JPH10245574A - 燃料油用流動性改良添加剤および燃料油 - Google Patents
燃料油用流動性改良添加剤および燃料油Info
- Publication number
- JPH10245574A JPH10245574A JP6228897A JP6228897A JPH10245574A JP H10245574 A JPH10245574 A JP H10245574A JP 6228897 A JP6228897 A JP 6228897A JP 6228897 A JP6228897 A JP 6228897A JP H10245574 A JPH10245574 A JP H10245574A
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- fuel oil
- ethylene
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低温流動性向上効果に優れた燃料油用流動性
改良添加剤を提供する。 【解決手段】 エチレン−不飽和カルボン酸ビニルエス
テル共重合体の不飽和ジカルボン酸エステルグラフト付
加物と、グリセリンのアルキレンオキサイド付加物と脂
肪酸の完全エステルを併用する。
改良添加剤を提供する。 【解決手段】 エチレン−不飽和カルボン酸ビニルエス
テル共重合体の不飽和ジカルボン酸エステルグラフト付
加物と、グリセリンのアルキレンオキサイド付加物と脂
肪酸の完全エステルを併用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料油用の流動性
を改良する添加剤およびこれを含有する燃料油に関す
る。
を改良する添加剤およびこれを含有する燃料油に関す
る。
【0002】
【従来の技術】石油中間留出油、例えばディーゼル燃料
油、A重油等は冬期あるいは寒冷地において低温にさら
されると、その中に含まれるパラフィンワックスやワッ
クス状物質が析出し、燃料の配管系にあるフィルターを
目詰まりさせたり、また、燃料が配管系内で固化するこ
とにより、エンジンや燃焼装置を始動できなくなった
り、エンジンが停止したり等の問題が発生する。
油、A重油等は冬期あるいは寒冷地において低温にさら
されると、その中に含まれるパラフィンワックスやワッ
クス状物質が析出し、燃料の配管系にあるフィルターを
目詰まりさせたり、また、燃料が配管系内で固化するこ
とにより、エンジンや燃焼装置を始動できなくなった
り、エンジンが停止したり等の問題が発生する。
【0003】これらの低温での流動性に関する問題を解
決するため、従来、エチレン−飽和カルボン酸のビニル
エステル共重合体を燃料油に添加する方法が数多く提案
されている。例えば、特公昭39−20069号、特公
昭48−23165号、特開昭59−136391号公
報などに記載されている。また、エチレン−カルボン酸
ビニル共重合体の不飽和ジカルボン酸エステルグラフト
付加物およびそれら付加物とエチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等とを併
用して添加する方法[特公昭58−39472号公
報]、アルカントリオールのポリオキシアルキレンエー
テルと直鎖飽和脂肪酸との完全エステルおよびそれらエ
ステルとエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ア
クリル酸エステル共重合体、長鎖アルキル基を含む(メ
タ)アクリル酸共重合体等とを併用して添加する方法
[特公平2−51477号公報]、ポリオキシアルキレ
ングリコールの脂肪酸エステルおよびこれらのエステル
とエチレン−酢酸ビニル共重合体とを併用して添加する
方法[特開昭57−177092号公報]、3価以上の
多価アルコールまたはその部分エステルのアルキレンオ
キサイド付加物と脂肪酸との不完全エステルを添加する
方法[特開昭61−181892]が提案されている。
決するため、従来、エチレン−飽和カルボン酸のビニル
エステル共重合体を燃料油に添加する方法が数多く提案
されている。例えば、特公昭39−20069号、特公
昭48−23165号、特開昭59−136391号公
報などに記載されている。また、エチレン−カルボン酸
ビニル共重合体の不飽和ジカルボン酸エステルグラフト
付加物およびそれら付加物とエチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等とを併
用して添加する方法[特公昭58−39472号公
報]、アルカントリオールのポリオキシアルキレンエー
テルと直鎖飽和脂肪酸との完全エステルおよびそれらエ
ステルとエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ア
クリル酸エステル共重合体、長鎖アルキル基を含む(メ
タ)アクリル酸共重合体等とを併用して添加する方法
[特公平2−51477号公報]、ポリオキシアルキレ
ングリコールの脂肪酸エステルおよびこれらのエステル
とエチレン−酢酸ビニル共重合体とを併用して添加する
方法[特開昭57−177092号公報]、3価以上の
多価アルコールまたはその部分エステルのアルキレンオ
キサイド付加物と脂肪酸との不完全エステルを添加する
方法[特開昭61−181892]が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、中間留
出油に対する需要が増大しており、この需要に対応した
結果、ディーゼル燃料油およびA重油の蒸留性状は蒸留
沸点範囲の狭い、すなはちナローカットな中間留出油に
なっている。また、軽油中の硫黄含量を低減するため水
素化脱硫が行われることにより、一層ナロー蒸留性状に
なる傾向にある。これらの中間留出油の低温での流動性
改良には、従来から使用されているエチレン−酢酸ビニ
ルエステル共重合体を添加する方法では流動性改良が不
十分であると共に、析出したワックスが沈降しフィルタ
ーの目詰まり等問題が発生する場合がある。また、アル
カントリオールのポリオキシアルキレンエーテルと直鎖
飽和脂肪酸とのトリエステル;およびそれらと長鎖アル
キル基を含む(メタ)アクリル酸共重合体等とを併用し
て添加する方法、および、エチレン−カルボン酸ビニル
共重合体の不飽和ジカルボン酸エステル付加物を添加す
る方法は、析出したワックスの沈降は少ないが、低温で
の流動性改良効果が少ない。
出油に対する需要が増大しており、この需要に対応した
結果、ディーゼル燃料油およびA重油の蒸留性状は蒸留
沸点範囲の狭い、すなはちナローカットな中間留出油に
なっている。また、軽油中の硫黄含量を低減するため水
素化脱硫が行われることにより、一層ナロー蒸留性状に
なる傾向にある。これらの中間留出油の低温での流動性
改良には、従来から使用されているエチレン−酢酸ビニ
ルエステル共重合体を添加する方法では流動性改良が不
十分であると共に、析出したワックスが沈降しフィルタ
ーの目詰まり等問題が発生する場合がある。また、アル
カントリオールのポリオキシアルキレンエーテルと直鎖
飽和脂肪酸とのトリエステル;およびそれらと長鎖アル
キル基を含む(メタ)アクリル酸共重合体等とを併用し
て添加する方法、および、エチレン−カルボン酸ビニル
共重合体の不飽和ジカルボン酸エステル付加物を添加す
る方法は、析出したワックスの沈降は少ないが、低温で
の流動性改良効果が少ない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この課題
に対し鋭意検討した結果、エチレン−飽和カルボン酸ビ
ニルエステル共重合体の不飽和ジカルボン酸エステル付
加物と、グリセリンのアルキレンオキサイド付加物と飽
和脂肪酸とのトリエステルを併用添加することにより、
低温での流動性を改良すると共に、析出ワックスの沈降
が少なくできることを見いだした。すなわち本発明は、
エチレン−飽和カルボン酸ビニルエステル共重合体(a
1)の不飽和ジカルボン酸エステル(a2)グラフト付
加物(A)、グリセリンのアルキレンオキサイド付加物
(b1)と飽和脂肪酸(b2)とのトリエステル
(B)、および、必要により、さらに飽和カルボン酸含
量が30〜45重量%であるエチレン−飽和カルボン酸
ビニルエステル共重合体(C)、アルキル基の炭素数が
12〜22であるアルキル(メタ)アクリレート重合体
(D)、プロピレン含量が20〜70重量%のエチレン
−プロピレン共重合体からなる群から選ばれる1種以上
の化合物からなる燃料油の流動性改良添加剤である。
に対し鋭意検討した結果、エチレン−飽和カルボン酸ビ
ニルエステル共重合体の不飽和ジカルボン酸エステル付
加物と、グリセリンのアルキレンオキサイド付加物と飽
和脂肪酸とのトリエステルを併用添加することにより、
低温での流動性を改良すると共に、析出ワックスの沈降
が少なくできることを見いだした。すなわち本発明は、
エチレン−飽和カルボン酸ビニルエステル共重合体(a
1)の不飽和ジカルボン酸エステル(a2)グラフト付
加物(A)、グリセリンのアルキレンオキサイド付加物
(b1)と飽和脂肪酸(b2)とのトリエステル
(B)、および、必要により、さらに飽和カルボン酸含
量が30〜45重量%であるエチレン−飽和カルボン酸
ビニルエステル共重合体(C)、アルキル基の炭素数が
12〜22であるアルキル(メタ)アクリレート重合体
(D)、プロピレン含量が20〜70重量%のエチレン
−プロピレン共重合体からなる群から選ばれる1種以上
の化合物からなる燃料油の流動性改良添加剤である。
【0006】
【発明の実施形態】本発明のグラフト付加物(A)を形
成するエチレン−飽和カルボン酸ビニルエステル共重合
体(a1)の具体例としては、数平均分子量が500〜
20,000、飽和カルボン酸のビニルエステルの含量
が5〜40重量%のエチレン−飽和カルボン酸ビニルエ
ステル共重合体が挙げられる。飽和カルボン酸ビニルエ
ステルの具体例としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、酪酸ビニル、ネオノナン酸ビニル、ネオデカン酸
ビニルが挙げられる。好ましくは酢酸ビニルが10〜2
5重量%であり、数平均分子量が2,000〜10,0
00のエチレン−酢酸ビニル共重合体である。飽和カル
ボン酸ビニルエステル含量が5重量%より少ない場合は
ディーゼル軽油等に対する溶解性が低くなり、40重量
%を超えると析出ワックスが沈降しやすくなる傾向にあ
る。また、数平均分子量が500より小さいと低温での
流動性改善効果が悪化する傾向にあり、数平均分子量が
20,000を超えると粘度が高くなり実用性が無くな
る。
成するエチレン−飽和カルボン酸ビニルエステル共重合
体(a1)の具体例としては、数平均分子量が500〜
20,000、飽和カルボン酸のビニルエステルの含量
が5〜40重量%のエチレン−飽和カルボン酸ビニルエ
ステル共重合体が挙げられる。飽和カルボン酸ビニルエ
ステルの具体例としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、酪酸ビニル、ネオノナン酸ビニル、ネオデカン酸
ビニルが挙げられる。好ましくは酢酸ビニルが10〜2
5重量%であり、数平均分子量が2,000〜10,0
00のエチレン−酢酸ビニル共重合体である。飽和カル
ボン酸ビニルエステル含量が5重量%より少ない場合は
ディーゼル軽油等に対する溶解性が低くなり、40重量
%を超えると析出ワックスが沈降しやすくなる傾向にあ
る。また、数平均分子量が500より小さいと低温での
流動性改善効果が悪化する傾向にあり、数平均分子量が
20,000を超えると粘度が高くなり実用性が無くな
る。
【0007】また、グラフト付加物(A)を形成する不
飽和ジカルボン酸エステル(a2)の具体例としては、
マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸など
の不飽和ジカルボン酸と炭素数が4〜22のアルコール
とのモノエステルもしくはジエステルである。好ましく
は、マレイン酸ジブチル、マレイン酸ジイソブチル、マ
レイン酸ジオクチル、マレイン酸ジ−2−エチルヘキシ
ル、マレイン酸ジオクタデシル、マレイン酸ジエイコシ
ル、フマル酸ジブチル、フマル酸ジイソブチル、フマル
酸ジオクチル、フマル酸ジ−2−エチルヘキシル、フマ
ル酸ジオクタデシル、フマル酸ジエイコシルなどが挙げ
られ、特に好ましくは、マレイン酸ジ−2−エチルヘキ
シル、フマル酸ジ−2−エチルヘキシルである。アルコ
ールの炭素数が4より少ないときは析出ワックスが沈降
しやすくなる傾向にあり、また、22を超えるときは低
温での流動性改善効果が悪化する傾向にある。
飽和ジカルボン酸エステル(a2)の具体例としては、
マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸など
の不飽和ジカルボン酸と炭素数が4〜22のアルコール
とのモノエステルもしくはジエステルである。好ましく
は、マレイン酸ジブチル、マレイン酸ジイソブチル、マ
レイン酸ジオクチル、マレイン酸ジ−2−エチルヘキシ
ル、マレイン酸ジオクタデシル、マレイン酸ジエイコシ
ル、フマル酸ジブチル、フマル酸ジイソブチル、フマル
酸ジオクチル、フマル酸ジ−2−エチルヘキシル、フマ
ル酸ジオクタデシル、フマル酸ジエイコシルなどが挙げ
られ、特に好ましくは、マレイン酸ジ−2−エチルヘキ
シル、フマル酸ジ−2−エチルヘキシルである。アルコ
ールの炭素数が4より少ないときは析出ワックスが沈降
しやすくなる傾向にあり、また、22を超えるときは低
温での流動性改善効果が悪化する傾向にある。
【0008】グラフト付加物(A)は、エチレン−飽和
カルボン酸ビニルエステル共重合体(a1)と不飽和ジ
カルボン酸エステル(a2)と少量のラジカル発生触媒
(有機または無機過酸化物、アゾ系化合物)を均一に混
合し、通常100℃以上に加熱することにより製造でき
る。(a1)と(a2)の反応比は2/1〜1/50
(重量比)であり、好ましくは、1/1〜1/3(重量
比)である。(a1)/(a2)の比で2/1より(a
1)が多くなると溶解性が不足する傾向にある。また、
1/5より(a1)が少なくなると流動性改良効果が悪
化する傾向にある。
カルボン酸ビニルエステル共重合体(a1)と不飽和ジ
カルボン酸エステル(a2)と少量のラジカル発生触媒
(有機または無機過酸化物、アゾ系化合物)を均一に混
合し、通常100℃以上に加熱することにより製造でき
る。(a1)と(a2)の反応比は2/1〜1/50
(重量比)であり、好ましくは、1/1〜1/3(重量
比)である。(a1)/(a2)の比で2/1より(a
1)が多くなると溶解性が不足する傾向にある。また、
1/5より(a1)が少なくなると流動性改良効果が悪
化する傾向にある。
【0009】本発明のグリセリンのアルキレンオキサイ
ド付加物(b1)と飽和脂肪酸(b2)とのトリエステ
ル(B)は、グリセリンのアルキレンオキサイド付加物
(b1)と飽和脂肪酸(b2)とのトリエステルである
が、(b1)、モノエステルおよびジエステルが悪影響
を与えない範囲で残存していてもよく、エステル全体中
のそれらの合計は、通常10重量%未満、好ましくは5
重量%未満である。本発明の(B)を形成するグリセリ
ンのアルキレンオキサイド付加物(b1)の具体例とし
ては、グリセリンのエチレンオキサイド付加物、プロピ
レンオキサイド付加物、1,2−ブチレンオキサイド付
加物が挙げられる。アルキレンオキサイドの付加モル数
は1〜15であり、アルキレンオキサイドの付加モル数
の異なる付加物を2種以上併用しても良い。好ましく
は、グリセリンのエチレンオキサイド3〜10モル付加
物およびこの付加モル数の範囲で付加モル数の異なる付
加物を2種以上配合したものである。また、(B)を形
成する飽和脂肪酸(b2)の具体例としては、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセ
リン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸が挙げら
れる。好ましくは、直鎖飽和アルキル残基を形成するス
テアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸で
ある。これらは単独または混合物であってもよく、たと
えば牛脂のような天然油脂を加水分解して得られる脂肪
酸を水素添加して得られる混合脂肪酸をそのまま利用す
ることができる。
ド付加物(b1)と飽和脂肪酸(b2)とのトリエステ
ル(B)は、グリセリンのアルキレンオキサイド付加物
(b1)と飽和脂肪酸(b2)とのトリエステルである
が、(b1)、モノエステルおよびジエステルが悪影響
を与えない範囲で残存していてもよく、エステル全体中
のそれらの合計は、通常10重量%未満、好ましくは5
重量%未満である。本発明の(B)を形成するグリセリ
ンのアルキレンオキサイド付加物(b1)の具体例とし
ては、グリセリンのエチレンオキサイド付加物、プロピ
レンオキサイド付加物、1,2−ブチレンオキサイド付
加物が挙げられる。アルキレンオキサイドの付加モル数
は1〜15であり、アルキレンオキサイドの付加モル数
の異なる付加物を2種以上併用しても良い。好ましく
は、グリセリンのエチレンオキサイド3〜10モル付加
物およびこの付加モル数の範囲で付加モル数の異なる付
加物を2種以上配合したものである。また、(B)を形
成する飽和脂肪酸(b2)の具体例としては、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセ
リン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸が挙げら
れる。好ましくは、直鎖飽和アルキル残基を形成するス
テアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸で
ある。これらは単独または混合物であってもよく、たと
えば牛脂のような天然油脂を加水分解して得られる脂肪
酸を水素添加して得られる混合脂肪酸をそのまま利用す
ることができる。
【0010】本発明の添加剤に占める(A)と(B)含
量は20重量%以上であり、好ましくは50重量%以上
である。20重量%未満では析出ワックスが沈降する傾
向にある。また、(A)/(B)は1/5〜5/1(重
量比)であり、好ましくは、2/1〜1/2である。こ
の比率より(A)が多い場合も、少ない場合も、低温で
の流動性改良効果が悪化する傾向にある。
量は20重量%以上であり、好ましくは50重量%以上
である。20重量%未満では析出ワックスが沈降する傾
向にある。また、(A)/(B)は1/5〜5/1(重
量比)であり、好ましくは、2/1〜1/2である。こ
の比率より(A)が多い場合も、少ない場合も、低温で
の流動性改良効果が悪化する傾向にある。
【0011】本発明において、(A)、(B)にさらに
必要により、飽和カルボン酸ビニルエステル含量が30
〜45重量%であるエチレン−飽和カルボン酸ビニルエ
ステル共重合体(C)、アルキル基の炭素数が12〜2
2であるアルキル(メタ)アクリレート重合体(D)、
プロピレン含量が30〜70重量%のエチレン−プロピ
レン共重合体からなる群から選ばれる化合物1種以上を
併用することができる。
必要により、飽和カルボン酸ビニルエステル含量が30
〜45重量%であるエチレン−飽和カルボン酸ビニルエ
ステル共重合体(C)、アルキル基の炭素数が12〜2
2であるアルキル(メタ)アクリレート重合体(D)、
プロピレン含量が30〜70重量%のエチレン−プロピ
レン共重合体からなる群から選ばれる化合物1種以上を
併用することができる。
【0012】(C)の具体例としては、数平均分子量5
00〜5,000、分子量分布が通常3以下、好ましく
は2.5以下のエチレン−飽和カルボン酸ビニルエステ
ル共重合体である。さらに飽和カルボン酸のビニルエス
テルとして、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビ
ニル、ネオノナン酸ビニル、ネオデカン酸ビニルからな
る群から選ばれる1種以上を、通常25〜50重量%、
好ましくは30〜45重量%、アセチル基のメチル基以
外に主鎖メチレン基100当たりのメチル末端側鎖(以
下分岐度と言う)が2〜7であるエチレン−飽和カルボ
ン酸ビニルエステル共重合体である。この分岐度は「日
本化学学会誌」1980年、第1号、第74〜78頁に
記載された核磁気共鳴法により測定できる。
00〜5,000、分子量分布が通常3以下、好ましく
は2.5以下のエチレン−飽和カルボン酸ビニルエステ
ル共重合体である。さらに飽和カルボン酸のビニルエス
テルとして、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビ
ニル、ネオノナン酸ビニル、ネオデカン酸ビニルからな
る群から選ばれる1種以上を、通常25〜50重量%、
好ましくは30〜45重量%、アセチル基のメチル基以
外に主鎖メチレン基100当たりのメチル末端側鎖(以
下分岐度と言う)が2〜7であるエチレン−飽和カルボ
ン酸ビニルエステル共重合体である。この分岐度は「日
本化学学会誌」1980年、第1号、第74〜78頁に
記載された核磁気共鳴法により測定できる。
【0013】側鎖アルキル基の炭素数が12〜22のア
ルキル(メタ)アクリレート重合体(D)の具体例とし
ては、側鎖アルキル基の炭素数が12〜22の炭化水素
基を有するメタクリレートまたはアクリレート単独また
は共重合体(重量平均分子量1,000〜1,000,
000)が挙げられる。好ましくは、炭素数14〜18
のアルキル基を持つメタクリレートまたはアクリレート
で重量平均分子量5,000〜100,000のメタク
リレートまたはアクリレート単独または共重合体重合体
である。
ルキル(メタ)アクリレート重合体(D)の具体例とし
ては、側鎖アルキル基の炭素数が12〜22の炭化水素
基を有するメタクリレートまたはアクリレート単独また
は共重合体(重量平均分子量1,000〜1,000,
000)が挙げられる。好ましくは、炭素数14〜18
のアルキル基を持つメタクリレートまたはアクリレート
で重量平均分子量5,000〜100,000のメタク
リレートまたはアクリレート単独または共重合体重合体
である。
【0014】プロピレン含量が30〜70重量%のエチ
レン−プロピレン共重合体(E)の具体例としては、ポ
リスチレンを標準としたゲルマーミエーションクロマト
グラフィーにより測定した重量平均分子量が5,000
〜50,000、プロピレンが20〜70重量%好まし
くは30〜50重量%のエチレン−プロピレン共重合体
である。
レン−プロピレン共重合体(E)の具体例としては、ポ
リスチレンを標準としたゲルマーミエーションクロマト
グラフィーにより測定した重量平均分子量が5,000
〜50,000、プロピレンが20〜70重量%好まし
くは30〜50重量%のエチレン−プロピレン共重合体
である。
【0015】本発明の燃料油の具体例としては、通常の
蒸留で得られ るJIS1号軽油、JIS2号軽油、J
IS3号軽油、JIS特3号軽油;通常の原油から水素
化脱硫工程を経て製造される脱硫軽油;この水素化脱硫
軽油と直留軽油(水素化脱硫工程前の軽油)をブレンド
して得られる軽油留分から得られるJIS1号軽油、J
IS2号軽油、JIS3号軽油、JIS特3号軽油があ
げられる。また、上記の各種軽油留分に蒸留残査、エク
ストラクト等を混合して製造されるA重油があげられ
る。好ましくは、JIS2号軽油、JIS3号軽油、J
IS特3号軽油であり、特に好ましくは、水素化脱硫軽
油と直留軽油をブレンドして得られる硫黄含量が0.2
重量%以下のJIS2号軽油、JIS3号軽油、JIS
特3号軽油である。本発明の流動性改良剤は上記燃料油
に0.005〜0.1重量%添加し使用される。
蒸留で得られ るJIS1号軽油、JIS2号軽油、J
IS3号軽油、JIS特3号軽油;通常の原油から水素
化脱硫工程を経て製造される脱硫軽油;この水素化脱硫
軽油と直留軽油(水素化脱硫工程前の軽油)をブレンド
して得られる軽油留分から得られるJIS1号軽油、J
IS2号軽油、JIS3号軽油、JIS特3号軽油があ
げられる。また、上記の各種軽油留分に蒸留残査、エク
ストラクト等を混合して製造されるA重油があげられ
る。好ましくは、JIS2号軽油、JIS3号軽油、J
IS特3号軽油であり、特に好ましくは、水素化脱硫軽
油と直留軽油をブレンドして得られる硫黄含量が0.2
重量%以下のJIS2号軽油、JIS3号軽油、JIS
特3号軽油である。本発明の流動性改良剤は上記燃料油
に0.005〜0.1重量%添加し使用される。
【0016】本発明の燃料油は、他の公知の添加剤を含
有して良い。これらの公知の添加剤としては、清浄剤
(ブチルアミンのエチレンオキサイド付加物、ブタノー
ルのエチレンオキサイド付加物)、潤滑性向上剤(グリ
セリンモノリノレート、ダイマー酸など)、酸化防止剤
などが挙げられる。
有して良い。これらの公知の添加剤としては、清浄剤
(ブチルアミンのエチレンオキサイド付加物、ブタノー
ルのエチレンオキサイド付加物)、潤滑性向上剤(グリ
セリンモノリノレート、ダイマー酸など)、酸化防止剤
などが挙げられる。
【0017】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、燃料油の低温での流動性は流動点(JIS K22
69)、およびフィルター目詰温度(JIS K228
8)で評価した。流動点およびフィルター目詰温度が低
いほど低温での流動性が優れている。また、析出ワック
スの沈降度は、試料油を100mlの栓付メスシリンダー
に100ml秤取り、その試料油の曇点の下2℃の温度に
15時間静置後の析出ワックス沈降の程度を目視観察
し、ワックス部分の容量を読みとり評価した。容量が1
00mlに近いほど沈降が少ないと判断した。さらに、数
平均分子量は蒸気圧浸透法により、重量平均分子量はポ
リスチレンを標準試料とするゲルパーミエーションクロ
マトグラフィーにより測定した。トリエステル含量はゲ
ルパーミエーションクロマトグラム(GPC)の面積か
ら算出した。また、グリセリンのエチレンオキサイド付
加物の分子量は水酸基価から、脂肪酸の分子量は酸価か
ら算出し反応モル比計算を行った。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、燃料油の低温での流動性は流動点(JIS K22
69)、およびフィルター目詰温度(JIS K228
8)で評価した。流動点およびフィルター目詰温度が低
いほど低温での流動性が優れている。また、析出ワック
スの沈降度は、試料油を100mlの栓付メスシリンダー
に100ml秤取り、その試料油の曇点の下2℃の温度に
15時間静置後の析出ワックス沈降の程度を目視観察
し、ワックス部分の容量を読みとり評価した。容量が1
00mlに近いほど沈降が少ないと判断した。さらに、数
平均分子量は蒸気圧浸透法により、重量平均分子量はポ
リスチレンを標準試料とするゲルパーミエーションクロ
マトグラフィーにより測定した。トリエステル含量はゲ
ルパーミエーションクロマトグラム(GPC)の面積か
ら算出した。また、グリセリンのエチレンオキサイド付
加物の分子量は水酸基価から、脂肪酸の分子量は酸価か
ら算出し反応モル比計算を行った。
【0018】表1に評価に使用した中間留出油の性状を
示す。
示す。
【0019】
【表1】
【0020】製造例1 [エチレン−酢酸ビニル(10%)共重合体のマレイン
酸ジ−2−エチルヘキシル1/2付加物の製造]酢酸ビ
ニル含量10重量%、数平均分子量5,000のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体100g、マレイン酸ジ−2−
エチルヘキシル200g、ジクミルパーオキサイドをエ
チレン−酢酸ビニル共重合体とマレイン酸ジ−2−エチ
ルヘキシル合計量の2重量%相当量を反応槽に投入し、
窒素ガスを通気下100℃に加熱溶融し、均一になるま
で混合する。次いで150℃まで昇温し3時間付加反応
させエチレン−酢酸ビニル共重合体のマレイン酸ジ−2
−エチルヘキシル1/2付加物(SG−1)を作成し
た。未反応のマレイン酸ジ−2−エチルヘキシルおよび
マレイン酸ジ−2−エチルヘキシルのホモ重合物をアセ
トンで抽出し、投入したマレイン酸ジ−2−エチルヘキ
シルのうち付加反応した付加率は75%であった。 製造例2 [エチレン−酢酸ビニル(10%)共重合体のマレイン
酸ジ−2−エチルヘキシル1/1付加物の製造]製造例
1でマレイン酸ジ−2−エチルヘキシルの投入量を10
0℃に変更する以外は製造例1と同様の方法でエチレン
−酢酸ビニル共重合体のマレイン酸ジ−2−エチルヘキ
シル1/1付加物(SG−2)を作成した。付加率は8
5%であった。 製造例3 [エチレン−酢酸ビニル(10%)共重合体のマレイン
酸ジオクタデシル1/2付加物の製造]製造例1でマレ
イン酸ジ−2−エチルヘキシルをマレイン酸ジオクタデ
シルに変更する以外は製造例1と同様の方法でエチレン
−酢酸ビニル共重合体のマレイン酸ジオクタデシル1/
2付加物(SG−3)を作成した。付加率は78%であ
った。 製造例4 [エチレン−酢酸ビニル(20%)共重合体のマレイン
酸ジ−2−エチルヘキシル1/2付加物の製造]製造例
1でエチレン−酢酸ビニル共重合体を、酢酸ビニル含量
20重量%、数平均分子量10,000のエチレン−酢
酸ビニル共重合体に変更する以外は製造例1と同じ方法
でエチレン−酢酸ビニル(20%)共重合体のマレイン
酸ジ1/2付加物(SG−4)を作成した。付加率は7
6%であった。 製造例5 [エチレン−酢酸ビニル(25%)共重合体のマレイン
酸ジブチル1/2付加物の製造]製造例1でエチレン−
酢酸ビニル共重合体を、酢酸ビニル含量25重量%、数
平均分子量10,000のエチレン−酢酸ビニル共重合
体に、マレイン酸ジ−2−エチルヘキシルをフマール酸
ジブチルに変更する以外は製造例1と同様の方法でエチ
レン−酢酸ビニル(25%)共重合体のマレイン酸ジブ
チル1/2付加物(SG−5)を作成した。付加率は8
0%であった。 製造例6 [グリセリンのエチレンオキサイド5モル付加物のベヘ
ン酸エステルの製造]グリセリンのエチレンオキサイド
5モル付加物1モル、ベヘン酸3モル、グリセリンのエ
チレンオキサイド2モル付加物とベヘン酸の合計量の
0.5重量%のパラトルエンスルホン酸を反応槽に投入
し、窒素ガス通気下、150〜160℃に加熱し6時間
反応させグリセリンのエチレンオキサイド5モル付加物
のベヘン酸エステル(SE−1)を作成した。酸価2.
5、水酸基価2.5であった。また、GPCによるトリ
エステル含量は96.5重量%であった。 製造例7 [グリセリンのプロピレンオキサイド5モル付加物のス
テアリン酸エステルの製造]製造例5でエチレンオキサ
イド5モル付加物をプロピレンオキサイド5モル付加物
に、ベヘン酸をステアリン酸に変更する以外は製造例5
と同様の方法でグリセリンのプロピレンオキサイド5モ
ル付加物のステアリン酸エステル(SE−2)を製造し
た。酸価1.6、水酸基価1.5であった。また、GP
Cによるトリエステル含量は95.5重量%であった。 製造例8 [グリセリンのエチレンオキサイド10モル付加物のベ
ヘン酸エステルの製造]製造例5でエチレンオキサイド
5モル付加物を10モル付加物に変更する以外は製造例
5と同様の方法でグリセリンのエチレンオキサイド5モ
ル付加物のベヘン酸エステル(SE−3)を製造した。
酸価2.0、水酸基価1.5であった。また、GPCに
よるトリエステル含量は95.0重量%であった。
酸ジ−2−エチルヘキシル1/2付加物の製造]酢酸ビ
ニル含量10重量%、数平均分子量5,000のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体100g、マレイン酸ジ−2−
エチルヘキシル200g、ジクミルパーオキサイドをエ
チレン−酢酸ビニル共重合体とマレイン酸ジ−2−エチ
ルヘキシル合計量の2重量%相当量を反応槽に投入し、
窒素ガスを通気下100℃に加熱溶融し、均一になるま
で混合する。次いで150℃まで昇温し3時間付加反応
させエチレン−酢酸ビニル共重合体のマレイン酸ジ−2
−エチルヘキシル1/2付加物(SG−1)を作成し
た。未反応のマレイン酸ジ−2−エチルヘキシルおよび
マレイン酸ジ−2−エチルヘキシルのホモ重合物をアセ
トンで抽出し、投入したマレイン酸ジ−2−エチルヘキ
シルのうち付加反応した付加率は75%であった。 製造例2 [エチレン−酢酸ビニル(10%)共重合体のマレイン
酸ジ−2−エチルヘキシル1/1付加物の製造]製造例
1でマレイン酸ジ−2−エチルヘキシルの投入量を10
0℃に変更する以外は製造例1と同様の方法でエチレン
−酢酸ビニル共重合体のマレイン酸ジ−2−エチルヘキ
シル1/1付加物(SG−2)を作成した。付加率は8
5%であった。 製造例3 [エチレン−酢酸ビニル(10%)共重合体のマレイン
酸ジオクタデシル1/2付加物の製造]製造例1でマレ
イン酸ジ−2−エチルヘキシルをマレイン酸ジオクタデ
シルに変更する以外は製造例1と同様の方法でエチレン
−酢酸ビニル共重合体のマレイン酸ジオクタデシル1/
2付加物(SG−3)を作成した。付加率は78%であ
った。 製造例4 [エチレン−酢酸ビニル(20%)共重合体のマレイン
酸ジ−2−エチルヘキシル1/2付加物の製造]製造例
1でエチレン−酢酸ビニル共重合体を、酢酸ビニル含量
20重量%、数平均分子量10,000のエチレン−酢
酸ビニル共重合体に変更する以外は製造例1と同じ方法
でエチレン−酢酸ビニル(20%)共重合体のマレイン
酸ジ1/2付加物(SG−4)を作成した。付加率は7
6%であった。 製造例5 [エチレン−酢酸ビニル(25%)共重合体のマレイン
酸ジブチル1/2付加物の製造]製造例1でエチレン−
酢酸ビニル共重合体を、酢酸ビニル含量25重量%、数
平均分子量10,000のエチレン−酢酸ビニル共重合
体に、マレイン酸ジ−2−エチルヘキシルをフマール酸
ジブチルに変更する以外は製造例1と同様の方法でエチ
レン−酢酸ビニル(25%)共重合体のマレイン酸ジブ
チル1/2付加物(SG−5)を作成した。付加率は8
0%であった。 製造例6 [グリセリンのエチレンオキサイド5モル付加物のベヘ
ン酸エステルの製造]グリセリンのエチレンオキサイド
5モル付加物1モル、ベヘン酸3モル、グリセリンのエ
チレンオキサイド2モル付加物とベヘン酸の合計量の
0.5重量%のパラトルエンスルホン酸を反応槽に投入
し、窒素ガス通気下、150〜160℃に加熱し6時間
反応させグリセリンのエチレンオキサイド5モル付加物
のベヘン酸エステル(SE−1)を作成した。酸価2.
5、水酸基価2.5であった。また、GPCによるトリ
エステル含量は96.5重量%であった。 製造例7 [グリセリンのプロピレンオキサイド5モル付加物のス
テアリン酸エステルの製造]製造例5でエチレンオキサ
イド5モル付加物をプロピレンオキサイド5モル付加物
に、ベヘン酸をステアリン酸に変更する以外は製造例5
と同様の方法でグリセリンのプロピレンオキサイド5モ
ル付加物のステアリン酸エステル(SE−2)を製造し
た。酸価1.6、水酸基価1.5であった。また、GP
Cによるトリエステル含量は95.5重量%であった。 製造例8 [グリセリンのエチレンオキサイド10モル付加物のベ
ヘン酸エステルの製造]製造例5でエチレンオキサイド
5モル付加物を10モル付加物に変更する以外は製造例
5と同様の方法でグリセリンのエチレンオキサイド5モ
ル付加物のベヘン酸エステル(SE−3)を製造した。
酸価2.0、水酸基価1.5であった。また、GPCに
よるトリエステル含量は95.0重量%であった。
【0021】比較製造例1 [グリセリンのエチレンオキサイド5モル付加物のベヘ
ン酸部分エステルの製造]製造例5でエチレンオキサイ
ド5モル付加物1モルを5モル付加物1モルに、ベヘン
酸3モルを1モルに変更する以外は製造例5と同様の方
法でグリセリンのエチレンオキサイド5モル付加物のベ
ヘン酸エステル(RE−1)を製造した。酸価0.3、
水酸基価170であった。また、GPCによるトリエス
テル含量は10.0重量%であった。 比較製造例2 [グリセリンのステアリン酸エステルの製造]製造例1
でグリセリンのエチレンオキサイド5モル付加物をグリ
セリンに、ベヘン酸3モルをステアリン酸1モルに変更
する以外は製造例5と同様の方法でグリセリンのステア
リン酸エステル(RE−2)を製造した。酸価0.2、
水酸基価318であった。また、GPCによるトリエス
テル含量は8.0重量%であった。
ン酸部分エステルの製造]製造例5でエチレンオキサイ
ド5モル付加物1モルを5モル付加物1モルに、ベヘン
酸3モルを1モルに変更する以外は製造例5と同様の方
法でグリセリンのエチレンオキサイド5モル付加物のベ
ヘン酸エステル(RE−1)を製造した。酸価0.3、
水酸基価170であった。また、GPCによるトリエス
テル含量は10.0重量%であった。 比較製造例2 [グリセリンのステアリン酸エステルの製造]製造例1
でグリセリンのエチレンオキサイド5モル付加物をグリ
セリンに、ベヘン酸3モルをステアリン酸1モルに変更
する以外は製造例5と同様の方法でグリセリンのステア
リン酸エステル(RE−2)を製造した。酸価0.2、
水酸基価318であった。また、GPCによるトリエス
テル含量は8.0重量%であった。
【0022】実施例1〜7、比較例1〜6 表2に記載した配合比で、製造例で示した(A)、
(B)を配合し、50重量%の白灯油の溶液として実施
例1〜7の燃料油用の流動性改良添加剤(S1〜S7)
を作成した。同じく表3に記載のように比較例1〜4の
燃料油用の流動性改良添加剤(R1〜R4)を作成し
た。
(B)を配合し、50重量%の白灯油の溶液として実施
例1〜7の燃料油用の流動性改良添加剤(S1〜S7)
を作成した。同じく表3に記載のように比較例1〜4の
燃料油用の流動性改良添加剤(R1〜R4)を作成し
た。
【0023】
【表2】 (数字は重量部を表す)
【0024】
【表3】 (数字は重量部を表す)
【0025】OCP:プロピレン含量40重量%、重量
平均分子量10,000のエチレン−プロピレン共重合
体 PMA:アルキル基が炭素数14〜16の飽和アルキル
基であり、重量平均分子量が20,000であるポリア
ルキルメタクリレート EVA−1:酢酸ビニル含量35重量%、バーサチック
酸ビニル含量7重量%、数平均分子量3,000、分岐
度5.1のエチレン−飽和カルボン酸ビニル共重合体 EVA−2:酢酸ビニル含量が10重量%、数平均分子
量5,000のエチレン−酢酸ビニル共重合体 EVA−3:酢酸ビニル含量が20重量%、数平均分子
量10,000のエチレン−酢酸ビニル共重合体
平均分子量10,000のエチレン−プロピレン共重合
体 PMA:アルキル基が炭素数14〜16の飽和アルキル
基であり、重量平均分子量が20,000であるポリア
ルキルメタクリレート EVA−1:酢酸ビニル含量35重量%、バーサチック
酸ビニル含量7重量%、数平均分子量3,000、分岐
度5.1のエチレン−飽和カルボン酸ビニル共重合体 EVA−2:酢酸ビニル含量が10重量%、数平均分子
量5,000のエチレン−酢酸ビニル共重合体 EVA−3:酢酸ビニル含量が20重量%、数平均分子
量10,000のエチレン−酢酸ビニル共重合体
【0026】S1〜S7およびR1〜R4を評価油A、
評価油Bに所定量添加し流動点(PP)およびフィルタ
ー目詰まり点(CFPP)を測定した。また、評価油C
に所定量添加し、析出ワックスの沈降度を評価した。結
果を表4と表5に示す。
評価油Bに所定量添加し流動点(PP)およびフィルタ
ー目詰まり点(CFPP)を測定した。また、評価油C
に所定量添加し、析出ワックスの沈降度を評価した。結
果を表4と表5に示す。
【0027】
【表4】
【0028】
【表5】
【0029】表4から明らかなように本発明の燃料油用
の流動性改良剤は低温での流動性改良効果が優れている
共に、析出ワックス沈降度が少ないことが判る。
の流動性改良剤は低温での流動性改良効果が優れている
共に、析出ワックス沈降度が少ないことが判る。
【0030】
【発明の効果】本発明の燃料油用の流動性改良添加剤は
低温での流動性改良効果に優れているとともに、析出ワ
ックスの沈降が少ないため、寒冷地域においても問題を
起こさず使用可能な軽油、A重油の製造が容易になる。
低温での流動性改良効果に優れているとともに、析出ワ
ックスの沈降が少ないため、寒冷地域においても問題を
起こさず使用可能な軽油、A重油の製造が容易になる。
Claims (14)
- 【請求項1】 エチレン−飽和カルボン酸ビニルエステ
ル共重合体(a1)の不飽和ジカルボン酸エステル(a
2)グラフト付加物(A)、およびグリセリンのアルキ
レンオキサイド付加物(b1)と飽和脂肪酸(b2)と
のトリエステル(B)からなる燃料油用流動性改良添加
剤。 - 【請求項2】 請求項1記載の添加剤に、さらに飽和カ
ルボン酸ビニルエステル含量が30〜45重量%である
エチレン−飽和カルボン酸ビニルエステル共重合体
(C)、アルキル基の炭素数が12〜22であるアルキ
ル(メタ)アクリレート重合体(D)およびプロピレン
含量が20〜70重量%のエチレン−プロピレン共重合
体(E)からなる群から選ばれる1種以上の化合物を併
用する燃料油用流動性改良添加剤。 - 【請求項3】 該エチレン−飽和カルボン酸ビニルエス
テル共重合体(a1)が、数平均分子量が500〜2
0,000で、飽和カルボン酸のビニルエステル含量が
5〜40重量%であるエチレン−飽和カルボン酸ビニル
エステル共重合体である請求項1または2記載の燃料油
用流動性改良添加剤。 - 【請求項4】 該不飽和ジカルボン酸エステル(a2)
が、マレイン酸またはフマール酸のエステルである請求
項1〜3のいずれか記載の燃料油用流動性改良添加剤。 - 【請求項5】 該(a2)が、炭素数4〜22のアルキ
ルエステルである請求項1〜4のいずれか記載の燃料油
用流動性改良添加剤。 - 【請求項6】 該(a2)が、マレイン酸ジ−2−エチ
ルヘキシルまたはフマル酸ジ−2−エチルヘキシルであ
る請求項1〜5のいずれか記載の燃料油用流動性改良添
加剤。 - 【請求項7】 該グラフト付加物(A)の(a1)/
(a2)の反応比が2/1〜1/5(重量比)である請
求項1〜6のいずれか記載の燃料油用流動性改良添加
剤。 - 【請求項8】 該グリセリンのアルキレンオキサイド付
加物(b1)中のアルキレンオキサイドの付加モル数が
1〜15である請求項1〜7のいずれか記載の燃料油用
流動性改良添加剤。 - 【請求項9】 該(b1)が、エチレンオキサイド付加
物である請求項1〜8のいずれか記載の燃料油用流動性
改良添加剤。 - 【請求項10】 該飽和脂肪酸(b2)が炭素数16〜
30の直鎖飽和脂肪酸である請求項1〜9のいずれか記
載の燃料油用流動性改良添加剤。 - 【請求項11】 (A)と(B)の合計が、添加剤全体
の20重量%以上である請求項1〜10のいずれか記載
の燃料油用流動性改良添加剤。 - 【請求項12】 (A)/(B)が、1/5〜5/1
(重量比)である請求項1〜11のいずれか記載の燃料
油用流動性改良添加剤。 - 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか記載の燃料
油用流動性改良添加剤を含有する燃料油。 - 【請求項14】 硫黄含量0.2重量%以下である請求
項13記載の燃料油。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6228897A JPH10245574A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 燃料油用流動性改良添加剤および燃料油 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6228897A JPH10245574A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 燃料油用流動性改良添加剤および燃料油 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10245574A true JPH10245574A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=13195794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6228897A Pending JPH10245574A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 燃料油用流動性改良添加剤および燃料油 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10245574A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002090470A1 (en) * | 2001-05-08 | 2002-11-14 | Sanyo Chemical Industries, Ltd. | Fluidity improver and fuel oil composition |
| WO2003042338A3 (de) * | 2001-11-14 | 2003-10-09 | Clariant Gmbh | Additive für schwefelarme mineralöldestillate, umfassend einen ester eines alkoxylierten polyols und ein alkylphenol-aldehydharz |
| EP1357168A1 (en) * | 2002-04-16 | 2003-10-29 | Infineum International Limited | Jet fuel compositions |
| DE10349850B4 (de) * | 2003-10-25 | 2008-06-19 | Clariant Produkte (Deutschland) Gmbh | Kaltfließverbesserer für Brennstofföle pflanzlichen oder tierischen Ursprungs |
| US7473284B2 (en) | 2003-12-11 | 2009-01-06 | Clariant Produkte (Deutschland) Gmbh | Fuel oils composed of middle distillates and oils of vegetable or animal origin and having improved cold flow properties |
| US7500996B2 (en) | 2003-10-25 | 2009-03-10 | Clariant International Ltd. | Cold flow improvers for fuel oils of vegetable or animal origin |
| JP2009542887A (ja) * | 2006-07-10 | 2009-12-03 | トータル・ラフィナージュ・マーケティング | 炭化水素留分におけるフィルター通過性添加剤の効率を向上させる化合物の使用、およびその化合物を含み共同作用を有する組成物 |
| US7815697B2 (en) | 2003-12-11 | 2010-10-19 | Clariant Finance (Bvi) Limited | Fuel oils composed of middle distillates and oils of vegetable or animal origin and having improved cold flow properties |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP6228897A patent/JPH10245574A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| EP1357168A1 (en) * | 2002-04-16 | 2003-10-29 | Infineum International Limited | Jet fuel compositions |
| EP1357169A3 (en) * | 2002-04-16 | 2005-03-02 | Infineum International Limited | Jet fuel compositions |
| DE10349850C5 (de) * | 2003-10-25 | 2011-12-08 | Clariant Produkte (Deutschland) Gmbh | Kaltfließverbesserer für Brennstofföle pflanzlichen oder tierischen Ursprungs |
| DE10349850B4 (de) * | 2003-10-25 | 2008-06-19 | Clariant Produkte (Deutschland) Gmbh | Kaltfließverbesserer für Brennstofföle pflanzlichen oder tierischen Ursprungs |
| US7476264B2 (en) | 2003-10-25 | 2009-01-13 | Lariant Produkte (Deutshland) Gmbh | Cold flow improvers for fuel oils of vegetable or animal origin |
| US7500996B2 (en) | 2003-10-25 | 2009-03-10 | Clariant International Ltd. | Cold flow improvers for fuel oils of vegetable or animal origin |
| US7473284B2 (en) | 2003-12-11 | 2009-01-06 | Clariant Produkte (Deutschland) Gmbh | Fuel oils composed of middle distillates and oils of vegetable or animal origin and having improved cold flow properties |
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| JP2013076093A (ja) * | 2006-07-10 | 2013-04-25 | Total Raffinage Marketing | 炭化水素留分におけるフィルター通過性添加剤の効率を向上させる化合物の使用、およびその化合物を含み共同作用を有する組成物 |
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