JPH1024714A5 - - Google Patents
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- JPH1024714A5 JPH1024714A5 JP1997061046A JP6104697A JPH1024714A5 JP H1024714 A5 JPH1024714 A5 JP H1024714A5 JP 1997061046 A JP1997061046 A JP 1997061046A JP 6104697 A JP6104697 A JP 6104697A JP H1024714 A5 JPH1024714 A5 JP H1024714A5
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Description
【発明の名称】低圧の全地形車両用ランフラットタイヤと、それとリムの組立体
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえパンクまたは同様な事態によって空気が漏れてしまっても、そのタイヤの走行を可能にする独特なトレッドと、サイドウォール構造とそしてビードとを有する全地形車両(全地形万能車とも言う。ATV:All Terrain Vehicle)用の低圧のランフラットタイヤに関する。本発明のタイヤは、限定的なランフラット性能を示すように設計されているか、または空気の内圧がなくても空気圧に依らずに動作するように設計されている。
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえパンクまたは同様な事態によって空気が漏れてしまっても、そのタイヤの走行を可能にする独特なトレッドと、サイドウォール構造とそしてビードとを有する全地形車両(全地形万能車とも言う。ATV:All Terrain Vehicle)用の低圧のランフラットタイヤに関する。本発明のタイヤは、限定的なランフラット性能を示すように設計されているか、または空気の内圧がなくても空気圧に依らずに動作するように設計されている。
【0002】
【従来の技術】
ATV用のタイヤは車両のサスペンションシステムに補助されこれと協動して機能するように設計されている。したがって、こうしたタイヤは幅が広く、そして通常は8.0から12.00インチ(203から305mm)までの範囲内にある標準のリム直径よりも比較的大きくなっている。こうしたタイヤは、通常は10psi(69kPa)未満の圧力、時にはほぼ2.9psi(20kPa)ほどの圧力しか保持していない大きな空気チャンバを有し、そして車両のサスペンションと組み合わされて車両のショック吸収成分および振動減衰成分として機能する比較的に柔軟なサイドウォール構造を有する。
【従来の技術】
ATV用のタイヤは車両のサスペンションシステムに補助されこれと協動して機能するように設計されている。したがって、こうしたタイヤは幅が広く、そして通常は8.0から12.00インチ(203から305mm)までの範囲内にある標準のリム直径よりも比較的大きくなっている。こうしたタイヤは、通常は10psi(69kPa)未満の圧力、時にはほぼ2.9psi(20kPa)ほどの圧力しか保持していない大きな空気チャンバを有し、そして車両のサスペンションと組み合わされて車両のショック吸収成分および振動減衰成分として機能する比較的に柔軟なサイドウォール構造を有する。
【0007】
ランフラットの自動車タイヤに従来のリムを使用することは、1994年11月29日に認められた米国特許第5303758号に開示された時以降、1990年代の初期にまず商業的な成功を収めた。この自動車用のランフラットタイヤは独特なビード構造と非常に小さい縦横比のカーカスとを採用していた。短い断面高さと比較的高い重量荷重要求のために、荷重下におけるタイヤのたわみは非常に制限されていた。本発明は、ATV用のタイヤの縦横比が通常50%〜100%であり、サイドウォールの断面高さ(SH)が非常に高く、約1インチ(25.4mm)ほどたわんで、ATV車の比較的旧式なサスペンションに対して衝撃吸収の補助として作用するのに充分な柔軟性もなければならないという、他と異なる独特な設計上の制約を有している。ATV用のホイールの各位置ごとの最大荷重は、自動車の場合より低く、一般的には500ポンド(226.8kg)/タイヤ未満であるが、上述の自動車のタイヤは1000ポンド(453.6kg)よりもやや大きい最小荷重条件を有していた。こうした相違をよりよく認識するには、自動車のサスペンションのばね定数は約200ポンド/インチ(3.57kg/mm)であることを考えればよい。関連の自動車のランフラットタイヤのばね定数は1,000ポンド/インチ(17.9kg/mm)になるであろう。ATV車のサスペンションのストラットは80〜100ポンド/インチ(1.43〜1.79kg/mm)のばね定数を有しているが、関連の自動車のランフラットタイヤは160〜200ポンド/インチ(2.86〜3.57kg/mm)のばね定数を有している。ATV用のタイヤにおいては、タイヤの空気が充填されているときも、またされていないときも、ランフラットタイヤのばね定数が高すぎれば、走行が非常にがたつき、そして制御がとても難しくなることに運転者は気がつくであろう。本発明は、これらの独特なATVの設計制約を考慮し、そして特殊なリムを必要とせずに柔らかく柔軟なATV用のタイヤ特性を維持しながら優れたランフラット特性を有する新しいタイヤ構造を開示するものである。
ランフラットの自動車タイヤに従来のリムを使用することは、1994年11月29日に認められた米国特許第5303758号に開示された時以降、1990年代の初期にまず商業的な成功を収めた。この自動車用のランフラットタイヤは独特なビード構造と非常に小さい縦横比のカーカスとを採用していた。短い断面高さと比較的高い重量荷重要求のために、荷重下におけるタイヤのたわみは非常に制限されていた。本発明は、ATV用のタイヤの縦横比が通常50%〜100%であり、サイドウォールの断面高さ(SH)が非常に高く、約1インチ(25.4mm)ほどたわんで、ATV車の比較的旧式なサスペンションに対して衝撃吸収の補助として作用するのに充分な柔軟性もなければならないという、他と異なる独特な設計上の制約を有している。ATV用のホイールの各位置ごとの最大荷重は、自動車の場合より低く、一般的には500ポンド(226.8kg)/タイヤ未満であるが、上述の自動車のタイヤは1000ポンド(453.6kg)よりもやや大きい最小荷重条件を有していた。こうした相違をよりよく認識するには、自動車のサスペンションのばね定数は約200ポンド/インチ(3.57kg/mm)であることを考えればよい。関連の自動車のランフラットタイヤのばね定数は1,000ポンド/インチ(17.9kg/mm)になるであろう。ATV車のサスペンションのストラットは80〜100ポンド/インチ(1.43〜1.79kg/mm)のばね定数を有しているが、関連の自動車のランフラットタイヤは160〜200ポンド/インチ(2.86〜3.57kg/mm)のばね定数を有している。ATV用のタイヤにおいては、タイヤの空気が充填されているときも、またされていないときも、ランフラットタイヤのばね定数が高すぎれば、走行が非常にがたつき、そして制御がとても難しくなることに運転者は気がつくであろう。本発明は、これらの独特なATVの設計制約を考慮し、そして特殊なリムを必要とせずに柔らかく柔軟なATV用のタイヤ特性を維持しながら優れたランフラット特性を有する新しいタイヤ構造を開示するものである。
【0011】
本発明によるランフラットタイヤには、ほぼ平坦で半径方向内側のべース27を有する環状のビードコア26がある。この内側べース27は内径dと軸方向の幅wとを有する。タイヤ10、11がその設計リム82に取り付けられるとき、ビードコア26はこの設計リムと特殊なはめ合い関係になる。リムは、当該のタイヤのメーカーの所在地において適用されている『タイヤ・リム工業標準規格協会』によって指定されたものであり、そして幅Wで直径(D)のビードシート81と直径(D h )のビードハンプ80とを有している。ビードコアの内側べース27の直径dは直径(D h )にほぼ等しく、そしてビードコアの内側べース27の幅wは設計リムの座81の幅Wの65%〜90%の範囲内にある。例えば、ビードシート81が0.400インチ(10.2mm)であるとき、ビードコア26は0.25〜約0.36インチ(6.35〜約9.14mm)より大きい幅Wを有している。
本発明によるランフラットタイヤには、ほぼ平坦で半径方向内側のべース27を有する環状のビードコア26がある。この内側べース27は内径dと軸方向の幅wとを有する。タイヤ10、11がその設計リム82に取り付けられるとき、ビードコア26はこの設計リムと特殊なはめ合い関係になる。リムは、当該のタイヤのメーカーの所在地において適用されている『タイヤ・リム工業標準規格協会』によって指定されたものであり、そして幅Wで直径(D)のビードシート81と直径(D h )のビードハンプ80とを有している。ビードコアの内側べース27の直径dは直径(D h )にほぼ等しく、そしてビードコアの内側べース27の幅wは設計リムの座81の幅Wの65%〜90%の範囲内にある。例えば、ビードシート81が0.400インチ(10.2mm)であるとき、ビードコア26は0.25〜約0.36インチ(6.35〜約9.14mm)より大きい幅Wを有している。
【0012】
上述のタイヤ10、11は8.0〜12.0インチ(203.2〜304.8mm)の範囲の公称リム直径と、26インチ以下の外径すなわち全径とを有し、そして10psi(68.9kPa)より低い標準タイヤ圧で動作する。このタイヤは、全径の25%〜50%の範囲に含まれる断面の最大幅SWを有する。
上述のタイヤ10、11は8.0〜12.0インチ(203.2〜304.8mm)の範囲の公称リム直径と、26インチ以下の外径すなわち全径とを有し、そして10psi(68.9kPa)より低い標準タイヤ圧で動作する。このタイヤは、全径の25%〜50%の範囲に含まれる断面の最大幅SWを有する。
【0023】
本願に用いられているランフラットという用語は、空気が抜けている状態でタイヤが動作しているとき、タイヤの構造自体がそれだけで充分に強固であるので車両の荷重を支持することができ、このタイヤがつぶれるのを防止する内部装置を必要とせずに、タイヤのサイドウォールと内面がつぶれたりもしくは自らに向かって座屈したりしないことを意味する。つまり、常用最大静荷重の下でかつメーカーによって特定されているタイヤ圧において、たわみの百分率が値Xとすると、たわんだ断面高さの百分率が1−Xであることが好ましいということである。0psi(0kPa)の圧力で上記と同じ静荷重において、言い換えれば空気が抜けている状態で、たわんでいる断面高さの百分率1−Xは、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%である。例えば、非荷重時において6.55インチ(166.4mm)の断面高さを有する、4psi(27.6kPa)まで空気を充填されているAT23x7−10の限定ランフラットタイヤ10は、常用荷重の時には約0.77インチ(19.6mm)すなわち12%たわむことになるであろう。0psi(0kPa)では、同じタイヤは約17%たわむ。このようにして、4psi(27.6kPa)においてたわんだ断面高さの値は88%であり、そして充填されていない時のたわみの値では、撓んだ断面高さの値は83%である。
本願に用いられているランフラットという用語は、空気が抜けている状態でタイヤが動作しているとき、タイヤの構造自体がそれだけで充分に強固であるので車両の荷重を支持することができ、このタイヤがつぶれるのを防止する内部装置を必要とせずに、タイヤのサイドウォールと内面がつぶれたりもしくは自らに向かって座屈したりしないことを意味する。つまり、常用最大静荷重の下でかつメーカーによって特定されているタイヤ圧において、たわみの百分率が値Xとすると、たわんだ断面高さの百分率が1−Xであることが好ましいということである。0psi(0kPa)の圧力で上記と同じ静荷重において、言い換えれば空気が抜けている状態で、たわんでいる断面高さの百分率1−Xは、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%である。例えば、非荷重時において6.55インチ(166.4mm)の断面高さを有する、4psi(27.6kPa)まで空気を充填されているAT23x7−10の限定ランフラットタイヤ10は、常用荷重の時には約0.77インチ(19.6mm)すなわち12%たわむことになるであろう。0psi(0kPa)では、同じタイヤは約17%たわむ。このようにして、4psi(27.6kPa)においてたわんだ断面高さの値は88%であり、そして充填されていない時のたわみの値では、撓んだ断面高さの値は83%である。
【0035】
ビードコア26は4層から成ることが好ましく、各層は連続的に被覆されている個別のモノフィラメントのスチールワイヤによって形成されている。この好ましい実施例では、直径0.038インチ(0.97mm)のワイヤが被覆されて、4または5または6本のワイヤから成る半径方向内側から半径方向外側までの幾つかの層をなし、この各層は、図6に示されているようなリムである設計リムのビードシート81の幅Wの65%より大きく、その90%より小さい範囲内のビードコアの幅wを生じさせる。1つの層内のワイヤの数はまた、選択されたワイヤの直径にも関連している。
ビードコア26は4層から成ることが好ましく、各層は連続的に被覆されている個別のモノフィラメントのスチールワイヤによって形成されている。この好ましい実施例では、直径0.038インチ(0.97mm)のワイヤが被覆されて、4または5または6本のワイヤから成る半径方向内側から半径方向外側までの幾つかの層をなし、この各層は、図6に示されているようなリムである設計リムのビードシート81の幅Wの65%より大きく、その90%より小さい範囲内のビードコアの幅wを生じさせる。1つの層内のワイヤの数はまた、選択されたワイヤの直径にも関連している。
【0036】
図2および4に示されている平坦なベース面27は、製造を容易にするために、回転軸に平行であることが好ましく、そしてリムのハンプ80の直径(D h )にほぼ等しい内径(d)を有する。一つの例示として示すと、10インチ(254mm)の標準リムは、10.03インチ(254.8mm)のリムのハンプ直径(D h )を有し、リムの狭い直径は9.968インチ(253.2mm)であり、そしてビードシート81は5°の角度αだけ傾斜している。4×6のビードコアの4×4の帯板は10.03インチ(254.8mm)の内径を有し、そしてビードコア26の半径方向内側のゴム引きされた材料は約9.908インチ(約251.7mm)の直径を有し、そして約5°の角度θのテーパがある。タイヤ10、11は取り付けられるとき、先ずビード域22の半分以上をビードハンプ80の上に乗せ、そしてその結果、ボタンを衣服のボタン穴にはめるのと同じようなやり方で、ビード域22の残りの半分を伸ばして完全に座にはめ込むことができる。タイヤ10、11はビード域22において、ビードハンプ80を通過するまでは、実際には引き延ばされて円環形から楕円形に近い形にされる。当該のタイヤが延びているので、ビードコア26とリムの座81との間に直接に挟まれているゴムは十分圧縮され、ビード域22の残りがビードハンプ80を通過することが可能になる。図示されているように、平坦なベース面27はリムのビードシートの平坦な部分より広くすることができる。これは、フランジ76とビードハンプ80の半径または曲率半径に因っている。しかしながら、厳しい荷重下においてもビードがリムの座81から外れることがないように、ビードコア26のベース面27はリムのハンプ80の頂点から軸方向外側に、ある距離をおいて配置されなければならない。上述の設計はランフラットを含むあらゆる使用条件においてリム82から外れないように非常にうまく設計されている。
図2および4に示されている平坦なベース面27は、製造を容易にするために、回転軸に平行であることが好ましく、そしてリムのハンプ80の直径(D h )にほぼ等しい内径(d)を有する。一つの例示として示すと、10インチ(254mm)の標準リムは、10.03インチ(254.8mm)のリムのハンプ直径(D h )を有し、リムの狭い直径は9.968インチ(253.2mm)であり、そしてビードシート81は5°の角度αだけ傾斜している。4×6のビードコアの4×4の帯板は10.03インチ(254.8mm)の内径を有し、そしてビードコア26の半径方向内側のゴム引きされた材料は約9.908インチ(約251.7mm)の直径を有し、そして約5°の角度θのテーパがある。タイヤ10、11は取り付けられるとき、先ずビード域22の半分以上をビードハンプ80の上に乗せ、そしてその結果、ボタンを衣服のボタン穴にはめるのと同じようなやり方で、ビード域22の残りの半分を伸ばして完全に座にはめ込むことができる。タイヤ10、11はビード域22において、ビードハンプ80を通過するまでは、実際には引き延ばされて円環形から楕円形に近い形にされる。当該のタイヤが延びているので、ビードコア26とリムの座81との間に直接に挟まれているゴムは十分圧縮され、ビード域22の残りがビードハンプ80を通過することが可能になる。図示されているように、平坦なベース面27はリムのビードシートの平坦な部分より広くすることができる。これは、フランジ76とビードハンプ80の半径または曲率半径に因っている。しかしながら、厳しい荷重下においてもビードがリムの座81から外れることがないように、ビードコア26のベース面27はリムのハンプ80の頂点から軸方向外側に、ある距離をおいて配置されなければならない。上述の設計はランフラットを含むあらゆる使用条件においてリム82から外れないように非常にうまく設計されている。
【0044】
ビードコア26から最大断面幅(SW)の半径方向の位置まで、上述のエラストマーの充填材42、46、48の組合せの横断面の全体の厚さは、変化することが好ましい。サイドウォールとカーカスとの全体の厚さは最大断面幅の位置Hで約0.65インチ(16.5mm)であり、そして横方向のトレッドの縁14、16の近辺のショルダーに合流する部域において、全厚Fまで増加し、この全厚Fは約0.75インチ(19mm)、すなわちタイヤ11の最大断面幅SWにおいて測定された全サイドウォール厚の115%である。タイヤ11のショルダー域におけるサイドウォールの全厚Fは、最大断面幅(SW)における全サイドウォール厚の少なくとも100%であることが好ましく、より好ましいのは150%未満であることである。
ビードコア26から最大断面幅(SW)の半径方向の位置まで、上述のエラストマーの充填材42、46、48の組合せの横断面の全体の厚さは、変化することが好ましい。サイドウォールとカーカスとの全体の厚さは最大断面幅の位置Hで約0.65インチ(16.5mm)であり、そして横方向のトレッドの縁14、16の近辺のショルダーに合流する部域において、全厚Fまで増加し、この全厚Fは約0.75インチ(19mm)、すなわちタイヤ11の最大断面幅SWにおいて測定された全サイドウォール厚の115%である。タイヤ11のショルダー域におけるサイドウォールの全厚Fは、最大断面幅(SW)における全サイドウォール厚の少なくとも100%であることが好ましく、より好ましいのは150%未満であることである。
【0050】
理想的には、充填状態におけるランフラットタイヤのばね定数は、従来のATV用の非ランフラットの空気タイヤのそれと、あまり異ならないようになるべきである。限定的なランフラットでは、4psi(27.6kPa)でかつ推奨の正規荷重における充填時のばね定数は、同様な寸法の従来のATV用のタイヤの135%未満であるべきである。発明者が限定的なランフラットタイヤと呼んでいる条件において、ランフラットタイヤが非充填状態で作動させられるとき、ばね定数は、タイヤの座屈や自らへのつぶれを防止するのに十分なものでなければならない。しかしながら、このばね定数は、タイヤがランフラットであると運転者が認識したり感じたりすることができるほど、十分に低くなければならないと、発明者は考えている。これは、充填状態のランフラットタイヤがあるばね定数χを有するならば、この同じタイヤが非充填状態のときは、χの50%〜90%の範囲、好ましくはχの50%〜80%の範囲のばね定数でなければならないということである。
理想的には、充填状態におけるランフラットタイヤのばね定数は、従来のATV用の非ランフラットの空気タイヤのそれと、あまり異ならないようになるべきである。限定的なランフラットでは、4psi(27.6kPa)でかつ推奨の正規荷重における充填時のばね定数は、同様な寸法の従来のATV用のタイヤの135%未満であるべきである。発明者が限定的なランフラットタイヤと呼んでいる条件において、ランフラットタイヤが非充填状態で作動させられるとき、ばね定数は、タイヤの座屈や自らへのつぶれを防止するのに十分なものでなければならない。しかしながら、このばね定数は、タイヤがランフラットであると運転者が認識したり感じたりすることができるほど、十分に低くなければならないと、発明者は考えている。これは、充填状態のランフラットタイヤがあるばね定数χを有するならば、この同じタイヤが非充填状態のときは、χの50%〜90%の範囲、好ましくはχの50%〜80%の範囲のばね定数でなければならないということである。
【0051】
代りに、上記のタイヤは同一の寸法の従来の非ランフラットタイヤのばね定数にほぼ等しいか、またはこれより少々大きい非充填状態時のばね定数で作動するように設計することができることを、発明者は見出している。このような場合では、本発明のATV用のランフラットタイヤは、時速50マイル(80.5km/h)以下の速度で連続走行ベースで空気圧なしに動作できる。これは、ATVタイプの車両の荷重と速度が通常の乗用車タイプのタイヤに比較して少ないためである。ATV用のフルタイムのランフラットタイヤは、選択されたばね定数によっては、従来のATV用の非ランフラットタイヤと基本的に同じ操縦性を有し、そして同じような感じを与えるものもあるだろう。χの120%のばね定数において、こうした非充填状態のタイヤは運転者にとっては当然ながら少々固く感じられるであろうが、この率までは十分許容可能な乗り心地と操縦性のデータが得られている。これよりもずっと高いばね定数では、不快な乗車特性になり易い。
代りに、上記のタイヤは同一の寸法の従来の非ランフラットタイヤのばね定数にほぼ等しいか、またはこれより少々大きい非充填状態時のばね定数で作動するように設計することができることを、発明者は見出している。このような場合では、本発明のATV用のランフラットタイヤは、時速50マイル(80.5km/h)以下の速度で連続走行ベースで空気圧なしに動作できる。これは、ATVタイプの車両の荷重と速度が通常の乗用車タイプのタイヤに比較して少ないためである。ATV用のフルタイムのランフラットタイヤは、選択されたばね定数によっては、従来のATV用の非ランフラットタイヤと基本的に同じ操縦性を有し、そして同じような感じを与えるものもあるだろう。χの120%のばね定数において、こうした非充填状態のタイヤは運転者にとっては当然ながら少々固く感じられるであろうが、この率までは十分許容可能な乗り心地と操縦性のデータが得られている。これよりもずっと高いばね定数では、不快な乗車特性になり易い。
【0052】
以下の表Aは、本発明にしたがって作られた1組のATV用の前輪と後輪のタイヤ10、11の実例を開示している。実施例1は図1および2にしたがって作られたタイヤ10である。実施例2は図3および4にしたがって作られたタイヤ11である。実施例1のタイヤ10は限定的なランフラット性能のために選択されたばね定数で作られ、一方、実施例2のタイヤ11は全面的なランフラットすなわち非空気圧性能を示すことができるばね定数で作られた。これらのばね定数は、0psi(0kPa)、2psi(13.8kPa)、および4psi(27.6kPa)の各空気圧において、lb/in単位で表されている。0psi(0kPa)における耐久性の測定は、マイル単位で測定された。耐久テストは、前輪の全面的ランフラットの実施例のタイヤ11に対して、130%の最大定格荷重で34時間の間、25mph(40.2km/h)で実施された。その結果、タイヤが故障した形跡はなく、850マイル(1367.9km)のランフラット性能を示した。前輪の限定的なランフラットタイヤ10は、ランフラット状態で575マイル(925.4km)走行した後にサイドウォールのつぶれを示した。同様に、後輪のタイヤ10、11の実施例1と2は、以下の耐用マイル数、すなわちそれぞれ推定500マイル(804.7km)と実際の値である850マイル(1367.9km)を示した。これらのタイヤは、前輪と後輪の各位置における同様な寸法の従来のATV用の対照標準空気タイヤと比較された。比較対象のばね定数は表Aに示されている。タイヤの寸法は、前輪のタイヤでAT23×7−10であり、そして後輪のタイヤでは22×11.00−10NHSであった。a
以下の表Aは、本発明にしたがって作られた1組のATV用の前輪と後輪のタイヤ10、11の実例を開示している。実施例1は図1および2にしたがって作られたタイヤ10である。実施例2は図3および4にしたがって作られたタイヤ11である。実施例1のタイヤ10は限定的なランフラット性能のために選択されたばね定数で作られ、一方、実施例2のタイヤ11は全面的なランフラットすなわち非空気圧性能を示すことができるばね定数で作られた。これらのばね定数は、0psi(0kPa)、2psi(13.8kPa)、および4psi(27.6kPa)の各空気圧において、lb/in単位で表されている。0psi(0kPa)における耐久性の測定は、マイル単位で測定された。耐久テストは、前輪の全面的ランフラットの実施例のタイヤ11に対して、130%の最大定格荷重で34時間の間、25mph(40.2km/h)で実施された。その結果、タイヤが故障した形跡はなく、850マイル(1367.9km)のランフラット性能を示した。前輪の限定的なランフラットタイヤ10は、ランフラット状態で575マイル(925.4km)走行した後にサイドウォールのつぶれを示した。同様に、後輪のタイヤ10、11の実施例1と2は、以下の耐用マイル数、すなわちそれぞれ推定500マイル(804.7km)と実際の値である850マイル(1367.9km)を示した。これらのタイヤは、前輪と後輪の各位置における同様な寸法の従来のATV用の対照標準空気タイヤと比較された。比較対象のばね定数は表Aに示されている。タイヤの寸法は、前輪のタイヤでAT23×7−10であり、そして後輪のタイヤでは22×11.00−10NHSであった。a
【0053】
【表1】
表Aから判るように、限定的なランフラットタイヤ10は0psi(0kPa)においては、正規の空気圧の従来のATV用のタイヤより小さいばね定数を有している。完全なランフラットタイヤ11は0psi(0kPa)において、従来のATV用のタイヤの充填時のばね定数以上の推奨ばね定数を有しており、その推奨する空気圧と荷重において車両のメーカーの推奨する同一寸法の従来のATV用の空気タイヤのばね定数の125%より小さいことが好ましい。限定的なランフラットタイヤは、4psi(27.6kPa)に充填されそして荷重をかけられた時のばね定数の50%〜80%であることが好ましい0psi(0kPa)のばね定数を有する。理想的には、限定的なランフラットの第1の具体例のタイヤ10は、車両メーカーの推奨する同一寸法の従来の空気タイヤのその空気圧と荷重下におけるばね定数の50%〜91%の非充填時ばね定数を有している。
【表1】
表Aから判るように、限定的なランフラットタイヤ10は0psi(0kPa)においては、正規の空気圧の従来のATV用のタイヤより小さいばね定数を有している。完全なランフラットタイヤ11は0psi(0kPa)において、従来のATV用のタイヤの充填時のばね定数以上の推奨ばね定数を有しており、その推奨する空気圧と荷重において車両のメーカーの推奨する同一寸法の従来のATV用の空気タイヤのばね定数の125%より小さいことが好ましい。限定的なランフラットタイヤは、4psi(27.6kPa)に充填されそして荷重をかけられた時のばね定数の50%〜80%であることが好ましい0psi(0kPa)のばね定数を有する。理想的には、限定的なランフラットの第1の具体例のタイヤ10は、車両メーカーの推奨する同一寸法の従来の空気タイヤのその空気圧と荷重下におけるばね定数の50%〜91%の非充填時ばね定数を有している。
Claims (3)
- 低圧の全地形車両用ランフラットタイヤとリムの組立体であって、
前記タイヤは、
1対の横方向の縁を有する環状のトレッドと、
直径dおよび軸方向の幅wを持つ実質的に平らな半径方向内側のベースを有する、1対の環状のビードコアと、
前記環状のトレッドの半径方向内側のカーカスであって、前記ビードコアに向かって延び、かつ前記ビードコアの周囲を包んでいる1層以上のコード補強プライを有するカーカスと、
前記ビードコアの各々に隣接し、かつ前記ビードコアの各々から半径方向外側に延びているエラストマーのアペックスと、
カーカスプライの半径方向内側のエラストマーのインサートの第1の対であって、1つの前記エラストマーのインサートが、前記トレッドの前記横方向の各縁から半径方向内側に前記ビードコアの各々に向かって延び、前記エラストマーのアペックスの半径方向外側の部分の、半径方向および軸方向の内側で終わっている、前記エラストマーのインサートの第1の対とを有し、
前記リムはハンプとリムフランジを有し、該リムフランジは軸方向内面を有し、前記リムの前記ハンプと前記軸方向内面との間の範囲はビードシートであり、該ビードシートは幅Wを有し、前記リムは最小直径Dを有し、前記ハンプは直径D h を有しており、
前記タイヤは、前記ビードコアの前記内側のベースの直径dが直径D h と実質的に等しく、かつ前記ビードコアの前記内側のベースの幅wが前記ビードシートの幅Wの65%から90%までの範囲内にあるという関係を満たしている、
低圧の全地形車両用ランフラットタイヤとリムの組立体。 - 前記トレッドから半径方向外側に向かって延びている複数のトレッドラグと、複数のタイバーであって、1つ以上の前記タイバーが前記トレッドの中央部内において横方向に隣接する前記トレッドラグを連結する、複数のタイバーとをさらに有する、請求項1に記載の低圧の全地形車両用ランフラットタイヤ。
- 前記トレッドの縁と前記ビードコアとの間を半径方向に延び、前記第1の対のインサートと少なくとも1層の前記カーカスプライとから軸方向外側に間隔をおいて配置されている、前記エラストマーのインサートの第2の対をさらに有する、請求項1に記載の低圧の全地形車両用ランフラットタイヤ。
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