JPH10247308A - 薄膜磁気ヘッドのギャップ層形成方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッドのギャップ層形成方法Info
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- JPH10247308A JPH10247308A JP6377397A JP6377397A JPH10247308A JP H10247308 A JPH10247308 A JP H10247308A JP 6377397 A JP6377397 A JP 6377397A JP 6377397 A JP6377397 A JP 6377397A JP H10247308 A JPH10247308 A JP H10247308A
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- alumina
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁性層上に形成するアルミナギャップ層を薄
くしても、電気的絶縁性能が劣化しないようにし、狭ギ
ャップ化に対応可能とする。 【解決手段】 セラミックス基板上に設ける複数の磁性
層の間をアルミナからなるギャップ層で離間する構造の
薄膜磁気ヘッドを製造する際のギャップ層形成方法であ
る。RFバイアススパッタ法により基板44上の磁性層
表面にギャップ層を形成する際に、アルミナターゲット
40側にRF電力を供給してRFスパッタ成膜を行うス
パッタモードと、ターゲット側へのRF電力の供給を停
止してRFエッチッングを行うエッチングモードとを、
交互に複数回繰り返して、磁性層表面の凸部を平坦化し
つつギャップ層となるアルミナ膜を成膜する。
くしても、電気的絶縁性能が劣化しないようにし、狭ギ
ャップ化に対応可能とする。 【解決手段】 セラミックス基板上に設ける複数の磁性
層の間をアルミナからなるギャップ層で離間する構造の
薄膜磁気ヘッドを製造する際のギャップ層形成方法であ
る。RFバイアススパッタ法により基板44上の磁性層
表面にギャップ層を形成する際に、アルミナターゲット
40側にRF電力を供給してRFスパッタ成膜を行うス
パッタモードと、ターゲット側へのRF電力の供給を停
止してRFエッチッングを行うエッチングモードとを、
交互に複数回繰り返して、磁性層表面の凸部を平坦化し
つつギャップ層となるアルミナ膜を成膜する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜磁気ヘッドの
製造工程において、磁気ギャップ層となるアルミナ膜を
RF(高周波)バイアススパッタ法により成膜する方法
に関するものである。更に詳しく述べると本発明は、ス
パッタ成膜の際に、アルミナターゲット側にRF電力を
供給してRFスパッタ成膜を行うスパッタモードと、タ
ーゲット側へのRF電力の供給を停止してRFエッチッ
ングを行うエッチングモードとを、交互に複数回繰り返
すことにより、アルミナギャップ層の電気的絶縁性能の
向上を図り、狭ギャップ化に対応可能とした薄膜磁気ヘ
ッドのギャップ層形成方法に関するものである。この技
術は、特にハードディスク装置用のMR形薄膜磁気ヘッ
ドの製造に有用である。
製造工程において、磁気ギャップ層となるアルミナ膜を
RF(高周波)バイアススパッタ法により成膜する方法
に関するものである。更に詳しく述べると本発明は、ス
パッタ成膜の際に、アルミナターゲット側にRF電力を
供給してRFスパッタ成膜を行うスパッタモードと、タ
ーゲット側へのRF電力の供給を停止してRFエッチッ
ングを行うエッチングモードとを、交互に複数回繰り返
すことにより、アルミナギャップ層の電気的絶縁性能の
向上を図り、狭ギャップ化に対応可能とした薄膜磁気ヘ
ッドのギャップ層形成方法に関するものである。この技
術は、特にハードディスク装置用のMR形薄膜磁気ヘッ
ドの製造に有用である。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク装置用薄膜磁気ヘッドの
形態には各種あるが、その代表的な例としては誘導形と
MR複合形がある。誘導形は、基板上に設ける上下2層
の磁極をギャップ層で分離し、両磁極の間に磁界発生用
及び誘導電流ピックアップ用のコイル層を形成する構成
である。MR複合形は、情報の読取り(再生)にMR効
果(磁気抵抗効果)を利用し、情報の書込みには誘導形
と同様の上下の磁極と磁界発生用コイル層を利用するも
のであり、基板上にMR素子を有する読出し素子部を設
け、該読出し素子部の上に書込み素子部を積層する構成
である。このMR複合形薄膜磁気ヘッドには、読出し素
子部の上部シールド層と書込み素子部の下部磁極とを分
離層(素子間ギャップ)を介して別々に設ける分離型
と、読出し素子部の上部シールド層と書込み素子部の下
部磁極とを兼用させる共有型がある。共有型は形成する
層数が少なく、その分工程が簡略化されることもあっ
て、現在MR形薄膜磁気ヘッドの主流となっている。
形態には各種あるが、その代表的な例としては誘導形と
MR複合形がある。誘導形は、基板上に設ける上下2層
の磁極をギャップ層で分離し、両磁極の間に磁界発生用
及び誘導電流ピックアップ用のコイル層を形成する構成
である。MR複合形は、情報の読取り(再生)にMR効
果(磁気抵抗効果)を利用し、情報の書込みには誘導形
と同様の上下の磁極と磁界発生用コイル層を利用するも
のであり、基板上にMR素子を有する読出し素子部を設
け、該読出し素子部の上に書込み素子部を積層する構成
である。このMR複合形薄膜磁気ヘッドには、読出し素
子部の上部シールド層と書込み素子部の下部磁極とを分
離層(素子間ギャップ)を介して別々に設ける分離型
と、読出し素子部の上部シールド層と書込み素子部の下
部磁極とを兼用させる共有型がある。共有型は形成する
層数が少なく、その分工程が簡略化されることもあっ
て、現在MR形薄膜磁気ヘッドの主流となっている。
【0003】共有型のMR薄膜磁気ヘッドの要部の一例
を図4に示す。Aは浮上面に平行な断面を表し、Bはそ
れに垂直なx−x断面を表している。前述のように、セ
ラミックス基板10上に読出し素子部12を設け、その
上に書込み素子部14を設ける。読出し素子部12は、
MR素子16と該MR素子16の両端に設けたリード1
8を有し、それらが下部シールド層20と上部シールド
層兼下部磁極22の間に位置し、間にギャップ層24が
介在する構成である。書込み素子部14は、前記上部シ
ールド層兼下部磁極22、書込み用のギャップ層26、
上部磁極28を有し、浮上面から奥まった位置で、上部
シールド層兼下部磁極22と上部磁極28との間に絶縁
層30を介して単層あるいは複数層のコイル層32を配
置した構成である。
を図4に示す。Aは浮上面に平行な断面を表し、Bはそ
れに垂直なx−x断面を表している。前述のように、セ
ラミックス基板10上に読出し素子部12を設け、その
上に書込み素子部14を設ける。読出し素子部12は、
MR素子16と該MR素子16の両端に設けたリード1
8を有し、それらが下部シールド層20と上部シールド
層兼下部磁極22の間に位置し、間にギャップ層24が
介在する構成である。書込み素子部14は、前記上部シ
ールド層兼下部磁極22、書込み用のギャップ層26、
上部磁極28を有し、浮上面から奥まった位置で、上部
シールド層兼下部磁極22と上部磁極28との間に絶縁
層30を介して単層あるいは複数層のコイル層32を配
置した構成である。
【0004】図4に示すような薄膜磁気ヘッドのギャッ
プ層24,26は、通常、アルミナ(Al2 O3 )膜か
らなり、アルミナターゲットを用いてRF(高周波)ス
パッタ法により所望の膜厚となるように成膜している。
プ層24,26は、通常、アルミナ(Al2 O3 )膜か
らなり、アルミナターゲットを用いてRF(高周波)ス
パッタ法により所望の膜厚となるように成膜している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近のハードディスク
装置の高記録密度化に伴い、MR薄膜磁気ヘッドにおい
ても狭ギャップ化が進んでおり、ギャップ層となるアル
ミナ膜の膜厚は非常に薄くなっている。例えば、読出し
素子部側のギャップ長は、現在約3000Å程度である
が、MR素子16をギャップ内に配置することから、下
部シールド層20とMR素子16との間のギャップ長は
約1000Å程度となる。
装置の高記録密度化に伴い、MR薄膜磁気ヘッドにおい
ても狭ギャップ化が進んでおり、ギャップ層となるアル
ミナ膜の膜厚は非常に薄くなっている。例えば、読出し
素子部側のギャップ長は、現在約3000Å程度である
が、MR素子16をギャップ内に配置することから、下
部シールド層20とMR素子16との間のギャップ長は
約1000Å程度となる。
【0006】ところでMR薄膜磁気ヘッドでは、ギャッ
プ層を下部シールド層上に形成するが、この下部シール
ド層は、Fe系金属(例えばNi−FeあるいはFe−
Al−Si等)のメッキ層であるために、表面性状が悪
い(凹凸が大きい)欠点がある。このように表面性状が
悪い下部シールド層上に、薄いギャップ層(アルミナ
膜)を形成しようとすると、下部シールド層の凸部でア
ルミナ膜が非常に薄くなり、電気的絶縁性能が低下する
問題が生じる。そこで十分な電気的絶縁性能を確保する
ために、基板(ウエハー)側にもRF電力を供給するR
Fバイアススパッタ法が採用されているが、下部シール
ド層の凹凸の程度によっては必ずしも十分な効果が得ら
れない(成膜速度とエッチング速度の関係から十分な平
坦化効果が得られない)。
プ層を下部シールド層上に形成するが、この下部シール
ド層は、Fe系金属(例えばNi−FeあるいはFe−
Al−Si等)のメッキ層であるために、表面性状が悪
い(凹凸が大きい)欠点がある。このように表面性状が
悪い下部シールド層上に、薄いギャップ層(アルミナ
膜)を形成しようとすると、下部シールド層の凸部でア
ルミナ膜が非常に薄くなり、電気的絶縁性能が低下する
問題が生じる。そこで十分な電気的絶縁性能を確保する
ために、基板(ウエハー)側にもRF電力を供給するR
Fバイアススパッタ法が採用されているが、下部シール
ド層の凹凸の程度によっては必ずしも十分な効果が得ら
れない(成膜速度とエッチング速度の関係から十分な平
坦化効果が得られない)。
【0007】このような不具合を解消するためには、予
め基板表面に対してRFエッチングを施して下部シール
ド層の凸部の平坦化を図り、その後、ギャップ層となる
アルミナ膜をスパッタ成膜することが考えられる。しか
し、アルミナ膜を成膜する前にRFエッチングを施す
と、パターン形成のためのレジストをエッチングしてし
まい、スパッタ装置内部の汚染が生じる。そのためアル
ミナ膜の成膜状態が悪くなり、電気的絶縁性能の劣化が
引き起こされる。
め基板表面に対してRFエッチングを施して下部シール
ド層の凸部の平坦化を図り、その後、ギャップ層となる
アルミナ膜をスパッタ成膜することが考えられる。しか
し、アルミナ膜を成膜する前にRFエッチングを施す
と、パターン形成のためのレジストをエッチングしてし
まい、スパッタ装置内部の汚染が生じる。そのためアル
ミナ膜の成膜状態が悪くなり、電気的絶縁性能の劣化が
引き起こされる。
【0008】本発明の目的は、RFバイアススパッタ法
によるギャップ層形成時に、アルミナ成膜と共に磁性層
表面の微小凸部の平坦化を図り、薄いアルミナ膜からな
るギャップ層でも電気的絶縁性能の低下を防止できるよ
うにし、それによって狭ギャップ化に対応可能とした薄
膜磁気ヘッドのギャップ層形成方法を提供することであ
る。
によるギャップ層形成時に、アルミナ成膜と共に磁性層
表面の微小凸部の平坦化を図り、薄いアルミナ膜からな
るギャップ層でも電気的絶縁性能の低下を防止できるよ
うにし、それによって狭ギャップ化に対応可能とした薄
膜磁気ヘッドのギャップ層形成方法を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、セラミックス
基板上に設ける複数の磁性層の間をアルミナからなるギ
ャップ層で離間する構造の薄膜磁気ヘッドを製造する際
のギャップ層形成方法である。ここで本発明の特徴は、
RFバイアススパッタ法によりギャップ層を成膜する際
に、アルミナターゲット側にRF電力を供給してRFス
パッタ成膜を行うスパッタモードと、ターゲット側への
RF電力の供給を停止してRFエッチッングを行うエッ
チングモードとを、交互に複数回繰り返してギャップ層
となるアルミナ膜を成膜する点である。
基板上に設ける複数の磁性層の間をアルミナからなるギ
ャップ層で離間する構造の薄膜磁気ヘッドを製造する際
のギャップ層形成方法である。ここで本発明の特徴は、
RFバイアススパッタ法によりギャップ層を成膜する際
に、アルミナターゲット側にRF電力を供給してRFス
パッタ成膜を行うスパッタモードと、ターゲット側への
RF電力の供給を停止してRFエッチッングを行うエッ
チングモードとを、交互に複数回繰り返してギャップ層
となるアルミナ膜を成膜する点である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、例えば図1に示すよう
なRFバイアススパッタ成膜装置を用いて行う。アルミ
ナ(Al2 O3 )ターゲット40にRF(高周波)電源
42からRF電力を供給し、基板(ウエハー)44側に
RF(高周波)バイアス電源46を接続してRF電力を
供給する。なおアルミナターゲット40とRF電源42
との間には、スイッチ装置48を介装してRF電力の供
給・停止を制御できるように構成する。RF周波数は一
般に13.56MHzが用いられる。なおスパッタ装置の
内部にはアルゴンガス(Ar)を供給する。
なRFバイアススパッタ成膜装置を用いて行う。アルミ
ナ(Al2 O3 )ターゲット40にRF(高周波)電源
42からRF電力を供給し、基板(ウエハー)44側に
RF(高周波)バイアス電源46を接続してRF電力を
供給する。なおアルミナターゲット40とRF電源42
との間には、スイッチ装置48を介装してRF電力の供
給・停止を制御できるように構成する。RF周波数は一
般に13.56MHzが用いられる。なおスパッタ装置の
内部にはアルゴンガス(Ar)を供給する。
【0011】スイッチ装置48をオンにしてアルミナタ
ーゲット40にRF電力を供給することで、基板44上
の下部シールド層表面にRFバイアススパッタ法でアル
ミナを成膜する。このスパッタモードで極く薄く(本来
必要な膜厚の数分の1程度の膜厚)アルミナ膜を形成し
た後、スイッチ装置48をオフにしてアルミナターゲッ
ト40へのRF電力の供給を停止し、RFエッチングを
行う。これらスパッタモードとエッチングモードを交互
に複数回にわたって繰り返す。表面に微小な凸部のある
下部シールド層にRFエッチングを施すと、エッジ効果
により凸部先端に電荷の収束が起こり、選択的にエッチ
ングされる。その際、表面のレジストはアルミナ膜で覆
われているためにエッチングされず、スパッタ装置内部
を汚染することはない。選択的なエッチングによって、
突出している下部シールド層の凸部先端が平坦化され
る。これによって下部シールド層の凸部は平坦化され、
その上にアルミナ膜が形成され易くなり、最終的に必要
な膜厚まで成膜される。
ーゲット40にRF電力を供給することで、基板44上
の下部シールド層表面にRFバイアススパッタ法でアル
ミナを成膜する。このスパッタモードで極く薄く(本来
必要な膜厚の数分の1程度の膜厚)アルミナ膜を形成し
た後、スイッチ装置48をオフにしてアルミナターゲッ
ト40へのRF電力の供給を停止し、RFエッチングを
行う。これらスパッタモードとエッチングモードを交互
に複数回にわたって繰り返す。表面に微小な凸部のある
下部シールド層にRFエッチングを施すと、エッジ効果
により凸部先端に電荷の収束が起こり、選択的にエッチ
ングされる。その際、表面のレジストはアルミナ膜で覆
われているためにエッチングされず、スパッタ装置内部
を汚染することはない。選択的なエッチングによって、
突出している下部シールド層の凸部先端が平坦化され
る。これによって下部シールド層の凸部は平坦化され、
その上にアルミナ膜が形成され易くなり、最終的に必要
な膜厚まで成膜される。
【0012】図2に本発明方法によるアルミナ膜の成膜
状態を示し、図3に従来方法によるアルミナ膜の成膜状
態を示す。アルミナ保護膜50を形成した基板(ウエハ
ー)44上に下部シールド層52を形成すると、下部シ
ールド層52がFe系金属のメッキ層であるために、表
面性状が悪い。これを模式的に描くと、図3に示すよう
に、先端が尖った微小な凸部52aが多数分散存在する
ような表面状態になっている。従来方法では、このまま
RFスパッタ法でアルミナ膜54を成膜するため、凸部
の尖った先端では膜厚が薄くなり、電気的絶縁性能はど
うしても低下する。それに対して本発明方法では、スパ
ッタモードとエッチングモードを交互に複数回行うこと
により、下部シールド層52の凸部の先端は選択的にエ
ッチングされて、図2に示すように凸部52bの先端は
平坦化され、その結果、凸部52bの上にも十分な膜厚
のアルミナ膜54を形成できることになる。
状態を示し、図3に従来方法によるアルミナ膜の成膜状
態を示す。アルミナ保護膜50を形成した基板(ウエハ
ー)44上に下部シールド層52を形成すると、下部シ
ールド層52がFe系金属のメッキ層であるために、表
面性状が悪い。これを模式的に描くと、図3に示すよう
に、先端が尖った微小な凸部52aが多数分散存在する
ような表面状態になっている。従来方法では、このまま
RFスパッタ法でアルミナ膜54を成膜するため、凸部
の尖った先端では膜厚が薄くなり、電気的絶縁性能はど
うしても低下する。それに対して本発明方法では、スパ
ッタモードとエッチングモードを交互に複数回行うこと
により、下部シールド層52の凸部の先端は選択的にエ
ッチングされて、図2に示すように凸部52bの先端は
平坦化され、その結果、凸部52bの上にも十分な膜厚
のアルミナ膜54を形成できることになる。
【0013】本発明において、RFバイアススパッタモ
ードとRFエッチングモードを繰り返す回数は、3〜7
回程度とするのが好ましく、特に5回程度とするのが好
ましい。回数が少ないと凸部の平坦化の効果が少ないた
めに電気的絶縁性能は向上し難く、逆に回数が多過ぎる
と、成膜用治具などのエッチングが甚だしくなって生じ
た金属粉がアルミナ膜中に混入し、それによって電気的
絶縁性能の低下が見られるためである。
ードとRFエッチングモードを繰り返す回数は、3〜7
回程度とするのが好ましく、特に5回程度とするのが好
ましい。回数が少ないと凸部の平坦化の効果が少ないた
めに電気的絶縁性能は向上し難く、逆に回数が多過ぎる
と、成膜用治具などのエッチングが甚だしくなって生じ
た金属粉がアルミナ膜中に混入し、それによって電気的
絶縁性能の低下が見られるためである。
【0014】本発明は、特にMR複合形薄膜磁気ヘッド
の読出し素子部側のギャップ層のように、下地の表面に
凹凸があるなど表面性状が悪く、その上に非常に薄いア
ルミナ膜を形成したい場合に特に有効である。書込み素
子部側のギャップ層形成や、誘導型薄膜磁気ヘッドのギ
ャップ層形成にも適用できるが、それらの場合には比較
的膜厚を厚くできるために、本発明方法を採用しなくて
も十分な電気的絶縁性能を確保することが可能である。
の読出し素子部側のギャップ層のように、下地の表面に
凹凸があるなど表面性状が悪く、その上に非常に薄いア
ルミナ膜を形成したい場合に特に有効である。書込み素
子部側のギャップ層形成や、誘導型薄膜磁気ヘッドのギ
ャップ層形成にも適用できるが、それらの場合には比較
的膜厚を厚くできるために、本発明方法を採用しなくて
も十分な電気的絶縁性能を確保することが可能である。
【0015】
【実施例】アルミナ保護膜を形成した基板(ウエハー)
にFe系金属をメッキすることで下部シールド層を形成
し、ギャップ層となるアルミナ膜を成膜するRFバイア
ススパッタモードと、下部シールド層の凸部のエッチン
グを施して平坦化を図るRFエッチングモードを交互に
行った。方法としては、図1に示す装置を用い、RFバ
イアススパッタ法にてアルミナ膜を成膜し、成膜途中で
ターゲット側のRF電力を切断してRFエッチングモー
ドに移行し、ある程度のRFエッチングを行い、再びR
Fバイアススパッタモードに移行する。これを繰り返す
ことで、必要な膜厚までアルミナ膜を形成した。繰り返
し回数と電気的絶縁性能の関係を表1に示す。最終的な
アルミナ膜厚は約1000Åとし、スパッタモードから
エッチングモードへの移行は、各スパッタモード時の膜
厚が一定となるよう時間調整した。なお表1において、
繰り返し回数0回とはスパッタのみを行いエッチングを
行わなかった場合(従来方法)のことである。
にFe系金属をメッキすることで下部シールド層を形成
し、ギャップ層となるアルミナ膜を成膜するRFバイア
ススパッタモードと、下部シールド層の凸部のエッチン
グを施して平坦化を図るRFエッチングモードを交互に
行った。方法としては、図1に示す装置を用い、RFバ
イアススパッタ法にてアルミナ膜を成膜し、成膜途中で
ターゲット側のRF電力を切断してRFエッチングモー
ドに移行し、ある程度のRFエッチングを行い、再びR
Fバイアススパッタモードに移行する。これを繰り返す
ことで、必要な膜厚までアルミナ膜を形成した。繰り返
し回数と電気的絶縁性能の関係を表1に示す。最終的な
アルミナ膜厚は約1000Åとし、スパッタモードから
エッチングモードへの移行は、各スパッタモード時の膜
厚が一定となるよう時間調整した。なお表1において、
繰り返し回数0回とはスパッタのみを行いエッチングを
行わなかった場合(従来方法)のことである。
【0016】
【表1】
【0017】この結果から、繰り返し回数を5回程度と
したときに最も効果があることが分かった。繰り返し回
数が多過ぎたとき(例えば10回)に逆に電気的絶縁性
能が低下する理由は、成膜用治具などがエッチングされ
て、それにより生じた金属粉などがアルミナ膜中に混入
するためと考えられる。それ故、繰り返し回数が多過ぎ
ても好ましくない結果となる。
したときに最も効果があることが分かった。繰り返し回
数が多過ぎたとき(例えば10回)に逆に電気的絶縁性
能が低下する理由は、成膜用治具などがエッチングされ
て、それにより生じた金属粉などがアルミナ膜中に混入
するためと考えられる。それ故、繰り返し回数が多過ぎ
ても好ましくない結果となる。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記のように、RFバイアス成
膜を行うスパッタモードと、RFエッチング工程とを交
互に複数回行い、ギャップ層となるアルミナ膜を成膜す
る方法であるから、磁性層表面の凸部が平坦化され、ア
ルミナ膜が薄くても電気的絶縁性能が劣化するのを防止
できる。これによってMR薄膜磁気ヘッドの狭ギャップ
化に対応可能となる。
膜を行うスパッタモードと、RFエッチング工程とを交
互に複数回行い、ギャップ層となるアルミナ膜を成膜す
る方法であるから、磁性層表面の凸部が平坦化され、ア
ルミナ膜が薄くても電気的絶縁性能が劣化するのを防止
できる。これによってMR薄膜磁気ヘッドの狭ギャップ
化に対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法で用いるスパッタ成膜装置の一例を
示す概略図。
示す概略図。
【図2】本発明方法によるアルミナ膜形成状態の説明
図。
図。
【図3】従来方法によるアルミナ膜形成状態の説明図。
【図4】MR複合形薄膜磁気ヘッドの要部の一例を示す
説明図。
説明図。
40 アルミナターゲット 42 RF電源 44 基板 46 RFバイアス電源 48 スイッチ装置 52 下部シールド層 52a,52b 凸部 54 アルミナ膜
Claims (3)
- 【請求項1】 セラミックス基板上に設ける複数の磁性
層の間をアルミナからなるギャップ層で離間する構造の
薄膜磁気ヘッドを製造する際のギャップ層形成方法にお
いて、 RFバイアススパッタ法によりギャップ層を形成する際
に、アルミナターゲット側にRF電力を供給してRFス
パッタ成膜を行うスパッタモードと、ターゲット側への
RF電力の供給を停止してRFエッチッングを行うエッ
チングモードとを、交互に複数回繰り返してギャップ層
となるアルミナ膜を成膜することを特徴とする薄膜磁気
ヘッドのギャップ層形成方法。 - 【請求項2】 スパッタモードとエッチングモードを交
互に3〜5回繰り返す請求項1記載の薄膜磁気ヘッドの
ギャップ層形成方法。 - 【請求項3】 形成するギャップ層が、MR複合形薄膜
磁気ヘッドの読出し素子部側のギャップ層である請求項
1又は2記載の薄膜磁気ヘッドのギャップ層形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6377397A JPH10247308A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 薄膜磁気ヘッドのギャップ層形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6377397A JPH10247308A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 薄膜磁気ヘッドのギャップ層形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10247308A true JPH10247308A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=13239036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6377397A Pending JPH10247308A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 薄膜磁気ヘッドのギャップ層形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10247308A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7247343B2 (en) | 2003-08-27 | 2007-07-24 | Tdk Corporation | Method for manufacturing magnetic recording medium |
| KR20200110814A (ko) * | 2018-02-19 | 2020-09-25 | 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 | 두꺼운 막들에서 결정화의 개시를 중단하기 위해 스퍼터 식각을 사용하는 pvd 이산화티타늄 형성 |
-
1997
- 1997-03-03 JP JP6377397A patent/JPH10247308A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7247343B2 (en) | 2003-08-27 | 2007-07-24 | Tdk Corporation | Method for manufacturing magnetic recording medium |
| KR20200110814A (ko) * | 2018-02-19 | 2020-09-25 | 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 | 두꺼운 막들에서 결정화의 개시를 중단하기 위해 스퍼터 식각을 사용하는 pvd 이산화티타늄 형성 |
| US11008647B2 (en) * | 2018-02-19 | 2021-05-18 | Applied Materials, Inc. | PVD titanium dioxide formation using sputter etch to halt onset of crystalinity in thick films |
| JP2021515095A (ja) * | 2018-02-19 | 2021-06-17 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated | 厚膜内の結晶化の開始を停めるためのスパッタエッチングを使用したpvd二酸化チタン形成 |
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