JPH1024608A - インクジェットプリンタ装置 - Google Patents

インクジェットプリンタ装置

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Publication number
JPH1024608A
JPH1024608A JP8183391A JP18339196A JPH1024608A JP H1024608 A JPH1024608 A JP H1024608A JP 8183391 A JP8183391 A JP 8183391A JP 18339196 A JP18339196 A JP 18339196A JP H1024608 A JPH1024608 A JP H1024608A
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JP
Japan
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electrodes
ink
impedance
pair
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP8183391A
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English (en)
Inventor
Nobusuke Satou
伸祐 佐藤
Hajime Shiraishi
肇 白石
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH1024608A publication Critical patent/JPH1024608A/ja
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極の消耗を少なくでき、安定した印字品質
を得ることができる使い勝手のよいインクジェットプリ
ンタ装置を提供する。 【解決手段】 複数のノズルと、各ノズルに1対の電極
が対応するように設けられた複数の電極と、各電極に設
けられた電圧印加手段と、電圧印加手段を介して1対の
電極間に電圧を印加する電源と、所望のノズルからイン
クを吐き出させるために、所定の1対の電極に電圧が印
加されるように電圧印加手段を制御する制御手段とを備
え、1対の電極間のインクに電流を流してインクを沸騰
させて、インクを吐き出させるインクジェットプリンタ
装置にさらに、インクが供給されたときの1対の電極間
のインピーダンスを測定するインピーダンス測定手段を
備え、制御手段が、測定された各インピーダンスに対応
した時間だけ1対の電極の間に電圧を印加するように制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィス用コンピ
ュータやパーソナルコンピュータなどの出力印字に用い
られるインクジェットプリンタ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェットプリンタは、記録
時の静粛性、高速記録が可能、カラー化が容易といった
点から家庭用、オフィス用コンピュータの出力用プリン
タとして広く利用されるようになってきている。このよ
うなインクジェットプリンタはインクを小滴化し飛翔さ
せ、記録紙に付着させて記録を行うもので、小滴の発生
法や飛翔方向の制御方法によってコンティニアス方式と
オンデマンド方式に大別される。
【0003】コンティニアス方式は、例えば米国特許第
3060429号に開示されている方式であって、イン
クの小滴化を静電吸引的に行い、発生した小滴を記録信
号に応じて電界制御し、記録紙上に小滴を選択的に付着
させて記録を行うものであり、小滴の発生に高電圧を要
し、マルチノズル化が困難であるので高速記録には不適
である。
【0004】オンデマンド方式は、例えば米国特許第3
747120号に開示されている方式で、小滴を吐出す
るノズル孔を有する記録ヘッドに付設されているピエゾ
振動素子に、電気的な記録信号を付加し、この電気記録
信号をピエゾ振動素子の機械的振動に変え、機械的振動
に従って前記ノズル孔より小滴を吐出させて記録紙に付
着させることで記録を行うものであり、オンデマンドで
インクをノズル孔より吐出して記録を行うため、コンテ
ィニアス方式のように吐出飛翔する小滴の中、画像の記
録に要さなかった小滴を回収することが不要であるた
め、シンプルな構成が可能であるが、記録ヘッドの加工
の困難さや、ピエゾ振動素子の小型化が極めて困難でマ
ルチノズル化が難しく、ピエゾ素子の機械振動という機
械的エネルギーで小滴の飛翔を行うので高速記録に向か
ないこと、等の欠点を有する。
【0005】また特公昭61−59911号、特公昭6
2−11035、特公昭61−59914号の各公報に
は発熱抵抗体によりインクを沸騰させ液滴を飛翔させる
方式の記録方法が開示されている。オンデマンド方式の
他の例として米国特許第3179042号に開示されて
いる方式はピエゾ振動素子等の手段による機械的振動エ
ネルギーを利用する代わりに熱エネルギーを利用するこ
とが記載されていて、この方式は、機械的振動エネルギ
ーを利用する方式と比較しエネルギー変換効率が高い、
マルチノズル化が容易であるといった特徴がある。
【0006】また、最近では、発熱抵抗体を用いること
なく、導電性インクに電流を流すことによってジュール
熱でインクを沸騰させて液滴を飛翔させる方式(以下、
通電インクジェット方式と称する。)が提案されてい
る。 図10は従来例の通電インクジェット方式のイン
ク吐出装置の断面を模式的に示した図である。図10に
おいて120は導電性インク、121は導電性インクで
満たされたインク室、122は導電性インクを収容する
インクタンク、123、124は導電性インク液面以下
に配置された一対の電極、125は電源、126は電源
125のスイッチ、127は導電性インクを吐出するノ
ズル、128は記録紙、129はノズル127から吐出
されるインク滴である。
【0007】以上のように構成された従来例の通電イン
クジェット方式のインク吐出装置において、一対の電極
123、124に電圧を印加すると、導電性インク12
0に電流が流れ、そのジュール熱で電極123、124
の先端間の導電性インク120の一部が気化する。更に
その気化された導電性インク120の蒸気はノズル12
7から記録紙128にインク滴129を吐出させるのに
十分な圧力を発生するまで膨張する。スイッチ126に
より電圧を印加することで、導電性インク120を吐出
するノズル孔を選び記録紙128に所望の文字を形成で
きるようしている。従来の通電インクジェット方式で
は、電流を通電することにより電極が電気分解して劣化
することを防止するため、交流の電流を流す方法が取ら
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例の通電
インクジェット方式のインク吐出装置において、交流電
流を用いるだけでは十分でなく、電極の劣化を完全に防
止することは困難であり、電極の腐食に伴い電極間のイ
ンピーダンスは徐々に増大し通電電流が減少して、安定
した印字品質が得られなかったり、インクの吐出に至る
時間が電極の劣化に従い徐々に長くなるという問題点が
あった。このために、従来の通電インクジェット方式で
はさらに、電極の劣化を想定して、インピーダンスが増
加したときに、所定の通電時間を越えないように、電極
間の電圧を予め高い電圧に設定したり(第1の方法)、
あるいは使用者が印字結果を見て調整する方法(第2の
方法)が取られていた。しかしながら、第1の方法で
は、初期において必要以上の通電時間、電圧が印加され
るために電極の劣化を助長するという新たな問題点が生
じ、また、第2の方法では、使用者がしばしば調整をす
る必要があり、使い勝手が著しく悪いという問題点があ
った。
【0009】本発明の目的は、上記従来の問題点を解決
して、電極の劣化を助長することなく、安定した印字品
質を得ることができる使い勝手のよいインクジェットプ
リンタ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の従来例
の持つ問題点を解決するためになされたものであって、
ノズルに対応して設けられた1対の電極間のインピーダ
ンスを測定し、測定されたインピーダンスに基づいて、
上記1対の電極間に供給されるインクの沸騰に要する最
小限の時間だけ電圧を印加するように制御することによ
って、安定した印字品質を確保しようとするものであ
る。すなわち、本発明のインクジェットプリンタ装置
は、インクを吐き出すための複数のノズルと、上記各ノ
ズルに1対の電極が対応するように設けられた複数の電
極と、上記各電極に対応して設けられた電圧印加手段
と、上記電圧印加手段を介して上記1対の電極間に所定
の電圧を印加する吐き出し用電源と、上記複数のノズル
のうちの所望のノズルからインクを吐き出させるため
に、所望のノズルに対応して設けられた1対の電極に電
圧が印加されるように、上記電圧印加手段を制御する制
御手段とを備え、上記1対の電極の間に供給されるイン
クに電流を流すことによって、当該インクを沸騰させ
て、当該1対の電極に対応するノズルからインクを吐き
出させるインクジェットプリンタ装置であって、上記イ
ンクジェットプリンタ装置はさらに、インクが供給され
たときの上記各1対の電極間のインピーダンスを測定す
るインピーダンス測定手段を備え、上記制御手段が、測
定された各インピーダンスに対応した時間だけ上記1対
の電極の間に電圧を印加するように制御することを特徴
とする。
【0011】また、本発明のインクジェットプリンタ装
置において、吐き出しのための通電を安定して行い、か
つ1対の電極間のインピーダンスを精度よく測定するた
めに、上記インピーダンス測定手段が、上記吐き出し用
電源とは別の測定用電源を備え、上記測定用電源から上
記各1対の電極に電圧を印加して、インピーダンスを測
定することが好ましい。
【0012】また、本発明のインクジェットプリンタ装
置がさらに、上記測定されたインピーダンスに基づい
て、上記インピーダンスが予め決められた所定のインピ
ーダンス以上になったときに、上記複数の電極を交換す
るように警報を発生する警報発生手段を備えることが好
ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
<実施形態>以下、図面を参照して、本発明の一実施形
態のインクジェットプリンタ装置について説明する。図
1は、本実施形態のインクジェットプリンタ装置のヘッ
ド駆動回路50の構成を示すブロック図である。図1に
示すように、本実施形態のヘッド駆動回路50は、電極
を隣り合ったノズルで共有するマルチノズル構造のヘッ
ド駆動回路であって、各ノズル3−k(k=1,2,
3,…,50)に1対の電極4−k,4−(k+1)が
対応するように51個の電極4−1〜4−51が設けら
れる。また、各電極4−k(k=1,2,3,…51)
に対応して、ドライバ10−kが設けられ、各ドライバ
10−kは、後述する制御部11から入力されるパルス
信号PLSkと通電信号OEとに基づいて、所定のノズ
ルからインクを吐き出すために当該ノズルに対応する1
対の電極間に、当該電極間インピーダンスに対応した所
定の時間だけ電圧を印加して当該ノズルからインクを吐
き出させて印字する。
【0014】すなわち、本実施形態におけるヘッド駆動
回路50は、電極間インピーダンス測定回路52を備
え、制御部11が当該測定回路52によって測定された
各電極間のインピーダンスに対応した時間だけ当該電極
間に電圧を印加するように各ドライバを制御することに
よって、印字品質を一定に保持することを特徴とする。
ここで、電極間インピーダンス測定回路52は、測定用
電源13と、測定用電源13にエミッタが接続されたト
ランジスタ14と、トランジスタ14のコレクタと電極
4−1との間に接続されたダイオード17と、電極4−
51にコレクタが接続されたトランジスタ15と、一端
がトランジスタ15のエミッタに接続され他端が接地さ
れた抵抗16とによって構成され、トランジスタ14の
ベースには制御部11からインバータ20を介してイン
ピーダンス測定回路駆動信号SENBが入力され、トラ
ンジスタ15のベースには制御部11からインピーダン
ス測定回路駆動信号SENBが入力され、検出抵抗16
の一端から検出電圧SENSが制御部11に出力され
る。電極間インピーダンス測定回路52において、トラ
ンジスタ14は、ベースにローレベルの信号が入力され
るとON状態になり、ハイレベルの信号が入力されると
OFF状態になる。トランジスタ15は、ベースにロー
レベルの信号が入力されるとOFF状態になり、ハイレ
ベルの信号が入力されるとON状態になる。また、ダイ
オード17は、印字時(吐き出し動作時)、すなわち電
極4−1に吐き出し用電源12から電圧が印加された時
に、トランジスタ14のコレクタからベースに電流が流
れることを防止する。
【0015】次に、図2を参照して、本実施形態のイン
クジェットプリンタ装置のヘッド部51と、1対の電極
に対応するドライバ10−k,10−(k+1)の構成
を説明する。まず、ヘッド部51は、インクタンク2と
50個のノズル3−kと各ノズルに対応して設けられた
インク沸騰室9とからなり、各インク沸騰室9に1対の
電極4−k,4−(k+1)が設けられる。また、ドラ
イバ10−k(k=1,2,3,…,51)は、トラン
ジスタQ1,Q2とスイッチSWkとからなり、トラン
ジスタQ1のエミッタに吐き出し用電源12が接続さ
れ、トランジスタQ1のコレクタとトランジスタQ2の
コレクタとが接続されて、その接続点がスイッチSWk
を介して電極4−kに接続されて構成される。ここで、
トランジスタQ2のエミッタは接地され、トランジスタ
Q1,Q2のベースには、パルス信号PLSkが入力さ
れ、スイッチSWkには、通電信号OEが入力される。
ドライバ10−(k+1)も同様に、トランジスタQ
3,Q4とスイッチSW(k+1)とからなり、トラン
ジスタQ3のエミッタに吐き出し用電源12が接続さ
れ、トランジスタQ3のコレクタとトランジスタQ4の
コレクタとの接続点がスイッチSW(k+1)を介して
電極4−(k+1)に接続されて構成される。ドライバ
10−(k+1)において、トランジスタQ4のエミッ
タは接地され、トランジスタQ3,Q4のベースには、
パルス信号PLS(k+1)が入力され、スイッチSW
(k+1)には、通電信号OEが入力される。
【0016】ここで、トランジスタQ1,Q3は、ハイ
レベルの信号がベースに入力されるとOFF状態にな
り、ローレベルの信号がベースに入力されるとON状態
になるスイッチング用のトランジスタであり、トランジ
スタQ2,Q4は、ハイレベルの信号がベースに入力さ
れるとON状態になり、ローレベルの信号がベースに入
力されるとOFF状態になるスイッチング用のトランジ
スタである。また、スイッチSWk,SW(k+1)
は、通電信号OEがハイレベルのときにON状態にな
り、ローレベルのときにOFF状態になる制御可能なス
イッチである。
【0017】次に、図3を参照して、ヘッド駆動回路5
0の制御部11について詳細に説明する。図3に示すよ
うに、制御部11は通電時間制御部11aと位相制御部
11bと交流パルス発生器8とからなる。ここで、位相
制御部11bは、入力される画像データに基づいて、所
定のノズル3−kからインクを吐き出させるように交流
パルスPLS1〜PLS51の位相を制御するコントロ
ール信号Cを交流パルス発生器8に出力し、交流パルス
発生器8は入力されるコントロール信号Cに基づいて、
それぞれ所定の位相を有する交流パルスPLS1〜PL
S51を発生して、各パルスPLSk(k=1,2,
3,…,51)を対応するドライバ10−kに出力す
る。
【0018】また、通電時間制御部11aは、インピー
ダンス測定回路のトランジスタ14,15にインピーダ
ンス測定回路駆動信号SENBを出力した時に、検出用
抵抗16の一端から入力される検出電圧SENSに基づ
いて、所定の時間だけ通電するように指示する通電信号
OE又は警報信号ALMを出力する。ここで、通電時間
制御部11aにおいて、通電時間制御は図5のフローチ
ャートに従って実行される。すなわち、ステップS1
で、インピーダンス測定回路のトランジスタ14,15
にインピーダンス測定回路駆動信号SENBを出力す
る。次に、ステップS2で、検出抵抗16の一端から入
力される検出電圧SENSに基づいて、各電極間の各イ
ンピーダンスZを求める。次にステップS3でステップ
S2で求めたインピーダンスZが所定値以上か否かを判
断して、所定値以上の場合にはステップS6に進み、所
定値未満の場合には、ステップS4に進む。
【0019】ステップS4において、インピーダンスZ
に基づいて、ノズルから一定量のインクが吐き出される
ように通電時間tを設定する。ステップS5で、インピ
ーダンス測定回路駆動信号SENBをOFF(ローレベ
ル)にした後、通電時間tだけ、対応する1対の電極間
に電圧を印加するようにドライバを制御する。ステップ
S6では、警報信号ALMを出力する。以上の様に本実
施形態のインクジェットプリンタ装置は構成される。
【0020】次に、本実施形態のインクジェットプリン
タ装置の動作を説明する。まず、図2を参照して、本実
施形態のインクジェットプリンタ装置のインクの吐き出
し動作を説明する。例えば、トランジスタQ1、Q2の
ベースに入力されるパルス信号PLSkがハイレベル、
トランジスタQ3、Q4のベースに入力されるパルス信
号PLS(k+1)がローレベルである時、Q1はOF
F、Q2はON、Q3はON、Q4はOFF状態とな
る。従って、スイッチSWkとスイッチSW(k+1)
が共にON状態であれば、電極4−kは接地されて電極
4−(k+1)には吐き出し用電源12が接続されて、
電極4−k,4−(k+1)間に電圧が印加される。こ
れによって、インク沸騰室9に供給される導電性インク
1に電流6が流れるので、当該導電性インク1が沸騰し
てノズル3−kから吐き出される。このように、本実施
形態では、各パルス信号PLSk,PLS(k+1)の
ハイレベル、ローレベルを適当に組み合わせて各トラン
ジスタに入力することにより、ノズルからのインクの吐
き出しを制御している。本実施形態では、上述の組合せ
を含めて表1に示す4つの組合せがある。表1の4つの
組合せの中で、1及び2の組合せでは、電極4−k,4
−(k+1)間に電圧が印加され、3,4の組合わせで
は電圧が印加されない。すなわち、PLSkとPLS
(k+1)とを逆相で入力すると電圧が印加され、同相
で入力すると電圧が印加されない。
【0021】
【表1】
【0022】ここで、表1において、Hは入力されるパ
ルス信号PLSk,PLS(k+1)がハイレベルであ
ることを示し、Lはローレベルであることを示す。ま
た、電源12と表示した所は、吐き出し用電源12に接
続されていることを示し、Gは接地されていることを示
す。
【0023】上述のように、PLSkとPLS(k+
1)とを逆相でそれぞれドライバ10−kとドライバ1
0−(k+1)に入力すると、電極4−k,4−(k+
1)間に電圧が印加され、同相で入力すると電圧が印加
されない。以上のことを模式的に示すと図6のように表
すことができる。すなわち、図6では、図示したものの
うち、ドライバ10−1とドライバ10−2、ドライバ
10−3とドライバ10−4及びドライバ10−50と
ドライバ10−51とにそれぞれ互いに逆相のパルス信
号PLSを入力することにより、電極4−1,4−2
間、電極4−3,4−4間及び電極4−50,4−51
間にそれぞれ電流I1,I3,I50を流してノズル3
−1,3−3,3−50からインクを吐き出させてい
る。図示した中の他のドライバ間には、それぞれ互いに
同相のパルス信号PLSを入力することにより対応する
ノズルからのインクの吐き出しを停止させている。以上
のように、隣接するドライバ10−k,10−(k+
1)に入力するパルス信号を逆相になるように設定する
ことにより、ノズル3−kからインクを吐き出させるこ
とができ、同相に設定することにより、インクの吐き出
しを停止できる。
【0024】ここで、交流パルス発生手段8によって発
生されるパルス信号は、本実施形態では、数100kH
z〜数MHzの周波数に設定して、電極4−k,4−
(k+1)間に交流電流を流すことによって、当該電極
の電気分解を防止でき、電極の寿命を長くできる。しか
しながら、本発明は、上述の周波数に限定されるもので
はない。
【0025】以上が、本実施形態のインクジェットプリ
ンタ装置におけるインク吐き出しの基本的な動作である
が、電極間に通電を繰り返すうちに、電極が電気分解し
て図4に示すように徐々に間隔が広がり、そのために電
極間のインピーダンスは徐々に大きくなる。図7は吐き
出し回数に対する電極間抵抗(電極間インピーダンス)
を示すグラフであって、吐出回数により電極間抵抗が増
大することがわかる。すなわち、初期において、電極間
抵抗2kΩであったものが、1億回の吐出で3kΩに増
大している。また、図8は吐出回数に対するインク沸騰
に要する時間を示していて、吐き出し回数が増加すると
沸騰時間が長くなることがわかる。初期において、イン
ク沸騰時間15μsecであったものが、25μsec
まで長くなっている。図7と図8のグラフから、電極間
抵抗と沸騰時間もまた比例関係にあることが理解でき
る。
【0026】本実施形態は、上述の電極間抵抗と沸騰時
間との比例関係を利用して、電極間抵抗を求めて、当該
電極間抵抗に基づいて、通電時間を常にインク沸騰に要
する最小限の長さに設定してインク吐き出し動作をさせ
ている。以下にその動作を説明する。まず、各ノズル3
−kのインピーダンスを検出する場合には、通電信号O
Eをローレベルにして、全ドライバ10−1〜10−5
1をOFFにし、かつインピーダンス測定回路駆動信号
SENBをハイレベルにしてトランジスタ14、15を
ONする。これによって、測定用電源13からトランジ
スタ14、ダイオード17、各電極間、トランジスタ1
5及び検出用抵抗16に検出電流が流れ、検出用抵抗1
6の一端における電圧が、検出電圧SENSとして、制
御部11に入力される。例えば、各電極間の抵抗を2k
Ω、ノズル数を50、測定用電源13を5V、検出用抵
抗16を100kΩに設定すると、検出される検出電圧
SENSは2.5Vである。電極の劣化が進み各電極間
の抵抗が3kΩになると検出電圧SENSは2Vにな
り、検出電圧Vは0.5Vの変化となり、大きな検出感
度を得ることができる。そして、制御部11の通電時間
制御部11aでは、検出電圧SENSに基づいて、イン
クを沸騰に要する最小限の長さに通電時間を設定して、
インク吐き出し動作時に当該通電時間だけハイレベルの
通電信号OEを各ドライバに出力して、各電極間にイン
クの沸騰に要する最小限の長さの通電時間だけ、当該各
電極間に電圧が印加されるように制御する。
【0027】また、検出電圧SENSが所定の値に達し
たときは、警告信号ALMをハイレベルにして、発光ダ
イオード(警告灯)18を点灯させ、使用者にヘッドの
交換を知らせる。ここで、本発明では、印字するごとに
電極間のインピーダンスを測定するようにしてもよい
し、所定の回数印字するごとに電極間インピーダンスを
測定するようにしてもよい。すなわち、電極の消耗度合
いに応じて適切な間隔で電極間インピーダンスを測定す
るように設定できる。
【0028】このように測定用電源13と検出用抵抗1
6とを吐き出しに影響しないよう別回路で構成すること
で、簡単な回路で電極間のインピーダンスが精度よく測
定できる。また、検出用電源13を低電圧に設定するこ
とができるので、電極間に測定するための電圧を印加す
ることによって電極を消耗させる等の悪影響を少なくで
きる。
【0029】以上のように構成された実施形態のインク
ジェットプリンタ装置は、インクを沸騰に要する最小限
の長さに通電時間を設定して、インク吐き出し動作をさ
せいてるので、必要以上の長い時間通電することがな
く、電極の消耗を少なくでき、また、常に一定の印字品
質を保つことができる。
【0030】<変形例>以上の実施形態では、各電極間
のインピーダンスZの測定を高い精度で行うために、吐
き出し用電源12とは別に測定用電源13を設けたが、
本発明はこれに限らず、測定用電源13を用いることな
く、吐き出し用電源12を吐き出し用と測定用とに共通
に用いるように構成してもよい。この場合、例えば図9
に示すように、吐き出し用電源12とドライバ10−1
の間に検出用抵抗21を接続して構成し、電極間のイン
ピーダンスを測定する場合には、ドライバ10−1とド
ライバ10−51とをON(抵抗21と電極4−1とが
接続され、電極4−51が接地される。)にして、ドラ
イバ10−2〜10−50をOFF(電源12と電極4
−2〜4−50とが切り離される。)にして、抵抗21
の一端の電圧を検出電圧として制御部11に入力する。
以上のように構成しても、実施形態のインクジェットプ
リンタと同様、電極間のインピーダンスを測定すること
ができ、図1の実施形態と同様の効果を有する。しかし
ながら、図9に示す構成の場合、検出用抵抗21は吐き
出し通電時への影響がないように各電極間の抵抗(イン
ピーダンス)に比べて充分小さくする必要がある。例え
ば、電極間の抵抗を約2kΩとし、検出用抵抗21を例
えば、電極間の抵抗の1%程度の2Ω、ノズル数を5
0、吐出用電源を30Vとすると、全ノズルの合成抵抗
は100kΩとなり、検出抵抗とノズル抵抗の比は2:
100000で検出感度が小さく、精度の高い増幅器が
必要になり、検出精度も図1の実施形態に比較して劣
る。従って、本発明においては、吐き出し用電源と測定
用電源は、別々に設けることが好ましい。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明は、インピーダンス測定手段を備え、ノズル
に対応して設けられた1対の電極間のインピーダンスを
測定し、測定されたインピーダンスに基づいて、上記1
対の電極間に供給されるインクが最上限の時間で沸騰す
るように電圧の印加時間を制御しているので、電極の消
耗を少なくでき、安定した印字品質を確保できる。
【0032】また、本発明のインクジェットプリンタ装
置において、上記インピーダンス測定手段が、上記吐き
出し用電源とは別の測定用電源を備え、上記測定用電源
から上記各1対の電極に電圧を印加して、インピーダン
スを測定することによって、吐き出しのための通電を安
定して行い、かつ電極間のインピーダンスを精度よく測
定することができる。
【0033】また、本発明のインクジェットプリンタ装
置において、上記測定されたインピーダンスが予め決め
られた所定のインピーダンス以上になったときに、警報
を発生する警報発生手段を備えることによって、電極の
交換時期を知らせることができ、使いがってをよくでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施形態のインクジェットプ
リンタ装置のヘッド駆動回路50の構成を示すブロック
図9である。
【図2】 本発明に係る一実施形態のインクジェットプ
リンタ装置におけるヘッド部とドライバとを示す模式図
である。
【図3】 図1の制御部11の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】 ヘッド駆動回路50の電極間の初期状態
(a)と消耗後の状態(b)を示す図である。
【図5】 図1の制御部における通電時間制御のフロー
チャートである。
【図6】 図1のドライバに入力されるパルス信号と電
極間に流れる電流を模式的に示した図である。
【図7】 実施形態のインクジェットプリンタ装置にお
ける、吐き出し回数に対する電極間抵抗を示すグラフで
ある。
【図8】 実施形態のインクジェットプリンタ装置にお
ける、吐き出し回数に対する沸騰時間を示すグラフであ
る。
【図9】 本発明に係る変形例のインクジェットプリン
タ装置におけるヘッド駆動回路の一部を示すブロック図
である。
【図10】 従来例の通電方式のインクジェットプリン
タ装置の模式図である。
【符号の説明】
1…導電性インク、 2…インクタンク、 3−1〜3−50…ノズル、 4−1〜51…電極、 6…通電電流、 8…交流パルス発生器、 9…インク沸騰室、 10−1〜10−51…ドライバ、 11…制御部、 11a…通電時間制御部、 11b…位相制御部、 12…吐き出し用電源、 13…測定用電極、 14,15,Q1,Q2,Q3,Q4…トランジスタ、 16…検出用抵抗、 17…ダイオード、 19…抵抗、 18…発行ダイオード、 20…インバータ、 SW1〜SW51…スイッチ、 50…ヘッド駆動回路、 51…ヘッド部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐き出すための複数のノズル
    と、 上記各ノズルに1対の電極が対応するように設けられた
    複数の電極と、 上記各電極に対応して設けられた電圧印加手段と、 上記電圧印加手段を介して上記1対の電極間に所定の電
    圧を印加する吐き出し用電源と、 上記複数のノズルのうちの所望のノズルからインクを吐
    き出させるために、所望のノズルに対応して設けられた
    1対の電極に電圧が印加されるように、上記電圧印加手
    段を制御する制御手段とを備え、 上記1対の電極の間に供給されるインクに電流を流すこ
    とによって、当該インクを沸騰させて、当該1対の電極
    に対応するノズルからインクを吐き出させるインクジェ
    ットプリンタ装置であって、 上記インクジェットプリンタ装置はさらに、インクが供
    給されたときの上記各1対の電極間のインピーダンスを
    測定するインピーダンス測定手段を備え、 上記制御手段が、測定された各インピーダンスに対応し
    た時間だけ上記1対の電極の間に電圧を印加するように
    制御することを特徴とするインクジェットプリンタ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記インピーダンス測定手段が、上記吐
    き出し用電源とは別の測定用電源を備え、上記測定用電
    源から上記各1対の電極に電圧を印加して、インピーダ
    ンスを測定する請求項1記載のインクジェットプリンタ
    装置。
  3. 【請求項3】 上記インクジェットプリンタ装置がさら
    に、上記測定されたインピーダンスに基づいて、上記イ
    ンピーダンスが予め決められた所定のインピーダンス以
    上になったときに、上記複数の電極を交換するように警
    報を発生する警報発生手段を備えた請求項1又は2記載
    のインクジェットプリンタ装置。
JP8183391A 1996-07-12 1996-07-12 インクジェットプリンタ装置 Pending JPH1024608A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007301975A (ja) * 2006-04-10 2007-11-22 Canon Inc 吐出機能の自己診断ができる液体吐出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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