JPH10250057A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH10250057A JPH10250057A JP7652697A JP7652697A JPH10250057A JP H10250057 A JPH10250057 A JP H10250057A JP 7652697 A JP7652697 A JP 7652697A JP 7652697 A JP7652697 A JP 7652697A JP H10250057 A JPH10250057 A JP H10250057A
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- Japan
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- recording
- recording medium
- ink jet
- ink
- paper
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- Ink Jet (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】余分な制御系を必要とせず、簡単な構成で、記
録紙のインクによる膨潤や波打ちに影響を受けることな
く記録ヘッドとのギャップを常に一定に保つことによ
り、インク滴の着弾精度を安定的に向上させて記録画像
の画質向上を図る。 【構成】記録紙1に対して接近離反方向に移動可能にキ
ャリッジ9に搭載されたスライド部材13と、スライド
部材13に固定された記録ヘッド50と、スライド部材
13を記録紙に接近する方向に付勢するバネ部材14
と、記録紙に接触して記録ヘッド50の吐出口面81と
記録紙1との隙間を一定値に規制する回転体12等の位
置規制手段と、を備える。
録紙のインクによる膨潤や波打ちに影響を受けることな
く記録ヘッドとのギャップを常に一定に保つことによ
り、インク滴の着弾精度を安定的に向上させて記録画像
の画質向上を図る。 【構成】記録紙1に対して接近離反方向に移動可能にキ
ャリッジ9に搭載されたスライド部材13と、スライド
部材13に固定された記録ヘッド50と、スライド部材
13を記録紙に接近する方向に付勢するバネ部材14
と、記録紙に接触して記録ヘッド50の吐出口面81と
記録紙1との隙間を一定値に規制する回転体12等の位
置規制手段と、を備える。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録手段から記録媒
体へインクを吐出して記録するインクジェット記録装置
に関する。
体へインクを吐出して記録するインクジェット記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情
報に基づいて用紙やプラスチック薄板等の記録媒体(被
記録材)に画像(文字や記号等を含む)を記録していく
ように構成されている。前記記録装置は、記録方式によ
り、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、
レーザービーム式等に分けることができる。
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情
報に基づいて用紙やプラスチック薄板等の記録媒体(被
記録材)に画像(文字や記号等を含む)を記録していく
ように構成されている。前記記録装置は、記録方式によ
り、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、
レーザービーム式等に分けることができる。
【0003】記録媒体の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査しながら記録するシリアル型の記録装
置においては、記録媒体を所定の記録位置にセットした
後、記録媒体に沿って移動する記録手段による記録動作
と記録手段の移動方向と交叉する方向に記録媒体を紙送
りする搬送動作とを組合せることにより、記録媒体全体
の記録が行われる。
する方向に主走査しながら記録するシリアル型の記録装
置においては、記録媒体を所定の記録位置にセットした
後、記録媒体に沿って移動する記録手段による記録動作
と記録手段の移動方向と交叉する方向に記録媒体を紙送
りする搬送動作とを組合せることにより、記録媒体全体
の記録が行われる。
【0004】一方、記録媒体を搬送方向に送る副走査の
みで記録するライン型の記録装置においては、記録媒体
を所定の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を
連続的に行ないながら所定量の紙送り(ピッチ送り)を
行ない、記録媒体の全体に画像が記録される。
みで記録するライン型の記録装置においては、記録媒体
を所定の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を
連続的に行ないながら所定量の紙送り(ピッチ送り)を
行ない、記録媒体の全体に画像が記録される。
【0005】上記記録装置のうち、インクジェット式の
記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段(記
録ヘッド)から記録媒体にインクを吐出して記録を行う
ものであり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高
精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別
の処理を必要とせずに記録することができ、ランニング
コストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少
なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記
録するのが容易であるなどの利点を有している。中で
も、紙幅方向に多数の吐出口を配列したフルマルチタイ
プの記録手段を用いるライン型のものは、記録の一層の
高速化が可能である。
記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段(記
録ヘッド)から記録媒体にインクを吐出して記録を行う
ものであり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高
精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別
の処理を必要とせずに記録することができ、ランニング
コストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少
なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記
録するのが容易であるなどの利点を有している。中で
も、紙幅方向に多数の吐出口を配列したフルマルチタイ
プの記録手段を用いるライン型のものは、記録の一層の
高速化が可能である。
【0006】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。一
方、記録媒体(被記録材)の材質に対する要求も様々な
ものがあり、近年では、通常の記録媒体である紙や樹脂
薄板(OHP等)などの他に、薄紙や加工紙(ファイリ
ング用のバンチ孔付き紙やミシン目付き紙、任意な形状
の紙など)などを使用することが要求されるようになっ
てきた。
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。一
方、記録媒体(被記録材)の材質に対する要求も様々な
ものがあり、近年では、通常の記録媒体である紙や樹脂
薄板(OHP等)などの他に、薄紙や加工紙(ファイリ
ング用のバンチ孔付き紙やミシン目付き紙、任意な形状
の紙など)などを使用することが要求されるようになっ
てきた。
【0007】図6及び図7は従来のインクジェット記録
装置の構造例を示す概略縦断面図であり、図6は記録中
の状態を示し、図7は記録媒体が供給された直後の状態
を示す。図6及び図7において、101は記録紙やプラ
スチック薄板等の記録媒体、102及び103は記録媒
体搬送方向上流側に配設された搬送手段を形成する一対
のローラ(搬送ローラ及びピンチローラ)であり、10
4及び105は記録媒体搬送方向下流側に配設された搬
送手段を形成する一対のローラ(搬送ローラ及びピンチ
ローラ)である。記録媒体101はこれら2か所(2
対)のローラ対から成る搬送手段によって挟持されかつ
搬送される。
装置の構造例を示す概略縦断面図であり、図6は記録中
の状態を示し、図7は記録媒体が供給された直後の状態
を示す。図6及び図7において、101は記録紙やプラ
スチック薄板等の記録媒体、102及び103は記録媒
体搬送方向上流側に配設された搬送手段を形成する一対
のローラ(搬送ローラ及びピンチローラ)であり、10
4及び105は記録媒体搬送方向下流側に配設された搬
送手段を形成する一対のローラ(搬送ローラ及びピンチ
ローラ)である。記録媒体101はこれら2か所(2
対)のローラ対から成る搬送手段によって挟持されかつ
搬送される。
【0008】106は記録媒体の搬送経路を規制するガ
イド部材、107は前記2対の搬送ローラ102、10
3及び104、105の間に配置された記録手段(記録
ヘッド)である。記録ヘッド107の図示下面(記録媒
体101と対面する面)には、記録媒体搬送方向に配列
された複数の吐出口を有するインク吐出部が設けられて
いる。108はインクタンクである。図示の例では、記
録ヘッド107とインクタンク108を一体化すること
で、交換可能なヘッドカートリッジが構成されている。
本書では、前記記録ヘッドのみを記録手段と呼ぶ他に、
本実施例のように一体化された記録ヘッド107及びイ
ンクタンク108から成るヘッドカートリッジ(又はイ
ンクカートリッジ)も同様に記録手段又は記録ヘッドと
呼ぶことにする。
イド部材、107は前記2対の搬送ローラ102、10
3及び104、105の間に配置された記録手段(記録
ヘッド)である。記録ヘッド107の図示下面(記録媒
体101と対面する面)には、記録媒体搬送方向に配列
された複数の吐出口を有するインク吐出部が設けられて
いる。108はインクタンクである。図示の例では、記
録ヘッド107とインクタンク108を一体化すること
で、交換可能なヘッドカートリッジが構成されている。
本書では、前記記録ヘッドのみを記録手段と呼ぶ他に、
本実施例のように一体化された記録ヘッド107及びイ
ンクタンク108から成るヘッドカートリッジ(又はイ
ンクカートリッジ)も同様に記録手段又は記録ヘッドと
呼ぶことにする。
【0009】図6及び図7において、記録ヘッド107
及びインクタンク108から成る記録手段はキャリッジ
109に搭載(保持)されており、キャリッジ109は
搬送ローラ102〜105の回転軸と略平行に配置され
たキャリッジガイド110、111により記録媒体搬送
方向と略直交する方向に移動可能に案内支持されてい
る。このような構成において、供給(挿入)された記録
媒体101を2対の搬送ローラ102、103及び10
4、105で挟持して間欠的に搬送・停止を行い、停止
中に前記2対の搬送ローラの間で搬送方向と略直交する
方向に記録ヘッド107を移動(主走査)しながらデー
タに基づいて記録媒体101上に1ライン分の画像を記
録する。
及びインクタンク108から成る記録手段はキャリッジ
109に搭載(保持)されており、キャリッジ109は
搬送ローラ102〜105の回転軸と略平行に配置され
たキャリッジガイド110、111により記録媒体搬送
方向と略直交する方向に移動可能に案内支持されてい
る。このような構成において、供給(挿入)された記録
媒体101を2対の搬送ローラ102、103及び10
4、105で挟持して間欠的に搬送・停止を行い、停止
中に前記2対の搬送ローラの間で搬送方向と略直交する
方向に記録ヘッド107を移動(主走査)しながらデー
タに基づいて記録媒体101上に1ライン分の画像を記
録する。
【0010】図8は特開平3−114838号に記載さ
れているインクジェット記録装置の概略構造を示す縦断
面図である。図8において、120は記録紙等の記録媒
体、121はプラテンローラ、122は上流側のピンチ
ローラ(給紙ローラ)、123は下流側のピンチローラ
(排紙ローラ)である。124は記録手段(記録ヘッ
ド)、125はインクタンク、126はスライドテーブ
ル、127はリニア移動パルスモータ、128はキャリ
ッジ、129はキャリッジガイドである。
れているインクジェット記録装置の概略構造を示す縦断
面図である。図8において、120は記録紙等の記録媒
体、121はプラテンローラ、122は上流側のピンチ
ローラ(給紙ローラ)、123は下流側のピンチローラ
(排紙ローラ)である。124は記録手段(記録ヘッ
ド)、125はインクタンク、126はスライドテーブ
ル、127はリニア移動パルスモータ、128はキャリ
ッジ、129はキャリッジガイドである。
【0011】図8の構成のインクジェット記録装置で
は、リニア移動パルスモータ127の駆動を制御するこ
とで、インク吐出頻度に応じて、記録手段124と記録
媒体120との間隔を変化させるように構成されてい
る。すなわち、インク吐出頻度の高いラインを記録した
直後では、記録媒体120の膨潤による変形が大きいこ
とから記録手段124と記録媒体120の間の間隔を大
きくし、インク吐出頻度の少ないラインを記録した直後
では逆に記録手段124と記録媒体120の間の間隔を
小さくするように構成されている。
は、リニア移動パルスモータ127の駆動を制御するこ
とで、インク吐出頻度に応じて、記録手段124と記録
媒体120との間隔を変化させるように構成されてい
る。すなわち、インク吐出頻度の高いラインを記録した
直後では、記録媒体120の膨潤による変形が大きいこ
とから記録手段124と記録媒体120の間の間隔を大
きくし、インク吐出頻度の少ないラインを記録した直後
では逆に記録手段124と記録媒体120の間の間隔を
小さくするように構成されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来から、インク滴を
吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置
においても、記録品位(画質)を向上させるための試み
が種々なされている。例えば、記録ヘッド自体の高精細
化(吐出口配列の高密度化)を図るとともに記録媒体へ
のインク滴(ドット)の着弾精度を向上させることが行
われている。前記着弾精度を向上させるためには、一般
に、記録ヘッド前面と記録媒体表面との距離(以下単に
ギャップともいう)を0.3〜0.7mm程度に抑える
必要がある。
吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置
においても、記録品位(画質)を向上させるための試み
が種々なされている。例えば、記録ヘッド自体の高精細
化(吐出口配列の高密度化)を図るとともに記録媒体へ
のインク滴(ドット)の着弾精度を向上させることが行
われている。前記着弾精度を向上させるためには、一般
に、記録ヘッド前面と記録媒体表面との距離(以下単に
ギャップともいう)を0.3〜0.7mm程度に抑える
必要がある。
【0013】一方、近年、通常用いられる記録用紙以外
に、葉書や封筒などの厚手の記録媒体にも記録すること
ができる機能が求められており、従って、使用される記
録媒体の厚さも約0.05mm〜約0.6mmの広い範
囲にわたるようになりつつある。また、インクジェット
記録装置においては、インクという液体を記録媒体に付
着させることから、記録媒体として紙等を用いる場合、
記録した後で記録媒体が膨潤して波形状に変形してしま
うことがある。
に、葉書や封筒などの厚手の記録媒体にも記録すること
ができる機能が求められており、従って、使用される記
録媒体の厚さも約0.05mm〜約0.6mmの広い範
囲にわたるようになりつつある。また、インクジェット
記録装置においては、インクという液体を記録媒体に付
着させることから、記録媒体として紙等を用いる場合、
記録した後で記録媒体が膨潤して波形状に変形してしま
うことがある。
【0014】従って、図6及び図7に示すインクジェッ
ト記録装置では、記録媒体101へのインク滴着弾の位
置精度を向上させるために記録ヘッド107と記録媒体
101の間のギャップを狭くすると、この記録ヘッドの
吐出口面が接触して記録媒体を101を汚してしまう恐
れがある。よって、どのような厚さの記録媒体にも記録
できるようにするためには、最悪のケースを想定して前
記ギャップを1mm程度と比較的大きくとる必要があ
る。そうすると、逆に着弾位置精度を確保できなくな
り、ドット位置がずれて画質が劣化するという問題点が
生じる。
ト記録装置では、記録媒体101へのインク滴着弾の位
置精度を向上させるために記録ヘッド107と記録媒体
101の間のギャップを狭くすると、この記録ヘッドの
吐出口面が接触して記録媒体を101を汚してしまう恐
れがある。よって、どのような厚さの記録媒体にも記録
できるようにするためには、最悪のケースを想定して前
記ギャップを1mm程度と比較的大きくとる必要があ
る。そうすると、逆に着弾位置精度を確保できなくな
り、ドット位置がずれて画質が劣化するという問題点が
生じる。
【0015】図8に示すインクジェット記録装置によれ
ば、吐出頻度に応じて記録ヘッドと記録媒体の間隔を制
御するので、前述の図6及び図7のインクジェット記録
装置における問題点を解決することが可能である。すな
わち、吐出頻度の高いラインを記録した直後では、記録
紙120の膨潤による変形が大きいために記録ヘッド1
24と記録紙120の間隔を大きくし、吐出頻度の少な
いラインを記録した直後では、記録紙120の膨潤によ
る変形が小さいため、記録ヘッド124と記録紙120
の間隔を逆に小さくすることが可能である。
ば、吐出頻度に応じて記録ヘッドと記録媒体の間隔を制
御するので、前述の図6及び図7のインクジェット記録
装置における問題点を解決することが可能である。すな
わち、吐出頻度の高いラインを記録した直後では、記録
紙120の膨潤による変形が大きいために記録ヘッド1
24と記録紙120の間隔を大きくし、吐出頻度の少な
いラインを記録した直後では、記録紙120の膨潤によ
る変形が小さいため、記録ヘッド124と記録紙120
の間隔を逆に小さくすることが可能である。
【0016】しかしながら、図8の構成では、制御が複
雑であり、製造コストが高くなってしまうという課題が
ある。また、種々の厚さの記録紙に対応するためには紙
厚検出手段を設ける必要があり、この点からも制御が複
雑になりコスト高になる。
雑であり、製造コストが高くなってしまうという課題が
ある。また、種々の厚さの記録紙に対応するためには紙
厚検出手段を設ける必要があり、この点からも制御が複
雑になりコスト高になる。
【0017】また、図6及び図7の従来例及び図8の従
来例とも、供給された記録媒体(記録紙)の先端部に記
録する際、記録紙は図7に示すように一対のローラで挟
持されているだけであるので、記録紙の先端が浮き上が
って記録ヘッドに接触する恐れがあり、従って、記録紙
を汚したり、記録ヘッドを痛めたりするおそれがある。
これを避けるためには記録ヘッドと記録紙との間のギャ
ップを大きくする必要があるが、それでは前述のごとく
インク滴着弾の位置精度が低下して記録画像の品位が低
下することになる。近年では、記録時間の短縮のために
も吐出口の数が増大する傾向にあり、そのため、記録ヘ
ッドの搬送方向の長さが増加する傾向にある。従って、
記録ヘッドを挟んで搬送方向の上流側及び下流側に配置
される2対の搬送ローラの間隔が増大し、前述の記録紙
の先端が浮き上がることに起因する問題が深刻化しつつ
ある。
来例とも、供給された記録媒体(記録紙)の先端部に記
録する際、記録紙は図7に示すように一対のローラで挟
持されているだけであるので、記録紙の先端が浮き上が
って記録ヘッドに接触する恐れがあり、従って、記録紙
を汚したり、記録ヘッドを痛めたりするおそれがある。
これを避けるためには記録ヘッドと記録紙との間のギャ
ップを大きくする必要があるが、それでは前述のごとく
インク滴着弾の位置精度が低下して記録画像の品位が低
下することになる。近年では、記録時間の短縮のために
も吐出口の数が増大する傾向にあり、そのため、記録ヘ
ッドの搬送方向の長さが増加する傾向にある。従って、
記録ヘッドを挟んで搬送方向の上流側及び下流側に配置
される2対の搬送ローラの間隔が増大し、前述の記録紙
の先端が浮き上がることに起因する問題が深刻化しつつ
ある。
【0018】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、余分な制御系を必
要とせず、簡単な構成で、記録媒体の膨潤や波打ちに影
響を受けることなく記録手段と記録媒体の間の隙間を常
に一定に保つことができ、インク滴の着弾精度を安定的
に向上させて記録画像の画質向上を図ることができるイ
ンクジェット記録装置を提供することである。
されたものであり、本発明の目的は、余分な制御系を必
要とせず、簡単な構成で、記録媒体の膨潤や波打ちに影
響を受けることなく記録手段と記録媒体の間の隙間を常
に一定に保つことができ、インク滴の着弾精度を安定的
に向上させて記録画像の画質向上を図ることができるイ
ンクジェット記録装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、記録手段から記録媒体にインクを
吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、
前記記録手段を前記記録媒体に対して接近、離反可能に
支持する支持手段と、前記支持手段を前記記録媒体に接
近する方向に付勢する付勢手段と、前記記録媒体に接触
して前記支持手段と前記記録媒体との距離を規制する位
置規制手段と、を備えることを特徴とする。
目的を達成するため、記録手段から記録媒体にインクを
吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、
前記記録手段を前記記録媒体に対して接近、離反可能に
支持する支持手段と、前記支持手段を前記記録媒体に接
近する方向に付勢する付勢手段と、前記記録媒体に接触
して前記支持手段と前記記録媒体との距離を規制する位
置規制手段と、を備えることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明を適用したインクジェ
ット記録装置の第1実施例の前後方向の縦断面図であ
り、図2は図1のインクジェット記録装置の左右方向の
縦断面図である。図1及び図2において、1は記録紙や
プラスチック薄板等の記録媒体、2は記録媒体搬送方向
で上流側に配置された搬送ローラ、3は摩擦搬送力を発
生するために前記搬送ローラ2に圧接されるピンチロー
ラ、4は記録媒体搬送方向で下流側に配置された搬送ロ
ーラ、5は摩擦搬送力を発生するために前記搬送ローラ
4に圧接されるピンチローラである。前記ローラ2、3
の対(一対のローラ)により上流側の搬送ローラ対が構
成され、前記ローラ4、5の対(一対のローラ)により
下流側の搬送ローラ対が構成されており、記録媒体1は
これら2か所(2対)のローラ対から成る搬送手段によ
って挟持されかつこれらのローラを矢印方向に回転駆動
することにより矢印A方向に搬送される。
の形態を説明する。図1は本発明を適用したインクジェ
ット記録装置の第1実施例の前後方向の縦断面図であ
り、図2は図1のインクジェット記録装置の左右方向の
縦断面図である。図1及び図2において、1は記録紙や
プラスチック薄板等の記録媒体、2は記録媒体搬送方向
で上流側に配置された搬送ローラ、3は摩擦搬送力を発
生するために前記搬送ローラ2に圧接されるピンチロー
ラ、4は記録媒体搬送方向で下流側に配置された搬送ロ
ーラ、5は摩擦搬送力を発生するために前記搬送ローラ
4に圧接されるピンチローラである。前記ローラ2、3
の対(一対のローラ)により上流側の搬送ローラ対が構
成され、前記ローラ4、5の対(一対のローラ)により
下流側の搬送ローラ対が構成されており、記録媒体1は
これら2か所(2対)のローラ対から成る搬送手段によ
って挟持されかつこれらのローラを矢印方向に回転駆動
することにより矢印A方向に搬送される。
【0021】図1及び図2において、6は記録媒体1の
搬送経路を規制するガイド部材、7は搬送方向に配列さ
れた複数の吐出口を有する記録手段(記録ヘッド)、8
は記録用のインクが貯留されたインクタンク、9は前記
記録手段7及びインクタンク8を搭載しているキャリッ
ジである。本実施例では、前記記録手段7とインクタン
ク8は一体化されて交換可能なインクカートリッジ(ヘ
ッドカートリッジ)50を構成しており、本書では、前
記記録手段7及び前記インクタンク8を含めたものも同
様に記録手段50又は記録ヘッド50と呼ぶことにす
る。
搬送経路を規制するガイド部材、7は搬送方向に配列さ
れた複数の吐出口を有する記録手段(記録ヘッド)、8
は記録用のインクが貯留されたインクタンク、9は前記
記録手段7及びインクタンク8を搭載しているキャリッ
ジである。本実施例では、前記記録手段7とインクタン
ク8は一体化されて交換可能なインクカートリッジ(ヘ
ッドカートリッジ)50を構成しており、本書では、前
記記録手段7及び前記インクタンク8を含めたものも同
様に記録手段50又は記録ヘッド50と呼ぶことにす
る。
【0022】前記キャリッジ9は、各搬送ローラ2、4
の回転軸と略平行に設置された一対のキャリッジガイド
10、11に沿って移動(主走査)可能に案内支持され
ている。つまり、キャリッジ9の移動方向は記録媒体1
の搬送方向に略直交する方向に設定されている。また、
前記ガイド部材6は前記2対の搬送ローラ2、3及び
4、5の間に配置されており、前記記録手段50はこの
ガイド部材6と対向する位置(従って、前記2対の搬送
ローラ対の間の位置)で移動可能に装着されている。前
記記録ヘッド(記録手段)7の図示下面(記録媒体1と
対面する面)には、記録媒体搬送方向に配列された複数
の吐出口を有するインク吐出部が設けられている。
の回転軸と略平行に設置された一対のキャリッジガイド
10、11に沿って移動(主走査)可能に案内支持され
ている。つまり、キャリッジ9の移動方向は記録媒体1
の搬送方向に略直交する方向に設定されている。また、
前記ガイド部材6は前記2対の搬送ローラ2、3及び
4、5の間に配置されており、前記記録手段50はこの
ガイド部材6と対向する位置(従って、前記2対の搬送
ローラ対の間の位置)で移動可能に装着されている。前
記記録ヘッド(記録手段)7の図示下面(記録媒体1と
対面する面)には、記録媒体搬送方向に配列された複数
の吐出口を有するインク吐出部が設けられている。
【0023】このような構成において、供給(挿入)さ
れた記録媒体1を2対の搬送ローラ2、3及び4、5で
挟持して間欠的に搬送・停止を行い、停止中に搬送方向
と略直交する方向に記録ヘッド50を移動(主走査)さ
せ、この移動に同期してデータに基づいて記録ヘッド5
0を駆動することにより記録媒体1上に1ライン分の画
像を記録する。1ライン分の記録が終了すると、記録媒
体1を所定ピッチだけ搬送(副走査)し、次のラインの
記録を実行する。以下これらを繰り返して記録媒体1の
全域に記録する。
れた記録媒体1を2対の搬送ローラ2、3及び4、5で
挟持して間欠的に搬送・停止を行い、停止中に搬送方向
と略直交する方向に記録ヘッド50を移動(主走査)さ
せ、この移動に同期してデータに基づいて記録ヘッド5
0を駆動することにより記録媒体1上に1ライン分の画
像を記録する。1ライン分の記録が終了すると、記録媒
体1を所定ピッチだけ搬送(副走査)し、次のラインの
記録を実行する。以下これらを繰り返して記録媒体1の
全域に記録する。
【0024】前記記録手段(記録ヘッド)50は、熱エ
ネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記
録手段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱
変換体を備えたものである。また、前記記録ヘッド50
は、前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギー
により生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生
じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出さ
せ、記録を行なうものである。
ネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記
録手段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱
変換体を備えたものである。また、前記記録ヘッド50
は、前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギー
により生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生
じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出さ
せ、記録を行なうものである。
【0025】図3は、記録手段(記録ヘッド)50のイ
ンク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。図
3において、記録媒体1と所定の隙間(例えば、約0.
3〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口面81に
は、所定のピッチで複数の吐出口82が形成され、共通
液室83と各吐出口82とを連通する各液路84の壁面
に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するための電
気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設されている。
記録ヘッド50は、前記吐出口82がキャリッジ9の移
動方向(主走査方向)と交叉する方向に並ぶような位置
関係で、該キャリッジ9に搭載されている。こうして、
画像信号または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換
体85を駆動(通電)して、液路84内のインクを膜沸
騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口82から
インクを吐出させる記録手段(記録ヘッド)50が構成
されている。
ンク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。図
3において、記録媒体1と所定の隙間(例えば、約0.
3〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口面81に
は、所定のピッチで複数の吐出口82が形成され、共通
液室83と各吐出口82とを連通する各液路84の壁面
に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するための電
気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設されている。
記録ヘッド50は、前記吐出口82がキャリッジ9の移
動方向(主走査方向)と交叉する方向に並ぶような位置
関係で、該キャリッジ9に搭載されている。こうして、
画像信号または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換
体85を駆動(通電)して、液路84内のインクを膜沸
騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口82から
インクを吐出させる記録手段(記録ヘッド)50が構成
されている。
【0026】図1及び図2において、記録ヘッド7及び
インクタンク8から成る記録手段50はスライド部材1
3に固定されており、このスライド部材13の外周はキ
ャリッジ9に形成された垂直方向の方形孔9bに嵌合し
ており、前記スライド部材13は記録媒体1との平行姿
勢を保ちながら該記録媒体1の記録面(表面=紙面)と
垂直の方向に滑らかに移動可能に前記キャリッジ9に保
持されている。そして、前記スライド部材13は、その
上端部とキャリッジ9との間に装着された圧縮バネ14
により記録媒体1に向けて(図示の下向きに)押圧(付
勢)されている。前記スライド部材13の底部に設けら
れた突起13aには、軸12aを介してローラ12が回
転自在に取り付けられている。このローラ12の回転軸
12aはキャリッジガイド10、11の軸方向と略直交
する方向に設けられている。
インクタンク8から成る記録手段50はスライド部材1
3に固定されており、このスライド部材13の外周はキ
ャリッジ9に形成された垂直方向の方形孔9bに嵌合し
ており、前記スライド部材13は記録媒体1との平行姿
勢を保ちながら該記録媒体1の記録面(表面=紙面)と
垂直の方向に滑らかに移動可能に前記キャリッジ9に保
持されている。そして、前記スライド部材13は、その
上端部とキャリッジ9との間に装着された圧縮バネ14
により記録媒体1に向けて(図示の下向きに)押圧(付
勢)されている。前記スライド部材13の底部に設けら
れた突起13aには、軸12aを介してローラ12が回
転自在に取り付けられている。このローラ12の回転軸
12aはキャリッジガイド10、11の軸方向と略直交
する方向に設けられている。
【0027】前記ローラ12の下端は、記録ヘッド50
の下端面(吐出口面81)より記録媒体1の記録面に向
けて(図示下方に)距離Lだけ突出している。この距離
Lは、吐出口82から吐出されるインク滴の飛翔距離に
相当するものであり、例えば0.3〜0.7mm程度の
最適な値に設定されている。記録ヘッド50を保持した
スライド部材13は圧縮バネ14で記録媒体(記録紙)
1へ向けて押圧されているので、該スライド部材13の
底部に軸支された前記ローラ12は記録紙1がないとき
にはガイド部材6に圧接されることになる。一方、記録
紙1があるときは、前記ローラ12はこの記録紙1に常
に圧接されることになる。すなわち、記録媒体1がある
ときには、記録手段50の吐出口面81と記録媒体1の
記録面との間の距離(紙間)は、記録媒体1の厚みや膨
潤による記録媒体1の波打ちの有無に関わらず、常に前
述の距離Lの一定値に保たれる。
の下端面(吐出口面81)より記録媒体1の記録面に向
けて(図示下方に)距離Lだけ突出している。この距離
Lは、吐出口82から吐出されるインク滴の飛翔距離に
相当するものであり、例えば0.3〜0.7mm程度の
最適な値に設定されている。記録ヘッド50を保持した
スライド部材13は圧縮バネ14で記録媒体(記録紙)
1へ向けて押圧されているので、該スライド部材13の
底部に軸支された前記ローラ12は記録紙1がないとき
にはガイド部材6に圧接されることになる。一方、記録
紙1があるときは、前記ローラ12はこの記録紙1に常
に圧接されることになる。すなわち、記録媒体1がある
ときには、記録手段50の吐出口面81と記録媒体1の
記録面との間の距離(紙間)は、記録媒体1の厚みや膨
潤による記録媒体1の波打ちの有無に関わらず、常に前
述の距離Lの一定値に保たれる。
【0028】前記スライド部材13は記録手段50を記
録媒体1に対して接近、離反可能に支持する支持手段を
構成し、前記圧縮バネ14は前記スライド部材13を記
録媒体1に接近する方向に付勢する付勢手段を構成し、
前記ローラ12は記録媒体1に接触して前記スライド部
材13(前記記録手段50も同じ)と記録媒体1との距
離を規制する位置規制手段を構成するものである。
録媒体1に対して接近、離反可能に支持する支持手段を
構成し、前記圧縮バネ14は前記スライド部材13を記
録媒体1に接近する方向に付勢する付勢手段を構成し、
前記ローラ12は記録媒体1に接触して前記スライド部
材13(前記記録手段50も同じ)と記録媒体1との距
離を規制する位置規制手段を構成するものである。
【0029】また、前記位置規制手段としてのローラ1
2が記録媒体(記録紙)1に接触(圧接)する位置は、
図1に示すように、前記2対のローラ2、3及び4、5
のうちの記録媒体搬送方向上流側に配置された一対のロ
ーラ(搬送ローラ対)2、3と記録媒体1が接触する接
線より下流側で、かつ記録手段50のインク吐出部の上
流側端部(例えば上流側のローラ対2、3に最も近い吐
出口の位置)より上流側の位置に選定されている。従っ
て、記録後の記録媒体(記録紙)1の表面に付着したイ
ンクに前記ローラ12が接触することはない。
2が記録媒体(記録紙)1に接触(圧接)する位置は、
図1に示すように、前記2対のローラ2、3及び4、5
のうちの記録媒体搬送方向上流側に配置された一対のロ
ーラ(搬送ローラ対)2、3と記録媒体1が接触する接
線より下流側で、かつ記録手段50のインク吐出部の上
流側端部(例えば上流側のローラ対2、3に最も近い吐
出口の位置)より上流側の位置に選定されている。従っ
て、記録後の記録媒体(記録紙)1の表面に付着したイ
ンクに前記ローラ12が接触することはない。
【0030】次に、図1及び図2のインクジェット記録
装置の動作を説明する。不図示の給紙トレイに積層収納
された記録紙1は不図示の機構により最上層の一枚が分
離され、分離された記録紙1は不図示の給紙機構により
給紙され、該記録紙1の先端が上流側の搬送ローラ2と
ピンチローラ3との接触部に挟持される。次いで、記録
紙1は、不図示の駆動源(搬送モータ等)により搬送ロ
ーラ2を回転駆動することにより記録ヘッド7と対面す
る所定位置まで搬送され、そこで搬送ローラ2を停止す
ることにより記録開始位置にセットされる。
装置の動作を説明する。不図示の給紙トレイに積層収納
された記録紙1は不図示の機構により最上層の一枚が分
離され、分離された記録紙1は不図示の給紙機構により
給紙され、該記録紙1の先端が上流側の搬送ローラ2と
ピンチローラ3との接触部に挟持される。次いで、記録
紙1は、不図示の駆動源(搬送モータ等)により搬送ロ
ーラ2を回転駆動することにより記録ヘッド7と対面す
る所定位置まで搬送され、そこで搬送ローラ2を停止す
ることにより記録開始位置にセットされる。
【0031】そして、記録紙1が停止している間に不図
示の駆動源(キャリッジモータ等)によりキャリッジ9
をキャリッジガイド10、11に沿って搬送方向と略直
交する方向に移動(主走査)させ、このキャリッジ9の
移動に同期して記録情報に基づいて記録ヘッド50を駆
動することにより吐出口82からインク滴を吐出させ、
それによって記録紙1上に記録(1ライン分の記録)が
行われる。その際、位置規制手段としてのローラ12
は、記録紙(記録媒体)1の表面上を転動(接触回転)
し、記録ヘッド17と記録紙1との距離(ギャップ)は
常に一定に保たれる。
示の駆動源(キャリッジモータ等)によりキャリッジ9
をキャリッジガイド10、11に沿って搬送方向と略直
交する方向に移動(主走査)させ、このキャリッジ9の
移動に同期して記録情報に基づいて記録ヘッド50を駆
動することにより吐出口82からインク滴を吐出させ、
それによって記録紙1上に記録(1ライン分の記録)が
行われる。その際、位置規制手段としてのローラ12
は、記録紙(記録媒体)1の表面上を転動(接触回転)
し、記録ヘッド17と記録紙1との距離(ギャップ)は
常に一定に保たれる。
【0032】キャリッジ9の移動により記録ヘッド17
が記録紙1の幅方向端部を通過して記録領域外にくる
と、全てのローラ12がガイド部材6に接触するように
なり、その状態になったところでキャリッジ9の移動が
停止する。この状態の間、すなわちローラ12が記録紙
1を外れた位置にある間に、搬送ローラ2及びピンチロ
ーラ3を所定量だけ回転させて記録紙1を所定量(所定
ピッチ)だけ搬送(紙送り)して次のラインの記録位置
にセットする。この記録紙1を搬送する際、位置規制手
段としての前記ローラ12は記録紙1の外に退避してい
るので、搬送の妨げになることはない。記録紙1を次の
ラインの位置に停止させた後、前述と同様にして次のラ
インの記録を行う。このような記録及び搬送を所望回数
繰り返すことで記録紙1の所望範囲に記録が行われる。
が記録紙1の幅方向端部を通過して記録領域外にくる
と、全てのローラ12がガイド部材6に接触するように
なり、その状態になったところでキャリッジ9の移動が
停止する。この状態の間、すなわちローラ12が記録紙
1を外れた位置にある間に、搬送ローラ2及びピンチロ
ーラ3を所定量だけ回転させて記録紙1を所定量(所定
ピッチ)だけ搬送(紙送り)して次のラインの記録位置
にセットする。この記録紙1を搬送する際、位置規制手
段としての前記ローラ12は記録紙1の外に退避してい
るので、搬送の妨げになることはない。記録紙1を次の
ラインの位置に停止させた後、前述と同様にして次のラ
インの記録を行う。このような記録及び搬送を所望回数
繰り返すことで記録紙1の所望範囲に記録が行われる。
【0033】通常では記録中に記録紙(記録媒体)1の
先端が下流側の搬送ローラ対4、5の接触部に到達し、
以後は、上流側の搬送ローラ対2、3及び下流側の搬送
ローラ対4、5の2組(2対)のローラにより記録紙1
の間欠紙送りが行われる。記録紙1の後端が上流側の搬
送ローラ対2、3を通過した後は、下流側の搬送ローラ
対4、5のみで記録紙1の搬送(紙送り)が行われる。
先端が下流側の搬送ローラ対4、5の接触部に到達し、
以後は、上流側の搬送ローラ対2、3及び下流側の搬送
ローラ対4、5の2組(2対)のローラにより記録紙1
の間欠紙送りが行われる。記録紙1の後端が上流側の搬
送ローラ対2、3を通過した後は、下流側の搬送ローラ
対4、5のみで記録紙1の搬送(紙送り)が行われる。
【0034】記録中であっても、記録紙(記録媒体)1
の先端部を記録する際は、記録紙(記録媒体)1の先端
が下流側の搬送ローラ対4、5に到達するまでは、該記
録紙1は上流側の搬送ローラ対2、3のみによって紙送
り(搬送)される。この上流側の搬送ローラ対2、3の
みで記録紙1が挟持されている間も、該記録紙1は記録
手段50の直ぐ上流側の位置(最近傍位置)でローラ1
2によりガイド部材6に押圧されているので、図7に示
すように記録紙1の先端部が浮き上がって記録手段50
の吐出口面81とのギャップが変化することはない。
の先端部を記録する際は、記録紙(記録媒体)1の先端
が下流側の搬送ローラ対4、5に到達するまでは、該記
録紙1は上流側の搬送ローラ対2、3のみによって紙送
り(搬送)される。この上流側の搬送ローラ対2、3の
みで記録紙1が挟持されている間も、該記録紙1は記録
手段50の直ぐ上流側の位置(最近傍位置)でローラ1
2によりガイド部材6に押圧されているので、図7に示
すように記録紙1の先端部が浮き上がって記録手段50
の吐出口面81とのギャップが変化することはない。
【0035】図4は本発明を適用したインクジェット記
録装置の第2実施例の前後方向の縦断面図であり、図5
は図4のインクジェット記録装置の左右方向の縦断面図
である。本実施例は、図1及び図2の第1実施例におけ
る突起13a及びローラ12に代えて、スライド部材1
3の底部にそり状の突起13bを設け、このそり状の突
起13bを新たに設けられた紙押さえ部材21に押圧接
触(圧接)させる構成を採ったものである。
録装置の第2実施例の前後方向の縦断面図であり、図5
は図4のインクジェット記録装置の左右方向の縦断面図
である。本実施例は、図1及び図2の第1実施例におけ
る突起13a及びローラ12に代えて、スライド部材1
3の底部にそり状の突起13bを設け、このそり状の突
起13bを新たに設けられた紙押さえ部材21に押圧接
触(圧接)させる構成を採ったものである。
【0036】この第2実施例では、記録手段50(これ
を支持するスライド部材13も同じ)と記録媒体1との
距離を規制する位置規制手段は、前記そり状の突起13
bと前記紙押さえ部材21で構成されている。すなわ
ち、本実施例では、前記位置規制手段は、記録手段50
を支持する支持手段としてのスライド部材13に結合さ
れている部材(そり状の突起)13bと該スライド部材
13に結合されていない紙押さえ部材21とに分かれて
いる。図4及び5の第2実施例は、上述の点で図1及び
2の第1実施例と異なっているが、その他の点では実質
的に同じ構成をしており、それぞれ対応する部分を同一
符号で示し、それらの詳細説明は省略する。
を支持するスライド部材13も同じ)と記録媒体1との
距離を規制する位置規制手段は、前記そり状の突起13
bと前記紙押さえ部材21で構成されている。すなわ
ち、本実施例では、前記位置規制手段は、記録手段50
を支持する支持手段としてのスライド部材13に結合さ
れている部材(そり状の突起)13bと該スライド部材
13に結合されていない紙押さえ部材21とに分かれて
いる。図4及び5の第2実施例は、上述の点で図1及び
2の第1実施例と異なっているが、その他の点では実質
的に同じ構成をしており、それぞれ対応する部分を同一
符号で示し、それらの詳細説明は省略する。
【0037】図4及び図5において、前記紙押さえ部材
21は、図4に示すような断面形状を有し記録媒体1の
幅方向に延びる長尺部材として形成され、紙送り時など
記録媒体1が移動している際には該記録媒体1に非接触
(離間)となるように、該記録媒体1の表面に垂直な方
向に不図示の駆動源により移動(退避)可能な構造にな
っている。また、前記紙押さえ部材21は、記録媒体1
が停止しているときには該記録媒体1に接触し、該記録
媒体1をガイド部材6に押し付けるように圧接されてい
る。
21は、図4に示すような断面形状を有し記録媒体1の
幅方向に延びる長尺部材として形成され、紙送り時など
記録媒体1が移動している際には該記録媒体1に非接触
(離間)となるように、該記録媒体1の表面に垂直な方
向に不図示の駆動源により移動(退避)可能な構造にな
っている。また、前記紙押さえ部材21は、記録媒体1
が停止しているときには該記録媒体1に接触し、該記録
媒体1をガイド部材6に押し付けるように圧接されてい
る。
【0038】この前記紙押さえ部材21の記録媒体1と
反対側の面(図示の上面)には、前記スライド部材(支
持手段)13のそり状突起13bが当接している。前記
突起13bと前記紙押さえ部材21の接触面は平滑に仕
上げられており、キャリッジ9が移動する際、スライド
部材13は、圧縮バネ14で前記紙押さえ部材21に押
圧(圧接)されつつ、滑らかに常に接触を保ちつつ移動
可能である。従って、記録手段(記録ヘッド)50と記
録媒体(記録紙)1との間の距離(ギャップ)Lは、記
録媒体1の厚みや膨潤による波打ちに影響されることな
く、常に所望の値を保つことができる。
反対側の面(図示の上面)には、前記スライド部材(支
持手段)13のそり状突起13bが当接している。前記
突起13bと前記紙押さえ部材21の接触面は平滑に仕
上げられており、キャリッジ9が移動する際、スライド
部材13は、圧縮バネ14で前記紙押さえ部材21に押
圧(圧接)されつつ、滑らかに常に接触を保ちつつ移動
可能である。従って、記録手段(記録ヘッド)50と記
録媒体(記録紙)1との間の距離(ギャップ)Lは、記
録媒体1の厚みや膨潤による波打ちに影響されることな
く、常に所望の値を保つことができる。
【0039】また、記録紙(記録媒体)1の先端部を記
録する際、すなわち 記録紙1が上流側の搬送ローラ対
2、3のみにより挟持されている間も、該記録紙1は記
録手段50の最近傍位置で前記紙押さえ部材21により
ガイド部材6に押圧されているので、図7に示すように
記録紙1の先端部が浮き上がって記録手段50の吐出口
面81とのギャップが変化することはない。
録する際、すなわち 記録紙1が上流側の搬送ローラ対
2、3のみにより挟持されている間も、該記録紙1は記
録手段50の最近傍位置で前記紙押さえ部材21により
ガイド部材6に押圧されているので、図7に示すように
記録紙1の先端部が浮き上がって記録手段50の吐出口
面81とのギャップが変化することはない。
【0040】また、前記紙押さえ部材21の位置は、図
4に示すように、上流側の一対のローラ(搬送ローラ
対)2、3と記録媒体1が接触する接線より下流側で、
かつ記録手段50のインク吐出部の上流側端部(例えば
上流側のローラ対2、3に最も近い吐出口の位置)より
上流側の位置に選定されている。従って、記録後の記録
媒体(記録紙)1の表面に付着したインクに前記紙押さ
え部材21が接触することはない。
4に示すように、上流側の一対のローラ(搬送ローラ
対)2、3と記録媒体1が接触する接線より下流側で、
かつ記録手段50のインク吐出部の上流側端部(例えば
上流側のローラ対2、3に最も近い吐出口の位置)より
上流側の位置に選定されている。従って、記録後の記録
媒体(記録紙)1の表面に付着したインクに前記紙押さ
え部材21が接触することはない。
【0041】以上説明した実施例によれば、次のような
効果が得られる。第1に、簡単な機構で、複雑な制御系
を用いることなく、記録媒体1と記録手段50とのギャ
ップを常に一定に保つことができ、インク滴の着弾精度
を一定に保つことで記録画像の品位を安定させることが
できる。第2に、記録媒体1を押さえつけた状態で記録
するので、記録媒体にインクによる膨潤で波打ちが発生
しても、その影響を受けることなく記録することができ
る。従って、不必要に紙間ギャップを大きくする必要が
なく、インク滴の着弾精度を向上させ、記録画像の品位
を高めることができる。第3に、記録媒体1の厚みが変
化しても、複雑な構成による厚み検出や操作者による切
り換え動作を行うことなく対応することができる。従っ
て、低廉な構成で、良好な操作性と安定した画像品位の
確保が可能になる。
効果が得られる。第1に、簡単な機構で、複雑な制御系
を用いることなく、記録媒体1と記録手段50とのギャ
ップを常に一定に保つことができ、インク滴の着弾精度
を一定に保つことで記録画像の品位を安定させることが
できる。第2に、記録媒体1を押さえつけた状態で記録
するので、記録媒体にインクによる膨潤で波打ちが発生
しても、その影響を受けることなく記録することができ
る。従って、不必要に紙間ギャップを大きくする必要が
なく、インク滴の着弾精度を向上させ、記録画像の品位
を高めることができる。第3に、記録媒体1の厚みが変
化しても、複雑な構成による厚み検出や操作者による切
り換え動作を行うことなく対応することができる。従っ
て、低廉な構成で、良好な操作性と安定した画像品位の
確保が可能になる。
【0042】位置規制手段(ローラ12、紙押さえ部材
21)が記録媒体1に接触する位置を該記録媒体上の未
記録領域に選定するので、前記位置規制手段が記録媒体
1上に吐出されたインクに接触することがなく、記録媒
体1の汚れ発生を防止することができる。また、記録手
段50が直線的に移動可能であり、その方向に略直交す
る方向に記録媒体1を移動させ、結果として2次元的走
査を行って記録を行うので、それぞれの動きが直線的移
動になり、機構を簡略化することができ、記録装置を小
型化するのに有利である。
21)が記録媒体1に接触する位置を該記録媒体上の未
記録領域に選定するので、前記位置規制手段が記録媒体
1上に吐出されたインクに接触することがなく、記録媒
体1の汚れ発生を防止することができる。また、記録手
段50が直線的に移動可能であり、その方向に略直交す
る方向に記録媒体1を移動させ、結果として2次元的走
査を行って記録を行うので、それぞれの動きが直線的移
動になり、機構を簡略化することができ、記録装置を小
型化するのに有利である。
【0043】さらに、記録媒体1を搬送する手段として
2箇所に配置した搬送ローラ対(2対のローラ)を使用
し、これらのローラ対の間に記録手段50を配置するの
で、記録媒体1を記録部に給送する機構、記録媒体1を
記録部から排出する機構、及び記録中に紙送りする機構
のいずれかを容易に兼用することができ、記録装置の簡
素化及び小型化が容易である。
2箇所に配置した搬送ローラ対(2対のローラ)を使用
し、これらのローラ対の間に記録手段50を配置するの
で、記録媒体1を記録部に給送する機構、記録媒体1を
記録部から排出する機構、及び記録中に紙送りする機構
のいずれかを容易に兼用することができ、記録装置の簡
素化及び小型化が容易である。
【0044】前記位置規制手段(ローラ12又は紙押さ
え手段21)が記録媒体1に接触する位置を、2対のロ
ーラのうちの記録媒体搬送方向上流側に配置された一対
のローラ2、3と記録媒体1が接触する接線より下流側
で、かつ記録手段50のインク吐出部の上流側端部より
上流側の位置に選定するので、前記位置規制手段が記録
媒体1上に吐出されたインクに接触することがなく、装
置及び記録媒体の汚れを生じることはない。また、記録
媒体1の先端部に記録する際、すなわち記録媒体1が上
流側の搬送ローラ対2、3のみで挟持されている際で
も、ローラ12又は紙押さえ部材21により記録手段5
0の最近傍位置で記録媒体1をガイド部材6に押し付け
るので、記録媒体1が浮き上がって紙間ギャップが変化
することはない。
え手段21)が記録媒体1に接触する位置を、2対のロ
ーラのうちの記録媒体搬送方向上流側に配置された一対
のローラ2、3と記録媒体1が接触する接線より下流側
で、かつ記録手段50のインク吐出部の上流側端部より
上流側の位置に選定するので、前記位置規制手段が記録
媒体1上に吐出されたインクに接触することがなく、装
置及び記録媒体の汚れを生じることはない。また、記録
媒体1の先端部に記録する際、すなわち記録媒体1が上
流側の搬送ローラ対2、3のみで挟持されている際で
も、ローラ12又は紙押さえ部材21により記録手段5
0の最近傍位置で記録媒体1をガイド部材6に押し付け
るので、記録媒体1が浮き上がって紙間ギャップが変化
することはない。
【0045】近年、記録時間短縮のために吐出口の数を
増大する傾向にあり、記録手段50の記録媒体搬送方向
の長さが増加する方向にある。従って、2対の搬送用ロ
ーラ間の間隔が増大し記録媒体の先端が浮き上がる問題
が深刻化しつつあるが、上述の実施例はその解決策とな
る。また、第1実施例によれば、位置規制手段としての
ローラ12が支持手段としてのスライド部材13に結合
されているので、装置構造が簡潔である。一方、第2実
施例によれば、位置規制手段が支持手段(スライド部
材)13に結合されている部材(突起)13bと結合さ
れていない部材(紙押さえ部材)21に分かれているの
で、移動するキャリッジ9と転がり接触又は摩擦接触す
る部分を記録媒体1の表面上から無くすことができ、記
録媒体1を傷めることがない。
増大する傾向にあり、記録手段50の記録媒体搬送方向
の長さが増加する方向にある。従って、2対の搬送用ロ
ーラ間の間隔が増大し記録媒体の先端が浮き上がる問題
が深刻化しつつあるが、上述の実施例はその解決策とな
る。また、第1実施例によれば、位置規制手段としての
ローラ12が支持手段としてのスライド部材13に結合
されているので、装置構造が簡潔である。一方、第2実
施例によれば、位置規制手段が支持手段(スライド部
材)13に結合されている部材(突起)13bと結合さ
れていない部材(紙押さえ部材)21に分かれているの
で、移動するキャリッジ9と転がり接触又は摩擦接触す
る部分を記録媒体1の表面上から無くすことができ、記
録媒体1を傷めることがない。
【0046】また、第2実施例によれば、位置規制手段
の前記支持手段に結合されていない部材(紙押さえ部
材)21が記録媒体1に対し接触退避方向に駆動される
ので、移動するキャリッジ9と転がり接触又は摩擦接触
する部分を記録媒体1の表面上から無くすことができ、
記録媒体1を傷めることがない。さらに、記録媒体1を
搬送している間に紙押さえ部材21が退避する構成とす
るので、記録媒体1の搬送時の抵抗を低減することがで
きる。また、前記位置規制手段は円筒状又は球状の回転
体を含むので、移動するキャリッジと固定部との接触抵
抗を低減することができ、キャリッジの移動が滑らかに
なる。
の前記支持手段に結合されていない部材(紙押さえ部
材)21が記録媒体1に対し接触退避方向に駆動される
ので、移動するキャリッジ9と転がり接触又は摩擦接触
する部分を記録媒体1の表面上から無くすことができ、
記録媒体1を傷めることがない。さらに、記録媒体1を
搬送している間に紙押さえ部材21が退避する構成とす
るので、記録媒体1の搬送時の抵抗を低減することがで
きる。また、前記位置規制手段は円筒状又は球状の回転
体を含むので、移動するキャリッジと固定部との接触抵
抗を低減することができ、キャリッジの移動が滑らかに
なる。
【0047】なお、上述の実施例では、記録手段50を
記録媒体1に向けて付勢する付勢手段として圧縮バネ1
4を使用したが、この付勢手段として、その他のバネの
弾性力、その他の弾性体の弾性力、磁力、重力などの他
の手段を用いてもよい。また、記録手段50を記録媒体
1に垂直の方向に移動可能に保持する機構は、実施例で
示したようなスライド機構に限られるものではなく、例
えば、記録手段がある回転軸回りに回転して適正位置で
記録媒体1と略平行になるような構成、リンクを用いる
構成、あるいは弾性体で吊り下げる構成などでもよい。
記録媒体1に向けて付勢する付勢手段として圧縮バネ1
4を使用したが、この付勢手段として、その他のバネの
弾性力、その他の弾性体の弾性力、磁力、重力などの他
の手段を用いてもよい。また、記録手段50を記録媒体
1に垂直の方向に移動可能に保持する機構は、実施例で
示したようなスライド機構に限られるものではなく、例
えば、記録手段がある回転軸回りに回転して適正位置で
記録媒体1と略平行になるような構成、リンクを用いる
構成、あるいは弾性体で吊り下げる構成などでもよい。
【0048】さらに、前述の第1実施例の位置規制手段
としてのローラ12の代わりに、前述の第2実施例のそ
り状の突起13bに相当する構成を用いてもよい。逆
に、第2実施例のそり状の突起13bの代わりにスライ
ド部材13に取り付けられるローラを用いてもよい。さ
らに、前記スライド部材にローラを取り付ける代わり
に、紙押さえ部材の所定間隔位置にコロを配列してもよ
い。また、前記位置規制手段としてのローラ12の代わ
りに、全方向に回転可能に保持された鋼球などの球状体
を用いてもよい。
としてのローラ12の代わりに、前述の第2実施例のそ
り状の突起13bに相当する構成を用いてもよい。逆
に、第2実施例のそり状の突起13bの代わりにスライ
ド部材13に取り付けられるローラを用いてもよい。さ
らに、前記スライド部材にローラを取り付ける代わり
に、紙押さえ部材の所定間隔位置にコロを配列してもよ
い。また、前記位置規制手段としてのローラ12の代わ
りに、全方向に回転可能に保持された鋼球などの球状体
を用いてもよい。
【0049】上述の第2実施例では、紙押さえ部材21
を駆動源により記録紙1に対し接触退避するように移動
させる場合を示したが、前記紙押さえ部材は固定式にし
てもよい。例えば、記録紙1の近傍に固定されたスライ
ド部材の付勢力で該記録紙1に接触させる方式でもよ
く、また、自身の弾性力で記録紙1に付勢されるもので
もよい。
を駆動源により記録紙1に対し接触退避するように移動
させる場合を示したが、前記紙押さえ部材は固定式にし
てもよい。例えば、記録紙1の近傍に固定されたスライ
ド部材の付勢力で該記録紙1に接触させる方式でもよ
く、また、自身の弾性力で記録紙1に付勢されるもので
もよい。
【0050】さらに、上述の実施例では、紙送りを間欠
駆動で行う場合を説明したが、記録紙1を連続的に定速
度で紙送りしてもよい。その場合は、スライド部材13
に対し前記ローラ12の代わりに鋼球を使用することが
好ましい。また、上述の実施例では、記録中の記録紙1
を搬送ローラ対で搬送する例を示したが、記録紙を平面
状のステージや円筒状のドラムに固定し、そのステージ
やドラムを移動させて記録を行う構成にしてもよい。ま
た、上述の実施例では、記録紙1と記録ヘッド50を互
いに直交する方向に移動させて2次元的な記録を行う例
を説明したが、記録ヘッドのみ、あるいは記録紙のみを
2次元的に移動させて記録を行う構成でもよい。
駆動で行う場合を説明したが、記録紙1を連続的に定速
度で紙送りしてもよい。その場合は、スライド部材13
に対し前記ローラ12の代わりに鋼球を使用することが
好ましい。また、上述の実施例では、記録中の記録紙1
を搬送ローラ対で搬送する例を示したが、記録紙を平面
状のステージや円筒状のドラムに固定し、そのステージ
やドラムを移動させて記録を行う構成にしてもよい。ま
た、上述の実施例では、記録紙1と記録ヘッド50を互
いに直交する方向に移動させて2次元的な記録を行う例
を説明したが、記録ヘッドのみ、あるいは記録紙のみを
2次元的に移動させて記録を行う構成でもよい。
【0051】さらに、本発明は、記録手段(記録ヘッ
ド)がインク吐出部とインク貯留部を一体化した交換可
能なヘッドカートリッジである場合、インク吐出部とイ
ンク貯留部を別体としてこれらをチューブで接続するも
のなど、記録手段及びインク貯留部の形態に関係なく同
様に適用でき、同様の効果を奏するものである。
ド)がインク吐出部とインク貯留部を一体化した交換可
能なヘッドカートリッジである場合、インク吐出部とイ
ンク貯留部を別体としてこれらをチューブで接続するも
のなど、記録手段及びインク貯留部の形態に関係なく同
様に適用でき、同様の効果を奏するものである。
【0052】また、本発明は、1個(単色)の記録手段
で記録する場合、色彩の異なるインクを用いる複数の記
録手段で記録するカラー記録の場合、同一色彩で濃淡の
異なるインクを用いる記録手段で記録する階調記録の場
合、あるいはこれらを適宜組み合わせて記録する場合な
ど、記録手段の数や種類に関係なく同様に適用すること
ができ、同様の効果が得られるものである。
で記録する場合、色彩の異なるインクを用いる複数の記
録手段で記録するカラー記録の場合、同一色彩で濃淡の
異なるインクを用いる記録手段で記録する階調記録の場
合、あるいはこれらを適宜組み合わせて記録する場合な
ど、記録手段の数や種類に関係なく同様に適用すること
ができ、同様の効果が得られるものである。
【0053】さらに、本発明は、インクジェット記録装
置であれば、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等
を用いる記録ヘッドを使用するものに適用できるが、中
でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の
記録ヘッドを使用する画像形成装置において優れた効果
をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高
密度化、高精細化が達成できるからである。
置であれば、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等
を用いる記録ヘッドを使用するものに適用できるが、中
でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の
記録ヘッドを使用する画像形成装置において優れた効果
をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高
密度化、高精細化が達成できるからである。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、記録手段から記録媒体にインクを吐
出して記録を行うインクジェット記録装置において、前
記記録手段を前記記録媒体に対して接近、離反可能に支
持する支持手段と、前記支持手段を前記記録媒体に接近
する方向に付勢する付勢手段と、前記記録媒体に接触し
て前記支持手段と前記記録媒体との距離を規制する位置
規制手段と、を備える構成としたので、余分な制御系を
必要とせず、簡単な構成で、記録媒体の膨潤や波打ちに
影響を受けることなく記録手段と記録媒体の間の隙間を
常に一定に保つことができ、インク滴の着弾精度を安定
的に向上させて記録画像の画質向上を図ることができる
インクジェット記録装置が提供される。
1の発明によれば、記録手段から記録媒体にインクを吐
出して記録を行うインクジェット記録装置において、前
記記録手段を前記記録媒体に対して接近、離反可能に支
持する支持手段と、前記支持手段を前記記録媒体に接近
する方向に付勢する付勢手段と、前記記録媒体に接触し
て前記支持手段と前記記録媒体との距離を規制する位置
規制手段と、を備える構成としたので、余分な制御系を
必要とせず、簡単な構成で、記録媒体の膨潤や波打ちに
影響を受けることなく記録手段と記録媒体の間の隙間を
常に一定に保つことができ、インク滴の着弾精度を安定
的に向上させて記録画像の画質向上を図ることができる
インクジェット記録装置が提供される。
【0055】請求項2及び3の発明によれば、上記請求
項1の構成に加えて、前記位置規制手段が前記記録媒体
に接触する位置は前記記録媒体上の未記録領域である構
成、あるいは、前記記録手段が前記記録媒体に対して移
動可能であり、前記記録媒体は前記記録手段の移動方向
と略直交する方向に移動可能であり、その結果として2
次元的走査を行って前記記録媒体に記録する構成とした
ので、一層効率よく上記効果を奏することができる。
項1の構成に加えて、前記位置規制手段が前記記録媒体
に接触する位置は前記記録媒体上の未記録領域である構
成、あるいは、前記記録手段が前記記録媒体に対して移
動可能であり、前記記録媒体は前記記録手段の移動方向
と略直交する方向に移動可能であり、その結果として2
次元的走査を行って前記記録媒体に記録する構成とした
ので、一層効率よく上記効果を奏することができる。
【0056】請求項4及び5の発明によれば、上記請求
項3の構成に加えて、前記記録媒体を移動させる搬送手
段は所定距離をおいて配置された2対のローラを有し、
前記2対のローラの間に記録手段を配置する構成、ある
いは、前記位置規制手段が前記記録媒体に接触する位置
は、前記2対のローラのうちの記録媒体搬送方向上流側
に配置された一対のローラと記録媒体が接触する接線よ
り下流側で、かつ記録手段のインク吐出部の上流側端部
より上流側の位置である構成としたので、一層効率よく
上記効果を奏することができる。
項3の構成に加えて、前記記録媒体を移動させる搬送手
段は所定距離をおいて配置された2対のローラを有し、
前記2対のローラの間に記録手段を配置する構成、ある
いは、前記位置規制手段が前記記録媒体に接触する位置
は、前記2対のローラのうちの記録媒体搬送方向上流側
に配置された一対のローラと記録媒体が接触する接線よ
り下流側で、かつ記録手段のインク吐出部の上流側端部
より上流側の位置である構成としたので、一層効率よく
上記効果を奏することができる。
【0057】請求項6〜9の発明によれば、上記請求項
1の構成に加えて、前記位置規制手段は前記支持手段に
結合されている構成、前記位置規制手段は前記支持手段
に対して結合されている部材と結合されていない部材に
分かれている構成、前記位置規制手段の前記支持手段に
結合されていない部材は前記記録媒体に対し接触退避可
能な手段を有する構成、あるいは、前記位置規制手段は
円筒状または球状の回転体を含む構成としたので、一層
効率よく上記効果を奏することができる。
1の構成に加えて、前記位置規制手段は前記支持手段に
結合されている構成、前記位置規制手段は前記支持手段
に対して結合されている部材と結合されていない部材に
分かれている構成、前記位置規制手段の前記支持手段に
結合されていない部材は前記記録媒体に対し接触退避可
能な手段を有する構成、あるいは、前記位置規制手段は
円筒状または球状の回転体を含む構成としたので、一層
効率よく上記効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の第
1実施例の前後方向の模式的縦断面図である。
1実施例の前後方向の模式的縦断面図である。
【図2】図1のインクジェット記録装置の左右方向の模
式的縦断面図である。
式的縦断面図である。
【図3】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
的に示す部分斜視図である。
【図4】本発明を適用したインクジェット記録装置の第
2実施例の前後方向の模式的縦断面図である。
2実施例の前後方向の模式的縦断面図である。
【図5】図4のインクジェット記録装置の左右方向の模
式的縦断面図である。
式的縦断面図である。
【図6】従来のインクジェット記録装置の記録中の状態
を示す模式的縦断面図である。
を示す模式的縦断面図である。
【図7】図6のインクジェット記録装置で記録媒体が供
給された直後の状態を示す模式的縦断面図である。
給された直後の状態を示す模式的縦断面図である。
【図8】従来のインクジェット記録装置の他の構造例を
示す模式的縦断面図である。
示す模式的縦断面図である。
1 記録媒体(記録紙) 2 搬送ローラ(上流側) 3 ピンチローラ 4 搬送ローラ(下流側) 5 ピンチローラ 6 ガイド部材 7 記録手段(記録ヘッド) 8 インクタンク 9 キャリッジ 10 キャリッジガイド 11 キャリッジガイド 12 ローラ(位置規制手段) 13 スライド部材(支持手段) 13a 突起 13b そり状の突起 14 圧縮バネ(付勢手段) 21 紙押さえ部材 81 吐出口面 82 吐出口 83 共通液室 84 液路 85 電気熱変換体 L 紙間ギャップ
Claims (11)
- 【請求項1】 記録手段から記録媒体にインクを吐出
して記録を行うインクジェット記録装置において、前記
記録手段を前記記録媒体に対して接近、離反可能に支持
する支持手段と、前記支持手段を前記記録媒体に接近す
る方向に付勢する付勢手段と、前記記録媒体に接触して
前記支持手段と前記記録媒体との距離を規制する位置規
制手段と、を備えることを特徴とするインクジェット記
録装置。 - 【請求項2】 前記位置規制手段が前記記録媒体に接
触する位置は前記記録媒体上の未記録領域であることを
特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 前記記録手段が前記記録媒体に対して
移動可能であり、前記記録媒体は前記記録手段の移動方
向と略直交する方向に移動可能であり、その結果として
2次元的走査を行って前記記録媒体に記録することを特
徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 前記記録媒体を移動させる搬送手段は
所定距離をおいて配置された2対のローラを有し、前記
2対のローラの間に記録手段を配置することを特徴とす
る請求項3に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項5】 前記位置規制手段が前記記録媒体に接
触する位置は、前記2対のローラのうちの記録媒体搬送
方向上流側に配置された一対のローラと記録媒体が接触
する接線より下流側で、かつ記録手段のインク吐出部の
上流側端部より上流側の位置であることを特徴とする請
求項4に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項6】 前記位置規制手段は前記支持手段に結
合されていることを特徴とする請求項1に記載のインク
ジェット記録装置。 - 【請求項7】 前記位置規制手段は前記支持手段に対
して結合されている部材と結合されていない部材に分か
れていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項8】 前記位置規制手段の前記支持手段に結
合されていない部材は前記記録媒体に対し接触退避可能
な手段を有することを特徴とする請求項7に記載のイン
クジェット記録装置。 - 【請求項9】 前記位置規制手段は円筒状または球状
の回転体を含むことを特徴とする請求項1に記載のイン
クジェット記録装置。 - 【請求項10】 前記記録手段がインクを吐出するた
めに利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を
備えているインクジェット記録手段であることを特徴と
する請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項11】 前記記録手段が前記電気熱変換体が
発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利
用して吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする
請求項10に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7652697A JPH10250057A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7652697A JPH10250057A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10250057A true JPH10250057A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13607736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7652697A Pending JPH10250057A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10250057A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010120299A1 (en) * | 2009-04-15 | 2010-10-21 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Counteracting expansion effects of moisture on media within fluid-ejection device |
| CN102205711A (zh) * | 2010-03-31 | 2011-10-05 | 兄弟工业株式会社 | 喷墨记录设备 |
| JP2013035198A (ja) * | 2011-08-08 | 2013-02-21 | Brother Industries Ltd | インクジェット記録装置 |
| CN103129177A (zh) * | 2011-11-21 | 2013-06-05 | 冲电气工业株式会社 | 打印头机构 |
-
1997
- 1997-03-12 JP JP7652697A patent/JPH10250057A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010120299A1 (en) * | 2009-04-15 | 2010-10-21 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Counteracting expansion effects of moisture on media within fluid-ejection device |
| CN102205711A (zh) * | 2010-03-31 | 2011-10-05 | 兄弟工业株式会社 | 喷墨记录设备 |
| JP2011212855A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Brother Industries Ltd | インクジェット記録装置 |
| US8317297B2 (en) | 2010-03-31 | 2012-11-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink-jet recording apparatus |
| JP2013035198A (ja) * | 2011-08-08 | 2013-02-21 | Brother Industries Ltd | インクジェット記録装置 |
| CN103129177A (zh) * | 2011-11-21 | 2013-06-05 | 冲电气工业株式会社 | 打印头机构 |
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