では、ス
イッチ群6より出力される参照電圧VREF が変化する都
度、第1のスイッチ10をオフさせる場合について説明
したが、参照電圧VREF の変化が大きな場合にのみ、第
1のスイッチ10をオフさせるようにしてもよい。図2
はそのようなこの発明の実施の形態2によるA/D変換
器制御方法の動作を説明するためのタイミングチャート
である。なお、A/D変換器の構成は図18に示した実
施の形態1のそれと同一であるため、ここでは構成の説
明は省略する。
【0042】次に動作について説明する。A/D変換動
作を開始するに当たり、実施の形態1の場合と同様に、
タイミングジェネレータ13が第3のスイッチ12をオ
ンさせ、引き続いて第2のスイッチ11をオンさせる。
これにより、インバータ9の入出力電圧は当該インバー
タ9の入出力特性で定まる電位V0 になり、キャパシタ
8はこの電位V0 と入力端子7に入力される入力電圧V
INとの電位差によって充電される。その後、タイミング
ジェネレータ13は第2のスイッチ11と第3のスイッ
チ12を順次オフさせた後、第1のスイッチ10をオン
させる。そのとき、スイッチ群6からは参照電圧VREF
として、制御回路1によって逐次近似レジスタ2にセッ
トされたディジタルデータの値、すなわち16進の「8
h 」に対応した電圧値(1/2)Vが出力されている。
【0043】この参照電圧VREF を第1のスイッチ10
を介してキャパシタ8に印加し、参照電圧VREF と入力
電圧VINとの比較を行なう。この場合、参照電圧VREF
が(1/2)V、入力電圧VINが0.63Vで、VIN
REF となり、インバータ9の出力値は「0」となる。
制御回路1はこのインバータ9の出力値「0」に基づい
て出力データを16進の「Ch 」に変更し、スイッチ群
6から出力される参照電圧VREF は(1/2)Vから
(3/4)Vに変化する。この参照電圧VREF の変化量
が、一定値、たとえば(1/4)V以上である場合にの
み、タイミングジェネレータ13は参照電圧VREF が安
定するまで、この第1のスイッチ10をオフにする制御
を実行する。この場合には、当該参照電圧VREF の変化
量は(1/2)Vから(3/4)Vへの(1/4)Vで
あるため、タイミングジェネレータ13は参照電圧V
REF が安定するまで、第1のスイッチ10をオフとす
る。
【0044】その後、参照電圧VREF が(3/4)Vに
安定して、タイミングジェネレータ13が第1のスイッ
チ10をオンにすると、それを介して当該参照電圧V
REF がキャパシタ8に印加され、保持されている入力電
圧VINと比較される。この場合には、参照電圧VREF
(3/4)V、入力電圧VINが0.63Vであるので、
IN<VREF となり、インバータ9の出力値は「1」と
なる。制御回路1はそれに基づいて出力データを16進
の「Ch 」に変更し、スイッチ群6からの参照電圧V
REF は(3/4)Vから(5/8)Vに変化する。この
場合の参照電圧VRE F の変化量は(1/8)Vであるた
め、第1のスイッチ10はそのままオンの状態を保持す
る。
【0045】以降の比較処理においては、第1のスイッ
チ10は、第2のスイッチ11および第3のスイッチ1
2と同様にオン/オフ動作をせず、スイッチ群6の制御
途中の過渡状態にある参照電圧VREF がそのままキャパ
シタ8に印加してA/D変換が行なわれることになる。
しかしながら、参照電圧VREF の変化量が小さい場合に
は、制御途中の過渡状態による誤差電位出力も小さく、
その影響は問題となるほどのものではない。そして、最
後的には第2のスイッチ11がオフする直前の入力電圧
INの値0.63VのA/D変換値が、逐次近似レジス
タ2より16進の「Ah 」として得られる。
【0046】このように、この実施の形態2によれば、
参照電圧VREF の変化の大きい場合についてのみ、参照
電圧VREF が安定するまでの間、第1のスイッチ10を
オフさせることによって、制御途中の過渡状態による誤
差電位出力の影響をおさえて変換精度の向上をはかると
ともに、第1のスイッチ10をオフさせる制御を削減し
て、A/D変換処理の高速化をも可能とするA/D変換
器制御方法が得られる効果がある。
【0047】実施の形態3.上記実施の形態2では、参
照電圧VREF の変化が大きい場合にのみ、参照電圧V
REF が安定するまでの間、第1のスイッチ10をオフさ
せる場合について説明したが、第1のスイッチ10を参
照電圧VREF が安定するまでの期間はオフとしてその後
オンさせる制御を、あらかじめ設定されている回数だけ
実行するようにしてもよい。図3はそのようなこの発明
の実施の形態3によるA/D変換器制御方法が適用され
るA/D変換器の構成を示すブロック図である。図にお
いて、19はその第1のスイッチ10をオフさせる回数
がソフトウェア的に設定される回数設定レジスタであ
り、タイミングジェネレータ13はこの回数設定レジス
タ19の設定値に基づいて、第1のスイッチ10へのタ
イミング信号を生成するものである。なお、他の部分に
ついては、図18に示した実施の形態1の場合のそれと
同一であるため、その説明は省略する。
【0048】次に動作について説明する。ここで、図4
はこの発明の実施の形態3に係るA/D変換器制御方式
の動作を説明するためのタイミングチャートである。A
/D変換動作を開始させるに当たって、まず回数設定レ
ジスタ19に第1のスイッチ10をオン/オフさせる回
数をソフトウェアにて設定する。図4のタイミングチャ
ートでは、第1のスイッチ10のオン/オフ回数として
「02」が回数設定レジスタ19に設定されている場合
について示している。このように回数設定レジスタ19
の内容をあらかじめ設定しておくことで、第1のスイッ
チ10のオン/オフの回数を任意に決定することができ
る。
【0049】なお、A/D変換の動作は基本的には実施
の形態1および実施の形態2の場合と同等であるが、第
1のスイッチ10のオン/オフの回数に違いがある。す
なわち、タイミングジェネレータ13は、逐次近似レジ
スタ2にセットされた新たなディジタルデータをスイッ
チ群6に送って参照電圧VREF を変化させる度に、タイ
ミング信号を発生して、その参照電圧VREF が安定する
までの期間、第1のスイッチ10をオフさせるが、その
制御を回数設定レジスタ19にあらかじめ設定されてい
る回数(図示の例では2回)まで実行すると、それ以降
は当該タイミング信号の発生を行なわず、参照電圧V
REF が変化しても第1のスイッチ10をオフさせない。
【0050】したがって、参照電圧VREF の3回目以降
の変化時においては、制御途中の過渡状態にある参照電
圧VREF がそのままキャパシタ8に印加されてA/D変
換が行なわれることになる。しかしながら、そのような
場合には、参照電圧VREF の変化量は小さなものであ
り、制御途中の過渡状態による誤差電位出力の影響はほ
とんど問題となるようなものではなくなる。そして、最
後的には第2のスイッチ11がオフする直前の入力電圧
INのA/D変換値が、逐次近似レジスタ2より得られ
る。
【0051】このように、この実施の形態3によれば、
第1のスイッチ10のオン/オフの回数をソフトウェア
にて任意に設定できるため、参照電圧VREF の変化量が
大きく、制御途中の過渡状態による誤差電位出力の影響
を受ける期間については、第1のスイッチ10をオフさ
せ、参照電圧VREF の変化量が小さくなって、制御途中
の過渡状態による誤差電位出力の影響を受けなくなる期
間については、第1のスイッチ10をオフさせないよう
に制御できるため、A/D変換器の高速化および高精度
化がはかれる効果がある。
【0052】実施の形態4.上記実施の形態1から実施
の形態3では、第1のスイッチ10の動作モードがそれ
ぞれただ1つである場合について示したが、第1のスイ
ッチ10の動作モードを複数用意しておき、切替信号で
当該動作モードを選択して切り替えるようにしてもよ
い。図5はそのような第1のスイッチ10の動作モード
の切り替えが可能なA/D変換器の構成を示すブロック
図である。図において、20は第1のスイッチ10を制
御する動作モードを指定するための情報がソフトウェア
にて設定され、設定された情報に応じた切替信号をタイ
ミングジェネレータ13に出力するモード設定レジスタ
であり、タイミングジェネレータ13はこのモード設定
レジスタ20からの切替信号に基づいて、第1のスイッ
チ10へのタイミング信号を生成するものである。な
お、他の部分については、図18に示した実施の形態1
の場合のそれと同一であるため、その説明は省略する。
【0053】ここで、この実施の形態4によるA/D変
換器制御方法では、タイミングジェネレータ13は、参
照電圧VREF が変化する都度、第1のスイッチ10をそ
の参照電圧VREF が安定するまでの期間はオフとし、そ
の後オンにする第1の動作モードを制御するためのタイ
ミング信号と、第2のスイッチ11と第3のスイッチ1
2がオフした後に第1のスイッチ10をオンさせたまま
の状態を保持する第2の動作モードを制御するためのタ
イミング信号とを、モード設定レジスタ20からの切替
信号にしたがって切り替えて生成している。
【0054】次に動作について説明する。ここで、図6
はこの発明の実施の形態4によるA/D変換器制御方法
の動作を説明するためのタイミングチャートであり、同
図(a)には前記第1の動作モードを制御するためのタ
イミング信号とその切替信号が、同図(b)には前記第
2の動作モードを制御するためのタイミング信号とその
切替信号がそれぞれ示されている。A/D変換動作を開
始させるに当たって、まずモード設定レジスタ20をソ
フトウェア的に設定する必要がある。このモード設定レ
ジスタ20をソフトウェアで設定することによって、第
1のスイッチ10を第1の動作モードで制御するか、第
2の動作モードで制御するかを選択することができる。
すなわち、第1の動作モードを選択したい場合にはモー
ド設定レジスタ20に設定する情報を「1」とし、第2
の動作モードを選択したい場合にはモード設定レジスタ
20に設定する情報を「0」にする。
【0055】モード設定レジスタ20にソフトウェアに
て情報「1」を設定すると、タイミングジェネレータ1
3に送られる切替信号はHレベルとなる。この切替信号
を受けたタイミングジェネレータ13は、図6(a)に
示した、参照電圧VREF が変化する度に第1のスイッチ
10をオフさせるタイミング信号を発生する。これによ
り、第1のスイッチ10は第1の動作モードで制御さ
れ、実施の形態1の場合と同様に動作して入力電圧VIN
のA/D変換を行なう。
【0056】一方、ソフトウェアでモード設定レジスタ
20に情報「0」を設定すると、タイミングジェネレー
タ13に送られる切替信号はLレベルとなる。この切替
信号を受けたタイミングジェネレータ13は、図6
(b)に示した、第2のスイッチ11と第3のスイッチ
12がオフした後に第1のスイッチ10をオンさせたま
まの状態を保つためのタイミング信号を発生する。これ
により、第1のスイッチ10は第2の動作モードで制御
され、従来の場合と同様に動作して入力電圧VINのA/
D変換を行なう。
【0057】このように、この実施の形態4によれば、
第1のスイッチ10を実施の形態1と同等の第1の動作
モードで制御するか、従来と同等の第2の動作モードで
制御するかを、モード設定レジスタ20にソフトウェア
にて設定する情報によって指定することが可能となるた
め、利用者のニーズに合ったA/D変換器を提供できる
効果がある。
【0058】実施の形態5.上記実施の形態4では、第
1のスイッチ10を実施の形態1と同等の動作モードで
制御するか、従来と同等の動作モードで制御するかを切
り替える場合について説明したが、実施の形態2と同等
の動作モードで制御するか、従来と同等の動作モードで
制御するかを切り替えるようにしてもよい。
【0059】なお、この実施の形態5によるA/D変換
器制御方法が適用されるA/D変換器の構成は、実施の
形態4の説明の際に示した図5と同一であるが、タイミ
ングジェネレータ13の発生するタイミング信号に若干
の相違がある。すなわち、タイミングジェネレータ13
はモード設定レジスタ20からの切替信号にしたがっ
て、参照電圧VREF が変化量が大きい場合にのみ、第1
のスイッチ10をその参照電圧VREF が安定するまでの
期間はオフとしてその後オンにする第1の動作モードを
制御するためのタイミング信号と、第2のスイッチ11
と第3のスイッチ12がオフした後に第1のスイッチ1
0をオンさせたままの状態を保持する第2の動作モード
を制御するためのタイミング信号とを切り替えて生成し
ている。
【0060】次に動作について説明する。ここで、図7
はこの発明の実施の形態5によるA/D変換器制御方法
の動作を説明するためのタイミングチャートであり、同
図(a)には前記第1の動作モードを制御するためのタ
イミング信号とその切替信号が、同図(b)には前記第
2の動作モードを制御するためのタイミング信号とその
切替信号がそれぞれ示されている。A/D変換動作を開
始させるに当たって、まず実施の形態4の場合と同様
に、第1の動作モードを選択したい場合にはモード設定
レジスタ20に設定する情報を「1」とし、第2の動作
モードを選択したい場合にはモード設定レジスタ20に
設定する情報を「0」にする。
【0061】モード設定レジスタ20にソフトウェアに
て情報「1」を設定すると、タイミングジェネレータ1
3に送られる切替信号はHレベルとなる。それを受けた
タイミングジェネレータ13は、図7(a)に示した、
参照電圧VREF の変化量が大きな場合にのみ、第1のス
イッチ10をオフさせるタイミング信号を発生する。こ
れにより、第1のスイッチ10は第1の動作モードで制
御され、実施の形態2の場合と同様に動作して入力電圧
INのA/D変換を行なう。
【0062】一方、モード設定レジスタ20に情報
「0」をソフトウェアで設定すると、タイミングジェネ
レータ13に送られる切替信号はLレベルとなる。それ
を受けたタイミングジェネレータ13は、図7(b)に
示した、第2のスイッチ11と第3のスイッチ12がオ
フした後に第1のスイッチ10をオンさせたままの状態
を保つためのタイミング信号を発生する。これにより、
第1のスイッチ10は第2の動作モードで制御され、従
来の場合と同様に動作して入力電圧VINのA/D変換を
行なう。
【0063】このように、この実施の形態5によれば、
第1のスイッチ10を実施の形態2と同等の第1の動作
モードで制御するか、従来と同等の第2の動作モードで
制御するかを、モード設定レジスタ20にソフトウェア
にて設定する情報によって指定することが可能となるた
め、利用者のニーズに合ったA/D変換器を提供できる
効果がある。
【0064】実施の形態6.上記実施の形態4および実
施の形態5では、第1のスイッチ10を実施の形態1も
しくは実施の形態2と同等の動作モードで制御するか、
従来と同等の動作モードで制御するかを切り替える場合
について示したが、実施の形態3と同等の動作モードで
制御するか、従来と同等の動作モードで制御するかを切
り替えるようにしてもよい。図8はそのようなこの発明
の実施の形態6によるA/D変換器制御方法が適用され
るA/D変換器の構成を示すブロック図であり、各部に
は、図3および図5の相当部分と同一符号を付してその
説明を省略する。なお、タイミングジェネレータ13は
モード設定レジスタ20からの切替信号に基づいて、第
1のスイッチ10へのタイミング信号を生成するもので
ある。
【0065】ここで、この実施の形態6によるA/D変
換器制御方法では、タイミングジェネレータ13は、第
1のスイッチ10を参照電圧VREF が安定するまでの期
間はオフとしてその後オンさせる制御を、あらかじめ回
数設定レジスタ19に設定されている回数だけ実行させ
る、第1の動作モードの制御のためのタイミング信号
と、第2のスイッチ11と第3のスイッチ12がオフし
た後に第1のスイッチ10をオンさせたままの状態を保
持する第2の動作モードの制御のためのタイミング信号
とを、モード設定レジスタ20からの切替信号にしたが
って切り替えて生成している。
【0066】次に動作について説明する。ここで、図9
はこの発明の実施の形態6によるA/D変換器制御方法
の動作を説明するためのタイミングチャートであり、同
図(a)には前記第1の動作モードを制御するためのタ
イミング信号と、その切替信号および回数設定レジスタ
19の設定値が、同図(b)には前記第2の動作モード
を制御するためのタイミング信号とその切替信号がそれ
ぞれ示されている。A/D変換動作を開始させるに当た
って、まず回数設定レジスタ19に第1のスイッチ10
のオン/オフ回数(図示の例では「02」)を設定し、
さらに実施の形態4あるいは実施の形態5の場合と同様
に、第1の動作モードを選択したい場合には情報「1」
を、第2の動作モードを選択したい場合には情報「0」
をそれぞれモード設定レジスタ20に設定にする。
【0067】モード設定レジスタ20にソフトウェアに
て情報「1」を設定すると、タイミングジェネレータ1
3に送られる切替信号はHレベルとなる。それを受けた
タイミングジェネレータ13は、図9(a)に示すよう
な、回数設定レジスタ19に設定された回数(2回)だ
け、参照電圧VREF の変化時に第1のスイッチ10をオ
フさせるタイミング信号を発生する。これにより、第1
のスイッチ10は第1の動作モードで制御され、実施の
形態3の場合と同様に動作して入力電圧VINをA/D変
換する。
【0068】一方、ソフトウェアでモード設定レジスタ
20に情報「0」を設定すると、タイミングジェネレー
タ13に送られる切替信号はLレベルとなる。それを受
けたタイミングジェネレータ13は、図9(b)に示し
た、第2のスイッチ11と第3のスイッチ12がオフし
た後に第1のスイッチ10をオンさせたままの状態を保
つためのタイミング信号を発生する。これにより、第1
のスイッチ10は第2の動作モードで制御され、従来の
場合と同様に動作して入力電圧VINをA/D変換する。
【0069】このように、この実施の形態6によれば、
第1のスイッチ10を実施の形態3と同等の第1の動作
モードで制御するか、従来と同等の第2の動作モードで
制御するかを、モード設定レジスタ20にソフトウェア
にて設定する情報によって指定することが可能となるた
め、利用者のニーズに合ったA/D変換器を提供できる
効果がある。
【0070】実施の形態7.上記実施の形態4から実施
の形態6では、第1のスイッチ10を実施の形態1から
実施の形態3のいずれかと同等の動作モードで制御する
か、従来と同等の動作モードで制御するかを二者択一で
切り替える場合について示したが、第1のスイッチ10
を実施の形態1と同等の動作モードで制御するか、実施
の形態2と同等の動作モードで制御するか、従来と同等
の動作モードで制御するかを三者択一で切り替えるよう
にしてもよい。図10はそのようなこの発明の実施の形
態7によるA/D変換器制御方法が適用されるA/D変
換器の構成を示すブロック図である。
【0071】図において、20,21は第1のスイッチ
10を制御する動作モードを指定するための情報がソフ
トウェアにて設定される、第1のモード設定レジスタ、
および第2のモード設定レジスタであり、設定された情
報に応じて、第1のモード設定レジスタからは第1の切
替信号が、第2のモード設定レジスタからは第2の切替
信号がそれぞれタイミングジェネレータ13に出力され
る。タイミングジェネレータ13はこれら第1のモード
設定レジスタ20および第2のモード設定レジスタ21
からの第1の切替信号あるいは第2の切替信号に基づい
て、第1のスイッチ10へのタイミング信号を生成する
ものである。なお、その他の部分については、図3の相
当部分と同一符号を付してその説明を省略する。
【0072】ここで、この実施の形態7によるA/D変
換器制御方法では、タイミングジェネレータ13は、参
照電圧VREF が変化する都度、第1のスイッチ10をそ
の参照電圧VREF が安定するまでの期間はオフとしてそ
の後オンにする第1の動作モードを制御するためのタイ
ミング信号と、参照電圧VREF が変化量が大きい場合に
のみ、第1のスイッチ10をその参照電圧VREF が安定
するまでの期間はオフとしてその後オンにする第2の動
作モードを制御するためのタイミング信号と、第2のス
イッチ11と第3のスイッチ12がオフした後に第1の
スイッチ10をオンさせたままの状態を保持する第3の
動作モードを制御するためのタイミング信号とを、第1
のモード設定レジスタ20および第2のモード設定レジ
スタ21からの、第1の切替信号および第2の切替信号
にしたがって切り替えて生成している。
【0073】次に動作について説明する。ここで、図1
1はこの発明の実施の形態7によるA/D変換器制御方
法の動作を説明するためのタイミングチャートであり、
同図(a)には前記第1の動作モードを制御するための
タイミング信号とその切替信号が、同図(b)には第2
の動作モードを制御するためのタイミング信号とその切
替信号が、同図(c)には第3の動作モードを制御する
ためのタイミング信号とその切替信号がそれぞれ示され
ている。A/D変換動作を開始させるに当たって、まず
第1の動作モードを選択したい場合には第1のモード設
定レジスタ20と第2のモード設定レジスタ21に設定
する情報をともに「1」とし、第2の動作モードを選択
したい場合には第1のモード設定レジスタ20に設定す
る情報を「1」、第2のモード設定レジスタ21に設定
する情報を「0」とし、第3の動作モードを選択したい
場合には第1のモード設定レジスタ20に設定する情報
を「0」にする。
【0074】第1のモード設定レジスタ20と第2のモ
ード設定レジスタ21に、ソフトウェアによって情報
「1」を設定すると、タイミングジェネレータ13に送
られる第1の切替信号および第2の切替信号は両者とも
Hレベルとなる。これら第1の切替信号および第2の切
替信号を受けたタイミングジェネレータ13は、図11
(a)に示した、参照電圧VREF が変化する度に第1の
スイッチ10をオフさせるタイミング信号を発生する。
これにより、第1のスイッチ10は第1の動作モードで
制御され、実施の形態1の場合と同様に動作して入力電
圧VINのA/D変換を行なう。
【0075】また、第1のモード設定レジスタ20には
情報「1」を、第2のモード設定レジスタ21には情報
「0」をソフトウェアにより設定すると、タイミングジ
ェネレータ13に送られる第1の切替信号のレベルはH
レベルとなり、第2の切替信号はLレベルとなる。その
ような第1の切替信号および第2の切替信号を受けたタ
イミングジェネレータ13は、図11(b)に示した、
参照電圧VREF の変化量が大きな場合にのみ、第1のス
イッチ10をオフさせるタイミング信号を発生する。こ
れにより、第1のスイッチ10は第2の動作モードで制
御され、実施の形態2の場合と同様に動作して入力電圧
INのA/D変換を行なう。
【0076】一方、ソフトウェアにて第1のモード設定
レジスタ20に情報「0」を設定すると、第2のモード
設定レジスタ21に情報「0」あるいは「1」のいずれ
を設定しても、タイミングジェネレータ13に送られる
第1の切替信号はLレベルとなる。それを受けたタイミ
ングジェネレータ13は、図11(c)に示した、第2
のスイッチ11と第3のスイッチ12がオフした後に第
1のスイッチ10をオンさせたままの状態を保つための
タイミング信号を発生する。これにより、第1のスイッ
チ10は第3の動作モードで制御され、従来の場合と同
様に動作して入力電圧VINのA/D変換を行なう。
【0077】このように、この実施の形態7によれば、
第1のスイッチ10を実施の形態1と同等の第1の動作
モードで制御するか、実施の形態2と同等の第2の動作
モードで制御するか、従来と同等の第3の動作モードで
制御するかを、第1のモード設定レジスタ20と第2の
モード設定レジスタ21にソフトウェアにて設定する情
報によって指定することが可能となるため、利用者のニ
ーズに合ったA/D変換器を提供できる効果がある。
【0078】実施の形態8.上記実施の形態7では、第
1のスイッチ10を実施の形態1と同等の動作モードで
制御するか、実施の形態2と同等の動作モードで制御す
るか、従来と同等の動作モードで制御するかを三者択一
で切り替える場合について示したが、第1のスイッチ1
0を実施の形態1と同等の動作モードで制御するか、実
施の形態2と同等の動作モードで制御するか、実施の形
態3と同等の動作モードで制御するか、従来と同等の動
作モードで制御するかを四者択一で切り替えるようにし
てもよい。図12はそのようなこの発明の実施の形態8
によるA/D変換器制御方法が適用されるA/D変換器
の構成を示すブロック図である。
【0079】図において、22は図10に示した第1の
モード設定レジスタ20および第2のモード設定レジス
タ21と同様に、第1のスイッチ10を制御する動作モ
ードを指定するための情報がソフトウェアにて設定され
る、第3のモード設定レジスタであり、設定された情報
に応じて第3の切替信号が、前記第1のモード設定レジ
スタ20からの第1の切替信号、および第2のモード設
定レジスタ21からの第2の切替信号とともにタイミン
グジェネレータ13に入力される。タイミングジェネレ
ータ13はこれら第1の切替信号から第3の切替信号に
基づいて、第1のスイッチ10へのタイミング信号を生
成するものである。なお、その他の部分については、図
3の相当部分と同一符号を付してその説明を省略する。
【0080】ここで、この実施の形態8によるA/D変
換器制御方法では、タイミングジェネレータ13は、参
照電圧VREF が変化する都度、第1のスイッチ10をそ
の参照電圧VREF が安定するまでの期間はオフとしてそ
の後オンにする第1の動作モードを制御するためのタイ
ミング信号と、参照電圧VREF が変化量が大きい場合に
のみ、第1のスイッチ10をその参照電圧VREF が安定
するまでの期間はオフとしてその後オンにする第2の動
作モードを制御するためのタイミング信号と、第1のス
イッチ10を参照電圧VREF が安定するまでの期間はオ
フとしてその後オンさせる制御を、あらかじめ回数設定
レジスタ19に設定されている回数だけ実行させる第3
の動作モードを制御するためのタイミング信号と、第2
のスイッチ11と第3のスイッチ12がオフした後に第
1のスイッチ10をオンさせたままの状態を保持する第
4の動作モードを制御するためのタイミング信号とを、
第1のモード設定レジスタ20から第3のモード設定レ
ジスタ22からの、第1の切替信号から第3の切替信号
にしたがって切り替えて生成している。
【0081】次に動作について説明する。ここで、図1
3はこの発明の実施の形態8によるA/D変換器制御方
法の動作を説明するためのタイミングチャートであり、
同図(a)には前記第1の動作モードを制御するための
タイミング信号とその切替信号が、同図(b)には第2
の動作モードを制御するためのタイミング信号とその切
替信号が、同図(c)には第3の動作モードを制御する
ためのタイミング信号と、その切替信号および回数設定
レジスタ19の設定値が、同図(d)には第4の動作モ
ードを制御するためのタイミング信号とその切替信号が
それぞれ示されている。
【0082】A/D変換動作を開始させるに当たって、
第1の動作モードを選択したい場合には、第1のモード
設定レジスタ20から第3のモード設定レジスタ22に
設定する情報をすべて「1」とし、第2の動作モードを
選択したい場合には、第1のモード設定レジスタ20と
第3のモード設定レジスタ22に設定する情報を
「1」、第2のモード設定レジスタ21に設定する情報
を「0」とする。また、第3の動作モードを選択したい
場合には、第1のモード設定レジスタ20と第2のモー
ド設定レジスタ21に設定する情報を「1」、第3のモ
ード設定レジスタ22に設定する情報を「0」とすると
ともに、回数設定レジスタ19に第1のスイッチ10の
オン/オフ回数(図示の例では「02」)を設定し、第
4の動作モードを選択したい場合には、第1のモード設
定レジスタ20に設定する情報を「0」にする。
【0083】ソフトウェアによって、第1のモード設定
レジスタ20から第3のモード設定レジスタ22のすべ
てに情報「1」を設定すると、タイミングジェネレータ
13に送られる第1の切替信号から第3の切替信号はど
れもHレベルとなる。そのような第1の切替信号から第
3の切替信号を受けたタイミングジェネレータ13は、
図13(a)に示した、参照電圧VREF が変化する度に
第1のスイッチ10をオフさせるタイミング信号を発生
する。これにより、第1のスイッチ10は第1の動作モ
ードで制御され、実施の形態1の場合と同様に動作して
入力電圧VINのA/D変換を行なう。
【0084】また、第1のモード設定レジスタ20と第
3のモード設定レジスタ22には情報「1」を、第2の
モード設定レジスタ21には情報「0」をソフトウェア
により設定すると、タイミングジェネレータ13に送ら
れる第1の切替信号はHレベル、第2の切替信号はLレ
ベル、第3の切替信号はHレベルとなる。そのような第
1の切替信号から第3の切替信号を受けたタイミングジ
ェネレータ13は、図13(b)に示した、参照電圧V
REF の変化量が大きな場合にのみ、第1のスイッチ10
をオフさせるタイミング信号を発生する。これにより、
第1のスイッチ10は第2の動作モードで制御され、実
施の形態2の場合と同様に動作して入力電圧VINのA/
D変換を行なう。
【0085】さらに、第1のモード設定レジスタ20と
第2のモード設定レジスタ21には情報「1」を、第3
のモード設定レジスタ22には情報「0」をソフトウェ
アにより設定すると、タイミングジェネレータ13に送
られる第1の切替信号と第2の切替信号はHレベルとな
り、第3の切替信号はLレベルとなる。そのような第1
の切替信号から第3の切替信号を受けたタイミングジェ
ネレータ13は、図13(c)に示すような、回数設定
レジスタ19に設定された回数(2回)だけ、第1のス
イッチ10を参照電圧VREF の変化時にオフさせるタイ
ミング信号を発生する。これにより、第1のスイッチ1
0は第3の動作モードで制御され、実施の形態3の場合
と同様に動作して入力電圧VINをA/D変換する。
【0086】一方、ソフトウェアによって第1のモード
設定レジスタ20に情報「0」を設定すると、第2のモ
ード設定レジスタ21および第3のモード設定レジスタ
22に情報「0」あるいは「1」のいずれを設定して
も、タイミングジェネレータ13に送られる第1の切替
信号のレベルはLレベルとなる。それを受けたタイミン
グジェネレータ13は、図13(d)に示した、第2の
スイッチ11と第3のスイッチ12がオフした後に第1
のスイッチ10をオンさせたままの状態を保つためのタ
イミング信号を発生する。これにより、第1のスイッチ
10は第4の動作モードで制御され、従来の場合と同様
に動作して入力電圧VINのA/D変換を行なう。
【0087】このように、この実施の形態8によれば、
第1のスイッチ10を実施の形態1と同等の第1の動作
モードで制御するか、実施の形態2と同等の第2の動作
モードで制御するか、実施の形態3と同等の第3の動作
モードで制御するか、従来と同等の第4の動作モードで
制御するかを、第1のモード設定レジスタ20から第3
のモード設定レジスタ22にソフトウェアにて設定する
情報によって指定することが可能となるため、利用者の
ニーズに合ったA/D変換器を提供できる効果がある。
【0088】実施の形態9.上記各実施の形態では、第
1のスイッチ10を参照電圧VREF が安定するまでの期
間はオフさせておく制御を、最初の参照電圧VREF の変
化部分から順番に実行してゆく場合ついて説明したが、
参照電圧VREF のあらかじめ設定されている特定の変化
部分についてのみ、当該制御を実行するようにしてもよ
い。図14はそのようなこの発明の実施の形態9による
A/D変換器制御方法が適用されるA/D変換器の構成
を示すブロック図である。図において、23は参照電圧
REFの各変化部分について第1のスイッチ10をオフ
させるか否かをソフトウェア的に設定される制御レジス
タであり、タイミングジェネレータ13はこの制御レジ
スタ23の内容に基づいて、第1のスイッチ10へのタ
イミング信号を生成するものである。なお、他の部分に
ついては、図18に示した実施の形態1の場合のそれと
同一であるため、その説明は省略する。
【0089】次に動作について説明する。ここで、図1
5はこの発明の実施の形態9に係るA/D変換器制御方
式の動作を説明するためのタイミングチャートであり、
図16は制御レジスタ23の設定内容の一例を示す説明
図である。A/D変換動作を開始させるに当たって、ま
ず制御レジスタ23に、第1のスイッチ10の参照電圧
REF の各変化部分におけるオン/オフの状況をソフト
ウェアにて設定する。この場合には、図16に示すよう
に、参照電圧VREF の1回目の変化部分と3回目の変化
部分において第1のスイッチ10をオフさせるための情
報が設定される。このように制御レジスタ23をあらか
じめ設定しておくことで、参照電圧VREF の各変化部分
における第1のスイッチ10のオン/オフを任意に決定
することができる。
【0090】なお、この場合のA/D変換の動作は、基
本的には上記各実施の形態と同等であるが、第1のスイ
ッチ10のオン/オフの制御に違いがある。すなわち、
タイミングジェネレータ13は、逐次近似レジスタ2に
セットされた新たなディジタルデータをスイッチ群6に
送って参照電圧VREF を変化させる度に、制御レジスタ
23を参照して、第1のスイッチ10をオフさせるか否
かを判定する。この場合、図16に示すように、制御レ
ジスタ23の内容は「1010・・・」であるため、タ
イミングジェネレータ13は図15に示すように、参照
電圧VREF の1回目と3回目の変化部分において第1の
スイッチ10をオフさせるタイミング信号を生成して第
1のスイッチ10へ送出する。
【0091】第1のスイッチ10はこのタイミングジェ
ネレータ13の生成したタイミング信号によって制御さ
れ、参照電圧VREF の1回目の変化部分と3回目の変化
部分においては、その値が安定するまでの期間オフとな
るが、それ以外の変化部分では参照電圧VREF が変化し
てもオフしない。そして、最後的には第2のスイッチ1
1がオフする直前の入力電圧VINのA/D変換値が、逐
次近似レジスタ2より得られる。
【0092】このように、この実施の形態9によれば、
参照電圧VREF の各変化部分における第1のスイッチ1
0のオン/オフを任意に制御できるため、参照電圧V
REF の制御途中の過渡状態による誤差電位出力の影響を
受ける期間について、必要に応じて第1のスイッチ10
をオフさせることが可能となって、A/D変換器の高速
化および高精度化がはかれる効果がある。
【0093】実施の形態10.上記各実施の形態におい
ては、S&H機能を有した逐次変換方式によるA/D変
換器の制御方法について説明したが、この発明のA/D
変換器制御方法は容量結合方式によるA/D変換器にも
適用可能である。図19はそのようなこの発明によるA
/D変換器制御方法が適用される容量結合方式のA/D
変換器の構成を示すブロック図であり、図18に示した
S&H機能を有する逐次変換方式のA/D変換器におけ
る各部に相当する部分には、同一の符号を付してその説
明を省略する。図において、14はその一端がインバー
タ9の入力側に接続されているキャパシタであり、以
下、このキャパシタ14を第2のキャパシタと呼び、同
様にその一端がインバータ9の入力側に接続されている
キャパシタ8を第1のキャパシタと呼んで互いを区別す
ることにする。15はたとえば集積回路のアナログ基準
電位AVSSなどの基準となる電位が印加されている基
準端子であり、16は上位ビットの比較の際に用いられ
る参照電圧VREF と、下位ビットの比較の際に用いられ
る参照電圧VREF とを別々に出力する点で、図18に符
号6を付して示したものとは異なるスイッチ群(D/A
変換部)である。
【0094】また、17はスイッチ群16より出力され
る下位ビットの比較時における参照電圧VREF を第2の
キャパシタ14の他端に印加する第4のスイッチであ
り、18は基準端子15に印加されたアナログ基準電位
AVSSを第2のキャパシタ14の他端に与えるための
第5のスイッチである。なお、これら第4のスイッチ1
7および第5のスイッチ18も、第1のスイッチ10、
第2のスイッチ11および第3のスイッチ12と同様
に、たとえば電界効果トランジスタアナログスイッチの
ような半導体スイッチが用いられ、タイミングジェネレ
ータ13の発生するタイミングにしたがってオン/オフ
動作している。
【0095】このように、図18に示したS&H機能を
有する逐次変換方式のA/D変換器との構成上の違いと
しては、第1のスイッチ10が上位ビットの比較時にお
いて参照電圧VREF を制御するスイッチになり、下位ビ
ットの比較時においては、第4のスイッチ17によって
参照電圧VREF を制御する点、および、第5のスイッチ
18がオンすると、インバータ9の入力側が第2のキャ
パシタ14を介してアナログ基準電位AVSSにつなが
る構成となっている点である。
【0096】次に動作について説明する。図17はこの
実施の形態10におけるA/D変換器制御方法による、
図19に示した容量結合方式によるA/D変換器の動作
を説明するためのタイミングチャートである。なお、こ
こでは上位の5ビットと下位の3ビットを別々にA/D
変換する、変換ビット数が8ビットのA/D変換器を例
にしており、したがって、逐次近似レジスタ2としては
8ビット構成のものが用いられ、ラダー抵抗3には同一
抵抗値をもつ256個の抵抗が直列接続されたものが、
スイッチ群6にはラダー抵抗3の各抵抗の接続点に接続
された255個のスイッチより成るものがそれぞれ用い
られている。以下にこの容量結合方式のA/D変換器の
A/D変換器制御方法について説明する。
【0097】なお、この場合、第2のスイッチ11、第
3のスイッチ12、および第5のスイッチ18はとも
に、第1のキャパシタ8および第2のキャパシタ14の
充電時にのみ動作しているが、第1のスイッチ10と第
4のスイッチ17は第1のキャパシタ8、第2のキャパ
シタ14の充電完了後においてもこれらとは独立に動作
させている。すなわち、入力電圧VINのA/D変換に際
して、まず第1のスイッチ10と第4のスイッチ17を
オフにし、第3のスイッチ12と第2のスイッチ11を
順次オンさせて、第1のキャパシタ8を入力電圧V
INと、インバータ9の入力側と出力側を短絡した場合に
その入出力特性によって定まる電位V0 との差にて充電
するとともに、第5のスイッチ18をオンさせて、第2
のキャパシタ14をアナログ基準電位AVSSと前記電
位V0 との差にて充電する。第1のキャパシタ8と第2
のキャパシタ14の充電が終わると、第2のスイッチ1
1と第5のスイッチ18をオフさせ、さらに第3のスイ
ッチ12もオフさせる。
【0098】その後、第1のスイッチ10と第4のスイ
ッチ17とをオンさせて、まず上位ビットのA/D変換
を開始する。上位ビットの比較が開始されると、スイッ
チ群16より出力された参照電圧VREF が、オンしてい
る第1のスイッチ10を経由して第1のキャパシタ8に
与えられる。なお、この上位ビットの比較時においては
常時、スイッチ群16より第4のスイッチ17に対して
一定電圧(0V)が固定的に与えられている。インバー
タ9はその参照電圧VREF と第1のキャパシタ8と第2
のキャパシタの充電電圧の和とを比較して、その比較結
果に基づいた出力を制御回路1に送る。制御回路1はそ
の比較結果に基づいて出力するディジタルデータを変化
させ、そのディジタルデータが逐次近似レジスタ2に保
持される。そのときタイミングジェネレータ13は次の
タイミング信号を発生させ、第1のスイッチ10をオフ
させた後、逐次近似レジスタ2に対して保持しているデ
ィジタルデータをスイッチ群6に転送させる。
【0099】スイッチ群6は逐次近似レジスタ2から送
られてきたディジタルデータによって制御され、当該ス
イッチ群6より出力される参照電圧VREF が更新され
る。このとき、第2のスイッチ11、第5のスイッチ1
8、および第3のスイッチ12はそのままオフの状態に
保持されているが、第1のスイッチ10および第4のス
イッチ17はオンからオフに切り替えられている。した
がって、この更新時の変化の過渡状態にある参照電圧V
REF が第1のキャパシタ8に与えられることはなく、当
該更新によって0Vの一定電圧が影響を受けても、それ
がそのまま第2のキャパシタ14に与えられることはな
い。タイミングジェネレータ13はスイッチ群6より出
力されている参照電圧VREF が安定すると、タイミング
信号を発生させて第1のスイッチ10および第4のスイ
ッチ17をオンさせる。
【0100】第1のスイッチ10のオンによって、その
安定した参照電圧VREF がこの第1のスイッチ10を介
して第1のキャパシタ8に印加されるとともに、第4の
スイッチ17のオンによって、0Vの一定電圧が第2の
キャパシタ14に印加される。そのとき、第1のキャパ
シタ8および第2のキャパシタ14は、最初に充電され
た入力電圧VINおよび基準電圧AVSSに保持されてい
るので、インバータ9においてそれらの和とこの新たな
参照電圧VREF との比較が行なわれ、インバータ9から
はその比較結果に基づく出力値が制御回路1に出力され
る。以下同様にして、上位5ビットのA/D変換が順次
実行される。
【0101】この上位5ビットのA/D変換が終了する
と、次に下位ビットのA/D変換に移る。下位ビットの
比較が開始されると、スイッチ群16より、上記上位ビ
ットの比較によって確定されたA/D変換値に対応する
最終電圧値を、オンしている第1のスイッチ10を経由
して第1のキャパシタ8に与えるとともに、上記最終電
圧値を差し引いた下位ビット変換用の参照電圧V
REFSが、オンしている第4のスイッチ17を経由して第
2のキャパシタ14に与えられる。なお、この確定され
たA/D変換値に対応する最終電圧値は、下位ビットの
比較時においては常時、スイッチ群16より第1のスイ
ッチ10に固定的に与えられている。インバータ9はこ
の最終電圧値と参照電圧VREFSの和と、第1のキャパシ
タ8と第2のキャパシタ14の充電電圧の和とを比較し
て、その比較結果に基づいた出力を制御回路1に送る。
制御回路1はその比較結果に基づいて出力するディジタ
ルデータを変化させ、そのディジタルデータが逐次近似
レジスタ2に保持される。そのときタイミングジェネレ
ータ13は次のタイミング信号を発生させて、第4のス
イッチ17をオフさせ、さらに、逐次近似レジスタ2に
対して保持しているディジタルデータをスイッチ群6に
転送させる。
【0102】スイッチ群6は逐次近似レジスタ2から送
られてきたディジタルデータによって制御され、それに
よって、当該スイッチ群6より出力される下位ビット変
換用の参照電圧VREFSが更新される。このとき、第5の
スイッチ18、第2のスイッチ11、および第3のスイ
ッチ12はそのままオフの状態に保持されており、第4
のスイッチ17および第1のスイッチ10はオンからオ
フに切り替えられている。したがって、第2のキャパシ
タ14にこの更新時の過渡状態にある参照電圧VREFS
印加されることはなく、当該更新によって最終電圧値が
影響を受けても、それがそのまま第1のキャパシタ8に
与えられることはない。
【0103】スイッチ群6より出力されている下位ビッ
ト変換用の参照電圧VREFSが安定すると、タイミングジ
ェネレータ13は第4のスイッチ17と第1のスイッチ
10をオンさせる。この第4のスイッチ14のオンによ
って、その安定した参照電圧VREFSがこの第4のスイッ
チ17を介して第2のキャパシタ14に印加されるとと
もに、第1のスイッチ10のオンによって、最終電圧値
が第1のキャパシタ8に印加される。そのとき、第1の
キャパシタ8および第2のキャパシタ14は、最初に充
電された入力電圧VINおよび基準電圧AVSSに保持さ
れているので、インバータ9においてそれらの和と、こ
の新たな下位ビット変換用の参照電圧VREFSと最終電圧
値の和との比較が行なわれ、インバータ9からはその比
較結果に基づく出力値が制御回路1に出力される。以下
同様にして、下位3ビットのA/D変換が順次実行され
る。
【0104】このように、この実施の形態10によれ
ば、第1のキャパシタ8および第2のキャパシタ14の
充電完了後は、第1のスイッチ10と第4のスイッチ1
7をその他のスイッチとは独立に制御して、制御途中に
おける過渡状態の影響を受けやすい期間に第1のスイッ
チ10および第4のスイッチ17をオフさせることによ
り、スイッチ群6によるラダー抵抗3の切り替え制御途
中の過渡状態にあって、参照電圧VREF や下位ビット変
換用の参照電圧VREFSが不安定な状態にある場合に、そ
れらが第1のキャパシタ8や第2のキャパシタ14にそ
のまま印加されることがなくなるため、これら参照電圧
REF あるいはVREFSの変化時における制御途中の過渡
状態による誤差電位出力の影響を受けることがなくなっ
て、容量結合方式のA/D変換器においても変換精度の
高いA/D変換器制御方法が得られる効果がある。
【0105】なお、上記実施の形態1〜実施の形態9で
は、それぞれのA/D変換器制御方法が適用されるS&
H機能を有した逐次変換方式によるA/D変換器とし
て、変換ビット数が4ビットのものについて説明し、実
施の形態10ではそのA/D変換器制御方法が適用され
る容量結合方式によるA/D変換器として、変換ビット
数が8ビットのものについて説明したが、いずれも説明
の都合上、変換ビット数を4ビットあるいは8ビットと
したものを例示したまでであり、この発明はそれらにの
み限定されるものでないことはいうまでもない。
【0106】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、第1のスイッチを第2のスイッチおよび第3のス
イッチとは独立に動作させ、A/D変換に際して、第1
のスイッチをオフさせ、第2のスイッチと第3のスイッ
チをオンさせてキャパシタを充電した後、第2のスイッ
チと第3のスイッチとをオフさせて第1のスイッチをオ
ンさせ、以後、参照電圧を順次変化させながら、第1の
スイッチのみを参照電圧が安定するまでの期間はオフと
してその後オンにするように構成したので、A/D変換
が行なわれている間、第1のスイッチが参照電圧の変化
部分でオフするため、スイッチ群の制御途中の過渡状態
にある参照電圧がキャパシタに印加されることがなくな
って、入力電圧をまだ安定していない参照電圧と比較す
るようなことがなくなるため、過渡状態にある誤差電位
出力の影響を受けることがなく、変換精度の高いA/D
変換器制御方法が得られる効果がある。
【0107】請求項2記載の発明によれば、D/A変換
部の出力する参照電圧が変化する都度、第1のスイッチ
を参照電圧が安定するまでの期間はオフとしてその後オ
ンさせる制御を実行するように構成したので、A/D変
換が行なわれている間、参照電圧が変化する度に第1の
スイッチが必ずオフするため、入力電圧をまだ安定して
いない参照電圧と比較するようなことがなくなって、ス
イッチ群の制御途中の過渡状態にある誤差電位出力の影
響を防止して、A/D変換の変換精度を向上させること
ができる効果がある。
【0108】請求項3記載の発明によれば、D/A変換
部の出力する参照電圧の変化部分の指定された部分につ
いてのみ、第1のスイッチを参照電圧が安定するまでの
期間はオフとしてその後オンにする制御を実行するよう
に構成したので、指定された参照電圧の変化部分におい
ては、入力電圧をまだ安定していない参照電圧と比較す
るようなことがなくなって、A/D変換の変換精度を向
上させることが可能となり、また前記第1のスイッチを
オフさせる制御を参照電圧の変化部分のすべてにおいて
実行しなくてすむため、A/D変換の変換速度を高速化
できる効果がある。
【0109】請求項4記載の発明によれば、D/A変換
部の出力する参照電圧の変化が大きい場合についての
み、第1のスイッチを参照電圧が安定するまでの期間は
オフとしてその後オンさせる制御を実行するように構成
したので、A/D変換の変換精度を向上させることが可
能になるとともに、変換速度の高速化もはかれる効果が
ある。
【0110】請求項5記載の発明によれば、あらかじめ
設定された回数に達するまで、第1のスイッチを参照電
圧が安定するまでの期間はオフとしてその後オンさせる
制御を実行するように構成したので、A/D変換の変換
精度を向上させることが可能になるとともに、変換速度
の高速化もはかれる効果がある。
【0111】請求項6記載の発明によれば、第1のスイ
ッチを参照電圧が安定するまでの期間はオフとしてその
後オンさせる制御を行なうか否かを、あらかじめ設定さ
れた第1のスイッチの動作モードにしたがって選択する
ように構成したので、A/D変換の変換精度の向上およ
び変換速度の高速化をはかることが可能になるととも
に、利用者のニーズにあったA/D変換器を提供できる
効果がある。
【0112】請求項7記載の発明によれば、参照電圧が
変化する都度、第1のスイッチをその参照電圧が安定す
るまでの期間はオフとしてその後オンにする制御と、第
2のスイッチと第3のスイッチがオフした後に第1のス
イッチをオンさせたままの状態を保つ制御との切り替え
を、あらかじめ設定された第1のスイッチの動作モード
に応じて行なうように構成したので、A/D変換の変換
精度の向上および変換速度の高速化をはかることが可能
になるとともに、利用者のニーズにあったA/D変換器
を提供できる効果がある。
【0113】請求項8記載の発明によれば、参照電圧の
変化が大きい場合にのみ、第1のスイッチをその参照電
圧が安定するまでの期間はオフとしてその後オンにする
制御と、第2のスイッチと第3のスイッチがオフした後
に第1のスイッチをオンさせたままの状態を保つ制御と
の切り替えを、あらかじめ設定された第1のスイッチの
動作モードに応じて行なうように構成したので、A/D
変換の変換精度の向上および変換速度の高速化をはかる
ことが可能になるとともに、利用者のニーズにあったA
/D変換器を提供できる効果がある。
【0114】請求項9記載の発明によれば、あらかじめ
設定された回数だけ、第1のスイッチを参照電圧が安定
するまでの期間はオフとしてその後オンにする制御と、
第2のスイッチと第3のスイッチがオフした後に第1の
スイッチをオンさせたままの状態を保つ制御との切り替
えを、あらかじめ設定された第1のスイッチの動作モー
ドに応じて行なうように構成したので、A/D変換の変
換精度の向上および変換速度の高速化をはかることが可
能になるとともに、利用者のニーズにあったA/D変換
器を提供できる効果がある。
【0115】請求項10記載の発明によれば、参照電圧
が変化する都度、第1のスイッチをその参照電圧が安定
するまでの期間はオフとしてその後オンにする制御と、
参照電圧の変化が大きい場合にのみ、第1のスイッチを
参照電圧が安定するまでの期間はオフとしてその後オン
にする制御と、第2のスイッチと第3のスイッチがオフ
した後に第1のスイッチをオンさせたままの状態を保つ
制御の切り替えを、あらかじめ設定された第1のスイッ
チの動作モードに応じて行なうように構成したので、A
/D変換の変換精度の向上および変換速度の高速化をは
かることが可能になるとともに、利用者のニーズにあっ
たA/D変換器を提供できる効果がある。
【0116】請求項11記載の発明によれば、参照電圧
が変化する都度、第1のスイッチをその参照電圧が安定
するまでの期間はオフとしてその後オンにする制御と、
参照電圧の変化が大きい場合にのみ、第1のスイッチを
参照電圧が安定するまでの期間はオフとしてその後オン
にする制御と、あらかじめ設定された回数だけ、第1の
スイッチを参照電圧が安定するまでの期間はオフとして
その後オンにする制御と、第2のスイッチと第3のスイ
ッチがオフした後に第1のスイッチをオンさせたままの
状態を保つ制御の切り替えを、あらかじめ設定された第
1のスイッチの動作モードに応じて行なうように構成し
たので、A/D変換の変換精度の向上および変換速度の
高速化をはかることが可能になるとともに、利用者のニ
ーズにあったA/D変換器を提供できる効果がある。
【0117】請求項12記載の発明によれば、参照電圧
の変化部分のうちのあらかじめ設定された部分において
のみ、第1のスイッチを参照電圧が安定するまでの期間
はオフとしてその後オンさせる制御を実行するように構
成したので、A/D変換の変換精度を向上させることが
可能になるとともに、変換速度の高速化もはかれる効果
がある。
【0118】請求項13記載の発明によれば、上位ビッ
トと下位ビットとを別々にA/D変換するに際して、第
1のキャパシタおよび第2のキャパシタの充電完了後
は、第1のスイッチと第4のスイッチをその他のスイッ
チとは独立に動作させ、第1および第2のキャパシタを
充電した後、上位ビットのA/D変換時には、参照電圧
を順次変化させながら、第1のスイッチおよび第4のス
イッチをその参照電圧が安定するまでの期間はオフとし
てその後オンにするとともに、下位ビットのA/D変換
時には、下位ビット変換用の参照電圧を順次変化させな
がら、第4のスイッチと第1のスイッチをその参照電圧
が安定するまでの期間はオフとしてその後オンにするよ
うに構成したので、スイッチ群の制御途中の過渡状態に
ある参照電圧が第1のキャパシタおよび第2のキャパシ
タに印加されることがなくなって、過渡状態にある誤差
電位出力の影響を受けることがなくなるため、容量結合
方式によるA/D変換器においても変換精度の高いA/
D変換器制御方法が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるA/D変換器
制御方法の動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図2】 この発明の実施の形態2によるA/D変換器
制御方法の動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図3】 この発明の実施の形態3によるA/D変換器
制御方法が適用されるA/D変換器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】 この発明の実施の形態3における動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態4および実施の形態5
によるA/D変換器制御方法が適用されるA/D変換器
の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態4における動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態5における動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態6によるA/D変換器
制御方法が適用されるA/D変換器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】 この発明の実施の形態6における動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態7によるA/D変換
器制御方法が適用されるA/D変換器の構成を示すブロ
ック図である。
【図11】 この発明の実施の形態7における動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態8によるA/D変換
器制御方法が適用されるA/D変換器の構成を示すブロ
ック図である。
【図13】 この発明の実施の形態8における動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態9によるA/D変換
器制御方法が適用されるA/D変換器の構成を示すブロ
ック図である。
【図15】 この発明の実施の形態9における動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図16】 この発明の実施の形態9における制御レジ
スタの内容の一例を示す説明図である。
【図17】 この発明の実施の形態10によるA/D変
換器制御方法の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図18】 この発明の実施の形態1、実施の形態2お
よび従来のA/D変換器制御方法が適用される、S&H
機能を有した逐次変換方式によるA/D変換器の構成を
示すブロック図である。
【図19】 この発明の実施の形態10および従来のA
/D変換器制御方法が適用される、容量結合方式による
A/D変換を示すブロック図である。
【図20】 従来のS&H機能を有した逐次変換方式に
よるA/D変換器制御方法の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図21】 従来の容量結合方式によるA/D変換器制
御方法の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 制御回路、3 ラダー抵抗(D/A変換部)、6,
16 スイッチ群(D/A変換部)、8 キャパシタ
(第1のキャパシタ)、10 第1のスイッチ、11
第2のスイッチ、12 第3のスイッチ、14 第2の
キャパシタ、17第4のスイッチ、18 第5のスイッ
チ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北口 裕次 東京都千代田区大手町2丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御回路が出力するディジタルデータを
    アナログ電圧に変換するディジタル/アナログ変換部よ
    り出力される参照電圧をオン/オフする第1のスイッチ
    をオフにした後、ディジタルデータに変換すべき入力電
    圧をキャパシタに与える第2のスイッチと第3のスイッ
    チをオンさせることによって、前記キャパシタを前記入
    力電圧にて充電し、 前記キャパシタの充電完了後に前記第2のスイッチと第
    3のスイッチをオフさせた後、前記第1のスイッチをオ
    ンさせて前記参照電圧を前記キャパシタに印加すること
    により、 前記キャパシタの充電電圧に基づいて前記制御回路の出
    力するディジタルデータを決定して、前記ディジタル/
    アナログ変換部の出力する前記参照電圧を順次変化さ
    せ、前記入力電圧をディジタルデータに変換するアナロ
    グ/ディジタル変換器制御方法において、 前記キャパシタの充電完了後においても、前記第1のス
    イッチを、前記ディジタル/アナログ変換部の出力する
    参照電圧が安定するまでの期間はオフとして、その後に
    オンさせる制御を実行するようにしたことを特徴とする
    アナログ/ディジタル変換器制御方法。
  2. 【請求項2】 ディジタル/アナログ変換部の出力する
    参照電圧が変化する都度、前記参照電圧が安定するまで
    の期間は、第1のスイッチをオフとしてその後オンにす
    る制御を実行することを特徴とする請求項1記載のアナ
    ログ/ディジタル変換器制御方法。
  3. 【請求項3】 ディジタル/アナログ変換部の出力する
    参照電圧が安定するまでの期間、第1のスイッチをオフ
    としてその後オンにする制御を、前記参照電圧の指定さ
    れた変化部分についてのみ実行することを特徴とする請
    求項1記載のアナログ/ディジタル変換器制御方法。
  4. 【請求項4】 ディジタル/アナログ変換部の出力する
    参照電圧の変化が大きい場合にのみ、第1のスイッチ
    を、前記参照電圧が安定するまでの期間はオフとしてそ
    の後オンにする制御を実行することを特徴とする請求項
    3記載のアナログ/ディジタル変換器制御方法。
  5. 【請求項5】 あらかじめ、第1のスイッチをオフさせ
    る回数を設定しておき、ディジタル/アナログ変換部の
    出力する参照電圧の変化が前記回数に達するまで、前記
    第1のスイッチを、前記参照電圧が安定するまでの期間
    はオフとしてその後オンにする制御を実行することを特
    徴とする請求項3記載のアナログ/ディジタル変換器制
    御方法。
  6. 【請求項6】 あらかじめ、第1のスイッチの動作モー
    ドを設定しておき、前記第1のスイッチを、参照電圧が
    安定するまでの期間はオフとしてその後オンにする制御
    を実行するか否かを、前記動作モードに応じて決定する
    ことを特徴とする請求項3記載のアナログ/ディジタル
    変換器制御方法。
  7. 【請求項7】 第1のスイッチの動作モードとして、デ
    ィジタル/アナログ変換部の出力する参照電圧が変化す
    る都度、前記参照電圧が安定するまでの期間はオフとし
    てその後オンにするモードと、 第2のスイッチおよび第3のスイッチがオフした後にオ
    ンさせたままその状態を保つモードを用意したことを特
    徴とする請求項6記載のアナログ/ディジタル変換器制
    御方法。
  8. 【請求項8】 第1のスイッチの動作モードとして、デ
    ィジタル/アナログ変換部の出力する参照電圧の変化が
    大きい場合にのみ、前記参照電圧が安定するまでの期間
    はオフとしてその後オンにするモードと、 第2のスイッチおよび第3のスイッチがオフした後にオ
    ンさせたままその状態を保つモードを用意したことを特
    徴とする請求項6記載のアナログ/ディジタル変換器制
    御方法。
  9. 【請求項9】 第1のスイッチの動作モードとして、デ
    ィジタル/アナログ変換部の出力する参照電圧の変化が
    あらかじめ設定された回数に達するまで、前記参照電圧
    が安定するまでの期間はオフとしてその後オンにするモ
    ードと、 第2のスイッチおよび第3のスイッチがオフした後にオ
    ンさせたままその状態を保つモードを用意したことを特
    徴とする請求項6記載のアナログ/ディジタル変換器制
    御方法。
  10. 【請求項10】 第1のスイッチの動作モードとして、
    ディジタル/アナログ変換部の出力する参照電圧が変化
    する都度、前記参照電圧が安定するまでの期間はオフと
    してその後オンにするモードと、 前記参照電圧の変化が大きい場合にのみ、前記参照電圧
    が安定するまでの期間はオフとしてその後オンにするモ
    ードと、 第2のスイッチおよび第3のスイッチがオフした後にオ
    ンさせたままその状態を保つモードを用意したことを特
    徴とする請求項6記載のアナログ/ディジタル変換器制
    御方法。
  11. 【請求項11】 第1のスイッチの動作モードとして、
    ディジタル/アナログ変換部の出力する参照電圧が変化
    する都度、前記参照電圧が安定するまでの期間はオフと
    してその後オンにするモードと、 前記参照電圧の変化が大きい場合にのみ、前記参照電圧
    が安定するまでの期間はオフとしてその後オンにするモ
    ードと、 あらかじめ設定された回数だけ、前記参照電圧が安定す
    るまでの期間はオフとしてその後オンにするモードと、 第2のスイッチおよび第3のスイッチがオフした後にオ
    ンさせたままその状態を保つモードを用意したことを特
    徴とする請求項6記載のアナログ/ディジタル変換器制
    御方法。
  12. 【請求項12】 ディジタル/アナログ変換部が順次変
    化させながら出力する参照電圧の各変化部分ごとに、第
    1のスイッチをオフさせるか否かをあらかじめ設定して
    おき、オフさせると設定されていた前記参照電圧の変化
    部分においてのみ、前記第1のスイッチを、前記参照電
    圧が安定するまでの期間はオフとしてその後オンにする
    制御を実行することを特徴とする請求項3記載のアナロ
    グ/ディジタル変換器制御方法。
  13. 【請求項13】 第1のスイッチをオフさせ、第2のス
    イッチと第3のスイッチをオンさせることによって、第
    1のキャパシタをディジタルデータに変換すべき入力電
    圧で充電するとともに、第4のスイッチをオフさせ、第
    5のスイッチと前記第3のスイッチをオンさせることに
    よって、第2のキャパシタを基準となる電位で充電し、 その後、前記第2のスイッチ、第3のスイッチ、および
    第5のスイッチをオフさせ、前記第1のスイッチと第4
    のスイッチをオンさせて、 所定のビットよりも上位ビットのアナログ/ディジタル
    変換に際しては、制御回路が出力するディジタルデータ
    をアナログ電圧に変換するディジタル/アナログ変換部
    より出力される参照電圧を、前記第1のスイッチを介し
    て第1のキャパシタに印加するとともに、前記第4のス
    イッチを介して前記ディジタル/アナログ変換部より出
    力される一定電圧を前記第2のキャパシタに印加するこ
    とにより、前記第1のキャパシタと第2のキャパシタの
    充電電圧に基づいて前記制御回路の出力するディジタル
    データを決定し、 前記上位ビットを除く下位ビットのアナログ/ディジタ
    ル変換に際しては、前記ディジタル/アナログ変換部の
    出力する、決定された前記上位ビットに対応する電圧値
    を前記第1のスイッチを介して第1のキャパシタに固定
    的に印加するとともに、前記ディジタル/アナログ変換
    部より出力される下位ビット変換用の参照電圧を前記第
    4のスイッチを介して前記第2のキャパシタに印加する
    ことにより、前記第1のキャパシタと第2のキャパシタ
    の充電電圧に基づいて前記制御回路の出力するディジタ
    ルデータを決定して、前記ディジタル/アナログ変換部
    の出力する前記参照電圧を順次変化させ、前記入力電圧
    をディジタルデータに変換するアナログ/ディジタル変
    換器制御方法において、 前記第1のキャパシタと第2のキャパシタの充電完了後
    においても、前記第1のスイッチおよび第4のスイッチ
    を、前記ディジタル/アナログ変換部の出力する参照電
    圧が安定するまでの期間はオフとして、その後にオンさ
    せる制御を実行するようにしたことを特徴とするアナロ
    グ/ディジタル変換器制御方法。
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