JPH10256103A - 電子部品の外装方法 - Google Patents

電子部品の外装方法

Info

Publication number
JPH10256103A
JPH10256103A JP9081896A JP8189697A JPH10256103A JP H10256103 A JPH10256103 A JP H10256103A JP 9081896 A JP9081896 A JP 9081896A JP 8189697 A JP8189697 A JP 8189697A JP H10256103 A JPH10256103 A JP H10256103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
resin
lead terminal
elastic body
component element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9081896A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyasu Miura
範靖 三浦
Tadaharu Sato
忠春 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marcon Electronics Co Ltd
Original Assignee
Marcon Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marcon Electronics Co Ltd filed Critical Marcon Electronics Co Ltd
Priority to JP9081896A priority Critical patent/JPH10256103A/ja
Publication of JPH10256103A publication Critical patent/JPH10256103A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード端子への離型材の塗布工程やリード端
子に付着した樹脂の除去工程を不要とすることにより、
樹脂の除去に伴うリード端子の損傷を生じることなしに
電子部品素子に規定寸法の高品質の外装を施すことを可
能とする。 【解決手段】 フィルムコンデンサ素子1を100〜1
20℃で予熱した(予熱工程)後、素子のリード端子2
を一対の挟持・冷却手段5によって挟持した状態で挟持
・冷却手段5のアルミバー6内に水を流すことにより、
アルミバーに接着されたシリコンゴム7を介してリード
端子2を冷却し、熱電対9を使用してシリコンゴムの表
面温度を25℃±3℃に保持する。この挟持・冷却状態
で、素子を粉体流動槽10内の粉体エポキシ樹脂11に
浸漬した後、引き上げる(浸漬工程)。浸漬工程を3〜
4回繰り返した後、素子を100〜120℃で加熱する
ことによってこの素子に付着した樹脂を加熱硬化させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品の外装方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品を外装する方法として
は、液状樹脂に浸漬して加熱硬化する方法、粉末状樹脂
に浸漬して加熱硬化する方法、樹脂ケースに収納する方
法、モールド成型により外装する方法などが採用されて
いるが、このうち、比較的多く使用されているのは、粉
末状樹脂に浸漬する方法である。
【0003】このような粉末状樹脂に浸漬する方法にお
いては、電子部品素子のみに樹脂を付着させることが望
ましいが、浸漬方法の性質上、電子部品素子から引き出
されているリード端子にも樹脂が不都合に付着し易い。
そのため、この方法においては、浸漬工程の後に、リー
ド端子に付着した樹脂を除去する工程が付加されてい
る。
【0004】具体的に、粉末状樹脂を用いた従来の外装
方法としては、例えば、電子部品素子及びリード線を予
熱し、粉末状樹脂に浸漬して引き上げ、続いて、余分な
部分に付着した樹脂を除去した後、加熱硬化する外装方
法がある。また、別の外装方法としては、電子部品素子
及びリード端子を予熱し、粉末状樹脂に浸漬して引き上
げ、続いて、これを加熱溶融して冷却し、余分な部分に
付着した樹脂を除去した後、加熱硬化する外装方法があ
る。さらに、特開平2−307204号公報に記載のよ
うに、粉末状樹脂に浸漬して引き上げ、これを加熱溶融
せずにリード端子の余分な部分に付着している樹脂を除
去した後、加熱硬化する外装方法なども検討されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような、粉末状樹脂を用いた従来の外装方法において
は、リード端子に付着した樹脂の除去工程を付加しなけ
ればならないため、この除去工程の分だけ、外装工程全
体が複雑・長時間化してしまう問題がある。
【0006】また、リード端子から樹脂を除去する際に
は、リード端子や外装自体に傷が付き易いという問題も
ある。リード端子に傷が付いた場合には、そのはんだ付
け性が低下してしまい、接続不良の原因となる恐れがあ
る。一方、外装自体に傷が付いた場合には、耐湿性が低
下する恐れがある。
【0007】さらに、リード端子からの樹脂の除去工程
における樹脂の剥離性を良くするために、樹脂の浸漬工
程の前にシリコンなどの離型材をリード端子に予め塗布
しなければならず、この塗布工程の分だけさらに工程数
が増え、外装工程全体が一層複雑・長時間化してしまう
という問題もある。
【0008】そしてまた、電子部品素子を樹脂に浸漬す
る際には、電子部品素子の寸法や形状に応じて、電子部
品素子の浸漬深さを調整する必要があり、このような浸
漬深さ調整用の位置合わせのために時間を要し、それに
よって外装工程全体がさらに複雑・長時間化してしまう
という問題もある。
【0009】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
リード端子への離型材の塗布工程やリード端子に付着し
た樹脂の除去工程を不要とすることにより、樹脂の除去
に伴うリード端子の損傷を生じることなしに電子部品素
子に規定寸法の高品質の外装を施すことが可能で、か
つ、外装工程全体の簡略・短時間化に貢献可能な、優れ
た電子部品の外装方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために提案されたものであり、電子部品素子を
予熱し、粉末状の熱硬化性樹脂に浸漬した後、電子部品
素子に付着した樹脂を加熱硬化する電子部品の外装方法
において、電子部品素子を熱硬化性樹脂に浸漬する際に
リード端子を保護することにより、リード端子への熱硬
化性樹脂の付着を防止するものである。
【0011】請求項1及び2記載の発明は、電子部品素
子を熱硬化性樹脂に浸漬する際に、リード端子に熱硬化
性樹脂が付着しないようにリード端子を弾性体で挟持す
ることを特徴としており、特に、請求項2記載の発明
は、リード端子を弾性体で挟持すると共にこのリード端
子のみを冷却することを特徴としている。
【0012】これらの特徴を有する請求項1及び2記載
の発明によれば、リード端子を弾性体で挟持することに
より、この弾性体によってリード端子を熱硬化性樹脂か
ら保護し、リード端子への熱硬化性樹脂の付着を防止で
きる。そのため、リード端子への離型材の塗布工程やリ
ード端子に付着した樹脂の除去工程を行うことなしに、
予熱工程後に樹脂の浸漬工程を複数回繰り返すだけで、
電子部品素子のみに樹脂を良好に付着させることができ
る。特に、請求項2記載の発明によれば、樹脂の浸漬工
程においてリード端子を弾性体で挟持することに加えて
リード端子のみを冷却することにより、リード端子への
熱硬化性樹脂の付着をより有効に防止できる。したがっ
て、請求項1及び2記載の発明によれば、樹脂の除去工
程に伴うリード端子の損傷を生じることなしに、電子部
品素子の表面に均一な規定厚さを有する高品質の樹脂層
を形成することができる。
【0013】また、樹脂の浸漬工程においては、電子部
品素子の寸法・形状に関係なく、樹脂の表面位置に応じ
て弾性体の位置が決定されることになる。その結果、電
子部品素子の寸法・形状に関係なく浸漬深さを一定にす
ることができるため、浸漬深さ調整用の位置合わせが容
易になる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、リード端子のみを冷却する際に、冷媒流路
を有する冷却部材を使用し、この冷却部材と前記弾性体
とを接触させることにより弾性体を介してリード端子を
冷却することを特徴としている。
【0015】この特徴を有する請求項3記載の発明によ
れば、リード端子を挟持する弾性体を利用してリード端
子の冷却を行うことができるため、弾性体と別個に冷却
装置を設ける場合に比べて、電子部品素子を熱硬化性樹
脂に浸漬する際の装置構成を簡略化できる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、リード端子のみを冷却する際に、弾性体の
温度を検出し、検出した温度に基づいて冷却部材の冷媒
流路内を流れる冷媒を調整することにより、弾性体の温
度を予め設定した温度に保持することを特徴としてい
る。
【0017】この特徴を有する請求項4記載の発明によ
れば、弾性体の温度を管理してその温度を予め設定した
温度に保持することにより、リード端子の冷却を効率よ
く適切に行うことができ、それによって、リード端子へ
の熱硬化性樹脂の付着をより有効に防止できる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項3又は4記
載の発明において、弾性体が嫌気性接着剤によって冷却
部材に接着されることを特徴としている。
【0019】この特徴を有する請求項5記載の発明によ
れば、次のような作用が得られる。すなわち、請求項3
又は4記載の発明において、弾性体と冷却部材は、基本
的には、接触状態に保持されれば十分であり、これらを
個別に独立して設け、リード端子を冷却する際にのみ、
リード端子を挟持した弾性体を冷却部材でさらに挟持す
る等の方法によって両者を接触させることが可能であ
る。しかしながら、請求項5記載のように、弾性体と冷
却部材を予め固定しておけば、装置構成が簡略であり、
その取扱も容易である。特に、請求項5記載の発明にお
いては、空気を介在させずに弾性体と冷却部材とを接触
させることができるため、熱伝導効率を向上でき、その
結果、リード端子の冷却効率を向上できる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項2〜5のい
ずれか一つに記載の発明において、熱硬化性樹脂として
エポキシ樹脂を使用した場合に、温度条件が次のように
限定されることを特徴としている。すなわち、請求項5
記載の発明において、電子部品素子を予熱する際には、
100〜120℃の範囲内の温度で予熱し、リード端子
のみを冷却する際には、弾性体の表面温度を25℃±3
℃の範囲内に保持し、電子部品素子に付着した樹脂を加
熱硬化する際には、100〜120℃の範囲内の温度で
加熱する。
【0021】この特徴を有する請求項6記載の発明によ
れば、次のような作用が得られる。すなわち、請求項2
〜5のいずれか一つに記載の発明において、熱硬化性樹
脂としては、各種の樹脂を使用可能である。しかしなが
ら、特に、エポキシ樹脂は、高い耐熱性、機械強度、及
び絶縁強度等を有しており、熱硬化性樹脂として好適で
ある。そして、このエポキシ樹脂を使用した場合には、
請求項5記載の温度条件とすることにより、各工程を効
率よく良好に実施することができるため、電子部品素子
に高品質の外装を施すことができる。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項2〜6のい
ずれか一つに記載の発明において、冷却部材がアルミニ
ウムから構成されることを特徴としている。
【0023】この特徴を有する請求項7記載の発明によ
れば、次のような作用が得られる。すなわち、請求項2
〜6のいずれか一つに記載の発明において、冷却部材の
材料としては、各種の材料を使用可能である。しかしな
がら、特に、アルミニウムは、熱伝導性に優れているた
め、請求項7記載の発明のように、アルミニウムを冷却
部材の材料として使用することにより、リード端子の冷
却効率を向上できる。また、アルミニウムは加工も容易
であり、コスト面でも有利である。
【0024】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれか一つに記載の発明において、弾性体がシリコンゴ
ムから構成されることを特徴としている。
【0025】この特徴を有する請求項8記載の発明によ
れば、次のような作用が得られる。すなわち、請求項1
〜7のいずれか一つに記載の発明において、弾性体の材
料としては、各種の材料を使用可能である。しかしなが
ら、特に、シリコンゴムは、優れた弾性及び耐熱性を有
するため、請求項8記載の発明のように、シリコンゴム
を弾性体として使用することにより、予熱されたリード
端子を良好に挟持することができる。また、シリコンゴ
ムは加工も容易であり、コスト面でも有利である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下には、本発明をフィルムコン
デンサの外装方法として適用した一つの実施の形態につ
いて、図1〜図3を参照して具体的に説明する。ここ
で、図1は、外装工程のうち、特に、浸漬工程を示す斜
視図であり、説明的な観点から図中Aに示すように部材
の一部を切り欠いて示している。また、図2は、図1の
X矢視断面図、図3は、図2のY矢視図である。なお、
図2と図3においては、本発明に係る要部を明瞭に示す
観点から、複数の構成要素を実際とは異なる寸法比で模
式的に示している。 [1.外装工程]図1に示すように、複数のフィルムコ
ンデンサ素子1からは、各一対のリード端子2が引き出
されている。このような複数のフィルムコンデンサ素子
1を、角筒状の治具3上においてその軸方向に沿って並
べ、それぞれのリード端子2の端部を粘着テープ4等に
より、治具3に固定する。
【0027】次に、このように治具3に固定した複数の
フィルムコンデンサ素子1を100〜120℃の範囲内
の温度で1時間予熱する(予熱工程)。
【0028】続いて、予熱したフィルムコンデンサ素子
1のリード端子2のみを、一対の挟持・冷却手段5によ
って挟持する。ここで、各挟持・冷却手段5は、その内
部に冷媒である水が流される角筒状のアルミバー(冷却
部材)6とこのアルミバー6の片側に嫌気性接着剤で接
着されたシリコンゴム(弾性体)7から構成されてお
り、アルミバー6は、その両端の継手8を介して冷温水
器(図示せず)にそれぞれ接続されている。
【0029】そして、このように一対の挟持・冷却手段
5によってリード端子2を挟持した状態で、冷温水器か
らの水を挟持・冷却手段5のアルミバー6内に流すこと
により、リード端子2を冷却する。この場合、熱電対9
を使用してシリコンゴム7の温度を検出し、検出した温
度に基づいて冷温水器を制御して、アルミバー6内を流
れる水の温度や流速を調整することにより、シリコンゴ
ム7の表面温度を25℃±3℃に保持する。このような
リード端子2の挟持・冷却状態で、フィルムコンデンサ
素子1を粉体流動槽10内の粉体エポキシ樹脂11に浸
漬し、一定時間経過後引き上げる(浸漬工程)。
【0030】以上のような浸漬工程を3〜4回繰り返し
て、フィルムコンデンサ素子1を最終的に粉体流動槽1
0から引き上げた状態で、挟持・冷却手段5を開いてリ
ード端子2の挟持・冷却を終了する。この後、フィルム
コンデンサ素子1を、100〜120℃の範囲内の温度
で1時間加熱することによってフィルムコンデンサ素子
1に付着した粉体エポキシ樹脂11を加熱硬化させ、光
沢のある表面を持つ規定厚さのエポキシ樹脂層を形成す
る。必要な場合には、浸漬工程と加熱工程を複数回繰り
返して、光沢のある表面を持つ規定厚さのエポキシ樹脂
層を形成する。さらに、このエポキシ樹脂層の表面に紫
外線硬化性インクやレーザ光線等を用いて定格を捺印
し、完成品を得る。 [2.作用]以上のような本実施の形態の外装方法によ
れば、次の作用が得られる。すなわち、浸漬工程におい
ては、リード端子2を挟持・冷却手段5のシリコンゴム
7で挟持すると共に、挟持・冷却手段5のアルミバー6
内に水を流してリード端子2のみを冷却することによ
り、シリコンゴム7によってリード端子2を粉体エポキ
シ樹脂11から保護し、リード端子2への粉体エポキシ
樹脂11の付着を有効に防止できる。
【0031】すなわち、リード端子2をシリコンゴム7
で覆うと共に、リード端子2を冷却して粉体エポキシ樹
脂11が付着しにくい温度まで下げることにより、リー
ド端子2の表面保護とその内的付着性低下の両面から、
粉体エポキシ樹脂11の付着を相乗的に有効に防止でき
る。特に、本実施の形態においては、熱電対8によって
シリコンゴム7の表面温度を管理してその温度を25℃
±3℃に保持することにより、リード端子2の冷却を効
率よく適切に行うことができるため、それによって、リ
ード端子2への粉体エポキシ樹脂11の付着をより有効
に防止できる。
【0032】また、シリコンゴム7とアルミバー6の接
着を嫌気性接着剤によって行っていることから、空気を
介在させずにシリコンゴム7と冷却部材であるアルミバ
ー6とを接触させることができるため、この間の熱伝導
効率を向上でき、その結果、リード端子2の冷却効率を
向上できる。これに関連して、シリコンゴム7とアルミ
バー6とを固定して挟持・冷却手段5を構成しているた
め、弾性体と冷却部材とを個別に独立して設けた場合に
比べて、装置構成が簡略であり、その取扱も容易であ
る。
【0033】以上のように、本実施の形態の外装方法で
は、浸漬工程において、挟持・冷却手段5を用いてリー
ド端子2を適切に挟持・冷却することにより、リード端
子2の表面保護とその内的付着性低下の両面から、リー
ド端子2への粉体エポキシ樹脂11の付着を相乗的に有
効に防止できる。そのため、リード端子に付着した粉末
状樹脂を除去するために従来技術で行っていたリード端
子への離型材の塗布工程やリード端子に付着した樹脂の
除去工程を行うことなしに、前述したような予熱・浸漬
工程を複数回繰り返すだけで、フィルムコンデンサ素子
1のみに粉体エポキシ樹脂11を良好に付着させること
ができる。その結果、樹脂の除去工程に伴うリード端子
の損傷を生じることなしに、電子部品素子の表面に均一
な規定厚さを有する高品質の樹脂層を形成することがで
きる。 [3.効果]以上のように、本実施の形態によれば、リ
ード端子2に粉体エポキシ樹脂11が付着することを有
効に防止できることから、従来技術で行っていたリード
端子への離型材の塗布工程やリード端子に付着した樹脂
の除去工程が不要となるため、次のような効果が得られ
る。
【0034】まず、除去工程に起因してリード端子に傷
が付くことがないため、はんだ付け性を向上でき、接続
不良の発生を防止できる。そして、外装自体に傷が付く
こともないため、耐湿性を向上できる。また、従来必要
であった離型材の塗布工程や樹脂の除去工程が不要とな
る分だけ、外装工程全体を簡略・短時間化することがで
きる。
【0035】さらに、前述したような樹脂の浸漬工程に
おいては、フィルムコンデンサ素子1の寸法・形状に関
係なく、粉体エポキシ樹脂11の表面位置に応じてリー
ド端子2を挟持する挟持・冷却手段5の位置が決定され
ることになる。その結果、従来技術において、素子の寸
法・形状に応じて異なっていた浸漬深さを、素子の寸法
・形状に関係なく一定にすることができるため、浸漬深
さ調整用の位置合わせが格段に容易になる。 [4.他の実施の形態]なお、本発明は、前記実施の形
態に限定されるものではなく、他にも、本発明の範囲内
で多種多様の形態を実施可能である。
【0036】例えば、弾性体としてシリコンゴムを使用
することは、シリコンゴムの持つ優れた弾性・耐熱性・
加工容易性等に加えてコスト面からも有利であるが、弾
性体としては、弾性を有し、必要な耐熱性を有する各種
の弾性材料を単独で、あるいは組み合わせて、自由に使
用可能である。
【0037】同様に、冷却部材としてアルミバーを使用
することは、アルミニウムの持つ優れた熱伝導性・加工
容易性等に加えてコスト面からも有利であるが、冷却部
材としては、熱伝導性に優れた各種の材料を単独で、あ
るいは組み合わせて、自由に使用可能である。これに関
連して、冷却部材内に流す冷媒についても、水に限定さ
れるものではなく、他の各種の流体を自由に使用可能で
ある。
【0038】また、弾性体と冷却部材は、前記実施の形
態のように接着剤で固定する以外にも、凹凸等を利用し
て着脱自在に嵌合するように構成することも可能であ
り、さらに、個別に独立して設けることも可能である。
例えば、リード端子を挟持した弾性体の外面に冷却部材
を接触させること等が考えられる。これに関連して、弾
性体と冷却部材の形状も自由に選択可能である。
【0039】そしてまた、リード端子を固定する治具の
材質等も適宜選択可能であり、治具に対するリード端子
の固定方法についても、粘着テープに限定されず、自由
に変更可能である。
【0040】一方、熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂を
使用することは、エポキシ樹脂の持つ高い耐熱性、機械
強度、及び絶縁強度等から有利であるが、熱硬化性樹脂
としては、各種の樹脂を単独で、あるいは組み合わせ
て、自由に使用可能である。
【0041】また、前記実施の形態においては、フィル
ムコンデンサの外装方法として適用した場合について述
べたが、本発明は、セラミックコンデンサ、バリスタ、
抵抗器等、リード端子が引き出された他の各種の電子部
品についても同様に適用可能であり、同様な作用・効果
を得ることができるものである。
【0042】そしてまた、前記実施の形態においては、
樹脂の浸漬工程においてリード端子を挟持すると共に冷
却する場合について説明したが、請求項1記載の発明を
適用して、浸漬工程においてリード端子を冷却せずに弾
性体で挟持することも可能である。この場合には、リー
ド端子を冷却しない分だけ、熱硬化性樹脂の付着防止効
果が低減するが、リード端子の表面を弾性体で保護でき
ることから、ある程度の付着防止効果が得られる上、装
置構成をより簡略化できるため、リード端子に対する熱
硬化性樹脂の付着の恐れが比較的低い場合等に有効であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、樹脂の
浸漬工程において、リード端子を弾性体で挟持すると共
にリード端子のみを冷却することにより、リード端子へ
の離型材の塗布工程やリード端子に付着した樹脂の除去
工程を省くことができ、外装工程のリードタイムを短縮
することができる。また、樹脂の除去工程がないため、
リード端子に傷が付かず、はんだ付け性を向上できると
共に、外装自体にも傷が付かないため、耐湿性を向上で
きる。さらに、素子の寸法・形状に関係なく浸漬深さを
一定にすることができるため、浸漬深さ調整用の位置合
わせが格段に容易になる。
【0044】したがって、本発明によれば、樹脂の除去
に伴うリード端子の損傷を生じることなしに電子部品素
子に規定寸法の高品質の外装を施すことが可能で、か
つ、外装工程全体を簡略・短時間化可能な、優れた電子
部品の外装方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一つの実施の形態に係る浸漬
工程を示す斜視図。
【図2】図1のX矢視断面図。
【図3】図2のY矢視図。
【符号の説明】
1…フィルムコンデンサ素子 2…リード端子 3…治具 4…粘着テープ 5…挟持・冷却手段 6…アルミバー 7…シリコンゴム 8…継手 9…熱電対 10…粉体流動槽 11…粉体エポキシ樹脂

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品素子を予熱し、粉末状の熱硬化
    性樹脂に浸漬した後、電子部品素子に付着した樹脂を加
    熱硬化する電子部品の外装方法において、 電子部品素子を熱硬化性樹脂に浸漬する際に、この電子
    部品素子から引き出されているリード端子に熱硬化性樹
    脂が付着しないようにリード端子を弾性体で挟持するこ
    とを特徴とする電子部品の外装方法。
  2. 【請求項2】 電子部品素子を予熱し、粉末状の熱硬化
    性樹脂に浸漬した後、電子部品素子に付着した樹脂を加
    熱硬化する電子部品の外装方法において、 電子部品素子を熱硬化性樹脂に浸漬する際に、この電子
    部品素子から引き出されているリード端子に熱硬化性樹
    脂が付着しないようにリード端子を弾性体で挟持すると
    共にこのリード端子のみを冷却することを特徴とする電
    子部品の外装方法。
  3. 【請求項3】 リード端子のみを冷却する際に、冷媒流
    路を有する冷却部材を使用し、この冷却部材と前記弾性
    体とを接触させることにより弾性体を介してリード端子
    を冷却することを特徴とする請求項2記載の電子部品の
    外装方法。
  4. 【請求項4】 リード端子のみを冷却する際に、前記弾
    性体の温度を検出し、検出した温度に基づいて前記冷却
    部材の冷媒流路内を流れる冷媒を調整することにより、
    前記弾性体の温度を予め設定した温度に保持することを
    特徴とする請求項3記載の電子部品の外装方法。
  5. 【請求項5】 前記弾性体は、嫌気性接着剤によって前
    記冷却部材に接着されることを特徴とする請求項3又は
    4記載の電子部品の外装方法。
  6. 【請求項6】 前記熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂であ
    り、 電子部品素子を予熱する際には、100〜120℃の範
    囲内の温度で予熱し、 リード端子のみを冷却する際には、弾性体の表面温度を
    25℃±3℃の範囲内に保持し、 電子部品素子に付着した樹脂を加熱硬化する際には、1
    00〜120℃の範囲内の温度で加熱することを特徴と
    する請求項2から5までのいずれか一つに記載の電子部
    品の外装方法。
  7. 【請求項7】 前記冷却部材は、アルミニウムから構成
    されることを特徴とする請求項2から6までのいずれか
    一つに記載の電子部品の外装方法。
  8. 【請求項8】 前記弾性体は、シリコンゴムから構成さ
    れることを特徴とする請求項1から7までのいずれか一
    つに記載の電子部品の外装方法。
JP9081896A 1997-03-13 1997-03-13 電子部品の外装方法 Pending JPH10256103A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9081896A JPH10256103A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 電子部品の外装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9081896A JPH10256103A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 電子部品の外装方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10256103A true JPH10256103A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13759211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9081896A Pending JPH10256103A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 電子部品の外装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10256103A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008185998A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Optrex Corp 保護剤塗布用治具
KR100922571B1 (ko) 2007-12-06 2009-10-21 비나텍주식회사 전지소자용 지그
JP2011023523A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Nippon Steel Corp 良好な熱伝導性を有する電磁鋼板積層コアおよびその製造方法
CN107275126A (zh) * 2017-08-08 2017-10-20 重庆艾申特电子科技有限公司 一种电容器组装设备
CN116153678A (zh) * 2022-12-21 2023-05-23 北京元六鸿远电子科技股份有限公司 一种用于电子元器件封端的工装及封端方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008185998A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Optrex Corp 保護剤塗布用治具
KR100922571B1 (ko) 2007-12-06 2009-10-21 비나텍주식회사 전지소자용 지그
JP2011023523A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Nippon Steel Corp 良好な熱伝導性を有する電磁鋼板積層コアおよびその製造方法
CN107275126A (zh) * 2017-08-08 2017-10-20 重庆艾申特电子科技有限公司 一种电容器组装设备
CN116153678A (zh) * 2022-12-21 2023-05-23 北京元六鸿远电子科技股份有限公司 一种用于电子元器件封端的工装及封端方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030178720A1 (en) Integrated heat spreader, heat sink or heat pipe with pre-attached phase change thermal interface material and method of making an electronic assembly
CN104619473B (zh) 嵌件成形用金属模、注射模塑成形方法、以及由该金属模形成的树脂成形品
CN106102410B (zh) 用于传动装置控制模块的电子的结构组件
JP2603543B2 (ja) 電子部品用接着テープ
JPH10256103A (ja) 電子部品の外装方法
US20130023089A1 (en) Less expensive high power plastic surface mount package
US8833726B2 (en) Sealing frame and method for covering a component
EP0111932A2 (en) Resin-molded semiconductor devices and a process for manufacturing the same
CN111629535B (zh) 一种用于非平面电子元件贴片的焊接装置
JP6580974B2 (ja) 静電チャックの製造方法
JPH10154779A (ja) 放熱部品およびその製造方法
JP4225183B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3572764B2 (ja) ベアチップ封止方法およびベアチップ封止基板
KR100683322B1 (ko) 온도제어용 플레이트의 제조방법
EP0389170B1 (en) Method for fabricating electronic devices
WO2003096408A1 (en) Method for encapsulating an electronic component using a foil layer
JP2000065598A (ja) 磁気スケール
JP2005229697A (ja) 真空用モータ
JPH0560655B2 (ja)
JPS6333517B2 (ja)
JPS61113242A (ja) 電子部品の封止方法
JP2005158873A (ja) 半導体装置の製造方法
TWI581344B (zh) 電子元件之成型與表面處理方法及其製成物
JPH046206B2 (ja)
CN116264167A (zh) 通过使用反应性带制造半导体器件模块的方法和半导体器件模块