JPH1024701A - 耐フレッティング被膜をもつ多片リムおよびその製造方法 - Google Patents
耐フレッティング被膜をもつ多片リムおよびその製造方法Info
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- JPH1024701A JPH1024701A JP8181811A JP18181196A JPH1024701A JP H1024701 A JPH1024701 A JP H1024701A JP 8181811 A JP8181811 A JP 8181811A JP 18181196 A JP18181196 A JP 18181196A JP H1024701 A JPH1024701 A JP H1024701A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60B—VEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
- B60B25/00—Rims built-up of several main parts ; Locking means for the rim parts
- B60B25/22—Other apurtenances, e.g. for sealing the component parts enabling the use of tubeless tyres
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60B—VEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
- B60B25/00—Rims built-up of several main parts ; Locking means for the rim parts
- B60B25/04—Rims with dismountable flange rings, seat rings, or lock rings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60B25/00—Rims built-up of several main parts ; Locking means for the rim parts
- B60B25/04—Rims with dismountable flange rings, seat rings, or lock rings
- B60B25/14—Locking means for flange rings or seat rings
- B60B25/18—Arrangement of split rings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐蝕性および耐フレッティング性を向上でき
る多片リムとその製造方法の提供。 【解決手段】 ロックリング溝6、ビードシートバンド
3のサイドリング4との接触部3a、およびバックフラ
ンジ1bのもう一つのサイドリング4との接触部1cに
常乾性塗料の塗膜層8とその上に常乾性潤滑剤の被膜層
9とを形成した多片リムとその製造方法。
る多片リムとその製造方法の提供。 【解決手段】 ロックリング溝6、ビードシートバンド
3のサイドリング4との接触部3a、およびバックフラ
ンジ1bのもう一つのサイドリング4との接触部1cに
常乾性塗料の塗膜層8とその上に常乾性潤滑剤の被膜層
9とを形成した多片リムとその製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフロードホイー
ル、たとえば建設用車両等の大型、超大型ホイールに用
いられる、耐蝕性および耐フレッティング性を改良した
多片リムとその製造方法に関する。
ル、たとえば建設用車両等の大型、超大型ホイールに用
いられる、耐蝕性および耐フレッティング性を改良した
多片リムとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は一般(従来の)の多片リムの構造
を示しており、1はリムベースであり通常リムベース1
は軸方向一側のガターバンド1aと軸方向他側のバック
フランジ1bによって構成されている。多片リムは、ロ
ックリング溝6およびOリング溝7を有するガターバン
ド1aと、ロックリング溝に装着され周方向に1ヶ所切
れ目を有するロックリング2と、ロックリング2によっ
て軸方向力を受けられるビードシートバンド3と、ビー
ドシートバンドの外周側に嵌められ軸方向力をビードシ
ートバンド3によって受けられるサイドリング4と、バ
ックフランジ1bの外周側に嵌められ軸方向力をバック
フランジ1bによって受けられるもう一つのサイドリン
グ4と、Oリング溝7に配設されたOリング5、によっ
て構成される。
を示しており、1はリムベースであり通常リムベース1
は軸方向一側のガターバンド1aと軸方向他側のバック
フランジ1bによって構成されている。多片リムは、ロ
ックリング溝6およびOリング溝7を有するガターバン
ド1aと、ロックリング溝に装着され周方向に1ヶ所切
れ目を有するロックリング2と、ロックリング2によっ
て軸方向力を受けられるビードシートバンド3と、ビー
ドシートバンドの外周側に嵌められ軸方向力をビードシ
ートバンド3によって受けられるサイドリング4と、バ
ックフランジ1bの外周側に嵌められ軸方向力をバック
フランジ1bによって受けられるもう一つのサイドリン
グ4と、Oリング溝7に配設されたOリング5、によっ
て構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多片リムが実
際に建設車両に装着され駆動された場合、各構成部材間
の接触面に一定の面圧と相対すべりが繰り返して生じる
結果、接触面が荒れて損傷する現象が起きる。この現象
は、通常、サイドリング4とビードシートバンド3との
接触面、サイドリング4とバックフランジ1bとの接触
面、およびロックリング2とガターバンド1のロックリ
ング溝6との接触面、で発生する。一般的にこれをフレ
ッティングと呼んでいる。フレッティングが起きるとそ
こから微亀裂が発生し、さらには大きな亀裂に発展し、
部材の破壊へ進むことが多い。とくに、図5に示すよう
にガターバンド1aに設けられているロックリング溝6
の軸方向外方のR部6cと側壁部6bとの間は、図6の
(1)に示すように、ロックリング2のA方向の繰り返
し荷重により、ロックリング溝6が外方に変形すること
と相まって、ロックリング2との接触面部が荒れ、フレ
ッティングによる微亀裂dが最も発生しやすい。この場
合、ロックリング溝には水や泥等がとどまりやすく、そ
の結果表面が腐蝕しやすく微亀裂を助長させやすい。そ
して、微亀裂dを起点として図6の(2)に示すよう
に、疲労亀裂eが進展し、ガターバンド1aを貫通しつ
いには破壊してしまう。したがって、フレッティングを
防止するためには、耐蝕性を高めることが有効である。
本発明の目的は、多片リムの荷重受面、たとえばロック
リング溝6、ビードシートバンド3、およびバックフラ
ンジ1bの荷重受面の耐蝕性を高め、フレッティングを
防止または抑制できる多片リムを提供することにある。
際に建設車両に装着され駆動された場合、各構成部材間
の接触面に一定の面圧と相対すべりが繰り返して生じる
結果、接触面が荒れて損傷する現象が起きる。この現象
は、通常、サイドリング4とビードシートバンド3との
接触面、サイドリング4とバックフランジ1bとの接触
面、およびロックリング2とガターバンド1のロックリ
ング溝6との接触面、で発生する。一般的にこれをフレ
ッティングと呼んでいる。フレッティングが起きるとそ
こから微亀裂が発生し、さらには大きな亀裂に発展し、
部材の破壊へ進むことが多い。とくに、図5に示すよう
にガターバンド1aに設けられているロックリング溝6
の軸方向外方のR部6cと側壁部6bとの間は、図6の
(1)に示すように、ロックリング2のA方向の繰り返
し荷重により、ロックリング溝6が外方に変形すること
と相まって、ロックリング2との接触面部が荒れ、フレ
ッティングによる微亀裂dが最も発生しやすい。この場
合、ロックリング溝には水や泥等がとどまりやすく、そ
の結果表面が腐蝕しやすく微亀裂を助長させやすい。そ
して、微亀裂dを起点として図6の(2)に示すよう
に、疲労亀裂eが進展し、ガターバンド1aを貫通しつ
いには破壊してしまう。したがって、フレッティングを
防止するためには、耐蝕性を高めることが有効である。
本発明の目的は、多片リムの荷重受面、たとえばロック
リング溝6、ビードシートバンド3、およびバックフラ
ンジ1bの荷重受面の耐蝕性を高め、フレッティングを
防止または抑制できる多片リムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は次のとおりである。 (1) ロックリング溝およびOリング溝を有しリムベ
ースの軸方向一側を構成するガターバンドと、前記ロッ
クリング溝に装着され周方向に1ヶ所切れ目を有するロ
ックリングと、前記ガターバンドの外周側に嵌められ軸
方向力を前記ロックリングにより受けられるビードシー
トバンドと、前記ビードシートバンドの外周側に嵌めら
れ軸方向力を前記ビードシートバンドにより受けられる
サイドリングと、リムベースの軸方向他側を構成するバ
ックフランジと、軸方向力を前記バックフランジによっ
て受けられるもう一つのサイドリングと、前記Oリング
溝に配設され前記ガターバンドと前記ビードシートバン
ドとの間をシールするOリングと、からなる多片リムに
おいて、前記ロックリング溝には、常乾性塗料の塗膜層
と、前記常乾性塗料の塗膜層上に形成された常乾性潤滑
剤の被膜層とが、形成されていることを特徴とする耐フ
レッティング被膜をもつ多片リム。 (2) 前記常乾性塗料の塗膜層と、前記常乾性塗料の
塗膜層上に形成された、前記常乾性潤滑剤の被膜層と
が、前記ビードシートバンドの前記サイドリングとの接
触部、および前記バックフランジの前記もう一つのサイ
ドリングとの接触部にも形成されていることを特徴とす
る(1)記載の耐フレッティング被膜をもつ多片リム。 (3) ガターバンドのロックリング溝、ビードシート
バンドのサイドリングと接触する部分、およびバックフ
ランジのもう一つのサイドリングとの接触部、のいずれ
かの表面に、常乾性塗料の塗膜層を形成する工程と、前
記常乾性塗料の塗膜層上に常乾性潤滑剤の被膜層を形成
する工程と、からなる耐フレッティング被膜をもつ多片
リムの製造方法。
明は次のとおりである。 (1) ロックリング溝およびOリング溝を有しリムベ
ースの軸方向一側を構成するガターバンドと、前記ロッ
クリング溝に装着され周方向に1ヶ所切れ目を有するロ
ックリングと、前記ガターバンドの外周側に嵌められ軸
方向力を前記ロックリングにより受けられるビードシー
トバンドと、前記ビードシートバンドの外周側に嵌めら
れ軸方向力を前記ビードシートバンドにより受けられる
サイドリングと、リムベースの軸方向他側を構成するバ
ックフランジと、軸方向力を前記バックフランジによっ
て受けられるもう一つのサイドリングと、前記Oリング
溝に配設され前記ガターバンドと前記ビードシートバン
ドとの間をシールするOリングと、からなる多片リムに
おいて、前記ロックリング溝には、常乾性塗料の塗膜層
と、前記常乾性塗料の塗膜層上に形成された常乾性潤滑
剤の被膜層とが、形成されていることを特徴とする耐フ
レッティング被膜をもつ多片リム。 (2) 前記常乾性塗料の塗膜層と、前記常乾性塗料の
塗膜層上に形成された、前記常乾性潤滑剤の被膜層と
が、前記ビードシートバンドの前記サイドリングとの接
触部、および前記バックフランジの前記もう一つのサイ
ドリングとの接触部にも形成されていることを特徴とす
る(1)記載の耐フレッティング被膜をもつ多片リム。 (3) ガターバンドのロックリング溝、ビードシート
バンドのサイドリングと接触する部分、およびバックフ
ランジのもう一つのサイドリングとの接触部、のいずれ
かの表面に、常乾性塗料の塗膜層を形成する工程と、前
記常乾性塗料の塗膜層上に常乾性潤滑剤の被膜層を形成
する工程と、からなる耐フレッティング被膜をもつ多片
リムの製造方法。
【0005】上記(1)の多片リムでは、ロックリング
溝内の、ロックリングの底部端部が繰り返し接触し荷重
が集中する部分に、常乾性塗料の塗膜層と常乾性潤滑剤
の被膜層が形成されていることにより、耐フレッティン
グおよび耐蝕性が高められ、微亀裂の発生が防止され、
ガターバンドの損傷が防止される。上記(2)の多片リ
ムでは、上記(1)に加え、バックフランジおよび、ビ
ードシートバンドの損傷も防止される。上記(3)の多
片リムの製造方法では、上記(1)、(2)の多片リム
が得られ、その結果ガターバンド、ビードシートバン
ド、バックフランジの損傷が防止される。
溝内の、ロックリングの底部端部が繰り返し接触し荷重
が集中する部分に、常乾性塗料の塗膜層と常乾性潤滑剤
の被膜層が形成されていることにより、耐フレッティン
グおよび耐蝕性が高められ、微亀裂の発生が防止され、
ガターバンドの損傷が防止される。上記(2)の多片リ
ムでは、上記(1)に加え、バックフランジおよび、ビ
ードシートバンドの損傷も防止される。上記(3)の多
片リムの製造方法では、上記(1)、(2)の多片リム
が得られ、その結果ガターバンド、ビードシートバン
ド、バックフランジの損傷が防止される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明の実施例を示
している。図1〜図3において、図4、図5に示した従
来構成と同じ部分には、図4、図5と同じ符号を付して
ある。図1、図2に示すように、本発明実施例の多片リ
ムは、ロックリング溝6、およびOリング溝7を有しリ
ムベース1の軸方向一側を構成するガターバンド1a
と、ロックリング溝6に装着され周方向に1ヶ所切れ目
を有するロックリング2と、ガターバンド1aの外周側
に嵌められ軸方向力をロックリング2により受けられる
ビードシートバンド3と、ビードシートバンド3の外周
側に嵌められ周方向力をビードシートバンド3により受
けられるサイドリング4と、リムベース1の軸方向他側
を構成するバックフランジ1bと、軸方向力をバックフ
ランジ1bによって受けられるもう一つのサイドリング
4と、Oリング溝7に配設されガターバンド1aとビー
ドシートバンド3との間をシールするOリング5とを有
する。ガターバンド1a、ビードシートバンド3、サイ
ドリング4、Oリング5はそれぞれ、周方向に連続して
いるが、ロックリング2は周方向に1ヶ所切れ目を有
し、リング両端部は周方向に互いに離れて対向してい
る。ここまでは、図4、図5に示した従来構造と同じで
ある。
している。図1〜図3において、図4、図5に示した従
来構成と同じ部分には、図4、図5と同じ符号を付して
ある。図1、図2に示すように、本発明実施例の多片リ
ムは、ロックリング溝6、およびOリング溝7を有しリ
ムベース1の軸方向一側を構成するガターバンド1a
と、ロックリング溝6に装着され周方向に1ヶ所切れ目
を有するロックリング2と、ガターバンド1aの外周側
に嵌められ軸方向力をロックリング2により受けられる
ビードシートバンド3と、ビードシートバンド3の外周
側に嵌められ周方向力をビードシートバンド3により受
けられるサイドリング4と、リムベース1の軸方向他側
を構成するバックフランジ1bと、軸方向力をバックフ
ランジ1bによって受けられるもう一つのサイドリング
4と、Oリング溝7に配設されガターバンド1aとビー
ドシートバンド3との間をシールするOリング5とを有
する。ガターバンド1a、ビードシートバンド3、サイ
ドリング4、Oリング5はそれぞれ、周方向に連続して
いるが、ロックリング2は周方向に1ヶ所切れ目を有
し、リング両端部は周方向に互いに離れて対向してい
る。ここまでは、図4、図5に示した従来構造と同じで
ある。
【0007】図1はこれらの従来構造の中で、繰り返し
荷重と相対すべりを多く受けフレッティングを生じやす
いロックリング溝6と、ビードシートバンド3のサイド
リング4との接触部3a、バックフランジ1bのもう一
つのサイドリング4との接触部1cに、図3に示すよう
に、常乾性塗料の塗膜8を形成し、さらにその上に常乾
性潤滑剤の被膜層9を形成した構成を示している。図2
はバックフランジ1bのサイドリング4との接触部1c
素地上に常乾性塗料の塗膜8を形成し、さらにその上に
常乾性潤滑剤の被膜層9を形成した構成を示している。
図3はロックリング溝6の周辺の被膜形成構成を示して
いる。ビードシートバンド3のサイドリング4との接触
部3aの被膜形成構成もこれと同じである。
荷重と相対すべりを多く受けフレッティングを生じやす
いロックリング溝6と、ビードシートバンド3のサイド
リング4との接触部3a、バックフランジ1bのもう一
つのサイドリング4との接触部1cに、図3に示すよう
に、常乾性塗料の塗膜8を形成し、さらにその上に常乾
性潤滑剤の被膜層9を形成した構成を示している。図2
はバックフランジ1bのサイドリング4との接触部1c
素地上に常乾性塗料の塗膜8を形成し、さらにその上に
常乾性潤滑剤の被膜層9を形成した構成を示している。
図3はロックリング溝6の周辺の被膜形成構成を示して
いる。ビードシートバンド3のサイドリング4との接触
部3aの被膜形成構成もこれと同じである。
【0008】つぎに、本発明実施例の耐フレッティング
被膜をもつ多片リムの製造方法について説明する。ま
ず、対象部材を塗装前処理としての脱脂処理、苛性処
理、水洗処理を順次行う。つぎに水切り乾燥処理を行っ
た後、耐フレッティング被膜を形成する部分に常乾性塗
料(たとえば、フタル酸樹脂系塗料)を約20μmを塗
布し、常温乾燥を行って常乾性塗料の塗膜8を形成す
る。つぎに、更に塗膜8の上に常乾性潤滑剤(たとえ
ば、モリコート3402C)を約20μm塗布し常温で
乾燥することにより常乾性潤滑剤の被膜層9を形成す
る。
被膜をもつ多片リムの製造方法について説明する。ま
ず、対象部材を塗装前処理としての脱脂処理、苛性処
理、水洗処理を順次行う。つぎに水切り乾燥処理を行っ
た後、耐フレッティング被膜を形成する部分に常乾性塗
料(たとえば、フタル酸樹脂系塗料)を約20μmを塗
布し、常温乾燥を行って常乾性塗料の塗膜8を形成す
る。つぎに、更に塗膜8の上に常乾性潤滑剤(たとえ
ば、モリコート3402C)を約20μm塗布し常温で
乾燥することにより常乾性潤滑剤の被膜層9を形成す
る。
【0009】本実施例の効果を確認するために潤滑性と
耐蝕性の試験を行った結果、潤滑剤のみを塗布した従来
品に比較して、潤滑性でより良好な結果が出るととも
に、耐蝕性の評価をみる(JIS K5400 塩水噴霧試験) 試
験では、従来品は、クロスカット入り試験において、4
80Hvsでブリスターが発生したのに対して、本発明
品は1000Hvsでもブリスターの発生が無く、耐蝕
性が大幅に向上された。したがって、こうした構成にす
ることによって、従来構造では繰り返し荷重と相対すべ
りが最も集中する部分の耐蝕性、潤滑性を向上させるこ
とができ、フレッティングによる微亀裂の発生を防止で
き、これが起点となる疲労亀裂への進展を防止すること
ができる。
耐蝕性の試験を行った結果、潤滑剤のみを塗布した従来
品に比較して、潤滑性でより良好な結果が出るととも
に、耐蝕性の評価をみる(JIS K5400 塩水噴霧試験) 試
験では、従来品は、クロスカット入り試験において、4
80Hvsでブリスターが発生したのに対して、本発明
品は1000Hvsでもブリスターの発生が無く、耐蝕
性が大幅に向上された。したがって、こうした構成にす
ることによって、従来構造では繰り返し荷重と相対すべ
りが最も集中する部分の耐蝕性、潤滑性を向上させるこ
とができ、フレッティングによる微亀裂の発生を防止で
き、これが起点となる疲労亀裂への進展を防止すること
ができる。
【0010】
【発明の効果】請求項1の多片リムによれば、繰り返し
荷重と相対すべりが最も集中するロックリング溝に、常
乾性塗料の塗膜層とその上に常乾性潤滑剤の被膜層を形
成したので、耐蝕性を飛躍的に高めることができ、潤滑
性も向上させることができ、その結果フレッティングに
よる微亀裂の発生を防止でき、これが起点となる疲労亀
裂への進展を防止することができる。請求項2の多片リ
ムによれば、請求項1の効果に加え、ビードシートバン
ド、バックフランジのフレッティングを防止できる。請
求項3の方法によれば、請求項1および請求項2と同様
の効果を得ることができる。
荷重と相対すべりが最も集中するロックリング溝に、常
乾性塗料の塗膜層とその上に常乾性潤滑剤の被膜層を形
成したので、耐蝕性を飛躍的に高めることができ、潤滑
性も向上させることができ、その結果フレッティングに
よる微亀裂の発生を防止でき、これが起点となる疲労亀
裂への進展を防止することができる。請求項2の多片リ
ムによれば、請求項1の効果に加え、ビードシートバン
ド、バックフランジのフレッティングを防止できる。請
求項3の方法によれば、請求項1および請求項2と同様
の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る多片リムのガターバンド
側の部分断面図である。
側の部分断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る多片リムのバックフラン
ジ側の部分断面図である。
ジ側の部分断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る多片リムのロックリング
溝の被膜形成状態を示す部分断面図である。
溝の被膜形成状態を示す部分断面図である。
【図4】従来の多片リムの全体構成を示す断面図であ
る。
る。
【図5】従来の多片リムのロックリング溝近傍の構造を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】フレッティングによる微亀裂の発生と、疲労亀
裂への進展を示す従来の多片リムの断面図である。
裂への進展を示す従来の多片リムの断面図である。
【符号の説明】 1a ガターバンド 1b バックフランジ 1c バックフランジのサイドリングとの接触部 2 ロックリング 3 ビードシートバンド 3a ビードシートバンドのサイドリングとの接触部 4 サイドリング 5 Oリング 6 ロックリング溝 7 Oリング溝 8 常乾性塗料の塗膜層 9 常乾性潤滑剤の被膜層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B05D 5/00 B05D 5/00 B
Claims (3)
- 【請求項1】 ロックリング溝およびOリング溝を有し
リムベースの軸方向一側を構成するガターバンドと、 前記ロックリング溝に装着され周方向に1ヶ所切れ目を
有するロックリングと、 前記ガターバンドの外周側に嵌められ軸方向力を前記ロ
ックリングにより受けられるビードシートバンドと、 前記ビードシートバンドの外周側に嵌められ軸方向力を
前記ビードシートバンドにより受けられるサイドリング
と、 リムベースの軸方向他側を構成するバックフランジと、 軸方向力を前記バックフランジによって受けられるもう
一つのサイドリングと、 前記Oリング溝に配設され前記ガターバンドと前記ビー
ドシートバンドとの間をシールするOリングと、からな
る多片リムにおいて、 前記ロックリング溝には、常乾性塗料の塗膜層と、前記
常乾性塗料の塗膜層上に形成された常乾性潤滑剤の被膜
層とが、形成されていることを特徴とする耐フレッティ
ング被膜をもつ多片リム。 - 【請求項2】 前記常乾性塗料の塗膜層と、前記常乾性
塗料の塗膜層上に形成された、前記常乾性潤滑剤の被膜
層とが、前記ビードシートバンドの前記サイドリングと
の接触部、および前記バックフランジの前記もう一つの
サイドリングとの接触部にも形成されていることを特徴
とする請求項1記載の耐フレッティング被膜をもつ多片
リム。 - 【請求項3】 ガターバンドのロックリング溝、ビード
シートバンドのサイドリングと接触する部分、およびバ
ックフランジのもう一つのサイドリングとの接触部、の
いずれかの表面に、常乾性塗料の塗膜層を形成する工程
と、 前記常乾性塗料の塗膜層上に常乾性潤滑剤の被膜層を形
成する工程と、からなる耐フレッティング被膜をもつ多
片リムの製造方法。
Priority Applications (5)
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Family Applications (1)
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