JPH10254634A - 記憶装置および記憶装置の復旧手段 - Google Patents

記憶装置および記憶装置の復旧手段

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JPH10254634A
JPH10254634A JP9060515A JP6051597A JPH10254634A JP H10254634 A JPH10254634 A JP H10254634A JP 9060515 A JP9060515 A JP 9060515A JP 6051597 A JP6051597 A JP 6051597A JP H10254634 A JPH10254634 A JP H10254634A
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JP
Japan
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medium
media
spare
data
storage device
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Application number
JP9060515A
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English (en)
Inventor
Manabu Kitamura
学 北村
Takashi Oeda
高 大枝
Akira Yamamoto
山本  彰
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可搬媒体(メディア)の冗長アレイ構成を有す
るライブラリ装置において、メディア障害時に他のメデ
ィアへの処理を妨げないよう、回復時間を短縮する、も
しくは回復に使用する記録/再生装置の台数を最小限に
押える。 【解決手段】複数のメディア20で冗長アレイを構成す
るライブラリ装置において、予備のドライブ22に予備
メディアを常時装填しておき、メディア障害時には予備
メディアを格納庫21から搬送することなく迅速にデー
タ回復を行うことができる。あるいは、複数の記録/再
生装置のほかにディスク装置220などの不揮発記憶装
置を設けておき、メディア障害時はディスク装置220
を予備メディアとして使用することでこれに替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可搬記憶媒体を対
象とした可用性の高い記憶装置システムに関する。特
に、可用性向上のために、各構成要素に冗長性をもつ記
憶装置システムに関する。
【0002】
【従来の技術】発明に最も近い公知例として、以下に示
すPattersonの論文が知られている。
【0003】エー.シー.エム.シグモッドコンファレ
ンスプロシーディング,1988 年,6月, ページ109-116(D.
Patterson,et al:A Case for Redundant Arrays of Ine
xpensive Disks(RAID),ACM SIGMOD conference proceed
ing,Chicago,IL,June13,1988,pp.109-116) Pattersonの論文は、ディスクアレイ上のデー
タ配置に関する技術を開示したものである。
【0004】ディスクアレイとは、ディスクシステムの
高性能化、高信頼化を実現するための機構である。ディ
スクアレイでは、高性能化のために、物理的には複数の
ディスク装置を、処理装置に対しては1台のディスク装
置に見せかける。一方、高信頼化のために、データを格
納したディスク装置に障害が発生した場合、データの回
復を行うための冗長データを別のディスク装置に格納し
ておく。この冗長情報をもつディスクアレイのことをRA
ID と呼ぶ。
【0005】ここで説明されるRAIDシステム構成は
データ回復を可能にする複数の構成例が説明されてい
る。1つは"ミラーリング" といい、処理装置からの書
き込みデータの各ブロックを少なくとも2 つの別個のデ
ィスクドライブ上に書き込むことによって信頼性を向上
させる。
【0006】もう1つは"パリティ" を採用する。この
仕組みを簡単に説明すると次のようなものである。パリ
ティディスクシステムはライトするデータをビット、バ
イト、ないしは処理装置からの書き込み単位であるブロ
ックの大きさにn分割し、この分割した複数のデータを
それぞれ別のディスクドライブに書き込む。そして分割
した複数のデータの排他的論理和を計算することによっ
てパリティを作成し、データとは別のディスクドライブ
に書き込む。ライトデータをn個に分割した場合、それ
らのデータをd1,d2,...,dnとするとこの分
割したデータからパリティpを生成するには次の(1)
式に従って行い、パリティpの作成後に、d1,d
2,...,dnとpはそれぞれ別のディスクドライブ
に書き込まれる。
【0007】 p=d1(+)d2(+)...(+)dn.............. (1) ただし、(+)は、排他的論理和を表す。
【0008】このd1,d2,...,dnとpのデー
タの集合をパリティグループといい、pは常に(1)式
に従った値を保つよう、d1、d2、..., dnが更新
されると、それに伴い更新される。例えば既に書き込み
の行われた領域d1のみに別のデータDが上書きされた
場合でも、パリティpについて新規パリティPを算出し
て、DとともにPもディスクに書き込む必要性が出てく
る。その場合は次の(2)式によりパリティを算出し
て、DとPをディスクに書き込む操作をする。
【0009】 P=D(+)d1(+)p............................. (2) この時の、d1上の内容を「旧データ」、p上の内容を
「旧パリティ」、新規に書き込むデータDを「新デー
タ」、新規に書き込むパリティPを「新パリティ」と呼
ぶ。
【0010】これらRAIDにおいては、1 つのディス
クドライブが故障した場合でも、データの復旧が可能で
ある。"ミラーリング" では、同一データを含む少なく
とも1つの他のディスクドライブが存在するため、シス
テムは残りのディスクドライブで実行を継続でき、デー
タ再構成が可能である。"パリティ" では、任意の1つの
ディスクが故障した場合、そのデータは、残りのディス
ク上のデータの排他的論理和を計算することで復元でき
る。データの復旧における技術としては、米国特許49
14656号にて、冗長性を持つディスクアレイを複数
有する装置において、ディスク装置に障害が発生した
時、データを復元してシステムで管理している予備ディ
スク装置に書き込む技術が示されている。
【0011】計算機システムにおいて、ディスク装置以
外にしばしば用いられる記憶装置として、磁気テ−プ、
光記憶装置等がある。特に最近では、DVD(Digi
tal Video Disk)が注目されている。これ
らの記憶装置の特徴は、いずれも記憶媒体とR/W(R
ead/Write)装置が分離されており、記憶媒体
を任意のR/W装置に装填し、記憶媒体上のデ−タを読
み書きするという点である。一般にこれらの媒体は、可
搬媒体と呼ばれる。大規模計算機システムにおいては、
非常に多くの枚数の可搬媒体の管理を容易に実現するた
めに、ライブラリが導入される。ライブラリには、記憶
媒体、R/W装置に加えて、多くの枚数の記憶メディア
を収納する収納庫と、収納庫とR/W装置との間で、記
憶媒体を転送するロボットなどが含まれる。
【0012】計算機システムで扱うデ−タは、ますます
大規模化しているため、その可用性の向上に対するニ−
ズも非常に高い。したがって、上記のような可搬媒体で
構成される記憶装置システムにおいても、Patter
sonの論文で提案されているようなコンセプトを適用
することにより、高可用性を実現することは有効であ
る。
【0013】可搬媒体にこのようなコンセプトを適用し
た技術として、コムデックス96:DVD アプリケ−
ション(Alan E. Bell (IBM Research Division): DVD
Applications ,COMDEX 96 ,Nov.20,1996)がある。本文
献ではDVD、R/W装置、ロボット等から構成される
通常のライブラリを複数組み合わせて冗長性をもつRA
IL(Redundant Arrays of Inexpensive Libralies)
が提案されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】Pattersonの
論文で提案されているRAID システムの構成を可搬媒体
によるライブラリ装置に適用してデータの復旧を可能に
することは可能である。可搬媒体によるライブラリ装置
の場合、デ−タを記録した記憶メディアをミラーリン
グ、ないしはパリティにより冗長化してデータの復旧を
可能にし、信頼性を高めることができる。
【0015】ただし、メディアを冗長化することにより
データ復旧は可能になるが、その復旧には長い時間を要
する。とくにパリティによる冗長化を行う場合、復旧時
にはRAID を構成している全メディアの内容を読み出し
てパリティを計算し、予備メディアへと書き出す処理を
メディアの記憶領域全体に対して行う必要がある。
【0016】さらに、ライブラリ装置では、管理する多
くの枚数の記憶メディアに対し、R/W装置の数は圧倒
的に少ないのが普通である。そのため、通常ほとんどの
メディアは格納庫におかれ、メディアに対して読み出し
・書き込みが必要な時には、ロボットを使用して格納庫
からR/W装置にメディアを装填してから実際の読み出
し・書き込みを行う。ロボットを使用してメディアを装
置に装填し読み書き可能になるまでの時間を搬送時間と
呼び、この時間は通常のディスクアクセス時間に比べ長
時間かかる。ライブラリ装置におけるデータ復旧では、
障害の発生したメディアをR/W装置から排出、さらに
復旧したデータを書き込むための予備メディアをR/W
装置に装填するための搬送時間がかかり、さらに、デー
タを再生成する時間、すなわちパリティを再計算して予
備メディアにデータを再構築する時間の2 つの時間がか
かるため、メディアの復旧時間を短縮することが重要な
課題となる。
【0017】本発明の目的は、可搬媒体をベ−スとした
記憶装置システムにおいて、特に記憶メディア障害の復
旧処理時の、メディアの搬送時間を短縮する技術と、デ
ータの再生成時間を短縮する技術を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段を以下に述べる。
【0019】本発明における記憶システムは、複数の可
搬媒体と予備媒体を有し、複数の可搬媒体により、冗長
データを持つディスクアレイ(RAID)を複数構成
し、複数の記録/再生装置と予備の記録/再生装置、可
搬媒体を格納する格納庫と、可搬媒体を搬送する搬送装
置、記録/再生装置に装填された可搬媒体の情報を記憶
するテーブルを有する。
【0020】本記憶システムでは、可搬媒体に障害が発
生した場合、復旧に予備の記録/再生装置を使用する。
予備の記録/再生装置に予備媒体を常時装填した状態に
しておき、復旧時には、予備媒体の装填された予備記録
/再生装置を再生成したデータの書き込み先として使用
することで、障害の発生した媒体の排出、予備媒体の装
填における搬送時間を省略する。
【0021】さらに、上記記憶システムの復旧処理で
は、障害の発生した媒体を記録/再生装置から排出せず
に復旧処理に利用する。障害の発生した媒体に可読領域
が存在する場合、可読領域を読み出し、内容を予備記録
/再生装置に装填された予備媒体に書き込むことで、デ
ータ再生成の時間を短縮する。
【0022】あるいは、上記記憶システムに加え、可搬
媒体1 枚と同容量以上の記憶容量の補助記憶装置を有す
る記憶システムで、媒体に障害が発生した場合、再生成
した内容の書き出し先を補助記憶装置にすることで、障
害の発生した媒体の排出、予備媒体の搬送時間を省略す
る。
【0023】また、上記記憶システムで、障害の発生し
た媒体に可読領域が存在する場合、可読領域を読み出
し、内容を補助記憶装置に書き出すことで、データ再生
成の時間を短縮する。
【0024】
【発明の実施の形態】
(1)実施例1 図1に本発明を適用した記憶システムの構成例を示す。
記憶システムは制御装置1、データを格納する記憶装置
2から構成される。制御装置1は、ホストインタフェー
ス11を介してホスト3と接続され、ドライブインタフ
ェース12と搬送制御部13を介して記憶装置2と接続
される。さらに制御装置1内には、制御プログラムを実
行するプロセッサ14、制御プログラムを格納するRO
M15、制御するための制御用情報の記憶やライト・リ
ードデータの一時保存のバッファとして用いられるRA
M16、記憶システムで保有するメディアに関する情報
を記憶するNVRAM17、パリティを計算する専用ハ
ードウェアのパリティ生成部18を含んでいる。
【0025】記憶装置2は、メディア20とメディア2
0を格納する格納庫21、メディア20の再生/記録を
行うm 台のドライブ22、メディア20を格納庫21と
ドライブ22の間を搬送する搬送装置23、メディア2
0を記憶装置2に投入、または排出するための投入/排
出口24で構成される。
【0026】各ドライブ22には、1 〜m の通し番号を
つけて管理し、1 つのドライブ22には同時に1 つのメ
ディア20だけが装填可能である。m 台のうち、いくつ
かはドライブ障害に備えた予備ドライブで、予備ドライ
ブには未使用の予備メディアが常時装填される。本実施
例では予備メディアは1 台としている。
【0027】格納庫21は、メディア20を格納するラ
ック25の集合で構成されており、各ラック25につき
1 枚のメディア20が入り、各ラック25には1 〜L の
通し番号をつけて管理する。また、各メディア20は、
常に同じラック25に格納され、ラック番号h に格納さ
れるメディアにはラック番号と同じ通し番号をつけ、メ
ディアh と呼ぶ。
【0028】図2にて、本記憶システムのデータの格納
形式について説明する。実際の記憶装置2内のメディア
20には、ホストから送られてきたデータd1、d2、
d3、.... は、図2(b)のように1 組のRAID を構成
する各メディア20に分割、配置される。d1などの個
々のデータはホスト3からの書き込み単位でブロック2
7と呼ぶ。また、これ以降、実際の記憶装置2内のメデ
ィア20のことを物理メディア28と呼ぶ。また、p1
はd1、d2、d3、d4から生成されるパリティ(排
他的論理和の算出結果)であり、以下p2はd5、d
6、d7、d8から生成されるパリティ、p3はd9、
d10、d11、d12から生成されるパリティ....、
となる。d1、d2などのデータのブロックをデータブ
ロック、p1、p2などのパリティの置かれるブロック
をパリティブロックと呼ぶ。
【0029】また、パリティブロックを作成するために
必要なデータブロックと、パリティブロックの集合のこ
とをパリティグループ29と呼ぶ。
【0030】ただし、ホストからは、物理メディア28
をそれぞれ認識できるわけではなく、図2(a)のよう
な1 枚の論理的なメディアに連続的にデータブロックd
1、d2、.... だけが配置されており、この論理的な
メディアが複数存在しているように見える。この、ホス
トから見える論理的メディアを論理メディア26と呼
ぶ。
【0031】図3は、論理メディア26と物理メディア
28の対応をシステムで管理するためのマッピングテー
ブル30を示す。本記憶システムでは、システムで管理
する論理メディア26について、物理メディア28と同
様、1 〜k の通し番号をつけて管理している。各エント
リには論理メディア26の番号(以下、論理メディア番
号と呼ぶ)とそれに対応する全ての物理メディア28の
番号(以下、物理メディア番号と呼ぶ)が書かれてお
り、ホストから、ある論理メディア番号へのアクセスが
来ると、マッピングテーブル30を参照して、その論理
メディア番号に対応する物理メディア番号のメディアを
全て特定することができる。このマッピングテーブル3
0は、制御装置1のNVRAM17内に置かれる。
【0032】制御装置1のRAM16には、図4に示す
ような、ドライブ番号とその時各ドライブに装填されて
いる物理メディア番号の対応を記録したドライブ管理テ
ーブル40が置かれる。ドライブ管理テーブル40に
は、記憶システム内の全ドライブについてのエントリが
存在し、ドライブに物理メディア28が装填されている
時には、エントリに物理メディア番号が記録される。物
理メディア28が装填されていないドライブについて
は、ドライブ管理テーブル40に何も書かれない。
【0033】また、アクセス中の物理メディア28が障
害状態の場合、このエントリに「障害」を書き込む。予
備ドライブには常に予備メディアが格納されているた
め、ドライブ管理テーブル40には「予備」を書き込
み、予備メディアが装填されていることを示す。
【0034】次に、ホスト3から要求が来た時の処理の
流れを説明する。ホスト3は、対象の論理メディア26
にアクセスする前に、メディア20をドライブ22に装
填するマウント要求を出し、続いて読み出し/書き込み
の要求を出す。読み出し/書き込み処理が一通り終了す
ると、ドライブ22からメディア20を取り外して、格
納庫21に格納するアンマウント要求を出す。
【0035】図5で、マウント処理の流れを説明する。
ホスト3からマウント要求を出す際には論理メディア番
号を指定する。制御装置1ではマッピングテーブル30
を参照して論理メディア番号に対応する、全ての物理メ
ディア番号を割り出す(ステップ1001)。制御装置
1は物理メディア28をドライブ22に装填する際、ド
ライブ管理テーブル40を参照して、対象となる物理メ
ディア28が既にドライブ22に装填されているか調べ
(ステップ1002、ステップ1003)、装填されて
いない場合には、ドライブ管理テーブル40から他の物
理メディア28が装填されていないドライブ22を探索
し(ステップ1004)、そのドライブ22に物理メデ
ィア28を装填していく(ステップ1005)。物理メ
ディア28を装填するとドライブ管理テーブル40のエ
ントリに、装填した物理メディア28の番号を記録する
(ステップ1006)。全ての物理メディア28がドラ
イブ22に装填され、ドライブ管理テーブル40に物理
メディア番号が記録された時点で、制御装置1はホスト
3にマウント完了の報告を返却する(ステップ100
8)。
【0036】図6で、読み出し処理を説明する。読み出
し時に、ホスト3は論理メディア番号と、その論理メデ
ィア26上の読み出し位置、すなわち論理アドレスを指
定してくる。制御装置1では、論理メディア番号と論理
アドレスの組から、物理メディア番号とその物理メディ
ア28上の読み出し位置(物理アドレスと呼ぶ)の組に
変換する。この変換は固定的なもので、ROM15に変
換プログラムが書き込まれており、メディアへのアクセ
ス時はこの変換を行う(ステップ1101)。変換を行
った後、制御装置1はドライブ管理テーブル40から物
理メディア28に対応するドライブ22を特定して、そ
のドライブ内物理メディア28の物理アドレスのブロッ
クを読み出し(ステップ1102)、ホストへ返送す
る。
【0037】図7は、書き込み処理の説明である。書き
込み時は、読み込みと同様にホスト3から書き込み対象
データブロック(以下、これを新データと呼ぶ)の論理
メディア番号と論理アドレスが指定され、これを、物理
メディア番号と物理アドレス(以下、この物理メディア
番号と物理アドレスの組のことをデータアドレスと呼
ぶ)に変換する(ステップ1101)さらに、書き込み
時には新データのパリティグループに属するパリティブ
ロックの書かれている物理メディア番号と、物理アドレ
ス(以下、この物理メディア番号と物理アドレスの組の
ことをパリティアドレスと呼ぶ)も算出する(ステップ
1202)。この変換も固定的で、ROM15に書かれ
ている変換プログラムにより算出する。続いて、データ
アドレスのブロック(以下、旧データと呼ぶ)と、パリ
ティアドレスのブロック(以下、旧パリティと呼ぶ)を
RAM16に読み出す(ステップ1203、ステップ1
204)。ステップ1205でパリティ制御部18で旧
データ、旧パリティ、書き込みデータブロックからパリ
ティ(これを新パリティと呼ぶ)を計算し、ステップ1
206で書き込み対象データブロックをデータアドレス
に書き込み、ステップ1207で新パリティをパリティ
アドレスに書き込む。
【0038】次に、図8でアンマウント処理を説明す
る。アンマウント処理は、制御装置1が、マッピングテ
ーブル30を参照して論理メディア26に対応する物理
メディア28を特定(ステップ1001)、さらにその
物理メディア28の入っているドライブ22をドライブ
管理テーブル40から探索する(ステップ1002)所
まではマウント処理と同じである。後は、対象となる物
理メディア28を、全てドライブ22から対応する格納
庫21へと戻す(ステップ1303、1304)。
【0039】次に、物理メディア番号s 〜t をアクセス
している際、物理メディアu (s ≦u ≦t)に障害が発
生してアクセス不可能になった時の回復処理の手順を、
図9にて説明する。物理メディア28の障害を検知する
のは、そのメディアに対してアクセスを行っている時で
ある。ドライブ22が物理メディア28にアクセスでき
なくなると、制御装置1は回復処理に入る。
【0040】通常、物理メディア28の障害の場合、メ
ディア内の全領域がアクセス不可になることは稀で、物
理メディア28内でアクセス不可能なブロック27が、
記憶システムで定めた一定しきい値を越えた時点で障害
と判定される。そのため、障害と判定された物理メディ
ア(以下障害メディアと呼ぶ)でも、アクセス可能なブ
ロックも残されていることが多いので、本システムで
は、障害メディアから可能な限りブロックを読み出し予
備メディアへコピーする。
【0041】まず障害と判定された物理メディアu の回
復ポインタp を用意し、p=0 とする(ステップ200
1)。続いてドライブ22からブロックp を制御装置1
に読み出す(ステップ2002)。そのブロック27が
アクセス可能であれば(ステップ2003)、読み出し
たブロック27の内容を、予備ドライブに装填されてい
る予備メディアのブロックp にコピーする(ステップ2
004)。アクセス不可能であれば、そのパリティグル
ープに属する他の全ての物理メディアのブロックp を制
御装置1に読み出す(ステップ2005)。読み出すと
ともに、パリティ生成部18にて排他的論理和を計算し
(ステップ2006)、その計算結果を予備メディアへ
とコピーする(ステップ2007)。p がメディアの最
終ブロックでなければ、ステップ2002から繰り返
し、予備メディアへ回復データを再構築する(ステップ
2008、2009)。
【0042】なお、本回復処理中に読み出し要求が来
て、かつその読み出し対象ブロックが障害メディアに存
在する場合、ステップ2002を実行してみる。そのブ
ロックが読み出し不可の場合にはステップ2005、2
006を実行して他のメディアから内容を復元してホス
トに返却することで読み出し可能である。書き込み要求
が来た場合には、予備メディアに書き込みを行えば良
い。
【0043】メディア内データの回復が完了したら、予
備メディアを障害メディアu と切り替える(ステップ2
010)。切り替えはドライブ管理テーブル40の値を
書き換えることで対応する。障害メディアの入っている
ドライブ22については「障害」を書き込み、障害メデ
ィアの入っているドライブ22へのアクセスは禁止す
る。また、今まで予備メディアだったメディア20の入
っているドライブ22については、障害メディアのメデ
ィア番号u を付けて、予備ドライブを通常のドライブ2
2として使用し、障害メディアの入ったドライブ22を
予備ドライブとして扱うように、論理的に変更する。そ
の後、障害メディアを投入/排出口24から排出し、障
害メディアの入っていたドライブ22に別の予備メディ
アを装填し(ステップ2011)、ドライブ管理テーブ
ル40の内容を「予備」にして予備ドライブに切り替え
(ステップ2012)、本回復処理は終了する。
【0044】(2)実施例2 図10に本発明を適用した記憶システムの構成例を示
す。
【0045】記憶システムは制御装置1、データを格納
する記憶装置2から構成される。制御装置1は、ホスト
インタフェース11を介してホスト3と接続され、ドラ
イブインタフェース12と搬送制御部13を介して記憶
装置2と接続される。さらに制御装置1内には、制御プ
ログラムを実行するプロセッサ14、制御プログラムを
格納するROM15、制御するための制御用情報の記憶
やライト・リードデータの一時保存のバッファとして用
いられるRAM16、記憶システムで保有するメディア
に関する情報を記憶するNVRAM17、パリティを計
算する専用ハードウェアのパリティ生成部18を含んで
いる。
【0046】記憶装置2は、メディア20とメディア2
0を格納する格納庫21、メディア20の再生/記録を
行うm 台のドライブ22、メディア20を格納庫21と
ドライブ22の間を搬送する搬送装置23、メディア2
0を記憶装置2に投入、または排出するための投入/排
出口24で構成される。さらに、記憶装置2内に、メデ
ィア20の容量と同等、もしくはそれを越える容量の補
助ディスク装置220を保有する。このディスク装置に
替えて、フラッシュメモリなど、不揮発で、読み書き可
能な記憶装置を使用しても良い。
【0047】また、ドライブ22、物理メディア28、
論理メディア26、ラック25について、通し番号をつ
けて管理し、マッピングテーブル30、ドライブ管理テ
ーブル40をRAM16、NVRAM17に保持する点
は実施例1と同様である。
【0048】次に、補助ディスク装置220について説
明する。本記憶システムでは、補助ディスク装置220
をメディアの装填された1 つ以上のドライブとして取り
扱う。補助ディスク装置220の管理は図11のディス
ク管理テーブル230にて行う。
【0049】補助ディスク装置220は、メディア20
に障害が発生し、システムが復旧処理を行う際、復旧し
たデータを一時的に保管する記憶領域として使用する。
システムにドライブがj 台、補助ディスク装置220の
容量が物理メディアk 枚分の容量の場合、k 個のドライ
ブが存在するとみなし、補助ディスク装置220に対
し、ドライブ番号j+1,j+2,....j+k を割り当てる。
【0050】ディスク管理テーブル230の各エントリ
には、ドライブ管理テーブル40と同様、ドライブ番号
と物理メディア番号が存在し、加えて、補助ディスク装
置220上での開始アドレスと終了アドレスの組が記録
されている。開始アドレスから終了アドレスまでの領域
はメディア1 枚の容量に等しい。エントリに物理メディ
ア番号が記録されている時は、補助ディスク装置220
に物理メディア28の内容が書き込まれていることを示
し、記録されていない時は、その領域が未使用領域であ
ることを示している。実施例1 で、物理メディア番号か
ら、その物理メディア28の装填されているドライブ2
2を探索する時は、ドライブ管理テーブル40を参照し
たが、実施例2に置いては、ドライブ管理テーブル40
とディスク管理テーブル230の両方を参照して、対応
する物理メディア番号を検索する。
【0051】図12で、物理メディア番号s 〜t をアク
セスしている際、メディアu(s ≦u≦t)に障害が発生
してアクセス不可能になった時の回復処理の手順を説明
する。
【0052】まず障害メディアu に対する回復ポインタ
p を用意し、p=0 とする(ステップ3001)。続い
て、ディスク管理テーブル230を参照し、補助ディス
ク装置220の使用されていない領域を探し、障害メデ
ィアu に対する領域を割り当てる(ステップ300
2)。続いて、物理メディアu を先頭ブロックから読み
出す(ステップ3003)。そのブロックがアクセス可
能であれば、読み出したブロックの内容を、補助ディス
ク装置に書き込む(ステップ3005)。補助ディスク
装置への書き込み位置は、ディスク管理テーブルに記録
された開始アドレスとポインタp から、容易に算出でき
る。
【0053】また、障害メディアu の領域がアクセス不
可能であれば、そのパリティグループに属する他の全て
の物理メディアのブロックp を制御装置1に読み出す
(ステップ3006)。読み出すとともに、パリティ生
成部18にて排他的論理和を計算し(ステップ300
7)、その計算結果を補助ディスク装置220へとコピ
ーする(ステップ3008)。p がメディアの最終ブロ
ックでなければ、ステップ3003から繰り返し、補助
ディスク装置220へ回復データを再構築する(ステッ
プ3009、3010)。
【0054】障害メディア内データの回復が完了した
ら、補助ディスク装置220を障害メディアu と切り替
えて使用開始する(ステップ3011)。切り替えは実
施例1と同様、ドライブ管理テーブル40の値を書き換
えることで対応する。
【0055】データの回復が終了したら、障害メディア
u を投入/排出口24から排出し、ドライブ管理テーブ
ル40の障害メディアu の領域を空欄にする(ステップ
3012)。
【0056】その後、補助ディスク装置220から、予
備メディアへ内容を全てコピーすることで回復が完了す
る(ステップ3013)が、このコピーは必ずしもステ
ップの後すぐ行う必要はない。コピーを行うまでの間に
ホスト3からの読み出し/書き込み要求が来た場合に
は、補助ディスク装置220を物理メディアu と見なし
て使用しておけば良く、コピーはメディアu へのアクセ
スが来なくなった時、例えば、回復処理を行ったメディ
アの属する論理メディア26のアンマウント要求が来
て、その論理メディア26に属する物理メディア28を
すべて格納庫21へ戻す時などに行えば良い。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、予備ドライブにあらか
じめ予備メディアが装填されている、もしくは予備メデ
ィアに変わる補助ディスク装置を用意しているため、メ
ディアに障害が発生した場合に、すぐに予備メディアな
いしは補助ディスク装置にデータを復旧することが可能
で、メディア搬送時間を短縮できる。さらに、障害の発
生したメディアから読み出し可能な範囲についてはデー
タを読み出して、予備メディアないしは補助ディスク装
置にコピーするため、データ復旧の処理を早めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記憶システムの構成例を示す
図。
【図2】メディアへのデータとパリティの配置の一例を
示す図。
【図3】マッピングテーブルの構成を示す図。
【図4】ドライブ管理テーブルの構成を示す図。
【図5】マウント処理の流れを示す図。
【図6】読み出し処理の流れを示す図。
【図7】書き込み処理の流れを示す図。
【図8】アンマウント処理の流れを示す図。
【図9】回復処理の流れを示す図。
【図10】本発明を適用した記憶システムの構成例(実
施例2)を示す図。
【図11】ディスク管理テーブルの構成を示す図。
【図12】回復処理の流れを示す図。
【符号の説明】
1:制御装置、2:記憶装置、3:ホスト、11:ホストイ
ンタフェース、12:ドライブインタフェース、13:搬送
制御部、14:プロセッサ14、15:ROM、16:RA
M、17:NVRAM、18:パリティ生成部、20:メディ
ア20、21:格納庫、22:ドライブ、23:搬送装置、2
4:投入/排出口、25:ラック、26:論理メディア、2
7:ブロック、28:物理メディア、29:パリティグルー
プ、30:マッピングテーブル、40:ドライブ管理テーブ
ル、220:補助ディスク装置、230:ディスク管理テーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/18 570 G11B 20/18 570Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ及び誤り訂正データを格納する複数
    の可搬記録媒体と、該記録媒体の予備可搬記録媒体と、
    該可搬記録媒体の記録/再生を行う複数の記録/再生装
    置と、該記録/再生装置の予備装置と、可搬記録媒体を
    格納する格納庫と、可搬記録媒体を格納庫と記録/再生
    装置間で搬送する搬送装置を有する記憶装置において、
    予備装置は予備記録媒体を常時装填した状態にしてお
    き、可搬記録媒体の障害時に、予備可搬記録媒体を装填
    した予備装置を復旧に使用することを特徴とする記憶装
    置および障害復旧手段。
  2. 【請求項2】請求項1記載の障害復旧手段は、障害の発
    生した可搬記録媒体に読み出し可能な範囲が存在する場
    合、読み出し可能な範囲から内容を読み出して予備可搬
    記録媒体へ複写することで、障害の発生した可搬記録媒
    体の内容を再構成することを特徴とする障害復旧手段。
  3. 【請求項3】請求項1記載の記憶装置に加え、1 つの可
    搬記録媒体と同量以上の容量を持つ補助記憶装置を有す
    る記憶装置システムにおいて、可搬媒体の障害時に、該
    記憶装置に障害の発生した可搬記録媒体の内容を、補助
    記憶装置に再構成することを特徴とする記憶装置および
    障害復旧手段。
  4. 【請求項4】請求項3記載の障害復旧手段は、障害の発
    生した可搬記録媒体に読み出し可能な範囲が存在する場
    合、読み出し可能な範囲から内容を読み出して補助記憶
    装置へ複写して、障害の発生した可搬記録媒体の内容を
    再構成することを特徴とする障害復旧手段。
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