JPH10257732A - ロータコア - Google Patents
ロータコアInfo
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- JPH10257732A JPH10257732A JP9058956A JP5895697A JPH10257732A JP H10257732 A JPH10257732 A JP H10257732A JP 9058956 A JP9058956 A JP 9058956A JP 5895697 A JP5895697 A JP 5895697A JP H10257732 A JPH10257732 A JP H10257732A
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Abstract
をプレス加工により、切り欠いたものである。そして、
スリット外端部は一定の幅でストリップを連結してい
る。しかしながら、このような構成では電動機の回転数
が早くなると、遠心力によりロータ中心側のスリット外
端部に応力集中してしまい、ロータの形状が変形し、電
動機を安定した状態で回転することができないことを解
決すべく創案されたものである。 【解決手段】 中心側に凸となるようにストリップ2を
半径方向に列設したコアシート1をロータ軸方向に積層
してなるロータコア6において、コアシート1の応力集
中部11に備えるスリット外周端部10の幅が、他のス
リット外周端部の幅より広いことを特徴とするロータコ
アであり、ロータの高速回転を可能とした。
Description
クを利用するリラクタンスモータのロータコア構造に関
するものである。
モータと比較して回転子の2次銅損が発生しないという
特徴があるため、電気自動車や工作機械等の駆動用モー
タとして注目されている。しかし、この種のモータは一
般に力率が悪く、産業用として利用するには、ロータコ
ア構造あるいは駆動方法等の改善が必要であった。近
年、ロータコアのコアシートに多層のフラックスバリア
を設けることにより力率を向上させる技術が開発された
(平成8年電気学会全国大会誌、1029、本田ら著
「マルチフラックスバリアタイプ シンクロナスリラク
タンスモータの検討」参照)。
スモータのロータコア構造の一例を示す。図21(a)
において、電磁鋼板製の円板状のコアシート161に
は、多層のフラックスバリア162がコアシート161
の軸芯163に対し逆円弧状に形成されている。フラッ
クスバリア162は幅1mm程度のスリット(貫通溝)か
らなり、プレス加工されたものである。また、コアシー
ト161の外周には回転時にかかる遠心力に対する強度
を持たせるため、一定幅のスリット外周端部164を設
けている。
に数十枚積層することにより、図21(b)に示すよう
なロータコア166が完成する。そして、このロータコ
ア166を、図21(c)に示すようなステータ167
内にセットすれば、ステータ167の複数の界磁部16
8より、ロータコア166に回転磁界が与えられ、これ
により、リラクタンストルクTが発生する。このリラク
タンストルクTは次式で表される。
タンス、id,iqはd,q軸電流である。上記(1)
式より、このモータの性能を左右するのはd,q軸イン
ダクタンスの差Ld−Lqの大きさであることが分か
る。そこで、この差Ld−Lqを大きくするために、上
記フラックスバリアを設けることにより、スリットを横
切るq軸方向の磁路に抵抗を与える一方、スリット間に
挟まれたd軸方向の磁路を確保していた。
幅1mm程度のスリットをプレス加工により、切り欠いた
ものである。そして、スリット外端部は一定の幅でスト
リップを連結している。
の回転数が早くなると、遠心力によりロータの内側スリ
ット付近、特に最も内側のスリット外端部に応力集中し
てしまい、ロータの形状が変形する可能性がある。
端部にかかる応力が大きくなる理由は、以下の通りであ
る。スリット外周端部が支えるストリップは、ロータ外
側ではストリップ外周端部が支える重さは小さいが、ロ
ータ外側になるほどスリット外周端部が支えるストリッ
プの数が多くなる。つまり、スリット外周端部が支える
ストリップの重さは大きくなる。よって、回転により発
生する遠心力は内側のスリット外周端部ほど大きくな
る。さらに、ロータが回転駆動することにより、ロータ
中心側に突出している各ストリップはロータ外側へ引っ
張られていく。その結果、ロータ内側に突出している各
ストリップはロータ外側に突出しようとし、ストリップ
は外周端部を外側へ押し出そうとしてしまう。この時、
ロータ内側のストリップほどストリップが長いので、ロ
ータ内側のストリップほど外側へ押してしまう力が大き
い。よって、ロータの内側の応力集中部ほど回転駆動す
ると変形しようとする力が飛躍的に大きくなってしま
う。
しないように、外端部の幅を厚くしようとすると、各ス
トリップを接続しているスリップ外周端部も厚くなって
しまい、ストリップ外周端部は磁気飽和されないので、
スリット外周端部を介してq軸方向へ磁束が漏れてしま
うので、Lqが大きくなり効率よく回転駆動することが
できない。
案されたもので、十分なリラクタンストルクを得ること
により、モータの性能の向上を図りうるリラクタンスト
ルクを利用して回転駆動するロータコアを提供すること
を目的とする。
中心側に凸となるようにストリップを半径方向に列設し
たコアシートをロータ軸方向に積層してなるロータコア
において、コアシートの応力集中部に備えるスリット外
周端部が他のスリットの外周端部より幅広い構造であ
り、遠心力がかかる応力集中部のスリット外端部は、広
い幅を備えているので、高速回転をしてもロータの形状
が変形することはない。さらに、応力集中部以外のスリ
ット外端部は薄いので、スリット外端部を流れる磁束は
飽和してしまい、Ld/Lqの比を下げることなく、ロ
ータの耐久性を保つことができる。
凸となるようにストリップを半径方向に列設したコアシ
ートをロータ軸方向に積層してなるロータコアにおい
て、コアシートの応力集中部に備えるスリット外周端部
が他のスリット外周端部より幅が広いことを特徴として
おり、応力集中部に遠心力による力が集中しても、この
力に耐えられるだけのスリット外周端部の幅を備えてい
るので、ロータコアが遠心力による応力で変形すること
はない。さらに、他の外周端部の幅は小さいので磁束が
飽和して、この外周端部に磁束が流れない。よって、L
d/Lqのインダクタンス比を高く保つことができる。
なお、応力集中部とはロータの半径,材質,回転数など
により決まり、コアシートの最も中心側のスリットであ
ってもよい。また、応力集中部とはコアシートの最も中
心側のスリットと、2番目に中心側のスリットであって
もよい。また、応力集中部とはコアシートの最も中心側
と、2番目と、3番目のスリットであってもよい。
幅は、他の全てのスリット外周端部の幅より広いので応
力集中部以外のストリップ外周端部で磁束の漏れは少な
い。
中部のストリップを連結することで、各ストリップを連
結している箇所はスリット外周端部のみとなるので、q
軸方向の磁束の漏れが小さくなる。
状であるので、スリット端はRを有し、さらに強度が増
し、スリット外周端部の幅を小さくすることが可能であ
る。
部を設けることにより、遠心力による大きな力がスリッ
ト外周端部以外に、ブリッジ部にも分散されるため、ス
リット外周端部の幅を小さくすることができる。また、
このブリッジ部はスリット中心に設けてもよい。
このコアシートのスリップとブリッジ部とで蛇行状の磁
路が形成することにより、q軸方向の磁路抵抗が大きく
なる。
ップとブリッジ部との連結点間の距離が長くなるように
各ブリッジ部を形成してもよい。
ップとブリッジ部との連結点が交互となるように各ブリ
ッジ部を形成することにより、q軸方向の磁路抵抗が大
きくなり、Ldが小さくなる。
に、このコアシート内で蛇行状の磁路が形成されている
ことより、立体的にq軸方向の磁路抵抗が大きくなる。
よりも小さくなるように、各ブリッジ部を形成すること
により、q軸方向の磁路抵抗が大きくなる。
周側ほど太くなるように、各ブリッジ部を形成すること
により、ロータを回転することにより発生する遠心力
に、ロータが耐えることができる。
スリットの幅よりも広くすることで高速回転により発生
する応力であっても、ロータが耐えることができる。
け、その他のスリットのスリット端部は開放端としても
よい。
各スリットを連結することにより、各スリット間の結合
を補強することができる。
により、ロータの強度を上げることができる。
向の外周部を備えたコアシートAと、q軸方向と同一方
向の外周部を切り欠いたコアシートBからなり、前記コ
アシートAの間に、コアシートBを挟み込んだことによ
り、このコアシートBに発生するq軸方向の磁路はこの
切り欠いた部分を横切るためq軸方向の磁路に対する抵
抗が大きくなるが、d軸方向の磁路はコアシートB内に
確保されるため、d軸に対する磁路はほとんど変わらな
い。したがって、d軸,q軸インダクタンスの比Ld/
Lqを大きくすることができるので、リラクタンストル
クを大きくとることができる。また、コアシートAと、
コアシートBとを交互に配置してもよい。また、複数枚
のコアシートAの間にコアシートBを挟み込んでもよ
い。
に、各コアシートの取付位置をロータ軸方向でずらして
スキューをかけてもよい。また、スキューが階段状であ
ってもよい。また、スキューが、ステータの歯ピッチ以
下のスキュー量よりなるものであってもよい。
時、スリット外周端部の幅は0.2mm以上が好適であ
る。
幅は、他のスリット外周端部の幅の1.5倍以上が好適
である。
時、スリット外周端部の幅は0.1mm以上が好適であ
る。
部を設けることにより、遠心力の力を分散し、外周端部
の幅を小さくすることができる。
ついて説明する。なお、以下の実施例は本発明を具体化
した1例であって、本発明の技術的範囲を限定するもの
ではない。
等の高透磁率材からなる円板状のコアシートであって、
その周方向には等間隔置きの4箇所に、中心側に凸とな
るように湾曲する円弧状のストリップ2が半径方向にス
リット3を挟んで列設されている。このようなコアシー
ト1はプレス加工もしくはレーザ加工等により形成され
る。ストリップ2の形状としては、磁路の形状やコアシ
ート1の加工等を考慮すれば、円弧状とするのが好適で
ある。ただし、V字型やU字型の形状としてもよいのは
勿論である。そして、コアシート1を軸方向に数十枚積
み重ねて積層体5となした後、ロータ軸4が挿入される
ことによりロータコア6が完成される。このようなコア
シート1同士は必要に応じて接着剤等で一体固着され
る。
しないステータ内にセットすれば、ステータの複数の歯
からなる界磁部より、ロータコア6に回転磁界が与えら
れ、これにより、リラクタンストルクが発生する。この
ようなロータコア6を有するリラクタンスモータにおい
ては、ストリップ2を横切るq軸方向のインダクタンス
Lqと、ストリップ2に沿ったd軸方向のインダクタン
スLdとを比較すると、次のようになる。すなわち、q
軸方向には電磁鋼板に比べて透磁率が約1/1000で
ある空気層よりなるスリット3で磁路に抵抗を与えてい
るため、磁束がほとんど通らず、インダクタンスLqは
小さくなる。一方、d軸方向には、ストリップ2が磁路
を形成しているため、磁束が通り易く、インダクタンス
Ldは大きくなる。
る。スリット3はロータの中心側に向かって列設されて
おり、この複数のスリット3中で、最も中心側に位置す
るスリットを第1スリット7とする。この第1スリット
7は、他のスリット3よりもスリット幅Sが広い。
ている。スリット3とロータコア6の外側部との間隔が
スリット外周端部10である。このスリット外周端部1
0のみで、各ストリップ2を連結している。なお、ロー
タコア6が回転している時スリット外周端部10には遠
心力による応力が加わる。そして、その応力はストリッ
プ2の外側ほど小さく、内側ほど大きい。なぜならば、
ロータ外側のスリット外周端部が支えているストリップ
の総質量より、ロータ内側のスリット外周端部が支えて
いるストリップの総質量の方が大きいし、さらに、ロー
タが回転することで、各ストリップはロータ外側方向へ
引っ張られ、最もストリップが長い最も内側のスリット
の外周端部はロータ外側へ強く押される。よって、ロー
タ内側のスリット外周端部ほど応力は急激に大きくな
る。ここでは、最大の応力がかかる第1スリット7と対
応するスリット外周端部10を応力集中部とする。
リット外周端部10の幅Lは、応力集中部11以外の部
分では同一幅であるが、応力集中部11では、他のスリ
ット幅よりも幅が広くなっている。このように、応力集
中部11の外周端部10の幅L1を、他の端部の幅Lよ
りも幅広にすることでロータの高速回転を可能にする。
つまり、ロータの回転により生ずる応力は、ロータの中
心になるほど大きくなる。しかし、ロータ内側である応
力集中部11に力が集まっても、応力集中部11のスリ
ット外周端部10の幅L1は広いので、高速回転による
応力にも耐える。また、応力集中部11以外のスリット
外周端部10では、ロータの回転により発生する遠心力
は応力集中部よりも小さいので、スリット外周端部の幅
Lを小さくすることができる。このように、応力集中部
以外でのスリット外周端部の幅を小さくすれば、隣接す
るストリップ間で磁束が漏れることはない。なぜなら
ば、応力集中部以外のスリット外周端部の幅は、最大応
力に合わせ、広くしなくてもよい。よって、スリット外
周端部の幅を磁気飽和するような大きさにすれば、磁気
飽和によりスリット外周端部を介して、d軸磁束がq軸
方向に流れることはない。
プを連結することにより、d軸方向に流れる磁束はスム
ーズに流れ、各ストリップを連結している箇所はスリッ
ト外周端部のみになるのでd軸方向の磁束の漏れが少な
くなる。つまり、Ld/Lqの値は大きくなる。
と、スリット外周端部の幅の関係を、図4,図5を用い
て示す。
ロータコアをロータ径φ76.4mmのロータコアを回転
数600rpmで回転駆動し、最大応力を比較した。な
お、最大応力とは、ロータコアが回転した時に発生する
遠心力が集中する部分である。
のスリット幅が同一であると(タイプ1)、最も内側の
スリット外周端部に応力が集中しています。タイプ2,
タイプ3,タイプ4に見られるように、ロータコア内周
部側のスリット幅l2,l3,l4を広げることによっ
て、応力集中は分散する。よって、同一径、同一回転の
電動機においてスリット外周端部の幅を変えることによ
り、応力集中を分散し最大応力を小さくすることができ
る。ただし、あまりスリット外周端幅を広げていくと、
q軸方向の磁束がスリット外周端幅で飽和せず、q軸方
向の磁束がd軸方向へ流れてしまう。よって、回転数,
材質,スリット外周端幅を考慮して応力集中部を最も中
心側のスリット外周端部と2番目に中心側のスリット外
周端部としてもよいし、応力集中部を最も中心側、2番
目に中心側、3番目に中心側のスリット外周端部として
もよいし、応力集中部をさらに多くのスリット外周端部
としてもよい。
用いることにより高回転・高トルクにすることが可能で
あり、電気自動車,コンプレッサ,エアコン等に用いる
ことにより高性能,高出力を可能にする。なお、スリッ
ト外周端部の幅はロータコアの半径が30mm以上の時は
0.2mm以上が好適である。また、スリット外周端部の
幅はロータコアの半径が20mm以上の時は0.1mm以上
が好適である。なぜならば、スリット外周端部は磁気飽
和の側面を考えれば、薄いほうがよいが、応力を考慮す
るとこのような値がよい。
の応力集中部以外のスリットが、応力集中部のスリット
外周端部より広い方が好ましいが、応力集中部のスリッ
ト外周端部より、応力集中部以外のスリット外周端部が
1,2,3くらいの少数の本数だけ広くとも、Lqの磁
束が小さければよい。
のスリット3を樹脂を封止してもよい。具体的には、コ
アシート1のスリット3に樹脂を入れて固めてもよい。
このようにすれば、コアシート1にブリッジ部を設ける
ことなくその回転強度をより大きくすることができる。
封止剤には、アルミニウム,硬質ゴム等の他の低透磁率
材を用いてもよい。
機は回転子の2次銅損が発生せず高速回転も可能である
ので、コンプレッサー,冷蔵庫,エアコン,電気自動車
に用いるのが適している。特に、安全性を重視する電気
自動車に用いることは適している。
1の正面図を示す。スリット23はロータの中心側に向
かって列設されており、この複数のスリット23中で、
最も中心側に位置するスリット23を第1スリット27
とする。この第1スリット27は、最もロータの中心側
に位置し、このスリット幅Sは、他のスリット幅よりも
広い。
外周端部24aと2番目の内周側のスリット外周端部2
4bの幅L1,L2は、他のスリット外周端部の幅Lよ
りも短い。さらに、スリット外周端部24aの幅L1
は、スリット外周端部24bの幅L2よりも広い。この
ように、応力集中部のスリット外周端部の幅を広くする
ことにより、ロータを高速回転した場合により発生する
遠心力による力は、スリット外周端部24aの幅L1、
スリット外周端部24bにかかるが、他のスリット外周
端部よりも幅を広く取り、回転により耐えれられるよう
にしている。また、他のスリット外周端部の幅は小さい
ので、スリット外周端部では磁束が飽和してしまい、ス
リット外周端部に磁束が流れることはない。
の幅L1は、スリット外周端部の内側辺r1とスリット
外周端部の外側辺r2は、r1=r2の関係であり、ス
リット外周端部24bのスリット外周端部の内側辺r3
とスリット外周端部の外側辺r4は、r3=r4であ
る。同様に他のスリット外周端部の内側辺と外側辺の幅
は各スリットごとで同じである。つまり、r1=r2>
r3=r4>r5=r6=r7…という関係である。し
かし、スリット外周端の幅が、スリット外周端内側辺が
外側辺より大きい図8に示すようにr1>r2>r3>
r4>r5=r6=r7…であってもよい。
ット外周端部の幅より広いという関係は、応力集中部の
みではなく、ロータ全体のスリットであってもよい。具
体的には図9に示すように、L1≧L2≧L3≧L5≧
… … であってもよいし、r1≧>r2≧r3r≧
4r≧5≧r6≧ … … であってもよい。また、ス
リット端部の形状にRを持たせることによって、スリッ
トの強度を大きくすることができる。
正面図を示す。スリット43はロータの中心側に向かっ
て列設されており、この複数のスリット43中で、最も
中心側に位置するスリット43を第1スリット47とす
る。この第1スリット47は、最もロータの中心側に位
置し、このスリット幅は、他のスリット幅よりも広い。
外周端部44aと2番目の内周側のスリット外周端部4
4bは、他のスリット外周端部の幅よりも短い。そし
て、スリット外周端部の幅44aは、スリット外周端部
44bの幅よりも大きい。さらに、各ストリップ42を
連結するようにブリッジ部45を各ストリップ間に設け
た。このように応力集中部のスリット外周端部の幅を大
きくし、ブリッジ部45を設けることにより、ロータを
高速回転した場合により発生する遠心力が生じても、ロ
ータの強度が増しているので、ロータの高速回転に耐え
ることができる。
に、このコアシート41のストリップ42とブリッジ部
45とで蛇行状の磁路が形成されるように前記ストリッ
プ42とブリッジ部とを連結する。コアシートの内周側
ほど、ストリップ42とブリッジ部45との連結点間の
距離が長くなるように各ブリッジ部45を形成する。隣
り合うストリップ42間で、ストリップ42とブリッジ
部45との連結点が交互となるように各ブリッジ部45
を形成する。これらにより、コアシート41の回転強度
を確保でき、かつ、コアシート41が励磁されたとき
に、このコアシート41に発生するq軸方向の磁路を細
長くして、q軸方向の磁路に対する抵抗を大きくするこ
とができる。
行状の磁路が形成されるようにすれば平面的にq軸方向
の磁路を長くしてq軸方向の磁路に対する抵抗を大きく
することができるが、場合によっては1枚のコアシート
41内では、磁束が飽和し前記蛇行状の磁路が形成され
なくなることがある。図10に示すようにコアシート4
1をロータ軸方向に積層してコアシート41間でロータ
軸方向に前記蛇行状の磁路が形成されるようにすれば、
磁束が飽和しにくくなり前記蛇行状の磁路を立体的に形
成することができるため、q軸方向の磁路を長くしてq
軸方向の磁路に対する抵抗を大きくすることができる。
42の幅よりも小さくなるように、各ブリッジ部45を
形成すれば、q軸方向の磁路を細くすることができる。
この場合もq軸方向の磁路に対する抵抗が大きくなるた
め、上記と同様の作用効果を得ることができる。ブリッ
ジ部45の幅がコアシート41の内周側ほど太くなるよ
うに、各ブリッジ部45を形成すれば、コアシート41
の回転時の遠心力の分布状態に応じた強度を確保するこ
とができる。
磁されたときに、このコアシート41に発生するd軸方
向の磁路が形成される様子を示したが、コアシート41
のロータ中心から最も内周側のストリップ42までの間
に位置する第1スリット47にはほとんどd軸方向の磁
路が形成されていない。一方、図12のq軸方向の磁路
はこの第1スリット47に集まるように形成されてい
る。そこで、第1スリット47を他のスリット43の幅
よりも大きくなるようにコアシート41を形成すれば、
ほとんどq軸方向の磁路だけがこの大きなスリット43
を横切ることとなるため、d軸方向の磁路に対する抵抗
にはほとんど影響せずに、q軸方向の磁路に対する抵抗
のみをより大きくすることができ、より大きな効果を得
ることができる。
発生するd軸方向の磁路は、q軸方向の外周部には中心
側に比べてわずかしか形成されていない。そこで、図1
3に示すように、q軸方向の外周部49を削除すれば、
ほとんどq軸方向の磁路だけがこの削除された部分を横
切るため、d軸方向の磁路に対する抵抗にはほとんど影
響せずに、q軸方向の磁路に対する抵抗のみをより大き
くすることができ、より大きな効果を得ることができ
る。
ートに発生する磁路のq軸方向の外周縁のみを連結する
連結環50を設ければ、上記のわずかながら形成される
d軸方向の磁路を確保できるため、d軸方向の磁路に対
する抵抗を若干小さくすることができる。ここでの連結
環50は従来例のスリット外周端部と異なり、強度メン
バーではないので、コアシートの半径方向の幅は加工上
の極限まで薄いものとすることが望ましい。
に対する強度確保の点からは、このコアシート41に発
生する磁路のq軸方向に列設された各ストリップ42を
直線的に連結するブリッジ部を設けるのが望ましい。
内側が太く、外周側が細くなるように形成すれば、先端
部のマスが小さくなり、アンバランス強度上も有利であ
る。ブリッジ部45の幅は、コアシート41の少なくと
も中心側ではストリップ42の幅よりも太くなるように
形成すれば、実用上十分な強度を確保できる。ブリッジ
部を複数本設けるときは、アンバランス強度上、左右対
称に設けるのが望ましい。これらにより、コアシート4
1の回転強度をより大きくすることができるため、より
高速回転にも耐えられるモータを実現できる。
工夫をすべて適用した例であるが、その一部を適用して
もよいのは勿論である。そのような具体例を図15
(a)〜(f)に示した。
正面断面図を示す。このロータコアシート71は中心側
に凸となるように湾曲する略円弧状のストリップ72を
半径方向に列設し内側のスリット外周端部が、他のスリ
ット外周端部より幅の広い高透磁率材製のコアシート7
1をロータ軸方向に積層してなるリラクタンスモータの
ロータコア構造である。このコアシートの中心側の複数
枚のストリップ72は、ステータの歯の位置に応じた幅
と位置とを有してなることを特徴とするものである。
複数枚のストリップ72が、ステータの歯の位置に応じ
た幅と位置とを有していることにより、コアシート71
が励磁されたときに、このコアシート71に発生するq
軸方向の磁路は中心側の複数枚のストリップ72間に形
成された大きな間隙を横切ることになるためq軸方向の
磁路に対する抵抗が大きくなるが、d軸方向の磁路はコ
アシート71の中心側の複数枚のストリップ72にて十
分に確保できるためd軸方向の磁路に対する抵抗はほと
んど変わらない。したがって、d,q軸インダクタンス
の比Ld/Lqを大きくとることができるので、十分な
リラクタンストルクを得て、モータ性能の向上を図るこ
とができる。
歯を他のスリット外周端部の幅より広くすると共に、相
互に隣接するストリップ間を連結するブリッジ部を設け
れば、q軸方向の磁路を長くすることができるため、q
軸方向の磁路に対する抵抗がより大きくなる。
間隙を樹脂で封止すれば、コアシートの回転強度をより
大きくすることができる。
ータの正面図を示す。透磁率材製のコアシートをロータ
軸方向に積層してなるリラクタンスモータのロータコア
構造において、q軸方向と同一方向の外周部を備えた応
力集中部のスリット外周部の幅を他のスリット外周端部
の幅より広くしたコアシートA81と、q軸方向と同一
方向の外周部を切り欠いたコアシートB82からなり、
前記コアシートAの間に、コアシートBを挟み込むこと
を特徴とするものである。
たときに、このコアシートA81に発生する磁路のq軸
方向と同一方向の外周部を切り欠いたコアシートB82
を、コアシート間に挟み込むことにより、このコアシー
トに発生するq軸方向の磁路はこの切り欠いた部分を横
切るためq軸方向の磁路に対する抵抗が大きくなるが、
d軸方向の磁路はコアシートB82内にも確保されるた
め、d軸方向の磁路に対する抵抗はほとんど変わらな
い。したがって、d,q軸インダクタンスの比LdLq
を大きくすることができるので、リラクタンストルクを
大きくとることができる。このように十分なリラクタン
ストルクを得て、モータ性能の向上を図ることができ
る。
トB82とを交互に配置しているが、あるいは、複数枚
のコアシートAごとにコアシートB82を挟み込んでも
よい。
シート82を、コアシート81間に挟み込んでいること
を特徴とするコアシートの形状は、図14に示すよう
に、コアシート81が励磁されたときに、このコアシー
ト81に発生する磁路のq軸方向と同一方向の外周部8
3を切り欠いたものを用いる。コアシート82の配置は
図19(a)に示すように、コアシート81とコアシー
ト82とを交互に配置したり、あるいは図19(b)に
示すように、コアシートA81のグループごとにコアシ
ート81を挟み込んだりすればよい。
トA81間に挟み込むことにより、コアシートA81が
励磁されたときにこのコアシートA81に発生するq軸
方向の磁路は外周部の切り欠いた部分を横切るため、q
軸方向の磁路に対する抵抗が大きくなるが、d軸方向の
磁路はコアシートB82内にも確保されるため、d軸方
向の磁路に対する抵抗はほとんど変わらない。したがっ
て、d,q軸インダクタンスの比Ld/Lqを大きくす
ることができるので、リラクタンストルクを大きくとる
ことができる。
を備え、最も内側のスリット外周端部の幅が、他のスリ
ット外周端部の幅より広い複数枚のコアシートを積層す
る際に、各コアシートの取り付け位置をロータ軸方向で
ずらしてスキューをかければ、d軸方向の磁路に対する
抵抗がロータ周方向において均一化されるため、ステー
タからロータに入ったり、ロータからステータに出るd
軸方向の磁束が均一化され、磁束の不均一に起因するト
ルクリップルを低減して、モータ性能をさらに向上させ
ることができる。
り、あるいは、前記スキューが、ステータの歯のピッチ
以下のスキュー量よりなるものとしてもよい。
0(a)に示すように、各コアシート91の取り付け位
置をロータ軸方向でずらしてスキュー97をかければ、
d軸方向の磁路に対する抵抗がロータ周方向において均
一化されるため、ステータからロータコア96に入った
り、ロータコア96からステータに出るd軸方向の磁束
が均一化され、磁束の不均一に起因するトルクリップル
を低減して、モータ性能をさらに向上させることができ
る。
記スキュー97を階段状としたり、あるいは、図20
(c)に示すように、ロータ軸94方向の途中で折れ曲
がったようなV字状としてもよい。本発明者らの経験に
よれば、前記スキュー47は、ステータの歯92のピッ
チ以下のスキュー量よりなるものとするのが望ましい。
ュー97をかけてモータ性能をさらに向上させることが
できる。ステータ側にスキューをかけても、上記と同様
にトルクリップルを低減して、モータ性能をさらに向上
させることができることは周知の通りである。
33,34,35記載の発明は、Ld/Lqのインダク
タンス比を高く保ちながら、高速回転を駆動することが
できる。よって、高効率・高出力の電動機を提供するこ
とができる。
効率・高出力の電動機を提供することができる。
向の磁束の漏れがすくなくなり、Ld/Lqの比を高く
保つことができるので、さらに高効率の電動機を提供す
ることができる。
の強度が増し、スリット幅をさらに薄くすることができ
るので、さらに、Ld/Lqの比を高く保つし、高効率
の電動機を提供することができる。
ブリッジ部を設けることによりさらに高速回転をするこ
とができる。
16,17,18,19,20記載の発明は、q軸方向
の磁路抵抗をさらに大きくすることが可能であり、さら
に高速回転・高効率の電動機を提供することができる。
強度を増すことができる。さらに、請求項22,23,
24記載の発明は異なったコアシートを用いることによ
りさらに、高効率・高出力の電動機を提供することがで
きる。
明は、コギングトルクを低減することができる。
明は、ロータ径とスリット外周端部の幅が好適なので、
高効率で回転することができる。
の磁束をさらに小さくし、高効率の電動機を提供するこ
とができる。
の高い高速走行が可能な電気自動車を提供することがで
きる。
構成を示す斜視図
Claims (37)
- 【請求項1】中心側に凸となるようにストリップを半径
方向に列設したコアシートをロータ軸方向に積層してな
るロータコアにおいて、コアシートの応力集中部に備え
るスリット外周端部の幅が、他のスリット外周端部の幅
より広いことを特徴とするロータコア。 - 【請求項2】応力集中部とはコアシートの最も内側のス
リット外周端部である請求項1記載のロータコア。 - 【請求項3】応力集中部とはコアシートの最も内側のス
リット外周端部と、2番目に内周側のスリット外周端部
である請求項1記載のロータコア。 - 【請求項4】応力集中部とはコアシートの最も内側と、
2番目に内側と、3番目に内側のスリット外周端部であ
る請求項1記載のロータコア。 - 【請求項5】応力集中部のスリット外周端部の幅は、他
の全てのスリット外周端部の幅より広い請求項1記載の
ロータコア。 - 【請求項6】応力集中部の最も内周側のスリット外周端
部の幅は、2番目に内周側のスリット外周端部の幅より
広い請求項3記載のロータコア。 - 【請求項7】スリット外周端部のみにより各ストリップ
を連結した請求項1記載のロータコア。 - 【請求項8】スリット外周端部のみにより応力集中部の
ストリップを接続した請求項1記載のロータコア。 - 【請求項9】応力集中部のスリット端部は曲線状である
請求項1記載のロータコア。 - 【請求項10】隣接するストリップ間にブリッジ部を設
けた請求項1記載のロータコア。 - 【請求項11】ブリッジ部をスリットの中心に設けた請
求項10記載のロータコア。 - 【請求項12】コアシートが励磁されたときに、このコ
アシートのスリップとブリッジ部とで蛇行状の磁路が形
成されるように前記ストリップとブリッジ部とを連結し
た請求項10記載のロータコア。 - 【請求項13】コアシートの内周側ほど、ストリップと
ブリッジ部との連結点間の距離が長くなるように各ブリ
ッジ部を形成した請求項10記載のロータコア。 - 【請求項14】隣り合うストリップ間で、ストリップと
ブリッジ部との連結点が交互となるように各ブリッジ部
を形成した請求項10記載のロータコア。 - 【請求項15】ロータ軸方向に積層されたときに、この
コアシート内で蛇行状の磁路が形成される請求項10記
載のロータコア。 - 【請求項16】ブリッジ部の幅がストリップの幅よりも
小さくなるように、各ブリッジ部を形成した請求項10
記載のロータコア。 - 【請求項17】ブリッジ部の幅がコアシートの内周側ほ
ど太くなるように、各ブリッジ部を形成した請求項10
記載のロータコア。 - 【請求項18】最も中心側のスリットの幅が他のスリッ
トの幅よりも広い請求項10記載の電動機。 - 【請求項19】各ブリッジが直線状に並ぶように各スリ
ットを連結した請求項10記載のロータコア。 - 【請求項20】応力集中部のみにスリット外周端部を設
け、その他のスリットのスリット端部は開放端とした請
求項1記載のロータコア。 - 【請求項21】スリットの中に樹脂をつめた請求項1記
載のロータコア。 - 【請求項22】ロータコアは、q軸方向と同一方向の外
周部を備えたコアシートAと、q軸方向と同一方向の外
周部を切り欠いたコアシートBからなり、前記コアシー
トAの間に、コアシートBを挟み込んだことを特徴とす
る請求項1記載のロータコア。 - 【請求項23】コアシートAと、コアシートBとを交互
に配置した請求項22記載のロータコア。 - 【請求項24】複数枚のコアシートAの間にコアシート
Bを挟み込んだ請求項22記載のロータコア。 - 【請求項25】複数枚のコアシートを積層する際に、各
コアシートの取付位置をロータ軸方向でずらしてスキュ
ーをかけた請求項1記載のロータコア。 - 【請求項26】スキューが階段状である請求項25記載
のロータコア。 - 【請求項27】スキューが、ステータの歯ピッチ以下の
スキュー量よりなるものである請求項25記載のロータ
コア。 - 【請求項28】ロータコアの半径が30mm以上の時、ス
リット外周端部の幅は0.2mm以上である請求項1記載
のロータコア。 - 【請求項29】応力集中部のスリット外周端部の幅は、
他のスリット外周端部の幅の1.5倍以上である請求項
1記載のロータコア。 - 【請求項30】ロータコアの半径が20mm以上の時、ス
リット外周端部の幅は0.1mm以上である請求項1記載
のロータコア。 - 【請求項31】最も中心側のスリットのスリット幅が他
のスリット幅よりも広い請求項1記載のロータコア。 - 【請求項32】中心側に凸となるようにストリップを半
径方向に列設したコアシートをロータ軸方向に積層して
なるロータコアにおいて、コアシートのスリット外周端
部の幅は、隣り合うロータの外側のスリット外周端部よ
り、隣り合うロータ内側の外周端部の幅の方が広いロー
タコア。 - 【請求項33】請求項1または請求項32記載のロータ
コアを用いて構成した電動機。 - 【請求項34】請求項33記載の電動機を用いたコンプ
レッサ。 - 【請求項35】請求項33記載の電動機を用いたエアコ
ン。 - 【請求項36】請求項33記載の電動機を用いた冷蔵
庫。 - 【請求項37】請求項33記載の電動機を車輪の駆動部
に用いた電気自動車。
Priority Applications (9)
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|---|---|---|---|
| JP05895697A JP3957807B2 (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | ロータコア |
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| CNB988032260A CN1254902C (zh) | 1997-03-13 | 1998-03-11 | 用于磁阻电动机的转子铁心 |
| DE69811057T DE69811057T2 (de) | 1997-03-13 | 1998-03-11 | Rotorkern für reluktanzmotoren |
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|---|---|---|---|---|
| JP2003125567A (ja) * | 2001-10-11 | 2003-04-25 | Mitsubishi Electric Corp | 同期誘導電動機のロータ及び同期誘導電動機及びファンモータ及び圧縮機及び空気調和機及び冷蔵庫 |
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-
1997
- 1997-03-13 JP JP05895697A patent/JP3957807B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| TWI657655B (zh) * | 2016-06-29 | 2019-04-21 | 日商東芝股份有限公司 | 同步磁阻型旋轉電動機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JP3957807B2 (ja) | 2007-08-15 |
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