JPH1024686A - Icモジュールパッケージ及びicカード - Google Patents
Icモジュールパッケージ及びicカードInfo
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- JPH1024686A JPH1024686A JP8180804A JP18080496A JPH1024686A JP H1024686 A JPH1024686 A JP H1024686A JP 8180804 A JP8180804 A JP 8180804A JP 18080496 A JP18080496 A JP 18080496A JP H1024686 A JPH1024686 A JP H1024686A
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- substrate
- linear expansion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】捻りを可及的に防止することができるICモジ
ュールパッケージ及びそれを組み込んだICカードを提
供する。 【解決手段】ICチップ12などを基板11に装着した
ICモジュール10を樹脂32で封止してなるICモジ
ュールパッケージにおいて、封止樹脂32内に線膨張率
の低い補強材3、4を配置するか、又は封止樹脂中に配
合する。
ュールパッケージ及びそれを組み込んだICカードを提
供する。 【解決手段】ICチップ12などを基板11に装着した
ICモジュール10を樹脂32で封止してなるICモジ
ュールパッケージにおいて、封止樹脂32内に線膨張率
の低い補強材3、4を配置するか、又は封止樹脂中に配
合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、捻れなどの変形を
防止したICモジュールパッケージ及びそれを組み込ん
だICカードに関する。
防止したICモジュールパッケージ及びそれを組み込ん
だICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、外部装置とカード本体内に設けた
ループアンテナを介して送受信などを行う非接触型IC
カードがICカードの主流になってきている。この非接
触型ICカードは、例えば図4の断面図に示すように、
ICチップ12、コンデンサ13、14、ループアンテ
ナ等を基板11に組み込んだICモジュール10をエポ
キシ樹脂などで封止したICモジュールパッケージ40
を、ICモジュールパッケージと同厚の中間シート41
の打ち抜き孔に装着し、そのシート41の両面をコアシ
ート42a,42bやオーバーシート43a,43b等
で熱プレスラミネート加工してICカード化されたもの
が一般的である。
ループアンテナを介して送受信などを行う非接触型IC
カードがICカードの主流になってきている。この非接
触型ICカードは、例えば図4の断面図に示すように、
ICチップ12、コンデンサ13、14、ループアンテ
ナ等を基板11に組み込んだICモジュール10をエポ
キシ樹脂などで封止したICモジュールパッケージ40
を、ICモジュールパッケージと同厚の中間シート41
の打ち抜き孔に装着し、そのシート41の両面をコアシ
ート42a,42bやオーバーシート43a,43b等
で熱プレスラミネート加工してICカード化されたもの
が一般的である。
【0003】ICモジュールパッケージを製造する工程
と、このICモジュールパッケージをカード化する工程
について簡単に説明する。まず、図5(a−1)の斜視
図、同図のA−A’線に沿った断面図の(a−2)に示
すようなICモジュールを用意する。このICモジュー
ル10は、例えば、ガラス布基材エポキシ樹脂板で構成
される基板11にICチップ12、コンデンサ13、1
4が装着され、基板にリソグラフィとエッチングにより
形成されたループアンテナ15が設けられている構造を
有する。基板11の寸法は、例えば80×48×0.2
mmであり、ICチップの厚さは約0.7mm程度であ
る。従って、ICモジュールの全体の厚さは約0.9m
mである。
と、このICモジュールパッケージをカード化する工程
について簡単に説明する。まず、図5(a−1)の斜視
図、同図のA−A’線に沿った断面図の(a−2)に示
すようなICモジュールを用意する。このICモジュー
ル10は、例えば、ガラス布基材エポキシ樹脂板で構成
される基板11にICチップ12、コンデンサ13、1
4が装着され、基板にリソグラフィとエッチングにより
形成されたループアンテナ15が設けられている構造を
有する。基板11の寸法は、例えば80×48×0.2
mmであり、ICチップの厚さは約0.7mm程度であ
る。従って、ICモジュールの全体の厚さは約0.9m
mである。
【0004】このようなICモジュール10を、図5
(b)に示すように、スペーサー22で一定の間隔に保
たれた上板23と底板21とで構成される型20に入れ
て液状エポキシ樹脂31で封止加工する。次に、上板2
3と底板21、スペーサー22を取り除いてエポキシ樹
脂で埋め込まれた図5(c)に示すような薄板状の非接
触ICモジュールパッケージ40を取り出す。このIC
モジュールパッケージの寸法は、例えば82×50×
1.0mmである。
(b)に示すように、スペーサー22で一定の間隔に保
たれた上板23と底板21とで構成される型20に入れ
て液状エポキシ樹脂31で封止加工する。次に、上板2
3と底板21、スペーサー22を取り除いてエポキシ樹
脂で埋め込まれた図5(c)に示すような薄板状の非接
触ICモジュールパッケージ40を取り出す。このIC
モジュールパッケージの寸法は、例えば82×50×
1.0mmである。
【0005】一方、図5(d)に示すように、非接触I
Cモジュールパッケージ40と同じ厚さの樹脂シートを
非接触ICモジュールと略同寸法で打ち抜き、打ち抜き
部41aを設けた中間シート41を用意する。そして、
図6(e)に示すように、中間シート41の打ち抜き部
41aにICモジュールパッケージ40を装着し、IC
モジュールパッケージ40を装着した中間シートの上下
両面にポリ塩化ビニル製のコアシート42a,42bと
オーバーシート43a,43bとをそれぞれ重ね、ヒー
トプレスを行い、これらを熱融着する。
Cモジュールパッケージ40と同じ厚さの樹脂シートを
非接触ICモジュールと略同寸法で打ち抜き、打ち抜き
部41aを設けた中間シート41を用意する。そして、
図6(e)に示すように、中間シート41の打ち抜き部
41aにICモジュールパッケージ40を装着し、IC
モジュールパッケージ40を装着した中間シートの上下
両面にポリ塩化ビニル製のコアシート42a,42bと
オーバーシート43a,43bとをそれぞれ重ね、ヒー
トプレスを行い、これらを熱融着する。
【0006】次いで、図6(f)に示すように、カード
サイズに打ち抜き加工を行って、図4に示したようなI
Cカードを製造することができる。
サイズに打ち抜き加工を行って、図4に示したようなI
Cカードを製造することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記I
Cモジュールパッケージの寸法は、例えば82×50×
1.0mmの薄板状であり、内部に複雑な形状の非接触
ICモジュール10が封入されている構造を有する。非
接触ICモジュールの線膨張率は16(ppm/℃)程
度であるのに対し、これを封止するエポキシ樹脂の線膨
張率は60(/℃)程度である。このようにパッケージ
で使用するエポキシ樹脂と非接触モジュールの線膨張率
の差が大きいため、型から取りだしたICモジュールパ
ッケージには、捻れが生じることが認められる。捻れが
生じたICモジュールパッケージを使用して製造した非
接触型ICカードにも同様な捻れが生じることが認めら
れる。
Cモジュールパッケージの寸法は、例えば82×50×
1.0mmの薄板状であり、内部に複雑な形状の非接触
ICモジュール10が封入されている構造を有する。非
接触ICモジュールの線膨張率は16(ppm/℃)程
度であるのに対し、これを封止するエポキシ樹脂の線膨
張率は60(/℃)程度である。このようにパッケージ
で使用するエポキシ樹脂と非接触モジュールの線膨張率
の差が大きいため、型から取りだしたICモジュールパ
ッケージには、捻れが生じることが認められる。捻れが
生じたICモジュールパッケージを使用して製造した非
接触型ICカードにも同様な捻れが生じることが認めら
れる。
【0008】捻れが生じたICカードは、外観が悪く、
商品価値が著しく低下してしまう。そのため、捻れが生
じないICモジュールパッケージが要望されていた。本
発明は、上記要望に鑑みなされたもので、捻りを可及的
に防止することができるICモジュールパッケージ及び
それを組み込んだICカードを提供することを目的とす
る。
商品価値が著しく低下してしまう。そのため、捻れが生
じないICモジュールパッケージが要望されていた。本
発明は、上記要望に鑑みなされたもので、捻りを可及的
に防止することができるICモジュールパッケージ及び
それを組み込んだICカードを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ICチップなどを基板に装着したICモジ
ュールを樹脂で封止してなるICモジュールパッケージ
において、該封止樹脂内に線膨張率の低い補強材を配置
又は配合してなることを特徴とするICモジュールパッ
ケージを提供する。
成するため、ICチップなどを基板に装着したICモジ
ュールを樹脂で封止してなるICモジュールパッケージ
において、該封止樹脂内に線膨張率の低い補強材を配置
又は配合してなることを特徴とするICモジュールパッ
ケージを提供する。
【0010】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、かかるICモジュールパッケージを組み込んだIC
カードを提供する。本発明のICモジュールパッケージ
は、ICモジュールを封止する一般に線膨張率が大きい
封止樹脂中に、線膨張率の低い補強材が、例えばICモ
ジュールに積層されるように配置されている。又は封止
樹脂中に補強材が配合されている。そのため、封止樹脂
の線膨張率を低くでき、ICモジュールとこれを埋める
封止樹脂との線膨張率の差が少なくなり、線膨張率の差
に起因する捻れが生じ難くなる。
め、かかるICモジュールパッケージを組み込んだIC
カードを提供する。本発明のICモジュールパッケージ
は、ICモジュールを封止する一般に線膨張率が大きい
封止樹脂中に、線膨張率の低い補強材が、例えばICモ
ジュールに積層されるように配置されている。又は封止
樹脂中に補強材が配合されている。そのため、封止樹脂
の線膨張率を低くでき、ICモジュールとこれを埋める
封止樹脂との線膨張率の差が少なくなり、線膨張率の差
に起因する捻れが生じ難くなる。
【0011】かかるICモジュールパッケージを内蔵す
るICカードは、捻れが生じがたいICモジュールパッ
ケージを有するので、ICモジュールパッケージに起因
する捻れが生じず、外観が良好である。
るICカードは、捻れが生じがたいICモジュールパッ
ケージを有するので、ICモジュールパッケージに起因
する捻れが生じず、外観が良好である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、本発明は下記の実施の形態に限定される
ものではない。本発明のICモジュールパッケージは、
ICモジュールを封止する樹脂中に線膨張率の低い補強
材を配置又は配合したものである。補強材として繊維材
を用いて配置した例を図1に示す。
て説明するが、本発明は下記の実施の形態に限定される
ものではない。本発明のICモジュールパッケージは、
ICモジュールを封止する樹脂中に線膨張率の低い補強
材を配置又は配合したものである。補強材として繊維材
を用いて配置した例を図1に示す。
【0013】このICモジュールパッケージ1は、全体
に薄板状で、その寸法は、ICカードに用いる場合は、
例えば82×50×1mmの略直方体である。ICモジ
ュールパッケージ1は、封止樹脂32で被覆され、その
内部に、ICモジュール10と、補強材として2枚の第
1補強繊維3と第2補強繊維4が配置されている。
に薄板状で、その寸法は、ICカードに用いる場合は、
例えば82×50×1mmの略直方体である。ICモジ
ュールパッケージ1は、封止樹脂32で被覆され、その
内部に、ICモジュール10と、補強材として2枚の第
1補強繊維3と第2補強繊維4が配置されている。
【0014】ICモジュール10は、図5に示したよう
に、例えばガラス布基材エポキシ樹脂で構成される基板
11にICチップ12、コンデンサ13、14が装着さ
れ、フォトリソグラフィによりアンテナコイル15が形
成されている。また、繊維材は、基板11の裏側(IC
チップなどが装着されている面の反対面)に、第1補強
繊維として、例えば厚さ0.1mmで幅と長さが基板1
1とほぼ等しいガラスクロス3が基板11に積層されて
いるような状態で樹脂32中に埋め込まれている。基板
11の表側には、第2補強繊維として、ICチップ12
やコンデンサ13、14等の基板から突出した凸部を通
す孔があけられた例えば厚さが0.2mmで幅と長さが
基板とほぼ等しいガラスクロス4が、基板11と積層さ
れているような状態で樹脂32中に埋め込まれている。
に、例えばガラス布基材エポキシ樹脂で構成される基板
11にICチップ12、コンデンサ13、14が装着さ
れ、フォトリソグラフィによりアンテナコイル15が形
成されている。また、繊維材は、基板11の裏側(IC
チップなどが装着されている面の反対面)に、第1補強
繊維として、例えば厚さ0.1mmで幅と長さが基板1
1とほぼ等しいガラスクロス3が基板11に積層されて
いるような状態で樹脂32中に埋め込まれている。基板
11の表側には、第2補強繊維として、ICチップ12
やコンデンサ13、14等の基板から突出した凸部を通
す孔があけられた例えば厚さが0.2mmで幅と長さが
基板とほぼ等しいガラスクロス4が、基板11と積層さ
れているような状態で樹脂32中に埋め込まれている。
【0015】この場合、封止樹脂としては、一般的なエ
ポキシ樹脂の他、シリコン系樹脂、ウレタン樹脂、ポリ
イミド、液晶ポリマー等の熱硬化性又は常温硬化性の樹
脂、あるいは塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂の樹脂
等を用いることができるが、これに限られるものではな
い。また、非接触型ICカードに用いるICモジュール
10としては、ICチップ、コンデンサ、コイル等を基
板11に装着したものが一般的である。ICモジュール
に用いる基板としては、例えばエポキシ樹脂をガラスク
ロスやパラアミド系不織布等に含浸したものが挙げら
れ、これらの線膨張率は8〜16ppm/℃程度であ
る。これに対してエポキシ樹脂の線膨張率は60/℃程
度である。
ポキシ樹脂の他、シリコン系樹脂、ウレタン樹脂、ポリ
イミド、液晶ポリマー等の熱硬化性又は常温硬化性の樹
脂、あるいは塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂の樹脂
等を用いることができるが、これに限られるものではな
い。また、非接触型ICカードに用いるICモジュール
10としては、ICチップ、コンデンサ、コイル等を基
板11に装着したものが一般的である。ICモジュール
に用いる基板としては、例えばエポキシ樹脂をガラスク
ロスやパラアミド系不織布等に含浸したものが挙げら
れ、これらの線膨張率は8〜16ppm/℃程度であ
る。これに対してエポキシ樹脂の線膨張率は60/℃程
度である。
【0016】また、本発明の特徴である補強材として
は、例えばガラス繊維、カーボン繊維、多孔質セラミッ
ク等の無機系のもの、パラアミド系不織布、アラミド繊
維等の有機系繊維等の繊維状の補強剤で、ICモジュー
ルに積層する形態で補強するものが例示できる。あるい
は、カーボンファイバー、ガラスファイバー、各種のウ
イスカー、鱗片状のマイカ等のICモジュールを埋め込
む樹脂中に配合して封止樹脂を補強するものが挙げられ
る。本発明では、これらの何れでも良い。補強剤の線膨
張率は、低いことが必要であり、具体的には、封止樹脂
32の線膨張率よりも、基板11を構成する基材(例え
ば、ガラス繊維)やICチップなどの線膨張率と近似し
ているものが好ましく、線膨張率は、0.1〜20(p
pm/℃)程度が好ましいが、これに限られるものでは
ない。例えば、好ましい補強材であるガラスクロスの線
膨張率は約6ppm/℃である。
は、例えばガラス繊維、カーボン繊維、多孔質セラミッ
ク等の無機系のもの、パラアミド系不織布、アラミド繊
維等の有機系繊維等の繊維状の補強剤で、ICモジュー
ルに積層する形態で補強するものが例示できる。あるい
は、カーボンファイバー、ガラスファイバー、各種のウ
イスカー、鱗片状のマイカ等のICモジュールを埋め込
む樹脂中に配合して封止樹脂を補強するものが挙げられ
る。本発明では、これらの何れでも良い。補強剤の線膨
張率は、低いことが必要であり、具体的には、封止樹脂
32の線膨張率よりも、基板11を構成する基材(例え
ば、ガラス繊維)やICチップなどの線膨張率と近似し
ているものが好ましく、線膨張率は、0.1〜20(p
pm/℃)程度が好ましいが、これに限られるものでは
ない。例えば、好ましい補強材であるガラスクロスの線
膨張率は約6ppm/℃である。
【0017】補強材の補強形態としては、上記のように
繊維状のものの場合、ICモジュール10に積層する状
態で封止樹脂32中に埋設する。この場合の繊維状補強
材の厚さは、図1の第1補強繊維3のように単にICモ
ジュールパッケージの中に埋設する場合は、厚み方向に
おけるICモジュール10の厚さとICモジュールパッ
ケージ1の厚さの差に制限されるが、例えば0.1〜
0.5mm程度である。また、図1の第2補強繊維4の
ように、ICモジュール10の表面に装着されているI
Cチップ12等の凸部分をくり抜いて基板に密着できる
ような加工をすれば、例えばICチップの厚さの0.7
mm程度の厚さの補強繊維を用いることも可能である。
補強繊維の大きさは、ICモジュールパッケージの基板
とほぼ同じ大きさとすることが好ましい。
繊維状のものの場合、ICモジュール10に積層する状
態で封止樹脂32中に埋設する。この場合の繊維状補強
材の厚さは、図1の第1補強繊維3のように単にICモ
ジュールパッケージの中に埋設する場合は、厚み方向に
おけるICモジュール10の厚さとICモジュールパッ
ケージ1の厚さの差に制限されるが、例えば0.1〜
0.5mm程度である。また、図1の第2補強繊維4の
ように、ICモジュール10の表面に装着されているI
Cチップ12等の凸部分をくり抜いて基板に密着できる
ような加工をすれば、例えばICチップの厚さの0.7
mm程度の厚さの補強繊維を用いることも可能である。
補強繊維の大きさは、ICモジュールパッケージの基板
とほぼ同じ大きさとすることが好ましい。
【0018】また、封止樹脂中に補強材を配合する場
合、硬化性の液状樹脂中に予め混合してICモジュール
を封止することにより、封止樹脂中に補強剤を配合する
ことができる。この場合、補強材の配合量は、例えば1
0〜50容量%程度である。図1に示したようなICモ
ジュールパッケージ1は、通常のICモジュールパッケ
ージに第1補強繊維3と第2補強繊維4が、ICモジュ
ール10の基板11に積層されたような状態で配置され
て封止樹脂32中に埋設されているので、封止樹脂32
の線膨張率が、補強繊維3、4で補強されて補強繊維の
線膨張率に近くなるため、封止樹脂32とICモジュー
ル10の線膨張率の差が少なくなって、線膨張率の差に
起因する捻れが生じ難くなる。
合、硬化性の液状樹脂中に予め混合してICモジュール
を封止することにより、封止樹脂中に補強剤を配合する
ことができる。この場合、補強材の配合量は、例えば1
0〜50容量%程度である。図1に示したようなICモ
ジュールパッケージ1は、通常のICモジュールパッケ
ージに第1補強繊維3と第2補強繊維4が、ICモジュ
ール10の基板11に積層されたような状態で配置され
て封止樹脂32中に埋設されているので、封止樹脂32
の線膨張率が、補強繊維3、4で補強されて補強繊維の
線膨張率に近くなるため、封止樹脂32とICモジュー
ル10の線膨張率の差が少なくなって、線膨張率の差に
起因する捻れが生じ難くなる。
【0019】図1に示したようなICモジュールパッケ
ージ1は、補強剤を配置又は配合する工程を除いて、上
述した従来のICモジュールパッケージの製造工程と同
様の工程で製造することができる。即ち、まず、図5
(a−1)、(a−2)に示すような例えば非接触型I
Cカードに用いるICモジュール10を用意する。この
ICモジュール10は、例えば、ガラス布基材エポキシ
樹脂板で構成される基板11にICチップ12、コンデ
ンサ13、14が装着され、基板11にリソグラフィと
エッチングにより形成されたループアンテナ15が設け
られている構造を有する。基板11の寸法は、例えば8
0×48×0.2mmであり、ICチップ12の厚さは
約0.7mm程度である。従って、ICモジュール10
の全体の厚さは約0.9mmである。
ージ1は、補強剤を配置又は配合する工程を除いて、上
述した従来のICモジュールパッケージの製造工程と同
様の工程で製造することができる。即ち、まず、図5
(a−1)、(a−2)に示すような例えば非接触型I
Cカードに用いるICモジュール10を用意する。この
ICモジュール10は、例えば、ガラス布基材エポキシ
樹脂板で構成される基板11にICチップ12、コンデ
ンサ13、14が装着され、基板11にリソグラフィと
エッチングにより形成されたループアンテナ15が設け
られている構造を有する。基板11の寸法は、例えば8
0×48×0.2mmであり、ICチップ12の厚さは
約0.7mm程度である。従って、ICモジュール10
の全体の厚さは約0.9mmである。
【0020】このようなICモジュール10を、図3に
示すように、スペーサーで一定の間隔に保たれた上板と
底板とで構成される型20に入れて樹脂で封止する。ま
ず、表面が平滑な金属などの底板21の上に所定寸法の
スペーサー22を置き、その内部に例えばエポキシ樹脂
30を薄く塗布する。その上に、例えば厚さが0.1m
mの第1のガラスクロス(例えば日東防(株)製のサー
フェスマットMF30P)を敷き、更にその上に非接触
ICモジュール10を載置する。そして、予めICモジ
ュールの凸部に対応する部分を打ち抜きなどの方法で孔
を開けた例えば厚さが0.2mmの第2のガラスクロス
(例えば日東防(株)製のサーフェスマットMF30
P)をICモジュール10の基板11に積層するような
状態でICモジュールにはめ込む。その後、例えば液状
エポキシ樹脂(例えば、長瀬チバ(株)製のNo.5)
31を注入してスペーサー内の空隙部を埋め、その上に
表面が平滑な金属などの上板23を置いて加圧し、スペ
ーサー内の余分なエポキシ樹脂を除く。上板23と底板
21間に荷重をかけた状態で加熱室に入れて加圧する
か、又は常温で放置してエポキシ樹脂31を硬化させ
る。加熱硬化条件は、例えば150℃で3分である。
示すように、スペーサーで一定の間隔に保たれた上板と
底板とで構成される型20に入れて樹脂で封止する。ま
ず、表面が平滑な金属などの底板21の上に所定寸法の
スペーサー22を置き、その内部に例えばエポキシ樹脂
30を薄く塗布する。その上に、例えば厚さが0.1m
mの第1のガラスクロス(例えば日東防(株)製のサー
フェスマットMF30P)を敷き、更にその上に非接触
ICモジュール10を載置する。そして、予めICモジ
ュールの凸部に対応する部分を打ち抜きなどの方法で孔
を開けた例えば厚さが0.2mmの第2のガラスクロス
(例えば日東防(株)製のサーフェスマットMF30
P)をICモジュール10の基板11に積層するような
状態でICモジュールにはめ込む。その後、例えば液状
エポキシ樹脂(例えば、長瀬チバ(株)製のNo.5)
31を注入してスペーサー内の空隙部を埋め、その上に
表面が平滑な金属などの上板23を置いて加圧し、スペ
ーサー内の余分なエポキシ樹脂を除く。上板23と底板
21間に荷重をかけた状態で加熱室に入れて加圧する
か、又は常温で放置してエポキシ樹脂31を硬化させ
る。加熱硬化条件は、例えば150℃で3分である。
【0021】次に、上板23と底板21、スペーサー2
2を取り除き、図1に示したような硬化したエポキシ樹
脂32で埋め込まれた薄板状の非接触ICモジュールパ
ッケージ1を取り出す。このICモジュールの寸法は、
例えば82×50×1.0mmであり、縦横寸法は、カ
ードサイズより小さい。
2を取り除き、図1に示したような硬化したエポキシ樹
脂32で埋め込まれた薄板状の非接触ICモジュールパ
ッケージ1を取り出す。このICモジュールの寸法は、
例えば82×50×1.0mmであり、縦横寸法は、カ
ードサイズより小さい。
【0022】以上の工程では、本発明のICモジュール
パッケージを製造する場合、注型加工を行う際に、2枚
の補強繊維を配置するだけでよいので、製造工程が複雑
になることはない。また、上記例では、補強繊維を2枚
使用しているが、いずれか一方のみでも良く、あるいは
3枚以上の補強繊維を用いても良い。補強剤を封止樹脂
中に配合する場合は、上記図3に示した注型加工を行う
液状樹脂に変えて所定の補強材を配合した例えば液状エ
ポキシ樹脂を用いるだけでよい。
パッケージを製造する場合、注型加工を行う際に、2枚
の補強繊維を配置するだけでよいので、製造工程が複雑
になることはない。また、上記例では、補強繊維を2枚
使用しているが、いずれか一方のみでも良く、あるいは
3枚以上の補強繊維を用いても良い。補強剤を封止樹脂
中に配合する場合は、上記図3に示した注型加工を行う
液状樹脂に変えて所定の補強材を配合した例えば液状エ
ポキシ樹脂を用いるだけでよい。
【0023】図1に示すようなICモジュールパッケー
ジは、例えば図2に示すように、カード基材の中に組み
込んで非接触型ICカードを構成することができる。即
ち、図5(d)に示したように、非接触ICモジュール
パッケージ1と同じ厚さで、縦横寸法がカードサイズよ
り大きな、例えば塩化ビニル樹脂製の樹脂シートに、非
接触ICモジュールパッケージ1と略同寸法の打ち抜き
孔を穿設し、打ち抜き部41aを設けた中間シート41
を用意する。
ジは、例えば図2に示すように、カード基材の中に組み
込んで非接触型ICカードを構成することができる。即
ち、図5(d)に示したように、非接触ICモジュール
パッケージ1と同じ厚さで、縦横寸法がカードサイズよ
り大きな、例えば塩化ビニル樹脂製の樹脂シートに、非
接触ICモジュールパッケージ1と略同寸法の打ち抜き
孔を穿設し、打ち抜き部41aを設けた中間シート41
を用意する。
【0024】そして、図6(e)に示すように、中間シ
ート41の打ち抜き部41aにICモジュールパッケー
ジ1を装着し、ICモジュールパッケージ1を装着した
中間シート41の上下両面に中間シート41と同寸法の
ポリ塩化ビニル製のコアシート(例えば、太平化学製品
(株)製の耐熱コアTN828)42a,42bと塩化
ビニル樹脂製のオーバーシート(例えば、太平化学製品
(株)製のM1065)43a、43bとをそれぞれ重
ね、ヒートプレスを行い、これらを熱融着する。ヒート
プレスの条件は、例えば150℃で10分、25kg/
cm2 である。
ート41の打ち抜き部41aにICモジュールパッケー
ジ1を装着し、ICモジュールパッケージ1を装着した
中間シート41の上下両面に中間シート41と同寸法の
ポリ塩化ビニル製のコアシート(例えば、太平化学製品
(株)製の耐熱コアTN828)42a,42bと塩化
ビニル樹脂製のオーバーシート(例えば、太平化学製品
(株)製のM1065)43a、43bとをそれぞれ重
ね、ヒートプレスを行い、これらを熱融着する。ヒート
プレスの条件は、例えば150℃で10分、25kg/
cm2 である。
【0025】次いで、図6(f)に示すように、カード
サイズに打ち抜き加工を行って、図2に示したようなI
Cカード2を製造することができる。カードの寸法は、
例えば85.6×54×1.4mmである。このICカ
ード2は、内蔵するICモジュールパッケージが図1に
示したものと異なり、第2補強繊維4がICモジュール
10の上に乗った状態で封止樹脂32中に埋設されてい
る。注型加工する際に、ICモジュール10と上型23
との間に余裕があれば、かかる形態も可能である。
サイズに打ち抜き加工を行って、図2に示したようなI
Cカード2を製造することができる。カードの寸法は、
例えば85.6×54×1.4mmである。このICカ
ード2は、内蔵するICモジュールパッケージが図1に
示したものと異なり、第2補強繊維4がICモジュール
10の上に乗った状態で封止樹脂32中に埋設されてい
る。注型加工する際に、ICモジュール10と上型23
との間に余裕があれば、かかる形態も可能である。
【0026】このようなICカード2は、捻りが生じが
たいICモジュールパッケージ1を内蔵しているから、
捻り等の外観不良がなく、外観品質に優れ、商品価値が
高いICカードである。
たいICモジュールパッケージ1を内蔵しているから、
捻り等の外観不良がなく、外観品質に優れ、商品価値が
高いICカードである。
【0027】
【発明の効果】本発明のICモジュールパッケージは、
補強材を封止樹脂中に配置又は混合しているから捻りが
生じ難い。本発明のICカードは、かかるICモジュー
ルパッケージを内蔵しているので、捻りの外観不良が生
じ難く、高品質である。
補強材を封止樹脂中に配置又は混合しているから捻りが
生じ難い。本発明のICカードは、かかるICモジュー
ルパッケージを内蔵しているので、捻りの外観不良が生
じ難く、高品質である。
【図1】本発明のICモジュールパッケージの一形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】本発明のICカードの一形態を示す断面図であ
る。
る。
【図3】ICモジュールを樹脂で封止する工程を示す断
面図である。
面図である。
【図4】従来のICカードの一形態を示す断面図であ
る。
る。
【図5】(a−1)〜(d)は、従来のICカードの製
造工程を示すもので、(a−1)が斜視図であるのを除
き、その他は断面図である。
造工程を示すもので、(a−1)が斜視図であるのを除
き、その他は断面図である。
【図6】(e)は、ICモジュールパッケージに樹脂シ
ートを積層してICカードを製造する工程を示す断面図
である。
ートを積層してICカードを製造する工程を示す断面図
である。
1…ICモジュールパッケージ、2…ICカード、3…
第1補強繊維、4…第2補強繊維、10…ICモジュー
ル、11…基板、12…ICチップ、13,14…コン
デンサ、32…封止樹脂、41…中間シート、42a,
42b…コアシート、43a,43b…オーバーシート
第1補強繊維、4…第2補強繊維、10…ICモジュー
ル、11…基板、12…ICチップ、13,14…コン
デンサ、32…封止樹脂、41…中間シート、42a,
42b…コアシート、43a,43b…オーバーシート
Claims (4)
- 【請求項1】ICチップなどを基板に装着したICモジ
ュールを樹脂で封止してなるICモジュールパッケージ
において、 該封止樹脂内に線膨張率の低い補強材を配置又は配合し
てなることを特徴とするICモジュールパッケージ。 - 【請求項2】繊維状の補強材をICモジュールに積層配
置した請求項1記載のICモジュールパッケージ。 - 【請求項3】上記補強材の線膨張率が上記基板を構成す
る基材の線膨張率と近接している請求項1又は2記載の
ICモジュールパッケージ。 - 【請求項4】請求項1乃至3いずれか記載のICモジュ
ールパッケージを組み込んだICカード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8180804A JPH1024686A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | Icモジュールパッケージ及びicカード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8180804A JPH1024686A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | Icモジュールパッケージ及びicカード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1024686A true JPH1024686A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16089643
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8180804A Pending JPH1024686A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | Icモジュールパッケージ及びicカード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1024686A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001319211A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-16 | Kyodo Printing Co Ltd | Icカードおよびその製造方法 |
| JP2005502939A (ja) * | 2001-06-05 | 2005-01-27 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 文書管理における無線周波数識別 |
| US7511601B2 (en) | 2001-06-05 | 2009-03-31 | 3M Innovative Properties Company | Radio frequency identification in document management |
| US7588185B2 (en) | 2001-06-07 | 2009-09-15 | 3M Innovative Properties Company | RFID data collection and use |
| JP2009283777A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
| JP2013206122A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Toppan Printing Co Ltd | Icモジュールとこれを搭載したicカード |
| JP2020150277A (ja) * | 2007-03-13 | 2020-09-17 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
| CN114645976A (zh) * | 2020-12-21 | 2022-06-21 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种纤维预浸带增强复合管及其加工方法 |
-
1996
- 1996-07-10 JP JP8180804A patent/JPH1024686A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001319211A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-16 | Kyodo Printing Co Ltd | Icカードおよびその製造方法 |
| JP2005502939A (ja) * | 2001-06-05 | 2005-01-27 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 文書管理における無線周波数識別 |
| US7511601B2 (en) | 2001-06-05 | 2009-03-31 | 3M Innovative Properties Company | Radio frequency identification in document management |
| US7588185B2 (en) | 2001-06-07 | 2009-09-15 | 3M Innovative Properties Company | RFID data collection and use |
| JP2020150277A (ja) * | 2007-03-13 | 2020-09-17 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
| JP2009283777A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
| JP2013206122A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Toppan Printing Co Ltd | Icモジュールとこれを搭載したicカード |
| CN114645976A (zh) * | 2020-12-21 | 2022-06-21 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种纤维预浸带增强复合管及其加工方法 |
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