JPH10247467A - 試料ホルダ - Google Patents
試料ホルダInfo
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- JPH10247467A JPH10247467A JP9049398A JP4939897A JPH10247467A JP H10247467 A JPH10247467 A JP H10247467A JP 9049398 A JP9049398 A JP 9049398A JP 4939897 A JP4939897 A JP 4939897A JP H10247467 A JPH10247467 A JP H10247467A
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Abstract
(57)【要約】
【目 的】 電子顕微鏡を用いて試料表面に蒸着を行い
ながら、その蒸着状態の観察に最も適した断面観察を可
能にすること。 【構 成】 電子銃から出射する電子線の通路の外側を
囲むように配置された電子顕微鏡の鏡筒を貫通する筒状
のホルダ装着部材により、前記電子線の通路に交差する
ホルダ軸方向に沿ってスライド可能に支持されたホルダ
外筒(11)と、前記ホルダ外筒(11)に支持され且
つ試料(S)の被蒸着面(Sb)が電子線の通路に平行
な状態で試料(S)を保持する試料保持部材(26)
と、前記ホルダ外筒(11)に支持され且つ前記試料
(S)の被蒸着面(Sb)に対向する位置に配置された
蒸着材料(43)と、前記蒸着材料(43)を加熱して
前記被蒸着面(Sb)に蒸着させる蒸着材料加熱装置
(J)とから構成される試料ホルダ。
ながら、その蒸着状態の観察に最も適した断面観察を可
能にすること。 【構 成】 電子銃から出射する電子線の通路の外側を
囲むように配置された電子顕微鏡の鏡筒を貫通する筒状
のホルダ装着部材により、前記電子線の通路に交差する
ホルダ軸方向に沿ってスライド可能に支持されたホルダ
外筒(11)と、前記ホルダ外筒(11)に支持され且
つ試料(S)の被蒸着面(Sb)が電子線の通路に平行
な状態で試料(S)を保持する試料保持部材(26)
と、前記ホルダ外筒(11)に支持され且つ前記試料
(S)の被蒸着面(Sb)に対向する位置に配置された
蒸着材料(43)と、前記蒸着材料(43)を加熱して
前記被蒸着面(Sb)に蒸着させる蒸着材料加熱装置
(J)とから構成される試料ホルダ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料に対する顕微
分析作業を行う電子顕微鏡装置の電子ビーム源(電子
銃)から照射される電子ビームの通路に試料を保持する
試料ホルダに関し、特に、試料表面に蒸着材料が蒸着さ
れる過程を観察できるようにした試料ホルダに関する。
分析作業を行う電子顕微鏡装置の電子ビーム源(電子
銃)から照射される電子ビームの通路に試料を保持する
試料ホルダに関し、特に、試料表面に蒸着材料が蒸着さ
れる過程を観察できるようにした試料ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子顕微鏡内で試料表面に真空蒸
着を行いながら試料表面に蒸着される材料の観察を行う
技術として次の(J01)の技術が知られている。 (J01)図9〜図12に示す技術 図9は従来の一般的な透過型電子顕微鏡の断面図であ
る。図10は前記図9の要部拡大図である。図11は前
記図10に示す部分を改造して、電子顕微鏡内で試料表
面に真空蒸着を行いながら試料表面に蒸着される材料の
観察を行えるようにした透過型電子顕微鏡の説明図であ
る。図12は前記図11に示す透過型電子顕微鏡の作用
説明図である。図9、図10において、電子顕微鏡01
は、内部を真空に保持されたケース(鏡筒)02を有
し、ケース02上端に電子銃03が設けられている。ケ
ース02下端部には観察用の蛍光板04、および観察窓
06が設けられている。前記電子銃03の下方には電子
線収束レンズ07が配置され、前記蛍光板04の上方に
は対物レンズ08が配置されている。対物レンズ08は
対物レンズポールピース(磁極部材)08aを有してい
る。そして、前記電子線収束レンズ07および対物レン
ズ08の間には試料室Rおよび試料装着部としてのゴニ
オステージGが設けられている。ゴニオステージGは、
ホルダ支持孔09aを有する円筒状のホルダ支持部材0
9を有している。前記円筒状のホルダ支持部材09は、
ゴニオステージGの球面軸受けにより軸の向きが調節可
能に支持されている。ホルダ支持部材09により、試料
ホルダH(図10参照)が支持されている。前記試料ホ
ルダHの内端(前方)側には試料Sを保持する。試料ホ
ルダHの先端(前方)側の対向位置には、先端側に位置
決め部材Paを有する試料位置決め部材Pが配置され
る。前記位置決め部材Paは、前記試料室Rにおいて、
前記試料ホルダHの先端(前方)側に当接して、試料ホ
ルダHの前後方向の位置決めを行うための部材である。
着を行いながら試料表面に蒸着される材料の観察を行う
技術として次の(J01)の技術が知られている。 (J01)図9〜図12に示す技術 図9は従来の一般的な透過型電子顕微鏡の断面図であ
る。図10は前記図9の要部拡大図である。図11は前
記図10に示す部分を改造して、電子顕微鏡内で試料表
面に真空蒸着を行いながら試料表面に蒸着される材料の
観察を行えるようにした透過型電子顕微鏡の説明図であ
る。図12は前記図11に示す透過型電子顕微鏡の作用
説明図である。図9、図10において、電子顕微鏡01
は、内部を真空に保持されたケース(鏡筒)02を有
し、ケース02上端に電子銃03が設けられている。ケ
ース02下端部には観察用の蛍光板04、および観察窓
06が設けられている。前記電子銃03の下方には電子
線収束レンズ07が配置され、前記蛍光板04の上方に
は対物レンズ08が配置されている。対物レンズ08は
対物レンズポールピース(磁極部材)08aを有してい
る。そして、前記電子線収束レンズ07および対物レン
ズ08の間には試料室Rおよび試料装着部としてのゴニ
オステージGが設けられている。ゴニオステージGは、
ホルダ支持孔09aを有する円筒状のホルダ支持部材0
9を有している。前記円筒状のホルダ支持部材09は、
ゴニオステージGの球面軸受けにより軸の向きが調節可
能に支持されている。ホルダ支持部材09により、試料
ホルダH(図10参照)が支持されている。前記試料ホ
ルダHの内端(前方)側には試料Sを保持する。試料ホ
ルダHの先端(前方)側の対向位置には、先端側に位置
決め部材Paを有する試料位置決め部材Pが配置され
る。前記位置決め部材Paは、前記試料室Rにおいて、
前記試料ホルダHの先端(前方)側に当接して、試料ホ
ルダHの前後方向の位置決めを行うための部材である。
【0003】前記図9、図10に示す一般的な透過型電
子顕微鏡を用いて、電子顕微鏡内で試料表面に真空蒸着
を行いながら試料表面に蒸着される材料の観察を行う場
合、前記図9、図10に示す標準構成品の電子顕微鏡の
構成要素(例えば、試料室R周囲の部材、対物レンズ0
8、対物レンズポールピース(磁極部材)08a)等の
構成を変更して、図11に示すように、蒸着源010を
取付可能にする必要があった。
子顕微鏡を用いて、電子顕微鏡内で試料表面に真空蒸着
を行いながら試料表面に蒸着される材料の観察を行う場
合、前記図9、図10に示す標準構成品の電子顕微鏡の
構成要素(例えば、試料室R周囲の部材、対物レンズ0
8、対物レンズポールピース(磁極部材)08a)等の
構成を変更して、図11に示すように、蒸着源010を
取付可能にする必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、電子顕
微鏡の構成要素の構成を変更することは、コスト、時間
等の浪費であり、不経済である。また、前記電子顕微鏡
内の試料蒸着(試料表面への蒸着材料の蒸着)は、図1
2に示すように、電子ビームBに垂直な試料面Saに対
して傾斜した角度(30°以上)を有する方向Aから蒸
着を行っていた。このため、試料Sの表面Saの蒸着状
態の観察(界面観察)に最も適した断面観察(界面に平
行な方向からの観察)は不可能であった。したがって、
試料表面への蒸着材料の蒸着過程(薄膜形成過程)、表
面および原子クラスタ(複数の原子の固まり)の挙動、
界面の構造等を、詳しく観察することは困難であった。
微鏡の構成要素の構成を変更することは、コスト、時間
等の浪費であり、不経済である。また、前記電子顕微鏡
内の試料蒸着(試料表面への蒸着材料の蒸着)は、図1
2に示すように、電子ビームBに垂直な試料面Saに対
して傾斜した角度(30°以上)を有する方向Aから蒸
着を行っていた。このため、試料Sの表面Saの蒸着状
態の観察(界面観察)に最も適した断面観察(界面に平
行な方向からの観察)は不可能であった。したがって、
試料表面への蒸着材料の蒸着過程(薄膜形成過程)、表
面および原子クラスタ(複数の原子の固まり)の挙動、
界面の構造等を、詳しく観察することは困難であった。
【0005】本発明は、前述の事情に鑑み、下記の記載
内容を課題とする。 (O01)電子顕微鏡を用いて試料表面に蒸着を行いなが
ら、その蒸着状態の観察(界面観察)に最も適した断面
観察(界面に平行な方向からの観察)を可能にするこ
と。
内容を課題とする。 (O01)電子顕微鏡を用いて試料表面に蒸着を行いなが
ら、その蒸着状態の観察(界面観察)に最も適した断面
観察(界面に平行な方向からの観察)を可能にするこ
と。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。ま
た、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。ま
た、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0007】(本発明)前記課題を解決するために、本
発明の試料ホルダは、下記の要件を備えたことを特徴と
する、(A01)電子銃(3)から出射する電子線(B)
の通路の外側を囲むように配置された電子顕微鏡(1)
の鏡筒(2)を貫通する筒状のホルダ装着部材(9)に
より、前記電子線(B)の通路に交差するホルダ軸方向
に沿ってスライド可能に支持されたホルダ外筒(1
1)、(A02)前記ホルダ外筒(11)に支持され且つ
試料(S)の被蒸着面(Sb)が電子線(B)の通路に
平行な状態で試料(S)を保持する試料保持部材(2
6)、(A03)前記ホルダ外筒(11)に支持され且つ
前記試料(S)の被蒸着面(Sb)に対向する位置に配
置された蒸着材料(43)、(A04)前記蒸着材料(4
3)を加熱して前記被蒸着面(Sb)に蒸着させる蒸着
材料加熱装置(J)。
発明の試料ホルダは、下記の要件を備えたことを特徴と
する、(A01)電子銃(3)から出射する電子線(B)
の通路の外側を囲むように配置された電子顕微鏡(1)
の鏡筒(2)を貫通する筒状のホルダ装着部材(9)に
より、前記電子線(B)の通路に交差するホルダ軸方向
に沿ってスライド可能に支持されたホルダ外筒(1
1)、(A02)前記ホルダ外筒(11)に支持され且つ
試料(S)の被蒸着面(Sb)が電子線(B)の通路に
平行な状態で試料(S)を保持する試料保持部材(2
6)、(A03)前記ホルダ外筒(11)に支持され且つ
前記試料(S)の被蒸着面(Sb)に対向する位置に配
置された蒸着材料(43)、(A04)前記蒸着材料(4
3)を加熱して前記被蒸着面(Sb)に蒸着させる蒸着
材料加熱装置(J)。
【0008】前記試料保持部材(26)、蒸着材料(4
3)、および蒸着材料加熱装置(J)等は、前記ホルダ
外筒(11)に直接支持させることが可能であり、ま
た、ホルダ外筒(11)に他の支持部材を介して支持さ
せることが可能である。
3)、および蒸着材料加熱装置(J)等は、前記ホルダ
外筒(11)に直接支持させることが可能であり、ま
た、ホルダ外筒(11)に他の支持部材を介して支持さ
せることが可能である。
【0009】(作用)次に、前述の特徴を備えた本発明
の作用を説明する。前述の特徴を備えた試料ホルダで
は、ホルダ外筒(11)は電子銃(3)から出射する電
子線(B)の通路の外側を囲むように配置された電子顕
微鏡(1)の鏡筒(2)を貫通する筒状のホルダ装着部
材(9)により前記電子線(B)の通路に交差するホル
ダ軸方向に沿ってスライド可能に支持される。前記ホル
ダ外筒(11)に支持された試料保持部材(26)は、
試料(S)の被蒸着面(Sb)が電子線(B)の通路に
平行な状態で前記試料(S)を保持する。前記試料
(S)の被蒸着面(Sb)に対向する位置に配置された
蒸着材料(43)は、前記ホルダ外筒(11)に支持さ
れる。
の作用を説明する。前述の特徴を備えた試料ホルダで
は、ホルダ外筒(11)は電子銃(3)から出射する電
子線(B)の通路の外側を囲むように配置された電子顕
微鏡(1)の鏡筒(2)を貫通する筒状のホルダ装着部
材(9)により前記電子線(B)の通路に交差するホル
ダ軸方向に沿ってスライド可能に支持される。前記ホル
ダ外筒(11)に支持された試料保持部材(26)は、
試料(S)の被蒸着面(Sb)が電子線(B)の通路に
平行な状態で前記試料(S)を保持する。前記試料
(S)の被蒸着面(Sb)に対向する位置に配置された
蒸着材料(43)は、前記ホルダ外筒(11)に支持さ
れる。
【0010】蒸着材料加熱装置(J)は、前記蒸着材料
(43)を加熱して前記試料(S)の被蒸着面(Sb)
に蒸着させる。蒸着材料(43)は被蒸着面(Sb)に
垂直な方向に厚みが増すように付着するので蒸着過程を
観察するには電子線(B)の通路は前記被蒸着面(S
b)に平行にする必要がある。本発明では、被蒸着面
(Sb)が、電子線(B)の通路に平行な状態で保持さ
れているので、被蒸着面(Sb)の蒸着状態の観察が可
能となる。また、前記試料保持部材(26)、蒸着材料
(43)、および蒸着材料加熱装置(J)等を、前記ホ
ルダ外筒(11)に直接支持させる構成、または、ホル
ダ外筒(11)に他の支持部材を介して支持させる構成
のいずれの場合においても、蒸着材料(43)が蒸着さ
れた被蒸着面(Sb)は、電子線(B)の通路に平行な
状態で保持されているので被蒸着面(Sb)の蒸着状態
の観察が可能となる。
(43)を加熱して前記試料(S)の被蒸着面(Sb)
に蒸着させる。蒸着材料(43)は被蒸着面(Sb)に
垂直な方向に厚みが増すように付着するので蒸着過程を
観察するには電子線(B)の通路は前記被蒸着面(S
b)に平行にする必要がある。本発明では、被蒸着面
(Sb)が、電子線(B)の通路に平行な状態で保持さ
れているので、被蒸着面(Sb)の蒸着状態の観察が可
能となる。また、前記試料保持部材(26)、蒸着材料
(43)、および蒸着材料加熱装置(J)等を、前記ホ
ルダ外筒(11)に直接支持させる構成、または、ホル
ダ外筒(11)に他の支持部材を介して支持させる構成
のいずれの場合においても、蒸着材料(43)が蒸着さ
れた被蒸着面(Sb)は、電子線(B)の通路に平行な
状態で保持されているので被蒸着面(Sb)の蒸着状態
の観察が可能となる。
【0011】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の試料ホル
ダの実施の形態の例(実施例)を説明するが、本発明は
以下の実施例に限定されるものではない。なお、以後の
説明の理解を容易にするために、図面において互いに直
交する座標軸X軸、Y軸、Z軸を定義し、矢印X方向を
前方、矢印Y方向を左方、 矢印Z方向を上方とする。
この場合、X方向と逆向き(−X方向)は後方、Y方向
と逆向き(−Y方向)は右方、Z方向と逆向き(−Z方
向)は下方となる。また、X方向及び−X方向を含めて
前後方向又はX軸方向といい、Y方向及び−Y方向を含
めて左右方向又はY軸方向といい、Z方向及び−Z方向
を含めて上下方向又はZ軸方向ということにする。さら
に図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の
裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が
記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味す
るものとする。
ダの実施の形態の例(実施例)を説明するが、本発明は
以下の実施例に限定されるものではない。なお、以後の
説明の理解を容易にするために、図面において互いに直
交する座標軸X軸、Y軸、Z軸を定義し、矢印X方向を
前方、矢印Y方向を左方、 矢印Z方向を上方とする。
この場合、X方向と逆向き(−X方向)は後方、Y方向
と逆向き(−Y方向)は右方、Z方向と逆向き(−Z方
向)は下方となる。また、X方向及び−X方向を含めて
前後方向又はX軸方向といい、Y方向及び−Y方向を含
めて左右方向又はY軸方向といい、Z方向及び−Z方向
を含めて上下方向又はZ軸方向ということにする。さら
に図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の
裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が
記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味す
るものとする。
【0012】(実施例)図1は電子顕微鏡の試料ホルダ
装着用のゴニオステージに、本発明の試料ホルダの実施
例が装着された状態を示す要部拡大図である。図2は前
記図1に示す試料ホルダの全体説明図で、図2Aは平面
図、図2Bは電気的配線の説明図、図2Cは前記図2A
の矢印IICから見た一部断面図である。図3は前記図2
Aの矢印IIIで示した楕円形部分の拡大図である。図4
は前記図2に示す試料ホルダの要部説明図で、図4Aは
平面図、図4Bは縦断面図で前記図4AのIVB−IVB
線断面図である。図5は前記図4に示すタングステン棒
支持部材の斜視図である。図6は前記図4AのVI−VI
線断面図である。図7は前記図4に示す試料保持部材の
斜視図である。図8は同実施例1の作用説明図である。
装着用のゴニオステージに、本発明の試料ホルダの実施
例が装着された状態を示す要部拡大図である。図2は前
記図1に示す試料ホルダの全体説明図で、図2Aは平面
図、図2Bは電気的配線の説明図、図2Cは前記図2A
の矢印IICから見た一部断面図である。図3は前記図2
Aの矢印IIIで示した楕円形部分の拡大図である。図4
は前記図2に示す試料ホルダの要部説明図で、図4Aは
平面図、図4Bは縦断面図で前記図4AのIVB−IVB
線断面図である。図5は前記図4に示すタングステン棒
支持部材の斜視図である。図6は前記図4AのVI−VI
線断面図である。図7は前記図4に示す試料保持部材の
斜視図である。図8は同実施例1の作用説明図である。
【0013】図1に示された電子顕微鏡1は、前記図
9、図10に示した電子顕微鏡01の符号02〜09,
R,Gで示した要素と同様の要素を備えている。図の説
明において、前記図9、図10に示す構成要素と同一の
構成要素には、図9、図10で使用した符号の最上桁の
「0」を除いた符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。図1において、電子顕微鏡1の、内部を真空に保持
されたケース(鏡筒)2には、電子銃3および対物レン
ズ8の上方に、試料ホルダ装着部としてのゴニオステー
ジGが設けられている。ゴニオステージGは、ホルダ支
持孔9aを有する円筒状のホルダ支持部材(ホルダ装着
部材)9を有している。前記円筒状のホルダ支持部材9
は、ゴニオステージGの球面軸受けにより軸の向きが調
節可能に支持されている。
9、図10に示した電子顕微鏡01の符号02〜09,
R,Gで示した要素と同様の要素を備えている。図の説
明において、前記図9、図10に示す構成要素と同一の
構成要素には、図9、図10で使用した符号の最上桁の
「0」を除いた符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。図1において、電子顕微鏡1の、内部を真空に保持
されたケース(鏡筒)2には、電子銃3および対物レン
ズ8の上方に、試料ホルダ装着部としてのゴニオステー
ジGが設けられている。ゴニオステージGは、ホルダ支
持孔9aを有する円筒状のホルダ支持部材(ホルダ装着
部材)9を有している。前記円筒状のホルダ支持部材9
は、ゴニオステージGの球面軸受けにより軸の向きが調
節可能に支持されている。
【0014】図2、図3において、前記ホルダ支持部材
9によって支持される試料ホルダFは、前記ホルダ支持
孔9aを貫通する円筒状のホルダ外筒11(図2参照)
を有している。ホルダ外筒11の内端部(前記ケース2
の内部に配置された部分の端部、すなわち、図2の左端
部)外周部には図2C、図3に示すOリング12を収容
するリング状のOリング収容溝が形成されている。前記
Oリング12は、前記ホルダ支持孔9a(図1参照)の
内側面に圧接して、Oリング12の前方を後方の大気に
対して気密に遮断するため部材である。図3において、
前記ホルダ外筒11の内端部の内周面には雌ネジを有す
る大径部11aが形成されており、大径部11aの後側部
分(−X側部分)には小径部11bが形成され、前記大
径部11aおよび小径部11bの接続部には段部11cが
形成されている。
9によって支持される試料ホルダFは、前記ホルダ支持
孔9aを貫通する円筒状のホルダ外筒11(図2参照)
を有している。ホルダ外筒11の内端部(前記ケース2
の内部に配置された部分の端部、すなわち、図2の左端
部)外周部には図2C、図3に示すOリング12を収容
するリング状のOリング収容溝が形成されている。前記
Oリング12は、前記ホルダ支持孔9a(図1参照)の
内側面に圧接して、Oリング12の前方を後方の大気に
対して気密に遮断するため部材である。図3において、
前記ホルダ外筒11の内端部の内周面には雌ネジを有す
る大径部11aが形成されており、大径部11aの後側部
分(−X側部分)には小径部11bが形成され、前記大
径部11aおよび小径部11bの接続部には段部11cが
形成されている。
【0015】ホルダ外筒11の内側の内端部(図2で左
端部)にはステンレス製の内端側ホルダ13の外端部
(後端部)が挿入されている。内端側ホルダ13の外端
部(後端部)は円筒形をしており、その外周部にはリン
グ状大径部13aおよび雄ネジ部13bが形成されてい
る。前記リング状大径部13aは前記段部11cに当接す
る位置まで挿入されている。前記内端側ホルダ13の前
記リング状大径部13aよりも外端側部分(−X側部
分)は前記ホルダ外筒11の小径部11bと嵌合してお
り、内端側ホルダ13の前記嵌合部の外周面にはOリン
グ14を収容するリング状のOリング溝が形成されてい
る。前記Oリング14は、前記ホルダ外筒11の内側面
に圧接して、Oリング14の前方を後方の大気に対して
気密に遮断するため部材である。
端部)にはステンレス製の内端側ホルダ13の外端部
(後端部)が挿入されている。内端側ホルダ13の外端
部(後端部)は円筒形をしており、その外周部にはリン
グ状大径部13aおよび雄ネジ部13bが形成されてい
る。前記リング状大径部13aは前記段部11cに当接す
る位置まで挿入されている。前記内端側ホルダ13の前
記リング状大径部13aよりも外端側部分(−X側部
分)は前記ホルダ外筒11の小径部11bと嵌合してお
り、内端側ホルダ13の前記嵌合部の外周面にはOリン
グ14を収容するリング状のOリング溝が形成されてい
る。前記Oリング14は、前記ホルダ外筒11の内側面
に圧接して、Oリング14の前方を後方の大気に対して
気密に遮断するため部材である。
【0016】前記ホルダ外筒11の内端部の雌ネジを有
する大径部11aと、この大径部に挿入されている前記
内端側ホルダ13のリング状大径部13aの前側の小径
部分である雄ネジ部13bとには円筒状連結部材17が
螺合する。前記円筒状連結部材17により前記内端側ホ
ルダ13と前記外筒11とは連結するようになってい
る。前記内端側ホルダ13は、前記円筒状連結部材17
(図3参照)の前端よりも前方の部分は、その上面およ
び下面が図2A、図2Cから分かるように平坦に切除さ
れており、その左側面(Y側の面)および右側面(−Y
側の面)のみが円筒面(図6参照)に形成されている。
する大径部11aと、この大径部に挿入されている前記
内端側ホルダ13のリング状大径部13aの前側の小径
部分である雄ネジ部13bとには円筒状連結部材17が
螺合する。前記円筒状連結部材17により前記内端側ホ
ルダ13と前記外筒11とは連結するようになってい
る。前記内端側ホルダ13は、前記円筒状連結部材17
(図3参照)の前端よりも前方の部分は、その上面およ
び下面が図2A、図2Cから分かるように平坦に切除さ
れており、その左側面(Y側の面)および右側面(−Y
側の面)のみが円筒面(図6参照)に形成されている。
【0017】図4において、前記内端側ホルダ13の内
端(前端)には、被位置決め用球18が接着されてい
る。この被位置決め用球18は、内端側ホルダ13の前
後方向の位置決めを行うための部材であり、図1におい
て、内端側ホルダ13が前記ゴニオステージGの後側か
ら前方に挿入された際に、試料位置決め部材Pの位置決
め部材Paに当接する部材である。図4において、内端
側ホルダ13の内端部には、上下に貫通する試料保持部
材収容孔21が形成されている。試料保持部材収容孔2
1の後側には下壁部22を有する凹部23が形成されて
いる。内端側ホルダ13には、前記凹部23の後端より
後方にケーブル挿通孔24が形成されている。したがっ
て、前記凹部23は、その後端においてケーブル挿通孔
24と接続している。前記試料保持部材収容孔21には
試料保持部材26が収容されている。試料保持部材26
の左右(Y軸方向)の側面はそれぞれネジ27,27に
より前記内端側ホルダ13に左右軸回りの回転位置が調
節可能に支持されている。
端(前端)には、被位置決め用球18が接着されてい
る。この被位置決め用球18は、内端側ホルダ13の前
後方向の位置決めを行うための部材であり、図1におい
て、内端側ホルダ13が前記ゴニオステージGの後側か
ら前方に挿入された際に、試料位置決め部材Pの位置決
め部材Paに当接する部材である。図4において、内端
側ホルダ13の内端部には、上下に貫通する試料保持部
材収容孔21が形成されている。試料保持部材収容孔2
1の後側には下壁部22を有する凹部23が形成されて
いる。内端側ホルダ13には、前記凹部23の後端より
後方にケーブル挿通孔24が形成されている。したがっ
て、前記凹部23は、その後端においてケーブル挿通孔
24と接続している。前記試料保持部材収容孔21には
試料保持部材26が収容されている。試料保持部材26
の左右(Y軸方向)の側面はそれぞれネジ27,27に
より前記内端側ホルダ13に左右軸回りの回転位置が調
節可能に支持されている。
【0018】図7において、前記試料保持部材26は、
前記ネジ27,27が当接する凹部28aを有する被支
持部28,28と、前記被支持部28,28より高さが
低く且つ前記被支持部28,28の各前方(X方向)側
面を連結する連結部29と、前記連結部29と同じ高さ
で前記被支持部28,28の互いに対向する側に形成さ
れた試料載置部31とを有している。前記試料載置部3
1には、被蒸着面Sbを有する試料Sが載置される。ま
た、試料載置部31には固定用ネジ32により試料押さ
え板33の各後方(−X方向)側が固定されている。前
記試料押さえ板33により試料Sは、前記試料載置部3
1に押圧され、固定される。固定された前記試料Sの被
蒸着面Sbは、前記内端側ホルダ13内でホルダ軸と交
差するようになっている。
前記ネジ27,27が当接する凹部28aを有する被支
持部28,28と、前記被支持部28,28より高さが
低く且つ前記被支持部28,28の各前方(X方向)側
面を連結する連結部29と、前記連結部29と同じ高さ
で前記被支持部28,28の互いに対向する側に形成さ
れた試料載置部31とを有している。前記試料載置部3
1には、被蒸着面Sbを有する試料Sが載置される。ま
た、試料載置部31には固定用ネジ32により試料押さ
え板33の各後方(−X方向)側が固定されている。前
記試料押さえ板33により試料Sは、前記試料載置部3
1に押圧され、固定される。固定された前記試料Sの被
蒸着面Sbは、前記内端側ホルダ13内でホルダ軸と交
差するようになっている。
【0019】図4において、前記試料Sの被蒸着面Sb
の後方(−X方向)には耐熱性の絶縁部材で構成された
タングステン棒支持部材34が、固定用ネジ36により
前記内端側ホルダ13の下壁部22に固定されている。
図5において、前記タングステン棒支持部材34は、略
直方体状の部材で、上面の中央には下面に貫通する固定
用ネジ貫通孔37が形成されており、前記固定用ネジ貫
通孔37の左右方向(Y軸方向)両側には導線固定用ネ
ジ孔38,38が形成されている。前記各導線固定用ネ
ジ孔38内には、内周面に雌ネジが形成された導電性円
筒部材39が埋め込まれている。図4、図5において、
前記タングステン棒支持部材34の前側(X側)の面
は、前記内端側ホルダ13内で前記試料Sの被蒸着面S
b(図4A参照)と対向しており、前記前側の面にはタ
ングステン棒41,41が嵌合され、タングステン棒支
持部材34に支持されている。タングステン棒41,4
1の被支持部分(−X側部分)は前記導電性円筒部材3
9の円周面を貫通して、前記導電性円筒部材39と接触
するようになっている。前記試料Sの被蒸着面Sb側に
延びる各タングステン棒41先端側には電熱線支持用切
込み41a(図5参照)が形成されている。電熱線支持
用切込み41aには、タングステンワイヤで構成された
電熱線42が支持されている。電熱線42には蒸着材料
43が巻き付けてある。
の後方(−X方向)には耐熱性の絶縁部材で構成された
タングステン棒支持部材34が、固定用ネジ36により
前記内端側ホルダ13の下壁部22に固定されている。
図5において、前記タングステン棒支持部材34は、略
直方体状の部材で、上面の中央には下面に貫通する固定
用ネジ貫通孔37が形成されており、前記固定用ネジ貫
通孔37の左右方向(Y軸方向)両側には導線固定用ネ
ジ孔38,38が形成されている。前記各導線固定用ネ
ジ孔38内には、内周面に雌ネジが形成された導電性円
筒部材39が埋め込まれている。図4、図5において、
前記タングステン棒支持部材34の前側(X側)の面
は、前記内端側ホルダ13内で前記試料Sの被蒸着面S
b(図4A参照)と対向しており、前記前側の面にはタ
ングステン棒41,41が嵌合され、タングステン棒支
持部材34に支持されている。タングステン棒41,4
1の被支持部分(−X側部分)は前記導電性円筒部材3
9の円周面を貫通して、前記導電性円筒部材39と接触
するようになっている。前記試料Sの被蒸着面Sb側に
延びる各タングステン棒41先端側には電熱線支持用切
込み41a(図5参照)が形成されている。電熱線支持
用切込み41aには、タングステンワイヤで構成された
電熱線42が支持されている。電熱線42には蒸着材料
43が巻き付けてある。
【0020】前記導線固定用ネジ孔38,38に埋め込
まれた導電性円筒部材39に螺合する導線固定用ネジ4
4,44(図4A、図6参照)により加熱電流供給用ケ
ーブル46の導線46a,46bがタングステン棒支持部
材34の上面に固定されている。前記導線46a,46b
に供給された電流は、前記導線固定用ネジ44,44が
螺合する各導電性円筒部材39から、各導電性円筒部材
39に接触する前記タングステン棒41を経て、前記タ
ングステン棒41の先端側に支持された電熱線42に供
給され、電熱線42が発熱して蒸着材料43を加熱する
ようになっている。また、前記導線固定用ネジ44,4
4の頭部が、前記導線固定用ネジ44,44に対する導
線46a,46bの巻き付け具合によりタングステン棒支
持部材34の上面から浮き上がり前記導線固定用ネジ4
4の先端部が前記タングステン棒41,41に届かず直
接接触しない場合でも、前記各導電性円筒部材39を介
して導線46a,46b、タングステン棒41および電熱
線42の導通が可能である。前記符号34〜46で示す
構成要素から蒸着材料加熱装置J(図4、図6参照)が
構成される。
まれた導電性円筒部材39に螺合する導線固定用ネジ4
4,44(図4A、図6参照)により加熱電流供給用ケ
ーブル46の導線46a,46bがタングステン棒支持部
材34の上面に固定されている。前記導線46a,46b
に供給された電流は、前記導線固定用ネジ44,44が
螺合する各導電性円筒部材39から、各導電性円筒部材
39に接触する前記タングステン棒41を経て、前記タ
ングステン棒41の先端側に支持された電熱線42に供
給され、電熱線42が発熱して蒸着材料43を加熱する
ようになっている。また、前記導線固定用ネジ44,4
4の頭部が、前記導線固定用ネジ44,44に対する導
線46a,46bの巻き付け具合によりタングステン棒支
持部材34の上面から浮き上がり前記導線固定用ネジ4
4の先端部が前記タングステン棒41,41に届かず直
接接触しない場合でも、前記各導電性円筒部材39を介
して導線46a,46b、タングステン棒41および電熱
線42の導通が可能である。前記符号34〜46で示す
構成要素から蒸着材料加熱装置J(図4、図6参照)が
構成される。
【0021】図4において、前記加熱電流供給用ケーブ
ル46はケーブル固定部材47およびこれと螺合する前
後(X軸方向)に離れた一対のネジ48(図4A参照)
により前記内側ホルダ13の下壁部22に固定されてい
る。前記加熱電流供給用ケーブル46は導線46a,4
6b、および導線46a,46bの周囲を被覆するシール
ド線46cにより構成されている。図2において、前記
加熱電流供給用ケーブル46は、内端側ホルダ13の前
記ケーブル挿通孔24(図3、図4B参照)を内端側か
ら外端側に貫通している。内端側ホルダ13の外端には
加熱電流供給用導線49a,49b(図2B、図3参照)
を有するインシュレータ49が固着されている。インシ
ュレータ49は、インシュレータ49の前側の内端側ホ
ルダ13の内側と、後側のホルダ外筒11の内側とを気
密に遮断するとともに、内端側ホルダ13の内側とホル
ダ外筒11の内側との間の電気的接続を可能にする機能
を有する部品である。
ル46はケーブル固定部材47およびこれと螺合する前
後(X軸方向)に離れた一対のネジ48(図4A参照)
により前記内側ホルダ13の下壁部22に固定されてい
る。前記加熱電流供給用ケーブル46は導線46a,4
6b、および導線46a,46bの周囲を被覆するシール
ド線46cにより構成されている。図2において、前記
加熱電流供給用ケーブル46は、内端側ホルダ13の前
記ケーブル挿通孔24(図3、図4B参照)を内端側か
ら外端側に貫通している。内端側ホルダ13の外端には
加熱電流供給用導線49a,49b(図2B、図3参照)
を有するインシュレータ49が固着されている。インシ
ュレータ49は、インシュレータ49の前側の内端側ホ
ルダ13の内側と、後側のホルダ外筒11の内側とを気
密に遮断するとともに、内端側ホルダ13の内側とホル
ダ外筒11の内側との間の電気的接続を可能にする機能
を有する部品である。
【0022】前記加熱電流供給用ケーブル46の導線4
6a,46bは前記加熱電流供給用導線49a,49bの内
端に接続され、またシールド線46cは前記内側ホルダ
13本体を介してアースされるようになっている。図3
において、前記インシュレータ49の後側の前記ホルダ
外筒11内側には、電流供給ケーブル51が前記ホルダ
外筒11の後端側へ延びて配置されている。図2B、図
3において、電流供給ケーブル51は、前記加熱電流供
給用ケーブル46と同様に、周囲を被覆絶縁材で被覆さ
れた電流供給線51a,51b等を有している。
6a,46bは前記加熱電流供給用導線49a,49bの内
端に接続され、またシールド線46cは前記内側ホルダ
13本体を介してアースされるようになっている。図3
において、前記インシュレータ49の後側の前記ホルダ
外筒11内側には、電流供給ケーブル51が前記ホルダ
外筒11の後端側へ延びて配置されている。図2B、図
3において、電流供給ケーブル51は、前記加熱電流供
給用ケーブル46と同様に、周囲を被覆絶縁材で被覆さ
れた電流供給線51a,51b等を有している。
【0023】図2において、前記ホルダ外筒11の外端
には円形プレート52が連結されている。円形プレート
52の後側面には、前記電流供給ケーブル51を固定支
持するためのケーブル固定部材53が固定されている。
また前記円形プレート52には、前記ケーブル固定部材
53および電流供給ケーブル51の外端部等を被覆する
円筒ケース54が固定されている。円筒ケース54の後
側面には、外部接続用端子56が支持されており、外部
接続端子の前端部には前記電流供給ケーブル51の前記
電流供給線51a,51bが接続されるようになってい
る。そして、前記外部接続用端子56の後端には図示し
ない電源に接続された電源ケーブル57(図2C参照)
の着脱式ケーブル端子57aが着脱されるようになって
いる。
には円形プレート52が連結されている。円形プレート
52の後側面には、前記電流供給ケーブル51を固定支
持するためのケーブル固定部材53が固定されている。
また前記円形プレート52には、前記ケーブル固定部材
53および電流供給ケーブル51の外端部等を被覆する
円筒ケース54が固定されている。円筒ケース54の後
側面には、外部接続用端子56が支持されており、外部
接続端子の前端部には前記電流供給ケーブル51の前記
電流供給線51a,51bが接続されるようになってい
る。そして、前記外部接続用端子56の後端には図示し
ない電源に接続された電源ケーブル57(図2C参照)
の着脱式ケーブル端子57aが着脱されるようになって
いる。
【0024】(実施例の作用)図4において、試料S
(厚さ約50nm)の被蒸着面Sbの位置が前記タング
ステン棒支持部材34の電熱線42に対向するように、
試料保持部材26の試料載置部31,31に前記試料S
を載置する。図4、図7において、載置された試料Sの
上面から試料押さえ板33を押圧させ、試料Sを試料載
置部31,31に固定する。前記電熱線42に蒸着材料
43を巻き付ける。前記試料保持部材26を前記内端側
ホルダ13の左右軸回りに回動させ、前記被蒸着面Sb
がホルダ軸に垂直に交差するように調節する。このよう
な状態で、試料ホルダFを前記ゴニオステージGのホル
ダ支持孔9aに装着する。このとき、前記被蒸着面Sbは
試料ホルダF内でホルダ軸と垂直に交差する状態、すな
わち、前記被蒸着面Sbは前記ホルダ軸と交差する電子
線の通路とほぼ平行な状態に保持されている。前記ゴニ
オステージGのホルダ支持孔9aにより支持された試料
ホルダFを、ホルダ外筒11の軸(ホルダ軸)に沿って
スライドまたはホルダ軸回りに回動させたり、前記試料
ホルダFを支持する円筒状のホルダ支持部材9をゴニオ
ステージGの球面軸受けにより回動させて試料ホルダF
のホルダ軸の向きを調節して、前記被蒸着面Sbの観察
位置は調節可能である。
(厚さ約50nm)の被蒸着面Sbの位置が前記タング
ステン棒支持部材34の電熱線42に対向するように、
試料保持部材26の試料載置部31,31に前記試料S
を載置する。図4、図7において、載置された試料Sの
上面から試料押さえ板33を押圧させ、試料Sを試料載
置部31,31に固定する。前記電熱線42に蒸着材料
43を巻き付ける。前記試料保持部材26を前記内端側
ホルダ13の左右軸回りに回動させ、前記被蒸着面Sb
がホルダ軸に垂直に交差するように調節する。このよう
な状態で、試料ホルダFを前記ゴニオステージGのホル
ダ支持孔9aに装着する。このとき、前記被蒸着面Sbは
試料ホルダF内でホルダ軸と垂直に交差する状態、すな
わち、前記被蒸着面Sbは前記ホルダ軸と交差する電子
線の通路とほぼ平行な状態に保持されている。前記ゴニ
オステージGのホルダ支持孔9aにより支持された試料
ホルダFを、ホルダ外筒11の軸(ホルダ軸)に沿って
スライドまたはホルダ軸回りに回動させたり、前記試料
ホルダFを支持する円筒状のホルダ支持部材9をゴニオ
ステージGの球面軸受けにより回動させて試料ホルダF
のホルダ軸の向きを調節して、前記被蒸着面Sbの観察
位置は調節可能である。
【0025】前記被蒸着面Sbの観察位置を調節した
後、前記被蒸着面Sbを観察しながら図示しない電源か
ら電流を供給して前記電熱線42を発熱させて蒸着材料
43を蒸発させ、図8に示すように蒸発した蒸着材料を
前記試料Sの被蒸着面Sbに蒸着させる。このとき、前
記被蒸着面Sbは電子線Bの通路と平行なので、前記被
蒸着面Sbのホルダ軸方向に蒸着した蒸着材料(図8に
おいて点で図示)を前記被蒸着面Sbに平行な電子線B
が透過し、蒸着状態の観察(界面観察)に最も適した断
面観察(界面に平行な方向からの観察)が可能となる。
前記電子顕微鏡1にTVカメラを装着すれば、本発明の
試料ホルダFにより、界面の形成過程を断面的に原子レ
ベルの空間分解能で連続観察が可能となる。特に半導体
素子作製過程で支配的な役割を持つエピタキシャル成長
過程(母材の結晶の表面に付着する別の物質が、母材の
結晶の表面にある定まった方位関係をとって成長する過
程)における界面の構造変化の解析が可能となる。ま
た、表面構造とその上の蒸着物質の吸着、核生成、薄膜
形成など様々な物理現象に関する実験、観察が可能とな
る。
後、前記被蒸着面Sbを観察しながら図示しない電源か
ら電流を供給して前記電熱線42を発熱させて蒸着材料
43を蒸発させ、図8に示すように蒸発した蒸着材料を
前記試料Sの被蒸着面Sbに蒸着させる。このとき、前
記被蒸着面Sbは電子線Bの通路と平行なので、前記被
蒸着面Sbのホルダ軸方向に蒸着した蒸着材料(図8に
おいて点で図示)を前記被蒸着面Sbに平行な電子線B
が透過し、蒸着状態の観察(界面観察)に最も適した断
面観察(界面に平行な方向からの観察)が可能となる。
前記電子顕微鏡1にTVカメラを装着すれば、本発明の
試料ホルダFにより、界面の形成過程を断面的に原子レ
ベルの空間分解能で連続観察が可能となる。特に半導体
素子作製過程で支配的な役割を持つエピタキシャル成長
過程(母材の結晶の表面に付着する別の物質が、母材の
結晶の表面にある定まった方位関係をとって成長する過
程)における界面の構造変化の解析が可能となる。ま
た、表面構造とその上の蒸着物質の吸着、核生成、薄膜
形成など様々な物理現象に関する実験、観察が可能とな
る。
【0026】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。
【0027】(H01)前記試料保持部材26は前記内端
側ホルダ13にネジ27,27で回転自在に支持されて
いるが他の支持方法を採用することが可能である。 (H02)前記試料保持部材26は試料Sを加熱させる構
成が採用可能である。この場合、試料の温度に対する界
面形成過程の観察が可能となる。 (H03)本実施例では蒸着材料43は電熱線42に巻き
付けて加熱した場合を例示したが、平板な発熱体等、蒸
着材料を加熱する部材上に蒸着材料を載置する構成が可
能である。 (H04)本発明の試料ホルダFは透過型電子顕微鏡以外
の他の荷電粒子線装置に装着可能である。
側ホルダ13にネジ27,27で回転自在に支持されて
いるが他の支持方法を採用することが可能である。 (H02)前記試料保持部材26は試料Sを加熱させる構
成が採用可能である。この場合、試料の温度に対する界
面形成過程の観察が可能となる。 (H03)本実施例では蒸着材料43は電熱線42に巻き
付けて加熱した場合を例示したが、平板な発熱体等、蒸
着材料を加熱する部材上に蒸着材料を載置する構成が可
能である。 (H04)本発明の試料ホルダFは透過型電子顕微鏡以外
の他の荷電粒子線装置に装着可能である。
【0028】
【発明の効果】前述の本発明の試料ホルダは、下記の効
果を奏することができる。 (E01)電子顕微鏡を用いて試料表面に蒸着を行いなが
ら、その蒸着状態の観察(界面観察)に最も適した断面
観察(界面に平行な方向からの観察)を可能にすること
ができる。
果を奏することができる。 (E01)電子顕微鏡を用いて試料表面に蒸着を行いなが
ら、その蒸着状態の観察(界面観察)に最も適した断面
観察(界面に平行な方向からの観察)を可能にすること
ができる。
【図1】 図1は電子顕微鏡の試料ホルダ装着用のゴニ
オステージに、本発明の試料ホルダの実施例が装着され
た状態を示す要部拡大図である。
オステージに、本発明の試料ホルダの実施例が装着され
た状態を示す要部拡大図である。
【図2】 図2は前記図1に示す試料ホルダの全体説明
図で、図2Aは平面図、図2Bは電気的配線の説明図、
図2Cは前記図2Aの矢印IICから見た一部断面図であ
る。
図で、図2Aは平面図、図2Bは電気的配線の説明図、
図2Cは前記図2Aの矢印IICから見た一部断面図であ
る。
【図3】 図3は前記図2Aの矢印IIIで示した楕円形
部分の拡大図である。
部分の拡大図である。
【図4】 図4は前記図2に示す試料ホルダの要部説明
図で、図4Aは平面図、図4Bは縦断面図で前記図4A
のIVB−IVB線断面図である。
図で、図4Aは平面図、図4Bは縦断面図で前記図4A
のIVB−IVB線断面図である。
【図5】 図5は前記図4に示すタングステン棒支持部
材の斜視図である。
材の斜視図である。
【図6】 図6は前記図4AのVI−VI線断面図であ
る。
る。
【図7】 図7は前記図4に示す試料保持部材の斜視図
である。
である。
【図8】 図8は同実施例1の作用説明図である。
【図9】 図9は従来の一般的な透過型電子顕微鏡の断
面図である。
面図である。
【図10】図10は前記図9の要部拡大図である。
【図11】図11は前記図10に示す部分を改造して、
電子顕微鏡内で試料表面に真空蒸着を行いながら試料表
面に蒸着される材料の観察を行えるようにした透過型電
子顕微鏡の説明図である。
電子顕微鏡内で試料表面に真空蒸着を行いながら試料表
面に蒸着される材料の観察を行えるようにした透過型電
子顕微鏡の説明図である。
【図12】図12は前記図11に示す透過型電子顕微鏡
の作用説明図である。
の作用説明図である。
B…電子線、F…試料ホルダ、J…蒸着材料加熱装置、
S…試料、Sb…被蒸着面、1…電子顕微鏡、2…鏡
筒、3…電子銃、9…ホルダ装着部材、11…ホルダ外
筒、26…試料保持部材、43…蒸着材料
S…試料、Sb…被蒸着面、1…電子顕微鏡、2…鏡
筒、3…電子銃、9…ホルダ装着部材、11…ホルダ外
筒、26…試料保持部材、43…蒸着材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成瀬 幹夫 東京都昭島市武蔵野三丁目1番2号 日本 電子株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 下記の要件を備えた試料ホルダ、(A0
1)電子銃から出射する電子線の通路の外側を囲むよう
に配置された電子顕微鏡の鏡筒を貫通する筒状のホルダ
装着部材により、前記電子線の通路に交差するホルダ軸
方向に沿ってスライド可能に支持されたホルダ外筒、
(A02)前記ホルダ外筒に支持され且つ試料の被蒸着面
が電子線の通路に平行な状態で試料を保持する試料保持
部材、(A03)前記ホルダ外筒に支持され且つ前記試料
の被蒸着面に対向する位置に配置された蒸着材料、(A
04)前記蒸着材料を加熱して前記被蒸着面に蒸着させる
蒸着材料加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9049398A JPH10247467A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 試料ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9049398A JPH10247467A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 試料ホルダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10247467A true JPH10247467A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12829944
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9049398A Withdrawn JPH10247467A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 試料ホルダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10247467A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004245652A (ja) * | 2003-02-12 | 2004-09-02 | Foundation For Nara Institute Of Science & Technology | 試料搬送システム |
| WO2009133842A1 (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-05 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 透過型電子顕微鏡、及び試料観察方法 |
| JP2016157688A (ja) * | 2015-02-23 | 2016-09-01 | 株式会社日立ハイテクサイエンス | 試料加工評価装置 |
-
1997
- 1997-03-04 JP JP9049398A patent/JPH10247467A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004245652A (ja) * | 2003-02-12 | 2004-09-02 | Foundation For Nara Institute Of Science & Technology | 試料搬送システム |
| WO2009133842A1 (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-05 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 透過型電子顕微鏡、及び試料観察方法 |
| JP2009266741A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Hitachi High-Technologies Corp | 透過型電子顕微鏡、及び試料観察方法 |
| US8785883B2 (en) | 2008-04-28 | 2014-07-22 | Hitachi High-Technologies Corporation | Transmission electron microscope, and method of observing specimen |
| US9129772B2 (en) | 2008-04-28 | 2015-09-08 | Hitachi High-Technologies Corporation | Transmission electron microscope, and method of observing specimen |
| JP2016157688A (ja) * | 2015-02-23 | 2016-09-01 | 株式会社日立ハイテクサイエンス | 試料加工評価装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |