JPH10248048A - 編集装置及び編集方法 - Google Patents

編集装置及び編集方法

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JPH10248048A
JPH10248048A JP9049965A JP4996597A JPH10248048A JP H10248048 A JPH10248048 A JP H10248048A JP 9049965 A JP9049965 A JP 9049965A JP 4996597 A JP4996597 A JP 4996597A JP H10248048 A JPH10248048 A JP H10248048A
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video
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特にパーソナルコンピュータ等の情報機器を用
いた簡易な編集システムに適用して、簡易な構成で、種
々の編集処理を実行できるようにする。 【解決手段】本発明は、編集点の設定処理に必要な部分
的な映像信号についてのみ、作業用の記憶手段に転送
し、この部分的な映像信号によりプレビューできるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、編集装置及び編集
方法に関し、特にパーソナルコンピュータ等の情報機器
を用いた簡易な編集システムに適用することができる。
本発明は、編集点の設定処理に必要な部分的な映像信号
についてのみ、作業用の記憶手段に転送し、この部分的
な映像信号によりプレビューすることにより、簡易な構
成で、種々の編集処理を実行できるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、放送局等においては、大容量のハ
ードディスク装置に編集対象の映像信号を記録して編集
処理するようになされている。
【0003】すなわちこのような設備に適用される編集
装置は、大容量のハードディスク装置を有し、複数の磁
気テープ等に記録されたオリジナルのビデオ素材をこの
大容量のハードディスク装置に記録する。編集現場にお
いては、このハードディスク装置に記録されたビデオ素
材により編集リストを作成し、この編集リストに従って
ハードディスク装置に記録されたビデオ素材を編集して
ビデオテープレコーダ等により記録するようになされて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでパーソナルコ
ンピュータ等の情報機器を使用して、簡易に、この種の
編集作業を実行することができれば、便利であると考え
られる。この場合、従来の編集装置と同様に、オリジナ
ルのビデオ素材をパーソナルコンピュータに記録し直し
て編集処理することが考えられる。
【0005】ところがこのようにするとパーソナルコン
ピュータ側に極めて大容量のハードディスク装置を用意
する必要があり、簡易にこの種の編集システムを構築で
きない問題がある。
【0006】この問題を解決する1つの方法として、パ
ーソナルコンピュータ側には、編集リスト作成用に解像
度を低減したオリジナルのビデオ素材を記録する方法が
考えられる。すなわちこのようにしてデータ量を低減し
たビデオ素材により編集リストを作成し、この編集リス
トに従って元のオリジナルのビデオ素材を編集する方法
である。ところがこの方法の場合、パーソナルコンピュ
ータ側に記録するデータ量を低減し得るものの、結局、
大容量のハードディスク装置が必要になる問題がある。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で、種々の編集処理を実行することがで
きる編集装置及び編集方法を提案しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、編集対象の映像信号を記録した再
生側記憶手段より、編集点近傍の映像信号を選択的に入
力して作業用の記憶手段に記録し、この作業用の記憶手
段に記録した映像信号をプレビューして編集リストを作
成する。
【0009】編集対象の映像信号を記録した再生側記憶
手段より、編集点近傍の映像信号を選択的に入力して作
業用の記憶手段に記録すれば、小容量の作業用記憶手段
によりプレビューの処理に必要な映像信号を記録するこ
とができる。従ってこの作業用の記憶手段に記録した映
像信号をプレビューして編集リストを作成すれば、その
分簡易な構成により編集処理を実行することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0011】図2は、本発明の実施の形態に係る編集装
置を示す略線図である。この編集装置1は、編集用の処
理プログラムをハードディスク装置2に格納したパーソ
ナルコンピュータ3に、再生側ビデオテープレコーダ5
及び記録側ビデオテープレコーダ6を接続して形成され
る。
【0012】ここでパーソナルコンピュータ3は、所定
の拡張スロットにビデオキャプチャーボード7を装着
し、このビデオキャプチャーボード7を介して再生側ビ
デオテープレコーダ5、記録側ビデオテープレコーダ6
と接続される。これによりパーソナルコンピュータ3
は、表示装置8に表示したグラフィカルユーザーインタ
ーフェース(GUI:Graphical User Interface)に従
ってオペレータが所定の操作を実行すると、再生側ビデ
オテープレコーダ5、記録側ビデオテープレコーダ6に
制御コマンドDCを発行し、これら再生側ビデオテープ
レコーダ5、記録側ビデオテープレコーダ6の動作を制
御すると共に、再生側ビデオテープレコーダ5で再生し
た映像信号SVを取り込んで処理し、また必要に応じて
記録側ビデオテープレコーダ6で記録する。
【0013】編集装置1は、このようにして周辺装置を
制御してパーソナルコンピュータ3により一連の処理手
順を実行することにより、編集リストを作成し、また作
成した編集リストに従って記録側ビデオテープレコーダ
6に編集結果を記録する。
【0014】図3は、パーソナルコンピュータ3の機能
ブロックを示すブロック図である。外部ディバイスコン
トローラ2Aは、編集サブシステム2Bの制御により、
外部機器でなる再生側ビデオテープレコーダ5、記録側
ビデオテープレコーダ6の動作を制御し、これによりこ
れらビデオテープレコーダ5及び6の動作を切り換え
て、頭出しし、記録、再生、調走等の動作を実現する。
【0015】入出力管理部2Cは、編集サブシステム2
Bの制御により、再生側ビデオテープレコーダ5、記録
側ビデオテープレコーダ6との間で、映像信号及びオー
ディオ信号の入出力を管理する。この入出力において、
入出力管理部2Cは、ビデオキャプチャーボード7に配
置されたアナログディジタル変換回路(A/D)2CA
により順次入力される映像信号をアナログディジタル変
換処理してディジタルビデオ信号を生成し、このディジ
タルビデオ信号を編集サブシステム2Bに出力する。
【0016】このとき入出力管理部2Cは、編集サブシ
ステム2Bの指示により、同様に、ビデオキャプチャー
ボード7に配置された間引き回路2CBによりディジタ
ルビデオ信号のビデオデータを間引きし、これによりこ
のディジタルビデオ信号の解像度を低減して、ディジタ
ルビデオ信号のデータ量を低減する。
【0017】また入出力管理部2Cは、編集サブシステ
ム2Bより出力されるディジタルビデオ信号を受け、ビ
デオキャプチャーボード7に配置されたディジタルアナ
ログ変換回路(D/A)2CCにより映像信号に変換し
て出力する。このような映像信号の入出力において、入
出力管理部2Cは、映像信号に付加されたタイムコード
を抽出して編集サブシステムに出力する。また記録側ビ
デオテープレコーダ6に編集サブシステムより出力され
るタイムコードを出力する映像信号に付加する。
【0018】ストレージ管理部2Dは、編集サブシステ
ム2Bにより制御されてハードディスク装置2の動作を
制御し、入出力管理部2Cより入力される映像信号、オ
ーディオ信号をハードディスク装置2に記録し、またこ
のハードディスク装置2に記録した映像信号、オーディ
オ信号を再生して出力する。
【0019】編集サブシステム2Bは、編集処理に必要
な主要モジュールにより構成される。このモジュールの
うちの、タイムコード管理部2BAは、編集対象、編集
結果のタイムコードを管理する。この管理において、タ
イムコード管理部2BAは、編集リストの作成に必要な
拡張タイムコード、タイムコードマップを作成し、これ
ら拡張タイムコード、タイムコードマップに基づいて編
集リストを管理する。なおここで拡張タイムコードは、
編集対象を記録したビデオカセットと共に、編集対象で
なる映像信号を特定する、この編集システムに特有のタ
イムコードである。
【0020】GUI管理部2BBは、表示装置8に表示
するグラフィカルユーザインターフェースを管理し、編
集処理部2BCの制御に従って表示装置8の表示を切り
換え、またこの表示画面上におけるオペレータの操作を
編集処理部2BCに通知する。
【0021】ビュアー2BDは、編集処理部2BCの制
御より、ストレージ管理部2Dに要求を発行し、ハード
ディスク装置2に格納された映像信号を、表示装置8に
形成された所定のウインドウに表示する。なお、オーデ
ィオ信号については、所定の再生ハードウエアに供給す
る。編集装置1では、これによりプレビューの映像を確
認できるようになされている。
【0022】特殊効果フィルタ2BEは、この編集装置
1で付加する特殊効果に対応して複数種類用意され、オ
ペレータの指定に対応した編集処理部2BCの制御によ
り、映像信号に各種の効果を付与する。なおこの実施の
形態では、この特殊効果フィルタ2BEによりワイプ、
ディゾルブ等の処理を実行できるようになされている。
【0023】編集処理部2BCは、GUI管理部2BB
からの通知に従って、各種モジュールを制御し、これに
よりこの編集装置1において、編集リストの作成処理等
を実行する。
【0024】バッチ処理管理部2BFは、編集処理部2
BCの制御により、編集リストに従ってバッチ処理のス
ケジュール管理を実行し、このスケジュール管理に従っ
て外部ディバイスコントローラ2Aを制御する。これに
よりバッチ処理管理部2BFは、再生側ビデオテープレ
コーダ5に対してビデオカセットを頻繁に装配転しなく
ても、複数の磁気テープに記録された映像信号を編集し
て記録側ビデオテープレコーダ6に記録できるようにな
されている。
【0025】図4は、一連の編集作業における編集処理
部2BCの処理手順を示すフローチャートである。すな
わち編集処理部2BCは、オペレータが編集装置1の電
源を立ち上げて表示装置8上で所定のメニューを選択す
ると、この処理手順を開始し、ステップSP1からステ
ップSP2に移る。ここで編集処理部2BCは、GUI
管理部2BBを制御して表示装置8に所定のメニュー画
面を表示する。さらに編集処理部2BCは、このメニュ
ー画面の操作に応動してオペレータにより大まかなイン
点及びアウト点の設定を受け付け、この大まかなイン点
及びアウト点を基準にして編集作業用のビデオ素材を入
力する。
【0026】すなわち編集処理部2BCは、図1に示す
ように、このビデオ素材の入力処理において、ステップ
SP3からステップSP4に移り、テープIDを取得す
る。ここでテープIDは、ビデオ素材を記録した磁気テ
ープの識別コードであり、編集処理部2BCは、各磁気
テープの先頭部分に記録された管理用データに基づい
て、テープIDを取得する。なおこの管理用データによ
りテープIDを取得できない場合、編集処理部2BC
は、GUI管理部2BBを制御してオペレータにテープ
IDの入力を促し、これによりテープIDを取得する。
【0027】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
5に移り、イン点近傍素材オブジェクトを生成する。こ
こでこの実施の形態において、編集装置1は、図5に示
すように、オペレータの設定したイン点S及びアウト点
E間の編集素材について、それぞれイン点S及びアウト
点Eを中心にした所定期間のビデオ信号IS及びOSを
取り込み、この取り込んだ素材によりプレビュー等の処
理を実行する。
【0028】イン点近傍素材オブジェクトISは、この
うちのイン点Sを中心にした所定期間のビデオ信号であ
り、編集処理部2BCは、図6に示す処理手順を実行し
て、このイン点近傍素材オブジェクトISを入力する。
すなわち編集処理部2BCは、ステップSP6からステ
ップSP7に移り、ここで外部ディバイスコントローラ
2Aを介して再生側ビデオテープレコーダ5に再生を指
示する。
【0029】このとき編集処理部2BCは、オペレータ
の設定したイン点Sより所定期間だけ逆上った位置に磁
気テープを巻き戻しした後、再生側ビデオテープレコー
ダ5を再生し、続くステップSP8において、タイムコ
ード管理部2BAを介して得られるタイムコードに基づ
いて、再生側ビデオテープレコーダ5の再生位置が、イ
ン点より所定期間tS0だけ手前の位置に到達したか否
か判断する。
【0030】ここで否定結果が得られると、編集処理部
2BCは、ステップSP8を繰り返すのに対し、再生側
ビデオテープレコーダ5の再生位置が、イン点より所定
期間tS0だけ手前の位置に到達すると、ステップSP
8において肯定結果が得られることにより、ステップS
P9に移る。ここで編集処理部2BCは、テープ内ID
を取得し、イン点近傍素材オブジェクトの開始点タイム
コードS0(図5)を取得する。ここでテープ内ID
は、テープ内におけるビデオ素材を識別する識別コード
であり、この実施の形態では、オペレータの設定したイ
ン点及びアウト点の順序で、この磁気テープ内で連続す
る番号が設定されるようになされている。
【0031】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
10に移り、入出力管理部2Cを制御して、再生側ビデ
オテープレコーダ5で再生した映像信号を1フレーム分
取り込む。ここでこの映像信号の取り込みにおいて、編
集処理部2BCは、図7に示すように、ステップSP1
1からステップSP12に移り、入出力管理部2Cのア
ナログディジタル変換回路2CAを起動し、順次入力さ
れる映像信号をディジタルビデオ信号に変換できるよう
にする。続いて編集処理部2BCは、ステップSP13
に移り、アナログディジタル変換回路2CAの後段に配
置されたフレームバッファに、ディジタルビデオ信号を
1フレーム分蓄積する。
【0032】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
14に移り、間引き回路2CBを起動し、フレームバッ
ファに蓄積したディジタルビデオ信号の解像度を低減す
る。続くステップSP15において、編集処理部2BC
は、この解像度を低減したディジタルビデオ信号をハー
ドディスク装置2に記録し、既存の編集用ファイルに追
加した後、ステップSP16に移って処理手順を終了す
る。
【0033】このようにして1フレーム分、映像信号を
取り込むと、編集処理部2BCは、ステップSP17に
移り(図6)、再生側ビデオテープレコーダ5における
再生位置がイン点Sより所定時間tS1だけ経過した位
置か否か判断する。ここで否定結果が得られると、編集
処理部2BCは、ステップSP10に戻り、続く映像信
号を1フレーム分取り込む。これにより編集処理部2B
Cは、ステップSP10−SP17−SP10の処理手
順を繰り返し、オペレータの設定したイン点Sより時間
tS0だけ逆上った位置S0から、イン点Sより時間t
S1だけ経過した位置S1までの映像信号により1つの
ファイルを形成し、このファイルをイン点近傍素材オブ
ジェクトとしてハードディスク装置2に保持するように
なされている。
【0034】かくして編集処理部2BCは、ステップS
P17において肯定結果が得られると、ステップSP1
8に移って、このイン点近傍素材オブジェクトについ
て、終了点のタイムコードを取得した後、ステップSP
19に移ってメインルーチィンに戻る。
【0035】このようにしてイン点近傍素材オブジェク
トIMを取り込むと、編集処理部2BCは(図1)、ス
テップSP20に移り、ここでアウト点近傍素材オブジ
ェクトOMを取り込む。ここで図8に示すように、編集
処理部2BCは、ステップSP22からステップSP2
3に移り、再生側ビデオテープレコーダ5に再生を指示
する。このとき編集処理部2BCは、オペレータの設定
したアウト点E(図5)を所定期間だけ逆上った位置に
磁気テープを早送りした後、再生側ビデオテープレコー
ダ5を再生し、続くステップSP24において、タイム
コード管理部2BAを介して得られるタイムコードに基
づいて、再生側ビデオテープレコーダ5の再生位置が、
アウト点より所定期間tE0だけ手前の位置に到達した
か否か判断する。
【0036】ここで否定結果が得られると、編集処理部
2BCは、ステップSP24を繰り返すのに対し、再生
側ビデオテープレコーダ5の再生位置が、アウト点より
所定期間tE0だけ手前の位置に到達すると、ステップ
SP24において肯定結果が得られることにより、ステ
ップSP25に移る。ここで編集処理部2BCは、テー
プ内IDを取得し、アウト点近傍素材オブジェクトの開
始点タイムコードE0(図5)を取得する。
【0037】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
26に移り、入出力管理部2Cを制御して、再生側ビデ
オテープレコーダ5で再生した映像信号を1フレーム分
取り込む。ここでこの映像信号の取り込みは、イン点近
傍素材オブジェクトの場合と同様に、図7について上述
した処理手順により実行される。
【0038】このようにして1フレーム分、映像信号を
取り込むと、編集処理部2BCは、ステップSP27に
移り、再生側ビデオテープレコーダ5における再生位置
がアウト点Eより所定時間tE1だけ経過した位置か否
か判断する。ここで否定結果が得られると、編集処理部
2BCは、ステップSP26に戻り、続く映像信号を1
フレーム分取り込む。これにより編集処理部2BCは、
ステップSP26−SP27−SP26の処理手順を繰
り返し、オペレータの設定したアウト点Eより時間tE
0だけ逆上った位置E0から、アウト点Eより時間tE
1だけ経過した位置E1までの映像信号により1つのフ
ァイルを形成し、このファイルをアウト点近傍素材オブ
ジェクトOMとしてハードディスク装置2に保持する。
【0039】かくして編集処理部2BCは、ステップS
P27において肯定結果が得られると、ステップSP2
8に移って、このアウト点近傍素材オブジェクトOMに
ついて、終了点のタイムコードを取得した後、ステップ
SP29に移ってメインルーチィンに戻る。
【0040】このようにしてアウト点近傍素材オブジェ
クトOMを取り込むと、編集処理部2BCは(図1)、
ステップSP30に移り、これらイン点近傍素材オブジ
ェクトIM及びアウト点近傍素材オブジェクトOMにフ
ァイル名を付加して、ハードディスク装置2の作業用領
域より、所定領域に格納すると共に、これら両オブジェ
クトを一括して扱う編集用素材オブジェクトファイルを
作成し、同じく所定領域に格納した後、ステップSP3
1に移ってこの処理手順を終了する。
【0041】このようにして編集処理部2BCは、オペ
レータの設定したイン点及びアウト点毎に、図1の処理
手順を実行して、作業用のビデオ素材を入力する。さら
に編集処理部2BCは、オペレータの設定した全てのイ
ン点及びアウト点について、作業用ビデオ素材の入力を
完了すると、タイムコードマップを作成する(図4)。
【0042】ここで図9に示すように、編集処理部2B
Cは、ハードディスク装置2に取り込んだビデオ素材に
ついて、テープID、テープ内ID、始点及び終点のタ
イムコード、始点及び終点のタイムコードに対応する拡
張タイムコードによりタイムコードマップを作成する。
ここで始点及び終点は、それぞれオペレータの設定した
イン点及びアウト点に対応する。また拡張タイムコード
は、それぞれ始点及び終点のタイムコードにテープID
及びテープ内IDを付加して作成される。
【0043】これにより例えば、2つの磁気テープ10
A及び10Bに記録した2つのビデオ素材を編集する場
合(図9(B)及び(C))、それぞれ磁気テープ10
A及び10BのテープID、各テープ内IDに対して、
各磁気テープに記録されたビデオ素材の始点及び終点の
タイムコードが付加されて拡張タイムコードが形成さ
れ、この拡張タイムコードによりタイムコードマップが
形成される。これにより編集装置1では、このタイムコ
ードマップにより再生側ビデオテープレコーダ5により
再生される各ビデオ素材と、ハードディスク装置2に記
録されたビデオ素材とを関連付けるようになされてい
る。
【0044】このようにしてタイムコードマップの作成
を完了すると、編集処理部2BCは、ステップSP40
において、編集作業を実行する。ここで編集処理部2B
Cは、オペレータの操作に応動して、プレビューの処理
を繰り返し、オペレータによりイン点、アウト点の変更
処理を受け付ける。またオペレータの操作に従って特殊
効果に指定を受け付ける。
【0045】続いて編集処理部2BCは、オペレータの
指定によりステップSP41に移り、プレビューの処理
において変更したイン点等に従って編集リストを作成す
る。さらに編集処理部2BCは、続くステップSP42
において、バッチ処理管理部2BFを制御し、これによ
り編集リストに従ってバッチ処理による編集作業をプラ
ンニングする。
【0046】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
43において、編集作業における特殊効果シーンを作成
した後、ステップSP44において、バッチ処理によ
り、再生側ビデオテープレコーダ5で再生した映像信号
を記録側ビデオテープレコーダ6で記録する。これによ
り編集処理部2BCは、編集リストに従って編集結果の
映像信号を記録側ビデオテープレコーダ6で記録した
後、ステップSP45に移ってこの処理手順を終了す
る。
【0047】図10は、編集作業時における表示装置8
の表示画面を示す略線図である。編集処理部2BCは、
オペレータが編集のモードを選択して、作業用ビデオ素
材を指定すると、この表示画面を表示する(図10
(B))。ここでこの表示画面は、複数のウインドウに
より構成され、その1つのウインドウW1にプレビュー
結果でなる映像信号を表示する。またこのプレビュー結
果の上方には、基準のタイムコードが表示され、プレビ
ュー結果の下方には、再生、早送り、巻き戻し等のアイ
コンが表示されるようになされている。これにより編集
装置1では、これらのアイコンをクリックして、編集結
果を確認できるようになされている。
【0048】さらに編集処理部2BCは、プレビュー対
象のビデオ素材を確認するウインドウW2を表示し、こ
のウインドウW2において、ウインドウW1に表示する
ビデオ素材を、前後のビデオ素材と共に、帯グラフ状に
表示する。ここでこのウインドウW2中の帯グラフ表示
を拡大して図10(A)に示すように、このウインドウ
W2は、イン点近傍素材オブジェクトIMA、IMBと
対応するアウト点近傍素材オブジェクトOMA、OMB
とを両端に配置して、処理対象のビデオ素材を10A及
び10Bを帯グラフ状に表示する。さらにこのとき各イ
ン点近傍素材オブジェクトIMA、IMB、アウト点近
傍素材オブジェクトOMA、OMBのイン点及びアウト
点のタイムコードTCSA、TCSB及びTCEA、T
CEBを、各イン点近傍素材オブジェクトIMA、IM
B、アウト点近傍素材オブジェクトOMA、OMBに近
接して表示する。
【0049】さらに各イン点近傍素材オブジェクトIM
A、IMB、アウト点近傍素材オブジェクトOMA、O
MBのイン点及びアウト点を線状のカーソルSA、S
B、EA、EBにより示し、編集処理部2BCにおいて
は、それぞれカーソルSA、SB、EA、EBをマウス
でクリックしてドラッグすることにより、イン点、アウ
ト点を変更できるようになされている。
【0050】さらにこの表示画面は、メニューの選択に
より第3のウインドウW3が開くように形成され、編集
処理における特殊効果のフィルタがこの第3のウインド
ウW3に表示されるようになされている。これにより編
集装置1では、この第3のウインドウW3に表示された
アイコンを、アウト点近傍素材オブジェクトOMA、イ
ン点近傍素材オブジェクトIMAより構成され得るシー
ン遷移区間にドラッグすることにより、指定した編集点
に種々のフィルタリング処理を付加できるようになされ
ている。なおこの実施の形態では、各種のワイプ、ディ
ゾルブ等をメニューにより選択できるようになされてお
り、さらに各メニューについて、遷移期間等を設定でき
るようになされている。
【0051】図11は、このような表示画面において、
オペレータがカット編集のプレビューメニューを選択し
た場合における編集処理部2BCの処理手順を示すフロ
ーチャートである。すなわち編集処理部2BCは、ステ
ップSP50からステップSP51に移り、プレビュー
を開始するビデオ素材でなる再生オブジェクトMA(図
10)の指定を受け付ける。続いて編集処理部2BC
は、ステップSP52に移り、ここでこの再生オブジェ
クトMAのイン点に対応するようにポインタをセットす
る。
【0052】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
53に移り、このポインタによりハードディスク装置2
からの読み出しを指示し、このポインタにより指定され
る再生画像を表示装置8のウインドウW1に表示する。
続いて編集処理部2BCは、ステップSP54に移り、
再生ポインタを値1だけインクリメントし、ステップS
P55に移る。ここで編集処理部2BCは、再生ポイン
タにより指示されるフレームがイン点近傍素材オブジェ
クトIMAの末尾のタイムコードSA1に対応するか否
か判断する。ここで否定結果が得られると、編集処理部
2BCは、ステップSP53に戻り、この値1だけイン
クリメントした再生ポインタに対応する映像信号をウイ
ンドウW1に表示する。
【0053】これにより編集処理部2BCは、ハードデ
ィスク装置2に記録したイン点近傍素材オブジェクトI
MAについて、イン点より再生を開始してステップSP
53−SP54−SP55−SP53の処理手順を繰り
返し、順次、このイン点近傍素材オブジェクトIMAを
ウインドウW1に表示する。さらにこの状態で、イン点
近傍素材オブジェクトIMAの末尾まで再生すると、ス
テップSP55において肯定結果が得られることによ
り、ステップSP55からステップSP56に移り、こ
こでこの末尾のフレームSA1をウインドウW1に表示
する。
【0054】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
57に移り、ここで内蔵のタイマーに所定時間tZAを
セットする。ここでこの時間tZAは、このイン点近傍
素材オブジェクトIMAの末尾から、対応するアウト点
近傍素材オブジェクトOMAの先頭までの時間である。
このようにしてタイマーをセットすると、編集処理部2
BCは、図12に示すように、続いてステップSP58
に移る。ここで編集処理部2BCは、タイマーにセット
した時間tZAが経過したか否か判断し、否定結果が得
られると、ステップSP58を繰り返す。
【0055】これにより編集処理部2BCは、イン点近
傍素材オブジェクトIMAのイン点SAより順次ウイン
ドウW1に表示し、イン点近傍素材オブジェクトIMA
の末尾になると、ウインドウW1の表示をこの末尾の表
示に固定して、期間tZAの経過を待ち受ける。これに
より編集装置1では、編集対象をハードディスク装置2
に取り込んだイン点近傍素材オブジェクトIMA及びア
ウト点近傍素材オブジェクトOMAによりプレビューし
て、これらイン点近傍素材オブジェクトIMA及びアウ
ト点近傍素材オブジェクトOMA間の、ハードディスク
装置2に取り込んでいないビデオ素材については、イン
点近傍素材オブジェクトIMAの末尾の画像を静止画に
より表示するようになされている。
【0056】なお編集処理部2BCでは、このように順
次イン点近傍素材オブジェクトIMA等のビデオ素材を
表示する際に、ウインドウW1上のタイムコード表示に
ついては、順次更新するようになされ、これにより静止
画を表示している場合でも、編集対象のビデオ素材をプ
レビューしていることをオペレータが確認できるように
なされている。
【0057】かくして時間tZAが経過すると、編集処
理部2BCは、ステップSP58において肯定結果が得
られることによりステップSP59に移り、ここで対応
するアウト点近傍素材オブジェクトOMAの先頭を指定
するように、再生ポインタを設定する。
【0058】続いて編集処理部2BCは、この再生ポイ
ンタにより指定されるアウト点近傍素材オブジェクトO
MAのフレームをウインドウW1に表示した後、ステッ
プSP60からステップSP61に移り、ここで再生ポ
インタを値1だけインクリメントする。
【0059】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
62に移り、再生ポインタにより指示されるフレームが
アウト点近傍素材オブジェクトOMAにおけるアウト点
のタイムコードEAに対応するか否か判断する。ここで
否定結果が得られると、編集処理部2BCは、ステップ
SP60に戻り、この値1だけインクリメントした再生
ポインタに対応する映像信号をウインドウW1に表示す
る。
【0060】これにより編集処理部2BCは、ハードデ
ィスク装置2に記録したアウト点近傍素材オブジェクト
OMAについて、先頭より再生を開始してステップSP
60−SP61−SP62−SP60の処理手順を繰り
返し、順次、このアウト点近傍素材オブジェクトOMA
をウインドウW1に表示する。さらにこの状態で、アウ
ト点近傍素材オブジェクトOMAのアウト点まで再生す
ると、ステップSP62において肯定結果が得られるこ
とにより、ステップSP62からステップSP63に移
り、このアウト点のフレームSEをウインドウW1に表
示する。
【0061】続いて図13に示すように、編集処理部2
BCは、ステップSP64に移り、オペレータの指定し
た続く再生オブジェクトMBを指定する。続いて編集処
理部2BCは、ステップSP65に移り、この再生オブ
ジェクトMBのイン点に対応するようにポインタをセッ
トする。
【0062】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
66に移り、このポインタによりハードディスク装置2
の読み出しを指示し、このポインタにより指定される再
生画像を表示装置8のウインドウW1に表示する。続い
て編集処理部2BCは、ステップSP67に移り、再生
ポインタを値1だけインクリメントし、ステップSP6
8に移る。ここで編集処理部2BCは、再生ポインタに
より指示されるフレームがイン点近傍素材オブジェクト
IMBの末尾のタイムコードSB1に対応するか否か判
断する。ここで否定結果が得られると、編集処理部2B
Cは、ステップSP66に戻り、この値1だけインクリ
メントした再生ポインタに対応する映像信号をウインド
ウW1に表示する。
【0063】これにより編集処理部2BCは、ハードデ
ィスク装置2に記録したアウト点近傍素材オブジェクト
OMA及びイン点近傍素材オブジェクトIMBについ
て、アウト点近傍素材オブジェクトOMAの先頭よりア
ウト点まで再生した後、イン点近傍素材オブジェクトI
MBのイン点から再生を開始してステップSP66−S
P67−SP68−SP66の処理手順を繰り返し、順
次、このイン点近傍素材オブジェクトIMBをウインド
ウW1に表示する。さらにこの状態で、イン点近傍素材
オブジェクトIMBの末尾まで再生すると、ステップS
P68において肯定結果が得られることにより、ステッ
プSP68からステップSP69に移り、ここでこの末
尾のフレームSB1をウインドウW1に表示する。
【0064】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
70に移り、ここで内蔵のタイマーに所定時間tZBを
セットする。ここでこの時間tZBは、このイン点近傍
素材オブジェクトIMBの末尾から、対応するアウト点
近傍素材オブジェクトOMBの先頭までの時間である。
このようにしてタイマーをセットすると、編集処理部2
BCは、図14に示すように、続いてステップSP71
に移る。ここで編集処理部2BCは、タイマーにセット
した時間tZBが経過したか否か判断し、否定結果が得
られると、ステップSP71を繰り返す。
【0065】これにより編集処理部2BCは、イン点近
傍素材オブジェクトIMBについても、末尾になるとウ
インドウW1の表示をこの末尾の静止画に切り換え、期
間tZBの経過を待ち受ける。これにより編集装置1で
は、続く編集素材オブジェクトについても、ハードディ
スク装置2に取り込んだイン点近傍素材オブジェクトI
MB及びアウト点近傍素材オブジェクトOMBによりプ
レビューして、これらイン点近傍素材オブジェクトIM
B及びアウト点近傍素材オブジェクトOMB間の、ハー
ドディスク装置2に取り込んでいないビデオ素材につい
ては、イン点近傍素材オブジェクトIMBの末尾の画像
を静止画により表示するようになされている。
【0066】かくして時間tZBが経過すると、編集処
理部2BCは、ステップSP71において肯定結果が得
られることによりステップSP72に移り、ここで対応
するアウト点近傍素材オブジェクトOMBの先頭を指定
するように、再生ポインタを設定する。続いて編集処理
部2BCは、この再生ポインタにより指定されるアウト
点近傍素材オブジェクトOMBのフレームをウインドウ
W1に表示した後、ステップSP74に移り、ここで再
生ポインタを値1だけインクリメントする。
【0067】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
75に移り、再生ポインタにより指示されるフレームが
アウト点近傍素材オブジェクトOMBにおけるアウト点
のタイムコードEBに対応するか否か判断する。ここで
否定結果が得られると、編集処理部2BCは、ステップ
SP73に戻り、この値1だけインクリメントした再生
ポインタに対応する映像信号をウインドウW1に表示す
る。
【0068】これにより編集処理部2BCは、ハードデ
ィスク装置2に記録したアウト点近傍素材オブジェクト
OMBを先頭より再生してステップSP73−SP74
−SP75−SP73の処理手順を繰り返し、順次、こ
のアウト点近傍素材オブジェクトOMBをウインドウW
1に表示する。さらにこの状態で、アウト点近傍素材オ
ブジェクトOMBのアウト点まで再生すると、ステップ
SP75において肯定結果が得られることにより、ステ
ップSP75からステップSP76に移り、このアウト
点のフレームEBをウインドウW1に表示した後、ステ
ップSP77に移ってこの処理手順を終了する。
【0069】これらの処理により編集処理部2BCは、
編集対象のうち、イン点近傍及びアウト点近傍の映像の
み選択的に取り込むと共に、取り込んだ映像によりプレ
ビューの処理を実行できるようになされている。かくす
るにつきこのようにイン点近傍及びアウト点近傍の映像
のみ選択的に取り込むことにより、小容量のハードディ
スク装置2を用いて編集の作業を実行することができ
る。また併せて解像度を低減することによっても、ハー
ドディスク装置2の容量を低減することができる。
【0070】これに対して編集処理部2BCは、このよ
うなカット編集以外の、ワイプ、ディゾルブ等の特殊効
果を指定してオペレータがプレビューの処理を選択した
場合、特殊効果フィルタ2BEを制御し、アウト点近傍
素材オブジェクトOMA及びイン点近傍素材オブジェク
トIMB間でウインドウに出力する映像信号について、
オペレータの意図したフィルタリング処理を実行してウ
インドウW1に表示する。
【0071】図15は、このようにしてオペレータが設
定したイン点、アウト点、特殊効果による編集リストを
示す図表である。編集処理部2BCは、オペレータがイ
ン点、アウト点を順次指定すると、この編集リストを仮
生成し、オペレータが各編集素材について、プレビュー
を完了し、編集決定のコマンド操作を行うと、この仮生
成した編集リストを順次更新して編集リストを完成す
る。さらにオペレータの操作に応動して、この作成した
編集リストに所定のファイル名を付加して記録媒体に記
録し、また必要に応じて表示装置8に表示する。
【0072】ここで第1行目の「0001I」は、シー
ン0001のイン点を示し、編集結果を記録する磁気テ
ープ上のタイムコード(拡張タイムコード)に「00+
00+00:00:00:00」(reference TB) より
記録を開始し、このときの編集素材でなる再生側の磁気
テープにおいては、対応するタイムコード(拡張タイム
コード)が「01+01+00:02:03:15」
(source ETC) でなることを示している。
【0073】またこれに対応して続く第2行目の「00
01O」は、シーン0001のアウト点を示し、続く第
3行目及び第4行目の「0002I1」及び「0002
I2」は、それぞれ特殊効果による遷移を有するイン点
を示し、V−WIPEによるフィルタリング処理の5秒
の遷移時間により実施することを示している。なおこの
第3行目及び第4行目に対応するアウト点は、第5行目
及び第6行目の「0002O1」及び「0002O2」
が対応する。
【0074】編集処理部2BCは、このようにして編集
リストを完成すると、バッチ処理管理部2BFを制御し
てバッチ処理のプランニング処理を実行する。このとき
編集処理部2BCは、特殊効果による編集点について
は、事前に、編集結果の映像信号をハードディスク装置
に記録する(図4、ステップSP43)。
【0075】図16は、この種の特殊効果によるフィル
タリング処理の説明に供する略線図であり、シーンA及
びシーンBでなる2つのシーンを、ワイプ、ディゾルブ
等により繋ぎ併せる場合である(図16(A)及び
(B))。
【0076】編集処理部2BCは、この場合特殊効果フ
ィルタ2BE、外部ディバイスコントローラ2Aの動作
を制御して図17に示す処理手順を実行することによ
り、事前に特殊効果による遷移期間EABの映像信号を
ハードディスク装置2に記録する。
【0077】すなわち編集処理部2BCは、ステップS
P80からステップSP81に移り、シーンAにおける
遷移期間EABの映像信号をハードディスク装置2に取
り込む。このとき編集処理部2BCは、間引き回路2C
Bの動作を停止制御し、これにより解像度を低減するこ
となく、この遷移期間EABの映像信号を取り込む。
【0078】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
82に移り、続くシーンBにおける遷移期間EABの映
像信号をハードディスク装置2に取り込む。このとき編
集処理部2BCは、シーンAの場合と同様に、解像度を
低減することなく、この遷移期間EABの映像信号を取
り込む。
【0079】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
83に移り、このハードディスク装置2に記録した2つ
の映像信号を特殊効果フィルタ2BEにより順次合成し
て、遷移期間EABの編集結果を生成し、この生成した
編集結果をハードディスク装置2に記録する。
【0080】このようにして遷移期間EABの映像信号
を事前に生成すると、編集処理部2BCは、図18に示
すように、ステップSP84において、再生側ビデオテ
ープレコーダ5の動作を制御して、この遷移期間EAB
の前側シーンでなる区間AI〜AO1の映像信号の再生
を開始し、この映像信号を記録側ビデオテープレコーダ
6で記録する。このとき編集処理部2BCは、事前にタ
イムコードを記録した磁気テープに対して、編集リスト
に従ったインサート録画によりこのシーンAの映像信号
を記録側ビデオテープレコーダ6で記録する。
【0081】このようにして遷移期間EABの直前まで
映像信号を記録すると、編集処理部2BCは、続くステ
ップSP85において、ハードディスク装置2に記録し
て保存した遷移期間EABの映像信号を記録側ビデオテ
ープレコーダ6に記録する。さらにこの遷移期間EAB
の映像信号を記録すると、ステップSP86に移り、続
くシーンBの区間BI2〜BOの映像信号を再生側ビデ
オテープレコーダ5で再生して記録側ビデオテープレコ
ーダ6により記録し、ステップSP87に移ってこの処
理手順を終了する。これにより編集装置1では、データ
量を低減して編集点近傍の映像信号を選択的に入力した
場合でも、画質の劣化を有効に回避して種々の特殊効果
を付与できるようになされている。
【0082】図19は、図17について上述したステッ
プSP83における編集処理部2BCの処理手順を示す
フローチャートである。編集処理部2BCは、この処理
手順を実行してハードディスク装置2に記録した2つの
映像信号を合成して遷移期間EABの映像信号を生成す
る。
【0083】すなわち編集処理部2BCは、ステップS
P90からステップSP91に移り、シーンAのフレー
ムを特定するポインタPAが遷移期間EABの先頭フレ
ームを指示するようにセットする。続いて編集処理部2
BCは、ステップSP92に移り、同様に、シーンBの
フレームを特定するポインタPBが遷移期間EABの先
頭フレームを指示するようにセットする。
【0084】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
93に移り、ハードディスク装置2より2つのポインタ
PA及びPBで指定される映像信号を読み出し、続くス
テップSP94において、この読み出した映像信号に対
して、オペレータの指定した特殊効果によるフィルタリ
ング処理を実行する。続いて編集処理部2BCは、ステ
ップSP95において、このフィルタリング結果を遷移
期間EABの映像オブジェクトとしてハードディスク装
置2に記録する。このとき編集処理部2BCは、既に同
一遷移期間EABの映像オブジェクトがハードディスク
装置2に記録されている場合、生成した映像信号をこの
映像オブジェクトの末尾に付加してハードディスク装置
2に記録する。
【0085】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
96に移り、2つのポインタPA及びPBをそれぞれ値
1だけインクリメントした後、ステップSP97に移
り、ここでこれらポインタPA及びPBにより指定され
るフレームが、遷移期間EABの最後尾フレームを越え
たか否か判断する。ここで否定結果が得られると、編集
処理部2BCは、ステップSP93に戻り、続くフレー
ムについて同様の処理を繰り返す。これにより編集処理
部2BCは、ステップSP93−SP94−SP95−
SP96−SP97−SP93の処理手順を繰り返し、
順次遷移期間EABの映像信号をフィルタリング処理し
て合成する。
【0086】このようにして遷移期間EABについて順
次映像信号を合成すると、編集処理部2BCは、ステッ
プSP97において肯定結果が得られるようになる。こ
の場合編集処理部2BCは、ステップSP97からステ
ップSP98に移り、順次ハードディスク装置2に記録
した編集結果の映像信号に所定のファイル名を付加して
保存した後、ステップSP99に移ってこの処理手順を
終了する。
【0087】図20は、図18について上述したステッ
プSP84における編集処理部2BCの処理手順を示す
フローチャートである。編集処理部2BCは、ステップ
SP100からステップSP101に移り、再生側ビデ
オテープレコーダ(VCR)5に制御コマンドを発行し
て、シーンAのイン点AIを頭出しする。続いて編集処
理部2BCは、ステップSP102に移り、ここで記録
側ビデオテープレコーダ6に制御コマンドを発行し、イ
ンサート編集による記録開始位置を頭出しする。なおこ
のステップSP101及びSP102において、編集処
理部2BCは、それぞれイン点及び記録開始位置より調
走に必要な所定フレーム数SP、SRだけ逆上った位置
を頭出しの位置に設定する。
【0088】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
103に移り、ここで記録側ビデオテープレコーダ6及
び再生側ビデオテープレコーダ5の再生を開始した後ス
テップSP104に移る。ここで編集処理部2BCは、
タイムコード管理部2BAを介して検出される再生側ビ
デオテープレコーダ5及び記録側ビデオテープレコーダ
6のタイムコードを基準にして、2つのビデオテープレ
コーダ5及び6の調走がロックしたか否か判断し、ここ
で否定結果が得られると、ステップSP105に移る。
【0089】ここで編集処理部2BCは、所定回数nだ
けロックを失敗したか否か判断し、ここで否定結果が得
られると、ステップSP101に戻り、再び頭出しの処
理を実行して再生側ビデオテープレコーダ5及び記録側
ビデオテープレコーダ6を再生する。これにより編集処
理部2BCは、ステップSP101−SP102−SP
103−SP104−SP105−SP101の処理手
順を繰り返し、所定回数nだけ調走してロックできない
場合、ステップSP105からステップSP106に移
る。ここで編集処理部2BCは、それぞれイン点及び記
録開始位置より逆上るフレーム数SP、SRを再設定し
た後、ステップSP101に戻る。これにより編集処理
部2BCは、繰り返し調走してロックできない場合、調
走の条件を変更して同様の処理を繰り返す。
【0090】これに対して調走により2つのビデオテー
プレコーダ5及び6の動作が同期すると、ステップSP
104において肯定結果が得られることにより、編集処
理部2BCは、ステップSP104よりステップSP1
08に移る(図21)。ここで編集処理部2BCは、再
生側ビデオテープレコーダ5及び記録側ビデオテープレ
コーダ6のタイムコードがイン点及び記録開始位置のタ
イムコードに一致したか否か判断し、ここで否定結果が
得られると、ステップSP108を繰り返す。
【0091】これに対してステップSP108において
肯定結果が得られると、編集処理部2BCは、ステップ
SP109に移り、記録側ビデオテープレコーダ6の録
画開始の制御コマンドを発行する。これにより編集処理
部2BCは、再生側ビデオテープレコーダ5で再生され
る映像信号のイン点から、記録側ビデオテープレコーダ
6で録画を開始する。
【0092】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
110に移り、ここで再生側ビデオテープレコーダ5の
タイムコードが遷移期間EAの開始点の直前のタイムコ
ードと一致したか否か判断し、ここで否定結果が得られ
ると、ステップSP110を繰り返すのに対し、肯定結
果が得られると、ステップSP111に移る。これによ
り編集処理部2BCは、イン点より遷移期間EAの開始
直前の位置まで、再生側ビデオテープレコーダ5で再生
した映像信号を記録側ビデオテープレコーダ6で記録し
た後、両ビデオテープレコーダ5及び6の動作を停止
し、ステップSP112に移ってこの処理手順を終了す
る。
【0093】なお編集処理部2BCは、図18のステッ
プSP86について上述した、シーンBの遷移期間EB
が終了した時点よりアウト点までの映像信号について、
再生側ビデオテープレコーダ5より記録側ビデオテープ
レコーダ6に映像信号をダビングする場合に、この図2
0及び図21の処理手順と同様の処理手順を実行して映
像信号を処理する。
【0094】図22は、図18のステップSP85につ
いて上述した編集処理部2BCの処理手順を示すフロー
チャートである。編集処理部2BCは、この処理手順を
実行することにより、事前に作成してハードディスク装
置2に記録した遷移期間EABの編集結果を記録側ビデ
オテープレコーダ6で記録する。
【0095】すなわち編集処理部2BCは、ステップS
P120からステップSP121に移り、ハードディス
ク装置2に記録した遷移期間EABの編集結果をメモリ
空間のテンポラリー領域に読み出す。続いて編集処理部
2BCは、ステップSP122に移り、ここで記録側ビ
デオテープレコーダ6を頭出しする。このとき編集処理
部2BCは、この編集結果の記録開始位置より所定フレ
ーム数だけ逆上った位置に、記録側ビデオテープレコー
ダ6を頭出しする。
【0096】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
123に移り、記録側ビデオテープレコーダ6に再生開
始を指示した後、続くステップSP124において、記
録側ビデオテープレコーダ6のタイムコードが遷移期間
EABの開始位置のタイムコードと一致したか否か判断
し、ここで否定結果が得られるとステップSP124を
繰り返す。
【0097】これにより編集処理部2BCは、遷移期間
EABの開始位置まで、記録側ビデオテープレコーダ6
を再生の状態に保持して、ステップSP125に移る。
ここで編集処理部2BCは、メモリに保持した遷移期間
EABの映像信号について、記録側ビデオテープレコー
ダ6の記録速度に対応する再生速度により再生を開始す
る。続いて編集処理部2BCは、ステップSP126に
移り、ここで記録側ビデオテープレコーダ6に録画コマ
ンドを送出し、順次再生する遷移期間EABの映像信号
を記録側ビデオテープレコーダ6で記録する。
【0098】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
127に移り、遷移期間EABの映像信号について、録
画を完了したか否か判断し、ここで否定結果が得られる
と、ステップSP127を繰り返すのに対し、肯定結果
が得られると、ステップSP128に移る。ここで編集
処理部2BCは、記録側ビデオテープレコーダ6の動作
を停止制御した後、ステップSP129に移ってこの処
理手順を終了する。
【0099】図23は、図4のステップSP42につい
て上述したバッチ処理プランニングを示す略線図であ
る。編集処理部2BCは、バッチ処理管理部2BFを制
御して、例えば3本の磁気テープA、B、Cに記録され
たビデオ素材を編集して1本の磁気テープMに記録する
場合(図23(A))、始めにこの編集結果を記録する
磁気テープMにタイムコードを順次記録する。さらに編
集処理部2BCは、バッチ処理プランニングにより選定
した第1の磁気テープA(図23(B1))を再生側ビ
デオテープレコーダ5にセットする旨、オペレータに指
示し、この第1の磁気テープAに設定された各シーンA
1、A2を順次磁気テープMにインサート録画する(図
23(B2))。
【0100】続いて編集処理部2BCは、同様に、バッ
チ処理プランニングにより選定した第2の磁気テープB
(図23(C1))を再生側ビデオテープレコーダ5に
セットする旨、オペレータに指示し、この第2の磁気テ
ープBに設定された各シーンB1、B2を順次磁気テー
プMにインサート録画する(図23(C2))。さらに
編集処理部2BCは、最後に残る第3の磁気テープC
(図23(D1))を再生側ビデオテープレコーダ5に
セットする旨、オペレータに指示し、この第3の磁気テ
ープCに設定された各シーンC1、C2、C3を順次磁
気テープMにインサート録画する(図23(D2))。
【0101】これにより編集処理部2BCは、オペレー
タの設定した各シーンについて、磁気テープA、B、C
を単位にしたバッチ処理により磁気テープMにインサー
ト録画し、磁気テープA、B、Cの交換回数を低減す
る。
【0102】さらにこのとき編集処理部2BCは、バッ
チ処理管理部2BFにおいて、図24に示す処理手順を
実行してバッチ処理をプランニングし、記録に供するビ
デオ素材の時間の短い磁気テープより磁気テープMに記
録し、これによりオペレータが頻繁に編集装置1を監視
しなくても、編集結果を磁気テープMに記録できるよう
にする。なおこの図24に示す処理手順においては、プ
ランニング処理と、その処理結果によるダビングの処理
手順とを連続して示す。
【0103】すなわち編集処理部2BCは、ステップS
P130からステップSP131に移り、ここでタイム
コードマップより素材のテープ数nを検出する。続いて
編集処理部2BCは、ステップSP131に移り、ここ
で素材テープカウンタのカウント値Cを値1にセットす
る。ここで素材テープカウンタは、素材テープを特定す
るカウンタである。
【0104】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
135に移り、ここでカウント値Cの磁気テープについ
て、記録側ビデオテープレコーダ6により磁気テープに
記録する総時間TCを検出する。ここでこの総時間TC
は、タイムコードマップにより検出される。続いて編集
処理部2BCは、ステップSP136に移り、素材テー
プカウンタのカウント値Cを値1だけインクリメントし
た後、ステップSP137に移る。ここで編集処理部2
BCは、素材テープカウンタのカウント値Cが素材のテ
ープ数nを越えたか否か判断し、ここで否定結果が得ら
れると、ステップSP135に戻る。
【0105】これにより編集処理部2BCは、ステップ
SP135−SP136−SP137−SP135の処
理手順を繰り返し、素材の各テープについて、それぞれ
記録側ビデオテープレコーダ6により磁気テープMに記
録する総時間TCを検出する。このようにして全テープ
について、総時間TCを検出すると、ステップSP13
8に移り、ここで総時間TCの短い順に素材テープカウ
ンタのカウント値Cを配列し、この配列順序を再生側ビ
デオテープレコーダ5に装填する順序とする。
【0106】図25に示すように、続いて編集処理部2
BCは、ステップSP139において、記録側ビデオテ
ープレコーダ6に装填された磁気テープに連続するタイ
ムコードを記録する。続いて編集処理部2BCは、ステ
ップSP140において、ステップSP138で設定し
た配列順序に従って、再生側ビデオテープレコーダ5に
磁気テープの装填を促し、続くステップSP141にお
いて、外部ディバイスコントローラ2Aを介して検出さ
れる再生側ビデオテープレコーダ5のステータスに従っ
て対応する磁気テープが再生側ビデオテープレコーダ5
に装填されたか否か判断する。
【0107】ここで否定結果が得られると、編集処理部
2BCは、ステップSP140に移り、再びオペレータ
に磁気テープの装填を促すのに対し、肯定結果が得られ
ると、ステップSP142に移る。ここで編集処理部2
BCは、再生側ビデオテープレコーダ5で該当する映像
信号を再生し、再生した映像信号を記録側ビデオテープ
レコーダ6で記録する。この記録の処理が完了すると、
編集処理部2BCは、ステップSP143に移り、全て
の素材磁気テープについて、ダビングを完了したか否か
判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP1
44に移る。
【0108】ここで編集処理部2BCは、ダビングする
磁気テープを続く磁気テープに切り換え、ステップSP
140に移って、この磁気テープの装填をオペレータに
促す。これに対して全ての素材磁気テープについて、ダ
ビングの処理を完了すると、ステップSP143におい
て肯定結果が得られることにより、ステップSP145
に移ってこの処理手順を終了する。
【0109】図26は、図25のステップSP142に
おける処理手順を詳細に示すフローチャートである。編
集処理部2BCは、この処理手順を実行することによ
り、バッチ処理管理部2BFのプランニングにより選択
した1の素材磁気テープについて、記録側ビデオテープ
レコーダ6に想定された磁気テープを記録する。
【0110】すなわち編集処理部2BCは、ステップS
P150からステップSP151に移り、ここで編集リ
ストより再生側ビデオテープレコーダ5に装填された磁
気テープに関する編集点データを抽出する。続いて編集
処理部2BCは、ステップSP152に移り、ここで抽
出した編集点データを記録側ビデオテープレコーダ6の
タイムコード順に配列する。
【0111】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
153に移り、ここでステップSP152の配列順に、
編集点データに従って再生側ビデオテープレコーダ5に
装填された磁気テープの各シーンを記録側ビデオテープ
レコーダ6の磁気テープにダビングする。なおこのダビ
ングにおいて、編集処理部2BCは、再生側ビデオテー
プレコーダ5、記録側ビデオテープレコーダ6を頭出し
し、また調走させてインサート録画によりダビングす
る。
【0112】続いて編集処理部2BCは、ステップSP
154に移り、再生側ビデオテープレコーダ5に装填し
た磁気テープに関して、全てのシーンをダビングしたか
否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップS
P153を繰り返す。これに対して全てのシーンについ
てダビングを完了すると、ステップSP154において
肯定結果が得られることにより、編集処理部2BCは、
ステップSP155に移り、この処理手順を終了する。
【0113】なお図16について上述した特殊効果によ
る編集処理においては、このようにしてバッチ処理管理
部2BFにおいて作成したプランニングに従って、該当
するタイミングで編集処理部2BCが上述した処理手順
を実行することになる。
【0114】以上の構成において、編集装置1では(図
2)、編集対象でなるビデオ素材を記録した磁気テープ
を再生側ビデオテープレコーダ5に装填して順次オペレ
ータがイン点、アウト点を大まかに指定すると、各イン
点、アウト点近傍の映像信号が選択的にハードディスク
装置2に記録される(図5)。編集装置1では、このよ
うにして選択的に取り込んだ映像信号によりプレビュー
等の処理が実行され、これにより大容量のハードディス
ク装置2を用意しなくても、簡易な構成により編集作業
を実行できるようになされている。
【0115】さらにこのようにしてハードディスク装置
2に取り込む映像信号は、間引き回路2CBにより解像
度が低減され、これによりデータ量が低減される。これ
により編集装置1は、さらに一段と小容量のハードディ
スク装置2により各種編集作業を実行できるようになさ
れている。
【0116】このようにして編集点近傍の映像信号を取
り込む際に、編集装置1では、各編集点のタイムコード
に、磁気テープの識別コードでなるテープID、各編集
対象のシーンを識別するテープ内IDが付加されて拡張
タイムコードが生成され、この拡張タイムコードによ
り、全ての磁気テープと編集結果との対応関係を示すタ
ムコードマップが生成される(図9)。
【0117】これにより編集装置1では、再生側ビデオ
テープレコーダ5より記録側ビデオテープレコーダ6に
映像信号をダビングする際に、これらタイムコードマッ
プにより各種ビデオ素材を記録側タイムコードと関連付
けて処理するようになされ、複数の磁気テープを編集対
象とする場合でも、これら複数の磁気テープに記録され
たビデオ素材を一元的に管理できるようになされてい
る。また編集点近傍のビデオ素材のみ取り込んで、この
取り込んだビデオ素材と元のビデオ素材との間について
も、関連付けするようになされ、これにより部分的に取
り込んだビデオ素材間で連続する映像を作成できるよう
になされ、またオリジナルのビデオ素材との間で同一性
を維持できるようになされている。
【0118】かくするにつきこのようにして編集リスト
作成用にビデオ素材を取り込むと、編集装置1において
は、表示装置8の表示画面にてマウスを操作することに
より(図10)、イン点、アウト点の設定が変更され、
またオペレータの所望する特殊効果が設定され、この表
示画面に形成されたウインドウW1のメニューを選択し
て操作することにより、これらの変更、設定後の編集結
果をウインドウW1内の表示にて確認することができ、
これによりプレビューの作業を実行することができる。
またこの変更、設定作業に応動して、拡張タイムコード
による対応する編集リストが作成される。
【0119】このとき例えばカット編集により2つのビ
デオ素材を連続してプレビューする場合、第1のビデオ
素材のイン点近傍については、ハードディスク装置2に
取り込まれた映像信号が再生されてウインドウW1に表
示され、続いてこのイン点近傍のビデオ素材の最後尾の
1フレームが静止画により表示され、アウト点近傍にな
ると、ハードディスク装置2に記録された編集リスト作
成用の映像信号が表示される。さらにアウト点を境にし
て、ハードディスク装置2に記録された第2のビデオ素
材について、イン点からの映像信号が表示され、続いて
このイン点近傍のビデオ素材の最後尾の1フレームが静
止画により表示された後、アウト点近傍になると、ハー
ドディスク装置2に記録された編集リスト作成用の映像
信号が表示される。
【0120】また特殊効果により2つのシーンを繋ぐ場
合には、ハードディスク装置2に記録された2つの映像
信号がオペレータの選択した特殊効果により接続されて
ウインドウW1に表示され、その前後においては、それ
ぞれ前後のシーンのハードディスク装置に記録された編
集リスト作成用の映像信号が表示される。これによりオ
ペレータにおいては、編集点近傍についてだけハードデ
ィスク装置2に映像信号を取り込んでプレビューして
も、イン点及びアウト点間の映像信号を全て取り込んで
プレビューしている場合と同様の操作感覚によりプレビ
ューすることができ、その分使い勝手を向上することが
できる。
【0121】さらにこのときウインドウW1の上部にタ
イムコードを表示したことにより、オペレータにおいて
は、現在のプレビュー位置をこのタイムコードにより確
認すすることができ、これによっても使い勝手を向上す
ることができる。
【0122】このようにして編集点の変更、特殊効果の
選択を完了すると、編集装置では、オペレータの操作に
従って編集リストが生成され(図15)、その後この編
集リストに従って編集結果の映像信号が記録側ビデオテ
ープレコーダ6に記録される。このとき編集装置1で
は、バッチ処理によるプラニングが実行され、編集素材
を記録した磁気テープ毎に、再生時間が検出される。さ
らにこの検出した再生時間の短い順に、磁気テープの配
列が設定され、この配列に従って再生側ビデオテープレ
コーダ5に対する磁気テープの装填がオペレータ指示さ
れる。
【0123】これにより再生時間の短い磁気テープよ
り、編集リストに従って、記録側ビデオテープレコーダ
6にインサート録画により順次オペレータの選択したシ
ーンが記録され、複数本の磁気テープを編集対象にして
編集処理する場合における磁気テープの装填回数が格段
的に低減される。さらに再生時間の短い磁気テープより
順次インサート録画することにより、オペレータにおい
ては、録画を開始した直後、短い時間間隔で磁気テープ
の交換作業を繰り返した後、編集装置1を離れて他の作
業を実行でき、これによりオペレータの作業効率を向上
することができる。
【0124】このとき2つの映像信号を合成する特殊効
果においては、事前に、遷移期間EABについてだけこ
の2つの映像信号をハードディスク装置2に取り込み、
この取り込んだ映像信号を合成してハードディスク装置
2に保存することにより、煩雑な構成による特殊効果装
置を持たないシステム構成でも、種々の特殊効果により
映像信号を編集処理することができる。
【0125】以上の構成によれば、編集点近傍の映像信
号についてのみ、データ量を低減してハードディスク装
置に記録し、この映像信号によりプレビューの処理を実
行することにより、小容量のハードディスク装置によっ
ても種々の編集作業を実行することができ、これにより
簡易な構成の編集装置を得ることができる。
【0126】またプレビューの処理において、ハードデ
ィスク装置に取り込んでいない映像信号については、静
止画を表示し、またタイムコードを表示することによ
り、編集点近傍の映像信号についてのみ取り込んでプレ
ビューする場合の使い勝手を向上することができる。
【0127】さらに各磁気テープ毎に、バッチ処理によ
り編集結果を記録し、このとき再生時間の短い磁気テー
プから順次処理することにより、オペレータによる頻繁
な磁気テープの交換回数を低減して、オペレータの作業
効率を向上することができる。
【0128】また特殊効果を付加する場合は、遷移期間
についてだけ処理対象の映像信号をハードディスク装置
に記録して編集結果を保持することにより、煩雑な構成
による特殊効果装置を持たないシステム構成でも、種々
の特殊効果を付与することができる。
【0129】なお上述の実施の形態においては、編集点
近傍についてのみ映像信号の解像度を低減してハードデ
ィスク装置に取り込む場合について述べたが、本発明は
これに限らず、ハードディスク装置の容量に余裕がある
場合等にあっては、解像度を低減する処理を中止しても
よい。
【0130】また上述の実施の形態においては、ハード
ディスク装置に取り込んでいない映像信号については、
静止画及びタイムコードを表示する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、静止画又はタイムコードの
何れかを一方のみを表示してもよい。またこれらに代え
て、ハードディスク装置の容量に余裕がある場合等にあ
っては、ハードディスク装置にコマ送りの映像を取り込
んで、このコマ送りの映像を表示してもよい。
【0131】さらに上述の実施の形態においては、特殊
効果により2つのシーンを接続する場合、この2つの映
像信号をハードディスク装置に取り込んで合成する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、1方の映像
信号についてだけハードディスク装置に取り込んで保持
し、他方の映像信号については再生側ビデオテープレコ
ーダより再生される映像信号を用いるようにしてもよ
い。なおこの場合、編集結果を直接記録側ビデオテープ
レコーダで記録してもよい。
【0132】また上述の実施の形態においては、2つの
映像信号を合成するフィルタリング処理による特殊効果
について述べたが、本発明はこれに限らず、1つの映像
信号について、例えばフェードアウト、フェードイン等
のフィルタリング処理による特殊効果についても適用す
ることができる。
【0133】さらに上述の実施の形態においては、再生
時間の短い磁気テープの順に、バッチ処理により編集結
果を記録する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、再生時間の長い磁気テープの順に、バッチ処理に
より編集結果を記録するようにしてもよい。
【0134】また上述の実施の形態においては、編集点
近傍の映像信号を選択的に取り込んで編集処理する場合
に、バッチ処理のプランニング処理を実行する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、複数の磁気テー
プを編集対象にしてこれらの磁気テープより編集結果の
映像信号を磁気テープに記録する場合に広く適用するこ
とができる。
【0135】さらに上述の実施の形態においては、各1
台の記録側ビデオテープレコーダ及び再生側ビデオテー
プレコーダを用いて編集処理する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、複数台の再生側ビデオテー
プレコーダを用いて編集処理する場合にも適用すること
ができる。
【0136】また上述の実施の形態においては、磁気テ
ープに記録したビデオ素材を編集処理する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、ハードディスク装
置、光ディスク、ICカード等、種々の記録媒体に記録
した映像信号を編集処理する場合に広く適用することが
できる。
【0137】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、編集点の
設定処理に必要な部分的な映像信号についてのみ、作業
用の記憶手段に転送し、この部分的な映像信号によりプ
レビューすることにより、簡易な構成で、種々の編集処
理を実行することができる編集装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る編集装置のビデオ素
材の入力の説明に供するフローチャートである。
【図2】図1の編集装置の全体構成を示す略線図であ
る。
【図3】図2のブロック図である
【図4】図2の編集装置における全体の処理手順を示す
フローチャートである。
【図5】図1のビデオ素材の入力の説明に供する略線図
である。
【図6】図1のビデオ素材の入力におけるイン点近傍ビ
デオ素材の入力の説明に供するフローチャートである。
【図7】図6のイン点近傍ビデオ素材の入力における1
フレーム分の映像信号の入力の説明に供するフローチャ
ートである。
【図8】図1のビデオ素材の入力におけるアウト点近傍
ビデオ素材の入力の説明に供するフローチャートであ
る。
【図9】タイムコードマップを示す図表である。
【図10】プレビュー時における表示画面を示す略線図
である。
【図11】プレビュー時における処理手順を示すフロー
チャートである。
【図12】図11の続きの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図13】図12の続きの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図14】図13の続きの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図15】編集リストを示す図表である。
【図16】特殊効果の処理の説明に供する略線図であ
る。
【図17】特殊効果における処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図18】図17の続きの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図19】図17の処理手順における遷移期間の処理手
順を示すフローチャートである。
【図20】図17の処理手順におけるダビングの処理手
順を示すフローチャートである。
【図21】図20の続きの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図22】図17の処理手順における遷移期間の映像信
号の記録の説明に供するフローチャートである。
【図23】バッチ処理の説明に供する略線図である。
【図24】バッチ処理のプランニングの処理手順を示す
フローチャートである。
【図25】図24の続きの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図26】プランニングによるダビングの処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1……編集装置、2……ハードディスク装置、3……パ
ーソナルコンピュータ、5、6……ビデオテープレコー
ダ、2B……編集サブシステム、2BA……タイムコー
ド管理部、2BC……編集処理部、2BE……特殊効果
フィルタ、2BF……バッチ処理部、2C……入出力管
理部、2CB……間引き回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力手段を介して検出されるオペレータの
    操作に応動して、編集対象の映像信号を記録した再生側
    記憶手段より、編集点近傍の映像信号を選択的に入力し
    て作業用の記憶手段に記録し、 前記作業用の記憶手段に記録した前記映像信号をプレビ
    ューして作成される編集リストに基づいて、前記再生側
    記憶手段の動作を制御して、前記編集対象の映像信号を
    編集することを特徴とする編集装置。
  2. 【請求項2】前記作業用の記憶手段に前記映像信号を記
    録する際に、前記映像信号の解像度を低減することを特
    徴とする請求項1に記載の編集装置。
  3. 【請求項3】前記プレビューの際に、 所定の表示手段を介して、前記作業用の記憶手段に記録
    した前記映像信号を再生してプレビューの映像を表示
    し、 前記作業用の記憶手段に記録されていない前記映像信号
    については、前記作業用の記憶手段に記録された映像信
    号による静止画を表示することを特徴とする請求項1に
    記載の編集装置。
  4. 【請求項4】前記プレビューの際に、 所定の表示手段を介して、前記作業用の記憶手段に記録
    した前記映像信号を再生してプレビューの映像を表示
    し、 前記作業用の記憶手段に記録されていない前記映像信号
    については、前記再生側記憶手段に記憶された映像信号
    のタイムコードを表示することを特徴とする請求項1に
    記載の編集装置。
  5. 【請求項5】前記編集リストに従った編集処理におい
    て、前記再生側記憶手段より所定データ量の映像信号を
    前記作業用の記憶手段に取り込むと共に、取り込んだ映
    像信号をフィルタリング処理して出力することを特徴と
    する請求項1に記載の編集装置。
  6. 【請求項6】前記フィルタリング処理は、複数の映像信
    号を合成して出力する処理でなることを特徴とする請求
    項5に記載の編集装置。
  7. 【請求項7】編集リストに従って、再生側記憶手段に記
    憶した映像信号を記録側記憶手段に記録する編集装置に
    おいて、 再生側記憶手段に対する記録媒体の交換作業が最小回数
    になるように、前記編集リストに基づいて、記録順序を
    プランニングし、該プランニング結果に基づいて、記録
    側記憶手段及び再生側記憶手段の動作を制御してインサ
    ート録画により編集結果を記録することを特徴とする編
    集装置。
  8. 【請求項8】前記再生側記憶手段において再生する時間
    の短い又は長い前記記録媒体より順次交換作業するよう
    に、前記記録順序をプランニングすることを特徴とする
    請求項7に記載の編集装置。
  9. 【請求項9】入力手段を介して検出されるオペレータの
    操作に応動して、編集対象の映像信号より、編集点近傍
    の映像信号を選択的に取り込んで編集リスト作成用の映
    像信号を記録することを特徴とする編集方法。
  10. 【請求項10】前記編集点近傍の映像信号の解像度を低
    減して取り込むことを特徴とする請求項9に記載の編集
    方法。
  11. 【請求項11】前記選択的に取り込んだ映像信号により
    プレビューの表示画像を形成することを特徴とする請求
    項9に記載の編集方法。
  12. 【請求項12】前記プレビューの際に、前記選択的に取
    り込んだ映像信号を静止画により表示することを特徴と
    する請求項11に記載の編集方法。
  13. 【請求項13】編集リストに従って、再生側記憶手段に
    記憶した映像信号を記録側記憶手段に記録する編集方法
    において、 再生側記憶手段に対する記録媒体の交換作業が最小回数
    になるように、前記編集リストに基づいて、記録順序を
    プランニングし、該プランニング結果に基づいてインサ
    ート録画により編集結果を記録することを特徴とする編
    集方法。
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