JPH10257628A - 架空送電線における電線引き留め部の補修方法 - Google Patents
架空送電線における電線引き留め部の補修方法Info
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- JPH10257628A JPH10257628A JP7071597A JP7071597A JPH10257628A JP H10257628 A JPH10257628 A JP H10257628A JP 7071597 A JP7071597 A JP 7071597A JP 7071597 A JP7071597 A JP 7071597A JP H10257628 A JPH10257628 A JP H10257628A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 恒久的な対策とすることができ,信頼性の高
い電線引き留め部の補修方法を提供する。 【解決手段】 鉄塔に引き留められている電線3に楔型
クランプ6を取り付け,既設のジャンパ線4を取り外
す。楔型クランプ6をワイヤロープで鉄塔側に引き寄せ
て圧縮型引留クランプを弛ませる。電線3の楔型クラン
プ6と圧縮型引留クランプとの間を切断する。圧縮型引
留クランプを取り外す。切断した電線3と新たなジャン
パ線4とを接続スリーブ8で接続する。楔型クランプ6
と耐張碍子連14側のヨーク15とを延長用金具7で連
結する。ワイヤロープを外す。電線3およびジャンパ線
4の互いの接続部(接続スリーブ8)の前後をそれぞ
れ,スペーサ10で延長用金具7および電線3に固定す
る。既設の圧縮型引留クランプを取り外し新たに楔型ク
ランプ6を用いて電線3を引き留めるので,恒久的な対
策となる信頼性の高い補修が行われる。
い電線引き留め部の補修方法を提供する。 【解決手段】 鉄塔に引き留められている電線3に楔型
クランプ6を取り付け,既設のジャンパ線4を取り外
す。楔型クランプ6をワイヤロープで鉄塔側に引き寄せ
て圧縮型引留クランプを弛ませる。電線3の楔型クラン
プ6と圧縮型引留クランプとの間を切断する。圧縮型引
留クランプを取り外す。切断した電線3と新たなジャン
パ線4とを接続スリーブ8で接続する。楔型クランプ6
と耐張碍子連14側のヨーク15とを延長用金具7で連
結する。ワイヤロープを外す。電線3およびジャンパ線
4の互いの接続部(接続スリーブ8)の前後をそれぞ
れ,スペーサ10で延長用金具7および電線3に固定す
る。既設の圧縮型引留クランプを取り外し新たに楔型ク
ランプ6を用いて電線3を引き留めるので,恒久的な対
策となる信頼性の高い補修が行われる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,架空送電線路に
おける圧縮型引留クランプによる電線引き留め部を補修
する補修方法に関する。
おける圧縮型引留クランプによる電線引き留め部を補修
する補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より,架空送電線路において電線を
鉄塔に引き留める引留クランプとして圧縮型引留クラン
プが使用されているが,この圧縮型引留クランプは長年
月の経過とともに,クランプ内間隙充填用の防食コンパ
ウンド(一般に有機物)の変質ないし劣化,あるいは,
雨水の浸入による腐食生成物の発生などの原因により電
気的な接続不十分が発生し,この電気的な接続不十分に
起因して部分的な電気抵抗増加が生じ,これにより温度
上昇を招いて,熱影響による線材の強度低下を招き,さ
らには溶断,断線に至る場合もある。
鉄塔に引き留める引留クランプとして圧縮型引留クラン
プが使用されているが,この圧縮型引留クランプは長年
月の経過とともに,クランプ内間隙充填用の防食コンパ
ウンド(一般に有機物)の変質ないし劣化,あるいは,
雨水の浸入による腐食生成物の発生などの原因により電
気的な接続不十分が発生し,この電気的な接続不十分に
起因して部分的な電気抵抗増加が生じ,これにより温度
上昇を招いて,熱影響による線材の強度低下を招き,さ
らには溶断,断線に至る場合もある。
【0003】上記のように,圧縮型引留クランプによる
電線引き留め部には経年変化により電気的・機械的劣化
が生じるので,例えば十数年も経過した既設の圧縮型引
留クランプの部分は補修が必要となる。この補修の方法
として従来より,図21に示すように,既設の圧縮型引
留クランプ1を跨ぐようにバイパス線2を配し,このバ
イパス線2の両端を電線3およびジャンパ線4に添わせ
PGクランプ5等で固定する方法,すなわち,バイパス
線2を設けて圧縮型引留クランプ1の部分には通電しな
い方法が採用されている。 また,対象径間の電線全体
を張り替える方法もある。
電線引き留め部には経年変化により電気的・機械的劣化
が生じるので,例えば十数年も経過した既設の圧縮型引
留クランプの部分は補修が必要となる。この補修の方法
として従来より,図21に示すように,既設の圧縮型引
留クランプ1を跨ぐようにバイパス線2を配し,このバ
イパス線2の両端を電線3およびジャンパ線4に添わせ
PGクランプ5等で固定する方法,すなわち,バイパス
線2を設けて圧縮型引留クランプ1の部分には通電しな
い方法が採用されている。 また,対象径間の電線全体
を張り替える方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者のバイパス線2を
設ける従来方法は,PGクランプ5の長期信頼性の問
題,バイパス線2の振動疲労に関する問題等があり,あ
くまで応急対策であり,長期間にわたって有効な恒久的
な対策とはなっていない。また,既設の圧縮型引留クラ
ンプをそのまま放置しているので,電気的・機械的劣化
そのものを停止ないし改善するものではなく,信頼性の
点で不十分である。また,後者の対象径間の電線を張り
替える従来方法は,工期が長くかかり,工事費も著しく
高くなるという問題がある。
設ける従来方法は,PGクランプ5の長期信頼性の問
題,バイパス線2の振動疲労に関する問題等があり,あ
くまで応急対策であり,長期間にわたって有効な恒久的
な対策とはなっていない。また,既設の圧縮型引留クラ
ンプをそのまま放置しているので,電気的・機械的劣化
そのものを停止ないし改善するものではなく,信頼性の
点で不十分である。また,後者の対象径間の電線を張り
替える従来方法は,工期が長くかかり,工事費も著しく
高くなるという問題がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で,比較的簡単な施工によって,既設の圧縮型引留クラ
ンプの電気的・機械的劣化自体を改善することができ,
しかも信頼性が高く,恒久的な対策とすることが可能な
架空送電線における電線引き留め部の補修方法を提供す
ることを目的とする。
で,比較的簡単な施工によって,既設の圧縮型引留クラ
ンプの電気的・機械的劣化自体を改善することができ,
しかも信頼性が高く,恒久的な対策とすることが可能な
架空送電線における電線引き留め部の補修方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は,架空送電線路における圧縮型引留クランプによる
電線引き留め部を補修する補修方法であって,鉄塔に引
き留められている電線の既設の圧縮型引留クランプから
若干離れた位置に楔型クランプを取り付ける工程と,既
設のジャンパ線を取り外す工程と,前記楔型クランプを
ワイヤロープで鉄塔側に引き寄せて前記圧縮型引留クラ
ンプを弛ませる工程と,電線の前記楔型クランプより圧
縮型引留クランプ側の所定位置を切断する工程と,前記
圧縮型引留クランプを取り外す工程と,電線の端部と新
たなジャンパ線とを電気的に接続する工程と,前記楔型
クランプと耐張碍子連側の連結金具とを所定長さの延長
用金具で連結する工程と,前記楔型クランプを鉄塔側に
引き寄せていたワイヤロープを外す工程とからなること
を特徴とする。
明は,架空送電線路における圧縮型引留クランプによる
電線引き留め部を補修する補修方法であって,鉄塔に引
き留められている電線の既設の圧縮型引留クランプから
若干離れた位置に楔型クランプを取り付ける工程と,既
設のジャンパ線を取り外す工程と,前記楔型クランプを
ワイヤロープで鉄塔側に引き寄せて前記圧縮型引留クラ
ンプを弛ませる工程と,電線の前記楔型クランプより圧
縮型引留クランプ側の所定位置を切断する工程と,前記
圧縮型引留クランプを取り外す工程と,電線の端部と新
たなジャンパ線とを電気的に接続する工程と,前記楔型
クランプと耐張碍子連側の連結金具とを所定長さの延長
用金具で連結する工程と,前記楔型クランプを鉄塔側に
引き寄せていたワイヤロープを外す工程とからなること
を特徴とする。
【0007】請求項2は請求項1の電線引き留め部の補
修方法において,電線とジャンパ線との接続部の近傍に
おける電線およびジャンパ線をそれぞれ,前記延長用金
具の下方に位置させ,かつ,前記延長用金具を一方の把
持部で把持した2導体スペーサの他方の把持部で把持す
ることを特徴とする。
修方法において,電線とジャンパ線との接続部の近傍に
おける電線およびジャンパ線をそれぞれ,前記延長用金
具の下方に位置させ,かつ,前記延長用金具を一方の把
持部で把持した2導体スペーサの他方の把持部で把持す
ることを特徴とする。
【0008】請求項3は請求項1の電線引き留め部の補
修方法において,少なくとも左右に並ぶ2本の電線(素
導体)を持つ多導体送電線における前記2本のうちの1
本について補修する場合に,この1本の電線とジャンパ
線との接続部の近傍における電線およびジャンパ線をそ
れぞれ,左右の従前位置の中央に位置させ,かつ,前記
延長用金具と既存の電線とを左右の把持部で把持した3
導体スペーサの中央の把持部で把持することを特徴とす
る。
修方法において,少なくとも左右に並ぶ2本の電線(素
導体)を持つ多導体送電線における前記2本のうちの1
本について補修する場合に,この1本の電線とジャンパ
線との接続部の近傍における電線およびジャンパ線をそ
れぞれ,左右の従前位置の中央に位置させ,かつ,前記
延長用金具と既存の電線とを左右の把持部で把持した3
導体スペーサの中央の把持部で把持することを特徴とす
る。
【0009】請求項4は請求項1の電線引き留め部の補
修方法により,多導体送電線を構成する電線(素導体)
すべてについて圧縮型引留クランプによる電線引き留め
部を補修する補修方法であって,多導体送電線を構成す
る電線のすべてについて請求項1の方法で電線引き留め
部の補修を行うとともに,ジャンパ線に添わせ結合させ
ているジャンパ線用補強線を前記延長用金具の中間位置
に連結することを特徴とする。
修方法により,多導体送電線を構成する電線(素導体)
すべてについて圧縮型引留クランプによる電線引き留め
部を補修する補修方法であって,多導体送電線を構成す
る電線のすべてについて請求項1の方法で電線引き留め
部の補修を行うとともに,ジャンパ線に添わせ結合させ
ているジャンパ線用補強線を前記延長用金具の中間位置
に連結することを特徴とする。
【0010】請求項5は請求項1の電線引き留め部の補
修方法において,楔型クランプをワイヤロープで鉄塔側
に引き寄せて圧縮型引留クランプを弛ませる際に,先に
前記延長用金具の一端を楔型クランプに連結し,この延
長用金具を介して楔型クランプを鉄塔側に引き寄せて圧
縮型引留クランプを弛ませることを特徴とする。
修方法において,楔型クランプをワイヤロープで鉄塔側
に引き寄せて圧縮型引留クランプを弛ませる際に,先に
前記延長用金具の一端を楔型クランプに連結し,この延
長用金具を介して楔型クランプを鉄塔側に引き寄せて圧
縮型引留クランプを弛ませることを特徴とする。
【0011】請求項6は請求項1または5の電線引き留
め部の補修方法において,楔型クランプまたは延長用金
具にこれと直角状に立ち上がる緊線用金具を取り付け,
この緊線用金具にワイヤロープを掛けて,楔型クランプ
または延長用金具を鉄塔側に引き寄せることを特徴とす
る。
め部の補修方法において,楔型クランプまたは延長用金
具にこれと直角状に立ち上がる緊線用金具を取り付け,
この緊線用金具にワイヤロープを掛けて,楔型クランプ
または延長用金具を鉄塔側に引き寄せることを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜図20に示した実施例を参照して説明する。以下に述
べる各実施例はいずれも4導体送電線についてのもので
あり,図1はこの4導体送電線のうちの天線1本を補修
する場合における補修後の電線引き留め部近傍の正面図
である(なお,要部について平面図および断面図を付
記)。同様に,図2は地線1本を補修する場合,図3は
天線2本を補修する場合,図4は地線2本を補修する場
合,図5は天線2本と地線1本を補修する場合,図6は
天線1本と地線2本を補修する場合をそれぞれ示す。ま
た,図7は,請求項4の発明の実施の形態を示す例を説
明する図であり,4導体送電線の4本すべてを補修する
場合を示す。なお,前記天線とは4導体送電線のうちの
上側の2本の電線(素導体)を指し,地線とは4導体送
電線のうちの下側の2本の電線(素導体)を指す。
〜図20に示した実施例を参照して説明する。以下に述
べる各実施例はいずれも4導体送電線についてのもので
あり,図1はこの4導体送電線のうちの天線1本を補修
する場合における補修後の電線引き留め部近傍の正面図
である(なお,要部について平面図および断面図を付
記)。同様に,図2は地線1本を補修する場合,図3は
天線2本を補修する場合,図4は地線2本を補修する場
合,図5は天線2本と地線1本を補修する場合,図6は
天線1本と地線2本を補修する場合をそれぞれ示す。ま
た,図7は,請求項4の発明の実施の形態を示す例を説
明する図であり,4導体送電線の4本すべてを補修する
場合を示す。なお,前記天線とは4導体送電線のうちの
上側の2本の電線(素導体)を指し,地線とは4導体送
電線のうちの下側の2本の電線(素導体)を指す。
【0013】これらの図において,1は既設の圧縮型引
留クランプ,3は電線(4導体送電線の素導体),4は
ジャンパ線を示す。また,6は楔型クランプ,7は延長
用金具,8は接続スリーブ,9は2導体スペーサ,10
は3導体スペーサである。また,11はジャンパ線4と
既設の圧縮型引留クランプ1とを電気的に接続している
ジャンパソケット,12はジャンパ線4を補強するジャ
ンパ線用補強線,13は4本のジャンパ線4をジャンパ
線用補強線12とともに相互に結合させる補強線用スペ
ーサを兼ねたジャンパスペーサ,14は図示略の鉄塔に
連結された耐張碍子連,15は耐張碍子連14側の連結
金具であるヨークである。また,21は作業時に楔型ク
ランプ6に取り付ける緊線用金具,22はワイヤロープ
である。
留クランプ,3は電線(4導体送電線の素導体),4は
ジャンパ線を示す。また,6は楔型クランプ,7は延長
用金具,8は接続スリーブ,9は2導体スペーサ,10
は3導体スペーサである。また,11はジャンパ線4と
既設の圧縮型引留クランプ1とを電気的に接続している
ジャンパソケット,12はジャンパ線4を補強するジャ
ンパ線用補強線,13は4本のジャンパ線4をジャンパ
線用補強線12とともに相互に結合させる補強線用スペ
ーサを兼ねたジャンパスペーサ,14は図示略の鉄塔に
連結された耐張碍子連,15は耐張碍子連14側の連結
金具であるヨークである。また,21は作業時に楔型ク
ランプ6に取り付ける緊線用金具,22はワイヤロープ
である。
【0014】前記楔型クランプ6は,補修の必要な圧縮
型引留クランプ1を取り除いた後の電線3を引き留める
ためのものであり,この楔型クランプ6で引き留められ
る電線3は該クランプ6内を挿通しそのままジャンパ装
置内に続いている。この楔型クランプ6の詳細構造を説
明すると,図13,図14に示すように,二つ割り構造
でテーパ状外面を持つ内側金具30と,この内側金具3
0に被せられるテーパ状内面を持つ外側金具31と,こ
の外側金具31に回転可能に取り付けられたハンガー部
32とからなっている。そして,前記外側金具31を内
側金具30から離した状態で,内側金具30の上下金具
30a,30b間に電線3を挾みボルト33で締付け
て,電線3を内側金具30に固定し,次いで,外側金具
31を図13で右方にスライドさせて内側金具30に被
せる。ハンガー部32は耐張碍子連14側のヨーク15
に連結する。電線3に張力が作用すると,その張力が強
ければ強いほど内側金具30と外側金具31との間の楔
効果が大きく作用し,電線3は一層強く把持される。
型引留クランプ1を取り除いた後の電線3を引き留める
ためのものであり,この楔型クランプ6で引き留められ
る電線3は該クランプ6内を挿通しそのままジャンパ装
置内に続いている。この楔型クランプ6の詳細構造を説
明すると,図13,図14に示すように,二つ割り構造
でテーパ状外面を持つ内側金具30と,この内側金具3
0に被せられるテーパ状内面を持つ外側金具31と,こ
の外側金具31に回転可能に取り付けられたハンガー部
32とからなっている。そして,前記外側金具31を内
側金具30から離した状態で,内側金具30の上下金具
30a,30b間に電線3を挾みボルト33で締付け
て,電線3を内側金具30に固定し,次いで,外側金具
31を図13で右方にスライドさせて内側金具30に被
せる。ハンガー部32は耐張碍子連14側のヨーク15
に連結する。電線3に張力が作用すると,その張力が強
ければ強いほど内側金具30と外側金具31との間の楔
効果が大きく作用し,電線3は一層強く把持される。
【0015】前記緊線用金具21は,ワイヤロープ22
を楔型クランプ6のハンガー部32に直接かけて引き寄
せると,ワイヤロープ22が他の障害物に当たるので,
これを避けるために取り付けるものである。図示例の緊
線用金具21は,特殊平行クレビスリンクと呼ばれる構
造のもので,図15(イ),(ロ)に示すように,楔型
クランプ6のハンガー部32の取り付け穴32aに固定
される。この緊線用金具21の下部は二股になってお
り,ハンガー部32の両側部の外側に配置され,ボルト
35で連結される。上部の穴36にワイヤロープ22を
かけて引っ張ったとき,二股部の上側内面がハンガー部
32に当たり,回転は拘束される。
を楔型クランプ6のハンガー部32に直接かけて引き寄
せると,ワイヤロープ22が他の障害物に当たるので,
これを避けるために取り付けるものである。図示例の緊
線用金具21は,特殊平行クレビスリンクと呼ばれる構
造のもので,図15(イ),(ロ)に示すように,楔型
クランプ6のハンガー部32の取り付け穴32aに固定
される。この緊線用金具21の下部は二股になってお
り,ハンガー部32の両側部の外側に配置され,ボルト
35で連結される。上部の穴36にワイヤロープ22を
かけて引っ張ったとき,二股部の上側内面がハンガー部
32に当たり,回転は拘束される。
【0016】前記延長用金具7は,補修の必要な圧縮型
引留クランプ1を取り除いた時,電線実長不足を補うた
めのものであり,図16(イ),(ロ)に示すように,
単なる棒状部7aの両端にプレート状の連結部7bを持
つ構造である。棒状部7aに前記2導体スペーサ9や3
導体スペーサ10を取り付けることができる。前記接続
スリーブ8は,円筒状をなし,図17に示すように内部
に挿通させた電線3およびジャンパ線4を圧縮接続によ
り電気的に接続する構造である。
引留クランプ1を取り除いた時,電線実長不足を補うた
めのものであり,図16(イ),(ロ)に示すように,
単なる棒状部7aの両端にプレート状の連結部7bを持
つ構造である。棒状部7aに前記2導体スペーサ9や3
導体スペーサ10を取り付けることができる。前記接続
スリーブ8は,円筒状をなし,図17に示すように内部
に挿通させた電線3およびジャンパ線4を圧縮接続によ
り電気的に接続する構造である。
【0017】前記2導体スペーサ9は,図18に示すよ
うに,2つの把持部9aを平板棒状部材9bの両側に取
り付けた構造である。前記3導体スペーサ10は,図1
9に示すように,支持部材10cに中央と左右の3つの
把持部10a,10bが直線的に並ぶように取り付けた
構造である。前記各把持部9a,10a,10bは,一
般的なスペーサの把持部と同様である。
うに,2つの把持部9aを平板棒状部材9bの両側に取
り付けた構造である。前記3導体スペーサ10は,図1
9に示すように,支持部材10cに中央と左右の3つの
把持部10a,10bが直線的に並ぶように取り付けた
構造である。前記各把持部9a,10a,10bは,一
般的なスペーサの把持部と同様である。
【0018】次に,図1に示した天線1本についてのみ
補修する場合の補修作業の手順を図8〜図12を参照し
て説明する。まず,図8に示すように,鉄塔に引き留め
られている電線3の既設の圧縮型引留クランプ1から若
干離れた位置に楔型クランプ6を取り付ける。
補修する場合の補修作業の手順を図8〜図12を参照し
て説明する。まず,図8に示すように,鉄塔に引き留め
られている電線3の既設の圧縮型引留クランプ1から若
干離れた位置に楔型クランプ6を取り付ける。
【0019】次いで,図9に示すように,既設の4本の
ジャンパ線4のうちの補修が必要なジャンパ線4を取り
外す。この例では1本のジャンパ線4のみを取り外す。
なお,取り外したことを明瞭に表するために,図9では
結果的に2本のジャンパ線を取り外した図となっている
(紙面の奥側の現実には存在するジャンパ線を図示して
いない故)が,実際には1本だけを取り外す。また,前
記楔型クランプ6に緊線用金具21を図15に示したよ
うに取り付け,この緊線用金具21にかけたワイヤロー
プ22で楔型クランプ6を鉄塔側(図1〜図12等で右
方)に引き寄せて,図示の通り前記圧縮型引留クランプ
1を弛ませる。なお,弛ませる圧縮型引留クランプ1お
よび電線3を明瞭に表するために,図9〜図11ではそ
の奥側(紙面で奥側)にある圧縮型引留クランプおよび
電線の図示を省略している。
ジャンパ線4のうちの補修が必要なジャンパ線4を取り
外す。この例では1本のジャンパ線4のみを取り外す。
なお,取り外したことを明瞭に表するために,図9では
結果的に2本のジャンパ線を取り外した図となっている
(紙面の奥側の現実には存在するジャンパ線を図示して
いない故)が,実際には1本だけを取り外す。また,前
記楔型クランプ6に緊線用金具21を図15に示したよ
うに取り付け,この緊線用金具21にかけたワイヤロー
プ22で楔型クランプ6を鉄塔側(図1〜図12等で右
方)に引き寄せて,図示の通り前記圧縮型引留クランプ
1を弛ませる。なお,弛ませる圧縮型引留クランプ1お
よび電線3を明瞭に表するために,図9〜図11ではそ
の奥側(紙面で奥側)にある圧縮型引留クランプおよび
電線の図示を省略している。
【0020】次いで,図10に示すように,電線3の前
記楔型クランプ6より圧縮型引留クランプ1側の所定位
置を切断する。そして,前記の既設の圧縮型引留クラン
プ1を取り外す(図10は取り外した後の状態を示
す)。
記楔型クランプ6より圧縮型引留クランプ1側の所定位
置を切断する。そして,前記の既設の圧縮型引留クラン
プ1を取り外す(図10は取り外した後の状態を示
す)。
【0021】次いで,図11に示すように,切断した前
記電線3の端部と新たなジャンパ線4とを接続スリーブ
8で電気的に接続する。また,前記楔型クランプ6と耐
張碍子連14側のヨーク15とを所定長さの延長用金具
7で連結する。
記電線3の端部と新たなジャンパ線4とを接続スリーブ
8で電気的に接続する。また,前記楔型クランプ6と耐
張碍子連14側のヨーク15とを所定長さの延長用金具
7で連結する。
【0022】次いで,前記電線3とジャンパ線4との接
続部(接続スリーブ8)の前後において電線3およびジ
ャンパ線4をそれぞれ,図12のように延長用金具7と
既設の電線3との間の中央に位置させ,3導体スペーサ
10で保持する。この場合,図19に詳細を示したよう
に,3導体スペーサ10の両側の把持部10bで前記延
長用金具7と既存の電線3とを把持し,中央の把持部1
0aで補修した電線3またはジャンパ線4を把持する。
また,新たなジャンパ線4を補強線用スペーサを兼ねた
ジャンパスペーサ13で把持する。このように,接続ス
リーブ8の前後の位置の電線3およびジャンパ線4をそ
れぞれ,3導体スペーサ10を介して延長用金具7と既
設の電線3とに連結固定しているので,振動による接続
スリーブ8の口元における電線3およびジャンパ線4の
素線切れを防止することができる。次いで,前記楔型ク
ランプ6を鉄塔側に引き寄せていたワイヤロープ22を
取り外す(図12はワイヤロープ22を外した後の状態
を示す)。以上により,天線1本についての電線引き留
め部の補修が完了する。
続部(接続スリーブ8)の前後において電線3およびジ
ャンパ線4をそれぞれ,図12のように延長用金具7と
既設の電線3との間の中央に位置させ,3導体スペーサ
10で保持する。この場合,図19に詳細を示したよう
に,3導体スペーサ10の両側の把持部10bで前記延
長用金具7と既存の電線3とを把持し,中央の把持部1
0aで補修した電線3またはジャンパ線4を把持する。
また,新たなジャンパ線4を補強線用スペーサを兼ねた
ジャンパスペーサ13で把持する。このように,接続ス
リーブ8の前後の位置の電線3およびジャンパ線4をそ
れぞれ,3導体スペーサ10を介して延長用金具7と既
設の電線3とに連結固定しているので,振動による接続
スリーブ8の口元における電線3およびジャンパ線4の
素線切れを防止することができる。次いで,前記楔型ク
ランプ6を鉄塔側に引き寄せていたワイヤロープ22を
取り外す(図12はワイヤロープ22を外した後の状態
を示す)。以上により,天線1本についての電線引き留
め部の補修が完了する。
【0023】上述の補修方法によれば,既設の圧縮型引
留クランプ1を取り外し新たに楔型クランプ6を用いて
電線3を引き留めるので,圧縮型引留クランプ部分の経
年による電気抵抗増加で発熱する状態になっている問題
は解決され,圧縮型引クランプ1の部分にバイパス線を
設ける図19に示した従来方法と比較して,恒久的な対
策となる。そして,この楔型クランプ6を用いて行う上
述した本発明の補修方法は,従来方法の対象径間の電線
を張り替える方法と比べて,きわめて簡単である。ま
た,補修を必要とする電線(素導体)のみについて補修
を行えばよいので,ジャンパ装置側についてもその補修
する電線3に対応するジャンパ線4のみを取り替えれば
よく,既設のジャンパ装置の補修しない部分について
は,そのまま流用できる。また,電線3とジャンパ線4
との接続スリーブ8による接続部が低張力部分となり,
振動の影響がない状態に保つことが容易である。また,
楔型クランプ6に直角状に立ち上がる緊線用金具21を
取り付けて行うので,別途カムアロングを用いる必要が
なく,効率的である。
留クランプ1を取り外し新たに楔型クランプ6を用いて
電線3を引き留めるので,圧縮型引留クランプ部分の経
年による電気抵抗増加で発熱する状態になっている問題
は解決され,圧縮型引クランプ1の部分にバイパス線を
設ける図19に示した従来方法と比較して,恒久的な対
策となる。そして,この楔型クランプ6を用いて行う上
述した本発明の補修方法は,従来方法の対象径間の電線
を張り替える方法と比べて,きわめて簡単である。ま
た,補修を必要とする電線(素導体)のみについて補修
を行えばよいので,ジャンパ装置側についてもその補修
する電線3に対応するジャンパ線4のみを取り替えれば
よく,既設のジャンパ装置の補修しない部分について
は,そのまま流用できる。また,電線3とジャンパ線4
との接続スリーブ8による接続部が低張力部分となり,
振動の影響がない状態に保つことが容易である。また,
楔型クランプ6に直角状に立ち上がる緊線用金具21を
取り付けて行うので,別途カムアロングを用いる必要が
なく,効率的である。
【0024】図2のように,4導体送電線のうちの地線
1本のみを補修する場合は,基本的には図1の天線1本
の場合と同じである。すなわち,図8〜図12で説明し
た補修作業のなかで天線について行った作業を,地線に
ついて同様に行えばよい。詳細説明は省略する。なお,
この地線を補修する場合において,前述の通り3導体ス
ペーサ10により電線3とジャンパ線4との接続部(接
続スリーブ8)が既設の電線3と延長用金具7との中央
に位置して保持されることは,コロナ発生を防止するた
めに有効である。
1本のみを補修する場合は,基本的には図1の天線1本
の場合と同じである。すなわち,図8〜図12で説明し
た補修作業のなかで天線について行った作業を,地線に
ついて同様に行えばよい。詳細説明は省略する。なお,
この地線を補修する場合において,前述の通り3導体ス
ペーサ10により電線3とジャンパ線4との接続部(接
続スリーブ8)が既設の電線3と延長用金具7との中央
に位置して保持されることは,コロナ発生を防止するた
めに有効である。
【0025】次に,図3のように,4導体送電線のうち
の天線2本を補修する場合を説明する。この場合,図8
〜図12の補修作業のなかの図8〜図11までの工程に
ついては,基本的に同じである。しかし,この場合は,
補修する2本の天線についていずれも,電線3とジャン
パ線4との接続部(接続スリーブ8)の前後の部分をそ
れぞれ,前記延長用金具7の下方に位置させ,2導体ス
ペーサ9を介して延長用金具7に連結固定する。すなわ
ち,図18に示したように,延長用金具7を上方の把持
部9aで把持した2導体スペーサ9の下方の把持部9b
で電線3またはジャンパ線4を把持する。
の天線2本を補修する場合を説明する。この場合,図8
〜図12の補修作業のなかの図8〜図11までの工程に
ついては,基本的に同じである。しかし,この場合は,
補修する2本の天線についていずれも,電線3とジャン
パ線4との接続部(接続スリーブ8)の前後の部分をそ
れぞれ,前記延長用金具7の下方に位置させ,2導体ス
ペーサ9を介して延長用金具7に連結固定する。すなわ
ち,図18に示したように,延長用金具7を上方の把持
部9aで把持した2導体スペーサ9の下方の把持部9b
で電線3またはジャンパ線4を把持する。
【0026】図4のように,4導体送電線のうちの地線
2本を補修する場合は,基本的には図3の天線2本の場
合と同じである。すなわち,天線について行った作業
を,地線について同様に行えばよい。詳細説明は省略す
る。
2本を補修する場合は,基本的には図3の天線2本の場
合と同じである。すなわち,天線について行った作業
を,地線について同様に行えばよい。詳細説明は省略す
る。
【0027】図5のように,4導体送電線のうちの天線
2本と地線1本を補修する場合,天線2本については図
3の場合(単に天線2本だけの場合)と同様に行い,地
線1本については図2の場合(単に地線1本だけの場
合)と同様に行えばよい。詳細説明は省略する。
2本と地線1本を補修する場合,天線2本については図
3の場合(単に天線2本だけの場合)と同様に行い,地
線1本については図2の場合(単に地線1本だけの場
合)と同様に行えばよい。詳細説明は省略する。
【0028】図6のように,4導体送電線のうちの天線
1本と地線2本を補修する場合,天線1本については図
1の場合(単に天線1本だけの場合)と同様に行い,地
線2本については図4の場合(単に地線2本だけの場
合)と同様に行えばよい。詳細説明は省略する。
1本と地線2本を補修する場合,天線1本については図
1の場合(単に天線1本だけの場合)と同様に行い,地
線2本については図4の場合(単に地線2本だけの場
合)と同様に行えばよい。詳細説明は省略する。
【0029】次に,4導体送電線の4本すべてを補修す
る場合を図7を参照して説明する。この実施例の場合
は,図7の通り,電線3が楔型クランプから直接垂れ下
がるので,使用する楔型クランプとして,図20のよう
に湾曲案内部材28を持つ構造の楔型クランプ6Aを用
いる。まず,4本の電線3のそれぞれについて,図8〜
図11の工程と基本的に同じ作業を行う。すなわち,電
線3に楔型クランプ6Aを取り付け,既設のジャンパ線
4を取り外し,楔型クランプ6Aをワイヤロープ22で
鉄塔側に引き寄せて圧縮型引留クランプ1を弛ませ,電
線3を切断し,既設の圧縮型引留クランプ1を取り外
し,切断した電線3と新たなジャンパ線4とを接続スリ
ーブ8で接続し,楔型クランプ6Aと耐張碍子連14側
のヨーク15とを延長用金具7で連結する。次いで,楔
型クランプ6Aを鉄塔側に引き寄せていたワイヤロープ
22を外す。次いで,ジャンパ線用補強線12の上端を
耐張碍子連14側のヨーク15から取り外し,図7に示
すように,前記延長用金具7の所定の中間位置に設けた
連結金具7cに連結する。延長用金具7における連結金
具7cの位置は,ジャンパ線4の配置に応じて適切な位
置に取る。次いで,このジャンパ線用補強線12とジャ
ンパ線4とを補強線用スペーサを兼ねるジャンパスペー
サ13で結合させる。
る場合を図7を参照して説明する。この実施例の場合
は,図7の通り,電線3が楔型クランプから直接垂れ下
がるので,使用する楔型クランプとして,図20のよう
に湾曲案内部材28を持つ構造の楔型クランプ6Aを用
いる。まず,4本の電線3のそれぞれについて,図8〜
図11の工程と基本的に同じ作業を行う。すなわち,電
線3に楔型クランプ6Aを取り付け,既設のジャンパ線
4を取り外し,楔型クランプ6Aをワイヤロープ22で
鉄塔側に引き寄せて圧縮型引留クランプ1を弛ませ,電
線3を切断し,既設の圧縮型引留クランプ1を取り外
し,切断した電線3と新たなジャンパ線4とを接続スリ
ーブ8で接続し,楔型クランプ6Aと耐張碍子連14側
のヨーク15とを延長用金具7で連結する。次いで,楔
型クランプ6Aを鉄塔側に引き寄せていたワイヤロープ
22を外す。次いで,ジャンパ線用補強線12の上端を
耐張碍子連14側のヨーク15から取り外し,図7に示
すように,前記延長用金具7の所定の中間位置に設けた
連結金具7cに連結する。延長用金具7における連結金
具7cの位置は,ジャンパ線4の配置に応じて適切な位
置に取る。次いで,このジャンパ線用補強線12とジャ
ンパ線4とを補強線用スペーサを兼ねるジャンパスペー
サ13で結合させる。
【0030】なお,楔型クランプは,実施例の構造のも
のに限定されるものではなく,要するに,楔作用で電線
を把持するとともに,電線の張力が増大した時に楔作用
が増大する構造であればよい。
のに限定されるものではなく,要するに,楔作用で電線
を把持するとともに,電線の張力が増大した時に楔作用
が増大する構造であればよい。
【0031】なお,実施例では4導体送電線について説
明したが,他の多導体送電線にも適用でき,また,単導
体の送電線にも当然適用できる。
明したが,他の多導体送電線にも適用でき,また,単導
体の送電線にも当然適用できる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば,既設の圧縮型引留クラ
ンプを取り外し新たに楔型クランプを用いて電線を引き
留めるので,圧縮型引留クランプ部分の経年による電気
抵抗増加で発熱する状態になっている問題は十分に補修
され,圧縮型引留クランプの部分にバイパス線を設ける
従来方法と比較して,恒久的な対策となる。この楔型ク
ランプを用いて行う本発明の補修方法は,従来方法の対
象径間の電線を張り替える方法と比べて,きわめて簡単
である。多導体送電線の場合,補修を必要とする電線
(素導体)のみについて補修を行えばよいので,ジャン
パ装置側についてもその補修する電線に対応するジャン
パ線のみを取り替えればよく,既設のジャンパ装置の補
修しない部分については,そのまま流用できる。
ンプを取り外し新たに楔型クランプを用いて電線を引き
留めるので,圧縮型引留クランプ部分の経年による電気
抵抗増加で発熱する状態になっている問題は十分に補修
され,圧縮型引留クランプの部分にバイパス線を設ける
従来方法と比較して,恒久的な対策となる。この楔型ク
ランプを用いて行う本発明の補修方法は,従来方法の対
象径間の電線を張り替える方法と比べて,きわめて簡単
である。多導体送電線の場合,補修を必要とする電線
(素導体)のみについて補修を行えばよいので,ジャン
パ装置側についてもその補修する電線に対応するジャン
パ線のみを取り替えればよく,既設のジャンパ装置の補
修しない部分については,そのまま流用できる。
【0033】請求項2によれば,電線とジャンパ線との
接続部の前後の部分をそれぞれ,2導体スペーサを介し
て延長用金具に固定するので,電線とジャンパ線との接
続部が低張力部分となり,かつ接続スリーブ口元での歪
発生を防止できるので,電線接続部の振動による損傷を
回避できる。
接続部の前後の部分をそれぞれ,2導体スペーサを介し
て延長用金具に固定するので,電線とジャンパ線との接
続部が低張力部分となり,かつ接続スリーブ口元での歪
発生を防止できるので,電線接続部の振動による損傷を
回避できる。
【0034】請求項3によれば,電線とジャンパ線との
接続部の前後の部分をそれぞれ,3導体スペーサを介し
て延長用金具と既設の電線との両者に固定するので,同
じく電線とジャンパ線との接続部が低張力部分となり,
かつ接続スリーブ口元での歪発生を防止できるので,電
線接続部の振動による損傷を回避できる。
接続部の前後の部分をそれぞれ,3導体スペーサを介し
て延長用金具と既設の電線との両者に固定するので,同
じく電線とジャンパ線との接続部が低張力部分となり,
かつ接続スリーブ口元での歪発生を防止できるので,電
線接続部の振動による損傷を回避できる。
【0035】請求項3によれば,電線とジャンパ線との
接続部が概ね4導体内(4導体をつなぐ周上)に配置さ
れることとなり,コロナ発生の防止に有効である。ま
た,スペーサとして2導体スペーサまたは3導体スペー
サを用いて配線を行うことにより,接続部におけるコロ
ナ発生が防止される。
接続部が概ね4導体内(4導体をつなぐ周上)に配置さ
れることとなり,コロナ発生の防止に有効である。ま
た,スペーサとして2導体スペーサまたは3導体スペー
サを用いて配線を行うことにより,接続部におけるコロ
ナ発生が防止される。
【0036】請求項6のように,楔型クランプまたは延
長用金具に直角状に立ち上がる緊線用金具を取り付けて
行うと,別途カムアロングを用いる必要がなく,効率的
である。
長用金具に直角状に立ち上がる緊線用金具を取り付けて
行うと,別途カムアロングを用いる必要がなく,効率的
である。
【図1】本発明の架空送電線における電線引き留め部の
補修方法の一実施例を説明する図であり,4導体送電線
のうちの天線1本を補修する場合における補修後の電線
引き留め部近傍の正面図である(なお,要部について平
面図および断面図を付記)。
補修方法の一実施例を説明する図であり,4導体送電線
のうちの天線1本を補修する場合における補修後の電線
引き留め部近傍の正面図である(なお,要部について平
面図および断面図を付記)。
【図2】本発明の他の実施例を説明する図であり,4導
体送電線のうちの地線1本を補修する場合における補修
後の電線引き留め部近傍の正面図である(なお,要部に
ついて平面図および断面図を付記)。
体送電線のうちの地線1本を補修する場合における補修
後の電線引き留め部近傍の正面図である(なお,要部に
ついて平面図および断面図を付記)。
【図3】本発明のさらに他の実施例を説明する図であ
り,4導体送電線のうちの天線2本を補修する場合にお
ける補修後の電線引き留め部近傍の正面図である(な
お,要部について平面図および断面図を付記)。
り,4導体送電線のうちの天線2本を補修する場合にお
ける補修後の電線引き留め部近傍の正面図である(な
お,要部について平面図および断面図を付記)。
【図4】本発明のさらに他の実施例を説明する図であ
り,4導体送電線のうちの地線2本を補修する場合にお
ける補修後の電線引き留め部近傍の正面図である(な
お,要部について平面図および断面図を付記)。
り,4導体送電線のうちの地線2本を補修する場合にお
ける補修後の電線引き留め部近傍の正面図である(な
お,要部について平面図および断面図を付記)。
【図5】本発明のさらに他の実施例を説明する図であ
り,4導体送電線のうちの天線2本と地線1本を補修す
る場合における補修後の電線引き留め部近傍の正面図で
ある(なお,要部について平面図および断面図を付
記)。
り,4導体送電線のうちの天線2本と地線1本を補修す
る場合における補修後の電線引き留め部近傍の正面図で
ある(なお,要部について平面図および断面図を付
記)。
【図6】本発明の他の実施例を説明する図であり,4導
体送電線のうちの天線1本と地線2本を補修する場合に
おける補修後の電線引き留め部近傍の正面図である(な
お,要部について平面図および断面図を付記)。
体送電線のうちの天線1本と地線2本を補修する場合に
おける補修後の電線引き留め部近傍の正面図である(な
お,要部について平面図および断面図を付記)。
【図7】請求項4の発明の実施例を説明する図であり,
4導体送電線の4本すべてを補修する場合における補修
後の電線引き留め部近傍の正面図である。
4導体送電線の4本すべてを補修する場合における補修
後の電線引き留め部近傍の正面図である。
【図8】本発明の架空送電線における電線引き留め部の
補修方法の一実施例を手順をおって示した図であり,4
導体送電線のうちの天線1本を補修する場合(図1の場
合)の補修工程の第1段階の電線引き留め部近傍の正面
図である。
補修方法の一実施例を手順をおって示した図であり,4
導体送電線のうちの天線1本を補修する場合(図1の場
合)の補修工程の第1段階の電線引き留め部近傍の正面
図である。
【図9】上記補修工程の図8に続く第2工程の電線引き
留め部近傍の正面図である。
留め部近傍の正面図である。
【図10】上記補修工程の図9に続く第3工程の電線引
き留め部近傍の正面図である。
き留め部近傍の正面図である。
【図11】上記補修工程の図10に続く第4工程の電線
引き留め部近傍の正面図である。
引き留め部近傍の正面図である。
【図12】上記補修工程の図11に続く第5工程を終え
た状態(図1と同じ)の電線引き留め部近傍の正面図で
ある。
た状態(図1と同じ)の電線引き留め部近傍の正面図で
ある。
【図13】(イ)は上記の補修方法に用いる楔型クラン
プの正面図,(ロ)の上半分は(イ)におけるA矢視
図,下半分は(イ)におけるB−B断面図である。
プの正面図,(ロ)の上半分は(イ)におけるA矢視
図,下半分は(イ)におけるB−B断面図である。
【図14】図13(イ)の平面図である。
【図15】(イ)は緊線用金具を延長用金具のハンガー
部に取り付けた状態の正面図,(ロ)は(イ)のC−C
断面図である。
部に取り付けた状態の正面図,(ロ)は(イ)のC−C
断面図である。
【図16】(イ)は上記の補修方法に用いる延長用金具
の部分省略の平面図,(ロ)は(イ)の正面図である。
の部分省略の平面図,(ロ)は(イ)の正面図である。
【図17】上記の補修方法において電線とジャンパ線と
を接続する接続部に用いる接続スリーブの断面図であ
る。
を接続する接続部に用いる接続スリーブの断面図であ
る。
【図18】上記の補修方法に用いる2導体スペーサの正
面図である。
面図である。
【図19】上記の補修方法に用いる3導体スペーサの正
面図である。
面図である。
【図20】図7の実施例において用いる楔型クランプの
正面図である。
正面図である。
【図21】従来の架空送電線における電線引き留め部の
補修方法を説明するもので,補修後の電線引き留め部の
近傍の正面図である。
補修方法を説明するもので,補修後の電線引き留め部の
近傍の正面図である。
1 既設の圧縮型引留クランプ 3 電線 4 ジャンパ線 6,6A 楔型クランプ 7 延長用金具 7c 連結金具 8 接続スリーブ 9 2導体スペーサ 10 3導体スペーサ 12 ジャンパ線用補強線 13 ジャンパスペーサ 14 耐張碍子連 15 ヨーク 21 緊線用金具 22 ワイヤロープ 28 湾曲案内部材 30 内側金具 31 外側金具 32 ハンガー部 34 緊線用金具
Claims (6)
- 【請求項1】 架空送電線路における圧縮型引留クラン
プによる電線引き留め部を補修する補修方法であって,
鉄塔に引き留められている電線の既設の圧縮型引留クラ
ンプから若干離れた位置に楔型クランプを取り付ける工
程と,既設のジャンパ線を取り外す工程と,前記楔型ク
ランプをワイヤロープで鉄塔側に引き寄せて前記圧縮型
引留クランプを弛ませる工程と,電線の前記楔型クラン
プより圧縮型引留クランプ側の所定位置を切断する工程
と,前記圧縮型引留クランプを取り外す工程と,電線の
端部と新たなジャンパ線とを電気的に接続する工程と,
前記楔型クランプと耐張碍子連側の連結金具とを所定長
さの延長用金具で連結する工程と,前記楔型クランプを
鉄塔側に引き寄せていたワイヤロープを外す工程とから
なることを特徴とする架空送電線における電線引き留め
部の補修方法。 - 【請求項2】 前記電線とジャンパ線との接続部の近傍
における電線およびジャンパ線をそれぞれ,前記延長用
金具の下方に位置させ,かつ,前記延長用金具を一方の
把持部で把持した2導体スペーサの他方の把持部で把持
することを特徴とする請求項1記載の架空送電線におけ
る電線引き留め部の補修方法。 - 【請求項3】 少なくとも左右に並ぶ2本の電線(素導
体)を持つ多導体送電線における前記2本のうちの1本
について補修する場合に,この1本の電線とジャンパ線
との接続部の近傍における電線およびジャンパ線をそれ
ぞれ,左右の従前位置の中央に位置させ,かつ,前記延
長用金具と既存の電線とを左右の把持部で把持した3導
体スペーサの中央の把持部で把持することを特徴とする
請求項1記載の架空送電線における電線引き留め部の補
修方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の電線引き留め部の補修方
法により,多導体送電線を構成する電線(素導体)すべ
てについて圧縮型引留クランプによる電線引き留め部を
補修する補修方法であって,多導体送電線を構成する電
線のすべてについて請求項1の方法で電線引き留め部の
補修を行うとともに,ジャンパ線に添わせ結合させてい
るジャンパ線用補強線を前記延長用金具の中間位置に連
結することを特徴とする架空送電線における電線引き留
め部の補修方法。 - 【請求項5】 請求項1の電線引き留め部の補修方法に
おいて,楔型クランプをワイヤロープで鉄塔側に引き寄
せて圧縮型引留クランプを弛ませる際に,先に前記延長
用金具の一端を楔型クランプに連結し,この延長用金具
を介して楔型クランプを鉄塔側に引き寄せて圧縮型引留
クランプを弛ませることを特徴とする架空送電線におけ
る電線引き留め部の補修方法。 - 【請求項6】 前記楔型クランプまたは延長用金具にこ
れと直角状に立ち上がる緊線用金具を取り付け,この緊
線用金具にワイヤロープを掛けて,楔型クランプまたは
延長用金具を鉄塔側に引き寄せることを特徴とする請求
項1または5記載の架空送電線における電線引き留め部
の補修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7071597A JPH10257628A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 架空送電線における電線引き留め部の補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7071597A JPH10257628A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 架空送電線における電線引き留め部の補修方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10257628A true JPH10257628A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13439553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7071597A Pending JPH10257628A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 架空送電線における電線引き留め部の補修方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10257628A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101383153B1 (ko) * | 2013-09-12 | 2014-04-09 | 한국전력공사 | 송전로의 점퍼선 가이드 장치 |
-
1997
- 1997-03-07 JP JP7071597A patent/JPH10257628A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101383153B1 (ko) * | 2013-09-12 | 2014-04-09 | 한국전력공사 | 송전로의 점퍼선 가이드 장치 |
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