JPH10247753A - 超電導装置および超電導装置の制御方法 - Google Patents
超電導装置および超電導装置の制御方法Info
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- JPH10247753A JPH10247753A JP9049938A JP4993897A JPH10247753A JP H10247753 A JPH10247753 A JP H10247753A JP 9049938 A JP9049938 A JP 9049938A JP 4993897 A JP4993897 A JP 4993897A JP H10247753 A JPH10247753 A JP H10247753A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来永久電流モードで駆動する超電導装置で
は、永久電流スイッチが悪影響を与えるため、安定して
永久電流モードを実現することが困難であった。 【解決手段】冷凍機6の低温側冷却ステージ4上に超電
導コイル1と熱スイッチ3を熱的に接続して配置し、熱
スイッチ3の上に永久電流スイッチ2を熱的に接続して
配置する。冷凍機6の高温側冷却ステージ19および冷
凍機6の低温側冷却ステージ4とをそれぞれ高温端およ
び低温端とする電流リード16を配置する。永久電流ス
イッチ2をオフにしたときには、熱スイッチ3をオフに
制御することにより、永久電流スイッチ2から冷却ステ
ージ4への熱の流れを無くして冷却ステージ4の温度が
上昇するのを抑制できる。
は、永久電流スイッチが悪影響を与えるため、安定して
永久電流モードを実現することが困難であった。 【解決手段】冷凍機6の低温側冷却ステージ4上に超電
導コイル1と熱スイッチ3を熱的に接続して配置し、熱
スイッチ3の上に永久電流スイッチ2を熱的に接続して
配置する。冷凍機6の高温側冷却ステージ19および冷
凍機6の低温側冷却ステージ4とをそれぞれ高温端およ
び低温端とする電流リード16を配置する。永久電流ス
イッチ2をオフにしたときには、熱スイッチ3をオフに
制御することにより、永久電流スイッチ2から冷却ステ
ージ4への熱の流れを無くして冷却ステージ4の温度が
上昇するのを抑制できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久電流モードで
運転される超電導装置および超電導装置の制御方法に関
する。
運転される超電導装置および超電導装置の制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】NMR、MRIあるいは磁気浮上列車な
どに用いられる超電導装置、特に超電導マグネットで
は、永久電流モードで運転することが求められる。その
理由は、NMR、MRI等では電源に繋いだ状態で使用
する場合には、電源からのノイズに影響されてそれぞれ
の性能が悪化する恐れがあるからであり、また磁気浮上
列車では電源を搭載した状態で走行させるには電源重量
が負荷となって不利となるからである。
どに用いられる超電導装置、特に超電導マグネットで
は、永久電流モードで運転することが求められる。その
理由は、NMR、MRI等では電源に繋いだ状態で使用
する場合には、電源からのノイズに影響されてそれぞれ
の性能が悪化する恐れがあるからであり、また磁気浮上
列車では電源を搭載した状態で走行させるには電源重量
が負荷となって不利となるからである。
【0003】これまでの永久電流モード駆動方式の超電
導マグネットでは、超電導マグネットを液体ヘリウム中
に浸漬して冷却しているのが通常である。ところで最
近、超電導マグネットを液体ヘリウム中に浸漬冷却する
ことなく、極低温冷凍機を用いて直接的に超電導マグネ
ットの冷却を行う冷凍機冷却方式の超電導マグネットが
開発され、そのメンテナンスの容易さから脚光を浴びて
きている。
導マグネットでは、超電導マグネットを液体ヘリウム中
に浸漬して冷却しているのが通常である。ところで最
近、超電導マグネットを液体ヘリウム中に浸漬冷却する
ことなく、極低温冷凍機を用いて直接的に超電導マグネ
ットの冷却を行う冷凍機冷却方式の超電導マグネットが
開発され、そのメンテナンスの容易さから脚光を浴びて
きている。
【0004】永久電流モードで運転しないタイプ(電源
に繋いだ状態で使用する)の冷凍機冷却方式の超電導マ
グネットは、すでに実用化されるにまで技術が向上して
いるが、一方、永久電流モードで駆動する冷凍機冷却超
電導マグネットは、永久電流スイッチに大きな課題があ
り、まだ実用されていない。
に繋いだ状態で使用する)の冷凍機冷却方式の超電導マ
グネットは、すでに実用化されるにまで技術が向上して
いるが、一方、永久電流モードで駆動する冷凍機冷却超
電導マグネットは、永久電流スイッチに大きな課題があ
り、まだ実用されていない。
【0005】これまでに、冷凍機冷却方式の超電導マグ
ネット用の永久電流スイッチを冷凍機に直接取り付ける
方法が提案されている(例えば、特開平7−14223
5号公報)。
ネット用の永久電流スイッチを冷凍機に直接取り付ける
方法が提案されている(例えば、特開平7−14223
5号公報)。
【0006】しかしこのような方法の場合には、次のよ
うな問題点が生じ、実用化には至っていない。すなわ
ち、永久電流スイッチには、大別して (1)超電導線とヒータとで永久電流スイッチを構成
し、ヒータで熱を加えて超電導線をクエンチさせてスイ
ッチをオフに切換える行う方式、(2)超電導線と磁界
発生装置とで永久電流スイッチを構成し、磁界発生装置
で超電導戦に磁界を与えて超電導線をクエンチさせてス
イッチをオフに切換える行う方式、(3)スイッチの端
子同士を機械的に移動させて、端子を接触状態でスイッ
チをオンにし、端子を非接触の状態でスイッチをオフに
切換える方式等が考えられている。
うな問題点が生じ、実用化には至っていない。すなわ
ち、永久電流スイッチには、大別して (1)超電導線とヒータとで永久電流スイッチを構成
し、ヒータで熱を加えて超電導線をクエンチさせてスイ
ッチをオフに切換える行う方式、(2)超電導線と磁界
発生装置とで永久電流スイッチを構成し、磁界発生装置
で超電導戦に磁界を与えて超電導線をクエンチさせてス
イッチをオフに切換える行う方式、(3)スイッチの端
子同士を機械的に移動させて、端子を接触状態でスイッ
チをオンにし、端子を非接触の状態でスイッチをオフに
切換える方式等が考えられている。
【0007】これらの永久電流スイッチのうち、(3)
の機械式は端子同士の接触電気抵抗が大きく、実用化は
困難である。また(1)と(2)の熱式と磁界式とは発
熱が問題となっている。特に、最も確実にスイッチング
動作する熱式の永久電流スイッチが多く用いられている
が、この熱式永久電流スイッチを上記のような冷凍機冷
却方式の超電導マグネットに取付けた場合には、スイッ
チをオフにするために発生させるヒータの熱が、冷凍機
の冷却ステージに直接作用してしまう。
の機械式は端子同士の接触電気抵抗が大きく、実用化は
困難である。また(1)と(2)の熱式と磁界式とは発
熱が問題となっている。特に、最も確実にスイッチング
動作する熱式の永久電流スイッチが多く用いられている
が、この熱式永久電流スイッチを上記のような冷凍機冷
却方式の超電導マグネットに取付けた場合には、スイッ
チをオフにするために発生させるヒータの熱が、冷凍機
の冷却ステージに直接作用してしまう。
【0008】その結果、冷凍機の冷却ステージ温度が上
昇し、メインの超電導マグネットをクエンチに至らしめ
たり、あるいは、温度上昇を見込んで、運転温度での臨
界電流よりかなり低い電流で運転せざるをえないという
問題点があった。
昇し、メインの超電導マグネットをクエンチに至らしめ
たり、あるいは、温度上昇を見込んで、運転温度での臨
界電流よりかなり低い電流で運転せざるをえないという
問題点があった。
【0009】またこのような問題は、冷凍機で冷却する
超電導マグネットに限られたものではない。すなわち、
冷凍機の冷却ステージに作用する熱が、液体ヘリウム等
の冷媒やガス等によって間接的に冷却する冷却手段に作
用する場合にもこれら冷却手段の温度上昇を招いてしま
う問題が生じる。
超電導マグネットに限られたものではない。すなわち、
冷凍機の冷却ステージに作用する熱が、液体ヘリウム等
の冷媒やガス等によって間接的に冷却する冷却手段に作
用する場合にもこれら冷却手段の温度上昇を招いてしま
う問題が生じる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記に説明したよう
に、従来永久電流モードで駆動する超電導装置では、永
久電流スイッチが悪影響を与えるため、安定して永久電
流モードを実現することが困難であった。本発明は、上
記事情を考慮してなされたもので、永久電流モードで駆
動可能な超電導装置および超電導装置の制御方法を提供
することを目的としている。
に、従来永久電流モードで駆動する超電導装置では、永
久電流スイッチが悪影響を与えるため、安定して永久電
流モードを実現することが困難であった。本発明は、上
記事情を考慮してなされたもので、永久電流モードで駆
動可能な超電導装置および超電導装置の制御方法を提供
することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に関わる超電導装置は、 (1)超電導機器と、この超電導機器を冷却するために
当該超電導機器と熱的に接続される冷却手段と、前記超
電導機器を永久電流モードで駆動するために設けられる
永久電流スイッチと、前記冷却手段と前記永久電流スイ
ッチとを熱的に接続あるいは分離するために設けられる
熱接続・分離手段とを備えていることを特徴としてい
る。
に、本発明に関わる超電導装置は、 (1)超電導機器と、この超電導機器を冷却するために
当該超電導機器と熱的に接続される冷却手段と、前記超
電導機器を永久電流モードで駆動するために設けられる
永久電流スイッチと、前記冷却手段と前記永久電流スイ
ッチとを熱的に接続あるいは分離するために設けられる
熱接続・分離手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0012】(2)超電導機器と、この超電導機器を冷
却するために当該超電導機器と熱的に接続される冷却手
段と、この冷却手段に熱的に接続される熱接続・分離手
段と、この熱接続・分離手段の前記冷却手段とは接触し
ていない部分に熱的に接続される永久電流スイッチとを
備えていることを特徴としている。
却するために当該超電導機器と熱的に接続される冷却手
段と、この冷却手段に熱的に接続される熱接続・分離手
段と、この熱接続・分離手段の前記冷却手段とは接触し
ていない部分に熱的に接続される永久電流スイッチとを
備えていることを特徴としている。
【0013】(3)超電導機器と、この超電導機器を冷
却するために当該超電導機器と熱的に接続される冷却手
段と、前記超電導機器を永久電流モードで駆動するため
に設けられる永久電流スイッチと、前記冷却手段と前記
永久電流スイッチとを熱的に接続、あるいは分離するた
めに設けられる熱スイッチと、前記永久電流スイッチを
オフにしたときには、前記熱スイッチをオフにし、逆に
前記永久電流スイッチをオンにしたときには、前記熱ス
イッチをオンにするように制御するための制御手段とを
備えたことを特徴としている。
却するために当該超電導機器と熱的に接続される冷却手
段と、前記超電導機器を永久電流モードで駆動するため
に設けられる永久電流スイッチと、前記冷却手段と前記
永久電流スイッチとを熱的に接続、あるいは分離するた
めに設けられる熱スイッチと、前記永久電流スイッチを
オフにしたときには、前記熱スイッチをオフにし、逆に
前記永久電流スイッチをオンにしたときには、前記熱ス
イッチをオンにするように制御するための制御手段とを
備えたことを特徴としている。
【0014】(4)冷却ステージを備えた冷凍機と、前
記冷却ステージに熱的に接続される超電導コイルと、前
記冷却ステージに熱的に接続される熱接続・分離手段
と、前記冷却ステージに対して前記熱スイッチを介して
熱的に接続される永久電流スイッチとを備えていること
を特徴としている。
記冷却ステージに熱的に接続される超電導コイルと、前
記冷却ステージに熱的に接続される熱接続・分離手段
と、前記冷却ステージに対して前記熱スイッチを介して
熱的に接続される永久電流スイッチとを備えていること
を特徴としている。
【0015】(5)低温側および高温側から成る少なく
とも2段の冷却ステージを備えた冷凍機と、前記低温側
冷却ステージに熱的に接続される超電導コイルと、前記
低温側冷却ステージに熱的に接続される熱接続・分離手
段と、前記低温側冷却ステージに対して前記熱接続・分
離手段を介して熱的に接続される永久電流スイッチと、
前記高温側冷却ステージにその高温側が熱的に接続さ
れ、前記低温側冷却ステージにその低温側が熱的に接続
される電流リードとを備えていることを特徴としてい
る。
とも2段の冷却ステージを備えた冷凍機と、前記低温側
冷却ステージに熱的に接続される超電導コイルと、前記
低温側冷却ステージに熱的に接続される熱接続・分離手
段と、前記低温側冷却ステージに対して前記熱接続・分
離手段を介して熱的に接続される永久電流スイッチと、
前記高温側冷却ステージにその高温側が熱的に接続さ
れ、前記低温側冷却ステージにその低温側が熱的に接続
される電流リードとを備えていることを特徴としてい
る。
【0016】また本発明の超電導装置の制御方法におい
ては、超電導機器と、この超電導機器を冷却するために
当該超電導機器と熱的に接続される冷却手段と、前記超
電導機器を永久電流モードで駆動するために設けられる
永久電流スイッチと、前記冷却手段と前記永久電流スイ
ッチとを熱的に接続あるいは分離するために設けられる
熱スイッチとを備えた超電導装置の制御方法において、
前記永久電流スイッチをオフにしたときには、前記熱ス
イッチをオフにして、前記永久電流スイッチから冷却手
段への熱の流れを抑制し、逆に前記永久電流スイッチを
オンにしたときには、前記熱スイッチをオンにして、冷
却手段の温度と永久電流スイッチとの温度差を少なくす
るように制御することを特徴としている。
ては、超電導機器と、この超電導機器を冷却するために
当該超電導機器と熱的に接続される冷却手段と、前記超
電導機器を永久電流モードで駆動するために設けられる
永久電流スイッチと、前記冷却手段と前記永久電流スイ
ッチとを熱的に接続あるいは分離するために設けられる
熱スイッチとを備えた超電導装置の制御方法において、
前記永久電流スイッチをオフにしたときには、前記熱ス
イッチをオフにして、前記永久電流スイッチから冷却手
段への熱の流れを抑制し、逆に前記永久電流スイッチを
オンにしたときには、前記熱スイッチをオンにして、冷
却手段の温度と永久電流スイッチとの温度差を少なくす
るように制御することを特徴としている。
【0017】(作用)上記のような本発明の超電導装置
および超電導装置の制御方法では、永久電流スイッチを
オフにしたときには、熱接続・分離手段(例えば熱スイ
ッチ)をオフにして、永久電流スイッチから冷却手段
(例えば冷凍機の冷却ステージ)への熱の流れを無くし
て冷却手段(冷凍機の冷却ステージ)の温度が上昇する
のを抑制し、逆に永久電流スイッチをオンにしたときに
は、熱接続・分離手段(熱スイッチ)をオンにして、冷
却手段(冷凍機の冷却ステージ)の温度と永久電流スイ
ッチとの温度差を極力なくすことができ、その結果、メ
インの超電導装置の温度を上昇させることなく、効果的
に永久電流スイッチのスイッチングを行うことが可能と
なる。
および超電導装置の制御方法では、永久電流スイッチを
オフにしたときには、熱接続・分離手段(例えば熱スイ
ッチ)をオフにして、永久電流スイッチから冷却手段
(例えば冷凍機の冷却ステージ)への熱の流れを無くし
て冷却手段(冷凍機の冷却ステージ)の温度が上昇する
のを抑制し、逆に永久電流スイッチをオンにしたときに
は、熱接続・分離手段(熱スイッチ)をオンにして、冷
却手段(冷凍機の冷却ステージ)の温度と永久電流スイ
ッチとの温度差を極力なくすことができ、その結果、メ
インの超電導装置の温度を上昇させることなく、効果的
に永久電流スイッチのスイッチングを行うことが可能と
なる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の超電導装置の実施形態を説明する。なお、本発明の一
例としては、超電導機器として最もポピュラーな超電導
マグネットを想定した超電導マグネット装置を例示して
いるが、本発明はこの超電導マグネット装置に限定され
るものではない。
の超電導装置の実施形態を説明する。なお、本発明の一
例としては、超電導機器として最もポピュラーな超電導
マグネットを想定した超電導マグネット装置を例示して
いるが、本発明はこの超電導マグネット装置に限定され
るものではない。
【0019】(第1の実施の形態)図1は、本発明の一
実施形態に関わる超電導マグネット装置の概略全体構成
図を示している。
実施形態に関わる超電導マグネット装置の概略全体構成
図を示している。
【0020】図1に示した超電導マグネット装置は、大
きく別けて超電導マグネット1、永久電流スイッチ2、
熱スイッチ(熱接続・分離手段)3、冷却ステージ4を
備えた冷凍機本体(冷却手段)6、冷却ブロック5、真
空容器7、電流リード8等から構成されている。
きく別けて超電導マグネット1、永久電流スイッチ2、
熱スイッチ(熱接続・分離手段)3、冷却ステージ4を
備えた冷凍機本体(冷却手段)6、冷却ブロック5、真
空容器7、電流リード8等から構成されている。
【0021】真空容器7内には、冷凍機本体6を除いた
ほとんど全ての構成部品が収納されており、高真空中で
運転される。真空容器7内に収納されている超電導コイ
ル1は、冷却ブロック5上に熱的に接続されて取付けら
れており、この冷却ブロック5は冷凍機本体6に設けら
れた冷却ステージ4に熱的に接続されて取付けられてい
る。また冷却ブロック5上には、熱スイッチ3が熱的に
接続されて取付けられ、この熱スイッチ3に対して、上
記冷却ブロック5とは反対側に永久電流スイッチ2が取
付けられ、その結果、永久電流スイッチ2と冷却ブロッ
ク5は直接接触することなく熱スイッチ3を介して熱的
に接続されて取付けられている。なお、上記超電導コイ
ル1は、Bi系やY系の酸化物超電導体やNb3 Snや
NbTi等の金属間化合物等からなる超電導線を巻回し
て構成されている。
ほとんど全ての構成部品が収納されており、高真空中で
運転される。真空容器7内に収納されている超電導コイ
ル1は、冷却ブロック5上に熱的に接続されて取付けら
れており、この冷却ブロック5は冷凍機本体6に設けら
れた冷却ステージ4に熱的に接続されて取付けられてい
る。また冷却ブロック5上には、熱スイッチ3が熱的に
接続されて取付けられ、この熱スイッチ3に対して、上
記冷却ブロック5とは反対側に永久電流スイッチ2が取
付けられ、その結果、永久電流スイッチ2と冷却ブロッ
ク5は直接接触することなく熱スイッチ3を介して熱的
に接続されて取付けられている。なお、上記超電導コイ
ル1は、Bi系やY系の酸化物超電導体やNb3 Snや
NbTi等の金属間化合物等からなる超電導線を巻回し
て構成されている。
【0022】冷却ブロック5の材質は、熱伝導特性が良
好なものであれば何でも良いが、例えば銅、アルミニウ
ムなどの金属あるいは銅合金やアルミニウム合金が望ま
しい。また、窒化アルミニウムなどの良熱伝導性絶縁物
も望ましい。以下の文章中に記述される冷却ブロック
(第1乃至第11の実施形態に共通)は、すべてこの第
1の実施形態で説明した冷却ブロック5と同様の作用・
効果を有する物質で構成されるものとする。なお、冷却
ブロック5は必須の構成要素では無く、省略する事がで
きる。冷却ブロックを省略する場合には冷凍機の冷却ス
テージに直接、超電導コイルあるいは熱スイッチ等を熱
的に接続して取り付ければ良く、特許請求の範囲では、
この冷却ブロックを省略して記載している。
好なものであれば何でも良いが、例えば銅、アルミニウ
ムなどの金属あるいは銅合金やアルミニウム合金が望ま
しい。また、窒化アルミニウムなどの良熱伝導性絶縁物
も望ましい。以下の文章中に記述される冷却ブロック
(第1乃至第11の実施形態に共通)は、すべてこの第
1の実施形態で説明した冷却ブロック5と同様の作用・
効果を有する物質で構成されるものとする。なお、冷却
ブロック5は必須の構成要素では無く、省略する事がで
きる。冷却ブロックを省略する場合には冷凍機の冷却ス
テージに直接、超電導コイルあるいは熱スイッチ等を熱
的に接続して取り付ければ良く、特許請求の範囲では、
この冷却ブロックを省略して記載している。
【0023】永久電流スイッチ2と超電導コイル1と
は、例えば超電導線材11により電気的に接続されてお
り、その接続部およびその周辺の超電導線材11は、接
続ブロック12によって熱アンカーが取られ、冷却ステ
ージ4と熱的に接続されて取付けられている冷却ブロッ
ク5、および冷却ブロック14を介して冷却されてい
る。なお、冷却ブロック14は、接続部およびその周辺
の超電導線材11と冷凍機冷却ステージ4との高さの調
整のために挿入されている。
は、例えば超電導線材11により電気的に接続されてお
り、その接続部およびその周辺の超電導線材11は、接
続ブロック12によって熱アンカーが取られ、冷却ステ
ージ4と熱的に接続されて取付けられている冷却ブロッ
ク5、および冷却ブロック14を介して冷却されてい
る。なお、冷却ブロック14は、接続部およびその周辺
の超電導線材11と冷凍機冷却ステージ4との高さの調
整のために挿入されている。
【0024】接続ブロック12と冷凍機の冷却ステージ
4との電気的な絶縁性を保つために、接続ブロック12
と冷凍機冷却ステージ4との間に絶縁材13を直列に挿
入している。この絶縁材13は良伝熱性を示した方が良
く、例えば窒化アルミなどが好ましい。
4との電気的な絶縁性を保つために、接続ブロック12
と冷凍機冷却ステージ4との間に絶縁材13を直列に挿
入している。この絶縁材13は良伝熱性を示した方が良
く、例えば窒化アルミなどが好ましい。
【0025】外部からの電流を超電導コイル1に供給す
るための電流リード8は、例えば銅やアルミニウム、あ
るいは酸化物超電導体から構成されており、冷凍機冷却
ステージ4によって熱アンカーが取られて、一端側が超
電導コイル1に電気的に接続され、他端側は真空容器7
に絶縁ブッシュ15により固定され、真空容器7と電気
的な絶縁性を保ちつつ外部電源(図示省略)と接続され
ている。電流リード8の熱アンカーを取るに当たって
は、電流リード8と冷凍機冷却ステージ4との間の電気
的絶縁性を保つために、接続ブロック9に電気的に接続
し、接続ブロック9と冷却ステージ4との間に直列に絶
縁材10を挿入している。この絶縁材10は良伝熱性を
示した方が良く、例えば窒化アルミなどが好ましい。
るための電流リード8は、例えば銅やアルミニウム、あ
るいは酸化物超電導体から構成されており、冷凍機冷却
ステージ4によって熱アンカーが取られて、一端側が超
電導コイル1に電気的に接続され、他端側は真空容器7
に絶縁ブッシュ15により固定され、真空容器7と電気
的な絶縁性を保ちつつ外部電源(図示省略)と接続され
ている。電流リード8の熱アンカーを取るに当たって
は、電流リード8と冷凍機冷却ステージ4との間の電気
的絶縁性を保つために、接続ブロック9に電気的に接続
し、接続ブロック9と冷却ステージ4との間に直列に絶
縁材10を挿入している。この絶縁材10は良伝熱性を
示した方が良く、例えば窒化アルミなどが好ましい。
【0026】図1に示した熱スイッチ3の構成は、スイ
ッチ上端と下端の熱的繋がりをオン/オフできるものな
ら何でも良いが、スイッチ端子同士を対向して設け、こ
れら端子を駆動機構によって機械的に移動させることに
よって、接触/非接触を切換えてオン/オフを行う機械
的熱スイッチや、あるいはスイッチ端子同士を対向して
収納した熱スイッチ容器内部にガスを供給・排出して、
端子同士の微小ギャップ間に存在するガスの熱伝導を介
して熱を伝え(スイッチがオン状態)、またガスを排出
して真空に保持して熱伝達をオフにするガス圧力調整式
の熱スイッチ等を用いることができる。
ッチ上端と下端の熱的繋がりをオン/オフできるものな
ら何でも良いが、スイッチ端子同士を対向して設け、こ
れら端子を駆動機構によって機械的に移動させることに
よって、接触/非接触を切換えてオン/オフを行う機械
的熱スイッチや、あるいはスイッチ端子同士を対向して
収納した熱スイッチ容器内部にガスを供給・排出して、
端子同士の微小ギャップ間に存在するガスの熱伝導を介
して熱を伝え(スイッチがオン状態)、またガスを排出
して真空に保持して熱伝達をオフにするガス圧力調整式
の熱スイッチ等を用いることができる。
【0027】これらの機械的熱スイッチおよびガス圧力
調整式熱スイッチの具体的な構成については、後述する
第8の実施形態と第9のり実施形態において詳細に説明
するのでここではその説明は省略する。
調整式熱スイッチの具体的な構成については、後述する
第8の実施形態と第9のり実施形態において詳細に説明
するのでここではその説明は省略する。
【0028】次に、熱スイッチ3と永久電流スイッチ2
のスイッチング制御方法について説明する。永久電流ス
イッチ2をオフ(例えばヒータで永久電流スイッチ2を
加熱して永久電流スイッチを構成する超電導体をクエン
チさせて)にしたときには、熱スイッチ3をオフにし
て、永久電流スイッチ2から冷凍機の冷却ステージ4へ
の熱の流れを無くして冷却ステージ4)の温度が上昇す
るのを抑制する。逆に永久電流スイッチ2をオン(ヒー
タの加熱を停止して永久電流スイッチを構成する超電導
体を冷却し、超電導状態に復帰させて)にしたときに
は、熱スイッチ3をオンにして冷却ステージ4の温度と
永久電流スイッチ2との温度差を極力なくすように制御
する。
のスイッチング制御方法について説明する。永久電流ス
イッチ2をオフ(例えばヒータで永久電流スイッチ2を
加熱して永久電流スイッチを構成する超電導体をクエン
チさせて)にしたときには、熱スイッチ3をオフにし
て、永久電流スイッチ2から冷凍機の冷却ステージ4へ
の熱の流れを無くして冷却ステージ4)の温度が上昇す
るのを抑制する。逆に永久電流スイッチ2をオン(ヒー
タの加熱を停止して永久電流スイッチを構成する超電導
体を冷却し、超電導状態に復帰させて)にしたときに
は、熱スイッチ3をオンにして冷却ステージ4の温度と
永久電流スイッチ2との温度差を極力なくすように制御
する。
【0029】これらの永久電流スイッチ2および熱スイ
ッチ3のオン/オフ制御は図示は省略するが、電気回路
的に制御を行う制御回路(制御手段)によって行うよう
に構成している。
ッチ3のオン/オフ制御は図示は省略するが、電気回路
的に制御を行う制御回路(制御手段)によって行うよう
に構成している。
【0030】このように制御する結果、メインの超電導
装置の温度を上昇させることなく、効果的に永久電流ス
イッチのスイッチングを行うことが可能となる。なお、
このような制御方法は、以下に説明する第2の実施形態
以降の実施形態においても同様のため、その実施形態の
欄における説明は省略している。
装置の温度を上昇させることなく、効果的に永久電流ス
イッチのスイッチングを行うことが可能となる。なお、
このような制御方法は、以下に説明する第2の実施形態
以降の実施形態においても同様のため、その実施形態の
欄における説明は省略している。
【0031】また、上述した図1では、冷凍機の冷却ス
テージ4上に冷却ブロック5を取り付けているが、冷却
ブロック5の形状は任意で良く、また冷却ブロック5を
介さずに超電導コイル1および熱スイッチ3を直接、冷
凍機の冷却ステージ4に取り付けても良い。このように
冷却ブロック5を配置しない場合にも、その熱スイッチ
3の冷却ステージ4面のうち、この冷却ステージ4と接
触していない反対側の冷却ステージ4面上に永久電流ス
イッチ2を取り付けれて構成すれば、図1に示した構成
と同様の作用・効果を有する。
テージ4上に冷却ブロック5を取り付けているが、冷却
ブロック5の形状は任意で良く、また冷却ブロック5を
介さずに超電導コイル1および熱スイッチ3を直接、冷
凍機の冷却ステージ4に取り付けても良い。このように
冷却ブロック5を配置しない場合にも、その熱スイッチ
3の冷却ステージ4面のうち、この冷却ステージ4と接
触していない反対側の冷却ステージ4面上に永久電流ス
イッチ2を取り付けれて構成すれば、図1に示した構成
と同様の作用・効果を有する。
【0032】また、図1では接続ブロック9と冷却ステ
ージ4とを絶縁材10を介して接続しているが、接続ブ
ロック9と冷却ブロック5とを絶縁材10を介して接続
するように構成しても同様の効果が得られる。
ージ4とを絶縁材10を介して接続しているが、接続ブ
ロック9と冷却ブロック5とを絶縁材10を介して接続
するように構成しても同様の効果が得られる。
【0033】さらに、図1では、電流リード8は冷凍機
の冷却ステージ4によって冷却されているが、例えば超
電導コイル1が高温超電導コイルの場合は、運転温度が
比較的高いため、電流リード8を冷凍機冷却ステージ4
によって熱アンカーをとること無しに、接続部あるいは
その周辺の超電導線材11から直接大気空間へと導出す
ることも可能である。
の冷却ステージ4によって冷却されているが、例えば超
電導コイル1が高温超電導コイルの場合は、運転温度が
比較的高いため、電流リード8を冷凍機冷却ステージ4
によって熱アンカーをとること無しに、接続部あるいは
その周辺の超電導線材11から直接大気空間へと導出す
ることも可能である。
【0034】またさらに、図1では、冷凍機本体6とし
てスターリング冷凍機をイメージして図示しているが、
冷凍機としては、ギフォード・マクマホン冷凍機(GM
冷凍機)やGM−JT冷凍機、パルスチューブ冷凍機な
ど、超電導装置の冷却源として利用できる任意の冷凍機
で良い。
てスターリング冷凍機をイメージして図示しているが、
冷凍機としては、ギフォード・マクマホン冷凍機(GM
冷凍機)やGM−JT冷凍機、パルスチューブ冷凍機な
ど、超電導装置の冷却源として利用できる任意の冷凍機
で良い。
【0035】(第2の実施形態)図2は、本発明に係る
超電導装置の第2の実施形態を示した概略全体構成図で
ある。
超電導装置の第2の実施形態を示した概略全体構成図で
ある。
【0036】この図2に示した第2の実施形態では、図
1に示した第1の実施形態と主要部分は同一であり、同
一部分には同一符号を付してその説明は省略する。図2
では、冷凍機の冷却ステージ4と冷却ブロック5とを偏
心(偏曲)した位置関係に配置し、その間を冷却板40
で熱的に接続した構成が特徴である。
1に示した第1の実施形態と主要部分は同一であり、同
一部分には同一符号を付してその説明は省略する。図2
では、冷凍機の冷却ステージ4と冷却ブロック5とを偏
心(偏曲)した位置関係に配置し、その間を冷却板40
で熱的に接続した構成が特徴である。
【0037】冷却ブロック5と冷却板40は熱伝導部材
として第1の実施形態で示した材質を用いることがで
き、冷却ブロック5と冷却板40を一体化させた構成を
採用しても良い。冷却ブロック5と冷却板40を一体化
させた場合には両者間での熱抵抗を無くすことができる
ため冷却効率の向上に寄与できる。
として第1の実施形態で示した材質を用いることがで
き、冷却ブロック5と冷却板40を一体化させた構成を
採用しても良い。冷却ブロック5と冷却板40を一体化
させた場合には両者間での熱抵抗を無くすことができる
ため冷却効率の向上に寄与できる。
【0038】このように冷凍機の冷却ステージ4の位置
とブロック5の位置とを偏曲(偏心)させることによっ
て、超電導装置全体の形状に限定されることなく超電導
コイル1、冷凍機本体6、あるいは永久電流スイッチ2
等を配置することができ、本発明に係る超電導装置の設
計の自由度を向上させることができる。
とブロック5の位置とを偏曲(偏心)させることによっ
て、超電導装置全体の形状に限定されることなく超電導
コイル1、冷凍機本体6、あるいは永久電流スイッチ2
等を配置することができ、本発明に係る超電導装置の設
計の自由度を向上させることができる。
【0039】(第3の実施形態)図3は、本発明に係る
超電導装置の第3の実施形態を示した概略全体構成図で
ある。
超電導装置の第3の実施形態を示した概略全体構成図で
ある。
【0040】この図3に示した第3の実施形態でも、図
1、図2に示した第1,第2の実施形態と主要部分は同
一であり、同一部分には同一符号を付してその説明は省
略する。
1、図2に示した第1,第2の実施形態と主要部分は同
一であり、同一部分には同一符号を付してその説明は省
略する。
【0041】図3では、超電導コイル1の冷却方式を冷
凍機6による冷却に代えて、冷媒41によって冷却ブロ
ック5を浸潰冷却して行う冷却方式を採用した構成が特
徴である。
凍機6による冷却に代えて、冷媒41によって冷却ブロ
ック5を浸潰冷却して行う冷却方式を採用した構成が特
徴である。
【0042】すなわち、真空容器7には一体的に冷媒容
器42が取付けられており、この冷媒容器42内には、
超電導コイル1の種類に応じた例えば、液体ヘリウムや
液体窒素等の冷媒41が保持されている。この冷媒41
中に冷却板43を浸漬し、この冷却板43に熱的に冷却
ブロック5を接続し、この冷却ブロック5を介して超電
導コイル1を冷却するように構成している。
器42が取付けられており、この冷媒容器42内には、
超電導コイル1の種類に応じた例えば、液体ヘリウムや
液体窒素等の冷媒41が保持されている。この冷媒41
中に冷却板43を浸漬し、この冷却板43に熱的に冷却
ブロック5を接続し、この冷却ブロック5を介して超電
導コイル1を冷却するように構成している。
【0043】なお、この実施形態においても冷却ブロッ
ク5と冷却板43とを一体化させた構成を採用しても良
く、この場合には両者間での熱抵抗を無くすことができ
るため冷却効率の向上に寄与できる。
ク5と冷却板43とを一体化させた構成を採用しても良
く、この場合には両者間での熱抵抗を無くすことができ
るため冷却効率の向上に寄与できる。
【0044】なお、上記の説明では冷媒41として液体
ヘリウムや液体窒素等の液体冷媒を例示したが、冷媒4
1としてはガス状態でも良く、ヘリウムガスや窒素ガス
等や、あるいはこれらのガス冷媒を配管を介して循環さ
せるようなシステムを構成し、冷媒ガスが循環する配管
を超電導コイルやあるいは冷却ブロックの周囲に取付け
て間接的に冷却するよう構成しても良い。
ヘリウムや液体窒素等の液体冷媒を例示したが、冷媒4
1としてはガス状態でも良く、ヘリウムガスや窒素ガス
等や、あるいはこれらのガス冷媒を配管を介して循環さ
せるようなシステムを構成し、冷媒ガスが循環する配管
を超電導コイルやあるいは冷却ブロックの周囲に取付け
て間接的に冷却するよう構成しても良い。
【0045】(第4の実施形態)図4は、本発明に係る
超電導装置の第4の実施形態を示した概略全体構成図で
ある。
超電導装置の第4の実施形態を示した概略全体構成図で
ある。
【0046】この図4に示した第4の実施形態でも、図
1乃至図3に示した第1乃至第3の実施形態と主要部分
は同一であり、同一部分には同一符号を付してその説明
は省略する。
1乃至図3に示した第1乃至第3の実施形態と主要部分
は同一であり、同一部分には同一符号を付してその説明
は省略する。
【0047】図4では、冷凍機として例えば2段(2
つ)の冷却ステージを備えたGM冷凍機を用いた構成を
採用し、低温側の2段冷却ステージ4上に冷却ブロック
5を介して、超電導コイル1と熱スイッチ3を取り付け
た点が特徴である。なお、高温側の1段冷却ステージ1
9では電流リード21の熱アンカーが取られている。
つ)の冷却ステージを備えたGM冷凍機を用いた構成を
採用し、低温側の2段冷却ステージ4上に冷却ブロック
5を介して、超電導コイル1と熱スイッチ3を取り付け
た点が特徴である。なお、高温側の1段冷却ステージ1
9では電流リード21の熱アンカーが取られている。
【0048】2段の冷却ステージを設けることによって
電流リードの配線構成が上述の実施形態のものと異なっ
てくるので以下に説明する。具体的には、電流リード1
6は、低温側の電流リード8と、高温側の電流リード2
1とにそれぞれ接続ブロック25と接続ブロック18を
介して電気的に接続されている。接続ブロック25は、
絶縁材17aを介して2段冷却ステージ4と接続されて
おり、電気的には絶縁されつつ、熱的にはつながってい
る状態が実現されている。接続ブロック18は、絶縁材
17bを介して1段冷却ステージ19と接続されてお
り、同様に電気的には絶縁されつつ、熱的にはつながっ
ている状態が実現されている。電流リード21の低温端
は接続ブロック18を介して電流リード16と電気的に
接続されている。また、電流リード21の高温端は、絶
縁ブッシュ22によって真空容器7と電気的な絶縁性を
保ちながら室温空間に導出されている。
電流リードの配線構成が上述の実施形態のものと異なっ
てくるので以下に説明する。具体的には、電流リード1
6は、低温側の電流リード8と、高温側の電流リード2
1とにそれぞれ接続ブロック25と接続ブロック18を
介して電気的に接続されている。接続ブロック25は、
絶縁材17aを介して2段冷却ステージ4と接続されて
おり、電気的には絶縁されつつ、熱的にはつながってい
る状態が実現されている。接続ブロック18は、絶縁材
17bを介して1段冷却ステージ19と接続されてお
り、同様に電気的には絶縁されつつ、熱的にはつながっ
ている状態が実現されている。電流リード21の低温端
は接続ブロック18を介して電流リード16と電気的に
接続されている。また、電流リード21の高温端は、絶
縁ブッシュ22によって真空容器7と電気的な絶縁性を
保ちながら室温空間に導出されている。
【0049】このように冷凍機の構成としては、2段あ
るいはそれ以上(例えば3段)の冷却ステージを備えた
ものを採用することもでき、本発明においては超電導機
器を冷却可能な冷凍機であれば種々の形式を採用するこ
とができるものである。
るいはそれ以上(例えば3段)の冷却ステージを備えた
ものを採用することもでき、本発明においては超電導機
器を冷却可能な冷凍機であれば種々の形式を採用するこ
とができるものである。
【0050】(第5の実施形態)図5は、本発明に係る
超電導装置の第5の実施形態を示した概略全体構成図で
ある。
超電導装置の第5の実施形態を示した概略全体構成図で
ある。
【0051】図5に示した第5の実施形態では、図4に
示した第4の実施形態と主要部分は同一であり、同一部
分には同一符号を付してその説明は省略する。図5で
は、熱スイッチが2種類配置されている構成が特徴であ
る。
示した第4の実施形態と主要部分は同一であり、同一部
分には同一符号を付してその説明は省略する。図5で
は、熱スイッチが2種類配置されている構成が特徴であ
る。
【0052】2種類の熱スイッチは両者とも、永久電流
スイッチ2と接続されていることは一致しているが、一
方の熱スイッチ3(第1の熱スイッチ)は冷却ブロック
5を介して冷凍機の2段冷却ステージ4に熱的に接続さ
れているのに対し、他方の熱スイッチ24(第2の熱ス
イッチ)は冷却板23を介して冷凍機の1段冷却ステー
ジ19に熱的に接続されている。
スイッチ2と接続されていることは一致しているが、一
方の熱スイッチ3(第1の熱スイッチ)は冷却ブロック
5を介して冷凍機の2段冷却ステージ4に熱的に接続さ
れているのに対し、他方の熱スイッチ24(第2の熱ス
イッチ)は冷却板23を介して冷凍機の1段冷却ステー
ジ19に熱的に接続されている。
【0053】これらの2種類の熱スイッチ3,24のう
ち、第2の熱スイッチ24は上述してきた実施形態では
設けられていなかったもので、この第5の実施形態に特
有の熱スイッチである。
ち、第2の熱スイッチ24は上述してきた実施形態では
設けられていなかったもので、この第5の実施形態に特
有の熱スイッチである。
【0054】この第2の熱スイッチ24の作用・効果に
ついては次の通りである。つまり、冷凍機の1段冷却ス
テージ19は2段冷却ステージ4と比較して最低到達温
度の能力は低いが、冷却能力自体は大きい。したがって
1段冷却ステージ19に熱的に接続されている第2の熱
スイッチ24は、第1の熱スイッチ3と比較して永久電
流スイッチ2を急速に温度を変化させる(急速に冷却す
る)ことが可能である。つまり、永久電流スイッチ2が
オフの場合に予冷を急速に行うことができ、結果として
永久電流スイッチ2のスイッチング動作を極めて高速に
行うことができる。また、永久電流スイッチ2の予冷を
冷凍能力の大きな1段冷却ステージ19を用いて行うこ
とができるので、2段冷却ステージ4の温度上昇を最小
限に抑制できる。
ついては次の通りである。つまり、冷凍機の1段冷却ス
テージ19は2段冷却ステージ4と比較して最低到達温
度の能力は低いが、冷却能力自体は大きい。したがって
1段冷却ステージ19に熱的に接続されている第2の熱
スイッチ24は、第1の熱スイッチ3と比較して永久電
流スイッチ2を急速に温度を変化させる(急速に冷却す
る)ことが可能である。つまり、永久電流スイッチ2が
オフの場合に予冷を急速に行うことができ、結果として
永久電流スイッチ2のスイッチング動作を極めて高速に
行うことができる。また、永久電流スイッチ2の予冷を
冷凍能力の大きな1段冷却ステージ19を用いて行うこ
とができるので、2段冷却ステージ4の温度上昇を最小
限に抑制できる。
【0055】これら第1および第2の熱スイッチ3、2
4の運転モードとしては、永久電流スイッチ2をオフか
らオンにする際、最初は第2の熱スイッチ24をオン、
第1の熱スイッチ3をオフにする。そして、永久電流ス
イッチ2を第2の熱スイッチ24を介して1段冷却ステ
ージ19にて急速に冷却して、永久電流スイッチ2を1
段冷却ステージ温度近くまで冷却した後、第2の熱スイ
ッチ24をオフ、第1の熱スイッチ3をオンにする。第
1の熱スイッチ3をオンにした後は、第1の熱スイッチ
3を介して2段冷却ステージ温度まで、2段冷却ステー
ジ4にて冷却する。
4の運転モードとしては、永久電流スイッチ2をオフか
らオンにする際、最初は第2の熱スイッチ24をオン、
第1の熱スイッチ3をオフにする。そして、永久電流ス
イッチ2を第2の熱スイッチ24を介して1段冷却ステ
ージ19にて急速に冷却して、永久電流スイッチ2を1
段冷却ステージ温度近くまで冷却した後、第2の熱スイ
ッチ24をオフ、第1の熱スイッチ3をオンにする。第
1の熱スイッチ3をオンにした後は、第1の熱スイッチ
3を介して2段冷却ステージ温度まで、2段冷却ステー
ジ4にて冷却する。
【0056】このような運転モードとなるように制御装
置(図示省略)によって制御することによって、永久電
流スイッチ2のスイッチング速度を向上させることがで
きると共に、2段冷却ステージ4の温度を大きく上昇さ
せることなく永久電流スイッチ2のスイッチングが可能
となる。
置(図示省略)によって制御することによって、永久電
流スイッチ2のスイッチング速度を向上させることがで
きると共に、2段冷却ステージ4の温度を大きく上昇さ
せることなく永久電流スイッチ2のスイッチングが可能
となる。
【0057】(第6の実施形態)図6は、本発明に係る
超電導装置の第6の実施形態を示した概略全体構成図で
ある。
超電導装置の第6の実施形態を示した概略全体構成図で
ある。
【0058】図6に示した第6の実施形態では、図4、
図5に示した第4および第5の実施形態と主要部分は同
一であり、同一部分には同一符号を付してその説明は省
略する。
図5に示した第4および第5の実施形態と主要部分は同
一であり、同一部分には同一符号を付してその説明は省
略する。
【0059】図6では、永久電流スイッチ2のスイッチ
ング動作を高速に行うために、永久電流スイッチ2に冷
媒容器26を熱的に取り付けて、冷媒容器26内のガス
あるいは液体から成る冷媒で急速に冷却を行うことがで
きる構成を採用した点が特徴である。
ング動作を高速に行うために、永久電流スイッチ2に冷
媒容器26を熱的に取り付けて、冷媒容器26内のガス
あるいは液体から成る冷媒で急速に冷却を行うことがで
きる構成を採用した点が特徴である。
【0060】つまり、永久電流スイッチ2には、冷媒を
収容するための冷媒容器26が熱的に接続されており、
この冷媒容器26は配管27を介して冷媒を容器25内
へ供給あるいは排出を行うための給排出装置28に繋が
れている。配管27は、冷却板44を介して冷凍機の1
段冷却ステージ19に熱的に接続され、熱アンカーが取
られている。ただし、冷却板44は必ずしも取り付ける
必要はない。
収容するための冷媒容器26が熱的に接続されており、
この冷媒容器26は配管27を介して冷媒を容器25内
へ供給あるいは排出を行うための給排出装置28に繋が
れている。配管27は、冷却板44を介して冷凍機の1
段冷却ステージ19に熱的に接続され、熱アンカーが取
られている。ただし、冷却板44は必ずしも取り付ける
必要はない。
【0061】冷媒容器26の機能は、第5の実施形態に
おける1段冷却ステージ19に取り付けた第2の熱スイ
ッチ24と同じように、永久電流スイッチ2の予冷を行
ってスイッチング動作を高速化させるものである。
おける1段冷却ステージ19に取り付けた第2の熱スイ
ッチ24と同じように、永久電流スイッチ2の予冷を行
ってスイッチング動作を高速化させるものである。
【0062】その制御方法は、永久電流スイッチ2をオ
ンにする際に、熱スイッチ3をオフにした状態で、まず
永久電流スイッチ2を冷媒容器26中の冷媒で急速に冷
却する。永久電流スイッチ2が冷媒温度付近に達したと
ころで、冷媒を給排出装置28にて排出した後、熱スイ
ッチ3をオンにして、永久電流スイッチ2を冷凍機の2
段冷却ステージ温度まで冷却する。
ンにする際に、熱スイッチ3をオフにした状態で、まず
永久電流スイッチ2を冷媒容器26中の冷媒で急速に冷
却する。永久電流スイッチ2が冷媒温度付近に達したと
ころで、冷媒を給排出装置28にて排出した後、熱スイ
ッチ3をオンにして、永久電流スイッチ2を冷凍機の2
段冷却ステージ温度まで冷却する。
【0063】このように、永久電流スイッチ2の予冷を
冷媒容器26内の冷媒によって急速に行うことができる
ため、永久電流スイッチ2のスイッチング動作を極めて
高速に行うことができると共に、永久電流スイッチ2の
予冷を冷凍能力の大きな冷媒を用いて行うことができる
ので、2段冷却ステージ4の温度上昇を最小限に抑制で
きる。
冷媒容器26内の冷媒によって急速に行うことができる
ため、永久電流スイッチ2のスイッチング動作を極めて
高速に行うことができると共に、永久電流スイッチ2の
予冷を冷凍能力の大きな冷媒を用いて行うことができる
ので、2段冷却ステージ4の温度上昇を最小限に抑制で
きる。
【0064】この第6の実施の形態のような構成を採用
し、上記のような運転モードとなるように制御装置(図
示省略)によって制御することによって、第5の実施形
態と同様に永久電流スイッチ2のスイッチング速度を向
上させることができると共に、2段ステージ4の温度を
大きく上昇させることなく永久電流スイッチ2のスイッ
チングが可能となる。
し、上記のような運転モードとなるように制御装置(図
示省略)によって制御することによって、第5の実施形
態と同様に永久電流スイッチ2のスイッチング速度を向
上させることができると共に、2段ステージ4の温度を
大きく上昇させることなく永久電流スイッチ2のスイッ
チングが可能となる。
【0065】なお、上記説明では永久電流スイッチのオ
ン・オフに合わせて冷媒容器26内の冷媒を供給あるい
は排出するように制御する給排出装置28を設けている
が、これに代えて、冷媒容器26内の冷媒の温度を制御
する温度制御装置あるいは、冷媒容器26内の冷媒の圧
力を制御する圧力制御装置を設けるようにしても、同様
の作用・効果が得られる。
ン・オフに合わせて冷媒容器26内の冷媒を供給あるい
は排出するように制御する給排出装置28を設けている
が、これに代えて、冷媒容器26内の冷媒の温度を制御
する温度制御装置あるいは、冷媒容器26内の冷媒の圧
力を制御する圧力制御装置を設けるようにしても、同様
の作用・効果が得られる。
【0066】また、図示は省略するが永久電流スイッチ
2を予冷して高速スイッチング動作を達成するために冷
凍機本体6とは別な、新たな冷凍機を設けるようにして
も良い。この場合の冷凍機は、永久電流スイッチ2を冷
却するための専用の冷凍機としても良く、超電導コイル
1を冷却する冷凍機よりは最低到達温度能力が低くても
問題無いため安価な冷凍機で良い。
2を予冷して高速スイッチング動作を達成するために冷
凍機本体6とは別な、新たな冷凍機を設けるようにして
も良い。この場合の冷凍機は、永久電流スイッチ2を冷
却するための専用の冷凍機としても良く、超電導コイル
1を冷却する冷凍機よりは最低到達温度能力が低くても
問題無いため安価な冷凍機で良い。
【0067】(第7の実施形態)図7は、本発明に係る
超電導装置の第7の実施形態を示した概略全体構成図で
ある。
超電導装置の第7の実施形態を示した概略全体構成図で
ある。
【0068】図7に示した第7の実施形態では、図4乃
至図6に示した第4乃至第6の実施形態と主要部分は同
一であり、同一部分には同一符号を付してその説明は省
略する。
至図6に示した第4乃至第6の実施形態と主要部分は同
一であり、同一部分には同一符号を付してその説明は省
略する。
【0069】図7では、永久電流スイッチ2を取り囲む
ように熱シールド板31を取り付けた構成が特徴であ
る。この熱シールド板31は、永久電流スイッチ2を取
り囲むように配置されるもので、冷却板32を介して、
冷凍機の1段冷却ステージ19で冷却されて熱アンカー
が取られている。このような構成にすることによって、
永久電流スイッチ2がオフの時(ヒータで加熱した場合
等)に、永久電流スイッチ2から超電導コイル1への輻
射熱を低減することができ、超電導コイル1の温度上昇
を低減することができる。
ように熱シールド板31を取り付けた構成が特徴であ
る。この熱シールド板31は、永久電流スイッチ2を取
り囲むように配置されるもので、冷却板32を介して、
冷凍機の1段冷却ステージ19で冷却されて熱アンカー
が取られている。このような構成にすることによって、
永久電流スイッチ2がオフの時(ヒータで加熱した場合
等)に、永久電流スイッチ2から超電導コイル1への輻
射熱を低減することができ、超電導コイル1の温度上昇
を低減することができる。
【0070】なお、図7では永久電流スイッチ2の周囲
に熱シールド板31を配置したが、超電導コイル1の周
囲に熱シールド板を配置しても同様に永久電流スイッチ
2から超電導コイル1への輻射熱を防止することがで
き、超電導コイル1の温度上昇を低減することができ
る。
に熱シールド板31を配置したが、超電導コイル1の周
囲に熱シールド板を配置しても同様に永久電流スイッチ
2から超電導コイル1への輻射熱を防止することがで
き、超電導コイル1の温度上昇を低減することができ
る。
【0071】また、図7では熱シールド板31を冷凍機
の1段冷却ステージ19で冷却し熱アンカーを取った
が、例えば当該冷凍機以外の冷凍機、さらには冷凍機以
外の冷却媒体、例えば液体窒素、液体酸素、液体水素、
液体ネオン、液体ヘリウムなどで冷却しても上述と同様
の効果が得られる。
の1段冷却ステージ19で冷却し熱アンカーを取った
が、例えば当該冷凍機以外の冷凍機、さらには冷凍機以
外の冷却媒体、例えば液体窒素、液体酸素、液体水素、
液体ネオン、液体ヘリウムなどで冷却しても上述と同様
の効果が得られる。
【0072】(第8の実施形態)図8は、本発明に係る
超電導装置の第8の実施形態を示した概略全体構成図で
ある。
超電導装置の第8の実施形態を示した概略全体構成図で
ある。
【0073】図8に示した第8の実施形態では、図4乃
至図7に示した第4乃至第7の実施形態と主要部分は同
一であり、同一部分には同一符号を付してその説明は省
略する。
至図7に示した第4乃至第7の実施形態と主要部分は同
一であり、同一部分には同一符号を付してその説明は省
略する。
【0074】図8では、熱スイッチ3として具体的に図
9として示した機械式の熱スイッチを用いた例を示して
いる。すなわちこの機械式の熱スイッチ3は、図9に示
すように、スイッチ端子50とスイッチ端子51とを対
向して設け、これら端子50,51を駆動機構によって
機械的に移動させるることによって、接触/非接触を切
換えてオン/オフを行う熱スイッチである。
9として示した機械式の熱スイッチを用いた例を示して
いる。すなわちこの機械式の熱スイッチ3は、図9に示
すように、スイッチ端子50とスイッチ端子51とを対
向して設け、これら端子50,51を駆動機構によって
機械的に移動させるることによって、接触/非接触を切
換えてオン/オフを行う熱スイッチである。
【0075】熱スイッチ3には、ボールネジ等の動力伝
達部46に熱スイッチ3内部の一方の端子50が取り付
けられ,この動力伝達部46の動作をコントロールする
モータ等の駆動源として動力駆動部47が動力伝達部4
6に取り付けられている。動力伝達部46は冷却板49
を介して冷凍機の1段冷却ステージ19に熱的に接続さ
れ、熱アンカーが取られている。動力駆動部47の精度
の良いコントロールによって、端子50の移動量が精度
良く調整できるため、熱スイッチ3内部の低温側の端子
50と高温側の端子51の機械的な接触具合(接触状
態)を高精度にコントロールできる。その結果として、
熱スイッチ3内部の高温側の端子50から低温側の端子
51への熱の流れをコントロールすることが可能とな
る。
達部46に熱スイッチ3内部の一方の端子50が取り付
けられ,この動力伝達部46の動作をコントロールする
モータ等の駆動源として動力駆動部47が動力伝達部4
6に取り付けられている。動力伝達部46は冷却板49
を介して冷凍機の1段冷却ステージ19に熱的に接続さ
れ、熱アンカーが取られている。動力駆動部47の精度
の良いコントロールによって、端子50の移動量が精度
良く調整できるため、熱スイッチ3内部の低温側の端子
50と高温側の端子51の機械的な接触具合(接触状
態)を高精度にコントロールできる。その結果として、
熱スイッチ3内部の高温側の端子50から低温側の端子
51への熱の流れをコントロールすることが可能とな
る。
【0076】(第9の実施形態)図10は、本発明に係
る超電導装置の第9の実施形態を示した概略全体構成図
である。
る超電導装置の第9の実施形態を示した概略全体構成図
である。
【0077】図10に示した第9の実施形態では、図4
乃至図8に示した第4乃至第8の実施形態と主要部分は
同一であり、同一部分には同一符号を付してその説明は
省略する。
乃至図8に示した第4乃至第8の実施形態と主要部分は
同一であり、同一部分には同一符号を付してその説明は
省略する。
【0078】図10では、熱スイッチ3として具体的に
図11に示したようなガス圧力調整式の熱スイッチを用
いた例を示している。すなわちこのガス圧力調整式の熱
スイッチは、図11(a)に概略全体図を示すように、
スイッチ容器53内部に配管を通してヘリウムガスやネ
オンガス等を供給し、また排気してスイッチ容器53内
部のガスの圧力を制御するために配管57と流量制御弁
58を介して容器53内のガス圧力を調整するためのガ
ス圧力制御装置54を接続している。また、スイッチ容
器53内にはスイッチ端子55とスイッチ端子56が微
小ギャップを介して対向して設けられている。
図11に示したようなガス圧力調整式の熱スイッチを用
いた例を示している。すなわちこのガス圧力調整式の熱
スイッチは、図11(a)に概略全体図を示すように、
スイッチ容器53内部に配管を通してヘリウムガスやネ
オンガス等を供給し、また排気してスイッチ容器53内
部のガスの圧力を制御するために配管57と流量制御弁
58を介して容器53内のガス圧力を調整するためのガ
ス圧力制御装置54を接続している。また、スイッチ容
器53内にはスイッチ端子55とスイッチ端子56が微
小ギャップを介して対向して設けられている。
【0079】このようなガス圧力調整式の熱スイッチで
は、スイッチ容器53内をガス圧力制御装置54により
排気し、真空状態に保持することによってスイッチ端子
55,56間の熱的繋がりをオフにすることができ、ま
たガス圧力制御装置54によってスイッチ容器53内に
ガスを供給することによって圧力を上昇させれば、スイ
ッチ端子55,56の間は微小ギャップに存在するガス
の熱伝導を介して熱的に繋がった状態となり、スイッチ
としてオン状態となる。
は、スイッチ容器53内をガス圧力制御装置54により
排気し、真空状態に保持することによってスイッチ端子
55,56間の熱的繋がりをオフにすることができ、ま
たガス圧力制御装置54によってスイッチ容器53内に
ガスを供給することによって圧力を上昇させれば、スイ
ッチ端子55,56の間は微小ギャップに存在するガス
の熱伝導を介して熱的に繋がった状態となり、スイッチ
としてオン状態となる。
【0080】なお、図11に示したようにスイッチ端子
55,56の対向部分の形状を交互に凸部55a,56
aを形成するような櫛歯形状(図11(b)に平面図を
示す)とし、これら凸部55a,56aが互い違いに入
れ子状となるように配置することにより、スイッチ端子
55,56同士の対向面積を極めて大きく取ることがで
き、熱伝導の観点から極めて有利である。
55,56の対向部分の形状を交互に凸部55a,56
aを形成するような櫛歯形状(図11(b)に平面図を
示す)とし、これら凸部55a,56aが互い違いに入
れ子状となるように配置することにより、スイッチ端子
55,56同士の対向面積を極めて大きく取ることがで
き、熱伝導の観点から極めて有利である。
【0081】また、スイッチ容器53内に圧力センサ
(図示省略)を配置し、この圧力センサの出力をガス圧
力制御装置54にフィードバックし、ガスの供給あるい
は排気能力を調整制御するように構成すれば、スイッチ
がオンの時に高温端(永久電流スイッチ2側)から低温
端(冷却ステージ4側)へ伝わる熱量を精度良く調整可
能である。
(図示省略)を配置し、この圧力センサの出力をガス圧
力制御装置54にフィードバックし、ガスの供給あるい
は排気能力を調整制御するように構成すれば、スイッチ
がオンの時に高温端(永久電流スイッチ2側)から低温
端(冷却ステージ4側)へ伝わる熱量を精度良く調整可
能である。
【0082】(第10の実施形態)図12は、本発明に
係る超電導装置の第10の実施形態を示した概略全体構
成図である。
係る超電導装置の第10の実施形態を示した概略全体構
成図である。
【0083】図12に示した第10の実施形態では、図
6乃至図10に示した第4乃至第9の実施形態と主要部
分は同一であり、同一部分には同一符号を付してその説
明は省略する。
6乃至図10に示した第4乃至第9の実施形態と主要部
分は同一であり、同一部分には同一符号を付してその説
明は省略する。
【0084】図12では、永久電流スイッチ2のコイル
軸方向の中心と超電導コイル1のコイル軸方向の中心と
が同一軸(符号Aで表示)上になるように配置している
点が特徴である。
軸方向の中心と超電導コイル1のコイル軸方向の中心と
が同一軸(符号Aで表示)上になるように配置している
点が特徴である。
【0085】このように、軸方向を一致させて同一軸上
になるように配置するために、冷却ブロック36を超電
導コイル1の下部に配置して永久電流スイッチ2と高さ
を合わせるように調整を行って配置している(冷却ブロ
ック36を用いなくても良い)。このように配置するこ
とによって、超電導コイル1から発生する磁場を永久電
流スイッチ2が受ける際に、永久電流スイッチ2に作用
する電磁力をより軽減することができる。また、超電導
コイル1が銀シーステープ線材などで巻かれた高温超電
導コイルの場合は、臨界電流の磁場方向依存性の観点か
ら、銀シース線材のテープ面に垂直な成分を低減できる
ことから、コイルの臨界電流密度を高めることができ
る。
になるように配置するために、冷却ブロック36を超電
導コイル1の下部に配置して永久電流スイッチ2と高さ
を合わせるように調整を行って配置している(冷却ブロ
ック36を用いなくても良い)。このように配置するこ
とによって、超電導コイル1から発生する磁場を永久電
流スイッチ2が受ける際に、永久電流スイッチ2に作用
する電磁力をより軽減することができる。また、超電導
コイル1が銀シーステープ線材などで巻かれた高温超電
導コイルの場合は、臨界電流の磁場方向依存性の観点か
ら、銀シース線材のテープ面に垂直な成分を低減できる
ことから、コイルの臨界電流密度を高めることができ
る。
【0086】超電導コイル1と永久電流スイッチ2の軸
心線を一致させる構成は、より詳細には図13に示す通
りである。なお、図13中で60は超電導コイル1から
の漏れ磁場を示している。
心線を一致させる構成は、より詳細には図13に示す通
りである。なお、図13中で60は超電導コイル1から
の漏れ磁場を示している。
【0087】またこのような構成において、永久電流ス
イッチ2が受ける電磁力を軽減できる理由は次の通りで
あり、永久電流スイッチ2の超電導線材として酸化物超
電導体を用いた場合を例にとって説明する。
イッチ2が受ける電磁力を軽減できる理由は次の通りで
あり、永久電流スイッチ2の超電導線材として酸化物超
電導体を用いた場合を例にとって説明する。
【0088】酸化物超電導体の臨界電流密度Jcは、温
度、印加磁界の強さ、結晶粒の異方性等によって大きく
左右される。特に超電導コイル1の近傍に酸化物超電導
線材から成る永久電流スイッチ2を配置した場合には、
超電導コイル1からの漏れ磁界によって臨界電流密度が
大きく取れないという酸化物超電導体にとっては厳しい
条件となる。
度、印加磁界の強さ、結晶粒の異方性等によって大きく
左右される。特に超電導コイル1の近傍に酸化物超電導
線材から成る永久電流スイッチ2を配置した場合には、
超電導コイル1からの漏れ磁界によって臨界電流密度が
大きく取れないという酸化物超電導体にとっては厳しい
条件となる。
【0089】図14は、酸化物超電導体の異方性を説明
するために、結晶粒の異方性が結晶粒配向した組織を持
って全体的に分布している場合を示しており、また図1
4に示すような異方性を示す酸化物超電導体にIで示す
通電方向(結晶粒の成長方向)に対して垂直に磁界Bb
を印加した場合の臨界電流密度の様子を図15に示す。
図15から明らかなように、垂直に磁界Bbを印加した
場合には、平行に磁界Baを印加した場合に比べて臨界
電流密度Jcが大幅に減少することが理解できる。
するために、結晶粒の異方性が結晶粒配向した組織を持
って全体的に分布している場合を示しており、また図1
4に示すような異方性を示す酸化物超電導体にIで示す
通電方向(結晶粒の成長方向)に対して垂直に磁界Bb
を印加した場合の臨界電流密度の様子を図15に示す。
図15から明らかなように、垂直に磁界Bbを印加した
場合には、平行に磁界Baを印加した場合に比べて臨界
電流密度Jcが大幅に減少することが理解できる。
【0090】このように、永久電流スイッチ2を構成す
る酸化物超電導線材の電流の通電方向と,超電導コイル
1によって印加される漏れ磁界60の向きとがほぼ平行
になるように配置することで、効果的に漏れ磁界の影響
を除去できる。
る酸化物超電導線材の電流の通電方向と,超電導コイル
1によって印加される漏れ磁界60の向きとがほぼ平行
になるように配置することで、効果的に漏れ磁界の影響
を除去できる。
【0091】なお、上記図12、図13に示した第10
の実施形態においては、永久電流スイッチ2を構成する
酸化物超電導線材の電流の通電方向と,超電導コイル1
によって印加される漏れ磁界60の向きとがほぼ平行に
なるように配置する構成の一例として、超電導コイル1
と永久電流スイッチ2との軸心線を一致させる構成を採
用したが、例えば図16や図17に示すような配置して
も永久電流スイッチ2を構成する酸化物超電導体の電流
の通電方向と,超電導コイル1によって印加される漏れ
磁界60の向きとをほぼ平行にすることができる。
の実施形態においては、永久電流スイッチ2を構成する
酸化物超電導線材の電流の通電方向と,超電導コイル1
によって印加される漏れ磁界60の向きとがほぼ平行に
なるように配置する構成の一例として、超電導コイル1
と永久電流スイッチ2との軸心線を一致させる構成を採
用したが、例えば図16や図17に示すような配置して
も永久電流スイッチ2を構成する酸化物超電導体の電流
の通電方向と,超電導コイル1によって印加される漏れ
磁界60の向きとをほぼ平行にすることができる。
【0092】なお、このように超電導コイル1の漏れ磁
界の影響を防止する手段としては、先の実施形態で永久
電流スイッチ2の輻射熱が超電導コイル1に及ぶのを防
止する目的で配置した熱シールド31を磁気シールド材
と兼用できる部材を用いることによっても達成できる。
界の影響を防止する手段としては、先の実施形態で永久
電流スイッチ2の輻射熱が超電導コイル1に及ぶのを防
止する目的で配置した熱シールド31を磁気シールド材
と兼用できる部材を用いることによっても達成できる。
【0093】(第11の実施形態)図18は、本発明に
係る超電導装置の第11の実施形態を示した概略全体構
成図である。
係る超電導装置の第11の実施形態を示した概略全体構
成図である。
【0094】図18に示した第11の実施形態では、図
6乃至図12に示した第4乃至第10の実施形態と主要
部分は同一であり、同一部分には同一符号を付してその
説明は省略する。
6乃至図12に示した第4乃至第10の実施形態と主要
部分は同一であり、同一部分には同一符号を付してその
説明は省略する。
【0095】図18では、冷却ブロック5の内部に体積
比熱の大きな(熱容量の大きな)物質33を設けた構成
を採用したことが特徴である。この体積比熱の大きな物
質33は、冷凍機の2段冷却ステージの温度に合わせ
て、例えば30K以下の温度でCuよりも体積比熱が大
きな物質である。
比熱の大きな(熱容量の大きな)物質33を設けた構成
を採用したことが特徴である。この体積比熱の大きな物
質33は、冷凍機の2段冷却ステージの温度に合わせ
て、例えば30K以下の温度でCuよりも体積比熱が大
きな物質である。
【0096】さらに具体的に説明するならば、体積比熱
の大きな物質は、例えば、 Pb またはHoまたは(Er(x)R
(1-x))3Ni(y)Co(1-y)であらわされる組成物、ただし0<=
x<=1、0<=y<=1 、R はY 、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、D
y、Ho、Tm、Yb、Scから選ばれた希土類元素または、Er
(x)R(1-x)Ni(y)Co( 1-y)、または、Er(x)Dy(1-x)Ni2 、
または、Er(x)Gd(1-x)Rh、または、(Er(x)R(1-x))Ni(y)
Co(1-y) 、または、(Er(x)R(1-x))3AlC(y)、または、(E
r(x)R(1-x)) (1-y)Ru(y) 、または、(Er(x)R(1-x)) (1
-y) Ru(y) ただし0.5<=x<=1 、0<=y<=0.7 で表せる組成
物である。
の大きな物質は、例えば、 Pb またはHoまたは(Er(x)R
(1-x))3Ni(y)Co(1-y)であらわされる組成物、ただし0<=
x<=1、0<=y<=1 、R はY 、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、D
y、Ho、Tm、Yb、Scから選ばれた希土類元素または、Er
(x)R(1-x)Ni(y)Co( 1-y)、または、Er(x)Dy(1-x)Ni2 、
または、Er(x)Gd(1-x)Rh、または、(Er(x)R(1-x))Ni(y)
Co(1-y) 、または、(Er(x)R(1-x))3AlC(y)、または、(E
r(x)R(1-x)) (1-y)Ru(y) 、または、(Er(x)R(1-x)) (1
-y) Ru(y) ただし0.5<=x<=1 、0<=y<=0.7 で表せる組成
物である。
【0097】図18に示すように、冷却ブロック5内に
体積比熱の大きな物質を充填する構造にすることによっ
て、冷却ブロック5の熱容量を大きくすることができ
る。その結果として、永久電流スイッチをオフからオン
にする際に、永久電流スイッチ2から冷凍機の2段冷却
ステージ4に向けて流れてくる熱流束による、冷凍機の
2段冷却ステージ4の温度上昇を極力抑制することがで
きる。また、比熱の大きな物質を用いることによって、
同様の効果を得るために必要な材料の重量を極力低減す
ることができるため、システムの小型・軽量化にも寄与
する。
体積比熱の大きな物質を充填する構造にすることによっ
て、冷却ブロック5の熱容量を大きくすることができ
る。その結果として、永久電流スイッチをオフからオン
にする際に、永久電流スイッチ2から冷凍機の2段冷却
ステージ4に向けて流れてくる熱流束による、冷凍機の
2段冷却ステージ4の温度上昇を極力抑制することがで
きる。また、比熱の大きな物質を用いることによって、
同様の効果を得るために必要な材料の重量を極力低減す
ることができるため、システムの小型・軽量化にも寄与
する。
【0098】図19に体積比熱の大きな物質33の配置
例(上面図)を示す。図18では冷却ブロック5内に埋
め込む構造を採用したが、図19のように冷却ブロック
5の表面に体積比熱の大きな物質を熱的に接触させて配
置しても同様の効果を得ることが可能である。また、冷
却ブロック5自体を上記した体積比熱の大きな物質で形
成することも可能である。
例(上面図)を示す。図18では冷却ブロック5内に埋
め込む構造を採用したが、図19のように冷却ブロック
5の表面に体積比熱の大きな物質を熱的に接触させて配
置しても同様の効果を得ることが可能である。また、冷
却ブロック5自体を上記した体積比熱の大きな物質で形
成することも可能である。
【0099】(第12の実施の形態)上記実施の形態で
は、超電導コイルの巻枠については説明を省略している
が、巻枠を設ける場合には、電気絶縁性で良熱伝導体の
材料を用いて形成することが望ましい。このような電気
絶縁性で良熱伝導体の材料としては窒化アルミが望まし
く、また窒化アルミを主成分として他の材料を混合して
強度等を向上させた複合材料等を用いても良い。
は、超電導コイルの巻枠については説明を省略している
が、巻枠を設ける場合には、電気絶縁性で良熱伝導体の
材料を用いて形成することが望ましい。このような電気
絶縁性で良熱伝導体の材料としては窒化アルミが望まし
く、また窒化アルミを主成分として他の材料を混合して
強度等を向上させた複合材料等を用いても良い。
【0100】このように電気絶縁性で良熱伝導体の窒化
アルミ製の巻枠を用いることにより、直流コイルに適用
する場合には超電導コイルを励磁する時に発生する変動
磁場により巻枠に生じようとする渦電流を防止でき、損
失を最小限に抑制できる。また交流コイルに適用する場
合には、交流による変動磁場に起因して発生する変動磁
場により巻枠に生じようとする渦電流を防止でき、損失
を最小限に抑制できる。また、電気絶縁性が完全でない
材料を用いる場合には、渦電流を完全に防止するため
に、巻枠に巻回されたコイルの軸心方向に沿って巻枠を
複数に分割しても良い。このように分割することにより
渦電流の電路を完全に遮断することができ、また分割数
を多く構成することによって部分的に発生しようとする
渦電流をも防止することができる。この第12の実施の
形態によれば、従来の銅製やSUS製の巻枠を用いて構
成した場合に比較して、渦電流損失を大幅に低減するこ
とが可能となる。
アルミ製の巻枠を用いることにより、直流コイルに適用
する場合には超電導コイルを励磁する時に発生する変動
磁場により巻枠に生じようとする渦電流を防止でき、損
失を最小限に抑制できる。また交流コイルに適用する場
合には、交流による変動磁場に起因して発生する変動磁
場により巻枠に生じようとする渦電流を防止でき、損失
を最小限に抑制できる。また、電気絶縁性が完全でない
材料を用いる場合には、渦電流を完全に防止するため
に、巻枠に巻回されたコイルの軸心方向に沿って巻枠を
複数に分割しても良い。このように分割することにより
渦電流の電路を完全に遮断することができ、また分割数
を多く構成することによって部分的に発生しようとする
渦電流をも防止することができる。この第12の実施の
形態によれば、従来の銅製やSUS製の巻枠を用いて構
成した場合に比較して、渦電流損失を大幅に低減するこ
とが可能となる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、超
電導装置を永久電流モードてせ安定して運転することが
できる。
電導装置を永久電流モードてせ安定して運転することが
できる。
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る超電導装置の
概略構成図。
概略構成図。
【図2】 本発明の第2の実施形態に係る超電導装置の
概略構成図。
概略構成図。
【図3】 本発明の第3の実施形態に係る超電導装置の
概略構成図。
概略構成図。
【図4】 本発明の第4の実施形態に係る超電導装置の
概略構成図。
概略構成図。
【図5】 本発明の第5の実施形態に係る超電導装置の
概略構成図。
概略構成図。
【図6】 本発明の第6の実施形態に係る超電導装置の
概略構成図。
概略構成図。
【図7】 本発明の第7の実施形態に係る超電導装置の
概略構成図。
概略構成図。
【図8】 本発明の第8の実施形態に係る超電導装置の
概略構成図。
概略構成図。
【図9】 機械式の熱スイッチの概略構成図。
【図10】 本発明の第9の実施形態に係る超電導装置
の概略構成図。
の概略構成図。
【図11】 ガス圧力調整式の熱スイッチの概略構成
図。
図。
【図12】 本発明の第10の実施形態に係る超電導装
置の概略構成図。
置の概略構成図。
【図13】 本発明に係る超電導機器と永久電流スイッ
チの配置状態を示す説明図。
チの配置状態を示す説明図。
【図14】 酸化物超電導体の結晶粒配向組織を示す
図。
図。
【図15】 図14に示される酸化物超電導体の磁界の
印加方向と臨界電流密度との関係を示す図。
印加方向と臨界電流密度との関係を示す図。
【図16】 本発明に係る超電導機器と永久電流スイッ
チの他の配置状態を示す説明図。
チの他の配置状態を示す説明図。
【図17】 本発明に係る超電導機器と永久電流スイッ
チの他の配置状態を示す説明図。
チの他の配置状態を示す説明図。
【図18】 本発明の第11の実施形態に係る超電導装
置の概略構成図。
置の概略構成図。
【図19】 本発明に係る体積比熱の大きな物質の配置
例を示す図。
例を示す図。
1 超電導コイル(超電導機器) 2 永久電流スイッチ 3 熱スイッチ(熱接続・分離手段) 4 冷却ステージ(2段冷却ステージあるいは低温側冷
却ステージ) 5、14 冷却ブロック 6 冷凍機(冷却手段) 7 真空容器 8、16、21 電流リード 9、12、18、25 接続ブロック 21 電流リード 23 冷却板 24 熱スイッチ 26 冷媒容器 28 給排出装置 31 熱シールド 33 体積比熱の大きな物質
却ステージ) 5、14 冷却ブロック 6 冷凍機(冷却手段) 7 真空容器 8、16、21 電流リード 9、12、18、25 接続ブロック 21 電流リード 23 冷却板 24 熱スイッチ 26 冷媒容器 28 給排出装置 31 熱シールド 33 体積比熱の大きな物質
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 穣 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内
Claims (24)
- 【請求項1】超電導機器と、 この超電導機器を冷却するために当該超電導機器と熱的
に接続される冷却手段と、 前記超電導機器を永久電流モードで駆動するために設け
られる永久電流スイッチと、 前記冷却手段と前記永久電流スイッチとを熱的に接続あ
るいは分離するために設けられる熱接続・分離手段とを
備えていることを特徴とする超電導装置。 - 【請求項2】超電導機器と、 この超電導機器を冷却するために当該超電導機器と熱的
に接続される冷却手段と、 この冷却手段に熱的に接続される熱接続・分離手段と、 この熱接続・分離手段の前記冷却手段とは接触していな
い部分に熱的に接続される永久電流スイッチとを備えて
いることを特徴とする超電導装置。 - 【請求項3】超電導機器と、 この超電導機器を冷却するために当該超電導機器と熱的
に接続される冷却手段と、 前記超電導機器を永久電流モードで駆動するために設け
られる永久電流スイッチと、 前記冷却手段と前記永久電流スイッチとを熱的に接続あ
るいは分離するために設けられる熱スイッチと、 前記永久電流スイッチをオフにしたときには、前記熱ス
イッチをオフにし、逆に前記永久電流スイッチをオンに
したときには、前記熱スイッチをオンにするように制御
するための制御手段とを備えたことを特徴とする超電導
装置。 - 【請求項4】冷却ステージを備えた冷凍機と、 前記冷却ステージに熱的に接続される超電導コイルと、 前記冷却ステージに熱的に接続される熱接続・分離手段
と、 前記冷却ステージに対して前記熱接続・分離手段を介し
て熱的に接続される永久電流スイッチとを備えているこ
とを特徴とする超電導装置。 - 【請求項5】低温側および高温側から成る少なくとも2
段の冷却ステージを備えた冷凍機と、 前記低温側冷却ステージに熱的に接続される超電導コイ
ルと、 前記低温側冷却ステージに熱的に接続される熱接続・分
離手段と、 前記低温側冷却ステージに対して前記熱接続・分離手段
を介して熱的に接続される永久電流スイッチと、 前記高温側冷却ステージにその高温側が熱的に接続さ
れ、前記低温側冷却ステージにその低温側が熱的に接続
される電流リードとを備えていることを特徴とする超電
導装置。 - 【請求項6】前記超電導機器は前記超電導コイルであ
り、該超電導コイルと前記永久電流スイッチとの電気的
接合部あるいはその周辺の超電導線材部分に、電流リー
ドを接続していることを特徴とする請求項1、請求項
2、請求項3のいずれかに記載の超電導装置。 - 【請求項7】前記超電導コイルと前記永久電流スイッチ
との電気的接続部およびその周辺の超電導線材および前
記電流リードを接続している部分を冷却するための熱ア
ンカーを有していることを特徴とする請求項4、請求項
5、請求項6のいずれかに記載の超電導装置。 - 【請求項8】前記超電導コイルあるいは前記電流リード
の少なくとも一方は酸化物超電導体で構成されているこ
とを特徴とする請求項4、請求項5、請求項6のいずれ
かに記載の超電導装置。 - 【請求項9】第2の熱接続・分離手段を更に設け、当該
第2の熱接続・分離手段の片面は前記永久電流スイッチ
と熱的に接続し、前記第2の熱接続・分離手段の他面は
前記高温側冷却ステージに熱的に接続されていることを
特徴とする請求項5記載の超電導装置。 - 【請求項10】前記永久電流スイッチに熱的に接続され
て前記永久電流スイッチを専用的に冷却するための永久
電流スイッチ冷却手段を更に備えていることを特徴とす
る請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5
のいずれかに記載の超電導装置。 - 【請求項11】前記永久電流スイッチ冷却手段は、 前記永久電流スイッチに熱的に接続され、ガスあるいは
液体冷媒を収容する冷媒容器を備えており、 この冷媒容器内に前記冷媒を供給あるいは当該冷媒容器
内から前記冷媒を排出するための冷媒給排出手段、 あるいは前記冷媒容器内の前記冷媒温度を制御する冷媒
温度制御手段、 あるいは前記冷媒容器内の前記冷媒圧力を制御する冷媒
圧力制御手段、 これらのいずれか一つの手段を更に備えていることを特
徴とする請求項10記載の超電導装置。 - 【請求項12】前記永久電流スイッチ冷却手段は、 永久電流スイッチに熱的に接続される冷却ステージを備
えた第2の冷凍機であることを特徴とする請求項9記載
の超電導装置。 - 【請求項13】前記永久電流スイッチ、前記超電導機
器、前記超電導コイルのいずれか一つを取り囲むように
配置した熱シールドあるいは磁気シールドの少なくとも
いずれか一方を備えていることを特徴とする請求項1、
請求項2、請求項3、請求項4、請求項5のいずれかに
記載の超電導装置。 - 【請求項14】前記熱シールドあるいは前記磁気シール
ドは熱アンカーが取られていることを特徴とする請求項
13に記載の超電導装置。 - 【請求項15】前記熱接続・分離手段は、熱スイッチか
ら構成されて成ることを特徴とする請求項1、請求項
2、請求項4、請求項5のいずれかに記載の超電導装
置。 - 【請求項16】前記熱スイッチは、当該熱スイッチ内部
のガス圧力を調整することによって熱的なスイッチング
を行うタイプの熱スイッチであって、当該熱スイッチの
内部に存在するガス圧力を調整する機構を具備している
ことを特徴とする請求項3、請求項15のいずれかに記
載の超電導装置。 - 【請求項17】前記熱スイッチは、当該熱スイッチ内部
の機械的な接触を調整することによって熱的なスイッチ
ングを行うタイプの機械式熱スイッチであって、当該熱
スイッチの内部の機械的な動作を駆動する機構を具備し
ていることを特徴とする請求項3、請求項15のいずれ
かに記載の超電導装置。 - 【請求項18】前記冷却手段、あるいは前記冷凍機の冷
却ステージに蓄冷材を熱的に接続するように設けたこと
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項5のいずれかに記載の超電導装置。 - 【請求項19】前記蓄冷材として、30K以下の温度領
域でCuよりも体積比熱が大きい物質を用いることを特徴
とする請求項18に記載の超電導装置。 - 【請求項20】前記蓄冷材として、GdまたはDyまたはEr
またはTmまたはPbまたはHoまたは(Er(x)R(1−x))3Ni
(y)Co(1-y)で表される組成物(ただし、0<=x<=1 、0<=y
<=1 、RはY 、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Tm、Y
b、Scから選ばれた希土類元素)またはEr(x)R( 1-x)Ni
(y)Cu(1-y)で表せられる組成物(ただし、0<=x<=1 、0<
=y<=1 、R はY 、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、T
m、Yb、Scから選ばれた希土類元素)または、Er(x)Dy(1
-x)Ni2 で表される組成物(ただし、0<=x<=1 )またはE
r(x)Gd(1-x)Rhで表される組成物(ただし、0<=x<=1 )
またはE r(x)R(1-x)Ni(y)Co(1-y)で表される組成物ただ
し、0<=x<=1 、0<=y<=1 、R はY 、Pr、Nd、Sm、Eu、G
d、Tb、Dy、Ho、Tm、Yb、Scから選ばれた希土類元素)
または、(Er(x)R(1-x))3AlC(y)で表される組成物(ただ
し、0<=x<=1 、0<=y<=1 、R はY 、Pr、Nd、Sm、Eu、G
d、Tb、Dy、Ho、Tm、Yb、Scから選ばれた希土類元素)
または(Er(x)R(1-x))(1-y)Ru(y) で表される組成物(た
だし、0.5<=x<=1 、0<=y<=0.7 、 RはY 、Pr、Nd、Sm、
Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Tm、Yb、Scから選ばれた希土類元
素)のうちから選ばれる少なくともどれか一つを含む物
質であることを特徴とする請求項18に記載の超電導装
置。 - 【請求項21】超電導コイルと冷却手段とを熱的に接続
して、前記超電導コイルを前記冷却手段で直接的に冷却
するように構成した超電導装置において、前記超電導コ
イルの巻枠を電気絶縁性の良熱伝導体で構成したことを
特徴とする超電導装置。 - 【請求項22】超電導コイルと冷凍機の冷却ステージと
を熱的に接続して、前記超電導コイルを前記冷凍機で直
接的に冷却するように構成した超電導装置において、前
記超電導コイルの巻枠を窒化アルミを主成分とした材料
により構成したことを特徴とする超電導装置。 - 【請求項23】前記巻枠は、コイルの軸心方向に沿って
複数に分割されていることを特徴とする請求項21、請
求項22のいずれかに記載の超電導装置。 - 【請求項24】超電導機器と、この超電導機器を冷却す
るために当該超電導機器と熱的に接続される冷却手段
と、前記超電導機器を永久電流モードで駆動するために
設けられる永久電流スイッチと、前記冷却手段と前記永
久電流スイッチとを熱的に接続あるいは分離するために
設けられる熱スイッチとを備えた超電導装置の制御方法
において、 前記永久電流スイッチをオフにしたときには、前記熱ス
イッチをオフにして、前記永久電流スイッチから冷却手
段への熱の流れを抑制し、逆に前記永久電流スイッチを
オンにしたときには、前記熱スイッチをオンにして、冷
却手段の温度と永久電流スイッチとの温度差を少なくす
るように制御することを特徴とする超電導装置の制御方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9049938A JPH10247753A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 超電導装置および超電導装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9049938A JPH10247753A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 超電導装置および超電導装置の制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10247753A true JPH10247753A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12844979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9049938A Pending JPH10247753A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 超電導装置および超電導装置の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10247753A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003069093A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-07 | Central Japan Railway Co | 永久電流スイッチおよびそれを用いた超電導マグネット |
| JP2010073856A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Toshiba Corp | 超電導マグネット |
| JP2011082229A (ja) * | 2009-10-05 | 2011-04-21 | Hitachi Ltd | 伝導冷却型超電導マグネット |
| US9620272B2 (en) | 2014-03-18 | 2017-04-11 | Hitachi, Ltd. | Superconducting magnet device |
| JP2019096648A (ja) * | 2017-11-17 | 2019-06-20 | 株式会社東芝 | 超電導磁石装置の運転方法および超電導磁石装置 |
| JP2021503175A (ja) * | 2017-11-14 | 2021-02-04 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 超電導磁石アセンブリ |
-
1997
- 1997-03-05 JP JP9049938A patent/JPH10247753A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003069093A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-07 | Central Japan Railway Co | 永久電流スイッチおよびそれを用いた超電導マグネット |
| JP2010073856A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Toshiba Corp | 超電導マグネット |
| JP2011082229A (ja) * | 2009-10-05 | 2011-04-21 | Hitachi Ltd | 伝導冷却型超電導マグネット |
| US9620272B2 (en) | 2014-03-18 | 2017-04-11 | Hitachi, Ltd. | Superconducting magnet device |
| JP2021503175A (ja) * | 2017-11-14 | 2021-02-04 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 超電導磁石アセンブリ |
| JP2019096648A (ja) * | 2017-11-17 | 2019-06-20 | 株式会社東芝 | 超電導磁石装置の運転方法および超電導磁石装置 |
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