JPH10254009A - ブレ補正装置 - Google Patents

ブレ補正装置

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Publication number
JPH10254009A
JPH10254009A JP9060404A JP6040497A JPH10254009A JP H10254009 A JPH10254009 A JP H10254009A JP 9060404 A JP9060404 A JP 9060404A JP 6040497 A JP6040497 A JP 6040497A JP H10254009 A JPH10254009 A JP H10254009A
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JP
Japan
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shake correction
unit
blur correction
fixed
optical system
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Application number
JP9060404A
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English (en)
Inventor
Yoshio Imura
好男 井村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Priority to US09/038,104 priority patent/US5905917A/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレ補正光学系を固定状態から固定解除状態
に素早く切り替えて、ブレ補正動作を迅速に開始するこ
とができるブレ補正装置を提供する。 【解決手段】 係合レバー41の爪部41aは、ロック
リング25の凸部25gに係合している。DCモータ3
2が回転すると、係合レバー41は、ばね45の付勢力
に抗して反時計方向に回転し、係合レバー41の爪部4
1aは、ロックリング25の凸部25gから外れる。ロ
ックリング25は、ばね28により付勢されているため
に、図中d方向に素早く回転する。ロックリング25の
カム溝25b,25c,25dは、ロックピン29a,
30a,31aを案内し、ブレ補正レンズ5を保持する
ブレ補正レンズ枠6からロック部材29,30,31が
離れる。その結果、ブレ補正レンズ枠6は、固定状態か
ら固定解除状態に短時間で切り替わる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラなどにおけ
る手ブレなどによるブレを補正するブレ補正装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】特開平4−34513号公報及び特開平
4−34514号公報には、ブレ補正レンズと、このブ
レ補正レンズを保持するレンズ保持部材と、固定位置と
固定解除位置との間で切り替わり、レンズ保持部材を固
定及び固定解除する固定部材と、固定解除位置から固定
位置に向けてこの固定部材を付勢する引張コイルばね
と、この固定部材と係合及び係合解除することによっ
て、固定解除位置で固定部材をロック及びロック解除す
るロック部材と、固定位置から固定解除位置まで固定部
材を駆動するモータなどを備えたブレ補正装置が開示さ
れている。このブレ補正装置では、ロックされている固
定部材をロック部材がロック解除することによって、引
張コイルばねの付勢力により、固定解除位置から固定位
置に固定部材を迅速に駆動している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のブレ補正装置で
は、レンズ保持部材を固定解除状態から固定状態とする
ときには、引張コイルばねの付勢力により固定部材を駆
動し、レンズ保持部材を固定部材により迅速に固定する
ことができた。しかし、従来のブレ補正装置では、レン
ズ保持部材を固定状態から固定解除状態とするときに
は、引張コイルばねの付勢力に抗して、固定位置から固
定解除位置までモータにより固定部材を駆動する必要が
あった。このために、従来のブレ補正装置では、レンズ
保持部材を固定状態から固定解除状態に切り替えるため
には、過大な電気エネルギーを必要としていた。また、
従来のブレ補正装置では、レンズ保持部材を固定解除状
態に切り替えるために必要な時間が無視できず、レンズ
保持部材を固定解除状態に素早く切り替えて、ブレ補正
を迅速に開始することが困難であった。その結果、従来
のブレ補正装置を一眼レフスチルカメラに搭載したとき
には、レリーズタイムラグが長くなり、非常に近い勝手
の悪いカメラとなっていた。
【0004】従来のブレ補正装置では、レンズ保持部材
を固定解除状態から固定状態とする途中において、レン
ズ保持部材を固定解除状態に再度切り替えて、ブレ補正
を再開したい場合があった。この場合には、従来のブレ
補正装置では、引張コイルばねの付勢力により固定部材
を固定位置まで一旦駆動し、固定位置から固定解除位置
まで固定部材をモータにより駆動する必要があった。こ
のために、従来のブレ補正装置では、ブレ補正を迅速に
再開することが困難であった。
【0005】本発明の課題は、ブレ補正光学系を固定状
態から固定解除状態に素早く切り替えて、ブレ補正を迅
速に開始することができる使い勝手のよいブレ補正装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、ブレを補正するブレ補正光学
系(5)と、前記ブレ補正光学系を固定又は固定解除す
る固定部(25,29,30,31)と、前記固定部の
固定状態を保持又は保持解除する保持部(41a)と、
前記保持部の保持解除動作と連動し、前記ブレ補正光学
系が固定状態から固定解除状態となるように、前記固定
部を付勢する付勢部(28)とを含むことを特徴とする
ブレ補正装置である。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載のブレ
補正装置において、前記ブレ補正光学系が固定解除状態
から固定状態となるように、前記固定部を復帰する復帰
部(32)を備え、前記復帰部は、復帰動作と連動して
前記付勢部の付勢力を蓄積することを特徴とするブレ補
正装置である。
【0008】請求項3の発明は、請求項2に記載のブレ
補正装置において、前記付勢部は、機械的エネルギーに
より前記固定部を駆動し、前記復帰部は、前記付勢部の
機械的エネルギーを蓄積するとともに、電気的エネルギ
ーにより前記固定部を駆動することを特徴とするブレ補
正装置である。
【0009】請求項4の発明は、請求項2又は請求項3
に記載のブレ補正装置において、前記固定部と前記復帰
部とを切り離し、前記ブレ補正光学系を固定解除状態と
するクラッチ部(27,39,42,44)を備えるこ
とを特徴とするブレ補正装置である。
【0010】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、固
定解除開始信号を発生(S302)する固定解除開始信
号発生部(137)を備え、前記保持部は、前記固定解
除開始信号に基づいて、前記固定部を保持解除すること
を特徴とするブレ補正装置である。
【0011】請求項6の発明は、請求項4に記載のブレ
補正装置において、固定開始信号を発生(S404)す
る固定開始信号発生部(137)を備え、前記クラッチ
部は、前記固定開始信号に基づいて、前記固定部と前記
復帰部とを接続することを特徴とするブレ補正装置であ
る。
【0012】請求項7の発明は、請求項6に記載のブレ
補正装置において、固定解除開始信号を発生(S40
9,S412,S414)する固定解除開始信号発生部
を備え、前記クラッチ部は、前記固定解除開始信号に基
づいて、前記固定部と前記復帰部とを切り離す(S41
0,S413,S415)ことを特徴とするブレ補正装
置である。
【0013】請求項8の発明は、請求項1から請求項7
までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前
記ブレ補正光学系を駆動する駆動部(440,441)
と、前記ブレ補正光学系が固定解除状態であるか否かを
判定する固定状態判定部(SW4)と、ブレ補正開始信
号を発生(S205)するブレ補正開始信号発生部(1
37)とを含み、前記固定状態判定部は、前記ブレ補正
光学系が固定解除状態であると判定(S206)すると
きには、前記ブレ補正開始信号の発生を前記ブレ補正開
始信号発生部に指示(S205)し、前記駆動部は、前
記ブレ補正開始信号に基づいて、前記ブレ補正光学系を
駆動(S205)することを特徴とするブレ補正装置で
ある。
【0014】請求項9の発明は、請求項1から請求項8
までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前
記ブレ補正光学系を駆動する駆動部と、前記ブレ補正光
学系が固定状態であるか否かを判定する固定状態判定部
と、ブレ補正停止信号を発生(S208)するブレ補正
停止信号発生部(137)とを含み、前記固定状態判定
部は、前記ブレ補正光学系が固定解除状態ではないと判
定(S206)するときには、前記ブレ補正停止信号の
発生を前記ブレ補正停止信号発生部に指示(S208)
し、前記駆動部は、前記ブレ補正停止信号に基づいて、
前記ブレ補正光学系を駆動停止(S208)することを
特徴とするブレ補正装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図面を参照して、本発明の第1
実施形態について、さらに詳しく説明する。図1は、本
発明の第1実施形態に係るブレ補正装置が組み込まれた
レンズ鏡筒を示す断面図である。
【0016】レンズ鏡筒102は、図1に示すように、
光軸Iと同一方向に移動することにより、結像面に被写
体の像を結ぶための焦点調整をする1群レンズ(フォー
カシングレンズ)1と、2群レンズ2と、3群レンズ3
と、光軸Iと垂直な方向に駆動することによりブレを補
正する4群レンズ(以下、ブレ補正レンズという)5
と、5群レンズ7と、光線束、光量などを制限する絞り
部12とからなる5群構成のズームレンズである。この
レンズ鏡筒102は、1群レンズ1と、3群レンズ3
と、絞り部12と、ブレ補正レンズ5と、ブレ補正レン
ズ駆動機構4と、5群レンズ群7とを、光軸I方向に移
動することによってズーミング(変倍)を行っている。
なお、レンズ鏡筒102がズーミングするときには、ブ
レ補正レンズ5、ブレ補正レンズ駆動機構4及び絞り部
12は、互いの相対位置を変えることなく光軸I方向に
移動する。
【0017】レンズ鏡筒102は、内側固定筒14と、
この内側固定筒14の外側に取り付けられた外側固定筒
18と、この内側固定筒14の外側に取り付けられたカ
バー19と、この外側固定筒18の外側に取り付けられ
たカバー20と、カム筒15と、1群レンズ1を保持す
る1群レンズ移動枠8と、ヘリコイド筒17と、距離環
21と、ズーム環22と、ブレ補正レンズ駆動機構4
と、ブレ補正モード切替スイッチ23などからなる。
【0018】内側固定筒14は、1群レンズ移動筒16
を光軸I方向に移動自在に支持する部材である。内側固
定筒14には、後述するピン10a,16b,4a,1
1aが移動自在に嵌め込み、光軸Iと平行な直進溝14
aと、被写体側とは反対側に、図示しないカメラボディ
に装着可能なマウント部13とが形成されている。内側
固定筒14の内周部には、2群レンズ2を保持する2群
レンズ保持枠9が被写体側の端部(先端部)に取り付け
られており、後述するカム筒15の外周部が光軸I回り
に回転自在に保持されている。内側固定筒14の外周部
には、後述する1群レンズ移動筒16の内周部が光軸I
方向に移動自在に支持されている。
【0019】外側固定筒18は、後述する距離環21と
ズーム環22を回転自在に支持する部材である。外側固
定筒18の外周部には、距離環21の内周部とズーム環
22の内周部とが回転自在に支持されており、このズー
ム環22を回転自在に支持するためのカバー19と、距
離環21を回転自在に固定するためのカバー20とが取
り付けられている。
【0020】距離環21は、図示しない結像面に被写体
の像を結ぶ焦点調整をするときに操作される部材であ
る。距離環21には、その内周部から突出し、外側固定
筒18の周方向に形成された周溝を貫通し、ヘリコイド
筒17から光軸I方向に突出した係合部17cと係合す
るピン部21aが形成されている。距離環21は、カバ
ー20により光軸I方向の移動を規制されている。
【0021】ズーム環22は、焦点距離を連続的に変え
て撮影するときに操作される部材である。ズーム環22
は、マウント部13側の端部がカバー19に回転自在に
支持されている。ズーム環22の内周部には、外側固定
筒18とカバー19との間に、ピン15aの先端が係合
する係合部22aが形成されている。
【0022】カム筒15は、1群レンズ移動筒16と、
3群レンズ3を保持する3群レンズ移動枠10と、ブレ
補正レンズ5、ブレ補正レンズ枠6、ブレ補正レンズ駆
動機構4及び絞り部12と、5群レンズ7を保持する5
群レンズ移動枠11とを光軸I方向に沿って駆動する駆
動力を付与する部材である。カム筒5には、1群レンズ
移動筒16の内周部に突出して設けられたピン16b
と、3群レンズ移動枠10の外周部に突出して設けられ
たピン10aと、ブレ補正レンズ枠6、ブレ補正レンズ
駆動機構4及び絞り部12の外周部に突出して設けられ
たピン4aと、5群レンズ移動枠11の外周部に突出し
て設けられたピン11aとが、それぞれ移動自在に嵌ま
り込むカム溝15b,15c,15d,15eが形成さ
れている。カム筒15の内周部には、3群レンズ移動枠
10、ブレ補正機構部4、絞り部12及び5群レンズ移
動枠11の外周部が光軸I方向に移動自在に支持されて
いる。カム筒15の外周部には、ピン15aが突出して
設けられており、このピン15aは、外側固定筒18と
カバー19との間の周方向に形成された周溝を貫通し、
ズーム環22の係合部22aに嵌まり込んでいる。
【0023】ヘリコイド筒17は、1群レンズ1を保持
する1群レンズ移動枠8を光軸I方向に移動する部材で
ある。ヘリコイド筒17の内周部には、その先端部に1
群レンズ移動枠8が取り付けられている。また、ヘリコ
イド筒17の内周部には、1群レンズ移動筒16の外周
部に形成された雄ヘリコイドねじ部16aと噛み合う雌
ヘリコイドねじ部17aが形成されている。
【0024】ブレ補正レンズ駆動機構4は、撮影光学系
の一部を構成するブレ補正レンズ5を光軸Iに対して垂
直方向に駆動しブレを補正するための機構である。図2
は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のブロッ
ク図である。角速度センサ131,134は、カメラボ
ディ101及びレンズ鏡筒102の水平方向及び垂直方
向の振動を検出するためのものであり、その振動検出信
号は、それぞれフィルタ132,135を通りアンプ1
33,136で増幅され、CPU137に入力される。
CPU137は、入力された振動検出信号を内蔵された
A/Dコンバータ137aによりA/D変換したのちに
所定の処理を行って、ブレ補正量を演算する。CPU1
37は、ブレ補正量に応じた、ブレ補正制御信号を生成
する。CPU137の出力は、D/Aコンバータ138
によりD/A変換されたのちに、ドライバ139を通
り、ボイスコイルモータ(VCM)440,441に入
力する。
【0025】ボイスコイルモータ(VCM)440,4
41は、ブレ補正レンズ5を駆動するためのモータであ
り、その構造は、図3から図6によって後述する。位置
センサ442,443の検出信号は、A/Dコンバータ
144でA/D変換され、CPU137にフィードバッ
クされる。CPU137には、後述するブレ補正モード
切替スイッチ23に連動する切替スイッチSW3と、ブ
レ補正レンズ枠6の固定状態を検出する検出スイッチS
W4と、ブレ補正レンズ枠6の固定解除状態を検出する
検出スイッチSW5と、後述するロックリング25及び
係合レバー41を回転するためのDCモータ32と、後
述する鉄片レバー42に取り付けられた鉄片27aを吸
着するマグネット27とが接続されている。
【0026】カメラボディ101は、カメラシステム全
体の種々の制御をつかさどるCPU145を備えてい
る。このCPU145には、電源電池146と、メイン
スイッチ(電源スイッチ)MSWと、レリーズボタンの
半押しでONする半押しスイッチSW1と、レリーズボ
タンの全押しでONする全押しスイッチSW2とが接続
されている。CPU145は、CPU137と通信を行
い、情報を伝達することができる。
【0027】図3は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置を示す断面図である。図4は、図3のIV−I
VA線で切断した断面図である。図5は、図3のV−V
線で切断した断面図である。図6は、図3のVI−VI
A線で切断した断面図である。なお、図3のIV−IV
B線で切断した断面図における部材の番号は、図4にお
いてかっこを付して示し、図3のVI−VIB線で切断
した断面図における部材の図番は、図6においてかっこ
を付して示す。
【0028】ブレ補正レンズ枠6は、ブレ補正レンズ5
を保持するための枠である。ブレ補正レンズ枠6の外周
部には、図3に示すように、ばね464,465,46
6の一端をそれぞれ取り付けたばね掛け部6a,6b,
6cと、フック部6d,6eとが形成されている。ま
た、ブレ補正レンズ枠6の外周部には、図3に示すよう
に、位置センサ442,443のスリット部材424,
425と、図4に示すように、ボイスコイルモータ(V
CM)440,441のコイル412,416と、図4
及び図5に示すように、鋼球受け部材451,456,
461とが取り付けられている。
【0029】鋼球受け部材451,456,461は、
ブレ補正レンズ枠6が、光軸Iと垂直方向に駆動すると
きに、このブレ補正レンズ枠6の移動をガイドするため
の部材である。鋼球受け部材451,456,461
は、ブレ補正レンズ枠6の移動を円滑に行うことができ
るように、それぞれ鋼球450,455,460と接触
している。鋼球受け部材451,456,461は、鋼
球450,455,460よりも硬度の高い金属からな
る。
【0030】ベース枠407は、ブレ補正レンズ枠6及
びブレ補正レンズ5を駆動するボイスコイルモータ44
0,441、ガイド軸409、ばね464,465,4
66などからなるブレ補正レンズ駆動機構4を収納し保
護するための部材である。ベース枠407には、図4及
び図5に示すように、鋼球組み込み部407a,407
b,407cと、ばね464,465,466の他端を
それぞれ取り付けたばね掛け部407d,407e,4
07fと、軸410と、図4及び図6に示すように、ボ
イスコイルモータ440,441のヨーク415,41
9と、位置センサー442,443の受光素子(PS
D)421,423とが取り付けられている。
【0031】枠部材408は、ベース枠407に収納さ
れたブレ補正レンズ枠6及びブレ補正レンズ駆動機構4
を保護するための部材である。枠部材408の内側面に
は、図4及び図6に示すように、ボイスコイルモータ4
40,441のヨーク413,417と、位置センサ4
42,443の発光素子(LED)420,422とが
取り付けられている。
【0032】ガイド軸409は、ブレ補正レンズ枠6が
光軸Iと垂直方向に移動するときに、このブレ補正レン
ズ枠6をガイドするための部材である。ガイド軸409
は、図3において示すBX方向及びBY方向のいずれの
方向とも、直角以外の角度で交差するように、図中A方
向に配置されている。ガイド軸9には、フック部6d,
6eが摺動自在に係合している。
【0033】ガイドアーム410は、ガイド軸409の
ガイド方向(図中A方向)に対して、ブレ補正レンズ枠
6を平行に移動するための部材である。ガイドアーム4
10には、その両端部に屈曲部410a,410bが形
成されており、この屈曲部410a,410bにガイド
軸409が回転自在に支持されている。ガイドアーム4
10は、図5に示すように、ベース枠407側の端部が
回転自在(図中C方向)に軸411に支持されている。
このガイドアーム410が回転することにより、ブレ補
正レンズ枠6は、ガイド軸409のガイド方向(図中A
方向)と交差する方向(図中B方向)に移動する。
【0034】ボイスコイルモータ440,441は、図
3に示すように、ブレ補正レンズ枠6にそれぞれBX方
向とBY方向の力を与えることによって、このブレ補正
レンズ枠6を駆動するためのモータである。ボイスコイ
ルモータ440,441は、ブレ補正レンズ枠6に与え
る力の方向が異なる以外は同一構造である。図4に示す
ように、ボイスコイルモータ440は、ヨーク413
と、このヨーク413との間に磁界を形成する永久磁石
414と、ヨーク413と永久磁石414との間に配置
されたコイル412と、永久磁石414を固定するヨー
ク415とからなる。コイル412に電流が流れると、
ブレ補正レンズ5は、BY方向に沿って下方に推力PY
を受けて駆動し、コイル412に逆方向の電流が流れる
と、ブレ補正レンズ5は、逆方向(上方)の推力を受け
て駆動する。
【0035】位置センサ442,443は、それぞれブ
レ補正レンズ5のBY方向とBX方向の位置を検出する
ためのものである。位置センサ442,443は、いず
れも同一構造であり、位置センサ442を図6にしたが
って説明する。位置センサ442は、枠部材408に取
り付けられた発光素子420と、ベース部材407に取
り付けられた受光素子421と、発光素子420と受光
素子421との間に配置されたスリット部材424と、
このスリット部材424に形成されたスリット424a
とからなる。受光素子420から出射された光は、スリ
ット424aを通過し、受光素子421に達する。スリ
ット424aが移動をすると、このスリット424aを
通過し受光素子421に達する光の位置も移動をする。
受光素子421の出力信号は、光の位置の移動により変
化し、ブレ補正レンズ5のBY方向の位置は、この出力
信号の変化に基づいて検出する。
【0036】鋼球組み込み部407a,407b,40
7cは、鋼球450,455,460を保持するための
部材である。鋼球組み込み部407a,407b,40
7cは、図4及び図5に示すように同一構造であり、図
5にしたがって、鋼球組み込み部407aのみを説明す
る。鋼球組み込み部407aは、鋼球450と、鋼球組
み込み部407aからこの鋼球450を僅かに露出させ
た状態で収納するリテーナ部材453と、このリテーナ
部材453の底部に設けられた後述する鋼球受け部材4
52とからなる。
【0037】鋼球受け部材452は、鋼球450と接触
した状態により、この鋼球450を受け止めるためのガ
イド部材である。鋼球受け部材452は、鋼球450よ
りも硬度の高い金属からなる。鋼球受け部材452は、
鋼球450と点接触するように、平面状に形成すること
が好ましい。
【0038】図7は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置におけるロック機構の固定状態を示す断面図で
ある。図8は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装
置におけるロック機構の固定解除状態を示す断面図であ
る。図9は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置
におけるブレ補正モード切替スイッチ及びロックリング
を概略的に示す斜視図である。
【0039】ブレ補正モード切替スイッチ23は、ブレ
補正レンズ5の動作を複数の動作モードに切り替えるた
めのスイッチである。また、ブレ補正モード切替スイッ
チ23は、ブレ補正レンズ枠6が固定解除状態(図8に
示す状態)から固定状態(図7に示す状態)となるよう
に、後述するロックリング25を手動操作により回転し
復帰するための部材である。本発明の第1実施形態で
は、ブレ補正モード切替スイッチ23は、ブレ補正レン
ズ5によりブレ補正動作を行うON位置とブレ補正動作
を行わないOFF位置との間において切り替わる。ブレ
補正モード切替スイッチ23は、図1及び図7に示すよ
うに、カバー19の周方向にスライド自在に取り付けら
れている。ブレ補正モード切替スイッチ23には、カバ
ー19に形成された貫通孔19aを貫通し、ON位置と
OFF位置との間を移動する支持部23aが形成されて
いる。ブレ補正モード切替スイッチ23は、図8に示す
ように、ON位置からOFF位置まで手動により移動す
ることによって、後述するDCモータ32がロックリン
グ25を図中c方向に回転し復帰する動作と無関係に、
ロック部材29,30,31によりブレ補正レンズ枠6
を固定する。ブレ補正モード切替スイッチ23は、図7
に示すように、ブレ補正レンズ枠6が固定状態にあると
きには、ロックリング25とは無関係にON位置とOF
F位置との間で自由に移動することができる。
【0040】当接部材24は、ブレ補正モード切替スイ
ッチ23の切替動作と連動して、後述する連動部材12
5aと接触し、この連動部材125aとともにブレ補正
レンズ5をロックリング25により固定するための部材
である。当接部材24は、図9に示すように、ブレ補正
モード切替スイッチ23の支持部23aに取り付けら
れ、光軸Iと平行に延びた平行部24aと、この平行部
24aから直角に折り曲げられ、連動部材125aと当
接する当接部24bとからなるL字状の部材である。
【0041】ロックリング25は、図7から図9に示す
ように、c方向及びd方向に回転することによって、後
述するロック部材29,30,31によりブレ補正レン
ズ枠6を固定及び固定解除する部材である。ロックリン
グ25には、ロック部材29,30,31に設けられた
ピン29a,30a,31aが嵌まり込む略S字状のカ
ム溝25b,25c,25dと、後述するシーソーレバ
ー43の腕部43bと接触及び離間するピン25iと、
このシーソーレバー43を回転自在に支持する支軸25
jとが形成されている。ロックリング25の外周部に
は、後述する連動部材125aの支持部125bと、後
述するばね28の一端を取り付けるためのばね掛け部2
5eと、後述する検出スイッチSW4,SW5をON及
びOFFする突起部25eと、後述する係合レバー41
の爪部41aを掛け止めするとともに、この爪部41a
が乗り上げた状態でロックリング25を所定角度だけ回
転可能とする凸部25gと、後述するギヤ40と噛み合
うギヤ部25hとが形成されている。
【0042】ロック部材29,30,31は、ブレ補正
レンズ枠6の外周部と接触及び離間することにより、こ
のブレ補正レンズ枠6を固定及び固定解除する部材であ
る。ロック部材29,30,31は、図7及び図8に示
すように、光軸Iを中心として120度間隔を開けて配
置されている。ロック部材29,30,31は、その先
端部がブレ補正レンズ枠6の径方向に進退することによ
り、ブレ補正レンズ枠6の外周部と接触及び離間し、こ
のブレ補正レンズ枠6を固定及び固定解除する。ロック
部材29,30,31には、その長手方向と直交する方
向に突出したピン29a,30a,31aが形成されて
いる。
【0043】連動部材125aは、ブレ補正レンズ枠6
及びブレ補正レンズ駆動機構4の光軸I方向の移動位置
とは無関係に、ブレ補正モード切替スイッチ23の切替
動作と連動してロックリング25を回転する部材であ
る。連動部材125aは、図1及び図9に示すように、
光軸Iと平行に延びて形成されている。連動部材125
aには、一端が垂直に折り曲げられ、枠部材408に形
成されたストッパ部408aと接触することによって、
ロックリング25の回転量を規制する支持部125bが
形成されている。連動部材125aは、ブレ補正レンズ
枠6及びブレ補正機構4がズーミング動作によりe方向
に移動するときに、いかなる移動位置においても当接部
材24bと接触可能な長さを備えている。
【0044】ばね28は、図7に示すように、ロックリ
ング25が反時計方向(図中d方向)に回転するよう
に、このロックリング25を付勢する部材である。ばね
28は、その一端をロックリング25のばね掛け部25
eに取り付け、ばね掛け部25eに取り付けた側と反対
側の端部を、枠部材408に形成されたばね掛け部40
8aに取り付けている。ばね28は、係合レバー41の
爪部41aがロックリング25の凸部25gから外れる
動作と連動して、固定状態にあるブレ補正レンズ枠6が
固定解除状態となるように、蓄えられた弾性エネルギー
(機械的エネルギー)によりロックリング25を図中d
方向に回転する。
【0045】DCモータ32は、ロックリング25を図
中c方向に回転することによって、ブレ補正レンズ枠6
が固定解除状態から固定状態となるように、ロックリン
グ25を回転し復帰する部材である。また、DCモータ
32は、ロックリング25の凸部25gから係合レバー
41の爪部41aが外れるように、この係合レバー41
を回転する部材である。DCモータ32には、その出力
軸にギヤ33が取り付けられている。DCモータ32
は、ギヤ33と噛み合うギヤ34の大ギヤ34a、ギヤ
34の小ギヤ34bと噛み合うギヤ35の大ギヤ35
a、ギヤ35の小ギヤ35bと噛み合うギヤ36の大ギ
ヤ36a、ギヤ36の小ギヤ36bと噛み合うギヤ37
を介して、ギヤ37と噛み合う解除ギヤ38を回転す
る。また、DCモータ32は、ギヤ36の小ギヤ36b
と噛み合うギヤ39の下層ギヤ39bを介して、ギヤ3
9の上層ギヤ39aと噛み合うギヤ40も回転する。D
Cモータ32は、ロックリング25を図中c方向に回転
する動作と連動し、このばね28の付勢力に抗しつつ、
ばね28の弾性エネルギーを蓄える。DCモータ32
は、図2に示すように、CPU137に接続されてお
り、CPU145に接続された電源電池146から供給
される電力(電気的エネルギー)により回転する。
【0046】係合レバー41は、その爪部41aとロッ
クリング25の凸部25gとを係合及び係合解除するこ
とによって、このロックリング25によるブレ補正レン
ズ枠6の固定状態を保持及び保持解除する部材である。
係合レバー41には、爪部41aと、解除ギヤ38の解
除ピン38aと接触及び離間する腕部41bとが形成さ
れている。係合レバー41は、支軸41cに回転自在に
取り付けられており、ばね45により時計方向(図中矢
印方向)に付勢されている。
【0047】解除ギヤ38は、時計方向(図中矢印方
向)に回転することによって、係合レバー41を反時計
方向に回転し、係合レバー41の爪部41aとロックリ
ング25の凸部25gとの係合を解除するギヤである。
解除ギヤ38には、解除ピン38aと、後述する鉄片レ
バー42の係合腕部42cと係合及び係合解除するピン
38bとが、それぞれ紙面の裏側と表側とに形成されて
いる。解除ギヤ38は、支軸38cにより回転自在に支
持されている。
【0048】鉄片レバー42は、ギヤ36の軸受部36
cを中心として回転することによって、ギヤ39とギヤ
40との噛み合いを維持及び解除するクラッチ部材の一
部であるとともに、解除ギヤ38の回転を規制する部材
である。鉄片レバー42は、ギヤ36の軸受部36c
に、このギヤ36とは独立して回転可能に支持されてい
る。鉄片レバー42には、図7及び図8に示すように、
鉄片27aを先端部に取り付けた腕部42aと、シーソ
ーレバー43のフォーク部43aを移動自在に嵌め込
み、ギヤ39を回転自在に支持する腕部42bと、この
腕部42a,42bと軸受部36cにおいて分岐し、解
除ギヤ38のピン38bと先端部が係合及び係合解除す
る係合腕部42cとが形成されている。鉄片レバー42
は、その腕部42aに取り付けたばね44により、反時
計方向に回転するように付勢されている。図7に示すよ
うに、鉄片レバー42の鉄片27aとマグネット27と
が吸着(接触)していないときには、係合腕部42c
は、ピン38bと離れている。一方、図8に示すよう
に、鉄片レバー42の鉄片27aがマグネット27によ
り吸着されているときには、係合腕部42cは、解除ギ
ヤ38の外周部よりも内側に入り込み、ピン38bと接
触可能である。
【0049】ギヤ39は、ギヤ40との噛み合いを維持
及び解除することによって、DCモータ32からの回転
力をロックリング25に伝達及び伝達解除するクラッチ
部材の一部である。ギヤ39は、鉄片レバー42の腕部
42bに回転自在に支持されており、ギヤ36の小ギヤ
36bと噛み合いながら、この小ギヤ36bの回りを回
転する遊星ギヤである。ギヤ39は、外周部に切欠部3
90aが形成され、この切欠部390a以外の部分がギ
ヤ40と噛み合う上層ギヤ39aと、ギヤ40と噛み合
う下層ギヤ39bとからなる。図7に示すように、鉄片
レバー42の鉄片27aがマグネット27に吸着してい
ないときには、ギヤ39は、ギヤ40から離れ、このギ
ヤ40との噛み合いを解除する。一方、図8に示すよう
に、鉄片レバー42の鉄片27aとマグネット27とが
吸着(接触)しているときには、ギヤ39は、ギヤ40
と噛み合っている。
【0050】シーソーレバー43は、ロックリング25
のピン25iと接触することによって、ギヤ39とギヤ
40とを噛み合わせるクラッチ部材の一部であるととも
に、鉄片レバー42を時計方向に回転する部材である。
シーソーレバー43には、鉄片レバー42の腕部42b
に嵌まり込むフォーク部43aと、腕部43bとが形成
されている。図7に示すように、シーソーレバー43
は、その腕部43bがロックリング25のピン25iと
接触していないときには、鉄片レバー42を反時計方向
に回転し、上層ギヤ39をギヤ40から離している。一
方、図8に示すように、シーソーレバー43は、その腕
部43bがロックリング25のピン25iと接触してい
るときには、鉄片レバー42を時計方向に回転し、上層
ギヤ39をギヤ40と噛み合い可能としている。
【0051】検出スイッチSW4は、ロックリング25
の突起部25fと接触することによってONし、ブレ補
正レンズ枠6が固定状態であることを検出するスイッチ
である。
【0052】検出スイッチSW5は、ロックリング25
の突起部25fと接触することによってONし、ブレ補
正レンズ枠6が固定解除状態であることを検出するスイ
ッチである。
【0053】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置が組み込まれたレンズ鏡筒の動作をズーミング
動作とフォーカシング動作とに分けて説明する。 (ズーミング動作)図1に示す状態において、光軸I回
りにズーム環22が回転すると、このズーム環22の係
合部22aと係合するピン15aを取り付けたカム筒1
5は、ズーム環22と一体となって回転する。光軸I回
りにカム筒5が回転すると、このカム筒5に形成された
カム溝15b,15c,15d,15eは、それぞれ移
動自在に嵌め込まれたピン10a,16b,4a,11
aを押し出す。ピン10a,16b,4a,11aの端
部は、内側固定筒14の直進溝14aに移動自在に嵌ま
り込んでいる。このために、これらのピン10a,16
b,4a,11aを取り付けた1群レンズ移動筒16、
3群レンズ移動枠3、絞り部12、ブレ補正レンズ5、
ブレ補正レンズ枠6、ブレ補正レンズ駆動機構4及び5
群レンズ移動枠11は、光軸I回りに回転することなく
光軸I方向に移動し、ズーミング操作する。1群レンズ
移動筒16の雄ヘリコイドねじ部16aは、ヘリコイド
筒17の雌ヘリコイドねじ部17aと噛み合っているた
めに、1群レンズ移動枠8を取り付けたヘリコイド筒1
7は、1群レンズ移動筒16と一体となって光軸I方向
に移動する。連動部材125aは、ブレ補正レンズ枠6
及びブレ補正レンズ駆動機構4とともに光軸I方向に移
動するが、当接部材24bは、連動部材125aの光軸
I方向に延びた直線部分と当接可能である。
【0054】(フォーカシング動作)図1に示す状態に
おいて、光軸I回りに距離環21が回転すると、この距
離環21に形成されたピン部21aは、ヘリコイド筒1
7の係合部17cと接触する。そして、ヘリコイド筒1
7は、光軸I回りに回転する。ヘリコイド筒17の雌ヘ
リコイドねじ部17aは、1群レンズ移動筒16の雄ヘ
リコイドねじ部16aと噛み合っており、この1群レン
ズ移動筒16に設けられたピン16bは、内側固定筒1
4の直進溝14aに嵌まり込んでいる。したがって、1
群レンズ移動筒16は、光軸I回りに回転できずに、光
軸I方向のみに移動する。その結果、ヘリコイド筒17
は、1群レンズ移動筒16の雄ヘリコイドねじ部16a
と噛み合いながら光軸I回りに回転し、1群レンズ移動
枠8を取り付けたヘリコイド筒17は、光軸I方向に移
動しつつフォーカシング動作する。
【0055】つぎに、CPU137の動作を中心にし
て、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の動作を
説明する。図10は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置の動作を説明するフローチャートである。ステ
ップ(以下、Sとする)200において、カメラボディ
101のメインスイッチMSWがONすると、電源電池
146の電力がCPU101に供給され、CPU137
及びCPU145は、本フローをスタートする。なお、
以下の説明では、特に断りのある場合を除き、各ステッ
プは、CPU137にて行う。
【0056】S201において、CPU145は、半押
しスイッチSW1をONしているか否かを判断する。半
押しスイッチSW1がONしていればS202に進み、
半押しスイッチSW1がONしていなければ、CPU1
45は、半押しスイッチSW1がONするまで繰り返し
判断を続ける。
【0057】S202において、CPU137は、切替
スイッチSW3がONしているか否かを判断する。ブレ
補正モード切替スイッチ23のON及びOFFと連動す
る切替スイッチSW3が、ONしているときには、S2
03に進み、ONしていないときには、S211に進
む。
【0058】S203において、CPU137は、角速
度センサ131,134をONする。CPU137は、
CPU145からの半押しスイッチSW1のON信号に
基づいて、振動検出信号を出力するように角速度センサ
131,134に指示する。角速度センサ131,13
4は、カメラボディ101及びレンズ鏡筒102の振動
を検出し、振動検出信号を出力し、CPU137は、こ
の振動検出信号に基づいて、ブレ補正量を演算する。
【0059】S204において、CPU137は、ブレ
補正レンズ枠6の固定解除をDCモータ32に指示す
る。この固定解除動作については後述する。
【0060】S205において、CPU137は、ボイ
スコイルモータ440,441にブレ補正開始を指示す
る。図7に示すように、ロックリング25が時計方向
(図中d方向)に回転を開始すると、ロックリング25
の突起部25fは、検出スイッチSW4をOFFする。
CPU137は、検出スイッチSW4のOFF信号に基
づいて、ブレ補正開始信号を発生する。CPU137
は、算出したブレ補正量に基づいて、ボイスコイルモー
タ440,441にブレ補正制御信号を出力する。ボイ
スコイルモータ440,441は、ブレ補正開始信号に
基づいて、ブレ補正レンズ5を所定量だけ駆動し、ブレ
補正レンズ5は、ブレ補正を開始する。
【0061】図3に示す状態において、ボイスコイルモ
ータ440によりBY方向に沿って下方の推力PYをブ
レ補正レンズ枠6が受けると、ブレ補正レンズ枠6は、
この推力PYによりガイド軸409上を右下がりに移動
する。ガイドアーム410は、図5に示すように、軸4
11を中心として推力PYにより反時計回りに回転す
る。その結果、ガイド軸409は、ガイドアーム410
の回転により、図中B方向に平行移動する。ブレ補正レ
ンズ枠6は、鋼球450,455,460が光軸I方向
の移動を規制しているために、BX方向及びBY方向の
両方向に、ブレ補正レンズ5とともに移動する。そし
て、ブレ補正レンズ3は、光軸Iと直交する方向に移動
し、ブレを補正する。一方、図3に示す状態において、
ボイスコイルモータ441によりBX方向に沿って左向
きの推力PXを、ブレ補正レンズ枠6が受けると、ブレ
補正レンズ枠6は、この推力PXによりガイド軸409
上を左上がりに移動する。そして、ガイド軸409は、
その長手方向と直交する方向(図中B方向)に平行移動
する。ブレ補正レンズ枠6は、光軸Iと垂直な平面内の
任意の位置に移動することができる。なお、ブレ補正の
状態は、図示しないファインダーにて観察することがで
きる。
【0062】S206において、CPU137は、検出
スイッチSW5がONされているか否かを判断する。C
PU137は、ロックリング25の突起部25fが検出
スイッチSW5と接触し、ブレ補正レンズ枠6が固定解
除状態にあるか否かを判断する。検出スイッチSW5が
ONし、ブレ補正レンズ枠6が固定解除状態にあるとき
には、S211に進み、検出スイッチSW5がONして
いないときには、S208に進む。
【0063】S208において、CPU137は、ボイ
スコイルモータ440,441にブレ補正停止(A)を
指示する。図8に示す状態において、ブレ補正モード切
替スイッチ23がON位置からOFF位置まで移動する
と、その当接部24bは、ロックリング25の連動部材
125aと接触する。当接部24bは、連動部材125
aを押し上げながら、ロックリング25を図中c方向に
回転し、検出スイッチSW5は、ロックリング25が回
転を始めた直後にOFF動作する。ギヤ39の上層ギヤ
39aは、ギヤ40と噛み合う位置関係にあるが、ギヤ
40は、上層ギヤ39aの切欠部390aに対向してお
り、自由に回転することができる。また、係合レバー4
1の爪部41aは、ロックリング25の凸部25gに乗
り上げている。このために、ロックリング25は、反時
計方向(図中c方向)に自由に回転することができる。
ロックリング25のカム溝25b,25c,25dは、
ロック部材29,30,31のピン29a,30a,3
1aを案内し、ロック部材29,30,31は、ブレ補
正レンズ枠6に向かって移動する。その結果、ピン29
a,30a,31aの先端部は、ブレ補正動作中のブレ
補正レンズ枠6と接触し、このブレ補正レンズ枠6を強
制的に固定してしまう可能性がある。CPU137は、
撮影光学系全体の光軸Iとブレ補正レンズ5の中心とを
一致させるために、検出スイッチSW5のOFF信号に
基づいて、ブレ補正停止信号(センタリング動作開始信
号)を発生する。ボイスコイルモータ440,441
は、このセンタリング動作開始信号に基づいて、ブレ補
正レンズ枠6を駆動し、このブレ補正レンズ枠6をセン
タリング位置にて停止し保持する。
【0064】S209において、CPU137は、検出
スイッチSW5がONしているか否かを判断する。ブレ
補正モード切替スイッチ23のON位置からOFF位置
までの移動が中断され、ブレ補正モード切替スイッチ2
3がON位置に再び切り替わったときには、検出スイッ
チSW5がONし、S210に進む。一方、ブレ補正モ
ード切替スイッチ23がON位置とOFF位置との間で
停止したり、ブレ補正モード切替スイッチ23がOFF
位置に切り替わったときには、検出スイッチSW5は、
OFFであるために、S211に進む。
【0065】S210において、CPU137は、ボイ
スコイルモータ440,441にブレ補正開始を指示す
る。検出スイッチSW5がONしているときには、ブレ
補正レンズ枠6は、固定解除状態にある。CPU137
は、ブレ補正開始信号を発生し、ボイスコイルモータ4
40,441は、センタリング位置からブレ補正を再開
する。
【0066】S211において、CPU145は、半押
しスイッチSW1がONしたままであるか否かを判断す
る。半押しスイッチSW1がOFFしたときにはS21
2に進み、半押しスイッチSW1がONしたままである
ときにはS214に進む。
【0067】S212において、CPU137は、ボイ
スコイルモータ440,441にブレ補正停止(B)を
指示する。CPU137は、CPU145からの半押し
スイッチSW1のOFF信号に基づいて、ボイスコイル
モータ440,441にブレ補正停止信号を出力し、ボ
イスコイルモータ440,441は、ブレ補正レンズ5
を停止する。
【0068】S213において、CPU137は、ブレ
補正レンズ枠6の固定をDCモータ32に指示する。こ
の固定動作については後述する。
【0069】S214において、CPU145は、全押
しスイッチSW2がONしているか否かを判断する。半
押しスイッチSW1に続き全押しスイッチSW2がON
したときには、S215に進む。全押しスイッチSW2
がOFFしたときにはS211に戻り、CPU145
は、半押しスイッチSW1がONするか否かの判断をす
る。
【0070】S215において、CPU145は、露光
処理を指示する。CPU145は、図示しないシャッタ
機構部に駆動を指示し、シャッタ機構部は、シャッタを
開閉し撮影(露光)を行う。なお、CPU137は、角
速度センサ131,134に振動検出信号の出力を指示
するとともに、ボイスコイルモータ440,441にブ
レ補正レンズ5の駆動を指示し、ブレ補正レンズ5は、
露光中のブレを補正することもできる。
【0071】S216において、CPU145は、半押
しスイッチSW1がONしたままであるか否かを判断す
る。半押しスイッチSW1がOFFしたときにはS21
7に進み、半押しスイッチSW1がONしたままである
ときにはS219に進む。
【0072】S217において、CPU137は、ボイ
スコイルモータ440,441にブレ補正停止(B)を
指示する。CPU137は、CPU145からの半押し
スイッチSW1のOFF信号に基づいて、ボイスコイル
モータ440,441にブレ補正停止信号を出力し、ボ
イスコイルモータ440,441は、ブレ補正レンズ5
を停止する。
【0073】S218において、CPU137は、ブレ
補正レンズ5の固定をDCモータ32に指示する。この
固定動作については後述する。
【0074】S219において、CPU145は、全押
しスイッチSW2がONしているか否かを判断する。半
押しスイッチSW1とともに全押しスイッチSW2もO
Nしたときには、S215に戻る。S215において、
CPU145は、図示しないシャッタ機構部に露光処理
を指示し、引き続き撮影が行われる。全押しスイッチS
W2がOFFしているときにはS211に進み、半押し
スイッチSW1がONするか否かが判断される。
【0075】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置における固定解除動作を説明する。図11は、
本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の固定解除動
作を説明するフローチャートである。
【0076】S301において、CPU137は、検出
スイッチSW4がONしているか否かを判断する。CP
U137は、ロックリング25の突起部25fが検出ス
イッチSW4と接触し、ブレ補正レンズ枠6が固定状態
にあるか否かを判断する。検出スイッチSW4がONし
ているときには、ブレ補正レンズ枠6は、固定状態にあ
るために、S302に進む。検出スイッチSW4がON
していないときには、ブレ補正レンズ枠6は、固定解除
状態にあるために、リターンする。
【0077】S302において、CPU137は、ブレ
補正レンズ枠6の固定解除をDCモータ32に指示す
る。図7に示すように、ロック部材29,30,31の
ピン29a,30a,31aは、ブレ補正レンズ枠6の
外周部と接触し、このブレ補正レンズ枠6を固定してい
る。この状態では、ロックリング25の突起部25f
は、検出スイッチSW4をONしている。ばね28は、
ロックリング25が時計方向に回転するように付勢して
いるが、係合レバー41の爪部41aは、ロックリング
25の凸部25gに掛かり、ロックリング25の回転を
規制している。CPU137は、固定解除開始信号を発
生し、DCモータ32は、この固定解除開始信号に基づ
いて、解除ギヤ38を時計方向(図中矢印方向)に回転
する。鉄片レバー42は、ギヤ36の軸受部36cを中
心として、ばね44により半時計方向に付勢されている
ために、鉄片レバー42の係合腕部42cは、解除ギヤ
38のピン38bから離れている。このために、解除ギ
ヤ38の解除ピン38aは、係合レバー41の腕部41
bを押し退けて回転し、係合レバー41は、ばね45の
付勢力に抗して支軸41cを中心に反時計方向に回転す
る。その結果、係合レバー41の爪部41aは、ロック
リング25の凸部25gから外れる。ギヤ39は、ギヤ
40から離れているために、DCモータ32の回転は、
ロックリング25には伝達されない。このために、ロッ
クリング25は、ばね28の付勢力により時計方向(図
中d方向)に一気に回転し、ピン29a,30a,31
aは、カム溝25b,25c,25dにより案内され
る。その結果、ロック部材29,30,31は、ブレ補
正レンズ枠6の外周部から離れ、ブレ補正レンズ枠6の
固定を解除する。
【0078】S303において、CPU137は、検出
スイッチSW4がOFFしているか否かを判断する。ロ
ックリング25が僅かに回転すると、検出スイッチSW
4がOFFし、S304に進む。検出スイッチSW4が
OFFしていないときには、CPU137は、検出スイ
ッチSW4がOFFするまで繰り返し判断を続け、検出
スイッチSW4がOFFするまで、DCモータ32に解
除ギヤ38の回転を指示する。
【0079】S304において、CPU137は、DC
モータ32に固定解除停止を指示する。CPU137
は、固定解除停止信号を発生し、DCモータ32は、こ
の固定解除停止信号に基づいて、ショートブレーキにて
回転を停止しリターンする。
【0080】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置における固定動作を説明する。図12は、本発
明の第1実施形態に係るブレ補正装置の固定動作を説明
するフローチャートである。
【0081】S401において、CPU137は、検出
スイッチSW4がONしているか否かを判断する。CP
U137は、ロックリング25の突起部25fが検出ス
イッチSW4と接触し、ブレ補正レンズ枠6が固定状態
にあるか否かを判断する。検出スイッチSW4がOFF
のときには、ブレ補正レンズ枠6は、固定解除されてい
るために、S402に進む。検出スイッチSW4がON
しているときには、ブレ補正レンズ枠6は、固定されて
いるためにリターンする。
【0082】S402において、CPU137は、ボイ
スコイルモータ440,441にセンタリング動作を指
示する。CPU137は、検出スイッチSW4のOFF
信号に基づいて、センタリング動作開始信号を発生す
る。ボイスコイルモータ440,441は、撮影光学系
全体の光軸Iとブレ補正レンズ5の中心とが一致するよ
うに、このセンタリング動作開始信号に基づいて、ブレ
補正レンズ枠6を駆動する。その結果、このブレ補正レ
ンズ枠6は、センタリング位置にて停止する。
【0083】S403において、CPU137は、マグ
ネット27をONする。図8に示すように、ロック部材
29,30,31のピン29a,30a,31aは、ブ
レ補正レンズ枠6の外周部から離れ、このブレ補正レン
ズ枠6の固定を解除している。この状態では、ロックリ
ング25の突起部25fは、検出スイッチSW5をON
している。ばね28は、ロックリング25が時計方向に
回転するように付勢しているが、ロックリング25は、
その支持部125bを、枠部材408のストッパ部40
8aに接触し停止している。ロックリング25は、その
ピン25iがシーソーレバー43の腕部43bを押し上
げており、このシーソーレバー43のフォーク部43a
は、支軸25jを中心として反時計方向に回転してい
る。その結果、フォーク部43aに嵌め込まれた腕部4
2bは、ギヤ36の軸受部36cを中心として時計方向
に回転し、鉄片レバー42の腕部42aに取り付けられ
た鉄片27aは、マグネット27の吸着面と接触してい
る。また、鉄片レバー42の腕部42aが反時計方向に
回転することによって、ギヤ39の上層ギヤ39aは、
ギヤ40と噛み合い可能な位置に移動している。CPU
137は、固定開始信号を発生し、マグネット27に通
電する。マグネット27は、鉄片レバー42の鉄片27
aを吸着し、図8に示す状態でこの鉄片レバー42を保
持する。
【0084】S404において、CPU137は、DC
モータ32に固定開始を指示する。DCモータ32は、
CPU137から出力された固定解除開始信号に基づい
て、ギヤ40を時計方向に回転する。DCモータ32
は、ギヤ34,35,36,39,40を介してロック
リング25を回転する。ロックリング25は、その凸部
25gに係合レバー41の爪部41aを乗り上げた状態
を維持しつつ、反時計方向(図中c方向)に回転する。
その結果、ロック部材29,30,31のピン29a,
30a,31aは、カム溝25b,25c,25dに案
内され、ブレ補正レンズ枠6の外周部に向けて移動す
る。DCモータ32は、ばね28の付勢力に抗してロッ
クリング25を回転し、このロックリング25を図7に
示す状態まで復帰する。DCモータ32は、ロックリン
グ25を回転しつつ、このばね28の弾性エネルギーを
蓄える。DCモータ32は、図8に示すように、ギヤ3
4,35,36,37を介して解除ギヤ38も回転する
ために、解除ギヤ38は、時計方向(図中矢印方向)に
回転する。
【0085】S405において、CPU145は、半押
しスイッチSW1が再びONしたか否かを判断する。ロ
ックリング25をDCモータ32が回転しているとき
に、半押しスイッチSW1が再びONしなかったときに
は、S406に進み、半押しスイッチSW1が再びON
したときには、S411に進む。
【0086】S406において、CPU137は、検出
スイッチSW4がONしたか否かを判断する。検出スイ
ッチSW4がONしたときには、ブレ補正レンズ枠6
は、固定状態であるために、S407に進む。検出スイ
ッチSW4がOFFのときには、ブレ補正レンズ枠6
は、固定状態ではないために、S405に進む。そし
て、CPU137は、半押しスイッチSW1がONする
か否かを判断する。
【0087】S407において、CPU137は、タイ
マーをスタートする。CPU137は、ブレ補正レンズ
枠6の固定が完了する直前における検出スイッチSW4
のON信号に基づいて、内蔵されたタイマーをスタート
する。
【0088】S408において、CPU137は、タイ
ムアップしたか否かを判断する。タイムアップしたとき
には、ブレ補正レンズ枠6の固定が完全に完了している
ために、S409に進む。タイムアップしていないとき
には、CPU137は、タイムアップするまで判断を繰
り返す。
【0089】S409において、CPU137は、DC
モータ32に固定停止を指示する。DCモータ32は、
上層ギヤ39aと切欠部390aとが対向する範囲内で
回転を停止する。ピン29a,30a,31aは、ブレ
補正レンズ枠6の外周部と接触し、このブレ補正レンズ
枠6を固定する。係合レバー41の爪部41aは、図7
に示すように、ロックリング25の凸部25gに掛かり
ロックリング25を保持する。解除ギヤ38のピン38
bは、鉄片レバー42の係合腕部42cに掛かり、解除
ギヤ38の回転を規制する。
【0090】S410において、CPU137は、マグ
ネット27をOFFする。CPU137は、マグネット
27への通電を停止する。マグネット27は、鉄片レバ
ー42の鉄片27aの吸着を解除し、図7に示すよう
に、鉄片レバー42は、ギヤ36の軸受部36cを中心
として、ばね44の付勢力により反時計方向に回転す
る。その結果、鉄片レバー42の係合腕部42cは、解
除ギヤ38のピン38bから離れる。ギヤ39の上層ギ
ヤ39aは、鉄片レバー42とともに移動し、ギヤ40
との噛み合いを解除する。しかし、係合レバー41の爪
部41aは、ロックリング25の凸部25gに掛かって
いるために、ロックリング25を保持している。
【0091】S411において、CPU145は、全押
しスイッチSW2がONしているか否かを判断する。全
押しスイッチSW2がOFFしたときには、S412に
進み、直ちにブレ補正を開始する必要がある。半押しス
イッチSW1とともに全押しスイッチSW2もONした
ときには、S414に進む。
【0092】S412において、CPU137は、DC
モータ32に固定停止を指示する。CPU137は、固
定解除開始信号を発生し、DCモータ32の回転を逆通
電により停止する。その結果、ロックリング25の回転
が停止し、ブレ補正レンズ枠6の固定動作が中止する。
【0093】S413において、CPU137は、マグ
ネット27をOFFする。CPU137は、固定解除開
始信号に基づいて、マグネット27への通電を停止す
る。図7に示すように、鉄片レバー42は、ばね44の
付勢力により反時計方向に回転し、ギヤ39の上層ギヤ
39aは、鉄片レバー42とともに移動し、ギヤ40と
の噛み合いを解除する。係合レバー41の爪部41a
は、ロックリング25の凸部25gに乗り上げているた
めに、ロックリング25は、ばね28の付勢力により時
計方向(図中d方向)に一気に回転し、ブレ補正レンズ
枠6の固定を解除する。そして、S205に進み、ブレ
補正動作が開始される。
【0094】S414において、CPU137は、DC
モータ32に固定停止を指示する。CPU137は、全
押しスイッチSW2のON信号に基づいて、固定解除開
始信号を発生する。DCモータ32は、固定解除開始信
号に基づいて、ロックリング25の回転を停止し、ブレ
補正レンズ枠6の固定動作が中止する。
【0095】S415において、CPU137は、マグ
ネット27をOFFする。固定解除開始信号に基づい
て、マグネット27への通電をCPU137が停止する
と、ギヤ39の上層ギヤ39aとギヤ40との噛み合い
が外れる。係合レバー41の爪部41aは、ロックリン
グ25の凸部25gに乗り上げているために、ロックリ
ング25は、時計方向(図中d方向)に回転し、ブレ補
正レンズ枠6の固定を解除する。
【0096】S416において、CPU137は、ボイ
スコイルモータ440,441にブレ補正開始を指示す
る。ボイスコイルモータ440,441は、ブレ補正レ
ンズ5を所定量だけ駆動し、ブレ補正動作を開始する。
そして、S215に進み、CPU137は、露光処理を
指示する。
【0097】図13は、ブレ補正モード切替スイッチの
ストローク、ロックリングの回転及び検出スイッチのタ
イミングを示す図である。図13に示すように、ON位
置からOFF位置までブレ補正モード切替スイッチ23
が移動すると、ロックリング25は、ブレ補正モード切
替スイッチ23とともに図8に示す位置(固定解除位
置)から図7に示す位置(固定位置)まで回転する。ブ
レ補正モード切替スイッチ23の移動動作の初めにおい
ては、ブレ補正レンズ枠6は、固定解除状態である。検
出スイッチSW5は、ブレ補正レンズ枠6が固定解除状
態を維持している間にOFFする。検出スイッチSW5
がOFFした後に、ブレ補正レンズ枠6のセンタリング
動作が開始する。このために、ブレ補正モード切替スイ
ッチ23をON位置からOFF位置に操作していること
を、ブレ補正に影響なく検出することができる。検出ス
イッチSW4は、ブレ補正レンズ枠6の固定が完了する
直前にONする。
【0098】本発明の第1実施形態では、DCモータ3
2が解除ギヤ38を回転することによって、係合レバー
41の爪部41aをロックリング25の凸部25gから
外している。このために、ばね28の付勢力によりロッ
クリング25を一気に回転することができる。本発明の
第1実施形態では、DCモータによりロックリング25
を回転するときには、固定解除時間を約100ms程度
であるが、ロックリング25をばね28により回転する
ときには、固定解除時間を約10ms程度に短縮するこ
とができる。このために、ブレ補正レンズ枠6を非常に
短時間で固定解除することができるとともに、ブレ補正
を直ちに開始することができる。
【0099】本発明の第1実施形態では、ブレ補正レン
ズ枠6が固定状態にあるときに、解除ギヤ38のピン3
8bは、鉄片レバー42の係合腕部42cと接触し、解
除ギヤ38の回転を規制している。このために、ブレ補
正レンズ枠6を固定解除するときに、解除ギヤ38のス
タート位置が安定し、固定解除動作を素早く確実に行う
ことができる。
【0100】本発明の第1実施形態では、ブレ補正レン
ズ枠6を固定する動作の途中において、DCモータ32
及びマグネット27への通電を停止し、ギヤ39の上層
ギヤ39aとギヤ40との噛み合いを解除することがで
きる。そして、ばね28の付勢力によりロックリング2
5を一気に回転し、ブレ補正レンズ枠6の固定を解除す
ることができる。本発明の第1実施形態では、例えば、
ブレ補正レンズ枠6の固定動作中に全押しスイッチSW
2がONしたときに、ブレ補正レンズ枠6を直ちに固定
解除することができる。このために、ブレ補正レンズ枠
6の固定状態がいかなる状態にあっても、全押しスイッ
チSW2のON動作により、ブレ補正を素早く開始する
ことができる。
【0101】本発明の第1実施形態では、ブレ補正レン
ズ枠6が固定解除されている場合であって、ブレ補正モ
ード切替スイッチ23をON位置からOFF位置まで手
動操作したときには、ボイスコイルモータ440,44
1がブレ補正レンズ枠6をセンタリング位置で停止す
る。このために、ブレ補正レンズ枠6の駆動を速やかに
停止することができるとともに、ブレ補正レンズ枠6を
センタリング位置で保持することができる。そして、ロ
ック部材29,30,31のピン29a,30a,31
aにブレ補正レンズ枠6の外周部が接触し、ブレ補正制
御が不可能になるのを防止することができる。
【0102】本発明の第1実施形態では、ブレ補正モー
ド切替スイッチ23の切替動作と連動して、連動部材1
25aが当接部24bに接触し、ブレ補正レンズ枠6を
固定状態で保持することができる。また、連動部材12
5aと当接部24bとを接触した状態で保持することに
より、ブレ補正レンズ枠6の固定解除を確実に阻止する
ことができる。
【0103】本発明の第1実施形態におけるレンズ鏡筒
102では、レンズ鏡筒102側に電力を供給すること
ができない形式のカメラボディに装着されたときに、ブ
レ補正を行うことができない。本発明の第1実施形態で
は、ブレ補正モード切替スイッチ23のON位置からO
FF位置までの操作に連動して、ブレ補正レンズ枠6を
固定することができる。このために、ブレ補正レンズ枠
6を電源がなくても確実に固定することができる。
【0104】(他の実施形態)以上説明した実施形態に
限定されることはなく、本発明の技術思想によれば、種
々の変形又は変更が可能であり、それらも本発明の均等
の範囲内である。例えば、S208において、ブレ補正
レンズ枠6は、センタリング位置で保持されているが、
ボイスコイルモータ440,441によりブレ補正レン
ズ枠6の駆動を停止してもよい。また、検出スイッチS
W5がOFFした時点の位置に、ボイスコイルモータ4
40,441によりブレ補正レンズ枠6を保持してもよ
い。さらに、ブレ補正モード切替スイッチ23の切替動
作と連動して、ブレ補正レンズ枠6を固定状態で保持し
ているが、ブレ補正モード切替スイッチ23に代えて専
用の固定部材により固定してもよい。
【0105】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1記
載の発明によれば、保持部は、ブレ補正光学系を固定す
る固定部の固定状態を解除し、付勢部は、保持部の解除
動作と連動して、ブレ補正光学系が固定状態から固定解
除状態となるように、固定部を付勢するので、ブレ補正
光学系を非常に短時間で固定解除することができる。
【0106】請求項2記載の発明によれば、復帰部は、
ブレ補正光学系が固定解除状態から固定状態となるよう
に、固定部を復帰し、復帰部は、この復帰動作と連動し
て付勢部の付勢力を蓄えるので、ブレ補正光学系を固定
状態から固定解除状態とするための付勢力を、固定部を
復帰しながら蓄積することができる。
【0107】請求項3記載の発明によれば、付勢部は、
機械的エネルギーにより固定部を駆動するので、電源が
なくてもブレ補正光学系を固定状態から固定解除状態と
することができる。
【0108】請求項4記載の発明によれば、クラッチ部
は、固定部と復帰部とを切り離すことができるので、こ
の切り離し動作により、復帰動作中であってもブレ補正
光学系を固定状態から固定解除状態に素早くすることが
できる。
【0109】請求項5記載の発明によれば、保持部は、
固定解除開示信号に基づいて、固定部を保持解除するの
で、固定状態のブレ補正光学系を非常に短時間で固定解
除することができる。
【0110】請求項6記載の発明によれば、クラッチ部
は、固定開始信号に基づいて、固定部と復帰部とを接続
するので、ブレ補正光学系を固定解除状態から固定状態
に素早く復帰することができる。
【0111】請求項7記載の発明によれば、クラッチ部
は、固定解除信号に基づいて、固定部と復帰部とを切り
離すので、ブレ補正光学系を固定解除状態から固定状態
にする復帰動作中に、ブレ補正光学系を再び固定解除状
態とすることができる。
【0112】請求項8記載の発明によれば、固定状態判
定部は、ブレ補正光学系が固定解除状態であると判定す
るときには、ブレ補正開始信号発生部にブレ補正開始信
号を発生させ、駆動部は、このブレ補正開始信号に基づ
いて、ブレ補正光学系を駆動するので、固定解除状態に
あるブレ補正光学系により、ブレ補正を素早く開始する
ことができる。
【0113】請求項9記載の発明によれば、固定状態判
定部は、ブレ補正光学系が固定解除状態ではないと判定
するときには、ブレ補正停止信号発生部にブレ補正停止
信号を発生させ、駆動部は、このブレ補正停止信号に基
づいて、ブレ補正光学系を停止するので、固定解除状態
ではないブレ補正光学系の駆動を停止し、ブレ補正を素
早く停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置が組
み込まれたレンズ鏡筒を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のブ
ロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置を示
す断面図である。
【図4】図3のIV−IVA線で切断した断面図であ
る。
【図5】図3のV−V線で切断した断面図である。
【図6】図3のVI−VIA線で切断した断面図であ
る。
【図7】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
けるロック機構の固定状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
けるロック機構の固定解除状態を示す断面図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
けるブレ補正モード切替スイッチ及びロックリングを概
略的に示す斜視図である。
【図10】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の
動作を説明するフローチャートである。
【図11】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の
固定解除動作を説明するフローチャートである。
【図12】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の
固定動作を説明するフローチャートである。
【図13】ブレ補正モード切替スイッチのストローク、
ロックリングの回転及び検出スイッチのタイミングを示
す図である。
【符号の説明】
5 ブレ補正レンズ(4群レンズ) 6 ブレ補正レンズ枠 23 ブレ補正モード切替スイッチ 25 ロックリング 27 マグネット 27a 鉄片 28 ばね 29,30,31 ロック部材 32 モータ 39 ギヤ 41 係合レバー 41a 爪部 42 鉄片レバー 44 ばね 101 カメラボディ 102 レンズ鏡筒 137,145 CPU SW4,SW5 検出スイッチ I 光軸

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレを補正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系を固定又は固定解除する固定部と、 前記固定部の固定状態を保持又は保持解除する保持部
    と、 前記保持部の保持解除動作と連動し、前記ブレ補正光学
    系が固定状態から固定解除状態となるように、前記固定
    部を付勢する付勢部と、 を含むことを特徴とするブレ補正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記ブレ補正光学系が固定解除状態から固定状態となる
    ように、前記固定部を復帰する復帰部を備え、 前記復帰部は、復帰動作と連動して前記付勢部の付勢力
    を蓄積すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記付勢部は、機械的エネルギーにより前記固定部を駆
    動し、 前記復帰部は、前記付勢部の機械的エネルギーを蓄積す
    るとともに、電気的エネルギーにより前記固定部を駆動
    すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載のブレ補正
    装置において、 前記固定部と前記復帰部とを切り離し、前記ブレ補正光
    学系を固定解除状態とするクラッチ部を備えること、 を特徴とするブレ補正装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 固定解除開始信号を発生する固定解除開始信号発生部を
    備え、 前記保持部は、前記固定解除開始信号に基づいて、前記
    固定部を保持解除すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のブレ補正装置におい
    て、 固定開始信号を発生する固定開始信号発生部を備え、 前記クラッチ部は、前記固定開始信号に基づいて、前記
    固定部と前記復帰部とを接続すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のブレ補正装置におい
    て、 固定解除開始信号を発生する固定解除開始信号発生部を
    備え、 前記クラッチ部は、前記固定解除開始信号に基づいて、
    前記固定部と前記復帰部とを切り離すこと、 を特徴とするブレ補正装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部と、 前記ブレ補正光学系の固定状態を判定する固定状態判定
    部と、 ブレ補正開始信号を発生するブレ補正開始信号発生部と
    を含み、 前記固定状態判定部は、前記ブレ補正光学系が固定解除
    状態であると判定するときには、前記ブレ補正開始信号
    の発生を前記ブレ補正開始信号発生部に指示し、 前記駆動部は、前記ブレ補正開始信号に基づいて、前記
    ブレ補正光学系を駆動すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部と、 前記ブレ補正光学系の固定状態を判定する固定状態判定
    部と、 ブレ補正停止信号を発生するブレ補正停止信号発生部と
    を含み、 前記固定状態判定部は、前記ブレ補正光学系が固定解除
    状態ではないと判定するときには、前記ブレ補正停止信
    号の発生を前記ブレ補正停止信号発生部に指示し、 前記駆動部は、前記ブレ補正停止信号に基づいて、前記
    ブレ補正光学系を駆動停止すること、 を特徴とするブレ補正装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007034125A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Canon Inc 光学機器
US8295694B2 (en) 2006-03-07 2012-10-23 Nikon Corporation Vibration reduction device and camera
JP2017142545A (ja) * 2017-05-29 2017-08-17 株式会社ニコン 振れ補正カメラ、振れ補正レンズ及カメラシステム

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