JPH10253013A - 液体燃料気化燃焼装置 - Google Patents

液体燃料気化燃焼装置

Info

Publication number
JPH10253013A
JPH10253013A JP7038097A JP7038097A JPH10253013A JP H10253013 A JPH10253013 A JP H10253013A JP 7038097 A JP7038097 A JP 7038097A JP 7038097 A JP7038097 A JP 7038097A JP H10253013 A JPH10253013 A JP H10253013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vaporizer
temperature
liquid fuel
vaporization
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7038097A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Hamada
靖夫 濱田
Koichi Toyoda
弘一 豊田
Yukitoshi Nagata
幸利 永田
Kengo Fujioka
藤岡  研吾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON UPRO KK
Toto Ltd
Original Assignee
NIPPON UPRO KK
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON UPRO KK, Toto Ltd filed Critical NIPPON UPRO KK
Priority to JP7038097A priority Critical patent/JPH10253013A/ja
Publication of JPH10253013A publication Critical patent/JPH10253013A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spray-Type Burners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着火時間が短く、気化器を保温待機させるた
めに必要なエネルギーが少なくて済むような気化燃焼装
置を提供する。 【解決手段】 ヒータ47により加熱される第一気化器
40とバーナヘッドで発生する熱により加熱される第二
気化器12を分離して設ける。第一気化器40の気化室
42を断熱部材44により覆ったことにより、立ち上げ
時や保温待機時における熱の散逸が効果的に防止される
ため、着火時間が短縮され、保温待機時の消費電力が低
減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体燃料を気化さ
せて得られた気体燃料を混合室にて空気と混合すること
により生成された混合気をバーナヘッドにて燃焼させる
液体燃料気化燃焼装置(以下、「気化燃焼装置」とす
る)に関し、特に給湯機に用いられる気化燃焼装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来より知られている気化燃焼装
置の一例を示す垂直断面図である。この図を参照しなが
ら、気化燃焼装置の一般的な構成及び作用を述べると、
およそ次のようになる。まず、装置の立ち上げ時におい
て、気化面13を有する気化器12をヒータ14により
加熱し、その温度が、燃料槽16に貯留された液体燃料
18の気化する温度(以下、この温度を「設定温度」と
いう。例えば、灯油なら250℃程度とする)に達した
ら、ポンプ20が起動される。これにより、液体燃料1
8が燃料槽16から送液管22に吸引され、送液管22
の先端のノズル24から気化面13へ噴出又は滴下され
る。気化面13に噴出又は滴下された液体燃料18は気
化して気体燃料となり、混合室26内に流入する。この
混合室26には、図示せぬ送風機構により送風口28か
ら空気が供給されており、上記のように混合室26内に
流入した気体燃料はそこで上記空気と十分に混合され
る。こうして得られた混合気がバーナヘッド30から燃
焼室32内へ噴出されるときに、イグナイタ34により
これに点火すると、混合気が燃焼し始め、火炎35が発
生する。
【0003】上記のような気化燃焼装置を例えば給湯機
に用いる場合、温水を生成するための時間を短縮するた
め、装置の使用中は常時ヒータ14により気化器12を
加熱してその温度を設定温度に維持するようにすること
が一般的である。
【0004】ところで、図5の気化燃焼装置に備えられ
た気化器12では、バーナヘッド30で発生する燃焼熱
の一部が受熱部15から吸収され、気化器12の全体に
伝導される。すなわち、燃焼の開始後においては、気化
器12は、ヒータ14からの熱とバーナヘッド30から
の燃焼熱という2種の熱により加熱されることになる。
このとき、もしバーナヘッド30の燃焼状態が変化する
と、それに伴って気化器12の温度も変化する。気化器
12の温度は、例えばサーミスタ等からなる図示せぬ温
度検出器によりモニタされるようになっており、マイク
ロコンピュータ等からなる図示せぬ制御装置が、モニタ
された温度変化に基づくフィードバック制御によりヒー
タ14への通電量を適宜調節し、温度検出器の出力を上
記設定温度に対応する出力値に安定させ、燃焼中におけ
る気化器12の温度が設定温度に維持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記気化燃焼装置を給
湯機に応用した場合、以下のような問題が存する。
【0006】(1)まず、装置の立ち上げ時において、
気化器を昇温させるためにヒータ14へ通電し始めてか
ら気化器12の温度が設定温度に達するまでの時間(着
火時間)においては、バーナヘッド30に混合気が供給
されず、従って着火もできない。この着火時間を短縮す
るということが気化燃焼装置の一般的課題であるが、上
記気化燃焼装置の場合、着火時間として3分程度という
長い時間を要するのが実情である。もちろん、ヒータ1
4への通電量を増大させれば着火時間を短縮することは
可能である。しかし、上記気化燃焼装置ではヒータ14
への通電量として既に800W程度という高い値が採用
されている。一般家庭においては同時に使用できる電力
量には、例えば15Aや20Aというように上限が設定
されているため、もし上記値よりも通電量を更に大きく
すると、他の電気器具の使用に支障を来すおそれがあ
る。
【0007】(2)燃焼時において、気化器12からの
出熱(液体燃料の気化熱、気体燃料と混合される空気へ
与える熱、気化器12自身からの放熱等)の量は、通
常、バーナヘッド30で生成される燃焼熱のうち気化器
12の受熱部15が受ける熱量(受熱量)よりも大きく
なる。従って、上記気化燃焼装置では、気化器12の温
度を設定温度に保つために、ヒータ14により補助的に
気化器12を加熱する必要があるのであるが、このため
に約450Wという電力が消費され、これがランニング
コストを高める一因となっている。
【0008】(3)また、非燃焼時においても、気化器
12を保温待機させるため、上記ヒータ14には200
W程度という多量の電力を供給する必要があり、これが
ランニングコストを高める一因となっている。
【0009】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、バーナ
ヘッドにおいて発生する燃焼熱を液体燃料の気化に利用
することにより高い効率で熱を利用できるだけでなく、
着火時間が短く、気化器を保温待機させるために必要な
エネルギーが少なくて済むような気化燃焼装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る気化燃焼装置は、液体燃料を気
化させて得られた気体燃料を空気と混合することにより
生成された混合気をバーナヘッドにて燃焼させる液体燃
料気化燃焼装置において、上記液体燃料と接触する気化
面を有する第一気化器と、該第一気化器を上記液体燃料
の気化温度と同じ又はそれより高い所定値まで昇温させ
るための加熱手段と、上記バーナヘッドにおいて発生す
る燃焼熱を受ける受熱部を有する第二気化器とを備え、
上記第一気化器と第二気化器とは互いに分離して配設さ
れていること、を特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態及び発明の効果】本発明に係る気化
燃焼装置は、従来の気化燃焼装置に比べて、着火時間の
短縮、気化器を保温待機させるためのエネルギーの低減
等の優れた効果を奏するものである。その理由について
以下に説明する。
【0012】まず、図5に示した従来の気化燃焼装置で
は、バーナヘッドにおいて発生する燃焼熱を効率よく利
用するために、受熱部にフィン等を形成し、以てより広
い受熱面積を確保するものとされている。しかし、この
フィンは、雰囲気温度が気化器の温度よりも低いような
条件下、例えば装置の立ち上げ時や、気化器を保温待機
させている時には放熱フィンとして機能してしまう。こ
のため、装置の立ち上げに時間がより長くなる、あるい
は気化器を保温するためにより多くの電気エネルギーが
必要となる、等の問題が生じていた。
【0013】これに対し、本発明に係る気化燃焼装置に
おいては、加熱手段により加熱される第一気化器と、燃
焼熱により加熱される第二気化器とを分離して設けたこ
とにより、装置の立ち上げ時や保温待機時において気化
系統から散逸する熱量を効果的に低減させ、且つ、バー
ナヘッドにおいて発生する熱を効率よく利用することが
できる。より具体的に言えば、第一気化器においては、
その大きさ(表面積)及び熱容量をより小さくすること
により熱の散逸を抑制し、着火時間を短縮し、あるいは
保温待機時に消費されるエネルギーを低減させることが
できる。一方、第二気化器においては、フィン等を設け
てその表面積を大きくすることによりバーナヘッドで発
生する燃焼熱を効率的に取り込むことができる。
【0014】本発明に係る気化燃焼装置において、更に
上記気体燃料と空気とを混合するための混合室を備え、
上記第一気化器の気化面は上記混合室内の空気に開放さ
れているようにしてもよい。ここで、気化面が「混合室
内の空気に開放された」状態にあるとは、気化面が混合
室内の空気に対して密閉されておらず、その表面の雰囲
気圧が混合室内の気圧と等しくされた状態にあることを
いう。例えば、気化面が混合室内に露出している場合が
これにあたる。また、例えば、気化面が気化室内に配置
されている場合でも、その気化室が混合室と連通してお
り、その結果気化室内の気圧と混合室内の気圧とが常に
等しくなるようにされていれば、その気化面は混合室内
の空気に開放されているといえる。このようにすると、
第一気化器の気化面で発生した気体燃料は発生後速やか
に混合室内へ拡散するから、発生した気体燃料の圧力に
より気化面の雰囲気圧が過大になってその後の気化が妨
げられることがなく、円滑に気化を進行させることがで
きる。
【0015】本発明に係る気化燃焼装置において、更
に、上記第一気化器からの放熱を抑制するための断熱手
段を備えるようにしてもよい。このようにすると、第一
気化器からの熱の散逸がより効果的に抑制されるため、
着火時間をより短縮し、また第一気化器の保温待機時に
消費されるエネルギーをより低減させることができる。
【0016】本発明に係る気化燃焼装置において、上記
第二気化器から上記第一気化器の気化面に至る流路と、
上記第二気化器へ液体燃料を供給するための燃料供給手
段とを備えるようにしてもよい。この場合、液体燃料は
まず第二気化器において気化され、第二気化器により気
化されなかった液体燃料のみが上記流路を通って第一気
化器の気化面内へ流入する。このような構成の装置にお
いては、液体燃料の気化に際してバーナヘッドからの熱
が優先的に利用され、加熱手段からの熱は、全ての液体
燃料が上記熱では気化されなかった場合に、残った液体
燃料を気化させるために利用されることになる。このよ
うにすると、バーナヘッドの熱を最大限に利用しつつ、
加熱手段に供給すべきエネルギーの量を適宜低減させる
ことができる。
【0017】上記気化燃焼装置において、更に、上記第
一気化器の温度を検出するための第一温度検出手段と、
該第一温度検出手段により検出される温度が常に上記液
体燃料の気化温度に安定するように上記加熱手段を制御
する温度制御手段とを備えるようにしてもよい。このよ
うにすると、加熱手段の作動が燃焼状態に応じて自動的
に最適化されるようになる。
【0018】本発明に係る気化燃焼装置において、上記
第一気化器の気化面から上記第二気化器へ至る流路と、
上記第一気化器の気化面へ液体燃料を供給するための燃
料供給手段とを備えるようにしてもよい。この場合、更
に、上記第二気化器の温度を検出するための第二温度検
出手段と、該第二温度検出手段により検出される温度が
常に上記液体燃料の気化温度に安定するように上記加熱
手段を制御する温度制御手段を備えるようにすることが
好ましい。このようにすると、加熱手段の作動が燃焼状
態に応じて自動的に最適化されるようになる。
【0019】本発明に係る気化燃焼装置において、上記
第一気化器の気化面へ液体燃料を供給するための第一流
路と、上記第二気化器へ液体燃料を供給するための第二
流路とを備えるようにしてもよい。このようにすると、
第一気化器と第二気化器とを流路により連絡させる場合
に比べて、両気化器の配置を決定する自由度がより高ま
る。
【0020】上記気化燃焼装置において、上記第二気化
器の温度を検出するための第二温度検出手段と、該第二
温度検出手段により検出される温度が上記液体燃料の気
化温度と同じ又はそれよりも高い所定値を超えたら上記
第一流路へ供給される液体燃料の流量を適宜増大させて
該温度が該所定値に等しくなるようにする流量変更手段
とを備えるようにしてもよい。このようにすると、第二
気化器へ供給される燃料の流量が燃焼状態に応じて自動
的に最適化されるようになる。
【0021】本発明に係る気化燃焼装置において、上記
加熱手段は電熱ヒータを備え、該電熱ヒータの発する熱
により上記第一気化器を昇温させるようにしてもよい。
電熱ヒータは最も一般的に用いられる加熱手段の一つで
あり、その温度制御技術も進んでいるため、これを利用
することは好ましいことであり、コスト面においても有
利である。
【0022】本発明に係る気化燃焼装置において、上記
加熱手段は、電磁誘導により変動磁場を生成するための
磁場生成手段と、金属部材とを備え、上記磁場生成手段
により生成された変動磁場内に上記金属部材を配したと
きに該金属部材中に生じるうず電流に起因するジュール
熱により第一気化器を昇温させるようにしてもよい。こ
のようにすると、例えば電熱ヒータを用いる場合よりも
着火時間をより短くすることができる。
【0023】本発明に係る気化燃焼装置においては、第
一気化器からバーナヘッドまでの気体燃料流路の長さ
と、第二気化器からバーナヘッドまでの気体燃料流路の
長さを略同一とすることが望ましい。このようにする
と、液体燃料の供給流量が一定という条件下において、
第一気化器と第二気化器の気化量の配分が変化しても、
バーナヘッドに供給される気体燃料の流量に変動が生じ
ることがなくなり、燃焼が安定する。
【0024】
【実施例】図1は本発明に係る気化燃焼装置の第一の実
施例を示す垂直断面図である。本実施例の気化燃焼装置
は、図5に示した気化燃焼装置において、気化器12の
下方に別の気化器40を配して成るものである。以下の
説明では、新たに配された気化器40を第一気化器40
と、また、図5の気化燃焼装置に先に備えられていた気
化器12を第二気化器12と、それぞれ呼ぶものとす
る。なお、本実施例の気化燃焼装置の構成要素のうち、
先に図5において説明したものと同じものについては同
一の符号を用いることとし、その説明を省略する。
【0025】第一気化器40には、気化室42を断熱的
に格納するための断熱部材44、気化室42の底部に配
された発熱体46、発熱体46の温度を測定するための
サーミスタ等から成る第一測温体48が含まれている。
発熱体46の内部にはヒータ47が埋め込まれており、
これに通電することにより発熱体46の温度が上昇す
る。上記気化室42は第二気化器12の下方において混
合室の底部に設けられた開口41を通じて混合室と連通
している。
【0026】フレームロッド43は、バーナヘッド30
における炎の発生を検出するためのものである。
【0027】図5の装置において気化器12に備えられ
ていたヒータ14は、本実施例の装置の第二気化器12
には備えられていないが、これを備えるようにすること
ももちろん可能である。
【0028】マイクロコンピュータ等により構成される
制御装置50は、第一測温体48の出力信号の強度、フ
レームロッド43からの出力信号の有無等に応じて、ヒ
ータ47、イグナイタ34及びポンプ20を適宜制御す
る。
【0029】上記のように構成された本実施例の気化燃
焼装置の作用は次の通りである。
【0030】まず、装置の立ち上げ時において、使用者
が、図示せぬ操作パネル上で、気化燃焼装置を起動する
ためのキー操作を行なうと、操作パネルから制御装置5
0へ起動指示信号が送られる。この信号を受けると、制
御装置50はヒータ47への通電を開始する。これによ
り発熱体46の温度が上昇し始める。ヒータ47への通
電を行なっている間、制御装置50は、第一測温体48
が出力する温度検出信号に基づいて、発熱体46の温度
をモニタする。
【0031】発熱体46の温度が設定温度に達したら、
制御装置50はポンプ20を起動する。これにより、燃
料槽16に貯留された液体燃料18が送液管22に吸引
され、ノズル24から第二気化器12の気化面13へ噴
出される。しかし、この時点では第二気化器12の温度
は液体燃料18の気化温度よりも低いため、気化面13
へ噴出された液体燃料18はそこで気化することなく下
方へ流れ落ちる。第二気化器12から流れ落ちてくる液
体燃料18は、混合室26底部の開口41から第一気化
器40へ流入し、発熱体46の上面に滴下する。発熱体
46の上面に滴下した液体燃料18は発熱体46から熱
を得て、その温度が瞬時に上昇する。そして、その温度
が設定温度に達して液体燃料18は気化し、気体燃料と
なる。こうして生成された気体燃料は気化室42内を上
昇し、開口41から混合室26内へ入る。混合室26内
へ入った気体燃料は、図示せぬ送風機構により混合室2
6内へ供給される一次空気と混合されて混合気とされた
後に、バーナヘッド30へ送られる。
【0032】ポンプ20の起動と同時、又はやや遅延さ
せて、制御装置50はイグナイタ34による断続的な点
火を開始する。こうして点火動作を繰り返している間
に、バーナヘッド30へ上記混合気が供給され始める
と、イグナイタ34の発する火花が混合気に引火し、火
炎35が発生する。この火炎35を検出したフレームロ
ッド43が火炎検出信号を制御装置50へ送ると、制御
装置50はイグナイタ34による点火を終了する。
【0033】バーナヘッド30において発生する燃焼熱
の一部は受熱部15から第二気化器12へ吸収される。
従って、上記のような立ち上げ動作により燃焼が開始さ
れると、第二気化器12の温度が上昇し始め、その温度
が液体燃料18の気化温度に達すると、ノズル24から
第二気化器12の気化面13に噴出された液体燃料18
が気化面13から熱を得て気化するようになる。このと
き、バーナヘッド30における燃焼により第二気化器1
2に供給される熱量が、ノズル24から連続的に供給さ
れる液体燃料18の全てを気化するのに十分な量であれ
ば、全ての液体燃料18が第二気化器12で気化されて
気体燃料となるため、第一気化器40への液体燃料18
の流入は無くなるが、燃焼により供給される上記熱量が
十分でない場合は、第二気化器12により全ての液体燃
料18を気化させることはできない。しかし、後者の場
合でも、気化されなかった液体燃料18は先に述べたよ
うに第一気化器40へ流入し、ここで全て気化される。
【0034】第一気化器40において液体燃料18の気
化が生じる際に発熱体46から奪われる熱量は、気化す
べき液体燃料18の流量に応じて変化する。もしその流
量が過大であると、ヒータ47により供給される熱量を
上回る量の熱が発熱体46から奪われ、その結果、発熱
体46の温度が液体燃料18の気化温度を下回ってしま
う一方、流量が過小であると、ヒータ47に供給される
電気エネルギーの一部が浪費されることになる。このよ
うな事態を防止するため、制御装置50は、第一測温体
48により測定される温度の変化をモニタし、その温度
変化に基づくフィードバック制御によりヒータ47への
通電量を適宜調節し、これにより、発熱体46の温度を
適正な設定温度に安定的に維持するようにしている。な
お、燃焼を一時停止して第一気化器40を保温待機させ
ているときには液体燃料18の第一気化器40への流入
が生じないが、これは「流量が過小」である場合の特殊
例に過ぎない。つまり、本実施例の気化燃焼装置では、
燃焼状態であるか保温待機状態であるかに関わらず、上
記方法で発熱体46の温度を調節するのみで、適切な温
度調節がなされるのである。
【0035】また、気化室42を断熱部材44により覆
ったことにより、発熱体46が発生する熱が確実に保持
されるようになっている。これにより、着火時間は10
秒程度にまで短縮され、第一気化器40の保温待機に必
要とされる電力は数10ワット程度にまで抑制される。
【0036】図2は本発明に係る気化燃焼装置の第二の
実施例を示す垂直断面図である。本実施例の気化燃焼装
置においては、送風口28から供給される空気の流路上
において、第一気化器40が第二気化器12よりも上流
に配されている。第一気化器40において、気化室42
を断熱的に格納する断熱部材44の上部には燃料流入口
45が設けられており、ノズル24が嵌挿されている。
一方、断熱部材44の下部には燃料流出路49が設けら
れている。気化室42の底部及び上部にはヒータ47に
より加熱される発熱体46が配設されている(もちろ
ん、発熱体46を更に側部に設けることも可能であ
る)。なお、第一の実施例の装置において混合室26の
底部に設けられていた開口41は、本実施例の装置では
設けられていない。
【0037】上記構成に加え、本実施例の装置では、第
二気化器12の温度を測定するための第二測温体52が
備えられている。第二測温体52の出力信号は制御装置
50に入力され、装置各部の制御のために適宜利用され
る。
【0038】上記のように構成された本実施例の気化燃
焼装置の作用は次の通りである。
【0039】まず、装置の立ち上げから燃料槽16に貯
留された液体燃料18の吸引までの行程は先に第一の実
施例で説明した行程と同様である。送液管22に吸引さ
れた液体燃料18は、ノズル24から第一気化器40の
気化室42内へ噴出又は滴下され、ここで気化して気体
燃料となる。この間、制御装置50は、第一の実施例で
述べたようなフィードバック制御によりヒータ47への
通電量を調節し、発熱体の温度を設定温度に維持する。
気化室42内で生成された気体燃料は燃料流出路49か
ら混合室26に流入し、ここで空気と混合される。こう
して混合気が得られてからバーナヘッド30において混
合気に点火されるまでの行程は、第一の実施例で説明し
た行程と同様である。
【0040】バーナヘッド30における燃焼が開始され
ると、第一の実施例で述べたように第二気化器12の温
度が上昇する。この間、制御装置50は、第二測温体5
2の出力信号に基づいて第二気化器12の温度をモニタ
し、その温度が設定温度を超えたら、第一気化器40の
ヒータ47への通電量を徐々に減少させる。すると、第
一気化器40の温度が徐々に低下し、やがて一部の液体
燃料18が第一気化器40により気化されずに燃料流出
路49から流出するようになる。こうして流出した液体
燃料18は第二気化器12の気化面13に滴下し、そこ
で気化する。ヒータ47への通電量が減少するに従っ
て、第二気化器12の気化面13に滴下する液体燃料1
8の分量は多くなり、第二気化器12の温度はより低く
なる。そして、第二測温体52を用いてモニタされる温
度が設定温度とほぼ等しくなった時点で、制御装置50
はヒータ47への通電量を減少させる動作を停止し、そ
の後はその時の通電量を維持する。
【0041】図3は本発明に係る気化燃焼装置の第三の
実施例を示す垂直断面図である。本実施例の気化燃焼装
置は、図1の気化燃焼装置において、更に、燃料槽16
から第一気化器40へ液体燃料18を供給するための新
たな送液管及びポンプと、上記第二の実施例で説明した
ような第二測温体52とを備えて成るものである。以下
の説明では、上記新たな送液管及びポンプを第一送液管
23及び第一ポンプ21と、また図1の装置に先に備え
られていた送液管22及びポンプ20を第二送液管22
及び第二ポンプ20と、それぞれ呼ぶことにする。
【0042】上記のように構成された本実施例の気化燃
焼装置の作用は次の通りである。
【0043】まず、装置の立ち上げ時において、制御装
置50はヒータ47に通電し、発熱体46の温度を設定
温度にまで上昇させた後、第一ポンプ21を起動する。
第一ポンプ21の作用により燃料槽16から第一送液管
23に吸引された液体燃料18は、第一送液管23の先
端のノズル25から気化室42内の発熱体46の上面へ
噴出又は滴下され、ここで気化して気体燃料となる。そ
の後、先に第一の実施例で述べたように、上記気体燃料
は混合室26内へ流入し、そこで空気と混合されて混合
気とされた後にバーナヘッド30に送られ、燃焼室32
内で点火される。
【0044】バーナヘッド30における燃焼が開始され
ると、第一の実施例で述べたように第二気化器12の温
度が上昇する。制御装置50は、第二測温体52の出力
信号に基づいて第二気化器12の温度をモニタし、その
温度が設定温度を超えたら第二ポンプ20を起動する。
その後、制御装置50は、第二ポンプ20を適宜制御し
て、第二気化器12へ供給される液体燃料18の流量を
徐々に増加させる一方、第一ポンプ21をも適宜制御し
て、第一気化器40へ供給される液体燃料18の流量を
徐々に減少させ、総量としては常に一定流量で液体燃料
が二つの気化器12、40に供給されるようにする。第
二気化器12に供給される液体燃料18の流量が増大す
るに従って、第二気化器12の温度はより低くなる。そ
して、第二測温体52を用いてモニタされる温度が設定
温度とほぼ等しくなった時点で、制御装置50は、二つ
の気化器12、40へ液体燃料を配分する割合を固定す
る。
【0045】上記各実施例においては、第一気化器40
の温度を設定温度に安定させる方法として、サーミスタ
等の測温体と制御装置を用いた方法を挙げた。この他、
例えばPTCヒータ(Positive Temperature Coefficie
nt Heater)を用いて温度を安定させる方法も利用でき
る。PTCヒータの抵抗の温度係数は正であるから、電
圧が一定であれば発熱量は温度に反比例する。従って、
設定温度に応じて電圧を適切に設定すれば、上記のよう
なPTCヒータの性質により、自動的にヒータの温度が
安定するのである。このようにすると、フィードバック
制御のような複雑な処理を制御装置に実行させる必要が
なくなり、より低コストで装置を作成することができ
る。PTCヒータを利用する方法は、高精度で温度制御
を行なう必要がないような気化燃焼装置に好適に利用で
きる。
【0046】図4は本発明に係る気化燃焼装置の第四の
実施例を示す垂直断面図である。本実施例の気化燃焼装
置においては、第一気化器40の気化室42の底部に金
属部材54が、また、第一気化器40の直下には高周波
インバータ56が接続されたコイル58が、それぞれ配
されている。高周波インバータ56によりコイル58に
高周波電流が流されると、コイル58周辺に変動磁場が
生成され、該変動磁場内に配された金属部材内ではうず
電流が発生する。このうず電流に起因するジュール熱を
利用して液体燃料を気化させるのである。
【0047】上記気化燃焼装置において、例えば、金属
部材54として40mm角で厚さ0.3mmのオーステ
ナイト系ステンレス製の薄板を用いた場合、その温度を
常温から250℃まで上昇させるために必要な電力量は
0.264Whであり、800Wの電力であれば約1.
2秒で上記温度まで上昇させることができる。このよう
に、本実施例の気化燃焼装置では、金属部材の熱容量を
小さくすることにより、高周波インバータ56を起動し
てから極めて短時間で金属部材の温度は液体燃料の気化
温度に達するようになるため、着火時間を格段に短くす
ることができ、特に第一気化器40を保温する必要もな
くなる。
【0048】以上、本発明に係る気化燃焼装置の実施例
を図面を参照しながら具体的に説明したが、実施例は上
記のものに限られるものではなく、本発明の精神及び範
囲内で様々な変形が可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る気化燃焼装置の第一の実施例を
示す垂直断面図。
【図2】 本発明に係る気化燃焼装置の第二の実施例を
示す垂直断面図。
【図3】 本発明に係る気化燃焼装置の第三の実施例を
示す垂直断面図。
【図4】 本発明に係る気化燃焼装置の第四の実施例を
示す垂直断面図。
【図5】 従来の気化燃焼装置の一例を示す垂直断面
図。
【符号の説明】
12…(第二)気化器 13…気化面 15…受熱部 18…液体燃料 20、21…ポンプ 22、23…送液管 26…混合室 30…バーナヘッド 40…第一気化器 42…気化室 44…断熱部材 46…発熱体 47…ヒータ 49…燃料流出路 50…制御装置 54…金属部材 56…高周波インバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 弘一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 永田 幸利 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 藤岡 研吾 神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日本ユプ ロ株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体燃料を気化させて得られた気体燃料
    を空気と混合することにより生成された混合気をバーナ
    ヘッドにて燃焼させる液体燃料気化燃焼装置において、 上記液体燃料と接触する気化面を有する第一気化器と、 該第一気化器を上記液体燃料の気化温度と同じ又はそれ
    より高い所定値まで昇温させるための加熱手段と、 上記バーナヘッドにおいて発生する燃焼熱を受ける受熱
    部を有する第二気化器とを備え、 上記第一気化器と第二気化器とは互いに分離して配設さ
    れていること、を特徴とする液体燃料気化燃焼装置。
  2. 【請求項2】 上記気体燃料と空気とを混合するための
    混合室を備え、上記第一気化器の気化面は上記混合室内
    の空気に開放されていることを特徴とする請求項1に記
    載の液体燃料気化燃焼装置。
  3. 【請求項3】 上記第一気化器からの放熱を抑制するた
    めの断熱手段を備えることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の液体燃料気化燃焼装置。
  4. 【請求項4】 上記第二気化器から上記第一気化器の気
    化面に至る流路と、上記第二気化器へ液体燃料を供給す
    るための燃料供給手段とを備えることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の液体燃料気化燃焼装置。
  5. 【請求項5】 上記第一気化器の温度を検出するための
    第一温度検出手段と、該第一温度検出手段により検出さ
    れる温度が常に上記液体燃料の気化温度に安定するよう
    に上記加熱手段を制御する温度制御手段を備えることを
    特徴とする請求項4に記載の液体燃料気化燃焼装置。
  6. 【請求項6】 上記第一気化器の気化面から上記第二気
    化器へ至る流路と、上記第一気化器の気化面へ液体燃料
    を供給するための燃料供給手段とを備えることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の液体燃料気化燃焼
    装置。
  7. 【請求項7】 上記第一気化器の気化面へ液体燃料を供
    給するための第一流路と、上記第二気化器へ液体燃料を
    供給するための第二流路とを備えることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の液体燃料気化燃焼装置。
  8. 【請求項8】 上記第二気化器の温度を検出するための
    第二温度検出手段と、該第二温度検出手段により検出さ
    れる温度が上記液体燃料の気化温度と同じ又はそれより
    も高い所定値を超えたら上記第一流路へ供給される液体
    燃料の流量を適宜増大させて該温度が該所定値に等しく
    なるようにする流量変更手段とを備えることを特徴とす
    る請求項7に記載の液体燃料気化燃焼装置。
  9. 【請求項9】 上記加熱手段は電熱ヒータを備え、該電
    熱ヒータの発する熱により上記第一気化器を昇温させる
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の液体
    燃料気化燃焼装置。
  10. 【請求項10】 上記加熱手段は、電磁誘導により変動
    磁場を生成するための磁場生成手段と、金属部材とを備
    え、上記磁場生成手段により生成された変動磁場内に上
    記金属部材を配したときに該金属部材中に生じるうず電
    流に起因するジュール熱により第一気化器を昇温させる
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の液体
    燃料気化燃焼装置。
  11. 【請求項11】 上記第一気化器から上記バーナヘッド
    までの気体燃料流路の長さと、上記第二気化器から上記
    バーナヘッドまでの気体燃料流路の長さを略同一とした
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の液
    体燃料気化燃焼装置。
JP7038097A 1997-03-07 1997-03-07 液体燃料気化燃焼装置 Pending JPH10253013A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7038097A JPH10253013A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 液体燃料気化燃焼装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7038097A JPH10253013A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 液体燃料気化燃焼装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10253013A true JPH10253013A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13429789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7038097A Pending JPH10253013A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 液体燃料気化燃焼装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10253013A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4303858B2 (ja) 液化ガス気化装置
JPH10300025A (ja) 液体燃料気化燃焼装置
JP3642193B2 (ja) 液体燃料燃焼装置
JP2000274676A (ja) 気化式燃焼装置
JP4197906B2 (ja) 燃料改質用バーナ
JPS6246124A (ja) 液体燃料燃焼装置
JP2976886B2 (ja) 燃焼装置
JPH10311532A (ja) 液体燃料気化燃焼装置
JP2001082707A (ja) 気化式燃焼装置
JP2817420B2 (ja) 燃焼器
JP4773293B2 (ja) 気化式石油燃焼装置
JP3624654B2 (ja) 液体燃料燃焼装置
JPS6246977Y2 (ja)
JP2003336812A (ja) 液体燃料燃焼装置
JP2000130712A (ja) 液体燃料燃焼装置
JP2004100995A (ja) 灯油気化装置
JPH0842845A (ja) 燃焼機
JP2004293934A (ja) 気化式燃焼器の制御装置
JP2003172513A (ja) 液体燃料燃焼装置
JP2002276906A (ja) 液体燃料の気化式燃焼装置及び燃焼方法
JPS63156917A (ja) 液体燃料燃焼装置
JPS6222361B2 (ja)
JPH09236254A (ja) 液体燃料燃焼器の点火制御装置
JPH06147422A (ja) 液体燃料燃焼装置
JP2000111167A (ja) 暖房機