JPH1025151A - 製紙パルプスラッジセメント板とその製造方法 - Google Patents
製紙パルプスラッジセメント板とその製造方法Info
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- JPH1025151A JPH1025151A JP21038896A JP21038896A JPH1025151A JP H1025151 A JPH1025151 A JP H1025151A JP 21038896 A JP21038896 A JP 21038896A JP 21038896 A JP21038896 A JP 21038896A JP H1025151 A JPH1025151 A JP H1025151A
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- papermaking pulp
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/02—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2103/00—Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
- C04B2103/10—Accelerators; Activators
- C04B2103/14—Hardening accelerators
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
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- Organic Chemistry (AREA)
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】製紙パルプスラッジ中に含まれるセメント固化
阻害物の固化阻害作用を抑制することにより、高い曲げ
強さと圧縮強さ並びに寸法安定性と保釘性に優れた製紙
パルプスラッジセメント板とその製造方法を提供する。 【構成】製紙パルプスラッジに硬化剤としてのニガリ成
分を添加した後、セメントを半乾式状態で混合する。ま
たは、予め石膏を含浸させた製紙パルプスラッジに硬化
剤としてのニガリ成分を添加した後、セメントを半乾式
状態で混合し、金型で加圧成型した後、型脱し、養生乾
燥して製紙パルプスラッジセメント板を製造する。
阻害物の固化阻害作用を抑制することにより、高い曲げ
強さと圧縮強さ並びに寸法安定性と保釘性に優れた製紙
パルプスラッジセメント板とその製造方法を提供する。 【構成】製紙パルプスラッジに硬化剤としてのニガリ成
分を添加した後、セメントを半乾式状態で混合する。ま
たは、予め石膏を含浸させた製紙パルプスラッジに硬化
剤としてのニガリ成分を添加した後、セメントを半乾式
状態で混合し、金型で加圧成型した後、型脱し、養生乾
燥して製紙パルプスラッジセメント板を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製紙工場の産業廃棄物
として焼却あるいは、埋立により廃棄処分されていたパ
ルプスラッジを再活用して得る建築物の内外装材用の製
紙パルプスラッジセメント板とその製造方法に関する。
として焼却あるいは、埋立により廃棄処分されていたパ
ルプスラッジを再活用して得る建築物の内外装材用の製
紙パルプスラッジセメント板とその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】製紙パルプスラッジは製紙工場より多量に
排出され、現在、焼却、埋立により処理されているが、
近年は埋め立て地の確保が困難となりつつあり、その再
利用が希求されている。製紙パルプスラッジの再利用の
手段としては、焼却灰とセメントと混合してセメント板
の製造を試みたり、あるいは製紙パルプスラッジにセメ
ント、焼き明ばん、石膏等を添加したセメント板の製造
方法(特開昭56−134547号公報参照)が提案さ
れている。特開昭56−134547号公報は、パルプ
スラッジに多量の水を含浸した後、セメント、焼き明ば
ん、石膏等を添加し、湿式混合したものを成型固化する
ことによりセメント板を得る製造方法に関するものであ
る。得られたセメント板はパルプスラッジ含有率が10
%以下と低い割合にもかかわらず、曲げ強さは10〜1
3kg/cm2と、市販品の石膏ボードのそれよりも低
い値である。この提案は、多量の水分をパルプスラッジ
中に含浸させ、パルプスラッジ中の微細繊維とセメン
ト、焼明板、石膏との共結体を作り強度を得るものであ
るが、乾燥した固化体のパルプスラツジ微細繊維とセメ
ント、石膏との空隙が大きく、そのためパルプスラッジ
中の微細繊維とセメント、石膏との結合力が弱くなり、
高い強度を得ることができない。
排出され、現在、焼却、埋立により処理されているが、
近年は埋め立て地の確保が困難となりつつあり、その再
利用が希求されている。製紙パルプスラッジの再利用の
手段としては、焼却灰とセメントと混合してセメント板
の製造を試みたり、あるいは製紙パルプスラッジにセメ
ント、焼き明ばん、石膏等を添加したセメント板の製造
方法(特開昭56−134547号公報参照)が提案さ
れている。特開昭56−134547号公報は、パルプ
スラッジに多量の水を含浸した後、セメント、焼き明ば
ん、石膏等を添加し、湿式混合したものを成型固化する
ことによりセメント板を得る製造方法に関するものであ
る。得られたセメント板はパルプスラッジ含有率が10
%以下と低い割合にもかかわらず、曲げ強さは10〜1
3kg/cm2と、市販品の石膏ボードのそれよりも低
い値である。この提案は、多量の水分をパルプスラッジ
中に含浸させ、パルプスラッジ中の微細繊維とセメン
ト、焼明板、石膏との共結体を作り強度を得るものであ
るが、乾燥した固化体のパルプスラツジ微細繊維とセメ
ント、石膏との空隙が大きく、そのためパルプスラッジ
中の微細繊維とセメント、石膏との結合力が弱くなり、
高い強度を得ることができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、建材用特殊
セメントボードとして高い曲げ強さと圧縮強さを有し、
寸法安定性、保釘性に優れ、かつ鋸切等の切削冶具にて
木材と同様に容易に切削加工のできるた製紙パルプスラ
ッジセメント板とその製造方法を提供するものである。
セメントボードとして高い曲げ強さと圧縮強さを有し、
寸法安定性、保釘性に優れ、かつ鋸切等の切削冶具にて
木材と同様に容易に切削加工のできるた製紙パルプスラ
ッジセメント板とその製造方法を提供するものである。
【0004】本発明では、従来法にみられるように製紙
パルプスラッジをわずか10%程度セメントに添加する
ことにより極度に強度が低くなる理由が、混練方法の種
類以外に製紙パルプスラッジ中に含有される成分にある
のではないかと考え、その成分の検討をおこなった。そ
の結果、製紙パルプスラッジ中に含有される糖成分の分
析を実施したところ、製紙パルプスラッジそのままでは
遊離の単糖類は検出されなかったが、製紙パルプスラッ
ジの加水分解処理では、グルコース、ラムノース、ガラ
クトース、キシロース等、セメントの硬化を阻害する多
数の単糖が加水分解生成物中に含まれていることが判明
した。このような糖成分を含む製紙パルプスラッジを用
いて製紙パルプスラッジセメント板の固化を促進させう
るために、セメント硬化阻害作用の低減対策の試みを行
った。本発明者は、製紙パルプスラッジ中の成分が、セ
メント中のアルカリ成分により加水分解され、前述の加
水分解生成物としての単糖類が、セメント硬化阻害作用
を大きくしている原因の一つであると考え、鋭意検討を
重ねた結果、本発明を完成するに至った。
パルプスラッジをわずか10%程度セメントに添加する
ことにより極度に強度が低くなる理由が、混練方法の種
類以外に製紙パルプスラッジ中に含有される成分にある
のではないかと考え、その成分の検討をおこなった。そ
の結果、製紙パルプスラッジ中に含有される糖成分の分
析を実施したところ、製紙パルプスラッジそのままでは
遊離の単糖類は検出されなかったが、製紙パルプスラッ
ジの加水分解処理では、グルコース、ラムノース、ガラ
クトース、キシロース等、セメントの硬化を阻害する多
数の単糖が加水分解生成物中に含まれていることが判明
した。このような糖成分を含む製紙パルプスラッジを用
いて製紙パルプスラッジセメント板の固化を促進させう
るために、セメント硬化阻害作用の低減対策の試みを行
った。本発明者は、製紙パルプスラッジ中の成分が、セ
メント中のアルカリ成分により加水分解され、前述の加
水分解生成物としての単糖類が、セメント硬化阻害作用
を大きくしている原因の一つであると考え、鋭意検討を
重ねた結果、本発明を完成するに至った。
【0005】本発明は、製紙パルプスラッジに硬化剤と
してのニガリ成分である塩化マグネシウムを少量添加混
合した後、セメントを加えて半乾式混合し、その後加圧
成型、乾燥固化することにより建材用特殊セメントボー
ドとして高い曲げ強さと圧縮強さを有し、寸法安定性、
保釘性に優れていることを特徴とする製紙パルプスラッ
ジセメント板およびその製造方法である。さらには、製
紙パルプスラッジに予め微量石膏を含浸させ、該含浸製
紙パルプスラッジに硬化剤としてのニガリ成分である塩
化マグネシウムを少量添加混合した後、セメントを加え
て半乾式混合し、その後加圧成型、乾燥固化することに
より、高い曲げ強さと圧縮強さを有し、寸法安定性、保
釘性に優れていることを特徴とする製紙パルプスラッジ
セメント板およびその製造方法である。
してのニガリ成分である塩化マグネシウムを少量添加混
合した後、セメントを加えて半乾式混合し、その後加圧
成型、乾燥固化することにより建材用特殊セメントボー
ドとして高い曲げ強さと圧縮強さを有し、寸法安定性、
保釘性に優れていることを特徴とする製紙パルプスラッ
ジセメント板およびその製造方法である。さらには、製
紙パルプスラッジに予め微量石膏を含浸させ、該含浸製
紙パルプスラッジに硬化剤としてのニガリ成分である塩
化マグネシウムを少量添加混合した後、セメントを加え
て半乾式混合し、その後加圧成型、乾燥固化することに
より、高い曲げ強さと圧縮強さを有し、寸法安定性、保
釘性に優れていることを特徴とする製紙パルプスラッジ
セメント板およびその製造方法である。
【0006】
【作用】製紙パルプスラッジ中には、アルカリ性で加水
分解することにより、セメント固化の阻害物質が生成さ
れるが、ニガリ成分である塩化マグネシウムを用いるこ
とにより、水和初期に阻害物質が製紙パルプスラッジの
微細繊維近傍にあるセメント粒子に吸着されるため、セ
メントペースト中に浸透する阻害物質の量が少なくな
り、セメントの硬化が促進される。
分解することにより、セメント固化の阻害物質が生成さ
れるが、ニガリ成分である塩化マグネシウムを用いるこ
とにより、水和初期に阻害物質が製紙パルプスラッジの
微細繊維近傍にあるセメント粒子に吸着されるため、セ
メントペースト中に浸透する阻害物質の量が少なくな
り、セメントの硬化が促進される。
【0007】さらに、水分を約50%程度含有している
製紙パルプスラッジの微細繊維とセメント成分との接触
が不十分であると、製紙パルプスラッジの微細繊維とセ
メントの結合力が弱く、高い強度は得られない。この現
象を解消するためには、ペンジュラー、ファニキュラー
Iの半乾式混合状態でパルプスラッジ中の微細な繊維を
叩きつける様にして、含水微細繊維中の水分中にセメン
ト成分を溶け込ませることにより、製紙パルプスラッジ
繊維とセメント成分が最接近することが可能となり、両
者を効率的に結合させることができる。
製紙パルプスラッジの微細繊維とセメント成分との接触
が不十分であると、製紙パルプスラッジの微細繊維とセ
メントの結合力が弱く、高い強度は得られない。この現
象を解消するためには、ペンジュラー、ファニキュラー
Iの半乾式混合状態でパルプスラッジ中の微細な繊維を
叩きつける様にして、含水微細繊維中の水分中にセメン
ト成分を溶け込ませることにより、製紙パルプスラッジ
繊維とセメント成分が最接近することが可能となり、両
者を効率的に結合させることができる。
【0008】製紙パルプスラッジ中の含水微細繊維中に
予め石膏を添加し、含浸させておくことは、製紙パルプ
スラッジ中の微細繊維とセメント成分のなじみ性を向上
させ、含水微細繊維とセメント成分をより最接近させる
と共に、セメント硬化阻害物質を石膏粒子に吸着せし
め、塩化マグネシウムの効果と相まってセメントペース
ト中に浸透する阻害物質の量が非常に少なくなり、セメ
ントの硬化が促進される。加圧成型後の養生固化した時
には、パルプスラッジ微細繊維とセメントが固く結合し
合った製紙パルプスラッジセメント板となり、曲げ強さ
と圧縮強さが一層高く、併せて保釘性が極めて良くな
る。
予め石膏を添加し、含浸させておくことは、製紙パルプ
スラッジ中の微細繊維とセメント成分のなじみ性を向上
させ、含水微細繊維とセメント成分をより最接近させる
と共に、セメント硬化阻害物質を石膏粒子に吸着せし
め、塩化マグネシウムの効果と相まってセメントペース
ト中に浸透する阻害物質の量が非常に少なくなり、セメ
ントの硬化が促進される。加圧成型後の養生固化した時
には、パルプスラッジ微細繊維とセメントが固く結合し
合った製紙パルプスラッジセメント板となり、曲げ強さ
と圧縮強さが一層高く、併せて保釘性が極めて良くな
る。
【0009】本発明に於いては、製紙パルプスラッジ中
に含有され、アルカリ性領域で加水分解により生成され
る単糖類によるセメント固化阻害を軽減するため、ニガ
リ成分である塩化マグネシウムを添加してセメントの固
化促進を図った。さらには、製紙パルプスラッジ中に予
め石膏をなじませた含浸石膏パルプスラッジをベースに
することと併せて、ペンジュラー、ファニキュラーIの
半乾式混合状態でパルプスラッジ中の微細な繊維を叩き
つける様にして、含水微細繊維中の水分中にセメント成
分を溶け込ませることにより、製紙パルプスラッジ繊維
とセメント成分が最接近することが可能となり、セメン
ト/パルプスラッジ(水分50%含有)比を0.5以下
と低くしても高い曲げ強さと優れた保釘性を持った製紙
パルプスラッジセメント板の製造を可能にした。
に含有され、アルカリ性領域で加水分解により生成され
る単糖類によるセメント固化阻害を軽減するため、ニガ
リ成分である塩化マグネシウムを添加してセメントの固
化促進を図った。さらには、製紙パルプスラッジ中に予
め石膏をなじませた含浸石膏パルプスラッジをベースに
することと併せて、ペンジュラー、ファニキュラーIの
半乾式混合状態でパルプスラッジ中の微細な繊維を叩き
つける様にして、含水微細繊維中の水分中にセメント成
分を溶け込ませることにより、製紙パルプスラッジ繊維
とセメント成分が最接近することが可能となり、セメン
ト/パルプスラッジ(水分50%含有)比を0.5以下
と低くしても高い曲げ強さと優れた保釘性を持った製紙
パルプスラッジセメント板の製造を可能にした。
【0010】本発明に用いた製紙パルプスラッジは20
〜800μm程度の長さの繊維質と5〜50μm程度の
タルク等無機質の集合体であり、一般には40〜60
%、通常50%程度の付着水を含有している。固形分は
有機質45%、無機質として、アルミナ、炭酸カルシウ
ム、マグネシア、シリカ、酸化チタン等55%程度から
成っている。製紙パルプスラッジは有機成分を多量に含
有しているために異臭がでたり、カビが発生しやすい。
これらの防除対策としては、一般的な炭素粉、化石珊瑚
粉、ゼオライト等の遠赤材料を添加したり、フェノール
樹脂、クロロキシレノール、ホルムアルデヒド等、防カ
ビ防臭剤を混練時に添加することができる。
〜800μm程度の長さの繊維質と5〜50μm程度の
タルク等無機質の集合体であり、一般には40〜60
%、通常50%程度の付着水を含有している。固形分は
有機質45%、無機質として、アルミナ、炭酸カルシウ
ム、マグネシア、シリカ、酸化チタン等55%程度から
成っている。製紙パルプスラッジは有機成分を多量に含
有しているために異臭がでたり、カビが発生しやすい。
これらの防除対策としては、一般的な炭素粉、化石珊瑚
粉、ゼオライト等の遠赤材料を添加したり、フェノール
樹脂、クロロキシレノール、ホルムアルデヒド等、防カ
ビ防臭剤を混練時に添加することができる。
【0011】
【実施例】製紙パルプスラッジセメント板のセメント対
パルプスラッジ比(以下C/P比とする)は0.3〜
1.8、好ましくは0.5〜1.0、好適には0.7〜
0.8である。C/P比が高すぎると強度は得られるも
のの、保釘性が低下し割れやすい。C/P比が低いと強
度が低下する。C/P比が好適であると、高い曲げ強さ
と圧縮強さならびに優れた保釘性を得ることができる。
ニガリ成分は主として塩化マグネシウム、塩化カルシウ
ム、または塩化マグネシウムと塩化カルシウムの混合物
であるが、本発明では、塩化マグネシウムフレークを用
いた。塩化マグネシウムの対セメント添加量(以下Mg
/C比とする)は0.05〜10%、好ましくは3〜5
%である。添加量が多すぎると、製紙パルプスラッジ中
の水分が不足状態となり、微細繊維とセメント並びに石
膏とのなじみ性が劣る。また、少なすぎてもなじみ効果
はでない。
パルプスラッジ比(以下C/P比とする)は0.3〜
1.8、好ましくは0.5〜1.0、好適には0.7〜
0.8である。C/P比が高すぎると強度は得られるも
のの、保釘性が低下し割れやすい。C/P比が低いと強
度が低下する。C/P比が好適であると、高い曲げ強さ
と圧縮強さならびに優れた保釘性を得ることができる。
ニガリ成分は主として塩化マグネシウム、塩化カルシウ
ム、または塩化マグネシウムと塩化カルシウムの混合物
であるが、本発明では、塩化マグネシウムフレークを用
いた。塩化マグネシウムの対セメント添加量(以下Mg
/C比とする)は0.05〜10%、好ましくは3〜5
%である。添加量が多すぎると、製紙パルプスラッジ中
の水分が不足状態となり、微細繊維とセメント並びに石
膏とのなじみ性が劣る。また、少なすぎてもなじみ効果
はでない。
【0012】
【実施例1】製紙パルプスラッジ(水分50%)100
0g、塩化マグネシウムフレーク50g(Mg/C=5
%)を水30ccに溶かし、製紙パルプスラッジと混合
した後、セメント1000g(C/P=1)を添加し、
コンクリート用小型ミキサー(容量30l、25rp
m、80mmφアルミナボール投入)を用いて10分間
混合。半乾式状態で混合物を取り出し、金型に入れて圧
力20kg/cm2にて加圧成型した後、型を外し28
日間養生乾燥した。得られた厚さ12mm、縦横300
mm角の製紙パルプスラッジセメント板にて、かさ比
重、曲げ試験、圧縮試験を実施した。曲げ試験はJIS
A1408、圧縮試験はJIS R5201に準じ
た。その結果、かさ比重1.31、曲げ強さ80.8k
gf/cm2、圧縮強さ370kgf/cm2を得た。
同一条件下で塩化マグネシウムを添加しない場合は、か
さ比重1.27、曲げ強さ56.0kgf/cm2、圧
縮強さ270kgf/cm2である。
0g、塩化マグネシウムフレーク50g(Mg/C=5
%)を水30ccに溶かし、製紙パルプスラッジと混合
した後、セメント1000g(C/P=1)を添加し、
コンクリート用小型ミキサー(容量30l、25rp
m、80mmφアルミナボール投入)を用いて10分間
混合。半乾式状態で混合物を取り出し、金型に入れて圧
力20kg/cm2にて加圧成型した後、型を外し28
日間養生乾燥した。得られた厚さ12mm、縦横300
mm角の製紙パルプスラッジセメント板にて、かさ比
重、曲げ試験、圧縮試験を実施した。曲げ試験はJIS
A1408、圧縮試験はJIS R5201に準じ
た。その結果、かさ比重1.31、曲げ強さ80.8k
gf/cm2、圧縮強さ370kgf/cm2を得た。
同一条件下で塩化マグネシウムを添加しない場合は、か
さ比重1.27、曲げ強さ56.0kgf/cm2、圧
縮強さ270kgf/cm2である。
【0013】
【実施例2】実施例1に従い、C/P比=0.3〜1.
5、各Mg/C=5%とした場合の製紙パルプスラッジ
セメント板の試験結果を表1に示す。
5、各Mg/C=5%とした場合の製紙パルプスラッジ
セメント板の試験結果を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】
【実施例3】実施例1に従い、C/P比=0.7、各M
g/C=3%、5%、7%とした場合の製紙パルプスラ
ッジセメント板の試験結果を表2に示す。
g/C=3%、5%、7%とした場合の製紙パルプスラ
ッジセメント板の試験結果を表2に示す。
【0016】
【表2】
【0017】
【実施例4】製紙パルプスラッジ(水分50%)100
0g、に半水石膏150g添加し、実施例1のコンクリ
ートミキサーで10分間混合し、含浸石膏パルプスラッ
ジを作成。該含浸石膏パルプスラッジ1000gに、塩
化マグネシウム50gを水30ccに溶かした液を入
れ、セメント1000gを添加した後、実施例1と同様
の方法にて混合、加圧成型した後、型を外し28日間養
生乾燥した。得られた製紙パルプスラッジセメント板に
て、かさ比重、曲げ試験、圧縮試験を実施した。その結
果、かさ比重1.38、曲げ強さ80.9kgf/cm
2、圧縮強さ410kgf/cm2を得た。
0g、に半水石膏150g添加し、実施例1のコンクリ
ートミキサーで10分間混合し、含浸石膏パルプスラッ
ジを作成。該含浸石膏パルプスラッジ1000gに、塩
化マグネシウム50gを水30ccに溶かした液を入
れ、セメント1000gを添加した後、実施例1と同様
の方法にて混合、加圧成型した後、型を外し28日間養
生乾燥した。得られた製紙パルプスラッジセメント板に
て、かさ比重、曲げ試験、圧縮試験を実施した。その結
果、かさ比重1.38、曲げ強さ80.9kgf/cm
2、圧縮強さ410kgf/cm2を得た。
【0018】
【実施例5】製紙パルプスラッジ(水分50%)100
0g、に無水石膏150g添加し、実施例1のコンクリ
ートミキサーで10分間混合し、含浸石膏パルプスラッ
ジを作成。該含浸石膏パルプスラッジ1000gに、塩
化マグネシウム32gを水50ccに溶かした液を入
れ、セメント640gを添加した後、実施例1と同様の
方法にて混合、加圧成型した後、型を外し28日間養生
乾燥した。得られた製紙パルプスラッジセメント板に
て、かさ比重、曲げ試験、圧縮試験を実施した。その結
果、かさ比重 1.35、曲げ強さ77.1kgf/c
m2、圧縮強さ404kgf/cm2を得た。
0g、に無水石膏150g添加し、実施例1のコンクリ
ートミキサーで10分間混合し、含浸石膏パルプスラッ
ジを作成。該含浸石膏パルプスラッジ1000gに、塩
化マグネシウム32gを水50ccに溶かした液を入
れ、セメント640gを添加した後、実施例1と同様の
方法にて混合、加圧成型した後、型を外し28日間養生
乾燥した。得られた製紙パルプスラッジセメント板に
て、かさ比重、曲げ試験、圧縮試験を実施した。その結
果、かさ比重 1.35、曲げ強さ77.1kgf/c
m2、圧縮強さ404kgf/cm2を得た。
【0019】
1)本発明は、製紙パルプスラッジ中に含まれるセメン
ト固化阻害物質による固化阻害作用を軽減し、セメント
/パルプ比を大幅に低下させても、曲げ強さ並びに圧縮
強さの高い製紙パルプスラッジセメント板の製造を可能
とした。この結果、セメント/パルプ比を大幅に下げ得
ることで、製紙工場から多量に排出されるパルプスラッ
ジの利用量の向上効果は顕著となる。 2)また、本発明による製紙パルプスラッジセメント板
は保釘性に優れているため、釘打のできない従来の石膏
ボードやセメント板のように特殊な固定用の保持部品を
用いなくても、手軽に釘打固定ができる。 3)釘打ができ、かつ曲げ強さ、圧縮強さが高く、木材
と同様に鋸切等による切削が容易であるため、家屋の外
壁パネルや内壁、天井、床等の建築材料として、広範囲
な部位に使用できる。 4)さらに、製紙パルプスラッジセメント板はパルプス
ラッジ中の微細繊維を多量に含んでいるために、製紙パ
ルプスラッジセメント板同士または、木質系材料や紙と
のなじみが良く、木工用の接着剤による接着が容易であ
るとの長所を有している。 5)そのため製紙パルプスラッジセメント板は、木質系
材料を利用した複合板を特殊な設備を要することなく容
易に形成することができる。 6)また製紙パルプスラッジセメント板はセメントとの
なじみ性も良いため、直接セメント壁への接着貼り付け
が可能である。 7)本発明による製紙パルプスラッジセメント板の製造
方法は、製紙パルプスラッジ中の水分を有効に活用する
半乾式法によるため、汚水の発生がなく、自然環境を損
なう恐れが無い。
ト固化阻害物質による固化阻害作用を軽減し、セメント
/パルプ比を大幅に低下させても、曲げ強さ並びに圧縮
強さの高い製紙パルプスラッジセメント板の製造を可能
とした。この結果、セメント/パルプ比を大幅に下げ得
ることで、製紙工場から多量に排出されるパルプスラッ
ジの利用量の向上効果は顕著となる。 2)また、本発明による製紙パルプスラッジセメント板
は保釘性に優れているため、釘打のできない従来の石膏
ボードやセメント板のように特殊な固定用の保持部品を
用いなくても、手軽に釘打固定ができる。 3)釘打ができ、かつ曲げ強さ、圧縮強さが高く、木材
と同様に鋸切等による切削が容易であるため、家屋の外
壁パネルや内壁、天井、床等の建築材料として、広範囲
な部位に使用できる。 4)さらに、製紙パルプスラッジセメント板はパルプス
ラッジ中の微細繊維を多量に含んでいるために、製紙パ
ルプスラッジセメント板同士または、木質系材料や紙と
のなじみが良く、木工用の接着剤による接着が容易であ
るとの長所を有している。 5)そのため製紙パルプスラッジセメント板は、木質系
材料を利用した複合板を特殊な設備を要することなく容
易に形成することができる。 6)また製紙パルプスラッジセメント板はセメントとの
なじみ性も良いため、直接セメント壁への接着貼り付け
が可能である。 7)本発明による製紙パルプスラッジセメント板の製造
方法は、製紙パルプスラッジ中の水分を有効に活用する
半乾式法によるため、汚水の発生がなく、自然環境を損
なう恐れが無い。
Claims (8)
- 【請求項1】製紙パルプスラッジを強化材として用いる
セメント板にあって、製紙パルプスラッジにセメントを
半乾式混合して半乾式加圧成型固化して成ることを特徴
とする製紙パルプスラッジセメント板。 - 【請求項2】製紙パルプスラッジを強化材として用いる
セメント板にあって、製紙パルプスラッジ中に予め微量
の石膏を含浸させ、セメントを半乾式混合して半乾式加
圧成型固化して成ることを特徴とする製紙パルプスラッ
ジセメント板。 - 【請求項3】硬化剤としてのニガリ成分を添加すること
を特徴とする請求項1または2に記載の製紙パルプスラ
ッジセメント板。 - 【請求項4】防かび剤、防臭剤の少なくとも一方を混合
することを特徴とする請求項1または2または3に記載
の製紙パルプスラッジセメント板。 - 【請求項5】製紙パルプスラッジにセメントを半乾式混
合する第1工程と半乾式加圧成型固化する第2工程から
なることを特徴とする請求項1記載の製紙パルプスラッ
ジセメント板の製造方法。 - 【請求項6】製紙パルプスラッジに予め微量の石膏を含
浸させる第1工程と、セメントを半乾式混合する第2工
程と、半乾式加圧成型固化する第3工程から成ることを
特徴とする請求項2記載の製紙パルプスラッジセメント
板の製造方法。 - 【請求項7】製紙パルプスラッジにセメントを半乾式混
合する工程において、硬化剤としてのニガリ成分を添加
することを特徴とする製紙パルプスラッジセメント板の
製造方法。 - 【請求項8】第1工程において、製紙パルプスラッジに
予め防かび剤、防臭剤の少なくとも一方を添加すること
を特徴とする製紙パルプスラッジセメント板の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21038896A JP3363320B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 製紙パルプスラッジセメント板とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21038896A JP3363320B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 製紙パルプスラッジセメント板とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1025151A true JPH1025151A (ja) | 1998-01-27 |
| JP3363320B2 JP3363320B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=16588516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21038896A Expired - Fee Related JP3363320B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 製紙パルプスラッジセメント板とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3363320B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007176735A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Nittoc Constr Co Ltd | 軽量コンクリート |
| JP2008050192A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Nittoc Constr Co Ltd | セメント組成物およびその製造方法 |
| EP2568595A2 (en) | 1998-12-21 | 2013-03-13 | Seiko Epson Corporation | Piezoelectric actuator, timepiece, and portable device |
| EP4031508A4 (en) * | 2020-11-12 | 2022-08-10 | Erol Aslan | MIXING OF BUILDING MATERIALS AND MANUFACTURING PROCESSES |
-
1996
- 1996-07-05 JP JP21038896A patent/JP3363320B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2568595A2 (en) | 1998-12-21 | 2013-03-13 | Seiko Epson Corporation | Piezoelectric actuator, timepiece, and portable device |
| JP2007176735A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Nittoc Constr Co Ltd | 軽量コンクリート |
| JP2008050192A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Nittoc Constr Co Ltd | セメント組成物およびその製造方法 |
| EP4031508A4 (en) * | 2020-11-12 | 2022-08-10 | Erol Aslan | MIXING OF BUILDING MATERIALS AND MANUFACTURING PROCESSES |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3363320B2 (ja) | 2003-01-08 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |