JPH10252534A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射制御装置Info
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- JPH10252534A JPH10252534A JP9055306A JP5530697A JPH10252534A JP H10252534 A JPH10252534 A JP H10252534A JP 9055306 A JP9055306 A JP 9055306A JP 5530697 A JP5530697 A JP 5530697A JP H10252534 A JPH10252534 A JP H10252534A
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- fuel injection
- fuel
- injection amount
- engine
- operating state
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料噴射と燃料カットを繰り返えすハンチン
グ防止のためにヒステリシスを大きくとっても燃料噴射
時に大きな衝撃を感じさせないようにすること。 【解決手段】 燃料噴射制御装置は、運転状態検出手段
としてのセンサ15〜22等と、燃料噴射弁8A〜8D
と、燃料噴射量演算手段、燃料カット制御手段、なまし
手段、燃料復帰手段としてのCPUとを備えている。C
PUは、燃料噴射弁から噴射される燃料噴射量を算出す
るECU23に含まれる。燃料噴射弁による燃料カット
状態から燃料噴射復帰状態に移行するにあたり、燃料噴
射手段から噴射される燃料噴射量TAUを、燃料噴射量
演算手段としてのCPUが運転状態に応じて演算した燃
料噴射量よりも低めに設定し、その後この低めに設定し
た燃料噴射量(なまし値)TAUSMを徐々に高めつつ
最終的に機関運転状態に応じて演算された燃料噴射量で
噴射することで急激なトルク変化を防止する。
グ防止のためにヒステリシスを大きくとっても燃料噴射
時に大きな衝撃を感じさせないようにすること。 【解決手段】 燃料噴射制御装置は、運転状態検出手段
としてのセンサ15〜22等と、燃料噴射弁8A〜8D
と、燃料噴射量演算手段、燃料カット制御手段、なまし
手段、燃料復帰手段としてのCPUとを備えている。C
PUは、燃料噴射弁から噴射される燃料噴射量を算出す
るECU23に含まれる。燃料噴射弁による燃料カット
状態から燃料噴射復帰状態に移行するにあたり、燃料噴
射手段から噴射される燃料噴射量TAUを、燃料噴射量
演算手段としてのCPUが運転状態に応じて演算した燃
料噴射量よりも低めに設定し、その後この低めに設定し
た燃料噴射量(なまし値)TAUSMを徐々に高めつつ
最終的に機関運転状態に応じて演算された燃料噴射量で
噴射することで急激なトルク変化を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃料噴
射制御装置、詳しくは内燃機関に吹き込まれる燃料の噴
射量を機関運転状態に応じて適切に制御する内燃機関の
燃料噴射制御装置に関する。
射制御装置、詳しくは内燃機関に吹き込まれる燃料の噴
射量を機関運転状態に応じて適切に制御する内燃機関の
燃料噴射制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内燃機関制御の電子化が進み、内
燃機関(以下、特に内燃機関と指定しない限り「エンジ
ン」という。)に供給される燃料の量を、エンジンの運
転状態に基づいてマイクロコンピュータにより算出し、
これによってエンジンを最適状態で駆動させるようにし
た内燃機関の燃料噴射制御装置が普及している。
燃機関(以下、特に内燃機関と指定しない限り「エンジ
ン」という。)に供給される燃料の量を、エンジンの運
転状態に基づいてマイクロコンピュータにより算出し、
これによってエンジンを最適状態で駆動させるようにし
た内燃機関の燃料噴射制御装置が普及している。
【0003】中でも電子式の燃料噴射制御装置にあって
は、エンジン負荷(吸気管圧力または吸入空気量)およ
びエンジン回転数に応じて算出される基本燃料噴射量T
Pに各種補正を行うことで走行状況に即した最適な燃料
噴射量(TAU)を決定している。前記補正による燃料
噴射量(TAU)の決定は、エンジンを含む車輛各部に
配置した各種センサからの信号をマイクロコンピュータ
に入力し、その信号に基づいてマイクロコンピュータが
総合的に演算処理した結果に基づくものである。
は、エンジン負荷(吸気管圧力または吸入空気量)およ
びエンジン回転数に応じて算出される基本燃料噴射量T
Pに各種補正を行うことで走行状況に即した最適な燃料
噴射量(TAU)を決定している。前記補正による燃料
噴射量(TAU)の決定は、エンジンを含む車輛各部に
配置した各種センサからの信号をマイクロコンピュータ
に入力し、その信号に基づいてマイクロコンピュータが
総合的に演算処理した結果に基づくものである。
【0004】ところで、降坂走行等、高回転で軽負荷の
走行時にシリンダに吸入される空気量が少なくなると、
適正なコンプレッションが得られなくなる場合がある。
すると、混合気の燃焼が不安定となって、不完全燃焼や
失火を起こし易くなる。その結果、シリンダの燃焼室内
で燃え残った不完全燃焼ガスや未燃焼ガスがシリンダか
ら排出されてそれらのガスが排気管の触媒コンバータに
至ると、触媒内での酸化反応や未燃焼ガスの急激な燃焼
によって触媒温度が上昇し、触媒の熱劣化を招来して触
媒性能が低下してしまう。
走行時にシリンダに吸入される空気量が少なくなると、
適正なコンプレッションが得られなくなる場合がある。
すると、混合気の燃焼が不安定となって、不完全燃焼や
失火を起こし易くなる。その結果、シリンダの燃焼室内
で燃え残った不完全燃焼ガスや未燃焼ガスがシリンダか
ら排出されてそれらのガスが排気管の触媒コンバータに
至ると、触媒内での酸化反応や未燃焼ガスの急激な燃焼
によって触媒温度が上昇し、触媒の熱劣化を招来して触
媒性能が低下してしまう。
【0005】そこで、エンジン回転数(NE)が所定の
設定回転数よりも高く、かつ燃料噴射量(TAU)が所
定の第一の設定値(T)(以下「燃料停止判定値
(T)」という。)以下となった状態が所定時間継続し
たときに燃料噴射弁による燃料噴射を停止(以下燃料噴
射の停止を「燃料カット」という。)し、その後、エン
ジンの運転状態が変わって燃料噴射量が第二の設定値
(T+HYS)(以下「燃料再開判定値(T+HY
S)」という。)以上となったときに燃料噴射を再開さ
せることで、高回転軽負荷時においても不完全燃焼ガス
や未燃焼ガスの発生を抑制し、これによって、触媒コン
バータの触媒劣化を防止するようにした燃料噴射制御装
置が提供されている(例えば特開平5−321720号
公報参照。)。
設定回転数よりも高く、かつ燃料噴射量(TAU)が所
定の第一の設定値(T)(以下「燃料停止判定値
(T)」という。)以下となった状態が所定時間継続し
たときに燃料噴射弁による燃料噴射を停止(以下燃料噴
射の停止を「燃料カット」という。)し、その後、エン
ジンの運転状態が変わって燃料噴射量が第二の設定値
(T+HYS)(以下「燃料再開判定値(T+HY
S)」という。)以上となったときに燃料噴射を再開さ
せることで、高回転軽負荷時においても不完全燃焼ガス
や未燃焼ガスの発生を抑制し、これによって、触媒コン
バータの触媒劣化を防止するようにした燃料噴射制御装
置が提供されている(例えば特開平5−321720号
公報参照。)。
【0006】なお、所定時間の経過後に燃料カットをす
るようにしているのは、触媒の温度が前記熱によるダメ
ージを受けるようになるまでにはある程度の時間を要す
るので、この要する時間を所定時間とし、この所定時間
までは燃料カットは行わず、その経過後に燃料カットを
するようにしているのである。
るようにしているのは、触媒の温度が前記熱によるダメ
ージを受けるようになるまでにはある程度の時間を要す
るので、この要する時間を所定時間とし、この所定時間
までは燃料カットは行わず、その経過後に燃料カットを
するようにしているのである。
【0007】なお、エンジン回転数と不完全燃焼ガスや
未燃焼ガスの排出は比例し、エンジン回転数が高まれ
ば、それだけ触媒を損傷するに至る前記温度に達するま
での時間が短くなることから、エンジン回転数によって
上記時間を変更するようにした制御も行われている。
未燃焼ガスの排出は比例し、エンジン回転数が高まれ
ば、それだけ触媒を損傷するに至る前記温度に達するま
での時間が短くなることから、エンジン回転数によって
上記時間を変更するようにした制御も行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な燃料噴射制御装置にあっては、スロットルバルブの開
度を一定に保ったまま、長い間、降坂走行を続ける場合
には、燃料カットが行われると、排気ガスの慣性による
シリンダ内の負圧増進効果が消滅し、吸気管圧力が増加
してしまう。
な燃料噴射制御装置にあっては、スロットルバルブの開
度を一定に保ったまま、長い間、降坂走行を続ける場合
には、燃料カットが行われると、排気ガスの慣性による
シリンダ内の負圧増進効果が消滅し、吸気管圧力が増加
してしまう。
【0009】吸気管圧力とエンジン回転数とから基本燃
料噴射量が求めらる場合、吸気管圧力が増加すると燃料
噴射時量も増加し、燃料再開判定値(T+HYS)を越
えることがある。すると、燃料カットが為されなくなっ
て燃焼を再開する。この燃焼再開によって吸気管圧力が
減少するため、再び燃料噴射量が燃料停止判定値(T)
以下となって燃料カットが行われるようになる。
料噴射量が求めらる場合、吸気管圧力が増加すると燃料
噴射時量も増加し、燃料再開判定値(T+HYS)を越
えることがある。すると、燃料カットが為されなくなっ
て燃焼を再開する。この燃焼再開によって吸気管圧力が
減少するため、再び燃料噴射量が燃料停止判定値(T)
以下となって燃料カットが行われるようになる。
【0010】そして、走行抵抗が同じであることを前提
としてかつ同じアクセル開度で長い間降坂走行を長い間
し続けると、燃料カット(F/C)と燃料噴射復帰とが
頻繁に繰り返される、いわゆるハンチング現象が発生し
てしまう。
としてかつ同じアクセル開度で長い間降坂走行を長い間
し続けると、燃料カット(F/C)と燃料噴射復帰とが
頻繁に繰り返される、いわゆるハンチング現象が発生し
てしまう。
【0011】このハンチング現象を防止するために、燃
料停止判定値(T)と、燃料再開判定値(T+HYS)
とに幅(差)、すなわちヒステリシス(HYS)を設け
ている。しかしながら、単にヒステリシスを設けるだけ
でなく、ヒステリシス(HYS)を大きく設定しない
と、ハンチング現象を防止できない運転領域がある。
料停止判定値(T)と、燃料再開判定値(T+HYS)
とに幅(差)、すなわちヒステリシス(HYS)を設け
ている。しかしながら、単にヒステリシスを設けるだけ
でなく、ヒステリシス(HYS)を大きく設定しない
と、ハンチング現象を防止できない運転領域がある。
【0012】一方、ヒステリシスを大きく設定すると、
燃料噴射復帰時に大きなショックが発生する虞れがあ
る。つまり、燃料噴射復帰のための燃料再開判定値(T
+HYS)を大きくした場合には、燃料噴射復帰時の燃
料噴射量が大きくなるため、燃料カットによってエンジ
ンがトルクを発生しない状態から大きなトルクを発生す
る状態となる。すなわち、急激なトルク変化によって図
7に示すような大きなショックが発生するのである。
燃料噴射復帰時に大きなショックが発生する虞れがあ
る。つまり、燃料噴射復帰のための燃料再開判定値(T
+HYS)を大きくした場合には、燃料噴射復帰時の燃
料噴射量が大きくなるため、燃料カットによってエンジ
ンがトルクを発生しない状態から大きなトルクを発生す
る状態となる。すなわち、急激なトルク変化によって図
7に示すような大きなショックが発生するのである。
【0013】なお、図7において、符号TAUが示す線
は燃料噴射量を、符号Gが示す線は車輛に作用する前後
加速度であって運転者が体感する加速ショックの大きさ
を、および符号Tで示す線は燃料停止判定値を、符号t
で示す線は経過時間を、符号で示す線T+HYSは、燃
料再開判定値をおよび符号TAで示す線はスロットル開
度を示しており、図7にかかる車輛の走行状態にあって
は、スロットル開度が時間経過に拘らず一定であること
を示している。
は燃料噴射量を、符号Gが示す線は車輛に作用する前後
加速度であって運転者が体感する加速ショックの大きさ
を、および符号Tで示す線は燃料停止判定値を、符号t
で示す線は経過時間を、符号で示す線T+HYSは、燃
料再開判定値をおよび符号TAで示す線はスロットル開
度を示しており、図7にかかる車輛の走行状態にあって
は、スロットル開度が時間経過に拘らず一定であること
を示している。
【0014】図7から燃料噴射量TAUが燃料再開判定
値(T+HYS)を越え、燃料噴射が復帰されたところ
で加速ショックGが急上昇し、そこで大きなショックが
発生していることがわかる。
値(T+HYS)を越え、燃料噴射が復帰されたところ
で加速ショックGが急上昇し、そこで大きなショックが
発生していることがわかる。
【0015】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
で、長降坂走行時における高回転軽負荷の走行時におい
て、燃料噴射手段による燃料カットと燃料噴射復帰とが
頻繁に繰り返されるハンチング現象を確実に防止すると
ともに、燃料噴射復帰の際のショックを抑制することを
技術的課題とする。
で、長降坂走行時における高回転軽負荷の走行時におい
て、燃料噴射手段による燃料カットと燃料噴射復帰とが
頻繁に繰り返されるハンチング現象を確実に防止すると
ともに、燃料噴射復帰の際のショックを抑制することを
技術的課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内燃機関の燃料噴射制御装置は、以下の構
成とした。
に、本発明の内燃機関の燃料噴射制御装置は、以下の構
成とした。
【0017】すなわち、内燃機関の機関回転数を含む機
関運転状態を検出する運転状態検出手段と、この運転状
態検出手段により検出された機関運転状態に応じた燃料
噴射量(TAU)を演算する燃料噴射量演算手段(CP
U)と、この燃料噴射量演算手段が演算した燃料噴射量
(TAU)に基づいて機関内に燃料噴射を行う燃料噴射
手段と、前記運転状態検出手段による機関回転数が所定
回転数よりも高く、かつ前記燃料噴射量演算手段による
燃料噴射量が第一の設定値(T)以下となったときに前
記燃料噴射手段による燃料噴射を停止させるとともに、
燃料噴射量が第一の設定値よりも大きな第二の設定値
(T+HYS)以上となったときに前記燃料噴射手段に
よる燃料噴射を復帰させる燃料カット制御手段と、燃料
カット噴射手段によって燃料噴射が停止されているとき
に、前記燃料噴射量演算手段が演算した燃料噴射量(T
AU)を所定のなまし係数を用いてなまし処理するなま
し手段と、前記燃料カット制御手段によって燃料噴射を
復帰する際に、上記なまし手段によってなまし処理され
た燃料噴射量で燃料噴射を行う燃料復帰手段と、を備え
たことを特徴とする。
関運転状態を検出する運転状態検出手段と、この運転状
態検出手段により検出された機関運転状態に応じた燃料
噴射量(TAU)を演算する燃料噴射量演算手段(CP
U)と、この燃料噴射量演算手段が演算した燃料噴射量
(TAU)に基づいて機関内に燃料噴射を行う燃料噴射
手段と、前記運転状態検出手段による機関回転数が所定
回転数よりも高く、かつ前記燃料噴射量演算手段による
燃料噴射量が第一の設定値(T)以下となったときに前
記燃料噴射手段による燃料噴射を停止させるとともに、
燃料噴射量が第一の設定値よりも大きな第二の設定値
(T+HYS)以上となったときに前記燃料噴射手段に
よる燃料噴射を復帰させる燃料カット制御手段と、燃料
カット噴射手段によって燃料噴射が停止されているとき
に、前記燃料噴射量演算手段が演算した燃料噴射量(T
AU)を所定のなまし係数を用いてなまし処理するなま
し手段と、前記燃料カット制御手段によって燃料噴射を
復帰する際に、上記なまし手段によってなまし処理され
た燃料噴射量で燃料噴射を行う燃料復帰手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0018】また、第一の設定値(T)と第二の設定値
(T+HYS)とに設けられるヒステリシス(HYS)
を機関運転状態に応じて変更するヒステリシス変更手段
と、前記ヒステリシス(HYS)に応じて、前記なまし
係数を変更するなまし係数変更手段とを備えるようにし
てもよい。
(T+HYS)とに設けられるヒステリシス(HYS)
を機関運転状態に応じて変更するヒステリシス変更手段
と、前記ヒステリシス(HYS)に応じて、前記なまし
係数を変更するなまし係数変更手段とを備えるようにし
てもよい。
【0019】本発明の内燃機関の燃料噴射制御装置で
は、燃料噴射手段による燃料カット状態から燃料噴射復
帰状態に移行するにあたり、機関運転状態に応じて前記
燃料噴射量演算手段が演算した燃料噴射量(TAU)で
急激に燃料噴射するのではなく、なまし手段によって鈍
化された量(なまし値TAUSM)で燃料が噴射するよ
うになる。このため、トルク変化が小さめのトルクから
大きめのトルクに緩やかに変化するので、燃料噴射を停
止させるための基準となる第一の設定値(T)と、燃料
噴射復帰をさせるための基準となる第二の設定値(T+
HYS)との間にハンチング現象を防止できるに十分な
ヒステリシス(HYS)を設けても急激なトルク変化を
ドライバが感ずることがないといえるので、乗り心地性
能を高めることになる。
は、燃料噴射手段による燃料カット状態から燃料噴射復
帰状態に移行するにあたり、機関運転状態に応じて前記
燃料噴射量演算手段が演算した燃料噴射量(TAU)で
急激に燃料噴射するのではなく、なまし手段によって鈍
化された量(なまし値TAUSM)で燃料が噴射するよ
うになる。このため、トルク変化が小さめのトルクから
大きめのトルクに緩やかに変化するので、燃料噴射を停
止させるための基準となる第一の設定値(T)と、燃料
噴射復帰をさせるための基準となる第二の設定値(T+
HYS)との間にハンチング現象を防止できるに十分な
ヒステリシス(HYS)を設けても急激なトルク変化を
ドライバが感ずることがないといえるので、乗り心地性
能を高めることになる。
【0020】また、第一の設定値(T)と第二の設定値
(T+HYS)とに設けられるヒステリシス(HYS)
を機関運転状態に応じて変更するヒステリシス変更手段
と、前記ヒステリシス(HYS)に応じて、前記なまし
係数を変更するなまし係数変更手段とを備えたので、よ
り細やかな状態で乗り心地性能を高めることができる。
(T+HYS)とに設けられるヒステリシス(HYS)
を機関運転状態に応じて変更するヒステリシス変更手段
と、前記ヒステリシス(HYS)に応じて、前記なまし
係数を変更するなまし係数変更手段とを備えたので、よ
り細やかな状態で乗り心地性能を高めることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
した図面に基いて説明する。 〈装置構成の説明〉まず、図1に本発明に係る内燃機関
の燃料噴射制御装置を搭載したガソリンエンジンAの概
略構成を示す。
した図面に基いて説明する。 〈装置構成の説明〉まず、図1に本発明に係る内燃機関
の燃料噴射制御装置を搭載したガソリンエンジンAの概
略構成を示す。
【0022】ガソリンエンジンAは、4気筒4ストロー
クエンジンであって、内部に図示しないシリンダーを備
えたシリンダーブロック1を有する。また、各シリンダ
ーは、燃焼室(図示せず)を備えており、そこに吸気通
路2および排気通路3が連通されている。
クエンジンであって、内部に図示しないシリンダーを備
えたシリンダーブロック1を有する。また、各シリンダ
ーは、燃焼室(図示せず)を備えており、そこに吸気通
路2および排気通路3が連通されている。
【0023】吸気通路2には、上流側からシリンダーブ
ロック1へ向けて、エアクリーナ4、スロットバルブ
5、サージタンク6、吸気マニホルド7が順に配設され
ており、これらを介して外気が前記図示しないとしたシ
リンダーに取り込まれる。
ロック1へ向けて、エアクリーナ4、スロットバルブ
5、サージタンク6、吸気マニホルド7が順に配設され
ており、これらを介して外気が前記図示しないとしたシ
リンダーに取り込まれる。
【0024】スロットルバルブ5は、吸気通路2を流通
する吸入空気の量を調節するためのものであって、アク
セルペダル(図示しない)の操作に連動して開閉され
る。サージタンク6は吸入空気の脈動を平滑化させるた
めのものである。
する吸入空気の量を調節するためのものであって、アク
セルペダル(図示しない)の操作に連動して開閉され
る。サージタンク6は吸入空気の脈動を平滑化させるた
めのものである。
【0025】吸気マニホルド7には、各気筒に燃料を噴
射供給するための燃料噴射手段としての燃料噴射弁8
A,8B,8C,8Dが取付けられている。そして、各
燃料噴射弁8A〜8Dから噴射される燃料と吸気通路2
内へ導入された外気とからなる混合気は、前記図示しな
いとした各燃焼室内へ導入される。
射供給するための燃料噴射手段としての燃料噴射弁8
A,8B,8C,8Dが取付けられている。そして、各
燃料噴射弁8A〜8Dから噴射される燃料と吸気通路2
内へ導入された外気とからなる混合気は、前記図示しな
いとした各燃焼室内へ導入される。
【0026】各燃焼室に導入された混合気に着火するた
めに、シリンダーブロック1には点火プラグ9A,9
B,9C,9Dが取付けられている。点火プラグ9A〜
9Dはディストリビュータ11にて分配された点火信号
に基づいて駆動される。
めに、シリンダーブロック1には点火プラグ9A,9
B,9C,9Dが取付けられている。点火プラグ9A〜
9Dはディストリビュータ11にて分配された点火信号
に基づいて駆動される。
【0027】ディストリビュータ11は、イグナイタ1
2から出力される高電圧をエンジン1のクランク角に同
期して点火プラグ9A〜9Dに分配する。そして、点火
プラグ9A〜9Dの点火によって燃焼室内へ導入された
混合気は燃焼し、エンジン1の駆動力が得られる。この
ように燃焼室で生成した燃焼ガスは、排気通路3を通じ
て外部へ排出される。
2から出力される高電圧をエンジン1のクランク角に同
期して点火プラグ9A〜9Dに分配する。そして、点火
プラグ9A〜9Dの点火によって燃焼室内へ導入された
混合気は燃焼し、エンジン1の駆動力が得られる。この
ように燃焼室で生成した燃焼ガスは、排気通路3を通じ
て外部へ排出される。
【0028】排気通路3には、エンジン1から下流側へ
向けて順に排気マニホルド13及び触媒コンバータ14
が配設されている。触媒コンバータ14は排気ガス中の
炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物
(NOx)を触媒の作用で浄化する装置である。
向けて順に排気マニホルド13及び触媒コンバータ14
が配設されている。触媒コンバータ14は排気ガス中の
炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物
(NOx)を触媒の作用で浄化する装置である。
【0029】前記エンジン1の運転状態を検出するため
に、吸気圧センサ15、吸気温センサ16、スロットル
センサ17、酸素センサ18、水温センサ19、回転数
センサ20、気筒判別センサ21、車速センサ22等が
運転状態検出手段として設けられている。
に、吸気圧センサ15、吸気温センサ16、スロットル
センサ17、酸素センサ18、水温センサ19、回転数
センサ20、気筒判別センサ21、車速センサ22等が
運転状態検出手段として設けられている。
【0030】吸気圧センサ15はサージタンク6に設け
られ、吸気管圧力(絶対圧)PMを検出する。吸気温セ
ンサ16はエアクリーナケース内に設けられ、エンジン
1に吸入される空気の温度(吸気温度)を検出する。
られ、吸気管圧力(絶対圧)PMを検出する。吸気温セ
ンサ16はエアクリーナケース内に設けられ、エンジン
1に吸入される空気の温度(吸気温度)を検出する。
【0031】スロットルセンサ17はスロットルバルブ
5の近傍に設けられ、そのスロットルバルブ5の開度す
なわちスロットル開度(TA)を検出するとともに、ス
ロットルバルブ5が全閉か否かを検出するアイドルスイ
ッチを内蔵している。
5の近傍に設けられ、そのスロットルバルブ5の開度す
なわちスロットル開度(TA)を検出するとともに、ス
ロットルバルブ5が全閉か否かを検出するアイドルスイ
ッチを内蔵している。
【0032】酸素センサ18は排気マニホルド13と触
媒コンバータ14との間に設けられ、排気ガス中の酸素
濃度、すなわち排気通路3における空燃比A/Fを検出
する。
媒コンバータ14との間に設けられ、排気ガス中の酸素
濃度、すなわち排気通路3における空燃比A/Fを検出
する。
【0033】水温センサ19はウォータアウトレットハ
ウジング等に取付けられ、エンジン1の冷却水の温度
(冷却水温)を検出する。回転数センサ20は、前記デ
ィストリビュータ11に内蔵されたロータ(図示せず)
の回転から機関回転数としてのエンジン回転数(NE)
を検出する。
ウジング等に取付けられ、エンジン1の冷却水の温度
(冷却水温)を検出する。回転数センサ20は、前記デ
ィストリビュータ11に内蔵されたロータ(図示せず)
の回転から機関回転数としてのエンジン回転数(NE)
を検出する。
【0034】気筒判別センサ21は、同じくディストリ
ビュータ11のロータの回転に応じてエンジン1のクラ
ンク角の変化を所定の割合で検出する。車速センサ22
はエンジン1に駆動連結されたトランスミッション(図
示せず)に設けられ、車速(SPD)を検出する。
ビュータ11のロータの回転に応じてエンジン1のクラ
ンク角の変化を所定の割合で検出する。車速センサ22
はエンジン1に駆動連結されたトランスミッション(図
示せず)に設けられ、車速(SPD)を検出する。
【0035】前記各燃料噴射弁8A〜8D及びイグナイ
タ12は、電子制御装置(以下、単に「ECU」とい
う)23に電気的に接続されている。ECU23には、
運転状態検出手段としての吸気圧センサ15、吸気温セ
ンサ16、スロットルセンサ17、酸素センサ18、水
温センサ19、回転数センサ20、気筒判別センサ21
及び車速センサ22がそれぞれ接続されている。そし
て、ECU23はこれらの各センサ15〜22からの出
力信号に基づき、燃料噴射弁8A〜8D及びイグナイタ
12を制御する。
タ12は、電子制御装置(以下、単に「ECU」とい
う)23に電気的に接続されている。ECU23には、
運転状態検出手段としての吸気圧センサ15、吸気温セ
ンサ16、スロットルセンサ17、酸素センサ18、水
温センサ19、回転数センサ20、気筒判別センサ21
及び車速センサ22がそれぞれ接続されている。そし
て、ECU23はこれらの各センサ15〜22からの出
力信号に基づき、燃料噴射弁8A〜8D及びイグナイタ
12を制御する。
【0036】次に、ECU23の電気的構成について図
2のブロック図に従って説明する。ECU23は、燃料
噴射量(燃料噴射時間)演算手段、燃料カット(F/
C)制御手段、なまし手段および燃料復帰手段としての
中央処理装置(以下単に「CPU」という。)24と、
CPU24で演算処理を実行するために必要な制御プロ
グラムや初期データを予め記憶している読出し専用メモ
リ(以下単に「ROMという。)25と、CPU24の
演算結果を一時記憶するランダムアクセスメモリ(以下
単に「RAM」という。)26と、電源が切られた後に
も各種データを保持するように、バッテリによってバッ
クアップされているバックアップRAM27と、前記各
センサ15,16,17,18,19,20,21,2
2が接続された外部入力回路28と、燃料噴射弁8A〜
8D及びイグナイタ12がそれぞれ接続されている外部
出力回路29とを備えている。そして、これらは、互い
にバス31によって接続されている。
2のブロック図に従って説明する。ECU23は、燃料
噴射量(燃料噴射時間)演算手段、燃料カット(F/
C)制御手段、なまし手段および燃料復帰手段としての
中央処理装置(以下単に「CPU」という。)24と、
CPU24で演算処理を実行するために必要な制御プロ
グラムや初期データを予め記憶している読出し専用メモ
リ(以下単に「ROMという。)25と、CPU24の
演算結果を一時記憶するランダムアクセスメモリ(以下
単に「RAM」という。)26と、電源が切られた後に
も各種データを保持するように、バッテリによってバッ
クアップされているバックアップRAM27と、前記各
センサ15,16,17,18,19,20,21,2
2が接続された外部入力回路28と、燃料噴射弁8A〜
8D及びイグナイタ12がそれぞれ接続されている外部
出力回路29とを備えている。そして、これらは、互い
にバス31によって接続されている。
【0037】CPU24は外部入力回路28を介して各
センサ15〜22からの出力信号を入力値として読み込
む。また、CPU24はこれら入力値に基づき、外部出
力回路29を介して燃料噴射弁8A〜8D及びイグナイ
タ12を駆動制御する。
センサ15〜22からの出力信号を入力値として読み込
む。また、CPU24はこれら入力値に基づき、外部出
力回路29を介して燃料噴射弁8A〜8D及びイグナイ
タ12を駆動制御する。
【0038】CPU24は、予め設定された制御プログ
ラムに従って各種演算処理を実行する。すなわち、燃料
噴射量演算手段としてのCPU24は、吸気圧センサ1
5等の運転状態検出手段により検出された機関運転状態
に応じた燃料噴射量(TAU)を演算するものである。
ラムに従って各種演算処理を実行する。すなわち、燃料
噴射量演算手段としてのCPU24は、吸気圧センサ1
5等の運転状態検出手段により検出された機関運転状態
に応じた燃料噴射量(TAU)を演算するものである。
【0039】また、CPU24は、この他に燃料カット
制御手段、なまし手段および燃料復帰手段として機能す
る。これらCPU24の各機能については、図5に示し
た燃料噴射を制御するためのルーチンの説明で順次明ら
かにする。
制御手段、なまし手段および燃料復帰手段として機能す
る。これらCPU24の各機能については、図5に示し
た燃料噴射を制御するためのルーチンの説明で順次明ら
かにする。
【0040】このルーチンでは、燃料カット実行フラグ
F1と、燃料復帰実行フラグF2と燃料復帰後の経過時
間をカウントする燃料復帰経過時間計測カウンタCが用
意されている。
F1と、燃料復帰実行フラグF2と燃料復帰後の経過時
間をカウントする燃料復帰経過時間計測カウンタCが用
意されている。
【0041】燃料カット実行フラグF1は、エンジン始
動時のイニシャルルーチンで「0」にリセットされ、燃
料復帰実行フラグF2は、エンジン始動時のイニシャル
ルーチンで「1」にセットされる。また、燃料復帰経過
時間計測カウンタCは、燃料復帰条件が成立したときか
らカウント動作を開始する。燃料復帰経過時間計測カウ
ンタCによって、燃料噴射復帰後の経過時間が計測され
る。
動時のイニシャルルーチンで「0」にリセットされ、燃
料復帰実行フラグF2は、エンジン始動時のイニシャル
ルーチンで「1」にセットされる。また、燃料復帰経過
時間計測カウンタCは、燃料復帰条件が成立したときか
らカウント動作を開始する。燃料復帰経過時間計測カウ
ンタCによって、燃料噴射復帰後の経過時間が計測され
る。
【0042】ステップ100(以下「S100」と示
す。以下、他のステップナンバーについてもSNo.で
示す。)において、運転状態に基づいた燃料噴射量(T
AU)を算出する。燃料噴射量TAUは、次の式(1)
で求められる。
す。以下、他のステップナンバーについてもSNo.で
示す。)において、運転状態に基づいた燃料噴射量(T
AU)を算出する。燃料噴射量TAUは、次の式(1)
で求められる。
【0043】 TAU=TP・FAF・α・β……………………………………(1) 但し、TPは、吸気管圧力とエンジン回転数(NE)に
応じて算出される基本燃料噴射量、FAFは、酸素セン
サ18の出力信号に基づいて目標空燃比に制御するため
のフィードバック補正係数である。また、α,βは、吸
気温やエンジン水温,加減速等に応じた補正係数のこと
である。
応じて算出される基本燃料噴射量、FAFは、酸素セン
サ18の出力信号に基づいて目標空燃比に制御するため
のフィードバック補正係数である。また、α,βは、吸
気温やエンジン水温,加減速等に応じた補正係数のこと
である。
【0044】燃料噴射量TAUを求めたら次のS102
に移行する。S102において、回転数センサ20によ
り検出されるエンジン回転数(NE)が所定回転数a
(本実施形態では1800rpm)以上であるか否かを
判定する。所定回転数a以上であれば肯定判定してS1
04へ移行し、そうでなければ後述するS120の後へ
制御が移行する。
に移行する。S102において、回転数センサ20によ
り検出されるエンジン回転数(NE)が所定回転数a
(本実施形態では1800rpm)以上であるか否かを
判定する。所定回転数a以上であれば肯定判定してS1
04へ移行し、そうでなければ後述するS120の後へ
制御が移行する。
【0045】S104において、アイドルスイッチ5a
がON状態で燃料カット(F/C)中かどうかを判定す
る。アイドルスイッチ5aがON状態でなく燃料カット
(F/C)中でもなければ否定判定してS106へ移行
し、アイドルスイッチ5aがON状態で燃料カット(F
/C)中であれば肯定判定して符号の矢印で示すとこ
ろの後述のS118の後へ制御が移行する。
がON状態で燃料カット(F/C)中かどうかを判定す
る。アイドルスイッチ5aがON状態でなく燃料カット
(F/C)中でもなければ否定判定してS106へ移行
し、アイドルスイッチ5aがON状態で燃料カット(F
/C)中であれば肯定判定して符号の矢印で示すとこ
ろの後述のS118の後へ制御が移行する。
【0046】S106において、車速(SPD)が所定
速度b(本実施形態では3km)以上であるか否かを判
定する。所定速度b以上であれば肯定判定してS108
へ移行し、そうでなければ後述するS120の後へ制御
が移行する。
速度b(本実施形態では3km)以上であるか否かを判
定する。所定速度b以上であれば肯定判定してS108
へ移行し、そうでなければ後述するS120の後へ制御
が移行する。
【0047】S108において、燃料カット実行フラグ
F1の値が「1」であるか否かを判定する。 燃料カッ
ト実行フラグF1の値が「1」であれば、肯定判定して
S122へ移行し、燃料カット実行フラグF1の値が
「1」でなければ、すなわち「0」であれば、否定判定
して次のS110へ移行する。S122の処理について
は後述する。
F1の値が「1」であるか否かを判定する。 燃料カッ
ト実行フラグF1の値が「1」であれば、肯定判定して
S122へ移行し、燃料カット実行フラグF1の値が
「1」でなければ、すなわち「0」であれば、否定判定
して次のS110へ移行する。S122の処理について
は後述する。
【0048】S110において、S100で算出した燃
料噴射量(TAU)が燃料停止判定値T(本実施例では
800μsecである。なお、燃料噴射量の単位が”μ
sec”であるのは、燃料噴射量は、燃料噴射弁の噴射
時間で調整されるものだからである。)以下であるか否
かを判定する。TAU≦Tであれば肯定判定してS11
2へ移行し、そうでなければ後述するS120の後へ制
御が移行する。なお、S102〜S110の判定内容に
よって走行状態が、高速低負荷の走行状態にあるか否か
がわかる。
料噴射量(TAU)が燃料停止判定値T(本実施例では
800μsecである。なお、燃料噴射量の単位が”μ
sec”であるのは、燃料噴射量は、燃料噴射弁の噴射
時間で調整されるものだからである。)以下であるか否
かを判定する。TAU≦Tであれば肯定判定してS11
2へ移行し、そうでなければ後述するS120の後へ制
御が移行する。なお、S102〜S110の判定内容に
よって走行状態が、高速低負荷の走行状態にあるか否か
がわかる。
【0049】S112において、S102〜S110の
条件が満足されてからの経過時間が所定時間を経過した
か否かを判定する。ここでいう所定時間とは、エンジン
回転数に比例して不完全燃焼や失火によって触媒温度が
上昇するにあたり、そのときの熱によって触媒が損傷し
てしまうに至る温度になるまでの時間であり、例えば、
この所定時間を、エンジン回転数(NE)≧3000r
pmのときは5secに、また、エンジン回転数(N
E)<3000rpmのときは20secにという具合
いにエンジン回転数(NE)に応じて変更するようにす
るのが好ましい。所定時間を経過していれば肯定判定し
てS114へ移行し、そうでなければ後述するS120
の後へ制御が移行する。本実施例では、この所定時間を
約5secとした。
条件が満足されてからの経過時間が所定時間を経過した
か否かを判定する。ここでいう所定時間とは、エンジン
回転数に比例して不完全燃焼や失火によって触媒温度が
上昇するにあたり、そのときの熱によって触媒が損傷し
てしまうに至る温度になるまでの時間であり、例えば、
この所定時間を、エンジン回転数(NE)≧3000r
pmのときは5secに、また、エンジン回転数(N
E)<3000rpmのときは20secにという具合
いにエンジン回転数(NE)に応じて変更するようにす
るのが好ましい。所定時間を経過していれば肯定判定し
てS114へ移行し、そうでなければ後述するS120
の後へ制御が移行する。本実施例では、この所定時間を
約5secとした。
【0050】S102〜S112までが燃料カット条件
となる。次にS114において、燃料カット実行フラグ
F1の値を「1」にセットする。すなわち、S102〜
S112を経由してS114に至った場合には、燃料カ
ット条件が満たされたものと判断し、エンジン始動時に
「0」であった燃料カット実行フラグF1を「0」から
「1」とするのである。その後は、S116に移行す
る。
となる。次にS114において、燃料カット実行フラグ
F1の値を「1」にセットする。すなわち、S102〜
S112を経由してS114に至った場合には、燃料カ
ット条件が満たされたものと判断し、エンジン始動時に
「0」であった燃料カット実行フラグF1を「0」から
「1」とするのである。その後は、S116に移行す
る。
【0051】S116において、燃料復帰実行フラグF
2の値を「0」にリセットする。これは、S102〜S
112を経由して燃料カット条件が満たされた状態にあ
るので、エンジン始動時には「1」であった燃料復帰実
行フラグF2の値を「0」に変えるのである。
2の値を「0」にリセットする。これは、S102〜S
112を経由して燃料カット条件が満たされた状態にあ
るので、エンジン始動時には「1」であった燃料復帰実
行フラグF2の値を「0」に変えるのである。
【0052】S118において、燃料復帰経過時間計測
カウンタCを「0」にリセットする。現在の状態が燃料
復帰状態ではなく燃料カット状態だからである。S12
0において、燃料噴射量(TAU)を「0」とする。燃
料カット状態にあるからである。したがって、燃料噴射
弁8A〜8Dからシリンダへの燃料噴射は為されない。
カウンタCを「0」にリセットする。現在の状態が燃料
復帰状態ではなく燃料カット状態だからである。S12
0において、燃料噴射量(TAU)を「0」とする。燃
料カット状態にあるからである。したがって、燃料噴射
弁8A〜8Dからシリンダへの燃料噴射は為されない。
【0053】上記S102〜S112および後述のS1
30が、運転状態検出手段(15〜22)によるエンジ
ン回転数(NE)が所定回転数aよりも高く、かつCP
U24により演算された燃料噴射量(TAU)が燃料停
止判定値(T)以下となったときに燃料噴射弁8A〜8
Dによる燃料噴射を停止させるとともに、燃料噴射量
(TAU)が燃料停止判定値(T)よりも大きな燃料再
開判定値(T+HYS)以上となったときに燃料噴射弁
8A〜8Dによる燃料噴射を復帰させる燃料カット制御
手段としてCPU24が機能するための必須構成要素で
ある。
30が、運転状態検出手段(15〜22)によるエンジ
ン回転数(NE)が所定回転数aよりも高く、かつCP
U24により演算された燃料噴射量(TAU)が燃料停
止判定値(T)以下となったときに燃料噴射弁8A〜8
Dによる燃料噴射を停止させるとともに、燃料噴射量
(TAU)が燃料停止判定値(T)よりも大きな燃料再
開判定値(T+HYS)以上となったときに燃料噴射弁
8A〜8Dによる燃料噴射を復帰させる燃料カット制御
手段としてCPU24が機能するための必須構成要素で
ある。
【0054】S120の後、S148に進む。S148
については後述する。話をS108に戻す。S108で
肯定判定されてS122に進むと、CPU24は、図3
に示すマップM1より、走行時のエンジン回転数(N
E)に応じたヒステリシス(HYS)を求め、その後、
S124へ移行する。マップM1は、ROM25に記憶
されている。マップM1は、エンジン回転数(NE)に
応じて設定されているが、車速(SPD)や手動変速機
のシフト位置(変速段)に応じて補正するようにしても
よい。例えば、車速(SPD)が高ければ、あるいはシ
フト位置が高速段になればヒステリシス(HYS)が小
さくなるように補正する。
については後述する。話をS108に戻す。S108で
肯定判定されてS122に進むと、CPU24は、図3
に示すマップM1より、走行時のエンジン回転数(N
E)に応じたヒステリシス(HYS)を求め、その後、
S124へ移行する。マップM1は、ROM25に記憶
されている。マップM1は、エンジン回転数(NE)に
応じて設定されているが、車速(SPD)や手動変速機
のシフト位置(変速段)に応じて補正するようにしても
よい。例えば、車速(SPD)が高ければ、あるいはシ
フト位置が高速段になればヒステリシス(HYS)が小
さくなるように補正する。
【0055】なお、エンジン回転数(NE)と車速(S
PD)との比率(NVR)は、前記手動変速機のシフト
位置と相関関係があるため、前記比率(NVR)によっ
て前記手動変速機のシフト位置は判断される。
PD)との比率(NVR)は、前記手動変速機のシフト
位置と相関関係があるため、前記比率(NVR)によっ
て前記手動変速機のシフト位置は判断される。
【0056】マップM1は、運転状態、すなわちエンジ
ン回転数(NE)に応じてヒステリシス(HYS)を変
更するので、これをヒステリシス変更手段という。S1
24において、当該(今回)ルーチンにおいてS100
で算出した燃料噴射量(TAU)と、前回ルーチンにお
いてS100で算出した燃料噴射量(このTAUのこと
を「TAUold」ということにする。)とを比較する。
TAU>TAUoldの場合には、肯定判定してS126
へ移行し、そうでなければ次に述べるS128の後へ制
御が移行する。
ン回転数(NE)に応じてヒステリシス(HYS)を変
更するので、これをヒステリシス変更手段という。S1
24において、当該(今回)ルーチンにおいてS100
で算出した燃料噴射量(TAU)と、前回ルーチンにお
いてS100で算出した燃料噴射量(このTAUのこと
を「TAUold」ということにする。)とを比較する。
TAU>TAUoldの場合には、肯定判定してS126
へ移行し、そうでなければ次に述べるS128の後へ制
御が移行する。
【0057】S126において、図4に示すマップM2
より、S122で算出したヒステリシス(HYS)に応
じたなまし係数Kを求め、その後S128へ移行する。
マップM2もマップM1と同様にROM25に記憶され
ている。このマップM2は、ヒステリシス(HYS)に
応じて、なまし係数Kを変更するので、なまし係数変更
手段という。
より、S122で算出したヒステリシス(HYS)に応
じたなまし係数Kを求め、その後S128へ移行する。
マップM2もマップM1と同様にROM25に記憶され
ている。このマップM2は、ヒステリシス(HYS)に
応じて、なまし係数Kを変更するので、なまし係数変更
手段という。
【0058】S128において、S126で求めたなま
し係数Kを用い、なまし処理された燃料噴射量(TAU
SM)を算出し、その後S130へ移行する。なまし処
理された燃料噴射量(TAUSM)をなまし値といい、
なまし値(TAUSM)は、次の式(2)で求められ
る。
し係数Kを用い、なまし処理された燃料噴射量(TAU
SM)を算出し、その後S130へ移行する。なまし処
理された燃料噴射量(TAUSM)をなまし値といい、
なまし値(TAUSM)は、次の式(2)で求められ
る。
【0059】 TAUSMi={(K−1)・TAUSMi-1+TAU}/K =TAUSMi-1+(TAU−TAUSMi-1)/K………(2) ここでTAUSMiとは、今回求めようとしているなま
し値のことであり、TAUSMi-1とは、前回求めたな
まし値のことであるなまし係数Kの値が大きいときには
なまし値TAUSMi-1の比重が大きくなるように、ま
た、なまし係数Kの値が小さいときには、当該燃料噴射
量TAUの比重が大きくなるように補正処理(なまし処
理)をする。
し値のことであり、TAUSMi-1とは、前回求めたな
まし値のことであるなまし係数Kの値が大きいときには
なまし値TAUSMi-1の比重が大きくなるように、ま
た、なまし係数Kの値が小さいときには、当該燃料噴射
量TAUの比重が大きくなるように補正処理(なまし処
理)をする。
【0060】上記S122〜S128が、燃料カット制
御手段によって燃料噴射が停止されているときに、前記
CPU24が演算した燃料噴射量(TAU)を所定のな
まし係数Kを用いてなまし処理するなまし手段としての
CPU24を機能させるに必須の構成要素である。
御手段によって燃料噴射が停止されているときに、前記
CPU24が演算した燃料噴射量(TAU)を所定のな
まし係数Kを用いてなまし処理するなまし手段としての
CPU24を機能させるに必須の構成要素である。
【0061】S130において、エンジンの運転状態に
応じて演算された燃料噴射量(TAU)が、燃料停止判
定値(T)にS122において求めたヒステリシス(H
YS)を加算した値、すなわち燃料再開判定値(T+H
YS)以上か否かを判定する。換言すれば、TAU≧T
+HYSであれば燃料噴射復帰条件が成立、すなわち肯
定判定されてS132へ移行し、TAU≧T+HYSで
なければ燃料噴射復帰条件が不成立、すなわち否定判定
されてS134へ移行する。
応じて演算された燃料噴射量(TAU)が、燃料停止判
定値(T)にS122において求めたヒステリシス(H
YS)を加算した値、すなわち燃料再開判定値(T+H
YS)以上か否かを判定する。換言すれば、TAU≧T
+HYSであれば燃料噴射復帰条件が成立、すなわち肯
定判定されてS132へ移行し、TAU≧T+HYSで
なければ燃料噴射復帰条件が不成立、すなわち否定判定
されてS134へ移行する。
【0062】S132において、燃料復帰実行フラグF
2の値を「1」にセットする。すなわち、燃料噴射復帰
条件は満たされているものと判断し、燃料復帰実行フラ
グF2を「0」から「1」にするのである。その後は、
S136に移行する。
2の値を「1」にセットする。すなわち、燃料噴射復帰
条件は満たされているものと判断し、燃料復帰実行フラ
グF2を「0」から「1」にするのである。その後は、
S136に移行する。
【0063】話をS130に戻す。S130において、
否定判定されてS134に移行した場合には、燃料復帰
実行フラグF2の値が「1」であるか否かを判定する。
燃料復帰実行フラグF2の値が「1」であれば、肯定
判定してS132の後へ、すなわち燃料噴射復帰側のル
ーチンへ制御が移行する。燃料復帰実行フラグF2の値
が「1」でなければ、すなわち「0」であれば、否定判
定してS116の後へ、すなわち燃料カット側のルーチ
ンへ制御が移行する。
否定判定されてS134に移行した場合には、燃料復帰
実行フラグF2の値が「1」であるか否かを判定する。
燃料復帰実行フラグF2の値が「1」であれば、肯定
判定してS132の後へ、すなわち燃料噴射復帰側のル
ーチンへ制御が移行する。燃料復帰実行フラグF2の値
が「1」でなければ、すなわち「0」であれば、否定判
定してS116の後へ、すなわち燃料カット側のルーチ
ンへ制御が移行する。
【0064】S136において、燃料噴射復帰条件が成
立したことを前提として燃料復帰経過時間計測カウンタ
Cを1だけインクリメントし、その後S138に移行す
る。S138において、燃料復帰経過時間計測カウンタ
Cのカウント値が、予め定めておいた一定値X(例え
ば、0.5sec)よりも大きいか否かを判定する。C
≧Xであれば肯定判定してS144に移行し、C≧Xで
なければ否定判定してS140に移行する。
立したことを前提として燃料復帰経過時間計測カウンタ
Cを1だけインクリメントし、その後S138に移行す
る。S138において、燃料復帰経過時間計測カウンタ
Cのカウント値が、予め定めておいた一定値X(例え
ば、0.5sec)よりも大きいか否かを判定する。C
≧Xであれば肯定判定してS144に移行し、C≧Xで
なければ否定判定してS140に移行する。
【0065】S140において、加速状態で走行してい
るかどうかが判定され、加速状態であればS144に移
行し、そうでなければ否定判定してS142に移行す
る。話をS140に戻す。
るかどうかが判定され、加速状態であればS144に移
行し、そうでなければ否定判定してS142に移行す
る。話をS140に戻す。
【0066】S140において、否定判定されてS14
2に移行した場合には、S142において燃料噴射量
(TAU)をなまし値(TAUSM)に切り換えること
で燃料復帰時の燃料噴射量を抑制し、その後S120の
後のS148へ制御が移行してなまし値(TAUSM)
での噴射タイミングが図られる。噴射タイミングとは、
燃料噴射弁8A〜8Dが燃料を噴射するに適当なタイミ
ングのことである。
2に移行した場合には、S142において燃料噴射量
(TAU)をなまし値(TAUSM)に切り換えること
で燃料復帰時の燃料噴射量を抑制し、その後S120の
後のS148へ制御が移行してなまし値(TAUSM)
での噴射タイミングが図られる。噴射タイミングとは、
燃料噴射弁8A〜8Dが燃料を噴射するに適当なタイミ
ングのことである。
【0067】なお、S140の意味について補足すれ
ば、燃料復帰後(S130で肯定判定されて)、所定時
間を経過するまでは(S138参照)、なまし燃料噴射
量(TAUSM)で噴射することで(S142参照)、
トルクの急変によるショックが防止されるが、この間
(S138における所定時間を経過するまでの間)に加
速等トルクを要する運転状態になったことが検出された
場合(スロットルセンサ17が開方向に変化した場合)
には、なまし燃料噴射量(TAUSM)からエンジンの
運転状態に応じて算出された燃料噴射量(TAU)の噴
射に切り換えることで(S142参照)、加速性の悪化
を防止する。
ば、燃料復帰後(S130で肯定判定されて)、所定時
間を経過するまでは(S138参照)、なまし燃料噴射
量(TAUSM)で噴射することで(S142参照)、
トルクの急変によるショックが防止されるが、この間
(S138における所定時間を経過するまでの間)に加
速等トルクを要する運転状態になったことが検出された
場合(スロットルセンサ17が開方向に変化した場合)
には、なまし燃料噴射量(TAUSM)からエンジンの
運転状態に応じて算出された燃料噴射量(TAU)の噴
射に切り換えることで(S142参照)、加速性の悪化
を防止する。
【0068】話をS138または140に戻す。S13
8またはS140において、肯定判定されてS144に
移行すると、燃料カット実行フラグF1の値を「0」に
リセットし、その後S146に移行してS128で算出
されているなまし燃料噴射量(TAUSM)をクリア
(0にリセットすること)する。次の燃料復帰時に、前
に算出したなまし燃料噴射量(TAUSM)が残らない
ようにするためである。その後、S120の後のS14
8へ制御が移行してなまし値(TAUSM)での噴射タ
イミングが図られる。
8またはS140において、肯定判定されてS144に
移行すると、燃料カット実行フラグF1の値を「0」に
リセットし、その後S146に移行してS128で算出
されているなまし燃料噴射量(TAUSM)をクリア
(0にリセットすること)する。次の燃料復帰時に、前
に算出したなまし燃料噴射量(TAUSM)が残らない
ようにするためである。その後、S120の後のS14
8へ制御が移行してなまし値(TAUSM)での噴射タ
イミングが図られる。
【0069】上記S130〜S142が、燃料カット制
御手段(CPU24)によって燃料噴射を復帰する際に
あたり、上記なまし手段(CPU24)によってなまし
処理された燃料噴射量で燃料噴射を行う燃料復帰手段と
してのCPU24が機能するための必須構成要素であ
る。
御手段(CPU24)によって燃料噴射を復帰する際に
あたり、上記なまし手段(CPU24)によってなまし
処理された燃料噴射量で燃料噴射を行う燃料復帰手段と
してのCPU24が機能するための必須構成要素であ
る。
【0070】S148においては、燃料噴射弁8A〜8
Dが噴射タイミングの状態にあるか否かが判定される。
S148で噴射タイミングと判定されれば、S150に
進み、燃料噴射を実行してこのルーチンを終了し、S1
48で噴射タイミングではないと判定されれば、そのま
まルーチンを終了する。
Dが噴射タイミングの状態にあるか否かが判定される。
S148で噴射タイミングと判定されれば、S150に
進み、燃料噴射を実行してこのルーチンを終了し、S1
48で噴射タイミングではないと判定されれば、そのま
まルーチンを終了する。
【0071】S150において、なまし処理された、ま
たはされなかった燃料噴射が燃料噴射弁8A〜8Dによ
ってなされ、その後、このルーチンを終了する。なお、
なまし処理されなかった燃料噴射とは、S102,S1
06,S110,S112で否定判定された場合の燃料
噴射のことである。
たはされなかった燃料噴射が燃料噴射弁8A〜8Dによ
ってなされ、その後、このルーチンを終了する。なお、
なまし処理されなかった燃料噴射とは、S102,S1
06,S110,S112で否定判定された場合の燃料
噴射のことである。
【0072】なお、S138で所定時間Xが経過したと
判定された場合、あるいは所定時間X内であってもS1
40で加速が検出された場合には、なまし値(TAUS
M)での噴射を中止して、S100で算出された燃料噴
射量(TAU)が、S148で噴射タイミングと判定さ
れたときに噴射される。
判定された場合、あるいは所定時間X内であってもS1
40で加速が検出された場合には、なまし値(TAUS
M)での噴射を中止して、S100で算出された燃料噴
射量(TAU)が、S148で噴射タイミングと判定さ
れたときに噴射される。
【0073】以上示した構成のうち、運転状態検出手段
としての各センサ15〜22等と、燃料噴射手段として
の燃料噴射弁8A,8B,8C,8Dと、燃料噴射量演
算手段、燃料カット制御手段、なまし手段、燃料復帰手
段としてのCPU24とを備えたものが、本発明に係る
内燃機関の燃料噴射制御装置である。 <実施形態の作用効果>次に、このような内燃機関の燃
料噴射制御装置の作用効果について説明する。
としての各センサ15〜22等と、燃料噴射手段として
の燃料噴射弁8A,8B,8C,8Dと、燃料噴射量演
算手段、燃料カット制御手段、なまし手段、燃料復帰手
段としてのCPU24とを備えたものが、本発明に係る
内燃機関の燃料噴射制御装置である。 <実施形態の作用効果>次に、このような内燃機関の燃
料噴射制御装置の作用効果について説明する。
【0074】内燃機関の燃料噴射制御装置では、燃料噴
射弁8A,8B,8C,8Dによる燃料カット状態から
燃料噴射復帰状態に移行するにあたり、エンジンAの運
転状態に応じてCPU24が演算した燃料噴射量(TA
U)で急激に燃料噴射するのではなく、これをなまし処
理して鈍化させるので、小さめのトルクから大きめのト
ルクへと緩やかなトルク変化をするようになる。したが
って、燃料停止判定値としての燃料停止判定値(T)
と、燃料再開判定値としての燃料再開判定値(T+HY
S)との間にハンチング現象を防止できるに十分なヒス
テリシス(HYS)を設けても、急激なトルク変化をド
ライバが感ずることがない。したがって、ショックの少
ない優れた乗り心地性能を発揮できる(図6参照)。
射弁8A,8B,8C,8Dによる燃料カット状態から
燃料噴射復帰状態に移行するにあたり、エンジンAの運
転状態に応じてCPU24が演算した燃料噴射量(TA
U)で急激に燃料噴射するのではなく、これをなまし処
理して鈍化させるので、小さめのトルクから大きめのト
ルクへと緩やかなトルク変化をするようになる。したが
って、燃料停止判定値としての燃料停止判定値(T)
と、燃料再開判定値としての燃料再開判定値(T+HY
S)との間にハンチング現象を防止できるに十分なヒス
テリシス(HYS)を設けても、急激なトルク変化をド
ライバが感ずることがない。したがって、ショックの少
ない優れた乗り心地性能を発揮できる(図6参照)。
【0075】図6において、一点鎖線で示したものがな
まし値(TAUSM)である。なまし値(TAUSM)
の考慮されていない従来技術の効果を示す図7と比べ、
なまし処理をせずに燃料噴射を復帰させた場合に加速シ
ョックGに大きな変化がないことがわかる。なお、図7
との比較を明かにするために図6における加速ショック
G(実線で示す)を示すグラフに、従来の加速ショック
Gを示すグラフ(二点鎖線で示す)を重ねて図示する。
まし値(TAUSM)である。なまし値(TAUSM)
の考慮されていない従来技術の効果を示す図7と比べ、
なまし処理をせずに燃料噴射を復帰させた場合に加速シ
ョックGに大きな変化がないことがわかる。なお、図7
との比較を明かにするために図6における加速ショック
G(実線で示す)を示すグラフに、従来の加速ショック
Gを示すグラフ(二点鎖線で示す)を重ねて図示する。
【0076】また、ヒステリシス(HYS)を運転状態
に応じて変更するヒステリシス変更手段であるマップM
1と、ヒステリシス(HYS)に応じて、なまし係数を
変更するなまし係数変更手段であるマップM2とを備え
たので、より細やかな乗り心地を得られる。
に応じて変更するヒステリシス変更手段であるマップM
1と、ヒステリシス(HYS)に応じて、なまし係数を
変更するなまし係数変更手段であるマップM2とを備え
たので、より細やかな乗り心地を得られる。
【0077】このようにより細やかな燃料噴射ができる
ので空燃比をより一層好適な状態に制御することにもな
るので、エミッションの低減や燃費効率を高められると
いった効果もある。
ので空燃比をより一層好適な状態に制御することにもな
るので、エミッションの低減や燃費効率を高められると
いった効果もある。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内燃機関
の燃料噴射制御装置によれば、燃料噴射手段による燃料
カット状態から燃料噴射復帰状態に移行するにあたり、
機関運転状態に応じて前記燃料噴射量演算手段が演算し
た燃料噴射量で急激に燃料噴射されるのではなく、なま
し処理をした燃料噴射量(なまし値)で噴射するように
なっているので、トルク変化が、小さめのトルクから大
きめのトルクに緩やかに変化する。したがって、燃料噴
射量の最小値と、燃料噴射復帰を生ぜしめる燃料噴射量
との間にハンチング現象を防止できるに十分なヒステリ
シスを設けても急激なトルク変化をドライバが感ずるこ
とがないため、ショックの少ない優れた乗り心地性能を
発揮できるという優れた効果が奏される。
の燃料噴射制御装置によれば、燃料噴射手段による燃料
カット状態から燃料噴射復帰状態に移行するにあたり、
機関運転状態に応じて前記燃料噴射量演算手段が演算し
た燃料噴射量で急激に燃料噴射されるのではなく、なま
し処理をした燃料噴射量(なまし値)で噴射するように
なっているので、トルク変化が、小さめのトルクから大
きめのトルクに緩やかに変化する。したがって、燃料噴
射量の最小値と、燃料噴射復帰を生ぜしめる燃料噴射量
との間にハンチング現象を防止できるに十分なヒステリ
シスを設けても急激なトルク変化をドライバが感ずるこ
とがないため、ショックの少ない優れた乗り心地性能を
発揮できるという優れた効果が奏される。
【0079】また、ヒステリシスを運転状態に応じて変
更するヒステリシス変更手段と、ヒステリシスに応じ
て、なまし係数を変更するなまし係数変更手段とを備え
たので、より細やかな乗り心地を得られる。
更するヒステリシス変更手段と、ヒステリシスに応じ
て、なまし係数を変更するなまし係数変更手段とを備え
たので、より細やかな乗り心地を得られる。
【図1】・・・本発明に係る内燃機関の燃料噴射制御装
置を採用した多気筒エンジンの概略平面図
置を採用した多気筒エンジンの概略平面図
【図2】・・・ECUの電気的構成を示すブロック図
【図3】・・・ヒステリシス(HYS)−エンジン回転
数(NE)線図
数(NE)線図
【図4】・・・なまし係数(K)−ヒステリシス(HY
S)線図
S)線図
【図5】・・・なまし値(TAUSM)を算出するため
のルーチンを説明するフローチャート
のルーチンを説明するフローチャート
【図6】・・・本発明に係る内燃機関の燃料噴射制御装
置の効果を示す図
置の効果を示す図
【図7】・・・従来技術の問題点を説明するための図
A…ガソリンエンジン a…所定回転数(機関回転数の) F1…燃料カット実行フラグ F2…燃料復帰実行フラグ HYS…ヒステリシス K…なまし係数 M1…マップ(ヒステリシス変更手段) M2…マップ(なまし係数変更手段) NE…機関回転数 T…第一の設定値 T+HYS…第二の設定値 TAU…燃料噴射量 TAUSM…なまし処理された燃料噴射量 1…シリンダーブロック 2…吸気通路 3…排気通路 4…エアクリーナ 5…スロットバルブ 6…サージタンク 7…吸気マニホルド 5a…アイドルスイッチ 8A,8B,8C,8D…燃料噴射弁(燃料噴射手段) 9A,9B,9C,9D…点火プラグ 11…ディストリビュータ 12…イグナイタ 13…排気マニホルド 14…触媒コンバータ 15…吸気圧センサ(運転状態検出手段) 16…吸気温センサ(運転状態検出手段) 17…スロットルセンサ(運転状態検出手段) 18…酸素センサ(運転状態検出手段) 19…水温センサ(運転状態検出手段) 20…回転数センサ(運転状態検出手段) 21…気筒判別センサ(運転状態検出手段) 22…車速センサ(運転状態検出手段) 23…電子制御装置(ECU) 24…CPU(燃料噴射量演算手段,燃料カット制御手
段,なまし手段,燃料復帰手段) 25…専用メモリ(ROM) 26…ランダムアクセスメモリ(RAM) 27…バックアップRAM 28…外部入力回路 29…外部出力回路 31…バス 符号なし…内燃機関の燃料噴射制御装置。
段,なまし手段,燃料復帰手段) 25…専用メモリ(ROM) 26…ランダムアクセスメモリ(RAM) 27…バックアップRAM 28…外部入力回路 29…外部出力回路 31…バス 符号なし…内燃機関の燃料噴射制御装置。
Claims (2)
- 【請求項1】 内燃機関の機関回転数を含む機関運転状
態を検出する運転状態検出手段と、 この運転状態検出手段により検出された機関運転状態に
応じた燃料噴射量を演算する燃料噴射量演算手段と、 この燃料噴射量演算手段が演算した燃料噴射量に基づい
て機関内に燃料噴射を行う燃料噴射手段と、 前記運転状態検出手段による機関回転数が所定回転数よ
りも高く、かつ前記燃料噴射量演算手段による燃料噴射
量が第一の設定値以下となったときに前記燃料噴射手段
による燃料噴射を停止させるとともに、燃料噴射量が第
一の設定値よりも大きな第二の設定値以上となったとき
に前記燃料噴射手段による燃料噴射を復帰させる燃料カ
ット制御手段と、 この燃料カット制御手段によって燃料噴射が停止されて
いるときに、前記燃料噴射量演算手段が演算した燃料噴
射量を所定のなまし係数を用いてなまし処理するなまし
手段と、 前記燃料カット制御手段によって燃料噴射を復帰する際
に、上記なまし手段によってなまし処理された燃料噴射
量で燃料噴射を行う燃料復帰手段と、を備えたことを特
徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項2】 前記第一の設定値と第二の設定値とに設
けられるヒステリシスを機関運転状態に応じて変更する
ヒステリシス変更手段と、 前記ヒステリシスに応じて、前記なまし係数を変更する
なまし係数変更手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の
燃料噴射制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9055306A JPH10252534A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9055306A JPH10252534A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10252534A true JPH10252534A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=12994896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9055306A Pending JPH10252534A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10252534A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100460921B1 (ko) * | 2002-11-28 | 2004-12-09 | 현대자동차주식회사 | 차량의 연료 차단 제어장치 및 방법 |
| JP2007327400A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の空燃比制御装置 |
-
1997
- 1997-03-10 JP JP9055306A patent/JPH10252534A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100460921B1 (ko) * | 2002-11-28 | 2004-12-09 | 현대자동차주식회사 | 차량의 연료 차단 제어장치 및 방법 |
| JP2007327400A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の空燃比制御装置 |
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