JPH10244257A - 温水殺菌装置及び常時循環式の風呂ユニット装置 - Google Patents
温水殺菌装置及び常時循環式の風呂ユニット装置Info
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- JPH10244257A JPH10244257A JP9049052A JP4905297A JPH10244257A JP H10244257 A JPH10244257 A JP H10244257A JP 9049052 A JP9049052 A JP 9049052A JP 4905297 A JP4905297 A JP 4905297A JP H10244257 A JPH10244257 A JP H10244257A
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
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- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
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- Physical Water Treatments (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 放電ランプの発生する紫外線がレジオネラ菌
を殺菌するのに十分な紫外線照射量になるようにするこ
と。 【解決手段】 高圧放電ランプ31は250Wのランプ
電力を有し、ジャケット32の半径を1.25cmと
し、殺菌流水管33の内半径を2.5cm、ジャケット
32の紫外線透過率を0.72とすると、殺菌流水管3
3の内表面で、紫外線強度が35mW秒/cm2程あ
り、流速10cm/秒で、1回温水が殺菌流水管33内
を通過するだけで、温水中のレジオネラ菌の99.9%
が死滅する。又、高圧放電ランプ31から照射される3
65nm、435nmの紫外線はジャケット32の外表
面及び殺菌流水管33の内表面に塗布されている酸化チ
タンなどの光触媒に当たって、活性電子を発生し、この
活性電子による温水の殺菌も行われる。
を殺菌するのに十分な紫外線照射量になるようにするこ
と。 【解決手段】 高圧放電ランプ31は250Wのランプ
電力を有し、ジャケット32の半径を1.25cmと
し、殺菌流水管33の内半径を2.5cm、ジャケット
32の紫外線透過率を0.72とすると、殺菌流水管3
3の内表面で、紫外線強度が35mW秒/cm2程あ
り、流速10cm/秒で、1回温水が殺菌流水管33内
を通過するだけで、温水中のレジオネラ菌の99.9%
が死滅する。又、高圧放電ランプ31から照射される3
65nm、435nmの紫外線はジャケット32の外表
面及び殺菌流水管33の内表面に塗布されている酸化チ
タンなどの光触媒に当たって、活性電子を発生し、この
活性電子による温水の殺菌も行われる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温水を紫外線によ
り殺菌する温水殺菌装置及びこの温水殺菌装置を用いた
常時循環式の風呂ユニット装置に関する。
り殺菌する温水殺菌装置及びこの温水殺菌装置を用いた
常時循環式の風呂ユニット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の常時循環式の所謂24時間風呂な
どにおいては、大腸菌はじめ種々の細菌の繁殖があり、
これを殺菌するために、数Wの紫外線殺菌ランプを装備
した温水殺菌装置を用いたり、塩素等の薬剤を投入した
り、オゾン添加により殺菌をしたり、或いは加熱殺菌す
るなどの各種方法が採られていた。
どにおいては、大腸菌はじめ種々の細菌の繁殖があり、
これを殺菌するために、数Wの紫外線殺菌ランプを装備
した温水殺菌装置を用いたり、塩素等の薬剤を投入した
り、オゾン添加により殺菌をしたり、或いは加熱殺菌す
るなどの各種方法が採られていた。
【0003】図11は24時間風呂などと称される従来
の常時循環式の風呂ユニット装置の構成例を示した概略
図である。図示されない浴槽からの湯水(温水)は、ま
ずフィルタ1に入水して毛髪などの大きな異物を取り除
き、次いで麦飯石などの多孔質物質を収容した有機物分
解槽2に入水し、ここで、前記多孔質物質で増殖したバ
クテリアなどの微生物により温水中の垢などの有機物を
分解する。有機物が分解された温水は、次に6W程度の
フィラメント電極を有した蛍光ランプ型の紫外線ランプ
を備えた温水殺菌装置3に入り、ここで、温水は紫外線
ランプにより紫外線を照射されて殺菌される。その後、
温水は加熱槽4に入り、適温に加熱されて浴槽に戻る。
の常時循環式の風呂ユニット装置の構成例を示した概略
図である。図示されない浴槽からの湯水(温水)は、ま
ずフィルタ1に入水して毛髪などの大きな異物を取り除
き、次いで麦飯石などの多孔質物質を収容した有機物分
解槽2に入水し、ここで、前記多孔質物質で増殖したバ
クテリアなどの微生物により温水中の垢などの有機物を
分解する。有機物が分解された温水は、次に6W程度の
フィラメント電極を有した蛍光ランプ型の紫外線ランプ
を備えた温水殺菌装置3に入り、ここで、温水は紫外線
ランプにより紫外線を照射されて殺菌される。その後、
温水は加熱槽4に入り、適温に加熱されて浴槽に戻る。
【0004】ここで、温水殺菌装置3の部分が、塩素注
入装置になったり、オゾン発生装置になったりして、殺
菌方法が異なる構成のものもある。しかしながら、紫外
線殺菌以外の殺菌方法を採るものでは、例えば、塩素等
薬物添加では、金属やプラスチックなどの温水を保持す
る容器構成材料が腐食される欠点を有し、またオゾンは
濃水中で早期に消滅したり、水中浮遊物により分解され
て殺菌に役立たない等の欠点があった。
入装置になったり、オゾン発生装置になったりして、殺
菌方法が異なる構成のものもある。しかしながら、紫外
線殺菌以外の殺菌方法を採るものでは、例えば、塩素等
薬物添加では、金属やプラスチックなどの温水を保持す
る容器構成材料が腐食される欠点を有し、またオゾンは
濃水中で早期に消滅したり、水中浮遊物により分解され
て殺菌に役立たない等の欠点があった。
【0005】そこで、24時間風呂の上記した温水殺菌
装置3では、紫外線による殺菌方法が採られる。数Wの
殺菌ランプから照射される紫外線は、1度の照射で1m
W秒/cm2程度の紫外線照射量であるが、これでは殺
菌に必要な十分の照射量が得られない。このため、温水
を循環させ同一温水に数回紫外線を照射することによ
り、殺菌に必要な紫外線量を確保して殺菌効果を得てい
る。しかしながら、レジオネラ菌など肺炎を起こすとさ
れる菌を殺菌するには35mW秒/cm2程度以上の紫
外線量が必要であり、従来の1mW秒/cm2程度の紫
外線では、レジオネラ菌に対してほとんど無力であり、
しかも温水中の有機物を分解するために用いられている
有機物分解槽2でアメーバが繁殖し、その体内でレジオ
ネラ菌が増殖し、この新たに増殖したレジオネラ菌が温
水中に放出されて、レジオネラ菌が減少しないなどの根
本的な欠点が最近指摘されてきた。
装置3では、紫外線による殺菌方法が採られる。数Wの
殺菌ランプから照射される紫外線は、1度の照射で1m
W秒/cm2程度の紫外線照射量であるが、これでは殺
菌に必要な十分の照射量が得られない。このため、温水
を循環させ同一温水に数回紫外線を照射することによ
り、殺菌に必要な紫外線量を確保して殺菌効果を得てい
る。しかしながら、レジオネラ菌など肺炎を起こすとさ
れる菌を殺菌するには35mW秒/cm2程度以上の紫
外線量が必要であり、従来の1mW秒/cm2程度の紫
外線では、レジオネラ菌に対してほとんど無力であり、
しかも温水中の有機物を分解するために用いられている
有機物分解槽2でアメーバが繁殖し、その体内でレジオ
ネラ菌が増殖し、この新たに増殖したレジオネラ菌が温
水中に放出されて、レジオネラ菌が減少しないなどの根
本的な欠点が最近指摘されてきた。
【0006】この欠点を回避するには、紫外線照射量が
レジオネラ菌を殺菌するに十分な出力を有する紫外線放
電ランプを用いればよいが、このような紫外線放電ラン
プを用いた場合、ランプから大量の熱が出るため、この
熱の処理如何によっては装置の熱効率が悪化するという
問題点が出てくる。
レジオネラ菌を殺菌するに十分な出力を有する紫外線放
電ランプを用いればよいが、このような紫外線放電ラン
プを用いた場合、ランプから大量の熱が出るため、この
熱の処理如何によっては装置の熱効率が悪化するという
問題点が出てくる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の紫外線による温
水殺菌装置3では、レジオネラ菌の殺菌に必要十分な紫
外線照射量が得られず、24時間風呂の浴槽からレジオ
ネラ菌が減少しないという課題があった。そこで、紫外
線照射量がレジオネラ菌を殺菌するに十分な出力を有す
る大出力の紫外線放電ランプを用いればよいが、このよ
うな紫外線放電ランプからでる大量の熱の処理如何によ
っては装置の熱効率が悪化するという課題があった。
水殺菌装置3では、レジオネラ菌の殺菌に必要十分な紫
外線照射量が得られず、24時間風呂の浴槽からレジオ
ネラ菌が減少しないという課題があった。そこで、紫外
線照射量がレジオネラ菌を殺菌するに十分な出力を有す
る大出力の紫外線放電ランプを用いればよいが、このよ
うな紫外線放電ランプからでる大量の熱の処理如何によ
っては装置の熱効率が悪化するという課題があった。
【0008】そこで本発明は上記のような課題を解決す
るためになされたもので、レジオネラ菌を殺菌するのに
十分な紫外線照射量を有する温水殺菌装置及びこの温水
殺菌装置を用いた熱効率のよい常時循環式の風呂ユニッ
ト装置を提供することを目的としている。
るためになされたもので、レジオネラ菌を殺菌するのに
十分な紫外線照射量を有する温水殺菌装置及びこの温水
殺菌装置を用いた熱効率のよい常時循環式の風呂ユニッ
ト装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、温水
が流入し、流出する容器と;この容器内に配置され、且
つ温水に満たされている容器内の最低紫外線強度が35
mW秒/cm2以上になる出力を有する紫外線放射用の
高圧放電ランプと;を具備している。
が流入し、流出する容器と;この容器内に配置され、且
つ温水に満たされている容器内の最低紫外線強度が35
mW秒/cm2以上になる出力を有する紫外線放射用の
高圧放電ランプと;を具備している。
【0010】このような構成により、高圧水銀ランプや
メタルハライドランプ等のような前記高圧放電ランプは
前記容器内の温水中に、紫外線を放射する。この場合、
前記容器内の温水中の253nmの紫外線強度が最低で
も35mW秒/cm2以上あるため、温水中のレジオネ
ラ菌は少なくともその99.9%が死滅し、レジオネラ
菌が殺菌された温水が前記容器から流出する。ここで、
前記高圧放電ランプは絶縁上の理由とランプ保護のた
め、ジャケットと呼ばれる紫外線を透過する管内に収容
されているものとし、その半径を1.25cm、前記容
器を円筒状としてその半径を2.5cmとし、ジャケッ
トを容器の中心部に収容するものとし、ジャケットの紫
外線透過率を0.72、温水中の紫外線の減衰率を70
%/cmとする。このような場合、前記容器の内表面で
35mW秒/cm2以上の紫外線強度を得るには、前記
高圧放電ランプの表面で、263mW/cm2以上の2
53nmの紫外線放射を必要とし、これを得るには前記
高圧放電ランプのランプ電力を247W以上にすればよ
い。
メタルハライドランプ等のような前記高圧放電ランプは
前記容器内の温水中に、紫外線を放射する。この場合、
前記容器内の温水中の253nmの紫外線強度が最低で
も35mW秒/cm2以上あるため、温水中のレジオネ
ラ菌は少なくともその99.9%が死滅し、レジオネラ
菌が殺菌された温水が前記容器から流出する。ここで、
前記高圧放電ランプは絶縁上の理由とランプ保護のた
め、ジャケットと呼ばれる紫外線を透過する管内に収容
されているものとし、その半径を1.25cm、前記容
器を円筒状としてその半径を2.5cmとし、ジャケッ
トを容器の中心部に収容するものとし、ジャケットの紫
外線透過率を0.72、温水中の紫外線の減衰率を70
%/cmとする。このような場合、前記容器の内表面で
35mW秒/cm2以上の紫外線強度を得るには、前記
高圧放電ランプの表面で、263mW/cm2以上の2
53nmの紫外線放射を必要とし、これを得るには前記
高圧放電ランプのランプ電力を247W以上にすればよ
い。
【0011】請求項2の発明は、前記高圧放電ランプを
紫外線を透過するジャケットと呼ばれる管内に収容し、
且つこのジャケットの外表面に光触媒を塗布し、或いは
前記容器の内表面に光触媒を塗布している。
紫外線を透過するジャケットと呼ばれる管内に収容し、
且つこのジャケットの外表面に光触媒を塗布し、或いは
前記容器の内表面に光触媒を塗布している。
【0012】このような構成により、前記高圧放電ラン
プは253nmの紫外線を放射するばかりでなく、殺菌
効果の低い365nm、435nmの紫外線も放射す
る。ジャケットの外表面の酸化チタンなどの光触媒、又
は前記容器の内表面の酸化チタン等の光触媒は365n
m、435nmの紫外線が当たると、活性電子を放出す
る。この活性電子は温水を殺菌するばかりでなく、温水
中の有機物を分解する。従って、殺菌効果の低い365
nm、435nmの紫外線も殺菌に利用され、前記高圧
放電ランプによる殺菌効率が向上する。又、温水中の有
機物が分解されると共に、前記容器の内表面及びジャケ
ットの外表面に付着した有機物も分解されるため、ジャ
ケットの外表面が汚れず、この部分の紫外線透過率が落
ちず、又前記容器の内表面も汚れない。
プは253nmの紫外線を放射するばかりでなく、殺菌
効果の低い365nm、435nmの紫外線も放射す
る。ジャケットの外表面の酸化チタンなどの光触媒、又
は前記容器の内表面の酸化チタン等の光触媒は365n
m、435nmの紫外線が当たると、活性電子を放出す
る。この活性電子は温水を殺菌するばかりでなく、温水
中の有機物を分解する。従って、殺菌効果の低い365
nm、435nmの紫外線も殺菌に利用され、前記高圧
放電ランプによる殺菌効率が向上する。又、温水中の有
機物が分解されると共に、前記容器の内表面及びジャケ
ットの外表面に付着した有機物も分解されるため、ジャ
ケットの外表面が汚れず、この部分の紫外線透過率が落
ちず、又前記容器の内表面も汚れない。
【0013】請求項3の発明の前記光触媒は超微粒子状
の酸化金属である。
の酸化金属である。
【0014】このような構成により、酸化チタンのよう
な超微粒子状の酸化金属は撥水性があるため、ジャケッ
トの外表面に滞留付着せず、この面からもジャケットの
外表面が汚れず、この部分の紫外線透過率が落ちない。
又、前記容器の内表面の酸化チタン等の光触媒は鏡面状
となり、ここに到達して、光触媒に作用しなかった紫外
線を散乱して、再度温水中に戻し、再度温水を殺菌し
て、殺菌効率を向上させる。又、前記容器の内表面も、
酸化チタンから放出される活性電子により有機物が分解
されるため、汚れず、前記紫外線を散乱性能が落ちな
い。
な超微粒子状の酸化金属は撥水性があるため、ジャケッ
トの外表面に滞留付着せず、この面からもジャケットの
外表面が汚れず、この部分の紫外線透過率が落ちない。
又、前記容器の内表面の酸化チタン等の光触媒は鏡面状
となり、ここに到達して、光触媒に作用しなかった紫外
線を散乱して、再度温水中に戻し、再度温水を殺菌し
て、殺菌効率を向上させる。又、前記容器の内表面も、
酸化チタンから放出される活性電子により有機物が分解
されるため、汚れず、前記紫外線を散乱性能が落ちな
い。
【0015】請求項4の発明は、温水中の有機物を分解
する有機物分解槽と;この有機物分解槽により有機物を
分解された温水を殺菌する請求項1乃至3いずれか1記
載の温水殺菌装置と;この温水殺菌装置により殺菌され
た温水を加熱する加熱槽と;この加熱槽により加熱され
た温水を溜める浴槽と;この浴槽の温水を汲み出して前
記有機物分解槽、温水殺菌装置及び加熱槽に順次配水す
るポンプと;を具備している。
する有機物分解槽と;この有機物分解槽により有機物を
分解された温水を殺菌する請求項1乃至3いずれか1記
載の温水殺菌装置と;この温水殺菌装置により殺菌され
た温水を加熱する加熱槽と;この加熱槽により加熱され
た温水を溜める浴槽と;この浴槽の温水を汲み出して前
記有機物分解槽、温水殺菌装置及び加熱槽に順次配水す
るポンプと;を具備している。
【0016】このような構成により、前記温水殺菌装置
により温水中のレジオネラ菌を99.9%死滅させて、
温水を殺菌するため、その後、前記加熱槽を通って、浴
槽に戻される温水中には生きたレジオネラ菌が殆どいな
いため、浴槽内の温水がレジオネラ菌に汚染されること
がなくなる。しかも、前記ポンプにより、前記浴槽内の
温水は何度も前記温水殺菌装置を通るため、たまたま生
き残ったレジオネラ菌も死滅する。又、前記温水殺菌装
置は温水中の有機物をも分解するため、前記有機物分解
槽により分解されなかった有機物もこの温水殺菌装置に
て分解され、前記浴槽内の温水は極めて清潔に保持され
る。更に、前記温水殺菌装置は有機物を分解するため、
装置内部が汚れず、殺菌装置としての初期性能を長らく
維持するため、この分、殺菌装置の性能劣化により浴槽
内の温水が細菌に汚染されたり、不潔になることが長期
にわたって防止される。
により温水中のレジオネラ菌を99.9%死滅させて、
温水を殺菌するため、その後、前記加熱槽を通って、浴
槽に戻される温水中には生きたレジオネラ菌が殆どいな
いため、浴槽内の温水がレジオネラ菌に汚染されること
がなくなる。しかも、前記ポンプにより、前記浴槽内の
温水は何度も前記温水殺菌装置を通るため、たまたま生
き残ったレジオネラ菌も死滅する。又、前記温水殺菌装
置は温水中の有機物をも分解するため、前記有機物分解
槽により分解されなかった有機物もこの温水殺菌装置に
て分解され、前記浴槽内の温水は極めて清潔に保持され
る。更に、前記温水殺菌装置は有機物を分解するため、
装置内部が汚れず、殺菌装置としての初期性能を長らく
維持するため、この分、殺菌装置の性能劣化により浴槽
内の温水が細菌に汚染されたり、不潔になることが長期
にわたって防止される。
【0017】請求項5の発明は、前記温水が所定値以上
上昇すると、前記ポンプの動作を停止すると共に、前記
温水殺菌装置の高圧放電ランプを消灯する制御を行う。
上昇すると、前記ポンプの動作を停止すると共に、前記
温水殺菌装置の高圧放電ランプを消灯する制御を行う。
【0018】このような構成により、前記温水殺菌装置
はその容器内に高ランプ電力の高圧放電ランプが収容さ
れているため、高圧放電ランプからの発熱は容器内の温
水を加熱する。このため、前記加熱槽内の電気ヒータの
出力が大きいと、温水はこのヒータと高圧放電ランプに
より加熱され、通常の前記ヒータによる温水の温度制御
では、温水が適温以上に上昇し過ぎでしまう場合が出で
くる。このような場合、前記ポンプの動作を停止すると
共に、前記温水殺菌装置の高圧放電ランプを消灯する制
御を行うため、高圧放電ランプによる温水の加熱が停止
され、上昇し過ぎた温水の温度を通常範囲内に戻して、
温水を常に適温に保持する。
はその容器内に高ランプ電力の高圧放電ランプが収容さ
れているため、高圧放電ランプからの発熱は容器内の温
水を加熱する。このため、前記加熱槽内の電気ヒータの
出力が大きいと、温水はこのヒータと高圧放電ランプに
より加熱され、通常の前記ヒータによる温水の温度制御
では、温水が適温以上に上昇し過ぎでしまう場合が出で
くる。このような場合、前記ポンプの動作を停止すると
共に、前記温水殺菌装置の高圧放電ランプを消灯する制
御を行うため、高圧放電ランプによる温水の加熱が停止
され、上昇し過ぎた温水の温度を通常範囲内に戻して、
温水を常に適温に保持する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の温水殺菌装置の一
実施の形態を示した構成図である。31は紫外線を照射
するU字状の高圧放電ランプ、32は高圧放電ランプ3
1を収容している石英製のジャケット、33は前記ジャ
ケット32を中央部に収容し、温水が流入し、温水が流
出する殺菌流水管、34はジャケット32内に高圧水銀
ランプ等の高圧放電ランプ31を封入するもので、ジャ
ケット32の一端を塞ぐジャケットキャップ、35はジ
ャケットキャップ34を貫通して外部に取り出される高
圧放電ランプ31の電源線、36は電源線35を図示さ
れない電源系に接続するコネクター、37はジャケット
キャップ34が中央部に貫通して装着され、殺菌流水管
33の開放端を密閉する流水キャップ、38は流水キャ
ップ37を殺菌流水管33の開放端に装着する際に水漏
れを防止するパッキング、39は殺菌流水管33の上部
に配置されて殺菌流水管33内部の水垢を落とす水垢除
去ブラシ、40は温水が殺菌流水管33へ流入する流入
口、41は温水が殺菌流水管33から流出する排水口、
42はジャケット32の外表面及び殺菌流水管33の内
表面に塗布された酸化チタンなどの光触媒である。尚、
ジャケット32は高圧放電ランプ31を収容して保護す
る容器のことである。
を参照して説明する。図1は本発明の温水殺菌装置の一
実施の形態を示した構成図である。31は紫外線を照射
するU字状の高圧放電ランプ、32は高圧放電ランプ3
1を収容している石英製のジャケット、33は前記ジャ
ケット32を中央部に収容し、温水が流入し、温水が流
出する殺菌流水管、34はジャケット32内に高圧水銀
ランプ等の高圧放電ランプ31を封入するもので、ジャ
ケット32の一端を塞ぐジャケットキャップ、35はジ
ャケットキャップ34を貫通して外部に取り出される高
圧放電ランプ31の電源線、36は電源線35を図示さ
れない電源系に接続するコネクター、37はジャケット
キャップ34が中央部に貫通して装着され、殺菌流水管
33の開放端を密閉する流水キャップ、38は流水キャ
ップ37を殺菌流水管33の開放端に装着する際に水漏
れを防止するパッキング、39は殺菌流水管33の上部
に配置されて殺菌流水管33内部の水垢を落とす水垢除
去ブラシ、40は温水が殺菌流水管33へ流入する流入
口、41は温水が殺菌流水管33から流出する排水口、
42はジャケット32の外表面及び殺菌流水管33の内
表面に塗布された酸化チタンなどの光触媒である。尚、
ジャケット32は高圧放電ランプ31を収容して保護す
る容器のことである。
【0020】次に本実施の形態の動作について説明す
る。ジャケット32は、例えば、250Wの石英製の高
圧放電ランプ31を収容している。発光管が石英製の高
圧放電ランプ31は253nmの水銀共鳴線を放射する
と共に、365nm、435nmなどの他のスペクトル
も図2に示すように放射する。又、ジャケット32の流
水と接する外表面は、紫外線透過率が80%前後の酸化
チタンの光触媒42で覆われている。このようなジャケ
ット32の直径は2.5cm、長さは10cm程度であ
る。
る。ジャケット32は、例えば、250Wの石英製の高
圧放電ランプ31を収容している。発光管が石英製の高
圧放電ランプ31は253nmの水銀共鳴線を放射する
と共に、365nm、435nmなどの他のスペクトル
も図2に示すように放射する。又、ジャケット32の流
水と接する外表面は、紫外線透過率が80%前後の酸化
チタンの光触媒42で覆われている。このようなジャケ
ット32の直径は2.5cm、長さは10cm程度であ
る。
【0021】さて、水中における紫外線透過率は水に溶
け込んでいる種々の物質の量によって異なるが、概ね1
cm当たり70%程度と見でおけば、風呂の湯水などで
は十分である。ジャケット32の紫外線透過率は石英製
であれば、90%程度、光触媒42によって更に80%
程度に低下するから、ジャケット32を出てくる紫外線
量は、ジャケット32の内表面の値に比較して72%程
度に低下すると見積もればよい。
け込んでいる種々の物質の量によって異なるが、概ね1
cm当たり70%程度と見でおけば、風呂の湯水などで
は十分である。ジャケット32の紫外線透過率は石英製
であれば、90%程度、光触媒42によって更に80%
程度に低下するから、ジャケット32を出てくる紫外線
量は、ジャケット32の内表面の値に比較して72%程
度に低下すると見積もればよい。
【0022】ところで420リットル程度の浴槽の温水
は、1時間程度で浴槽内の温水全量が循環する程度の循
環水量を設定すればよく、毎分7リットル程度の流水を
循環させれはよいことになる。この時、図1に示した温
水殺菌装置では、120cc/秒程度の温水を殺菌処理
すればよいことになる。内直径5cmの殺菌流水管33
を用いた装置であれば、殺菌装置内での流速は10cm
/秒程度となる。又、殺菌用の紫外線を放射するジャケ
ット32の全長も10cm程度であり、温水はジャケッ
ト32の長手方向を1秒で通過することになる。
は、1時間程度で浴槽内の温水全量が循環する程度の循
環水量を設定すればよく、毎分7リットル程度の流水を
循環させれはよいことになる。この時、図1に示した温
水殺菌装置では、120cc/秒程度の温水を殺菌処理
すればよいことになる。内直径5cmの殺菌流水管33
を用いた装置であれば、殺菌装置内での流速は10cm
/秒程度となる。又、殺菌用の紫外線を放射するジャケ
ット32の全長も10cm程度であり、温水はジャケッ
ト32の長手方向を1秒で通過することになる。
【0023】ここで、殺菌流水管33の内表面において
もレジオネラ菌を殺菌するためには35mW秒/cm2
程度の紫外線強度があれば良い。Iは殺菌流水管33の
内表面の紫外線強度、I0は高圧放電ランプ31の表面
における紫外線放射強度、I1はジャケット32の内表
面における紫外線強度、r0は高圧放電ランプ31の半
径、r1はジャケット32の内半径、Rは殺菌流水管3
3の内半径、cはジャケット32の酸化チタンも含めた
紫外線透過率で、0.72程度とする。ジャケット32
と殺菌流水管33の間を流れる流水の厚みは1.25c
mであり、1cm当たり70%に減衰し、しかも、同心
円筒状に紫外線が拡散するからその減衰分も考慮する
と、次式より高圧放電ランプ31の発生する表面紫外線
量と殺菌流水管33の内表面の必要紫外線量との関係が
計算できる。
もレジオネラ菌を殺菌するためには35mW秒/cm2
程度の紫外線強度があれば良い。Iは殺菌流水管33の
内表面の紫外線強度、I0は高圧放電ランプ31の表面
における紫外線放射強度、I1はジャケット32の内表
面における紫外線強度、r0は高圧放電ランプ31の半
径、r1はジャケット32の内半径、Rは殺菌流水管3
3の内半径、cはジャケット32の酸化チタンも含めた
紫外線透過率で、0.72程度とする。ジャケット32
と殺菌流水管33の間を流れる流水の厚みは1.25c
mであり、1cm当たり70%に減衰し、しかも、同心
円筒状に紫外線が拡散するからその減衰分も考慮する
と、次式より高圧放電ランプ31の発生する表面紫外線
量と殺菌流水管33の内表面の必要紫外線量との関係が
計算できる。
【0024】I1=I0・(r0/r1)…(1) I=I1・(r1/ R)・c・exp[−0.357
(R−r1)]…(2)上記(1)、(2)式に r0
=0.75 r1 =1 .15cm R=2.5cm c
=0.72 を代入すると、I/I0=0.1334…
(3)となる。I=35mW秒/cm2を(3)式に代
入すると、I0=263mW/cm2…(4)なる値を
得て、高圧放電ランプ31の表面では、263mW/c
m2以上の253nmの紫外線放射を必要とする。この
ような強い紫外線放射は高圧放電ランプ31によって得
られる訳であり、本例としては、高圧水銀ランプ等の高
圧放電ランプ31を使用している。
(R−r1)]…(2)上記(1)、(2)式に r0
=0.75 r1 =1 .15cm R=2.5cm c
=0.72 を代入すると、I/I0=0.1334…
(3)となる。I=35mW秒/cm2を(3)式に代
入すると、I0=263mW/cm2…(4)なる値を
得て、高圧放電ランプ31の表面では、263mW/c
m2以上の253nmの紫外線放射を必要とする。この
ような強い紫外線放射は高圧放電ランプ31によって得
られる訳であり、本例としては、高圧水銀ランプ等の高
圧放電ランプ31を使用している。
【0025】中圧・高圧放電ランプ31において、その
253nm放射効率は凡そ5〜7%程度である。発光管
寸法を直径1.5cm、長さ10cmとすると、その側
面の表面積は47cm2であり、この表面積から0.2
63W/cm2の紫外線を放射するためには12.4W
の253nmの紫外線を放射する必要がある。放射効率
を5%とすると、247Wの発光管入力、即ち250W
の高圧放電ランプ31を用いればよいことになる。
253nm放射効率は凡そ5〜7%程度である。発光管
寸法を直径1.5cm、長さ10cmとすると、その側
面の表面積は47cm2であり、この表面積から0.2
63W/cm2の紫外線を放射するためには12.4W
の253nmの紫外線を放射する必要がある。放射効率
を5%とすると、247Wの発光管入力、即ち250W
の高圧放電ランプ31を用いればよいことになる。
【0026】尚、上記の例では、発光管の大きさを直径
1.5cm、長さ10cmとしたが、長さを2倍の20
cmすると、ジャケットの長さも20cmとなり、温水
の紫外線照射時間が2秒になることから、紫外線強度は
半分でよい。しかしながら紫外線強度が半分でも、発光
管の長さは2倍になったので、放射効率が殆ど同じなら
ばやはり250Wの放電ランプを使用する必要がある。
放電ランプの水銀蒸気圧を少し下げた中圧ならばその放
射効率は7%程度に改善され、放電ランプの電力は20
0W程度に下げることが可能である。
1.5cm、長さ10cmとしたが、長さを2倍の20
cmすると、ジャケットの長さも20cmとなり、温水
の紫外線照射時間が2秒になることから、紫外線強度は
半分でよい。しかしながら紫外線強度が半分でも、発光
管の長さは2倍になったので、放射効率が殆ど同じなら
ばやはり250Wの放電ランプを使用する必要がある。
放電ランプの水銀蒸気圧を少し下げた中圧ならばその放
射効率は7%程度に改善され、放電ランプの電力は20
0W程度に下げることが可能である。
【0027】高圧放電ランプ31を収容しているジャケ
ット32の流水と接する面に光触媒42、例えば酸化チ
タンを塗布している。ところで、高圧放電ランプ31か
ら放射される紫外線は図2に示すように253nmの紫
外線みならず、365nm、435nmの紫外線、或い
は可視光などがあり、このままでは、365nm、43
5nmの紫外線、或いは可視光は温水の殺菌に寄与しな
くなる。尚、図3は従来の紫外線放射用の低圧放電ラン
プのスペクトルで、比較のために掲載してある。しか
し、本例では、上記したようにジャケット32の外表面
に塗布してある酸化チタンの光触媒42に365nm、
435nmの紫外線、或いは可視光が照射されると、こ
の光触媒42から活性電子が発生し、この活性電子によ
り温水が殺菌され、結果的に365nm、435nmの
紫外線、或いは可視光が殺菌に寄与することになる。
又、この光触媒効果によって、万一、温水中の有機物が
ジャケット32の表面に付着しても、これら有機物は分
解されてしまう。しかも、本例の光触媒32は超微粒子
からできていて、撥水性を有しているため、有機物が酸
化チタン表面に付着滞留しない。
ット32の流水と接する面に光触媒42、例えば酸化チ
タンを塗布している。ところで、高圧放電ランプ31か
ら放射される紫外線は図2に示すように253nmの紫
外線みならず、365nm、435nmの紫外線、或い
は可視光などがあり、このままでは、365nm、43
5nmの紫外線、或いは可視光は温水の殺菌に寄与しな
くなる。尚、図3は従来の紫外線放射用の低圧放電ラン
プのスペクトルで、比較のために掲載してある。しか
し、本例では、上記したようにジャケット32の外表面
に塗布してある酸化チタンの光触媒42に365nm、
435nmの紫外線、或いは可視光が照射されると、こ
の光触媒42から活性電子が発生し、この活性電子によ
り温水が殺菌され、結果的に365nm、435nmの
紫外線、或いは可視光が殺菌に寄与することになる。
又、この光触媒効果によって、万一、温水中の有機物が
ジャケット32の表面に付着しても、これら有機物は分
解されてしまう。しかも、本例の光触媒32は超微粒子
からできていて、撥水性を有しているため、有機物が酸
化チタン表面に付着滞留しない。
【0028】また、殺菌流水管33の内面に酸化チタン
の光触媒を塗布しているので、同様の理由で、この光触
媒効果によって活性電子が放出され、この面に接触する
水中の菌類は253nmの紫外線だけでなく、この活性
電子で殺菌されると共に、水中の有機物も分解される。
この光触媒42も超微粒子で出来ていて撥水性を有して
いるので、有機物が酸化チタン表面に付着滞留しない。
の光触媒を塗布しているので、同様の理由で、この光触
媒効果によって活性電子が放出され、この面に接触する
水中の菌類は253nmの紫外線だけでなく、この活性
電子で殺菌されると共に、水中の有機物も分解される。
この光触媒42も超微粒子で出来ていて撥水性を有して
いるので、有機物が酸化チタン表面に付着滞留しない。
【0029】ここで、本実施の形態の温水殺菌装置に使
用する紫外線放電ランプとして、低圧放電ランプより放
射効率が悪い放射効率が5%程度の高圧放電ランプ31
を用いた理由について説明する。まず、放電ランプが放
射する紫外線の殺菌効果について説明する。細菌は紫外
線照射により、その遣伝子(DNA)が破壊されて死滅
する。その殺菌効果の紫外線波長特性は図4に示すとお
りである。図4に示すように一番殺菌効果がある波長は
260nm前後であるため、253nmの紫外線を放射
する殺菌ランプが殺菌効果に優れていることになる。但
し、レジオネラ菌や大腸菌は次の量の紫外線を照射する
と99.9%と死滅すると言われている。レジオネラ菌
は35.2(mW秒/cm2)、大腸菌は6.5(mW
秒/cm2)である。
用する紫外線放電ランプとして、低圧放電ランプより放
射効率が悪い放射効率が5%程度の高圧放電ランプ31
を用いた理由について説明する。まず、放電ランプが放
射する紫外線の殺菌効果について説明する。細菌は紫外
線照射により、その遣伝子(DNA)が破壊されて死滅
する。その殺菌効果の紫外線波長特性は図4に示すとお
りである。図4に示すように一番殺菌効果がある波長は
260nm前後であるため、253nmの紫外線を放射
する殺菌ランプが殺菌効果に優れていることになる。但
し、レジオネラ菌や大腸菌は次の量の紫外線を照射する
と99.9%と死滅すると言われている。レジオネラ菌
は35.2(mW秒/cm2)、大腸菌は6.5(mW
秒/cm2)である。
【0030】次に上記のことを考慮して温水殺菌装置3
の構成について述べる。紫外線による殺菌のためには、
水の紫外線吸収係数、殺菌ランプ収納ジャケットの透過
率、汚れによる吸収などを考慮する必要がある。水中の
紫外線吸収係数をaとし、殺菌流水管33の中心からラ
ンプ収納ジャケット32の表面までの距離をr0(cm)、
殺菌流水管33の内表面までの距離をR(cm)、ジャケッ
ト32の表面の紫外線強度をI0(mW/ cm2)、殺菌槽流
水管33表面の紫外線強度をIR(mW/cm2)とすると、
以下の式が成り立つ。 IR=I0(r0/R)exp[ln(a)・(R−r0)]…(9)
の構成について述べる。紫外線による殺菌のためには、
水の紫外線吸収係数、殺菌ランプ収納ジャケットの透過
率、汚れによる吸収などを考慮する必要がある。水中の
紫外線吸収係数をaとし、殺菌流水管33の中心からラ
ンプ収納ジャケット32の表面までの距離をr0(cm)、
殺菌流水管33の内表面までの距離をR(cm)、ジャケッ
ト32の表面の紫外線強度をI0(mW/ cm2)、殺菌槽流
水管33表面の紫外線強度をIR(mW/cm2)とすると、
以下の式が成り立つ。 IR=I0(r0/R)exp[ln(a)・(R−r0)]…(9)
【0031】ジャケット32自身の紫外線透過率をb、
ジャケット32の表面の汚れにより透過率が低下する
が、その透過率をcとする。また、高圧放電ランプ31
の殺菌紫外線放射量をφ1(W)、放電ランプ31の長
さをl(cm)、直径をd(cm)とすると、ジャケッ
ト32の表面における紫外線強度I0(W/cm)は大
体以下のように表せる。 I0=φ1・b・c・[d/(2r0)]/(π・d・1) =φ1・b・c/(2π・r0・1)…(10)
ジャケット32の表面の汚れにより透過率が低下する
が、その透過率をcとする。また、高圧放電ランプ31
の殺菌紫外線放射量をφ1(W)、放電ランプ31の長
さをl(cm)、直径をd(cm)とすると、ジャケッ
ト32の表面における紫外線強度I0(W/cm)は大
体以下のように表せる。 I0=φ1・b・c・[d/(2r0)]/(π・d・1) =φ1・b・c/(2π・r0・1)…(10)
【0032】この(10)式から、 IR=[φ1・b・c/(2π・1・R)]・exp[(R−r0)・ln( a)]…(11) そこで、1時間当たりの湯水の流量をx(l/時)とす
ると、殺菌流水管33の断面積はπ(R2−r02)で
あるから、流速v(cm/秒)は、v=x・1000/
[3600π(R2−r02)]となる。従って、紫外
線で照射される時間τ(秒)は1回の通過でτ=l/v
=3.6・l・π(R2−r02)/xとなる。
ると、殺菌流水管33の断面積はπ(R2−r02)で
あるから、流速v(cm/秒)は、v=x・1000/
[3600π(R2−r02)]となる。従って、紫外
線で照射される時間τ(秒)は1回の通過でτ=l/v
=3.6・l・π(R2−r02)/xとなる。
【0033】それ故、殺菌流水管33の内表面における
流水が受ける紫外線照射量E(mW・秒/cm2)は流
水がn回通過するものとすると以下のようになる。 E=1000×IR・τ・n =3600・φ1・b・c・n・[(R2−r02)/(2・R・x)] ・exp[(R−r0)・ln(a)]…(12)
流水が受ける紫外線照射量E(mW・秒/cm2)は流
水がn回通過するものとすると以下のようになる。 E=1000×IR・τ・n =3600・φ1・b・c・n・[(R2−r02)/(2・R・x)] ・exp[(R−r0)・ln(a)]…(12)
【0034】次にレジオネラ菌を殺菌対象にした温水殺
菌装置の設計例を幾つか説明する。レジオネラ菌の場合
にはE=35.2以上が必要なので、b=0.9、R=
2.5cm、r0=1.25cm、流量xとして、30
0リットルの浴槽の湯を1時間で1巡させるものとし
て、x=300とする。
菌装置の設計例を幾つか説明する。レジオネラ菌の場合
にはE=35.2以上が必要なので、b=0.9、R=
2.5cm、r0=1.25cm、流量xとして、30
0リットルの浴槽の湯を1時間で1巡させるものとし
て、x=300とする。
【0035】 c・n・a1.25=6.953/φ1…(13) この式(13)の関係を、aを横軸に、c・nを縦軸に
示すと、図5のようになる。つまり温水の透過率を仮に
0.7とすると、温水殺菌装置を温水が10回巡回する
ことでレジオネラ菌を殺菌するためには、ジャケット3
2の汚れがない場合に、紫外線出力が1W程度でよいこ
とになる。しかしながら、汚れに因る透過率が例えば
0.5の場合には紫外線出力は2W必要となる。また、
1回の温水の通過で殺菌するためには、紫外線出力20
Wのランプが必要となる。
示すと、図5のようになる。つまり温水の透過率を仮に
0.7とすると、温水殺菌装置を温水が10回巡回する
ことでレジオネラ菌を殺菌するためには、ジャケット3
2の汚れがない場合に、紫外線出力が1W程度でよいこ
とになる。しかしながら、汚れに因る透過率が例えば
0.5の場合には紫外線出力は2W必要となる。また、
1回の温水の通過で殺菌するためには、紫外線出力20
Wのランプが必要となる。
【0036】上記のように2W程度の殺菌ランプでも、
温水を10回程度巡回させることでレジオネラ菌を殺菌
することができる。しかしながら、レジオネラ菌は、有
機物分解槽(バクテリア処理槽)の内部で増殖している
との指摘もあり、これには1回の照射で殺菌する方が有
利である。このためには図5から紫外線出力20W程度
のランプが必要になることが分かる。
温水を10回程度巡回させることでレジオネラ菌を殺菌
することができる。しかしながら、レジオネラ菌は、有
機物分解槽(バクテリア処理槽)の内部で増殖している
との指摘もあり、これには1回の照射で殺菌する方が有
利である。このためには図5から紫外線出力20W程度
のランプが必要になることが分かる。
【0037】ここで、紫外線出力20W程度のランプと
して、低圧放電ランプを用いた場合、その殺菌紫外線の
放射効率は凡そ30〜40%であるから、ランプ電力5
0〜60Wの殺菌ランプが必要となる。しかしながらこ
のような殺菌ランプのサイズは管の長さが1m近くにな
り、装置の小型化という要請に反するもので、実用的で
ない。そこで、本実施の形態では、ランプ電力が200
〜400Wでランプの長さが低圧ランプの1/10程度
の高圧放電ランプ31を使用している。
して、低圧放電ランプを用いた場合、その殺菌紫外線の
放射効率は凡そ30〜40%であるから、ランプ電力5
0〜60Wの殺菌ランプが必要となる。しかしながらこ
のような殺菌ランプのサイズは管の長さが1m近くにな
り、装置の小型化という要請に反するもので、実用的で
ない。そこで、本実施の形態では、ランプ電力が200
〜400Wでランプの長さが低圧ランプの1/10程度
の高圧放電ランプ31を使用している。
【0038】次に温水殺菌装置における被殺菌水(温
水)の最適流量について述べる。上記した(12)式か
ら、xについて整理すると、35.2×2x/3600
φ1・b・c・n={1−(r0/R)2}・exp
[R(1−r0/R)・ln(a)]…(14)とな
る。ここで、r0は温水殺菌装置の中心からジャケット
32の内表面までの距離で,Rは殺菌流水管33の内表
面までの距離である。
水)の最適流量について述べる。上記した(12)式か
ら、xについて整理すると、35.2×2x/3600
φ1・b・c・n={1−(r0/R)2}・exp
[R(1−r0/R)・ln(a)]…(14)とな
る。ここで、r0は温水殺菌装置の中心からジャケット
32の内表面までの距離で,Rは殺菌流水管33の内表
面までの距離である。
【0039】そこで、例えばR=1cm、r0 /R=y
とおいて、(14)式に代入すると、Z={1−y2}
exp[R(1−y)ln(a)]…(15)となり、
この(15)式をa=0.7として、グラフ化したもの
が、図6(A)である。又、R=2cmの時は図6
(B)になる。これらグラフで流量Zが最大になるyの
値が最適流量となる。従って、R=1cmの時はr0 /
R=0.2程度で、R=2cmの時はr0 /R=0.3
3程度で、殺菌流水管33の温水流量が最適となる。
とおいて、(14)式に代入すると、Z={1−y2}
exp[R(1−y)ln(a)]…(15)となり、
この(15)式をa=0.7として、グラフ化したもの
が、図6(A)である。又、R=2cmの時は図6
(B)になる。これらグラフで流量Zが最大になるyの
値が最適流量となる。従って、R=1cmの時はr0 /
R=0.2程度で、R=2cmの時はr0 /R=0.3
3程度で、殺菌流水管33の温水流量が最適となる。
【0040】図7は上記をまとめて示した図であり、パ
ラメータは水の透過率aを示し、横軸は殺菌流水管33
の半径R(cm)、縦軸は最適水流を与えるジャケット
32の半径r0 と殺菌流水管33の半径Rとの比r0 /
Rを示す。許される範囲は図6などからr0 に対してr
0 ±1cm程度の範囲に設計すればよい。図7より、例
えば、殺菌流水管33の半径Rが5.5cmで、a=
0.7であった場合、最適流量を与える半径比は0.6
になる。これはφ1、b、c、nがいかなる値であれ成
り立つもので、流量xの適性値に近いものを与えること
になる。この図7で、ジャケット32の半径r0 を縦軸
にとったのが、図8である。前述のようにジャケット3
2の半径はこの曲線の±1cmの間に採ればよい。
ラメータは水の透過率aを示し、横軸は殺菌流水管33
の半径R(cm)、縦軸は最適水流を与えるジャケット
32の半径r0 と殺菌流水管33の半径Rとの比r0 /
Rを示す。許される範囲は図6などからr0 に対してr
0 ±1cm程度の範囲に設計すればよい。図7より、例
えば、殺菌流水管33の半径Rが5.5cmで、a=
0.7であった場合、最適流量を与える半径比は0.6
になる。これはφ1、b、c、nがいかなる値であれ成
り立つもので、流量xの適性値に近いものを与えること
になる。この図7で、ジャケット32の半径r0 を縦軸
にとったのが、図8である。前述のようにジャケット3
2の半径はこの曲線の±1cmの間に採ればよい。
【0041】本実施の形態によれば、ランプ電力が25
0Wの高圧放電ランプ31を用いて、殺菌流水管33の
内表面でも35mW秒/cm2の紫外線照射量を得てい
るため、温水が殺菌流水管33内を1回通過するだけ
で、レジオネラ菌などの紫外線に強い菌も99.9%殺
菌でき、これを常時循環式の風呂の湯水の殺菌に用いれ
ば、浴槽内を清潔に保持でき、肺炎などに感染する心配
をなくすことができる。
0Wの高圧放電ランプ31を用いて、殺菌流水管33の
内表面でも35mW秒/cm2の紫外線照射量を得てい
るため、温水が殺菌流水管33内を1回通過するだけ
で、レジオネラ菌などの紫外線に強い菌も99.9%殺
菌でき、これを常時循環式の風呂の湯水の殺菌に用いれ
ば、浴槽内を清潔に保持でき、肺炎などに感染する心配
をなくすことができる。
【0042】又、ジャケット32の外表面、殺菌流水管
33の内表面に酸化チタンの光触媒42を塗布している
ため、放電ランプ31から出る365nm、435nm
など直接殺菌に役立たない紫外線も、温水の殺菌に寄与
でき、253nmの紫外線と共に相乗的な殺菌効果を得
て、殺菌効率を向上させることができる。しかも、この
光触媒42によりジャケット32の外表面に付着する有
機物を分解するため、ジャケット32の表面を常に綺麗
に保持でき、紫外線透過率の低下を防止して、初期性能
を長らく保持することができる。又、光触媒42により
温水中の有機物も分解されるため、塩素殺菌、オゾン殺
菌などを用いた時のように、図示されない有機物分解槽
内のバクテリアを殺すことなく、前記有機物を分解でき
るので、浴槽内を清潔に保持することができる。
33の内表面に酸化チタンの光触媒42を塗布している
ため、放電ランプ31から出る365nm、435nm
など直接殺菌に役立たない紫外線も、温水の殺菌に寄与
でき、253nmの紫外線と共に相乗的な殺菌効果を得
て、殺菌効率を向上させることができる。しかも、この
光触媒42によりジャケット32の外表面に付着する有
機物を分解するため、ジャケット32の表面を常に綺麗
に保持でき、紫外線透過率の低下を防止して、初期性能
を長らく保持することができる。又、光触媒42により
温水中の有機物も分解されるため、塩素殺菌、オゾン殺
菌などを用いた時のように、図示されない有機物分解槽
内のバクテリアを殺すことなく、前記有機物を分解でき
るので、浴槽内を清潔に保持することができる。
【0043】更に、本例では、U字形状の高圧放電ラン
プ31を用いているため、従来の蛍光ランプ型紫外線殺
菌ランプに比較して、寿命が長く、紫外線密度も高いの
で、装置を長寿命且つ小型にすることができる。又、ジ
ャケット32の外表面、殺菌流水管33の内表面に塗布
している酸化チタンの光触媒42を超微粒子で構成し
て、撥水性を持たしているので、これら光触媒42の表
面に有機物が長く留まることがないため、ジャケット3
2の外表面、殺菌流水管33の内表面が汚れることがな
く、紫外線の透過特性や散乱特性を初期状態に長く維持
することができる。更に、殺菌流水管33の内表面に塗
布された光触媒42は、この光触媒42によって有効に
活用されなかった紫外線を散乱又は鏡面的に反射して、
再度、温水中に戻すため、紫外線による殺菌効率を向上
させることができる。
プ31を用いているため、従来の蛍光ランプ型紫外線殺
菌ランプに比較して、寿命が長く、紫外線密度も高いの
で、装置を長寿命且つ小型にすることができる。又、ジ
ャケット32の外表面、殺菌流水管33の内表面に塗布
している酸化チタンの光触媒42を超微粒子で構成し
て、撥水性を持たしているので、これら光触媒42の表
面に有機物が長く留まることがないため、ジャケット3
2の外表面、殺菌流水管33の内表面が汚れることがな
く、紫外線の透過特性や散乱特性を初期状態に長く維持
することができる。更に、殺菌流水管33の内表面に塗
布された光触媒42は、この光触媒42によって有効に
活用されなかった紫外線を散乱又は鏡面的に反射して、
再度、温水中に戻すため、紫外線による殺菌効率を向上
させることができる。
【0044】又、(15)式で、Zの最大値を与えるよ
うに、ジャケット32の半径r0 と殺菌流水管33の半
径Rとの比r0 /Rを決定すれば、温水殺菌装置3の殺
菌流水管33を流れる温水の量を最適値にすることがで
き、ロスのない円滑な殺菌を行うことができる。
うに、ジャケット32の半径r0 と殺菌流水管33の半
径Rとの比r0 /Rを決定すれば、温水殺菌装置3の殺
菌流水管33を流れる温水の量を最適値にすることがで
き、ロスのない円滑な殺菌を行うことができる。
【0045】更に、殺菌に有効な紫外線を放射する高圧
放電ランプ31は高圧水銀ランプの他、メタルハライド
ランプ、特に紫外領域に強いスペクトルを放射する沃化
水銀、あるいは沃化鉄などのメタルハライドランプでも
よい。また、ジャケット32を用いることなく、直接流
水中に高圧放電ランプ31を浸潤させでも同様の効果が
あるが、この場合、高電圧が直接水中部分に接するの
で、絶縁を十分取ることが必要である。又、高圧放電ラ
ンプ31のランプ電力は250Wに限定されるものでは
なく、要は菌の受光量が35mW秒/cm2程度以上の
260nm近傍の紫外線放射量があれば、どのようなラ
ンプ電力の放電ランプを用いても良い。更に、光触媒4
2は酸化金属であれば酸化チタン以外でも同様の効果が
ある。また、撥水性ある超微粒子が望ましいが、必ずし
も撥水性なくても光触媒効果は充分作用する。
放電ランプ31は高圧水銀ランプの他、メタルハライド
ランプ、特に紫外領域に強いスペクトルを放射する沃化
水銀、あるいは沃化鉄などのメタルハライドランプでも
よい。また、ジャケット32を用いることなく、直接流
水中に高圧放電ランプ31を浸潤させでも同様の効果が
あるが、この場合、高電圧が直接水中部分に接するの
で、絶縁を十分取ることが必要である。又、高圧放電ラ
ンプ31のランプ電力は250Wに限定されるものでは
なく、要は菌の受光量が35mW秒/cm2程度以上の
260nm近傍の紫外線放射量があれば、どのようなラ
ンプ電力の放電ランプを用いても良い。更に、光触媒4
2は酸化金属であれば酸化チタン以外でも同様の効果が
ある。また、撥水性ある超微粒子が望ましいが、必ずし
も撥水性なくても光触媒効果は充分作用する。
【0046】図9は本発明の常時循環式の風呂ユニット
装置の一実施の形態を示したブロック図である。1は温
水(湯水)100中の毛髪などのゴミを除去するフィル
タ、2は麦飯石などの多孔質物質を収容し、バクテリア
などにより温水中の有機物を分解する有機物分解槽、4
は温水100を図示しない電気ヒータで加熱する加熱
槽、5は温水100を循環させるポンプ、6はポンプ5
の起動、停止を行うポンプ制御回路、7は高圧放電ラン
プ31を点灯させる電源を発生する電源部、8は電源部
7からの電源を高圧放電ランプ31へ投入するか、遮断
する動作を行うスイッチ回路、9は加熱槽4内の前記電
気ヒータを加熱するための電源を発生する電源部、10
は前記電気ヒータへの電流を増減又はオンオフする電流
制御回路、11はポンプ制御回路6、スイッチ回路8及
び電流制御回路10を制御して、適温の温度の温水10
0を循環させる制御などを行う制御装置、12は浴槽1
3内の温水100の温度を検出するセンサ、13は温水
100を溜めて、人間が入浴する浴槽、14は温水10
0が流れる配管、15は温水100を紫外線で殺菌する
図1に示した温水殺菌装置で、ランプ電力250Wの高
圧放電ランプ31を有している。
装置の一実施の形態を示したブロック図である。1は温
水(湯水)100中の毛髪などのゴミを除去するフィル
タ、2は麦飯石などの多孔質物質を収容し、バクテリア
などにより温水中の有機物を分解する有機物分解槽、4
は温水100を図示しない電気ヒータで加熱する加熱
槽、5は温水100を循環させるポンプ、6はポンプ5
の起動、停止を行うポンプ制御回路、7は高圧放電ラン
プ31を点灯させる電源を発生する電源部、8は電源部
7からの電源を高圧放電ランプ31へ投入するか、遮断
する動作を行うスイッチ回路、9は加熱槽4内の前記電
気ヒータを加熱するための電源を発生する電源部、10
は前記電気ヒータへの電流を増減又はオンオフする電流
制御回路、11はポンプ制御回路6、スイッチ回路8及
び電流制御回路10を制御して、適温の温度の温水10
0を循環させる制御などを行う制御装置、12は浴槽1
3内の温水100の温度を検出するセンサ、13は温水
100を溜めて、人間が入浴する浴槽、14は温水10
0が流れる配管、15は温水100を紫外線で殺菌する
図1に示した温水殺菌装置で、ランプ電力250Wの高
圧放電ランプ31を有している。
【0047】次に本実施の形態の動作について説明す
る。電源がオンされると、制御装置11はボンプ制御回
路6によりポンプ5を起動し、スイッチ回路8をオンし
て、温水殺菌装置15内の高圧放電ランプ31を点灯す
ると共に、電流制御回路10を通して加熱槽4内の電気
ヒータに電源部9の電流を供給する。これにより、浴槽
13内の温水100は汲み出され、ポンプ5を通ってフ
ィルタ1に入る。このフィルタ1により毛髪などのゴミ
が取り除かれた温水100は有機物分解槽2に入り、こ
こで温水中の垢などの有機物が分解され、温水殺菌装置
15内に入る。温水殺菌装置15内では温水100が紫
外線により殺菌され、殺菌済みの温水100が加熱槽4
内の電気ヒータにより加熱された後、配管14を通って
浴槽13に戻される。ところで、本例の高圧放電ランプ
31はその出力が大きく、その出力は最終的には皆熱に
なってしまうため、温水殺菌装置15にても温水100
の加熱(250Wの電気ヒータがあるのと同等)が行わ
れることになり、ランプ電力の大きな高圧放電ランプ3
1を用いても装置の熱効率を良好に保持することができ
る。
る。電源がオンされると、制御装置11はボンプ制御回
路6によりポンプ5を起動し、スイッチ回路8をオンし
て、温水殺菌装置15内の高圧放電ランプ31を点灯す
ると共に、電流制御回路10を通して加熱槽4内の電気
ヒータに電源部9の電流を供給する。これにより、浴槽
13内の温水100は汲み出され、ポンプ5を通ってフ
ィルタ1に入る。このフィルタ1により毛髪などのゴミ
が取り除かれた温水100は有機物分解槽2に入り、こ
こで温水中の垢などの有機物が分解され、温水殺菌装置
15内に入る。温水殺菌装置15内では温水100が紫
外線により殺菌され、殺菌済みの温水100が加熱槽4
内の電気ヒータにより加熱された後、配管14を通って
浴槽13に戻される。ところで、本例の高圧放電ランプ
31はその出力が大きく、その出力は最終的には皆熱に
なってしまうため、温水殺菌装置15にても温水100
の加熱(250Wの電気ヒータがあるのと同等)が行わ
れることになり、ランプ電力の大きな高圧放電ランプ3
1を用いても装置の熱効率を良好に保持することができ
る。
【0048】この時、浴槽13内の温水100はセンサ
12により温度検出されるが、この検出温度は制御装置
11により図10に示したステップ401にて取り込ま
れる。制御装置11はステップ402にて浴槽13内の
温水100が温度上限値T1であるかどうかを判定し、
そうでない場合はステップ406に進み、ポンプ5を起
動し、電気ヒータへの電流供給を行って、ステップ40
7に進む。但し、ポンプ5及び電気ヒータが既に動作し
ている時は、ステップ406を通過して、ステップ40
7に進む。制御装置11はステップ407にて、浴槽1
3内の温水100が所定範囲内(例えば42℃程度付
近)になるように、電流制御回路10を制御する通常の
ヒータ制御を行う。即ち、浴槽13内の温水100が高
いようだと、電気ヒータへの供給電流を減少させ、温水
100が低いようだと電気ヒータへの供給電流を増大さ
せる制御を行う。尚、前記所定範囲の上限は、温度上限
値T1より若干低めに設定してある。
12により温度検出されるが、この検出温度は制御装置
11により図10に示したステップ401にて取り込ま
れる。制御装置11はステップ402にて浴槽13内の
温水100が温度上限値T1であるかどうかを判定し、
そうでない場合はステップ406に進み、ポンプ5を起
動し、電気ヒータへの電流供給を行って、ステップ40
7に進む。但し、ポンプ5及び電気ヒータが既に動作し
ている時は、ステップ406を通過して、ステップ40
7に進む。制御装置11はステップ407にて、浴槽1
3内の温水100が所定範囲内(例えば42℃程度付
近)になるように、電流制御回路10を制御する通常の
ヒータ制御を行う。即ち、浴槽13内の温水100が高
いようだと、電気ヒータへの供給電流を減少させ、温水
100が低いようだと電気ヒータへの供給電流を増大さ
せる制御を行う。尚、前記所定範囲の上限は、温度上限
値T1より若干低めに設定してある。
【0049】一方、ステップ402にて、浴槽13内の
温水100が温度上限値T1以上になった場合、制御装
置11はステップ403に進み、電流制御回路10を制
御して加熱槽4の電気ヒータへの電流の供給を停止す
る。その後、制御装置11はステップ404にて、浴槽
13内の温水100が温度上限値T2以上になったかど
うかを判定し、ならない場合はステップ401に戻り、
温度上限値T2以上になった場合はステップ405に進
む。但し、T2>T1である。
温水100が温度上限値T1以上になった場合、制御装
置11はステップ403に進み、電流制御回路10を制
御して加熱槽4の電気ヒータへの電流の供給を停止す
る。その後、制御装置11はステップ404にて、浴槽
13内の温水100が温度上限値T2以上になったかど
うかを判定し、ならない場合はステップ401に戻り、
温度上限値T2以上になった場合はステップ405に進
む。但し、T2>T1である。
【0050】制御装置11はステップ405にて、ポン
プ制御回路6によりポンプ5を停止すると共に、スイッ
チ回路8をオフして、高圧放電ランプ31を消灯した
後、ステップ401に戻る。これにより、殺菌槽3の高
圧放電ランプ31が消灯し、加熱槽4の電気ヒータも停
止しているため、浴槽13の温水100の温度はこれ以
上上昇することなく、温度降下に転じる。従って、その
内、ステップ402にてセンサ12の検出温度が温度上
限値T1以下になり、制御装置11の制御はステップ4
06に進む。制御装置11はステップ406にてポンプ
制御回路6によりポンプを起動して、温水100の循環
を開始し、同時に電流制御回路10から加熱槽4内の電
気ヒータに電流を供給して、温水100の加熱を始め、
ステップ407にて通常の電気ヒータの発熱制御によ
り、温水100を所定範囲の温度に保持する制御を行
う。
プ制御回路6によりポンプ5を停止すると共に、スイッ
チ回路8をオフして、高圧放電ランプ31を消灯した
後、ステップ401に戻る。これにより、殺菌槽3の高
圧放電ランプ31が消灯し、加熱槽4の電気ヒータも停
止しているため、浴槽13の温水100の温度はこれ以
上上昇することなく、温度降下に転じる。従って、その
内、ステップ402にてセンサ12の検出温度が温度上
限値T1以下になり、制御装置11の制御はステップ4
06に進む。制御装置11はステップ406にてポンプ
制御回路6によりポンプを起動して、温水100の循環
を開始し、同時に電流制御回路10から加熱槽4内の電
気ヒータに電流を供給して、温水100の加熱を始め、
ステップ407にて通常の電気ヒータの発熱制御によ
り、温水100を所定範囲の温度に保持する制御を行
う。
【0051】本実施の形態によれば、高圧放電ランプ3
1は電力消費量が大きく、紫外線放射効率も5%程度と
低いため、発熱量が膨大となるが、この発熱を温水10
0の加熱に利用しているため、高圧放電ランプ31の発
熱が無駄にならず、装置の熱効率を良好にすることがで
きる。このような場合、加熱槽4の電気ヒータ(150
W程度)は補足的な機能を有するだけで十分となる。し
かし、既存の設備にレジオネラ菌にも有効な本例の温水
殺菌装置15を取り付けた場合、加熱槽4の加熱ヒータ
もそれなりの出力(400W)があり、これでは、温水
加熱出力が250+400=650Wと非常に大きくな
ってしまって、温水100の加熱が過剰になって、温度
が高くなり過ぎる不具合が発生する恐れがある。そこ
で、本例では、温度が高くなり過ぎると、電気ヒータを
停止した後、更に、温水100の循環を止めると共に高
圧放電ランプ31を消灯して、温水100の加熱を全く
行なわないような制御をしているため、大ランプ電力の
高圧放電ランプ31を用いても、温水100の温度をほ
ぼ適温に保持することができる。尚、前記温水100の
温度が高くなり過ぎた時、高圧放電ランプ31の出力を
低下させる制御を行ってもよい。
1は電力消費量が大きく、紫外線放射効率も5%程度と
低いため、発熱量が膨大となるが、この発熱を温水10
0の加熱に利用しているため、高圧放電ランプ31の発
熱が無駄にならず、装置の熱効率を良好にすることがで
きる。このような場合、加熱槽4の電気ヒータ(150
W程度)は補足的な機能を有するだけで十分となる。し
かし、既存の設備にレジオネラ菌にも有効な本例の温水
殺菌装置15を取り付けた場合、加熱槽4の加熱ヒータ
もそれなりの出力(400W)があり、これでは、温水
加熱出力が250+400=650Wと非常に大きくな
ってしまって、温水100の加熱が過剰になって、温度
が高くなり過ぎる不具合が発生する恐れがある。そこ
で、本例では、温度が高くなり過ぎると、電気ヒータを
停止した後、更に、温水100の循環を止めると共に高
圧放電ランプ31を消灯して、温水100の加熱を全く
行なわないような制御をしているため、大ランプ電力の
高圧放電ランプ31を用いても、温水100の温度をほ
ぼ適温に保持することができる。尚、前記温水100の
温度が高くなり過ぎた時、高圧放電ランプ31の出力を
低下させる制御を行ってもよい。
【0052】
【発明の効果】以上記述した如く請求項1の発明によれ
ば、ランプ電力の大きな紫外線放射用の高圧放電ランプ
を用いているため、温水中のレジオネラ菌を99.9%
死滅させることができる。
ば、ランプ電力の大きな紫外線放射用の高圧放電ランプ
を用いているため、温水中のレジオネラ菌を99.9%
死滅させることができる。
【0053】請求項2の発明によれば、ジャケットの外
表面及び殺菌流水管の内表面に金属酸化物の光触媒を塗
布しているため、高圧放電ランプから放射される殺菌効
果の低い波長の紫外線を殺菌に有効利用でき、紫外線に
よる殺菌効率を向上させることができると共に、前記光
触媒作用により温水中の有機物を分解して、装置内の汚
れを防止できるため、装置の初期性能を長らく保持する
ことができる。
表面及び殺菌流水管の内表面に金属酸化物の光触媒を塗
布しているため、高圧放電ランプから放射される殺菌効
果の低い波長の紫外線を殺菌に有効利用でき、紫外線に
よる殺菌効率を向上させることができると共に、前記光
触媒作用により温水中の有機物を分解して、装置内の汚
れを防止できるため、装置の初期性能を長らく保持する
ことができる。
【0054】請求項3の発明によれば、ジャケットの外
表面及び殺菌流水管の内表面に塗布された光触媒が撥水
性を有するため、ジャケットの外表面及び殺菌流水管の
内表面に有機物が滞留付着せず、この面からもこれらの
表面が汚れず、装置の初期性能を長らく維持することが
できる。
表面及び殺菌流水管の内表面に塗布された光触媒が撥水
性を有するため、ジャケットの外表面及び殺菌流水管の
内表面に有機物が滞留付着せず、この面からもこれらの
表面が汚れず、装置の初期性能を長らく維持することが
できる。
【0055】請求項4の発明によれば、温水殺菌装置に
より温水中のレジオネラ菌を99.9%殺菌できるた
め、浴槽内の温水がレジオネラ菌に汚染されることを無
くすことができると共に、前記温水殺菌装置により有機
物が分解されるため、浴槽を清潔に保持することができ
る。
より温水中のレジオネラ菌を99.9%殺菌できるた
め、浴槽内の温水がレジオネラ菌に汚染されることを無
くすことができると共に、前記温水殺菌装置により有機
物が分解されるため、浴槽を清潔に保持することができ
る。
【0056】請求項5の発明によれば、大出力の高圧放
電ランプを用いることによる温水の加熱し過ぎを防止で
き、浴槽の温水を常に適温に保持することができる。
電ランプを用いることによる温水の加熱し過ぎを防止で
き、浴槽の温水を常に適温に保持することができる。
【図1】本発明の温水殺菌装置の一実施の形態を示した
構成図。
構成図。
【図2】高圧放電ランプのスペクトルを示した図。
【図3】低圧放電ランプのスペクトルを示した図。
【図4】紫外線の波長と殺菌効果の関係を示した図。
【図5】水の透過率と、汚れと照射回数との関係を示し
た図。
た図。
【図6】殺菌流水管の半径とジャケットの半径比と温水
の流量の関係を示した図。
の流量の関係を示した図。
【図7】水の透過率と最適流量の関係を示した図。
【図8】殺菌流水管半径と最適ジャケッ半径の関係を示
した図。
した図。
【図9】本発明の常時循環式の風呂ユニット装置の一実
施の形態を示したブロック図。
施の形態を示したブロック図。
【図10】図1に示した制御装置の制御例を示したフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図11】従来の常時循環式の風呂ユニット装置の構成
例を示した概略図。
例を示した概略図。
1 フィルタ 2 有機物分解槽 4 加熱槽 5 ポンプ 6 ポンプ制御回路 7、9 電源部 8 スイッチ回路 10 電流制御回路 11 制御装置 12 センサ 13 浴槽 14 配管 15 温水殺菌装置 31 高圧放電ランプ 32 ジャケット 33 殺菌流水管 34 ジャケットキャップ 35 電源線 36 コネクター 37 流水キャップ 38 パッキング 39 水垢除去ブラシ 40 流入口 41 排出口 42 光触媒
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01J 35/02 B01J 35/02 J C02F 3/06 ZAB C02F 3/06 ZAB F24H 9/00 F24H 9/00 W
Claims (5)
- 【請求項1】 温水が流入し、流出する容器と;この容
器内に配置され、且つ温水に満たされている容器内の最
低紫外線強度が35mW秒/cm2以上になる出力を有
する紫外線放射用の高圧放電ランプと;を具備したこと
を特徴とする温水殺菌装置。 - 【請求項2】 前記高圧放電ランプを紫外線を透過する
ジャケットと呼ばれる管内に収容し、且つこのジャケッ
トの外表面に光触媒を塗布し、或いは前記容器の内表面
に光触媒を塗布したことを特徴とする請求項1記載の温
水殺菌装置。 - 【請求項3】 前記光触媒は超微粒子状の酸化金属であ
ることを特徴とする請求項2記載の温水殺菌装置。 - 【請求項4】 温水中の有機物を分解する有機物分解槽
と;この有機物分解槽により有機物を分解された温水を
殺菌する請求項1乃至3いずれか1記載の温水殺菌装置
と;この温水殺菌装置により殺菌された温水を加熱する
加熱槽と;この加熱槽により加熱された温水を溜める浴
槽と;この浴槽の温水を汲み出して前記有機物分解槽、
温水殺菌装置及び加熱槽に順次配水するポンプと;を具
備したことを特徴とする常時循環式の風呂ユニット装
置。 - 【請求項5】 前記温水が所定値以上上昇すると、前記
ポンプの動作を停止すると共に、前記温水殺菌装置の高
圧放電ランプを消灯する制御を行うことを特徴とする請
求項4記載の常時循環式の風呂ユニット装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9049052A JPH10244257A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 温水殺菌装置及び常時循環式の風呂ユニット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9049052A JPH10244257A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 温水殺菌装置及び常時循環式の風呂ユニット装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10244257A true JPH10244257A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12820317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9049052A Withdrawn JPH10244257A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 温水殺菌装置及び常時循環式の風呂ユニット装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10244257A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010037768A (ko) * | 1999-10-19 | 2001-05-15 | 강길원 | 수처리용 광촉매 반응기 |
| KR20010082470A (ko) * | 2001-07-24 | 2001-08-30 | 권일우 | 티타늄광반응기를 이용한 정수처리 장치 |
| KR100343099B1 (ko) * | 2000-02-16 | 2002-07-05 | 안석규 | 폐수처리용 티타늄 광 반응조 |
| KR100343100B1 (ko) * | 2000-02-16 | 2002-07-05 | 안석규 | 폐수처리용 티타늄 광 반응기 |
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| JP2006526500A (ja) * | 2003-06-04 | 2006-11-24 | ジョン−ソーブ シム | 光触媒滅菌器 |
| KR100797027B1 (ko) | 2006-09-29 | 2008-01-22 | 제주대학교 산학협력단 | 유전체장벽 방전관에서 발생되는 자외선 및 산화성 물질을이용한 폐수처리 장치 및 이를 이용한 폐수처리 방법 |
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-
1997
- 1997-03-04 JP JP9049052A patent/JPH10244257A/ja not_active Withdrawn
Cited By (16)
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