JPH1025497A - 脂肪族モノカルボン酸組成物 - Google Patents

脂肪族モノカルボン酸組成物

Info

Publication number
JPH1025497A
JPH1025497A JP9325597A JP9325597A JPH1025497A JP H1025497 A JPH1025497 A JP H1025497A JP 9325597 A JP9325597 A JP 9325597A JP 9325597 A JP9325597 A JP 9325597A JP H1025497 A JPH1025497 A JP H1025497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphoric acid
represented
acid
general formula
same
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9325597A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Nakaoka
久男 中岡
Kazuhiro Hattori
和弘 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Japan Chemical Co Ltd
Original Assignee
New Japan Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Japan Chemical Co Ltd filed Critical New Japan Chemical Co Ltd
Priority to JP9325597A priority Critical patent/JPH1025497A/ja
Publication of JPH1025497A publication Critical patent/JPH1025497A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性の改善された新規有用な脂肪族モノカ
ルボン酸組成物を提供する。 【構成】 本発明にかかる脂肪族モノカルボン酸組成物
は、リン酸モノエステル及びその金属塩、リン酸ジエス
テル及びその金属塩、リン酸トリエステル、ホスフィン
オキシド、亜リン酸エステル、ホスホン酸及びその金属
塩よりなる群から選ばれる1種若しくは2種以上の有機
リン系化合物を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性の改良され
た脂肪族モノカルボン酸組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】脂肪族モノカルボン酸の重要な用途の一
つに金属石鹸がある。金属石鹸の製造方法は、複分解法
と直接法とに大別される。
【0003】複分解法で製造された金属石鹸は、色調や
安定性に優れているが、ランニングコストが大きい欠点
を有する。
【0004】一方、直接法で金属石鹸を製造する場合、
ランニングコストは小さいが、反応熱により温度が上昇
し、得られた金属石鹸の色調や安定性を悪くすることが
ある。これは原料である脂肪族モノカルボン酸の耐熱性
が低いことに起因していると考えられ、色調や安定性の
良好な金属石鹸を得るためには、耐熱性の良好な脂肪族
モノカルボン酸を用いることが必要である。
【0005】以上、良好な耐熱性を有する脂肪族モノカ
ルボン酸が要求される一例を示したが、従来、脂肪族モ
ノカルボン酸の耐熱性を改良する方法として、脂肪族モ
ノカルボン酸に対し、有機アミンとフェノール系化合物
を添加して蒸留する方法(特開昭52−57110
号)、重質フェノール系化合物とホウ酸化合物を添加し
て蒸留する方法(特公昭63−23180号)、有機過
酸化物を添加して蒸留する方法(特開平2−12319
2号)等が提案されている。
【0006】しかしながら、これらの方法でもある程度
の改善は可能であるが、満足できる色調や安定性の良好
な金属石鹸を得ることは困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐熱性の改
善された新規有用な脂肪族モノカルボン酸組成物を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる課題
を解決すべく鋭意検討した結果、脂肪族モノカルボン酸
に対し特定の有機リン系化合物を添加することにより、
所定の効果が得られることを見いだし、かかる知見に基
づいて本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明に係る脂肪族モノカルボン酸
組成物は、一般式(1)で表される1種若しくは2種以
上の脂肪族モノカルボン酸と、一般式(2)で表される
リン酸モノエステル及びその金属塩、一般式(3)で表
されるリン酸ジエステル及びその金属塩、一般式(4)
で表されるリン酸トリエステル、一般式(5)で表され
るホスフィンオキシド、一般式(6)又は(7)で表さ
れる亜リン酸エステル、一般式(8)で表されるホスホ
ン酸及びその金属塩よりなる群から選ばれる1種若しく
は2種以上の有機リン系化合物を含有することを特徴と
する。
【0010】 R1−COOH (1) [式中、R1は炭素数5〜21の直鎖状若しくは分岐鎖
状のアルキル基又はアルケニル基を表し、水酸基を有し
ていても良い。]
【0011】
【化8】 [式中、R2は炭素数1〜22の直鎖状若しくは炭素数
3〜22の分岐鎖状のアルキル基、炭素数2〜22のア
ルケニル基又は置換基を有していてもよいアリール基を
表し、A1は炭素数2〜4のアルキレン基を表し、aは
アルキレンオキシドの平均付加モル数を表し0〜20の
正数である。]
【0012】
【化9】 [式中、R3、R4はR2と同義であり、同一でも異なっ
ていてもよい。A2、A3はA1と同義であり、同一でも
異なっていてもよい。b、cはaと同義であり、同一で
も異なっていてもよい。]
【0013】
【化10】 [式中、R5、R6及びR7はR2と同義であり、同一でも
異なっていてもよい。A4、A5及びA6はA1と同義であ
り、同一でも異なっていてもよい。d、e及びfはaと
同義であり、同一でも異なっていてもよい。]
【0014】
【化11】 [式中、R8、R9及びR10はR2と同義であり、同一で
も異なっていてもよい。]
【0015】
【化12】 [式中、R11、R12及びR13はR2と同義であり、同一
でも異なっていてもよい。]
【0016】
【化13】 [式中、R14、R15はR2と同義であり、同一でも異な
っていてもよい。]
【0017】
【化14】 [式中、R16はR2と同義である。]
【0018】本発明に係る一般式(1)で表される脂肪
族モノカルボン酸としては、所定の炭素数を有する合成
又は天然の脂肪酸を含み、より具体的には、カプロン
酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、
アラキン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リ
シノール酸、12−ヒドロキシステアリン酸或いはこれ
らを主成分とするモノカルボン酸、例えばヤシ油脂肪族
モノカルボン酸、ヤシ油硬化脂肪族モノカルボン酸、牛
脂脂肪族モノカルボン酸、牛脂硬化脂肪族モノカルボン
酸、パーム油脂肪族モノカルボン酸、パーム油硬化脂肪
族モノカルボン酸、パーム核油脂肪族モノカルボン酸、
パーム核油硬化脂肪族モノカルボン酸、魚油脂肪族モノ
カルボン酸及び魚油硬化脂肪族モノカルボン酸等が例示
される。
【0019】一般式(2)で表されるリン酸モノエステ
ルとしては、メチルリン酸、エチルリン酸、プロピルリ
ン酸、ヘキシルリン酸、ブチルリン酸、2−エチルヘキ
シルリン酸、オクチルリン酸、ノニルリン酸、デシルリ
ン酸、ラウリルリン酸、ミリスチルリン酸、セチルリン
酸、ステアリルリン酸、オレイルリン酸、ベヘニルリン
酸等が例示される。
【0020】一方、一般式(2)で表されるアルキレン
オキシド付加リン酸モノエステルとしては、ポリオキシ
エチレン2−エチルヘキシルエーテルリン酸、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレ
ンミリスチルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンセチ
ルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンステアリルエー
テルリン酸、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン
酸、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルリン
酸、ポリオキシプロピレン2−エチルヘキシルエーテル
リン酸、ポリオキシプロピレンラウリルエーテルリン
酸、ポリオキシプロピレンミリスチルエーテルリン酸、
ポリオキシプロピレンセチルエーテルリン酸、ポリオキ
シプロピレンステアリルエーテルリン酸、ポリオキシプ
ロピレンオレイルエーテルリン酸、ポリオキシプロピレ
ンノニルフェニルエーテルリン酸等のアルキレンオキシ
ドが平均1〜20モル付加したものが例示される。
【0021】又、一般式(2)で表されるリン酸モノエ
ステル及びアルキレンオキシド付加リン酸モノエステル
の金属塩としては、上記モノエステルのモノリチウム
塩、ジリチウム塩、モノナトリウム塩、ジナトリウム
塩、モノカリウム塩、ジカリウム塩、マグネシウム塩、
カルシウム塩、バリウム塩、亜鉛塩、カドミウム塩、ア
ルミニウム塩、スズ塩、鉛塩等が例示される。
【0022】一般式(3)で表されるリン酸ジエステル
としては、ジメチルリン酸、ジエチルリン酸、ジプロピ
ルリン酸、ジブチルリン酸、ジヘキシルリン酸、ビス
(2−エチルヘキシル)リン酸、ジオクチルリン酸、ジ
ノニルリン酸、ジデシルリン酸、ジラウリルリン酸、ジ
ミリスチルリン酸、ジセチルリン酸、ジステアリルリン
酸、ジオレイルリン酸、ジベヘニルリン酸等が例示され
る。
【0023】一方、一般式(3)で表されるアルキレン
オキシド付加リン酸ジエステルとしては、ジポリオキシ
エチレン2−エチルヘキシルエーテルリン酸、ジポリオ
キシエチレンラウリルエーテルリン酸、ジポリオキシエ
チレンミリスチルエーテルリン酸、ジポリオキシエチレ
ンセチルエーテルリン酸、ジポリオキシエチレンステア
リルエーテルリン酸、ジポリオキシエチレンオレイルエ
ーテルリン酸、ジポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテルリン酸、ジポリオキシプロピレン2−エチルヘキ
シルエーテルリン酸、ジポリオキシプロピレンラウリル
エーテルリン酸、ジポリオキシプロピレンミリスチルエ
ーテルリン酸、ジポリオキシプロピレンセチルエーテル
リン酸、ジポリオキシプロピレンステアリルエーテルリ
ン酸、ジポリオキシプロピレンオレイルエーテルリン
酸、ジポリオキシプロピレンノニルフェニルエーテルリ
ン酸等のアルキレンオキシドが平均1〜20モル付加し
たものが例示される。
【0024】又、一般式(3)で表されるリン酸ジエス
テル及びアルキレンオキシド付加リン酸ジエステルの金
属塩としては、上記ジエステルのリチウム塩、ナトリウ
ム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、バ
リウム塩、亜鉛塩、カドミウム塩、アルミニウム塩、ス
ズ塩、鉛塩等が例示される。
【0025】一般式(4)で表されるリン酸トリエステ
ルとしては、トリメチルリン酸、トリエチルリン酸、ト
リプロピルリン酸、トリブチルリン酸、トリヘキシルリ
ン酸、トリス(2−エチルヘキシル)リン酸、トリオク
チルリン酸、トリノニルリン酸、トリデシルリン酸、ト
リラウリルリン酸、トリミリスチルリン酸、トリセチル
リン酸、トリステアリルリン酸、トリオレイルリン酸、
トリベヘニルリン酸等が例示される。
【0026】一方、一般式(4)で表されるアルキレン
オキシド付加リン酸トリエステルとしては、トリポリオ
キシエチレン2−エチルヘキシルエーテルリン酸、トリ
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、トリポリ
オキシエチレンミリスチルエーテルリン酸、トリポリオ
キシエチレンセチルエーテルリン酸、トリポリオキシエ
チレンステアリルエーテルリン酸、トリポリオキシエチ
レンオレイルエーテルリン酸、トリポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテルリン酸、トリポリオキシプロピ
レン2−エチルヘキシルエーテルリン酸、トリポリオキ
シプロピレンラウリルエーテルリン酸、トリポリオキシ
プロピレンミリスチルエーテルリン酸、トリポリオキシ
プロピレンセチルエーテルリン酸、トリポリオキシプロ
ピレンステアリルエーテルリン酸、トリポリオキシプロ
ピレンオレイルエーテルリン酸、トリポリオキシプロピ
レンノニルフェニルエーテルリン酸等のアルキレンオキ
シドが平均1〜20モル付加したものが例示される。
【0027】一般式(5)で表されるホスフィンオキシ
ドとしては、トリメチルホスフィンオキシド、トリエチ
ルホスフィンオキシド、トリプロピルホスフィンオキシ
ド、トリブチルホスフィンオキシド、トリヘキシルホス
フィンオキシド、トリス(2−エチルヘキシル)ホスフ
ィンオキシド、トリオクチルホスフィンオキシド、トリ
ノニルホスフィンオキシド、トリデシルホスフィンオキ
シド、トリラウリルホスフィンオキシド、トリミリスチ
ルホスフィンオキシド、トリセチルホスフィンオキシ
ド、トリステアリルホスフィンオキシド、トリオレイル
ホスフィンオキシド、トリベヘニルホスフィンオキシ
ド、トリフェニルホスフィンオキシド、トリトリルホス
フィンオキシド等が例示される。
【0028】一般式(6)で表される亜リン酸エステル
としては、トリメチルホスファイト、トリエチルホスフ
ァイト、トリプロピルホスファイト、トリブチルホスフ
ァイト、トリヘキシルホスファイト、トリス(2−エチ
ルヘキシル)ホスファイト、トリオクチルホスファイ
ト、トリノニルホスファイト、トリデシルホスファイ
ト、トリラウリルホスファイト、トリミリスチルホスフ
ァイト、トリセチルホスファイト、トリステアリルホス
ファイト、トリオレイルホスファイト、トリベヘニルホ
スファイト、トリフェニルホスファイト、トリトリルホ
スファイト、ビス(トリデシル)ペンタエリスリトール
ジホスファイト等が例示される。
【0029】一般式(7)で表される亜リン酸エステル
としては、ジメチル水素ホスファイト、ジエチル水素ホ
スファイト、ジプロピル水素ホスファイト、ジブチル水
素ホスファイト、ジヘキシル水素ホスファイト、ビス
(2−エチルヘキシル)水素ホスファイト、ジオクチル
水素ホスファイト、ジノニル水素ホスファイト、ジデシ
ル水素ホスファイト、ジラウリル水素ホスファイト、ジ
ミリスチル水素ホスファイト、ジセチル水素ホスファイ
ト、ジステアリル水素ホスファイト、ジオレイル水素ホ
スファイト、ジベヘニル水素ホスファイト、ジフェニル
水素ホスファイト、ジトリル水素ホスファイト等が例示
される。
【0030】一般式(8)で表されるホスホン酸として
は、メチルホスホン酸、エチルホスホン酸、プロピルホ
スホン酸、ブチルホスホン酸、2−エチルヘキシルホス
ホン酸、オクチルホスホン酸、ノニルホスホン酸、デシ
ルホスホン酸、ラウリルホスホン酸、ミリスチルホスホ
ン酸、セチルホスホン酸、ステアリルホスホン酸、オレ
イルホスホン酸、ベヘニルホスホン酸、フェニルホスホ
ン酸、トリルホスホン酸等が例示され、又、ホスホン酸
の金属塩としては、上記ホスホン酸のモノリチウム塩、
ジリチウム塩、モノナトリウム塩、ジナトリウム塩、モ
ノカリウム塩、ジカリウム塩、マグネシウム塩、カルシ
ウム塩、バリウム塩、亜鉛塩、カドミウム塩、アルミニ
ウム塩、スズ塩、鉛塩等が例示される。
【0031】本発明に係る有機リン系化合物は、単独で
又は2種以上を適宜組み合わせて用いられ、特に効果的
な有機リン系化合物として、リン酸モノエステル及びそ
の金属塩、リン酸ジエステル及びその金属塩、亜リン酸
エステル等が例示される。
【0032】
【発明の実施の形態】有機リン系化合物の配合量は、所
定の効果が得られる限り特に限定されるものではない
が、通常、脂肪族モノカルボン酸に対し、1〜10,0
00ppm、より好ましくは10〜1,000ppmである。
1ppm未満では顕著な耐熱性の改善効果が認められにく
く、10,000ppmを越えて配合しても特別にその効
果は増加せず不経済であり、しかも有機リン系化合物が
完全に溶解しない場合もあって、何れの場合も好ましく
ない。
【0033】脂肪族モノカルボン酸に対する有機リン系
化合物の添加方法としては、溶融した脂肪族モノカルボ
ン酸の中へ添加し、撹拌を行うだけで十分である。撹拌
方法は、機械攪拌、ポンプ循環による攪拌、窒素バブリ
ングによる攪拌等、何れの方法を用いても良い。
【0034】添加時の温度については、特に制約される
ものではないが、脂肪族モノカルボン酸の品質を劣化さ
せないためには、対象とする脂肪族モノカルボン酸の融
点以上でできるだけ低い温度が望ましい。
【0035】本発明に係る有機リン系化合物の添加処理
は、従来行われている改善処理と併用しても差し支えな
い。更に、その有機リン化合物の添加時期がいずれであ
れ、制限されない。
【0036】本発明に係る耐熱性の改善された脂肪族モ
ノカルボン酸組成物は、金属石鹸の原料のみならず、各
種のエステル、ニトリル及びアミド等の素材として有用
な組成物である。
【0037】
【実施例】以下に実施例を掲げ、本発明を詳しく説明す
る。尚、各組成物の色数は、ハーゼン単位色数試験方法
により測定した。
【0038】実施例1 500mlの四つ口フラスコにステアリン酸200gを仕
込み、70℃で溶融し、次いで、ラウリルリン酸0.0
2g(ステアリン酸に対し100ppm)を加え、30分
間かきまぜを行った。得られた溶融状態の組成物をハー
ゼン単位色数測定用比色管に採り、その溶融物の色数を
測定した。次いで、この比色管を200℃のオイルバス
中で2時間加熱して加熱物の色数を測定した。得られた
溶融物の色数及び加熱物の色数を第1表に示す。
【0039】実施例2〜19 ラウリルリン酸の代わりに第1表に示す種々の有機リン
系化合物をステアリン酸に対し100ppm適用した他は
実施例1と同様にして加熱試験を行った。得られた結果
を第1表に示す。
【0040】実施例20 500mlの四つ口フラスコにヤシ油脂肪族モノカルボン
酸200gを仕込み、70℃で溶融し、次いで、ラウリ
ルリン酸0.02g(ヤシ油脂肪族モノカルボン酸に対
し100ppm)を加え、30分間かきまぜを行った。得
られた溶融状態の組成物をハーゼン単位色数測定用比色
管に採り、その溶融物の色数を測定した。次いで、この
比色管を160℃のオイルバス中で2時間加熱して加熱
物の色数を測定した。その結果、溶融物の色数は60、
加熱物の色数は180であった。
【0041】比較例1 有機リン系化合物を添加しない他は実施例1と同様にし
て加熱試験を行った。得られた結果を第1表に示す。
【0042】比較例2 有機リン系化合物を添加しない他は実施例20と同様に
して加熱試験を行った。その結果、溶融物の色数は6
0、加熱物の色数は300であった。
【0043】
【表1】
【0044】実施例21 ラウリルリン酸の添加比率をステアリン酸に対し10pp
mに代えた他は実施例1と同様にして加熱試験を行っ
た。その結果、溶融物の色数は30、加熱物の色数は1
30であった。
【0045】実施例22 ラウリルリン酸の添加比率をステアリン酸に対し1,0
00ppmに代えた他は実施例1と同様にして加熱試験を
行った。その結果、溶融物の色数は30、加熱物の色数
は90であった。
【0046】実施例23 ジラウリル水素ホスファイトの添加比率をステアリン酸
に対し10ppmに代えた他は実施例12と同様にして加
熱試験を行った。その結果、溶融物の色数は30、加熱
物の色数は130であった。
【0047】実施例24 ジラウリル水素ホスファイトの添加比率をステアリン酸
に対し1,000ppmに代えた他は実施例12と同様に
して加熱試験を行った。その結果、溶融物の色数は3
0、加熱物の色数は100であった。
【0048】
【発明の効果】本発明に係る有機リン系化合物を適用す
ることにより、脂肪族モノカルボン酸の耐熱性を大幅に
改善することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表される1種若しくは2
    種以上の脂肪族モノカルボン酸と、一般式(2)で表さ
    れるリン酸モノエステル及びその金属塩、一般式(3)
    で表されるリン酸ジエステル及びその金属塩、一般式
    (4)で表されるリン酸トリエステル、一般式(5)で
    表されるホスフィンオキシド、一般式(6)又は(7)
    で表される亜リン酸エステル、一般式(8)で表される
    ホスホン酸及びその金属塩よりなる群から選ばれる1種
    若しくは2種以上の有機リン系化合物を含有することを
    特徴とする脂肪族モノカルボン酸組成物。 R1−COOH (1) [式中、R1は炭素数5〜21の直鎖状若しくは分岐鎖
    状のアルキル基又はアルケニル基を表し、水酸基を有し
    ていても良い。] 【化1】 [式中、R2は炭素数1〜22の直鎖状若しくは炭素数
    3〜22の分岐鎖状のアルキル基、炭素数2〜22のア
    ルケニル基又は置換基を有していてもよいアリール基を
    表し、A1は炭素数2〜4のアルキレン基を表し、aは
    アルキレンオキシドの平均付加モル数を表し、0〜20
    の正数である。] 【化2】 [式中、R3、R4はR2と同義であり、同一でも異なっ
    ていてもよい。A2、A3はA1と同義であり、同一でも
    異なっていてもよい。b、cはaと同義であり、同一で
    も異なっていてもよい。] 【化3】 [式中、R5、R6及びR7はR2と同義であり、同一でも
    異なっていてもよい。A4、A5及びA6はA1と同義であ
    り、同一でも異なっていてもよい。d、e及びfはaと
    同義であり、同一でも異なっていてもよい。] 【化4】 [式中、R8、R9及びR10はR2と同義であり、同一で
    も異なっていてもよい。] 【化5】 [式中、R11、R12及びR13はR2と同義であり、同一
    でも異なっていてもよい。] 【化6】 [式中、R14、R15はR2と同義であり、同一でも異な
    っていてもよい。] 【化7】 [式中、R16はR2と同義である。]
  2. 【請求項2】 有機リン系化合物が、ラウリルリン酸及
    びその金属塩、ステアリルリン酸及びその金属塩、ポリ
    オキシエチレンラウリルエーテルリン酸及びその金属
    塩、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルリン酸
    及びその金属塩、ビス(2−エチルヘキシル)リン酸及
    びその金属塩、ジラウリルリン酸及びその金属塩、ジポ
    リオキシエチレンラウリルエーテルリン酸及びその金属
    塩、ジポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルリン
    酸及びその金属塩、トリラウリルリン酸、トリポリオキ
    シエチレンラウリルエーテルリン酸、トリオクチルホス
    フィンオキシド、トリフェニルホスフィンオキシド、ト
    リステアリルホスファイト、トリフェニルホスファイ
    ト、ジラウリル水素ホスファイト、ジフェニル水素ホス
    ファイト、フェニルホスホン酸及びその金属塩よりなる
    群から選ばれる1種若しくは2種以上の化合物である請
    求項1に記載の脂肪族モノカルボン酸組成物。
  3. 【請求項3】 一般式(2)で表されるリン酸モノエス
    テル、一般式(3)で表されるリン酸ジエステル及び一
    般式(8)で表されるホスホン酸の各金属塩が、アルカ
    リ金属、アルカリ土類金属、亜鉛族、アルミニウム族又
    は炭素族よりなる群から選ばれる1種若しくは2種以上
    の金属塩である請求項1又は請求項2に記載の脂肪族モ
    ノカルボン酸組成物。
  4. 【請求項4】 有機リン系化合物の添加量が、脂肪族モ
    ノカルボン酸に対し、1〜10,000ppmである請求
    項1〜3のいずれかの請求項に記載の脂肪族モノカルボ
    ン酸組成物。
JP9325597A 1996-04-24 1997-03-26 脂肪族モノカルボン酸組成物 Pending JPH1025497A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9325597A JPH1025497A (ja) 1996-04-24 1997-03-26 脂肪族モノカルボン酸組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12908696 1996-04-24
JP8-129086 1996-04-24
JP9325597A JPH1025497A (ja) 1996-04-24 1997-03-26 脂肪族モノカルボン酸組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1025497A true JPH1025497A (ja) 1998-01-27

Family

ID=26434669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9325597A Pending JPH1025497A (ja) 1996-04-24 1997-03-26 脂肪族モノカルボン酸組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1025497A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4631483A (en) * 1984-02-01 1986-12-23 Coulter Electronics, Inc. Particle analyzing apparatus and method of moving particles in suspension through such apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4631483A (en) * 1984-02-01 1986-12-23 Coulter Electronics, Inc. Particle analyzing apparatus and method of moving particles in suspension through such apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3984448A (en) Production of dialkylthiophosphates
US4425280A (en) Metal amino acids
DE2940620C2 (ja)
CA1189306A (en) Hydrolytically stable antioxidant composition
US3965220A (en) Preparation of esters of phosphorus acids
US3019249A (en) Synthesis of partial esters of phosphorus acids and salts thereof
JPH1025497A (ja) 脂肪族モノカルボン酸組成物
US2977382A (en) Method of preparing esters of phosphorodithioic acids
KR910002882A (ko) 인을 함유한 스쿠알렌 합성 효소 억제제 및 그의 제조 방법
JPS63267792A (ja) リン酸ジ(フルオロアルキル基含有基置換アルキル)塩の製法
Barber The preparation of some phosphorus compounds and their comparison as load carrying additives by the four-ball machine
US2964477A (en) Phosphate ester compositions
JP3526940B2 (ja) リン酸エステルの製造法
US3772414A (en) Preparation of esters of phosphorus acids
US4734212A (en) Lubricating oil compositions containing bis-mannich base deposit inhibitors and a process for their preparation
DE50111010D1 (de) Topische zusammensetzung, enthaltend mindestens ein aryloxim, und verfahren zu ihrer herstellung
JP3815810B2 (ja) ビス−2,6−ジメチルフェニルヒドロゲンホスフェート類の金属塩
Mikroyannidis Hydroxy and/or carboxy substituted phosphonic and bisphosphonic acids usable as corrosion and scale inhibitors
IE43625B1 (en) Production of organic phosphorus compounds containing carboxylic groups
US2960528A (en) Preparation of neutral phosphate esters
JPH07285911A (ja) 脂肪族モノカルボン酸組成物
US3284548A (en) Process for making neutral hydroxy substituted triesters of phosphorodithioic acid
DE4121696A1 (de) Verfahren zur herstellung von phosphorigsaeurediestern
US3790649A (en) Preparation of esters of phosphorus acids
US4077892A (en) Lubricant composition

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040119

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050111

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050524

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02