JPH10251590A - プライマー組成物 - Google Patents

プライマー組成物

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JPH10251590A
JPH10251590A JP5673397A JP5673397A JPH10251590A JP H10251590 A JPH10251590 A JP H10251590A JP 5673397 A JP5673397 A JP 5673397A JP 5673397 A JP5673397 A JP 5673397A JP H10251590 A JPH10251590 A JP H10251590A
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unsaturated monomer
primer composition
polymer emulsion
emulsifier
weight
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JP5673397A
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Tokuji Ito
篤司 伊藤
Kenichiro Maeda
健一郎 前田
Yukihiro Adachi
幸弘 足立
Hiroshi Morita
浩 森田
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 付着性能に優れ、且つ下地からの発泡現象
や、下地との界面近傍で発生する歪みを緩和する性能を
有する土木・建築用途に適したプライマー組成物を提供
する。 【解決手段】 アクリル酸ブチルなどの(メタ)アクリ
ル酸エステルを含み、メタクリル酸などのカルボキシル
基を有する不飽和単量体を全不飽和単量体の0.1〜1
0重量%含み、重量分率法により算出したガラス転移温
度が220〜270Kである不飽和単量体を乳化重合し
て得られるポリマーエマルジョンを必須成分として含有
するプライマー組成物とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリマーエマルジ
ョンを必須成分として含有するプライマー組成物に関
し、さらに詳しくは、アクリル酸エステル系ポリマーエ
マルジョンを必須成分として含有し、建築・土木用プラ
イマーとして有用であり、特に、高流動タイプのセルフ
レベリング床材や高強度補修材などを使用する場合に好
適なプライマー組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築・土木分野におけるポリマーエマル
ジョンの最大の用途としてプライマーがある。すなわ
ち、コンクリートなどの構造物素地表面にポリマーエマ
ルジョンを塗布すると、その上に塗工したモルタルとの
間の付着性が向上することが知られている(例えば、特
公昭44−18757号公報)。同用途に用いられる代
表的なポリマーエマルジョンとしては、エチレン−酢酸
ビニル系やスチレン−ブタジエン系を挙げることができ
る。一方、アクリル酸エステル系のポリマーエマルジョ
ンは、耐候性には優れているが付着性に乏しいため、実
際には、エチレン−酢酸ビニル系などのポリマーエマル
ジョンが用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
高流動タイプのセルフレベリング床材や高強度補修材の
出現により、これまでのプライマーでは性能上の課題が
生じるようになってきた。例えば、高流動セルフレベリ
ング材では、下地コンクリートからの空気置換による発
泡が問題となる。また、高強度補修材はひび割れ抑制能
に優れるため、かえってモルタル−下地間の歪みの緩和
が少なくなり、浮き剥離が生じやすくなるという問題が
ある。このような問題に対して、優れた耐水性や耐久性
から、アクリル酸エステル系のポリマーエマルジョンが
見直されているが、付着性能を十分に満足するものは未
だに得られていなかった。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑み、付着性能に
優れ、かつ下地からの発泡現象や下地との界面近傍で発
生する歪みを緩和する性能を有するプライマー組成物を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明のプライマー組成物は、カルボキシル基を有する
不飽和単量体と、アクリル酸エステルおよびメタクリル
酸エステルから選ばれる少なくとも一つの不飽和単量体
とを含み、不飽和単量体の共重合体について重量分率法
により算出したガラス転移温度が220〜270Kであ
る混合物を乳化重合して得られるポリマーエマルジョン
を必須成分として含有することを特徴とする。
【0006】このような構成にすることにより、付着性
能も問題なく、かつ下地からの発泡現象や下地との界面
近傍で発生する歪みを緩和することも可能なプライマー
組成物とすることができる。このような本発明の優れた
特性は、ポリマーエマルジョンの粒子表面に、カルボキ
シル基を効果的に化学修飾できたことが一因であると考
えられる。
【0007】ここで、重量分率法による算出したガラス
転移温度とは、下記に示すフォックス(Fox)の式に
基づいて算出したガラス転移温度(Tg)のことをい
う。
【0008】
【数1】
【0009】ただし、Tgは共重合体のガラス転移温度
(K)、Tgn は不飽和単量体nのガラス転移温度
(K)、Wgn は不飽和単量体の重量分率である。
【0010】一般に、ガラス転移温度で示される転移領
域においてポリマーの諸性質は大きく変化することが知
られている。本発明において、上記式(1)により算出
したガラス転移温度を220〜270Kとしたのは、2
70Kを超えると皮膜の成膜性が低下して付着性能や耐
水性も低下するからであり、220K未満では皮膜の弾
性が低下して膜の機械的強度も低下するからである。同
様の観点から、前記方法により算出されたガラス転移点
は、240K以上であることがさらに好ましい。ガラス
転移温度が270K以下とされていて、ポリマー粒子ど
うしの融着性が向上していることが本発明のプライマー
組成物の特徴の一つである。
【0011】また、前記構成においては、ポリマーエマ
ルジョンの平均粒子径が30〜200nmであることが
好ましい。平均粒子径が200nmを超えるとポリマー
の比表面積が小さくなって、カルボキシル基などをポリ
マー表面に効果的に化学修飾することができなくなるか
らであり、30nm未満では、ポリマーエマルジョンの
粘度が著しく増加して製造時や使用時の取り扱いが容易
ではなくなるからである。最密充填性を向上させるなど
の観点から、平均粒子径は、50nm以上がさらに好ま
しく、また、150nm以下さらには100nm以下が
一層好ましい。
【0012】また、前記構成においては、前記混合物に
おいて、カルボキシル基を有する不飽和単量体を全不飽
和単量体の0.1〜10重量%とすることが好ましい。
10重量%を超えると皮膜の耐水性が低下したり、セメ
ント硬化反応が阻害されるおそれがあるからであり、
0.1重量%未満ではカルボキシル基に起因する付着性
能が十分に発揮されないおそれがあるからである。
【0013】また、前記構成においては、ポリオキシア
ルキレン基およびエチレン性不飽和結合を有する分子を
含む乳化剤を用いて乳化重合を行うことが好ましい。こ
のような反応性乳化剤を用いることにより、カルボキシ
ル基に加えてポリオキシアルキレン基もポリマー表面に
化学修飾することができるばかりでなく、フリーの乳化
剤の存在による耐水性の低下を抑制することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】まず、本発明において用い得る不
飽和単量体について説明する。
【0015】カルボキシル基を有する不飽和単量体とし
ては、不飽和カルボン酸が好ましく、具体的には、アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸などを用いることができる。アクリル
酸およびメタクリル酸から選ばれる少なくとも一つがさ
らに好ましい。なお、マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸のようなジカルボン酸の場合には、これらのモノエス
テルやモノアマイドを用いてもよい。
【0016】アクリル酸エステル、メタクリル酸エステ
ルとしては、特に制限されるものではないが、アクリル
酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステルが
好ましく、この場合のアルキル基としては炭素数が1〜
18のものが好適であり、さらに具体的に例示すれば、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロ
ピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブ
チル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸2−エチル
ヘキシルなどを用いることができる。
【0017】なお、これらの不飽和単量体は、1種のみ
を用いてもよいし、2種以上を適宜組み合わせて用いて
もよい。
【0018】これらの不飽和単量体を用いることによ
り、本発明においては、アクリル酸エステル系のポリマ
ーエマルジョン表面にカルボキシル基が導入されて付着
性が改善されており、前述のようにカルボキシル基を適
量導入することにより、皮膜の耐水性の低下を抑制しな
がら抑泡効果や歪み緩和効果を得て、土木・建築用とし
て好適なプライマー組成物を提供することとしている。
【0019】また、これら不飽和単量体を含む混合物に
は、強度、耐水性、耐薬品性など樹脂皮膜に由来する性
能を向上させるために、1分子中に複数の官能基を有す
る架橋剤を含ませて共重合させることが好ましい。架橋
剤としては、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
ト、ビスフェノールAポリオキシエチレン付加体ジアク
リレート、ビスフェノールAポリオキシエチレン付加体
ジメタクリレート、トリアリルイソシアヌレート、N−
メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリル
アミド、ジビニルベンゼンなどを用いることができる
が、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメ
タクリルアミドまたはトリメチロールプロパントリメタ
クリレートが好ましい。架橋剤は、不飽和単量体に対し
て0.1〜5重量%の範囲で用いることが好ましい。
【0020】さらに、この混合物には、ポリマーエマル
ジョンの性能を損なわない範囲で、前記以外の不飽和単
量体、例えばスチレンやα−メチルスチレンなどのスチ
レン類、ブタジエンやイソプレンなどのジエン類、酢酸
ビニルやプロピオン酸ビニルなどのビニルエステル類、
アクリロニトリルやα−メチルアクリロニトリルなどの
ニトリル類を適宜併用してもかまわない。
【0021】次に、本発明で用い得る乳化剤について説
明する。乳化剤としては、ポリオキシアルキレン基を有
するものが好ましく、例えば、ポリオキシアルキレンア
ルキルアリールエーテルサルフェート塩などのアニオン
性乳化剤やポリオキシアルキレンアルキルアリールエー
テルなどのノニオン性乳化剤を用いることができる。
【0022】また、乳化剤としては、エチレン性不飽和
結合を有するものが好ましい。このような反応性乳化剤
を用いることにより、フリーの乳化剤による耐水性の低
下を抑制することが可能である。エチレン性不飽和結合
を有する乳化剤としては、例えば、下記化学式(1)、
(2)より示されるアニオン性またはノニオン性乳化剤
を好適に使用することができる。
【0023】〔アニオン性乳化剤の例〕
【化1】
【0024】〔ノニオン性乳化剤の例〕
【化2】
【0025】ただし、式(1)および(2)において、
Aは炭素数が2または3のアルキレン基(例えば、−C
2−CH2−または−CH2−CH(CH3)−)、M1
は1価または2価の陽イオン、nは0〜100、好まし
くは3〜100、さらに好ましくは5〜40、R0 は炭
素数が6〜18のアルキル基、アルケニル基またはアラ
ルキル基(アリール化アルキル基)である。
【0026】化学式(1)または(2)に示した乳化剤
においては、nが3以上、好ましくは5以上であってポ
リオキシアルキレン基とエチレン性不飽和結合とをとも
に有するものを用いることが好ましい。
【0027】前記乳化剤は、アニオン性乳化剤およびノ
ニオン性乳化剤の1種または2種以上と併用してもよ
い。
【0028】併用できる乳化剤の具体例を以下に例示す
る。
【0029】〔アニオン性乳化剤の代表例〕下記化学式
(3)に示すポリオキシアルキレンアルキルアリールエ
ーテルスルホネート・サルフェート塩
【化3】
【0030】下記化学式(4)に示すポリオキシアルキ
レンアルキルエーテルサルフェート塩
【化4】
【0031】下記化学式(5)に示すポリオキシアルキ
レンアルキルアリールエーテルサルフェート塩
【化5】
【0032】下記化学式(6)〜(11)に示す乳化剤
【化6】
【0033】
【化7】
【0034】
【化8】
【0035】
【化9】
【0036】
【化10】
【0037】
【化11】
【0038】ここで、mは0または1、R1 は炭素数が
6〜20のアルキル基、R2 は水素原子またはメチル
基、R3 は炭素数が1〜30のアルキル基、アルケニル
基、アルキル基もしくはアルケニル基を有するフェニル
基、または脂肪酸残基、R4 はメチレン基、エチレン基
またはフェニレン基であり、A、nおよびM1 は前記と
同様である。
【0039】〔ノニオン性乳化剤の代表例〕下記化学式
(12)に示すポリオキシアルキレンアルキルアリール
エーテル
【化12】
【0040】下記化学式(13)に示すポリオキシアル
キレンアルキルエーテル
【化13】
【0041】ここで、A、nおよびR1 は前記と同じで
ある。
【0042】併用する乳化剤は、分子内にオキシエチレ
ン基、オキシプロピレン基などのオキシアルキレン基を
有するアニオン性乳化剤が好ましい。
【0043】乳化剤は、不飽和単量体に対して0.5〜
10重量%の範囲で用いることが好ましく、0.5〜5
重量%の範囲で用いることがさらに好ましい。0.5重
量%未満では乳化重合の際に凝集物が大量に発生した
り、所望のサイズのポリマーエマルジョンが得がたくな
るからであり、10重量%を超えると付着性能や硬化体
性能が低下するおそれがあるからである。
【0044】重合開始剤としては、例えば、過酸化水素
単独、または過酸化水素と酒石酸、クエン酸、アスコル
ビン酸などのカルボン酸との組み合わせや、過酸化水素
とシュウ酸、スルフィン酸およびこれらの塩類またはオ
キシアルデヒド類、水溶性鉄塩などとの組み合わせ、さ
らには過硫酸塩、過炭酸塩、過硼酸塩類などの過酸化
物、または2,2´アゾビス(2−アミジノプロパン)
とその塩、2,2´−アゾビス(N,N´−ジメチレン
イソブチルアミジン)とその塩、4,4´−アゾビス
(4−シアノ吉草酸)とその塩などの水溶性アゾ系開始
剤が使用可能である。本発明で用いるポリマーエマルジ
ョンの調製には、前記水溶性アゾ系開始剤を、ポリマー
エマルジョンを構成する不飽和単量体に対して、0.1
〜3重量%の範囲で用いることが好ましい。
【0045】本発明のポリマーエマルジョンは、前記不
飽和単量体、乳化剤、重合開始剤を適宜用いて、下記の
一般的な乳化重合により調製することができる。すなわ
ち、水相に乳化剤を溶解し、不飽和単量体混合物の一部
を乳化・可溶化させた後、重合開始剤を添加し、次いで
残りの不飽和単量体をそのまま滴下するモノマー滴下
法、あるいは乳化剤、水の一部と不飽和単量体混合物を
予め混合乳化し、乳化物を滴下するプレ乳化法のいずれ
でも調製できるが、乳化重合の欠点である重合釜あるい
は撹拌羽根などへの重合物の付着量を低減するという観
点からは、プレ乳化法の採用が好ましい。
【0046】本発明のポリマーエマルジョンは、固形分
40重量%時の粘度が50〜200cP(ブルックフィ
ールド型粘度計法)であるときに作業性が良好である。
また、低粘度のものは固形分を50重量%以上含有させ
ることも可能である。
【0047】本発明のポリマーエマルジョンは、前記の
ように乳化重合によって得られたエマルジョンの形態で
使用することができるが、水により希釈(ポリマ−エマ
ルジョン:水=1:1〜20)して塗布することが好ま
しい。塗布量は、下地の状況に応じて適宜変化させるこ
とが好ましく、普通コンクリートのような下地の場合は
100〜150g/m2 、ALCや吸水の激しい下地の
場合は200〜250g/m2 、押し差し成形品等のコ
ンクリート二次製品のようなほとんど吸水しない下地の
場合は50〜100g/m2 程度が好適である。塗布方
法は、ハケ塗り、ローラー塗り、噴霧などを使用するこ
とができ、1回塗りで十分な塗布量が得られなかった場
合は、複数回塗布してもよい。
【0048】
【実施例】以下、実施例および比較例を示して本発明を
より具体的に説明する。なお、以下の各実施例において
示す「部」および「%」はそれぞれ「重量部」および
「重量%」の意味である。
【0049】〔ポリマーエマルジョンの調製〕 (1)ポリマーエマルジョンNo.1 温度計、撹拌機、環流冷却管、窒素導入管および滴下ロ
ートを備えたガラス製反応容器に表2にNo.1として
示す乳化剤3.0部と水140.0部を仕込んで溶解
し、系内を窒素ガスで置換する。表1にNo.1として
示す不飽和単量体混合物100.0部と先に溶解した乳
化剤水溶液143.0部のうち、50.0部を乳化混合
し、このうち5.0部を反応容器に加え65℃まで昇温
する。昇温の後、2、2´−アゾビス(2−アミジノプ
ロパン)二塩酸塩0.3部を水0.8部に溶解し、前記
の反応容器に添加し、直ちに残不飽和単量体乳化物14
5.0部を60分間にわたって反応容器内に連続滴下
し、65℃で重合を行う。滴下終了後、65℃で180
分間熟成を行い重合を完結させる。室温まで冷却後、固
形分を40%に調製し、ポリマーエマルジョンNo.1
とした。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】(2)ポリマーエマルジョンNo.2〜N
o.7 表2の乳化剤および表1の不飽和単量体を用い,ポリマ
ーエマルジョンNo.1に準じて調製した。 (3)ポリマーエマルジョンNo.8 市販されているEVA(エチレン−酢酸ビニル)系エマ
ルジョン[商品名:NSハイフレックスHF−1000
(日本化成品)]を使用した。
【0053】〔ポリマーエマルジョンの性状確認〕得ら
れたポリマーエマルジョンの平均粒子径を光散乱光度計
(大塚電子社製ELS−800)により測定した。な
お、ガラス転移温度を前述のフォックスの式により算出
した。各不飽和単量体の単独重合体のガラス転移温度と
しては、下記の値を用いた(単位:K)。
【0054】アクリル酸ブチル:219、アクリル酸エ
チル:249、メタクリル酸メチル:378、メタクリ
ル酸:501、N−メチロールアクリルアミド:373 〔プライマー評価試験〕日本建築仕上学会規格M−10
1「セメントモルタル塗り用吸水調整材の品質基準」に
準じて付着強さ試験をおこなった。但し、3倍希(ポリ
マーエマルジョ:水=1:2)ポリマーエマルジョン水
をプライマーとし、100g/m2 となるように塗りつ
けた。塗付けモルタルの組成はセメント:川砂=1:1
とした。温度20℃、湿度80%にて14日間養生した
ものを標準試験用供試体とし、温度20℃、湿度80%
7日間養生後、20℃水中7日間浸漬したものを耐水試
験用供試体とした。
【0055】評価は、付着強さおよび破断面状況を前記
規格に準じて算出することにより行い、また、付着強さ
測定用ジグを取り付けるための切り込みを供試体面に4
0×40mmの大きさで入れるときに、付着不良で剥離
した割合を算出して、浮き率とした。
【0056】以上の評価結果を表1および表3に示す。
エマルジョンNo.1〜No.5を含むプライマーを用
いた実施例の付着性能は、標準および耐水評価いずれの
場合も、付着強さ、破断面状況、浮き率とも良好であっ
た。
【0057】
【表3】
【0058】
【発明の効果】本発明のプライマー組成物によると、コ
ンクリートなどの構造物素地を処理した際に、仕上げ剤
の付着性能において問題がないばかりでなく、高流動タ
イプのセルフレベリング床剤や高強度補修剤を用いる際
に問題となる下地からの発泡現象や下地との界面近傍で
発生する歪みを抑制することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 浩 東京都墨田区本所一丁目3番7号ライオン 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシル基を有する不飽和単量体
    と、アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルか
    ら選ばれる少なくとも一つの不飽和単量体とを含み、不
    飽和単量体の共重合体について重量分率法により算出し
    たガラス転移温度が220〜270Kである混合物を乳
    化重合して得られるポリマーエマルジョンを必須成分と
    して含有するプライマー組成物。
  2. 【請求項2】 ポリマーエマルジョンの平均粒子径が3
    0〜200nmである請求項1に記載のプライマー組成
    物。
  3. 【請求項3】 前記混合物において、カルボキシル基を
    有する不飽和単量体を全不飽和単量体の0.1〜10重
    量%とした請求項1または2に記載のプライマー組成
    物。
  4. 【請求項4】 ポリオキシアルキレン基およびエチレン
    性不飽和結合を有する分子を含む乳化剤を用いて乳化重
    合を行う請求項1〜3のいずれか一つに記載のプライマ
    ー組成物。
JP5673397A 1997-03-11 1997-03-11 プライマー組成物 Pending JPH10251590A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010100297A (ko) * 2000-04-11 2001-11-14 이계안 도막보호용 도포형 아크릴 필름조성물
JP2009133168A (ja) * 2007-12-03 2009-06-18 Ube Ind Ltd コンクリート床構造体及びその施工方法
JP2015006965A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 宇部興産株式会社 コンクリート構造物の補修方法
KR102496281B1 (ko) * 2022-06-14 2023-02-07 (주)리빌텍이엔씨 친환경 폴리머 모르타르 조성물을 이용한 콘크리트 단면 보수 시공방법

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