JPH10247444A - ガス絶縁真空遮断器 - Google Patents

ガス絶縁真空遮断器

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Publication number
JPH10247444A
JPH10247444A JP9048955A JP4895597A JPH10247444A JP H10247444 A JPH10247444 A JP H10247444A JP 9048955 A JP9048955 A JP 9048955A JP 4895597 A JP4895597 A JP 4895597A JP H10247444 A JPH10247444 A JP H10247444A
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JP
Japan
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gas
electric field
circuit breaker
electrode
insulating
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Application number
JP9048955A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Yoshida
哲雄 吉田
Satoru Shioiri
哲 塩入
Tomio Go
冨夫 郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/662Housings or protective screens
    • H01H33/66207Specific housing details, e.g. sealing, soldering or brazing
    • H01H2033/6623Details relating to the encasing or the outside layers of the vacuum switch housings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/666Operating arrangements
    • H01H2033/6665Details concerning the mounting or supporting of the individual vacuum bottles

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電界緩和用電極の曲率半径を大に
せずに耐電圧を向上させ、もって、縮小化を図る。 【解決手段】 絶縁ガスを封入し、絶縁容器と絶縁容器
の両端にガスギャップGだけ離して端部が配置された電
界緩和用電極とを有する真空バルブを備えたガス絶縁真
空遮断器において、電界緩和用電極16aの外周面の曲
率半径RとガスギャップGとに基づいて、次式のU=R
/{0.9(R+G)}で得られる電界利用率UをU=
0.35以上の準平等電界とし、電界緩和用電極16a
には絶縁容器13に対向する部分を除いて外周面の半分
以上の領域に絶縁材料よりなる被膜23aを形成したガ
ス絶縁真空遮断器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス絶縁スイッチ
ギヤに用いられるガス絶縁真空遮断器に係り、特に、電
界緩和作用並びに耐電圧を向上させ、絶縁縮小化を図る
ガス絶縁真空遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ガス絶縁スイッチギア等の受配電
機器では、絶縁ガスにより絶縁耐圧を向上させ、設置ス
ペースの縮小化が図られている。図6はこの種のガス絶
縁スイッチギア及びその周辺構成を示す側面図である。
このガス絶縁スイッチギヤは、外周を軟鋼板で気密に囲
まれた箱体1の内部に、SF6 ガスなどの絶縁ガス2が
密封されている。箱体1の上方の室1aには断路器3A
が収納されている。また、箱体1の下方の室1bには、
ガス絶縁真空遮断器4と、上方の断路器3Aと同形の断
路器3Bが収納されている。また、絶縁ガス中の各収納
機器は、がいし5に固定された主回路導体6により相互
が接続されている。主回路導体6は、箱体1の側部に取
付けられた受電用のケーブルヘッド7を介して外部の電
力用ケーブル8に電気的に接続される。この電力用ケー
ブル8は、貫通形変流器9により、ガス絶縁スイッチギ
ヤへの受電および通電電流が計測される。また、箱体1
の上方の室1aの主回路導体は、箱体1の天井部に設け
られた気中−ガスブッシング10により、図面上下に列
盤されている隣接盤に電気的に接続されている。
【0003】このようなガス絶縁スイッチギヤでは、各
収納機器は絶縁ガス2の破壊電圧が強い電界依存性を示
すため、適切な電界緩和がなされ耐電圧が保たれてい
る。例えばガス絶縁真空遮断器4の電界緩和構造は、図
7に示すように、真空バルブ11の封じ切り電極12の
電界緩和のため、絶縁筒13とラップする位置まで大き
な曲率をもった電界緩和用電極14がボルト15により
取付けられている。係る電界緩和の方式は、例えば実公
平1−15071号公報に開示され、真空バルブ11の
直径よりも大きい直径の電界緩和用電極14が用いられ
る。電界緩和用電極14では曲率半径をもつ外周面の始
点が絶縁筒13と接する面になる。この外周面は、極間
方向14Aと相間方向14Bとで互いに異なる曲率半径
を有する曲面に分類され、各曲面が互いに連続的に形成
されている。これにより電界緩和用電極14は単体で電
界緩和を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うなガス絶縁真空遮断器では、電界緩和用電極14の曲
率半径を大にして電界緩和を図り、耐電圧を向上させる
一方、電界緩和用電極14を大形化させる問題がある。
【0005】すなわち、電界緩和の観点から電界緩和用
電極14の曲率半径を大にしてガスギャップを短縮して
も、電界緩和用電極14自体を大形化させることから、
3相分を配置させると結果的に大形化となる問題があ
る。すなわち、このような曲率半径を大とした電界緩和
に基づく縮小化には限界がある。また、最近の趨勢であ
る縮小化に逆行してしまう。
【0006】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、電界緩和用電極の曲率半径を大にせずに耐電圧を向
上させ、もって、縮小化を図り得るガス絶縁真空遮断器
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、絶縁ガスを封入し、絶縁容器と前記絶縁容器の両端
にガスギャップGだけ離して端部が配置された電界緩和
用電極とを有する真空バルブを備えたガス絶縁真空遮断
器において、前記電界緩和用電極の外周面の曲率半径R
と前記ガスギャップGとに基づいて下記式で得られる電
界利用率UをU=0.35以上の準平等電界とし、前記
電界緩和用電極には前記絶縁容器に対向する部分を除い
て外周面の半分以上の領域に絶縁材料よりなる被膜を形
成したガス絶縁真空遮断器である。
【0008】U=R/{0.9(R+G)} また、請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する
ガス絶縁真空遮断器において、前記被膜としては、略2
5μmの厚さを有し、テフロン樹脂又はエポキシ樹脂よ
りなる絶縁材料で形成されたガス絶縁真空遮断器であ
る。
【0009】さらに、請求項3に対応する発明は、絶縁
ガスを封入し、絶縁容器と前記絶縁容器の両端にガスギ
ャップGだけ離して端部が配置された電界緩和用電極と
を有する真空バルブを備えたガス絶縁真空遮断器におい
て、前記電界緩和用電極の外周面の曲率半径Rと前記ガ
スギャップGとに基づいて下記式で得られる電界利用率
UをU=0.26以下の不平等電界としたガス絶縁真空
遮断器である。
【0010】U=R/{0.9(R+G)} また、請求項4に対応する発明は、絶縁ガスを封入し、
絶縁容器と前記絶縁容器の両端にガスギャップGだけ離
して端部が配置された電界緩和用電極とを有する真空バ
ルブを備えたガス絶縁真空遮断器において、前記真空バ
ルブの可動電極に連結され、前記真空バルブの軸方向と
は略直角方向に沿って進退可能に形成された絶縁操作捧
と、前記絶縁操作棒の軸方向に沿って対向配置され、前
記絶縁操作捧との対向部分に略U字状の凹部を有し、前
記真空バルブを固定する支持がいしとを備えたガス絶縁
真空遮断器である。
【0011】さらに、請求項5に対応する発明は、請求
項4に対応するガス絶縁真空遮断器において、前記支持
がいしとしては、略楕円状の断面形状を有し、前記真空
バルブの軸方向に平行に埋込まれた第1及び第2の埋込
み電極と、略楕円状の断面形状を有し、前記第1及び第
2の埋込み電極を介して前記絶縁操作棒に対向するよう
に埋込まれた第3の埋込み電極とを備えたガス絶縁真空
遮断器である。
【0012】また、請求項6に対応する発明は、請求項
4又は請求項5に対応するガス絶縁真空遮断器におい
て、前記電界緩和用電極の外径よりも大きい外径をもつ
電極が埋込まれて前記真空バルブを固定する第2の支持
がいしを備えたガス絶縁真空遮断器である。
【0013】さらに、請求項7に対応する発明は、請求
項1に対応するガス絶縁真空遮断器において、前記絶縁
材料の比誘電率よりも高い比誘電率を有して前記真空バ
ルブを固定する支持がいしを備えたガス絶縁真空遮断器
である。 (作用)従って、請求項1に対応する発明は以上のよう
な手段を講じたことにより、電界利用率の大きい準平等
電界においては、電極表面に絶縁材料より成る被膜を形
成することにより耐電圧特性を向上できる。この被膜
は、電極表面の凸凹を滑らかにして電界強度を抑制し、
また電子放出を抑制すると推測される。
【0014】このため、電界緩和用電極の曲率半径を大
にせずに耐電圧を向上できるので、曲率半径を小にして
電界緩和用電極を小さくできると共に、真空遮断器の相
間や対地間の絶縁距離を短くでき、もって、小型化及び
縮小化を図ることができる。
【0015】また、請求項2に対応する発明は、被膜が
略25μmの厚さを有してテフロン樹脂又はエポキシ樹
脂から形成されるので、請求項1に対応する作用を容易
かつ確実に奏することができる。
【0016】さらに、請求項3に対応する発明は、電界
利用率の小さい不平等電界においては、例えば電界緩和
用電極の端部を真空バルブの絶縁筒から数mm離すこと
により、絶縁筒に設けられた電極との相乗効果による電
界緩和作用を働かせ、耐電圧の向上を図ることができ
る。
【0017】また、請求項4に対応する発明は、真空バ
ルブを固定する支持がいしをU字状とし、このU字状の
開口部に真空バルブを開閉する絶縁操作捧を設けること
により、U字状の開口部に同一の絶縁材料よりなる絶縁
物を位置させて電界の乱れを減少させ、耐電圧の向上を
図ることができる。更に、支持がいしと絶縁操作捧のス
ペースを縮小でき、全体形状を小型化することができ
る。
【0018】さらに、請求項5に対応する発明は、埋込
み電極を複数に分割したことにより、埋込む金属の体積
を小さくしてモールド時に金型の温度に早急に上昇で
き、絶縁樹脂との接着性を良くしてボイドや剥離などの
欠陥を生成し難くして良好な絶縁特性を実現できる。ま
た、分割された個々の埋込み電極は、見かけ上、大きな
電極にできるので、支持がいしに固定される真空バルブ
などの被支持物の電界緩和を図ることができる。
【0019】また、請求項6に対応する発明は、支持が
いしが電界緩和用電極の外径よりも大きい外径をもつ電
極を有するので、電界緩和用電極の近傍の等電位線を広
げて電界緩和できるため、電界緩和用電極の曲率半径を
小さくでき、電界緩和用電極の形状を縮小することがで
きる。
【0020】さらに、請求項7に対応する発明は、支持
がいしが被膜の絶縁材料の比誘電率よりも高い比誘電率
を有するので、支持がいしに沿った領域の等電位線を広
げて電界緩和できるため、電界緩和用電極の曲率半径を
小さくでき、電界緩和用電極の形状を縮小することがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
形態に係るガス絶縁真空遮断器の内部構成を示す側面図
であり、図7と同一部分には同一符号を付してその詳し
い説明は省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
【0022】すなわち、本実施形態は、電界緩和用電極
の曲率半径を大にせずに電界緩和の実現を図るものであ
り、具体的には以下に述べる構造となっている。図1に
おいて、真空バルブ11の上下には電界緩和と通電を兼
ねた電界緩和用電極16a,16bが設けられる。電界
緩和用電極16a,16bは、互いに真空バルブの軸方
向に平行な絶縁支え板17を介して固定されると共に、
真空バルブの軸方向に垂直な各支持がいし18a,18
bを介してフランジ19に支持固定されている。
【0023】また、下部の電界緩和用電極16b内部に
は、真空バルブ11内の可動電極(図示せず)を開閉す
るラッセル機構部20があり、このラッセル機構部20
に連結された絶縁操作捧21が下部の支持がいし18b
と平行して配置されている。絶縁操作捧21は、気中側
の操作機構部22に連結されている。
【0024】一方、上部の電界緩和用電極16aは、真
空バルブ11との対向面側を除いた上部側の表面に例え
ばテフロン樹脂またはエポキシ樹脂などの絶縁材料から
成る被膜23aが形成されている。被膜の絶縁厚さは数
10μmであり、ここでは略25μmとしている。同様
に、下部の電界緩和用電極16bは、真空バルブ11と
の対向面側を除いた下部側に被膜23bが形成されてい
る。すなわち、被膜23a、23bの形成された電界緩
和用電極は、図2に拡大して示すように、ガスギャップ
Gを介して絶縁筒に対向しており、曲率半径が大であ
り、電界利用率の大きい準平等電界を実現可能となって
いる。被膜の絶縁材料の比誘電率は、支持がいしの比誘
電率よりも小さい値となっている。
【0025】具体的には、電界緩和用電極16aは、ボ
ルト15により固定され、下部表面が被膜などが形成さ
れず素地である。電界緩和用電極16aの端部は、真空
バルブ11の封じ切り電極12と絶縁筒13とを結合す
る電極部24付近までとし、絶縁筒13端部からギャッ
プ長Gが数mmを保たれる上方に位置している。よっ
て、電界緩和用電極16a下部単体(又は絶縁筒との対
向側)においては、端部が鋭角となる不平等電界とな
る。
【0026】また、支持がいし18bは、図3に示すよ
うに、絶縁操作捧21に対向して同軸状にU字状の開口
部18cが設けられている。すなわち、この開口部18
cに沿って絶縁操作捧21が平行に配置される。この絶
縁操作捧21と開口部18cとのギャップは10数mm
とし、部分放電が発生しない適切な値としている。また
支持がいし中には、各埋込み金具25a,25b,25
cが開口部18cを除いた各辺に夫々設けられている。
【0027】上部の支持がいし18aは、図4に示すよ
うに、電界緩和用電極16aの端部に接続された電極2
7が埋込まれ、この電極27により電界緩和用電極を1
6aを固定的に支持している。ここで、支持がいし18
a中の電極27の径φ1と、電界緩和用電極16aの径
φ2とは、φ1>φ2の関係にあることが等電位線28
の拡張による電界緩和の観点から好ましい。
【0028】次に、以上のように構成されたガス絶縁真
空遮断器の作用について述べる。なお、各構造は夫々独
立して電界緩和を実現するため、構造毎に分けて作用を
説明する。 (被膜による電界緩和)図5は破壊(インパルスフラッ
シオーバ)電圧と被膜の有無との関係を曲率半径を変え
て調査した結果を示す電圧特性図である。黒印の特性
は、曲率半径R=40mmを有してガスギャップ10m
mに配置された電界緩和用電極16a,14における破
壊電圧を被膜23aの有無について比較している。白印
の特性は、黒印の特性における電界緩和用電極16a,
14を曲率半径R=3mmとしている。ここで、前者の
R=40mmの場合は電界利用率U=0.88で準平等
電界であり、後者のR=3mmの場合は電界利用率U=
0.26で不平等電界である。なお電界利用率Uは、次
式で近似値が得られる。
【0029】 電界利用率U=R/{0.9(R+G)} 但し、R;電極の曲率半径、G;ガスギャップ長。 図より、準平等電界では、被膜23a有の電極のとき、
破壊電圧が裸電極に比べて約25%上昇している。一
方、不平等電界では、被膜23a有の電極の破壊電圧が
ほとんど上昇していない。なお、図2に示す電界緩和用
電極16aにおいては、曲率半径R=30mmでガスギ
ャップG=65mmとして電界利用率U=0.35とな
るとき、破壊電圧を約10%上昇できた。すなわち、電
界利用率Uに比例して(又は平等電界になるに従い)、
被膜23aの効果が現れるため、被膜23aを用いて破
壊電圧を上昇できるといえる。具体的には、被膜23a
は、電極表面の凸凹を滑らかにして電界強度を抑制する
と共に電極からの電子放出を抑制する作用があると推測
される。このため、電界緩和用電極16の曲率半径Rを
小さくでき、相間や対地間のガスギャップGを短縮でき
るので、電界緩和用電極16aの単体形状の縮小化およ
びガス絶縁真空遮断器の全体形状の縮小化を図ることが
できる。なお、被膜23の形成工程上、電界緩和用電極
16の約半分に形成することが困難な場合、電界緩和用
電極16の全面に被膜23を設けてもよい。
【0030】ここで、電界緩和用電極16aの端部は、
単体では不平等電界を形成するが、真空バルブ11との
組合せにより、絶縁筒13に結合させる電極24との相
乗効果により、全体形状として電界緩和を図ることがで
きる。この電界緩和は、絶縁筒13と電界緩和用電極1
6a端部とのガスギャップ長Gに大きく影響され、実験
によると2mm程度のガスギャップGのとき、ガスギャ
ップ部分からの破壊はなかった。ガスギャップGを形成
できずに絶縁筒13とラップさせる場合が最も破壊電圧
の低下をもたらす。なお、上部の電界緩和用電極16a
の構成を例に挙げて説明したが、下部の電界緩和用電極
16bにおいても同様の構成でよい。 (埋込み金具等による電界緩和)支持がいし中の各埋込
み金具25a〜25cは開口部18cを除いた各辺に設
けられるので、絶縁操作捧21と支持がいしの開口部1
8cは、適切なギャップ長により電界を乱すことなく耐
電圧の向上を図ることができる。特に、絶縁操作捧21
においては支持がいし18bより電極間距離が短いので
電界集中を起こし易いが、絶縁ガスに比べて比誘電率の
低い支持がいし18bの絶縁層が近接しているので、電
界強度を抑制することができる。
【0031】また、U字状の開口部18cに沿って絶縁
操作捧21を配置するため、一般の回転対称形の支持が
いしと絶縁操作捧21とを夫々単独で配置する構造に比
べ、スペースを小さくできる。
【0032】また、個々の埋込み金具25a、25b,
25cは分割されているので、支持がいし18bの絶縁
層に埋込む金属の体積を縮小できる。このため、モール
ド時に金型の温度に早急に上昇でき、絶縁樹脂との接着
性を向上させ、ボイドや剥離などの欠陥ができ難く、良
好な絶縁特性を得ることができる。
【0033】更に、各埋込み金具25は同電位であるの
で、個々には小さい埋込み金具(電極)であっても、見
かけ上、大きな埋込み金具(電極)となる。よって、支
持がいし18bに固定される下部の電界緩和用電極16
b及び真空バルブ11等の被支持物の電界緩和を図るこ
とができる。すなわち、被支持物としての電界緩和用電
極16や真空バルブに対し、埋込み金具25を見かけ
上、大きくすることにより、絶縁ガス側の電極に影響を
与え、電界強度の抑制を図ることができる。 (大径の埋込み電極による電界緩和)図4は支持がいし
による固定構造と電界緩和との関係を説明するための模
式図である。図示するように、上部の支持がいし18a
において、絶縁層26に埋込まれた電極27の径をφ1
とし、電界緩和用電極16aの径をφ2としたとき、両
者をφ1>φ2の関係とすることにより電界緩和を図る
ことができる。すなわち、電界緩和用電極16a近傍の
等電位線28が支持がいし18aにより広げられ、電界
緩和がされている。よって、電界緩和用電極16aの曲
率半径を小さくできるので、電界緩和用電極16a自体
の形状の縮小化を図ることができる。 (低い比誘電率の被膜による電界緩和)電界緩和用電極
16a,16bの被膜23a,23bの比誘電率に比
べ、電界緩和用電極16a,16bを支持固定する支持
がいし18a,18bの比誘電率の方を高くすれば、被
膜23a,23bによる電界緩和の効果を大きく現すこ
とができる。これは、高い比誘電率の絶縁材料で支持が
いし18a,18bを構成することにより、沿面の等電
位線が広がるためである。また、被膜した電界緩和用電
極16a,16bでは、ガスギャップGとの間で電位分
担が決まるため、低い比誘電率をもつ被膜23a,23
bの方がガスギャップGの電位分担を低減できる。これ
らのことより、被膜した電界緩和用電極とそれを固定す
る支持がいしとの縮小化を図ることができる。
【0034】上述したように本実施形態によれば、電界
利用率の大きい準平等電界においては、電極表面に絶縁
材料よりなる被膜23aの形成により、電界緩和用電極
16a,16bの曲率半径を大にせずに耐電圧特性を向
上できるので、曲率半径を小にして電界緩和用電極16
a,16bを小さくできると共に、真空遮断器の相間や
対地間の絶縁距離を短くでき、もって、小型化及び縮小
化を図ることができる。
【0035】また、被膜23a,23bが略25μmの
厚さを有してテフロン樹脂又はエポキシ樹脂から形成さ
れるので、被膜23a,23bによる電界緩和を容易か
つ確実に奏することができる。
【0036】さらに、電界利用率の小さい不平等電界に
おいては、電界緩和用電極の端部を真空バルブ11の絶
縁筒13から数mm離すことにより、絶縁筒13に設け
られた電極24との相乗効果による電界緩和作用を働か
せ、耐電圧の向上を図ることができる。
【0037】また、真空バルブ11を固定する支持がい
し18bをU字状とし、このU字状の開口部18cに真
空バルブ11を開閉する絶縁操作捧21を設けることに
より、U字状の開口部18cに同一の絶縁材料よりなる
絶縁物を位置させて電界の乱れを減少させ、耐電圧の向
上を図ることができる。更に、支持がいし18bと絶縁
操作捧21のスペースを縮小でき、全体形状を小型化す
ることができる。
【0038】さらに、埋込み電極25a〜25cを複数
に分割したことにより、埋込む金属の体積を小さくして
モールド時に金型の温度に早急に上昇でき、絶縁樹脂と
の接着性を良くしてボイドや剥離などの欠陥を生成し難
くして良好な絶縁特性を実現できる。また、分割された
個々の埋込み電極は、見かけ上、大きな電極にできるの
で、支持がいし18a,18bに固定される真空バルブ
11などの被支持物の電界緩和を図ることができる。
【0039】また、支持がいし18aが電界緩和用電極
16aの外径よりも大きい外径をもつ電極27を有する
ので、電界緩和用電極16aの近傍の等電位線28を広
げて電界緩和できるため、電界緩和用電極16aの曲率
半径を小さくでき、電界緩和用電極16aの形状を縮小
することができる。
【0040】さらに、支持がいし18a,18bが被膜
23a,23bの絶縁材料の比誘電率よりも高い比誘電
率を有するので、支持がいし18a,18bに沿った領
域の等電位線28を広げて電界緩和できるため、電界緩
和用電極16a,16bの曲率半径を小さくでき、電界
緩和用電極16a,16bの形状を縮小することができ
る。 (他の実施形態)なお、他の実施形態として、主回路導
体を固定する支持がいしや計器用変成器などの口出し部
において、絶縁ガスと対向する部分の電極を準平等電界
として絶縁材料を被膜し、また支持がいし等との固定側
を単独では不平等電界とし、この固定側と支持がいしと
の組合せの相乗効果による電界緩和を実現し、全体形状
の縮小化を図ってもよい。その他、本発明はその要旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
界緩和用電極の曲率半径を大にせずに耐電圧を向上さ
せ、もって、縮小化を図ることができるガス絶縁真空遮
断器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態に係るガス絶縁真空
遮断器の内部構成を示す側面図
【図2】同実施の形態における電界緩和用電極の一部を
拡大して示す模式図
【図3】同実施の形態における下部の支持がいしの構成
を示す斜視図
【図4】同実施の形態における支持がいしによる固定構
造と電界緩和との関係を説明するための模式図
【図5】同実施の形態における破壊電圧と被膜の有無と
の関係を曲率半径を変えて調査した結果を示す特性図
【図6】一般的なガス絶縁スイッチギア及びその周辺構
成を示す側面図
【図7】ガス絶縁真空遮断器の電界緩和構造を示す模式
【符号の説明】
11…真空バルブ 12…封じきり電極 13…絶縁筒 16a,16b…電界緩和用電極 15…ボルト 17…絶縁支え板 18a,18b…支持がいし 18c…開口部 19…フランジ 20…ラッセル機構部 21…絶縁操作捧 22…操作機構部 23a,23b…被膜 24、27…電極 25a〜25c…埋込み金具 26…絶縁層 28…等電位線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ガスを封入し、絶縁容器と前記絶縁
    容器の両端にガスギャップGだけ離して端部が配置され
    た電界緩和用電極とを有する真空バルブを備えたガス絶
    縁真空遮断器において、 前記電界緩和用電極の外周面の曲率半径Rと前記ガスギ
    ャップGとに基づいて下記式で得られる電界利用率Uを
    U=0.35以上の準平等電界とし、前記電界緩和用電
    極には前記絶縁容器に対向する部分を除いて外周面の半
    分以上の領域に絶縁材料よりなる被膜を形成したことを
    特徴とするガス絶縁真空遮断器。 U=R/{0.9(R+G)}
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガス絶縁真空遮断器に
    おいて、 前記被膜は、略25μmの厚さを有し、テフロン樹脂又
    はエポキシ樹脂よりなる絶縁材料で形成されたことを特
    徴とするガス絶縁真空遮断器。
  3. 【請求項3】 絶縁ガスを封入し、絶縁容器と前記絶縁
    容器の両端にガスギャップGだけ離して端部が配置され
    た電界緩和用電極とを有する真空バルブを備えたガス絶
    縁真空遮断器において、 前記電界緩和用電極の外周面の曲率半径Rと前記ガスギ
    ャップGとに基づいて下記式で得られる電界利用率Uを
    U=0.26以下の不平等電界としたことを特徴とする
    ガス絶縁真空遮断器。 U=R/{0.9(R+G)}
  4. 【請求項4】 絶縁ガスを封入し、絶縁容器と前記絶縁
    容器の両端にガスギャップGだけ離して端部が配置され
    た電界緩和用電極とを有する真空バルブを備えたガス絶
    縁真空遮断器において、 前記真空バルブの可動電極に連結され、前記真空バルブ
    の軸方向とは略直角方向に沿って進退可能に形成された
    絶縁操作捧と、 前記絶縁操作棒の軸方向に沿って対向配置され、前記絶
    縁操作捧との対向部分に略U字状の凹部を有し、前記真
    空バルブを固定する支持がいしとを備えたことを特徴と
    するガス絶縁真空遮断器。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のガス絶縁真空遮断器に
    おいて、 前記支持がいしは、 略楕円状の断面形状を有し、前記真空バルブの軸方向に
    平行に埋込まれた第1及び第2の埋込み電極と、 略楕円状の断面形状を有し、前記第1及び第2の埋込み
    電極を介して前記絶縁操作棒に対向するように埋込まれ
    た第3の埋込み電極とを備えたことを特徴とするガス絶
    縁真空遮断器。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載のガス絶縁
    真空遮断器において、 前記電界緩和用電極の外径よりも大きい外径をもつ電極
    が埋込まれて前記真空バルブを固定する第2の支持がい
    しを備えたことを特徴とするガス絶縁真空遮断器。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のガス絶縁真空遮断器に
    おいて、 前記被膜の絶縁材料の比誘電率よりも高い比誘電率を有
    して前記真空バルブを固定する支持がいしを備えたこと
    を特徴とするガス絶縁真空遮断器。
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