JPH09225941A - ワニス含浸量調整装置及びその制御方法 - Google Patents
ワニス含浸量調整装置及びその制御方法Info
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- JPH09225941A JPH09225941A JP3506396A JP3506396A JPH09225941A JP H09225941 A JPH09225941 A JP H09225941A JP 3506396 A JP3506396 A JP 3506396A JP 3506396 A JP3506396 A JP 3506396A JP H09225941 A JPH09225941 A JP H09225941A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/02—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
- H05K3/022—Processes for manufacturing precursors of printed circuits, i.e. copper-clad substrates
Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シート材の継目がスクイズロール間を通過す
る際に、継目近傍に発生する不良部分の長さを短くす
る。 【解決手段】 下方から上方へ連続的に走行するワニス
2を含浸したシート材1をスクイズしてワニス含浸量を
調整する正逆回転自在な一対のスクイズロール3と、両
スクイズロール3の表面に付着したワニス2を掻き取る
一対のドクターブレード4とを具備したワニス含浸量調
整装置に於いて、前記両ドクターブレード4は、スクイ
ズロール3の上部側表面に当接自在な上部ブレード4a
と、スクイズロール3の下部側表面に当接自在な下部ブ
レード4bとを具備し、両スクイズロール3の逆回転時
には、下部ブレード4bがスクイズロール3に当接する
と共に、上部ブレード4aがスクイズロール3から離間
し、又、両スクイズロール3の正回転時には、上部ブレ
ード4aがスクイズロール3に当接すると共に、下部ブ
レード4bがスクイズロール3から離間するように構成
する。
る際に、継目近傍に発生する不良部分の長さを短くす
る。 【解決手段】 下方から上方へ連続的に走行するワニス
2を含浸したシート材1をスクイズしてワニス含浸量を
調整する正逆回転自在な一対のスクイズロール3と、両
スクイズロール3の表面に付着したワニス2を掻き取る
一対のドクターブレード4とを具備したワニス含浸量調
整装置に於いて、前記両ドクターブレード4は、スクイ
ズロール3の上部側表面に当接自在な上部ブレード4a
と、スクイズロール3の下部側表面に当接自在な下部ブ
レード4bとを具備し、両スクイズロール3の逆回転時
には、下部ブレード4bがスクイズロール3に当接する
と共に、上部ブレード4aがスクイズロール3から離間
し、又、両スクイズロール3の正回転時には、上部ブレ
ード4aがスクイズロール3に当接すると共に、下部ブ
レード4bがスクイズロール3から離間するように構成
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に走行する
繊維製の長尺状シート材にワニスを含浸する含浸装置の
近傍位置に配設され、ワニスを含浸したシート材のワニ
ス含浸量を調整すると共に、シート材の表面を平滑且つ
均等化できるようにしたワニス含浸量調整装置及びその
制御方法の改良に関するものである。
繊維製の長尺状シート材にワニスを含浸する含浸装置の
近傍位置に配設され、ワニスを含浸したシート材のワニ
ス含浸量を調整すると共に、シート材の表面を平滑且つ
均等化できるようにしたワニス含浸量調整装置及びその
制御方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器に多用されているICを
支持するプリント基板の構成材には、繊維製のシート材
に樹脂を溶媒で溶かしたワニスを含浸させ、これを熱風
等により乾燥・硬化させた所謂プリプレグが使用されて
いる。この場合、繊維と樹脂の組み合わせは、その使用
目的に応じて種々のものがあるが、最も多用されている
組み合わせは、ガラス繊維とエポキシ樹脂、紙とフェノ
ール樹脂等である。又、航空機、釣り竿、ゴルフシャフ
ト等の構成材にも、ワニスを含浸した繊維製のシート材
を熱風等により乾燥・硬化させたプリプレグが使用され
ている。この場合、繊維には炭素繊維やボロン繊維等
が、樹脂にはエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、フェノー
ル樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン樹
脂等が夫々使用されている。尚、樹脂を溶かす溶媒に
は、アセトン、メチルエチルケトン、トルエン等が使用
されている。
支持するプリント基板の構成材には、繊維製のシート材
に樹脂を溶媒で溶かしたワニスを含浸させ、これを熱風
等により乾燥・硬化させた所謂プリプレグが使用されて
いる。この場合、繊維と樹脂の組み合わせは、その使用
目的に応じて種々のものがあるが、最も多用されている
組み合わせは、ガラス繊維とエポキシ樹脂、紙とフェノ
ール樹脂等である。又、航空機、釣り竿、ゴルフシャフ
ト等の構成材にも、ワニスを含浸した繊維製のシート材
を熱風等により乾燥・硬化させたプリプレグが使用され
ている。この場合、繊維には炭素繊維やボロン繊維等
が、樹脂にはエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、フェノー
ル樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン樹
脂等が夫々使用されている。尚、樹脂を溶かす溶媒に
は、アセトン、メチルエチルケトン、トルエン等が使用
されている。
【0003】前記プリプレグの製造方法としては、繊維
製の長尺状シート材をローラ等により連続的に走行さ
せ、その走行途中に於いて含浸装置によりシート材にワ
ニスを含浸させ、その後乾燥硬化炉によりワニスを含浸
したシート材を乾燥、硬化させる方法が実用化されてい
る。
製の長尺状シート材をローラ等により連続的に走行さ
せ、その走行途中に於いて含浸装置によりシート材にワ
ニスを含浸させ、その後乾燥硬化炉によりワニスを含浸
したシート材を乾燥、硬化させる方法が実用化されてい
る。
【0004】図5は上述した方法によりプリプレグを製
造する含浸プラントの一例を示す概略縦断面図である。
而して、前記含浸プラントに於いて、巻出し装置10か
ら連続的に繰り出された繊維製のシート材11は、接着
装置12、アキュムレータ13及び引込み装置14を経
てプレ含浸装置15及び含浸装置16内でワニスを含浸
した後、ワニス含浸量調整装置17によりシート材11
に付着した余分のワニスが絞り落とされると共に、シー
ト材11の表面が平滑化、均等化される。次に、シート
材11は、竪型の乾燥硬化炉18内を上昇し、その頂部
でトップロール19により方向転換された後、乾燥硬化
炉18内を下降する。この間にシート材11は、乾燥硬
化炉18内の輻射板18aからの輻射熱及び風箱からの
熱風により乾燥・硬化される。その後、シート材11
は、シートエッジポジションコントローラ20でシート
材11の流れ方向を正確に調整されて引出し冷却装置2
1に入り、冷却後に切断装置22で所定の寸法に切断さ
れて積載装置23に積載されるか、若しくは一旦巻取り
装置24に巻き取られて貯蔵される。このようにして、
含浸プラントによりプリプレグが連続的に製造される。
造する含浸プラントの一例を示す概略縦断面図である。
而して、前記含浸プラントに於いて、巻出し装置10か
ら連続的に繰り出された繊維製のシート材11は、接着
装置12、アキュムレータ13及び引込み装置14を経
てプレ含浸装置15及び含浸装置16内でワニスを含浸
した後、ワニス含浸量調整装置17によりシート材11
に付着した余分のワニスが絞り落とされると共に、シー
ト材11の表面が平滑化、均等化される。次に、シート
材11は、竪型の乾燥硬化炉18内を上昇し、その頂部
でトップロール19により方向転換された後、乾燥硬化
炉18内を下降する。この間にシート材11は、乾燥硬
化炉18内の輻射板18aからの輻射熱及び風箱からの
熱風により乾燥・硬化される。その後、シート材11
は、シートエッジポジションコントローラ20でシート
材11の流れ方向を正確に調整されて引出し冷却装置2
1に入り、冷却後に切断装置22で所定の寸法に切断さ
れて積載装置23に積載されるか、若しくは一旦巻取り
装置24に巻き取られて貯蔵される。このようにして、
含浸プラントによりプリプレグが連続的に製造される。
【0005】図6及び図7は従来のワニス含浸量調整装
置17の概略断面図であり、当該ワニス含浸量調整装置
17は、シート材11に付着した余分のワニス25を絞
り落とすと共にシート材11の表面を平滑且つ均等化す
る一対のスクイズロール26と、各スクイズロール26
の表面に付着したワニス25を掻き取る一対のドクター
ブレード27とから構成されている。
置17の概略断面図であり、当該ワニス含浸量調整装置
17は、シート材11に付着した余分のワニス25を絞
り落とすと共にシート材11の表面を平滑且つ均等化す
る一対のスクイズロール26と、各スクイズロール26
の表面に付着したワニス25を掻き取る一対のドクター
ブレード27とから構成されている。
【0006】具体的には、前記両スクイズロール26
は、ステンレス鋼等の金属材により表面が円滑に研磨さ
れた円筒状に形成されて居り、下方から上方へ縦向きに
走行移動するシート材11を両面側から挾めるように該
シート材11の両側位置に水平姿勢で且つ正逆回転自在
に配設されている。又、両スクイズロール26は、モー
タ駆動装置(図示省略)により、正逆回転でき且つ回転
速度を可変できるように駆動制御されている。
は、ステンレス鋼等の金属材により表面が円滑に研磨さ
れた円筒状に形成されて居り、下方から上方へ縦向きに
走行移動するシート材11を両面側から挾めるように該
シート材11の両側位置に水平姿勢で且つ正逆回転自在
に配設されている。又、両スクイズロール26は、モー
タ駆動装置(図示省略)により、正逆回転でき且つ回転
速度を可変できるように駆動制御されている。
【0007】更に、両スクイズロール26間の間隙は、
シート材11が両スクイズロール26に挾まれた状態で
下方から上方へ通過できるように選定されて居り、シー
ト材11の厚みに応じて調整できるようになっている。
即ち、一方のスクイズロール26(図6の右側)は、一
定の位置に正逆回転自在に配設され、又、他方のスクイ
ズロール26(図6の左側)は、正逆回転自在で且つ両
スクイズロール26間の間隙を調整できるように横方向
(図6の左右方向)へ移動調整自在となって居り、エア
シリンダ30により右側のスクイズロール26側へ押し
付けられ、移動調整自在なストッパー(図示省略)によ
り所定の位置で停止するようになっている。
シート材11が両スクイズロール26に挾まれた状態で
下方から上方へ通過できるように選定されて居り、シー
ト材11の厚みに応じて調整できるようになっている。
即ち、一方のスクイズロール26(図6の右側)は、一
定の位置に正逆回転自在に配設され、又、他方のスクイ
ズロール26(図6の左側)は、正逆回転自在で且つ両
スクイズロール26間の間隙を調整できるように横方向
(図6の左右方向)へ移動調整自在となって居り、エア
シリンダ30により右側のスクイズロール26側へ押し
付けられ、移動調整自在なストッパー(図示省略)によ
り所定の位置で停止するようになっている。
【0008】従って、ストッパーの位置を適宜に変更
し、空気供給管28及び三方切換弁29を介してエアシ
リンダ30に作動用空気を供給することによって、両ス
クイズロール26間の間隙を任意に調整することができ
る。このとき、ストッパーの位置決め作用及びエアシリ
ンダ30の押圧作用により、両スクイズロール26間の
間隙は調整された幅に一定に保たれることになる。又、
三方切換弁29を切り換えてエアシリンダ30から作動
用空気を抜くことによって、左側のスクイズロール26
は右側のスクイズロール26から離間する方向へ移動可
能となり、その結果両スクイズロール26間の間隙は拡
張可能となる。
し、空気供給管28及び三方切換弁29を介してエアシ
リンダ30に作動用空気を供給することによって、両ス
クイズロール26間の間隙を任意に調整することができ
る。このとき、ストッパーの位置決め作用及びエアシリ
ンダ30の押圧作用により、両スクイズロール26間の
間隙は調整された幅に一定に保たれることになる。又、
三方切換弁29を切り換えてエアシリンダ30から作動
用空気を抜くことによって、左側のスクイズロール26
は右側のスクイズロール26から離間する方向へ移動可
能となり、その結果両スクイズロール26間の間隙は拡
張可能となる。
【0009】尚、両スクイズロール26の長さは、シー
ト材11の幅(通常0.5〜2.5m)よりも長くなる
ように選定されている。又、両スクイズロール26の直
径は、200〜300mmに選定されている。
ト材11の幅(通常0.5〜2.5m)よりも長くなる
ように選定されている。又、両スクイズロール26の直
径は、200〜300mmに選定されている。
【0010】一方、ドクターブレード27は、両スクイ
ズロール26の近傍位置に支持軸を介して夫々揺動自在
に配設されて居り、スクイズロール26の下部側表面に
長手方向に亘って当接自在となっている。
ズロール26の近傍位置に支持軸を介して夫々揺動自在
に配設されて居り、スクイズロール26の下部側表面に
長手方向に亘って当接自在となっている。
【0011】更に、両ドクターブレード27は、両スク
イズロール26がシート材11の走行方向と逆方向(図
6の矢印方向)へ回転(以下逆回転と云う)するときに
はスクイズロール26の下部側表面に当接し、又、両ス
クイズロール26がシート材11の走行方向と同方向
(図7の矢印方向)へ回転(以下正回転と云う)すると
きにはスクイズロール26の下部側表面から離間するよ
うに、エアシリンダ及びリンクから成るブレード揺動装
置(図示省略)により夫々揺動制御されている。
イズロール26がシート材11の走行方向と逆方向(図
6の矢印方向)へ回転(以下逆回転と云う)するときに
はスクイズロール26の下部側表面に当接し、又、両ス
クイズロール26がシート材11の走行方向と同方向
(図7の矢印方向)へ回転(以下正回転と云う)すると
きにはスクイズロール26の下部側表面から離間するよ
うに、エアシリンダ及びリンクから成るブレード揺動装
置(図示省略)により夫々揺動制御されている。
【0012】尚、ドクターブレード27の先端は、スク
イズロール26の下部側表面で且つスクイズロール26
とシート材11の接点位置から約120°の位置に当接
するようになっている。
イズロール26の下部側表面で且つスクイズロール26
とシート材11の接点位置から約120°の位置に当接
するようになっている。
【0013】而して、従来のワニス含浸量調整装置17
に於いて、含浸プラントの正常運転時には、図6に示す
如く、シート材11(通常幅0.5〜2.5m、厚さ約
200μ)は、含浸装置16のワニス槽内を経てワニス
25を含んだ濡れた状態で両スクイズロール26間の間
隙を5〜20m/minの速度で下方から上方へ通過す
る。
に於いて、含浸プラントの正常運転時には、図6に示す
如く、シート材11(通常幅0.5〜2.5m、厚さ約
200μ)は、含浸装置16のワニス槽内を経てワニス
25を含んだ濡れた状態で両スクイズロール26間の間
隙を5〜20m/minの速度で下方から上方へ通過す
る。
【0014】このとき、両スクイズロール26間の間隙
は、シート材11の厚さや含浸すべきワニス25の量に
合わせて予め調整されて居り、エアシリンダ30及びス
トッパーにより通常350〜400μに保たれている。
又、両スクイズロール26は、1〜2m/minの低速
度で逆回転している。その結果、シート材11に含浸さ
れた余分のワニス25は、両スクイズロール26間の間
隙を通過できず、スクイズロール26の下部側表面を伝
って流れる。この流れたワニス25は、スクイズロール
26に当接しているドクターブレード27により掻き落
とされ、含浸装置16のワニス槽内へ戻る。
は、シート材11の厚さや含浸すべきワニス25の量に
合わせて予め調整されて居り、エアシリンダ30及びス
トッパーにより通常350〜400μに保たれている。
又、両スクイズロール26は、1〜2m/minの低速
度で逆回転している。その結果、シート材11に含浸さ
れた余分のワニス25は、両スクイズロール26間の間
隙を通過できず、スクイズロール26の下部側表面を伝
って流れる。この流れたワニス25は、スクイズロール
26に当接しているドクターブレード27により掻き落
とされ、含浸装置16のワニス槽内へ戻る。
【0015】そして、ドクターブレード27でワニス2
5が掻き落とされた後のスクイズロール26の表面は、
ワニス25の付着していない平滑面となり、両スクイズ
ロール26間を通過したシート材11の表面を平滑にす
る。
5が掻き落とされた後のスクイズロール26の表面は、
ワニス25の付着していない平滑面となり、両スクイズ
ロール26間を通過したシート材11の表面を平滑にす
る。
【0016】このようにして、正常運転時には両スクイ
ズロール26の絞り作用及びドクターブレード27の掻
き取り作用によって、シート材11に所定量のワニス2
5(例えばシート材1m2 当り200gのワニス)が含
浸された状態となり、該シート材11の表面も平滑且つ
均等化される。
ズロール26の絞り作用及びドクターブレード27の掻
き取り作用によって、シート材11に所定量のワニス2
5(例えばシート材1m2 当り200gのワニス)が含
浸された状態となり、該シート材11の表面も平滑且つ
均等化される。
【0017】ところで、シート材11は、その全長が約
1000〜3000mあり、ロール状に巻き取られた状
態で含浸プラントへ搬入されて来る。
1000〜3000mあり、ロール状に巻き取られた状
態で含浸プラントへ搬入されて来る。
【0018】従って、ロール状のシート材11を連続運
転式の含浸プラントで使用する場合、使用中のシート材
11の終端部と新しいシート材11の始端部とを接着装
置12により接着しなければならない。即ち、巻出し装
置10から繰り出されている使用中のシート材11がな
くなると、その終端部に巻出し装置10から引き出され
た新たなロール状のシート材11の始端部を接着装置1
2により接着する。この接着は、使用中のシート材11
の終端部と新たなシート材11の始端部とを接着剤31
(例えばホットメルトテープ)を介在させた状態で加熱
プレスすることにより行われる。このとき、接着装置1
2と引込み装置14との間に設けたアキュムレータ13
には、接着装置12に於いてシート材11の走行が停止
している間も引込み装置14から含浸装置16へのシー
ト材11の供給を連続させるに充分な量のシート材11
が貯留されている為、接着装置12によるシート材11
の連結時に於いても運転は停止されない。
転式の含浸プラントで使用する場合、使用中のシート材
11の終端部と新しいシート材11の始端部とを接着装
置12により接着しなければならない。即ち、巻出し装
置10から繰り出されている使用中のシート材11がな
くなると、その終端部に巻出し装置10から引き出され
た新たなロール状のシート材11の始端部を接着装置1
2により接着する。この接着は、使用中のシート材11
の終端部と新たなシート材11の始端部とを接着剤31
(例えばホットメルトテープ)を介在させた状態で加熱
プレスすることにより行われる。このとき、接着装置1
2と引込み装置14との間に設けたアキュムレータ13
には、接着装置12に於いてシート材11の走行が停止
している間も引込み装置14から含浸装置16へのシー
ト材11の供給を連続させるに充分な量のシート材11
が貯留されている為、接着装置12によるシート材11
の連結時に於いても運転は停止されない。
【0019】図8は新旧二つのシート材11の継目11
a部分の拡大縦断面図であり、通常シート材11の継目
11aの長さL(新旧二つのシート材11の重なった部
分)は約50mmに選定されている。又、シート材11
の継目11aの厚さTは、接着剤31の厚さが約50μ
になっている為に全体として約450μに達する。
a部分の拡大縦断面図であり、通常シート材11の継目
11aの長さL(新旧二つのシート材11の重なった部
分)は約50mmに選定されている。又、シート材11
の継目11aの厚さTは、接着剤31の厚さが約50μ
になっている為に全体として約450μに達する。
【0020】このようなシート材11の継目11aが両
スクイズロール26間へ来たときには、該継目11aが
両スクイズロール26間を通過することができず、エア
シリンダ30から作動用空気を抜いても逆回転している
スクイズロール26が邪魔をしてシート材11が切断さ
れたりすることがある。
スクイズロール26間へ来たときには、該継目11aが
両スクイズロール26間を通過することができず、エア
シリンダ30から作動用空気を抜いても逆回転している
スクイズロール26が邪魔をしてシート材11が切断さ
れたりすることがある。
【0021】そこで、シート材11の継目11aが両ス
クイズロール26間を通過する際には、カウンターやセ
ンサー(何れも図示省略)により継目11aが通過する
ことを検知し、これに基づいて図7に示すように両スク
イズロール26をシート材11の速度と同一速度(5〜
20m/min)で正回転させると共に、エアシリンダ
30から作動用空気を抜く。又、同時にドクターブレー
ド27をスクイズロール26の下部側表面から離間させ
る(第一回目の切替え)。これによって、シート材11
の継目11aは、両スクイズロール26間を無事に通過
することができる。
クイズロール26間を通過する際には、カウンターやセ
ンサー(何れも図示省略)により継目11aが通過する
ことを検知し、これに基づいて図7に示すように両スク
イズロール26をシート材11の速度と同一速度(5〜
20m/min)で正回転させると共に、エアシリンダ
30から作動用空気を抜く。又、同時にドクターブレー
ド27をスクイズロール26の下部側表面から離間させ
る(第一回目の切替え)。これによって、シート材11
の継目11aは、両スクイズロール26間を無事に通過
することができる。
【0022】そして、シート材11の継目11aが両ス
クイズロール26間を通過した後には、両スクイズロー
ル26を低速(1〜2m/min)で逆回転させると共
に、エアシリンダ30に作動用空気を供給し、且つドク
ターブレード27をスクイズロール26の下部側表面へ
当接させ、図6に示すように最初の正常運転の状態に戻
す(第二回目の切替え)。
クイズロール26間を通過した後には、両スクイズロー
ル26を低速(1〜2m/min)で逆回転させると共
に、エアシリンダ30に作動用空気を供給し、且つドク
ターブレード27をスクイズロール26の下部側表面へ
当接させ、図6に示すように最初の正常運転の状態に戻
す(第二回目の切替え)。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のワニス
含浸量調整装置17に於いては、シート材11の継目1
1aの通過時に於ける二回の切替え作業中も、シート材
11を一定の速度で走行させなければならない。その
為、この切替え作業中に流れたシート材11は、ワニス
含浸量調整装置17の本来の働きであるワニス量の調
整、シート材11の表面の平滑化、均等化の作用を受け
られない。
含浸量調整装置17に於いては、シート材11の継目1
1aの通過時に於ける二回の切替え作業中も、シート材
11を一定の速度で走行させなければならない。その
為、この切替え作業中に流れたシート材11は、ワニス
含浸量調整装置17の本来の働きであるワニス量の調
整、シート材11の表面の平滑化、均等化の作用を受け
られない。
【0024】従って、シート材11の継目11aの前後
部分は、含浸されたワニス25の量が多く、その表面も
凹凸があって不均一であり、乾燥・硬化後も商品として
の品質・形状を持たず、不良品として廃棄されている。
このことは単に製品の歩留りを低下させるだけでなく、
ワニス25の損失にもなる。又、シート材11へ余分に
着したワニス25が乾燥硬化炉18の頂部に配設したト
ップロール19に付着し、この付着したワニス25が引
き続き送られて来る正常なシート材11を汚損すること
があり、製品の歩留りがより低下すると云う問題も発生
する。
部分は、含浸されたワニス25の量が多く、その表面も
凹凸があって不均一であり、乾燥・硬化後も商品として
の品質・形状を持たず、不良品として廃棄されている。
このことは単に製品の歩留りを低下させるだけでなく、
ワニス25の損失にもなる。又、シート材11へ余分に
着したワニス25が乾燥硬化炉18の頂部に配設したト
ップロール19に付着し、この付着したワニス25が引
き続き送られて来る正常なシート材11を汚損すること
があり、製品の歩留りがより低下すると云う問題も発生
する。
【0025】このように、従来のワニス含浸量調整装置
17に於いては、シート材11の継目11aが両スクイ
ズロール26間を通過する際に二回の切替え作業を行っ
て継目11a部分の無事通過を達成している反面、切替
え作業中に流れたシート材11はスクイズロール26の
働きを受けず、不良品となる。又、第二回目の切替えを
行った直後には、両スクイズロール26の表面は全面に
亘ってワニス25で汚れている。その為、ドクターブレ
ード27をスクイズロール26の下部側表面に当接させ
てスクイズロール26の表面に付着しているワニス25
を直ぐに掻き落とすようにしても、ワニス25の付着し
ていない部分が現れるまでに一定の時間が掛かることに
なる。その結果、第二回目の切替え作業を行った後で
も、更に不良品の状態が続くことになる。
17に於いては、シート材11の継目11aが両スクイ
ズロール26間を通過する際に二回の切替え作業を行っ
て継目11a部分の無事通過を達成している反面、切替
え作業中に流れたシート材11はスクイズロール26の
働きを受けず、不良品となる。又、第二回目の切替えを
行った直後には、両スクイズロール26の表面は全面に
亘ってワニス25で汚れている。その為、ドクターブレ
ード27をスクイズロール26の下部側表面に当接させ
てスクイズロール26の表面に付着しているワニス25
を直ぐに掻き落とすようにしても、ワニス25の付着し
ていない部分が現れるまでに一定の時間が掛かることに
なる。その結果、第二回目の切替え作業を行った後で
も、更に不良品の状態が続くことになる。
【0026】次に、従来のワニス含浸量調整装置17を
用いて下記の表1の条件で含浸プラントを運転し、シー
ト材11の不良部分の発生量を確かめて見る。
用いて下記の表1の条件で含浸プラントを運転し、シー
ト材11の不良部分の発生量を確かめて見る。
【0027】
【表1】
【0028】尚、スクイズロール26及びドクターブレ
ード27の切替えタイミングは、継目検出用のセンサー
やモータ駆動装置等の性能、時間遅れ等を配慮して、継
目11aが両スクイズロール26間を通過する8秒前若
しくは4秒前と、継目11aが両スクイズロール26間
を通過した8秒後若しくは4秒後とに、夫々行われてい
る。
ード27の切替えタイミングは、継目検出用のセンサー
やモータ駆動装置等の性能、時間遅れ等を配慮して、継
目11aが両スクイズロール26間を通過する8秒前若
しくは4秒前と、継目11aが両スクイズロール26間
を通過した8秒後若しくは4秒後とに、夫々行われてい
る。
【0029】而して、シート材11に不良部分が発生す
るのは、第一回目の切替えを行った瞬間から継目11
aが両スクイズロール26間を通過する瞬間までの間、
継目11aが両スクイズロール26間を通過した瞬間
から第二回目の切替えを行うまでの間、及び第二回目
の切替えを行った瞬間から両スクイズロール26が所定
角度だけ回転するまでの間である。
るのは、第一回目の切替えを行った瞬間から継目11
aが両スクイズロール26間を通過する瞬間までの間、
継目11aが両スクイズロール26間を通過した瞬間
から第二回目の切替えを行うまでの間、及び第二回目
の切替えを行った瞬間から両スクイズロール26が所定
角度だけ回転するまでの間である。
【0030】即ち、上記の間に発生するシート材11
の不良部分の長さは、スクイズロール26及びドクター
ブレード27を8秒前に切替えた場合、250mm/s
ec×8sec=2000mm(2m)となり、スクイ
ズロール26及びドクターブレード27を4秒前に切替
えた場合、250mm/sec×4sec=1000m
m(1m)となる。
の不良部分の長さは、スクイズロール26及びドクター
ブレード27を8秒前に切替えた場合、250mm/s
ec×8sec=2000mm(2m)となり、スクイ
ズロール26及びドクターブレード27を4秒前に切替
えた場合、250mm/sec×4sec=1000m
m(1m)となる。
【0031】又、上記の間に発生するシート材11の
不良部分の長さは、スクイズロール26及びドクターブ
レード27を8秒後に切替えた場合、250mm/se
c×8sec=2000mm(2m)となり、スクイズ
ロール26及びドクターブレード27を4秒後に切替え
た場合、250mm/sec×4sec=1000mm
(1m)となる。
不良部分の長さは、スクイズロール26及びドクターブ
レード27を8秒後に切替えた場合、250mm/se
c×8sec=2000mm(2m)となり、スクイズ
ロール26及びドクターブレード27を4秒後に切替え
た場合、250mm/sec×4sec=1000mm
(1m)となる。
【0032】更に、上記の間に発生するシート材11
の不良部分の長さは、3925mm(3.925m)と
なる。即ち、スクイズロール26及びドクターブレード
27が正常状態(スクイズロール26が低速逆回転でド
クターブレード27がスクイズロール26に当接した状
態)に戻った瞬間、スクイズロール26は同速正回転時
に於いてドクターブレード27と接触せずに少なくとも
一回転以上している為、表面全周に亘ってワニス25が
付着した状態となっている。従って、ドクターブレード
27が作動してスクイズロール26のワニス25の掻き
取られた部分がシート材11との接点位置に到着するに
は、(785mm(スクイズロール26の円周)÷3
3.3mm/sec(スクイズロール26の周速度))
×(240°÷360°)≒15.7secの時間を要
する。この間にシート材11は、250mm/sec×
15.7sec=3925mm(3.925m)だけ走
行することになる。この長さがシート材11の不良部分
となる。
の不良部分の長さは、3925mm(3.925m)と
なる。即ち、スクイズロール26及びドクターブレード
27が正常状態(スクイズロール26が低速逆回転でド
クターブレード27がスクイズロール26に当接した状
態)に戻った瞬間、スクイズロール26は同速正回転時
に於いてドクターブレード27と接触せずに少なくとも
一回転以上している為、表面全周に亘ってワニス25が
付着した状態となっている。従って、ドクターブレード
27が作動してスクイズロール26のワニス25の掻き
取られた部分がシート材11との接点位置に到着するに
は、(785mm(スクイズロール26の円周)÷3
3.3mm/sec(スクイズロール26の周速度))
×(240°÷360°)≒15.7secの時間を要
する。この間にシート材11は、250mm/sec×
15.7sec=3925mm(3.925m)だけ走
行することになる。この長さがシート材11の不良部分
となる。
【0033】結局、従来のワニス含浸量調整装置17に
於いては、シート材11の継目11a通過時に発生する
不良部分の長さは、少ない場合(4秒の場合)には1m
+1m+3.925m=5.925mに達し、多い場合
(8秒の場合)には2m+2m+3.925m=7.9
25mに達する。又、この間のワニス25の付着量を4
00g/m2 とすると、シート材11の幅が1mの場
合、少なくて0.4kg/m2 ×5.925m×1m=
2.37kgのワニス25の損失となり、多くて0.4
kg/m2 ×7.925m×1m=3.17kgのワニ
ス25の損失となる。
於いては、シート材11の継目11a通過時に発生する
不良部分の長さは、少ない場合(4秒の場合)には1m
+1m+3.925m=5.925mに達し、多い場合
(8秒の場合)には2m+2m+3.925m=7.9
25mに達する。又、この間のワニス25の付着量を4
00g/m2 とすると、シート材11の幅が1mの場
合、少なくて0.4kg/m2 ×5.925m×1m=
2.37kgのワニス25の損失となり、多くて0.4
kg/m2 ×7.925m×1m=3.17kgのワニ
ス25の損失となる。
【0034】尚、図9はシート材11の継目11aが両
スクイズロール26間を通過する前後の時間経過とシー
ト材11の不良部分との関係を示す説明図であり、破線
で囲まれた部分がシート材11の不良部分である。
スクイズロール26間を通過する前後の時間経過とシー
ト材11の不良部分との関係を示す説明図であり、破線
で囲まれた部分がシート材11の不良部分である。
【0035】本発明は、上記の問題点を解消する為に創
作されたものであり、その目的はシート材の継目が両ス
クイズロール間を通過する際に発生するシート材の不良
部分の長さをより短くすることができると共に、ワニス
の損失量を減少できるようにしたワニス含浸量調整装置
及びその制御方法を提供するにある。
作されたものであり、その目的はシート材の継目が両ス
クイズロール間を通過する際に発生するシート材の不良
部分の長さをより短くすることができると共に、ワニス
の損失量を減少できるようにしたワニス含浸量調整装置
及びその制御方法を提供するにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の請求項1に記載の発明は、下方から上方へ
連続的に走行するワニスを含浸したシート材の両側位置
に正逆回転自在に配設された一対のスクイズロールと、
各スクイズロールの近傍位置に夫々配設され、スクイズ
ロールの表面に付着したワニスを掻き取る一対のドクタ
ーブレードとを具備し、両スクイズロール間の間隙を調
整することによってシート材のワニス含浸量を調整でき
るようにしたワニス含浸量調整装置に於いて、前記両ド
クターブレードは、スクイズロールの上部側表面に当接
自在な上部ブレードと、スクイズロールの下部側表面に
当接自在な下部ブレードとを夫々具備し、両スクイズロ
ールがシート材の走行方向と逆方向へ回転する逆回転時
には、下部ブレードがスクイズロールの下部側表面に当
接すると共に、上部ブレードがスクイズロールの上部側
表面から離間し、又、両スクイズロールがシート材の走
行方向と同方向へ回転する正回転時には、上部ブレード
がスクイズロールの上部側表面に当接すると共に、下部
ブレードがスクイズロールの下部側表面から離間するよ
うに構成したものである。
に、本発明の請求項1に記載の発明は、下方から上方へ
連続的に走行するワニスを含浸したシート材の両側位置
に正逆回転自在に配設された一対のスクイズロールと、
各スクイズロールの近傍位置に夫々配設され、スクイズ
ロールの表面に付着したワニスを掻き取る一対のドクタ
ーブレードとを具備し、両スクイズロール間の間隙を調
整することによってシート材のワニス含浸量を調整でき
るようにしたワニス含浸量調整装置に於いて、前記両ド
クターブレードは、スクイズロールの上部側表面に当接
自在な上部ブレードと、スクイズロールの下部側表面に
当接自在な下部ブレードとを夫々具備し、両スクイズロ
ールがシート材の走行方向と逆方向へ回転する逆回転時
には、下部ブレードがスクイズロールの下部側表面に当
接すると共に、上部ブレードがスクイズロールの上部側
表面から離間し、又、両スクイズロールがシート材の走
行方向と同方向へ回転する正回転時には、上部ブレード
がスクイズロールの上部側表面に当接すると共に、下部
ブレードがスクイズロールの下部側表面から離間するよ
うに構成したものである。
【0037】本発明の請求項2に記載の発明は、一定の
間隙をもって正逆回転自在に配設された一対のスクイズ
ロール間にワニスを含浸したシート材を下方から上方へ
連続的に走行せしめ、両スクイズロールをシート材の走
行方向と逆方向へ低速回転させつつ両スクイズロールに
よりシート材に付着した余分のワニスを絞り落とすと共
に、各スクイズロールの近傍位置に夫々配設した上部ブ
レード及び下部ブレードから成るドクターブレードの下
部ブレードをスクイズロールの下部側表面に当接させて
スクイズロールの表面に付着したワニスを掻き取るよう
にしたワニス含浸量調整装置に於いて、シート材の継目
が両スクイズロール間を通過する少し前に、両スクイズ
ロールを低速逆回転からシート材の走行速度と同速の正
回転に切替えると同時に、下部ブレードをスクイズロー
ルの下部側表面から離間させて上部ブレードをスクイズ
ロールの上部側表面に当接させ、又、シート材の継目が
両スクイズロール間を通過した後若しくは通過した瞬間
に、両スクイズロールをシート材の走行速度と同速の正
回転からシート材の走行速度と同速の逆回転に切替える
と同時に、上部ブレードをスクイズロールの上部側表面
から離間させて下部ブレードをスクイズロールの下部側
表面に当接させ、その後、両スクイズロールをシート材
の走行速度と同速の逆回転から低速逆回転に切替えるよ
うにしたものである。
間隙をもって正逆回転自在に配設された一対のスクイズ
ロール間にワニスを含浸したシート材を下方から上方へ
連続的に走行せしめ、両スクイズロールをシート材の走
行方向と逆方向へ低速回転させつつ両スクイズロールに
よりシート材に付着した余分のワニスを絞り落とすと共
に、各スクイズロールの近傍位置に夫々配設した上部ブ
レード及び下部ブレードから成るドクターブレードの下
部ブレードをスクイズロールの下部側表面に当接させて
スクイズロールの表面に付着したワニスを掻き取るよう
にしたワニス含浸量調整装置に於いて、シート材の継目
が両スクイズロール間を通過する少し前に、両スクイズ
ロールを低速逆回転からシート材の走行速度と同速の正
回転に切替えると同時に、下部ブレードをスクイズロー
ルの下部側表面から離間させて上部ブレードをスクイズ
ロールの上部側表面に当接させ、又、シート材の継目が
両スクイズロール間を通過した後若しくは通過した瞬間
に、両スクイズロールをシート材の走行速度と同速の正
回転からシート材の走行速度と同速の逆回転に切替える
と同時に、上部ブレードをスクイズロールの上部側表面
から離間させて下部ブレードをスクイズロールの下部側
表面に当接させ、その後、両スクイズロールをシート材
の走行速度と同速の逆回転から低速逆回転に切替えるよ
うにしたものである。
【0038】本発明の請求項3に記載の発明は、一定の
間隙をもって正逆回転自在に配設された一対のスクイズ
ロール間にワニスを含浸したシート材を下方から上方へ
連続的に走行せしめ、両スクイズロールをシート材の走
行方向と逆方向へ低速回転させつつ両スクイズロールに
よりシート材に付着した余分のワニスを絞り落とすと共
に、各スクイズロールの近傍位置に夫々配設した上部ブ
レード及び下部ブレードから成るドクターブレードの下
部ブレードをスクイズロールの下部側表面に当接させて
スクイズロールの表面に付着したワニスを掻き取るよう
にしたワニス含浸量調整装置に於いて、シート材の継目
が両スクイズロール間を通過する少し前に、両スクイズ
ロールを低速逆回転からシート材の走行速度と同速の正
回転に切替えると同時に、下部ブレードをスクイズロー
ルの下部側表面から離間させて上部ブレードをスクイズ
ロールの上部側表面に当接させ、又、シート材の継目が
両スクイズロール間を通過した後若しくは通過した瞬間
に、両スクイズロールをシート材の走行速度と同速の正
回転から低速逆回転に切替えると同時に、上部ブレード
をスクイズロールの上部側表面から離間させて下部ブレ
ードをスクイズロールの下部側表面に当接させるように
したものである。
間隙をもって正逆回転自在に配設された一対のスクイズ
ロール間にワニスを含浸したシート材を下方から上方へ
連続的に走行せしめ、両スクイズロールをシート材の走
行方向と逆方向へ低速回転させつつ両スクイズロールに
よりシート材に付着した余分のワニスを絞り落とすと共
に、各スクイズロールの近傍位置に夫々配設した上部ブ
レード及び下部ブレードから成るドクターブレードの下
部ブレードをスクイズロールの下部側表面に当接させて
スクイズロールの表面に付着したワニスを掻き取るよう
にしたワニス含浸量調整装置に於いて、シート材の継目
が両スクイズロール間を通過する少し前に、両スクイズ
ロールを低速逆回転からシート材の走行速度と同速の正
回転に切替えると同時に、下部ブレードをスクイズロー
ルの下部側表面から離間させて上部ブレードをスクイズ
ロールの上部側表面に当接させ、又、シート材の継目が
両スクイズロール間を通過した後若しくは通過した瞬間
に、両スクイズロールをシート材の走行速度と同速の正
回転から低速逆回転に切替えると同時に、上部ブレード
をスクイズロールの上部側表面から離間させて下部ブレ
ードをスクイズロールの下部側表面に当接させるように
したものである。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のワニス含浸
量調整装置の一例を示す概略断面図である。当該ワニス
含浸量調整装置は、繊維製の長尺状シート材1にワニス
2を含浸する含浸装置(図示省略)の上方位置に配設さ
れて居り、シート材1に含浸されたワニス2の量を調整
すると共に、シート材1の表面を平滑且つ均等化するよ
うにしたものである。
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のワニス含浸
量調整装置の一例を示す概略断面図である。当該ワニス
含浸量調整装置は、繊維製の長尺状シート材1にワニス
2を含浸する含浸装置(図示省略)の上方位置に配設さ
れて居り、シート材1に含浸されたワニス2の量を調整
すると共に、シート材1の表面を平滑且つ均等化するよ
うにしたものである。
【0040】即ち、ワニス含浸量調整装置は、含浸装置
を出て下方から上方へ縦向きに連続的に走行する長尺状
シート材1の両側位置に一定の間隙をもって正逆回転自
在に配設された一対のスクイズロール3と、各スクイズ
ロール3の近傍位置に夫々配設され、スクイズロール3
の表面に付着したワニス2を掻き取る一対のドクターブ
レード4とを具備し、両スクイズロール3間の間隙を調
整することによってシート材1に含浸されたワニス2の
量を調整できるように構成されている。
を出て下方から上方へ縦向きに連続的に走行する長尺状
シート材1の両側位置に一定の間隙をもって正逆回転自
在に配設された一対のスクイズロール3と、各スクイズ
ロール3の近傍位置に夫々配設され、スクイズロール3
の表面に付着したワニス2を掻き取る一対のドクターブ
レード4とを具備し、両スクイズロール3間の間隙を調
整することによってシート材1に含浸されたワニス2の
量を調整できるように構成されている。
【0041】尚、シート材1を形成する繊維には、ガラ
ス繊維、炭素繊維、ボロン繊維、紙等が、又、ワニス2
の主成分である樹脂には、エポキシ樹脂、ポリイミド樹
脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹
脂、シリコン樹脂等が使用されている。更に、樹脂を溶
かす溶媒には、アセトン、メチルエチルケトン、トルエ
ン、DMF、MCS等が使用されている。
ス繊維、炭素繊維、ボロン繊維、紙等が、又、ワニス2
の主成分である樹脂には、エポキシ樹脂、ポリイミド樹
脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹
脂、シリコン樹脂等が使用されている。更に、樹脂を溶
かす溶媒には、アセトン、メチルエチルケトン、トルエ
ン、DMF、MCS等が使用されている。
【0042】前記両スクイズロール3は、ステンレス鋼
等の金属材により表面が円滑に研磨された円筒状に形成
されて居り、下方から上方へ縦向きに走行移動するシー
ト材1を両面側から挾むようにして該シート材1の両側
位置に水平姿勢で且つ正逆回転自在に配設されている。
又、両スクイズロール3は、その軸3aがモータ駆動装
置(図示省略)に連動連結されて居り、該モータ駆動装
置により正逆回転でき且つ回転速度を可変できるように
駆動制御されている。
等の金属材により表面が円滑に研磨された円筒状に形成
されて居り、下方から上方へ縦向きに走行移動するシー
ト材1を両面側から挾むようにして該シート材1の両側
位置に水平姿勢で且つ正逆回転自在に配設されている。
又、両スクイズロール3は、その軸3aがモータ駆動装
置(図示省略)に連動連結されて居り、該モータ駆動装
置により正逆回転でき且つ回転速度を可変できるように
駆動制御されている。
【0043】更に、両スクイズロール3間の間隙は、シ
ート材1が両スクイズロール3に挾まれた状態で下方か
ら上方へ通過できるように選定されて居り、シート材1
の厚みに応じて調整できるようになっている。即ち、一
方のスクイズロール3(図1の右側)は、一定の位置に
正逆回転自在に配設され、又、他方のスクイズロール3
(図1の左側)は、正逆回転自在で且つ両スクイズロー
ル3間の間隙を調整できるように横方向(図1の左右方
向)へ移動調整自在となって居り、エアシリンダ5によ
り右側のスクイズロール3側へ押し付けられ、移動調整
自在なストッパー(図示省略)により所定の位置で停止
するようになっている。
ート材1が両スクイズロール3に挾まれた状態で下方か
ら上方へ通過できるように選定されて居り、シート材1
の厚みに応じて調整できるようになっている。即ち、一
方のスクイズロール3(図1の右側)は、一定の位置に
正逆回転自在に配設され、又、他方のスクイズロール3
(図1の左側)は、正逆回転自在で且つ両スクイズロー
ル3間の間隙を調整できるように横方向(図1の左右方
向)へ移動調整自在となって居り、エアシリンダ5によ
り右側のスクイズロール3側へ押し付けられ、移動調整
自在なストッパー(図示省略)により所定の位置で停止
するようになっている。
【0044】従って、ストッパーの位置を適宜に変更
し、空気供給管6及び三方切換弁7を介してエアシリン
ダ5に作動用空気を供給することによって、両スクイズ
ロール3間の間隙を任意に調整することができる。この
とき、ストッパーの位置決め作用及びエアシリンダ5の
押圧作用により、両スクイズロール3間の間隙は調整さ
れた幅に一定に保たれることになる。又、三方切換弁7
を切り換えてエアシリンダ5から作動用空気を抜くこと
によって、左側のスクイズロール3は右側のスクイズロ
ール3から離間する方向へ移動可能となり、その結果両
スクイズロール3間の間隙は拡張可能となる。
し、空気供給管6及び三方切換弁7を介してエアシリン
ダ5に作動用空気を供給することによって、両スクイズ
ロール3間の間隙を任意に調整することができる。この
とき、ストッパーの位置決め作用及びエアシリンダ5の
押圧作用により、両スクイズロール3間の間隙は調整さ
れた幅に一定に保たれることになる。又、三方切換弁7
を切り換えてエアシリンダ5から作動用空気を抜くこと
によって、左側のスクイズロール3は右側のスクイズロ
ール3から離間する方向へ移動可能となり、その結果両
スクイズロール3間の間隙は拡張可能となる。
【0045】尚、両スクイズロール3の長さは、シート
材1の幅(通常0.5〜2.5m)よりも長くなるよう
に選定されている。又、両スクイズロール3の直径は、
200〜300mmに選定されている。
材1の幅(通常0.5〜2.5m)よりも長くなるよう
に選定されている。又、両スクイズロール3の直径は、
200〜300mmに選定されている。
【0046】一方、前記両ドクターブレード4は、各ス
クイズロール3の近傍位置に支持軸4cを介して夫々揺
動自在に配設されて居り、スクイズロール3の上部側表
面に長手方向に亘って当接自在な上部ブレード4aと、
スクイズロール3の下部側表面に長手方向に亘って当接
自在な下部ブレード4bとを備えている。この上部ブレ
ード4a及び下部ブレード4bは、スクイズロール3に
当接したときに接線方向を向くようになっている。
クイズロール3の近傍位置に支持軸4cを介して夫々揺
動自在に配設されて居り、スクイズロール3の上部側表
面に長手方向に亘って当接自在な上部ブレード4aと、
スクイズロール3の下部側表面に長手方向に亘って当接
自在な下部ブレード4bとを備えている。この上部ブレ
ード4a及び下部ブレード4bは、スクイズロール3に
当接したときに接線方向を向くようになっている。
【0047】更に、両ドクターブレード4は、両スクイ
ズロール3がシート材1の走行方向と逆方向(図1の矢
印方向)へ回転(以下逆回転と云う)するときには、上
部ブレード4aがスクイズロール3の上部側表面から離
間すると共に、下部ブレード4bがスクイズロール3の
下部側表面に当接し、又、両スクイズロール3がシート
材1の走行方向と同方向(図2の矢印方向)へ回転(以
下正回転と云う)するときには、上部ブレード4aがス
クイズロール3の上部側表面に当接すると共に、下部ブ
レード4bがスクイズロール3の下部側表面から離間す
るように、エアシリンダ8a及びリンク8bから成るブ
レード揺動装置8により夫々揺動駆動されている。
ズロール3がシート材1の走行方向と逆方向(図1の矢
印方向)へ回転(以下逆回転と云う)するときには、上
部ブレード4aがスクイズロール3の上部側表面から離
間すると共に、下部ブレード4bがスクイズロール3の
下部側表面に当接し、又、両スクイズロール3がシート
材1の走行方向と同方向(図2の矢印方向)へ回転(以
下正回転と云う)するときには、上部ブレード4aがス
クイズロール3の上部側表面に当接すると共に、下部ブ
レード4bがスクイズロール3の下部側表面から離間す
るように、エアシリンダ8a及びリンク8bから成るブ
レード揺動装置8により夫々揺動駆動されている。
【0048】尚、上部ブレード4aの先端は、スクイズ
ロール3の上部側表面位置で且つスクイズロール3とシ
ート材1の接点位置から約120°の位置に当接するよ
うになっている。又、下部ブレード4bの先端は、スク
イズロール3の下部側表面位置で且つスクイズロール3
とシート材1の接点位置から約120°の位置に当接す
るようになっている。更に、可動側のスクイズロール3
(図1の左側)に当接するドクターブレード4(図1の
左側)は、図示していないが、左右方向へ移動できるよ
うになって居り、左側のスクイズロール3が左右方向へ
移動する際にこれに追随するようになっている。従っ
て、上部ブレード4a及び下部ブレード4bの先端は、
スクイズロール3の左右方向への移動に拘わらず、スク
イズロール3の表面の同じ位置(スクイズロール3とシ
ート材1の接点位置から約120°の位置)に当接する
ことになる。
ロール3の上部側表面位置で且つスクイズロール3とシ
ート材1の接点位置から約120°の位置に当接するよ
うになっている。又、下部ブレード4bの先端は、スク
イズロール3の下部側表面位置で且つスクイズロール3
とシート材1の接点位置から約120°の位置に当接す
るようになっている。更に、可動側のスクイズロール3
(図1の左側)に当接するドクターブレード4(図1の
左側)は、図示していないが、左右方向へ移動できるよ
うになって居り、左側のスクイズロール3が左右方向へ
移動する際にこれに追随するようになっている。従っ
て、上部ブレード4a及び下部ブレード4bの先端は、
スクイズロール3の左右方向への移動に拘わらず、スク
イズロール3の表面の同じ位置(スクイズロール3とシ
ート材1の接点位置から約120°の位置)に当接する
ことになる。
【0049】上記例に於いては、片方のスクイズロール
3のみを横方向へ移動自在とし、このスクイズロール3
を横方向へ移動させることによって、両スクイズロール
3間の間隙を調整するようにしたが、他の例に於いて
は、両方のスクイズロール3を横方向へ移動自在とし、
両方のスクイズロール3を横方向へ移動させることによ
って、両スクイズロール3間の間隙を調整するようにし
ても良い。
3のみを横方向へ移動自在とし、このスクイズロール3
を横方向へ移動させることによって、両スクイズロール
3間の間隙を調整するようにしたが、他の例に於いて
は、両方のスクイズロール3を横方向へ移動自在とし、
両方のスクイズロール3を横方向へ移動させることによ
って、両スクイズロール3間の間隙を調整するようにし
ても良い。
【0050】上記例に於いては、ドクターブレード4を
エアシリンダ8a及びリンク8bから成るブレード揺動
装置8により揺動操作するようにしたが、他の例に於い
ては、ドクターブレード4をモータ(図示省略)等によ
り揺動操作するようにしても良い。
エアシリンダ8a及びリンク8bから成るブレード揺動
装置8により揺動操作するようにしたが、他の例に於い
ては、ドクターブレード4をモータ(図示省略)等によ
り揺動操作するようにしても良い。
【0051】而して、前記ワニス含浸量調整装置に於い
て、含浸プラントの正常運転時には、シート材1(通常
幅0.5〜2.5m、厚さ約200μ)は、含浸装置の
ワニス槽内を経てワニス2を含んだ濡れた状態で両スク
イズロール3間の間隙を5〜20m/minの速度で下
方から上方へ通過する。
て、含浸プラントの正常運転時には、シート材1(通常
幅0.5〜2.5m、厚さ約200μ)は、含浸装置の
ワニス槽内を経てワニス2を含んだ濡れた状態で両スク
イズロール3間の間隙を5〜20m/minの速度で下
方から上方へ通過する。
【0052】このとき、両スクイズロール3間の間隙
は、シート材1の厚さや含浸すべきワニス2の量に合わ
せて予め調整されて居り、エアシリンダ5及びストッパ
ーにより通常350〜400μに保たれている。又、両
スクイズロール3は、1〜2m/minの低速度で逆回
転している。その結果、シート材1に含浸された余分の
ワニス2は、図1に示す如く、両スクイズロール3間の
間隙を通過できず、スクイズロール3の下部側表面を伝
って流れる。この流れたワニス2は、スクイズロール3
の下部側表面に当接しているドクターブレード4の下部
ブレード4bにより掻き落とされ、含浸装置のワニス槽
内へ戻る。尚、ドクターブレード4の上部ブレード4a
は、スクイズロール3から離間している。
は、シート材1の厚さや含浸すべきワニス2の量に合わ
せて予め調整されて居り、エアシリンダ5及びストッパ
ーにより通常350〜400μに保たれている。又、両
スクイズロール3は、1〜2m/minの低速度で逆回
転している。その結果、シート材1に含浸された余分の
ワニス2は、図1に示す如く、両スクイズロール3間の
間隙を通過できず、スクイズロール3の下部側表面を伝
って流れる。この流れたワニス2は、スクイズロール3
の下部側表面に当接しているドクターブレード4の下部
ブレード4bにより掻き落とされ、含浸装置のワニス槽
内へ戻る。尚、ドクターブレード4の上部ブレード4a
は、スクイズロール3から離間している。
【0053】そして、ドクターブレード4の下部ブレー
ド4bでワニス2が掻き落とされた後のスクイズロール
3の表面は、ワニス2の付着していない平滑面となり、
両スクイズロール3間を通過したシート材1の表面を平
滑にする。
ド4bでワニス2が掻き落とされた後のスクイズロール
3の表面は、ワニス2の付着していない平滑面となり、
両スクイズロール3間を通過したシート材1の表面を平
滑にする。
【0054】このようにして、含浸プラントの正常運転
時には、両スクイズロール3の絞り作用及びドクターブ
レード4掻き取り作用によって、シート材1に所定量の
ワニス2(例えばシート材1m2 当り200gのワニ
ス)が含浸された状態となり、該シート材1の表面も平
滑且つ均等化される。
時には、両スクイズロール3の絞り作用及びドクターブ
レード4掻き取り作用によって、シート材1に所定量の
ワニス2(例えばシート材1m2 当り200gのワニ
ス)が含浸された状態となり、該シート材1の表面も平
滑且つ均等化される。
【0055】次に、新旧二つのシート材1の継目1aが
両スクイズロール3間を通過する場合について説明す
る。即ち、シート材1の継目1a(長さ50mm、厚さ
450μ)が両スクイズロール3間へ来たときには、該
継目1aが両スクイズロール3間を通過することができ
ず、エアシリンダ5から作動用空気を抜いても逆回転し
ているスクイズロール3が邪魔をしてシート材1が切断
されたりすることがある。
両スクイズロール3間を通過する場合について説明す
る。即ち、シート材1の継目1a(長さ50mm、厚さ
450μ)が両スクイズロール3間へ来たときには、該
継目1aが両スクイズロール3間を通過することができ
ず、エアシリンダ5から作動用空気を抜いても逆回転し
ているスクイズロール3が邪魔をしてシート材1が切断
されたりすることがある。
【0056】そこで、シート材1の継目1aが両スクイ
ズロール3間を通過する数秒前には、カウンターやセン
サー(何れも図示省略)により継目1aが通過すること
を検知し、これに基づいて図2に示すように両スクイズ
ロール3をシート材1の速度と同速(5〜20m/mi
n)で正回転させると共に、エアシリンダ5から作動用
空気を抜く。又、同時にドクターブレード4の下部ブレ
ード4bをスクイズロール3から離間させると共に、上
部ブレード4aをスクイズロール3の上部側表面に当接
させる(第一回目の切替え)。
ズロール3間を通過する数秒前には、カウンターやセン
サー(何れも図示省略)により継目1aが通過すること
を検知し、これに基づいて図2に示すように両スクイズ
ロール3をシート材1の速度と同速(5〜20m/mi
n)で正回転させると共に、エアシリンダ5から作動用
空気を抜く。又、同時にドクターブレード4の下部ブレ
ード4bをスクイズロール3から離間させると共に、上
部ブレード4aをスクイズロール3の上部側表面に当接
させる(第一回目の切替え)。
【0057】これによって、シート材1の継目1aは、
両スクイズロール3間を無事に通過することができる。
このとき、スクイズロール3の表面に付着したワニス2
は、ドクターブレード4の上部ブレード4aにより掻き
落とされ、含浸装置のワニス槽内へ戻る。
両スクイズロール3間を無事に通過することができる。
このとき、スクイズロール3の表面に付着したワニス2
は、ドクターブレード4の上部ブレード4aにより掻き
落とされ、含浸装置のワニス槽内へ戻る。
【0058】そして、シート材1の継目1aが両スクイ
ズロール3間を通過した数秒後には、図3に示すように
両スクイズロール3をシート材1の走行速度と同速(5
〜20m/min)で逆回転させると共に、エアシリン
ダ5に作動用空気を供給し、両スクイズロール3間の間
隙を一定に保つ。又、同時にドクターブレード4の上部
ブレード4aをスクイズロール3から離間させると共
に、下部ブレード4bをスクイズロール3の下部側表面
に当接させる(第二回目の切替え)。
ズロール3間を通過した数秒後には、図3に示すように
両スクイズロール3をシート材1の走行速度と同速(5
〜20m/min)で逆回転させると共に、エアシリン
ダ5に作動用空気を供給し、両スクイズロール3間の間
隙を一定に保つ。又、同時にドクターブレード4の上部
ブレード4aをスクイズロール3から離間させると共
に、下部ブレード4bをスクイズロール3の下部側表面
に当接させる(第二回目の切替え)。
【0059】尚、第二回目の切替えの時期は、シート材
1の継目1aが両スクイズロール3間を無事通過した数
秒後にするのが、含浸プラントの安全運転上好ましい。
1の継目1aが両スクイズロール3間を無事通過した数
秒後にするのが、含浸プラントの安全運転上好ましい。
【0060】ところで、両スクイズロール3をシート材
1の走行速度と同速の正回転から逆回転へ切替えた瞬間
のスクイズロール3は、上部側表面がスクイズロール3
とシート材1の接点位置から120°の範囲だけワニス
2で濡れた状態となって居り、残りの表面は上部ブレー
ド4aでワニス2が掻き落とされていたのでワニス2の
付着していない平滑面となっている。
1の走行速度と同速の正回転から逆回転へ切替えた瞬間
のスクイズロール3は、上部側表面がスクイズロール3
とシート材1の接点位置から120°の範囲だけワニス
2で濡れた状態となって居り、残りの表面は上部ブレー
ド4aでワニス2が掻き落とされていたのでワニス2の
付着していない平滑面となっている。
【0061】従って、両スクイズロール3をシート材1
の走行速度と同速の逆回転に切替えると、スクイズロー
ル3のワニス2の付着していない部分が短時間でシート
材1との接点位置へ来ることになる。又、スクイズロー
ル3の下部表面側にはワニス2が付着し始めるが、この
ワニス2は下部ブレード4bにより掻き落とされる。
の走行速度と同速の逆回転に切替えると、スクイズロー
ル3のワニス2の付着していない部分が短時間でシート
材1との接点位置へ来ることになる。又、スクイズロー
ル3の下部表面側にはワニス2が付着し始めるが、この
ワニス2は下部ブレード4bにより掻き落とされる。
【0062】そして、両スクイズロール3の同速逆回転
後、スクイズロール3の表面は短時間で正常運転時と同
じ状態(図1と同じ状態)になるので、ここで両スクイ
ズロール3をシート材1の走行速度と同速の逆回転から
低速逆回転に切替える(第三回目の切替え)。
後、スクイズロール3の表面は短時間で正常運転時と同
じ状態(図1と同じ状態)になるので、ここで両スクイ
ズロール3をシート材1の走行速度と同速の逆回転から
低速逆回転に切替える(第三回目の切替え)。
【0063】このように、本発明のワニス含浸量調整装
置に於いては、シート材1の継目1aが両スクイズロー
ル3間を通過する間も、上部ブレード4a及び下部ブレ
ード4bを備えたドクターブレード4によりスクイズロ
ール3の表面に付着したワニス2を常時掻き取るように
している為、スクイズロール3の表面の一部分にしかワ
ニス2が付着しないことになる。その結果、シート材1
の継目1a前後に発生する不良部分の長さを短くするこ
とができる。
置に於いては、シート材1の継目1aが両スクイズロー
ル3間を通過する間も、上部ブレード4a及び下部ブレ
ード4bを備えたドクターブレード4によりスクイズロ
ール3の表面に付着したワニス2を常時掻き取るように
している為、スクイズロール3の表面の一部分にしかワ
ニス2が付着しないことになる。その結果、シート材1
の継目1a前後に発生する不良部分の長さを短くするこ
とができる。
【0064】上記例に於いては、シート材1の継目1a
が両スクイズロール3間を通過した数秒後に、スクイズ
ロール3及びドクターブレード4を夫々切替え操作する
ようにしたが、他の例に於いては、シート材1の継目1
aが両スクイズロール3間を通過した瞬間に、両スクイ
ズロール3をシート材1の走行速度と同速の逆回転に切
替えると共に、上部ブレード4aをスクイズロール3の
上部側表面から離間させて下部ブレード4bをスクイズ
ロール3の下部側表面に当接させ、その後、両スクイズ
ロール3をシート材1の走行速度と同速の逆回転から低
速逆回転に切替えるようにしても良い。尚、シート材1
の継目1aが両スクイズロール3間を通過する瞬間は、
スクイズロール3の振動とセンサーとにより検知するこ
とができる。即ち、シート材1の継目1aが両スクイズ
ロール3間を通過する瞬間は、シート材1の継目1aの
長さが長く且つ厚みも可なりあることとも相俟って、ス
クイズロール3に振動が生じる。この振動を感知する振
動センサーをスクイズロール3に設けるか、若しくは光
センサーを設けることにより、シート材1の継目1aが
通過する瞬間を正確に検知することができる。この瞬間
を検知したきに第二回目の切替えを行うと、シート材1
の不良部分の長さを大幅に短縮することができる。
が両スクイズロール3間を通過した数秒後に、スクイズ
ロール3及びドクターブレード4を夫々切替え操作する
ようにしたが、他の例に於いては、シート材1の継目1
aが両スクイズロール3間を通過した瞬間に、両スクイ
ズロール3をシート材1の走行速度と同速の逆回転に切
替えると共に、上部ブレード4aをスクイズロール3の
上部側表面から離間させて下部ブレード4bをスクイズ
ロール3の下部側表面に当接させ、その後、両スクイズ
ロール3をシート材1の走行速度と同速の逆回転から低
速逆回転に切替えるようにしても良い。尚、シート材1
の継目1aが両スクイズロール3間を通過する瞬間は、
スクイズロール3の振動とセンサーとにより検知するこ
とができる。即ち、シート材1の継目1aが両スクイズ
ロール3間を通過する瞬間は、シート材1の継目1aの
長さが長く且つ厚みも可なりあることとも相俟って、ス
クイズロール3に振動が生じる。この振動を感知する振
動センサーをスクイズロール3に設けるか、若しくは光
センサーを設けることにより、シート材1の継目1aが
通過する瞬間を正確に検知することができる。この瞬間
を検知したきに第二回目の切替えを行うと、シート材1
の不良部分の長さを大幅に短縮することができる。
【0065】又、上記各例に於いては、シート材1の継
目1aが両スクイズロール3間を通過した数秒後若しく
は通過した瞬間に、両スクイズロール3をシート材1の
走行速度と同速の逆回転に切替え、その後両スクイズロ
ール3を低速逆回転に切替えるようにしたが、他の例に
於いては、両スクイズロール3の同速逆回転を省略する
ようにしても良い。即ち、シート材1の継目1aが両ス
クイズロール3間を通過した数秒後若しくは通過した瞬
間に、両スクイズロール3をシート材1の走行速度と同
速の正回転から低速逆回転に切替えると共に、上部ブレ
ード4aをスクイズロール3の上部側表面から離間させ
て下部ブレード4bをスクイズロール3の下部側表面に
当接させるようにしても良い。この場合にも、シート材
1の不良部分の長さを短縮することができる。
目1aが両スクイズロール3間を通過した数秒後若しく
は通過した瞬間に、両スクイズロール3をシート材1の
走行速度と同速の逆回転に切替え、その後両スクイズロ
ール3を低速逆回転に切替えるようにしたが、他の例に
於いては、両スクイズロール3の同速逆回転を省略する
ようにしても良い。即ち、シート材1の継目1aが両ス
クイズロール3間を通過した数秒後若しくは通過した瞬
間に、両スクイズロール3をシート材1の走行速度と同
速の正回転から低速逆回転に切替えると共に、上部ブレ
ード4aをスクイズロール3の上部側表面から離間させ
て下部ブレード4bをスクイズロール3の下部側表面に
当接させるようにしても良い。この場合にも、シート材
1の不良部分の長さを短縮することができる。
【0066】
【実施例】本発明のワニス含浸量調整装置を用いて下記
の表2の条件(表1と同じ条件)で含浸プラントを運転
し、シート材1の不良部分の発生量を確かめて見ると、
不良部分の発生が大幅に減少することが判明した。
の表2の条件(表1と同じ条件)で含浸プラントを運転
し、シート材1の不良部分の発生量を確かめて見ると、
不良部分の発生が大幅に減少することが判明した。
【0067】
【表2】
【0068】尚、スクイズロール3及びドクターブレー
ド4の切替えタイミングは、継目検出用のセンサーやモ
ータ駆動装置等の性能、時間遅れ等を配慮して、継目1
aが両スクイズロール3間を通過する8秒前若しくは4
秒前と、継目1aが両スクイズロール3間を通過した8
秒後若しくは4秒後とに、夫々行われている。
ド4の切替えタイミングは、継目検出用のセンサーやモ
ータ駆動装置等の性能、時間遅れ等を配慮して、継目1
aが両スクイズロール3間を通過する8秒前若しくは4
秒前と、継目1aが両スクイズロール3間を通過した8
秒後若しくは4秒後とに、夫々行われている。
【0069】而して、シート材1に不良部分が発生する
のは、第一回目の切替えを行った瞬間から継目1aが
両スクイズロール3間を通過する瞬間までの間、継目
1aが両スクイズロール3間を通過した瞬間から第二回
目の切替えを行うまでの間、及び第二回目の切替えを
行った瞬間から両スクイズロール3が所定角度だけ回転
するまでの間である。
のは、第一回目の切替えを行った瞬間から継目1aが
両スクイズロール3間を通過する瞬間までの間、継目
1aが両スクイズロール3間を通過した瞬間から第二回
目の切替えを行うまでの間、及び第二回目の切替えを
行った瞬間から両スクイズロール3が所定角度だけ回転
するまでの間である。
【0070】即ち、上記の間に発生するシート材1の
不良部分の長さは、スクイズロール3及びドクターブレ
ード4を8秒前に切替えた場合、250mm/sec×
8sec=2000mm(2m)となり、スクイズロー
ル3及びドクターブレード4を4秒前に切替えた場合、
250mm/sec×4sec=1000mm(1m)
となる。
不良部分の長さは、スクイズロール3及びドクターブレ
ード4を8秒前に切替えた場合、250mm/sec×
8sec=2000mm(2m)となり、スクイズロー
ル3及びドクターブレード4を4秒前に切替えた場合、
250mm/sec×4sec=1000mm(1m)
となる。
【0071】又、上記の間に発生するシート材1の不
良部分の長さは、スクイズロール3及びドクターブレー
ド4を8秒後に切替えた場合、250mm/sec×8
sec=2000mm(2m)となり、スクイズロール
3及びドクターブレード4を4秒後に切替えた場合、2
50mm/sec×4sec=1000mm(1m)と
なる。
良部分の長さは、スクイズロール3及びドクターブレー
ド4を8秒後に切替えた場合、250mm/sec×8
sec=2000mm(2m)となり、スクイズロール
3及びドクターブレード4を4秒後に切替えた場合、2
50mm/sec×4sec=1000mm(1m)と
なる。
【0072】更に、上記の間に発生するシート材11
の不良部分の長さは、約262mm(0.262m)と
なる。即ち、スクイズロール3の同速正回転時に於ける
最後の状態は、スクイズロール3の上部側表面に120
°の範囲に亘ってワニス2が付着し、残りの部分はワニ
ス2が付着していない状態である。この状態からスクイ
ズロール3の同速逆回転が始まると、ワニス2が付着し
ていない個所がシート材1とスクイズロール3との接点
位置へ到着するまでには、スクイズロール3がシート材
1の走行速度と同速で120°回転するだけの時間を要
する。即ち、スクイズロール3のワニス2の掻き取られ
た部分がシート材1との接点位置に到着するには、(7
85mm(スクイズロール3の円周)÷250mm/s
ec(スクイズロール3の周速度))×(120°÷3
60°)≒1.05secの時間を要する。この間にシ
ート材1は、250mm/sec×1.05sec≒2
62mm(0.262m)だけ走行することになる。こ
の長さがシート材1の不良部分となる。
の不良部分の長さは、約262mm(0.262m)と
なる。即ち、スクイズロール3の同速正回転時に於ける
最後の状態は、スクイズロール3の上部側表面に120
°の範囲に亘ってワニス2が付着し、残りの部分はワニ
ス2が付着していない状態である。この状態からスクイ
ズロール3の同速逆回転が始まると、ワニス2が付着し
ていない個所がシート材1とスクイズロール3との接点
位置へ到着するまでには、スクイズロール3がシート材
1の走行速度と同速で120°回転するだけの時間を要
する。即ち、スクイズロール3のワニス2の掻き取られ
た部分がシート材1との接点位置に到着するには、(7
85mm(スクイズロール3の円周)÷250mm/s
ec(スクイズロール3の周速度))×(120°÷3
60°)≒1.05secの時間を要する。この間にシ
ート材1は、250mm/sec×1.05sec≒2
62mm(0.262m)だけ走行することになる。こ
の長さがシート材1の不良部分となる。
【0073】従って、本発明のワニス含浸量調整装置に
於いては、シート材1の継目1a通過時に発生する不良
部分の長さは、少ない場合(4秒の場合)には1m+1
m+0.262m=2.262mに達し、多い場合(8
秒の場合)でも2m+2m+0.262m=4.262
mである。又、この間のワニス2の付着量を400g/
m2 とすると、シート材1の幅が1mの場合、少なくて
0.4kg/m2 ×2.262m×1m≒0.90kg
のワニス2の損失となり、多くて0.4kg/m2 ×
4.262m×1m≒1.70kgのワニス2の損失と
なる。
於いては、シート材1の継目1a通過時に発生する不良
部分の長さは、少ない場合(4秒の場合)には1m+1
m+0.262m=2.262mに達し、多い場合(8
秒の場合)でも2m+2m+0.262m=4.262
mである。又、この間のワニス2の付着量を400g/
m2 とすると、シート材1の幅が1mの場合、少なくて
0.4kg/m2 ×2.262m×1m≒0.90kg
のワニス2の損失となり、多くて0.4kg/m2 ×
4.262m×1m≒1.70kgのワニス2の損失と
なる。
【0074】尚、図4はシート材1の継目1aが両スク
イズロール3間を通過する前後の時間経過と不良部分と
の関係を示す説明図であり、破線で囲まれた部分がシー
ト材1の不良部分である。
イズロール3間を通過する前後の時間経過と不良部分と
の関係を示す説明図であり、破線で囲まれた部分がシー
ト材1の不良部分である。
【0075】上記実施例に於いては、スクイズロール3
を同速逆回転させてから低速逆回転させるようにした
が、他の実施例に於いては、スクイズロール3を同速逆
回転を経ずに同速正回転から低速逆回転させるようにし
ても良い。この場合、スクイズロール3のワニス2の掻
き取られた部分がシート材1との接点位置に到着するま
でには、(785mm(スクイズロール3の円周)÷3
3.3mm/sec(スクイズロール3の周速度))×
(120°÷360°)≒7.86secの時間を要す
る。この間にシート材1は、250mm/sec×7.
86sec=1965mm(1.965m)だけ走行す
ることになる。この長さのシート材1が不良品となる。
従って、シート材1の不良部分の全体の長さは、1m+
1m+1.965m=3.965mになる。
を同速逆回転させてから低速逆回転させるようにした
が、他の実施例に於いては、スクイズロール3を同速逆
回転を経ずに同速正回転から低速逆回転させるようにし
ても良い。この場合、スクイズロール3のワニス2の掻
き取られた部分がシート材1との接点位置に到着するま
でには、(785mm(スクイズロール3の円周)÷3
3.3mm/sec(スクイズロール3の周速度))×
(120°÷360°)≒7.86secの時間を要す
る。この間にシート材1は、250mm/sec×7.
86sec=1965mm(1.965m)だけ走行す
ることになる。この長さのシート材1が不良品となる。
従って、シート材1の不良部分の全体の長さは、1m+
1m+1.965m=3.965mになる。
【0076】又、上記実施例に於いては、シート材1の
継目1aがスクイズロール3間を通過して一定時間(4
秒若しくは8秒)経過した後に、両スクイズロール3を
シート材1の走行速度と同速の正回転からシート材1の
走行速度と同速の逆回転へ切替えるようにしたが、他の
例に於いては、シート材1の継目1aが両スクイズロー
ル3間を通過する瞬間を振動センサーや光センサーで検
知し、この瞬間に両スクイズロール3を同速正回転から
同速逆回転に切替えるようにしても良い。この場合、シ
ート材1の不良部分の発生はより少なくなる。
継目1aがスクイズロール3間を通過して一定時間(4
秒若しくは8秒)経過した後に、両スクイズロール3を
シート材1の走行速度と同速の正回転からシート材1の
走行速度と同速の逆回転へ切替えるようにしたが、他の
例に於いては、シート材1の継目1aが両スクイズロー
ル3間を通過する瞬間を振動センサーや光センサーで検
知し、この瞬間に両スクイズロール3を同速正回転から
同速逆回転に切替えるようにしても良い。この場合、シ
ート材1の不良部分の発生はより少なくなる。
【0077】下記の表3は従来のワニス含浸量調整装置
と本発明のワニス含浸量調整装置とを用いてシート材1
のワニス含浸量を調整した場合の該シート材1の不良部
分の長さとワニス2の損失量とを比較したものである。
と本発明のワニス含浸量調整装置とを用いてシート材1
のワニス含浸量を調整した場合の該シート材1の不良部
分の長さとワニス2の損失量とを比較したものである。
【0078】
【表3】
【0079】表3からも明らかなように、本発明のワニ
ス含浸量調整装置は、シート材1の不良部分の長さ及び
ワニス2の損失量を大幅に減少することができた。
ス含浸量調整装置は、シート材1の不良部分の長さ及び
ワニス2の損失量を大幅に減少することができた。
【0080】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、正逆回転自在な一対のスクイズロールの近
傍位置に、上部ブレード及び下部ブレードを備えたドク
ターブレードを夫々配設し、スクイズロールの逆回転時
には上部ブレードをスクイズロールの表面から離間させ
て下部ブレードをスクイズロールの表面に当接させ、
又、スクイズロールの正回転時には下部ブレードをスク
イズロールの表面から離間させて上部ブレードをスクイ
ズロールの表面に当接させるようにしている。即ち、シ
ート材の継目が両スクイズロール間を通過する際には、
スクイズロールの表面に付着したワニスを上部ブレード
及び下部ブレードを備えたドクターブレードで掻き取る
ようにしている為、スクイズロールの表面の一部にしか
ワニスが付着しないことになる。その結果、本発明は、
シート材の継目通過時に於ける不良部分の長さをより短
くすることができる。延いては、製品の歩留りを高める
ことができると共に、ワニスの損失量を大幅に減少する
ことができ、然も後続のシート材への汚損を防止するこ
とができる。
明によれば、正逆回転自在な一対のスクイズロールの近
傍位置に、上部ブレード及び下部ブレードを備えたドク
ターブレードを夫々配設し、スクイズロールの逆回転時
には上部ブレードをスクイズロールの表面から離間させ
て下部ブレードをスクイズロールの表面に当接させ、
又、スクイズロールの正回転時には下部ブレードをスク
イズロールの表面から離間させて上部ブレードをスクイ
ズロールの表面に当接させるようにしている。即ち、シ
ート材の継目が両スクイズロール間を通過する際には、
スクイズロールの表面に付着したワニスを上部ブレード
及び下部ブレードを備えたドクターブレードで掻き取る
ようにしている為、スクイズロールの表面の一部にしか
ワニスが付着しないことになる。その結果、本発明は、
シート材の継目通過時に於ける不良部分の長さをより短
くすることができる。延いては、製品の歩留りを高める
ことができると共に、ワニスの損失量を大幅に減少する
ことができ、然も後続のシート材への汚損を防止するこ
とができる。
【図1】本発明のワニス含浸量調整装置の一例を示し、
スクイズロールが低速逆回転している状態の概略断面図
である。
スクイズロールが低速逆回転している状態の概略断面図
である。
【図2】スクイズロールがシート材の速度と同速で正回
転している状態のワニス含浸量調整装置の概略断面図で
ある。
転している状態のワニス含浸量調整装置の概略断面図で
ある。
【図3】スクイズロールがシート材の速度と同速で逆回
転している状態のワニス含浸量調整装置の概略断面図で
ある。
転している状態のワニス含浸量調整装置の概略断面図で
ある。
【図4】本発明のワニス含浸量調整装置を用いた場合の
シート材の不良部分とシート材の継目がスクイズロール
を通過する前後の時間経過との関係を示す説明図であ
る。
シート材の不良部分とシート材の継目がスクイズロール
を通過する前後の時間経過との関係を示す説明図であ
る。
【図5】プリプレグを製造する含浸プラントの一例を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図6】従来のワニス含浸量調整装置を示し、スクイズ
ロールが低速逆回転している状態の概略断面図である。
ロールが低速逆回転している状態の概略断面図である。
【図7】従来のワニス含浸量調整装置を示し、スクイズ
ロールがシート材の速度と同速で正回転している状態の
概略断面図である。
ロールがシート材の速度と同速で正回転している状態の
概略断面図である。
【図8】新旧二つのシート材の継目部分の拡大縦断面図
である。
である。
【図9】従来のワニス含浸量調整装置を用いた場合のシ
ート材の不良部分とシート材の継目がスクイズロールを
通過する前後の時間経過との関係を示す説明図である。
ート材の不良部分とシート材の継目がスクイズロールを
通過する前後の時間経過との関係を示す説明図である。
1はシート材、1aはシート材の継目、2はワニス、3
はスクイズロール、4はドクターブレード、4aは上部
ブレード、4bは下部ブレード。
はスクイズロール、4はドクターブレード、4aは上部
ブレード、4bは下部ブレード。
Claims (3)
- 【請求項1】 下方から上方へ連続的に走行するワニス
(2)を含浸したシート材(1)の両側位置に正逆回転
自在に配設された一対のスクイズロール(3)と、各ス
クイズロール(3)の近傍位置に夫々配設され、スクイ
ズロール(3)の外周面に付着したワニス(2)を掻き
取る一対のドクターブレード(4)とを具備し、両スク
イズロール(3)間の間隙を調整することによってシー
ト材(1)のワニス含浸量を調整できるようにしたワニ
ス含浸量調整装置に於いて、前記両ドクターブレード
(4)は、スクイズロール(3)の上部側表面に当接自
在な上部ブレード(4a)と、スクイズロール(3)の
下部側表面に当接自在な下部ブレード(4b)とを夫々
具備し、両スクイズロール(3)がシート材(1)の走
行方向と逆方向へ回転する逆回転時には、下部ブレード
(4b)がスクイズロール(3)の下部側表面に当接す
ると共に、上部ブレード(4a)がスクイズロール
(3)の上部側表面から離間し、又、両スクイズロール
(3)がシート材(1)の走行方向と同方向へ回転する
正回転時には、上部ブレード(4a)がスクイズロール
(3)の上部側表面に当接すると共に、下部ブレード
(4b)がスクイズロール(3)の下部側表面から離間
するように構成されていることを特徴とするワニス含浸
量調整装置。 - 【請求項2】 一定の間隙をもって正逆回転自在に配設
された一対のスクイズロール(3)間にワニス(2)を
含浸したシート材(1)を下方から上方へ連続的に走行
せしめ、両スクイズロール(3)をシート材(1)の走
行方向と逆方向へ低速回転させつつ両スクイズロール
(3)によりシート材(1)に付着した余分のワニス
(2)を絞り落とすと共に、各スクイズロール(3)の
近傍位置に夫々配設した上部ブレード(4a)及び下部
ブレード(4b)から成るドクターブレード(4)の下
部ブレード(4b)をスクイズロール(3)の下部側表
面に当接させてスクイズロール(3)の表面に付着した
ワニス(2)を掻き取るようにしたワニス含浸量調整装
置に於いて、シート材(1)の継目(1a)が両スクイ
ズロール(3)間を通過する少し前に、両スクイズロー
ル(3)を低速逆回転からシート材(1)の走行速度と
同速の正回転に切替えると同時に、下部ブレード(4
b)をスクイズロール(3)の上部側表面から離間させ
て上部ブレード(4a)をスクイズロール(3)の上部
側表面に当接させ、又、シート材(1)の継目(1a)
が両スクイズロール(3)間を通過した後若しくは通過
した瞬間に、両スクイズロール(3)をシート材(1)
の走行速度と同速の正回転からシート材(1)の走行速
度と同速の逆回転に切替えると同時に、上部ブレード
(4a)をスクイズロール(3)の上部側表面から離間
させて下部ブレード(4b)をスクイズロール(3)の
下部側表面に当接させ、その後、両スクイズロール
(3)をシート材(1)の走行速度と同速の逆回転から
低速逆回転に切替えるようにしたことを特徴とするワニ
ス含浸量調整装置の制御方法。 - 【請求項3】 一定の間隙をもって正逆回転自在に配設
された一対のスクイズロール(3)間にワニス(2)を
含浸したシート材(1)を下方から上方へ連続的に走行
せしめ、両スクイズロール(3)をシート材(1)の走
行方向と逆方向へ低速回転させつつ両スクイズロール
(3)によりシート材(1)に付着した余分のワニス
(2)を絞り落とすと共に、各スクイズロール(3)の
近傍位置に夫々配設した上部ブレード(4a)及び下部
ブレード(4b)から成るドクターブレード(4)の下
部ブレード(4b)をスクイズロール(3)の下部側表
面に当接させてスクイズロール(3)の表面に付着した
ワニス(2)を掻き取るようにしたワニス含浸量調整装
置に於いて、シート材(1)の継目(1a)が両スクイ
ズロール(3)間を通過する少し前に、両スクイズロー
ル(3)を低速逆回転からシート材(1)の走行速度と
同速の正回転に切替えると同時に、下部ブレード(4
b)をスクイズロール(3)の下部側表面から離間させ
て上部ブレード(4a)をスクイズロール(3)の上部
側表面に当接させ、又、シート材(1)の継目(1a)
が両スクイズロール(3)間を通過した後若しくは通過
した瞬間に、両スクイズロール(3)をシート材(1)
の走行速度と同速の正回転から低速逆回転に切替えると
同時に、上部ブレード(4a)をスクイズロール(3)
の上部側表面から離間させて下部ブレード(4b)をス
クイズロール(3)の下部側表面に当接させるようにし
たことを特徴とするワニス含浸量調整装置の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3506396A JPH09225941A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | ワニス含浸量調整装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3506396A JPH09225941A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | ワニス含浸量調整装置及びその制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09225941A true JPH09225941A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12431571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3506396A Pending JPH09225941A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | ワニス含浸量調整装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09225941A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010215800A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Sumitomo Chemical Co Ltd | プリプレグの製造方法 |
| CN120839988A (zh) * | 2025-09-23 | 2025-10-28 | 广州烨诺科技有限公司 | 一种防黏胶压型机 |
-
1996
- 1996-02-22 JP JP3506396A patent/JPH09225941A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010215800A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Sumitomo Chemical Co Ltd | プリプレグの製造方法 |
| CN120839988A (zh) * | 2025-09-23 | 2025-10-28 | 广州烨诺科技有限公司 | 一种防黏胶压型机 |
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