JPH10247142A - プロセス制御プログラムのプログラミングシステムおよびプログラミング方法 - Google Patents

プロセス制御プログラムのプログラミングシステムおよびプログラミング方法

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JPH10247142A
JPH10247142A JP9048934A JP4893497A JPH10247142A JP H10247142 A JPH10247142 A JP H10247142A JP 9048934 A JP9048934 A JP 9048934A JP 4893497 A JP4893497 A JP 4893497A JP H10247142 A JPH10247142 A JP H10247142A
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function
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JP9048934A
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Hiroyuki Ando
啓之 安藤
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Azbil Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機能オブジェクトの実行順序を考慮してアプ
リケーションの編集ができる図的プログラミングを用い
たプロセス制御装置用プログラミングシステムを提供す
る。 【解決手段】 図的プログラミング手法においてアプリ
ケーションを編集する際(401,402)に、実行順
序決定手順(403)において実行順序をディスプレイ
上に表示する(404)。ユーザは、前記実行順序決定
手順において実行順序を一意に決定できなかった機能オ
ブジェクトをディスプレイ上で定義された時間軸に沿っ
て移動させることによりこれらの実行順序を決定できる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセス制御装置
を制御するプログラムを開発するプログラミングシステ
ムおよびプログラミング方法に関し、詳しくは機能部品
として作用する機能オブジェクトの接続関係をコンピュ
ータ画面上でグラフィカルに定義する図的プログラミン
グにおいて、機能オブジェクトの実行順序の決定並びに
実行順序の表示を行うプログラミングシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】プロセス制御装置を適切に動作させるた
めにはプロセス制御装置の構成部品を適切に制御するプ
ロセス制御プログラムが必要である。従来よりこのプロ
セス制御プログラムの開発には、図的プログラミング、
すなわちコンピュータディスプレイ上で機能オブジェク
トと呼ばれる機能部品を用いてプロセス制御装置を図的
に表現することによりプログラムを作成する試みがなさ
れている。ここで機能オブジェクトとは、たとえば制御
システムにおける入出力(I/O)ポイントやPID部
品等の制御ポイントなど、特定の機能を有する制御装置
の構成要素に対応し、その機能に対応した設定項目とそ
れに与えられた設定値、およびその機能を実現するため
の手続(プログラム)等を含むオブジェクトである。
【0003】図1に上述のようなプロセス制御プログラ
ムのプログラミングシステムの例を示す。プロセス制御
用プログラミング装置は、表示装置であるディスプレイ
101、CPUや記憶装置等からなるコンピュータ本体
102、およびディスクドライブ102a、キーボード
103、マウス104などの入出力装置からなる。ディ
スプレイ101上には、機能オブジェクトを用いてアプ
リケーションプログラムの設計開発を行うアプリケーシ
ョン編集シートと呼ばれる編集ウィンドウ110と、利
用可能な個々の機能オブジェクトのリストをアイコンで
表すオブジェクト・バー120とが表示されている。
【0004】このシステムのユーザー、すなわちプロセ
ス制御プログラムのプログラマは、マウス104を用い
てオブジェクト・バー120から任意の機能オブジェク
トを選択し、これをアプリケーション編集シート110
上に表示する。そして、アプリケーション編集シート1
10上に表示した機能オブジェクト111,112,1
13,114間のデータの流れ、言い換えると接続関係
をリンク115と呼ばれる線でブロック図を描くように
図的に記述する。しかる後、各機能オブジェクトが包含
するプログラムとリンクが表す接続関係からプロセス制
御プログラムを生成する。このプロセス制御装置を図的
に表す機能オブジェクトとリンクから制御プログラムを
生成する手順を実体化と呼ぶ。このようなプログラミン
グシステムを用いることにより、ユーザはユーザーはプ
ロセス制御装置のブロック図を描くことにより、各機能
オブジェクトが包含するプログラムを意識することなく
視覚的に制御プログラムの開発ができる。
【0005】このとき、機能オブジェクトから生成され
るプロセス制御プログラムが正しく動作するためには、
機能オブジェクトの実行順序をリンクに基づいて適切に
決定する必要がある。従来の図的プログラミングシステ
ムでは、そのためにペトリネットや有向グラフ等のプロ
セス解析手法を利用して機能オブジェクトの実行順序を
自動的に決定する実行順序決定手段を備え、それによっ
てプログラムの実体化を行うとき若しくはプログラムを
実行するときに機能オブジェクトの実行順序を決定して
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシステムでは実行順序がプログラムの実体化または
実行の時に決定されるので、機能オブジェクトの実行順
序をアプリケーションの編集時、すなわちプログラミン
グの際に知ることが困難であった。すなわち、従来の図
的プログラミングによるプロセス制御装置用プログラミ
ングシステムでは、出来上がったアプリケーションを実
際に動作させてデバッグしなければその実行順が分から
ないため、ユーザは機能オブジェクトを予め決められた
機能を実行順に並べていくか、または実行順をきめるア
ルゴリズムに従って実行順を予測しなければならなかっ
た。そのため、複数の機能オブジェクトが複雑に接続さ
れるようなアプリケーションの開発においては各機能オ
ブジェクトの実行順序を考慮することが困難となり、視
覚的にプログラミングができるという図的プログラミン
グの利点を生かすことができなかった。
【0007】また、図1に示した例では、機能オブジェ
クト113に接続された二つの機能オブジェクト11
1,112のうち、どちらを先に実行すべきかは、機能
オブジェクト113が実行順序決定に必要な情報を持た
ない限り一意には決まらない。すなわち、ペトリネット
や有向グラフに基づく順序決定アルゴリズムでは機能オ
ブジェクトの実行順序を一意に決定できない場合があ
る。このような場合には、アプリケーションプログラム
の完全性が失われ、データアクセスタイミングの相違に
よる問題を生じる。そのような問題を避けるためには、
実行順序が一意に決まらない構造をアプリケーションの
開発時に発見し、ユーザ、すなわちプログラマがその実
行順序を決定してやらなければならない。
【0008】しかし、従来の図的プログラミングによる
プログラミングシステムでは、アプリケーション中の上
述のような不完全性を有する構造を明示する手段がなか
った。その結果、ユーザによる実行順序決定もなされ
ず、アプリケーションプログラムの信頼性を損ねる原因
となっていた。そこで本発明は、機能オブジェクトの実
行順序を考慮してアプリケーションの開発ができるプロ
セス制御プログラムのプログラミングシステムおよびプ
ログラミング方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明にかかるプログラミングシステムは、プロセ
ス制御装置を構成する各構成要素の機能を表す機能オブ
ジェクトを表示手段上に配置表示し、前記表示手段上に
おいて前記機能オブジェクトの接続関係を図的に定義す
るアプリケーション編集手段と、前記接続関係に基づい
て前記機能オブジェクトの実行順序を自動的に決定する
実行順序決定手段と、前記機能オブジェクトと前記接続
関係と前記実行順序とに基づいて前記プロセス制御装置
の制御プログラムを生成する制御プログラム生成手段と
からなるプロセス制御プログラムのプログラミングシス
テムにおいて、前記アプリケーション編集手段が、前記
実行順序決定手段によって自動的に決定された前記機能
オブジェクトの実行順序を前記表示手段上に表示する表
示制御手段を有することを特徴とするものである。ここ
で表示制御手段は、実行順序決定手段によって決定され
た実行順序を表示手段に機能オブジェクトと共に表示す
る手段のすべてを含むものとし、たとえばディスプレイ
上に表示されている機能オブジェクトに実行順序を示す
番号を表示する。これによって、ユーザは出来上がった
アプリケーションを実際に動作させてデバッグしなくて
も、アプリケーションの編集時、すなわちプログラミン
グの際に機能オブジェクトの実行順序を知ることができ
る。また、実行順序決定手段によっては実行順序を一意
に決定できない場合には実行順序が表示されないので、
ユーザはプログラム中のアプリケーションがそのような
構造を有すること、すなわち不完全性を持つことを知る
ことができ、アプリケーションの信頼性向上にも寄与す
ることが可能となる。
【0010】上述のような表示制御手段は、具体的には
次のようにして実現することができる。すなわち、実行
順序決定手段によって決定された実行順序を示すデータ
を、対応する機能オブジェクトと関連づけてコンピュー
タのメモリ等の記憶手段に格納する。このとき、実行順
序データは例えば機能オブジェクトの名前と対をなすテ
ーブルの形で記憶してもよいが、各機能オブジェクトを
自己の実行順序を示すデータを蓄積する変数を持つよう
にあらかじめ定義しておくことによって、実行順序を示
すデータがその機能オブジェクトを構成する情報の一部
をなすようにしてもよい。このようにしてコンピュータ
の記憶手段に格納された実行順序データは、記憶手段か
ら読み出され、実行順序を示す番号としてディスプレイ
上に表示されるが、このときコンピュータは、別途記憶
手段に記憶されたディスプレイ等の表示手段上における
各機能ブロックの表示位置を示す座標を参照して前記番
号を表示する表示手段上の座標を計算する。そして、こ
の座標をもとに番号を前記表示手段上で実行順序を示す
番号が機能オブジェクトと一緒に表示する。
【0011】なお、表示手段とは、CRTや液晶ディス
プレイなど、グラフィック表示可能な情報表示手段のす
べてを含むものとする。また、アプリケーション編集手
段とは、ディスプレイ等の表示手段上においてそこに表
示した機能オブジェクト間の接続関係をマウス等の入力
手段を用いて図的に定義する手段をいう。具体的には、
ディスプレイ上に表示された機能オブジェクトを有向グ
ラフ等で接続する。このとき、この接続された二つの機
能オブジェクトを特定する情報とその二つの機能オブジ
ェクト間におけるデータの流れる方向、すなわち接続の
方向に関する情報を含むオブジェクトが生成され、これ
がコンピュータの記憶装置に記憶される。このオブジェ
クトをリンクオブジェクトまたは単にリンクと呼ぶこと
にする。
【0012】また、実行順序決定手段とは、表示手段上
において図的に定義された前記機能オブジェクトの接続
関係に関する情報、すなわちリンクに基づいて機能オブ
ジェクトの順序関係を明らかにする手段を意味し、たと
えば、平行プロセス記述のための状態遷移モデルである
ペトリネットや有向グラフ理論などに基づき、アプリケ
ーション対象のプロセスを解析するアルゴリズムをコン
ピュータ上で実行することにより実現される。具体的に
は、たとえばペトリネットに基づいて順序を求める場
合、機能オブジェクトは遷移節点または場所節点とし
て、リンクはこれらの節点間の枝として扱われ、遷移節
点が発火する状況を解析することにより順序関係を決定
していく。また、有向グラフを用いた場合には、各機能
オブジェクトおよびリンクはそれぞれノードおよびノー
ドの二項関係に対応する。コンピュータ上では、これら
の二項関係を表す行列として記憶手段に格納し、この行
列に対してコンピュータの演算装置がべき乗などの演算
を施すことにより、リンクで接続された機能オブジェク
トからなるシステムの構造を明らかにし、実行順序を決
定する。以上のような実行順序決定手段による実行順序
決定アルゴリズムは、制御プログラム生成手段による実
体化のときはもちろんのこと、アプリケーションの編集
時の任意の時点でユーザがコマンドを実行させることで
起動させることができる。
【0013】また、請求項2に記載された発明は、前記
機能オブジェクトの実行順序が前記実行順序決定手段に
よって一意に決定できない場合に、前記実行順序を自動
的に決定できなかった機能オブジェクトを順序未決定で
あることを明示して前記表示手段上に表示するものであ
る。具体的には、実行順序を一意に決定できなかった機
能オブジェクトを他の機能オブジェクトとは異なる色彩
で表示したり、あるいは、前記表示手段上で定義された
時間軸に沿って前記機能オブジェクトを前記実行順序に
従って配置表示し、実行順序が前記実行順序決定手段に
よって一意に決定できなかった機能オブジェクトについ
ては前記時間軸上の同一時間上に表示するものである。
このようにすることでユーザは、実行順序決定手段が実
行順序を一意に決定できなかった機能オブジェクトをデ
ィスプレイ上で従来よりも簡単に認識することができ
る。その結果、これらの機能オブジェクトに対してユー
ザが実行順序を決定することにより信頼性の高いプロセ
ス制御用プログラムの開発が可能となる。
【0014】実行順序決定手段によって実行順序が一意
に決定できなかった機能オブジェクトについてユーザが
その順序を決定する場合に、ユーザはディスプレイ上に
表示したダイアログボックス等のインターフェースを通
じて各機能オブジェクトに対して実行順序を入力しても
よいが、請求項3および請求項4に記載された発明は、
実行順序が自動的に決定できた前記機能オブジェクトを
前記表示手段上で定義された時間軸に対して前記実行順
序に従って自動的に配置表示する一方、実行順序を一意
に決定できなかった機能オブジェクトを前記時間軸上の
同一時間上に表示し、前記実行順序を一意に決定できな
かった機能オブジェクトを前記表示手段上で前記時間軸
に沿ってユーザが移動させることによりこれらの機能オ
ブジェクトの実行順序を決定し、かつ前記実行順序を前
記表示手段上に表示することを特徴とする。すなわち、
実行順序決定アルゴリズムによって実行順序を一意に自
動決定することができなかったためにディスプレイ上で
同一時間上に配列表示された機能オブジェクトを、ユー
ザがマウス等の入力装置を用いてドラッグして時間軸に
沿って移動させることにより、表示制御手段はディスプ
レイ上における機能オブジェクトの座標を検出し、その
相対的な位置関係から実行順序を決定するものである。
これによって、実行順序決定手段が実行順序を自動的に
決定できなかった場合であっても、ユーザは機能オブジ
ェクトをディスプレイ上で移動させることによって視覚
を通じて簡単にその実行順序を決定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本本発明の第1の実施の形
態にかかるプロセス制御プログラムのプログラミングシ
ステムは図1に示すような機器から構成される。すなわ
ち、表示手段として機能するディスプレイ101、ディ
スクドライブ102aを備えたコンピュータ本体10
2、およびキーボード103、マウス104などの入出
力装置である。本システムの基本的なハードウェア構成
を図2に示す。コンピュータ本体102は、CPU20
1、内部メモリ202およびハードディスク203等の
記憶手段、およびバス204から構成されている。ディ
スプレイ101、キーボード103、マウス104、C
D−ROMドライブ(またはフロッピーディスクドライ
ブ)102aなどの入出力装置がインターフェース(図
1,2には図示せず)を介してバス204に接続されて
いる。
【0016】ここでハードディスク203には、本プロ
セス制御プログラミングシステムのプログラムがインス
トールされており、本プログラミングシステムを起動す
る際にはこのソフトウェアがハードディスク203から
内部メモリ202に読み込まれる。CPU201はこの
内部メモリに読み込まれたプログラムに従い、メモリ管
理やデータの処理、周辺装置とのデータ交換等の制御を
行ない、プロセス制御プログラムのプログラミングシス
テムとしての機能を発揮する。また、あらかじめ用意さ
れている利用可能な機能オブジェクトもハードディスク
203上のファイルに格納されている。
【0017】本プロセス制御プログラミングシステムの
ソフトウェア構成を図3に示す。図3に示すようにソフ
トウェアは、基本的に4つのモジュールから構成され
る。機能オブジェクトモジュール31はライブラリとし
てあらかじめ用意された機能オブジェクトであって、ハ
ードディスク203にファイルとしておかれる。アプリ
ケーション編集モジュール32は、アプリケーション編
集時のメモリ管理やディスプレイ101の表示制御、マ
ウス104等の周辺機器との入出力制御を行い、上記ハ
ードウェアと共にアプリケーション編集手段として機能
する。実行順序決定モジュール33は、相互に接続され
た機能オブジェクトからなるシステムをペトリネットを
利用して解析するプログラムを備え、機能オブジェクト
の接続関係を解析することによってアプリケーションを
構成する機能オブジェクトの実行順序を自動的に決定す
る。この実行順序決定モジュール33のプログラムは、
上述のハードウェアとともに実行順序決定手段を構成す
る。本実施の形態においては、実行順序決定モジュール
33が他のソフトウェアモジュールと独立しているの
で、アプリケーション編集モードおよび制御プログラム
生成モードの双方で機能することができる。制御プログ
ラム生成モジュール34は、接続関係の定義された機能
オブジェクトを実体化し、機能オブジェクト、リンクお
よび実行順序に基づいてプロセス制御プログラムを生成
する。なお、上述のようなソフトウェアモジュールは、
CD−ROMまたはフロッピーディスクなどの記憶媒体
に記録された形で供給され、コンピュータ本体102の
ハードディスク203にインストールされる。
【0018】次に図1,図2および図4のフローチャー
トを参照し、本プログラミングシステムを用いたプロセ
ス制御プログラムのプログラミング手順について説明す
る。アプリーケーション編集モードにおいては、図1に
示すようにディスプレイ101上にアプリケーション編
集シート110とオブジェクトバー120が表示され
る。機能オブジェクトを用いたアプリケーションの編集
を行う場合には、まずプロセス制御装置の要素に対応し
た機能オブジェクトをオブジェクトバー120から選択
し、アプリケーション編集シート110上に表示する
(ステップ401)。これによって機能オブジェクトを
表示手段であるディスプレイ101に表示したことにな
る。このとき、これら機能オブジェクトのデータはハー
ドディスク203から内部メモリ202の作業領域に読
み込まれる。なお、アプリケーション編集シート110
上に表示されるのは正確には機能オブジェクトを表すア
イコンであるが、以下に説明においては簡単のため単に
機能オブジェクトという。
【0019】アプリケーション編集シート110上に複
数の機能オブジェクトを表示したならば、その接続関係
を定義していく(ステップ402)。これはマウス10
4を用いて機能オブジェクト間のデータの流れをリンク
115で表現していく。ここでリンクは二つの機能オブ
ジェクトの接続関係を表すオブジェクトである。すなわ
ち、アプリケーション編集シート110上でリンク11
5を設けることで、二つの機能ブロック113,114
およびそのデータの流れの方向に関する情報を含むオブ
ジェクトが生成され、その情報が内部メモリ202に格
納される。なお、本実施の形態においては機能オブジェ
クトに設けられた入出力ポート116を介してリンクを
設定してるが、アプリケーション編集シート110上に
表示された機能オブジェクトに直接リンクを接続するよ
うにしてもよい。
【0020】接続関係を定義し終えたならばアプリケー
ション編集モードから制御プログラム生成モードに移行
し、アプリケーションの実体化を行ってプロセス制御プ
ログラムを生成してもよいが(ステップ406)、本実
施の形態にかかるプログラミングシステムでは、アプリ
ケーション編集モードにおいて、機能オブジェクトの実
行順序を自動的に決定し(ステップ403)、その実行
順序をアプリケーション編集シート110上の機能オブ
ジェクトに表示する(ステップ404)。また、ユーザ
はアプリケーション編集シート110上で作成したアプ
リケーションをファイルとしてハードディスク203に
格納することもできる。
【0021】実行順序を決定するため、ユーザはプルダ
ウンメニューから「実行順序決定・表示」を選択し、実
行順序プログラムを実行させる。このときコンピュータ
は、内部メモリに格納されているリンクに関する情報に
基づいて機能オブジェクトの実行順序を決定する(ステ
ップ403)。決定された実行順序は機能オブジェクト
の特定のスロット(以下、実行順序スロットという)の
値として各機能オブジェクトが包含するデータの一部と
なる。なお、アプリケーションの構造のために実行順序
決定プログラムが実行順序を一意に決定できなかった場
合、本実施の形態にかかるプログラミングシステムにお
いては、順序関係が定まらない機能オブジェクトに対し
て共通の実行順位を付与するようになっている。
【0022】アプリケーション編集シート110上に表
示された機能オブジェクトのアイコンにはあらかじめ実
行順序を表示するエリアが設けられており、上述のよう
に実行順序決定プログラム実行後、実行順序を示す値が
各機能オブジェクトの実行順序スロットに入力される
と、その番号が自動的に前記アイコン内に表示される。
これによって、ユーザはアプリケーション編集画面上で
各機能オブジェクトの実行順序を確認することができる
(ステップ405)。実行順序を確認した結果、実行順
序に問題があればステップ402に戻って接続関係を定
義し直したり、オブジェクトエディタを用いて機能オブ
ジェクト内の実行順序スロットにマニュアルで実行順序
を表す値を入力する。一方、実行順序に問題がなけれ
ば、アプリケーション編集モードから制御プログラム生
成モードに移りアプリケーションの実体化を行う(ステ
ップ406)。実体化を行うことでアプリケーションプ
ログラム、すなわちプロセス制御プログラムのソースコ
ードが生成される。その後、このプロセス制御プログラ
ムを実際に動作させてデバッグを行ってもよい。
【0023】図5は、実行順序決定のプロセスを経る前
と後のディスプレイ表示の一例を示す図である。図5
(a)はリンクを定義し終えたばかり、すなわち実行順
序決定前のアプリケーション編集シート110であり、
図5(b)は実行順序決定モジュールを起動して同じア
プリケーション編集シート110上で各機能オブジェク
トのアイコン内に実行順序が表示されている様子を示
す。このように実行順序決定プログラムによって自動的
に決定された実行順序をアプリケーション編集シート1
10上で機能オブジェクトを共に表示することで、ユー
ザはアプリケーション編集モードにおいて各機能オブジ
ェクトの実行順序を確認することができる。なお、図5
(b)において、機能オブジェクト113に対して機能
オブジェクト111,112の実行順序は一意には決ま
らないにもかかわらず、実行順序1,2がそれぞれ表示
されている。これは機能オブジェクト113が二つの入
力の前後関係に関する情報をあらかじめ持っており、実
行順序決定プログラムがこの情報に基づいて実行順序を
決定することができたからである。すなわち、実行順序
決定プログラムは、ペトリネットに基づく実行順序の決
定に加えて、各機能オブジェクトが保有する順序決定に
関する情報を参照して実行順序を決定することもでき
る。
【0024】次に本発明の第2の実施の形態について図
6を参照して説明する。本実施の形態にかかるプログラ
ミングシステムは、実行順序決定手段によって機能オブ
ジェクトの実行順序が一意に決定できない場合に、前記
実行順序を自動決定できなかった機能オブジェクトを順
序未決定であることを明示して前記表示手段上に表示す
るものである。本実施の形態においてもそのハードウェ
ア構成およびソフトウェア構成は、第1の実施の形態と
同じく、図1〜図3に示すとおりである。実行順序の表
示および決定の手順を以下に図6を参照して説明する。
【0025】図6は、ディスプレイ上のアプリケーショ
ン編集シート110にリンクで接続された機能オブジェ
クト61,62,63,64(オブジェクト名:A,
B,C,D)が表示されている様子を示している。ここ
で図6(a)は、接続関係を定義し終えたばかりの表示
である。実行順序決定プログラムが起動される前である
ので、各機能オブジェクトには実行順序を示す番号は表
示されていない。
【0026】ここで実行順序決定プログラムを実行する
と、第1の実施の形態で説明した要領で各機能オブジェ
クトの実行順序が決定される。ただし、図6(a)に示
した例に対して順序決定プログラムは、機能オブジェク
ト63(C)に接続された機能オブジェクト62(B)
と機能オブジェクト64(D)との間の前後関係を一意
に決定することができないため、これら二つの機能オブ
ジェクト62,64(B,D)には同一の実行順位
「2」を割り当てる。上述のようにして決定された実行
順序は機能オブジェクト61〜64の一部としてアプリ
ケーション編集シート110上に表示される。
【0027】図6(b)は、本実施の形態において上述
のような実行順序決定がなされた場合の機能オブジェク
トの表示を示している。まず、アプリケーション編集シ
ート110においてはX軸方向、すなわち左右方向に時
間軸が設定され、実行順序の先の機能オブジェクトから
左から順に配置・表示され、各機能オブジェクトの上段
にはその実行順序が表示されている。実行順序決定プロ
グラムによって実行順序が一意に決まらなかった二つの
機能オブジェクト62,64(B,D)は、共に同一の
時刻に表示され、すなわち同一のX座標に表示される。
さらに、図6(b)は、これら二つの機能オブジェクト
62,64(B,D)が他の機能オブジェクトとは異な
る色で表示され、かつ同一実行順位「2」を表示してい
る様子を示している。これによって、ユーザは実行順位
が重複する機能オブジェクトが存在していることを視覚
的に認識することができる。
【0028】次に実行順序決定プログラムによって一意
に実行順序が決定できなかった機能オブジェクト62,
64(B,D)に対して、ユーザが実行順序を決定しな
ければならない。このとき本実施の形態にかかるプログ
ラミングシステムにおいては、ユーザがアプリケーショ
ン編集シート上で機能オブジェクトを移動させることで
実行順序を決定できる。図6(c)はその様子を示して
いる。すなわち、図6(b)に示すように同一の実行順
序を有するために同一のX座標に表示された機能オブジ
ェクト62,64(B,D)のうち、ユーザはマウス1
4(図1参照)を用いて機能オブジェクト64(D)を
時間軸をあらわすX軸に沿って左へ移動させる。する
と、機能オブジェクト64(D)のX座標の値は機能オ
ブジェクト62(B)のそれよりも小さいものとなる。
システムはこのX座標の大小関係を検知し、機能オブジ
ェクト64(D)に実行順序「2」を、機能オブジェク
ト62(B)には「3」を割り当てる。さらに実行順序
「3」が機能オブジェクト62(B)に割り当てられた
のを受けて、機能オブジェクト63(C)の実行順序を
「4」とするように、それ以降の機能オブジェクトの実
行順序を順次繰り下げる。このとき仮に機能オブジェク
ト64(D)を機能オブジェクト62(B)よりも右に
移動させた場合には、機能オブジェクト62(B)が実
行順位「2」を、機能オブジェクト64(D)が実行順
位「3」が割り当てられることはいうまでもない。
【0029】以上のように、ユーザはディスプレイに表
示されたアプリケーション編集シート110上で機能オ
ブジェクトをあらかじめ定められた時間軸に沿って移動
させることによって、実行順序決定プログラムによって
一意に決定できなかった機能オブジェクトの実行順序を
ユーザが決定することができる。なお、本実施の形態に
おいて、時間軸をX軸、すなわち左右方向にとって説明
したが、これをY軸、すなわち上下方向にとってもよい
ことはいうまでもない。また、上記の説明では4つの機
能オブジェクトからなるアプリケーションを例を取り上
げたが、5個以上の機能オブジェクトからなる大きなア
プリケーションを編集する場合においても同様である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ペトリネットや有向グ
ラフに基づく実行順序決定アルゴリズムによって自動決
定された機能オブジェクトの実行順序がアプリケーショ
ンの編集時、すなわちプログラミングの際に表示される
ので、実行順序を確認する目的でアプリケーションを実
体化して制御プログラムを生成し、これを実際に動作さ
せてデバッグする必要がなくなる。また、ユーザは機能
オブジェクトの実行順序をアプリケーション編集時に知
ることができるので、視覚的にプログラミングができる
という図的プログラミングの利点を生かしてプロセス制
御プログラムの開発ができる。
【0031】また、本発明のうち請求項2に記載された
発明によれば、実行順序決定アルゴリズムでは実行順序
を一意に自動決定できなかった機能オブジェクトを順序
未決定であることを明示して表示手段上に表示するの
で、ユーザはそのような構造をアプリケーションの開発
時に発見することができる。その結果、ユーザはその実
行順序を決定することによってデータアクセスタイミン
グの相違による問題を未然に防ぎ、アプリケーションプ
ログラムの信頼性を高めることが可能となる。
【0032】また、請求項3または請求項4に記載され
た発明によれば、表示手段上であらかじめ定義された時
間軸に沿って機能オブジェクトを実行順に配列表示する
ので、ユーザは機能オブジェクトの実行順序をアプリケ
ーション編集時により容易に認識することができる。さ
らに、実行順序決定アルゴリズムでは実行順序を一意に
自動決定できなかった機能オブジェクトに関しては同一
時間上に並べて表示し、ユーザはこれらの機能オブジェ
クトをユーザがマウス等を用いて時間軸に沿って移動さ
せることにより容易にその実行順序を決定できる。した
がって、視覚的にプログラミングを行うという図的プロ
グラミングの特徴を生かして容易に実行順序の修正がで
き、ひいてはプロセス制御プログラムの生産性向上に寄
与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図的プログラミングシステムを説明する図で
ある。
【図2】 本発明の実施の形態にかかるプログラミング
システムのハードウェアの構成を説明するブロック図で
ある。
【図3】 本発明の実施の形態にかかるプログラミング
システムのソフトウェアの構成を説明するブロック図で
ある。
【図4】 本発明の実施の形態にかかるプログラミング
手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の第1の実施の形態にかかるプログラ
ミングシステムにおける機能オブジェクトの表示を説明
する図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態にかかるプログラ
ミングシステムにおける機能オブジェクトの表示を説明
する図である。
【符号の説明】
101…ディスプレイ、102…コンピュータ本体、1
02a…CD−ROMドライブ、103…キーボード、
104…マウス、110…アプリケーション編集シー
ト、111,112,113,114…機能オブジェク
ト、115…リンク、116…ポート、120…オブジ
ェクトバー、201…CPU、202…内部メモリ、2
03…ハードディスク、204…バス、31…機能オブ
ジェクトモジュール、32…アプリケーション編集モジ
ュール、33…実行順序決定モジュール、34…制御プ
ログラム生成モジュール、61,62,63,64…機
能オブジェクト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセス制御装置を構成する各構成要素
    の機能を表す機能オブジェクトを表示手段上に配置表示
    し、前記表示手段上において前記機能オブジェクトの接
    続関係を図的に定義するアプリケーション編集手段と、 前記接続関係に基づいて前記機能オブジェクトの実行順
    序を自動的に決定する実行順序決定手段と、 前記機能オブジェクトと前記接続関係と前記実行順序と
    に基づいて前記プロセス制御装置の制御プログラムを生
    成する制御プログラム生成手段とからなるプロセス制御
    プログラムのプログラミングシステムにおいて、 前記アプリケーション編集手段は、 前記実行順序決定手段によって自動的に決定された前記
    機能オブジェクトの実行順序を前記表示手段上に表示す
    る表示制御手段を有することを特徴とするプロセス制御
    プログラムのプログラミングシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたプロセス制御プロ
    グラムのプログラミングシステムにおいて、 前記表示制御手段は、 前記機能オブジェクトの実行順序が前記実行順序決定手
    段によって一意に決定できない場合に、前記実行順序を
    自動決定できなかった機能オブジェクトを順序未決定で
    あることを明示して前記表示手段上に表示することを特
    徴とするプロセス制御プログラムのプログラミングシス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたプロセス制御プロ
    グラムのプログラミングシステムにおいて、 前記表示制御手段は、 前記実行順序決定手段によって実行順序が決定された前
    記機能オブジェクトを前記表示手段上で定義された時間
    軸に対して前記実行順序に従って自動的に配置表示する
    一方、実行順序を一意に決定できなかった機能オブジェ
    クトを前記時間軸上の同一時間上に表示し、 前記実行順序を一意に決定できなかった機能オブジェク
    トを前記表示手段上で前記時間軸に沿ってユーザが移動
    させることによりこれらの機能オブジェクトの実行順序
    を決定し、 前記実行順序を前記表示手段上に表示することを特徴と
    するプロセス制御プログラムのプログラミングシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 プロセス制御装置を構成する各構成要素
    の機能を表す機能オブジェクトを表示手段上に配置表示
    し、前記機能オブジェクトの接続関係を図的に定義する
    アプリケーション編集手順と、 前記接続関係に基づいて前記機能オブジェクトの実行順
    序を自動的に決定する実行順序決定手順と、 前記機能オブジェクトと前記接続関係と前記実行順序と
    に基づいて前記プロセス制御装置の制御プログラムを生
    成する制御プログラム生成手順とからなるプロセス制御
    プログラムのプログラミング方法において、 前記アプリケーション編集手順は、 前記実行順序決定手順において実行順序が決定された前
    記機能オブジェクトを前記表示手段上で定義された時間
    軸に対して前記実行順序に従って自動的に配置表示する
    一方、実行順序を一意に決定できなかった機能オブジェ
    クトを前記時間軸上の同一時間上に表示し、 前記実行順序を一意に決定できなかった機能オブジェク
    トを前記表示手段上で前記時間軸に沿ってユーザが移動
    させることによりこれらの機能オブジェクトの実行順序
    を決定し、 前記実行順序を前記表示手段上に表示する表示制御手順
    を備えることを特徴とするプロセス制御プログラムのプ
    ログラミング方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7155719B2 (en) * 2001-08-31 2006-12-26 Autodesk Canada Co. Continuation manager
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JP2016006682A (ja) * 2015-09-02 2016-01-14 株式会社東芝 プラント運転支援装置、プラント運転支援プログラム、及びプラント運転支援方法
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JP2021064087A (ja) * 2019-10-11 2021-04-22 シャープ株式会社 プログラム生成装置及びプログラム生成方法

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