JPH10252311A - 免振性の木造建物およびその建築方法 - Google Patents

免振性の木造建物およびその建築方法

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JPH10252311A
JPH10252311A JP7461197A JP7461197A JPH10252311A JP H10252311 A JPH10252311 A JP H10252311A JP 7461197 A JP7461197 A JP 7461197A JP 7461197 A JP7461197 A JP 7461197A JP H10252311 A JPH10252311 A JP H10252311A
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building
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laminated rubber
rubber material
foundation
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Kazuhiko Mori
和彦 森
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Iida Sangyo Co Ltd
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Iida Industry Co Ltd
Iida Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高強度で高耐久性の建物およびその建築方法
を提供する。 【解決手段】 基礎構成材10、基礎構成材10の上部
に固定された積層ゴム材20、積層ゴム材20の上部に
取付けられた土台30、土台30上に組合わされた柱部
材40などを有して構成される。また、土台30の上に
軸組材取付け金物41を介して柱部材40を設置し、土
台30の側部に水切部材43を配置し、その上に下地材
42を設ける。さらに、地盤Gの表面にコンクリート4
5を打設し、土台30とコンクリート45との間の空間
を床下換気口44とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は免振性の木造建物お
よびその建築方法に関し、特に、木造住宅に適した免振
性の建物およびその建築方法(免振柱脚構法)に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば個人住宅を建築する場合、従来
は、図8に例示したように、まず、地盤Gに布基礎10
1などの基礎部分を打設する。その後、布基礎101上
に土台102を取付けるとともに、土台102に柱部材
103などの建物の構成部材を組合わせる構造が採られ
ている。ここで、一般的には、布基礎101と土台10
2は、これらを強固に組み付けるために、アンカーボル
ト104などにより緊結される。また地盤からの湿気に
よる土台102などの腐食を防止するために建物の床下
の換気を行う必要があり、この目的で、布基礎101の
一部に開口を設けて換気口105とする構成としてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に基礎構成材に換気口を設ける構造の場合、この換気口
によって基礎構成材の耐力や耐久性が低下するなどの問
題がある。このため、例えば、換気口形成個所で基礎構
成材にひび割れが生じてしまう。さらに、最近、地震に
より個人住宅に甚大な被害があったことから、特に個人
住宅において高強度で高耐久性の建物が望まれている。
【0004】本発明は、高強度で高耐久性の建物および
その建築方法を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の建物は、地盤に
所定の間隔で打設された複数の基礎構成材、各前記基礎
構成材の上部にそれぞれ固定された積層ゴム材、並びに
各前記積層ゴム材の上部に取付けられた土台を有してな
ることを特徴とする。また、本発明の建物は、前記基礎
構成材の上部がレベル調整されたものであることを特徴
とする。
【0006】本発明の建物の建築方法は、地盤に複数の
基礎構成材を所定の間隔で打設する工程、各前記基礎構
成材の上部に積層ゴム材をそれぞれ固定する工程、並び
に各前記積層ゴム材の上部に土台を取付ける工程を有し
てなることを特徴とする。さらに、本発明の建物の建築
方法は、前記基礎構成材の上部に積層ゴム材を固定する
前に、基礎構成材の上部のレベル調整を行う工程をさら
に含むことを特徴とする。
【0007】本発明において、上記の基礎構成材として
は、好ましくは、杭形状の基礎構成材が使用される。ま
た、上記の積層ゴム材としては、剛性のある部材、例え
ば鉄板や鉛板などの金属部材の間にゴム材を単層または
複数層挟持して構成されるものが使用される。そして、
このように金属部材を積層した構造とすることで、建築
物の総重量による垂直方向の歪みを抑制し、例えば地震
に対する垂直剛性を確保できる。
【0008】そして、本発明によれば、基礎構成材の上
部に積層ゴム材を設置することで、地震などによる建築
物への衝撃を軽減できる。また、複数の基礎構成材を所
定間隔で打設し、この上に積層ゴム材を介して土台を設
ける構造とすることで、土台と地盤の間に換気空間(換
気面積)を容易に確保することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。図1において、この建物は、基礎構成材
10、基礎構成材10の上部に固定された積層ゴム材2
0、積層ゴム材20の上部に取付けられた土台30、土
台30上に組合わされた柱部材40などを有して構成さ
れる。
【0010】基礎構成材10は、図2を参照して、図示
した例では、コンクリートや鋼管などで作られた杭11
と、杭11の上部に設けられたレベル調整用のコンクリ
ート部12、並びにコンクリート部12の外周に設けら
れた円筒形の形枠13などから構成される。なお、形枠
13は、コンクリート部12を流し込んで所定の形状に
固めるために使用するもので、コンクリート部12の打
設後は、取り外される。また、杭11は、その上部が地
盤面Lよりも所要の寸法だけ高くなるように、地盤Gに
杭打ちされる。
【0011】積層ゴム材20は、鉄板や鉛板などの金属
部材21、22の間に、1枚または複数枚の合成ゴムお
よび鉄板・鉛板などの板材23を積層したものを一体に
固定し挟持して構成されるものである。なお、金属部材
21、22には、積層ゴム材20をそれぞれ基礎構成材
10あるいは土台30に固定するためのアンカーボルト
14やボルト24類などが通る穴21a,22aがそれ
ぞれ形成されている。
【0012】さらに、土台30は、図1に示した例で
は、H形鋼を使用している。そして、この土台30に
は、積層ゴム材20を固定するためのボルト24類が止
められる穴30aが形成されている。なお、ボルト24
類に代えて、コンクリート釘により積層ゴム材20に土
台30を固定する構成としても良い。
【0013】図3は、上記のように構成される実施の形
態の基礎構成材10などを使用した建物の主要部の一例
である。この例では、土台30の上に金属製の軸組材取
付金物41を介して柱部材40を設置するとともに、土
台30の側部に木質系の下地材42を配置し、また、そ
の上に金属製の水切部材43をを設ける構成としてい
る。さらに、地盤Gの表面にコンクリート45を打設す
るとともに、土台30とコンクリート45との間の空間
を床下換気口44とし、この床下換気口44に防鼠ネッ
トなどを設けた構成としている。
【0014】次に、実施の形態の建物の建築方法を図4
を参照して説明する。この建築方法は、第1〜第4工程
で行われる。まず、第1工程では、杭11を地盤Gに打
設する。この場合、杭11の上部が地盤面より所要の寸
法だけ高くなるように設定しておく。なお、地盤調査結
果や建築物の形状や規模などに応じて、杭11の寸法
(直径や長さ)、杭11の打設方法、杭11の埋め込み
深さなどが適宜調節される。また、杭11の上部に適宜
な高さでコンクリート部12を一体に形成することで、
基礎構成材10のレベル調整を適宜行う。さらに、コン
クリート部12の上部に積層ゴム材(アンカーボルト組
込)20を予め装着しておく。なお、コンクリート部1
2の上部にアンカーボルト14をあらかじめ装着してお
いても良い。
【0015】ここで、コンクリート部12の形成は、例
えば図5に示した手順で行われる。すなわち、まず図5
(a)から図5(b)に示したように、杭11の上頭部
に円筒形の形枠13を設け、この形枠13の内部にコン
クリートを打設する。次いで、図5(c)のように、上
部に積層ゴム材(アンカーボルト組込)20を設置し固
定する。なお、アンカーボルト14を設置し、この上に
積層ゴム材20を設けアンカーボルト14により固定し
ても良い。
【0016】次に、第2工程では、杭11とコンクリー
ト部12などの基礎構成材10の打設後に、上記のよう
に、積層ゴム材(アンカーボルト組込)20を固定す
る。また、積層ゴム材20をアンカーボルト14で直接
緊結し固定しても良い。なお、建築物の形状や規模など
により、アンカーボルト14の寸法や本数、積層ゴム材
の厚さなどが適宜変更される。
【0017】また、第3工程では、上記のように、積層
ゴム材(アンカーボルト組込)20または、積層ゴム材
20を基礎構成材10上に装着した後、図5(d)のよ
うに、積層ゴム材(アンカーボルト組込)20または積
層ゴム材20の上に土台30などを取付け、ボルト24
類で緊結固定する。さらに、第4工程では、土台に1階
を構成する柱部材40などを順次組合わせ固定してい
く。
【0018】図6、図7は、土台30としてコンクリー
ト板を使用した場合の例を示したものであり、その他の
点は上記した実施の形態を同様である。また、コンクリ
ート板に代えて集成材を土台30に使用した場合も同様
である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、基礎構成材と土台の間
に積層ゴム材を設置することで、ゴムの高い緩衝性能を
利用し、地震時における建築物への衝撃が軽減され、高
強度で高耐久性の建物を提供することができる。
【0020】また、本発明によれば、基礎構成材と土台
との間に積層ゴム材を設置したので、基礎構成材を加工
することなしに、基礎構成材と土台との間に換気用の空
間が確保できる結果、基礎構成材の耐力および換気効率
が向上する。さらに、基礎工事が簡略化され、また換気
口の設置などが不要となることから、工期短縮やコスト
ダウンが図れるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の建物の基礎構成材および
土台などの主要部分の分解斜視図である。
【図2】(a)は図1の実施の形態の建物の主要部の説
明図、(b)は(a)の上面図である。
【図3】図1の実施の形態の建物の主要部の斜視図であ
る。
【図4】(a)は実施の形態の建物の建築方法を説明し
た平面図、(b)は同じく側面図である。
【図5】(a)〜(d)はそれぞれ図4の建築方法の一
部の説明図である。
【図6】他の実施の形態の説明図である。
【図7】他の実施の形態の説明図である。
【図8】従来の建物の構造の説明図である。
【符号の説明】
10 基礎構成材 11 杭 12 コンクリート部 14 アンカーボルト 20 積層ゴム材 30 土台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤に所定の間隔で打設された複数の基
    礎構成材、 各前記基礎構成材の上部にそれぞれ固定された積層ゴム
    材、並びに各前記積層ゴム材の上部に取付けられた土台
    を有してなることを特徴とする免振性の木造建物。
  2. 【請求項2】 前記基礎構成材の上部がレベル調整され
    たものであることを特徴とする請求項1記載の建物。
  3. 【請求項3】 地盤に複数の基礎構成材を所定の間隔で
    打設する工程、 各前記基礎構成材の上部に積層ゴム材をそれぞれ固定す
    る工程、並びに各前記積層ゴム材の上部に土台を取付け
    る工程を有してなることを特徴とする免振性の木造建物
    の建築方法。
  4. 【請求項4】 前記基礎構成材の上部に積層ゴム材を固
    定する前に、基礎構成材の上部のレベル調整を行う工程
    をさらに含むことを特徴とする請求項3記載の建築方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006291641A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Kajima Corp 杭基礎構造およびその施工方法
JP2009221769A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Shimizu Corp 杭頭免震構造
JP2009256947A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Sumikin System Buildings Corp 建屋の基礎構造および建屋の施工方法
JP2017057600A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 株式会社安藤・間 拡頭杭杭頭免震構造

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