JPH1024413A - 樹脂含浸量調整方法及びその装置 - Google Patents
樹脂含浸量調整方法及びその装置Info
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- JPH1024413A JPH1024413A JP18021996A JP18021996A JPH1024413A JP H1024413 A JPH1024413 A JP H1024413A JP 18021996 A JP18021996 A JP 18021996A JP 18021996 A JP18021996 A JP 18021996A JP H1024413 A JPH1024413 A JP H1024413A
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Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 あらゆる運転条件に於いて、シート材の両面
に付着する樹脂液量を確実且つ正確に調整できるように
する。 【解決手段】 樹脂液槽4aの上方に一定の間隙をもっ
て正逆回転自在に配設した一対のスクイズロール5a,
5b間に、樹脂液槽4a内のディップロール8bを経て
樹脂液3を含浸したシート材2を下方から上方へ連続的
に走行せしめ、両スクイズロール5a,5b間の間隙を
調整することによって、シート材2の両面に付着する樹
脂液量を調整するようにした樹脂含浸量調整方法に於い
て、前記両スクイズロール5a,5bを夫々独立して回
転せしめ、両スクイズロール5a,5bの回転数に差異
を持たせることによって、シート材2の両面に付着する
樹脂液量を調整する。
に付着する樹脂液量を確実且つ正確に調整できるように
する。 【解決手段】 樹脂液槽4aの上方に一定の間隙をもっ
て正逆回転自在に配設した一対のスクイズロール5a,
5b間に、樹脂液槽4a内のディップロール8bを経て
樹脂液3を含浸したシート材2を下方から上方へ連続的
に走行せしめ、両スクイズロール5a,5b間の間隙を
調整することによって、シート材2の両面に付着する樹
脂液量を調整するようにした樹脂含浸量調整方法に於い
て、前記両スクイズロール5a,5bを夫々独立して回
転せしめ、両スクイズロール5a,5bの回転数に差異
を持たせることによって、シート材2の両面に付着する
樹脂液量を調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に走行する
長尺状の繊維製のシート材に樹脂液を含浸させてプリプ
レグを生産するプリプレグ製造装置に於いて利用される
ものであり、樹脂液を含浸したシート材両面の樹脂液の
付着量を夫々任意に調整できるようにした樹脂含浸量調
整方法及びその装置に関するものである。
長尺状の繊維製のシート材に樹脂液を含浸させてプリプ
レグを生産するプリプレグ製造装置に於いて利用される
ものであり、樹脂液を含浸したシート材両面の樹脂液の
付着量を夫々任意に調整できるようにした樹脂含浸量調
整方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、繊維製のシート材に樹脂液を含浸
させた後、これを熱風等により半ば乾燥・硬化させた所
謂プリプレグは、IC用基板や電気絶縁性構造体及び航
空機、釣竿、ゴルフシャフト等の構造体の製作に広く利
用されている。
させた後、これを熱風等により半ば乾燥・硬化させた所
謂プリプレグは、IC用基板や電気絶縁性構造体及び航
空機、釣竿、ゴルフシャフト等の構造体の製作に広く利
用されている。
【0003】而して、前記シート材にはガラス繊維や紙
等が多く利用されて居り、又、樹脂にはエポキシ樹脂や
フェノール樹脂等が、更に樹脂を溶かす溶剤にはメチル
エチルケトンやアセトン等が夫々利用されている。その
中でも、特にガラス繊維とエポキシ樹脂の組合せ及び紙
とフェノール樹脂の組合せが一般に広く採用されてい
る。
等が多く利用されて居り、又、樹脂にはエポキシ樹脂や
フェノール樹脂等が、更に樹脂を溶かす溶剤にはメチル
エチルケトンやアセトン等が夫々利用されている。その
中でも、特にガラス繊維とエポキシ樹脂の組合せ及び紙
とフェノール樹脂の組合せが一般に広く採用されてい
る。
【0004】ところで、プリプレグの製法としては、ロ
ーラで連続的に送り込んだ繊維製のシート材を樹脂液槽
に通して樹脂液を含浸させ、その後乾燥・硬化炉内を通
して含浸せしめた樹脂液の溶剤分を乾燥・蒸発させ、樹
脂を半ば硬化させる方法が、工業的製法として多用され
ている。
ーラで連続的に送り込んだ繊維製のシート材を樹脂液槽
に通して樹脂液を含浸させ、その後乾燥・硬化炉内を通
して含浸せしめた樹脂液の溶剤分を乾燥・蒸発させ、樹
脂を半ば硬化させる方法が、工業的製法として多用され
ている。
【0005】図4はプリプレグを連続的に生産するプリ
プレグ製造装置の一例を示す概略図である。このプリプ
レグ製造装置に於いて、巻出装置20から送り出された
繊維製のシート材21は、接着装置22、アキュムレー
ター23、引込装置24を経てプレ含浸装置25及び本
含浸装置26を通り、ここで樹脂液が含浸された後、樹
脂含浸量調整装置27で余分に付着した樹脂液が絞り落
されると共に、樹脂液を含浸せしめたシート材21の両
面が平滑、均等化される。
プレグ製造装置の一例を示す概略図である。このプリプ
レグ製造装置に於いて、巻出装置20から送り出された
繊維製のシート材21は、接着装置22、アキュムレー
ター23、引込装置24を経てプレ含浸装置25及び本
含浸装置26を通り、ここで樹脂液が含浸された後、樹
脂含浸量調整装置27で余分に付着した樹脂液が絞り落
されると共に、樹脂液を含浸せしめたシート材21の両
面が平滑、均等化される。
【0006】前記シート材21は、その後乾燥・硬化炉
28内を上昇し、その頂部でトップロール29により反
転されて下降し、この間にヒータ30からの熱により樹
脂液が乾燥・半ば硬化される。樹脂が乾燥・半ば硬化さ
れたシート材21は、引き続きシートエッジポジション
コントロール装置31によってシート材21の流れ方向
を正確に調整されつつ引出冷却装置32へ入り、ここで
冷却された後、切断装置33により所定の寸法に切断さ
れて積載装置34に乗せられるか、又は一旦巻取装置3
5に巻き取られて貯蔵される。このようにして、プリプ
レグ製造装置によりプリプレグが連続的に生産されて行
く。
28内を上昇し、その頂部でトップロール29により反
転されて下降し、この間にヒータ30からの熱により樹
脂液が乾燥・半ば硬化される。樹脂が乾燥・半ば硬化さ
れたシート材21は、引き続きシートエッジポジション
コントロール装置31によってシート材21の流れ方向
を正確に調整されつつ引出冷却装置32へ入り、ここで
冷却された後、切断装置33により所定の寸法に切断さ
れて積載装置34に乗せられるか、又は一旦巻取装置3
5に巻き取られて貯蔵される。このようにして、プリプ
レグ製造装置によりプリプレグが連続的に生産されて行
く。
【0007】図5及び図6は従来の樹脂含浸量調整装置
27の概略縦断面図及び概略平面図であり、当該樹脂含
浸量調整装置27は、シート材21を両面側から挾んで
これに付着した余分の樹脂液36を絞り落とす一対のス
クイズロール37a,37bと、各スクイズロール37
a,37bの表面に付着した樹脂液36を掻き取る一対
のドクターブレード38a,38bとから構成されてい
る。
27の概略縦断面図及び概略平面図であり、当該樹脂含
浸量調整装置27は、シート材21を両面側から挾んで
これに付着した余分の樹脂液36を絞り落とす一対のス
クイズロール37a,37bと、各スクイズロール37
a,37bの表面に付着した樹脂液36を掻き取る一対
のドクターブレード38a,38bとから構成されてい
る。
【0008】具体的には、前記両スクイズロール37
a,37bは、下方から上方へ縦向きに走行移動するシ
ート材21の両側位置に回転自在に配設されて居り、モ
ータ39a、減速機39b及び伝動機構39cから成る
回転駆動装置39によって、正逆回転でき且つ回転速度
を可変できるように駆動制御されている。
a,37bは、下方から上方へ縦向きに走行移動するシ
ート材21の両側位置に回転自在に配設されて居り、モ
ータ39a、減速機39b及び伝動機構39cから成る
回転駆動装置39によって、正逆回転でき且つ回転速度
を可変できるように駆動制御されている。
【0009】又、一方のスクイズロール37b(図5の
左側)は、両スクイズロール37a,37b間の間隙を
調整できるように横方向(図5の左右方向)へ移動調整
自在に配設されて居り、エアシリンダ40により他方の
スクイズロール37a側(図5の右側)へ押し付けら
れ、移動調整自在なストッパー(図示省略)により所定
の位置で停止するようになっている。
左側)は、両スクイズロール37a,37b間の間隙を
調整できるように横方向(図5の左右方向)へ移動調整
自在に配設されて居り、エアシリンダ40により他方の
スクイズロール37a側(図5の右側)へ押し付けら
れ、移動調整自在なストッパー(図示省略)により所定
の位置で停止するようになっている。
【0010】従って、この樹脂含浸量調整装置27で
は、ストッパーの位置を適宜に変更し、空気供給管41
及び三方切換弁42を介してエアシリンダ40に作動用
空気を供給することによって、両スクイズロール37
a,37b間の間隙を任意に調整することができるよう
になっている。
は、ストッパーの位置を適宜に変更し、空気供給管41
及び三方切換弁42を介してエアシリンダ40に作動用
空気を供給することによって、両スクイズロール37
a,37b間の間隙を任意に調整することができるよう
になっている。
【0011】一方、前記ドクターブレード38a,38
bは、両スクイズロール37a,37bの近傍位置に夫
々揺動自在に配設されて居り、スクイズロール37a,
37bの下部側表面に長手方向に亘って当接自在となっ
ている。
bは、両スクイズロール37a,37bの近傍位置に夫
々揺動自在に配設されて居り、スクイズロール37a,
37bの下部側表面に長手方向に亘って当接自在となっ
ている。
【0012】更に、両ドクターブレード38a,38b
は、両スクイズロール37a,37bが逆回転方向(図
5の実線矢印方向)へ回転してシート材21に付着して
いる樹脂液36を絞り落としているときにはスクイズロ
ール37a,37bの表面へ当接し、又、両スクイズロ
ール37a,37bが正回転方向(図5の一点鎖線矢印
方向)へ回転してシート材21の継目を両スクイズロー
ル37a,37b間を通過させているときにはスクイズ
ロール37a,37bから離間するように、エアシリン
ダ及びリンクから成る揺動駆動装置(図示省略)により
夫々揺動制御されている。
は、両スクイズロール37a,37bが逆回転方向(図
5の実線矢印方向)へ回転してシート材21に付着して
いる樹脂液36を絞り落としているときにはスクイズロ
ール37a,37bの表面へ当接し、又、両スクイズロ
ール37a,37bが正回転方向(図5の一点鎖線矢印
方向)へ回転してシート材21の継目を両スクイズロー
ル37a,37b間を通過させているときにはスクイズ
ロール37a,37bから離間するように、エアシリン
ダ及びリンクから成る揺動駆動装置(図示省略)により
夫々揺動制御されている。
【0013】而して、従来の樹脂含浸量調整装置27に
於いて、シート材21は、含浸装置26の樹脂液槽内を
経て樹脂液36を含んだ濡れた状態で両スクイズロール
37a,37b間の間隙を所定の速度で下方から上方へ
通過する。
於いて、シート材21は、含浸装置26の樹脂液槽内を
経て樹脂液36を含んだ濡れた状態で両スクイズロール
37a,37b間の間隙を所定の速度で下方から上方へ
通過する。
【0014】このとき、両スクイズロール37a,37
b間の間隙は、シート材21の厚さや含浸すべき樹脂液
36の量に合わせて予め調整されて居り、エアシリンダ
40の押圧作用及びストッパーの位置決め作用により調
整された幅に一定に保たれている。又、両スクイズロー
ル37a,37bは、低速度で逆回転している。その結
果、シート材21に含浸された余分の樹脂液36は、両
スクイズロール37a,37b間の間隙を通過できず、
スクイズロール37a,37bの下部側表面を伝って流
れると共に、スクイズロール37a,37bに当接して
いるドクターブレード38a,38bにより掻き落とさ
れ、含浸装置26の樹脂液槽内へ戻る。
b間の間隙は、シート材21の厚さや含浸すべき樹脂液
36の量に合わせて予め調整されて居り、エアシリンダ
40の押圧作用及びストッパーの位置決め作用により調
整された幅に一定に保たれている。又、両スクイズロー
ル37a,37bは、低速度で逆回転している。その結
果、シート材21に含浸された余分の樹脂液36は、両
スクイズロール37a,37b間の間隙を通過できず、
スクイズロール37a,37bの下部側表面を伝って流
れると共に、スクイズロール37a,37bに当接して
いるドクターブレード38a,38bにより掻き落とさ
れ、含浸装置26の樹脂液槽内へ戻る。
【0015】ドクターブレード38a,38bで樹脂液
36が掻き落とされた後のスクイズロール37a,37
bの表面は、樹脂液36の付着していない平滑面とな
り、両スクイズロール37a,37b間を通過したシー
ト材21の表面を平滑にする。
36が掻き落とされた後のスクイズロール37a,37
bの表面は、樹脂液36の付着していない平滑面とな
り、両スクイズロール37a,37b間を通過したシー
ト材21の表面を平滑にする。
【0016】このようにして、両スクイズロール37
a,37bの絞り作用及びドクターブレード38a,3
8bの掻き取り作用によって、シート材21に所定量の
樹脂液36が含浸されると共に、該シート材21の表面
も平滑且つ均等化される。
a,37bの絞り作用及びドクターブレード38a,3
8bの掻き取り作用によって、シート材21に所定量の
樹脂液36が含浸されると共に、該シート材21の表面
も平滑且つ均等化される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プリプレグ
をIC用基板とする為には、プリプレグを次工程で何層
かに積層するが、その際にシート材21は均等に分布さ
れていなければならない。その為には、プリプレグを生
産する段階でシート材21の両面に樹脂36が均一に付
着されていることが望まれる。但し、時には接着強度を
要求される側に樹脂36を多く付着させたプリプレグを
生産したり、或いは積層板の一番外側の両面に使用され
るプリプレグのように片面だけを殊更に厚く樹脂36を
付着させたプリプレグを生産したりする必要がある場合
もある。
をIC用基板とする為には、プリプレグを次工程で何層
かに積層するが、その際にシート材21は均等に分布さ
れていなければならない。その為には、プリプレグを生
産する段階でシート材21の両面に樹脂36が均一に付
着されていることが望まれる。但し、時には接着強度を
要求される側に樹脂36を多く付着させたプリプレグを
生産したり、或いは積層板の一番外側の両面に使用され
るプリプレグのように片面だけを殊更に厚く樹脂36を
付着させたプリプレグを生産したりする必要がある場合
もある。
【0018】ところが、従来の樹脂含浸量調整装置27
に於いては、固定側のスクイズロール37a(図5の右
側)と樹脂液槽内に配置したディップロール43との相
対位置が固定された構造となっている為、固定側のスク
イズロール37aとシート材21との間隙は予め設定さ
れた一定の寸法となっている。
に於いては、固定側のスクイズロール37a(図5の右
側)と樹脂液槽内に配置したディップロール43との相
対位置が固定された構造となっている為、固定側のスク
イズロール37aとシート材21との間隙は予め設定さ
れた一定の寸法となっている。
【0019】従って、シート材21の厚みが変わった
り、プリプレグの厚みを変更したりする場合には、シー
ト材21がプリプレグの厚みの丁度中央位置でなく、偏
った位置に配置されることになる。その結果、シート材
21の一方の面の樹脂36が厚く、他方の面の樹脂36
が薄いプリプレグが生産されると云う問題があった。
り、プリプレグの厚みを変更したりする場合には、シー
ト材21がプリプレグの厚みの丁度中央位置でなく、偏
った位置に配置されることになる。その結果、シート材
21の一方の面の樹脂36が厚く、他方の面の樹脂36
が薄いプリプレグが生産されると云う問題があった。
【0020】一方、上記の問題を解決する為、樹脂液槽
内のディップロール43をスクイズロール37a,37
bに対して移動調整自在な構成とし、該ディップロール
43の移動により両スクイズロール37a,37b間に
挿通されたシート材21の挿通位置を調整できるように
した樹脂含浸量調整装置27が開発されている。
内のディップロール43をスクイズロール37a,37
bに対して移動調整自在な構成とし、該ディップロール
43の移動により両スクイズロール37a,37b間に
挿通されたシート材21の挿通位置を調整できるように
した樹脂含浸量調整装置27が開発されている。
【0021】即ち、ディップロール43を例えば図7
(A)の位置から右側のスクイズロール37a側へ移動
させると、両スクイズロール37a,37b間の間隙内
を通過するシート材21が図7(B)に示すように右側
へ移動し、シート材21の右側面に付着する樹脂液量が
減って右側面の樹脂液36の厚みが薄くなると共に、シ
ート材21の左側面に付着する樹脂液量が増えて左側面
の樹脂液36の厚みが厚くなる傾向を示すことになる。
反対に、ディップロール43を図7(C)に示すように
上記と反対方向(図7の左方向)へ移動させると、上記
と逆の効果が奏されることになる。
(A)の位置から右側のスクイズロール37a側へ移動
させると、両スクイズロール37a,37b間の間隙内
を通過するシート材21が図7(B)に示すように右側
へ移動し、シート材21の右側面に付着する樹脂液量が
減って右側面の樹脂液36の厚みが薄くなると共に、シ
ート材21の左側面に付着する樹脂液量が増えて左側面
の樹脂液36の厚みが厚くなる傾向を示すことになる。
反対に、ディップロール43を図7(C)に示すように
上記と反対方向(図7の左方向)へ移動させると、上記
と逆の効果が奏されることになる。
【0022】従って、シート材21がプリプレグの厚み
の中心位置よりも偏っている場合には、上記の方法によ
りこれを矯正したりすることができる。又、故意にシー
ト材21の両面の樹脂液36の付着量を変える場合にも
上記の方法を採用することができる。
の中心位置よりも偏っている場合には、上記の方法によ
りこれを矯正したりすることができる。又、故意にシー
ト材21の両面の樹脂液36の付着量を変える場合にも
上記の方法を採用することができる。
【0023】然し乍ら、ディップロール43を移動調整
するようにした従来の樹脂含浸量調整装置27に於いて
は、両スクイズロール37a,37bが一台のモータ3
9aの元で回転駆動されている為、両方のスクイズロー
ル37a,37bの回転速度(周速度)が常に等しくな
っている。然も、生産するプリプレグ自体の厚みが極め
て薄い為にディップロール43によるシート材21の変
位量をあまり大きく変えることができない。その結果、
前記樹脂含浸量調整装置27を用いても、シート材21
をプリプレグの厚みの中心位置に位置させてシート材2
1両面の樹脂液36の付着量を均一にしたり、或いは故
意に付着量を変えたりすることは、あらゆる運転条件の
元で発揮できるとは限らず、時にはその効果が現れない
ことがあった。
するようにした従来の樹脂含浸量調整装置27に於いて
は、両スクイズロール37a,37bが一台のモータ3
9aの元で回転駆動されている為、両方のスクイズロー
ル37a,37bの回転速度(周速度)が常に等しくな
っている。然も、生産するプリプレグ自体の厚みが極め
て薄い為にディップロール43によるシート材21の変
位量をあまり大きく変えることができない。その結果、
前記樹脂含浸量調整装置27を用いても、シート材21
をプリプレグの厚みの中心位置に位置させてシート材2
1両面の樹脂液36の付着量を均一にしたり、或いは故
意に付着量を変えたりすることは、あらゆる運転条件の
元で発揮できるとは限らず、時にはその効果が現れない
ことがあった。
【0024】本発明は、上記の問題点を解消する為に創
作されたものであり、その目的はあらゆる運転条件に於
いてもシート材両面の樹脂液の付着量の調整を確実且つ
容易に行えるようにした樹脂含浸量調整方法及びその装
置を提供するにある。
作されたものであり、その目的はあらゆる運転条件に於
いてもシート材両面の樹脂液の付着量の調整を確実且つ
容易に行えるようにした樹脂含浸量調整方法及びその装
置を提供するにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の請求項1に記載の発明は、樹脂液槽の上方
に一定の間隙をもって正逆回転自在に配設した一対のス
クイズロール間に、樹脂液槽内のディップロールを経て
樹脂液を含浸したシート材を下方から上方へ連続的に走
行せしめ、両スクイズロール間の間隙を調整することに
よって、シート材の両面に付着する樹脂液量を調整する
ようにした樹脂含浸量調整方法に於いて、前記両スクイ
ズロールを夫々独立して回転させ、両スクイズロールの
回転数に差異を持たせることによって、、シート材の両
面に付着する樹脂液量を夫々調整するようにしたもので
ある。
に、本発明の請求項1に記載の発明は、樹脂液槽の上方
に一定の間隙をもって正逆回転自在に配設した一対のス
クイズロール間に、樹脂液槽内のディップロールを経て
樹脂液を含浸したシート材を下方から上方へ連続的に走
行せしめ、両スクイズロール間の間隙を調整することに
よって、シート材の両面に付着する樹脂液量を調整する
ようにした樹脂含浸量調整方法に於いて、前記両スクイ
ズロールを夫々独立して回転させ、両スクイズロールの
回転数に差異を持たせることによって、、シート材の両
面に付着する樹脂液量を夫々調整するようにしたもので
ある。
【0026】本発明の請求項2に記載の発明は、樹脂液
槽内に配置したディップロールを両スクイズロールに対
して移動させ、これにより両スクイズロール間へ挿通さ
れたシート材の挿通位置を調整するようにしたものであ
る。
槽内に配置したディップロールを両スクイズロールに対
して移動させ、これにより両スクイズロール間へ挿通さ
れたシート材の挿通位置を調整するようにしたものであ
る。
【0027】本発明の請求項3に記載の発明は、下方か
ら上方へ連続的に走行する樹脂液を含浸したシート材の
両側位置にスクイズロールを正逆回転自在に夫々配設
し、両スクイズロール間の間隙を調整することによって
シート材の両面に付着する樹脂量を調整するようにした
樹脂含浸量調整装置に於いて、前記両スクイズロール
に、これらを別々に正逆回転でき且つ回転速度を可変で
きる回転駆動装置を夫々連動連結したものである。
ら上方へ連続的に走行する樹脂液を含浸したシート材の
両側位置にスクイズロールを正逆回転自在に夫々配設
し、両スクイズロール間の間隙を調整することによって
シート材の両面に付着する樹脂量を調整するようにした
樹脂含浸量調整装置に於いて、前記両スクイズロール
に、これらを別々に正逆回転でき且つ回転速度を可変で
きる回転駆動装置を夫々連動連結したものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の樹脂含浸量
調整装置1の一例を示す概略断面図である。当該樹脂含
浸量調整装置1は、長尺状の繊維製のシート材2に樹脂
液3を含浸する含浸装置4の上方に配設されて居り、シ
ート材2に含浸された樹脂液3の付着量を調整すると共
に、シート材2の表面を平滑且つ均等化するようにした
ものである。
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の樹脂含浸量
調整装置1の一例を示す概略断面図である。当該樹脂含
浸量調整装置1は、長尺状の繊維製のシート材2に樹脂
液3を含浸する含浸装置4の上方に配設されて居り、シ
ート材2に含浸された樹脂液3の付着量を調整すると共
に、シート材2の表面を平滑且つ均等化するようにした
ものである。
【0029】即ち、前記樹脂含浸量調整装置1は、含浸
装置4を出て下方から上方へ縦向きに連続走行するシー
ト材2の両側位置に一定の間隙をもって正逆回転自在に
配設された一対のスクイズロール5a,5bと、両スク
イズロール5a,5bを夫々独立して正逆回転させると
共に回転速度を可変できる一対の回転駆動装置6a,6
bと、各スクイズロール5a,5bの近傍位置に夫々配
設され、スクイズロール5a,5bの表面に付着した樹
脂液3を掻き取る一対のドクターブレード7a,7b
と、両スクイズロール5a,5b間へ挿通されたシート
材2の挿通位置を調整するディップロール機構8とを具
備し、両スクイズロール5a,5b間の間隙、各スクイ
ズロール5a,5bの回転速度、シート材2の挿通位置
を夫々調整することによって、シート材2に含浸された
樹脂液3の付着量を調整できるように構成されている。
装置4を出て下方から上方へ縦向きに連続走行するシー
ト材2の両側位置に一定の間隙をもって正逆回転自在に
配設された一対のスクイズロール5a,5bと、両スク
イズロール5a,5bを夫々独立して正逆回転させると
共に回転速度を可変できる一対の回転駆動装置6a,6
bと、各スクイズロール5a,5bの近傍位置に夫々配
設され、スクイズロール5a,5bの表面に付着した樹
脂液3を掻き取る一対のドクターブレード7a,7b
と、両スクイズロール5a,5b間へ挿通されたシート
材2の挿通位置を調整するディップロール機構8とを具
備し、両スクイズロール5a,5b間の間隙、各スクイ
ズロール5a,5bの回転速度、シート材2の挿通位置
を夫々調整することによって、シート材2に含浸された
樹脂液3の付着量を調整できるように構成されている。
【0030】尚、シート材2には、ガラス繊維布、炭素
繊維布、ボロン繊維布、紙、綿及び合成繊維布等が、
又、樹脂には、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、フェノ
ール樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン
樹脂等が夫々使用されている。更に、樹脂を溶かす溶剤
には、アセトン、メチルエチルケトン、トルエン、DM
F、MCS等が使用されている。
繊維布、ボロン繊維布、紙、綿及び合成繊維布等が、
又、樹脂には、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、フェノ
ール樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン
樹脂等が夫々使用されている。更に、樹脂を溶かす溶剤
には、アセトン、メチルエチルケトン、トルエン、DM
F、MCS等が使用されている。
【0031】前記両スクイズロール5a,5bは、ステ
ンレス鋼等の金属材により表面が円滑に研磨された円筒
状に形成されて居り、下方から上方へ縦向きに走行移動
するシート材2を両面側から挾むようにして該シート材
2の両側位置に水平姿勢で且つ正逆回転自在に配設され
ている。
ンレス鋼等の金属材により表面が円滑に研磨された円筒
状に形成されて居り、下方から上方へ縦向きに走行移動
するシート材2を両面側から挾むようにして該シート材
2の両側位置に水平姿勢で且つ正逆回転自在に配設され
ている。
【0032】又、両スクイズロール5a,5b間の間隙
は、シート材2が両スクイズロール5a,5bに挾まれ
た状態で下方から上方へ通過できるように選定されて居
り、シート材2の厚みに応じて調整できるようになって
いる。即ち、一方のスクイズロール5a(図1の右側)
は、一定の位置に正逆回転自在に配設され、又、他方の
スクイズロール5b(図1の左側)は、正逆回転自在で
且つ両スクイズロール5a,5b間の間隙を調整できる
ように横方向(図1の左右方向)へ移動調整自在となっ
て居り、エアシリンダ9により右側のスクイズロール5
a側へ押し付けられ、移動調整自在なストッパー(図示
省略)により所定の位置で停止するようになっている。
は、シート材2が両スクイズロール5a,5bに挾まれ
た状態で下方から上方へ通過できるように選定されて居
り、シート材2の厚みに応じて調整できるようになって
いる。即ち、一方のスクイズロール5a(図1の右側)
は、一定の位置に正逆回転自在に配設され、又、他方の
スクイズロール5b(図1の左側)は、正逆回転自在で
且つ両スクイズロール5a,5b間の間隙を調整できる
ように横方向(図1の左右方向)へ移動調整自在となっ
て居り、エアシリンダ9により右側のスクイズロール5
a側へ押し付けられ、移動調整自在なストッパー(図示
省略)により所定の位置で停止するようになっている。
【0033】従って、ストッパーの位置を適宜に変更
し、空気供給管10及び三方切換弁11を介してエアシ
リンダ9に作動用空気を供給することによって、両スク
イズロール5a,5b間の間隙を任意に調整することが
できる。このとき、ストッパーの位置決め作用及びエア
シリンダ9の押圧作用により、両スクイズロール5a,
5b間の間隙は調整された幅に一定に保たれることにな
る。又、三方切換弁11を切り換えてエアシリンダ9か
ら作動用空気を抜くことによって、左側のスクイズロー
ル5bは右側のスクイズロール5aから離間する方向へ
移動可能となる。
し、空気供給管10及び三方切換弁11を介してエアシ
リンダ9に作動用空気を供給することによって、両スク
イズロール5a,5b間の間隙を任意に調整することが
できる。このとき、ストッパーの位置決め作用及びエア
シリンダ9の押圧作用により、両スクイズロール5a,
5b間の間隙は調整された幅に一定に保たれることにな
る。又、三方切換弁11を切り換えてエアシリンダ9か
ら作動用空気を抜くことによって、左側のスクイズロー
ル5bは右側のスクイズロール5aから離間する方向へ
移動可能となる。
【0034】尚、両スクイズロール5a,5bの長さ
は、シート材2の幅(通常0.5〜2.5m)よりも長
くなるように選定されている。又、両スクイズロール5
a,5bの直径は、200〜400mmに選定されてい
る。
は、シート材2の幅(通常0.5〜2.5m)よりも長
くなるように選定されている。又、両スクイズロール5
a,5bの直径は、200〜400mmに選定されてい
る。
【0035】前記各回転駆動装置6a,6bは、図2に
示す如く、夫々別々に配設された可変速モータ12a,
12bと、同モータ12a,12bと各スクイズロール
5a,5bの軸5a′,5b′とを夫々連動連結する減
速機13a,13bとから構成されて居り、両スクイズ
ロール5a,5bを夫々独立して別々に正逆回転させる
ことができると共に、両スクイズロール5a,5bの回
転速度を夫々独立して可変できるようになっている。
示す如く、夫々別々に配設された可変速モータ12a,
12bと、同モータ12a,12bと各スクイズロール
5a,5bの軸5a′,5b′とを夫々連動連結する減
速機13a,13bとから構成されて居り、両スクイズ
ロール5a,5bを夫々独立して別々に正逆回転させる
ことができると共に、両スクイズロール5a,5bの回
転速度を夫々独立して可変できるようになっている。
【0036】更に、各可変速モータ12a,12bは、
シート材2への樹脂液3の付着量を運転員が目視により
観察した場合には、これに基づいて手動操作されて両ス
クイズロール5a,5bの回転速度を変更し、又、シー
ト材2への樹脂液3の付着量を乾燥・硬化炉の出口にて
β線厚み計等の検出器(図示省略)により検出した場合
には、これに基づいて自動操作されて両スクイズロール
5a,5bの回転速度を自動的に変更するようになって
いる。
シート材2への樹脂液3の付着量を運転員が目視により
観察した場合には、これに基づいて手動操作されて両ス
クイズロール5a,5bの回転速度を変更し、又、シー
ト材2への樹脂液3の付着量を乾燥・硬化炉の出口にて
β線厚み計等の検出器(図示省略)により検出した場合
には、これに基づいて自動操作されて両スクイズロール
5a,5bの回転速度を自動的に変更するようになって
いる。
【0037】前記両ドクターブレード7a,7bは、各
スクイズロール5a,5bの近傍位置に支持軸14a,
14bを介して夫々開閉自在に配設されて居り、スクイ
ズロール5a,5bの下部側表面に長手方向に亘って当
接自在となっている。
スクイズロール5a,5bの近傍位置に支持軸14a,
14bを介して夫々開閉自在に配設されて居り、スクイ
ズロール5a,5bの下部側表面に長手方向に亘って当
接自在となっている。
【0038】更に、両ドクターブレード7a,7bは、
両スクイズロール5a,5bがシート材2の走行方向と
逆方向(図1の実線矢印方向)へ回転(以下逆回転と云
う)してシート材2に付着している樹脂液3を掻き落と
しているときには、スクイズロール5a,5bの下部側
表面に当接し、又、両スクイズロール5a,5bがシー
ト材2の走行方向と同方向(図1の一点鎖線矢印方向)
へ回転(以下正回転と云う)してシート材2の継目(図
示省略)を両スクイズロール5a,5b間を通過させて
いるときには、スクイズロール5a,5bの下部側表面
から離間するように、エアシリンダ15a,15b及び
リンク16a,16bにより夫々開閉駆動されている。
両スクイズロール5a,5bがシート材2の走行方向と
逆方向(図1の実線矢印方向)へ回転(以下逆回転と云
う)してシート材2に付着している樹脂液3を掻き落と
しているときには、スクイズロール5a,5bの下部側
表面に当接し、又、両スクイズロール5a,5bがシー
ト材2の走行方向と同方向(図1の一点鎖線矢印方向)
へ回転(以下正回転と云う)してシート材2の継目(図
示省略)を両スクイズロール5a,5b間を通過させて
いるときには、スクイズロール5a,5bの下部側表面
から離間するように、エアシリンダ15a,15b及び
リンク16a,16bにより夫々開閉駆動されている。
【0039】尚、両ドクターブレード7a,7bの先端
は、スクイズロール5a,5bの下部側表面位置で且つ
スクイズロール5a,5bとシート材2の接点位置から
約120°の位置に当接するようになっている。又、図
示していないが、両スクイズロール5a,5bの上方位
置には、上記ドクターブレード7a,7bと別のドクタ
ーブレードがエアシリンダ及びリンク(何れも図示省
略)により開閉自在に配設されている。このドクターブ
レードは、両スクイズロール5a,5bの正回転時に、
両スクイズロール5a,5bの上部側表面に当接して両
スクイズロール5a,5bの表面に付着した樹脂液3を
掻き取るようになっている。
は、スクイズロール5a,5bの下部側表面位置で且つ
スクイズロール5a,5bとシート材2の接点位置から
約120°の位置に当接するようになっている。又、図
示していないが、両スクイズロール5a,5bの上方位
置には、上記ドクターブレード7a,7bと別のドクタ
ーブレードがエアシリンダ及びリンク(何れも図示省
略)により開閉自在に配設されている。このドクターブ
レードは、両スクイズロール5a,5bの正回転時に、
両スクイズロール5a,5bの上部側表面に当接して両
スクイズロール5a,5bの表面に付着した樹脂液3を
掻き取るようになっている。
【0040】前記ディップロール機構8は、両スクイズ
ロール5a,5bの下方位置に揺動自在に軸支した支持
アーム8aと、支持アーム8aの一端部に回転自在に軸
支したディップロール8bと、支持アーム8aを揺動駆
動させるモータ8c及び歯車機構8d等から構成されて
居り、モータ8c及び歯車機構8dにより支持アーム8
aを揺動させることによって、ディップロール8bが左
右方向(図1の左右方向)へ移動され、その軸芯が変位
するようになっている。
ロール5a,5bの下方位置に揺動自在に軸支した支持
アーム8aと、支持アーム8aの一端部に回転自在に軸
支したディップロール8bと、支持アーム8aを揺動駆
動させるモータ8c及び歯車機構8d等から構成されて
居り、モータ8c及び歯車機構8dにより支持アーム8
aを揺動させることによって、ディップロール8bが左
右方向(図1の左右方向)へ移動され、その軸芯が変位
するようになっている。
【0041】而して、前記樹脂含浸量調整装置1に於い
て、プリプレグ製造装置の運転時には、シート材2(通
常幅0.5〜2.5m、厚さ約25μ〜200μ)は、
ディップロール8bやガイドロール(図示省略)等によ
り所定の張力が加えられた状態で走行して居り、含浸装
置4の樹脂液槽4a内を経て樹脂液3を含んだ濡れた状
態で両スクイズロール5a,5b間の間隙を5〜30m
/minの速度で下方から上方へ通過する。
て、プリプレグ製造装置の運転時には、シート材2(通
常幅0.5〜2.5m、厚さ約25μ〜200μ)は、
ディップロール8bやガイドロール(図示省略)等によ
り所定の張力が加えられた状態で走行して居り、含浸装
置4の樹脂液槽4a内を経て樹脂液3を含んだ濡れた状
態で両スクイズロール5a,5b間の間隙を5〜30m
/minの速度で下方から上方へ通過する。
【0042】このとき、両スクイズロール5a,5b間
の間隙は、シート材21の厚さや材質、含浸すべき樹脂
液3の特性や量等に合わせて予め調整されて居り、エア
シリンダ9及びストッパーにより通常100〜700μ
に保たれている。又、両スクイズロール5a,5bは、
1〜3m/minの低速度で逆回転している。更に、デ
ィップロール8bの位置は、シート材2が両スクイズロ
ール5a,5b間の間隙の丁度真中を通過するように予
め調整されている。その結果、シート材2に含浸された
余分の樹脂液3は、図1に示す如く、両スクイズロール
5a,5b間の間隙を通過できず、スクイズロール5
a,5bの下部側表面を伝って流れる。この流れた樹脂
液3は、スクイズロール5a,5bの下部側表面に当接
しているドクターブレード7a,7bにより掻き落とさ
れ、含浸装置4の樹脂液槽4a内へ戻る。
の間隙は、シート材21の厚さや材質、含浸すべき樹脂
液3の特性や量等に合わせて予め調整されて居り、エア
シリンダ9及びストッパーにより通常100〜700μ
に保たれている。又、両スクイズロール5a,5bは、
1〜3m/minの低速度で逆回転している。更に、デ
ィップロール8bの位置は、シート材2が両スクイズロ
ール5a,5b間の間隙の丁度真中を通過するように予
め調整されている。その結果、シート材2に含浸された
余分の樹脂液3は、図1に示す如く、両スクイズロール
5a,5b間の間隙を通過できず、スクイズロール5
a,5bの下部側表面を伝って流れる。この流れた樹脂
液3は、スクイズロール5a,5bの下部側表面に当接
しているドクターブレード7a,7bにより掻き落とさ
れ、含浸装置4の樹脂液槽4a内へ戻る。
【0043】そして、ドクターブレード7a,7bで樹
脂液3が掻き落とされた後のスクイズロール5a,5b
の表面は、樹脂液3の付着していない平滑面となり、両
スクイズロール5a,5b間を通過したシート材2の表
面を平滑にする。
脂液3が掻き落とされた後のスクイズロール5a,5b
の表面は、樹脂液3の付着していない平滑面となり、両
スクイズロール5a,5b間を通過したシート材2の表
面を平滑にする。
【0044】このようにして、プリプレグ製造装置の運
転時には、両スクイズロール5a,5bの絞り作用及び
ドクターブレード7a,7b掻き取り作用によって、シ
ート材2に所定量の樹脂液3(例えばシート材1m2 当
り約300gの樹脂液3)が含浸された状態となり、該
シート材2の両面も平滑且つ均等化されると共に、両面
の樹脂液3の付着量も所定の付着量に規制される。
転時には、両スクイズロール5a,5bの絞り作用及び
ドクターブレード7a,7b掻き取り作用によって、シ
ート材2に所定量の樹脂液3(例えばシート材1m2 当
り約300gの樹脂液3)が含浸された状態となり、該
シート材2の両面も平滑且つ均等化されると共に、両面
の樹脂液3の付着量も所定の付着量に規制される。
【0045】若し、ここでシート材2の右側面(右側の
スクイズロール5aに対向する面)に付着した樹脂液3
が厚過ぎてこれを薄くしたい場合や、シート材2の左側
面(左側のスクイズロール5bに対向する面)に付着し
た樹脂液3が薄過ぎてこれを厚くしたい場合には、各回
転駆動装置6a,6bを駆動制御して右側のスクイズロ
ール5aの回転速度を左側のスクイズロール5bの回転
速度よりも速くする。
スクイズロール5aに対向する面)に付着した樹脂液3
が厚過ぎてこれを薄くしたい場合や、シート材2の左側
面(左側のスクイズロール5bに対向する面)に付着し
た樹脂液3が薄過ぎてこれを厚くしたい場合には、各回
転駆動装置6a,6bを駆動制御して右側のスクイズロ
ール5aの回転速度を左側のスクイズロール5bの回転
速度よりも速くする。
【0046】そうすると、両スクイズロール5a,5b
の周速度が異なることになり、周速度の速い右側のスク
イズロール5aが左側のスクイズロール5bよりもシー
ト材2に付着した樹脂液3をより多く掻き落とすことに
なる。その結果、シート材2の右側面の樹脂液3の付着
量が少なくなると共に、シート材2の左側面の樹脂液3
の付着量が多くなり、上記目的を達成することができ
る。即ち、シート材2の両面の樹脂液3の付着量の偏り
を矯正することができ、シート材2がプリプレグの厚み
の丁度中央位置に位置するプリプレグを生産することが
できる。
の周速度が異なることになり、周速度の速い右側のスク
イズロール5aが左側のスクイズロール5bよりもシー
ト材2に付着した樹脂液3をより多く掻き落とすことに
なる。その結果、シート材2の右側面の樹脂液3の付着
量が少なくなると共に、シート材2の左側面の樹脂液3
の付着量が多くなり、上記目的を達成することができ
る。即ち、シート材2の両面の樹脂液3の付着量の偏り
を矯正することができ、シート材2がプリプレグの厚み
の丁度中央位置に位置するプリプレグを生産することが
できる。
【0047】又、反対にシート材2の左側面に付着した
樹脂液3が厚過ぎてこれを薄くしたい場合や、シート材
2の右側面に付着した樹脂液3が薄過ぎてこれを厚くし
たい場合には、左側のスクイズロール5bの回転速度を
右側のスクイズロール5aの回転速度よりも速くすれ
ば、その目的を達成することができる。
樹脂液3が厚過ぎてこれを薄くしたい場合や、シート材
2の右側面に付着した樹脂液3が薄過ぎてこれを厚くし
たい場合には、左側のスクイズロール5bの回転速度を
右側のスクイズロール5aの回転速度よりも速くすれ
ば、その目的を達成することができる。
【0048】更に、シート材2の両面に付着される樹脂
液量を意図的に変えてシート材2の右側面と左側面に付
着する樹脂液3の厚みを変えたい場合にも、上記の各方
法によりその目的を達成することができる(図3参
照)。
液量を意図的に変えてシート材2の右側面と左側面に付
着する樹脂液3の厚みを変えたい場合にも、上記の各方
法によりその目的を達成することができる(図3参
照)。
【0049】但し、この場合に注意すべきことは、両ス
クイズロール5a,5bの何れか一方の回転速度を不変
とし、これに対して他方のスクイズロールの回転速度を
速くしたり、或いは遅くしたりする場合には、シート材
2に含浸される樹脂液3の全体の厚みは極く多少薄くな
るか厚くなるかの変化を生じることが実験により確認さ
れているので、両スクイズロール5a,5b間の間隙を
微調整し直す必要がある。
クイズロール5a,5bの何れか一方の回転速度を不変
とし、これに対して他方のスクイズロールの回転速度を
速くしたり、或いは遅くしたりする場合には、シート材
2に含浸される樹脂液3の全体の厚みは極く多少薄くな
るか厚くなるかの変化を生じることが実験により確認さ
れているので、両スクイズロール5a,5b間の間隙を
微調整し直す必要がある。
【0050】尚、両スクイズロール5a,5bの相対速
度差については、シート材2の種類や走行速度、樹脂液
3の種類、粘度、比重、含浸量等の諸々の要因によって
変わってくるが、通常両スクイズロール5a,5bの相
対速度差は0.8〜1.2の範囲内になるように調整さ
れて居り、その中でも最もよく利用される相対速度差は
0.9〜1.1である。
度差については、シート材2の種類や走行速度、樹脂液
3の種類、粘度、比重、含浸量等の諸々の要因によって
変わってくるが、通常両スクイズロール5a,5bの相
対速度差は0.8〜1.2の範囲内になるように調整さ
れて居り、その中でも最もよく利用される相対速度差は
0.9〜1.1である。
【0051】
【実施例】本発明の樹脂含浸量調整装置1を用いて下記
の表1の条件でプリプレグ製造装置を実際に運転し、シ
ート材2の両面の樹脂3の付着量を調べて見た。
の表1の条件でプリプレグ製造装置を実際に運転し、シ
ート材2の両面の樹脂3の付着量を調べて見た。
【0052】
【表1】
【0053】尚、シート材2は、上記表1の運転条件に
於いてプリプレグの厚みの中央位置に来るようにその位
置が調整されている。
於いてプリプレグの厚みの中央位置に来るようにその位
置が調整されている。
【0054】上記の運転結果に於いて、一方のスクイズ
ロール5a側の含浸量は減少し、他方のスクイズロール
5b側の含浸量は増加した。乾燥、切断後のプリプレグ
試料片の計測により、一方のスクイズロール5a側の含
浸量は約10%減少し、他方のスクイズロール5b側の
含浸量は約8%増加した。又、全体の含浸厚さは約1%
減少した。
ロール5a側の含浸量は減少し、他方のスクイズロール
5b側の含浸量は増加した。乾燥、切断後のプリプレグ
試料片の計測により、一方のスクイズロール5a側の含
浸量は約10%減少し、他方のスクイズロール5b側の
含浸量は約8%増加した。又、全体の含浸厚さは約1%
減少した。
【0055】上記例に於いては、両スクイズロール5
a,5bの回転速度に差を持たせてシート材2の両面に
付着する樹脂液3量を調整するようにしたが、他の例に
於いては、両スクイズロール5a,5bの回転速度に差
を持たせる方法と、ディップロール機構8のディップロ
ール8bを移動させる方法とを併用してシート材2の両
面に付着する樹脂液3量を調整するようにしても良い。
この場合にも、上記例と同様の作用効果を奏することが
できる。
a,5bの回転速度に差を持たせてシート材2の両面に
付着する樹脂液3量を調整するようにしたが、他の例に
於いては、両スクイズロール5a,5bの回転速度に差
を持たせる方法と、ディップロール機構8のディップロ
ール8bを移動させる方法とを併用してシート材2の両
面に付着する樹脂液3量を調整するようにしても良い。
この場合にも、上記例と同様の作用効果を奏することが
できる。
【0056】上記例に於いては、左側のスクイズロール
5bのみを横方向へ移動調整自在とし、このスクイズロ
ール5bを横方向へ移動させることによって、両スクイ
ズロール5a,5b間の間隙を調整するようにしたが、
他の例に於いては、両方のスクイズロール5a,5bを
横方向へ移動調整自在とし、両方のスクイズロール5
a,5bを横方向へ移動させることによって、両スクイ
ズロール5a,5b間の間隙を調整するようにしても良
い。
5bのみを横方向へ移動調整自在とし、このスクイズロ
ール5bを横方向へ移動させることによって、両スクイ
ズロール5a,5b間の間隙を調整するようにしたが、
他の例に於いては、両方のスクイズロール5a,5bを
横方向へ移動調整自在とし、両方のスクイズロール5
a,5bを横方向へ移動させることによって、両スクイ
ズロール5a,5b間の間隙を調整するようにしても良
い。
【0057】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、シート材に含浸した樹脂液を絞り落とす一
対のスクイズロールを夫々独立して回転せしめ、両スク
イズロールの回転数に差異を持たせることによって、シ
ート材の両面に付着する樹脂液量を調整するようにして
いる為、シート材の厚みや材質、樹脂の特性や量等に関
係なく、シート材の両面の樹脂液量を夫々確実且つ正確
に調整することができる。その結果、シート材の両面の
樹脂液の付着量を変えて故意に偏りを持たせたり、或い
はシート材をプリプレグの厚みの中心位置に位置させて
プリプレグ両面の樹脂液の付着量を均一にしたりする場
合に於いても、あらゆる運転条件の元で確実且つ容易に
その目的を達成することができる。延いては、プリプレ
グの品質の大幅な向上を図れると共に、不良製品の発生
率が著しく低下してコストの低減が可能となる。
明によれば、シート材に含浸した樹脂液を絞り落とす一
対のスクイズロールを夫々独立して回転せしめ、両スク
イズロールの回転数に差異を持たせることによって、シ
ート材の両面に付着する樹脂液量を調整するようにして
いる為、シート材の厚みや材質、樹脂の特性や量等に関
係なく、シート材の両面の樹脂液量を夫々確実且つ正確
に調整することができる。その結果、シート材の両面の
樹脂液の付着量を変えて故意に偏りを持たせたり、或い
はシート材をプリプレグの厚みの中心位置に位置させて
プリプレグ両面の樹脂液の付着量を均一にしたりする場
合に於いても、あらゆる運転条件の元で確実且つ容易に
その目的を達成することができる。延いては、プリプレ
グの品質の大幅な向上を図れると共に、不良製品の発生
率が著しく低下してコストの低減が可能となる。
【図1】本発明の樹脂含浸量調整装置の一例を示す概略
縦断図である。
縦断図である。
【図2】本発明の樹脂含浸量調整装置の概略平面図であ
る。
る。
【図3】樹脂含浸量調整装置の両スクイズロールの回転
数に差を持たせてシート材両面の樹脂液の付着量を調整
した状態を示す概略縦断面図である。
数に差を持たせてシート材両面の樹脂液の付着量を調整
した状態を示す概略縦断面図である。
【図4】プリプレグを生産するプリプレグ製造装置の一
例を示す概略図である。
例を示す概略図である。
【図5】従来の樹脂含浸量調整装置の一例を示す概略縦
断面図である。
断面図である。
【図6】従来の樹脂含浸量調整装置の概略平面図であ
る。
る。
【図7】従来の樹脂含浸量調整装置の作用説明図であ
る。
る。
1は樹脂含浸量調整装置、2はシート材、3は樹脂液、
4aは樹脂液槽、5a,5bはスクイズロール、6a,
6bは回転駆動装置、8bはディップロール。
4aは樹脂液槽、5a,5bはスクイズロール、6a,
6bは回転駆動装置、8bはディップロール。
Claims (3)
- 【請求項1】 樹脂液槽(4a)の上方に一定の間隙を
もって正逆回転自在に配設した一対のスクイズロール
(5a),(5b)間に、樹脂液槽(4a)内のディッ
プロール(8b)を経て樹脂液(3)を含浸したシート
材(2)を下方から上方へ連続的に走行せしめ、両スク
イズロール(5a),(5b)間の間隙を調整すること
によって、シート材(2)の両面に付着する樹脂液量を
調整するようにした樹脂含浸量調整方法に於いて、前記
両スクイズロール(5a),(5b)を夫々独立して回
転させ、両スクイズロール(5a),(5b)の回転数
に差異を持たせることによって、シート材(2)の両面
に付着する樹脂液量を夫々調整するようにしたことを特
徴とする樹脂含浸量調整方法。 - 【請求項2】 樹脂液槽(4a)内に配置したディップ
ロール(8b)を両スクイズロール(5a),(5b)
に対して移動させ、これにより両スクイズロール(5
a),(5b)間へ挿通されたシート材(2)の挿通位
置を調整するようにしたことを特徴とする請求項1に記
載の樹脂含浸量調整方法。 - 【請求項3】 下方から上方へ連続的に走行する樹脂液
(3)を含浸したシート材(2)の両側位置にスクイズ
ロール(5a),(5b)を正逆回転自在に夫々配設
し、両スクイズロール(5a),(5b)間の間隙を調
整することによってシート材(2)の両面に付着する樹
脂液量を調整するようにした樹脂含浸量調整装置(1)
に於いて、前記両スクイズロール(5a),(5b)
に、これらを別々に正逆回転でき且つ回転速度を可変で
きる回転駆動装置(6a),(6b)を夫々連動連結し
たことを特徴とする樹脂含浸量調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18021996A JPH1024413A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 樹脂含浸量調整方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18021996A JPH1024413A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 樹脂含浸量調整方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1024413A true JPH1024413A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16079492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18021996A Pending JPH1024413A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 樹脂含浸量調整方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1024413A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100355965B1 (ko) * | 1999-12-23 | 2002-10-18 | 한국기계연구원 | 필라멘트 와인딩용 수지함침 장치 |
| JP2008290331A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | プリプレグの製造方法 |
| KR100892536B1 (ko) * | 2001-07-11 | 2009-04-10 | 더 굿이어 타이어 앤드 러버 캄파니 | 기재로의 액상 중합체의 도포방법 |
| KR20190045233A (ko) * | 2016-08-24 | 2019-05-02 | 바스프 에스이 | 섬유 구조체를 함침시키기 위한 장치 및 방법 |
| CN116510971A (zh) * | 2023-03-17 | 2023-08-01 | 威海康飞新材料科技有限公司 | 一种实验室专用浸胶机设备 |
-
1996
- 1996-07-10 JP JP18021996A patent/JPH1024413A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100355965B1 (ko) * | 1999-12-23 | 2002-10-18 | 한국기계연구원 | 필라멘트 와인딩용 수지함침 장치 |
| KR100892536B1 (ko) * | 2001-07-11 | 2009-04-10 | 더 굿이어 타이어 앤드 러버 캄파니 | 기재로의 액상 중합체의 도포방법 |
| JP2008290331A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | プリプレグの製造方法 |
| KR20190045233A (ko) * | 2016-08-24 | 2019-05-02 | 바스프 에스이 | 섬유 구조체를 함침시키기 위한 장치 및 방법 |
| CN116510971A (zh) * | 2023-03-17 | 2023-08-01 | 威海康飞新材料科技有限公司 | 一种实验室专用浸胶机设备 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040324 |