JPH10255032A - 画像操作装置および画像操作方法 - Google Patents

画像操作装置および画像操作方法

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JPH10255032A
JPH10255032A JP9070931A JP7093197A JPH10255032A JP H10255032 A JPH10255032 A JP H10255032A JP 9070931 A JP9070931 A JP 9070931A JP 7093197 A JP7093197 A JP 7093197A JP H10255032 A JPH10255032 A JP H10255032A
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Hiroshi Omura
宏 大村
Seiji Sasaki
誠司 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像操作対象となる二値画像データを取り込
む際に該二値画像データの格納に要する格納容量を削減
することができるとともに、画像操作処理の高速化を図
ることができる画像操作装置を提供する。 【解決手段】 画像操作装置はデータ変換手段1と画像
処理手段2とを備え、データ変換手段1は、ビットイメ
ージ格納部3aから二値画像データを取り込み、該取り
込んだ二値画像データをその各ラスタラインにおける色
変化点の位置を示す色変化点データに変換する。データ
変換手段1で二値画像データから変換された色変化点デ
ータは色変化点情報格納部3bに格納される。画像処理
手段2は色変化点情報格納部3bに格納されている色変
化点データを読み出し、読み出した色変化点データに対
して回転、変倍(拡大、縮小)などの画像操作処理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二値画像データを
取り込み、該二値画像データに対し回転、変倍などの画
像操作処理を行う画像操作装置およびその方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画像データに対し回転、変倍など
の画像操作処理を行う装置においては、外部の記憶装置
から処理対象となる画像データを取り込み、該画像デー
タをビットイメージ形式のデータとしてメモリに格納
し、該メモリに格納されたビットイメージを読み出し、
このビットイメージに対しその各ラスタラインを処理単
位として画像操作処理を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の装置では、処理対象となる画像データをビットイメー
ジとしてメモリに格納するから、白黒の各色が混在する
ラスタラインと例えば余白などの白一色のラスタライン
とのそれぞれを格納するための必要なメモリ容量が同じ
になるとともに、このビットイメージに対しその各ラス
タラインを処理単位として回転、変倍などの画像操作処
理を行うから、該画像操作処理の際に余白などの白一色
のラスタラインを他のラスタラインと同様に処理する必
要があり、ビットイメージの格納に必要なメモリ量が増
すとともに、処理量が増大する。
【0004】また、同一画像を高解像度で取り扱う場
合、この解像度が高くなることに従って画像データに対
するビットイメージデータ量が2乗のオーダで増大する
から、このビットイメージデータ量の増大に伴い該ビッ
トイメージの格納に必要なメモリ量が増すとともに、処
理量が増大する。
【0005】さらに、画像データをビットパターンとし
て取り扱う場合、拡大、縮小、回転などの画像操作処理
ではビット単位のデータ移動が必要となるが、汎用のC
PUではバイト単位でメモリとレジスタ間のデータ移動
を行うから、この汎用のCPUを用いて上記画像操作処
理を行うと、複雑なビットテスト/ビットマスクを行う
必要があり、該画像操作処理に多大な負荷が掛かりひい
ては処理速度が非常に遅くなる。
【0006】本発明の目的は、画像操作対象となる二値
画像データを取り込む際に該二値画像データの格納に要
する格納容量を削減することができるとともに、画像操
作処理の高速化を図ることができる画像操作装置および
画像操作方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
二値画像データを取り込み、該二値画像データに対し回
転、変倍などの画像操作処理を行う画像操作装置におい
て、前記取り込んだ二値画像データをその各ラスタライ
ンにおける色変化点の位置を示す色変化点データに変換
するデータ変換手段と、前記色変化点データを格納する
格納手段とを設け、前記格納手段から色変化点データを
読み出し、該読み出した色変化点データに対して前記画
像操作処理を行うことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像操作装置において、前記画像操作処理によって処理さ
れた色変化点データをその出力先のデータ形式に応じた
データに変換するデータ形式変換手段を設けたことを特
徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、二値画像データを
取り込み、該二値画像データに対し回転、変倍などの画
像操作処理を行う画像操作方法において、前記取り込ん
だ二値画像データをその各ラスタラインにおける色変化
点の位置を示す色変化点データに変換する工程と、前記
色変化点データを格納手段に格納する工程と、前記格納
手段から色変化点データを読み出し、該読み出した色変
化点データに対して前記画像操作処理を行う工程とを含
むことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像操作方法において、前記画像操作処理によって処理さ
れた色変化点データをその出力先のデータ形式に応じた
データに変換する工程を含むことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図を参照しながら説明する。
【0012】(実施の第1形態)図1は本発明の画像操
作装置の実施の一形態の構成を示すブロック図、図2は
図1の画像操作装置における二値画像から色変化点デー
タへの変換例を示す図である。
【0013】画像操作装置は、図1に示すように、処理
対象となる二値画像データを保持するビットイメージ格
納部3aおよび後述する色変化点データを格納する色変
化点情報格納部3bを有する二次記憶装置3と、データ
変換手段1とを備え、データ変換手段1は、ビットイメ
ージ格納部3aから二値画像データを取り込み、該取り
込んだ二値画像データをその各ラスタラインにおける色
変化点の位置を示す色変化点データに変換する。例え
ば、図2(a)に示すように、ビットイメージ部格納部
3aには横32ドット、縦32ドットの二次画像データ
が保持され、この二次画像データは各ラスタライン毎に
おける色変化点の位置を示す色変化点データに変換され
る。ラスタライン上における色が白から黒へまたは黒か
ら白へ変化する位置は、図2(b)に示すように、変化
点であると規定されるとともに、ラスタラインの最後尾
の位置は変化点であると規定され、この変化点の位置が
色変化点データで示される。また、各ラスタラインの先
頭位置には白ブロックが位置するとものと規定してい
る。
【0014】データ変換手段1で二値画像データから変
換された色変化点データは色変化点情報格納部3bに格
納される。色変化点情報格納部3bに格納されている色
変化点データは画像処理手段2により読み出され、画像
処理手段2は、読み出した色変化点データに対して回
転、変倍(拡大、縮小)などの画像操作処理を行う。
【0015】画像操作処理が施された色変化点データは
色変化点情報格納部3bに一旦格納された後に出力デー
タ形式変換手段4に与えられる。出力データ形式変換手
段4は画像操作処理が施された色変化点データを出力デ
バイス5が要求するデータ形式のデータに変換して出力
デバイス5に出力する。
【0016】次に、画像操作における縮小操作、拡大操
作、回転操作について順に図を参照しながら説明する。
【0017】(縮小操作 1/N倍(Nは正の整数))
図3は縮小前の二値画像データと縮小後の二値画像デー
タとを示す図、図4は図1の画像操作装置における縮小
操作処理を示すフローチャート、図5は図1の画像操作
装置における縮小操作処理の内容の具体例を示す図であ
る。本説明では、図3(a)に示す二値画像データを1
/3倍に縮小して図3(b)に示す二値画像データに変
換する場合を例にとる。
【0018】本実施の形態の縮小操作において二値画像
データの各ラスタラインにおける色変化点の位置を示す
色変化点データは、ラスタラインの本数を管理するため
のパラメータHeightおよび色変化点の位置の数を管理す
るためのパラメータcounterを用いたLocations[Height]
[counter]で表され、このLocations[Height][counter]
はHeight番目のラスタラインにおいてその先頭から何番
目のドット位置が色変化点の位置であるかを示す。例え
ば、図5(a)に示すように、Height番目のラスタライ
ンにおいては6個の色変化点の位置が存在し、Location
s[Height][counter =0] はHeight番目のラスタライン
においてその先頭から7番目のドット位置が白から黒へ
の色変化点の位置であることを示し、Locations[Heigh
t][counter =1] はHeight番目のラスタラインにおい
てその先頭から9番目のドット位置が黒から白への色変
化点の位置であることを示す。また、上述したように、
各ラスタラインの先頭位置には白ブロックが位置すると
ものと規定しているから、Couterが偶数番号であれば、
Locations[Height][counter]は白ブロックの先頭位置を
示すことになるが、仮にラスタラインの先頭位置に黒ブ
ロックが位置する場合には、Locations[Height][0] =
0とする。このように、二値画像データはLocations[He
ight][counter]で表される色変化点データに変換され、
この色変化点データは、Locations[Height][counter]の
データ形式で変化点情報格納部3bに格納される。
【0019】これに対し、Locations[Height][counter]
で示す色変化点データに対する縮小操作処理後のデータ
すなわち縮小操作処理後のラスタラインにおける色変化
点の位置は、Result_Locations[Height][counter]で表
される。Result_Locations[Height][counter]は、Loca
tions[Height][counter]と同様に、Height番目のラスタ
ラインにおいてその先頭から何番目のドット位置が色変
化点の位置であるかを示す。このように、縮小操作処理
後の色変化点データはResult_Locations[Height][coun
ter]で表され、この色変化点データは、Result_Locati
ons[Height][counter]のデータ形式で変化点情報格納部
3bに格納される。
【0020】この縮小操作においては、ラスタライン方
向への縮小処理と、ラスタラインと直交する方向への縮
小処理とが行われる。ラスタライン方向への縮小処理で
は、例えばHeight番目のラスタラインにおいてLocation
s[Height][counter]で示される色変化点データに対し1
/3倍の縮小を行う場合、Locations[Height][counter]
の値を3で割り、その値を四捨五入してResult_Locati
ons[Height][counter]に格納する。本図5(a)に示す
例では、Locations[Height][0] =7に対しResult_Lo
cations[Height][0] =2が得られ、Locations[Heigh
t][1] に=9対しResult_Locations[Height][1] =
3が得られる。
【0021】ラスタラインと直交する方向への縮小処理
では、例えば1/3倍の縮小を行う場合、図5(b)に
示すように、ラスタイメージを連続する3本のラスタラ
インからなる単位ブロックに分割し、各ブロックにおけ
る先頭のラスタラインを抜き出して他の2本のラスタラ
インを間引き、この各ブロック毎に抜き出したラスタラ
インの色変化点の位置のみを用いることによってラスタ
ラインと直交する方向へ1/3倍の縮小を行う。
【0022】次に、上述の1/3倍の縮小操作の処理手
順について図4を参照しながら説明する。
【0023】まず、ステップS1において、ラスタイメ
ージにおけるラスタラインの内の何番目のラスタライン
であるかを示すパラメータHeightを「0」に初期化し、
続くステップS2で、パラメータHeightと、ラスタイメ
ージにおけるラスタラインの総本数(ラスタイメージに
おけるラスタラインと直交する方向への総ドット数)を
示すImageHeight とを比較する。Height<ImageHeight
が成立すると、ステップS3に進み、Height<ImageHei
ght が成立しないと、本処理を終了する。
【0024】ステップS3では、ラスタラインの方向へ
のドット数を計数するカウント値couterを「0」に初期
化し、続くステップS4で、Locations[Height][counte
r]の値と、ラスタイメージのラスタラインの方向への総
ドット数を示すRaster_SIZEとを比較する。
【0025】Locations[Height][counter]≦Raster_SI
ZEの関係が成立すると、ステップS5に進み、Location
s[Height][counter]の値を3で割って小数点以下を四捨
五入した値をResult_Locations[Height][counter]に代
入する。次いで、ステップS6に進み、パラメータcoun
ter の値を1インクリメントし、再びステップS2から
の処理を繰り返す。
【0026】これに対し、Locations[Height][counter]
≦Raster_SIZEの関係が成立しないと、パラメータHeig
ht番目のラスタラインにおけるラスタライン方向への縮
小処理が完了し、ステップS7に進む。ステップS7で
は、パラメータHeightの値を3インクリメントし、この
パラメータHeightのインクリメントによりラスタライン
と直交する方向への1/3倍の縮小が行われて次のパラ
メータHeight番目に対し再びステップS2からの処理を
繰り返して次のパラメータHeight番目のラスタラインに
おけるラスタライン方向への縮小処理を行う。
【0027】(拡大操作 N倍(Nは正の整数))この
拡大操作においては、ラスタライン方向への拡大処理
と、ラスタラインと直交する方向への拡大処理とが行わ
れる。ラスタライン方向への拡大処理では、例えばN倍
の拡大を行う場合、Height番目のラスタラインにおいて
Locations[Height][counter]の値をN倍し、その値をRe
sult_Locations[Height][counter]に格納する。
【0028】ラスタラインと直交する方向への拡大処理
では、例えばN倍の拡大を行う場合、同じラスタライン
のデータをN本連続して格納することにより、ラスタラ
インと直交する方向へN倍の拡大を行う。
【0029】(任意の倍率A/Bによる変倍操作 A,
Bは互いに素な正の整数)図6は図1の画像操作装置に
おける任意の倍率による変倍操作処理を示すフローチャ
ート、図7は図1の画像操作装置における任意の倍率に
よる変倍操作処理の内容の具体例を示す図である。本説
明では、二値画像データをA/B倍に変倍する場合を例
にとり、A>Bの関係が成立するものとする。すなわ
ち、1より大きい倍率の変倍操作の場合を例に説明す
る。
【0030】本実施の形態の変倍操作においては、縮
小、拡大操作と同様に、二値画像データの各ラスタライ
ンにおける色変化点の位置を示す色変化点データをLoca
tions[Height][counter]のデータ形式で変化点情報格納
部3bに格納するとともに、変倍操作処理後の色変化点
データをResult_Locations[Height][counter]のデータ
形式で変化点情報格納部3bに格納する。また、この変
倍操作では、ラスタラインと直交する方向へのサイズの
変更の指標となる配列パラメータComb[e] が用いられ、
配列パラメータComb[e] はB個の要素を有する配列を表
す。
【0031】この変倍操作においては、図6に示すよう
に、まず、ラスタラインと直交する方向への変倍処理
(ステップS11〜14)が行われ、続いてラスタライ
ン方向への変倍処理(ステップS15)が行われ、ラス
タラインと直交する方向への変倍処理には、上述の配列
パラメータComb[e] を作成する処理(ステップS11〜
13)と、この配列パラメータComb[e] を用いてラスタ
ラインへの操作をする処理(ステップS14)とが含ま
れている。
【0032】この配列パラメータComb[e] の作成処理で
は、まず、ステップS11において任意に設定されたA
/B倍の変倍率に対しB個の要素を有する配列パラメー
タComb[e] (図6中では[]内のeは省略している)の格
納領域を確保し、続くステップS12で次の(1)式を
用いて商Qと余りRとを求める。
【0033】 A=BQ+R …(1) 但し、Q,Rは正の整数とする。
【0034】このQ,Rが求められると、ステップS1
4において、求めたQ,Rの値が配列パラメータComb
[e] の要素に格納される。この求めたQ,Rの配列パラ
メータComb[e] の要素への格納では、図7(a)に示す
ように、まず、求めたQの値が配列パラメータComb[e]
の全ての要素に格納される。次いで、配列パラメータCo
mb[e] の各要素の中から重複しないR個の要素が乱数に
よって選択され、この選択されたR個の要素に格納され
た値に1が加算される。
【0035】次いで、ステップS13に進み、配列パラ
メータComb[e] を用いたラスタラインへの操作処理を行
う。具体的には、図7(b)に示すように、まず、ラス
タイメージを、連続するB本のラスタラインを有する複
数のブロックに分割する。例えばA/B=7/4の場
合、ラスタイメージは、連続する4本のラスタラインを
有する複数のブロックに分割される。次いで、図7
(c)に示すように、各ブロック毎にそれに含まれるB
本のラスタラインと配列パラメータComb[e] のB個の各
要素とが対応付けられ、B本の各ラスタラインは対応す
る配列パラメータComb[e] の要素に格納されている値に
等しい数のラスタラインにそれぞれ書き換えられる。例
えば、ある1本のラスタラインに対応する配列パラメー
タComb[e] の要素に格納されている値が「2」であると
きには、その1本のラスタラインは2本のラスタライン
に書き換えられ、他の1本のラスタラインに対応する配
列パラメータComb[e] の要素に格納されている値が
「1」であるときには、その1本のラスタラインは1本
のラスタラインに書き換えられる。このようにしてLoca
tions[Height][counter](図6中では各[]内のHeight、
counter を書略している)に格納されているデータに対
しラスタラインを書き換えることによってラスタライン
と直交する方向へのサイズの変更が行われ、その処理結
果は、Result_Locations[Height][counter](図6中で
は各[]内のHeight、counter を書略している)に格納さ
れる。
【0036】次いで、ステップS15に進み、ラスタラ
イン方向への変倍処理を行う。このラスタライン方向へ
の変倍処理では、各ラスタライン毎にResult_Location
s[Height][counter]の値にA/Bを掛けて小数点以下を
四捨五入した値をResult_Locations[Height][counter]
に代入する。
【0037】なお、本実施の形態では、1より大きい倍
率の変倍操作について説明したが、1より小さい倍率の
変倍操作例えば倍率C/D(C<D)の変倍操作におい
ては、ラスタイメージを連続するD本のラスタラインを
有する複数のブロックに分割し、各ブロック毎にそれに
含まれるD本のラスタラインからC本のラインを規則的
に抜き出し、抜き出したラスタライン毎にそのLocation
s[Height][counter]に格納されているデータをResult_
Locations[Height][counter]に格納することによってラ
スタラインと直交する方向へのサイズの変更を行い、Re
sult_Locations[Height][counter]に格納することによ
ってラスタラインと直交する方向への変倍処理を行い、
各ラスタライン毎にResult_Locations[Height][counte
r]の値にC/Dを掛けて小数点以下を四捨五入した値を
Result_Locations[Height][counter]に代入することに
よりラスタライン方向への変倍処理を行い、このように
して得られたResult_Locations[Height][counter]は1
より小さい倍率の変倍操作の処理結果を示すことにな
る。
【0038】(回転操作)図8および図9は図1の画像
操作装置における回転操作処理を示すフローチャート、
図10は図1の画像操作装置における回転操作処理の内
容の具体例を示す図、図11は図1の画像操作装置にお
ける回転操作処理のアルゴリズムの説明に用いる回転操
作対象画像の具体例を示す図である。本説明では、画像
を左回りに90度回転する場合を例にとる。
【0039】本実施の形態の回転操作においては、二値
画像データの各ラスタラインにおける色変化点の位置を
示す色変化点データをLocations[Height][counter]のデ
ータ形式で変化点情報格納部3bに格納するとともに、
回転操作処理後の色変化点データをResult_Locations
[Height1][counter1]のデータ形式で変化点情報格納部
3bに格納する。ここで、Result_Locations[Height1]
[counter1]においてパラメータHeight1 、counter1を用
いたのは、Locations[Height][counter]のパラメータと
区別するためである。この回転操作では、Locations[He
ight][counter]に対する検索効率を向上させるための配
列パラメータPointer[ ]が用いられ、この配列パラメー
タPointer[ ]には、Locations[Height][counter]で表さ
れる各ラスタラインにおけるパラメータcounter の値が
格納される。
【0040】例えば図10(a)に示す回転前の画像の
色変化点データに対し、図10(b)に示す配列パラメ
ータPointer[ ]が設定される。本図示例では、Location
s[Height][counter]のパラメータHeight「0」に対する
パラメータcounter 「0」が、パラメータHeight「1」
に対するパラメータcounter 「3」がというようにそれ
ぞれ配列パラメータPointer[ ]に設定され、この配列パ
ラメータPointer[ ]により色変化点データを格納してい
ないラスタラインを予め処理対象外とすることができ、
Locations[Height][counter]に対する検索効率を向上さ
せることができる。
【0041】この回転操作において例えば画像を左回り
に90度回転するということは、ラスタイメージを、回
転前のラスタラインと直交する方向(縦方向)のラスタ
ラインに分割して色変化点データを再構成することであ
り、この縦方向のラスタラインにおける色変化点の位置
をLocations[Height][counter]から見つけ出すことであ
る。画像を左回りに90度回転する場合、回転前の画像
左端の情報が回転後には画像下端の情報画像になる。こ
の画像の左端は色変化点データの原点であるから、回転
後の画像の下端から上端に向けて色変化点データが生成
される。
【0042】次に、本回転操作の基本手順を図11を参
照しながら説明する。
【0043】まず、Locations[Height][counter]からそ
のHeightで示される行順に色変化点データaを検索し、
該色変化点データaが見出だすと、該色変化点データa
を見出だしたHeightがランの開始行となり、この開始行
となるHeightの値をResult_Locations[Height1][count
er1]に格納するとともに、ランの開始を示すフラグChan
geColor を立てる(処理sa1)。例えば、図11
(a)に示すラスタイメージを左回りに90度回転する
とき、このラスタイメージのLocations[Height][counte
r](図11(b)に示す)に対し図中の矢印の方向すな
わち縦方向に検索を行う。
【0044】変化点データaを見出だすと(図11
(c)のi )に示す)、次のHeightに対する検索を行い
(図11(c)のii)に示す)、このHeightで変化点デ
ータaを見出だすとさらに次のHeightに対する検索を行
う。このように、変化点データaを見出だすと、変化点
データaが存在しないHeightを検索するまで検索を続
け、変化点データaが存在しないHeightを見出だすと
(図11(c)のiii )に示す)、このHeightがランの
終了行であると判断してそのHeightの値をResult_Loca
tions[Height1][counter1]に格納するとともに、フラグ
ChangeColor を解除する(処理sa2)。なお、変化点
データaを見出したHeightから変化点データaが存在し
ないHeightまでの間は、Heightの値をResult_Location
s[Height1][counter1]に格納する処理を行わない。
【0045】次いで、再度処理sa1に戻り、Height=
ImageHeight の関係が成立するまで該処理sa1,sa
2を繰り返す。このようにして処理を繰り返すことによ
って、回転後の画像を示すResult_Locations[Height1]
[counter1]が得られる(図11(d),(e)に示
す)。
【0046】次に、この回転操作の処理手順について具
体的に図8および図9を参照しながら説明する。
【0047】図8を参照するに、まず、ステップS21
で、配列パラメータPointer[ ]、パラメータHeight1 の
それぞれを0に初期化するとともに、Result_Location
s[Height1][counter1]の初期化を行う。このResult_Lo
cations[Height1][counter1]の初期化では、Result_Lo
cations[Height1][counter1 =0] にImageHeight (ラ
スタラインの総本数)の値を代入する。
【0048】続くステップS22では、パラメータHeig
ht1 が1以上であるか否かを判定する。パラメータHeig
ht1 が1以上であるときには、ステップS23に進み、
パラメータHeight1 が1以上でないときには、本処理を
終了する。
【0049】ステップS23では、パラメータHeightに
1を設定し、Locations[Height][counter]のHeight番目
の最小値すなわちラスタラインにおける色変化点の最先
頭位置を示すためのMin _LocationにLocations[0][Po
inter[0]]を代入する。続くステップS24では、Heig
ht≦ImageHeight の関係が成立するか否かを判定し、He
ight≦ImageHeight の関係が成立すると、未処理のラス
タラインが存在すると判断してステップS25に進み、
Height≦ImageHeight の関係が成立しないときには、未
処理のラスタラインが存在しないと判断してステップS
26およびステップS27をスキップしてステップS2
8に進む。
【0050】ステップS25では、Min _Location>Lo
cations[Height][Pointer[Height]]の関係が成立するか
否かを判定し、Min _Location>Locations[Height][Po
inter[Height]]の関係が成立すると、さらに小さいMin
_Locationが存在すると判断してステップS26に進
み、Min _LocationにLocations[Height][Pointer[Heig
ht]]を代入してMin _Locationの値を書き換える。Min
_Location>Locations[Height][Pointer[Height]]の関
係が成立しないと、さらに小さいMin _Locationは存在
しないと判断してステップS26をスキップしてステッ
プS27に進む。ステップS27ではパラメータHeight
を1インクリメントし、再度ステップS24からの処理
を繰り返してLocations[Height][Pointer[Height]]のHe
ight番目のラスタラインにおけるの最小値を検索する。
【0051】ステップS28では、図9に示すように、
パラメータcounter1、1で色変化点であることを示すフ
ラグChangeColor 、パラメータHeightの初期化を行うと
ともに、パラメータHeight1 の初期化を行う。パラメー
タHeight1 の初期化は次の(2)式に基づき行われる。
【0052】 Height1 =Raster_SIZE−Min _Location−1 …(2) ここで、Raster_SIZEはラスタイメージのラスタライン
の方向への総ドット数を示し、Min _Locationは上述の
ステップS24からS27までの処理により検索された
最小値である。
【0053】続くステップS29では、Height≦ImageH
eight の関係が成立するか否かを判定し、Height≦Imag
eHeight の関係が成立すると、ステップS30に進む。
Height≦ImageHeight の関係が成立しないと、後述する
ステップS38に進む。
【0054】ステップS30では、Min _Location=Lo
cations[Height][Pointer[Height]]の関係が成立するか
否かを判定し、Min _Location=Locations[Height][Po
inter[Height]]の関係が成立すると、色変化点であると
判断してステップS31に進み、Min _Location=Loca
tions[Height][Pointer[Height]]の関係が成立しない
と、色変化点でないと判断して後述するステップS34
に進む。
【0055】ステップS31では、フラグChangeColor
が1であるか否かを判定し、フラグChangeColor が1で
ないと、当該Height番目のラスタラインにおける色変化
点の位置が該ラスタラインと直交する方向への色変化点
の開始位置であると判断してステップS32に進み、フ
ラグChangeColor が1であると、当該Height番目のラス
タラインにおける色変化点の位置が前のHeight番目のラ
スタラインに続く色変化点の位置であると判断してステ
ップS32をスキップしてステップS33に進む。
【0056】ステップS32では、Result_Locations
[Height1][counter1]に当該パラメータHeightの値を代
入するとともに、パラメータcounter1を1インクリメン
トし、続くステップS33で、配列パラメータPointer
[Height] を1インクリメントする。次いで、後述する
ステップS37に進む。
【0057】ステップS30においてMin _Location=
Locations[Height][Pointer[Height]]の関係が成立しな
いと判定されたときには、ステップS34でフラグChan
geColor が1でありかつHeight<ImageHeight の関係が
成立するか否かを判定し、フラグChangeColor が1であ
りかつHeight<ImageHeight の関係が成立すれば、当該
Height番目のラスタラインにおける位置が色変化点の終
了位置であると判断してステップS35に進む。これに
対し、フラグChangeColor が1でありかつHeight<Imag
eHeight の関係が成立しないと、ステップS35をスキ
ップしてステップS36に進む。
【0058】ステップS35では、Result_Locations
[Height1][counter1]に当該パラメータHeightの値を代
入するとともに、パラメータcounter1を1インクリメン
トし、続くステップS36で、フラグChangeColor に0
を設定し、上述のステップS37に進む。
【0059】ステップS37では、パラメータHeightを
1インクリメントし、再度ステップS29に戻り、この
ステップS29からの処理をHeight=ImageHeight の関
係が成立するまで繰り返す。
【0060】ステップS29においてHeight≦ImageHei
ght の関係が成立しないと、ステップS38でResult_
Locations[Height1][counter1]にImageHeight を代入
し、再度ステップS22に戻る。
【0061】この処理の繰返しにより、回転後の画像を
色変化点データで表すResult_Locations[Height1][cou
nter1]が得られる。例えば図10(a)に示す回転前の
画像の色変化点データに対し上述の処理を行うことによ
り図10(c)に示す回転後の画像の色変化点データが
得られる。
【0062】このようにして得られた画像操作処理の結
果を表すResult_Locations[Height][counter](または
Result_Locations[Height1][counter1])は、色変化点
情報格納部3bに一旦格納された後に出力データ形式変
換手段4に与えられ、出力データ形式変換手段4は画像
操作処理の結果を表すResult_Locations[Height][coun
ter](またはResult_Locations[Height1][counter1])
を出力デバイス5が要求するデータ形式のデータに変換
して出力デバイス5に出力する。
【0063】以上により、本実施の形態では、取り込ん
だ二値画像データをその各ラスタラインにおける色変化
点の位置を示す色変化点データに変換し、この色変化点
データをLocations[Height][counter]のデータ形式で色
変化点情報格納部3bに格納するから、画像操作対象と
なる二値画像データを取り込む際に該二値画像データの
格納に要する色変化点情報格納部3bの格納容量を削減
することができる。また、色変化点情報格納部3bに格
納された色変化点データに対し拡大、縮小、回転などの
画像操作処理を行うから、従来のビット単位のデータ移
動が必要な画像操作処理においてその処理を数値演算に
より実行することができ、画像操作処理の高速化を図る
ことができる。
【0064】また、画像を高解像度で取り扱う場合、こ
の解像度が高くなることに従って二値画像データ量(ビ
ットイメージデータ量)が2乗のオーダで増大するが、
取り込んだ二値画像データをその各ラスタラインにおけ
る色変化点の位置を示す色変化点データに変換して色変
化点情報格納部3bに格納するから、このデータ量の増
大に起因する必要な色変化点情報格納部3bの容量の多
分な増大を阻止することができるとともに、色変化点情
報格納部3bに格納された色変化点データに対し画像操
作処理を行うから、データ量の増大に起因する処理量の
多分な増大を阻止することができる。
【0065】さらに、出力データ形式変換手段4で画像
操作処理の結果を表すResult_Locations[Height][coun
ter](またはResult_Locations[Height1][counter1])
を出力デバイス5が要求するデータ形式のデータに変換
して出力デバイス5に出力するから、出力デバイス5が
要求するデータ形式のデータの出力を容易に得ることが
可能である。
【0066】さらに、画像操作対象となる二値画像デー
タを手書き入力装置からの手書きデータ、または文字入
力装置から文字データとすると、本装置を手書き入力装
置または文字入力装置として組み合わせることにより、
画像操作対象となる二値画像データの格納に要する色変
化点情報格納部3bの格納容量を削減することができる
とともに画像操作処理の高速化を図ることができるとい
う効果を有する情報入力装置、情報認識処理装置などを
構築することが可能になる。
【0067】(実施の第2形態)上述の拡大、縮小を含
む変倍処理の原理をG3ファクシミリ装置のデータ圧縮
に応用することができる。通常、G3ファクシミリ装置
では、ラスタライン上の色変化点の位置を一次元、二次
元符号化によって圧縮する方法を用い、この圧縮データ
の伸長時には、ラスタライン上の色変化点の位置をビッ
トイメージまで展開するが、ラスタライン上の色変化点
の位置をそのまま保持し、上述の拡大、縮小を含む変倍
処理の原理に基づき伸長を行う。このように、本発明に
おける拡大、縮小を含む変倍処理の原理をG3ファクシ
ミリ装置のデータ圧縮に応用することが可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の画
像操作装置によれば、取り込んだ二値画像データをその
各ラスタラインにおける色変化点の位置を示す色変化点
データに変換するデータ変換手段と、色変化点データを
格納する格納手段とを設け、格納手段から色変化点デー
タを読み出し、該読み出した色変化点データに対して画
像操作処理を行うから、画像操作対象となる二値画像デ
ータを取り込む際に該二値画像データの格納に要する格
納容量を削減することができるとともに、画像操作処理
の高速化を図ることができる。
【0069】請求項2記載の画像操作装置によれば、画
像操作処理によって処理された色変化点データをその出
力先のデータ形式に応じてデータに変換するデータ形式
変換手段を設けたから、出力先に応じたデータを容易に
得ることができる。
【0070】請求項3記載の画像操作方法によれば、取
り込んだ二値画像データをその各ラスタラインにおける
色変化点の位置を示す色変化点データに変換する工程
と、色変化点データを格納手段に格納する工程と、格納
手段から色変化点データを読み出し、該読み出した色変
化点データに対して画像操作処理を行う工程とを含むか
ら、画像操作対象となる二値画像データを取り込む際に
該二値画像データの格納に要する格納容量を削減するこ
とができるとともに、画像操作処理の高速化を図ること
ができる。
【0071】請求項4記載の画像操作方法によれば、画
像操作処理によって処理された色変化点データをその出
力先のデータ形式に応じたデータに変換する工程を含む
から、出力先に応じたデータを容易に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像操作装置の実施の一形態の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1の画像操作装置における二値画像から色変
化点データへの変換例を示す図である。
【図3】縮小前の二値画像データと縮小後の二値画像デ
ータとを示す図である。
【図4】図1の画像操作装置における縮小操作処理を示
すフローチャートである。
【図5】図1の画像操作装置における縮小操作処理の内
容の具体例を示す図である。
【図6】図1の画像操作装置における任意の倍率による
変倍操作処理を示すフローチャートである。
【図7】図1の画像操作装置における任意の倍率による
変倍操作処理の内容の具体例を示す図である。
【図8】図1の画像操作装置における回転操作処理を示
すフローチャートである。
【図9】図1の画像操作装置における回転操作処理を示
すフローチャートである。
【図10】図1の画像操作装置における回転操作処理の
内容の具体例を示す図である。
【図11】図1の画像操作装置における回転操作処理の
アルゴリズムの説明に用いる回転操作対象画像の具体例
を示す図である。
【符号の説明】
1 データ変換手段 2 画像処理手段 3 二次記憶装置 3a ビットイメージ格納部 3b 色変化点情報格納部 4 出力データ形式変換手段 5 出力デバイス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二値画像データを取り込み、該二値画像
    データに対し回転、変倍などの画像操作処理を行う画像
    操作装置において、前記取り込んだ二値画像データをそ
    の各ラスタラインにおける色変化点の位置を示す色変化
    点データに変換するデータ変換手段と、前記色変化点デ
    ータを格納する格納手段とを設け、前記格納手段から色
    変化点データを読み出し、該読み出した色変化点データ
    に対して前記画像操作処理を行うことを特徴とする画像
    操作装置。
  2. 【請求項2】 前記画像操作処理によって処理された色
    変化点データをその出力先のデータ形式に応じたデータ
    に変換するデータ形式変換手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の画像操作装置。
  3. 【請求項3】 二値画像データを取り込み、該二値画像
    データに対し回転、変倍などの画像操作処理を行う画像
    操作方法において、前記取り込んだ二値画像データをそ
    の各ラスタラインにおける色変化点の位置を示す色変化
    点データに変換する工程と、前記色変化点データを格納
    手段に格納する工程と、前記格納手段から色変化点デー
    タを読み出し、該読み出した色変化点データに対して前
    記画像操作処理を行う工程とを含むことを特徴とする画
    像操作方法。
  4. 【請求項4】 前記画像操作処理によって処理された色
    変化点データをその出力先のデータ形式に応じたデータ
    に変換する工程を含むことを特徴とする請求項3記載の
    画像操作方法。
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