JPH10250054A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH10250054A
JPH10250054A JP6089897A JP6089897A JPH10250054A JP H10250054 A JPH10250054 A JP H10250054A JP 6089897 A JP6089897 A JP 6089897A JP 6089897 A JP6089897 A JP 6089897A JP H10250054 A JPH10250054 A JP H10250054A
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recording
recording head
inclination
signal
head
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JP6089897A
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Takayuki Murata
隆之 村田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録装置において記録ヘッドが傾いて装着さ
れかつ装着の度にその傾きが変化する場合でも容易にこ
れに対応して常に適切な記録位置の補正を行うことを可
能とする。 【解決手段】 記録ヘッド9の複数のインク吐出口にそ
れぞれ対応した複数のヒータ11を複数のブロックに分
割し、これらブロック毎に時分割でヒータの駆動を行う
構成において、セレクタ93により、セレクト信号se
l1が有効なときは分割をせず、信号sel2が有効な
ときは2分割し、信号sel3が有効なときは3分割
し、および信号sel4が有効なときは4分割する駆動
を行う。これにより、記録ヘッド9の傾きに応じてセレ
クト信号sel1〜sel4のいずれかを有効として、
上記駆動により形成され得る複数のインクドット配列を
分割数と記録ヘッドの走査速度に応じた傾きとできるた
め、記録ヘッドの傾きによるドット配列の傾きを相殺す
ることによって補正できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置に関し、詳
しくは記録ヘッドの装着誤差による記録位置ずれの補正
を行う記録装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】パーソナルコンピュータやワードプロセッ
サ等の普及に伴い、それらの機器の出力装置として、イ
ンクジェット記録方式やサーマル記録方式等、様々な記
録方式のプリンタが用いられてきている。特に近年で
は、CPU性能向上等による処理速度の高速化や、磁気
ディスク装置等、記憶装置の大容量化や低価格化に伴
い、高解像度の画像を処理する機会が多くなり、プリン
タにも記録画像の高解像度化・高精細化やカラー化が望
まれている。
【0003】記録装置におけるそのような高解像度化・
高精細化の一環として、例えばインクジェット記録ヘッ
ドのインク吐出口を高密度に配し、かつ吐出タイミング
をより高密度なものとすることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録画像の
高解像度化等によって記録ヘッドが高密度に形成される
構成にあっては、記録ヘッドの装着誤差が記録画像に及
ぼす影響は相対的に大きくなる。例えばフルカラー記録
等のために複数の記録ヘッドを具える装置においてその
うちの一つのヘッドが他のヘッドに対して傾いて取付け
られている場合には、この傾いたヘッドにより記録され
るドットが他のヘッドによる隣接画素のドットと重なっ
て形成され易くなり記録画像の品位を著しく低下させる
ことがある。また、単一の記録ヘッドを用いて記録を行
う場合においても、ある程度以上の傾きは画像品位の劣
化と認識され、特にシリアルタイプの装置にあっては各
走査領域の境界が目立ち易くなるという問題もある。
【0005】これに対し、例えば吐出タイミングを制御
し、記録ヘッドの取付け誤差によるドット形成位置のず
れを補正することが従来より行われれている。
【0006】しかしながら、ユーザーにおいて記録ヘッ
ドを交換可能とする最近の記録装置では記録ヘッドを精
度よく装着することが比較的困難であり、また、記録ヘ
ッドの装着の度に傾きの角度が変化する場合があるた
め、このヘッドの傾きに対する補正を容易に行うことが
できないという問題があった。
【0007】本発明は上述の問題を解消するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、記録ヘッド
が傾いて装着されかつ装着の度にその傾きが変化する場
合でも容易にこれに対応して常に適切な記録位置の補正
を行うことが可能な記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
複数の記録素子を配列した記録ヘッドを用いて被記録媒
体に記録を行う記録装置において、記録ヘッドを被記録
媒体に対して相対的に走査させるための走査手段と、記
録ヘッドの複数の記録素子を複数のグループに分割し、
前記走査手段による走査の間に前記グループ毎に時分割
で記録素子を駆動する分割駆動手段と、該分割駆動手段
による分割数を、前記走査手段による走査方向に対する
記録ヘッドにおける複数の記録素子の配列方向の角度に
応じて設定する分割数設定手段と、を具えたことを特徴
とする。
【0009】以上の構成によれば、複数の記録素子をグ
ループ毎に時分割で駆動する場合の分割数が、装着され
る記録ヘッドにおける複数の記録素子の配列の傾きに応
じて設定されるので、記録ヘッドの走査速度と上記分割
数に応じて、上記複数の記録素子によって形成可能なド
ット配列の傾きを制御でき、これにより、上記記録素子
の配列の傾きを相殺してドットの配列の傾きを補正する
ことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0011】(実施形態1)図1は、本発明の一実施形
態に係るインクジェット記録装置の概略構成を示す斜視
図であり、本装置は、電気熱変換素子を吐出エネルギ発
生手段として有するいわゆるバブルジェット方式の記録
ヘッドを用いたカラーインクジェット記録装置の一例を
示している。
【0012】図1において、用紙またはプラスチックシ
ートなどの被記録媒体1はその記録領域の上下に配置さ
れたそれぞれ一対の搬送ローラ2,3によって支持さ
れ、シート送りモータ4で駆動される搬送ローラ2によ
って図中矢印A方向へ搬送される。搬送ローラ3の前方
にはこれと平行に2本のガイドシャフト5が設けられて
おり、このガイドシャフト5に沿ってキャリッジ6が移
動できるように設けられ、これにより、ワイヤ8を介し
て伝達されるキャリッジモータ7の駆動力によって図中
矢印B方向に移動することができる。
【0013】キャリッジ6には、インクジェット方式の
記録ヘッドが4種類のインクについてそれぞれ着脱自在
に装着される。すなわち、それぞれシアン(C)、マゼ
ンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各色
のインクを吐出する黒ヘッド9A、シアンヘッド9B、
マゼンタヘッド9C、イエローヘッド9Dが、不図示の
装着機構により、それぞれ別個に着脱可能に装着されて
いる。各記録ヘッドには64個のインク吐出口が360
DPIの密度で所定方向に配設され、それら吐出口に連
通するそれぞれのインク路には吐出に利用される熱エネ
ルギーを発生する電気熱変換素子が設けられている。こ
れら記録ヘッド9A〜9Dはキャリッジ6に装着された
とき、その吐出口は被記録媒体1の記録面と所定間隔
(例えば0.8mm)をおいて対向し、また、その配列
方向がキャリッジ6の移動方向と略直交する方向とな
る。
【0014】図2は、記録ヘッド9A〜9Dそれぞれの
インク吐出に係る構成の一部分の縦断面図を模式的に示
す図である。
【0015】図2において、各インク吐出口10に対応
するインク路10Aには電気熱変換素子(発熱抵抗体な
どにより構成される)11が形成され、これを駆動(通
電)することによりインク内に膜沸騰現象を生起させて
バブル(気泡)11Aを発生せしめ、この気泡の圧力に
より、インクを吐出して飛翔インク滴12を形成するこ
とができる。このインク吐出により、被記録媒体1上に
インク滴を付着させ記録データに応じたドットパターン
による記録が行われる。
【0016】さらに、各記録ヘッド9には電気熱変換素
子への通電をオン/オフするためのスイッチング素子1
3およびその駆動を行うための駆動回路(ドライバ)が
図5等で後述されるように記録ヘッドの所定の回路基板
に設けられている。
【0017】再び図1を参照すると、記録装置のエンジ
ン制御回路(CPU)やこれに併設されたROM,RA
M等を含む制御部は基板15上に形成され、ホスト機1
7のコントローラから指令信号やデータ信号(記録情
報)を受信し、これに基づいて各種モータ等の駆動源や
各記録ヘッド9Aから9Dの駆動を制御する。
【0018】また、記録装置の外装ケース(不図示)に
取付けられる操作パネル160には、オンライン/オフ
ライン切換えキー16A、ラインフィードキー16B、
フォームフィードキー16C、記録モード切換えキー1
6D等のキー設定部のほか、複数のアラームランプ16
Eや電源ランプ16F等の警告ランプを含む表示部が設
けられている。
【0019】図3は、図1に示したインクジェット記録
装置の制御系を示すブロック図である。
【0020】本実施形態の制御系は、エンジン制御回路
としてのCPU18やプログラムメモリ19、ワーキン
グメモリ20およびデータメモリ21を構成するRO
M,RAM等を有し、ホスト装置17から指令信号やデ
ータ信号(記録情報)を受信し、これに基づいて各種モ
ータ等の駆動源などとともに駆動制御回路26を介して
記録ヘッド9A〜9Dのインク吐出のための駆動を制御
する。
【0021】すなわち、CPU18は、出力ポート29
を介してモータドライバ31に制御信号を出力すること
によりキャリッジモータ7やシート送りモータ4を制御
するとともに、データメモリ21に格納されている記録
情報に基づきヘッド駆動回路26を介して記録ヘッド9
の吐出を制御し記録を行う。また、後述される各ヘッド
のシフトレジスタから読出されるシリアル信号は、キャ
リッジ6のコンタクト部および入力ポート33を介して
取込まれる。
【0022】また、前述した操作パネル160上の各操
作キー16A〜16D(図1参照)を介した入力は、入
力ポート24を介してCPU18に伝達され、またアラ
ームランプ16Eや電源ランプ16F等の警告ランプ1
6に対しては、出力ポート30を介して制御信号が供給
される。
【0023】さらに、図3において、電源回路25によ
り、制御ロジック回路を動作させるためのロジック駆動
電圧(例えば5V)、各種モータ駆動電圧(例えば30
V)、リセット電圧、各記録ヘッドの電気熱変換体11
に通電し発熱させるためのヒート電圧(例えば25
V)、および記録ヘッド9保護用バックアップ電圧がそ
れぞれの対応する回路において印加される。
【0024】なお、以上の構成において、以下で説明す
るブロック分割に係るセレクト信号は、ホスト装置にお
けるユーザーの選択操作に基づいて駆動制御回路26が
各ヘッド9A〜9Dに送出するのが、上記選択のための
操作は操作キー16A〜16Dを用いて行うようにして
もよい。
【0025】図4は本実施形態の記録装置に搭載する記
録ヘッドの駆動回路を示す図である。
【0026】吐出データSiはクロック信号CLKiに
同期してシリアル転送されてシフトレジスタ91に順次
格納され、その記録ヘッドの電気熱変換体11(以下、
単に「ヒータ」ともいう)に対応した数だけ格納される
と、ラッチ信号LATCH*によりラッチ92に保持さ
れる。そして、ラッチ92に蓄えられた吐出データに応
じて各ヒータ11は選択的に駆動される。
【0027】なお、この駆動では、各ヒータ11は後述
されるようにセレクタ93によって定まる分割数のブロ
ック毎に時分割で行われる。すなわち、セレクト信号s
el1〜sel4により分割するブロック数が定まり、
ブロックイネーブル信号BE1i* 〜BE4i* 信号に
より時分割のブロック駆動が行われる。
【0028】図5は主にセレクタ93の詳細な構成を示
す回路図である。なお、図5ではヒータ11の数を、図
示および説明の簡略化のために24個としているが、以
下の説明はこのヒータの数によって何ら制限を受けない
ことはその説明からも明らかである。
【0029】図5において、各ヒータ11(図5では図
示の簡略化のため第1,第7,第9,第13,第17,
第19および第24番目のヒータのみが表わされてい
る。以下、ヒータ11をその配列順序に応じて「ヒータ
1,ヒータ7,点,ヒータ24」とも称する。)には、
4つのアンド素子931〜934が対応して設けられて
いる。各ヒータにおいて、1番目のアンド素子931に
はセレクタ信号sel1が入力し、2番目のアンド素子
932にはセレクト信号sel2が入力する。以下、同
様に、3,4番目のアンド素子933,934にはそれ
ぞれセレクト信号sel3,sel4が入力する。一
方、ブロックイネーブル信号BE1i* 〜BE4i* に
ついてはイネーブル信号ENB* とのアンド出力として
各ヒータのアンド素子931〜934に入力するが、各
ヒータにおけるその入力態様はそのヒータがセレクト信
号sel1〜sel4によって分割されるブロックのい
ずれに属するかに応じて定められている。
【0030】以上のセレクタ93の構成により、セレク
ト信号sel1を有効としたときはヒータ1〜24の全
てのヒータがブロックイネーブル信号BE1i* により
同時に駆動される。セレクト信号sel2を有効とした
ときは、ヒータ1〜24は2分割されて、ブロックイネ
ーブル信号BE1i* でヒータ1〜12が、ブロックイ
ネーブル信号BE2i* でヒータ13〜24が時分割で
駆動される。セレクト信号sel3を有効としたときは
ヒータ1〜24は時分割され、ブロックイネーブル信号
BE1iでヒータ1〜8が、ブロックイネーブル信号B
E2iでヒータ9〜16が、ブロックイネーブル信号B
E3iでヒータ17〜24がそれぞれ時分割駆動され
る。さらに、セレクト信号sel4を有効としたときは
ヒータ1〜24は4分割され、ブロックイネーブル信号
BE1i* によってヒータ1〜6が、ブロックイネーブ
ル信号BE2i* によってヒータ7〜12が、ブロック
イネーブル信号BE2i* によってヒータ13〜18
が、ブロックイネーブル信号BE4i* によってヒータ
19〜24が、時分割にそれぞれ駆動される。
【0031】以上のブロックの分割およびブロック駆動
をさらに詳細に説明すると、例えばヒータ1の4つのア
ンド素子931〜934について、セレクト信号sel
1〜4はアンド素子931〜934にそれぞれ対応して
入力し、一方、ブロックイネーブル信号BE1i* (イ
ネーブル信号ENBのアンド出力、以下同様)のみが各
アンド素子931〜934に入力するので、セレクト信
号sel1〜4のいずれが有効であっても、ブロックイ
ネーブル信号BE1により駆動される。すなわち、ヒー
タ1は、各ヒータがいずれの数に分割された場合でも1
番目に駆動されるブロックに属することになる。
【0032】一方、例えばヒータ13の場合はセレクト
信号sel1〜4は、同様に各アンド素子931〜93
4に対応してそれぞれに入力するが、ブロックイネーブ
ル信号Be1i* はアンド素子931に入力し、ブロッ
クイネーブル信号BE2i*はアンド素子932および
933に入力し、ブロックイネーブル信号BE3i*は
アンド素子934に入力する。これにより、セレクト信
号sel1が有効なときは、ブロックイネーブル信号B
E1i* によって駆動される。また、セレクト信号se
l2またはsel3が有効なときはブロックイネーブル
信号BE2i*によって駆動される。すなわち、各ヒー
タが2分割または3分割されるときはヒータ13は2番
目のブロックに属することになる。さらに、セレクト信
号sel4が有効なときは、ブロックイネーブル信号B
E3i* によって駆動され、従って、各ヒータが4分割
して駆動されるときは3番目のブロックに属することに
なる。
【0033】図6は、本実施形態において、セレクト信
号sel1〜sel4によってそれぞれ分割数を定めた
ときの記録結果を模式的に示す図である。
【0034】同図からも明らかなように、それぞれのブ
ロックの駆動の間にヘッドが移動することによって各ブ
ロック間でドット形成位置をずらすことができ、この場
合において分割数を多くする程、形成される24個のド
ットの全体的な傾きを大きくすることができる。すなわ
ち、ヘッドの装着誤差によって生じるヘッドの吐出口配
列の傾きに応じて、セレクト信号sel1〜sel4の
いずれかを設定することにより、上記傾きを補正し実際
に形成されるドット列をほぼ傾きのないものにすること
ができる。
【0035】なお、ヘッドの傾きの検知およびそれに応
じたセレクト信号の設定は、本実施形態の場合、次のよ
うにして行う。ヘッドを装着したまま、ブロック数を1
ブロックから4ブロックまで順次変化させ、図12に示
すように各ブロック数毎にテストプリントを行う。そし
て、縦線のつながりのよいブロック数(図12に示す例
では3ブロック)について、このブロック数に相当する
傾きを有しているとし対応するセレクト信号を設定す
る。
【0036】(実施形態2)分割するブロック数を多く
すると、全てのブロックを駆動する時間が、キャリッジ
の移動速度に対して長くなる場合があり、この場合には
ドット形成位置がブロック間で大きくずれることにな
る。そのため、従来より、図7に示すように、予め傾け
て記録ヘッドを搭載し、キャリッジ移動の所定距離あた
りの移動時間と分割されたブロックの駆動間隔を一致さ
せることにより着弾位置を補正することが行われてい
る。本実施形態はこのような構成において本発明を適用
したものである。
【0037】一方、図8は、従来より知られる時分割駆
動の他の例を説明する図であり、6分割された24個の
ヒータの各4個のヒータからなるグループを順に時分割
で駆動した際のドット形成を示す。すなわち、上例の場
合、分割の仕方を、ヒータを5つおきに同じヒータグル
ープとするものである。所定時間を6分割したタイミン
グで、各ヒータを1、2、3、4、5、6と順番に駆動
するとそれぞれ傾きのない4つのドット列を形成するこ
とができる。本実施形態はこの構成に本発明を適用した
例を示すものである。
【0038】図9および図10は、本実施形態のそれぞ
れヘッド駆動回路およびこの回路におけるセレクタの詳
細を示す図である。
【0039】上記実施形態1では、ブロックイネーブル
信号およびセレクト信号とヒータとの対応が固定的に定
められたが、この対応を固定とすると駆動する順序を任
意に設定することができない。そこで、図10に示すよ
うに各ヒータが属するグループをセレクト信号のみで設
定できるようセレクト信号をシフトレジスタに設定す
る。これにより、シフトレジスタに入力するセレクトシ
リアル信号sel Siを適切に定めれば駆動グループ
を任意に設定することができる。
【0040】図11は本実施形態において、傾いて装着
された記録ヘッドによるドットずれを補正するために駆
動グループを5分割にして駆動した例を示す。
【0041】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0042】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0043】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0044】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0045】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0046】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0047】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0048】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0049】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の記録素子をグループ毎に時分割で駆動する場合の分
割数が、装着される記録ヘッドにおける複数の記録素子
の配列の傾きに応じて設定されるので、記録ヘッドの走
査速度と上記分割数に応じて、上記複数の記録素子によ
って形成可能なドット配列の傾きを制御でき、これによ
り、上記記録素子の配列の傾きを相殺してドットの配列
の傾きを補正することが可能となる。
【0051】この結果、記録ヘッドの傾きによるドット
列の傾きを容易に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェット記録
装置の主要部の構成を示す模式図である。
【図2】図1に示す記録ヘッドの一部の縦断面を模式的
に示す図である。
【図3】上記インクジェット記録装置の制御構成を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る記録ヘッドの主
に駆動回路を示す図である。
【図5】図4に示すセレクタの詳細な構成を示す回路図
である。
【図6】第1の実施形態による記録結果を示す図であ
る。
【図7】時分割駆動の他の例を記録結果で示す模式図で
ある。
【図8】時分割駆動においてヘッドを傾けて記録した場
合の記録結果を示す模式図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る記録ヘッドの主
に駆動回路を示す図である。
【図10】図9に示すセレクタの詳細な構成を示す回路
図である。
【図11】第2の実施形態による記録結果を示す図であ
る。
【図12】本発明の一実施形態におけるヘッド傾き検出
およびセレクト信号の設定を行うためのテストパターン
を示す図である。
【符号の説明】
1 被記録媒体 2 搬送ローラ 3 搬送ローラ 4 シート送りモータ 5 ガイドシャフト 6 キャリッジ 7 キャリッジモータ 8 ワイヤ 9,9A,9B,9C,9D 記録ヘッド 10 吐出口 11 電気熱変換体(ヒータ) 18 CPU 26 駆動制御回路 91 シフトレジスタ 92 ラッチ 93 セレクタ 931,932,933,934 アンド素子 9501,9502,9524 シフトレジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子を配列した記録ヘッドを
    用いて被記録媒体に記録を行う記録装置において、 記録ヘッドを被記録媒体に対して相対的に走査させるた
    めの走査手段と、 記録ヘッドの複数の記録素子を複数のグループに分割
    し、前記走査手段による走査の間に前記グループ毎に時
    分割で記録素子を駆動する分割駆動手段と、 該分割駆動手段による分割数を、前記走査手段による走
    査方向に対する記録ヘッドにおける複数の記録素子の配
    列方向の角度に応じて設定する分割数設定手段と、 を具えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記分割数設定手段は、設定すべき分割
    数に応じたセレクト信号と前記グループ毎の駆動を有効
    にするイネーブル信号とに基づいて分割数を設定するセ
    レクタを有することを特徴とする請求項1に記載の記録
    装置。
  3. 【請求項3】 前記分割数設定手段は、前記複数の記録
    素子をそれぞれについて当該記録素子が属するグループ
    を設定するデータにより分割数を設定するセレクタを有
    することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記セレクタは、前記グループを設定す
    るデータを格納するシフトレジスタを有することを特徴
    とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 記録ヘッドの複数の記録素子は、インク
    を吐出して記録を行うものであることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録素子は、インク吐出に利用され
    る熱エネルギーを発生するために熱エネルギー発生素子
    を有することを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
JP6089897A 1997-03-14 1997-03-14 記録装置 Pending JPH10250054A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000047416A1 (fr) * 1999-02-10 2000-08-17 Seiko Epson Corporation Reglage du deplacement de la position d'enregistrement pendant l'impression au moyen de donnees d'identification relatives a la tete d'impression
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