JPH10257275A - 小型画像読取光学系 - Google Patents

小型画像読取光学系

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JPH10257275A
JPH10257275A JP9079085A JP7908597A JPH10257275A JP H10257275 A JPH10257275 A JP H10257275A JP 9079085 A JP9079085 A JP 9079085A JP 7908597 A JP7908597 A JP 7908597A JP H10257275 A JPH10257275 A JP H10257275A
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Takayuki Noda
隆行 野田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿面における読取光を反射して入射瞳に導
光する小型画像読取光学系において、反射部材を少なく
とも3枚設けることにより、読取光の光路長(光束に沿
って測った長さ;以下単に光路長と称する)を確保しつ
つ原稿面から入射瞳までの距離を短くして、光学系をコ
ンパクトに構成する。 【構成】 光源12から発せられ原稿面11において反
射された反射光20を検出系13の入射瞳15に導光す
る導光部材14を、互いに平行に配設された第1および
第2のミラー1、2と、これらに垂直に配された第3の
ミラー3と第2のミラー2に隣接してスリット21を形
成する第4のミラー4とにより構成する。反射光20は
スリット21より導光部材14内に入射し、第1〜第3
のミラー1〜3において多重反射し、さらに第4のミラ
ー4において反射されて入射瞳15に入射する。これに
より、反射光20の光路長を十分確保でき、かつ原稿面
11から入射瞳15までの距離を短くすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばファクシミ
リやイメージスキャナ等の小型画像読取光学系に関する
ものであり、詳しくは、読取光をミラー等の反射部材に
より反射させて入射瞳に導光する小型画像読取光学系に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】原稿画像をCCD等の撮像素子上に結像
させるタイプのファクシミリやイメージスキャナ等にお
いて、原稿画像の透過光または反射光からなる読取光を
撮像素子の前段におかれる入射瞳に案内するために、ミ
ラー面を有する読取光学系が用いられている。このよう
な読取光学系においては、近年の光学装置全体の小型化
および低コスト化の要求に伴い、そのサイズをコンパク
トなものとすることが求められている。
【0003】このため、2枚のミラー面を有し、原稿画
像の読取光をミラー面により反射して入射瞳に導光する
タイプの読取光学系が提案されている。このような読取
光学系においては、ミラー面により読取光を反射させる
ことにより、読取光の光路長を確保しつつ、原稿面から
入射瞳までの距離を短くすることができるため、読取光
学系をコンパクトに構成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年光
学装置のさらなるコンパクト化の要求があり、上記2枚
のミラー面を使用した読取光学系では、読取光の光路長
(光束に沿って測った長さ;以下単に光路長と称する)
を確保する必要性があることから、光学系をコンパクト
に構成するには限界があった。本発明はこのような事情
に鑑みなされたもので、読取光の光路長を確保しつつ、
原稿面から入射瞳までの直線的な距離を短くして光学系
全体をコンパクトに構成することができる小型画像読取
光学系を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による小型画像読
取光学系は、原稿面より得られる読取光をスリットを介
して入射瞳に導光する小型画像読取光学系において、少
なくとも3枚の反射部材を有し、前記読取光を該3枚の
反射部材において順次反射させて前記入射瞳に導光する
ことを特徴とするものである。また、前記反射部材によ
り反射された読取光を、前記入射瞳に向けて反射する他
の反射部材をさらに有し、該他の反射部材と1つの前記
反射部材とにより前記スリットを構成することが好まし
い。
【0006】また、前記他の反射部材および/または前
記1つの反射部材を、前記スリットの幅を変更するよう
に移動するスリット幅変更手段を備えることが好まし
い。さらに、前記他の反射部材による前記読取光の反射
角度を変更する角度変更手段をさらに備えることが好ま
しい。また、前記読取光を多重反射させるように前記反
射部材が配設されていることが好ましい。また、前記反
射部材のうち少なくとも1つの反射部材を、前記読取光
の光路長を変更する方向に移動する移動手段を備えるこ
とが好ましい。
【0007】さらに、前記反射部材のうち2つの反射部
材が互いに平行に配設され、1つの反射部材が該2つの
反射部材に対して略垂直に配設されていることが好まし
い。また、少なくとも1つの反射部材の反射面にダイク
ロイックコートが施されていることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。図1は本発明の実施形態による
小型画像読取光学系の構成を示す概略図である。図1に
示すように、本実施形態による小型画像読取光学系は、
プラテンガラス10に載置された原稿面11に光を照射
する光源12と、原稿面11において反射された反射光
20を光電的に検出する検出系13と、反射光20を検
出系13に導光する導光部材14とからなる。なお、図
1においては、原稿面11は紙面に垂直な方向において
読み取られるものであり、これに伴い、光源12、検出
系13および導光部材14も紙面に垂直な方向に延在し
てなるものである。
【0009】検出系13は、入射瞳15と、入射瞳15
を透過した反射光20を収束させる結像レンズ16と、
結像レンズ16により収束された反射光20を撮像する
ラインセンサ17とからなる。導光部材14は、原稿面
11に平行に配設された第1のミラー1と、第1のミラ
ー1に対して平行に配設された第2のミラー2と、第1
のミラー1および第2のミラー2とに対して垂直に配設
され、第1および第2のミラー1、2とともに図1の左
方に開口する断面コ字状の部材を形成する第3のミラー
3と、第2のミラー2の開口側下方に配設された第4の
ミラー4とからなる。
【0010】第2のミラー2と第4のミラー4との間に
は、僅かな隙間が形成されており、この隙間が反射光2
0を導光部材14内に入射するスリット21として機能
するものである。また、第4のミラー4は不図示の移動
手段により、図1における矢印A方向に移動可能かつ矢
印B方向に回動可能とされており、これによりスリット
21の間隔を変更することができるとともに、後述する
ように原稿面11において反射された反射光20の反射
角度を変更することができる。
【0011】また、第3のミラー3はフランジ部3Aを
有し、このフランジ部3Aが第1のミラー1および第2
のミラー2の内面に形成された凹部1A、2A内に挿嵌
されている。第1および第2のミラー1、2の端部内面
には雌ねじ部1B、2Bが形成されており、この雌ねじ
部1B、2Bにネジ部材24が螺合されている。また、
凹部1A、2Aには第3のミラー3のフランジ部3Aを
ネジ部材24に向けて付勢するバネ23が挿入されてい
る。したがって、ネジ部材24を回転させることによ
り、第3のミラー3を図1の矢印C方向に往復移動可能
とされ、導光部材14内において反射される反射光20
の光路長を所望とする長さに変更することができる。
【0012】次いで、本実施形態の動作について説明す
る。図2は本実施形態の動作を説明するための図であ
る。図2に示すように、光源12から出射された光は原
稿面11において反射され、この反射光20が第4のミ
ラー4および第2のミラー2により形成されるスリット
21を通過して導光部材14内に入射する。ここで、導
光部材14内に入射する反射光20が所望とする光量と
なるように第4のミラー4を矢印A方向に移動してスリ
ット21の間隔を調節しておく。
【0013】光源12から出射される光は拡散光である
ことから、導光部材14に入射した光は、その光束を広
げつつ、第1および第2のミラー1、2においてそれぞ
れ2回ずつ反射されて第3のミラー3において折り返し
反射される。そして、第3のミラー3において折り返し
反射された反射光20はさらに第1のミラー1において
3回、第2のミラー2において2回反射されて、第4の
ミラー4において反射される。そして第4のミラー4に
おいて反射された反射光20は検出系13に向かい、入
射瞳15を経て結像レンズ16により収束されてライン
センサ17に結像する。ここで、第4のミラー4は不図
示の回動手段により矢印B方向に回動されてその反射角
度が調節されているため、第1から第3のミラー1〜3
において反射された反射光20を検出系13の入射瞳1
5に確実に入射させることができる。
【0014】このように本実施形態においては、原稿面
11より得られる反射光20を第1〜第4のミラー4に
おいて多重反射させた後、入射瞳15に入射させるよう
にしたため、原稿面11から入射瞳15までの物体間隔
を小さくしても、反射光20の光路長すなわち物体距離
を充分に確保することができる。例えば、本実施形態に
おいて、物体間隔を78.3mmとした場合に、物体距
離をその2.5倍程度の190mmとすることができ
る。したがって、光路長を充分に確保しつつ、物体間隔
を小さくすることができ、これにより、小型画像読取光
学系のコンパクト化を図ることができる。
【0015】また、本実施形態においては、第4のミラ
ー4と第2のミラー2とによりスリット21を構成した
ため、スリットを構成する部材を他に設ける必要が無く
なるため、部品点数を低減して低コスト化を図ることが
できる。また、第4のミラー4を矢印A方向に移動可能
としたため、スリット21の間隔を調節することがで
き、これにより導光部材14に入射する反射光20の光
量を変更して検出系13に入射される反射光20の光量
を容易に調節することができる。さらに、第4のミラー
4を矢印B方向に回動可能としたため、検出系13の位
置が変更されても所望とする入射瞳15の位置に反射光
20を反射することができる。したがって、入射瞳15
を任意の位置に配設することができ、本実施形態による
小型画像読取光学系の設計変更が容易なものとなる。
【0016】さらに、第3のミラー3を反射光20の光
路長を変更する方向に可変としたため、反射光20の光
路長を所望とする値に容易に変更することができ、また
入射瞳より後段に設けられる検出光学系における焦点位
置の調節を容易に行うことができる。また、第1および
第2のミラー1、2を互いに平行に配設し、第3のミラ
ー3をこれらに垂直に配設するようにしたため、第1〜
第3のミラー1〜3の反射角度および位置調節を容易に
行うことができ、これにより本実施形態の光学系を容易
に構成して製造コストを低減することができる。
【0017】なお、上記実施形態においては、第4のミ
ラー4を設け、この第4のミラー4を矢印A方向および
矢印B方向に移動可能としているが、第4のミラー4を
固定としてもよいものである。また、第4のミラー4を
設けることなく、反射光20を検出系13に直接入射さ
せるようにしてもよい。この際、反射光20が検出系1
3に入射されるよう第1〜第3のミラー1〜3を所望と
する幅に設計変更するか、または検出系13の位置を変
更する必要がある。さらに、4枚のミラー1〜4のみな
らず5枚あるいはそれ以上のミラーを用いてもよい。
【0018】また、上記実施形態においては、第1〜第
3のミラー1〜3において、反射光20を多重反射させ
るようにしているが、各ミラー1〜3において一度ずつ
反射光20を反射させることによっても、反射光20の
光路長を確保することができるものである。さらに、上
記実施形態においては、第1および第2のミラー1、2
を互いに平行に、第3のミラー3を第1および第2のミ
ラー1、2に対して垂直に配設しているが、各ミラー1
〜3を任意の角度に配設して反射光20を検出系13に
導光するようにしてもよい。
【0019】また、上記実施形態において少なくとも1
つのミラーにダイクロイックコートを施し、所望とする
周波数の光の光量を調整するようにしてもよい。さら
に、上記実施形態においては原稿11における反射光を
検出系13に導光する光学系について説明しているが、
原稿11の透過光を検出系13に導光する光学系に本発
明を適用することもできる。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る小型画像読取光学系によれば、少なくとも3枚の反射
部材により、読取光を入射瞳に導光するようにしたた
め、原稿面から入射瞳までの距離を小さくしても、読取
光の光路長を充分に確保することができる。したがっ
て、光路長を十分確保しつつ光学系全体のコンパクト化
を図ることができ、これにより本発明を適用した光学装
置の構成をも小型化することができる。
【0021】また、反射部材により反射された読取光を
入射瞳に向けて反射する他の反射部材を設け、この他の
反射部材と上記少なくとも3枚のうちの1枚の反射部材
とによりスリットを構成することにより、スリットを構
成する部材を他に設ける必要が無くなるため、部品数を
低減して低コスト化を図ることができる。また、他の反
射部材および/または1つの反射部材を移動してスリッ
トの幅を変更することにより、入射瞳に入射する反射光
の光量を容易に調節することができる。
【0022】さらに、他の反射部材を読取光の反射角度
を変更可能なものとすることにより、入射瞳の位置が変
更されても、変更された入射瞳の位置に反射光を容易に
反射することができ、これにより本発明の小型画像読取
光学系における入射瞳の位置を任意に設定することがで
き、設計変更が容易となる。また、読取光を多重反射さ
せることにより、読取光の光路長をさらに確保すること
ができ、これにより小型画像読取光学系をさらにコンパ
クト化することができる。
【0023】また、反射部材のうち少なくとも1つの反
射部材を読取光の光路長を変更する方向に移動すること
により、読取光の光路長を任意に変更することができ、
また入射瞳より後段に設けられる検出光学系における焦
点位置の調節を容易に行うことができる。さらに、2つ
の反射部材を互いに平行に配設し、1つの反射部材を2
つの反射部材に対して垂直に配設することにより、反射
部材の反射角度および位置調節を容易に行うことがで
き、これにより光学系を簡易に構成して製造コストを低
減することができる。また、少なくとも1つの反射部材
の反射面にダイクロイックコートを施すことにより、所
望とする波長の光の光量を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による小型画像読取光学系の
構成を示す概略図
【図2】本実施形態の動作を説明するための図
【符号の説明】
1〜4 ミラー 11 原稿面 12 光源 13 検出系 14 導光部材 15 入射瞳 16 結像レンズ 20 反射光 21 スリット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿面より得られる読取光をスリットを
    介して入射瞳に導光する小型画像読取光学系において、 少なくとも3枚の反射部材を有し、前記読取光を該3枚
    の反射部材において順次反射させて前記入射瞳に導光す
    ることを特徴とする小型画像読取光学系。
  2. 【請求項2】 前記反射部材により反射された読取光
    を、前記入射瞳に向けて反射する他の反射部材をさらに
    有し、該他の反射部材と前記反射部材の1つとにより前
    記スリットを構成することを特徴とする請求項1記載の
    小型画像読取光学系。
  3. 【請求項3】 前記他の反射部材および/または前記1
    つの反射部材を、前記スリットの幅を変更するように移
    動するスリット幅変更手段を備えたことを特徴とする請
    求項2記載の小型画像読取光学系。
  4. 【請求項4】 前記他の反射部材による前記読取光の反
    射角度を変更する角度変更手段をさらに備えたことを特
    徴とする請求項2または3記載の小型画像読取光学系。
  5. 【請求項5】 前記読取光を多重反射させるように前記
    反射部材が配設されていることを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれか1項記載の小型画像読取光学系。
  6. 【請求項6】 前記反射部材のうち少なくとも1つの反
    射部材を、前記読取光の光路長を変更する方向に移動す
    る移動手段を備えたことを特徴とする請求項1から5の
    いずれか1項記載の小型画像読取光学系。
  7. 【請求項7】 前記反射部材のうち2つの反射部材が互
    いに平行に配設され、1つの反射部材が該2つの反射部
    材に対して略垂直に配設されていることを特徴とする請
    求項1から6のいずれか1項記載の小型画像読取光学
    系。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つの反射部材の反射面にダ
    イクロイックコートが施されていることを特徴とする請
    求項1から7のいずれか1項記載の小型画像読取光学
    系。
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