JPH10254865A - 通信制御方法およびその方法を用いたサーバシステムならびにデータベース使用の通信システム - Google Patents

通信制御方法およびその方法を用いたサーバシステムならびにデータベース使用の通信システム

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JPH10254865A
JPH10254865A JP9082179A JP8217997A JPH10254865A JP H10254865 A JPH10254865 A JP H10254865A JP 9082179 A JP9082179 A JP 9082179A JP 8217997 A JP8217997 A JP 8217997A JP H10254865 A JPH10254865 A JP H10254865A
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JP9082179A
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English (en)
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Yasuhisa Watanabe
泰久 渡辺
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアントに検索結果を速やかに提供す
る。 【解決手段】 仮名漢字変換処理用の辞書を保持するサ
ーバ2に対し、クライアント1から変換対象の仮名の変
換候補を求める要求情報を送信する。クライアント1側
の処理部4では、この要求情報の送信からサーバからの
応答情報の受信が完了するまでの応答時間を保持してお
り、つぎの要求情報の送信時に、前回の応答時間が所定
の規定値を越えていれば、分割要求送信フラグがセット
された候補要求情報を送信する。サーバ2側の変換処理
部9は、このフラグのオン設定を受けて、該当する変換
候補を使用頻度の高い順に所定数だけ抽出し、クライア
ント1に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、LANのように複数
のクライアントからデータベースを保有するサーバにア
クセスして前記データベースより必要な情報を入手する
クライアント・サーバ・システムや、インターネットの
ように仮想の情報空間内に大規模なデータベースを保有
するネットワークシステムに関連する技術であって、殊
にこの発明は、クライアントが要求するデータを効率よ
く取得するための通信制御方法およびシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のクライアント・サーバ・システム
では、クライアント側からユーザーの入力した検索条件
がサーバに送信されると、サーバはこの検索条件を用い
てメモリ内のデータベースを検索し、その検索結果を検
索条件の送信元のクライアントに返送する。
【0003】また近年、利用者が急速に増加しているイ
ンターネットなどのネットワークシステムでは、所定の
加入者のコンピュータ内に保持される情報とその加入者
に与えられたアドレスとが対応づけられて、ネットワー
クの広がる空間全体内に大規模なデータベースが構築さ
れている。加入者は、必要とする情報に対応するアドレ
スを通信回線に送出することにより、その情報源のコン
ピュータに接続して前記情報を取得することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のクライアント・
サーバ・システムでは、サーバはデータベースより抽出
したすべての検索結果をクライアントに返送するので、
サーバにアクセスするクライアントの数が多くなるほ
ど、通信回線が混雑してサーバ,クライアント双方の送
受信処理系にかかる負荷が増大する。また同時にサーバ
側の検索処理にかかる負荷も増大するので、クライアン
ト側では、必要な検索結果を速やかに得られなくなり、
処理効率が著しく低下する。
【0005】この問題は、ネットワーク全体がデータベ
ースを保持するサーバとして機能するネットワークシス
テムにおいても同様であって、通信回線にアクセスする
利用者が増加するほど、各利用者が情報を取得するまで
に要する時間が増加し、処理効率が低下する。
【0006】この発明は上記問題点に着目してなされた
もので、クライアントが要求情報を送信してから検索結
果を得るまでの処理時間が長くなる場合に、この要求情
報に対する検索結果のうち、クライアントにとって重要
度の高い情報のみを抽出して送信することにより、クラ
イアントに検索結果を速やかに提供することを技術課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術課題を解決する
ための方法として、データベースを保持するサーバにお
いて、クライアントからデータベースから取り出すべき
情報を特定するための要求情報を受信したとき、クライ
アントが前記要求情報を送信してからその要求情報に応
じた検索結果を得るまでに要する処理時間が長くなるか
否かを判断し、長くなると判断したときには前記検索結
果を構成する要素のうち所定の基準に基づく優先順位ま
での要素を前記クライアントに送信するようにしてい
る。
【0008】また上記方法を実施するシステムとして、
データベースと、クライアントから前記データベースか
ら取り出すべき情報を特定するための要求情報を受信す
るための受信手段と、前記受信手段により受信された要
求情報を用いて前記データベースを検索する検索手段
と、前記クライアントが要求情報を送信してから検索結
果を得るまでに要する処理時間の状態を判定する判定手
段と、前記判定手段の判定結果に応じて、前記検索手段
による検索結果を構成する各要素から所定の基準に基づ
く優先順位までの要素を抽出する抽出手段と、前記抽出
手段により抽出された各要素をクライアントに送信する
送信手段とを具備するサーバシステムを開示している。
【0009】さらにデータベースを保持するサーバとク
ライアントとから成る通信システムにおいて、上記方法
を実現するための構成として、クライアント側に、サー
バに対し、前記要求情報を送信する送信手段を具備させ
るとともに、サーバ側に、クライアントから送信された
要求情報を用いて前記データベースを検索する検索手段
と、前記クライアントが要求情報を送信してから検索結
果を得るまでに要する処理時間の状態を判定する判定手
段と、前記判定手段の判定結果に応じて、前記検索手段
による検索結果を構成する各要素から所定の基準に基づ
く優先順位までの要素を抽出する抽出手段と、前記抽出
手段により抽出された各要素をクライアントに送信する
送信手段とを具備したシステムを開示している。
【0010】ここで上記構成要件に含まれるつぎの用語
について定義する。 (1)データベース 複数のデータを体系的に整理して記憶し、要求者が所定
の条件を与えたとき、その条件に応じた適切なデータを
読み出して要求者に返送する情報システムである。例え
ば仮名漢字変換処理用の辞書,所定の検索条件に対応す
る検索結果を蓄積する情報システム,所定のアドレスに
格納された情報を読み出すことのできる情報システムな
どが、これに該当する。
【0011】(2)処理時間の状態 クライアントがサーバに要求情報を送信してから検索結
果を得るまでに要する処理時間の長短を判断するために
利用できる情報である。この概念には、勿論、処理時間
そのものの長さを示す情報も含まれるが、さらに処理時
間の長短に影響を与える処理系や通信系の状態パラメー
タ(例えばサーバにアクセスしているクライアントの
数、サーバ側での処理件数、クライアントがサーバに接
続されるまでに試みたアクセス回数など)も含まれる。
【0012】(3)優先順位 データベースより要求情報に適合するものとして抽出さ
れた各要素について、所定の評価基準に基づき付与され
た順位、またはその順に直接対応する数値を意味する。
【0013】
【作用】請求項1,7,11の発明では、サーバがクラ
イアントからの要求情報を受信したとき、このサーバ側
で、クライアントがこの要求情報を送信してから検索結
果を得るまでに要する処理時間が長くなると判断する
と、その要求情報に対する検索結果の中からある優先順
位までの要素をクライアントに送信する。したがってク
ライアントは、全ての検索結果を受信する場合よりも短
い時間で、重要度の高い検索結果を得ることができる。
【0014】請求項2,8,12の発明では、仮名漢字
変換処理のための辞書をデータベースとして保持するサ
ーバにおいて、クライアントから変換対象とする仮名が
送信されたとき、サーバ側でクライアント側の処理時間
が長くなると判断すると、この仮名に対する変換候補の
うち使用頻度が高いものから順に所定の順位までの変換
候補を抽出し、クライアントに送信する。
【0015】請求項3,9,13の発明では、クライア
ントから所定の検索条件を示す検索式が送信されたと
き、サーバはクライアント側の処理時間が長くなると判
断すると、この検索条件に適合する要素のうちその適合
度の高いものから順に所定の順位までの要素を抽出し、
クライアントに送信する。
【0016】請求項4,10,14の発明では、先頭部
分に重要情報を有するテキストデータのデータベースを
保持するサーバに対し、クライアントから所定のテキス
トデータの読出しを指示する情報が送信されたとき、サ
ーバ側でクライアント側の処理時間が長くなると判断す
ると、指示されたテキストデータを構成する各文字のう
ち、テキストの先頭部分からの位置に近いものから順に
所定の位置までの文字が抽出され、クライアントに送信
される。
【0017】請求項5,15の発明では、サーバは、ク
ライアント側で生成された識別情報を用いて処理時間が
長くなるか否かを判別するので、クライアント側での実
際の検索結果の取得状況に応じた判別が可能となる。
【0018】請求項6,16の発明では、優先的に抽出
された検索結果を取得したクライアントから再度同じ要
求情報が送信されたとき、先の優先順位より後の順位の
要素が送信される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる3つの実
施例を順を追って説明する。まず第1の実施例は、サー
バ側に仮名漢字変換処理のための辞書を保持させてお
き、各クライアントからサーバに変換対象とする仮名を
送信してその仮名に対応する変換候補の返送を受けるク
ライアント・サーバ・システム(以下これを「仮名漢字
変換システム」という)を示す。
【0020】つぎの第2の実施例は、サーバ側にファジ
イ推論演算のためのデータベースを保持させておき、各
クライアントからサーバに検索条件式を送信してその条
件に適合する検索結果の返送を受けるクライアント・サ
ーバ・システム(以下これを「ファジイ検索システム」
という)を示す。
【0021】さらに第3の実施例は、インターネットの
WWWブラウザを用いてネットワーク内の所定のコンピ
ュータにアクセスし、そのコンピュータ内に記憶された
テキストデータを読み出すシステム(以下これを「テキ
ストデータ通信システム」という)を示す。
【0022】
【実施例】
(1)仮名漢字変換システム 図1は、この実施例にかかる仮名漢字変換システムの概
略構成を、1台のクライアント1とサーバ2との関係に
限定した形で示すもので、クライアント1側のコンピュ
ータ本体には、入力部3,処理部4,送受信部5,候補
バッファ6,出力部7などが、サーバ2側のコンピュー
タ本体には送受信部8,変換処理部9などが、それぞれ
含まれている。
【0023】前記クライアント1側の入力部3は、図示
しないキーボードからの入力を受け付けるためのもの
で、処理部4は、その入力内容を認識して後記する一連
の制御を実行する。送受信部5はサーバ2との通信に用
いられるもので、候補バッファ6には、サーバ2からの
送信データが一時的に格納される。また出力部7は、前
記入力部3による入力内容や漢字変換結果などをモニタ
に表示するためのものである。
【0024】クライアント1側で、ユーザーがキーボー
ドを操作して変換対象とする仮名を入力すると、処理部
4は、その入力内容を認識して後記する候補要求情報を
作成した後、この情報を送受信部5を介してサーバ2側
に送信する。サーバ2の変換処理部9は、各仮名毎の変
換候補をそれぞれ使用頻度順に格納する辞書を保持して
おり、クライアント1からの候補要求情報の受信に応じ
てその情報内に含まれる仮名をキーとして前記辞書を検
索する。この後、変換処理部9は、前記検索結果を示す
応答情報を作成し、これを候補要求元のクライアント1
へと返送する。なお前記サーバ2とクライアント1間で
の通信は、パケット交換方式により行われる。
【0025】この実施例では、各クライアント1におけ
る仮名漢字変換処理が迅速になされるように、クライア
ント1が仮名を送信してからその変換候補を受け取るま
での時間(以下これを「応答時間」という)が所定の基
準値を越えた場合、つぎの変換処理時には、クライアン
ト1からサーバ2に送信する候補要求情報にフラグをセ
ットして、送信対象となる変換候補の一部のみを抽出し
て送信することを要求するようにしている(以下このフ
ラグを「分割送信要求フラグ」という)。サーバ2は、
この分割送信要求フラグがセットされた候補要求情報を
受信したとき、前記辞書より検索された変換候補を使用
頻度の高いものから順に所定の情報量分だけ抽出し、こ
の抽出結果を含む応答情報をクライアント1側に返送す
る。
【0026】クライアント1の処理部4は、返送された
応答情報の内容を候補バッファ6に格納するとともに、
この候補バッファ6に記憶された変換候補の一覧を前記
出力部7を介してモニタに表示させる。ユーザーはこの
表示画面を見て所望の変換候補を選択し、前記仮名をこ
の変換候補に変換する確定操作を実施する。
【0027】図2は、前記クライアント1の候補バッフ
ァ6の記憶内容の一例を示すもので、「へんこう」とい
う仮名に対する変換候補として、3個の候補(図中「変
更」「偏向」「偏光」)が記憶されている。
【0028】図中、各変換候補に対応づけられた候補番
号は、その候補の使用頻度の順序に対応するもので、こ
こでは若い番号ほど使用頻度が高くなる。また未取得候
補番号は、各変換候補とともにサーバ2から送信された
もので、前記仮名についてクライアント1がまだ取得し
ていない変換候補のうち、次に取得すべき候補(すなわ
ち未取得の候補のうち最も使用頻度の高い候補)に対応
する候補番号を示す。
【0029】図3は、前記「へんこう」という仮名に対
し、サーバ2より対応するすべての変換候補が送信され
た場合の候補バッファ6のデータ構成を示すもので、前
記図2の各候補にさらに未取得であった第4の候補が追
加されるとともに、未取得候補番号が、未取得候補がな
くなったことを示すデータ「−1」に更新されている。
なおサーバ2からの応答情報が記憶されていない状態下
では、候補バッファ6には、前記未取得候補番号として
「0」が記憶される。
【0030】図4は、前記クライアント1の処理部4に
よる一連の制御手順を示し、図5は前記図4のステップ
6の詳細な手順を示す。以下、前記図2,3に示した
「へんこう」という仮名入力が行われた場合を想定し
て、クライアント1側での漢字変換処理の詳細を説明す
る。なお説明の都合上、ここでは図2の各手順をステッ
プ1〜10(図中「ST1」〜「ST10」で示す)、
図3の各手順をステップ6−1〜6−10として示すこ
とにする。
【0031】まずクライアント1側で、ユーザがキーボ
ードを操作すると、図4のステップ1が「YES」とな
り、処理部4は、つぎのステップ2でこのキー操作によ
る入力内容を解釈する。
【0032】例えば、前記仮名「へんこう」の最初の文
字「へ」が入力された場合には、ステップ3,9がとも
に「NO」となってステップ10へと移行し、処理部4
は、この入力に応じた処理、すなわち操作したキーに対
応する仮名をモニタ画面上に表示する処理などを実行し
た後、ステップ1へと戻る。
【0033】以下、「へ」「ん」「こ」「う」という一
連の文字列の入力が完了するまで上記のループが繰り返
された後、つぎの段階でユーザがスペースキーなど漢字
への変換指定キーを操作すると、ステップ9が「YE
S」となり、処理部4はステップ6の変換候補の取得処
理へと移行する。
【0034】ここで図5を用いて、このステップ6の詳
細な手順を説明する。まず処理部4は、ステップ6−1
で、前回この変換候補の取得処理を実行したときに得ら
れた応答時間Tをチェックする。この応答時間Tは、前
記したように、サーバ2に変換候補を要求してから実際
に変換候補を取得するまでに要した時間であって、直前
の処理における応答時間Tが所定の基準値を上回る場
合、処理部4は、前記分割送信要求フラグをオン設定す
る(ステップ6−2,6−3)。
【0035】さらに処理部4は、前記候補バッファ6の
未取得候補番号を読み出して前記パケットにセットした
後、さらにこのパケットに変換対象の仮名「へんこう」
と前記分割送信要求フラグとをセットして候補要求情報
の作成を完了する(ステップ6−4)。
【0036】つぎに処理部4は、ステップ6−5で、現
在時刻t0 を取り込んで内部のメモリに記憶した後、続
くステップ6−6で前記候補要求情報を構成するパケッ
トをサーバ2に送信する。
【0037】この送信に対し、サーバ2から応答情報が
返送されてきたとき、ステップ6−7が「YES」とな
り、処理部4は、つぎのステップ6−8でこの情報受信
の完了時刻をtr とおいた後、この時刻tr と前記候補
要求情報の送信時刻t0 とを用いて応答時間Tを更新す
る(ステップ6−9)。この応答時間Tは、つぎの変換
候補の取得処理時に用いられるもので、この後、処理部
4は、受信した応答情報の内容を候補バッファ6に保存
してルーチンを終了する。
【0038】図4に戻って、このようにして入力された
仮名に対応する変換候補を取得すると、処理部4は、候
補バッファ6の記憶データに基づき、モニタ画面上に変
換候補の一覧を表示する(ステップ7)。
【0039】つぎにユーザが表示された候補一覧からい
ずれかの変換候補を選択して確定操作を行った場合、ス
テップ1,2を経てステップ3,4がともに「YES」
となる。処理部4は、この判定に応じて候補一覧の表示
を画面から消去した後、この確定操作に対応する所定の
処理、すなわち確定された変換候補をモニタの前記仮名
入力位置に表示するなどの処理を実行する(ステップ
8,10)。
【0040】一方、表示された候補一覧の中に目的とす
る変換候補が存在しなかった場合には、ユーザは他の変
換候補を呼び出すための操作を実行する。この場合には
ステップ4が「NO」,ステップ5が「YES」とな
り、再度ステップ6の処理が実施されることになる。例
えば、前記候補バッファ6に図2に示したデータが格納
された状態で、変換候補の読出し操作が行われた場合に
は、前記ステップ6−4で未取得候補番号として「3」
がセットされ、候補番号3以降の変換候補を要求する候
補要求情報が作成されることになる。
【0041】図6は前記クライアント1からの候補要求
情報に対するサーバ2側の応答手順を示す。前記変換処
理部9は、まず最初のステップAで、クライアント1か
ら受信した候補要求情報の内容を取り出し、変換対象の
仮名,未取得候補番号,分割送信要求フラグの各データ
内容を認識する。このとき分割送信要求フラグがオン設
定されていれば、つぎのステップBが「YES」となっ
てステップCへと移行し、変換処理部9は、前記変換対
象の仮名に対応する変換候補のうち、前記未取得候補番
号以降の変換候補を、所定サイズの情報量に該当する数
だけ抽出する。なおここで抽出される情報量は、この仮
名漢字変換システムで用いられるパケットの1サイズ分
の情報量に基づき、あらかじめ決定されたものである。
【0042】一方、前記分割送信要求フラグがオン設定
されていない場合には、ステップBが「NO」となって
ステップDへと移行し、前記変換対象の仮名に対応する
変換候補のうち、前記候補要求番号以降にあるすべての
変換候補が抽出される。
【0043】抽出された各変換候補は、応答情報を構成
するパケットにセットされるもので、さらに変換処理部
9は、残された変換候補の中の先頭候補の候補番号を未
取得候補番号として設定し、これを前記パケット内にセ
ットする(ステップE)。なお前記ステップCで未取得
候補番号以降のすべての候補が抽出された場合、または
前記ステップDの処理が行われた場合には、未取得候補
番号として「−1」がセットされる。
【0044】このようにして、前記候補要求情報に分割
送信要求フラグがセットされている場合には、最小単位
である1パケット分の応答情報が、分割送信要求フラグ
がセットされていない場合には、未取得候補番号以降の
候補数に応じたサイズの応答情報が、それぞれ作成され
る。作成された応答情報は、送受信部8を介して候補要
求元のクライアント1へと送信される(ステップF)。
【0045】上記のような通信方法によれば、サーバ2
に多数のクライアント1がアクセスしている場合には、
サーバ2は、各クライアント1からの変換要求情報に対
する変換候補の中から最小単位の応答情報を作成して返
送するので、各変換要求情報に対する処理時間および各
クライアント1への返送処理にかかる負荷が削減され、
各クライアント1は入力された仮名に対する変換候補を
速やかに取得することができる。しかも前記仮名に対応
する複数の変換候補の中から使用頻度の高い候補が優先
的に送信されるので、最初の応答情報の中に目的とする
候補が存在する可能性がきわめて高くなり、効率の良い
処理を行うことができる。
【0046】(2)ファジイ検索システム 図7は、第2の実施例にかかるファジイ検索システムの
概略構成を示す。このシステムのクライアント1にも、
前記第1の実施例と同様、入力部3,処理部4,送受信
部5,候補バッファ6,出力部7などの各構成が含まれ
る。またサーバ2は、クライアント1との通信のための
送受信部8のほか、データ検索部10などを具備してい
る。
【0047】クライアント1側で、キーボードの操作に
より所定の検索条件式が入力されると、前記処理部4
は、その入力内容を認識した後、サーバ2側へこの検索
条件式に適合するデータの送信を要請する。サーバ2の
データ検索部10は、ファジイ推論のためのメンバーシ
ップ関数などの知識群や検索対象物をファイル化したデ
ータベースシステムより成るもので、クライアント1か
ら送信された検索条件式に基づく推論演算を行って、こ
の検索条件に適合する複数のデータを、ユーザの選択対
象として抽出する。なお以下の説明では、第1の実施例
の「変換候補」と対応をとるために、この選択対象とな
る各データを「選択候補」または「候補」と呼ぶことに
する。
【0048】この実施例のファジイ検索システムも、前
記第1の実施例と同様、多数のクライアント1がサーバ
2にアクセスしている場合であっても速やかに検索結果
を得ることを目的としており、クライアント1は、サー
バ2へ候補要求を行う際に、前回の候補要求情報に対す
る応答時間が所定の基準値を上回っていれば、分割送信
要求フラグがセットされた候補要求情報を送信する。こ
の情報に対し、サーバ2側では、検索して得られた各選
択候補の中から前記検索条件式への適合度の高いものか
ら所定順位までを順に抽出して応答情報を作成し、候補
要求元のクライアント1へと返送する。クライアント1
の処理部4は、この返送された応答情報を候補バッファ
6に格納するとともに、前記出力部7を介してモニタに
表示させる。
【0049】図8は、前記分割送信要求フラグのセット
された候補要求情報に対する応答情報を候補バッファ6
に記憶した例を示すもので、検索された各選択候補およ
びその候補の検索条件式に対する適合度が、その適合度
の順序を示す候補番号に対応づけられて記憶されてい
る。図示例は、サーバ2での検索結果のうち適合度が1
〜3位にある3つの候補が送信され、候補バッファ6内
に格納された状態を示す。またクライアント1が取得し
ていない候補のうち、次に取得すべき候補(すなわち未
取得の候補の中で最も適合度が高い候補)に対応する候
補番号が、未取得候補番号として記憶されている。
【0050】図9は、前記図8の記憶内容をモニタ画面
上に表示した例を示すもので、検索条件式を入力するた
めの入力用ウィンドウ11,サーバ2からの応答情報の
内容を表示するための表示用ウィンドウ12のほか、前
記検索条件式による検索を開始させるための第1の指定
ボタン13(以下「検索ボタン13」という),未取得
の候補の読込みを指示するための第2の指定ボタン14
(以下「続きボタン14」という),未取得の候補の存
在をユーザに報せるためのメッセージ情報15などが表
示されている。なお前記続きボタン14およびメッセー
ジ情報15は、未取得の候補があるときのみ表示され
る。
【0051】図10は、前記続きボタン14の操作によ
り、残りの候補を含む応答情報が送信された場合の候補
バッファ6の記憶内容を示す。この図示例は、すべての
検索結果が送信された状態を示すもので、前記図8に示
した候補データのほかにさらに3個の候補データが追加
されるとともに、未取得候補番号が「−1」に更新され
ている。
【0052】図11は、前記クライアント1における一
連の制御手順を示す。モニタの初期画面上では、前記入
力用ウィンドウ11,表示用ウィンドウ12は、ともに
空白状態で設定されている。この状態下でユーザが前記
入力ウィンドウ11に検索条件式を入力して検索ボタン
13を操作すると、ステップ1が「YES」となり、処
理部4は、つぎのステップ2でこの検索条件式の内容を
認識した後、ステップ3の検索結果の取得処理を実行す
る。
【0053】図12は、前記ステップ3の詳細な手順を
示すもので、ステップ3−1〜3−10により前記図5
のステップ6−1〜6−10と同様の手順(ただしステ
ップ3−4においては、仮名の代わりに検索条件式がパ
ケットにセットされる)を実行することにより、サーバ
2から検索結果を示す応答情報を取得する。
【0054】図11に戻って、つぎのステップ4で、処
理部4は、候補バッファ6に格納された各候補を前記モ
ニタの表示用ウィンドウ12内に表示した後、さらに続
くステップ5で、候補バッファ6内の未取得候補番号を
チェックして、未取得候補の有無を判定する。この判定
が「YES」のとき、処理部4は、前記した続きボタン
14や所定のメッセージ情報15などをモニタの所定位
置に表示する(ステップ6)。
【0055】つぎにこの表示された続きボタン14が操
作されると、ステップ7が「YES」となり、再びステ
ップ3の処理を実施することにより、残りの候補が取得
される。またユーザが図示しない終了キーなどにより検
索処理を終了した場合には、ステップ8が「YES」と
なり、処理が終了する。
【0056】なお前記ステップ3−6の候補要求情報の
送信処理に対し、サーバ2側では、候補要求情報内の検
索条件式と知識群データベースとを用いた推論演算によ
る検索を実行し、検索された候補を前記分割要求フラグ
に応じて抽出して応答情報を作成する。この応答情報の
作成,送信にかかる一連の処理手順は、前記第1の実施
例の図6の手順と同様であり、ここでは詳細な説明を省
略する。
【0057】(3)WWWブラウザを用いたテキストデ
ータ通信システム 図13は、第3の実施例にかかるテキストデータ通信シ
ステムの概略構成を示す。なおこのシステムは、実際に
は、インターネットのネットワークが展開される空間全
体を仮想のサーバとなし、ネットワークに加入する各ク
ライアント1が他のコンピュータのアドレス(URL)
をネットワークに送出することにより、このURLに保
持されるテキストデータを読み出す構成のものである
が、ここでは説明を簡易化するために、所定のURLが
付与されたコンピュータをサーバ2と呼び、このサーバ
2と1台のクライアント1との関係に限定した形で話を
進めることにする。
【0058】前記クライアント1は、第1,第2の実施
例と同様の構成のもので、キーボードの入力を受け付け
る入力部3,一連の制御を行うための処理部4,サーバ
2との通信のための送受信部5,送受信内容をモニタに
表示するための出力部7,サーバ2から送信されたテキ
ストデータを一時的に蓄積するためのテキスト用バッフ
ァ16などを構成として含んでいる。一方、サーバ2
は、送受信部8のほか、所定の文書ファイルを保持する
制御部17などを具備するものである。
【0059】前記クライアント1側で、ユーザがサーバ
2に付与されたURLを入力すると、処理部4は、この
入力内容を認識してこのサーバ2内に保持される文書の
送信を要求する情報(以下これを「テキスト要求情報」
という)を作成し、ネットワークへと送出する。前記サ
ーバ2は、このテキスト要求情報を受信すると、その内
容に応じて前記文書ファイル内の所定の文字列を読み出
して応答情報を作成し、これをクライアント1に返送す
る。
【0060】この実施例のテキストデータ通信システム
では、通信回線の混雑時など各クライアント1の情報取
得速度が遅くなる状況下において、クライアント1の指
定したドキュメントの各パラグラフ毎に、それぞれ重要
度の高い先頭部分の情報から所定文字数分のデータを優
先的に抽出して、送信するようにしている。
【0061】図14は、前記サーバ2の保持する文書フ
ァイルの内容の一例であって、各パラグラフを構成する
文字列がそれぞれ改行コード23により論理的に区切ら
れた形態のデータとして記憶されている。前記制御部1
7は、この改行コードにより各パラグラフの先頭,後尾
を認識するとともに、各パラグラフを識別する情報とし
て、第1のパラグラフに対する値を「0」として順次イ
ンクリメントされる識別番号(以下「パラグラフ番号」
という)を設定する。
【0062】前記クライアント1は、第1、第2の各実
施例と同様、テキスト要求情報の送信毎にその送信に対
する応答時間を記憶しており、この応答時間Tが所定の
基準値を越えたとき、つぎに送信するテキスト要求情報
に分割送信要求フラグをセットするようにしている。サ
ーバ2側の制御部17は、受信したテキスト要求情報に
分割送信要求フラグがセットされているとき、各パラグ
ラフ毎にそのテキストデータを先頭位置から順に所定文
字数分だけ抽出して応答情報を作成し、これをクライア
ント1へと返送する。なおここで抽出される文字数は、
サーバ2側の送信パケットのサイズに応じてあらかじめ
決定される(以下の説明では、各パラグラフ毎に18文
字としている)。
【0063】クライアント1側の処理部4は、この応答
情報の内容を前記テキスト用バッファ16に記憶すると
ともに前記出力部7を介してモニタ画面に表示し、さら
にユーザにより文書の残りを読み込む旨の指定がなされ
たとき、つぎのテキスト要求情報を送信する。
【0064】図15は、第1回目のテキスト要求情報に
対する応答情報を格納した例を示すもので、前記図14
に示した文書の各パラグラフ毎に、その先頭から18文
字目までの文字を示すテキストデータが前記パラグラフ
番号に対応づけられて記憶されている。なおこの図示例
および以下の図17,19に示す各データ構成は、いず
れも分割送信要求フラグがセットされたテキスト要求情
報に対する応答情報を記憶したものである。
【0065】図中、各パラグラフに設定されている送付
済フラグは、このパラグラフを構成するすべてのテキス
トデータが送信されたか否かを示すもので、サーバ2側
で応答情報を作成する際にそのパラグラフの最終の文字
が読み出された段階でセットされる。また未取得文字位
置は、この送付済フラグがセットされていないパラグラ
フに対し、つぎに読み出すべき文字位置(図示例では1
9文字目)を示すものである。
【0066】図16は、前記図15の記憶内容をモニタ
画面上に表示した例を示すもので、URLを入力するた
めの入力用ウィンドウ18,送信されたテキストデータ
を表示するための表示用ウィンドウ19,テキスト要求
情報の送信を実行するための指定ボタン20(以下「実
行ボタン20」という),各パラグラフのテキストデー
タの追加送信を指定するためのボタン21(以下「追加
読込ボタン21」という)のほか、各パラグラフ毎にそ
のパラグラフの未取得のテキストデータをすべて送信さ
せるための指定ボタン22(以下「続きボタン22」と
いう)が表示されている。
【0067】図17は、前記図16の表示画面上でユー
ザが第1のパラグラフ用の続きボタン22を操作した場
合に、サーバ2から送信された応答情報により前記テキ
スト用バッファ16の記憶内容を書き換えた状態を示
す。この場合、第1のパラグラフ(パラグラフ番号0)
についてはすべてのテキストデータが記憶されるととも
に、前記送付済フラグがオンにセットされている。他
方、第2以降のパラグラフ(パラグラフ番号1〜3)の
各データは、図15と同様の構成をとる。
【0068】図18は、前記図17の記憶内容をモニタ
画面上に表示した状態を示すもので、すべてのテキスト
データの送信が完了した第1のパラグラフに対する続き
ボタン22や実行ボタン20は消失している。
【0069】図19は、前記図18の表示画面上でユー
ザが追加読込ボタン21を操作した場合に、サーバ2か
ら送信された応答情報により前記テキスト用バッファ1
6の記憶内容を書き換えた例を示す。この場合、未取得
の文字が存在する第2〜4のパラグラフにおいて、それ
ぞれ前回の未取得文字位置に対応する19文字目から1
8文字分のテキストデータが付加されるとともに、前記
未取得文字位置が「37」に更新されている。
【0070】図20は、前記図19の記憶内容をモニタ
画面上に表示した状態を示すもので、第2〜4の各パラ
グラフについての表示内容は、更新されたテキストデー
タに変更されている。
【0071】図21は、前記クライアント1における一
連の制御手順を示すもので、以下、同図の流れに沿っ
て、クライアント1側におけるテキストデータの取得処
理の概略手順を説明する。
【0072】前記第2の実施例と同様、モニタの初期画
面上では、前記入力用ウィンドウ18,表示用ウィンド
ウ19は、ともに空白状態に設定されている。この状態
下でユーザが前記入力用ウィンドウ18にサーバ2のU
RLを入力して実行ボタンを操作すると、ステップ1が
「YES」となる。処理部4は、この判定を受けて、つ
ぎのステップ2で入力されたURLの内容を認識した
後、ステップ3へと移行して、各パラグラフ毎のテキス
トデータの取得処理を実行する。
【0073】ここで後記する詳細な手順が実行されてサ
ーバ2からの応答情報がテキスト用バッファ16に格納
されると、処理部4は、続くステップ4で、取得したテ
キストデータをモニタ画面上に表示する。この後、ユー
ザが追加読込ボタン21を操作した場合には、ステップ
5が「YES」となって再びステップ3に移行し、各パ
ラグラフ毎の未取得のテキストデータの取得処理が行わ
れ、その結果がモニタ画面上に表示される。またユーザ
がいずれかパラグラフの続きボタン22を操作した場合
には、ステップ6が「YES」となってステップ7へと
移行し、指定されたパラグラフについてすべてのテキス
トデータを取得する処理が行われた後、ステップ4の表
示処理へと以降する。
【0074】このような処理が複数回行われた結果、サ
ーバ2からの応答情報に含まれる各パラグラフの送付済
フラグがいずれもオンとなると、処理部4は、前記ドキ
ュメントの全データの取込みが完了したものと認識す
る。このとき、または図示しない終了キーの操作などに
よりユーザが読込み処理を中止した場合には、ステップ
8が「YES」となり、一連の処理が終了する。
【0075】図22は、前記図21のステップ3の詳細
な処理を示す。まずステップ3−1〜ステップ3−3
で、処理部4は、前記第1,2の各実施例と同様、直前
の応答時間Tをチェックし、この応答時間Tが所定の基
準値を越えている場合には、分割送信要求フラグをオン
設定する。
【0076】つぎに処理部4は、前記テキスト用バッフ
ァ16より未取得文字位置を読み出した後、各パラグラ
フ毎にそのパラグラフ番号と送付済フラグとを対応づけ
て読み出し、これら読出しデータを分割送信要求フラ
グ,URLとともにテキスト要求情報を構成するパケッ
ト内に格納する(ステップ3−4)。なお、この処理が
第1回目の送信処理である場合には、テキスト用バッフ
ァ16はリセットされているので、パラグラフ番号およ
び送信フラグの格納処理はカットされる。この場合、未
取得文字位置を「0」と設定することにより、サーバ2
側に第1回目のテキスト要求情報であることを確認させ
ることができる。
【0077】こうしてテキスト要求情報が作成される
と、処理部4は、前記第1,2の実施例と同様、現在時
刻t0 を記憶した後、テキスト要求情報を送信する(ス
テップ3−5,3−6)。さらに処理部4は、この送信
に対する応答情報を受信したとき、その受信完了時刻t
r と前記時刻t0 とにより応答時間Tを更新した後、受
信した応答情報を用いてテキスト用バッファ16内のデ
ータを更新する(ステップ3−7〜3−10)。
【0078】つぎに図23を用いて、前記図21のステ
ップ7の処理の詳細を説明する。まずステップ7−1
で、処理部4は、前記続きボタン22の操作がなされた
パラグラフのパラグラフ番号,および現在の未取得文字
位置を認識し、これら認識結果を前記URLとともにパ
ケットにセットして、テキスト要求情報を作成する。
【0079】つぎのステップ7−2で、処理部4は、前
記テキスト要求情報を送信する。この送信に対し、サー
バ2側では、後記するように、受信したパラグラフ番号
に対応するテキストデータから未取得文字位置以降のす
べてのデータを取り出して応答情報を作成し、返送す
る。この応答情報によりテキスト用バッファ16を更新
することにより、前記図17に示したように、指定され
たパラグラフについてのすべてのテキストデータが取得
される(ステップ7−3,7−4)。
【0080】さらに図24は、前記図21のステップ4
に示した表示処理の詳細な手順を示す。前記ステップ3
−10またはステップ7−4で、サーバ2からの応答情
報によりテキスト用バッファ16が更新されると、処理
部4は、まずこのテキスト用バッファ16から第1のパ
ラグラフのテキストデータを読み出し、モニタ画面上に
表示する(ステップ4−1,4−2)。
【0081】つぎに処理部4は、前記第1のパラグラフ
に対応する送信済フラグをチェックし、このフラグがセ
ットされていない場合には、前記テキストデータの表示
位置の近傍に、続きボタン22を表示する(ステップ4
−3〜4−4)。上記ステップ4−1〜4−4の各処理
がテキスト用バッファ16に記憶されたすべてのパラグ
ラフについて行われると、ステップ4−5が「YES」
となり、処理部4は、送信済フラグがオフのパラグラフ
があるか否かをチェックする。この判定が「YES」の
とき、処理部4は、モニタ画面の所定位置に追加読込ボ
タンを表示する(ステップ4−7)。
【0082】図25は、前記クライアント1側からのテ
キスト要求情報に対するサーバ2側の処理手順を示す。
クライアント1からのテキスト要求情報を受信すると、
サーバ2側の制御部17は、まずそのデータ構成よりク
ライアント1側の要求内容を認識する(ステップA)。
このテキスト要求情報の未取得文字位置が「0」の場
合、または各パラグラフ番号と送信済フラグとが対応づ
けられたデータが存在する場合には、制御部17は、ス
テップBで、各パラグラフ毎のテキストデータが要求さ
れているものと判断してステップC以下の処理へと移行
する。一方、テキスト要求情報がいずれか1つのパラグ
ラフのパラグラフ番号と未取得文字位置とにより構成さ
れる場合には、制御部17は、このパラグラフ番号にか
かるテキストデータのみが要求されているものと判断し
てステップN以下の処理を実行する。
【0083】前記ステップBの判定が「YES」となっ
たとき、制御部17は、つぎのステップCで、前記テキ
スト要求情報の分割送信要求フラグをチェックし、この
フラグがセットされている場合には、ステップDへと移
行する。ステップDで、制御部17は、第1のパラグラ
フにかかる送付済フラグをチェックし、これがオフであ
れば、つぎのステップEで、このパラグラフのテキスト
データの中から前記未取得文字位置から所定文字数分の
データを読み出す。この処理により前記パラグラフの最
後尾の文字までが読み出された場合には、ステップFが
「NO」となり、制御部17は、このパラグラフに対応
する送付済フラグをオンにセットする(ステップG)。
【0084】以下のパラグラフに対しても同様に、ステ
ップD〜Gの処理が行われて各パラグラフ毎に所定文字
数分のテキストデータが読み出される。なおこの場合、
送付済フラグがオンにセットされているパラグラフにつ
いては、ステップE〜Gの処理はスキップされる。
【0085】すべてのパラグラフについての読出し処理
が完了すると、ステップHが「YES」となり、制御部
17は、つぎのステップIで、前記未取得文字位置をつ
ぎに読み出すべき文字位置に更新する。
【0086】一方、前記分割送信要求フラグがセットさ
れていない場合には、ステップCが「NO」となってス
テップLへと移行する。制御部17は、このステップL
で、前記送信済フラグがセットされていないパラグラフ
に対し、それぞれ前記未取得文字位置以降のすべてのテ
キストデータの読出しを行った後、続くステップMで、
これらパラグラフの送信済フラグをオンにセットし、ス
テップJへと移行する。
【0087】ステップJでは、前記ステップD〜Iまた
はステップL〜Mの処理を経て得られた未取得文字位
置,各パラグラフ毎の送信済フラグおよびテキストデー
タがパケットに格納されて応答情報が作成される。さら
にステップKで、この応答情報をクライアント1側に送
信することにより、一連の処理が終了する。
【0088】一方、クライアント1から特定のパラグラ
フのテキストデータが要求されている場合には、制御部
17は、ステップNで、前記テキスト要求情報に含まれ
るパラグラフ番号に対応するパラグラフのテキストデー
タのうち、前記未取得文字位置以降のすべてのデータを
読み出した後、つぎのステップOでこのパラグラフにか
かる送付済フラグをオンにセットする。ついでステップ
Pで、読み出されたテキストデータ,送付済フラグがパ
ケットに格納されて応答情報が作成されると、ステップ
Kへと移行し、この応答情報の送信処理が行われる。
【0089】なお上記実施例は、インターネット内のシ
ステムに限らず、前記第1,第2の実施例と同様のクラ
イアント・サーバ・システムに適用することも可能であ
る。またこれら各実施例では、いずれも、クライアント
1側でサーバ2に対する情報要求から情報を取得するま
での応答時間を保持しておき、この応答時間が長いと判
断したときつぎの情報要求時に分割送信要求フラグをセ
ットしてサーバ2側に送信するようにしているが、これ
に限らず、例えば応答時間そのものを送信し、サーバ2
側で時間の長短を判断するようにしてもよい。また応答
時間を指標とする代わりに、サーバ2側でアクセス中の
クライアント1の数や処理中の案件数などを監視してお
き、これらの数値が所定の基準値を越えたときに、優先
順位の高い情報を抽出して送信するように構成してもよ
い。
【0090】
【発明の効果】請求項1,7,11の発明では、データ
ベースを保持するサーバがクライアントからの要求情報
を受信したとき、このクライアントが要求情報を送信し
てから検索結果を得るまでに要する処理時間が長くなる
と判断すると、その要求情報に対する検索結果の中から
ある優先順位までの要素をクライアントに送信するの
で、クライアントは、全ての検索結果を受信する場合よ
りも短い時間で重要度の高い検索結果を得ることがで
き、通信回線の混雑時にも効率の良い処理を行うことが
できる。
【0091】請求項2,8,12の発明では、仮名漢字
変換処理のための辞書をデータベースとして保持するサ
ーバにおいて、クライアントからの変換対象とする仮名
に対する変換候補を送信する際に、クライアント側の処
理時間が長いと判断すると、使用頻度に基づく所定の優
先順位までの変換候補を抽出して送信するので、クライ
アント側では、通信回線の混雑時にも、ユーザが選択す
る可能性の高い変換候補を速やかに取得して効率の良い
仮名漢字変換処理を実施することができる。
【0092】請求項3,9,13の発明では、クライア
ントから送信された検索式に応じた検索結果を送信する
際に、クライアント側の処理時間が長いと判断すると、
検索条件への適合度に基づく所定の優先順位までの要素
を抽出して送信するので、クライアント側では、通信回
線の混雑時にも、検索条件への適合度の高いデータを速
やかに取得してユーザに提供することができる。
【0093】請求項4,10,14の発明では、クライ
アントから送信された指定情報に応じたテキストデータ
を送信する際に、クライアント側の処理時間が長いと判
断すると、このテキストデータを構成する各文字のう
ち、テキストの先頭部分からの位置に基づく所定の優先
順位までの文字を抽出して送信するので、クライアント
側では、通信回線の混雑時にも、重要度の高いデータを
速やかに取得してユーザに提供することができる。
【0094】請求項5,15の発明では、サーバは、ク
ライアント側で生成された識別情報を用いて処理時間が
長くなるか否かを判別するので、クライアント側での実
際の検索結果の取得状況に応じた判別により、適切な通
信制御が実施できる。
【0095】請求項6,16の発明では、優先的に抽出
された検索結果を取得したクライアントから再度同じ要
求情報が送信されたとき、先の優先順位より後の順位の
要素が送信されることにより、クライアント側の必要に
応じて、すべての検索結果を段階的に送信することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例にかかる仮名漢字変換シ
ステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】候補バッファの記憶内容を示す説明図である。
【図3】候補バッファの更新された記憶内容を示す説明
図である。
【図4】クライアント側での制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】図4のステップ6の詳細な手順を示すフローチ
ャートである。
【図6】クライアントからの候補要求情報に対するサー
バ側の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】第2実施例にかかるファジイ検索システムの概
略構成を示すブロック図である。
【図8】候補バッファの記憶内容を示す説明図である。
【図9】図8の記憶内容をモニタに表示した状態を示す
説明図である。
【図10】候補バッファの更新された記憶内容を示す説
明図である。
【図11】クライアント側の制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図12】図11のステップ3の詳細な手順を示すフロ
ーチャートである。
【図13】第3実施例にかかるテキストデータ通信シス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【図14】テキストデータの内容を示す説明図である。
【図15】テキスト用バッファの記憶内容を示す説明図
である。
【図16】図15の記憶内容をモニタに表示した状態を
示す説明図である。
【図17】テキスト用バッファの更新された記憶内容を
示す説明図である。
【図18】図17の記憶内容をモニタに表示した状態を
示す説明図である。
【図19】テキスト用バッファの更新された記憶内容を
示す説明図である。
【図20】図19の記憶内容をモニタに表示した状態を
示す説明図である。
【図21】クライアント側の制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図22】図21のステップ3の詳細な手順を示すフロ
ーチャートである。
【図23】図21のステップ7の詳細な手順を示すフロ
ーチャートである。
【図24】図21のステップ4の詳細な手順を示すフロ
ーチャートである。
【図25】テキスト要求情報に対するサーバ側の処理手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 クライアント 2 サーバ 3 処理部 9 変換処理部 10 データ検索部 17 制御部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データベースを保持するサーバにおい
    て、クライアントからこのデータベースから取り出すべ
    き情報を特定するための要求情報を受信したとき、この
    要求情報に応じた検索結果をクライアントに返送するた
    めの通信制御方法において、 前記クライアントが前記要求情報を送信してから検索結
    果を得るまでに要する処理時間が長くなるか否かを判断
    し、長くなると判断したときには、前記検索結果を構成
    する要素のうち所定の基準に基づく優先順位までの要素
    を前記クライアントに送信することを特徴とする通信制
    御方法。
  2. 【請求項2】 前記データベースは複数の仮名にそれぞ
    れ変換候補の漢字を対応づけて記憶し、 前記要求情報は変換対象とする仮名であり、前記優先順
    位の基準は前記仮名に対する変換候補の使用頻度である
    請求項1に記載された通信制御方法。
  3. 【請求項3】 前記要求情報は所定の検索条件を示す検
    索式であって、前記優先順位の基準は前記検索条件への
    適合度である請求項1に記載された通信制御方法。
  4. 【請求項4】 前記データベースは、それぞれ先頭部分
    に重要情報を有する複数のテキストデータを記憶し、 前記要求情報は所定のテキストデータの読出しを指示す
    るための情報であって、前記優先順位の基準は前記テキ
    ストデータを構成する各文字の前記先頭部分から見た位
    置である請求項1に記載された通信制御方法。
  5. 【請求項5】 前記クライアントは、前記処理時間が所
    定の基準値を越えたか否かを示す識別情報をサーバに送
    信し、 前記処理時間が長くなるか否かの判断は、前記クライア
    ントからの前回の要求情報に対する識別情報を用いて行
    われることを特徴とする請求項1に記載された通信制御
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載された通信制御方法にお
    いて、前記優先順位までの要素を送信した後に前記クラ
    イアントから再度同じ要求情報を受信したとき、前記優
    先順位より後の順位にかかる要素をクライアントに送信
    する通信制御方法。
  7. 【請求項7】 データベースと、 クライアントから前記データベースから取り出すべき情
    報を特定するための要求情報を受信するための受信手段
    と、 前記受信手段により受信された要求情報を用いて前記デ
    ータベースを検索する検索手段と、 前記クライアントが要求情報を送信してから検索結果を
    得るまでに要する処理時間の状態を判定する判定手段
    と、 前記判定手段の判定結果に応じて、前記検索手段による
    検索結果を構成する各要素から所定の基準に基づく優先
    順位までの要素を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された各要素をクライアントに
    送信する送信手段とを具備して成るサーバシステム。
  8. 【請求項8】 前記データベースは複数の仮名にそれぞ
    れ変換候補の漢字を対応づけて記憶し、 前記要求情報は変換対象とする仮名であり、前記優先順
    位の基準は前記仮名に対する変換候補のうち使用頻度で
    ある請求項7に記載されたサーバシステム。
  9. 【請求項9】 前記要求情報は所定の検索条件を示す検
    索式であって、前記優先順位の基準は前記検索条件への
    適合度である請求項7に記載されたサーバシステム。
  10. 【請求項10】 前記データベースは、それぞれ先頭部
    分に重要情報を有する複数のテキストデータを記憶し、 前記要求情報は所定のテキストデータの読出しを指示す
    るための情報であって、前記優先順位の基準は前記テキ
    ストデータを構成する各文字の前記先頭部分から見た位
    置である請求項7に記載されたサーバシステム。
  11. 【請求項11】 データベースを保持するサーバとクラ
    イアントとから成る通信システムにおいて、 前記クライアントはサーバに対し、前記データベースか
    ら取り出すべき情報を特定するための要求情報を送信す
    る送信手段を備え、 前記サーバは、 クライアントから送信された要求情報を用いて前記デー
    タベースを検索する検索手段と、 前記クライアントが要求情報を送信してから検索結果を
    得るまでに要する処理時間の状態を判定する判定手段
    と、 前記判定手段の判定結果に応じて、前記検索手段による
    検索結果を構成する各要素から所定の基準に基づく優先
    順位までの要素を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された各要素をクライアントに
    送信する送信手段とを具備して成るデータベース使用の
    通信システム。
  12. 【請求項12】 前記データベースは複数の仮名にそれ
    ぞれ変換候補の漢字を対応づけて記憶し、 前記要求情報は変換対象とする仮名であり、前記優先順
    位の基準は前記仮名に対する変換候補のうち使用頻度で
    ある請求項11に記載されたデータベース使用の通信シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 前記要求情報は所定の検索条件を示す
    検索式であって、前記優先順位の基準は前記検索条件へ
    の適合度である請求項11に記載されたデータベース使
    用の通信システム。
  14. 【請求項14】 前記データベースは、それぞれ先頭部
    分に重要情報を有する複数のテキストデータを記憶し、 前記要求情報は所定のテキストデータの読出しを指示す
    るための情報であって、前記優先順位の基準は前記テキ
    ストデータを構成する各文字の前記先頭部分から見た位
    置である請求項11に記載されたデータベース使用の通
    信システム。
  15. 【請求項15】 前記クライアントの送信手段は、前記
    要求情報とともに、前回の要求情報に対する処理時間が
    所定の基準値を越えたか否かを示す識別情報を送信し、 前記サーバ−の判定手段は、前記クライアントからの識
    別情報を用いて前記処理時間の状態を判定する請求項1
    1に記載されたデータベース使用の通信システム。
  16. 【請求項16】 前記クライアントは、前記サーバか
    ら、前記抽出手段により抽出された各要素を受信したと
    き、再度、前記要求情報を送信する再要求手段を備え、 前記サーバは、前記クライアントからの再要求に応じ
    て、前記検索結果を構成する各要素のうち前記優先順位
    より後の順位にかかる要素を抽出して送信する再送信手
    段を備えて成る請求項11に記載されたデータベース使
    用の通信システム。
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JP9082179A Pending JPH10254865A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 通信制御方法およびその方法を用いたサーバシステムならびにデータベース使用の通信システム

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JP (1) JPH10254865A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004145796A (ja) * 2002-10-28 2004-05-20 Konami Co Ltd サーバ装置、利用者端末、文字列変換システム及びプログラム
JP2010102592A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Canon It Solutions Inc 電子メール監査装置、その制御方法及びプログラム
JP2013005285A (ja) * 2011-06-17 2013-01-07 Ntt Docomo Inc プロフィールサーバ、管理システム、及びプロフィール情報管理方法

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